JPH0814939A - 非接触式直動変位センサ - Google Patents

非接触式直動変位センサ

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JPH0814939A
JPH0814939A JP15131594A JP15131594A JPH0814939A JP H0814939 A JPH0814939 A JP H0814939A JP 15131594 A JP15131594 A JP 15131594A JP 15131594 A JP15131594 A JP 15131594A JP H0814939 A JPH0814939 A JP H0814939A
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JP
Japan
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core
displacement sensor
bobbin
secondary coil
coil
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JP15131594A
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English (en)
Inventor
Kimio Uchida
公雄 内田
Katsuhiko Ariga
勝彦 有賀
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次コイルの両端子間に発生する電圧信号を
増幅する増幅回路をハウジング内蔵にし、小型で高精度
な出力を発生する非接触式直動変位センサを提供するこ
とにある。 【構成】 センサは、直線的に変位する変位軸3に固定
される磁性体からなるコア14と、コア14を軸方向に
移動可能に収容する穴13を有する筒状のボビン5を備
える。ボビン5の外周部には、差動トランス型の一次コ
イル1a、1b及び二次コイル15a、15bが巻回さ
れ、ボビン5は、一次コイル1a、1bの通電時に磁気
回路の一部を構成する筒状ハウジング7に内蔵固定され
る。コア14の位置に応じて二次コイル15a、15b
の両端子間に発生する電圧信号を増幅する増幅回路を備
える回路部6はハウジング7内に備えられる。検出方式
を差動トランス式とし、さらにコアの電気磁気特性、コ
イルの巻数、励磁周波数の最適値等を選定するため、高
精度かつ安価な位置センサになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触式直動変位セン
サに関するもので、例えばディーゼルエンジン用燃料噴
射ポンプに使用される位置センサに用いると好適な非接
触式直動変位センサに係る。
【0002】
【従来の技術】実開平5−81611号公報に開示され
る変位センサは、インダクタンス式位置センサであっ
て、一次巻線と二次巻線を各1個のコイルで構成できる
ため結線が簡略化できるという利点がある。このインダ
クタンス式位置センサは、変位部材と連動するコアを支
持するロッドが非磁性体でかつ絶縁体である材料により
形成されている。
【0003】特公平5−18046号公報に開示される
ものは、シャフトのねじれ変位に応じて軸方向に変位可
能な磁性体を設け、この磁性体の両側に非磁性導電部材
を固着した差動トランス式変位センサである。一次コイ
ルにより発生する磁束のうち非磁性導電部材を通る漏洩
磁束により環状部材に渦電流を生じ、この渦電流により
漏洩磁束と逆方向の磁束を生じさせることで漏洩磁束を
抑え、検出感度および検出精度を向上する。
【0004】実開平1−173618号公報に開示され
るものは、変位部材を非磁性体シャフトで構成し、この
シャフトに嵌合する円筒状部材である磁気コアを設け、
この磁気コアの表面中央部先端外周に摺動材を形成した
差動トランス式変位センサである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記実開平5−81611号公報に開示される変位セン
サは、インダクタンス式位置センサであり、検出感度が
小さいために回路に大きな増幅率が必要となり、しかも
回路の温度依存特性が上乗せされて精度が低下するとい
う問題がある。
【0006】また、前記特公平5−18046号公報及
