JPH08150426A - 軸方向加圧式絞り成形法および装置 - Google Patents
軸方向加圧式絞り成形法および装置Info
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- JPH08150426A JPH08150426A JP6314333A JP31433394A JPH08150426A JP H08150426 A JPH08150426 A JP H08150426A JP 6314333 A JP6314333 A JP 6314333A JP 31433394 A JP31433394 A JP 31433394A JP H08150426 A JPH08150426 A JP H08150426A
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- B21D22/205—Hydro-mechanical deep-drawing
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
多様な段付き成品を成形することができる絞り成形法と
装置を提供する。 【構成】カップ状ないし皿状の素体をおのおの中央に穴
を有するダイスとブランクホルダによりはさんでしわ押
えし、この状態でダイスとブランクホルダとの隙間に伸
びる押し壁を有する軸圧縮リングを前進させて素体の後
端面を強制的に加圧しつつパンチを前記穴を通して降下
させる。
Description
成形法とりわけ軸方向加圧式絞り成形法と装置に関す
る。
や、さらに途中に径の異なる段部を有する成品や、皿状
(ないしボール状)をなし頂部にへそ状の凹部や突起の付
いた成品を絞り成形する方法として、従来一般に、第1
工程として平板からカップ状、皿状に絞り、ついで第2
工程として第1工程品を再度絞り加工する方法がとられ
ている。しかし従来の第2工程は単に第1工程品をダイ
とクッション式のブランクホルダで挟持してしわ押えを
かけ、この状態でパンチをダイ内に押し込む方法であっ
たため材料の流入が不十分となり、肩部破断などの成形
不良が生じ、再絞り比はせいぜい1.3前後が限界であ
った。この対策として、本出願人らは特公平2−525
68号公報において、ダイス内に液体を満たしてパンチ
の進入により対向液圧を発生させるとともに、ダイス側
壁部に外面と通じるパイパス通孔を穿設し、ここからダ
イス内の対向液圧を導いて第2工程時に第1工程品の側
壁端を軸線方向に押圧する方法を提案した。
程品の側壁端に対する軸方向力が対向液圧力に依存して
いるため、対向液圧200〜400kgf/cm2程度と同等
の比較的弱い力しかかけられず、しかも軸方向力はパン
チが液圧室に進入して始めて発生し、成形初期には軸方
向力が微弱であるため、この間は材料の流入が不十分と
なる。このため、絞り比の向上には実際上大きな制約が
あり、再絞り比はせいぜい2.5程度までである。ま
た、絞り方法も逆再絞りに限定され、再絞り方式は採用
できないため、成品形状も一定のものに限られその自由
度が乏しいという問題があった。第1工程品の側壁端に
対する軸方向力は大きいほど効果的であるが、このよう
な高圧力を対向液圧で得ることは実際上難しく、しか
も、上記高圧は同時にパンチ先端や側面にもかかるた
め、材料が伸ばされて側壁や底部の肉厚が薄くなって破
断が生じやすいという問題が生ずる。また、上記のよう
に高圧の対向液圧とした場合には、液のシールがきわめ
て困難となり、高圧液が周囲に飛散する危険がある。さ
らに、上記高圧の対向液圧はパンチやブランクホルダに
対して後退側への反力として作用する。このため、パン
チの駆動シリンダやブランクホルダの駆動シリンダとし
て大容量、大出力のものが必要になるため、高価で大型
の装置となるという問題がある。
めに研究して創案されたもので、その目的とするところ
は、材料の流入を確実にし、絞り比の大幅な向上をはか
ることができ、多種多様な段付き成品を成形することが
できる絞り成形法を提供することにある。また本発明の
他の目的は、上記方法の実施に好適で簡単な構造の装置
を提供することにある。
本発明は、カップ状ないし皿状の素体をおのおの中央に
穴を有するダイスとブランクホルダによりはさんでしわ
押えし、この状態でダイスとブランクホルダとの隙間に
