JPH08150537A - 工作機械の自動切粉除去装置 - Google Patents

工作機械の自動切粉除去装置

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JPH08150537A
JPH08150537A JP29494794A JP29494794A JPH08150537A JP H08150537 A JPH08150537 A JP H08150537A JP 29494794 A JP29494794 A JP 29494794A JP 29494794 A JP29494794 A JP 29494794A JP H08150537 A JPH08150537 A JP H08150537A
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JP
Japan
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chips
chip
spindle chuck
bite
cutting tool
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Application number
JP29494794A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tsuchida
達也 土田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸チャック又はバイトに切粉が絡みついて
いるか否かをチェックし、切粉が絡みついている場合に
は積極的に切粉を除去することにより、主軸チャック又
はバイトに切粉が絡みついていない状態で切削加工を行
うことができる工作機械の自動切粉除去装置を提供す
る。 【構成】 主軸チャック9に絡みついた切粉Tの有無を
検出する切粉チェックセンサ50と、主軸チャック9に
絡みついた切粉Tを掴んで取り除く切粉除去ハンド70
と、切粉チェックセンサ50の検出結果に基づき制御信
号を出力して切粉除去ハンド70を駆動して切粉Tを主
軸チャック9から除去する制御回路100とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークを自動的に供給
及び排出するためのロボットハンドを備えたNC旋盤
(数値制御旋盤)等の工作機械に関し、特に、ワークを
把持する主軸チャックに絡みついた切粉、又はワークに
切削加工を施すバイトに絡みついた切粉を自動的に除去
等するための自動切粉除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、この種のロボットハンド
を備えた工作機械、例えば、櫛形NC旋盤においては、
未加工のワークはロボットハンドにより掴まれて主軸チ
ャックに供給され、この主軸チャックによりチャッキン
グされて回転される。また、バイトはバイトホルダに保
持された状態でベッド上を移動し、主軸チャックに把持
されたワークに対向設置される。そして、バイトをワー
クに接触させることにより、ワークに切削加工が施され
て所定の形状に加工される。
【0003】このワークの加工が終了し、主軸チャック
が加工済のワークを解放し、この加工済ワークを再びロ
ボットハンドが掴み、加工済ワークをNC旋盤の外に排
出する。このようなサイクルをNC旋盤は自動的に繰り
返し、これにより、多数のワークを自動的に連続して加
工することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のロボットハンドを備えたNC旋盤におい
ては、ワークをバイトで切削加工することによって発生
する多量の切粉を除去するために、切削時に冷却液をバ
イトの切削部に連続して供給し、この冷却液で切粉を洗
い流すようにしていたが、切粉がワークから実際に除去
できたか否かをチェックする構成となってはいなかっ
た。
【0005】これにより、バイトに切粉が次々に絡みつ
くと、バイトの負荷が増大して弱い部分に応力集中が生
じ、特に、小径の穴加工を行うためのバイトの場合に
は、バイトシャンクの細くなった部分が弱いために、そ
の細くなった部分が破損し易くなっており、バイトの破
損の原因となっていた。そのため、切粉の絡みつきによ
ってバイトが破損した場合に、破損したままのバイトで
加工サイクルを自動的に継続すると、ワークを加工しな
いまま後工程に流されるおそれがあるという課題があっ
た。また、主軸チャックに切粉が絡みつくと、ワークが
正しい状態で主軸チャックに取付けられなくなり、ワー
クのチャッキング不良が生じて、バイトが破損し易くな
ると共に、ワークの加工不良や脱落を生じるおそれがあ
るという課題もある。
【0006】従って、このようなNC旋盤を用いて自動
化ラインを構築した場合には、上述したような切粉処理
の問題点が考えられるために、頻繁に機械を止めて人が
切粉を除去する必要があり、そのため、人手を省くため
にラインを自動化しても、人手を減らすことができない
というのが実情であった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、主軸チャック又はバイトに切粉が
絡みついているか否かをチェックし、切粉が絡みついて
いる場合には積極的に切粉を除去することにより、主軸
チャック又はバイトに切粉が絡みついていない状態で切
削加工を行うことができる工作機械の自動切粉除去装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、例え
ば、図1〜図4及び図6に示すように、ワークWを把持
して回転する主軸チャック9と、ワークWを把持して主
軸チャック9に供給すると共にバイト90により切削加
工されたワークWを把持して排出するロボットハンド5
とを備えた工作機械の自動切粉除去装置において、主軸
チャック9に絡みついた切粉Tの有無を検出する切粉チ
ェックセンサ50と、主軸チャック9に絡みついた切粉
Tを掴んで取り除く切粉除去ハンド70と、切粉チェッ
