JPH08150482A - インバータ式溶接機の動作制御方法およびその装置 - Google Patents

インバータ式溶接機の動作制御方法およびその装置

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JPH08150482A
JPH08150482A JP6290110A JP29011094A JPH08150482A JP H08150482 A JPH08150482 A JP H08150482A JP 6290110 A JP6290110 A JP 6290110A JP 29011094 A JP29011094 A JP 29011094A JP H08150482 A JPH08150482 A JP H08150482A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータ式溶接機における溶接トランスの偏
磁モードとこの溶接トランスの2次コイル側に接続され
ている整流ダイオードの短絡故障モードとインバータ回
路の出力側短絡モードとをそれぞれ区別して検出する。 【構成】A相、B相パルス幅変調信号PA、PBのオン
区間(通電区間)の前半部での比較回路71による設定
低レベル過電流IL の検出は整流ダイオード7、8の短
絡モードの故障、オン区間の後半部での設定低レベル過
電流IL の検出は溶接トランス6の偏磁モード、比較回
路72による設定高レベル過電流IH の検出はインバー
タ回路5の出力側短絡モードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、自動車等の
生産ラインに複数設置される溶接ロボットに適用して好
適なインバータ式溶接機の動作制御方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、A相、B相のパルス幅変調信
号により駆動されるインバータ回路を有し、このインバ
ータ回路によって溶接トランスが駆動されるインバータ
式溶接機が、溶接トランスを小型・軽量に構成できる等
の理由により溶接ロボット等に広く採用されている。
【0003】インバータ回路を構成するスイッチング素
子はIGBT等の半導体素子であり、その出力側短絡か
ら前記スイッチング素子を保護することが望ましい。こ
のため、従来から、インバータ回路に流れる電流を電流
検出器で検出する電流検出回路と過電流を判定する比較
回路とが設けられ、この比較回路の出力信号がインバー
タ回路の駆動回路に供給されるようになっている。
【0004】そして、比較回路で過電流と判定したと
き、即時に駆動回路を通じてインバータ回路の動作を停
止するようになっていた。
【0005】ところが、溶接トランスに偏磁が発生した
ときにも、インバータ回路に流れる電流が比較的大きく
なるので、これを過電流として誤検出しまい、インバー
タ回路の動作を停止させてしまうことが頻繁に発生し、
結果として製造工数が過大になってしまうという問題が
あった。
【0006】この偏磁を原因とする誤検出を回避するた
めに、従来は、偏磁が発生しないように溶接トランスの
コア断面積を大きくして、いわゆるトランスコア余裕を
大きくする対策がなされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏磁が
発生しないようなコアの断面積の大きい溶接トランスを
使用した場合には、溶接トランス自体の重量が増加し
て、溶接ロボット等におけるロボットの機械的な負荷が
増大して、溶接ロボットの動作速度が低下するというよ
うな新たな問題が発生する。
【0008】この発明に関連する従来技術として、本出
願人は、低レベルおよび高レベルの2段の過電流検出回
路を設け、低レベルの過電流検出時にはインバータ回路
の駆動パルス幅を狭くし、高レベルの過電流検出時には
インバータ回路の駆動を停止する技術を提案しているが
(特開昭60−134717号公報)、この技術では、
溶接トランスの偏磁モードとトランスの2次コイル側に
接続されている整流ダイオードの短絡故障モードとイン
バータ回路の出力側短絡モードとをそれぞれ区別して検
出することができず、各モードに対して適切な対応を行
うことができない。
【0009】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、溶接トランスの偏磁モードとトランス
の2次コイル側に接続されている整流ダイオードの短絡
故障モードとインバータ回路の出力側短絡モードとをそ
れぞれ区別して検出することを可能とするとともに、各
検出モードに対応して適切な処理が行えるインバータ式
溶接機の動作制御方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この方法発明は、例え
ば、図1および図3に示すように、直流の入力を、A
相、B相のパルス幅変調信号PA、PBによって駆動さ
れるインバータ回路5により高周波交流に変換し、この
高周波交流をトランス6の1次側に供給し、このトラン
ス6の2次側整流出力を溶接電極21、22に供給する
インバータ式溶接機の動作制御方法において、溶接電極
21、22間にワークWを挟んで通電するステップと、
