JPH08150990A - ウォーターバラスト付きボート - Google Patents
ウォーターバラスト付きボートInfo
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- JPH08150990A JPH08150990A JP6319418A JP31941894A JPH08150990A JP H08150990 A JPH08150990 A JP H08150990A JP 6319418 A JP6319418 A JP 6319418A JP 31941894 A JP31941894 A JP 31941894A JP H08150990 A JPH08150990 A JP H08150990A
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のウォーターバラストのように、吃水を
深くして船体の重心を下げることができばかりでなく、
横方向の安定性を図ることができ、かつ、滑走時の走行
性を損なうことがないウォーターバラスト付きボートを
提供することを目的とする。 【構成】 ウォーターバラスト5は、船体中心線2に沿
う前後方向に細長いウォーターバラスト上面50と、該
ウォーターバラスト上面50の左右両縁からそれぞれ船
底6に向けて立下がったウォーターバラスト左右両側面
51,52と、該ウォーターバラスト左右両側面51,
52及び前記ウォーターバラスト上面50からなる下開
き溝の開口部53を覆うウォーターバラスト底面54と
から構成されている。前記ウォーターバラスト5では、
静止時の吃水線Dは図8に示す位置になり、ウォーター
バラスト5の左右の船底6が没した状態になっており、
恰も双胴船のような浮力B,Bを受けることができるよ
うになっている。
深くして船体の重心を下げることができばかりでなく、
横方向の安定性を図ることができ、かつ、滑走時の走行
性を損なうことがないウォーターバラスト付きボートを
提供することを目的とする。 【構成】 ウォーターバラスト5は、船体中心線2に沿
う前後方向に細長いウォーターバラスト上面50と、該
ウォーターバラスト上面50の左右両縁からそれぞれ船
底6に向けて立下がったウォーターバラスト左右両側面
51,52と、該ウォーターバラスト左右両側面51,
52及び前記ウォーターバラスト上面50からなる下開
き溝の開口部53を覆うウォーターバラスト底面54と
から構成されている。前記ウォーターバラスト5では、
静止時の吃水線Dは図8に示す位置になり、ウォーター
バラスト5の左右の船底6が没した状態になっており、
恰も双胴船のような浮力B,Bを受けることができるよ
うになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度の減速に従って水
を自動的に満たし、速度の加速に従って水を自動的に排
水するウォーターバラストにより、静止時の船の安定
と、滑走時の船の走行性を高めたウォーターバラスト付
きボートに関する。
を自動的に満たし、速度の加速に従って水を自動的に排
水するウォーターバラストにより、静止時の船の安定
と、滑走時の船の走行性を高めたウォーターバラスト付
きボートに関する。
【0002】
【従来の技術】速度の減速に従って水を自動的に満た
し、速度の加速に従って水を自動的に排水する従来のウ
ォーターバラストは、船体の全長と幅にほぼ等しい寸法
のタンク等により作られ、船体底部等に取付けられてい
た。しかし、このような従来のウォーターバラストには
次のような問題点があった。まず、第1に、横方向の安
定性が極めて悪いという点である。これは、単胴船の構
造に由来する問題点でもあり、船体の全長に対する船体
の幅がせいぜい全長の1/4程度であれば、その船底に
大容量のウォーターバラストを設けても充分な横安定性
を得ることはできなかった。第2に、このような大容量
のウォーターバラストでは、発進加速時等にバラスト水
が片寄り、船体に深刻な影響を及ばすアンバランスの原
因になるおそれがあった。
し、速度の加速に従って水を自動的に排水する従来のウ
ォーターバラストは、船体の全長と幅にほぼ等しい寸法
のタンク等により作られ、船体底部等に取付けられてい
た。しかし、このような従来のウォーターバラストには
次のような問題点があった。まず、第1に、横方向の安
定性が極めて悪いという点である。これは、単胴船の構
造に由来する問題点でもあり、船体の全長に対する船体
の幅がせいぜい全長の1/4程度であれば、その船底に
大容量のウォーターバラストを設けても充分な横安定性
を得ることはできなかった。第2に、このような大容量
のウォーターバラストでは、発進加速時等にバラスト水
が片寄り、船体に深刻な影響を及ばすアンバランスの原
因になるおそれがあった。
【0003】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、従来のウォーターバラストのように、吃水を深くし
て船体の重心を下げることができばかりでなく、横方向
の安定性を図ることができ、かつ、滑走時の走行性を損
なうことがないウォーターバラスト付きボートを提供す
ることを目的とする。
で、従来のウォーターバラストのように、吃水を深くし
て船体の重心を下げることができばかりでなく、横方向
の安定性を図ることができ、かつ、滑走時の走行性を損
なうことがないウォーターバラスト付きボートを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のように、速度の減速に従って水が
流入し、速度の加速に従って水が排出するウォーターバ
ラストを備えたボートにおいて、速度の減速に従って、
船体中心線に直交する方向に浮力が分かれて作用するウ
ォーターバラストを設けてボートを構成した。
に、請求項1に記載のように、速度の減速に従って水が
流入し、速度の加速に従って水が排出するウォーターバ
ラストを備えたボートにおいて、速度の減速に従って、
船体中心線に直交する方向に浮力が分かれて作用するウ
