JPH08147024A - 多関節型ロボットの教示方法 - Google Patents
多関節型ロボットの教示方法Info
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- JPH08147024A JPH08147024A JP28763094A JP28763094A JPH08147024A JP H08147024 A JPH08147024 A JP H08147024A JP 28763094 A JP28763094 A JP 28763094A JP 28763094 A JP28763094 A JP 28763094A JP H08147024 A JPH08147024 A JP H08147024A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、教示した複数の基準点からパレタ
イズ点を算出して教示する多関節型ロボットの教示方法
に関し、教示作業を増加させることなくパレタイズ点の
教示精度の向上を図ることを目的とする。 【構成】 作業する領域に基づいた基準点P1、P2、
P3を教示し、これらからアーム1、2のアーム長R
1、R2および関節J1、J2の関節原点(θa0、θb
0)の機械定数Bを求め、この機械定数Bを用いて基準
点P1、P2、P3の位置を補正した後、補正した基準
点P1、P2、P3からパレタイズ点を算出し教示す
る。この方法は、作業を行なうエリア毎に行なうことが
できる。また、機械定数Bは、メモリ内に記憶させて用
いてもよく、エリア毎に求めてもよい。
イズ点を算出して教示する多関節型ロボットの教示方法
に関し、教示作業を増加させることなくパレタイズ点の
教示精度の向上を図ることを目的とする。 【構成】 作業する領域に基づいた基準点P1、P2、
P3を教示し、これらからアーム1、2のアーム長R
1、R2および関節J1、J2の関節原点(θa0、θb
0)の機械定数Bを求め、この機械定数Bを用いて基準
点P1、P2、P3の位置を補正した後、補正した基準
点P1、P2、P3からパレタイズ点を算出し教示す
る。この方法は、作業を行なうエリア毎に行なうことが
できる。また、機械定数Bは、メモリ内に記憶させて用
いてもよく、エリア毎に求めてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、教示した基準点からパ
レタイズ点を算出して教示する多関節型ロボットの教示
方法に関し、詳しくは、教示作業を増加させることなく
パレタイズ点の教示精度の向上を図った多関節型ロボッ
トの教示方法に関する。
レタイズ点を算出して教示する多関節型ロボットの教示
方法に関し、詳しくは、教示作業を増加させることなく
パレタイズ点の教示精度の向上を図った多関節型ロボッ
トの教示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、産業用ロボットを利用するには
パレタイズ点を教示する必要があり、このパレタイズ点
の位置情報をすべてテーチィングで入力するには多大な
時間と労力を要する。このことから、この教示作業を軽
減するためにパレタイズ点の教示方法が工夫されてい
る。
パレタイズ点を教示する必要があり、このパレタイズ点
の位置情報をすべてテーチィングで入力するには多大な
時間と労力を要する。このことから、この教示作業を軽
減するためにパレタイズ点の教示方法が工夫されてい
る。
【0003】この種の多関節型ロボットの教示方法とし
ては、例えば、3点の基準点をティーチングで教示し、
そのうちの1点を原点とした他の基準点との間の分割点
から原点および基準点の接続線と平行に直線を引いたと
きの交点を算出してパレタイズ点とする、所謂マトリッ
クス状のパレタイズ点を計算から導いて教示作業を軽減
する教示方法が提案されている。
ては、例えば、3点の基準点をティーチングで教示し、
そのうちの1点を原点とした他の基準点との間の分割点
から原点および基準点の接続線と平行に直線を引いたと
きの交点を算出してパレタイズ点とする、所謂マトリッ
クス状のパレタイズ点を計算から導いて教示作業を軽減
する教示方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の多関節型ロボットの教示方法にあっては、原
点に対する対角方向のパレタイズ点も計算によって得て
いるが、関節で連結されたアームが水平方向に回転移動
する多関節型ロボットでは、機械的な剛性が比較的低
く、また機械加工精度や座標系のずれ等が存在するた
め、3点の基準点では対角方向のパレタイズ点と実際の
移動位置とのずれが大きくなるという不具合があった。
うな従来の多関節型ロボットの教示方法にあっては、原
点に対する対角方向のパレタイズ点も計算によって得て
いるが、関節で連結されたアームが水平方向に回転移動
する多関節型ロボットでは、機械的な剛性が比較的低
く、また機械加工精度や座標系のずれ等が存在するた
め、3点の基準点では対角方向のパレタイズ点と実際の
移動位置とのずれが大きくなるという不具合があった。
【0005】この不具合を解消するため、特開昭64−
72205号公報には、パレタイズ点を算出するための
基準となる3点以外に、ティーチングにより教示する基
準点を、例えば原点の対角方向に増やすことによってパ
レタイズ点の精度を向上させる教示方法が記載されてい
る。しかしながら、この教示方法にあっては、パレタイ
ズ点を算出するためのティーチングにより教示する基準
点を増やすと、ティーチング作業の増加量、例えば複数
の部品の取り付け作業を行なうものの教示作業の増加量
がその部品数分だけ積算されることになり、教示作業に
掛かる時間および労力が増加してしまうという問題があ
る。
72205号公報には、パレタイズ点を算出するための
基準となる3点以外に、ティーチングにより教示する基
準点を、例えば原点の対角方向に増やすことによってパ
レタイズ点の精度を向上させる教示方法が記載されてい
る。しかしながら、この教示方法にあっては、パレタイ
ズ点を算出するためのティーチングにより教示する基準
点を増やすと、ティーチング作業の増加量、例えば複数
の部品の取り付け作業を行なうものの教示作業の増加量
がその部品数分だけ積算されることになり、教示作業に
掛かる時間および労力が増加してしまうという問題があ
る。
【0006】また、いずれの教示方法にあっても、多関
節型ロボット自体は、原点位置やアーム長等の機械定数
が予め設定されており、この原点位置やアーム長等は駆
動時と異なる。そのため、基準点から算出したパレタイ
ズ点は誤差を含むことになるので、このパレタイズ点の
位置精度を向上させるにも限界がある。そこで、請求項
1記載の発明は、教示する点の位置を実際の状態に合わ
せて補正することにより、教示作業を増加させることな
く点の位置精度を向上して、容易に高精度なパレタイズ
点の教示が可能な多関節型ロボットの教示方法を提供す
ることを目的とする。
節型ロボット自体は、原点位置やアーム長等の機械定数
が予め設定されており、この原点位置やアーム長等は駆
動時と異なる。そのため、基準点から算出したパレタイ
ズ点は誤差を含むことになるので、このパレタイズ点の
位置精度を向上させるにも限界がある。そこで、請求項
1記載の発明は、教示する点の位置を実際の状態に合わ
せて補正することにより、教示作業を増加させることな
く点の位置精度を向上して、容易に高精度なパレタイズ
点の教示が可能な多関節型ロボットの教示方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】請求項2記載の発明は、複数の作業毎のエ
リアで基準点を教示して、エリア毎のパレタイズ点の精
度の向上を図ることを目的とする。請求項3、4記載の
発明は、同一作業の繰り返しをなくして、作業時間の短
縮を図ることを目的とする。また、請求項5〜9記載の
発明は、基準点の教示作業を容易にするとともに教示位
置のばらつきをなくして、パレタイズ点の教示精度およ
び作業性の向上を図ることを目的とする。
リアで基準点を教示して、エリア毎のパレタイズ点の精
度の向上を図ることを目的とする。請求項3、4記載の
発明は、同一作業の繰り返しをなくして、作業時間の短
縮を図ることを目的とする。また、請求項5〜9記載の
発明は、基準点の教示作業を容易にするとともに教示位
置のばらつきをなくして、パレタイズ点の教示精度およ
び作業性の向上を図ることを目的とする。
【0008】請求項10記載の発明は、高さ方向の影響
を抑えて、パレタイズ点の教示精度の向上を図ることを
目的とする。
を抑えて、パレタイズ点の教示精度の向上を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、作業する領域に基づいた複数の基
準点を教示して該基準点からパレタイズ点を算出し教示
する多関節型ロボットの教示方法であって、前記複数の
基準点から機械定数を求め、この機械定数を用いて前記
点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を
導き出し教示することを特徴とするものである。
求項1記載の発明は、作業する領域に基づいた複数の基
準点を教示して該基準点からパレタイズ点を算出し教示
する多関節型ロボットの教示方法であって、前記複数の
基準点から機械定数を求め、この機械定数を用いて前記
点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を
