JPH08148699A - 整流ダイオ−ド - Google Patents
整流ダイオ−ドInfo
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- JPH08148699A JPH08148699A JP6311193A JP31119394A JPH08148699A JP H08148699 A JPH08148699 A JP H08148699A JP 6311193 A JP6311193 A JP 6311193A JP 31119394 A JP31119394 A JP 31119394A JP H08148699 A JPH08148699 A JP H08148699A
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- resistance
- junction
- region
- carrier
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D8/00—Diodes
- H10D8/60—Schottky-barrier diodes
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/60—Impurity distributions or concentrations
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明はダイオ−ドの諸特性(逆方向電圧、
順方向電圧、逆方向回復時間、ピ−ク逆電圧、ソフトリ
カバリ−等)の改善を図った整流用ダイオ−ドを提供す
ることである。 【構成】 N型伝導の高抵抗i層2の表面に深さXpを
持つP型伝導のP領域を複数(3−1〜3−3)形成し
てなる整流性PN接合と、ショットキ−バリア−接合が
交互に配列されており、P領域(3−1〜3−3)に接
して深さ方向に厚さWiの高抵抗i層2、さらに、低抵
抗N+層1の順序に配列された構造を持つシリコン整流
ダイオ−ドにおいて、高抵抗i層2が低抵抗N+層1に
接した領域に、バッファN層4を形成すると共に、前記
深さXpのPN接合を含む領域のキャリア−ライフタイ
ムを最も短くし、前記高抵抗i層2においてPN接合か
ら離れた前記低抵抗N+領域1に至る方向に向かってキ
ャリア−ライフタイムが長くなる分布をしている構造を
特徴とする。
順方向電圧、逆方向回復時間、ピ−ク逆電圧、ソフトリ
カバリ−等)の改善を図った整流用ダイオ−ドを提供す
ることである。 【構成】 N型伝導の高抵抗i層2の表面に深さXpを
持つP型伝導のP領域を複数(3−1〜3−3)形成し
てなる整流性PN接合と、ショットキ−バリア−接合が
交互に配列されており、P領域(3−1〜3−3)に接
して深さ方向に厚さWiの高抵抗i層2、さらに、低抵
抗N+層1の順序に配列された構造を持つシリコン整流
ダイオ−ドにおいて、高抵抗i層2が低抵抗N+層1に
接した領域に、バッファN層4を形成すると共に、前記
深さXpのPN接合を含む領域のキャリア−ライフタイ
ムを最も短くし、前記高抵抗i層2においてPN接合か
ら離れた前記低抵抗N+領域1に至る方向に向かってキ
ャリア−ライフタイムが長くなる分布をしている構造を
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する分野の説明】本発明は逆電圧Vzを犠牲
にすることなく、順方向降下電圧VFを小さくし、 (2) 逆方向回復時間trrを速くすると同時に、逆回復時の
電流波形がソフトリカバリ−で、ピ−ク逆電圧Vrpが
小さい特性を得ることができる整流ダイオ−ドに関す
る。
にすることなく、順方向降下電圧VFを小さくし、 (2) 逆方向回復時間trrを速くすると同時に、逆回復時の
電流波形がソフトリカバリ−で、ピ−ク逆電圧Vrpが
小さい特性を得ることができる整流ダイオ−ドに関す
る。
【0002】
【従来技術】図3はこの種の従来構造を示す断面図で、
図中PはP型高濃度領域、Iは真性領域、N+はN型高
濃度領域で、所謂Pin型ダイオ−ドを形成する。(な
お、Pi接合をPN接合と称する。)Aはアノ−ド端子
Cはカソ−ド端子である。以下端子Aにプラス(+)、
端子Cにマイナス(−)電位を印加した状態から端子C
を(+)、端子Aを(−)に電圧印加した時の順方向モ
−ドから逆方向モ−ドに転ずる過程と、逆回復時間(t
rr)及びピ−ク逆電圧(Vrp)発生のメカニズムに
ついて図4(a)(b)を参照して説明する。
図中PはP型高濃度領域、Iは真性領域、N+はN型高
濃度領域で、所謂Pin型ダイオ−ドを形成する。(な
お、Pi接合をPN接合と称する。)Aはアノ−ド端子
Cはカソ−ド端子である。以下端子Aにプラス(+)、
端子Cにマイナス(−)電位を印加した状態から端子C
を(+)、端子Aを(−)に電圧印加した時の順方向モ
−ドから逆方向モ−ドに転ずる過程と、逆回復時間(t
rr)及びピ−ク逆電圧(Vrp)発生のメカニズムに
ついて図4(a)(b)を参照して説明する。
【0003】先ず図4において横軸は時間、縦軸は電流
(図4a)、電圧(図4b)を示す。逆回復過程では、整
流ダイオ−ドの逆回復電流電圧は時間とともにダイオ−
ド内部のキャリア−の動きによる電流変化速度di/d
t、空乏層拡がり速度、接合容量Cjと使用回路のイン
ダクタンスLや容量C等の相関関係で特性が決定されて
いる。特に、キャリア−の変化による電流の変化速度d
i/dtとインダクタンスLは次式で相関し、 V=Vd+L・di/dt・・・・・・・・式(1) Vd :電源印加電圧 L :回路中のインダクタンス で示される電圧Vが整流ダイオ−ドの両端(C、A)に