クセンサ50の検出結果に基づき制御信号を出力して切
粉除去ハンド70を駆動して切粉Tを主軸チャック9か
ら除去する制御回路100とを設けたことを特徴として
いる。
【0009】また、本発明の工作機械の自動切粉除去装
置は、例えば、図1〜図4及び図7〜図9に示すよう
に、主軸チャック9に把持したワークWを切削加工する
バイト90と、ワークWを把持して主軸チャック9に供
給すると共にバイト90により切削加工されたワークW
を把持して排出するロボットハンド5とを備えた工作機
械の自動切粉除去装置において、バイト90に絡みつい
た切粉Tの有無を検出するバイトチェックセンサ60
と、バイト90に絡みついた切粉Tを掴んで取り除く切
粉除去ハンド70と、バイトチェックセンサ60の検出
結果に基づき制御信号を出力して切粉除去ハンド70を
駆動して切粉Tをバイト90から除去する制御回路10
0とを設けたことを特徴としている。
【0010】更に、本発明の工作機械の自動切粉除去装
置は、例えば、図1〜図9に示すように、ワークWを把
持して回転する主軸チャック9と、主軸チャック9に把
持したワークWを切削加工するバイト90と、ワークW
を把持して主軸チャック9に供給すると共にバイト90
により切削加工されたワークWを把持して排出するロボ
ットハンド5とを備えた工作機械の自動切粉除去装置に
おいて、主軸チャック9に絡みついた切粉Tの有無を検
出する切粉チェックセンサ50と、バイト90に絡みつ
いた切粉Tの有無を検出するバイトチェックセンサ60
と、主軸チャック9又はバイト90に絡みついた切粉T
を掴んで取り除く切粉除去ハンド70と、切粉チェック
センサ50又はバイトチェックセンサ60の検出結果に
基づき制御信号を出力して切粉除去ハンド70を駆動し
て切粉Tを主軸チャック9又はバイト90から除去する
制御回路100とを設けたことを特徴としている。
【0011】更に又、本発明の工作機械の自動切粉除去
装置は、例えば、図7に示すように、バイトチェックセ
ンサ60は、バイト90の破損による変形を検出するこ
とができ、バイト90の破損を検出したときにはバイト
チェックセンサ60の検出結果に基づき制御回路100
が、以後の加工サイクルを停止する構成にするとよい。
【0012】
【作用】本発明は、上述のように構成したことにより、
切粉チェックセンサ50が主軸チャック9に絡みついた
切粉Tを検出すると、その検出信号に基づいて制御回路
100が切粉除去ハンド70に制御信号を出力し、これ
により切粉除去ハンド70が駆動して主軸チャック9に
絡みついた切粉Tを掴んで取り除く。
【0013】また、バイトチェックセンサ60がバイト
90に絡みついた切粉Tを検出すると、その検出信号に
基づいて制御回路100が切粉除去ハンド70に制御信
号を出力し、これにより切粉除去ハンド70が駆動して
バイト90に絡みついた切粉Tを掴んで取り除く。
【0014】更に、切粉チェックセンサ50が主軸チャ
ック9に絡みついた切粉Tを検出するか又はバイトチェ
ックセンサ60がバイト90に絡みついた切粉Tを検出
すると、その検出信号に基づいて制御回路100が切粉
除去ハンド70に制御信号を出力し、これにより切粉除
去ハンド70が駆動して主軸チャック9又はバイト90
に絡みついた切粉Tを掴んで取り除く。
【0015】更に又、バイトチェックセンサ60がバイ
ト90の破損を検出すると、その検出信号に基づき制御
回路100が、以後の加工サイクルを停止する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図
1はロボットハンドと主軸チャックとバイトとの関係を
示す一部を断面した説明図、図2はロボットハンドの正
面図、図3は図2のB−B線断面図、図4はNC旋盤の
外観斜視図、図5は制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャート、図6は主軸チャックに絡みついた切粉を
切粉チェックセンサで検出する状態を示す説明図、図7
はバイトチェックセンサでバイトを検出する状態を示す
説明図、図8はバイトに絡みついた切粉をバイトチェッ
クセンサで検出する状態を示す説明図、図9はバイトに
絡みついた切粉を切粉除去ハンドで除去する状態を示す
説明図である。
【0017】図4において、1は、本発明の工作機械の
一具体例を示すNC旋盤であり、2は、NC旋盤1に対
するワークWの供給・排出を自動的に行うためのロボッ
ト装置である。ロボット装置2は、NC旋盤1を囲うよ
うに設けたフレーム3と、このフレーム3に移動可能に
取付けられた移動ロボット4とを備えている。
【0018】移動ロボット4は、ワークWを着脱自在に
掴むことができるロボットハンド5と、このロボットハ
ンド5を上下方向(Z軸方向)へ移動する上下移動機構
6と、この上下移動機構6と一体にロボットハンド5を
前後方向(Y軸方向)へ移動する前後移動機構7と、こ
の前後移動機構7と一体にロボットハンド5を左右方向
(X軸方向)へ移動する左右移動機構8とを有してい
る。これら上下、前後及び左右の各移動機構6,7,8
は、それぞれの軸方向へ移動するためのモータや移動ガ
イド等をそれぞれ有しており、各移動ガイド等で定めら
れた範囲内において、ロボットハンド5が上下、前後及
び左右の各方向へ任意に移動することができる。
【0019】ロボットハンド5は、図1及び図2に示す
ように、未加工のワークWを把持して加工位置まで搬送
すると共に加工位置でワークWを主軸チャック9にチャ
ッキングさせるためのインチャック10と、加工済のワ
ークWを把持して主軸チャック9から受け取ると共に所
定位置まで搬送してNC旋盤1の外に排出するアウトチ
ャック40とを備えている。これらインチャック10及
びアウトチャック40は、ベース部材12に横並びに設
けられていると共に、保持部材13を介して上下移動機
構6の下端部に取付けられている。
【0020】インチャック10は、図2及び図2のA−
A線で断面した図1に示すように、等角度間隔に配置し
た3本のチャック爪14と、この3本のチャック爪14
を互いに連動させて開閉駆動するチャック本体15とを