導き出し教示することを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、前記複数のエリア
毎で作業を行なうとき、該エリア毎に、前記複数の基準
点を教示して前記機械定数を求め、この機械定数を用い
て前記点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイ
ズ点を導き出し教示することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、前記機械定数を記憶し、前記基
準点を基に形成される領域内もしくはその近傍の複数の
エリアで作業を行なうとき、該エリア毎に、複数の基準
点を新たに教示し、記憶した機械定数を用いて前記点の
位置を補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を導き
出し教示することを特徴とするものである。
毎で作業を行なうとき、該エリア毎に、前記複数の基準
点を教示して前記機械定数を求め、この機械定数を用い
て前記点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイ
ズ点を導き出し教示することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、前記機械定数を記憶し、前記基
準点を基に形成される領域内もしくはその近傍の複数の
エリアで作業を行なうとき、該エリア毎に、複数の基準
点を新たに教示し、記憶した機械定数を用いて前記点の
位置を補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を導き
出し教示することを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、前記領域またはエ
リア毎の機械定数を記憶し、該記憶した機械定数を用い
て前記点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイ
ズ点を導き出し教示することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、前記基準点を、ロボット
に取り付けた教示用ハンドをロボットの動作範囲内に固
定された教示用治具に嵌め合わせて教示することを特徴
とするものである。
リア毎の機械定数を記憶し、該記憶した機械定数を用い
て前記点の位置を補正して、駆動時に使用するパレタイ
ズ点を導き出し教示することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、前記基準点を、ロボット
に取り付けた教示用ハンドをロボットの動作範囲内に固
定された教示用治具に嵌め合わせて教示することを特徴
とするものである。
【0012】請求項6記載の発明は、前記教示用治具お
よび教示用ハンドの間に力トルクセンサを介装し、該セ
ンサ情報から前記基準点の位置ずれを検知することを特
徴とするものである。請求項7記載の発明は、前記基準
点を、ロボットに取り付けた教示用ハンドに光源または
該光源の光を検知するセンサの一方を配設するとともに
ロボットの動作範囲内に固定された教示用治具に他方を
配設し、該センサ情報により教示することを特徴とする
ものである。
よび教示用ハンドの間に力トルクセンサを介装し、該セ
ンサ情報から前記基準点の位置ずれを検知することを特
徴とするものである。請求項7記載の発明は、前記基準
点を、ロボットに取り付けた教示用ハンドに光源または
該光源の光を検知するセンサの一方を配設するとともに
ロボットの動作範囲内に固定された教示用治具に他方を
配設し、該センサ情報により教示することを特徴とする
ものである。
【0013】請求項8記載の発明は、前記センサの出力
が一定量を超えたとき、前記基準点の位置ずれを報知す
ることを特徴とするものである。請求項9記載の発明
は、前記教示用ハンドまたは教示用治具のいずれか少な
くとも一方に、オートツールチェンジャを設けて着脱す
ることを特徴とするものである。
が一定量を超えたとき、前記基準点の位置ずれを報知す
ることを特徴とするものである。請求項9記載の発明
は、前記教示用ハンドまたは教示用治具のいずれか少な
くとも一方に、オートツールチェンジャを設けて着脱す
ることを特徴とするものである。
【0014】請求項10記載の発明は、前記教示用治具
の高さを可変して前記基準点を教示することを特徴とす
るものである。ここで、前記点とは、例えば、補正前の
前記基準点またはパレタイズ点のことをいう。また、前
記機械定数を用いて前記点の位置を補正するとは、教示
された前記基準点または該基準点から算出されたパレタ
イズ点を機械定数で補正することをいう。そして、駆動
時に使用するパレタイズ点は、機械定数で補正された基
準点から算出し、または機械定数で補正することによっ
て導き出す。
の高さを可変して前記基準点を教示することを特徴とす
るものである。ここで、前記点とは、例えば、補正前の
前記基準点またはパレタイズ点のことをいう。また、前
記機械定数を用いて前記点の位置を補正するとは、教示
された前記基準点または該基準点から算出されたパレタ
イズ点を機械定数で補正することをいう。そして、駆動
時に使用するパレタイズ点は、機械定数で補正された基
準点から算出し、または機械定数で補正することによっ
て導き出す。
【0015】また、前記機械定数は、前記基準点を3点
以上教示することによって求めることができる。
以上教示することによって求めることができる。
【0016】
【作用】請求項1、2記載の発明では、教示した複数の
基準点から機械定数を求め、この機械定数を用いて点の
位置、例えば基準点またはパレタイズ点の位置を補正
し、駆動時に使用するパレタイズ点を導き出して教示す
る。したがって、駆動時に使用するパレタイズ点は、教
示された基準点から求められた機械定数で補正された点
の位置から導き出されるので教示精度が向上される。ま
た、教示する点は変わらないので、教示作業が増加する
こともない。また、請求項2記載の発明では、複数のエ
リアで作業を行なうとき、エリア毎に同一の処理を行な
うので、エリア毎に高精度なパレタイズ点が教示され
る。
基準点から機械定数を求め、この機械定数を用いて点の
位置、例えば基準点またはパレタイズ点の位置を補正
し、駆動時に使用するパレタイズ点を導き出して教示す
る。したがって、駆動時に使用するパレタイズ点は、教
示された基準点から求められた機械定数で補正された点
の位置から導き出されるので教示精度が向上される。ま
た、教示する点は変わらないので、教示作業が増加する
こともない。また、請求項2記載の発明では、複数のエ
リアで作業を行なうとき、エリア毎に同一の処理を行な
うので、エリア毎に高精度なパレタイズ点が教示され
る。
【0017】請求項3、4記載の発明では、機械定数を
記憶し、この記憶した機械定数を用いて前記点の位置を
補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を導き出して
教示する。したがって、機械定数を求めるための基準点
を繰り返し教示する必要がなく、教示作業の繰り返しが
省かれる。このとき、請求項3記載の発明では、基準点
を基に形成される領域の機械定数を記憶しておき、その
領域内もしくはその近傍で作業する複数のエリア毎に複
数の基準点を新たに教示し、前記点の位置を領域に応じ
た機械定数で補正する。また、請求項4記載の発明で
は、領域またはエリア毎の機械定数を記憶しておき、前
記点の位置を記憶している領域またはエリア毎に応じた
機械定数で補正する。
記憶し、この記憶した機械定数を用いて前記点の位置を
補正して、駆動時に使用するパレタイズ点を導き出して
教示する。したがって、機械定数を求めるための基準点
を繰り返し教示する必要がなく、教示作業の繰り返しが
省かれる。このとき、請求項3記載の発明では、基準点
を基に形成される領域の機械定数を記憶しておき、その
領域内もしくはその近傍で作業する複数のエリア毎に複
数の基準点を新たに教示し、前記点の位置を領域に応じ
た機械定数で補正する。また、請求項4記載の発明で
は、領域またはエリア毎の機械定数を記憶しておき、前
記点の位置を記憶している領域またはエリア毎に応じた
機械定数で補正する。
【0018】また、請求項5記載の発明では、基準点
を、教示用ハンドを教示用治具に嵌め合わせて教示す
る。したがって、基準点の教示作業が容易になるととも
に教示位置のばらつきがなくなる。請求項6記載の発明
では、教示用治具および教示用ハンドの間に介装した力
トルクセンサからのセンサ情報より基準点の位置ずれを
検知する。したがって、教示用ハンドを教示用治具に嵌
め合わせたときの負荷を検知することができ、基準点の
教示位置のばらつきをより小さくすることができる。
を、教示用ハンドを教示用治具に嵌め合わせて教示す
る。したがって、基準点の教示作業が容易になるととも
に教示位置のばらつきがなくなる。請求項6記載の発明
では、教示用治具および教示用ハンドの間に介装した力
トルクセンサからのセンサ情報より基準点の位置ずれを
検知する。したがって、教示用ハンドを教示用治具に嵌
め合わせたときの負荷を検知することができ、基準点の
教示位置のばらつきをより小さくすることができる。
【0019】請求項7記載の発明では、基準点を、教示
用ハンドおよび教示用治具に配設した光源およびその光
を検知するセンサからのセンサ情報により教示する。し
たがって、基準点が非接触に教示され、その作業が容易
になるとともに教示位置のばらつきがなくなる。請求項
8記載の発明では、センサの出力が一定量を超えたと