び実開平1−173618号公報に開示される変位セン
サにおいては、二次コイルの両端子で発生する電位差を
増幅する回路の構成についてはいずれも開示されていな
い。この両公報にはセンサハウジング内に差動トランス
型の一次コイルと二次コイルを内蔵する技術が開示され
ているが、二次コイルの両端子間に発生する電圧信号を
増幅する増幅回路は、開示されていない。
【0007】本発明の目的は、このような二次コイルの
両端子間に発生する電圧信号を増幅する増幅回路をハウ
ジング内蔵にし、小型で高精度な出力を発生する非接触
式直動変位センサを提供することにある。本発明の別の
目的は、検出方式を差動トランス式とし、さらにコアの
電気磁気特性、コイルの巻数、励磁周波数の最適値等を
選定することにより、高精度かつ安価な位置センサを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
非接触式直動変位センサは、直線的に変位する変位部材
と、この変位部材に固定される磁性体からなるコアと、
前記コアを軸方向に移動可能に収容する穴を有する筒状
ボビンと、前記ボビンの外周部に巻回される差動トラン
ス型の一次コイル及び二次コイルと、前記一次コイル及
び二次コイルの外周部に配設され前記ボビンを固定する
とともに前記一次コイルの通電時に磁気回路の一部を構
成する筒状ハウジングと、前記ハウジングに内蔵され、
前記コアの位置に応じて前記二次コイルの両端子間に発
生する電圧信号を増幅する増幅回路とを備えたことを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項2記載の非接触式直動変位
センサは、前記コアを最大透磁率4000以上でかつ比
抵抗5×10-5Ω・cm以上の磁性体で構成し、前記一
次コイルと前記二次コイルの巻数をそれぞれ100〜5
00ターンとし、前記一次コイルに通電する励磁周波数
を0.5〜5kHzとしたことを特徴とする。本発明の
請求項3記載の非接触式直動変位センサは、前記コアと
このコアを固定する前記変位部材とが、ねじ結合、圧
入、かしめ等の機械的手段で結合されることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項4記載の非接触式直動変位
センサは、前記増幅回路を搭載する基板が、前記ハウジ
ング内部に径方向もしくは軸方向に配置されることを特
徴とする。本発明の請求項5記載の非接触式直動変位セ
ンサは、前記基板が、前記ハウジング内部に前記コアに
対し前記変位部材側と反対側に配置されることを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項6記載の非接触式直動変位
センサは、前記二次コイルが、前記ボビンの外周におい
て前記一次コイルに層状に重ね巻きされたことを特徴と
する。本発明の請求項7記載の非接触式直動変位センサ
は、前記二次コイルが、前記ボビンの外周において前記
一次コイルが巻回される軸方向一端側または両端側に前
記一次コイルと同軸上に巻回されたことを特徴とする。
【0012】
【作用および発明の効果】請求項1記載の非接触式直動
変位センサによると、ハウジング内に二次コイルの出力
を増幅する増幅回路を内蔵する構成にしたため、センサ
出力が高精度なものとなる。またこの差動トランス式変
位センサは、コアに渦電流が生じにくく出力特性の直線
性が良好である。
【0013】請求項2記載の非接触式直動変位センサに
よると、変位センサの出力が高感度かつ高精度なものと
なる。請求項3記載の非接触式直動変位センサによる
と、変位部材とコアの固定手段が機械的結合手段である
から、センサの性能に悪影響を及ぼすことなく信頼度の
高い固定方法であるという効果がある。
【0014】請求項4記載の非接触式直動変位センサに
よると、増幅回路を搭載する基板がハウジング内に設け
られる構成であるから、センサの出力が高感度かつ高出
力になる。請求項5記載の非接触式直動変位センサによ
ると、ハウジング内部の変位部材が動く側と反対側に増
幅回路搭載用の基板を設けたため、ハウジング内の空間
を有効に利用して小型のセンサが得られるという効果が
ある。
【0015】請求項6または7記載の非接触式直動変位
センサによると、一次コイルが励磁されている場合変位
部材の位置に応じた電圧が二次コイルに誘起されるた
