JPH08148120A - 低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置 - Google Patents
低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置Info
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- JPH08148120A JPH08148120A JP29110194A JP29110194A JPH08148120A JP H08148120 A JPH08148120 A JP H08148120A JP 29110194 A JP29110194 A JP 29110194A JP 29110194 A JP29110194 A JP 29110194A JP H08148120 A JPH08148120 A JP H08148120A
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- mercury
- releasing structure
- low
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- lamp
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水銀の定量封入が可能であるとともに固定の
問題もなく製造が容易な低圧水銀蒸気放電ランプおよび
照明装置を提供することを目的とする。 【構成】 電極4、4を備えた透光性気密容器1内に水
銀放出構体6と希ガスとを含む放電媒体を封入したもの
において、上記水銀放出構体6はステム2を含む気密容
器1の内面11に、その粒状の主体部61がくびれ部6
2を介して裾野状部63で固着している低圧水銀蒸気放
電ランプLおよびこのランプLを有する照明装置であ
る。 【効果】 定量の水銀封入が容易で、水銀放出構体が広
い面積を有する裾野状部で固着されているので固着強度
が高く、使用中に水銀放出構体が剥がれ移動して気密容
器内で異音などを発する虞がない。また、水銀放出構体
はくびれ部の固着側面を含むほぼ全面から水銀が放出さ
れべた付けの場合に比べ水銀の放出量(効率)が約20
%向上して、発光特性や寿命特性等のランプ特性が向上
できる。
問題もなく製造が容易な低圧水銀蒸気放電ランプおよび
照明装置を提供することを目的とする。 【構成】 電極4、4を備えた透光性気密容器1内に水
銀放出構体6と希ガスとを含む放電媒体を封入したもの
において、上記水銀放出構体6はステム2を含む気密容
器1の内面11に、その粒状の主体部61がくびれ部6
2を介して裾野状部63で固着している低圧水銀蒸気放
電ランプLおよびこのランプLを有する照明装置であ
る。 【効果】 定量の水銀封入が容易で、水銀放出構体が広
い面積を有する裾野状部で固着されているので固着強度
が高く、使用中に水銀放出構体が剥がれ移動して気密容
器内で異音などを発する虞がない。また、水銀放出構体
はくびれ部の固着側面を含むほぼ全面から水銀が放出さ
れべた付けの場合に比べ水銀の放出量(効率)が約20
%向上して、発光特性や寿命特性等のランプ特性が向上
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラスバルブなど透光性
気密容器内に水銀放出構体が配設された低圧水銀蒸気放
電ランプおよびこの放電ランプを装着した照明装置に関
する。
気密容器内に水銀放出構体が配設された低圧水銀蒸気放
電ランプおよびこの放電ランプを装着した照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】低圧水銀蒸気放電ランプたとえば蛍光ラ
ンプは、管形ガラスバルブ内に放電媒体として水銀およ
びアルゴン等の希ガスを封入して、放電による水銀原子
の転移スペクトルの内、主に254nm、185nmな
どを蛍光体の励起源として利用して発光の主役をなさし
めている光源であって、一部希ガスのみを封入したラン
プもあるが、高効率を得るランプでは水銀封入は必須の
ものである。
ンプは、管形ガラスバルブ内に放電媒体として水銀およ
びアルゴン等の希ガスを封入して、放電による水銀原子
の転移スペクトルの内、主に254nm、185nmな
どを蛍光体の励起源として利用して発光の主役をなさし
めている光源であって、一部希ガスのみを封入したラン
プもあるが、高効率を得るランプでは水銀封入は必須の
ものである。
【0003】この蛍光ランプの製造に際しバルブ内に水
銀を封入する方法としては、液状の水銀をバルブ端部に
接続した排気管を通じ送り込むのが一般的であるが、液
状のため水銀が封入装置や排気管などの封入経路壁に付
着したり、高温で排気中にあるバルブ内から蒸発するな
どして封入量が不足したりばらつきが大きくなったりし
て定量の封入が困難であった。このため、損失を見込ん
で過剰の水銀を供給するようにしていたが、水銀は環境
保全のために必要最小限にすることが好ましく、その対
策として、所定量秤量された水銀の表面を化学的に安定
な粉末で被覆した後封入するなどしていたが、問題解決
には至っていない。
銀を封入する方法としては、液状の水銀をバルブ端部に
接続した排気管を通じ送り込むのが一般的であるが、液
状のため水銀が封入装置や排気管などの封入経路壁に付
着したり、高温で排気中にあるバルブ内から蒸発するな
どして封入量が不足したりばらつきが大きくなったりし
て定量の封入が困難であった。このため、損失を見込ん
で過剰の水銀を供給するようにしていたが、水銀は環境
保全のために必要最小限にすることが好ましく、その対
策として、所定量秤量された水銀の表面を化学的に安定
な粉末で被覆した後封入するなどしていたが、問題解決
には至っていない。
【0004】また、これを解決するためになされたもの
としては、水銀とインジウム等のアマルガム形成金属と
をアマルガムとして封入する方法、水銀とチタン等とを
合金化して封入する方法、水銀をアルミナ等からなるペ
レットに含浸して封入する方法や水銀をガラスカプセル
に収容して封入する方法等がある。そして、これらの方