ォーターバラストを設けてボートを構成した。
【0005】即ち、請求項2に記載のように、ウォータ
ーバラストを船体中心線に沿って設けることにより、速
度の減速に従って双胴船と同じような浮力を受けるよう
にした。
ーバラストを船体中心線に沿って設けることにより、速
度の減速に従って双胴船と同じような浮力を受けるよう
にした。
【0006】また、請求項3に記載のように、速度の減
速に従って水が流入し、速度の加速に従って水が排出す
るウォーターバラストを備えたボートにおいて、前記ウ
ォーターバラストは、船体中心線に沿う前後方向に細長
いウォーターバラスト上面と、該ウォーターバラスト上
面の左右両縁からそれぞれ船底に向けて立下がったウォ
ーターバラスト左右両側面と、それらのウォーターバラ
スト左右両側面及び前記ウォーターバラスト上面からな
る下開き溝の開口部を覆うウォーターバラスト底面とか
ら構成されている。
速に従って水が流入し、速度の加速に従って水が排出す
るウォーターバラストを備えたボートにおいて、前記ウ
ォーターバラストは、船体中心線に沿う前後方向に細長
いウォーターバラスト上面と、該ウォーターバラスト上
面の左右両縁からそれぞれ船底に向けて立下がったウォ
ーターバラスト左右両側面と、それらのウォーターバラ
スト左右両側面及び前記ウォーターバラスト上面からな
る下開き溝の開口部を覆うウォーターバラスト底面とか
ら構成されている。
【0007】この請求項3に記載のウォーターバラスト
付きボートにおいて、請求項4に記載のように、前記ウ
ォーターバラスト左右両側面及び前記ウォーターバラス
ト上面は船体と一体に構成し、一方、ウォーターバラス
ト底面は船体と別体に構成している。このような構成に
おいて、請求項5に記載のように、前記ウォーターバラ
スト左右両側面と前記ウォーターバラスト上面とからな
る下開き溝の開口部に対し、ウォーターバラスト底面を
着脱自在に取付けて構成してもよいし、また請求項6に
記載のように、前記ウォーターバラスト底面は、前記下
開き溝の開口部に対し、間隙を備えて取付けられている
ようにしてもよい。さらに請求項7に記載のように、船
尾部側のウォーターバラスト底面に複数の孔を設けるよ
うにしてもよい。
付きボートにおいて、請求項4に記載のように、前記ウ
ォーターバラスト左右両側面及び前記ウォーターバラス
ト上面は船体と一体に構成し、一方、ウォーターバラス
ト底面は船体と別体に構成している。このような構成に
おいて、請求項5に記載のように、前記ウォーターバラ
スト左右両側面と前記ウォーターバラスト上面とからな
る下開き溝の開口部に対し、ウォーターバラスト底面を
着脱自在に取付けて構成してもよいし、また請求項6に
記載のように、前記ウォーターバラスト底面は、前記下
開き溝の開口部に対し、間隙を備えて取付けられている
ようにしてもよい。さらに請求項7に記載のように、船
尾部側のウォーターバラスト底面に複数の孔を設けるよ
うにしてもよい。
【0008】また、請求項8に記載のように、前記ウォ
ーターバラストに対しラム圧を作用させるラム圧孔を船
首部に設けてもよいし、請求項9に記載のように、前記
ウォーターバラストに船舶推進用原動機の排気を導入し
てもよい。さらに請求項10に記載のように、前記ウォ
ーターバラストに送風装置からの空気を導入してもよ
い。
ーターバラストに対しラム圧を作用させるラム圧孔を船
首部に設けてもよいし、請求項9に記載のように、前記
ウォーターバラストに船舶推進用原動機の排気を導入し
てもよい。さらに請求項10に記載のように、前記ウォ
ーターバラストに送風装置からの空気を導入してもよ
い。
【0009】また、請求項11に記載のように、船底に
設けられた段差によりステップ状の船底を備えたステッ
プ船であって、各船底に前記ウォーターバラストを設
け、船尾部及び前記段差にそれぞれ取水/排水口を設け
るようにしてもよい。
設けられた段差によりステップ状の船底を備えたステッ
プ船であって、各船底に前記ウォーターバラストを設
け、船尾部及び前記段差にそれぞれ取水/排水口を設け
るようにしてもよい。
【0010】また、速度の減速に従って、船体中心線に
直交する方向に浮力が分かれて作用するウォーターバラ
ストを設けたボートとして、請求項12に記載のよう
に、ウォーターバラストを船体中心線の左右にそれぞれ
設けることにより、速度の減速に従って三胴船と同じよ
うな浮力を受けるウォーターバラスト付きボートとする
こともできる。
直交する方向に浮力が分かれて作用するウォーターバラ
ストを設けたボートとして、請求項12に記載のよう
に、ウォーターバラストを船体中心線の左右にそれぞれ
設けることにより、速度の減速に従って三胴船と同じよ
うな浮力を受けるウォーターバラスト付きボートとする
こともできる。
【0011】
【作用】請求項1に記載のウォーターバラスト付きボー
ト(以下、単にボートとも称する)によれば、速度の減
速に従って、船体中心線に直交する方向に浮力が分かれ
て作用するウォーターバラストを設けたので、浮力が作
用する位置を最適化することができて、横安定性が優れ
たボートとなる。
ト(以下、単にボートとも称する)によれば、速度の減
速に従って、船体中心線に直交する方向に浮力が分かれ
て作用するウォーターバラストを設けたので、浮力が作
用する位置を最適化することができて、横安定性が優れ
たボートとなる。
【0012】請求項2に記載のボートによれば、ウォー
ターバラストを船体中心線に沿って設けることにより、
船体中心線の左右が船となり双胴船として機能するた
め、横安定性が優れたボートとなる。
ターバラストを船体中心線に沿って設けることにより、
船体中心線の左右が船となり双胴船として機能するた
め、横安定性が優れたボートとなる。
【0013】請求項3に記載のボートによれば、ウォー
ターバラストに水が流入した状態で、ウォーターバラス
ト左側面と船底により船が構成され、また、ウォーター
バラスト右側面と船底により別の船が構成される。従っ
て、船体中心線の左右の船体がそれぞれ船となり双胴船
として機能するため、横安定性が優れたボートとなる。