観測される。電源電圧の増加速度dV/dtが遅い低周
波回路方式では、ダイオ−ドのPN接合の空乏層拡がり
速度がゆっくりであるために、空乏層拡がりに伴うキャ
リア−掃き出し速度はゆっくり行なわれ、電流変化di
/dtは小さく、前記式(1)によるインダクタンスL
を介した発生電圧L・di/dtは小さいから整流ダイ
オ−ドは逆回復時に高い異常電圧Vrpを生じない。し
かし、高周波回路になる (3) ほど電圧増加速度dV/dtが速くなるから、ダイオ−
ド内部のキャリア−の動きも高速になる。従って、電流
変化di/dtが大きくなり、結果として大きなピ−ク
逆電圧Vrpを生じやすい傾向がある。以下の説明は主
として高周波回路の現象について詳述する。
(図4a)、電圧(図4b)を示す。逆回復過程では、整
流ダイオ−ドの逆回復電流電圧は時間とともにダイオ−
ド内部のキャリア−の動きによる電流変化速度di/d
t、空乏層拡がり速度、接合容量Cjと使用回路のイン
ダクタンスLや容量C等の相関関係で特性が決定されて
いる。特に、キャリア−の変化による電流の変化速度d
i/dtとインダクタンスLは次式で相関し、 V=Vd+L・di/dt・・・・・・・・式(1) Vd :電源印加電圧 L :回路中のインダクタンス で示される電圧Vが整流ダイオ−ドの両端(C、A)に
観測される。電源電圧の増加速度dV/dtが遅い低周
波回路方式では、ダイオ−ドのPN接合の空乏層拡がり
速度がゆっくりであるために、空乏層拡がりに伴うキャ
リア−掃き出し速度はゆっくり行なわれ、電流変化di
/dtは小さく、前記式(1)によるインダクタンスL
を介した発生電圧L・di/dtは小さいから整流ダイ
オ−ドは逆回復時に高い異常電圧Vrpを生じない。し
かし、高周波回路になる (3) ほど電圧増加速度dV/dtが速くなるから、ダイオ−
ド内部のキャリア−の動きも高速になる。従って、電流
変化di/dtが大きくなり、結果として大きなピ−ク
逆電圧Vrpを生じやすい傾向がある。以下の説明は主
として高周波回路の現象について詳述する。
【0004】(1)時間t0〜t1(接合逆回復期間) 図4(a)(b)に示すようにこの期間(t0〜t1)に
おいては、キャリア−はその場のライフタイムに従って
消滅するから電流は図4(a)に示すようにdi/dt
は負になる。印加電圧が増加してもダイオ−ドの両端の
電圧は式(1)によりVd>L・(−di/dt)が成
立する間はPN接合は順バイアスされている。t1でよ
うやくキャリア−ライフタイムによる自然消滅でPN接
合に近い側のキャリア−が無くなり、接合の両側に空乏
層が形成されPN接合が逆方向に回復する(接合回
復)。
おいては、キャリア−はその場のライフタイムに従って
消滅するから電流は図4(a)に示すようにdi/dt
は負になる。印加電圧が増加してもダイオ−ドの両端の
電圧は式(1)によりVd>L・(−di/dt)が成
立する間はPN接合は順バイアスされている。t1でよ
うやくキャリア−ライフタイムによる自然消滅でPN接
合に近い側のキャリア−が無くなり、接合の両側に空乏
層が形成されPN接合が逆方向に回復する(接合回
復)。
【0005】(2)時間t1〜t2(空乏層拡がり期間) t1からt2は、整流ダイオ−ドに逆電圧が印加され、P
N接合付近のキャリア−は空乏層の発達により外に掃き
出され、t1〜t2の期間の電流を形成する。空乏層幅は
電圧Vの1/2乗に比例するから、高電圧になるほど空
乏層拡がり速度はにぶり、単位時間で掃き出されるキャ
リア−量は少なくなり、ある電圧からは減少に転ずる。
従って、di/dtも小さくなることによって、式
(1)の印加電圧Vrの増加が勝ち、電圧増加がダイオ
−ドの両端にかかる。ついに、t2で逆電流は最大Ir
pになり、電流の変化di/dtはゼロになる。
N接合付近のキャリア−は空乏層の発達により外に掃き
出され、t1〜t2の期間の電流を形成する。空乏層幅は
電圧Vの1/2乗に比例するから、高電圧になるほど空
乏層拡がり速度はにぶり、単位時間で掃き出されるキャ
リア−量は少なくなり、ある電圧からは減少に転ずる。
従って、di/dtも小さくなることによって、式
(1)の印加電圧Vrの増加が勝ち、電圧増加がダイオ
−ドの両端にかかる。ついに、t2で逆電流は最大Ir
pになり、電流の変化di/dtはゼロになる。
【0006】(3)時間t2〜t3(残留キャリア掃き出
し期間) i層に残留しているキャリア−が掃き出される時、正の
電流変化di/dtにより電圧L・di/dtを生じ、
t2〜t3期間に整流ダイオ−ドの両端にかかる電圧V
は、式(1)でVdに加えてL・di/dtが印加され
る。従って、空乏層Wdはさらに拡がりそのためにキャ
リア−が掃き出され、di/dtを形成す (4) ることを繰り返すことになる。この現象は空乏層拡がり
で掃き出されるキャリア−が無くなるまで相乗的に効
き、di/dtが最大値を取るt3でピ−ク逆電圧Vr
pを形成する。(図4b)
し期間) i層に残留しているキャリア−が掃き出される時、正の
電流変化di/dtにより電圧L・di/dtを生じ、
t2〜t3期間に整流ダイオ−ドの両端にかかる電圧V
は、式(1)でVdに加えてL・di/dtが印加され
る。従って、空乏層Wdはさらに拡がりそのためにキャ
リア−が掃き出され、di/dtを形成す (4) ることを繰り返すことになる。この現象は空乏層拡がり
で掃き出されるキャリア−が無くなるまで相乗的に効
き、di/dtが最大値を取るt3でピ−ク逆電圧Vr
pを形成する。(図4b)
【0007】(4)時間t3〜(C−R、L共振期間) t3以後の電流波形は、回路とPN接合の容量C、抵抗
R及びインダクタンスLの成分で共振し、リンギングす
るが次第にエネルギ−を消費して減衰する。