き、基準点の位置ずれを報知する。したがって、基準点
の位置ずれを作業者が認識することができる。
用ハンドおよび教示用治具に配設した光源およびその光
を検知するセンサからのセンサ情報により教示する。し
たがって、基準点が非接触に教示され、その作業が容易
になるとともに教示位置のばらつきがなくなる。請求項
8記載の発明では、センサの出力が一定量を超えたと
き、基準点の位置ずれを報知する。したがって、基準点
の位置ずれを作業者が認識することができる。
【0020】請求項9記載の発明では、教示用ハンドま
たは/および教示用治具にオートツールチェンジャを設
けて着脱する。したがって、教示用ハンドまたは/およ
び教示用治具を容易に着脱することができるとともにそ
の取り付け位置の精度が向上される。請求項10記載の
発明では、教示用治具の高さを可変して基準点を教示す
る。したがって、作業に応じた高さで基準点を教示する
ことができ、高さ方向の影響が抑えられる。
たは/および教示用治具にオートツールチェンジャを設
けて着脱する。したがって、教示用ハンドまたは/およ
び教示用治具を容易に着脱することができるとともにそ
の取り付け位置の精度が向上される。請求項10記載の
発明では、教示用治具の高さを可変して基準点を教示す
る。したがって、作業に応じた高さで基準点を教示する
ことができ、高さ方向の影響が抑えられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図6は本発明に係る多関節型ロボットの教示方法の
第1実施例を示す図であり、図1〜図4は本実施例によ
りパレタイズ点を教示する水平多関節型ロボットの一例
を示す図、図5は水平多関節型ロボットの教示作業を説
明する図、図6は本実施例を説明するフローチャートで
ある。なお、本実施例は、請求項1、5、6、8〜10
のいずれかに記載の発明に対応する。
1〜図6は本発明に係る多関節型ロボットの教示方法の
第1実施例を示す図であり、図1〜図4は本実施例によ
りパレタイズ点を教示する水平多関節型ロボットの一例
を示す図、図5は水平多関節型ロボットの教示作業を説
明する図、図6は本実施例を説明するフローチャートで
ある。なお、本実施例は、請求項1、5、6、8〜10
のいずれかに記載の発明に対応する。
【0022】まず、水平多関節型ロボットの構成を簡単
に説明する。図1において、水平多関節型ロボットは、
アーム長R1の第1アーム1およびアーム長R2の第2
アーム2を備えており、第1アーム1の一端側は肩関節
J1によって水平方向に回転自在に支持され、第2アー
ム2の一端側は第1アーム1の他端側と水平方向に回転
自在に連結する肘関節J2に支持されている。また、第
2アーム2の他端側には教示用ハンド3を取り付けられ
軸芯回りに回転自在に支持する手首関節J3を備えてい
る。
に説明する。図1において、水平多関節型ロボットは、
アーム長R1の第1アーム1およびアーム長R2の第2
アーム2を備えており、第1アーム1の一端側は肩関節
J1によって水平方向に回転自在に支持され、第2アー
ム2の一端側は第1アーム1の他端側と水平方向に回転
自在に連結する肘関節J2に支持されている。また、第
2アーム2の他端側には教示用ハンド3を取り付けられ
軸芯回りに回転自在に支持する手首関節J3を備えてい
る。
【0023】この水平多関節型ロボットは、関節J1、
J2によりアーム1、2のそれぞれを水平方向に所定の
回転角で回転させ、図2に示す教示用ハンド3を取り付
けた手首関節J3をXY平面内で移動させることがで
き、ハンド3の一対の教示ピン4を動作範囲内に固定さ
れた図3に示す教示用治具5の一対の教示穴6に嵌め合
わせてパレタイズ点の導き出す基準点を教示する。な
お、ハンド3の教示ピン4と治具5の教示穴6の位置お
よび径は、高精度に仕上げられて正確な基準点の教示を
行うことができるようになっている。また、教示ピン4
および教示穴6の数は一箇所に付き2組みとは限らず、
1組または3組み以上でもよく、その断面形状は、図示
の形状以外にも長円形、四角形や三角形等の多角形など
でもよい。さらに、教示ピン4および教示穴6の形状に
よって嵌め合いの姿勢を一定方向に固定させてもよい。
J2によりアーム1、2のそれぞれを水平方向に所定の
回転角で回転させ、図2に示す教示用ハンド3を取り付
けた手首関節J3をXY平面内で移動させることがで
き、ハンド3の一対の教示ピン4を動作範囲内に固定さ
れた図3に示す教示用治具5の一対の教示穴6に嵌め合
わせてパレタイズ点の導き出す基準点を教示する。な
お、ハンド3の教示ピン4と治具5の教示穴6の位置お
よび径は、高精度に仕上げられて正確な基準点の教示を
行うことができるようになっている。また、教示ピン4
および教示穴6の数は一箇所に付き2組みとは限らず、
1組または3組み以上でもよく、その断面形状は、図示
の形状以外にも長円形、四角形や三角形等の多角形など
でもよい。さらに、教示ピン4および教示穴6の形状に
よって嵌め合いの姿勢を一定方向に固定させてもよい。
【0024】ハンド3は、ツールプレート7aおよびマ
スタープレート7bから構成されるオートツールチェン
ジャとしてのオートハンドチェンジャ7(AHC7)を
介して手首関節J3に取り付けられおり、クッション8
およびリモートセンタコンプライアンス(RCC)9を
介して教示ピン4を支持している。このハンド3は、教
示用プレート10に押し当てて教示穴6と位置が一致した
ときに教示ピン4が嵌め合わされる。また、教示用治具
5は、四隅に教示穴6が穿孔された教示用プレート10が
ツールプレート11aおよびマスタープレート11bから構
成されるオートツールチェンジャ11(AHC11)に取り
付けられいる。このハンド3はAHC7により手首関節
J3に、治具5はAHC11により前記動作範囲内に、容
易にしかも高精度に固定されるようになっている。ま
た、治具5は、AHC11のマスタープレート11bがZ軸
移動テーブル18に固定されており、図5に示すように、
Z軸移動テーブル18がボールネジ19およびカップリング
20を介してモータ21によって高さ方向(Z軸方向)に移
動されることによって高さを可変することができ、所定
の作業を行なう図示していない作業台の高さに合わせる
ことができる。
スタープレート7bから構成されるオートツールチェン
ジャとしてのオートハンドチェンジャ7(AHC7)を
介して手首関節J3に取り付けられおり、クッション8
およびリモートセンタコンプライアンス(RCC)9を
介して教示ピン4を支持している。このハンド3は、教
示用プレート10に押し当てて教示穴6と位置が一致した
ときに教示ピン4が嵌め合わされる。また、教示用治具
5は、四隅に教示穴6が穿孔された教示用プレート10が
ツールプレート11aおよびマスタープレート11bから構
成されるオートツールチェンジャ11(AHC11)に取り
付けられいる。このハンド3はAHC7により手首関節
J3に、治具5はAHC11により前記動作範囲内に、容
易にしかも高精度に固定されるようになっている。ま
た、治具5は、AHC11のマスタープレート11bがZ軸
移動テーブル18に固定されており、図5に示すように、
Z軸移動テーブル18がボールネジ19およびカップリング
20を介してモータ21によって高さ方向(Z軸方向)に移
動されることによって高さを可変することができ、所定
の作業を行なう図示していない作業台の高さに合わせる
ことができる。
【0025】また、ハンド3には、図示していない力ト
ルクセンサが配設されており、教示ピン4を教示穴6に
嵌め合わせたときに加えられる歪み(負荷)を検知して
そのセンサ出力(センサ情報)が一定量を超えたときハ
ンド3の位置ずれを図示していない出力判断部が、例え
ば表示器や警報機等によって作業者に報知するようにな
っている。この表示器はランプの点灯により視覚的に、
また警報機は音により聴覚的に教示ピン4および教示穴
6に嵌め合い位置(教示精度)を作業者に報知する。な
お、この力トルクセンサの配設位置は教示用治具5側で
もよい。例えば、ハンド3のオートハンドチェンジャ7
とリモートセンタコンプライアンス9の間や、教示用治
具5のプレート10とAHC11の間に配設して、ハンド3
や教示用治具5の歪みを検知することによって教示する
基準点の位置のずれを作業者に知らせることができる。
ルクセンサが配設されており、教示ピン4を教示穴6に
嵌め合わせたときに加えられる歪み(負荷)を検知して
そのセンサ出力(センサ情報)が一定量を超えたときハ
ンド3の位置ずれを図示していない出力判断部が、例え
ば表示器や警報機等によって作業者に報知するようにな
っている。この表示器はランプの点灯により視覚的に、
また警報機は音により聴覚的に教示ピン4および教示穴
6に嵌め合い位置(教示精度)を作業者に報知する。な
お、この力トルクセンサの配設位置は教示用治具5側で
もよい。例えば、ハンド3のオートハンドチェンジャ7
とリモートセンタコンプライアンス9の間や、教示用治
具5のプレート10とAHC11の間に配設して、ハンド3
や教示用治具5の歪みを検知することによって教示する
基準点の位置のずれを作業者に知らせることができる。
【0026】この水平多関節型ロボットは、ハンド3を
教示用治具5に嵌め合わせることによって作業する領域
に応じた基準点を教示し、この基準点からパレタイズ点
をマトリックス状に教示して図示していない制御装置内
のメモリに記憶させるようになっており、作業時にはこ
のメモリ内のパレタイズ点を読み出してハンド3を図示
していない工具に交換した手首関節J3を移動させ作業