め、良好な差動トランス型の高感度かつ高精度なセンサ
出力が得られるという効果がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)図1は、本発明を適用した位置センサの
実施例の変位センサを示し、図2はこの変位センサの回
路構成を示す。
【0017】円筒状ハウジング7の内部に一次コイル1
a、1bと二次コイル15a、15bを巻回する円筒状
のボビン5が内蔵固定されている。ボビン5に形成され
る内壁13により形成される軸方向に延びる穴の内部に
は、軸方向に移動可能なコア14が挿入されている。変
位軸3は、その一端に形成される雄ねじ3aと取付部材
4のヨーク30に形成される雌ねじ30aとがねじ結合
されることで、取付部材4と固定されている。取付部材
4の他端側は小径の棒状部分31が形成されており、こ
の棒状部分31の外周部に円筒状のコア14が圧入固定
されている。
【0018】コア14は、この例では電磁ステンレスD
SUSI7Fを材料とし、変位軸3に非磁性の取付部材
4を介して取付けられている。このコア14は、ボビン
5の内壁13で形成される軸穴を軸方向に変位自由であ
り、このコア14は、ボビン5の内壁13と隔離された
非接触構造となっている。図1に示す状態では、コア1
4は、一次コイル1a、1bおよび二次コイル15a、
15bに対し最も左側位置にある状態を示しており、変
位軸3はこの図1に示す位置から右方向に直線往復動す
るようになっている。
【0019】ボビン5の変位軸3側は、一方の端部外周
に形成される溝5aに嵌合されるOリング12によりボ
ビン5の回路部6側との液密が保持されている。ボビン
5の他方の端部には溝5bが形成され、この溝5bに嵌
合されるOリング19によりハウジング7の回路部6側
と外部側との液密が保持されている。ボビン5の端部に
形成されるフランジ22の外周部にハウジング7の端部
7aがかしめ固定されている。また、このかしめ部の外
周部には、防水性を高めるためにゴムカバー11により
センサ端面が覆われている。
【0020】一次コイル1a、1bと二次コイル15
a、15bは、二層構造であり、ボビン5の外周に形成
される溝5c、5dの下層に一次コイル1a、1bが巻
数250ターンで巻かれ、溝5c、5dの上層に二次コ
イル15a、15bが巻数250ターンが重ね巻きされ
ている。一次コイル1aと1bは、直列に接続して励磁
コイルを総巻数500ターンに構成している。二次コイ
ル15aと15bも同様に、総巻数500ターンに構成
している。
【0021】一次コイル1a、1bと二次コイル15
a、15bから引出されるワイヤは回路部6内のターミ
ナル51等と接続されており、回路部6から取出される
3個のターミナル24は、外部に電気配線を取出すため
のターミナル9の一端と電気的に接続されている。ター
ミナル9の外周部はゴム栓8で被覆されており、このゴ
ム栓8がボビン5に形成される穴5eに収容されてい
る。このターミナル9等に相当する3個の端子は図2に
示す端子16、17、18である。カバー11の端部
は、ターミナル9に接続されるワイヤ10を内蔵した状
態でバンド26で絞られており、このバンド26が取付
具27により締付固定されている。
【0022】変位センサの電気回路は、図2に示すよう
に、構成される。一次コイル1a、1bの両端子には回
路部6を経由して所定周波数の交流電圧が印加される。
二次コイル15a、15bの両端子は、回路部6に導か
れ、この回路部6内の増幅器35において二次コイル1
5a、15bの両端電位差を増幅する。回路部6は、端
子16、17、18が取り出され、第1の端子16には
回路部6内の増幅器35を駆動する電源電圧VCCが図示
しない外部電源から印加され、また第2の端子17には
二次コイル15a、15bの両端電位差の増幅された電
圧VOUT が発生し、第3の端子18には標準電位VGnd
が発生している。回路部6は、一次コイル1a、1bを
周波数1〜2kHzにて励磁し、かつ二次コイル15
a、15bの出力電圧差を増幅する増幅器35を有して
おり、コイル1b、15bの端末近傍のボビン5の凹部
5fに配設されている。
【0023】次に、この実施例による非接触式直動変位
センサの作動について説明する。ボビン5の内部に形成
される空間部に軸方向にコア14が移動可能になってい
る。例えば、変位軸3が図1に示す位置から軸方向右側
に変位すると、この変位軸3に取付けられるコア14が