また、船体中心線に沿う前後方向に細長いウォーターバ
ラスト上面によって、小容量のウォーターバラストにす
ることができるので、発進加速時等のアンバラスを防ぐ
ことができるし、原動機に対する負荷を軽減させること
ができ、かつ、利用できる船体内空間を大きく取ること
ができる。しかも、ウォーターバラスト上面、ウォータ
ーバラスト左右両側面及びウォーターバラスト底面によ
り構成されるウォーターバラストは、船体中心線に沿う
ようにボックス構造を形成することになり、キール構造
を不要としながら、通常のキール構造を採用した船舶よ
りも高い強度と剛性を備えことができる。
ターバラストに水が流入した状態で、ウォーターバラス
ト左側面と船底により船が構成され、また、ウォーター
バラスト右側面と船底により別の船が構成される。従っ
て、船体中心線の左右の船体がそれぞれ船となり双胴船
として機能するため、横安定性が優れたボートとなる。
また、船体中心線に沿う前後方向に細長いウォーターバ
ラスト上面によって、小容量のウォーターバラストにす
ることができるので、発進加速時等のアンバラスを防ぐ
ことができるし、原動機に対する負荷を軽減させること
ができ、かつ、利用できる船体内空間を大きく取ること
ができる。しかも、ウォーターバラスト上面、ウォータ
ーバラスト左右両側面及びウォーターバラスト底面によ
り構成されるウォーターバラストは、船体中心線に沿う
ようにボックス構造を形成することになり、キール構造
を不要としながら、通常のキール構造を採用した船舶よ
りも高い強度と剛性を備えことができる。
【0014】請求項4または請求項5に記載のボートに
よれば、ウォーターバラスト底面のみを交換することが
できる。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、
その場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場
合には船体そのものが使用不能となることもあるが、請
求項4または請求項5に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面のみを交換することができて、迅速
に、かつ、安価に修復することができる
よれば、ウォーターバラスト底面のみを交換することが
できる。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、
その場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場
合には船体そのものが使用不能となることもあるが、請
求項4または請求項5に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面のみを交換することができて、迅速
に、かつ、安価に修復することができる
【0015】請求項6に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面は船底に対して水密性を持たせずに取
り付けることができるため、取付作業が極めて容易にな
る。また、前記ウォーターバラスト底面と前記下開き溝
の開口部の間隙から水が浸入するので取水を短時間で行
うことができ、迅速な安定性を図ることができる。
ターバラスト底面は船底に対して水密性を持たせずに取
り付けることができるため、取付作業が極めて容易にな
る。また、前記ウォーターバラスト底面と前記下開き溝
の開口部の間隙から水が浸入するので取水を短時間で行
うことができ、迅速な安定性を図ることができる。
【0016】請求項7に記載のボートによれば、船尾部
側のウォーターバラスト底面に設けられた複数の孔から
も取水することができるので、迅速な安定性を図ること
ができる。
側のウォーターバラスト底面に設けられた複数の孔から
も取水することができるので、迅速な安定性を図ること
ができる。
【0017】請求項8に記載のボートによれば、ラム圧
を利用してバラスト水をより迅速に排出させることがで
きる。
を利用してバラスト水をより迅速に排出させることがで
きる。
【0018】請求項9に記載のボートによれば、原動機
の排気を利用してバラスト水をより迅速に排出させるこ
とができる。
の排気を利用してバラスト水をより迅速に排出させるこ
とができる。
【0019】請求項10に記載のボートによれば、送風
装置の空気を利用してバラスト水をより迅速に排出させ
ることができる。
装置の空気を利用してバラスト水をより迅速に排出させ
ることができる。
【0020】請求項11記載のボートによれば、ステッ
プ船の段差によって形成される船底毎に前記ウォーター
バラスト及び取水/排水口を設けるようにしているの
で、取水や排水が迅速に行われ、減速時や静止時の横方
向の安定性を迅速に図ることができる。
プ船の段差によって形成される船底毎に前記ウォーター
バラスト及び取水/排水口を設けるようにしているの
で、取水や排水が迅速に行われ、減速時や静止時の横方
向の安定性を迅速に図ることができる。
【0021】請求項12に記載のボートによれば、ウォ
ーターバラストを船体中心線の左右に設けることによ
り、船体中心線部分とその左右部分がそれぞれ船となり
横安定性に優れた三胴船と同じような浮力を得ることが
できる。
ーターバラストを船体中心線の左右に設けることによ
り、船体中心線部分とその左右部分がそれぞれ船となり
横安定性に優れた三胴船と同じような浮力を得ることが
できる。
【0022】
【実施例】本発明に係るボートの実施例を図1乃至図4
に基づいて以下に説明する。図1は実施例に係るボート
の斜視図、図2は同ボートの正面図、図3は図2に示す
船体中央部のA−A線横断面図、図4は変形例に係るウ
ォーターバラストを備えたボートの横断面図、図5は図
2に示すB−B線縦断面図である。
に基づいて以下に説明する。図1は実施例に係るボート
の斜視図、図2は同ボートの正面図、図3は図2に示す
船体中央部のA−A線横断面図、図4は変形例に係るウ
ォーターバラストを備えたボートの横断面図、図5は図
2に示すB−B線縦断面図である。