伸びる押し壁を有する軸圧縮リングを前進させて素体の
後端面を強制的に加圧しつつパンチを前記穴を通して降
下させる構成としたものである。上記行程において、パ
ンチは軸圧縮リングを前進させる以前のしわ押え状態で
素体の表面に接触し成形が進行しない力をかけておくこ
とが好適である。本発明は対向液圧成形にも適用可能で
あるし、また金型成形にも適用される。さらに、逆再絞
りだけでなく再絞りにも適用することができる。
に対応するダイス面を有しそのダイス面の中央に穴を設
けたダイスと、前記カップ状ないし皿状の素体に対応す
る押し面を有し該押し面の中央にダイスの穴と同心の穴
を有するブランクホルダと、前記ブランクホルダとダイ
スの穴に挿脱される成形用輪郭部を先端部に有するパン
チと、前記ダイス周面とブランクホルダ周面との隙間に
進入可能な押し壁を有し下部が支持ピンを介して下部ス
ライドに支えられた軸圧縮リングと、下部スライドを加
圧昇降する手段とを有している構成としたものである。
また、これに代えて、カップ状ないし皿状の素体に対応
する凹入状のダイス面を有しそのダイス面の中央に穴を
設けたダイスと、前記カップ状ないし皿状の素体に対応
する凸状の押し面を有し該押し面の中央にダイスの穴と
同心の穴を有するブランクホルダと、前記ブランクホル
ダとダイスの穴に挿脱される成形用輪郭部を先端部に有
するパンチと、前記ダイス周面とブランクホルダ周面と
の隙間に進入可能な押し壁を有し上部が支持ピンを介し
てスライドに支えられた軸圧縮リングと、前記スライド
を加圧降下する手段、とを有している構成としたもので
ある。なお、本発明において、「カップ状」とは帽体状
やサラダボール状などの比較的深い成形体さらにはスト
レート状ないしテーパ状の筒壁を有するものなどを含
み、「皿状」とはカップよりも深さの浅い成形体のすべ
てを指すものとする。
の素体をダイスに装着してブランクホルダとでしわ押え
力をかけ、この状態で機械的な手法で素体の後端面に強
制的に加圧力を付与しつつパンチをダイスの穴内に没入
させる方式としているため、対向液圧成形による場合も
成形初期から素体に能動的に強力な軸方向力をかけて材
料を流動させることができる。このため、絞り比を大き
く向上することができ、また対向液圧を過度に高くしな
いですむため、ダイス、パンチ、ブランクホルダのシー
ルも容易となり、またパンチやブランクホルダの加圧昇
降力を低減できると共に、小型化を実現できる。ことに
パンチを素体の表面に接触させ成形か進行しない程度の
力をかけておけば、軸圧縮リングの前進により発生した
材料流れによりパンチがダイス穴に吸い込まれるかたち
で成形が開始され、素体に無理のない塑性変形を与える
ことができ、またパンチの加圧力も低減することができ
る。さらに、軸圧縮リングはダイスの下側に配すること
ができるのはもちろん、ブランホルダ側にも配すること
ができるため、逆再絞り方式だけでなく、再絞り方式も
簡単に適用することかでき、フランジ部分が反転してい
ない成品や外方に突出する突起を持つ成品なども成形す
ることができる。
明する。図1ないし図4は本発明を対向液圧式逆再絞り
に適用した例を示している。図1において、1はベッド
10に設置したボルスタ、2は前記ボルスタ1上に固定
した下型ベース2aを含むダイスであり、軸線方向で直
線状の外面200を有し、上端肩部には前工程で成形さ
れたカップ状の素体Wの内面輪郭形状に合致する曲率の
ダイス面20を有し、中央には上端に開口する穴部21
が形成されている。前記ダイス2の穴部21は下型ベー
ス2aを貫く液通路22を介して外部の対向液圧制御回
路23に接続されている。該対向液圧制御回路23は、
ポンプ230とこれの吐出路に接続された逆止弁231
と逆止弁よりも下流側に接続されたリリーフ弁232を
有し、該リリーフ弁232により所望の対向液圧力設定
し制御するようになっている。
し上部が上型ベース3aを介してアウタスイド3bと結
合されており、図示しない油圧シリンダなどの加圧昇降
手段によって昇降されるようになっている。前記ブラン
ホルダ3は、底面から軸線方向に前記ダイス2の外面2
00に対応する直線状の内面300を有し、この内面3
00に続いて前記ダイス2のダイス面20と相似した形
状で凹入した押え面30を有し、押え面30の頂部には
前記穴部21と同心の穴部31が貫設されている。前記
ダイス面20と押え面30は素体Wにしわ押えをかける