する。このとき、前記メモリ内にはパレタイズ点を直交
座標データとして記憶しているので、予め前記メモリ内
に設定されている機械定数Aにより読み出したパレタイ
ズ点を関節座標データに変換して駆動するようになって
いる。この機械定数Aは、アーム1、2のアーム長R
1、R2、および、手首関節J3が原点P0に位置した
ときの関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)の関節
座標データである。
教示用治具5に嵌め合わせることによって作業する領域
に応じた基準点を教示し、この基準点からパレタイズ点
をマトリックス状に教示して図示していない制御装置内
のメモリに記憶させるようになっており、作業時にはこ
のメモリ内のパレタイズ点を読み出してハンド3を図示
していない工具に交換した手首関節J3を移動させ作業
する。このとき、前記メモリ内にはパレタイズ点を直交
座標データとして記憶しているので、予め前記メモリ内
に設定されている機械定数Aにより読み出したパレタイ
ズ点を関節座標データに変換して駆動するようになって
いる。この機械定数Aは、アーム1、2のアーム長R
1、R2、および、手首関節J3が原点P0に位置した
ときの関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)の関節
座標データである。
【0027】このパレタイズ点の教示作業は、基本的に
は、従来例で説明した特開昭64-72205号公報に記載され
ているものと同様であることから、詳細には詳細には説
明しないが、直角に配置した間隔(LX、LY)が既知
である3点P1、P2、P3に手首関節J3を移動させ
て教示用ハンド3を位置決めすることによってそれぞれ
の点における直交座標データを教示することによって、
P1−P2間およびP1−P2間の直交座標データを分
割し、この分割点からP1−P2の接続線およびP1−
P2の接続線の平行線の交点をパレタイズ点として算出
して教示する。しかしながら、このパレタイズ点は基準
点P1、P2、P3に基づき教示されるが、アーム長R
1、R2や関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)は
実際に駆動させたときと誤差があるので、そのまま算出
したパレタイズ点に機械定数Aで手首関節J3を移動さ
せたとしてもずれが生じてしまう。このことから、本実
施例においては、基準点P1、P2、P3からベクトル
方程式を立てて前記領域内の機械定数Bを新たに導き出
して用いることによって正確に手首関節J3が移動する
高精度なパレタイズ点とする。
は、従来例で説明した特開昭64-72205号公報に記載され
ているものと同様であることから、詳細には詳細には説
明しないが、直角に配置した間隔(LX、LY)が既知
である3点P1、P2、P3に手首関節J3を移動させ
て教示用ハンド3を位置決めすることによってそれぞれ
の点における直交座標データを教示することによって、
P1−P2間およびP1−P2間の直交座標データを分
割し、この分割点からP1−P2の接続線およびP1−
P2の接続線の平行線の交点をパレタイズ点として算出
して教示する。しかしながら、このパレタイズ点は基準
点P1、P2、P3に基づき教示されるが、アーム長R
1、R2や関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)は
実際に駆動させたときと誤差があるので、そのまま算出
したパレタイズ点に機械定数Aで手首関節J3を移動さ
せたとしてもずれが生じてしまう。このことから、本実
施例においては、基準点P1、P2、P3からベクトル
方程式を立てて前記領域内の機械定数Bを新たに導き出
して用いることによって正確に手首関節J3が移動する
高精度なパレタイズ点とする。
【0028】ここで、機械定数Bの導出を説明する。基
準点P1、P2、P3における関節J1、J2の関節原
点からの回転角を(θa1、θb1)、(θa2、θb2)、
(θa3、θb3)として、これらから機械関数Aとして設
定されている関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)
を求め、機械関数Bとする。
準点P1、P2、P3における関節J1、J2の関節原
点からの回転角を(θa1、θb1)、(θa2、θb2)、
(θa3、θb3)として、これらから機械関数Aとして設
定されている関節J1、J2の関節原点(θa0、θb0)
を求め、機械関数Bとする。
【0029】そして、基準点P1、P2、P3の関係か
ら得られるベクトル方程式は、
ら得られるベクトル方程式は、
【0030】
【数1】
【0031】
【数2】
【0032】
【数3】
【0033】となり、このベクトル方程式における未知
量は、P1(X1、Y1)の成分X1、Y1と、関節原点位
置θa0、θb0と、アーム長R1、R2である。この(1)
式〜(3)式から、
量は、P1(X1、Y1)の成分X1、Y1と、関節原点位
置θa0、θb0と、アーム長R1、R2である。この(1)
式〜(3)式から、
【0034】
【数4】
【0035】
【数5】
【0036】とすることができ、
【0037】
【数6】
【0038】
【数7】
【0039】
【数8】
【0040】
【数9】
【0041】とおくと、(4)式および(5)式は、
【0042】
【数10】
【0043】
【数11】
【0044】となり、この(10)式および(11)式から
exp(jθa0)を消去すると、
exp(jθa0)を消去すると、
【0045】
【数12】
【0046】と表される。この(12)式をexp(jθ
b0)について整理すると、
b0)について整理すると、
【0047】
【数13】
【0048】となり、
【0049】
【数14】
【0050】
【数15】
【0051】とおくと、
【0052】
【数16】
【0053】と表される。したがって、この(16)式を
解くことによって、
解くことによって、
【0054】
【数17】
【0055】
【数18】
【0056】が得られる。さらに、この(17)式を上記
(10)式に代入すると、
(10)式に代入すると、
【0057】
【数19】
【0058】となり、
【0059】
【数20】
【0060】とおくと、
【0061】
【数21】
【0062】と表される。したがって、この(21)式を
解くことによって、
解くことによって、
【0063】
【数22】
【0064】
【数23】
【0065】が得られる。この結果、(17)式、(18)
式、(22)式、(23)式に示すように、機械定数Bとし
てR1、R2、θa0、θb0を求めることができる。次
に、本実施例の教示方法を図6のフローチャートを用い
て作用とともに説明する。
式、(22)式、(23)式に示すように、機械定数Bとし
てR1、R2、θa0、θb0を求めることができる。次
に、本実施例の教示方法を図6のフローチャートを用い
て作用とともに説明する。
【0066】まず、手首関節J3にハンド3を取り付け
るとともに、作業する領域、例えば組み立てる部品を供
給される領域をカバーするよう教示用治具5を配置し、
モータ21を駆動してZ軸移動テーブル18を上下方向に移
動させ治具5の教示用プレート10の高さを作業する高さ
に合わせる。次いで、プレート10の教示穴6の位置にハ
ンド3を移動させて教示ピン4を嵌め合わせ基準点P
1、P2、P3の教示作業(ティーチング)を行なう
(ステップS1)。このとき、ハンド3および治具5は
AHC7、11を介して取り付けているので、この着脱作
業は容易であるとともに精度良く取り付けられる。ま
た、治具5の高さも作業高さに合わされている。さら
に、教示ピン4を教示穴6に嵌め合わせたときに加えら
れる歪みを前記力トルクセンサが検知してセンサ出力が
一定量を超えたとき教示位置のずれを作業者に報知し
て、そのセンサ出力が一定以下となる位置に調整するこ
とができる。したがって、基準点P1、P2、P3を高
精度に教示することができる。
るとともに、作業する領域、例えば組み立てる部品を供
給される領域をカバーするよう教示用治具5を配置し、
モータ21を駆動してZ軸移動テーブル18を上下方向に移
動させ治具5の教示用プレート10の高さを作業する高さ
に合わせる。次いで、プレート10の教示穴6の位置にハ
ンド3を移動させて教示ピン4を嵌め合わせ基準点P
1、P2、P3の教示作業(ティーチング)を行なう
(ステップS1)。このとき、ハンド3および治具5は
AHC7、11を介して取り付けているので、この着脱作
業は容易であるとともに精度良く取り付けられる。ま
た、治具5の高さも作業高さに合わされている。さら
に、教示ピン4を教示穴6に嵌め合わせたときに加えら
れる歪みを前記力トルクセンサが検知してセンサ出力が
一定量を超えたとき教示位置のずれを作業者に報知し
て、そのセンサ出力が一定以下となる位置に調整するこ
とができる。したがって、基準点P1、P2、P3を高
精度に教示することができる。
【0067】次いで、基準点P1、P2、P3は直交座
標データで教示されるので、前記メモリ内に設定されて
いる機械定数Aでそのデータを逆変換して関節座標デー
タとする(ステップS2)。次いで、得られた基準点P
1、P2、P3の関節座標データから上記(1)式〜
(3)式に示す前記ベクトル方程式を立てて前述した演
算を行なってこの領域内の機械定数Bを求める(ステッ
プS3)。次いで、基準点P1、P2、P3の関節座標
データを求めた機械定数Bで正変換して補正された直交
座標データとする(ステップS4)。したがって、教示