通電時に、A相、B相パルス幅変調信号PA、PBのオ
ン区間(通電区間)においてインバータ回路5に流れる
通電電流Iiを検出する通電電流検出ステップと、検出
された通電電流absIiに対して、設定低レベル過電
流IL と設定高レベル過電流IH とを比較する比較ステ
ップと、A相、B相パルス幅変調信号PA、PBのオン
区間の前半部において、前記検出された通電電流abs
Iiが設定低レベル過電流IL を超えたとき(図3i参
照)に、インバータ回路5の駆動を停止する駆動停止ス
テップと、を有することを特徴とする。
【0011】また、この方法発明は、直流の入力を、A
相、B相のパルス幅変調信号によって駆動されるインバ
ータ回路により高周波交流に変換し、この高周波交流を
トランスの1次側に供給し、このトランスの2次側整流
出力を溶接電極に供給するインバータ式溶接機の動作制
御方法において、前記溶接電極間にワークを挟んで通電
するステップと、通電時に、前記A相、B相パルス幅変
調信号のオン区間において前記インバータ回路に流れる
通電電流を検出する通電電流検出ステップと、前記検出
された通電電流に対して、設定低レベル過電流と設定高
レベル過電流とを比較する比較ステップと、前記A相、
B相パルス幅変調信号のオン区間の後半部において、前
記検出された通電電流が前記設定低レベル過電流を超
え、かつ前記設定高レベル過電流を超えなかったとき
に、この検出に係る前記A相、B相パルス幅変調信号の
オン区間を狭める狭駆動パルス幅化ステップと、を有す
ることを特徴とする。
【0012】さらに、この方法発明は、前記設定低レベ
ル過電流が前記トランスが偏磁したことを検出するレベ
ルに設定され、前記設定高レベル過電流が前記インバー
タ回路の出力側が短絡したことを検出するレベルに設定
されることを特徴とする。
【0013】この装置発明は、例えば、図1に示すよう
に、直流の入力を、A相、B相のパルス幅変調信号P
A、PBによって駆動されるインバータ回路5により高
周波交流に変換し、この高周波交流をトランス6の1次
側に供給し、このトランス6の2次側整流出力を溶接電
極21、22に供給するインバータ式溶接機の動作制御
装置において、溶接電極21、22間にワークWが挟ま
れて電流が供給される通電時に、A相、B相パルス幅変
調信号PA、PBのオン区間においてインバータ回路5
に流れる通電電流Iiを検出する通電電流検出手段51
と、前記検出された通電電流absIiに対して、設定
低レベル過電流IL と設定高レベル過電流IH とを比較
する比較手段71、72と、A相、B相パルス幅変調信
号PA、PBのオン区間の前半部において、前記検出さ
れた通電電流absIiが設定低レベル過電流IL を超
えたときに、インバータ回路5の駆動を停止する駆動停
止手段32と、を有することを特徴とする。
【0014】また、この装置発明は、直流の入力を、A
相、B相のパルス幅変調信号によって駆動されるインバ
ータ回路により高周波交流に変換し、この高周波交流を
トランスの1次側に供給し、このトランスの2次側整流
出力を溶接電極に供給するインバータ式溶接機の動作制
御装置において、前記溶接電極間にワークが挟まれて電
流が供給される通電時に、前記A相、B相パルス幅変調
信号のオン区間において前記インバータ回路に流れる通
電電流を検出する通電電流検出手段と、前記検出された
通電電流に対して、設定低レベル過電流と設定高レベル
過電流とを比較する比較手段と、前記A相、B相パルス
幅変調信号のオン区間の後半部において、前記検出され
た通電電流が前記設定低レベル過電流を超え、かつ前記
設定高レベル過電流を超えなかったときに、この検出に
係る前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間を狭め
る狭駆動パルス幅化手段と、を有することを特徴とす
る。
【0015】さらにまた、この装置発明は、前記設定低
レベル過電流は前記トランスが偏磁したことを検出する
レベルに設定され、前記設定高レベル過電流は前記イン
バータ回路の出力側が短絡したことを検出するレベルに
設定されることを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明によれば、A相、B相パルス幅変調信
号のオン区間の前半部において、通電電流が設定低レベ
ル過電流を超えたことを検出したときには、トランスの
2次側整流ダイオードが短絡モードで故障したと判断し
てインバータ回路の駆動を停止する。
【0017】また、この発明によれば、A相、B相パル
ス幅変調信号のオン区間の後半部において、通電電流が
前記設定低レベル過電流を超え、かつ前記設定高レベル
過電流を超えなかったときには、トランスの偏磁が発生
したと判断し、この検出に係る前記A相、B相パルス幅
変調信号のオン区間を狭めるようにしている。
【0018】なお、A相、B相パルス幅変調信号のオン
区間において、通電電流が設定高レベル過電流を超えた
ときにはインバータ回路の出力側が短絡したと判断して
インバータ回路の駆動を停止する。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施例の構成を示し
ている。