部分であり、しわ押え方式は圧力しわ押えでもよいし固
定しわ押えでもよい。この実施例では固定しわ押えを採
用しており、このため下型ベース2aにリング状のスト
ッパ33を設置し、これにブランホルダ3の下面を当接
させることでダイス面20と押え面30に一定のクリア
ランスを形成するようにしている。
1とブランホルダ3の穴部31に挿脱される外径を有
し、先端部には成形すべき突形状に合致する任意形状の
成形用輪郭部40を有している。この成形用輪郭部40
はこの実施例では図3のように第1部(径小部)410と
これに続く第2部(径大部)411からなっている。前記
パンチ4は上型ベース3aの板厚を貫く通孔35を通し
て上方に伸び、インナースライド4aに連結されてお
り、インナースライド4aは図示しない油圧シリンダな
どの加圧昇降手段により昇降されるようになっている。
グであり、内径側にはダイス2の外面200に沿って上
方に伸びる薄肉の押し壁50を有している。押し壁50
の外径寸法は押え面30の内面300の寸法とほぼ一致
している。軸圧縮リング5の下部には下型ベース2aお
よびボルスタ1を貫いてベッド内に伸びる複数本の支持
ピン5aの上端部がそれぞれ結合されており、各支持ピ
ン5aの下端部はベッド内に摺動可能に配された下部ス
ライド5bに結合され、下部スライド5bは油圧シリン
ダのような加圧ストローク発生手段6に連結されてい
る。加圧ストローク発生手段6は軸圧縮リング5の押し
壁50にたとえば3000kgf/cm2以上好ましくは40
00〜5000kgf/cm2程度の力を発生させることがで
きる性能のものが選ばれる。加圧ストローク発生手段6
と下部スライド5bおよび支持ピン5aはダイクッショ
ン構造を利用することができる。
向液圧制御回路23によりダイス2の穴部20内に油な
どの液体Fを満たし、この状態で前工程で成形された素
体Wをダイス2のダイス面20に嵌装する。そして、加
圧昇降手段を作動してアウタスライド3bを下降させ
る。前工程の成形法は金型成形、対向液圧成形など任意
である。ブランクホルダ3の内面300は素体Wに外嵌
し、下降の進行と共に軸圧縮リング5の押し壁50をも
外嵌し、押え面30が素体Wに接してダイス面20とで
しわ押え力をかける。このときのしわ押えは、この実施
例ではブランクホルダ3の下面がストッパ33に当接す
ることにより一定のクリアランスを設定することで実現
されているが、ストッパを廃し、アウタスライド3bに
よる加圧力を所定の力に制御することで実現してもよ
い。
イド4aを介してパンチ4を素体Wの上面に接触するま
で下降させ、加工が進行しない限度の所定の力kをかけ
る。その理由は、パンチ先端を素体Wの上面に接触させ
て力kをかけないと、後述するように素体Wの側壁後端
面W’に加圧力を与えたときに素体Wがブランクホルダ
3の穴部31に膨出し、穴部肩で成形されてしまうから
である。上記力kは通常の場合、絞りに要する力Kの3
0〜40%とすることが好ましい。この状態が図1であ
り、かかる状態では軸圧縮リング5の押し壁50の先端
500は素体Wの側壁後端面W’に当接するかまたは接
近している。この状態で次に加圧ストローク発生手段6
を作動させる。こうすれば、下部スライド5bが押し上
げられることにより軸圧縮リング5はダイス外面300
を案内面として支持ピン5a,5aを介して上昇させら
れ、それにより押し壁50の先端500で素体Wの側壁
後端面W’を軸線方向に強力に加圧する。
が素体Wの上面に接触しかつ所定の力kが与えられてい
るため、上記した素体Wの側壁後端面W’への強圧によ
る流入促進作用に伴ってパンチ4は自動的にダイス2の
穴部21に進入し、図2と図3のように素体Wは側壁後
端面W’の連続加圧により順次送り出され、穴部21の
肩によって曲げられつつパンチ4によって穴部21に押
し込まれる。この押込みに伴い、穴部21内に満たされ
ている液体は圧縮されて対向液圧Pcが生じ、これが穴
部21内に押し込まれた部分wに作用するため、該部分
wはパンチ4の径小部410とこれに続く径大部411
に緊密に密着させられる。パンチ4の押込み力は対向液
圧Pcの増大に応じて増加して行けばよく、しわ押え力
も成形の進行と共に増大させてゆく。所定のストローク
まで軸圧縮リング5を上昇させたところで成形は完了
し、これとともに加圧ストローク発生手段6を後退側に
