JPH08152575A - 光ビーム偏向器 - Google Patents
光ビーム偏向器Info
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- JPH08152575A JPH08152575A JP1277395A JP1277395A JPH08152575A JP H08152575 A JPH08152575 A JP H08152575A JP 1277395 A JP1277395 A JP 1277395A JP 1277395 A JP1277395 A JP 1277395A JP H08152575 A JPH08152575 A JP H08152575A
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- piezoelectric element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構造が簡素で、組立も容易な小型化および低コ
スト化が実現できる高速応答性が良い、さらにはビーム
シフト問題が解消された光ビーム偏向器を提供する。 【構成】一定方向に進行する光ビームを反射によりその
方向を変える反射板を備えた光ビーム偏向器において、
前記光ビームを反射する反射ミラーを有する反射板と前
記反射ミラーを駆動する1つの圧電素子と、前記圧電素
子の変位を前記反射ミラーに拡大・伝達し、反射板の回
転軸つまり、回転中心を、反射部の中央に持ち反射ミラ
ー表面の中央を回転中心として反射ミラーの反射面が回
動するように変位拡大・伝達機構を備えており、あるい
はさらに反射ミラーの回転中心が反射ミラー表面の面内
に位置するよう設けたことを特徴とする。
スト化が実現できる高速応答性が良い、さらにはビーム
シフト問題が解消された光ビーム偏向器を提供する。 【構成】一定方向に進行する光ビームを反射によりその
方向を変える反射板を備えた光ビーム偏向器において、
前記光ビームを反射する反射ミラーを有する反射板と前
記反射ミラーを駆動する1つの圧電素子と、前記圧電素
子の変位を前記反射ミラーに拡大・伝達し、反射板の回
転軸つまり、回転中心を、反射部の中央に持ち反射ミラ
ー表面の中央を回転中心として反射ミラーの反射面が回
動するように変位拡大・伝達機構を備えており、あるい
はさらに反射ミラーの回転中心が反射ミラー表面の面内
に位置するよう設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビーム走査装置に係
わり、特には光記録媒体上に光ビームを収束・照射させ
てまたこれを走査することにより情報記録を行う画像形
成装置や光学装置等での光走査に適用が可能な光ビーム
偏向器に関する。
わり、特には光記録媒体上に光ビームを収束・照射させ
てまたこれを走査することにより情報記録を行う画像形
成装置や光学装置等での光走査に適用が可能な光ビーム
偏向器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機,レーザビームプリンタ
などの光走査記録装置や、あるいは光走査読み取り装
置,光通信装置など光学系を応用した色々な機器が、様
々な分野で普及している。これらの機器では光ビームを
走査させる手段として、ポリゴンスキャナやガルバノメ
ータ等の機械式光ビーム偏向器や、この他にも電気光学
素子(略称EOD),音響光学素子(略称AOD)など
の電気式偏向器等が多く用いられている。しかしなが
ら、前者の機械式光ビーム偏向器では、小型化が困難で
偏向速度を上げにくいという問題がある。また、後者の
電気式光ビーム偏向器では、光ビームの偏向角度を大き
く取れないために、光路長を長くすることにより光ビー
ムの移動量を稼ぐことができるようにするために、装置
自体が大型化してしまう問題点と、光減衰が(比較的)
大きくなってしまうという問題がある。
などの光走査記録装置や、あるいは光走査読み取り装
置,光通信装置など光学系を応用した色々な機器が、様
々な分野で普及している。これらの機器では光ビームを
走査させる手段として、ポリゴンスキャナやガルバノメ
ータ等の機械式光ビーム偏向器や、この他にも電気光学
素子(略称EOD),音響光学素子(略称AOD)など