コイル1a、1bの内部を軸方向に移動する。回路部6
により一定周波数で励磁されるコイル1a、1bの一次
コイルは、交流の磁束を発生し、同時に二次コイル15
a、15bにも発生磁束が鎖交している。
【0024】ここで、変位軸3の移動によりコア14が
一次コイル1a、1b内を移動して磁束密度が変化する
と、二次コイル15a、15bに鎖交する磁束量が変化
する。このとき二次コイルに誘起される電圧がコア位置
に比例するため、二次コイル15a、15bの電圧差を
増幅器35にて増幅し、この増幅信号を検出することに
より、コア14の位置が電圧値として検知される。
【0025】次に、一次、二次コイルの巻き数、温度、
励磁周波数、コアの透磁率、比抵抗等がセンサの感度に
与える影響について実験した実験データについて説明す
る。 (1) 巻数依存性 前記第1実施例の一次コイルの巻き総数を500ターン
に固定し、二次コイルの巻き総数を変化させ、センサ出
力の感度を測定した。その実験結果を二次コイルの巻数
と感度との関係として図3に示す。
【0026】図3から理解されるように、この実施例で
は、差動トランス式変位センサであるため、二次コイル
に発生する電圧すなわち感度は、二次コイルの巻数に比
例する。図3に示すように、インダクタンス式変位セン
サと異なり、二次コイルの巻数を増大するほどこの巻数
に比例して感度が良好になることが判る。 (2) 温度依存性 本実施例の非接触式直動変位センサの温度変化による感
度の影響を実験した。その実験結果を図4に示す。
【0027】実験は温度25℃の環境での感度と120
℃の環境での感度とを比較し、各比較を、一次コイルの
巻き総数500に固定し、二次コイルの巻き総数を10
0、200、300、400、500の各場合について
行った。その実験結果を図4に示す。図4は、横軸に二
次コイルの巻数、縦軸に温度25℃から120℃に変化
させたときの感度の変化率(%)を示す。ここで図4に
示すグラフは、温度25℃の環境での感度に対する12
0℃の環境での感度の変化率をプロットした。
【0028】図4から理解されるように、二次コイルの
巻数が100巻から300巻程度においては感度の変化
率は小さいが、二次コイルの巻数が300巻を超える
と、感度の変化率は著しく大きくなり温度変化に対する
出力電圧の変化率(温度特性)が悪化することが判る。
このため、本実施例による非接触式直動変位センサの使
用温度が25℃から120℃の範囲においても感度の変
化率ができるだけ小さい範囲すなわち二次コイルの巻数
が100巻から300巻程度が望ましいと考えられる。
なお、二次コイルの巻数の増加により、ボビンの外径が
大型化するという不利点も考慮して巻数を設定するのが
望ましい。
【0029】(3) 励磁周波数依存性 本実施例の非接触式直動変位センサの一次コイルに印加
する交流の周波数が感度に与える影響について実験し
た。一次コイルの巻き総数と二次コイルの巻き総数をそ
れぞれ500に固定し、一次コイルに印加する交流の周
波数を変化させ、感度を測定した。その結果を図5に示
す。図5は横軸に励磁周波数を示し縦軸に感度を示す。
【0030】図5に示すグラフから明らかなように、励
磁周波数f=5kHz以下において感度が最大となり、
望ましい励磁周波数は0.5〜5kHzであった。 (4) 励磁周波数及び温度依存性 前記(3) にて望ましい励磁周波数0.5〜5kHzとし
て得られた励磁周波数の範囲において、温度依存性につ
いて実験したところ、温度25℃から120℃の範囲に
おいて、感度の変化率が±2%程度となり良好であるこ
とが判った。また好ましくは、励磁周波数を0.5〜2
kHzの低周波数とすることにより、出力直線性をも向
上させられるという効果がある。これは渦電流の発生量
を低減できるためと考えられる。
【0031】(5) 透磁率依存性 本実施例の非接触式直動変位センサのコアの透磁率と感
度との関係を実験した。その結果を図7に示す。コアの
材料に電磁ステンレスを用いた場合、その透磁率は図7
に示すグラフの結果によると、4000以上の磁性材料
を選定することが感度向上の観点から望ましい。
【0032】コアの前記の実施例では、コアの材質に電
磁ステンレスを用いている。この電磁ステンレスは加工
容易であり組付方法もネジ止め、かしめ等による簡略な
方法が可能となるため、小型化および高精度かつ安価な