【0023】図1に示すボート1は、例えば全長約5メ
ートル、最大幅約2メートルの8人乗り小型船舶であ
り、後述するように、この船舶の船体中心線2に沿って
船尾部3から船首部4にかけて前後方向に細長いウォー
ターバラスト5が船底6より上方に突出するように設け
られている。該ウォーターバラスト5は、速度の減速に
従って船尾部3に設けられた取水/排水口7から取水さ
れる。その結果、ウォーターバラスト5が設けられてい
る船体中心線2付近では浮力が働かず、ウォーターバラ
スト5の左右に浮力が分かれて作用し、恰も、双胴船の
ように浮力が作用する。しかも、速度の加速に従って、
前記取水/排水口7から排水し、浮力が増大してV型船
となり滑走時の走行性を妨げないようになっている。
ートル、最大幅約2メートルの8人乗り小型船舶であ
り、後述するように、この船舶の船体中心線2に沿って
船尾部3から船首部4にかけて前後方向に細長いウォー
ターバラスト5が船底6より上方に突出するように設け
られている。該ウォーターバラスト5は、速度の減速に
従って船尾部3に設けられた取水/排水口7から取水さ
れる。その結果、ウォーターバラスト5が設けられてい
る船体中心線2付近では浮力が働かず、ウォーターバラ
スト5の左右に浮力が分かれて作用し、恰も、双胴船の
ように浮力が作用する。しかも、速度の加速に従って、
前記取水/排水口7から排水し、浮力が増大してV型船
となり滑走時の走行性を妨げないようになっている。
【0024】前記ウォーターバラスト5は、図1及び図
3に示すように、船体中心線2に沿う前後方向に細長い
ウォーターバラスト上面50と、該ウォーターバラスト
上面50の左右両縁からそれぞれ船底6に向けて立下が
ったウォーターバラスト左右両側面51,52と、該ウ
ォーターバラスト左右両側面51,52及び前記ウォー
ターバラスト上面50からなる下開き溝の開口部53を
覆うウォーターバラスト底面54とから構成されてい
る。このような構成のウォーターバラスト5では、ウォ
ーターバラスト5に水が満たされ、ウォーターバラスト
左側面51と船底6と左舷11の下部が水中に没するこ
とにより船として機能し、一方、ウォーターバラスト右
側面52と船底6と右舷12の下部が水中に没すること
により船として機能する。
3に示すように、船体中心線2に沿う前後方向に細長い
ウォーターバラスト上面50と、該ウォーターバラスト
上面50の左右両縁からそれぞれ船底6に向けて立下が
ったウォーターバラスト左右両側面51,52と、該ウ
ォーターバラスト左右両側面51,52及び前記ウォー
ターバラスト上面50からなる下開き溝の開口部53を
覆うウォーターバラスト底面54とから構成されてい
る。このような構成のウォーターバラスト5では、ウォ
ーターバラスト5に水が満たされ、ウォーターバラスト
左側面51と船底6と左舷11の下部が水中に没するこ
とにより船として機能し、一方、ウォーターバラスト右
側面52と船底6と右舷12の下部が水中に没すること
により船として機能する。
【0025】また、前記ウォーターバラスト5は、ウォ
ーターバラスト上面50、ウォーターバラスト左右両側
面51,52及びウォーターバラスト底面54により構
成されているので、船体中心線2に沿ってボックス構造
を形成することになり、キール構造を不要としながら、
通常のキール構造を採用した船舶よりも高い強度と剛性
を備えことができる。このボックス構造は、船体中心線
2に沿う前後方向に細長い形状であることから小容量の
ウォーターバラスト5になるので、発進加速時のアンバ
ラスを防ぐことができるし、原動機に対する負荷を軽減
させることができ、かつ、利用できる船体内空間を大き
く取ることができる。なお、この実施例では船尾部3か
ら船首部4にかけてウォーターバラスト5を設けている
が、船尾部3から船体中央部9に止めてもよい。
ーターバラスト上面50、ウォーターバラスト左右両側
面51,52及びウォーターバラスト底面54により構
成されているので、船体中心線2に沿ってボックス構造
を形成することになり、キール構造を不要としながら、
通常のキール構造を採用した船舶よりも高い強度と剛性
を備えことができる。このボックス構造は、船体中心線
2に沿う前後方向に細長い形状であることから小容量の
ウォーターバラスト5になるので、発進加速時のアンバ
ラスを防ぐことができるし、原動機に対する負荷を軽減
させることができ、かつ、利用できる船体内空間を大き
く取ることができる。なお、この実施例では船尾部3か
ら船首部4にかけてウォーターバラスト5を設けている
が、船尾部3から船体中央部9に止めてもよい。
【0026】前記ウォーターバラスト上面50の幅wと
船体10の最大幅Wとの比は、ウォーターバラスト5の
左右の船体10に浮力を作用させることができるように
決められるもので、この実施例では略1/3の比となっ
ている。また、前記ウォーターバラスト左右両側面5
1,52の船底6からの高さhは、ウォーターバラスト
上面50が水没せずに或いは水没した状態で、ウォータ
ーバラスト5の左右の船体10に浮力を作用させること
ができる高さであればよい。 なお、この実施例ではウ
ォーターバラスト上面50及び該上面50の両縁から船
底6に垂直に立下げられた左右両側面51,52により
横断面形状が下開きコ字状に成形されているが、図4に
示すように前記上面50の両縁から船底6に斜めに立ち
下げて略台形にしてもよいし、あるいは半円形でもよ
い。
船体10の最大幅Wとの比は、ウォーターバラスト5の
左右の船体10に浮力を作用させることができるように
決められるもので、この実施例では略1/3の比となっ
ている。また、前記ウォーターバラスト左右両側面5
1,52の船底6からの高さhは、ウォーターバラスト
上面50が水没せずに或いは水没した状態で、ウォータ
ーバラスト5の左右の船体10に浮力を作用させること
ができる高さであればよい。 なお、この実施例ではウ
ォーターバラスト上面50及び該上面50の両縁から船
底6に垂直に立下げられた左右両側面51,52により
横断面形状が下開きコ字状に成形されているが、図4に
