JPH08148127A - マイクロ波放電光源装置 - Google Patents

マイクロ波放電光源装置

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JPH08148127A
JPH08148127A JP6283413A JP28341394A JPH08148127A JP H08148127 A JPH08148127 A JP H08148127A JP 6283413 A JP6283413 A JP 6283413A JP 28341394 A JP28341394 A JP 28341394A JP H08148127 A JPH08148127 A JP H08148127A
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microwave
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discharge tube
resonance
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Akira Hochi
昌 保知
Masataka Ozawa
正孝 小沢
Shigeru Horii
滋 堀井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波放電光源装置において、マイクロ
波エネルギーを効率よく放電管内部に供給することで始
動性と発光効率の向上を実現する。 【構成】 電磁誘導性を持つ機能部と電気容量性を持つ
機能部とを一導体材料内に合わせ持つ共振器12と放電
管11とを、放電管内部の充填物に電磁エネルギーが結
合されるように配置したものを、マイクロ波共振空胴1
7内部に設置することで始動性とマイクロ波エネルギー
の供給効率が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高出力照明用のマイクロ
波放電光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりマイクロ波を用いて放電管をプ
ラズマ発光させる光源装置が提案且つ利用されている。
特に放電のための電極を有しない無電極放電管は、電極
の消耗による劣化現象が生じないことから長寿命が期待
できるなど、有電極の放電管と比較して優れた点を多く
有している。そのため近年、特に高出力照明用光源とし
て注目されている。
【0003】図9に、マイクロ波放電光源装置の例とし
て、特開昭61−99264号公報に記載されているも
のを示す。図9において、91はマイクロ波を発振する
ためのマグネトロン、92はマグネトロンアンテナ、9
3は端部にマグネトロンを装着した導波管、95はマイ
クロ波共振空胴で、導波管93の他端部に接続された空
胴壁96と円筒の金属メッシュよりなる光透過部材97
とから構成される。98は空胴壁96に設けられた給電
口で、導波管93よりマイクロ波共振空胴95内にマイ
クロ波を給電するものである。99はマイクロ波共振空
胴95内に配置された放電管で希ガスや水銀などの充填
物が封入された石英ガラスのような光透過性の被包体で
できている。94はマイクロ波共振空胴75から放射さ
れた光を反射する反射板である。
【0004】装置は次のように動作する。マグネトロン
91で発振されたマイクロ波はマグネトロンアンテナ9
2を通じて導波管93へ伝搬モードとして励振される。
このマイクロ波は給電口98を通じてマイクロ波共振空
胴95へ給電される。前記充填物はマイクロ波エネルギ
ーにより前記放電管が駆動されると蒸発し且つ放電発光
をする。このように従来のマイクロ波放電光源装置の共
振機能部にはマイクロ波共振空胴のみが用いられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成のように、マイクロ波共振空胴95から放電管9
9に給電する方法では、放電開始以前には前記放電管内
部で電離が進んでおらず電子及びイオン密度が低く導電
路が存在しないため、前記放電管にマイクロ波エネルギ
ーが集中しないので始動に困難が伴うという問題と、放
電開始以後は前記マイクロ波共振空胴内部での共振電磁
場の内前記放電管内部に供給されず拡散して損失される
マイクロ波エネルギーが存在するので供給電力に対する
発光効率が低下するという問題点を有している。また上
記の従来の構成で用いられている前記マイクロ波共振空
胴95の寸法は2.45GHzの波長が12cm程度で
あることから最小で十数cm程度に制限されるという問