【0021】まず、図1の構成を説明するとともに、正
常時における動作を図2の波形図を参照しながら説明す
る。
【0022】図1において、端子1〜3に供給された3
相の交流電圧が整流回路と平滑回路を含む交流直流変換
回路4により直流電圧にされる。この直流電圧は、IG
BT、MOSFET等の半導体スイッチング素子である
トランジスタ41〜44を有するインバータ回路5によ
り高周波交流に変換されてトランス6の1次コイル6a
側に供給される。
【0023】トランス6の2次コイル6b側にはダイオ
ード7とダイオード8からなる整流回路9が形成され
る。整流回路9の出力は、溶接ガンアーム19(19
a、19b)を通じて溶接電極21、22に供給され
る。溶接電極21、22の間にはワークWが配される。
【0024】一方、クロック発生回路31からクロック
CK(図2a参照)がPWM(パルス幅変調)制御回路
32に供給される。なお、PWM制御回路32はマイク
ロコンピュータを含む周知の回路である。
【0025】PWM制御回路32は、パルス幅Pwa、
Pwbを有するA相、B相のパルス幅変調信号PA、P
B(図2b、図2c参照)を出力してプリドライバ33
に供給する。なお、正常時において、パルス幅Pwaと
パルス幅Pwbとは等しくされている。また、正常時に
おいては、ラッチ回路77の出力信号S5がハイレベル
になるような論理回路にしているので、A相、B相パル
ス幅変調信号PA、PBは、そのままアンド回路61、
62を通過してプリドライバ33に供給される。
【0026】通電1サイクルは、インバータ回路5を構
成するトランジスタ41とトランジスタ42とがA相パ
ルス幅変調信号PAのハイレベル区間(以下、オン区間
ともいう。)の立ち上がり部で導通(トランジスタ4
3、44は遮断)を開始し、トランジスタ41からトラ
ンス6の1次コイル6aを通過してトランジスタ42に
向かって電流が流れた後、B相パルス幅変調信号PBの
ハイレベル区間(以下、オン区間ともいう。)にトラン
ジスタ43とトランジスタ44とが導通し(トランジス
タ41、42は遮断)、その後、再びトランジスタ4
1、42がA相パルス幅変調信号PAのハイレベル区間
の立ち上がり部で導通を開始する直前までの期間であっ
て、図2aと図2dから分かるように、クロックCKの
2周期に対応する。
【0027】タイミング信号発生回路45は、クロック
CKに基づいてサンプリングパルスSH1〜SH3(図
2e〜図2g参照)を発生する。サンプリングパルスS
H1は、A相パルス幅変調信号PAのオン区間の中間時
点で発生し、サンプリングパルスSH2は、B相パルス
幅変調信号PBのオン区間の中間時点で発生する。サン
プリングパルスSH3は、A相パルス幅変調信号PAの
開始時点(立ち上がり部)で発生する。
【0028】トランス6の1次コイル6a、言い換えれ
ば、インバータ回路5の出力側には電流検出器51が挿
入されている。一般に、インバータ式溶接機が組み込ま
れた溶接ロボットでは、通常、図中、x点とy点の箇所
が配線にされて延ばされ、溶接機本体側(インバータ回
路5を含む側)とエンドエフェクタ側(トランス6を含
む側)に物理的に分離されている。高周波を伝送するこ
とでエンドエフェクタ側への配線を細い配線とするため
であり、また、トランス6と溶接電極21、22間の距
離を短くして抵抗損失を少なくするためである。このよ
うな構成であるため、インバータ回路5の出力側短絡
は、前記配線を含む出力側に発生し易い。
【0029】この短絡を効率的に検出する等のために電
流検出器51は、図1に示すように、前記配線の入力側
に挿入されている。なお、図1中、z点に電流検出器5
1を挿入することにより、次に説明する絶対値回路52
を省略することができる。
【0030】この電流検出器51で検出された電流(電
流波形)Iiが絶対値回路52の入力側に現れる。な
お、実際上、電流検出器51の2次側には値が既知の終
端抵抗器が配されており、したがって、絶対値回路52
の入力側には電圧が現れるが、その値自体は電流Iiの
値に対応しており換算可能であるので、以下、繁雑さを
避けるため、絶対値回路52の入力側には電流Iiが現
れるものと考える。同様に、絶対値回路52の出力側に
は、図2iに示す絶対値電流(単に、検出電流ともい
う。)absIi(符号absは、電流Iiの絶対値を
とることを意味する。)が現れる。
【0031】この絶対値電流absIiの時点t1にお
ける電流値a1、すなわち、A相の電流値(A相電流サ
ンプル値ともいう。一般には、符号aiで表す。)a1
がサンプリングパルスSH1に基づきサンプルホールド
回路53によりサンプルホールドされ、同様に、時点t
2においてB相の電流値(同様に、B相電流サンプル値
ともいい、一般には、符号biで表す。)b1がサンプ
リングパルスSH2に基づきサンプルホールド回路54
によりサンプルホールドされる。
【0032】通電1サイクル分のサンプルホールド値が
加算回路55で加算された後(a1+b1)、1/2ア
ンプ(割算回路)56により平均化され、その平均電流
値(平均電流サンプル値ともいい、一般には、符号mi
であらわす。)m1={(a1+b1)/2}が時点t
11でサンプリングパルスSH3に基づきサンプルホー
