JPH08150480A - 溶接用保護装置及びそれを用いたアーク溶接機 - Google Patents

溶接用保護装置及びそれを用いたアーク溶接機

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JPH08150480A
JPH08150480A JP29355194A JP29355194A JPH08150480A JP H08150480 A JPH08150480 A JP H08150480A JP 29355194 A JP29355194 A JP 29355194A JP 29355194 A JP29355194 A JP 29355194A JP H08150480 A JPH08150480 A JP H08150480A
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JP
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welding
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arc
opening
light
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JP29355194A
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Hideyuki Takamiya
秀幸 高宮
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Daido Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daido Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶接中において片手を自由として他の補助作業
を可能とすると共に、構造を簡単にして製造の容易化、
及び低コスト化を図る。 【構成】ノズル9と絶縁筒7との間に、ドーナツ状の溶
接用保護装置3を挟持させ、アーク溶接時においてアー
ク光やスパッタから溶接作業者を保護する。この溶接用
保護装置3は溶接トーチ2に取り付けられているため、
溶接作業者による溶接用保護装置3の支持を不要とす
る。また、この溶接用保護装置3は簡単な構造であるた
め、ハンドシールド等に比べて製造の容易化が図れ、部
品点数も少なく低コスト化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、アーク光
やスパッタから溶接作業者を保護する溶接用保護装置及
びそれを用いたアーク溶接機に係り、詳しくは、溶接ト
ーチに取り付けられる溶接用保護装置及びそれを用いた
アーク溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、溶接技術はあらゆる産業分野
において広く利用されており、その一つにアーク溶接法
がある。このアーク溶接法は、アークを発生させて、そ
の熱で部材を溶融して溶接を行なうものであり、TIG
溶接法やMIG溶接法やCO2半自動溶接法などがあ
る。
【0003】ところで、このアーク溶接法においては、
強いアーク光が発生し、また、溶融金属やスラグなどが
高温のスパッタとして飛散する。このアーク光には、可
視光線の他に紫外線が含まれており、この紫外線が人の
目に入ると結膜や角膜などが侵され、時には失明に到る
ことがある。また、紫外線が皮膚に照射されると、火傷
現象を起こすことがある。さらに、スパッタによっても
火傷を引き起こすことがある。
【0004】したがって、アーク溶接の際には、溶接作
業者をこのようなアーク光やスパッタから保護する必要
があり、従来より、サングラスやハンドシールドやヘル
メット等の溶接用保護装置が用いられていた。
【0005】この溶接用保護装置は、いずれも半透明の
遮光部(保護部)を備えており、作業者はこの遮光部を
通して溶接部を目視し、溶接作業を行なっていた。な
お、この遮光部の透明度はアーク光を遮る必要からかな
り低く設定されており、そのため、アーク発生前におけ
る溶接線等の確認(具体的には、溶接トーチと溶接線と