の電気式偏向器等が多く用いられている。しかしなが
ら、前者の機械式光ビーム偏向器では、小型化が困難で
偏向速度を上げにくいという問題がある。また、後者の
電気式光ビーム偏向器では、光ビームの偏向角度を大き
く取れないために、光路長を長くすることにより光ビー
ムの移動量を稼ぐことができるようにするために、装置
自体が大型化してしまう問題点と、光減衰が(比較的)
大きくなってしまうという問題がある。
【0003】近年になって、光ビーム偏向器の小型化と
偏向器寿命を伸ばすことの実現のために、可動部分を必
要とせず高速応答が可能であり挿入損失の小さな方式と
して、小型の圧電アクチュエータを利用した光ビーム偏
向器が注目されている。この場合の圧電アクチュエータ
としては、圧電バイモルフ、ユニモルフ、すべり振動を
応用した積層圧電素子やピエゾ素子等がある。そしてこ
れらの応用例の多くは、圧電素子の変位量で直接反射ミ
ラーを偏向する方式(以下では、「直接駆動方式」と称
する)が用いられる。一般に、圧電素子の変位量は数μ
m〜数十μm程度の小ささである為、この直接駆動方式
の場合には、大きな偏向角度を得るということは、従来
の技術と比較して必然的に圧電素子のよりいっそうの大
型化を招いてしまうことになる。
偏向器寿命を伸ばすことの実現のために、可動部分を必
要とせず高速応答が可能であり挿入損失の小さな方式と
して、小型の圧電アクチュエータを利用した光ビーム偏
向器が注目されている。この場合の圧電アクチュエータ
としては、圧電バイモルフ、ユニモルフ、すべり振動を
応用した積層圧電素子やピエゾ素子等がある。そしてこ
れらの応用例の多くは、圧電素子の変位量で直接反射ミ
ラーを偏向する方式(以下では、「直接駆動方式」と称
する)が用いられる。一般に、圧電素子の変位量は数μ
m〜数十μm程度の小ささである為、この直接駆動方式
の場合には、大きな偏向角度を得るということは、従来
の技術と比較して必然的に圧電素子のよりいっそうの大
型化を招いてしまうことになる。
【0004】図3に示すように、反射ミラーの回転中心
(支点)を反射ミラーの一端に持ち、反射ミラーのもう
一方の端を圧電素子で変位させるとした場合には、圧電
素子の変位量をミリメートル単位のオーダーまで増やさ
なければならない。また同図で、圧電素子の変位により
反射ミラーが矢印dのように移動すると、入射ビームの
ミラー面での反射位置はZ0からZ1に移動するので、
結果として光路差lが生じるビームシフトが発生するこ
とが知られている。従って、偏向器の前に光学レンズ系
を配置した形式(一般に「ポストオブジェクトタイプ」
と称される。)の光ビーム走査装置の偏向器では、この
ビームシフトが焦点位置ズレを発生させることになるの
で問題となってくる。
(支点)を反射ミラーの一端に持ち、反射ミラーのもう
一方の端を圧電素子で変位させるとした場合には、圧電
素子の変位量をミリメートル単位のオーダーまで増やさ
なければならない。また同図で、圧電素子の変位により
反射ミラーが矢印dのように移動すると、入射ビームの
ミラー面での反射位置はZ0からZ1に移動するので、
結果として光路差lが生じるビームシフトが発生するこ
とが知られている。従って、偏向器の前に光学レンズ系
を配置した形式(一般に「ポストオブジェクトタイプ」
と称される。)の光ビーム走査装置の偏向器では、この
ビームシフトが焦点位置ズレを発生させることになるの
で問題となってくる。
【0005】そこで、圧電素子を利用した形状寸法が小
さく、しかも比較的大きな偏向角度を得る変位量拡大機
構が備え付けられたビームシフトを発生させない構造の
小型の偏向器が提案されている。この例としては、例え
ば特開平2−11287号公報に示される光ビーム偏向
器がある。図4に示すようにこの光ビーム偏向器は、偏
向ミラー51、変位拡大機構および直動から回転変換機
構としてのボールスクリュウ52、圧電アクチュエータ
53、あるいは位置センサー54等で構成されている。
さく、しかも比較的大きな偏向角度を得る変位量拡大機
構が備え付けられたビームシフトを発生させない構造の
小型の偏向器が提案されている。この例としては、例え
ば特開平2−11287号公報に示される光ビーム偏向
器がある。図4に示すようにこの光ビーム偏向器は、偏