作動して軸圧縮リング5を元位置に戻し、パンチ4を上
昇させ、そしてブランクホルダ3を上昇させることによ
り成品Vは取り出される。
施例で得られた成品9を示している。成品9は帽体状部
90に続き中間部に段部91を介して径大筒部92が形
成され、その径大筒部92の上端から外転して囲壁93
が形成されている。なお、上記実施例におけるパンチ4
の成形用輪郭部40を段を有しない単純なものにした場
合には、図4(c)のように帽体状部90と反転囲壁93が
連続した成品9が得られる。
に適用し、図6(a)のような径の大きな皿状の素体Wか
ら同図(b)のように皿状部94の中央に内方に突出する
中空突起部95を有する成品9を成形する例を示してい
る。この場合には、ダイス2として上記素体Wの輪郭形
状に合致した曲率のダイス面20を有するものを用い、
ブランクホルダ3として素体Wの輪郭形状に合致した曲
率の凹入状の押え面30を有するものを使用する。ま
た、パンチ4として中空突起部95に対応する形状寸法
の成形用輪郭部40を有するものを使用する。他の構成
は上記実施例と同じであるから、対応する部分に同じ符
号を付し、説明は省略する。この実施例の場合も、成形
に当たって素体Wをダイス2に装着し、この状態でブラ
ンクホルダ3を下降してしわ押え力をかけ、パンチ4を
成形用輪郭部40の先端面が素体Wの上面に当接するま
で下降し、成形が進行しない所定の力kをかけておく。
この状態が図5の左半部である。
ば、支持ピン5a,5aを介して軸圧縮リング5はダイ
ス外面300を案内面として上昇させられ、それにより
押し壁50の先端500は素体Wの側壁後端面W’を軸
線方向に強力に加圧する。これによりパンチ4はダイス
穴部21に引き込まれ、引き続く素体Wの側壁後端面
W’への強圧による材料送り出し作用とパンチ4の下降
力とにより素体Wの中央部はダイス穴部21に押し込ま
れ、対向液圧Pcにより成形用輪郭部40に密着させら
れ、所定のパンチストロークに達したところで成形は完
了する。その後の取出しは前記実施例の場合と同じであ
る。なお、この成形においてパンチ4の成形用輪郭部4
0を図3に示すような形状にすれば、中間に段の付いた
中空突起部を有する成品を成形することができる。
た実施例を示しており、図8はこの実施例により成形さ
れた成品9の数例を示している。(a)は径の大きな皿
状の素体Wから皿状部94の中央に外方に突出する中空
突起部95’を有する形状である。(b)はカップ状の素
体から帽体状部90と径大カップ部92が連続したも
の、(c)は帽体状部90とこれに続いて段部91を介し
て径大筒部92が形成され、その径大筒部92の上端か
ら皿に径大なカップ状部96が形成されたものを示して
いる。図7の実施例においては、下型ベース2a上のダ
イス2は凹型をなしている。すなわち、上面から円筒状
の内面200’と、前工程で成形されたカップ状の素体
Wの外面輪郭形状に合致する曲率のダイス面20'が凹
設され、底であるダイス面20'の中央には穴部21が
形成されている。前記ダイス2の穴部21は下型ベース
2aを貫く液通路22を介して図示しない外部の対向液
圧制御回路に接続されている。
状の外面300'に続いてカップ状の素体Wの内面輪郭
形状に合致する曲率すなわち、ダイス面20'と相似し
た曲率で凸出した押え面30'を有し、押え面30'の頂
部軸線上には前記穴部21と同心の穴部31が設けられ
ると共に、該穴部31よりもはるかに径の大きなガイド
穴310が同心に設けられている。そして、ブランクホ
ルダ3は上部にリング状の上型ベース3aが固着されて
いる。パンチ4は前記上型ベース3aの通孔35を貫い
てガイド穴310内に昇降可能な径を有する柱部41を
有し、該柱部41の先端領域に前記穴部31,21に出
没可能な成形用輪郭部40を設けており、柱部41の基
端側にはベース部42が設けられ、これがインナースラ
イド4aに連結されており、インナースライド4aは油
圧シリンダなどの加圧昇降手段8により昇降されるよう
になっている。前記成形用輪郭部40は図8に示す成品
形状に対応するものが選択される。成形用輪郭部40は
柱部41に一体に形成されていてもよいが、好ましくは
種々の形状の成形を行えるよう柱部41と別体に作ら
れ、ボルトやねじなどによって柱部41に着脱可能に固
定される。
圧機構7を介して前記ブランクホルダ3のリング状の上