備えており、3本のチャック爪14の内側には、これら
チャック爪14で掴まれたワークWの軸方向への位置決
めをなすワーク押え16を配している。ワーク押え16
は、チャック本体15の正面に固定ねじ17でねじ止め
した押えガイド18の軸部18aに軸方向へ移動可能に
嵌合している。19は、ワーク押え16と押えガイド1
8との間に介在したスプリングであり、このスプリング
19のばね力によるワーク押え16の移動をストッパ2
0で制限している。
【0021】上記チャック本体15には、背面に支持プ
レート22を固定支持していると共に、前部の外周面に
はシール部材23を接触している。支持プレート22
は、等角度間隔に設けた側方に突出する3つのアーム部
22aを有し、各アーム部22aの先端には円柱型ゴム
24が螺合している。この円柱型ゴム24は、ワークW
を主軸チャック9にローディングする時にチャック本体
15の変位を許容するために設けたものであり、円柱型
ゴム24の弾性変形によりチャック本体15を微小変位
させることができる。
【0022】また、シール部材23は、リング状をなす
シールキャップ30の内周面に嵌合固定しており、その
シールキャップ30には、固定ねじ31によって3本の
支柱32がそれぞれ固定されている。この3本の支柱3
2は、隣合う円柱型ゴム24間に等角度間隔に配してお
り、それぞれの他端はスリーブ28のフランジ部28a
に螺合している。従って、シールキャップ30に保持し
たシール部材23により、チャック本体15の微小変位
量が規制されている。
【0023】スリーブ28は、メタル軸受33を介して
ホルダ34に軸方向へ移動可能に保持していると共に、
ホルダ34は、ベース部材12に設けた貫通穴35に嵌
合して固定ねじ36でベース部材12に締付固定してい
る。37は、スリーブ28に螺合固定したスリーブキャ
ップであり、その頭部37aはホルダ34の端面と一部
が重なり合うように拡径されている。更に、38は、ベ
ース部材12とスリーブ28のフランジ部28aとの間
に介在したスプリングであり、スリーブ28を介してチ
ャック本体15を常時突出側に付勢し、その付勢力によ
るチャック本体15等の脱落をスリーブキャップ37に
より防止している。尚、ベース部材12に設けた穴39
は、固定ねじ29の頭部との接触を避けるためのもので
ある。
【0024】また、アウトチャック40は、対向するよ
うに配置した2本のチャック爪41,41と、この2本
のチャック爪41,41を互いに連動させて開閉駆動す
るチャック本体42とを備えており、ベース部材12に
取付けたチャック本体42の正面に2本のチャック爪4
1,41を近接・離反可能に設けている。このアウトチ
ャック40は、インチャック10とは別個独立に駆動さ
れ、独自の動作によりワークWを把持することができ
る。
【0025】尚、インチャック10及びアウトチャック
40の動力源としては、この種のチャックについて一般
的に用いられている空気圧装置が好適であるが、液圧装
置であってもよいことは勿論のこと、モータその他の各
種の動力装置を用いることができる。そして、制御回路
100から出力される制御信号に基づいて開閉動作が制
御される。
【0026】更に、ベース部材12には、図2及び図3
に示すように、切粉チェックセンサ50とバイトチェッ
クセンサ60と切粉除去ハンド70と回転止め機構80
とを設けている。切粉チェックセンサ50の軸心線は、
インチャック10及びアウトチャック40の各軸心線と
ほぼ同一高さに設定しており、また、切粉チェックセン
サ50の下方に切粉除去ハンド70を設定し、この切粉
除去ハンド70の下方にバイトチェックセンサ60を設
定している。そして、切粉チェックセンサ50の上方に
回転止め機構80を設定している。
【0027】切粉チェックセンサ50は、円筒状のセン
サベース51と、このセンサベース51内に軸方向へ移
動可能に保持したスリーブ52と、このスリーブ52に
軸方向へ移動可能に保持したセンサ53と、スプリング
押え54と、このスプリング押え54とスリーブ52と
の間に介在したスプリング55とを備えている。センサ
ベース51は、基部に上下方向へ延びるフランジ部51
aを有し、このフランジ部51aに設けた挿通孔を貫通
する固定ねじ56によりベース部材12の前面に取付け
ている。
【0028】スプリング55によって前方へ付勢された
スリーブ52は、センサベース51の先端に設けた小径
部により抜けが防止されていて、このスリーブ52から
先端が突出したセンサ53の基端には図示しないスイッ
チを臨ませており、センサ53の押込動作によってスイ
ッチをオン・オフ動作させるように構成している。この
スイッチは、主軸チャック9に絡みついた切粉Tの有無
を検出する際に、その絡みついた切粉Tにセンサ53を
押し付けるときの抵抗力によって押し返されるセンサ5
3の動きによりオン・オフされるものである。このスイ
ッチのオン・オフ信号である切粉チェックセンサ50の
検出信号は制御回路100に入力される。
【0029】また、バイトチェックセンサ60は、セン
サ本体61と、このセンサ本体61の先端に取付けた接
触子62と、センサ本体61をベース部材12に取付け
るためのブラケット63とを備えている。接触子62
は、針状部材の基部をコイル状に巻いたような形状をな
しており、これにより、横方向への撓み変形を可能に構
成している。また、ブラケット63はL字形に形成され
ており、その一方の片に接触子62を下方へ向けた状態
でセンサ本体61を取付けている。そして、ブラケット
63の他方の片を固定ねじ64でベース部材12に固定
している。
【0030】センサ本体61内には、接触子62の撓み
変形によってオン・オフ動作するスイッチを内蔵してい
る。このスイッチは、バイト90の破損及びバイト90
に絡みついた切粉Tの有無を検出する際に、そのバイト
90に接触子62が接触するときの抵抗力によって接触
子62が撓み変形し、又はバイト90に絡みついた切粉
Tに接触子62が接触するときの切粉Tから受ける抵抗
力によって接触子62が撓み変形することによりオン・