の相対位置の確認や)は、遮光部を介さずに溶接部を直
接目視することにより行なうのが通常であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したサ
ングラスでは目だけしか保護されず、アーク光やスパッ
タによって顔に火傷を負い易いという問題があった。
【0007】一方、ハンドシールドやヘルメットではそ
のような問題はないものの、ハンドシールドの場合には
両手にハンドシールドと溶接トーチとを持つ必要があ
り、溶接中は他の作業ができないという問題があった。
例えば、溶接される部材(以下、“被溶接物”とする)
は通常は治具によって位置決めされるが、仮付け溶接等
においてはこの位置決めを治具ではなく作業者自身が手
で行なう場合があるが、ハンドシールドを使用している
場合には両手が塞がっているために、そのような位置決
めが困難又は不可能であった。
【0008】また、ヘルメットの場合には、該ヘルメッ
トの自重で首が疲れたり、頭が蒸れたり、或は、着脱が
煩わしい等の問題があった。
【0009】さらに、上述したように、アーク発生前に
おける溶接線等の確認は溶接部を直接目視することによ
り行なうのが通常であるが、ヘルメットやサングラスの
場合には該確認後にそれらを装着しなければならず、そ
の装着作業の間に溶接トーチの保持位置等がずれてしま
うという問題があった。また、上述した仮付け溶接等に
おいては両手が塞がっているため、その装着作業自体も
困難であった。
【0010】そこで、本発明は、溶接トーチに取り付け
ることにより、片手を自由として溶接中における他の補
助作業を可能とし、かつヘルメット使用時におけるよう
な首の疲れや頭の蒸れを防止する溶接用保護装置を提供
することを目的とするものである。また、ヘルメット使
用時等におけるような着脱作業を不要として溶接作業の
簡素化を図る溶接用保護装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】また、本発明は、簡単な構造にすることに
より、ヘルメットなどに比べて部品点数が少なく、製造
が容易で、安価である溶接用保護装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】さらに、本発明は、保護部と取付け部とを
別部品で形成することにより、溶接トーチの形状に応じ
た取付け部に交換するだけで種々の溶接トーチに適用可
能な溶接用保護装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、アーク溶接機(1)と共に用
いられ、アーク溶接部からの光やスパッタを遮断する保
護部(31,11,21)を備え、かつ、アーク溶接中
にこれらの光やスパッタから作業者を保護する溶接用保
護装置(3,10,20)において、前記アーク溶接機
(1)の溶接トーチ(2)に取り付けるための取付け部
(32,12,22)を備え、かつ、前記保護部(3
1,11,21)が、前記溶接トーチ(2)から立設さ
れた状態に保持されて、アーク溶接部からの光やスパッ
タを遮断する、ことを特徴とする。この場合、前記保護
部(31)が略円板状をし、前記取付け部(32)が、
該保護部(31)に形成された開口部であり、かつ、前
記溶接トーチ(2)に外嵌されることに基づき保持され
てなる、ようにすると好ましい。また、前記保護部(1
1)が椀のように湾曲した形状であり、前記取付け部
(12)が、該保護部(11)に形成された開口部であ
り、かつ、前記溶接トーチ(2)に外嵌されることに基
づき保持されてなる、ようにしてもよい。さらに、前記
保護部(21)が、略円板状を呈すると共に第1の開口
部(21a)を有し、前記取付け部(22)が、第2の
開口部(22a)を有する板状部材であり、前記第1の
開口部(21a)と前記第2の開口部(22a)とが一
致するように、前記取付け部(22)が前記保護部(2
1)に取り付けられてなり、かつ、前記取付け部(2
2)が前記溶接トーチ(2)に外嵌されることに基づき
保持されてなる、ようにしてもよい。
【0014】一方、本発明に係るアーク溶接機(1)
は、上述したいずれかの溶接用保護装置(3,10,2
0)と、アークを発生させる溶接トーチ(2)と、を備
えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】以上構成に基づき、溶接作業者が溶接トーチ
(2)を片手に持ってアーク溶接を行なうと、アーク溶
接部からはアーク光やスパッタが発生する。これらのア
ーク光等は溶接用保護装置(3,10,20)に遮られ
て、作業者の目や顔には届かない。
【0016】なお、カッコ内の符号は、図面を参照する
ものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではな
い。
【0017】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0018】まず、本発明の第1実施例について、図1
乃至図4に沿って説明する。
【0019】本実施例に係るアーク溶接機1は、図1に
示すように、溶接トーチ2と、この溶接トーチ2から立
設された状態に保持される溶接用保護装置3とを備えて
いる。
【0020】このうちの溶接トーチ2は、スイッチレバ
ー5を支持するトーチ本体6を有しており、このトーチ
本体6には、不図示の装置から電極ワイヤWやCO2
ス等のシールドガスが供給されるようになっている。ま
た、トーチ本体6の先端部には略円筒状の絶縁筒7が着
脱自在に取り付けられており、この絶縁筒7の外周面に
は、図2に詳示するように雄螺子部7aが形成されてい
る。さらに、この絶縁筒7の雄螺子部7aには、内周面
に雌螺子部9aが形成された円筒状のノズル9が着脱自
在に螺合されている。そして、この絶縁筒7によってノ
ズル9の絶縁性を確保すると共に、この絶縁筒7やノズ
ル9は、消耗した場合に交換できるように構成されてい
る。
【0021】一方、溶接用保護装置3は、図3に詳示す
るように、略円板状の遮光部(保護部)31を有してい
る。この遮光部31は、所定の色が施された耐火ガラス
等により半透明に形成されており、アーク光の有害成分
を遮光すると共にスパッタの飛散を遮断するように構成
されている。また、溶接用保護装置3の略中央部には、
取付け部としての開口部32が形成されている。この開
口部32の内径は絶縁筒7の雄螺子部7aの外径よりも
少し大きく設定されており、溶接用保護装置3を、絶縁
筒7の雄螺子部7aに嵌め込んで絶縁筒7とノズル9と
の間に挟持するように構成されている。さらに、この溶
接用保護装置3は、図1に示す角度θ(以下、“遮光角
θ”とする)が約60度となるような大きさ(外径)に
設定され、かつ溶接トーチ2に取り付けられている。こ
こで、角度θは、アーク光が溶接用保護装置3によって
遮光される角度であり、具体的には、アーク光発生点と
溶接用保護装置3の上端縁とを結んだ仮想線l1 とアー
ク光発生点と溶接用保護装置3の下端縁とを結んだ仮想
線l2 とのなす角度をいう。
【0022】次に、図4に沿って、本実施例の作用につ
いて説明する。
【0023】いま、溶接作業者が溶接トーチ2を片手に
持ち、スイッチレバー5をオンにすると、ノズル9の先
端からは電極ワイヤWやシールドガスが放出され、アー
クが発生される。このとき、強いアーク光やスパッタが
発生するが、それらは溶接用保護装置3によって遮られ
て、作業者の目や顔には届かない。
【0024】次に、本実施例の効果について説明する。
【0025】本実施例によれば、溶接作業者は溶接用保
護装置3によってアーク光やスパッタから保護されるた
め、結膜炎等の視角障害や火傷を受けることもない。
【0026】また、本実施例によれば、溶接用保護装置
3は溶接トーチ2に取り付けるように構成されているた
め、ハンドシールドのように手で支持する必要がなく、
片手が自由になる。したがって、溶接中においても他の
作業が可能となり、例えば、被溶接物を作業者自身が手
に持って位置決めをし、該被溶接物の仮付け溶接等を行
なうことも容易に可能となる。
【0027】さらに、ヘルメットのように溶接用保護装
置を頭に装着する必要がないため、首が疲れたり、頭が
蒸れたりすることもない。
【0028】また、ヘルメットやサングラスのように身
体に装着する必要がないため、その着脱作業を不要とし
て溶接作業の簡素化を図ることができる。例えば作業者
は、頭を少しずらすだけで溶接部を遮光部31を介さず
に直接目視でき、アーク発生前における被溶接物の保持