示すように前記上面50の両縁から船底6に斜めに立ち
下げて略台形にしてもよいし、あるいは半円形でもよ
い。
【0027】前記ウォーターバラスト底面54は、横断
面形状が略V字状に構成されており、凌波性を高めるよ
うになっている。該ウォーターバラスト底面54は、前
記ウォーターバラスト左右両側面51,52と前記ウォ
ーターバラスト上面50とからなる下開き溝の開口部5
3に対し、接着するようにしてもよいし、また、ボルト
等の止着手段を介して着脱自在に取付けるようにしても
よい。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、そ
の場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場合
には船体10そのものが使用不能となることもあるが、
実施例のボート1では、前記ウォーターバラスト底面5
4と船底6とは別体であるので、ウォーターバラスト底
面54のみを交換することができ、迅速かつ、安価に修
復することができる。
面形状が略V字状に構成されており、凌波性を高めるよ
うになっている。該ウォーターバラスト底面54は、前
記ウォーターバラスト左右両側面51,52と前記ウォ
ーターバラスト上面50とからなる下開き溝の開口部5
3に対し、接着するようにしてもよいし、また、ボルト
等の止着手段を介して着脱自在に取付けるようにしても
よい。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、そ
の場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場合
には船体10そのものが使用不能となることもあるが、
実施例のボート1では、前記ウォーターバラスト底面5
4と船底6とは別体であるので、ウォーターバラスト底
面54のみを交換することができ、迅速かつ、安価に修
復することができる。
【0028】この場合、図6に示すように、前記ウォー
ターバラスト底面54を、前記ウォーターバラスト左右
両側面51,52と前記ウォーターバラスト上面50と
からなる下開き溝の開口部53に対し間隙gを設けてボ
ルト8等で取付けるようにしてもよい。このような構成
であれば、ウォーターバラスト底面54は船底6に対し
て水密性を持たせずに取り付けることができるため、船
体10の製造コストが安価なものになり、また、その間
隙gから水を短時間に取水することができるので、迅速
な安定性を図ることができる。
ターバラスト底面54を、前記ウォーターバラスト左右
両側面51,52と前記ウォーターバラスト上面50と
からなる下開き溝の開口部53に対し間隙gを設けてボ
ルト8等で取付けるようにしてもよい。このような構成
であれば、ウォーターバラスト底面54は船底6に対し
て水密性を持たせずに取り付けることができるため、船
体10の製造コストが安価なものになり、また、その間
隙gから水を短時間に取水することができるので、迅速
な安定性を図ることができる。
【0029】なお、この実施例では船体10とウォータ
ーバラスト底面54とを別体にしたが、両者を一体に構
成してもよい。
ーバラスト底面54とを別体にしたが、両者を一体に構
成してもよい。
【0030】図2及び図5に示すように前記ウォーター
バラスト5は、連通管40を介して船首部4に設けられ
てるラム圧孔41に連通されている。前記ラム圧孔41
は、前進中の船舶に対し前方から作用する空気の圧力
(ラム圧)をウォーターバラスト5に導入するもので、
ウォーターバラスト5内の海水等をより迅速に排出させ
るものである。一方、このボート1の船尾部3には船舶
推進用原動機(図示せず)を取り付けるための原動機取
付部30が設けられている。そして、船舶推進用原動機
の排気をチューブ等によりウォーターバラスト5の船首
部4に導き、ウォーターバラスト5内の海水等をより迅
速に排出させるようにしてもよい。なお、前記船体10
内に送風装置(Blower、図示せず)を備え付け、前記原
動機等を用いて送風装置のファンを回転させ、該ファン
から送り出される空気をチューブ等によりウォーターバ
ラスト5の船首部4に導き、ウォーターバラスト5内の
海水等をより迅速に排出させるようにしてもよい。
バラスト5は、連通管40を介して船首部4に設けられ
てるラム圧孔41に連通されている。前記ラム圧孔41
は、前進中の船舶に対し前方から作用する空気の圧力
(ラム圧)をウォーターバラスト5に導入するもので、
ウォーターバラスト5内の海水等をより迅速に排出させ
るものである。一方、このボート1の船尾部3には船舶
推進用原動機(図示せず)を取り付けるための原動機取
付部30が設けられている。そして、船舶推進用原動機
の排気をチューブ等によりウォーターバラスト5の船首
部4に導き、ウォーターバラスト5内の海水等をより迅
速に排出させるようにしてもよい。なお、前記船体10
内に送風装置(Blower、図示せず)を備え付け、前記原
動機等を用いて送風装置のファンを回転させ、該ファン
から送り出される空気をチューブ等によりウォーターバ
ラスト5の船首部4に導き、ウォーターバラスト5内の
海水等をより迅速に排出させるようにしてもよい。
【0031】上記のように構成されたボート1は、熱成
形法によりプラスチック等の合成樹脂を成形することに
より製造される。なお、FRP(Fiber Reinforced Plas
tics)により成形したり、さらには強化用繊維としてガ
ラス繊維を用いたGFRPを用いたハイブリット構造に
より成形してもよい。また、この発明を実施するボート
の大きさはこの実施例のように8人乗り小型船舶に限定
されるものではなく、広く小型船舶に実施することがで
きる。
形法によりプラスチック等の合成樹脂を成形することに
より製造される。なお、FRP(Fiber Reinforced Plas
tics)により成形したり、さらには強化用繊維としてガ
ラス繊維を用いたGFRPを用いたハイブリット構造に
より成形してもよい。また、この発明を実施するボート
の大きさはこの実施例のように8人乗り小型船舶に限定