法によれば水銀を滴下する方法よりは定量封入ができ
る。
としては、水銀とインジウム等のアマルガム形成金属と
をアマルガムとして封入する方法、水銀とチタン等とを
合金化して封入する方法、水銀をアルミナ等からなるペ
レットに含浸して封入する方法や水銀をガラスカプセル
に収容して封入する方法等がある。そして、これらの方
法によれば水銀を滴下する方法よりは定量封入ができ
る。
【0005】しかしながら、アマルガムとして封入する
場合には、ランプが作動中とはいえアマルガム形成金属
はまだ相当量の水銀を含んでいて、このアマルガムがバ
ルブ内面に形成した蛍光体膜に接触していると、アマル
ガム中の水銀と蛍光体とが反応して蛍光体膜に黒化が生
じるということがある。また、アマルガムはその温度特
性からどのようなランプにも使用できるものではない。
場合には、ランプが作動中とはいえアマルガム形成金属
はまだ相当量の水銀を含んでいて、このアマルガムがバ
ルブ内面に形成した蛍光体膜に接触していると、アマル
ガム中の水銀と蛍光体とが反応して蛍光体膜に黒化が生
じるということがある。また、アマルガムはその温度特
性からどのようなランプにも使用できるものではない。
【0006】また、水銀合金や水銀ペレット、特に粒状
としてバルブ内に封入した水銀合金は、積極的にはバル
ブやステム面等に固定しているものではなく、加熱や予
熱が終り降温状態にあるバルブ面等にたまたま位置した
融点の低い水銀合金がべた付きの状態にある。そして、
バルブに振動や衝撃等が加わったときにべた付きで軽く
付いている水銀合金がバルブ面等から剥がれバルブ内を
移動して異音を発したり、この移動によりバルブ内壁面
に形成してある蛍光体膜を剥がして筋状やピンホールな
どの傷を付けたりあるいはバルブ内面に止まって暗点と
なって影が見え、ランプの外観が悪く品質が低下してい
ると見られることがあった。
としてバルブ内に封入した水銀合金は、積極的にはバル
ブやステム面等に固定しているものではなく、加熱や予
熱が終り降温状態にあるバルブ面等にたまたま位置した
融点の低い水銀合金がべた付きの状態にある。そして、
バルブに振動や衝撃等が加わったときにべた付きで軽く
付いている水銀合金がバルブ面等から剥がれバルブ内を
移動して異音を発したり、この移動によりバルブ内壁面
に形成してある蛍光体膜を剥がして筋状やピンホールな
どの傷を付けたりあるいはバルブ内面に止まって暗点と
なって影が見え、ランプの外観が悪く品質が低下してい
ると見られることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、バルブ(気密
容器)内において粒状の水銀合金が自由に移動しないよ
うこの合金を加熱溶融して固定することも考えられる。
この水銀合金全体を溶融してバルブ(気密容器)内面と
の接合面積を大きくすれば接合強度が高まり剥がれは防
止できるが、バルブ(気密容器)内面を大きく覆うこと
になり、バルブ(気密容器)の発光面に影を生じ外観を
損なうという問題がある。また、その接合面積が小さい
と接合強度が弱く、ランプの運搬時やストック時に振動
や衝撃が加わったときに剥がれるものがありこれまた好
ましくない。
容器)内において粒状の水銀合金が自由に移動しないよ
うこの合金を加熱溶融して固定することも考えられる。
この水銀合金全体を溶融してバルブ(気密容器)内面と
の接合面積を大きくすれば接合強度が高まり剥がれは防
止できるが、バルブ(気密容器)内面を大きく覆うこと
になり、バルブ(気密容器)の発光面に影を生じ外観を
損なうという問題がある。また、その接合面積が小さい
と接合強度が弱く、ランプの運搬時やストック時に振動
や衝撃が加わったときに剥がれるものがありこれまた好
ましくない。
【0008】本発明者は本出願人が先に提案した亜鉛Z
n−水銀Hgを主体とする水銀放出構体につき、さらに
追試した結果、略円球状に成型した水銀放出構体を気密
容器内面に水銀放出構体を主体部の表面積を広くすると
ともに適当面積を溶着させることによって、適量の水銀
封入と所望の固着強度とが得られることが分かった。本
発明は、略円球状をなす水銀放出構体が、バルブ(気密
容器)内で自由に移動することなく水銀放出性がよく水
銀の定量封入が確実に行え、また、バルブ(気密容器)
内面に目立った影等を生じない、作業性、ランプ特性お
よび外観品質の向上した低圧水銀蒸気放電ランプおよび
この放電ランプを有する照明装置を提供することを目的
とする。
n−水銀Hgを主体とする水銀放出構体につき、さらに
追試した結果、略円球状に成型した水銀放出構体を気密
容器内面に水銀放出構体を主体部の表面積を広くすると
ともに適当面積を溶着させることによって、適量の水銀
封入と所望の固着強度とが得られることが分かった。本
発明は、略円球状をなす水銀放出構体が、バルブ(気密
容器)内で自由に移動することなく水銀放出性がよく水
銀の定量封入が確実に行え、また、バルブ(気密容器)
内面に目立った影等を生じない、作業性、ランプ特性お
よび外観品質の向上した低圧水銀蒸気放電ランプおよび
この放電ランプを有する照明装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
低圧水銀蒸気放電ランプは、透光性気密容器と、この気
密容器に設けられた電極と、上記気密容器内に封入され
た水銀と希ガスとを含む放電媒体と、上記気密容器内に
配設され、ランプ動作時の容器壁温度を越え、かつ、気
密容器の軟化温度未満で溶融して水銀を放出し、水銀放
出後は動作中水銀を実質的に再吸収しない主体部が粒状
の水銀放出構体とを具備したものにおいて、上記水銀放
出構体は、ステムを含む気密容器の内面に、その主体部
がくびれ部を介して裾野状部で固着していることを特徴
としている。
低圧水銀蒸気放電ランプは、透光性気密容器と、この気
密容器に設けられた電極と、上記気密容器内に封入され
た水銀と希ガスとを含む放電媒体と、上記気密容器内に
配設され、ランプ動作時の容器壁温度を越え、かつ、気
密容器の軟化温度未満で溶融して水銀を放出し、水銀放
出後は動作中水銀を実質的に再吸収しない主体部が粒状
の水銀放出構体とを具備したものにおいて、上記水銀放
出構体は、ステムを含む気密容器の内面に、その主体部