センサの製作実現が可能となるという効果がある。 (6) 比抵抗依存性 コアの比抵抗と温度変化による感度の変化率の関係を実
験した。その結果を図8に示す。
【0033】図8に示すように、コアの材料については
電磁ステンレスを用いる場合、5×10-5Ω・cm以上
の比抵抗の磁性材料を選定することが感度向上の観点か
ら望ましいことが判る。 (第2実施例)本発明の第2実施例による非接触式直動
変位センサのコイルの巻き方の変形例を図9に示す。
【0034】この図9に示す第2実施例は、検出可能な
コアの変位量(検出ストローク)を増大することを可能
にした例である。その構成については、図9に示すよう
に、コア14の外周に位置する一次コイル1aの軸方向
両端側にそれぞれ二次コイル15c、15dを一次ボビ
ンに巻くようにした例である。一次コイル1aには回路
部6により一定周波数の交流電流が供給される。二次コ
イル15c、15dにも同様に電圧Vccの電圧が誘起さ
れている。ここで変位軸の移動によりコア14が図9に
示す点線位置から右方向に示す実線位置まで移動する位
置に応じた磁束量となる。これに対応するように二次コ
イル15c、15dの誘起電圧が変化し、この電圧値よ
りコア14の位置を電圧値として検出できる。
【0035】本実施例によると、一次コイル1aの軸方
向両側に二次コイル15c、15dを巻く構成としたた
め、コア14の検出ストロークを増大することができる
という効果がある。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図10に示す。図
10に示す第3実施例は、一次コイル1a、1bならび
に二次コイル15a、15bの巻線ワイヤの径のばらつ
き例えば10μm程度のばらつきにより整列巻きした場
合、巻線コイルの各層での巻数が異なり特性にばらつき
が発生するという問題があるので、この特性のばらつき
を解消するために、コイルの各層の巻数を所望の巻数と
し特性の安定化を図るという効果を狙ったものである。
【0036】図10に示す実施例では、ボビン5の一次
コイル1aならびに二次コイル1bの巻き位置の最終側
位置に外周方向に溝32、33を形成し、この溝31、
32にわずかに嵌まり込むコイル1a−1、1b−1に
よりワイヤ径のばらつきを吸収し、ボビン5に巻かれる
コイルの各層の巻数を所望の値とし、特性を安定化する
ことができるという効果がある。溝31、32の径は、
コイルの径よりも小さい径にする。
【0037】なお、一次コイル、二次コイルの層数は、
本実施例に示す各一層に限らず複数層であっても良い。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図11に示す。図
11に示す第4実施例は、コアを取り付けた取付部材4
と変位軸3との取付け手段の改良である。変位軸3の端
部に雌ねじ33を形成し、取付部材4の端部に雄ねじ3
4を形成し、雌ねじ33と雄ねじ34とをねじ結合して
いる。
【0038】第4実施例の変形例を図12、図13およ
び図14に示す。図12に示す変形例は、図11に示す
コア14と取付部材4に代えて取付部とコアとを金属材
料を用いて一体化した例である。この一体化したコア3
6は、その取付側に雄ねじ37を外周部に形成し、その
中間部から段差をつけて他端部に同径の小径円柱状コア
38を形成している。この例では、取付部である雄ねじ
部37とコア部38とが一体品で形成されているため、
組付および取付作業が簡易化されるという効果がある。
【0039】図13に示す変形例は、コア40の取付部
材41に雄ねじ部を形成し、コア部42を内部にインサ
ートモールド成形した例である。この変形例において
も、一体品として構成されるため、部品点数の削除、組
付精度の向上が可能となる。図14に示す変形例は、コ
アを形成する取付部材43の一端側にコア部挿入用の円
筒状穴45を形成し、この円筒状穴45に円柱形状のコ
ア部46を圧入し取付けた例である。取付部材44の他
方の端部には雄ねじ47を形成している。
【0040】この図4に示す変形例によるコアにおいて
も、部品点数の低減ならびに組付精度の向上が図れると
いう効果がある。なお、図12、13、14に示す雄ね
じ部は、図1に示すごとく雌ねじにしても良い。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図15に示す。
【0041】図15(a)、(b)に示す実施例は、巻