題を有している。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、導波路を通じて伝播されるマイクロ波エネルギーを
効率よく放電管内部に供給することで、始動性と発光効
率の向上を実現することを第1の目的とする。また給電
口より先の共振機能部の構成の小型化を実現することを
第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、マイクロ波を発振する発振部と、マイク
ロ波を伝播する機能部と、給電口と、マイクロ波共振空
胴と、電磁誘導性を持つ機能部と電気容量性を持つ機能
部とを一導体材料内に合わせ持つ共振器と、充填物と光
透過性の被包体を有し前記被包体内部に前記充填物を設
けた放電管から成り、前記充填物に電磁エネルギーが結
合されるように前記共振器と前記放電管とを配置したも
のを、前記マイクロ波共振空胴内部の共振電磁場により
前記共振器の電磁誘導性を持つ機能部が動作するように
設置し、前記放電管に前記共振器からマイクロ波エネル
ギーを供給する構成である。
【0008】またマイクロ波を発振する発振部と、マイ
クロ波を伝播する機能部と、給電口と、電磁誘導性を持
つ機能部と電気容量性を持つ機能部とを一導体材料内に
合わせ持つ共振器と、充填物と光透過性の被包体を有し
前記被包体内部に前記充填物を設けた放電管から成り、
前記充填物に電磁エネルギーが結合されるように前記共
振器と前記放電管とを配置したものを、前記給電口から
の共振電磁場により前記共振器の電磁誘導性を持つ機能
部が動作するように設置し、前記放電管に前記共振器か
らマイクロ波エネルギーを供給するように構成したもの
である。
【0009】
【作用】前記共振器をマイクロ波共振空胴内部に配置す
ることで前記マイクロ波空胴内部の共振電磁場が前記共
振器周辺に集中し、その集中した共振電磁場と放電管が
電磁的に結合し駆動することで供給マイクロ波エネルギ
ーに対する発光効率が高められる。
【0010】また前記共振器はマイクロ波共振空胴に比
較して小さく設計しうることから、マイクロ波共振空胴
とこの共振器を置換することによりマイクロ波放電光源
装置のマイクロ波共振機能部を小型化できる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おけるマイクロ波放電光源装置の要部断面図である。放
電管11と導電材料からなる共振器12の構成をマイク
ロ波発振部であるマグネトロン13、マイクロ波伝播機
能部である導波管14、給電口15、金属メッシュ製の
マイクロ波共振空胴17、反射板16からなる従来と同
様のマイクロ波放電光源装置の内部に配置する。本実施
例では共振器12としてループギャップ共振器を用いて
いる。
【0012】ループギャップ共振器の動作及び形状につ
いて図7と図8を用いて説明する。ループギャップ共振
器は図7(a)にその横断面図を示し、図7(b)にそ
の斜視図を示すように、導電材料から成る円筒形の共振
環と、前記共振環を一定幅で中心軸の方向に切断する空
隙とから成る。前記ループギャップ共振器の中心軸方向
を変動電磁場の磁束の方向と略平行になるように配置す
ると、前記円筒型共振環が電磁誘導性を持ち、円方向に
渦状の誘導電位が生じ、これにより前記空隙間に電場が
生じ電気容量を持つ。図7(c)は前記ループギャップ
共振器を等価回路で示したものでインダクタL、抵抗
R、キャパシタCを接続した共振回路で表される。等価
回路の抵抗Rが大きいほど前記ループギャップ共振器内
部での熱損失は増加するので、ループギャップ共振器の
導電材料としては等価回路の抵抗値が小さくなるように
固有抵抗の小さい材料を用いることが望ましい。したが
って本実施例においては銅を用いたが、アルミや銀を用
いてもよい。
【0013】ループギャップ共振器の各寸法を、図7
(a)に示されているように、円筒共振環の内径をr、
厚さをW、軸方向長さをZ、空隙の幅をtとおく。空隙
の数をn、空隙間の誘電率をε、真空の透磁率をμ0
おくと図7(c)の前記等価回路のインダクタンスL及
びキャパシタンスCはそれぞれ(数1)のように表され
る。
【0014】
【数1】
【0015】これより前記ループギャップ共振器の共振
周波数が近似的に求められる。共振周波数νは(数2)
のように表される。
【0016】
【数2】
【0017】したがって近似的には前記円筒環の軸方向
長さZは共振周波数に関与しないことがわかる。
【0018】マイクロ波放電光源装置において共振周波
数は一定であり、マグネトロンの発振周波数によって定
められる。一般的に用いられている発振周波数は2.4