された基準点P1、P2、P3は機械定数Bにより位置
補正される。
標データで教示されるので、前記メモリ内に設定されて
いる機械定数Aでそのデータを逆変換して関節座標デー
タとする(ステップS2)。次いで、得られた基準点P
1、P2、P3の関節座標データから上記(1)式〜
(3)式に示す前記ベクトル方程式を立てて前述した演
算を行なってこの領域内の機械定数Bを求める(ステッ
プS3)。次いで、基準点P1、P2、P3の関節座標
データを求めた機械定数Bで正変換して補正された直交
座標データとする(ステップS4)。したがって、教示
された基準点P1、P2、P3は機械定数Bにより位置
補正される。
【0068】次いで、この補正された基準点P1、P2
間および基準点P1、P2間の直交座標データを分割
し、この分割点から基準点P1、P2の接続線に対する
平行線および基準点P1、P2の接続線に対する平行線
の交点をパレタイズ点として算出する(ステップS
5)。したがって、補正された基準点P1、P2、P3
から算出されるパレタイズ点は実駆動に対して高精度な
直交座標データとなる。
間および基準点P1、P2間の直交座標データを分割
し、この分割点から基準点P1、P2の接続線に対する
平行線および基準点P1、P2の接続線に対する平行線
の交点をパレタイズ点として算出する(ステップS
5)。したがって、補正された基準点P1、P2、P3
から算出されるパレタイズ点は実駆動に対して高精度な
直交座標データとなる。
【0069】そして、本実施例の水平他関節ロボットに
おいては、前記メモリ内に記憶した直交座標データのパ
レタイズ点を予め設定されている機械定数Aで関節座標
データに変換して駆動させるため、この機械定数Aにあ
わせたパレタイズ点にして前記メモリ内に記憶させる必
要がある。このことから、算出したパレタイズ点を機械
定数Bで逆変換した(ステップS6)後に、機械定数A
で正変換して駆動に合わせたパレタイズ点とし(ステッ
プS7)、この導き出されたパレタイズ点を前記メモリ
内に記憶させる(ステップS8)。したがって、パレタ
イズ点は向上された位置精度を維持したまま駆動に合わ
せた直交座標データにされて教示される。この結果、駆
動時には前記メモリ内からパレタイズ点が読み出されて
機械定数Aの逆変換により正確にその関節値が再現さ
れ、ハンド3が正確にそのパレタイズ点に移動する。
おいては、前記メモリ内に記憶した直交座標データのパ
レタイズ点を予め設定されている機械定数Aで関節座標
データに変換して駆動させるため、この機械定数Aにあ
わせたパレタイズ点にして前記メモリ内に記憶させる必
要がある。このことから、算出したパレタイズ点を機械
定数Bで逆変換した(ステップS6)後に、機械定数A
で正変換して駆動に合わせたパレタイズ点とし(ステッ
プS7)、この導き出されたパレタイズ点を前記メモリ
内に記憶させる(ステップS8)。したがって、パレタ
イズ点は向上された位置精度を維持したまま駆動に合わ
せた直交座標データにされて教示される。この結果、駆
動時には前記メモリ内からパレタイズ点が読み出されて
機械定数Aの逆変換により正確にその関節値が再現さ
れ、ハンド3が正確にそのパレタイズ点に移動する。
【0070】このように本実施例においては、教示した
基準点P1、P2、P3から機械定数Bを求め、その基
準点P1、P2、P3を機械定数Bを用いて補正し、パ
レタイズ点を算出して教示するので、教示作業が増加す
ることなく、位置精度の向上したパレタイズ点を容易に
教示することができる。このとき、本実施例で教示作業
する水平多関節型ロボットは予め設定されている機械定
数Aで駆動するものであっても、その機械定数Aでも導
出されたパレタイズ点で正確に作業できるように変換処
理しているので、関節J1、J2の関節値を高精度に再
現して作業させることができる。
基準点P1、P2、P3から機械定数Bを求め、その基
準点P1、P2、P3を機械定数Bを用いて補正し、パ
レタイズ点を算出して教示するので、教示作業が増加す
ることなく、位置精度の向上したパレタイズ点を容易に
教示することができる。このとき、本実施例で教示作業
する水平多関節型ロボットは予め設定されている機械定
数Aで駆動するものであっても、その機械定数Aでも導
出されたパレタイズ点で正確に作業できるように変換処
理しているので、関節J1、J2の関節値を高精度に再
現して作業させることができる。
【0071】さらに、基準点P1、P2、P3は、教示
用ハンド3の教示ピン4を教示用治具5の教示穴6に嵌
め合わせて教示するので、容易に、かつ、ばらつきなく
教示することができる。さらに、教示ピン4および教示
穴6の嵌め合わせ時の歪み(負荷)をこれらの間の力ト
ルクセンサで検知し、そのセンサ出力が一定量を超えた
とき前記出力判断手段が作業者に位置ずれを報知するの
で、高精度に基準点P1、P2、P3を教示することが
できる。したがって、パレタイズ点の教示精度および作
業性が向上する。
用ハンド3の教示ピン4を教示用治具5の教示穴6に嵌
め合わせて教示するので、容易に、かつ、ばらつきなく
教示することができる。さらに、教示ピン4および教示
穴6の嵌め合わせ時の歪み(負荷)をこれらの間の力ト
ルクセンサで検知し、そのセンサ出力が一定量を超えた
とき前記出力判断手段が作業者に位置ずれを報知するの
で、高精度に基準点P1、P2、P3を教示することが
できる。したがって、パレタイズ点の教示精度および作
業性が向上する。
【0072】また、教示用ハンド3および教示用治具5
は、AHC7、11を介して取り付けるので、容易に着脱
することができるとともにその位置精度が向上し、パレ
タイズ点の教示精度および作業性が向上する。また、教
示用治具5の高さは、Z軸移動テーブル18で可変して作
業する高さに合わせるので、作業に応じた高さで基準点
P1、P2、P3を教示することができ、高さ方向の影
響が抑えられパレタイズ点の教示精度が向上する。
は、AHC7、11を介して取り付けるので、容易に着脱
することができるとともにその位置精度が向上し、パレ
タイズ点の教示精度および作業性が向上する。また、教
示用治具5の高さは、Z軸移動テーブル18で可変して作
業する高さに合わせるので、作業に応じた高さで基準点
P1、P2、P3を教示することができ、高さ方向の影
響が抑えられパレタイズ点の教示精度が向上する。
【0073】また、本実施例の他の態様としては、図示
は省略しているが、教示用ハンド3の教示ピン4および
教示用治具5の教示穴6に代え、その位置に光源および
光センサを配設し、そのセンサ出力(センサ情報)から
基準点P1、P2、P3を教示するようにしてもよく、
この場合、非接触で教示することができるため、より高
精度な教示を行うことができる。また、この光源および
光センサの配置によって、例えば3個の配置位置で教示
する際の教示用ハンド3および教示用治具5の姿勢を固
定してもよい。さらに、光源および光センサを色の異な
る光源およびその色を検出する色センサとしても同様で
ある。なお、この他の態様は、請求項7記載の発明に対
応する。
は省略しているが、教示用ハンド3の教示ピン4および
教示用治具5の教示穴6に代え、その位置に光源および
光センサを配設し、そのセンサ出力(センサ情報)から
基準点P1、P2、P3を教示するようにしてもよく、
この場合、非接触で教示することができるため、より高
精度な教示を行うことができる。また、この光源および
光センサの配置によって、例えば3個の配置位置で教示
する際の教示用ハンド3および教示用治具5の姿勢を固
定してもよい。さらに、光源および光センサを色の異な
る光源およびその色を検出する色センサとしても同様で
ある。なお、この他の態様は、請求項7記載の発明に対
応する。
【0074】また、教示用治具5の教示用プレート10を
作業台や部品供給台としてもよく、すなわち、作業台や
部品供給台に教示穴6を形成して組付誤差や位置決め誤
差を取り除くこともできる。また、本実施例では、基準
点P1、P2、P3を機械定数Bで補正し駆動時に用い
るパレタイズ点を導いているが、未補正の基準点P1、
P2、P3からパレタイズ点を算出し、このパレタイズ
点(補正前)を機械定数Bで補正して駆動時に用いるパ
レタイズ点を導いても同様に教示精度が向上する。但
し、この場合には、変換処理が多くなるので本実施例の
方が好適である。
作業台や部品供給台としてもよく、すなわち、作業台や
部品供給台に教示穴6を形成して組付誤差や位置決め誤
差を取り除くこともできる。また、本実施例では、基準
点P1、P2、P3を機械定数Bで補正し駆動時に用い
るパレタイズ点を導いているが、未補正の基準点P1、
P2、P3からパレタイズ点を算出し、このパレタイズ
点(補正前)を機械定数Bで補正して駆動時に用いるパ
レタイズ点を導いても同様に教示精度が向上する。但
し、この場合には、変換処理が多くなるので本実施例の
方が好適である。
【0075】さらに、本実施例は、水平多関節型ロボッ
トの教示方法の説明であることから、2次元のXY平面
上のパレタイズ点の教示を行なっているが、XYZ方向
に駆動して作業する3次元型の多関節型ロボットに適用
可能である。また、駆動時に直交座標データを関節座標
データに変換する水平多関節型ロボットの一例で説明し
たが、関節座標データをそのまま記憶し駆動時に用いる
ものであっても同様に適用可能である。また、パレタイ
ズ点を算出する基準点はP1、P2、P3としている
が、従来例で説明した特開昭64-72205号公報に記載され
ているものと同様に基準点P1、P2、P3の対角方向
に他の基準点を教示してもよいことはいうまでもない。