型ベース3aと連結されている。しわ押え用加圧機構7
は油圧シリンダでもよい。この場合には、チューブ側と
ピストン側のいずれかが上型ベース3aに固定され、他
方がベース部42に連結される。また、しわ押え用加圧
機構7としてウレタンやスプリングなどの弾性体を用い
た場合には、図7のように弾性体71の中心部を貫通す
るボルト70の下端部が上型ベース3aに連結され、頭
部がベース部42に設けた縦穴420に移動可能にはめ
られる。そして、前記上型ベース3aより下方には、ブ
ランクホルダ3の外面300’を囲むごとく軸圧縮リン
グ5が配されており、該軸圧縮リング5の内径側にはブ
ランクホルダ3の外面300’に沿って下方に伸びる薄
肉の押し壁50を有している。押し壁50の外径寸法ば
ダイス2の内面200’の寸法とほぼ一致している。
よりも外径側の部位に所定間隔ごとに縦穴320が設け
られ、それらにそれぞれ支持ピン5aが貫挿され、各支
持ピン5aの下端部に前記圧縮リング5が連結されるこ
とで吊持されている。そして各支持ピン5aの上端部は
インナースライド4aを外囲するアウタースライド5
b’に結合され、アウタースライド5b’は油圧シリン
ダのような加圧ストローク発生手段8’に連結されてい
る。前記加圧ストローク発生手段8’は軸圧縮リング5
の押し壁50にたとえば3000kgf/cm2以上好ましく
は4000〜5000kgf/cm2程度の力を発生させることができ
る性能のものが選ばれる。この実施例でもしわ押えは圧
力しわ押え式でもよいが、この実施例ではダイス2の半
径方向外方にストッパ33を設けて上型ベース3aを受
け止め、一定のクリアランスを得る固定しわ押え式を採
用している。
きには、ダイス2の穴20内に液体を満たし、素体Wを
ダイス2内に装着し、この状態でインナースライド4a
とアウタースライド5b’を下降させる。こうすれば、
インナースライド4aの下降によりしわ押え用加圧機構
7を介してブランクホルダ3は下降し、上型ベース3a
がストッパ33に当接する位置までダイス2に嵌合し、
ダイス面20と押え面30とで素体Wを挟み込みしわ押
え力をかける。上記インナースライド4aの下降時には
パンチ4はブランクホルダ3と相対変位せず、成形用輪
郭部40はブランクホルダ3の穴31の開口すなわち押
え面300’と整合している状態に保たれる。したがっ
て、ブランクホルダ3が所定のしわ押え位置に到ったと
ころで成形用輪郭部40の先端は素体Wの内面に接触
し、成形が進行しない所定の力kがかけられる。この力
の大きさは前記した実施例の場合と同じである。また、
アウタースライド5b’の下降により軸圧縮リング5も
下降し、押し壁50が素体Wの側壁後端面W’に接近な
いし接触する。これで図7の左半部に示す状態となる。
を下降させる。こうすれば、軸圧縮リング5はブランク
ホルダ3の外面300’を案内面として支持ピン5a,
5aを介して下降させられ、それにより押し壁50の先
端500は素体Wの側壁後端面W’を軸線方向に強力に
加圧する。前記のようにパンチ4の成形用輪郭部40が
素体Wの内面に接触しかつ所定の力kが与えられている
ため、上記した押し壁50による素体Wの側壁後端面
W’の強圧に伴う材料の流れより、インナースライド4
aはしわ押え用加圧機構7を圧縮するように下降し、そ
れによりブランクホルダ3は素体Wにしわ押え力をか
け、パンチ4の成形用輪郭部40は自動的にダイス2の
穴部21に進入し、素体Wは側壁後端面W’の加圧によ
り送り出され、穴部21の肩によって曲げられつつ成形
用輪郭部40によって穴部21に押し込まれる。この押
込みに伴い穴部21内に満たされている液体により対向
液圧Pcが生じ、これが穴部21内に押し込まれた部分
wに作用するため、該部分wはパンチ4の成形用輪郭部
40に緊密に密着させられる。
ブランクホルダ3のガイド穴310の底に当接すること
で規定され、所定のストロークまで軸圧縮リング5を下
降させたところで成形は完了する。これとともにアウタ
ースライド5b’を後退側に作動して軸圧縮リング5を
元位置に戻せば、しわ押え用加圧機構7の上方力により
パンチ4は元位置まで上昇させられる。そしてインナー
スライド4aを上昇させればブランクホルダ3がダイス
2から外れるため成品Vを取り出すことができる。な
お、図8の(b)(c)の成品を成形するときには、カ
