JPH08150679A - 印刷化粧積層材 - Google Patents

印刷化粧積層材

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JPH08150679A
JPH08150679A JP29356294A JP29356294A JPH08150679A JP H08150679 A JPH08150679 A JP H08150679A JP 29356294 A JP29356294 A JP 29356294A JP 29356294 A JP29356294 A JP 29356294A JP H08150679 A JPH08150679 A JP H08150679A
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JP29356294A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sekikawa
幸弘 関川
Yasuhiro Nakada
泰弘 仲田
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷された図柄等が製造過程における熱によ
って変形、消失等することがなく、品質の高い印刷化粧
積層材。 【構成】 表面に印刷層20の形成された印刷基材16
と、射出成形法により成形された基材12と、基材と印
刷基材の間に介在し、これらを接着する接着層14とを
有し、印刷基材が高耐熱性樹脂材料からなることを特徴
とする。 【効果】 製造時における熱が印刷に及ぼす影響が低減
され、印刷の品質が維持され、高品質の印刷化粧積層材
となる。射出成形時の熱の影響が小さいことから、射出
成形型のゲートの配置等の制約が緩和され、金型の設計
の自由度を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家具や家屋の内装材、
外装材、自動車内装化粧パネル等として用いられる印刷
化粧積層材に関し、印刷基材を高耐熱性樹脂材料とする
ことにより、品質を向上したものである。
【0002】
【従来の技術】文字、模様や色彩などの図柄が印刷され
ることにより付された合成樹脂成形体からなる印刷化粧
積層材が、各種の内装材や外装材、例えば、自動車用の
内装化粧パネル、家電製品等の化粧パネル等として使用
されている。こうした合成樹脂成形品を製造する際に
は、成形品を所定の形状に成形後に、その表面に転写、
塗装ホットスタンピング等を施すことがなされていた
が、これらの方法によるものであると、印刷した図柄が
表面に露呈しているので、図柄が剥げ落ちることなどが
あった。そのため、表面にさらにクリヤー層を後塗装に
おいて設けることもなされているが、これは手間がかか
り不便であった。しかも、これらのものであると、所謂
深みを醸し出すことが困難であった。
【0003】そこで、これらの不具合を解決するものと
して、真空成形と射出成形を併用した手段が、特公昭5
0−19132号に示されている。この手段において
は、まず、図柄の印刷された平板状の合成樹脂製フィル
ム又はその積層体を用意する。この合成樹脂製フィルム
は、真空成形に用いられ得る材料が使用可能であって、
硬質・軟質ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
などが適用される。次に、この合成樹脂製フィルムを真
空成型用兼射出成型用雌金型内に、印刷面が雌金型側と
反対側になるように配置し、真空成形を行い、所定の形
状に成形する。その後、雄金型を真空成形した合成樹脂
製フィルムが密着されている雌金型に合体せしめ、その
雄金型に形成されている注入路から溶融状態の成形品本
体用合成樹脂を圧入し、一体品を成形する。この際の成
形品本体用合成樹脂には、射出成形に使用され得る合成
樹脂、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、アクリル樹脂
等が適用される。
【0004】同様な製法が、特開昭56−127435
号公報に示されている。その製法においては、まず、各
種の印刷方法により印刷層の形成された印刷基材を用意
する。この印刷基材には、ABS樹脂、ポリスチレン、
アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル等が使用される。
【0005】そして、この印刷基材の印刷層側に、熱融
着または接着剤等により、透明な熱可塑性合成樹脂層を
貼着し、さらに必要に応じて、印刷基材の反対側に熱可
塑性合成樹脂層をコーティング等により形成し、図9に
示すような、印刷基材16と印刷層20と透明表層22
の積層された平板状の化粧シート26を得る。その後、
この化粧シート26に真空成形を施して3次元形状と
し、印刷基材16の裏面に熱可塑性樹脂を射出成形して
基材12を形成すると共に、立体的な印刷化粧積層材1
1を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た印刷化粧積層材であると、印刷層20の形成された印
刷基材16を有する化粧シート26を配置している型内
に、高温の熱可塑性樹脂を射出して成形するものである
ので、印刷基材16が熱によって溶かされて、印刷層2
0がおかされ、図柄等が変形または消失し、印刷化粧積
層材として品質が低下してしまうことがあった。特に、
射出成形型のゲート部分において、この不具合が生じや
すく、よって、ゲートの配置等、金型の設計に制約が生
じてしまうものであった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、印刷された図柄等が製造過程における熱によ
って変形、消失することがなく、品質の高い印刷化粧積
層材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷化粧積層材
は、表面に印刷層の形成された印刷基材と、射出成形法
により成形された基材と、該基材と前記印刷基材の間に
介在し、これらを接着する接着層とを有し、前記印刷基