ルド回路57によりサンプルホールドされる。そのサン
プルホールド値、すなわち通電1サイクル分の平均電流
値m1={(a1+b1)/2}がPWM制御回路32
にフィードバック量として供給される。
【0033】PWM制御回路32は、この平均電流値m
1がROM等に設定されている設定電流値Irと等しい
値(m1=Ir)になるようにパルス幅Pwa、Pwb
を変化させる。なお、実際上、PWM制御回路32は、
通電開始時に徐々に通電電流を増加させる、言い換えれ
ば、基準電流値(設定電流値ともいう。)Irを徐々に
増加させる周知のスローアップ制御を行ったA相、B相
のパルス幅変調信号PA、PBをアンド回路61、62
を介してプリドライバ33に供給する。上述したよう
に、正常動作時において、アンド回路61、62の他方
の入力、言い換えれば、ラッチ回路77の出力はハイレ
ベルになっている。
【0034】なお、図1例において、通電時には、溶接
ガンアーム19が矢印方向に閉じられ、ワークWを溶接
電極21、22を介して加圧挟持した状態でそのワーク
Wに溶接電流が供給される。
【0035】次に偏磁、インバータ回路5の出力側短絡
および2次コイル6b側の整流用のダイオード7、8の
短絡を検出する回路の構成を説明するとともに、まず偏
磁を検出した際の動作について図3をも参照して説明す
る。なお、波形を重複して描く繁雑さを避けるため、図
3において、必要に応じて図3a、図3b、図3c、図
3gが同一時間軸上の波形であり、図3a、図3b、図
3d、図3e、図3f、図3gが同一時間軸上の波形で
あるものとする。図3cと図3dの波形は時間軸が異な
る。また、図3a、図3b、図3h、図3iが同一時間
軸上の波形であるものとする。
【0036】図3aはクロックCKを、図3bはA相、
B相パルス幅変調信号PA、PBを、図3cは正常時に
おける検出電流absIiをそれぞれ表している。
【0037】図3dはA相側で偏磁が発生した場合の検
出電流absIiを表している。偏磁は、通電期間(オ
ン区間)の中央点、この場合、A相電流サンプル値a2
が得られる点以降で電流Ii(したがって、検出電流a
bsIi)が徐々に大きくなる現象である。そこで、こ
れを検出するための比較回路(偏磁電流検出回路兼ダイ
オード短絡検出回路の一部を構成する。)71を設け、
比較回路71の比較入力端子には検出電流absIiを
導く。一方、この比較回路71の基準入力端子に設定さ
れる設定低レベル過電流(実際には、この電流に対応す
る電圧であるがここでも繁雑さを避けるために電流とい
う。)IL を、図3cの一点鎖線に示すように、正常時
のオン期間における最大電流値Inmaxよりも余裕を
みて少し大きな値に設定している。
【0038】なお、インバータ回路5の出力側短絡を検
出するための比較回路(出力側短絡検出回路)72の基
準入力端子に設定される設定高レベル過電流IH は、図
3cに示すように、偏磁を検出するための設定低レベル
過電流IL より高い値に設定しておく。
【0039】比較回路71の出力信号S1は、検出電流
absIiが設定低レベル過電流I L より低い値である
場合には、ローレベルを保持する。比較回路72の出力
信号S2は、検出電流absIiが設定高レベル過電流
H より低い値ではハイレベルを保持するように比較回
路71と逆極性の接続にしている。
【0040】トランス6の偏磁は、図3dに示すよう
に、パルス幅Pwaの中間点以降、言い換えれば、サン
プリング時点t20以降、すなわち、A相パルス幅変調
信号PAのオン区間の後半部で発生し、徐々に通電電流
が増加する現象(例えば、1〜5A(アンペア)/μs
の傾斜)を引き起こす。
【0041】この場合、図3d、図3eに示すように、
時点t21で比較回路71により設定低レベル過電流I
L を超える値が検出され、比較回路71の出力信号S1
がローレベルからハイレベルに移る。また、時点t22
ではハイレベルからローレベルにもどる。
【0042】時点t21で発生する信号S1の立ち上が
りエッジでラッチ回路73の出力信号(バーQ)S3が
ハイレベルからローレベルに移る。時点t23、言い換
えれば、デッドタイムパルスPd(図3g参照)の立ち
下がりエッジでラッチ回路73はリセットされ、出力信
号S3がまたローレベルからハイレベルにもどる。した
がって、時点t20〜t23の区間において、ノア回路
80の出力信号S4はローレベルのままであり、ラッチ
回路77の出力信号(バーQ)S5もハイレベルのまま
であるので、インバータ回路5の駆動が停止されること
はない。
【0043】なお、デッドタイムパルスPdは、PWM
制御回路32により発生されるパルスであり、ハイレベ
ルがオン区間を表す信号であるA相、B相パルス幅変調
信号PA、PBのローレベル期間にハイレベルになる信
号であって、トランジスタ41〜44の非通電期間(イ
ンバータ回路5の遮断期間ともいう。)に対応する信号
である。
【0044】時点t21において出力信号S1のハイレ
ベルへの変化により設定低レベル過電流IL を検出した
PWM制御回路32は、出力信号S1がローレベルに変
化した時点t22以降の適当な時、例えば、次の相(こ
の例では、B相)の通電期間の立ち上がり時点t23で
ノア回路80の出力信号S4のレベルを確認する。その