トの教示方法の説明であることから、2次元のXY平面
上のパレタイズ点の教示を行なっているが、XYZ方向
に駆動して作業する3次元型の多関節型ロボットに適用
可能である。また、駆動時に直交座標データを関節座標
データに変換する水平多関節型ロボットの一例で説明し
たが、関節座標データをそのまま記憶し駆動時に用いる
ものであっても同様に適用可能である。また、パレタイ
ズ点を算出する基準点はP1、P2、P3としている
が、従来例で説明した特開昭64-72205号公報に記載され
ているものと同様に基準点P1、P2、P3の対角方向
に他の基準点を教示してもよいことはいうまでもない。
【0076】なお、本実施例では、パレタイズ点に大き
な誤差の生じる領域の教示精度の向上を説明しており、
他の領域においては機械定数Aによって駆動させること
から、導き出したパレタイズ点を機械定数Aの駆動に合
わせて再変換している。次に、図7は本発明に係る多関
節型ロボットの教示方法の第2実施例を示すフローチャ
ートであり、本実施例は、請求項2または3記載の発明
に対応する。なお、本実施例においては、上述第1実施
例で説明した水平多関節型ロボットにパレタイズ点を教
示する教示方法であることから、その特徴を中心に説明
し、ロボットの構成の説明は省略する。また、上述第1
実施例と同様なステップの説明は同一の符号を付して簡
略にする。
な誤差の生じる領域の教示精度の向上を説明しており、
他の領域においては機械定数Aによって駆動させること
から、導き出したパレタイズ点を機械定数Aの駆動に合
わせて再変換している。次に、図7は本発明に係る多関
節型ロボットの教示方法の第2実施例を示すフローチャ
ートであり、本実施例は、請求項2または3記載の発明
に対応する。なお、本実施例においては、上述第1実施
例で説明した水平多関節型ロボットにパレタイズ点を教
示する教示方法であることから、その特徴を中心に説明
し、ロボットの構成の説明は省略する。また、上述第1
実施例と同様なステップの説明は同一の符号を付して簡
略にする。
【0077】本実施例は、前述した水平多関節型ロボッ
トが教示用治具5の教示穴6に基づく領域内またはその
近傍で複数の作業、例えば供給される複数の部品の組立
作業を行なう場合の教示方法を説明し、パレタイズ点を
その作業別(部品毎)のエリア毎に教示する。なお、教
示用治具5の教示穴は、図示していないが、そのエリア
に応じて設けられており、そのエリア毎に基準点P21、
P22、P23を教示してパレタイズ点を導き出し教示す
る。
トが教示用治具5の教示穴6に基づく領域内またはその
近傍で複数の作業、例えば供給される複数の部品の組立
作業を行なう場合の教示方法を説明し、パレタイズ点を
その作業別(部品毎)のエリア毎に教示する。なお、教
示用治具5の教示穴は、図示していないが、そのエリア
に応じて設けられており、そのエリア毎に基準点P21、
P22、P23を教示してパレタイズ点を導き出し教示す
る。
【0078】まず、ステップS1〜S3を行なって、図
3で説明した教示穴6(基準点P1、P2、P3)に基
づく領域内の機械定数Bを計算し求める。そして、求め
た機械定数Bを前記メモリ内に記憶させる(ステップS
10)。次いで、ステップS1、S2と同様に、前記エリ
ア毎の教示穴にハンド3の教示ピン4を嵌め合わせ部品
毎の基準点P21、P22、P23のティーチングを行なった
(ステップS11)後、基準点P21、P22、P23の直交座
標データを前記メモリ内に設定されている機械定数Aで
逆変換して関節座標データとする(ステップS12)。
3で説明した教示穴6(基準点P1、P2、P3)に基
づく領域内の機械定数Bを計算し求める。そして、求め
た機械定数Bを前記メモリ内に記憶させる(ステップS
10)。次いで、ステップS1、S2と同様に、前記エリ
ア毎の教示穴にハンド3の教示ピン4を嵌め合わせ部品
毎の基準点P21、P22、P23のティーチングを行なった
(ステップS11)後、基準点P21、P22、P23の直交座
標データを前記メモリ内に設定されている機械定数Aで
逆変換して関節座標データとする(ステップS12)。
【0079】以降ステップS4〜S8と同様に、ステッ
プ11において前記メモリ内に記憶した機械定数Bを読み
出して基準点P21、P22、P23の関節座標データを正変
換して直交座標データとし(ステップS14)、パレタイ
ズ点を算出する(ステップS15)。次いで、算出された
パレタイズ点を機械定数Bで逆変換した(ステップS1
6)後、機械定数Aで正変換する(ステップS17)。こ
の後、導き出されたパレタイズ点を前記メモリ内に記憶
させる(ステップS18)。したがって、前記エリア毎に
教示された基準点P21、P22、P23が前記メモリ内の機
械定数Bで補正され、駆動時に使用するそのエリア毎の
パレタイズ点が高精度に導き出されて教示される。
プ11において前記メモリ内に記憶した機械定数Bを読み
出して基準点P21、P22、P23の関節座標データを正変
換して直交座標データとし(ステップS14)、パレタイ
ズ点を算出する(ステップS15)。次いで、算出された
パレタイズ点を機械定数Bで逆変換した(ステップS1
6)後、機械定数Aで正変換する(ステップS17)。こ
の後、導き出されたパレタイズ点を前記メモリ内に記憶
させる(ステップS18)。したがって、前記エリア毎に
教示された基準点P21、P22、P23が前記メモリ内の機
械定数Bで補正され、駆動時に使用するそのエリア毎の
パレタイズ点が高精度に導き出されて教示される。
【0080】このように本実施例では、基準点P1、P
2、P3を基に形成される領域の機械定数Bを記憶した
後、その領域内もしくはその近傍のエリア毎の複数の基
準点P21P22、P23を新たに教示し、そのエリア毎の基
準点P21、P22、P23を機械定数Bで補正してパレタイ
ズ点を算出して教示するので、上述第1実施例の作用効
果に加え、新たに機械定数Bを求める必要がなく、繰り
返し作業が省かれる。したがって、複数のエリアで作業
する場合、教示作業の時間を短縮することができる。
2、P3を基に形成される領域の機械定数Bを記憶した
後、その領域内もしくはその近傍のエリア毎の複数の基
準点P21P22、P23を新たに教示し、そのエリア毎の基
準点P21、P22、P23を機械定数Bで補正してパレタイ
ズ点を算出して教示するので、上述第1実施例の作用効
果に加え、新たに機械定数Bを求める必要がなく、繰り
返し作業が省かれる。したがって、複数のエリアで作業
する場合、教示作業の時間を短縮することができる。
【0081】なお、本実施例の他の態様としては、図示
は省略しているが、前記メモリ内に記憶した機械定数B
は、同一の領域あるいはその近傍で作業する場合に用い
ることができるので、他の作業を行なうために再度パレ
タイズ点を教示するとき、例えば上述第1実施例を行な
うときに使用することができ、教示作業の時間を短縮し
て作業性を向上させることができる。なお、この他の態
様は、請求項4記載の発明に対応する。
は省略しているが、前記メモリ内に記憶した機械定数B
は、同一の領域あるいはその近傍で作業する場合に用い
ることができるので、他の作業を行なうために再度パレ
タイズ点を教示するとき、例えば上述第1実施例を行な
うときに使用することができ、教示作業の時間を短縮し
て作業性を向上させることができる。なお、この他の態
様は、請求項4記載の発明に対応する。
【0082】次に、図8は本発明に係る多関節型ロボッ
トの教示方法の第3実施例を示すフローチャートであ
り、本実施例は、請求項2または4のいずれかに記載の
発明に対応する。なお、本実施例においては、上述第1
実施例で説明した水平多関節型ロボットにパレタイズ点
を教示する教示方法であることから、その特徴を中心に
説明し、ロボットの構成の説明は省略する。また、上述
第1、2実施例と同様なステップの説明は同一の符号を
付して簡略にする。
トの教示方法の第3実施例を示すフローチャートであ
り、本実施例は、請求項2または4のいずれかに記載の
発明に対応する。なお、本実施例においては、上述第1
実施例で説明した水平多関節型ロボットにパレタイズ点
を教示する教示方法であることから、その特徴を中心に
説明し、ロボットの構成の説明は省略する。また、上述
第1、2実施例と同様なステップの説明は同一の符号を
付して簡略にする。
【0083】本実施例は、上述第2実施例と同様に、前
記作業別(部品毎)のエリア毎にパレタイズ点を教示す
るので、教示用治具5の教示穴は、図示していないが、
エリア毎に設けられており、そのエリア毎に基準点P2
1、P22、P23を教示してパレタイズ点を導き出し教示
する。まず、ステップS11、S12を行なって、エリア毎
の教示穴にハンド3の教示ピン4を嵌め合わせ基準点P
21、P22、P23のティーチング作業を行なった後、基準
点P21、P22、P23の直交座標データを前記メモリ内に
設定されている機械定数Aで逆変換して関節座標データ
とする。
記作業別(部品毎)のエリア毎にパレタイズ点を教示す
るので、教示用治具5の教示穴は、図示していないが、
エリア毎に設けられており、そのエリア毎に基準点P2
1、P22、P23を教示してパレタイズ点を導き出し教示
する。まず、ステップS11、S12を行なって、エリア毎
の教示穴にハンド3の教示ピン4を嵌め合わせ基準点P
21、P22、P23のティーチング作業を行なった後、基準
点P21、P22、P23の直交座標データを前記メモリ内に
設定されている機械定数Aで逆変換して関節座標データ
とする。
【0084】次いで、ステップS3と同様に、得られた