がくびれ部を介して裾野状部で固着していることを特徴
としている。
【0010】ここでいう動作中水銀を実質的に再吸収し
ないとは、アマルガムのように動作中、周囲の温度に応
じてバルブ内の水銀蒸気圧を変化させる程度に水銀を吸
収したり放出したりすることがなく、したがってバルブ
内の余分な水銀蒸気を吸収して純水銀の水銀蒸気圧より
も低く維持する機能をもつことがないことを意味する。
動作中のバルブ内の水銀蒸気圧を変化させない程度であ
れば一部がアマルガム化していることを許容する。
ないとは、アマルガムのように動作中、周囲の温度に応
じてバルブ内の水銀蒸気圧を変化させる程度に水銀を吸
収したり放出したりすることがなく、したがってバルブ
内の余分な水銀蒸気を吸収して純水銀の水銀蒸気圧より
も低く維持する機能をもつことがないことを意味する。
動作中のバルブ内の水銀蒸気圧を変化させない程度であ
れば一部がアマルガム化していることを許容する。
【0011】本発明の請求項2記載の低圧水銀蒸気放電
ランプは、水銀放出構体がランプ消灯期間中に気密容器
内の水銀を再吸収し、点灯中に再放出することを特徴と
している。
ランプは、水銀放出構体がランプ消灯期間中に気密容器
内の水銀を再吸収し、点灯中に再放出することを特徴と
している。
【0012】本発明の請求項3記載の低圧水銀蒸気放電
ランプは、水銀放出構体が亜鉛Znを主体としているこ
とを特徴としている。
ランプは、水銀放出構体が亜鉛Znを主体としているこ
とを特徴としている。
【0013】本発明の請求項4記載の低圧水銀蒸気放電
ランプは、水銀放出構体の裾野状部の平均差渡しがくび
れ部の平均差渡しの2倍以上あることを特徴としてい
る。
ランプは、水銀放出構体の裾野状部の平均差渡しがくび
れ部の平均差渡しの2倍以上あることを特徴としてい
る。
【0014】本発明の請求項5記載の低圧水銀蒸気放電
ランプは、気密容器を構成するバルブまたはステムのガ
ラス材質が、鉛ガラスであることを特徴としている。
ランプは、気密容器を構成するバルブまたはステムのガ
ラス材質が、鉛ガラスであることを特徴としている。
【0015】本発明の請求項6記載の照明装置は、照明
装置本体と、この装置本体に設置された請求項1ないし
請求項5のいずれか一記載の低圧水銀蒸気放電ランプと
を具備していることを特徴としている。
装置本体と、この装置本体に設置された請求項1ないし
請求項5のいずれか一記載の低圧水銀蒸気放電ランプと
を具備していることを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、ガラスバルブ等の気密容
器表面に主体部が粒状をなす水銀放出構体がくびれ部を
介し主体部に対して広い面積の裾野状部で固着されてい
るので、ランプ使用中に水銀放出構体が剥がれ落下する
などのる虞がない。また、水銀放出構体はくびれ部を有
しているので粒状の主体部の固着側面を含むほぼ全面か
ら水銀が放出されるので発光特性や寿命特性等のランプ
特性の低下を抑制できる。
器表面に主体部が粒状をなす水銀放出構体がくびれ部を
介し主体部に対して広い面積の裾野状部で固着されてい
るので、ランプ使用中に水銀放出構体が剥がれ落下する
などのる虞がない。また、水銀放出構体はくびれ部を有
しているので粒状の主体部の固着側面を含むほぼ全面か
ら水銀が放出されるので発光特性や寿命特性等のランプ
特性の低下を抑制できる。
【0017】請求項2の発明では、請求項1の作用に加
え、水銀放出構体が消灯期間中に気密容器内の水銀を再
吸収するので、ランプが寿命となったとき、水銀の回収
が容易である。また、アマルガムと違うので水銀蒸気圧
が低温雰囲気でも低くなり過ぎることはなく使用でき、
点灯中の水銀再放出は速く行われ、水銀蒸気圧の安定が
速い。
え、水銀放出構体が消灯期間中に気密容器内の水銀を再
吸収するので、ランプが寿命となったとき、水銀の回収
が容易である。また、アマルガムと違うので水銀蒸気圧
が低温雰囲気でも低くなり過ぎることはなく使用でき、
点灯中の水銀再放出は速く行われ、水銀蒸気圧の安定が
速い。
【0018】請求項3の発明では、水銀放出構体として
亜鉛Znを主体としているので低圧水銀蒸気放電ランプ
用として好ましい。
亜鉛Znを主体としているので低圧水銀蒸気放電ランプ
用として好ましい。
【0019】請求項4の発明では、上記請求項1に記載
の作用と同様の作用があり、ガラス面に溶融流動した裾
野部の平均差渡しがくびれ部の平均差渡しの2倍以上あ
るので強固な固着ができる。
の作用と同様の作用があり、ガラス面に溶融流動した裾
野部の平均差渡しがくびれ部の平均差渡しの2倍以上あ
るので強固な固着ができる。
【0020】請求項5の発明では、固着されるガラス面
と水銀放出構体とが同系の材質からなるので、両者はな
じみがよく剥がれにくくて強固な固着ができる。
と水銀放出構体とが同系の材質からなるので、両者はな
じみがよく剥がれにくくて強固な固着ができる。
【0021】また、請求項6の発明では、請求項1のな
いし請求項5のいずれかの発明と同様の作用が得られ
る。
いし請求項5のいずれかの発明と同様の作用が得られ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例を示す低圧水銀蒸気放電ラン
プたとえば環形蛍光ランプLの一端部の断面図である。
る。図1は本発明の実施例を示す低圧水銀蒸気放電ラン
プたとえば環形蛍光ランプLの一端部の断面図である。
【0023】図において、1はソーダライムガラスまた
は鉛ガラスからなる環状のバルブ、2は鉛ガラスからな
るステム、3は上記バルブ1とステム2との封着部で、
この封着部3の先端部外周縁には環状の突出した節部3
1が、内部には環状の凹部32が形成されていて、上記
バルブ1とステム2とで気密容器を構成している。4は
上記ステム2に設けられた電極、21はソーダライムガ
ラスまたは鉛ガラスからなる排気管である。また、バル
ブ1の内面には3波長形の希土類蛍光体や連続波長発光
形のハロリン酸塩蛍光体等を塗布した蛍光体膜5が形成
してある。また、バルブ1内には放電媒体として水銀H
gおよびアルゴンAr、クリプトンKr、キセノンXe
等の希ガスが単独または混合して封入されている。