時点t23でノア回路80の出力信号S4のレベルがロ
ーレベルに保持されている場合には、この前の相(この
例では、A相)で偏磁が発生したものと特定して、次の
A相パルス幅変調信号PAのパルス幅Pwaを図3bの
時点t25〜t26に示すように狭いパルス幅Pwa′
にする。このように制御すれば、図3dに示すようにA
相側の偏磁が解消される。偏磁は、トランス6を流れる
磁束のB−H曲線上における中心からの偏りであるが、
それが解消されることになる。そこで、A相パルス幅変
調信号PAの次のオン区間をもとのパルス幅Pwaにも
どせばよい。
【0045】このように、A相、B相パルス幅変調信号
PA、PBのオン区間の後半部において、検出電流ab
sIiが設定低レベル過電流IL を超え、かつ設定高レ
ベル過電流IH を超えなかったときには、トランス6の
偏磁が発生したと判断し、この検出に係るA相、B相パ
ルス幅変調信号PA、PBのオン区間を狭めるように
し、その後もとの広さにもどせば、トランス6に偏磁が
発生しても、溶接作業を停止することなく、偏磁を自動
的に解消して次の溶接作業を行うことができる。
【0046】次に、インバータ回路5の出力側短絡によ
る過電流を検出する動作について図4をも参照して説明
する。
【0047】図4aはクロックCKの波形を、図4bは
A相、B相パルス幅変調信号PA、PBの波形を、図4
cは検出電流absIiの波形を表している。
【0048】時点t31においてインバータ回路5の出
力側短絡が発生したと仮定する。そうすると、図4cに
示すように、次のB相パルス幅変調信号PBの立ち上が
り時点t32から検出電流absIiが急激に増加して
(例えば、100A/μsの傾斜)、インバータ回路5
に設定低レベル過電流IL 、設定高レベル過電流IH
超える電流Iiが流れる。
【0049】検出電流absIiが設定低レベル過電流
L を超えた時点t33で比較回路71の出力信号S1
(図4d参照)はローレベルからハイレベルに反転し、
ラッチ回路73の出力信号S3(図4f参照)がハイレ
ベルからローレベルに反転する。次に、検出電流abs
Iiが設定高レベル過電流IH を超えた時点t34で出
力側短絡過電流検出回路としての比較回路72の出力信
号S2がハイレベルからローレベルに反転する(図4e
参照)。
【0050】このとき、ノア回路80の両方の入力がロ
ーレベルになるので、ノア回路80の出力信号S4(図
4g参照)がローレベルからハイレベルに反転する。こ
のローレベルからハイレベルに移るエッジ、すなわち、
立ち上がりエッジでラッチ回路77の出力信号S5(図
4h参照)がローレベルにラッチされる。
【0051】これにより、アンド回路61、62の一方
の入力がローレベルに保持されてしまうので、図4bの
時点t35に示すように、B相パルス幅変調信号PBが
遮断される。以降、ラッチ回路77の保持機能により、
アンド回路61、62の各一方の入力がローレベルに保
持されて、インバータ回路5は駆動が停止される。
【0052】インバータ回路5の出力側短絡の原因が取
り除かれたときには、オペレータが端子78からリセッ
トパルスRPを供給して、ラッチ回路77による出力信
号S5のラッチを解除する。
【0053】このように、A相、B相パルス幅変調信号
PA、PBのオン区間において、検出された電流Iiが
設定高レベル過電流IH を超えたときにはインバータ回
路5の出力側が短絡したと判断してインバータ回路5の
駆動を直ちに停止できる。このため、インバータ回路5
を構成するスイッチング素子であるトランジスタ41〜
44には、設定高レベル過電流IH を大きく超える電流
が長時間流れることがないので、トランジスタ41〜4
4の接合の熱破壊を防止することができる。
【0054】次に、図1例の回路の応用回路によりトラ
ンス6の2次側の整流回路9を構成するダイオード7、
8の短絡モードや開放モードの不良等をも検出できるこ
とについて図5および図6のフローチャートをも参照し
て説明する。
【0055】なお、応用回路は、図1例において、A
相、B相電流値ai、biをもPWM制御回路32に取
り込み、そのPWM制御回路32によりアンド回路6
1、62を通じてインバータ回路5の駆動を停止できる
ように構成したものであり、図6のフローチャートは、
そのPWM制御回路32を構成するROMに予め格納さ
れたプログラムの一部を示している。したがって、この
フローチャートの判断制御主体は、PWM制御回路32
を構成するMPU(マイクロプロセッサ)である。
【0056】ある時点、例えば、図3b、図3hに示す
ように、時点t51においてA相パルス幅変調信号PA
が発生を開始するものとする(ステップS1)。
【0057】この後、検出電流absIiが比較回路7
1、72により連続的に比較され、まず、時点(サンプ
リング時点)t52までに比較回路71が反転したかど
うか、言い換えれば、設定低レベル過電流IL を超えた
かどうかが出力信号S1のレベルにより監視される(ス
テップS2)。
【0058】ステップS2の判定が成立したとき、比較
回路72も反転したかどうか、言い換えれば、設定高レ
ベル過電流IH を超えたかどうかが出力信号S4により
判定される(ステップS3)。ステップS3の判定が成