オフされるものである。この接触子62の作動に基づく
スイッチのオン・オフ動作により、バイト90の破損の
有無及びバイト90に絡みついた切粉Tの有無を検出す
ることができる。このバイトチェックセンサ60の検出
信号も制御回路100に入力される。
【0031】更に、切粉除去ハンド70は、パイプ状の
センサチューブ71と、このセンサチューブ71内に軸
方向へ摺動可能に保持されたスリーブ72と、このスリ
ーブ72と一体に軸方向へ摺動するシリンダ73と、こ
のシリンダ73の先端に開閉可能に保持された一対の把
持爪74とを備えている。センサチューブ71は、その
基端をベース部材12に嵌合固定することにより、その
先端をバイトチェックセンサ60と同方向に突出させて
いる。このセンサチューブ71には軸方向へ延びる長溝
75を設けており、この長溝75内にはスリーブ72に
設けたガイドピン76を係合し、これにより、シリンダ
73及びスリーブ72の回転変動を防止している。77
は、センサチューブ71内に縮設したスプリングであ
り、スリーブ72を介して挟持爪74等を常時外方へ付
勢している。
【0032】このシリンダ73の先端に保持した一対の
挟持爪74は、爪開閉機構を介してシリンダ73のピス
トンに連結している。また、このシリンダ73の後端に
設けたジョイント78には、動力発生源の一具体例を示
す図示しないエア供給装置に一端が接続された配管パイ
プ79の先端を接続しており、このエア供給装置を制御
回路100で駆動制御することにより、高圧エアで一対
の挟持爪74を開閉動作して主軸チャック9又はバイト
90に絡みついた切粉Tを掴んで取り除くことができ
る。
【0033】上述したような構成を有するインチャック
10等が取付けられたベース部材12は、保持部材13
によって上下方向へ回動自在に保持している。この保持
部材13は、上下移動機構6の下端に取付けられる円筒
状の保持体44と、この保持体44の下端に固定ねじ4
5で固定した平面板46と、この平面板46の両側面に
固定ねじ47で固定した側面板48a,48bとを備え
ている。各側面板48a,48bには軸受孔を設けてお
り、これらの軸受孔に嵌合固定した軸受49a,49b
に、ベース部材12の両端に設けた軸部12a,12b
を回動自在に嵌合している。
【0034】かかるベース部材12の一方の軸部12b
には、このベース部材12を揺動運動させるためのアク
チュエータの一具体例を示す揺動モータ66の回転軸6
6aを連結している。このため、軸部12bは円筒状に
形成しており、この軸部12bの穴に回転軸66aを挿
入すると共に、キー67を介して軸部12bと回転軸6
6aを回転方向に一体としている。従って、回転軸66
aと両軸部12a,12bの軸心線Cは互いに一致して
おり、この軸心線Cを回転中心としてベース部材12が
前後方向へ回転することができる。68は、揺動モータ
66を側面板48bの側面に固定するための固定ねじで
ある。
【0035】このベース部材12の上下方向への揺動運
動を一定範囲内に制限するために、保持部材13等には
回転止め機構80を設けている。この回転止め機構80
は、図2及び図3等に示すように、保持部材13に取付
けた2個のショックアブソーバ81,82と、同じく保
持部材13に取付けた2個のストッパ83と、ベース部
材12に固定したストッパブロック84とを備えてい
る。2個のショックアブソーバ81,82と2個のスト
ッパ83とは互いに対をなしており、一対のショックア
ブソーバ81及びストッパ83はベース部材12の上方
への回転を規制するものであり、他の一対のショックア
ブソーバ82及びストッパ(図示せす)はベース部材1
2の下方への回転を規制するものである。
【0036】ベース部材12の上方への回転を規制する
上ショックアブソーバ81及び上ストッパ83は、ベー
ス部材12の上方に位置するように保持部材13の平面
板46に取付けている。また、下方への回転を規制する
下ショックアブソーバ82及び下ストッパは、ベース部
材12の後方に位置するように平面板46に取付けてい
る。即ち、上ショックアブソーバ81は平面板46を上
下方向に貫通しており、その先端に設けた接触子81a
を下方へ向けた状態で平面板46に、ロックナット85
により高さ調節可能に固定している。また、下ショック
アブソーバ82は平面板46に取付けたブラケット86
を上下方向に貫通しており、その先端に設けた接触子8
2aを下方へ向けた状態で平面板46にロックナット8
7で高さ調節可能に固定している。
【0037】更に、上ストッパ83は上ショックアブソ
ーバ81の前方で平面板46を上下方向に貫通している
と共に、ロックナット88により平面板46に高さ調節
可能に固定している。また、図示しないが下ストッパ
は、下ショックアブソーバ82の側方でブラケット86
を上下方向に貫通していると共に、ロックナットにより
ブラケット86に高さ調節可能に固定している。
【0038】このような上ショックアブソーバ81及び
上ストッパ83に対応して、ベース部材12の切粉チェ
ックセンサ50の上方には、ストッパブロック84を固
定ねじ89で固定している。このストッパブロック84
は、ベース部材12が上方へ回動する際には、まず、接
触子81aに当接して上ショックアブソーバ81で回転
エネルギが減衰され、次に、ストッパ83に当接して位
置決めされる。これにより、図3及び図6等に示すよう
に、ベース部材12が正面を向いた状態となり、切粉チ
ェックセンサ50及び切粉除去ハンド70が前方へ突出
すると共に、バイトチェックセンサ60が下方へ突出す
る。
【0039】一方、揺動モータ66を駆動してベース部
材12を下方へ回動すると、まず、接触子82aに当接
して下ショックアブソーバ82で回転エネルギが減衰さ
れ、次に、ストッパに当接して位置決めされる。これに
より、図9に示すように、ベース部材12が下方に90
度回転して下面を向いた状態となり、切粉チェックセン
サ50及び切粉除去ハンド70が下方へ突出すると共
に、バイトチェックセンサ60が後方へ突出する。
【0040】このような構成を有するロボットハンド5