位置の確認や溶接位置の確認が容易になる。さらに、こ
れらの目視確認後に溶接を開始する場合、頭を元の位置
に戻すだけでよく、ヘルメットやサングラス等を身体に
再装着する必要がないため、溶接トーチ2や被溶接物の
位置ずれの心配もない。
【0029】またさらに、溶接用保護装置3は、耐火ガ
ラス等によって構成されているためスパッタ等が付着し
ても消耗しにくく、また、着脱自在に構成されているた
めに消耗したとしてもその交換が可能である。さらに、
遮光部31は半透明であるため、アーク溶接部を確認し
ながらの溶接を可能とし、適正な溶接が可能となる。
【0030】また、溶接用保護装置3は、アーク光発生
点の近傍に配置されることから広範囲の遮光を達成する
にもかかわらず小型のもので足り、したがって、溶接ト
ーチ2が重くならず、溶接作業性が阻害されにくい。さ
らに、溶接用保護装置3がアーク光発生点の近傍に配置
されるため、溶接線等の視認が容易となり、適正な溶接
が可能となる。
【0031】また、本実施例によれば、溶接用保護装置
3は開口部32の形成された簡単な構造のものであるた
め、ハンドシールドやヘルメットと比べて部品点数も少
なく製造が容易で、安価になる。さらに、この開口部3
2の大きさを変えることにより、簡単に他の溶接トーチ
に装着でき、汎用性に優れる。
【0032】ついで、本発明の第2実施例について、図
5に沿って説明する。
【0033】本実施例に係る溶接用保護装置10は、椀
のように湾曲して凹部11aを形成する遮光部(保護
部)11を有している。この遮光部11は、所定の色が
施された耐火ガラス等により半透明に形成されている。
また、溶接用保護装置10の中央部には取付け部として
の開口部12が形成されており、溶接用保護装置10
は、凹部11aが溶接部の側を向くようにして取り付け
られる。
【0034】なお、この開口部12の内径が溶接トーチ
の外径(詳しくは、絶縁筒7の雄螺子部7aの外径)よ
りも少し大きく設定されていることや、溶接用保護装置
10の溶接トーチへの取り付け方法は、上述第1実施例
と同様である。また、溶接用保護装置10の遮光角θが
約60度となるように、その取り付け位置や大きさが設
定されていることも、上述第1実施例と同様である。
【0035】次に、本実施例の効果について説明する。
【0036】本実施例によれば、遮光部11は湾曲され
ているため、溶接部からのスパッタが凹部11aに当た
って下方に落ちる。
【0037】また、本実施例においても、上述第1実施
例と同様の効果を奏する。すなわち、溶接作業者は視角
障害や火傷を受けることもなく、溶接中においても他の
作業が可能となり、また、ヘルメット使用時のように首
が疲れたり、頭が蒸れたりすることもない。さらに、ヘ
ルメット使用時におけるような着脱作業を不要として溶
接作業の簡素化を図れ、適正な溶接を簡単に実現でき
る。またさらに、遮光部11は、スパッタによる消耗が
少なく、仮に消耗したとしてもその交換が可能である。
また、アーク溶接部を確認しながらの溶接を可能とし、
適正な溶接が可能となる。さらに、溶接トーチ2が重く
ならず、溶接作業性が阻害されにくい。また、溶接用保
護装置10がアーク光発生点の近傍に配置されるため、
溶接線等の視認が容易となり、適正な溶接が可能とな
る。さらに、溶接用保護装置10は、ハンドシールド等
と比べて製造が容易で、安価であり、汎用性に優れる。
【0038】ついで、本発明の第3実施例について、図
6に沿って説明する。
【0039】本実施例に係る溶接用保護装置20は、略
円板状の遮光板(保護部)21を有しており、この遮光
板21の略中央部には開口部(第1の開口部)21aが
形成されている。ここで、この開口部21aの内径は、
溶接用トーチ2の雄螺子部7aの外径よりも多少大きめ
に設定されている。また、遮光板21は、上述実施例と
同様に、所定の色が施された耐火ガラス等により半透明
に形成されている。
【0040】一方、この遮光板21には、取付け部とし
てのアダプタ装置22が取り付けられている。このアダ
プタ装置22は、開口部21aよりも小径の開口部(第
2の開口部)22aを有してドーナツ形状をしており、
該開口部22aが遮光板側の開口部21aに一致するよ
うに螺子23,…によって固定されている。そして、こ