5GHzである。前記共振周波数νにこの値を代入すれ
ばループギャップ共振器の各寸法を定めることができ
る。本実施例では空隙は一つであるのでn=1として、
前記円筒共振環の内径rを1.5cmと定める。前記円
筒共振環の厚さWと前記空隙の幅tの関係は(数2)か
ら次式のように求められる。 t=0.02W すなわち前記ループギャップ共振器の各寸法はかなりの
自由度を持ち、前記円筒共振環の厚さW、前記円筒共振
環の内径r、前記空隙の幅tのいずれか一つの寸法を定
めれば他の二つの寸法の関係式が導出され、そこからル
ープギャップ共振器の略寸法を決定できる。
【0019】なお、本実施例でのループ部断面は、誘導
電流が流れる時に電流経路が最短になるので最も効率の
よい同心円形を用いているが、内部が空胴になって変動
磁束が通りさえすれば多角形などの構造でもよい。
【0020】ループギャップ共振器をマイクロ波共振空
胴内部に設置した場合の磁場分布の変化の例を図8に示
す。82a、82bはTE102 モードのマイクロ共振空
胴、83a、83bは前記TE102 モードのマイクロ共
振空胴内部の強電磁場の磁力線分布、81は前記TE
102 モードのマイクロ共振空胴と同一の共振周波数を持
ったループギャップ共振器である。図8(a)のような
通常のTE102 モードでの磁場分布と比較して、ループ
ギャップ共振器81を前記マイクロ波共振空胴内部に前
記マイクロ波共振空胴の磁力線と前記ループギャップ共
振器の中心軸が略平行となる位置に設置した場合、図8
(b)のように磁力線が前記ループギャップ共振器内部
に集中したような磁場分布となる。
【0021】放電管とループギャップ共振器の構成の第
1例として図3に示されている構成について説明する。
31は直径30mmの球形の石英ガラスより成る被包体
内部に充填物としてアルゴンガス5hPaと水銀20m
gを封入した放電管、32は銅を材料とする円筒の中心
軸の方向に形成される空隙を一つ持つループギャップ共
振器であり、各寸法は円筒の内径rを1.5cmとして
上記の計算結果から定めている。放電管31はループギ
ャップ共振器32の端部近傍に互いの中心軸が一致する
ように設置している。
【0022】なお、図3のループギャップ共振器32に
よりつくられる共振電磁場の磁力線は点線で示されてい
るような分布を持ち、ループギャップ共振器32の端部
から距離が離れると前記ループギャップ共振器の共振マ
イクロ波がつくる電磁場は急激に減少するので、放電管
31はループギャップ共振器32の端部にできるだけ近
接して設置することが望ましい。しかしながら放電管3
1がループギャップ共振器32の端部に当接するように
配置すると、放電管31の構成材料である石英ガラスの
線膨張係数が1000℃以下で5.5×10-7であるの
に対し、ループギャップ共振器32の構成材料である銅
の線膨張係数は300℃で0.175と大きく異なるこ
とから、マイクロ波電力給電時に発する熱による熱膨張
量の差により放電管が破壊されるおそれがある。したが
って放電管31とループギャップ共振器32端部と間
は、放電管31駆動時の熱膨張によって干渉しないだけ
の距離の隙間を少なくとも空けておく必要がある。
【0023】図4は放電管とループギャップ共振器の第
2の構成例を示すもので、直径25mmの球形の石英ガ
ラスより成る被包体内部に、充填物としてアルゴンガス
5hPaと水銀12mgを封入した放電管41が銅を材
料とする円筒の中心軸の方向に形成される空隙を一つ持
つループギャップ共振器42の円筒環の内部に互いの中
心軸が一致し且つ放電管の中心が円筒共振環の中点と一
致するように設置された構成をもつものである。
【0024】ループギャップ共振器の各部寸法は第1の
構成例と同様であり、2.45GHzで動作するように
円筒共振環の内径rを1.5cmとし、空隙の幅tと円
筒共振環の厚さWがt=0.02Wの関係を満たすよう
に設計している。また放電管41からの発光ができるだ
けループギャップ共振器42の外部に出るように、円筒
共振環の長さZは第1の構成例よりも短く設計されてい
る。
【0025】ループギャップ共振器42による共振電磁
場の磁場の強度は図4で点線で示すように、ループギャ
ップ共振器42の円筒環内部の中央部で最大になる。し
たがって図4に示すようにループギャップ共振器42内
部に放電管41が配置されるとき、ループギャップ共振
器42から放電管41に供給されるマイクロ波エネルギ
ーの効率は、図3の構成例のように前記放電管を前記ル
ープギャップ共振器の端部より外側に配置するときより
も向上する。
【0026】放電管41の直径はループギャップ共振器