からワークWが供給される主軸チャック9は、図1に示
すように、円筒状のチャックベース95と、このチャッ
クベース95の前面に固定される位置決めピンホルダ9
6と、この位置決めピンホルダ96に等角度間隔に且つ
半径方向へ摺動可能に保持される3本のチャック爪97
と、位置決めピンホルダ96の内側に保持されたワーク
ストッパ98とを備えている。3本のチャック爪97
は、互いに連動して開閉動作するように構成されてお
り、図示しない動力発生源から供給される動力により3
本のチャック爪97が開閉して、ワークWを把持し、又
はその把持を解放することができる。尚、92は、ワー
クWを位置決めするための位置決めピンである。
【0041】かかる構成の主軸チャック9が、NC旋盤
1の主軸11に取付けられている。図1において、91
は、バイト90を保持するバイト取付台であり、主軸チ
ャック9に対して近接・離反可能に構成されている。ま
た、99aは、位置決めピンホルダ96をチャックベー
ス95に固定するための固定ねじ、99bは、チャック
爪97を固定する固定ねじ、99cは、ワークストッパ
98をチャックベース95に固定するための固定ねじで
ある。尚、バイト90は、ワークWに小径の穴加工を施
すためのセンタぎりである。
【0042】また、図4に示す100は、自動切粉除去
装置の制御回路である。この制御回路100は、例え
ば、1チップタイプのマイクロコンピュータにより構成
され、例えば4ビット並列処理の演算処理装置(CP
U)、予めプログラムが書き込まれている記憶装置(R
OM)、加工回数カウンタ等を有する情報の書き込みが
可能な記憶装置(RAM)、信号の入出力を制御する入
出力インターフェース等を備えている。
【0043】この制御回路100には、上述したような
構成を有する切粉チェックセンサ50の検出信号とバイ
トチェックセンサ60の検出信号とが入力され、これら
検出信号に基づき所定の演算処理を実行して、その処理
結果に応じた制御信号を、上述したような構成を有する
インチャック10とアウトチャック40と切粉除去ハン
ド70と揺動モータ66と移動ロボット4とに出力す
る。そして、制御回路100が、例えば、図5に示すよ
うなフローチャートに基づき処理を実行して、次のよう
にインチャック10等の駆動を制御する。
【0044】即ち、制御回路100のCPUに割り込み
がかかると、サブルーチンがステップ1からスタート
し、ステップ2において、ロボットハンド5のインチャ
ック10でNC旋盤1の外にある未加工のワークWを掴
み取る。この場合、必要に応じて移動ロボット4の上下
移動機構6と前後移動機構7と左右移動機構8とを駆動
し、ロボットハンド5を未加工のワークWがある位置ま
で移動して、インチャック10の3本のチャック爪14
を閉じてワークWを掴み取る。
【0045】次に、ステップ3に移行して、ロボットハ
ンド5をNC旋盤1内の主軸チャック9の前まで移動
し、それまで主軸チャック9に把持されていた加工済の
ワークWをアウトチャック40で掴み取る。この場合に
も、未加工のワークWを取る場合と同様に、移動ロボッ
ト4の上下移動機構6と前後移動機構7と左右移動機構
8とを駆動して主軸チャック9の前まで移動し、アウト
チャック40の2本のチャック爪41を閉じてワークW
を掴み取る。
【0046】次いで、ステップ4に移行して、加工回数
カウンタのカウント回数がn回目であるか否かを判定す
る。即ち、マイクロコンピュータの記憶装置に設けた加
工回数カウンタに記録されている加工回数を読み取り、
その読み取り値を、予め記憶装置に記憶している所定値
(n及びnの整数倍の数)と比較し、加工回数が所定値
n(又はその整数倍の数)であるか否かを判定する。こ
の判定の結果、加工回数が所定値nと一致するときには
ステップ5に移行し、一致しないときにはステップ7に
移行する。
【0047】このステップ4の判定によりステップ5に
移行したときは、主軸チャック9に切粉Tが絡みついて
いるか否かを判定する。この主軸チャック9の切粉Tの
有無の検出動作は、例えば、次のようにして行うことが
できる。まず、制御回路100から移動ロボット4に制
御信号を出力し、ロボットハンド5と一体に設けた切粉
チェックセンサ50を主軸チャック9の正面に移動す
る。そして、図6に示すように、ロボットハンド5全体
を前進させて、切粉チェックセンサ50のセンサ53を
主軸チャック9の中心部分に挿入する。
【0048】この時、主軸チャック9内に切粉Tが絡み
ついていない場合には、センサ53には何ら抵抗力が働
かず、所定の深さまで無抵抗で挿入されるため、これに
より、主軸チャック9内に切粉Tが絡みついていないこ
とを検出することができる。従って、この場合には、ス
テップ5からステップ7に移行する。
【0049】一方、主軸チャック9内に切粉Tが絡みつ
いている場合には、主軸チャック9の中心部分にセンサ
53を挿入すると、センサ53の先端が切粉Tに当接
し、その抵抗力によりセンサ53が押圧されて、切粉チ
ェックセンサ50のスイッチがオンとなる。これによ
り、主軸チャック9に切粉Tが絡みついていることを検
出することができ、この切粉Tを検出した切粉チェック
センサ50の検出信号が制御回路100に入力される。
この場合には、ステップ5からステップ6に移行する。
【0050】このステップ6では、主軸チャック9に絡
みついた切粉Tの除去動作を行う。この切粉Tの除去動
作は、例えば、次のようにして行うことができる。ま
ず、ロボットハンド5全体を後退させてセンサ53を主
軸チャック9から引き抜き、次に、ロボットハンド5を
上昇させて、切粉除去ハンド70を主軸チャック9の正
面に移動する。次いで、ロボットハンド5を前進させて
切粉除去ハンド70の挟持爪74を主軸チャック9の中
心部分に挿入する。そして、一対の挟持爪74で切粉T
を掴み、この状態でロボットハンド5を後退させて切粉
Tを主軸チャック9から抜き取る。これにより、前のワ
ークWの加工で絡みついた切粉Tを主軸チャック9から
取り除き、通常の切粉Tと同様に排出する。
【0051】この際、ロボットハンド5の前進動作によ