のアダプタ装置22の開口部22aの内径は溶接トーチ
2(詳しくは、絶縁筒7の雄螺子部7a)の外径よりも
少し大きく設定されており、溶接用保護装置20を、絶
縁筒7の雄螺子部7aに嵌め込んで絶縁筒7とノズル9
との間に挟持するように構成されている。また、このア
ダプタ装置22は絶縁材、その他の材料によって形成さ
れている。
【0041】なお、溶接用保護装置20の遮光角θが約
60度となるように、その取り付け位置や大きさが設定
されていることは、上述第1実施例と同様である。
【0042】次に、本実施例の効果について説明する。
【0043】本実施例によれば、アダプタ装置22は、
遮光板21に対して着脱自在に取り付けられた別部品で
あるため、アダプタ装置22を異なる開口径のものに変
えることにより種々のサイズの溶接トーチにも適用させ
ることができる。また、このアダプタ装置22は、その
材質に強度の高いものを使用することにより薄肉化が図
れる。その結果、仮に遮光板21が厚いものであって
も、絶縁筒7とノズル9との間隙を所定値以内に設定す
ることができ、ノズル9の突出長さを適正にして最適な
溶接を可能とする。
【0044】また、本実施例においても、上述第1実施
例と同様の効果を奏する。すなわち、溶接作業者は視角
障害や火傷を受けることもなく、溶接中においても他の
作業が可能となり、また、ヘルメット使用時のように首
が疲れたり、頭が蒸れたりすることもない。さらに、ヘ
ルメット使用時におけるような着脱作業を不要として溶
接作業の簡素化を図れ、適正な溶接を簡単に実現でき
る。またさらに、遮光板21は、スパッタによる消耗が
少なく、仮に消耗したとしてもその交換が可能である。
また、アーク溶接部を確認しながらの溶接を可能とし、
適正な溶接が可能となる。さらに、溶接トーチ2が重く
ならず、溶接作業性が阻害されにくい。また、溶接用保
護装置20がアーク光発生点の近傍に配置されるため、
溶接線等の視認が容易となり、適正な溶接が可能とな
る。さらに、溶接用保護装置20は、ハンドシールド等
と比べて製造が容易で、安価であり、汎用性に優れる。
【0045】なお、上述各実施例においては、溶接用保
護装置3,…の外形を円形としたが、もちろんこれに限
る必要はなく、三角形や、四角形や、五角形や、六角形
や、八角形などの多角形であってもよく、楕円形状であ
ってもよい。また、その他の形状であってもよい。
【0046】また、上述各実施例は、消耗電極式のアー
ク溶接機(例えば、CO2 半自動溶接機やMIG溶接
機)を例にとって説明しているが、もちろんこれに限る
必要はなく、TIG溶接機などの非消耗電極式のアーク
溶接機に適用してもよい。
【0047】ところで、上述各実施例においては特に述
べてはいないが、保護部に液晶パネルを設けて液晶パネ
ルによりアーク光を遮光するようにしてもよい。以下、
簡単に説明する。
【0048】この場合には、液晶パネルを中間調制御す
ることにより、簡単にその透過度を適正化でき、最適な
溶接が可能となる。また、液晶のスイッチングをスイッ
チレバー5のオン・オフで行なわせることにより、溶接
前においては透過度が100%で溶接線等の目視が可能
であり、溶接開始と共に透過度を低下して紫外線等を遮
断することも可能となる。なお、この場合には、液晶パ
ネルとアーク溶接部との間に耐火性の透明部材を配設し
てスパッタを遮断すべきことは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
溶接作業者は保護部によってアーク光やスパッタから保
護されるため、結膜炎等の視角障害や火傷を受けること
もない。
【0050】また、本発明によれば、溶接用保護装置は
溶接トーチに取り付けるように構成されている。したが
って、ハンドシールドのように手で支持する必要がな
く、片手が自由になり、溶接中においても他の作業が可
能となる。例えば、被溶接物を作業者自身が手に持って
位置決めをし、該被溶接物の仮付け溶接等を行なうこと
も容易に可能となる。さらに、ヘルメットのように溶接
用保護装置を頭に装着する必要がないため、首が疲れた
り、頭が蒸れたりすることもない。
【0051】また、ヘルメットやサングラスのように身
体に装着する必要がないため、その着脱作業を不要とし
て溶接作業の簡素化を図ることができる。例えば作業者