き線ワイヤと回路部6のターミナルとの接続部分の構造
例である。図15(a)に示す接続部は、回路部6側の
ターミナル51にT字状凸部52を形成し、このT字状
凸部52の凹部にコイル1を2〜5回巻いた後はんだ付
けすることで接続している。
【0042】図15(b)による接続部は、回路部6側
のターミナル52をU字状に折曲げ、このU字状折曲げ
部の折曲げ根元部に巻き線ワイヤ1を2〜5回巻いた後
スポット溶接等により接合した例である。このスポット
溶接による接合により信頼性が向上できるという効果が
ある。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図16に示す。こ
の第6実施例は、回路部6側のターミナル24と外部側
のターミナル9を接続するターミナル形状の例である。
(a)は回路部側ターミナル241の穴241aに外部
側ターミナル9を嵌込みはんだ付けする形式、(b)は
回路部側ターミナル242の脚部242a、242bの
間の凹部に外部側ターミナル9を嵌込みはんだ付けする
形式であり、これらは貫通ならびに嵌込み後にはんだ付
けで接合するのが一般である。(c)は回路部側ターミ
ナル242の凹部243aに外部側ターミナル9を嵌込
む形式、(d)は回路部側ターミナル244の平板部2
44aに外部側ターミナル9をスポット溶接する形式で
あり、(c)および(d)による方式でははんだ付けを
廃止することで安価なセンサの製作が可能となる。この
ときターミナル241、242、243、244には丸
形状をつけてR部分による熱膨張の影響を感応し応力集
中の発生を回避するようにする。
【0043】(第7実施例)本発明の第7実施例を図1
7に示す。図17に示す第7実施例は、図1に示す回路
部の取付けに代えて、回路部取付を軸に垂直面になるよ
うに取付けた例である。図1に示す部分と実質的に同一
構成部分については同一符号を付し、説明を省略する。
【0044】図17に示す第7実施例では、回路部を軸
方向に垂直方向に取付けたため、ハウジングの軸長さを
短縮することができ、変位センサの軸長の小型化を図れ
るという効果がある。回路部側ターミナル245に外部
ターミナル9を圧入する形式である。なお、本発明の非
接触式直動変位センサは、例えばディーゼルエンジン用
燃料噴射ポンプに使用される位置センサに用いることが
できる。変位センサの適用は、例えば、ディーゼルエン
ジン等で用いる列型燃料噴射ポンプの噴射を制御するラ
ックの位置検出に用いることができる。このラック位置
検出に本発明の非接触式直動変位センサを用いると、ラ
ック位置を適確かつ高精度に検出することで噴射時期制
御やEGR制御等を高精度かつ精密に行える。本発明
は、このラック位置検出に限らずその他の変位位置を検
出するセンサに適用することができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による非接触式直動変位セ
ンサの断面図である。
【図2】図1に示す第1実施例の回路図である。
【図3】本発明の第1実施例による二次コイルの巻数と
感度の関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第1実施例による二次コイルの巻数と
感度の変化率との関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第1実施例による励磁周波数と感度の
関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第1実施例による温度と感度の変化率
との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第1実施例による感度と透磁率の関係
を示す特性図である。
【図8】本発明の第1実施例によるコアの比抵抗と感度
の変化率の関係を示す特性図である。
【図9】本発明の第2実施例によるコイルの巻き方変形
例を示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施例による巻線のボビン形状
についての変形例を示す断面図である。
【図11】本発明の第4実施例による主要部の断面図で
ある。
【図12】本発明の第4実施例のコア部の変形例を示す
模式図である。
【図13】本発明の第4実施例のコア部の変形例を示す
模式図である。