り、切粉チェックセンサ50のセンサ53又は切粉除去
ハンド70の挟持爪74がワークW又は主軸チャック9
に当接することも考えられるが、上述したようにセンサ
53はスプリング55により、また、挟持爪74はスプ
リング77によりそれぞれ適当な力で付勢されていて、
この付勢力に打ち勝つ外力が作用すると、その外力でセ
ンサ53又は挟持爪74が後退する。このように、切粉
チェックセンサ50及び切粉除去ハンド70には、障害
物に当接した時に後退して後方へ逃げる機構を設けてい
るため、これらセンサ50及びハンド70が主軸チャッ
ク9やワークWに当接した際の安全性を確保することが
できる。
【0052】次に、ステップ7に移行して、加工回数カ
ウンタのカウント値がn以外のとき、又は主軸チャック
9の切粉Tチェックを行ったが切粉Tが無いとき、若し
くは絡まっていた切粉Tを除去したときのいずれかの
後、主軸チャック9に未加工のワークWを取付ける。即
ち、ロボットハンド5のインチャック10を主軸チャッ
ク9の正面に移動し、インチャック10で掴んでいるワ
ークWを主軸チャック9のチャック爪97で把持する。
次いで、インチャック10を緩めてから、ロボットハン
ド5を後退させる。
【0053】次に、ステップ8に移行して、加工回数カ
ウンタのカウント回数がm回目であるか否かを判定す
る。即ち、加工回数カウンタに記録されている加工回数
を読み取り、その読み取り値を、予め記憶装置に記憶し
ている所定値(m及びmの整数倍の数)と比較し、加工
回数が所定値m(又はその整数倍の数)であるか否かを
判定する。この判定の結果、加工回数が所定値mと一致
するときにはステップ9に移行し、一致しないときには
ステップ11に移行する。
【0054】このステップ8の判定によりステップ9に
移行したときには、バイト90が破損しているか否かを
判定する。このバイト90の破損の有無の検出動作は、
例えば、次のようにして行うことができる。まず、制御
回路100から移動ロボット4に制御信号を出力し、ロ
ボットハンド5と一体に設けたバイトチェックセンサ6
0をバイト取付台91に保持したバイト90の刃先先端
の上方に移動する。そして、図7に示すように、ロボッ
トハンド5全体を所定位置まで下降し、バイトチェック
センサ60の接触子62をバイト90の刃先先端(切削
に影響しない部分)に当てる。
【0055】この場合、バイト90刃先の予め決めた部
分に接触子62が当たると、バイト90の抵抗力によっ
て接触子62の基部が撓み、これにより、バイト90が
破損していないことを検出することができる。従って、
この場合には、バイト90に破損が無いものと判定し、
ステップ11に移行する。この接触子62をバイト90
に当接する回数は1回でよいが、慎重を期するために複
数箇所に当接させて破損の有無を検出するようにしても
よい。
【0056】一方、バイトチェックセンサ60を所定位
置まで下降させても接触子62がバイト90に当接しな
い場合、即ち、バイト90の所定位置が欠けている場合
には、接触子62に何の変化も生じないため、これによ
り、バイト90が破損していることを検出することがで
きる。従って、この場合には、バイト90が破損してい
るものと判定し、ステップ10に移行する。
【0057】このステップ10では、ロボットハンド5
を基準位置(原点)に戻し、以後の加工サイクルを停止
する。そして、破損しているバイト90を新しいバイト
90に取り替えた後、例えば、1つ前のステップ9の位
置に復帰させ、或いは、1つ後のステップ11に移行さ
せるようにする。
【0058】次のステップ11では、加工回数カウンタ
のカウント値がm以外のとき、又はバイト90に破損が
無いこと若しくはバイトを新しいバイト90に交換した
ときのいずれかの後、加工回数カウンタのカウント値が
kであるか否かを判定する。即ち、加工回数カウンタに
記録されている加工回数を読み取り、その読み取り値
を、予め記憶装置に記憶している所定値(k及びkの整
数倍の数)と比較し、加工回数が所定値k(又はその整
数倍の数)であるか否かを判定する。この判定の結果、
加工回数が所定値kと一致するときにはステップ12に
移行し、一致しないときにはステップ14に移行する。
【0059】このステップ11の判定によりステップ1
2に移行したときには、バイト90に切粉Tが絡みつい
ているか否かを判定する。このバイト90の切粉Tの絡
みつきの有無の検出動作は、例えば、次のようにして行
うことができる。まず、ロボットハンド5と一体に設け
たバイトチェックセンサ60をバイト取付台91に保持
したバイト90の刃先基端(刃先先端より元の部分)の
上方に移動する。そして、図8に示すように、ロボット
ハンド5全体を所定位置(バイト90の破損チェック位
置よりも上)まで下降させて、バイトチェックセンサ6
0の接触子62をバイト90の刃先基端に近づける。次
に、ロボットハンド5全体をX軸方向又はY軸方向へと
所定位置まで動作させる。
【0060】この時、バイト90の刃先基端の予め決め
た部分に切粉Tが絡みついていない場合には、バイトチ
ェックセンサ60を所定位置まで動作させても接触子6
2には何ら抵抗力が働かず、無抵抗で動作するため、こ
れにより、バイト90に切粉Tが絡みついていないこと
を検出することができる。従って、この場合には、ステ
ップ12からステップ14に移行する。この接触子62
をバイト90に近づける回数も1回でよいが、慎重を期
するために複数箇所で切粉Tの有無を検出するようにし
てもよい。
【0061】一方、バイトチェックセンサ60を所定位
置まで動作させる間に接触子62が切粉Tに当たると、
切粉Tの抵抗力によって接触子62の基部が撓み、その
スイッチがオンとなるため、これにより、バイトチェッ
クセンサ60で切粉Tを検出することができる。従っ
て、この場合には、バイト90に切粉Tが絡みついてい
るものと判定し、ステップ13に移行する。
【0062】このステップ13では、バイト90に絡み
ついた切粉Tの除去動作を行う。この切粉Tの除去動作
は、例えば、次のようにして行うことができる。まず、
揺動モータ66を駆動してロボットハンド5を前方に9