されるものではなく、広く小型船舶に実施することがで
きる。
【0032】次に実施例に係るボート1の作用を図7及
び図8に基づいて説明する。図7は、ボート1の滑走時
の吃水線Dを示すもので、この時には取水/排水口7よ
り海水は排水されている。そして、減速に従って海水が
取水/排水口7より流入し、静止時にはその吃水線Dは
図8に示す位置になる。この状態ではウォーターバラス
ト5左右の船底6が水中に没した状態になっており、恰
も双胴船のような浮力B,Bを受けることができるよう
になっている。
び図8に基づいて説明する。図7は、ボート1の滑走時
の吃水線Dを示すもので、この時には取水/排水口7よ
り海水は排水されている。そして、減速に従って海水が
取水/排水口7より流入し、静止時にはその吃水線Dは
図8に示す位置になる。この状態ではウォーターバラス
ト5左右の船底6が水中に没した状態になっており、恰
も双胴船のような浮力B,Bを受けることができるよう
になっている。
【0033】前記取水/排水口7に加えて、図9に示す
ように船尾部3側のウォーターバラスト底面54に、複
数の孔55を設けるようにしてもよい。このような構成
では、これらの孔55から水を短時間に取水することが
できるので、迅速な安定性を図ることができる。さら
に、図10に示すように、波の山から谷にジャンプした
船体10がその船尾部3から着水する場合には、着水の
瞬間、海水が複数の孔55から船底6を通過してウォー
ターバラスト5内で後ろ方向に進行方向を変えるので、
着水時の衝撃を緩和しつつ、前方への推進力を得ること
ができる。
ように船尾部3側のウォーターバラスト底面54に、複
数の孔55を設けるようにしてもよい。このような構成
では、これらの孔55から水を短時間に取水することが
できるので、迅速な安定性を図ることができる。さら
に、図10に示すように、波の山から谷にジャンプした
船体10がその船尾部3から着水する場合には、着水の
瞬間、海水が複数の孔55から船底6を通過してウォー
ターバラスト5内で後ろ方向に進行方向を変えるので、
着水時の衝撃を緩和しつつ、前方への推進力を得ること
ができる。
【0034】本発明の構成をステップ船100に応用す
るようにしてもよい。該ステップ船100は、図11に
示したように、船底6に段差101を設けたもので、段
差101で接水することにより図12に示すように、縦
方向の安定性を向上させることができるようになってい
る。本発明を応用する前記ステップ船100では段差1
01によって形成される船底6,6にそれぞれ上記実施
例に係るウォーターバラスト5を設け、また、段差10
1及び船尾部3にそれぞれ取水/排水口7を設けるよう
にしている。このような構成であれば、それぞれの取水
/排水口7により迅速に取水や排水を行うことができ、
また、縦方向の安定性を図ることができるばかりでな
く、減速時や静止時の横方向の安定性を迅速に図ること
ができる。
るようにしてもよい。該ステップ船100は、図11に
示したように、船底6に段差101を設けたもので、段
差101で接水することにより図12に示すように、縦
方向の安定性を向上させることができるようになってい
る。本発明を応用する前記ステップ船100では段差1
01によって形成される船底6,6にそれぞれ上記実施
例に係るウォーターバラスト5を設け、また、段差10
1及び船尾部3にそれぞれ取水/排水口7を設けるよう
にしている。このような構成であれば、それぞれの取水
/排水口7により迅速に取水や排水を行うことができ、
また、縦方向の安定性を図ることができるばかりでな
く、減速時や静止時の横方向の安定性を迅速に図ること
ができる。
【0035】以上では本願発明の構成を双胴船の態様で
説明したが、三胴船として構成することもできる。即
ち、図13に示すように、ウォーターバラスト5を船体
中心線2の左右に設けるようにしてもよい。この構成で
は、船体中心線部分とウォーターバラスト5の左右部分
がそれぞれ船となり横安定性に優れた三胴船と同じよう
な浮力を得ることができる。
説明したが、三胴船として構成することもできる。即
ち、図13に示すように、ウォーターバラスト5を船体
中心線2の左右に設けるようにしてもよい。この構成で
は、船体中心線部分とウォーターバラスト5の左右部分
がそれぞれ船となり横安定性に優れた三胴船と同じよう
な浮力を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載のウォーターバラスト付
きボートによれば、速度の減速に従って、船体中心線に
直交する方向に浮力が分かれて作用するウォーターバラ
ストを設けたので、浮力が作用する位置を最適化するこ
とができて、横安定性が優れたボートとなる。
きボートによれば、速度の減速に従って、船体中心線に
直交する方向に浮力が分かれて作用するウォーターバラ
ストを設けたので、浮力が作用する位置を最適化するこ
とができて、横安定性が優れたボートとなる。
【0037】請求項2に記載のボートによれば、ウォー
ターバラストを船体中心線に沿って設けることにより、
船体中心線の左右が船となり双胴船として機能するた
め、横安定性が優れたボートとなる。
ターバラストを船体中心線に沿って設けることにより、
船体中心線の左右が船となり双胴船として機能するた
め、横安定性が優れたボートとなる。
【0038】請求項3に記載のボートによれば、ウォー
ターバラストに水が流入した状態で、ウォーターバラス
ト左側面と船底により船が構成され、また、ウォーター
バラスト右側面と船底により別の船が構成される。従っ
て、船体中心線の左右の船体がそれぞれ船となり双胴船
として機能するため、横安定性が優れたボートとなる。
また、船体中心線に沿う前後方向に細長いウォーターバ
ラスト上面50によって、小容量のウォーターバラスト
にすることができるので、発進加速時等のアンバラスを
防ぐことができるし、原動機に対する負荷を軽減させる
ことができ、かつ、利用できる船体内空間を大きく取る
ことができる。しかも、ウォーターバラスト上面、ウォ