R及びインダクタンスLの成分で共振し、リンギングす
るが次第にエネルギ−を消費して減衰する。
【0008】
【従来技術の問題点】逆回復スイッチング時間trrを
速くするには、従来、シリコン半導体中に白金Pt、金
Au、鉄Fe、銅Cu等の所謂重金属を700〜115
0℃程の高温熱処理することで、シリコン半導体の価電
子帯と伝導帯のエネルギ−ギャップ中に再結合準位を形
成し、キャリア−ライフタイム(τ)を短くする方法が
とられている。しかし、なにも特別の工夫をしていない
重金属拡散では、シリコンウェハ−の表面と裏面に高濃
度の重金属が偏析して、シリコンウェハ−内部では低濃
度の重金属しか残留しない。しかも、主に順電流IFが
流れる経路で、順電流の供給が停止した後にキャリア−
が残留する部位で表面から約5μm以上の内部領域と、
裏面から約5μm以上の表面に向かう内部領域において
は重金属濃度差はせいぜい10倍以内の重金属原子の濃
度分布になっている。従って、表面から5μm以上の内
部領域でキャリア−ライフタイム(τ)を10倍以上に
変化させようとするのは難しく、10倍以内の均一ライ
フタイム(τ)にならざるを得なかった。
速くするには、従来、シリコン半導体中に白金Pt、金
Au、鉄Fe、銅Cu等の所謂重金属を700〜115
0℃程の高温熱処理することで、シリコン半導体の価電
子帯と伝導帯のエネルギ−ギャップ中に再結合準位を形
成し、キャリア−ライフタイム(τ)を短くする方法が
とられている。しかし、なにも特別の工夫をしていない
重金属拡散では、シリコンウェハ−の表面と裏面に高濃
度の重金属が偏析して、シリコンウェハ−内部では低濃
度の重金属しか残留しない。しかも、主に順電流IFが
流れる経路で、順電流の供給が停止した後にキャリア−
が残留する部位で表面から約5μm以上の内部領域と、
裏面から約5μm以上の表面に向かう内部領域において
は重金属濃度差はせいぜい10倍以内の重金属原子の濃
度分布になっている。従って、表面から5μm以上の内
部領域でキャリア−ライフタイム(τ)を10倍以上に
変化させようとするのは難しく、10倍以内の均一ライ
フタイム(τ)にならざるを得なかった。
【0009】その結果、逆回復時間trrを速くしよう
とすると、シリコンウェハ−全体に重金属を高濃度に高
温拡散処理するため、PN接合を含む近傍のキャリア−
ライフタイムと、高低抗i層のキャリア−ライフタイム
が全体に同時に短くなるため、接合回復時間tjを速
く、逆回復時間trrを速くできるが、ピ−ク逆電圧V
rpはきわめて大きくなったり、順方向降下電圧VFが
大きくなる傾向がある。 (5) 又、高抵抗i層の厚さWiを出来る限り薄くし、i層抵
抗を低抵抗にしてVFを小さくし、trrを小さくする
こともできる。しかしながら、使用電圧Vddよりも低
い電圧でPN接合から空乏層がi層全体に伸びるような
薄いWi層の構造では、高抵抗i層中の多量のキャリア
−は使用電圧Vddに到達する少し前の電圧から空乏層
拡がりによって多量のキャリア−が低抵抗N+層側に押
し出されてしまう。従って、瞬時に大電流が流れる。す
なはち、di/dtが増大してピ−ク逆電圧Vrpがき
わめて大きくなる。前記したように、従来技術では電流
活性領域全体をほとんど均一にキャリア−ライフタイム
制御しているため、ソフトリカバリ−を得ようとして重
金属拡散を低濃度にしてキャリア−ライフタイム(τ)
を長くすると、trrも長くなってしまう。言い換えれ
ば、逆回復時間trrとピ−ク逆電圧VrpはTRAD
E−OFFの関係にあった。
とすると、シリコンウェハ−全体に重金属を高濃度に高
温拡散処理するため、PN接合を含む近傍のキャリア−
ライフタイムと、高低抗i層のキャリア−ライフタイム
が全体に同時に短くなるため、接合回復時間tjを速
く、逆回復時間trrを速くできるが、ピ−ク逆電圧V
rpはきわめて大きくなったり、順方向降下電圧VFが
大きくなる傾向がある。 (5) 又、高抵抗i層の厚さWiを出来る限り薄くし、i層抵
抗を低抵抗にしてVFを小さくし、trrを小さくする
こともできる。しかしながら、使用電圧Vddよりも低
い電圧でPN接合から空乏層がi層全体に伸びるような
薄いWi層の構造では、高抵抗i層中の多量のキャリア
−は使用電圧Vddに到達する少し前の電圧から空乏層
拡がりによって多量のキャリア−が低抵抗N+層側に押
し出されてしまう。従って、瞬時に大電流が流れる。す
なはち、di/dtが増大してピ−ク逆電圧Vrpがき
わめて大きくなる。前記したように、従来技術では電流
活性領域全体をほとんど均一にキャリア−ライフタイム
制御しているため、ソフトリカバリ−を得ようとして重
金属拡散を低濃度にしてキャリア−ライフタイム(τ)
を長くすると、trrも長くなってしまう。言い換えれ
ば、逆回復時間trrとピ−ク逆電圧VrpはTRAD
E−OFFの関係にあった。
【0010】
【発明の目的】本発明はダイオ−ドの上記諸特性(逆方
向電圧、順方向電圧、逆方向回復時間、ピ−ク逆電圧、ソ
フトリカバリ−等)の改善を図った整流用ダイオ−ドを
提供することである。
向電圧、順方向電圧、逆方向回復時間、ピ−ク逆電圧、ソ
フトリカバリ−等)の改善を図った整流用ダイオ−ドを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための本発明の手段】本発明は、PN
接合近傍と、特に時間t2〜t3に空乏層先端が拡がる
領域のキャリアライフタイム長さの分布と、空乏層が拡
がる速度を意図的に変化させることを骨子として、N型
伝導の高抵抗i層の表面に深さXpを持つP型伝導のP
領域を複数形成してなる整流性PN接合と、ショットキ
−バリア−接合が交互に配列されており、P領域に接し