は鉛ガラスからなる環状のバルブ、2は鉛ガラスからな
るステム、3は上記バルブ1とステム2との封着部で、
この封着部3の先端部外周縁には環状の突出した節部3
1が、内部には環状の凹部32が形成されていて、上記
バルブ1とステム2とで気密容器を構成している。4は
上記ステム2に設けられた電極、21はソーダライムガ
ラスまたは鉛ガラスからなる排気管である。また、バル
ブ1の内面には3波長形の希土類蛍光体や連続波長発光
形のハロリン酸塩蛍光体等を塗布した蛍光体膜5が形成
してある。また、バルブ1内には放電媒体として水銀H
gおよびアルゴンAr、クリプトンKr、キセノンXe
等の希ガスが単独または混合して封入されている。
【0024】また、バルブ1端部の封着部3の凹部32
内には略円球状の粒状の水銀放出構体6が配設され、そ
の一部が溶融されてガラス面11に流れ、冷却後は固着
された状態となっている。
内には略円球状の粒状の水銀放出構体6が配設され、そ
の一部が溶融されてガラス面11に流れ、冷却後は固着
された状態となっている。
【0025】図2はこの水銀放出構体6が配設されてい
る部分を拡大して模型的に示す。構体6はたとえば亜鉛
Zn−水銀Hg合金からなる表面が多数の凹凸を有する
多面体をなし、その最大部が約1.5mm程度の粒状の
主体部61と、この粒状の主体部61と連続したくびれ
部62を介し封着部3内面のガラス面11に溶融させて
拡がった裾野状部63とを有する形状をなしている。
る部分を拡大して模型的に示す。構体6はたとえば亜鉛
Zn−水銀Hg合金からなる表面が多数の凹凸を有する
多面体をなし、その最大部が約1.5mm程度の粒状の
主体部61と、この粒状の主体部61と連続したくびれ
部62を介し封着部3内面のガラス面11に溶融させて
拡がった裾野状部63とを有する形状をなしている。
【0026】そして、このランプL完成後の水銀放出構
体6は、亜鉛Znを主成分とするものであって、水銀放
出前は粒状をなす水銀との合金(水銀Hg濃度50〜6
0重量%の過剰溶融したもので、この合金自体は知られ
ている。)を形成しているが、ランプ製造過程での加熱
により殆どの水銀Hgが放出され、僅かの水銀Hgを含
んだ亜鉛Zn−水銀Hg合金だけが残留しているもので
ある。
体6は、亜鉛Znを主成分とするものであって、水銀放
出前は粒状をなす水銀との合金(水銀Hg濃度50〜6
0重量%の過剰溶融したもので、この合金自体は知られ
ている。)を形成しているが、ランプ製造過程での加熱
により殆どの水銀Hgが放出され、僅かの水銀Hgを含
んだ亜鉛Zn−水銀Hg合金だけが残留しているもので
ある。
【0027】この水銀放出構体6は、ランプL完成後の
通常点灯時のバルブ1壁温度を越え、かつ、ガラスバル
ブ1の軟化温度未満で溶融し、水銀放出後には水銀の再
吸収は実質的には行われない。この実質的にとは、アマ
ルガムのようにバルブ内の水銀蒸気圧に影響を与えるほ
ど吸収しないという意味である。しかしながら、亜鉛Z
n−水銀Hg合金は、消灯時間が長いと、たとえば10
日間程度点灯しないでおくと徐々に水銀を吸収するが、
点灯動作等により再放出し、最初と同じ動作が得られ
る。
通常点灯時のバルブ1壁温度を越え、かつ、ガラスバル
ブ1の軟化温度未満で溶融し、水銀放出後には水銀の再
吸収は実質的には行われない。この実質的にとは、アマ
ルガムのようにバルブ内の水銀蒸気圧に影響を与えるほ
ど吸収しないという意味である。しかしながら、亜鉛Z
n−水銀Hg合金は、消灯時間が長いと、たとえば10
日間程度点灯しないでおくと徐々に水銀を吸収するが、
点灯動作等により再放出し、最初と同じ動作が得られ
る。
【0028】そして、この環形の蛍光ランプLはランプ
製造過程での加熱により亜鉛Zn−水銀Hg合金からな
る粒状の水銀放出構体6から水銀Hgが放出され、この
水銀Hg供給によって所定の発光特性が得られる。しか
も、この水銀放出構体6は比較的低い温度で水銀を放出
し、放出のための特別な手段を必要としないとともに粒
状をなす主体部61は細径のくびれ部62側を含むほぼ
全表面から水銀を放出するので、水銀放出が迅速かつ容
易になされる。また、水銀放出構体6の封入時に放出で
きなかった主体部61内部の水銀は、その後ランプLの
点灯経過にともない多数の孔を通じ表面に少しずつ滲み
出てきて消耗した水銀の補給をなし、ランプ特性の低下
を防止する作用を有する。
製造過程での加熱により亜鉛Zn−水銀Hg合金からな
る粒状の水銀放出構体6から水銀Hgが放出され、この
水銀Hg供給によって所定の発光特性が得られる。しか
も、この水銀放出構体6は比較的低い温度で水銀を放出
し、放出のための特別な手段を必要としないとともに粒
状をなす主体部61は細径のくびれ部62側を含むほぼ
全表面から水銀を放出するので、水銀放出が迅速かつ容
易になされる。また、水銀放出構体6の封入時に放出で
きなかった主体部61内部の水銀は、その後ランプLの
点灯経過にともない多数の孔を通じ表面に少しずつ滲み
出てきて消耗した水銀の補給をなし、ランプ特性の低下
を防止する作用を有する。
【0029】因みに上記組成の水銀放出構体6は、金属
中では融点の低い亜鉛Znを使用しているためその溶融
開始温度は約350℃位で、構体6の水銀は約100℃
位でその表面から蒸発していくとともに温度が低下する
と構体6はガラス壁内面に溶着される。そして、この構
体6は温度を上げると融点の低い水銀Hgが表面側から
徐々に蒸発していき、後には多数の孔が残った多孔質状
をなした亜鉛Zn成分部分と内部の水銀Hg成分部分が
残る。
中では融点の低い亜鉛Znを使用しているためその溶融
開始温度は約350℃位で、構体6の水銀は約100℃
位でその表面から蒸発していくとともに温度が低下する
と構体6はガラス壁内面に溶着される。そして、この構
体6は温度を上げると融点の低い水銀Hgが表面側から
徐々に蒸発していき、後には多数の孔が残った多孔質状
をなした亜鉛Zn成分部分と内部の水銀Hg成分部分が
残る。
【0030】また、この水銀放出構体6は固形であるか
らその取扱い特に定量封入が容易で、不純物の付着や吸
着が少なくランプL内封入後に特性に悪影響を与える不
純ガスの発生が少なく、寿命中の光束低下やランプ電圧