基準点P21、P22、P23の関節座標データからエリア毎
の機械定数Bを求め(ステップS23)、次いで、エリア
毎に求めた機械定数Bを前記メモリ内に記憶させる(ス
テップS100)。次いで、ステップS4と同様に、前記
メモリ内に記憶したエリア毎の機械定数Bを読み出して
基準点P21、P22、P23の関節座標データを正変換する
(ステップS24)。
基準点P21、P22、P23の関節座標データからエリア毎
の機械定数Bを求め(ステップS23)、次いで、エリア
毎に求めた機械定数Bを前記メモリ内に記憶させる(ス
テップS100)。次いで、ステップS4と同様に、前記
メモリ内に記憶したエリア毎の機械定数Bを読み出して
基準点P21、P22、P23の関節座標データを正変換する
(ステップS24)。
【0085】以降ステップS15〜S18を行なって、直交
座標データの高精度なパレタイズ点を算出した後、その
パレタイズ点を機械定数Bで逆変換し、機械定数Aで正
変換して前記メモリ内に記憶させる。したがって、前記
エリア毎に教示された基準点P21、P22、P23が前記メ
モリ内のエリア毎の機械定数Bで補正され、駆動時に使
用するそのエリア毎のパレタイズ点が高精度に導き出さ
れて教示される。
座標データの高精度なパレタイズ点を算出した後、その
パレタイズ点を機械定数Bで逆変換し、機械定数Aで正
変換して前記メモリ内に記憶させる。したがって、前記
エリア毎に教示された基準点P21、P22、P23が前記メ
モリ内のエリア毎の機械定数Bで補正され、駆動時に使
用するそのエリア毎のパレタイズ点が高精度に導き出さ
れて教示される。
【0086】そして、前記エリア毎に他の複数の部品を
供給して作業を行なう場合には、再度パレタイズ点を教
示する必要があるので、ステップS11、S12と同様に、
前記エリア毎の異なる部品毎に応じた教示穴にハンド3
の教示ピン4を嵌め合わせて基準点P31、P32、P33の
ティーチング作業を行ない(ステップS31)、この基準
点P31、P32、P33の直交座標データを前記メモリ内に
設定されている機械定数Aで逆変換して関節座標データ
とする(ステップS32)。
供給して作業を行なう場合には、再度パレタイズ点を教
示する必要があるので、ステップS11、S12と同様に、
前記エリア毎の異なる部品毎に応じた教示穴にハンド3
の教示ピン4を嵌め合わせて基準点P31、P32、P33の
ティーチング作業を行ない(ステップS31)、この基準
点P31、P32、P33の直交座標データを前記メモリ内に
設定されている機械定数Aで逆変換して関節座標データ
とする(ステップS32)。
【0087】次いで、ステップS24へと進み、関節座標
データの基準点P31、P32、P33を正変換して直交座標
データにした後、同様に、以降ステップS15〜S18を行
なってパレタイズ点を算出する。この後、算出されたパ
レタイズ点を機械定数B、Aで順次変換した後、前記メ
モリ内に記憶させる。したがって、他の作業を行なうた
めに再度パレタイズ点を教示するとき、基準点P31、P
32、P33を再度教示して機械定数Bを求める必要はな
い。
データの基準点P31、P32、P33を正変換して直交座標
データにした後、同様に、以降ステップS15〜S18を行
なってパレタイズ点を算出する。この後、算出されたパ
レタイズ点を機械定数B、Aで順次変換した後、前記メ
モリ内に記憶させる。したがって、他の作業を行なうた
めに再度パレタイズ点を教示するとき、基準点P31、P
32、P33を再度教示して機械定数Bを求める必要はな
い。
【0088】このように本実施例では、エリア毎に基準
点P21、P22、P23を教示して機械定数Bを求めるの
で、上述実施例の作用効果に加え、より高精度なパレタ
イズ点をエリア毎に教示することができる。また、この
エリア毎に求めた機械定数Bは前記メモリ内に記憶させ
るので、同一のエリアで異なる作業、例えば異なる部品
の取り付け作業等を行なう場合には、エリア毎の機械定
数Bを再度求める必要がなく、教示作業の時間を短縮し
て作業性を向上させることができる。
点P21、P22、P23を教示して機械定数Bを求めるの
で、上述実施例の作用効果に加え、より高精度なパレタ
イズ点をエリア毎に教示することができる。また、この
エリア毎に求めた機械定数Bは前記メモリ内に記憶させ
るので、同一のエリアで異なる作業、例えば異なる部品
の取り付け作業等を行なう場合には、エリア毎の機械定
数Bを再度求める必要がなく、教示作業の時間を短縮し
て作業性を向上させることができる。
【0089】なお、本実施例の他の態様としては、図示
は省略しているが、ステップ100を行なわずに、作業の
都度、機械定数Bを求めるようにしてもよい。なお、こ
の他の態様は、請求項2記載の発明に対応する。
は省略しているが、ステップ100を行なわずに、作業の
都度、機械定数Bを求めるようにしてもよい。なお、こ
の他の態様は、請求項2記載の発明に対応する。
【0090】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、教示
した複数の基準点から求めた機械定数で、例えば基準点
またはパレタイズ点の位置を補正し、駆動時に使用する
パレタイズ点を導き出して教示するので、教示作業が増
加することなく教示精度を向上させることができ、高精
度なパレタイズ点を容易に教示することができる。特
に、請求項2〜4記載の発明によれば、複数のエリア毎
に補正を行なうので、高精度なパレタイズ点を教示する
ことができる。また、請求項3、4記載の発明によれ
ば、記憶した機械定数で補正を行なうので、機械定数を
求めるため作業を繰り返す必要がなく、時間を短縮する
ことができる。
した複数の基準点から求めた機械定数で、例えば基準点
またはパレタイズ点の位置を補正し、駆動時に使用する
パレタイズ点を導き出して教示するので、教示作業が増
加することなく教示精度を向上させることができ、高精
度なパレタイズ点を容易に教示することができる。特
に、請求項2〜4記載の発明によれば、複数のエリア毎
に補正を行なうので、高精度なパレタイズ点を教示する
ことができる。また、請求項3、4記載の発明によれ
ば、記憶した機械定数で補正を行なうので、機械定数を
求めるため作業を繰り返す必要がなく、時間を短縮する
ことができる。
【0091】また、請求項5記載の発明によれば、教示
用ハンドを教示用治具に嵌め合わせて基準点を教示する
ので、ばらつきなく基準点を容易に教示することがで
き、パレタイズ点の教示精度および作業性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、教示用治具および教示用
ハンドの間に介装した力トルクセンサからのセンサ情報
より基準点の位置ずれを検知するので、教示用ハンドを
教示用治具に嵌め合わせたときの負荷から基準点の教示
位置のばらつきをより小さくすることができ、パレタイ
ズ点の教示精度が向上する。
用ハンドを教示用治具に嵌め合わせて基準点を教示する
ので、ばらつきなく基準点を容易に教示することがで
き、パレタイズ点の教示精度および作業性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、教示用治具および教示用
ハンドの間に介装した力トルクセンサからのセンサ情報
より基準点の位置ずれを検知するので、教示用ハンドを
教示用治具に嵌め合わせたときの負荷から基準点の教示
位置のばらつきをより小さくすることができ、パレタイ
ズ点の教示精度が向上する。
【0092】請求項7記載の発明によれば、教示用ハン
ドおよび教示用治具に配設した光源およびその光を検知
するセンサからのセンサ情報で基準点を教示するので、
基準点を非接触に教示することができ、パレタイズ点の
教示精度および作業性が向上する。請求項8記載の発明
によれば、センサの出力が一定量を超えたとき、基準点
の位置ずれを報知するので、基準点の教示作業が容易に
なるとともに教示位置のばらつきがなくなり、パレタイ
ズ点の教示精度および作業性が向上する。
ドおよび教示用治具に配設した光源およびその光を検知
するセンサからのセンサ情報で基準点を教示するので、
基準点を非接触に教示することができ、パレタイズ点の
教示精度および作業性が向上する。請求項8記載の発明
によれば、センサの出力が一定量を超えたとき、基準点
の位置ずれを報知するので、基準点の教示作業が容易に
なるとともに教示位置のばらつきがなくなり、パレタイ
ズ点の教示精度および作業性が向上する。
【0093】請求項9記載の発明によれば、教示用ハン
ドまたは/および教示用治具にオートツールチェンジャ
を設けて着脱するので、教示用ハンドまたは/および教
示用治具を容易に着脱できるとともに位置精度が向上
し、パレタイズ点の教示精度および作業性が向上する。
請求項10記載の発明によれば、教示用治具の高さを可
変して基準点を教示するので、作業に応じた高さで基準
点を教示することができ、高さ方向の影響を抑え、パレ
タイズ点の教示精度が向上する。
ドまたは/および教示用治具にオートツールチェンジャ
を設けて着脱するので、教示用ハンドまたは/および教
示用治具を容易に着脱できるとともに位置精度が向上
し、パレタイズ点の教示精度および作業性が向上する。
請求項10記載の発明によれば、教示用治具の高さを可
変して基準点を教示するので、作業に応じた高さで基準
点を教示することができ、高さ方向の影響を抑え、パレ
タイズ点の教示精度が向上する。
【図1】本発明に係る多関節型ロボットの教示方法の第
1実施例によりパレタイズ点を教示する水平多関節型ロ
ボットの一例を示す図であり、その機構を示す斜視図で