て深さ方向に厚さWiの高抵抗i層、さらに、低抵抗N
+層の順序に配列された構造を持つシリコン整流ダイオ
−ドにおいて、高抵抗i層が低抵抗N+層に接した領域
に、バッファN層を形成すると共に、前記深さXpのP
N接合を含む領域のキャリア−ライフタイムを最も短く
し、前記高 (6) 抵抗i層においてPN接合から離れた前記低抵抗N+領
域に至る方向に向かってキャリア−ライフタイムが長く
なる分布をしている構造を特徴とする。
接合近傍と、特に時間t2〜t3に空乏層先端が拡がる
領域のキャリアライフタイム長さの分布と、空乏層が拡
がる速度を意図的に変化させることを骨子として、N型
伝導の高抵抗i層の表面に深さXpを持つP型伝導のP
領域を複数形成してなる整流性PN接合と、ショットキ
−バリア−接合が交互に配列されており、P領域に接し
て深さ方向に厚さWiの高抵抗i層、さらに、低抵抗N
+層の順序に配列された構造を持つシリコン整流ダイオ
−ドにおいて、高抵抗i層が低抵抗N+層に接した領域
に、バッファN層を形成すると共に、前記深さXpのP
N接合を含む領域のキャリア−ライフタイムを最も短く
し、前記高 (6) 抵抗i層においてPN接合から離れた前記低抵抗N+領
域に至る方向に向かってキャリア−ライフタイムが長く
なる分布をしている構造を特徴とする。
【0012】
(比較例)特性比較のため従来構造(図3)において、
先ず厚さ45μm、比抵抗ρiが15Ωcm(Nd=3
E14Atoms/cm3)のN型導電エピタキシアル
i層2を、比抵抗0.003ΩcmのN型導電Si基盤
1上に堆積したSiウェハ−を用意した。エピタキシア
ルN型Si2の表面に、公知の方法でボロン表面濃度が
2E19Atoms/cm3、拡散深さXp=7μmの
P型領域3を形成する。次に領域3の表面より白金Pt
拡散を1000℃、20分処理した。係る構造につい
て、ライフタイム分布、その他特性について、調査し
た。図5はP型領域3の表面から深さ方向のキャリア分
布特性図でSBO法により測定したものである。この例
では特性aのキャリア−ライフタイム(τ)の分布に示
したように、表面ではτ1が5nSec程度と短いが、
約5μmから45μmの深いi層ではτ2は15〜30
nSecでほぼ一定の値に分布していることが判った。
又、trr波形評価回路で順方向電流IFを8Amp、
電源電圧Vddの立ち上がり速度dv/dtを20V/
10nSecにてVdd=400Vまで印加する逆回復
波形を評価した。この構造のPiNダイオ−ドのtrr
は25nSecと速いが、trr電流波形はIrp=
3、5Amp、Vrp=620voltを示し、整流ダ
イオ−ドの降伏電圧Vzの640voltに迫るピ−ク
逆電圧Vrpを示した。前記した第3期t2〜t3の電
流変化速度di/dtも速く、鋭いキンクを示した。順
方向降下電圧はIF=8Ampにおいて重金属を高濃度
にド−プしたためVF=1.4voltと大きい。
先ず厚さ45μm、比抵抗ρiが15Ωcm(Nd=3
E14Atoms/cm3)のN型導電エピタキシアル
i層2を、比抵抗0.003ΩcmのN型導電Si基盤
1上に堆積したSiウェハ−を用意した。エピタキシア
ルN型Si2の表面に、公知の方法でボロン表面濃度が
2E19Atoms/cm3、拡散深さXp=7μmの
P型領域3を形成する。次に領域3の表面より白金Pt
拡散を1000℃、20分処理した。係る構造につい
て、ライフタイム分布、その他特性について、調査し
た。図5はP型領域3の表面から深さ方向のキャリア分
布特性図でSBO法により測定したものである。この例
では特性aのキャリア−ライフタイム(τ)の分布に示
したように、表面ではτ1が5nSec程度と短いが、
約5μmから45μmの深いi層ではτ2は15〜30
nSecでほぼ一定の値に分布していることが判った。
又、trr波形評価回路で順方向電流IFを8Amp、
電源電圧Vddの立ち上がり速度dv/dtを20V/
10nSecにてVdd=400Vまで印加する逆回復
波形を評価した。この構造のPiNダイオ−ドのtrr
は25nSecと速いが、trr電流波形はIrp=
3、5Amp、Vrp=620voltを示し、整流ダ
イオ−ドの降伏電圧Vzの640voltに迫るピ−ク
逆電圧Vrpを示した。前記した第3期t2〜t3の電
流変化速度di/dtも速く、鋭いキンクを示した。順
方向降下電圧はIF=8Ampにおいて重金属を高濃度
にド−プしたためVF=1.4voltと大きい。
【0013】(実施例1)図1は本発明を適用した一実
施例構造で、図中3−1、3−2、3−3は深さXpを
もつP型領域、4は高抵抗i層2、低抵抗N+層1に接
して形成したバッ (7) ファN層、5はショットキバリア金属である。なおP型
領域3−1〜3−3は図1のB−B′断面を示す図7
(a)(b)のように平面パタ−ンを島状(図7a)又は
ストライブ形状(図7b)に形成できる。係る構造にお
いて、先ずN型伝導の0.003Ω・cm抵抗、厚さ4
00μmの基盤シリコンウェハ−1にリン原子を1E1
5Atoms/cm3濃度ド−プした厚さ10μmのバ
ッファN層4をエピタキシアル成長し、さらに、リン原
子を3E14Atoms/cm3濃度(ρi=15Ω・
cm)ド−プした厚さ20μmの高抵抗i層2をエピタ
キシアル成長したi/N/N+構造のダブルエピタキシ
アルウェハ−を使用し、i層表面に島状に表面から深さ
Xp=7μmのP領域を複数個作り、PとPの間のi領
域の表面にAL金属とショットキ−バリア−接合を形成
した。2MeVのエネルギ−で電子線を5E15DOS
E照射して試料全体のキャリア−ライフタイム(τ2)
を80〜100nSecに調整した後、さらに、ウェハ
−裏面からHeイオンを32MeVでド−ズ量1.6E