や始動電圧の上昇などの特性低下を防止でき長寿命化が
はかれる。
らその取扱い特に定量封入が容易で、不純物の付着や吸
着が少なくランプL内封入後に特性に悪影響を与える不
純ガスの発生が少なく、寿命中の光束低下やランプ電圧
や始動電圧の上昇などの特性低下を防止でき長寿命化が
はかれる。
【0031】つぎに、この環形蛍光ランプLの製造方法
について説明する。まず、常法により直管形のガラスバ
ルブ1の内面に蛍光体を塗布して蛍光体膜5を形成す
る。つぎに、このバルブ1の両端に電極4を設けてなる
ガラスステム2、2を封着する。この封着に際しガラス
が軟化状態にあるうちに、この部分をモールドに入れバ
ルブ1内を加圧して成形することにより、封着部3の先
端部外周縁には環状の突出した節部31を、内部には環
状の凹部32を形成する。(なお、図示していないがバ
ルブ1の両端部に封着部3が形成されることはいうまで
もない。) そして、この封着の終わったバルブ1は全体を加熱し軟
化させ、一方の封着部3の環状の節部31を治具で掴ん
で円形のドラムに巻き付けて環形に成形する。このと
き、バルブ1内は加圧して潰れないようにする。その
後、バルブ1全体を加熱しながらステム2の排気管21
を介してバルブ1内の排気を行い、つぎに、希ガスおよ
び水銀Hgを含む粒状の水銀放出構体6を一端の排気管
21を通じバルブ1内に封入し、排気管21を封切す
る。
について説明する。まず、常法により直管形のガラスバ
ルブ1の内面に蛍光体を塗布して蛍光体膜5を形成す
る。つぎに、このバルブ1の両端に電極4を設けてなる
ガラスステム2、2を封着する。この封着に際しガラス
が軟化状態にあるうちに、この部分をモールドに入れバ
ルブ1内を加圧して成形することにより、封着部3の先
端部外周縁には環状の突出した節部31を、内部には環
状の凹部32を形成する。(なお、図示していないがバ
ルブ1の両端部に封着部3が形成されることはいうまで
もない。) そして、この封着の終わったバルブ1は全体を加熱し軟
化させ、一方の封着部3の環状の節部31を治具で掴ん
で円形のドラムに巻き付けて環形に成形する。このと
き、バルブ1内は加圧して潰れないようにする。その
後、バルブ1全体を加熱しながらステム2の排気管21
を介してバルブ1内の排気を行い、つぎに、希ガスおよ
び水銀Hgを含む粒状の水銀放出構体6を一端の排気管
21を通じバルブ1内に封入し、排気管21を封切す
る。
【0032】この粒状の水銀放出構体6を排気管21を
通じ封入すると、水銀放出構体6は排気管21から出て
バルブ1内を転がりながら重力下側に落下していき、バ
ルブ1内の中間部にて止まる。そこで、バルブ1を取り
上げ封着部3が下方側にくるように反転してやると、中
間部にて止まっていた水銀放出構体6はバルブ1端部の
封着部3に移動してくる。この落下のとき水銀放出構体
6は、封着部3や環状形成のためあるいは排気管21の
封切でかなり高温になっているガラスバルブ1やステム
2に接触して、水銀放出構体6も温度が高まってきて、
内部の水銀を放出するとともに、粒状の水銀放出構体6
が止まった位置のガラスバルブ1やステム2と接触した
表面部が溶融してガラス面11上に流れ、冷却すること
によって固着し裾野状部63が形成される。そして、こ
の水銀放出構体6の表面は略円球状をなしているので、
熱変形しなかった上方には略円球状をなす粒状の主体部
61が残り、溶融することによって拡がった裾野状部6
3との間には、他に比べて差渡しが細くなったくびれ部
62が形成される。
通じ封入すると、水銀放出構体6は排気管21から出て
バルブ1内を転がりながら重力下側に落下していき、バ
ルブ1内の中間部にて止まる。そこで、バルブ1を取り
上げ封着部3が下方側にくるように反転してやると、中
間部にて止まっていた水銀放出構体6はバルブ1端部の
封着部3に移動してくる。この落下のとき水銀放出構体
6は、封着部3や環状形成のためあるいは排気管21の
封切でかなり高温になっているガラスバルブ1やステム
2に接触して、水銀放出構体6も温度が高まってきて、
内部の水銀を放出するとともに、粒状の水銀放出構体6
が止まった位置のガラスバルブ1やステム2と接触した
表面部が溶融してガラス面11上に流れ、冷却すること
によって固着し裾野状部63が形成される。そして、こ
の水銀放出構体6の表面は略円球状をなしているので、
熱変形しなかった上方には略円球状をなす粒状の主体部
61が残り、溶融することによって拡がった裾野状部6
3との間には、他に比べて差渡しが細くなったくびれ部
62が形成される。
【0033】なお、本発明者の実験によれば、上記にお
けるガラス面11に固着した水銀放出構体6の固着強度
を確保するには、溶融流動した裾野部63の平均差渡し
d2がこの裾野部63に連設したくびれ部62の平均差
渡しd1の2倍以上の大きさあればよいことが分かっ
た。
けるガラス面11に固着した水銀放出構体6の固着強度
を確保するには、溶融流動した裾野部63の平均差渡し
d2がこの裾野部63に連設したくびれ部62の平均差
渡しd1の2倍以上の大きさあればよいことが分かっ
た。
【0034】 例 水銀放出構体6の主体部61の平均差渡し 1.2 〜1.8mm くびれ部62の平均差渡し 0.05〜0.5mm 裾野部63の平均差渡し 0.1 〜1.0mm (なお、ここでいう平均差渡しとは、粒状の主体部6
1、くびれ部62および裾野状部63が真円になるとは
限らないので外縁間の数箇所の差渡しを測定し平均化し
た値である。) また、上記の水銀放出構体6の固着にあたりガラスバル
ブ1やステム2の残熱だけでは溶融不足の場合は、別途
若干の加熱(ただしガラスバルブ1の軟化温度未満)を
加えて行ってもよい。
1、くびれ部62および裾野状部63が真円になるとは
限らないので外縁間の数箇所の差渡しを測定し平均化し
た値である。) また、上記の水銀放出構体6の固着にあたりガラスバル
ブ1やステム2の残熱だけでは溶融不足の場合は、別途
若干の加熱(ただしガラスバルブ1の軟化温度未満)を
加えて行ってもよい。
【0035】そしてこの後、バルブ1の両端封着部3、
3間に口金(図示しない。)が取付けられてランプLが
完成する。
3間に口金(図示しない。)が取付けられてランプLが