ーターバラスト左右両側面及びウォーターバラスト底面
により構成されるウォーターバラストは、船体中心線に
沿うようにボックス構造を形成することになり、キール
構造を不要としながら、通常のキール構造を採用した船
舶よりも高い強度と剛性を備えことができる。
ターバラストに水が流入した状態で、ウォーターバラス
ト左側面と船底により船が構成され、また、ウォーター
バラスト右側面と船底により別の船が構成される。従っ
て、船体中心線の左右の船体がそれぞれ船となり双胴船
として機能するため、横安定性が優れたボートとなる。
また、船体中心線に沿う前後方向に細長いウォーターバ
ラスト上面50によって、小容量のウォーターバラスト
にすることができるので、発進加速時等のアンバラスを
防ぐことができるし、原動機に対する負荷を軽減させる
ことができ、かつ、利用できる船体内空間を大きく取る
ことができる。しかも、ウォーターバラスト上面、ウォ
ーターバラスト左右両側面及びウォーターバラスト底面
により構成されるウォーターバラストは、船体中心線に
沿うようにボックス構造を形成することになり、キール
構造を不要としながら、通常のキール構造を採用した船
舶よりも高い強度と剛性を備えことができる。
【0039】請求項4または請求項5に記載のボートに
よれば、ウォーターバラスト底面のみを交換することが
できる。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、
その場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場
合には船体そのものが使用不能となることもあるが、請
求項4または請求項5に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面のみを交換することができて、迅速
に、かつ、安価に修復することができる。
よれば、ウォーターバラスト底面のみを交換することが
できる。従来のキール部は浅瀬等で磨耗する事が多く、
その場合、手間のかかる修理を必要としたり、最悪の場
合には船体そのものが使用不能となることもあるが、請
求項4または請求項5に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面のみを交換することができて、迅速
に、かつ、安価に修復することができる。
【0040】請求項6に記載のボートによれば、ウォー
ターバラスト底面は船底に対して水密性を持たせずに取
り付けることができるため、取付作業が極めて容易にな
る。また、前記ウォーターバラスト底面と前記下開き溝
の開口部の間隙から水が浸入するので取水を短時間で行
うことができ、迅速な安定性を図ることができる。
ターバラスト底面は船底に対して水密性を持たせずに取
り付けることができるため、取付作業が極めて容易にな
る。また、前記ウォーターバラスト底面と前記下開き溝
の開口部の間隙から水が浸入するので取水を短時間で行
うことができ、迅速な安定性を図ることができる。
【0041】請求項7に記載のボートによれば、船尾部
側のウォーターバラスト底面に設けられた複数の孔から
も取水することができるので、迅速な安定性を図ること
ができる。
側のウォーターバラスト底面に設けられた複数の孔から
も取水することができるので、迅速な安定性を図ること
ができる。
【0042】請求項8に記載のボートによれば、ラム圧
を利用してバラスト水をより迅速に排出させることがで
きる。
を利用してバラスト水をより迅速に排出させることがで
きる。
【0043】請求項9に記載のボートによれば、原動機
の排気を利用してバラスト水をより迅速に排出させるこ
とができる。
の排気を利用してバラスト水をより迅速に排出させるこ
とができる。
【0044】請求項10に記載のボートによれば、送風
装置の空気を利用してバラスト水をより迅速に排出させ
ることができる。
装置の空気を利用してバラスト水をより迅速に排出させ
ることができる。
【0045】請求項11記載のボートによれば、ステッ
プ船の段差によって形成される船底毎に前記ウォーター
バラスト及び取水/排水口を設けるようにしているの
で、取水や排水が迅速に行われ、減速時や静止時の横方
向の安定性を迅速に図ることができる。
プ船の段差によって形成される船底毎に前記ウォーター
バラスト及び取水/排水口を設けるようにしているの
で、取水や排水が迅速に行われ、減速時や静止時の横方
向の安定性を迅速に図ることができる。
【0046】請求項12に記載のボートによれば、ウォ
ーターバラストを船体中心線の左右に設けることによ
り、船体中心線部分とその左右部分がそれぞれ船となり
横安定性に優れた三胴船と同じような浮力を得ることが
できる。
ーターバラストを船体中心線の左右に設けることによ
り、船体中心線部分とその左右部分がそれぞれ船となり
横安定性に優れた三胴船と同じような浮力を得ることが
できる。
【図1】実施例に係るボートの斜視図である。
【図2】同ボートの正面図である。
【図3】図2に示す船体中央部のA−A線横断面図であ
る。
る。
【図4】変形例に係るウォーターバラストを備えたボー
トの横断面図である。
トの横断面図である。
【図5】図2に示すB−B線縦断面図である。
【図6】船底に対するウォーターバラスト底面の取付構
造を示す要部拡大断面図である。
造を示す要部拡大断面図である。
【図7】ボートの滑走時の吃水線を示す説明図である。
【図8】ボートの静止時の吃水線を示す説明図である。
【図9】変形例に係るウォーターバラスト底面を示すボ
ートの斜視図である。
ートの斜視図である。
【図10】図9に示したウォーターバラスト底面の作用
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図11】他の実施例に係るボートの底面から見た斜視
図である。
図である。
【図12】図11に示したボートの作用を説明する説明
図である。
図である。
【図13】他の実施例に係るボートの横断面図である。