42の円筒環の内径に近いほど効率は向上するが、上記
の第1の実施例と同様に石英ガラスと銅の熱膨張の差を
考慮して、前記放電管と前記ループギャップ共振器との
間に熱により干渉しないだけの空隙を設けておく必要が
ある。
【0027】なお、この第2の構成においては、他の構
成の例と比較して前記ループギャップ共振器による遮光
が最も大きくなる。そこで前記ループギャップ共振器の
材料として銅のような非光透過性の物質ではなく、石英
ガラスのような光透過性の誘電材料の表面にITO等の
光透過性の導電膜を蒸着したものを考えることもでき
る。また、この構成を他の構成例に適用しても良い。
【0028】図5は放電管とループギャップ共振器の第
3の構成例を示したもので、直径30mmの球形の石英
ガラスより成る被包体内部に充填物としてアルゴンガス
5hPaと水銀20mgを封入した放電管51が銅を材
料とする円筒の中心軸の方向に形成される空隙を二つ持
つループギャップ共振器52の端部近傍に設置された構
成をもつものである。この第3の構成例においては、ル
ープギャップ共振器の二つの空隙は中心軸に対して対称
になるように設けられている。この空隙を二つ設けると
いうことは、ループギャップ共振器駆動時の電気容量性
を持つ機能部が二カ所に増えることを意味し、共振電場
を形成する部分が二つに分散することになる。したがっ
て第1の構成例と比較して、ループギャップ共振器内部
及び周辺でのマイクロ波共振電磁場がより均一に形成し
うることとなり、ひいては前記放電管内部の発光プラズ
マの均一化が実現される。
【0029】この構成例のループギャップ共振器の共振
周波数νに対する各寸法の関係は、(数2)においてn
=2とすれば導くことができる。共振周波数νが2.4
5GHzであるので、ループギャップ共振器52の円筒
共振環の内径rを1.5cmとするとループギャップ共
振器52の空隙の幅tと円筒共振環の厚さWの関係は次
式で表される。 t=0.01W なお、この構成例では空隙の数nを2つとしたが、空隙
の数は工作と設置が可能であるかぎり、空隙の数は多い
方がループギャップ共振器内部の電磁場の分布を均一化
できる。
【0030】図6は第4の構成例を示したもので、銅を
材料とする円筒の中心軸の方向に形成される空隙を一つ
持つ二つのループギャップ共振器62、63の間の端部
近傍に、直径30mmの球形の石英ガラスより成る被包
体内部に充填物としてアルゴンガス5hPaと水銀20
mgを封入した放電管61が設置された構成をもつ。ル
ープギャップ共振器62、63の各部寸法は第1の構成
例と同じである。
【0031】2つのループギャップ共振器62と63は
図6に点線で示すように連結された電磁場のモードを持
つように配置されており、前記2つの共振器の間には拡
散せず集中した電磁場が存在する。前記2つの共振器の
間に放電管61を配置することにより、第1の構成例に
比べて拡散及び損失するマイクロ波エネルギーの量を減
らすことができる。ただしこの配置ではループギャップ
共振器の間の空隙からしか放射光が出ないことに注意し
てマイクロ波放電光源装置に設置しなければならない。
【0032】以上の図3から図6に示される放電管とル
ープギャップ共振器の第1から第4の構成のいずれか
を、図1のマイクロ波共振空胴17内部に、前記ループ
ギャップ共振器の中心軸と前記マイクロ波共振空胴内部
17の固有モードにより生じる磁束とが略平行になるよ
うに配置すれば、前記ループギャップ共振器内部に周辺
の磁束が図8で示したように集中し、マイクロ波共振空
胴のみを用いる従来の構成よりも始動性が向上し、高効
率での放電が実現される。
【0033】なお、以上の実施例において、放電管の充
填物として水銀とアルゴンのみについて説明を行った
が、勿論充填物についてはこれらにのみ限定されるもの
ではなく金属ハライドなどの添加物を加えることも可能
であり、また特開平6ー132018号公報で提案され
た硫黄なども放電物質として考えられる。
【0034】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて図2を用いて説明する。図2に示すマイクロ波放
電光源装置は、マイクロ波発振部であるマグネトロン2
3、マイクロ波伝播機能部である導波管24、給電口2
5、反射板26、放電管21、及び導体材料からなる共
振器であるループギャップ共振器22から構成される。
本実施例では図1に示す第1の実施例からマイクロ波共
振空胴を取り除き、代わってループギャップ共振器のみ
を共振機能部として用いることを特徴としている。既に
述べたようにマイクロ波共振空胴は十数cm以下に設計