完成する。
【0036】また、図3は本発明の他の実施例を示し、
図中図1ないし図2と同一部分には同一の符号を付して
その説明は省略する。図3に示すものは水銀放出構体6
が封着部3においてガラスバルブ1とステム2との両者
において溶着しているものである。
図中図1ないし図2と同一部分には同一の符号を付して
その説明は省略する。図3に示すものは水銀放出構体6
が封着部3においてガラスバルブ1とステム2との両者
において溶着しているものである。
【0037】この実施例の場合は複数箇所たとえば2か
所において固着されているため、固着強度をより高める
ことができる。また、この場合は上記の1か所の固着に
比べて個々の溶着部の差渡し寸法等を小さくできる。
所において固着されているため、固着強度をより高める
ことができる。また、この場合は上記の1か所の固着に
比べて個々の溶着部の差渡し寸法等を小さくできる。
【0038】なお、図4は上記図2および図3の固着後
の水銀放出構体6を拡大したもので、くびれ部62を介
し拡がった裾野状部63の周囲には相当の入出があるこ
とが認められた。
の水銀放出構体6を拡大したもので、くびれ部62を介
し拡がった裾野状部63の周囲には相当の入出があるこ
とが認められた。
【0039】また、水銀放出構体を本発明方式(図2
示)と従来方式とで固着した環形蛍光ランプの落下衝撃
試験による水銀放出構体の剥がれの発生状況を調べた結
果、従来品が衝撃力100Gで剥がれたのに対して、本
発明品は衝撃力270Gで剥がれ固着強度が大幅に向上
できたことを確認できた。
示)と従来方式とで固着した環形蛍光ランプの落下衝撃
試験による水銀放出構体の剥がれの発生状況を調べた結
果、従来品が衝撃力100Gで剥がれたのに対して、本
発明品は衝撃力270Gで剥がれ固着強度が大幅に向上
できたことを確認できた。
【0040】また、上記実施例では水銀放出構体6をバ
ルブ1端部の封着部3において固着させたものについて
説明したが、本発明はステム2面あるいは口金等が被冠
され構体6を隠すことができるランプLは蛍光体膜5上
に固着させてもよい。
ルブ1端部の封着部3において固着させたものについて
説明したが、本発明はステム2面あるいは口金等が被冠
され構体6を隠すことができるランプLは蛍光体膜5上
に固着させてもよい。
【0041】また、固着位置が鉛ガラスからなるバルブ
1面やステム2面あるいは封着部3であれば互いの材料
中の鉛成分が馴染み合って強固に固着できる。
1面やステム2面あるいは封着部3であれば互いの材料
中の鉛成分が馴染み合って強固に固着できる。
【0042】また、上記の水銀放出構体6の製造は、亜
鉛Zn40〜50重量%たとえば45重量%、水銀Hg
50〜60重量%たとえば55重量%をタンク内で融合
し、約500℃位にある水銀Hgと亜鉛Znとの融液を
ノズルの先端部からシリコンオイル中などに滴下させた
り、滴下した液粒を空気中や非酸化性ガス中などで徐冷
することによって略円球状などの粒状体が得られる。そ
して、粒状の水銀放出構体6は中心部側が水銀Hg濃度
約50重量%・亜鉛Zn濃度約50重量%、表面側は水
銀Hg濃度約40重量%・亜鉛Zn濃度約60重量%と
なっている。
鉛Zn40〜50重量%たとえば45重量%、水銀Hg
50〜60重量%たとえば55重量%をタンク内で融合
し、約500℃位にある水銀Hgと亜鉛Znとの融液を
ノズルの先端部からシリコンオイル中などに滴下させた
り、滴下した液粒を空気中や非酸化性ガス中などで徐冷
することによって略円球状などの粒状体が得られる。そ
して、粒状の水銀放出構体6は中心部側が水銀Hg濃度
約50重量%・亜鉛Zn濃度約50重量%、表面側は水
銀Hg濃度約40重量%・亜鉛Zn濃度約60重量%と
なっている。
【0043】また、上記実施例ではいずれもバルブ1の
封着にステム2を用いたが、本発明はフレヤステムやボ
タンステム等のステムを用いずに、図5に示すようにリ
ード線7、7をバルブ1の端部を圧潰した封着部3内に
直接封着したものであってもよい。なお、この場合は水
銀放出構体6が両リード線7、7間を短絡しないよう配
慮することが必要で、たとえば両リード線7、7間に点
線で示すように排気管21を突出させておくなどのこと
で対応できる。
封着にステム2を用いたが、本発明はフレヤステムやボ
タンステム等のステムを用いずに、図5に示すようにリ
ード線7、7をバルブ1の端部を圧潰した封着部3内に
直接封着したものであってもよい。なお、この場合は水
銀放出構体6が両リード線7、7間を短絡しないよう配
慮することが必要で、たとえば両リード線7、7間に点
線で示すように排気管21を突出させておくなどのこと
で対応できる。
【0044】また、図6は本発明の上記環状の蛍光ラン
プLを用いた照明装置の一例を示す説明図である。図に
示す照明装置は照明器具Dであって、図中D1は照明器
具本体で、この本体D1には建物等への取付具D4、電
源接続機構や安定器D2等などの点灯装置が収納され、
この本体D1にはランプホルダD3、D3が取付けられ
その間に蛍光ランプLが装着されている。この蛍光ラン
プLはランプホルダD3、D3に支持されているととも
に、電源接続機構、安定器D2からの給電線D5を介し
て給電され安定的に点灯できる。
プLを用いた照明装置の一例を示す説明図である。図に
示す照明装置は照明器具Dであって、図中D1は照明器
具本体で、この本体D1には建物等への取付具D4、電
源接続機構や安定器D2等などの点灯装置が収納され、
この本体D1にはランプホルダD3、D3が取付けられ
その間に蛍光ランプLが装着されている。この蛍光ラン
プLはランプホルダD3、D3に支持されているととも
に、電源接続機構、安定器D2からの給電線D5を介し
て給電され安定的に点灯できる。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、たとえば低圧水銀蒸気放電ランプとしては一般の
蛍光ランプに限らず、ガラスバルブ面と蛍光体膜との間
にアルミナ等の保護膜や透明導電膜を形成した他の蛍光
ランプのほか、バルブ表面に被膜を形成または形成して
いない紫外線放射ランプなどガラスバルブ内に水銀を封