1 ボート 2 船体中心線 3 船尾部 4 船首部 5 ウォーターバラスト 6 船底 7 取水/排水口 8 ボルト 9 船体中央部 10 船体 11 左舷 12 右舷 30 原動機取付部 40 連通管 41 ラム圧孔 50 ウォーターバラスト上面 51 ウォーターバラスト左側面 52 ウォーターバラスト右側面 53 開口部 54 ウォーターバラスト底面 55 孔 100 ステップ船 101 段差
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
Claims (12)
- 【請求項1】 速度の減速に従って水が流入し、速度の
加速に従って水が排出するウォーターバラストを備えた
ボートにおいて、 速度の減速に従って、船体中心線に直交する方向に浮力
が分かれて作用するウォーターバラストを設けたことを
特徴とするウォーターバラスト付きボート。 - 【請求項2】 ウォーターバラストを船体中心線に沿っ
て設けることにより、速度の減速に従って双胴船と同じ
ような浮力を受けることを特徴とする請求項1に記載の
ウォーターバラスト付きボート。 - 【請求項3】 速度の減速に従って水が流入し、速度の
加速に従って水が排出するウォーターバラストを備えた
ボートにおいて、 前記ウォーターバラストは、船体中心線に沿う前後方向
に細長いウォーターバラスト上面と、該ウォーターバラ
スト上面の左右両縁からそれぞれ船底に向けて立下がっ
たウォーターバラスト左右両側面と、それらのウォータ
ーバラスト左右両側面及び前記ウォーターバラスト上面
からなる下開き溝の開口部を覆うウォーターバラスト底
面とから構成されていることを特徴とするウォーターバ
ラスト付きボート。 - 【請求項4】 前記ウォーターバラスト左右両側面及び
前記ウォーターバラスト上面は船体と一体に構成し、一
方、ウォーターバラスト底面は船体と別体に構成したこ
とを特徴とする請求項3に記載のウォーターバラスト付
きボート。 - 【請求項5】 前記ウォーターバラスト左右両側面と前
記ウォーターバラスト上面とからなる下開き溝の開口部
に対し、ウォーターバラスト底面を着脱自在に取付けた
ことを特徴とする請求項4に記載のウォーターバラスト
付きボート。 - 【請求項6】 前記ウォーターバラスト底面は、前記下
開き溝の開口部に対し、間隙を備えて取付けられている
ことを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記
載のウォーターバラスト付きボート。 - 【請求項7】 船尾部側のウォーターバラスト底面に
は、複数の孔が設けられていることを特徴とする請求項
3乃至請求項6のいずれかに記載のウォーターバラスト
付きボート。 - 【請求項8】 前記ウォーターバラストに対しラム圧を
作用させるラム圧孔を船首部に設けたことを特徴とする
請求項3乃至請求項7のいずれかに記載のウォーターバ
ラスト付きボート。 - 【請求項9】 前記ウォーターバラストに船舶推進用原
動機の排気を導入したことを特徴とする請求項3乃至請
求項8のいずれかに記載のウォーターバラスト付きボー
ト。 - 【請求項10】 前記ウォーターバラストに送風装置か
らの空気を導入したことを特徴とする請求項3乃至請求
項9のいずれかに記載のウォーターバラスト付きボー
ト。 - 【請求項11】 船底に設けられた段差によりステップ
状の船底を備えたステップ船であって、各船底に前記ウ
ォーターバラストを設け、船尾部及び前記段差にそれぞ
れ取水/排水口を設けたことを特徴とする請求項乃至3
乃至請求項10のいずれかに記載のウォーターバラスト
付きボート。 - 【請求項12】 ウォーターバラストを船体中心線の左
右にそれぞれ設けることにより、速度の減速に従って三
胴船と同じような浮力を受けることを特徴とする請求項
1に記載のウォーターバラスト付きボート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6319418A JP2859148B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ウォーターバラスト付きボート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6319418A JP2859148B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ウォーターバラスト付きボート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08150990A true JPH08150990A (ja) | 1996-06-11 |
| JP2859148B2 JP2859148B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=18109976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6319418A Expired - Fee Related JP2859148B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ウォーターバラスト付きボート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2859148B2 (ja) |
Cited By (7)
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| US3085535A (en) | 1959-08-24 | 1963-04-16 | Hunt Ind Inc | Boat hull |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6319418A patent/JP2859148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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