0度回転させ、切粉除去ハンド70を下方に向ける。次
に、切粉除去ハンド70を若干下降させると共に、図9
に示すように、一対の挟持爪74を開閉して切粉Tを掴
む。そして、ロボットハンド5をバイト90の刃先側に
移動し、バイト90の刃先から切粉Tを抜き取る。これ
により、前のワークWの加工で絡みついた切粉Tをバイ
ト90から取り除き、通常の切粉Tと同様に排出するこ
とができる。
【0063】次に、ステップ14に移行して、加工回数
カウンタのカウント値がk以外のとき、又はバイト90
に切粉Tが絡みついていないこと若しくは絡みついてい
た切粉Tを除去したときのいずれかの後、バイト90に
よるワークWの加工を実行するために、ロボットハンド
5をワーク加工位置からNC旋盤1の外部へ退避させ
る。その後、主軸チャック9を回転させると共に、この
主軸チャック9に把持したワークWにバイト90を押し
当て、ワークWに所定の加工を施す。
【0064】このステップ14の後、ステップ15に移
行して、加工回数カウンタのカウントを行う。即ち、加
工回数カウンタのカウント値に1を加え、この新たなカ
ウント値を前回のカウント値と置き換える。
【0065】続いて、ステップ16に移行して、この割
り込み処理を終了する。そして、ワークWの加工が終了
したところで、ステップ1に戻って新たな割り込み処理
を開始し、以後、ステップ1〜ステップ16の処理が繰
り返される。
【0066】尚、上記加工回数カウンタのカウント値
n,m及びkは、制御回路100において任意に設定し
た整数値であり、通常3つの値はn<m<kとされる
が、3つの値が互いに等しくn=m=kであってもよ
く、また、n>m>kであってもよい。
【0067】上述したように、本実施例によれば、NC
旋盤1にロボットハンド5でワークWを自動供給して加
工を行う場合に、加工回数がn回目のときには主軸チャ
ック9に切粉Tが絡みついているか否かをチェックして
絡みついている切粉Tを取り除き、加工回数がm回目の
ときにはバイト90の破損の有無をチェックし、更に、
加工回数がk回目のときにはバイト90に切粉Tが絡み
ついているか否かをチェックして絡みついている切粉T
を取り除くようにしたため、常に主軸チャック9及びバ
イト90に切粉Tが絡みついていない状態でワークWの
加工を行うことができる。
【0068】従って、NC旋盤1にロボットハンド5を
用いてワーク加工の自動化ラインを構築した場合に、主
軸チャック9又はバイト90に絡みついた切粉Tの除去
を人手に頼ることなく自動的に行うことができ、人手を
減らして自動化ライン構築の目的を達成することができ
る。また、主軸チャック9にワークWをローディングし
たときに、切粉Tを噛み込んでワークWを斜めにチャッ
キングする等の不具合の発生を防止することができると
共に、切粉Tの絡みつき等によるバイト90の破損を防
ぐことができる。更に、破損したままのバイト90で次
のワークWを加工することがなく、加工の信頼性を向上
することができると共に、従来では冷却液で行っていた
切粉Tの除去を、ロボットハンド5で積極的に行うこと
ができ、切粉T除去の信頼性も向上することができる。
【0069】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、切粉チェックセンサ5
0とバイトチェックセンサ60と切粉除去ハンド70と
は、インチャック10及びアウトチャック40とは別体
に独立して設ける構成とすることができる。この場合に
は、切粉Tの検出作業及び除去作業は、主軸チャック9
へのワークWの着脱作業と平行して行うことができ、よ
り作業効率を高めることができる。即ち、上記実施例で
は、切粉Tの検出作業等とワークWの着脱作業とを一連
の連続工程として説明したため、一方の作業中は他方の
作業が行えないことから作業時間のロスを生ずることに
なっていたが、チェックセンサ等をロボットハンド5と
別個独立に構成することにより、上記ロス時間を無くす
ことができる。
【0070】また、上記実施例では、工作機械としてN
C旋盤に適用した例について説明したが、本発明は、N
Cフライス盤、NCボール盤等の他の工作機械にも適用
できることは勿論である。このように、本発明は、その
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切粉チェックセンサと切粉除去ハンドと制御回路とを設
ける構成としたため、切粉チェックセンサで主軸チャッ
クに絡みついた切粉を検出することができ、これによ
り、切粉チェックセンサの検出信号に基づき制御回路で
切粉除去ハンドを駆動制御して、主軸チャックに絡みつ
いた切粉を掴んで取り除くことができる。従って、NC
旋盤にロボットハンドを用いてワーク加工の自動化ライ
ンを構築した場合において、主軸チャックに絡みついた
切粉の除去を人手に頼ることなく自動的に行うことがで
き、人手を減らして自動化ライン構築の目的を達成する
ことができる。しかも、従来では冷却液で切粉の除去を
行っていたが、ロボットハンドで積極的に切粉の除去を
行うことにより、切粉除去の信頼性を向上させることが
できるという効果が得られる。
【0072】また、バイトチェックセンサと切粉除去ハ
ンドと制御回路とを設ける構成としたため、バイトチェ
ックセンサでバイトに絡みついた切粉を検出することが
でき、これにより、バイトチェックセンサの検出信号に
基づき制御回路で切粉除去ハンドを駆動制御して、バイ
トに絡みついた切粉を掴んで取り除くことができる。従
って、絡みついた切粉によるバイトの破損を防ぐことが
できるという効果が得られる。
【0073】更に、切粉チェックセンサとバイトチェッ
クセンサと切粉除去ハンドと制御回路とを設ける構成と
したため、切粉チェックセンサが主軸チャックに絡みつ
いた切粉を検出するか又はバイトチェックセンサがバイ
トに絡みついた切粉を検出することができ、これによ
り、切粉チェックセンサの検出信号又はバイトチェック
センサの検出信号に基づき制御回路で切粉除去ハンドを
駆動制御して、主軸チャックに絡みついた切粉及びバイ
トに絡みついた切粉を掴んで取り除くことができる。従