15を照射することによって、PN接合から5μm深い
i層を中心に±10μmの範囲のキャリア−ライフタイ
ム(τ1)を図5のcに示すように5〜10nSecに調
整した。このとき、Heイオンの飛程領域はそれなりに
結晶欠陥を形成するので約10〜20nSecライフタ
イムが短くなる。以上の方法で本発明の、表面から深さ
XpのPN接合を含む領域のキャリア−ライフタイム
(τ1)を最も短くし、PN接合からの空乏層が伸びる
領域から高抵抗i層と低抵抗N+層に至るi層領域のキ
ャリア−ライフタイム(τ2)を長く(50〜120n
Se)した構造を実現した。その結果、trrが20n
Se、ソフトリカバリ−でピ−ク逆電圧Vrpが460
voltでt3以後のリンギングが少ないスイッチング
特性を得ると同時に、0.92voltのVFを得た。
なお図5cはPN接合からN+層にかけてのキャリア−
ライフタイムの分布特性である。
施例構造で、図中3−1、3−2、3−3は深さXpを
もつP型領域、4は高抵抗i層2、低抵抗N+層1に接
して形成したバッ (7) ファN層、5はショットキバリア金属である。なおP型
領域3−1〜3−3は図1のB−B′断面を示す図7
(a)(b)のように平面パタ−ンを島状(図7a)又は
ストライブ形状(図7b)に形成できる。係る構造にお
いて、先ずN型伝導の0.003Ω・cm抵抗、厚さ4
00μmの基盤シリコンウェハ−1にリン原子を1E1
5Atoms/cm3濃度ド−プした厚さ10μmのバ
ッファN層4をエピタキシアル成長し、さらに、リン原
子を3E14Atoms/cm3濃度(ρi=15Ω・
cm)ド−プした厚さ20μmの高抵抗i層2をエピタ
キシアル成長したi/N/N+構造のダブルエピタキシ
アルウェハ−を使用し、i層表面に島状に表面から深さ
Xp=7μmのP領域を複数個作り、PとPの間のi領
域の表面にAL金属とショットキ−バリア−接合を形成
した。2MeVのエネルギ−で電子線を5E15DOS
E照射して試料全体のキャリア−ライフタイム(τ2)
を80〜100nSecに調整した後、さらに、ウェハ
−裏面からHeイオンを32MeVでド−ズ量1.6E
15を照射することによって、PN接合から5μm深い
i層を中心に±10μmの範囲のキャリア−ライフタイ
ム(τ1)を図5のcに示すように5〜10nSecに調
整した。このとき、Heイオンの飛程領域はそれなりに
結晶欠陥を形成するので約10〜20nSecライフタ
イムが短くなる。以上の方法で本発明の、表面から深さ
XpのPN接合を含む領域のキャリア−ライフタイム
(τ1)を最も短くし、PN接合からの空乏層が伸びる
領域から高抵抗i層と低抵抗N+層に至るi層領域のキ
ャリア−ライフタイム(τ2)を長く(50〜120n
Se)した構造を実現した。その結果、trrが20n
Se、ソフトリカバリ−でピ−ク逆電圧Vrpが460
voltでt3以後のリンギングが少ないスイッチング
特性を得ると同時に、0.92voltのVFを得た。
なお図5cはPN接合からN+層にかけてのキャリア−
ライフタイムの分布特性である。
【0014】(実施例2) (8) 図2は本発明の他の実施例に適用する構造図で高抵抗i
層2の表面に深さXpをもつP領域3を形成し、更にi
層2と低抵抗N+層1に接しバッファN層4を形成し
た。PN接合は高抵抗i層内に7μm深さに形成し、表
面から約30μmから50μmまでをリン濃度をi層よ
り高い不純物濃度のバッファ−N層を形成した。PN接
合付近のキャリア−ライフタイム(τ1)は実施例1と
同様に、電子線照射、Heイオン注入によって5〜10
nSecに調整した。PN接合から深さ方向に深くなる
につれてN+層まではキャリア−ライフタイムは長くな
り、その結果、接合回復t2も速く、その後の電流減少
速度di/dtはゆっくりでソフトリカバリ−になっ
て、ピ−ク逆電圧Vrpは480voltになった。t
rrは25nSecと極めて速くなると同時に、VFが
8Ampで0.95voltと小さくなる。
層2の表面に深さXpをもつP領域3を形成し、更にi
層2と低抵抗N+層1に接しバッファN層4を形成し
た。PN接合は高抵抗i層内に7μm深さに形成し、表
面から約30μmから50μmまでをリン濃度をi層よ
り高い不純物濃度のバッファ−N層を形成した。PN接
合付近のキャリア−ライフタイム(τ1)は実施例1と
同様に、電子線照射、Heイオン注入によって5〜10
nSecに調整した。PN接合から深さ方向に深くなる
につれてN+層まではキャリア−ライフタイムは長くな
り、その結果、接合回復t2も速く、その後の電流減少
速度di/dtはゆっくりでソフトリカバリ−になっ
て、ピ−ク逆電圧Vrpは480voltになった。t
rrは25nSecと極めて速くなると同時に、VFが
8Ampで0.95voltと小さくなる。
【0015】(実施例3)図2に示す実施例構造におい
て、PinN+構造を形成後、金Au拡散を950℃、
20分処理した。このとき、Siウェハ−の表面には金
Auを捕獲するリンガラス層を堆積し、裏面には重金属
を捕獲しないように処置した。その結果、図5のbに示
すように、Siウェハ−中のキャリア−ライフタイムは
最表面において5nSec程度、表面から深さ方向に向
かってライフタイム(τ1)、(τ2)は増加し、Xp=7μ
m付近のPN接合では約5〜10nSecで、約20〜
70μm深さにおいては50〜120nSecを示し
た。回路使用電圧Vdd=400voltの空乏層幅W
dが約40μmに対して、高抵抗i層の厚さWiを約6
0μmと厚くしたために、前述の時間t2以後に空乏層
Wd先端からN+層に至るi層中にキャリア−が残留し
ていることと、前記した約50〜120nSecの長い
キャリア−ライフタイムを持つことで残留キャリア−は