入する他のランプにも適用できるものである。
なく、たとえば低圧水銀蒸気放電ランプとしては一般の
蛍光ランプに限らず、ガラスバルブ面と蛍光体膜との間
にアルミナ等の保護膜や透明導電膜を形成した他の蛍光
ランプのほか、バルブ表面に被膜を形成または形成して
いない紫外線放射ランプなどガラスバルブ内に水銀を封
入する他のランプにも適用できるものである。
【0046】また、透光性気密容器を形成するバルブや
ステムは上記実施例のガラスに限らず、セラミックスや
後述するように金属で部材を形成してもよく、その材質
の組合わせは、ランプの形式、定格、負荷、用途、価格
などに応じて適宜選択して使用できる。
ステムは上記実施例のガラスに限らず、セラミックスや
後述するように金属で部材を形成してもよく、その材質
の組合わせは、ランプの形式、定格、負荷、用途、価格
などに応じて適宜選択して使用できる。
【0047】また、上記実施例ではガラスバルブとして
管状のガラス管を直状のままあるいは環状に曲成したも
のについて述べたが、バルブはこれに限らず、直管形は
もちろんU字形、W字形、WU字形等曲成したものや複
数本の直管状バルブをつないだ、いわゆるコンパクト形
であってもよい。また、管状のガラス管や一端を閉塞し
たガラスバルブの開口端部に金属製ステムやエンドキャ
ップを封着して気密容器を形成した放電ランプあるいは
スペーサを介し表裏2枚の板材を接合したりU字形など
の放電溝が刻設された板体を重合やガラス板を接合して
形成した平板形の放電ランプ等にももちろん適用でき
る。また、この金属製ステムやエンドキャップに水銀放
出構体を固着するようにしてもなんら支障はない。
管状のガラス管を直状のままあるいは環状に曲成したも
のについて述べたが、バルブはこれに限らず、直管形は
もちろんU字形、W字形、WU字形等曲成したものや複
数本の直管状バルブをつないだ、いわゆるコンパクト形
であってもよい。また、管状のガラス管や一端を閉塞し
たガラスバルブの開口端部に金属製ステムやエンドキャ
ップを封着して気密容器を形成した放電ランプあるいは
スペーサを介し表裏2枚の板材を接合したりU字形など
の放電溝が刻設された板体を重合やガラス板を接合して
形成した平板形の放電ランプ等にももちろん適用でき
る。また、この金属製ステムやエンドキャップに水銀放
出構体を固着するようにしてもなんら支障はない。
【0048】また、水銀放出構体の材料としては、水銀
Hgはもちろん必要であるが、水銀Hgと亜鉛Znのほ
か、水銀Hgと金属中では融点が低く、かつ、密封され
るバルブ内において不純ガスの発生がなくランプの光束
や寿命の低下を来さない、他の金属との合金であっても
よい。また、この粒体の全体外観形状は略円球状とした
が粒体の表面は多数の凹凸を有する多面体形状をなして
おり、本発明の構体の形状は略長円形状等、不定寸のい
びつな多面体形状や略多角形状の多面体であってもよ
い。
Hgはもちろん必要であるが、水銀Hgと亜鉛Znのほ
か、水銀Hgと金属中では融点が低く、かつ、密封され
るバルブ内において不純ガスの発生がなくランプの光束
や寿命の低下を来さない、他の金属との合金であっても
よい。また、この粒体の全体外観形状は略円球状とした
が粒体の表面は多数の凹凸を有する多面体形状をなして
おり、本発明の構体の形状は略長円形状等、不定寸のい
びつな多面体形状や略多角形状の多面体であってもよ
い。
【0049】また、粒状の水銀放出構体の水銀濃度の変
化は、表面側から徐々に変わっていても、段階的に変わ
っていってもよい。また、この粒状の水銀放出構体の大
きさは、排気管内部を通過できる大きさであればよく、
その封入量も品種、要求特性等に応じて適宜決めればよ
く、1本のランプに封入する構体の個数も1個に限らず
複数個であってもよく、ガラス面との固着箇所も複数箇
所であってもよい。
化は、表面側から徐々に変わっていても、段階的に変わ
っていってもよい。また、この粒状の水銀放出構体の大
きさは、排気管内部を通過できる大きさであればよく、
その封入量も品種、要求特性等に応じて適宜決めればよ
く、1本のランプに封入する構体の個数も1個に限らず
複数個であってもよく、ガラス面との固着箇所も複数箇
所であってもよい。
【0050】さらに、水銀放出金属構体の封入方法は希
ガスとの同時封入でなく別個に封入しても差支えない。
ガスとの同時封入でなく別個に封入しても差支えない。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明では、バルブ等の透光性
気密容器の表面に粒状をなす水銀放出構体がくびれ部を
介し主体部に対して広い面積を有する裾野状部で固着さ
れているので固着強度が高く、ランプ使用中に水銀放出
構体が剥がれ移動して気密容器内で異音などを発する虞
がない。また、水銀放出構体はくびれ部を有しているの
で固着側面を含むほぼ全面から水銀が放出されべた付け
の場合に比べ水銀の放出量(効率)が約20%向上し
て、発光特性や寿命特性等のランプ特性が向上できる。
気密容器の表面に粒状をなす水銀放出構体がくびれ部を
介し主体部に対して広い面積を有する裾野状部で固着さ
れているので固着強度が高く、ランプ使用中に水銀放出
構体が剥がれ移動して気密容器内で異音などを発する虞
がない。また、水銀放出構体はくびれ部を有しているの
で固着側面を含むほぼ全面から水銀が放出されべた付け
の場合に比べ水銀の放出量(効率)が約20%向上し
て、発光特性や寿命特性等のランプ特性が向上できる。
【0052】請求項2の発明では、請求項1の効果に加
え、水銀放出構体が消灯期間中に気密容器内の水銀を再
吸収するので、ランプが寿命となったとき、水銀の回収
が容易である。また、アマルガムと違うので水銀蒸気圧
が低温雰囲気でも低くなり過ぎることはなく使用でき、
点灯中の水銀再放出は速く行われ、水銀蒸気圧の安定が
速くランプ特性を向上できる。
え、水銀放出構体が消灯期間中に気密容器内の水銀を再
吸収するので、ランプが寿命となったとき、水銀の回収
が容易である。また、アマルガムと違うので水銀蒸気圧
が低温雰囲気でも低くなり過ぎることはなく使用でき、
点灯中の水銀再放出は速く行われ、水銀蒸気圧の安定が
速くランプ特性を向上できる。
【0053】請求項3の発明では、水銀放出構体として