立したときには、上述したように、インバータ回路5の
出力側短絡と判断し、PWM制御回路32の出力信号で
あるA相、B相パルス幅変調信号PA、PBをローレベ
ルにし、アンド回路61、62を開放して直ちにインバ
ータ回路5を停止させる。これによりワークWに対する
通電が終了する(ステップS4)。
【0059】一方、ステップS3の判定が非成立の場合
には、ダイオード7またはダイオード8が短絡モードで
破壊していると判定されるので(ステップS5)、この
場合にも通電を終了する。
【0060】ダイオード7、8の片側短絡時の検出電流
absIiの波形を図3iに示す。この場合には、A相
パルス幅変調信号PAのパルス幅Pwaの前半部、言い
換えれば、サンプル時点(パルス幅Pwa(オン区間)
の中間時点)t52よりも以前に検出電流absIiの
値が設定低レベル過電流IL を超えることから、パルス
幅Pwa(オン区間)の後半部で発生する偏磁による過
電流でないことを判断することができる。
【0061】ステップS3の判定結果に係る状態情報、
すなわち、出力側短絡状態情報またはダイオード7、8
の一方が短絡破壊した情報を、PWM制御回路32に接
続したランプ(図示していない。)またはプリンタ(図
示していない。)等の報知手段により報知するように構
成することにより、オペレータによるメンテナンス時間
(故障発見までの時間と修理時間との合計時間)を短縮
することが可能となり、インバータ式溶接機の復旧作業
をより短い時間に行うことができる。
【0062】一方、ステップS2の判定が非成立の場合
には、時点t52において検出電流absIiをサンプ
リングして、電流値aiを取り込む(ステップS6)。
【0063】次に、この電流値aiがトランス6の励磁
電流(トランス6の2次コイル6b側開放のときに、1
次コイル6aに流れる電流)IE (図3i参照)より小
さい電流であるかどうかを判定する(ステップS7)。
【0064】もし、励磁電流IE より小さい電流値であ
った場合には、A相無通電フラグFmaをFma=1に
セットする(ステップS8)。
【0065】次に、時点t53(図3h参照)において
B相パルス幅変調信号PB(図3b参照)を発生させる
(ステップS9)。
【0066】この後、検出電流absIiが比較回路7
1、72により連続的に比較され、まず、時点(サンプ
リング時点)t54までに比較回路71が反転したかど
うか、言い換えれば、設定低レベル過電流IL を超えた
かどうかが判定される(ステップS10)。
【0067】ステップS10の判定が成立したとき、比
較回路72も反転したかどうか、言い換えれば、設定高
レベル過電流IH を超えたかどうかが判定される(ステ
ップS3)。ステップS3の判定が成立したときには、
A相の場合と同様の処理を行って通電を終了させる(ス
テップS4)。
【0068】一方、ステップS3の判定が非成立の場合
には、ダイオード7またはダイオード8が短絡モードで
破壊していると判定されるので(ステップS5)、この
場合にも通電を終了させる(ステップS4)。
【0069】ステップS10の判定が非成立の場合に
は、時点t54において検出電流absIiをサンプリ
ングして、電流値biを取り込む(ステップS11)。
【0070】次に、この電流値biがトランス6の励磁
電流IE より小さい電流値であったかどうかが判定され
る(ステップS12)。
【0071】もし、励磁電流IE より小さい電流値であ
った場合には、B相無通電フラグFmbをFmb=1に
セットする(ステップS13)。
【0072】次に、A相、B相無通電フラグFma、F
mbが両方ともセットされているかどうかが判定される
(ステップS14)。
【0073】ステップS14の判定が成立した場合に
は、ダイオード7、8が2個とも開放モードで破壊して
いるか、トランス6の1次コイル6a側が断線している
か、トランジスタ41〜44が開放モードで破壊してい
るか、整流回路9を構成するダイオードが開放モード
か、整流回路9に3相交流が供給されていないなどの不
良モードが考えられ(ステップS15)、通電を終了す
る(ステップS16)。
【0074】次いで、A相、B相無通電フラグFma、
Fmbのいずれか一方がセットされているかどうかが判
定される(ステップS17)。どちらかがセットされて
いた場合には、それに対応する側のダイオード7、8の
一方が開放モードの破壊であることが考えられ(ステッ
プS18)、その後に通電を終了する。
【0075】ステップS17が非成立のときには、1通
電サイクルのA相、B相の平均電流値miをmi=(a
i+bi)/2として算出する(ステップS19)。
【0076】次に、この平均電流値miに回路の許容誤
差に係る電流の余裕分Δiを加算して余裕分加算平均電
流値ci(ci=mi+Δi)を作成する(ステップS
20)。この余裕分加算平均電流値ciは、設定高レベ
ル過電流IH よりは相当に小さく、設定低レベル過電流
L よりも若干大きい値に設定する。
【0077】次に、電流値ai、biがそれぞれこの余
裕分加算平均電流値ciよりも大きい値であるかどうか
が判定される(ステップS21、ステップS22)。
【0078】大きい値であった場合には、ダイオード