ゆっくり消滅することになる。図5のbに示すように、
PN接合付近のキャリア−ライフタイム(τ1)が短い
ために接合回復が速く、その後の電圧増加による空乏層
の拡がりで吐き出され (9) るキャリア−が少ないためIrpが小さい。しかも、そ
の後電圧増加してもi層の深い領域でのキャリア−ライ
フタイム(τ2)が長いため残留キャリア−はゆっくり
と消滅してゆくためIrpからの電流変化速度di/d
tがゆるやかでソフトリカバリ−になった。trrは3
5nSec、ピ−ク逆電圧Vrpは600voltを観
測するに止まった。同時に本実施例では、金Au原子に
よるアクセプタ−レベルによりi層のドナ−レベルが補
償され(互いに打ち消され)結果的により高抵抗のi層
に変調されていることがわかった。特に、この抵抗変調
は金Au原子濃度が高濃度ほど効果が大きいので、表面
に近いほど抵抗が大きい。従って、拡散深さXp=7μ
mのPN接合付近ではエピタキシアルi層の抵抗よりも
大きいため、接合容量Cjが従来技術によるより1/5
〜1/10に小さくなった。順方向降下電圧VFは8A
mpで1.2voltと比較的小さい値を得ることがで
きた。
て、PinN+構造を形成後、金Au拡散を950℃、
20分処理した。このとき、Siウェハ−の表面には金
Auを捕獲するリンガラス層を堆積し、裏面には重金属
を捕獲しないように処置した。その結果、図5のbに示
すように、Siウェハ−中のキャリア−ライフタイムは
最表面において5nSec程度、表面から深さ方向に向
かってライフタイム(τ1)、(τ2)は増加し、Xp=7μ
m付近のPN接合では約5〜10nSecで、約20〜
70μm深さにおいては50〜120nSecを示し
た。回路使用電圧Vdd=400voltの空乏層幅W
dが約40μmに対して、高抵抗i層の厚さWiを約6
0μmと厚くしたために、前述の時間t2以後に空乏層
Wd先端からN+層に至るi層中にキャリア−が残留し
ていることと、前記した約50〜120nSecの長い
キャリア−ライフタイムを持つことで残留キャリア−は
ゆっくり消滅することになる。図5のbに示すように、
PN接合付近のキャリア−ライフタイム(τ1)が短い
ために接合回復が速く、その後の電圧増加による空乏層
の拡がりで吐き出され (9) るキャリア−が少ないためIrpが小さい。しかも、そ
の後電圧増加してもi層の深い領域でのキャリア−ライ
フタイム(τ2)が長いため残留キャリア−はゆっくり
と消滅してゆくためIrpからの電流変化速度di/d
tがゆるやかでソフトリカバリ−になった。trrは3
5nSec、ピ−ク逆電圧Vrpは600voltを観
測するに止まった。同時に本実施例では、金Au原子に
よるアクセプタ−レベルによりi層のドナ−レベルが補
償され(互いに打ち消され)結果的により高抵抗のi層
に変調されていることがわかった。特に、この抵抗変調
は金Au原子濃度が高濃度ほど効果が大きいので、表面
に近いほど抵抗が大きい。従って、拡散深さXp=7μ
mのPN接合付近ではエピタキシアルi層の抵抗よりも
大きいため、接合容量Cjが従来技術によるより1/5
〜1/10に小さくなった。順方向降下電圧VFは8A
mpで1.2voltと比較的小さい値を得ることがで
きた。
【0016】(実施例4)実施例3において、重金属拡
散を行なった後、電子線照射処理、さらに、Heイオン
の注入をおこなって図5cに示すように、深さXp=7
μmの接合先端からi層へ5μmの位置を中心に±10
μm幅のキャリア−ライフタイム(τ1)を約5nSe
cにし、さらに深いN+層の近傍のi層のキャリア−ラ
イフタイム(τ2)を50〜80nSecにした。その
結果、30nSecのtrr、ソフトリカバリ−でピ−
ク逆電圧Vrpは580voltを得た。VFは8Am
pで1、1voltであった。従来の白金Pt、金A
u、鉄Fe、銅Cuなどの重金属拡散法は、表面部に重
金属原子が偏在しやすいこととか、リン原子や結晶欠陥
に捕らえられ易い等の現象が付随して、その制御性に難
点があり、Heイオン照射法を利用することにより特定
の深さにHeイオンを所定量を打ち込むことが可能で、
特定された部分のSi結晶欠陥数を制御できる。
散を行なった後、電子線照射処理、さらに、Heイオン
の注入をおこなって図5cに示すように、深さXp=7
μmの接合先端からi層へ5μmの位置を中心に±10
μm幅のキャリア−ライフタイム(τ1)を約5nSe
cにし、さらに深いN+層の近傍のi層のキャリア−ラ
イフタイム(τ2)を50〜80nSecにした。その
結果、30nSecのtrr、ソフトリカバリ−でピ−
ク逆電圧Vrpは580voltを得た。VFは8Am
pで1、1voltであった。従来の白金Pt、金A
u、鉄Fe、銅Cuなどの重金属拡散法は、表面部に重
金属原子が偏在しやすいこととか、リン原子や結晶欠陥
に捕らえられ易い等の現象が付随して、その制御性に難
点があり、Heイオン照射法を利用することにより特定
の深さにHeイオンを所定量を打ち込むことが可能で、
特定された部分のSi結晶欠陥数を制御できる。
【0017】(10) 以上比較例及び実施例1〜4の特性を図6に示す。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
の特徴、効果を有する。 主に順方向電流が流れる活性領域において、i層表面
から深さXp位置のPN接合に近いP領域と高抵抗i層
のキャリア−ライフタイム(τ1)を最も短くしたこと
により、PN接合近傍のキャリア−を速く消滅できるか
らt0からt2までの接合回復時間、ないしは、空乏層が
充分拡がり切らない低電圧印加期間のキャリア−消滅時
間を短縮することができる。 電流活性領域において、高抵抗i層において第1の特