亜鉛Znを主体としているので、比較的低い温度で水銀
を放出し、放出のための特別な手段を必要としない。
亜鉛Znを主体としているので、比較的低い温度で水銀
を放出し、放出のための特別な手段を必要としない。
【0054】請求項4の発明では、上記請求項1に記載
の効果と同様の効果があり、容器の表面に溶融流動した
部分の平均差渡しがくびれ部の平均差渡しの2倍以上あ
るので強固な固着ができる。
の効果と同様の効果があり、容器の表面に溶融流動した
部分の平均差渡しがくびれ部の平均差渡しの2倍以上あ
るので強固な固着ができる。
【0055】請求項5の発明では、固着される容器の表
面と水銀放出構体とが同系の材質からなるので、両者は
なじみがよく剥がれにくくて強固な固着ができる。
面と水銀放出構体とが同系の材質からなるので、両者は
なじみがよく剥がれにくくて強固な固着ができる。
【0056】また、請求項6の発明では、請求項1ない
し請求項5に記載のランプを外観を損なうことなく点灯
させることができる。
し請求項5に記載のランプを外観を損なうことなく点灯
させることができる。
【図1】本発明実施例の環状蛍光ランプの端部を破断し
て示す断面正面図である。
て示す断面正面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す一部断面正面図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の実施例の要部を拡大して示す一部
断面正面図である。
断面正面図である。
【図4】図2や図3の水銀放出構体をさらに拡大して示
す一部切欠斜視図である。
す一部切欠斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例の蛍光ランプの端部を破断
して示す断面正面図である。
して示す断面正面図である。
【図6】本発明実施例の照明器具(照明装置)を示す説
明図である。
明図である。
L:ランプ D:照明器具(照明装置) 1:ガラスバルブ(透光性気密容器) 11:ガラス面 2:ステム 21:排気管 3:封着部 4:電極 5:蛍光体膜 6:水銀放出構体 61:主体部 62:くびれ部 63:裾野状部
Claims (6)
- 【請求項1】 透光性気密容器と;この気密容器に設け
られた電極と;上記気密容器内に封入された水銀と希ガ
スとを含む放電媒体と;上記気密容器内に配設され、ラ
ンプ動作時の容器壁温度を越え、かつ、気密容器の軟化
温度未満で溶融して水銀を放出し、水銀放出後は動作中
水銀を実質的に再吸収しない主体部が粒状の水銀放出構
体と;を具備したものにおいて、 上記水銀放出構体は、ステムを含む気密容器の内面に、
その主体部がくびれ部を介して裾野状部で固着している
ことを特徴とする低圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項2】 水銀放出構体は、ランプ消灯期間中に気
密容器内の水銀を再吸収し、点灯中に再放出することを
特徴とする請求項1に記載の低圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項3】 水銀放出構体は、亜鉛Znを主体として
いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
低圧水銀蒸気放電ランプ。 - 【請求項4】 水銀放出構体は、裾野状部の平均差渡し
がくびれ部の平均差渡しの2倍以上あることを特徴とす
る請求項1ないし請求項3のいずれか一記載の低圧水銀
蒸気放電ランプ。 - 【請求項5】 気密容器を構成するバルブまたはステム
のガラス材質が、鉛ガラスであることを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれか一記載の低圧水銀蒸気放
電ランプ。 - 【請求項6】 照明装置本体と;この装置本体に設置さ
れた請求項1ないし請求項5のいずれか一記載の低圧水
銀蒸気放電ランプと;を具備していることを特徴とする
照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29110194A JPH08148120A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29110194A JPH08148120A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08148120A true JPH08148120A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17764471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29110194A Pending JPH08148120A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 低圧水銀蒸気放電ランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08148120A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1015548A (ja) * | 1996-07-01 | 1998-01-20 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 24時間浄化保温装置の殺菌装置 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP29110194A patent/JPH08148120A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1015548A (ja) * | 1996-07-01 | 1998-01-20 | Janome Sewing Mach Co Ltd | 24時間浄化保温装置の殺菌装置 |
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