【図14】本発明の第4実施例のコア部の変形例を示す
模式図である。
【図15】本発明の第5実施例によるコイル巻線と回路
側ターミナルとの接続部を示す構造図である。
【図16】本発明の第6実施例による回路側ターミナル
とターミナルとの接続部を示す構造図である。
【図17】本発明の第7実施例による非接触式直動変位
センサの断面図である。
【符号の説明】
1a、1b コイル 2 コア 3 変位軸(変位部材) 4 取付部 5 ボビン(筒状ボビン) 6 回路部(基板) 7 ハウジング(筒状ハウジング) 1a、1b 一次コイル 15a、15b 二次コイル 35 増幅器(増幅回路)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線的に変位する変位部材と、 この変位部材に固定される磁性体からなるコアと、 前記コアを軸方向に移動可能に収容する穴を有する筒状
    ボビンと、 前記ボビンの外周部に巻回される差動トランス型の一次
    コイル及び二次コイルと、 前記一次コイル及び二次コイルの外周部に配設され前記
    ボビンを固定するとともに前記一次コイルの通電時に磁
    気回路の一部を構成する筒状ハウジングと、 前記ハウジングに内蔵され、前記コアの位置に応じて前
    記二次コイルの両端子間に発生する電圧信号を増幅する
    増幅回路とを備えたことを特徴とする非接触式直動変位
    センサ。
  2. 【請求項2】 前記コアは最大透磁率4000以上でか
    つ比抵抗5×10-5Ω・cm以上の磁性体で構成し、前
    記一次コイルと前記二次コイルの巻数をそれぞれ100
    〜500ターンとし、前記一次コイルに通電する励磁周
    波数を0.5〜5kHzとしたことを特徴とする請求項
    1記載の非接触式直動変位センサ。
  3. 【請求項3】 前記コアとこのコアを固定する前記変位
    部材とは、ねじ結合、圧入、かしめ等の機械的手段で結
    合したことを特徴とする請求項1記載の非接触式直動変
    位センサ。
  4. 【請求項4】 前記増幅回路を搭載する基板は、前記ハ
    ウジング内部に径方向もしくは軸方向に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の非接触式直動変位センサ。
  5. 【請求項5】 前記基板は、前記ハウジング内部に前記
    コアに対し前記変位部材側と反対側に配置したことを特
    徴とする請求項4記載の非接触式直動変位センサ。
  6. 【請求項6】 前記二次コイルは、前記ボビンの外周に
    おいて前記一次コイルに層状に重ね巻きされたことを特
    徴とする請求項1記載の非接触式直動変位センサ。
  7. 【請求項7】 前記二次コイルは、前記ボビンの外周に
    おいて前記一次コイルが巻回される軸方向一端側または
    両端側に前記一次コイルと同軸上に巻回されたことを特
    徴とする請求項1記載の非接触式直動変位センサ。
JP15131594A 1994-07-01 1994-07-01 非接触式直動変位センサ Pending JPH0814939A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155727A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Vibro-Meter Sa 渦電流センサおよび同センサのセンサ・コイル
JP2011133317A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Koyo Mach Ind Co Ltd 変位測定装置
JP2015184093A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 多摩川精機株式会社 直線型差動トランスセンサ装置及びその温度補正方法
JP2016114121A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社ショーワ 伸縮アクチュエータ、及び車両用転舵装置
CN119541988A (zh) * 2024-10-18 2025-02-28 郑州大学 比例电磁铁及电磁阀

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