徴を満たすと同時に、低抵抗N+層との境界部に至るi
層及びバッファ層(後記)部においてキャリア−ライフ
タイムを長く(τ2)したことにより、t2からt3の間
に使用電圧Vddが印加された時に拡がる空乏層の先端
部のi層またはバッファ層(後記)から掃き出されるキ
ャリア−をゆっくりと消滅させることができる。すなは
ち、電流変化速度di/dtを小さくすることができる
からL・di/dtを小さくでき、ピ−ク逆電圧Vrp
を小さくできるのである。 i層とN+層の間に不純物がi層より高濃度で、N+
層より低濃度のバッファN層を形成したことにより、空
乏層の拡がる速度は高不純物濃度を持つバッファ層にか
かるとゆっくりになるため、t2後に空乏層の先端から
押し出されるキャリア−はゆっくりになる。従って、d
i/dtは小さくなり、ピ−ク逆電圧Vrpの発生は小
さく抑えられる効果がある。また、高濃度バッファ層は
シリ−ズ抵抗を小さくするから、VFを小さくできる。 Nバッファ層の厚みWdをt2以後の電圧における空
乏層幅先端がNバッファ層Wb内になるように形成する
ことによって、使用電圧Vddに到達直前の電圧からV
dd、さらに、V=Vdd+L・di/dtの電圧増加
過程においてキャリア−掃き出し速度di/dtを小さ
く抑えることができる。 高抵抗i層の表面にPN接合と、ショトキ−バリア−
接合(SBJ)を少なく (11) とも1つ以上交互に配列した複合接合構造を持つ整流ダ
イオ−ドに適用した結果、少ない少数キャリア−量で逆
回復スイッチングをすることになるから、当然、速い逆
回復時間trrが得られ、しかも、バッファN層によっ
て空乏層の拡がり速度をゆっくりにして、さらに、キャ
リア−ライフタイム(τ2)を長くすることでキャリア
−消滅速度をゆっくりにするのでdi/dtを小さくで
き、小さなピ−ク逆電圧Vrp特性が得られる。
の特徴、効果を有する。 主に順方向電流が流れる活性領域において、i層表面
から深さXp位置のPN接合に近いP領域と高抵抗i層
のキャリア−ライフタイム(τ1)を最も短くしたこと
により、PN接合近傍のキャリア−を速く消滅できるか
らt0からt2までの接合回復時間、ないしは、空乏層が
充分拡がり切らない低電圧印加期間のキャリア−消滅時
間を短縮することができる。 電流活性領域において、高抵抗i層において第1の特
徴を満たすと同時に、低抵抗N+層との境界部に至るi
層及びバッファ層(後記)部においてキャリア−ライフ
タイムを長く(τ2)したことにより、t2からt3の間
に使用電圧Vddが印加された時に拡がる空乏層の先端
部のi層またはバッファ層(後記)から掃き出されるキ
ャリア−をゆっくりと消滅させることができる。すなは
ち、電流変化速度di/dtを小さくすることができる
からL・di/dtを小さくでき、ピ−ク逆電圧Vrp
を小さくできるのである。 i層とN+層の間に不純物がi層より高濃度で、N+
層より低濃度のバッファN層を形成したことにより、空
乏層の拡がる速度は高不純物濃度を持つバッファ層にか
かるとゆっくりになるため、t2後に空乏層の先端から
押し出されるキャリア−はゆっくりになる。従って、d
i/dtは小さくなり、ピ−ク逆電圧Vrpの発生は小
さく抑えられる効果がある。また、高濃度バッファ層は
シリ−ズ抵抗を小さくするから、VFを小さくできる。 Nバッファ層の厚みWdをt2以後の電圧における空
乏層幅先端がNバッファ層Wb内になるように形成する
ことによって、使用電圧Vddに到達直前の電圧からV
dd、さらに、V=Vdd+L・di/dtの電圧増加
過程においてキャリア−掃き出し速度di/dtを小さ
く抑えることができる。 高抵抗i層の表面にPN接合と、ショトキ−バリア−
接合(SBJ)を少なく (11) とも1つ以上交互に配列した複合接合構造を持つ整流ダ
イオ−ドに適用した結果、少ない少数キャリア−量で逆
回復スイッチングをすることになるから、当然、速い逆
回復時間trrが得られ、しかも、バッファN層によっ
て空乏層の拡がり速度をゆっくりにして、さらに、キャ
リア−ライフタイム(τ2)を長くすることでキャリア
−消滅速度をゆっくりにするのでdi/dtを小さくで
き、小さなピ−ク逆電圧Vrp特性が得られる。
【図1】本発明の一実施例構造図
【図2】本発明の他の実施例構造図
【図3】従来構造図
【図4】逆回復波形図(a)図 電流波形図 (b)図 電圧波形図
【図5】従来例と比較した本発明のキャリア−ライフタ
イム分布図
イム分布図
【図6】従来例と比較した本発明の特性図
【図7】本発明の一実施例(図1)のB−B′断面図
1 低抵抗N+層(基体) 2 N型高抵抗i層 3、3−1、3−2、3−3 P型領域 4 バッファN層 (12) 5 ショツトキバリア−金属
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
Claims (3)
- 【請求項1】 N型伝導の高抵抗i層の表面に深さXp
を持つP型伝導のP領域を複数形成してなる整流性PN
接合と、ショットキ−バリア−接合が交互に配列されて
おり、P領域に接して深さ方向に厚さWiの高抵抗i
層、さらに、低抵抗N+層の順序に配列された構造を持
つシリコン整流ダイオ−ドにおいて、高抵抗i層が低抵
抗N+層に接した領域に、バッファN層を形成すると共
に、前記深さXpのPN接合を含む領域のキャリア−ラ
イフタイムを最も短くし、前記高抵抗i層においてPN
接合から離れた前記低抵抗N+領域に至る方向に向かっ
てキャリア−ライフタイムが長くなる分布をしている構
造を特徴とする整流ダイオ−ド。 - 【請求項2】 N型伝導の高抵抗i層表面に、深さXp
を持つP型伝導のP領域を形成してなるPN接合を備
え、P領域に接して深さ方向に厚さWiの高抵抗i層、