ある。
1実施例によりパレタイズ点を教示する水平多関節型ロ
ボットの一例を示す図であり、その機構を示す斜視図で
ある。
【図2】その教示用ハンドを示す立面図である。
【図3】その教示用治具を示す図であり、(a)はその
平面図、(b)はその側面図である。
平面図、(b)はその側面図である。
【図4】その教示用治具の高さを可変する機構を示す立
面図である。
面図である。
【図5】その基準点の教示を説明する説明図である。
【図6】第1実施例を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る多関節型ロボットの教示方法の第
2実施例を示す図であり、これを説明するフローチャー
トである。
2実施例を示す図であり、これを説明するフローチャー
トである。
【図8】本発明に係る多関節型ロボットの教示方法の第
3実施例を示す図であり、これを説明するフローチャー
トである。
3実施例を示す図であり、これを説明するフローチャー
トである。
1 第1アーム 2 第2アーム 3 教示用ハンド 4 教示ピン 5 教示用治具 6 教示穴 7 オートハンドチェンジャ(オートツールチェンジ
ャ) 8 クッション 9 リモートセンタコンプライアンス 10 教示用プレート 11 オートツールチェンジャ 18 Z軸移動テーブル 19 ボールネジ 21 モータ J1、J2、J3 関節 P1、P2、P3、P21、P22、P23、P31、P32、P
33 基準点 R1、R2 アーム長
ャ) 8 クッション 9 リモートセンタコンプライアンス 10 教示用プレート 11 オートツールチェンジャ 18 Z軸移動テーブル 19 ボールネジ 21 モータ J1、J2、J3 関節 P1、P2、P3、P21、P22、P23、P31、P32、P
33 基準点 R1、R2 アーム長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/18 G05B 19/18 A
Claims (10)
- 【請求項1】作業する領域に基づいた複数の基準点を教
示して該基準点からパレタイズ点を算出し教示する多関
節型ロボットの教示方法であって、 前記複数の基準点から機械定数を求め、この機械定数を
用いて前記点の位置を補正して、駆動時に使用するパレ
タイズ点を導き出し教示することを特徴とする多関節型
ロボットの教示方法。 - 【請求項2】前記複数のエリア毎で作業を行なうとき、 該エリア毎に、前記複数の基準点を教示して前記機械定
数を求め、この機械定数を用いて前記点の位置を補正し
て、駆動時に使用するパレタイズ点を導き出し教示する
ことを特徴とする請求項1記載の多関節型ロボットの教
示方法。 - 【請求項3】前記機械定数を記憶し、 前記基準点を基に形成される領域内もしくはその近傍の
複数のエリアで作業を行なうとき、 該エリア毎に、複数の基準点を新たに教示し、記憶した
機械定数を用いて前記点の位置を補正して、駆動時に使
用するパレタイズ点を導き出し教示することを特徴とす
る請求項1記載の多関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項4】前記領域またはエリア毎の機械定数を記憶
し、 該記憶した機械定数を用いて前記点の位置を補正して、
駆動時に使用するパレタイズ点を導き出し教示すること
を特徴とする請求項1または2記載の多関節型ロボット
の教示方法。 - 【請求項5】前記基準点を、ロボットに取り付けた教示
用ハンドをロボットの動作範囲内に固定された教示用治
具に嵌め合わせて教示することを特徴とする請求項1か
ら4のいずれかに記載の多関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項6】前記教示用治具および教示用ハンドの間に
力トルクセンサを介装し、該センサ情報から前記基準点
の位置ずれを検知することを特徴とする請求項5記載の
多関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項7】前記基準点を、ロボットに取り付けた教示
用ハンドに光源または該光源の光を検知するセンサの一
方を配設するとともにロボットの動作範囲内に固定され
た教示用治具に他方を配設し、該センサ情報により教示
することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
の多関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項8】前記センサの出力が一定量を超えたとき、
前記基準点の位置ずれを報知することを特徴とする請求
項6または7記載の多関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項9】前記教示用ハンドまたは教示用治具のいず
れか少なくとも一方に、オートツールチェンジャを設け
て着脱することを特徴とする請求項5または7記載の多
関節型ロボットの教示方法。 - 【請求項10】前記教示用治具の高さを可変して前記基
準点を教示することを特徴とする請求項5または7記載
の多関節型ロボットの教示方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28763094A JPH08147024A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 多関節型ロボットの教示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28763094A JPH08147024A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 多関節型ロボットの教示方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08147024A true JPH08147024A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17719730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28763094A Pending JPH08147024A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 多関節型ロボットの教示方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08147024A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109866072A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-06-11 | 浙江工业大学 | 一种桁架机械手圆形料仓放料孔自动定位的计算方法 |
| US10537988B2 (en) | 2016-09-15 | 2020-01-21 | Seiko Epson Corporation | Controller, robot and robot system |
| CN114194849A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-03-18 | 安徽省配天机器人集团有限公司 | 一种码垛误差校正方法及一种码垛机器人 |
| CN116395201A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-07-07 | 浙江省北大信息技术高等研究院 | 一种浅盘制品的码垛装置及码垛机构控制方法 |
| WO2025161359A1 (zh) * | 2024-02-01 | 2025-08-07 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 机器人码垛方法、装置、设备、存储介质及产品 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP28763094A patent/JPH08147024A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10537988B2 (en) | 2016-09-15 | 2020-01-21 | Seiko Epson Corporation | Controller, robot and robot system |
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| CN116395201A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-07-07 | 浙江省北大信息技术高等研究院 | 一种浅盘制品的码垛装置及码垛机构控制方法 |
| CN116395201B (zh) * | 2023-06-08 | 2023-10-20 | 浙江省北大信息技术高等研究院 | 一种浅盘制品的码垛装置及码垛机构控制方法 |
| WO2025161359A1 (zh) * | 2024-02-01 | 2025-08-07 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 机器人码垛方法、装置、设备、存储介质及产品 |
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