7、8が2個とも短絡、ダイオード7、8のうち1個が
短絡で1個が開放、またはダイオード7、8のうちの1
個が短絡(1個は正常)と判断して(ステップS23)
通電を終了する(ステップS24)。
【0079】ステップS21、ステップS22の判定結
果がいずれも小さい値であった場合には、設定電流値I
rと比較して次のサイクルのパルス幅の計算(偏磁を解
消するための狭パルス幅化制御も含む。)を行ってステ
ップS1にもどる(ステップS25)。
【0080】このように、A相、B相パルス幅変調信号
PA、PBのオン区間の前半部において、検出電流Ii
が設定低レベル過電流IL を超えたことを検出したとき
には、トランス6の2次側の整流用のダイオード7、8
が短絡モードで故障したと判断してインバータ回路5の
駆動を停止することができる。このため、2次側整流ダ
イオード7、8が短絡モード破壊の状態で溶接を終了し
てしまうという事態を事前に回避できる、言い換えれ
ば、溶接不良の発生を未然に回避することができる。
【0081】また、図5、図6のフローチャートに基づ
く作用によれば、インバータ回路5の出力側短絡不良の
検出の他、ダイオード7、8の短絡モードの破壊、開放
モードの破壊等を検出することができる。したがって、
これらの不良に基づく溶接不良の発生を未然に防止する
ことができる。
【0082】上述の実施例によれば、基本的には、A
相、B相パルス幅変調信号PA、PBのオン区間(通電
区間)の前半部での比較回路71による設定低レベル過
電流I L の検出は整流ダイオード7、8の短絡モードの
故障、オン区間の後半部での設定低レベル過電流IL
検出は溶接トランス6の偏磁モード、比較回路72によ
る設定高レベル過電流IH の検出はインバータ回路5の
出力側短絡モードと区別して判定することができ、各モ
ードに応じた適切な処理を行うことができる。
【0083】なお、この発明は上述の実施例に限らず、
この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、A相、B相パルス幅変調信号のオン区間の前半部に
おいて、通電電流が設定低レベル過電流を超えたことを
検出したときには、トランスの2次側整流ダイオードが
短絡モードで故障したと判断してインバータ回路の駆動
を停止している。このため、2次側整流ダイオードが短
絡の状態で溶接を終了してしまうという事態を事前に回
避できる、言い換えれば、溶接不良の発生を未然に回避
することができる。
【0085】また、この発明によれば、A相、B相パル
ス幅変調信号のオン区間の後半部において、通電電流が
前記設定低レベル過電流を超え、かつ前記設定高レベル
過電流を超えなかったときには、トランスの偏磁が発生
したと判断し、この検出に係る前記A相、B相パルス幅
変調信号のオン区間を狭めるようにしている。このた
め、偏磁が発生しても、溶接作業を停止することなく、
偏磁を解消して次の溶接作業を行うことができる。
【0086】なお、A相、B相パルス幅変調信号のオン
区間において、通電電流が設定高レベル過電流を超えた
ときにはインバータ回路の出力側が短絡したと判断して
インバータ回路の駆動を停止している。このため、イン
バータ回路を構成するスイッチング素子の破壊を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示す回路ブロック
図である。
【図2】図1例の正常時の動作説明に供される波形図で
ある。
【図3】図1例の異常時(偏磁発生時等)の動作説明に
供される波形図である。
【図4】図1例において、インバータ回路の出力側短絡
が発生した時の動作説明に供される波形図である。
【図5】他の実施例の動作説明に供されるフローチャー
ト(1/2)である。
【図6】他の実施例の動作説明に供されるフローチャー
ト(2/2)である。
【符号の説明】
4…整流回路と平滑回路を含む交流直流変換回路 5…インバータ回路 6…トラン
ス 6a…1次コイル 6b…2次
コイル 7、8…ダイオード 9…整流回
路 19、19a、19b…溶接ガンアーム 21、22
…溶接電極 32…PWM制御回路 52…絶対
値回路 53、54、57…サンプルホールド回路 56…1/
2アンプ 71…比較回路(偏磁電流検出回路兼ダイオード短絡検
出回路の一部) 72…比較回路(インバータ回路の出力側短絡検出回
路) PA…A相パルス幅変調信号 PB…B相
パルス幅変調信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流の入力を、A相、B相のパルス幅変調
    信号によって駆動されるインバータ回路により高周波交
    流に変換し、この高周波交流をトランスの1次側に供給
    し、このトランスの2次側整流出力を溶接電極に供給す
    るインバータ式溶接機の動作制御方法において、 前記溶接電極間にワークを挟んで通電するステップと、 通電時に、前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間
    において前記インバータ回路に流れる通電電流を検出す
    る通電電流検出ステップと、 前記検出された通電電流に対して、設定低レベル過電流