って、NC旋盤にロボットハンドを用いてワーク加工の
自動化ラインを構築した場合に、主軸チャック又はバイ
トに絡みついた切粉の除去を人手に頼ることなく自動的
に行うことができ、人手を減らして自動化ライン構築の
目的を達成することができる。また、主軸チャックにワ
ークをローディングしたときに、切粉を噛み込んでワー
クを斜めにチャッキングする等の不具合の発生を防止す
ることができると共に、切粉によるバイトの破損を防ぐ
ことができる。更に、破損したままのバイトで次のワー
クを加工することがないため、加工の信頼性を向上でき
ると共に、従来では冷却液で行っていた切粉の除去をロ
ボットハンドで積極的に行うことができ、切粉除去の信
頼性も向上できるという効果が得られる。
【0074】更に又、バイトチェックセンサでバイトの
破損による変形を検出できる構成としたため、バイトチ
ェックセンサがバイトの破損を検出したときには、その
検出信号に基づき制御回路で以後の加工サイクルを停止
することができる。従って、破損したままのバイト90
で次のワークWを加工することがなく、加工の信頼性を
向上することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工作機械の自動切粉除去装置の一実施
例を示すもので、ロボットハンドと主軸チャックとバイ
トとの関係を示す一部を断面した説明図である。
【図2】本発明の工作機械の自動切粉除去装置のロボッ
トハンドの正面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】本発明の工作機械の自動切粉除去装置の全体構
成を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の工作機械の自動切粉除去装置の制御回
路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の工作機械の自動切粉除去装置の切粉チ
ェックセンサによる主軸チャック内の切粉検出状態を示
す一部を断面した説明図である。
【図7】本発明の工作機械の自動切粉除去装置のバイト
チェックセンサによるバイトの破損検出状態を示す一部
を断面した説明図である。
【図8】本発明の工作機械の自動切粉除去装置のバイト
チェックセンサによるバイトの切粉検出状態を示す一部
を断面した説明図である。
【図9】本発明の工作機械の自動切粉除去装置のバイト
チェックセンサによるバイトの切粉除去状態を示す一部
を断面した説明図である。
【符号の説明】
1 NC旋盤(工作機械) 2 ロボット装置 4 移動ロボット 5 ロボットハンド 9 主軸チャック 10 インチャック 14 チャック爪 40 アウトチャック 41 チャック爪 50 切粉チャックセンサ 53 センサ 60 バイトチェックセンサ 62 接触子 66 揺動モータ 70 切粉除去ハンド 74 挟持爪 80 回転止め機構 90 バイト 100 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを把持して回転する主軸チャック
    と、 上記ワークを把持して上記主軸チャックに供給すると共
    にバイトにより切削加工されたワークを把持して排出す
    るロボットハンドとを備えた工作機械の自動切粉除去装
    置において、 上記主軸チャックに絡みついた切粉の有無を検出する切
    粉チェックセンサと、 上記主軸チャックに絡みついた切粉を掴んで取り除く切
    粉除去ハンドと、 上記切粉チェックセンサの検出結果に基づき制御信号を
    出力して上記切粉除去ハンドを駆動して上記切粉を主軸
    チャックから除去する制御回路とを設けたことを特徴と
    する工作機械の自動切粉除去装置。
  2. 【請求項2】 主軸チャックに把持したワークを切削加
    工するバイトと、 上記ワークを把持して上記主軸チャックに供給すると共
    に上記バイトにより切削加工されたワークを把持して排
    出するロボットハンドとを備えた工作機械の自動切粉除
    去装置において、 上記バイトに絡みついた切粉の有無を検出するバイトチ
    ェックセンサと、 上記バイトに絡みついた切粉を掴んで取り除く切粉除去
    ハンドと、 上記バイトチェックセンサの検出結果に基づき制御信号
    を出力して上記切粉除去ハンドを駆動して上記切粉をバ
    イトから除去する制御回路とを設けたことを特徴とする
    工作機械の自動切粉除去装置。
  3. 【請求項3】 ワークを把持して回転する主軸チャック
    と、 上記主軸チャックに把持したワークを切削加工するバイ
    トと、 上記ワークを把持して上記主軸チャックに供給すると共
    に上記バイトにより切削加工されたワークを把持して排
    出するロボットハンドとを備えた工作機械の自動切粉除
    去装置において、 上記主軸チャックに絡みついた切粉の有無を検出する切
    粉チェックセンサと、 上記バイトに絡みついた切粉の有無を検出するバイトチ
    ェックセンサと、 上記主軸チャック又は上記バイトに絡みついた上記切粉
    を掴んで取り除く切粉除去ハンドと、 上記切粉チェックセンサ又は上記バイトチェックセンサ
    の検出結果に基づき制御信号を出力して上記切粉除去ハ
    ンドを駆動して上記切粉を主軸チャック又はバイトから
    除去する制御回路とを設けたことを特徴とする工作機械
    の自動切粉除去装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の工作機械の自動切
    粉除去装置において、 上記バイトチェックセンサは、上記バイトの破損による
    変形を検出することができ、当該バイトの破損を検出し
    たときにはバイトチェックセンサの検出結果に基づき上
    記制御回路が、以後の加工サイクルを停止することを特
    徴とする工作機械の自動切粉除去装置。
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