ップ状の素体の形状に合致したダイス2およびブランク
ホルダ3と交換ることはもとよりである。
金型成形で成形する場合も含む。この場合には対向液圧
成形制御回路23を作動させず、ダイス21の穴部21
に液体を満たさないで実施すればよい。また本発明は有
底の成品だけでなく、先端に穴のある成品も成形可能で
あり、この場合には前工程でカップ状、ボール状ないし
皿状の素体の頂部に穴をあけたものを作っておけばよ
い。
示す。 〔具体例1〕 1)ダイスとして外径87.9mmφ、穴径53mmφ、高さ195m
mのものを使用し、パンチとして成形用輪郭部が直径46m
mφのもの(第1種パンチ)と、成形用輪郭部が直径46m
mφの第1部と直径34mmφの第2部を有するもの(第2種)
を使用し、軸圧縮リングとして全高100mm、内径88mm
φ、押し壁高さ75mm、押し壁厚さ3.5mmのものを使用
し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる円
周上で8本の支持ピンに連結し、50t油圧シリンダでスト
ローク60mmで昇降させるようにした。 2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2m
mの素板を慣用金型成形法により成形した内径87.9mm、
高さ65mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブランクホ
ルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.3mmに
して固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降し、カッ
プ状素体の上面に300kgf/cm2(約5Tonf)の圧力で接触さ
せた。この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リン
グに5000kgf/cm2の力をかけた。
して成形が開始され、パンチの進入と共にダイス穴には
600kgf//cm2に達する対向液圧が発生し、機械的送り出
し式の対向液圧成形が行われた。パンチの押込み力は10
00kgf//cm2までリニアに上昇させた。その結果、第1種
パンチにより図4(c)に示す形状で再絞り比が1.91の成品
が得られ、第2種パンチにより図4(b)に示す形状で再絞
り比が2.59の成品が得られ、いずれも破断はまったくな
かった。 4)比較のため、軸圧縮リングを作動させず、しわ押え
状態でパンチをダイス穴に押し込む慣用のに対向液法に
よって成形を行ったところ、第1種パンチの場合にも底
部と側壁の境界部位に破断が生じ、成形不良となった。
また、軸圧縮リングを用いず、ダイスの側壁部位にパイ
パス通路を等間隔で8本穿設し、このバイパス通路から
ブランクホルダとの隙間に対向液圧を導いてカップ状素
体の端面に軸方向力をかける方法(従来法)を実施した結
果、パンチ押込み力1000kgf//cm2ではパンチ先端より破
断が生じてしまい、成形できなかった。これは軸方向力
が弱いため材料の流入が不足し、しかも軸方向力が受動
的(パンチがある程度進入してからでないと発生しない)
であるためである。
53mmφを使用し、パンチとして上記具体例1と同じもの
を使用し、軸圧縮リングとして全高110 mm、内径120mm
φ、押し壁高さ75mm、押し壁厚さ3.5mmのものを使用
し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる円
周上で8本の支持ピンに連結し、50t油圧シリンダでスト
ローク30mmで昇降させるようにした。 2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2m
mの素板を慣用金型成形法により成形した内径120m
m、高さ60mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブラン
クホルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.3m
mにして固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降し、
カップ状素体の上面に300kgf/cm2の圧力で接触させた。