さらに、低抵抗N+層の順序に配列された構造を持つシ
リコン整流ダイオ−ドにおいて、高抵抗i層が低抵抗N
+層に接した領域に、バッファN層を形成すると共に、
前記深さXpのPN接合を含む領域のキャリア−ライフ
タイムを最も短くし、前記高抵抗i層においてPN接合
から離れた前記低抵抗N+領域に至る方向に向かってキ
ャリア−ライフタイムが長くなる分布をしている構造を
特徴とする整流ダイオ−ド。 - 【請求項3】 前記バッファN層において最長のキャリ
ア−ライフタイムで、バッファ層の抵抗ρBを高抵抗i
層の抵抗ρiと低抵抗N+層の抵抗ρN+の関係が、ρ
i≧ρB>ρN+にしたことを特徴とする請求1項及び
請求2項の整流ダイオ−ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311193A JPH08148699A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 整流ダイオ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311193A JPH08148699A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 整流ダイオ−ド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08148699A true JPH08148699A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=18014220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6311193A Pending JPH08148699A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 整流ダイオ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08148699A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0899791A3 (en) * | 1997-08-28 | 1999-09-01 | SILICONIX Incorporated | Trench-gated MOSFET with bidirectional voltage clamping |
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| JP2002076371A (ja) * | 2000-06-12 | 2002-03-15 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置 |
| JP2002076010A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-03-15 | Abb Semiconductors Ag | 高速パワーダイオードを製造する方法とこの方法を使用して作成したパワーダイオード |
| US6388306B1 (en) | 2000-01-28 | 2002-05-14 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device with rapid reverse recovery characteristic |
| JP2006140511A (ja) * | 2005-12-09 | 2006-06-01 | Seiko Epson Corp | 半導体装置および電気光学装置 |
| JP2010530616A (ja) * | 2007-06-13 | 2010-09-09 | ノースロップ グラマン システムズ コーポレーション | 改良された電力用スイッチングトランジスター |
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| CN102376777A (zh) * | 2010-08-24 | 2012-03-14 | 上海芯石微电子有限公司 | 具有低正向压降的结势垒型肖特基 |
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-
1994
- 1994-11-21 JP JP6311193A patent/JPH08148699A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2012108080A1 (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-16 | 住友電気工業株式会社 | 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 |
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| JP2015130524A (ja) * | 2011-12-28 | 2015-07-16 | 富士電機株式会社 | 半導体装置 |
| US9768246B2 (en) | 2011-12-28 | 2017-09-19 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and method for producing semiconductor device |
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