できないのに対して、ループギャップ共振器は数cm以
下で設計できることから、マイクロ波放電光源装置の給
電口より先のマイクロ波共振機能部の構成の小型化が実
現できる。
【0035】図2の放電管21とループギャップ共振器
22の構成としては第1の実施例で述べた図3から図6
の四つの構成を同様に用いることができる。そこで前記
の放電管とループギャップ共振器の構成例の内いずれか
を、給電口近傍にマイクロ波電磁場の磁束方向と前記ル
ープギャップ共振器の中心軸が略平行になるように配置
することによりマイクロ波放電光源装置のマイクロ波共
振機能部の小型化が実現される。
【0036】なお、実施例1および2において、ループ
ギャップ共振器および放電管の支持方法については特定
しなかったが、誘電性であり且つ熱伝導率の低く適度な
強度がある物質であればよく、例としては石英管や誘電
性セラミックなどが考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1マイク
ロ波共振空胴内部の放電管の近傍に電磁誘導性を持つ機
能部と電気容量性を持つ機能部を一導電材料内部に合わ
せ持つ共振器を設置することにより、放電管の始動性を
向上することができ、且つマイクロ波エネルギーの損失
を低減し供給電力に対する発光効率が向上し装置駆動の
ための電力費用の削減を実現できるものである。
【0038】またマイクロ波共振空胴に代わって、電磁
誘導性を持つ機能部と電気容量性を持つ機能部を一導電
材料内部に合わせ持つ共振器を用いることにより、放電
管を駆動させるための共振機能部の構造を小型化し、装
置の一部設置空間の削減を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるマイクロ波放電
光源装置の要部断面図
【図2】本発明の第2の実施例におけるマイクロ波放電
光源装置の要部断面図
【図3】本実施例の放電管とループギャップ共振器の第
1の構成例の要部斜視図
【図4】本実施例の放電管とループギャップ共振器の第
2の構成例の要部斜視図
【図5】本実施例の放電管とループギャップ共振器の第
3の構成例の要部斜視図
【図6】本実施例の放電管とループギャップ共振器の第
4の構成例の要部斜視図
【図7】(a)はループギャップ共振器の断面図 (b)はループギャップ共振器の斜視図 (c)はループギャップ共振器の等価回路を示す図
【図8】(a)はTE102モードマイクロ波共振空胴内
部の磁場分布を示す斜視図 (b)はループギャップ共振器を設置したTE102モー
ドマイクロ波共振空胴内部の磁場分布を示す斜視図
【図9】従来のマイクロ波放電光源装置の要部断面図
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61 放電管 12、22、32、42、52、62、63、81 ル
ープギャップ共振器 17、82a、82b マイクロ波共振空胴 13、23 マグネトロン 14、24 導波管 15、25 給電口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波を発振する発振部と、前記マイ
    クロ波を伝播する機能部と、給電口と、マイクロ波共振
    空胴と、電磁誘導性を持つ機能部と電気容量性を持つ機
    能部とを一導体材料内に合わせ持つ共振器と、充填物と
    光透過性の被包体を有し前記被包体内部に前記充填物を
    設けた放電管とを備え、前記充填物に電磁エネルギーが
    結合されるように前記共振器と前記放電管とを配置した
    構成を、前記マイクロ波共振空胴内部の共振電磁場によ
    り前記共振器の電磁誘導性を持つ機能部が動作するよう
    に設置し、前記放電管に前記共振器からマイクロ波エネ
    ルギーを供給するようにしたことを特徴とするマイクロ
    波放電光源装置。
  2. 【請求項2】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物に電磁エネルギーが結合される
    ように、前記ループギャップ共振器の端部に近接し且つ
    前記ループギャップ共振器の中心軸が少なくとも一部を
    通るように放電管を配置した構成を、マイクロ波空胴共
    振器内部の共振電磁場の磁力線と前記ループギャップ共
    振器の中心軸が略平行になるように設置し、前記放電管
    に前記ループギャップ共振器からマイクロ波エネルギー
    を供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    マイクロ波放電光源装置。