は、頭を少しずらすだけで溶接部を保護部を介さずに直
接目視でき、アーク発生前における被溶接物の保持位置
の確認や溶接位置の確認が容易になる。さらに、これら
の目視確認後に溶接を開始する場合、頭を元の位置に戻
すだけでよく、ヘルメットやサングラス等を身体に再装
着する必要がないため、溶接トーチや被溶接物の位置ず
れの心配もない。
【0052】また、溶接用保護装置に開口部を形成し
て、該開口部を利用して溶接トーチに取り付けるように
した場合には、溶接用保護装置は簡単な構造になり、ハ
ンドシールドやヘルメットなどに比べて部品点数も少な
く製造が容易で、安価になる。さらに、この開口部の大
きさを変えることにより、簡単に他の溶接トーチに装着
でき、汎用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るアーク溶接機の主要
部を説明するための図。
【図2】第1実施例に係る溶接用保護装置の着脱方法を
説明するための図。
【図3】第1実施例に係る溶接用保護装置の詳細構造を
説明するための図。
【図4】溶接作業の様子を説明するための図。
【図5】本発明の第2実施例に係る溶接用保護装置の詳
細構造を説明するための図。
【図6】本発明の第3実施例に係る溶接用保護装置の詳
細構造を説明するための図。
【符号の説明】
1 アーク溶接機 2 溶接トーチ 3 溶接用保護装置 7 絶縁筒 9 ノズル 10 溶接用保護装置 11 遮光部(保護部) 12 開口部(取付け部) 20 溶接用保護装置 21 遮光板(保護部) 21a 開口部(第1の開口部) 22 アダプタ装置22(取付け部) 22a 開口部(第2の開口部) 31 遮光部(保護部) 32 開口部(取付け部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク溶接機と共に用いられ、アーク溶
    接部からの光やスパッタを遮断する保護部を備え、か
    つ、アーク溶接中にこれらの光やスパッタから作業者を
    保護する溶接用保護装置において、 前記アーク溶接機の溶接トーチに取り付けるための取付
    け部を備え、かつ、 前記保護部が、前記溶接トーチから立設された状態に保
    持されて、アーク溶接部からの光やスパッタを遮断す
    る、 ことを特徴とする溶接用保護装置。
  2. 【請求項2】 前記保護部が略円板状をし、 前記取付け部が、該保護部に形成された開口部であり、
    かつ、 前記溶接トーチに外嵌されることに基づき保持されてな
    る、 請求項1記載の溶接用保護装置。
  3. 【請求項3】 前記保護部が椀のように湾曲した形状で
    あり、 前記取付け部が、該保護部に形成された開口部であり、
    かつ、 前記溶接トーチに外嵌されることに基づき保持されてな
    る、 請求項1記載の溶接用保護装置。
  4. 【請求項4】 前記保護部が、略円板状を呈すると共に
    第1の開口部を有し、 前記取付け部が、第2の開口部を有する板状部材であ
    り、 前記第1の開口部と前記第2の開口部とが一致するよう
    に、前記取付け部が前記保護部に取り付けられてなり、
    かつ、 前記取付け部が前記溶接トーチに外嵌されることに基づ
    き保持されてなる、 請求項1記載の溶接用保護装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の溶
    接用保護装置と、 アークを発生させる溶接トーチと、 を備えてなるアーク溶接機。
JP29355194A 1994-11-28 1994-11-28 溶接用保護装置及びそれを用いたアーク溶接機 Pending JPH08150480A (ja)

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JP (1) JPH08150480A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112025031A (zh) * 2020-08-31 2020-12-04 广船国际有限公司 吊码保护工装

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