この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リングに37
00kgf/cm2の力をかけて本発明による成形を行った。そ
の結果、第1種パンチにより再絞り比が2.6、第2種
パンチにより再絞り比が3.53で形状の良好な成品が
得られた。
穴径86.8mmφを使用し、パンチとして成形用輪郭部が直
径80mmφのもの(第1種)と直径70mmφのもの(第2
種)を使用し、軸圧縮リングとして全高90mm、内径25
0mmφ、押し壁高さ50mm、押し壁厚さ3.2mmのものを使
用し、これをベッド下方の下部スライドから立ち上がる
円周上で8本の支持ピンに連結し、100t油圧シリンダで
ストローク45mmで昇降させるようにした。 2)ダイスの穴に油を満たし、材質SPCE,板厚3.2m
mの素板を慣用金型成形法により成形した内径250mm
φ、高さ43mmのカップ状素体をダイスに装着し、ブラ
ンクホルダを下降し、ストッパによりクリアランスを0.
3mmにして固定しわ押えを行い、ついでパンチを下降
し、カップ状素体の上面に100kgf/cm2の圧力で接触させ
た。この状態で油圧シリンダを作動させ、軸圧縮リング
に3900kgf/cm2の力をかけて本発明による成形を行っ
た。その結果、第1種パンチにより再絞り比が3.1、
第2種パンチにより再絞り比が3.6で形状の良好な成品
が得られた。
2によるときには、しわ押え状態でダイスとブランクホ
ルダとの隙間に伸びる押し壁を有する軸圧縮リングを前
進させて素体の後端面を強制的に加圧しつつパンチを前
記穴を通して降下させるため、大きな軸方向力を素体に
加えて材料の流入を図ることができ、これにより絞り比
の大きな段付き絞り成品を確実に精度よく成形でき、ま
た成形法の自由度が高く、逆再絞りと再絞りの双方に適
用することができるため多様な段付き形状の成品を成形
できるというすぐれた効果が得られる。請求項4によれ
ば多段の段を持つなど複雑な形状の成品をパンチやブラ
ンクホルダの加圧力を低くして成形できるというすぐれ
た効果が得られる。請求項5によれば、再絞り比の大き
な成品を簡単な構造で逆再絞りすることができ、請求項
6によれば再絞り比の大きな成品を簡単な構造で再絞り
することができるというすぐれた効果が得られる。
形第1段階を示す断面図である。
ある。
ずつ示す断面図である。
図、(b)は成品の一例を示す断面図である。
段階を半部ずつ示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】カップ状ないし皿状の素体をおのおの中央
に穴を有するダイスとブランクホルダによりはさんでし
わ押えし、この状態でダイスとブランクホルダとの隙間
に伸びる押し壁を有する軸圧縮リングを前進させて素体
の後端面を強制的に加圧しつつパンチを前記穴を通して
降下させることを特徴とする軸方向加圧式絞り成形法。 - 【請求項2】軸圧縮リングを前進させる以前のしわ押え
状態でパンチを素体の表面に接触し成形が進行しない力
をかける請求項1に記載の軸方向加圧式絞り成形法。 - 【請求項3】ダイスの穴に液体を満たして行う方法を含
む請求項1または請求項2のいずれかに記載の軸方向加
圧式絞り成形法。 - 【請求項4】カップ状ないし皿状の素体に対応するダイ
ス面を有しそのダイス面の中央に穴を設けたダイスと、
前記カップ状ないし皿状の素体に対応する押し面を有し
該押し面の中央にダイスの穴と同心の穴を有するブラン
クホルダと、前記ブランクホルダとダイスの穴に挿脱さ
れる成形用輪郭部を先端部に有するパンチと、前記ダイ
ス周面とブランクホルダ周面との隙間に進入可能な押し
壁を有し下部が支持ピンを介して下部スライドに支えら
れた軸圧縮リングと、下部スライドを加圧昇降する手
段、とを有していることを特徴とする軸方向加圧式絞り
成形装置。 - 【請求項5】カップ状ないし皿状の素体に対応する凹入
状のダイス面を有しそのダイス面の中央に穴を設けたダ
イスと、前記カップ状ないし皿状の素体に対応する凸状
の押し面を有し該押し面の中央にダイスの穴と同心の穴
を有するブランクホルダと、前記ブランクホルダとダイ
スの穴に挿脱される成形用輪郭部を先端部に有するパン
チと、前記ダイス周面とブランクホルダ周面との隙間に
進入可能な押し壁を有し上部が支持ピンを介してスライ
ドに支えられた軸圧縮リングと、前記スライドを加圧降