  3. 【請求項3】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物に電磁エネルギーが結合される
    ように前記ループギャップ共振器の共振環内部の空間に
    放電管の少なくとも一部を挿入した配置を持つ構成を、
    マイクロ波空胴共振器内部の共振電磁場の磁力線と前記
    ループギャップ共振器の中心軸が略平行になるように設
    置し、前記放電管に前記ループギャップ共振器からマイ
    クロ波エネルギーを供給するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のマイクロ波放電光源装置。
  4. 【請求項4】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物に電磁エネルギーが結合される
    ように少なくとも二つの前記ループギャップ共振器と少
    なくとも一つの放電管を有し前記ループギャップ共振器
    の中心軸が一致し且つ前記中心軸が前記放電管の少なく
    とも一部を通るように交互に配置した構成を、マイクロ
    波空胴共振器内部の共振電磁場の磁力線と前記ループギ
    ャップ共振器の中心軸が略平行になるように設置し、前
    記放電管に前記ループギャップ共振器からマイクロ波エ
    ネルギーを供給するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のマイクロ波放電光源装置。
  5. 【請求項5】マイクロ波を発振する発振部と、前記マイ
    クロ波を伝播する機能部と、給電口と、電磁誘導性を持
    つ機能部と電気容量性を持つ機能部とを一導体材料内に
    合わせ持つ共振器と、充填物と光透過性の被包体を有し
    前記被包体内部に前記充填物を設けた放電管とを備え、
    前記共振器と前記放電管とを、前記給電口からの共振電
    磁場により前記共振器の電磁誘導性を持つ機能部が動作
    するように設置し、前記放電管に前記共振器からマイク
    ロ波エネルギーを供給するようにしたことを特徴とする
    マイクロ波放電光源装置。
  6. 【請求項6】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物に電磁エネルギーが結合される
    ように、前記ループギャップ共振器の端部に近接し且つ
    前記ループギャップ共振器の中心軸が少なくとも一部を
    通るように放電管を配置した構成を、前記給電口より伝
    播される共振電磁場の磁力線と前記ループギャップ共振
    器の中心軸が略平行になるように設置し、前記放電管に
    前記ループギャップ共振器からマイクロ波エネルギーを
    供給するようにしたことを特徴とする請求項5記載のマ
    イクロ波放電光源装置。
  7. 【請求項7】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物と光透過性の被包体を有し前記
    被包体内部に前記充填物を設けた放電管から成り、充填
    物に電磁エネルギーが結合されるように前記ループギャ
    ップ共振器の共振環内部の空間に放電管の少なくとも一
    部を挿入した配置を持つ構成を、前記給電口より伝播さ
    れる共振電磁場の磁力線と前記ループギャップ共振器の
    中心軸が略平行になるように設置し、前記放電管に前記
    ループギャップ共振器からマイクロ波エネルギーを供給
    するようにしたことを特徴とする請求項5記載のマイク
    ロ波放電光源装置。
  8. 【請求項8】共振器は、導電材料によって形成される略
    円筒型の共振環と前記共振環の中心軸の方向に形成され
    る少なくとも一つの空隙とを有するループギャップ共振
    器の構造を持ち、充填物に電磁エネルギーが結合される
    ように少なくとも二つの前記ループギャップ共振器と少
    なくとも一つの放電管を有し前記ループギャップ共振器
    の中心軸が一致し且つ前記中心軸が前記放電管の少なく
    とも一部を通るように交互に配置した構成を、前記給電
    口より伝播される共振電磁場の磁力線と前記ループギャ
    ップ共振器の中心軸が略平行になるように設置し、前記
    放電管に前記ループギャップ共振器からマイクロ波エネ
    ルギーを供給するようにしたことを特徴とする請求項5
    記載のマイクロ波放電光源装置。
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