材が高耐熱性樹脂材料からなることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】本発明の印刷化粧積層材であると、印刷層の形
成される印刷基材が高耐熱性樹脂材料から構成されてい
るので、射出成形により基材を成形しているにもかかわ
らず、その際の溶融樹脂の熱で印刷基材が溶かされるこ
とがなく、印刷基材上の印刷層が変形または消失したり
すること等が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を更に理解しやすくするため、
実施例について説明する。かかる実施例は、本説明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。
【0011】図1に示す本発明の一実施例の印刷化粧積
層材10は、射出成形されてなる合成樹脂製の基材12
上に、化粧シート24が形成されてなるもので、化粧シ
ート24は、基材12側に配置された接着層14と、印
刷層20の形成された印刷基材16と、表面から印刷層
20を視認しえる透明表層22とが順に積層されて概略
構成されている。
【0012】この図1に示した印刷化粧積層材10にお
いては、印刷層20は印刷基材16の基材12側に形成
されているが、本発明においては必ずしもその必要はな
く、図2に示す印刷化粧積層材10’の化粧シート25
のように、印刷層20は印刷基材16上の、基材12と
は反対側に形成されていてもかまわない。
【0013】図1に示した化粧シート24においては、
印刷基材16は、印刷層20が透明表層22側に透けて
見えるように、透明な又は着色透明な材料で構成される
ことになるが、図2に示した化粧シート25において
は、印刷基材16は不透明なものであってもかまわな
い。
【0014】基材12は、後述するように、成形された
化粧シート24をインサートした射出成形によって、化
粧シート24と一体に成形されるもので、各種の射出成
形に適した材料、例えば、ポリスチレン、ABS樹脂、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アク
リル樹脂、ポリアミド、セルロース系プラスチック、ポ
リウレタン、ポリカーボネート、ABS−アクリルブレ
ンド樹脂、ABS−ポリカーボネートブレンド樹脂等、
およびこれらの発泡体などが適用される。
【0015】接着層14は、化粧シート24と基材12
の接合をより確実ならしめるもので、その厚さは10〜
1000μmとすることが望ましく、ABS、PVC、
ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポ
リアミドなどの熱可塑性樹脂または各種の接着剤などが
適用される。また、必要に応じて2層以上の複数層で構
成することもできる。
【0016】印刷基材16は、製品に応じた各種の図柄
の印刷層20がその表面に形成されるもので、高耐熱性
樹脂で構成されることが必須とされる。高耐熱性樹脂と
しては、ポリエチレンテレフタレートが好ましいが、他
にも例えば、ポリブチレンテレフタレートなどが使用さ
れる。印刷層20は、印刷基材16上に印刷されてなる
もので、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印
刷、凸版印刷などの各種の印刷方法が用いられ、単色も
しくは複数の色彩から構成される。
【0017】透明表層22は、透明であるものが使用さ
れるが、必ずしも完全に透明である必要はなく、透明表
層22の上方から、透明表層22の下部にある印刷層2
0が所定量だけ透けて見えるようなものであれば良い。
この透明表層22は、印刷層20の剥離や、損傷を防い
だり、また光沢を付与する役割を果すもので、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリアセタール、アクリル系樹脂な
どが適用される。上記印刷基材16の厚さは、5〜50
0μmが好ましく、また透明表層22の厚さは15〜1
000μmが好ましく、さらには透明表層22の厚さと
印刷基材16の厚さの合計は、20〜1000μmが適
当とされる。
【0018】尚、透明表層22と印刷基材16の着色の
組合せにより、さらに深みのある仕上げを得ることが可
能である。
【0019】上記構成の印刷化粧積層材10は、例え
ば、次のようにして製造され得る。まず、平板状の印刷
基材16に木目等の図柄を印刷して印刷層20を形成す
る。そして、一方の側に透明表層22を重ね、他方の側
に接着層14を設けて化粧シート24を製造する。そし
て、図3に示すように、この化粧シート24に打抜き加
工等を施して製品形状の化粧シート加工体24aとす
る。
【0020】この後、必要に応じて、プレス成形等を施
して、図4(a)に示すような3次元加工の形状のもの
や、図4(b)に示すような2次元加工の形状のものと
する。この際、一体化された化粧シート24に打抜き加
工を施した後に、プレス成形を行ったが、それぞれの層
材料を個別に打抜き加工を施し、プレス成形を行った後
に、それら各層の積層を行っても良い。
【0021】次に、この化粧シート加工体24aを図5
(a)に示すように、型機構27の下型28内の所定の
位置に装着する。そして、図5(b)に示すように、上
型30に形成されている注入路36から加熱されて溶融
状態の熱可塑性樹脂を圧入し、化粧シート加工体24a
の裏面に、これと一体になるように基材12を射出成形
する。そして、基材12の冷却固化後に、上型30を開
き、基材12上に化粧シート加工体24aの形成された
印刷化粧積層材10を得ることができる(図5(c)参
照)。さらに必要に応じて、図6に示すように、表面に
クリヤー塗装などを施すこともできる。
【0022】本発明の印刷化粧積層材であると、印刷層
20は、高耐熱性樹脂材料からなる印刷基材16に形成
されるので、基材12を射出成形する際に、溶融した高
温の樹脂を流し込んでも、印刷基材層16が溶けないた
め、印刷層20がおかされ、溶け出したり消失すること
による印刷化粧積層材の品質の低下が抑制される。