    と設定高レベル過電流とを比較する比較ステップと、 前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間の前半部に
    おいて、前記検出された通電電流が前記設定低レベル過
    電流を超えたときに、前記インバータ回路の駆動を停止
    する駆動停止ステップと、 を有することを特徴とするインバータ式溶接機の動作制
    御方法。
  2. 【請求項2】直流の入力を、A相、B相のパルス幅変調
    信号によって駆動されるインバータ回路により高周波交
    流に変換し、この高周波交流をトランスの1次側に供給
    し、このトランスの2次側整流出力を溶接電極に供給す
    るインバータ式溶接機の動作制御方法において、 前記溶接電極間にワークを挟んで通電するステップと、 通電時に、前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間
    において前記インバータ回路に流れる通電電流を検出す
    る通電電流検出ステップと、 前記検出された通電電流に対して、設定低レベル過電流
    と設定高レベル過電流とを比較する比較ステップと、 前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間の後半部に
    おいて、前記検出された通電電流が前記設定低レベル過
    電流を超え、かつ前記設定高レベル過電流を超えなかっ
    たときに、この検出に係る前記A相、B相パルス幅変調
    信号のオン区間を狭める狭駆動パルス幅化ステップと、 を有することを特徴とするインバータ式溶接機の動作制
    御方法。
  3. 【請求項3】前記設定低レベル過電流が前記トランスが
    偏磁したことを検出するレベルに設定され、前記設定高
    レベル過電流が前記インバータ回路の出力側が短絡した
    ことを検出するレベルに設定されることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のインバータ式溶接機の動作
    制御方法。
  4. 【請求項4】直流の入力を、A相、B相のパルス幅変調
    信号によって駆動されるインバータ回路により高周波交
    流に変換し、この高周波交流をトランスの1次側に供給
    し、このトランスの2次側整流出力を溶接電極に供給す
    るインバータ式溶接機の動作制御装置において、 前記溶接電極間にワークが挟まれて電流が供給される通
    電時に、前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間に
    おいて前記インバータ回路に流れる通電電流を検出する
    通電電流検出手段と、 前記検出された通電電流に対して、設定低レベル過電流
    と設定高レベル過電流とを比較する比較手段と、 前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間の前半部に
    おいて、前記検出された通電電流が前記設定低レベル過
    電流を超えたときに、前記インバータ回路の駆動を停止
    する駆動停止手段と、 を有することを特徴とするインバータ式溶接機の動作制
    御装置。
  5. 【請求項5】直流の入力を、A相、B相のパルス幅変調
    信号によって駆動されるインバータ回路により高周波交
    流に変換し、この高周波交流をトランスの1次側に供給
    し、このトランスの2次側整流出力を溶接電極に供給す
    るインバータ式溶接機の動作制御装置において、 前記溶接電極間にワークが挟まれて電流が供給される通
    電時に、前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間に
    おいて前記インバータ回路に流れる通電電流を検出する
    通電電流検出手段と、 前記検出された通電電流に対して、設定低レベル過電流
    と設定高レベル過電流とを比較する比較手段と、 前記A相、B相パルス幅変調信号のオン区間の後半部に
    おいて、前記検出された通電電流が前記設定低レベル過
    電流を超え、かつ前記設定高レベル過電流を超えなかっ
    たときに、この検出に係る前記A相、B相パルス幅変調
    信号のオン区間を狭める狭駆動パルス幅化手段と、 を有することを特徴とするインバータ式溶接機の動作制
    御装置。
  6. 【請求項6】前記設定低レベル過電流は前記トランスが
    偏磁したことを検出するレベルに設定され、前記設定高
    レベル過電流は前記インバータ回路の出力側が短絡した
    ことを検出するレベルに設定されることを特徴とする請
    求項4または請求項5記載のインバータ式溶接機の動作
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306725A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Toshiba Corp Dc/dcコンバータ

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