下する手段とを有していることを特徴とする軸方向加圧
式絞り成形装置。 - 【請求項6】ダイスの穴が外部の対向液圧制御回路に接
続されているものを含む請求項4または請求項5のいず
れかに記載の軸方向加圧式絞り成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31433394A JP3581734B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 軸方向加圧式絞り成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31433394A JP3581734B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 軸方向加圧式絞り成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08150426A true JPH08150426A (ja) | 1996-06-11 |
| JP3581734B2 JP3581734B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=18052075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31433394A Expired - Lifetime JP3581734B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 軸方向加圧式絞り成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3581734B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115634993A (zh) * | 2022-12-23 | 2023-01-24 | 吉林大学 | 浮动式压边液压双向单模深拉成形装置及成形方法 |
| EP4282554A1 (en) | 2022-05-26 | 2023-11-29 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
| EP4282555A1 (en) | 2022-05-26 | 2023-11-29 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP31433394A patent/JP3581734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4282554A1 (en) | 2022-05-26 | 2023-11-29 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
| EP4282555A1 (en) | 2022-05-26 | 2023-11-29 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
| US12496628B2 (en) | 2022-05-26 | 2025-12-16 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
| US12515251B2 (en) | 2022-05-26 | 2026-01-06 | Japan Aviation Electronics Industry, Limited | Workpiece processing apparatus |
| CN115634993A (zh) * | 2022-12-23 | 2023-01-24 | 吉林大学 | 浮动式压边液压双向单模深拉成形装置及成形方法 |
| CN115634993B (zh) * | 2022-12-23 | 2023-03-10 | 吉林大学 | 浮动式压边液压双向单模深拉成形装置及成形方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3581734B2 (ja) | 2004-10-27 |
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