【0023】本実施例に該当する図7に示す構成の印刷
化粧積層材と、比較例として図8に示す構成の印刷化粧
積層材を製造し、印刷層の品質を評価した。図7に示す
印刷化粧積層材は、印刷基材16として25μm厚の透
明なポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、接
着層14として80μm厚のポリ塩化ビニル、接着層1
4’として200μm厚のABS樹脂を使用し、基材1
2としては、ABS樹脂を射出成形したものである。図
8に示す比較例の印刷化粧積層材は、透明表層22とし
て80μm厚の透明PVCを、印刷基材16として80
μm厚のPVC、接着層14として200μm厚のABS
樹脂を使用し、基材12として同じくABS樹脂を射出
成形したものである。射出成形時のABS樹脂の温度
は、230℃である。製造後、図7に示す構成の本実施
例の印刷化粧積層材においては、印刷は全く溶けておら
ず、高品質なものであったが、図8に示す構成の比較例
のものであると、印刷基材が溶け、印刷層が変形し、低
品質なものであった。
【0024】
【発明の効果】本発明の印刷化粧積層材は、表面に印刷
層の形成された印刷基材と、射出成形法により成形され
た基材と、該基材と前記印刷基材の間に介在し、これら
を接着する接着層とを有し、前記印刷基材が高耐熱性樹
脂材料からなるもので、製造時における熱により、印刷
基材が溶かされることがなく、印刷基材上の印刷層が変
形または消失したりすることがなく、印刷の品質が維持
され、高品質の印刷化粧積層材となる。また、射出成形
時の熱の影響が小さいことから、射出成形型のゲートの
配置等の制約が緩和され、金型の設計の自由度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の他の一実施例を示す概略構成図であ
る。
【図3】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の一製造
過程を示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の一例を
示す斜視図であって、図4(a)は3次元加工の形状の
もの、図4(b)は2次元加工の形状のものを示す。
【図5】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の一製造
過程を示す工程図であって、図5(a)は型機構に化粧
シートを装着したところ、図5(b)は射出成形を行っ
たところ、図5(c)は成形体を取り出したところを示
すものである。
【図6】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の一製造
過程を示す斜視図である。
【図7】 本発明の一実施例の印刷化粧積層材の概略側
断面図である。
【図8】 比較例の印刷化粧積層材の概略側断面図であ
る。
【図9】 従来例の印刷化粧積層材の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10・・・印刷化粧積層材、12・・・基材、14・・・接着
層、16・・・印刷基材、20・・・印刷層、22・・・透明表
層、24,25・・・化粧シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に印刷層の形成された印刷基材と、
    射出成形法により成形された基材と、該基材と前記印刷
    基材の間に介在し、これらを接着する接着層とを有し、
    前記印刷基材が高耐熱性樹脂材料からなることを特徴と
    する印刷化粧積層材。
JP29356294A 1994-11-28 1994-11-28 印刷化粧積層材 Pending JPH08150679A (ja)

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JP29356294A JPH08150679A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 印刷化粧積層材

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JP29356294A JPH08150679A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 印刷化粧積層材

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JPH08150679A true JPH08150679A (ja) 1996-06-11

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JP29356294A Pending JPH08150679A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 印刷化粧積層材

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JP (1) JPH08150679A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019108786A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社サン・ワイズ 写真シール作成装置用の床シート材
JP2020059215A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 凸版印刷株式会社 加飾シート

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JP2019108786A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社サン・ワイズ 写真シール作成装置用の床シート材
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021029