向ミラー51、変位拡大機構および直動から回転変換機
構としてのボールスクリュウ52、圧電アクチュエータ
53、あるいは位置センサー54等で構成されている。
【0006】圧電アクチュエータ53は、図示されてい
ないコントローラからの指令信号によって作動されるも
のであり、入力された指令信号に対応する直動変位(矢
印A方向)を発生する。かかる圧電アクチュエータ53
は、フランジ55に当接している。フランジ55は、ボ
ールスクリュウ52と一体的に構成されている。フラン
ジ55には、孔59が形成されており、この孔59に案
内軸58が貫通している。
ないコントローラからの指令信号によって作動されるも
のであり、入力された指令信号に対応する直動変位(矢
印A方向)を発生する。かかる圧電アクチュエータ53
は、フランジ55に当接している。フランジ55は、ボ
ールスクリュウ52と一体的に構成されている。フラン
ジ55には、孔59が形成されており、この孔59に案
内軸58が貫通している。
【0007】従って、圧電アクチュエータ53のA方向
への変位にともないボールスクリュウ52もA方向に移
動する。シャフト57には、ボールねじ溝56が形成さ
れており、このボールねじ溝56に多数のボールを介し
てボールスクリュウ52が嵌合している。ボールスクリ
ュウ52は、圧電アクチュエータ53の直動変位を回転
変位に変換し且つ拡大するものであり、圧電アクチュエ
ータ53がA方向に移動すると、これにともないシャフ
ト57が回転する。シャフト57は、ベアリング60,
61によって装置本体62に軸支され、さらにシャフト
57には偏向ミラー51の回転軸63に結合されてい
る。そしてその偏向ミラー51の回転によって、図示し
ないレーザ光源から入射されたレーザ光が偏向,走査さ
れるものが記載されている。
への変位にともないボールスクリュウ52もA方向に移
動する。シャフト57には、ボールねじ溝56が形成さ
れており、このボールねじ溝56に多数のボールを介し
てボールスクリュウ52が嵌合している。ボールスクリ
ュウ52は、圧電アクチュエータ53の直動変位を回転
変位に変換し且つ拡大するものであり、圧電アクチュエ
ータ53がA方向に移動すると、これにともないシャフ
ト57が回転する。シャフト57は、ベアリング60,
61によって装置本体62に軸支され、さらにシャフト
57には偏向ミラー51の回転軸63に結合されてい
る。そしてその偏向ミラー51の回転によって、図示し
ないレーザ光源から入射されたレーザ光が偏向,走査さ
れるものが記載されている。
【0008】この光ビーム偏向器では、図5、図6に示
すように、ミラー51、変位拡大機構としての差動増幅
器40、レバー41、圧電アクチュエータ53、反力バ
ネ42、位置センサ54、ブラケット43等で構成され
たものも提案されている。圧電アクチュエータ53は、
矢印B方向への直動変位を発生するもので、ピン44を
介してレバー41に当接している。レバー41は、軸4
5に固定され、軸45を中心に回転自在となっており、
その側面にL字状のブラケット43が取り付けられてい
る。軸45は、差動増幅器40の入力軸となっている。
また、レバー41にはピストン46を介して反力バネ4
2の力が矢印C方向に作用しており、レバー41は圧電
アクチュエータ53の変位によって反時計方向に回転す
る力を受けると共に、バネ42の反力によって時計方向
に回転する力を受けている。すなわち、レバー41は、
圧電アクチュエータ53の直動変位を回転変位に変換
し、差動増幅器40によって変位を大きな増幅率で増幅
するようにしたものである。
すように、ミラー51、変位拡大機構としての差動増幅
器40、レバー41、圧電アクチュエータ53、反力バ
ネ42、位置センサ54、ブラケット43等で構成され
たものも提案されている。圧電アクチュエータ53は、
矢印B方向への直動変位を発生するもので、ピン44を
介してレバー41に当接している。レバー41は、軸4
5に固定され、軸45を中心に回転自在となっており、
その側面にL字状のブラケット43が取り付けられてい
る。軸45は、差動増幅器40の入力軸となっている。
また、レバー41にはピストン46を介して反力バネ4
2の力が矢印C方向に作用しており、レバー41は圧電
アクチュエータ53の変位によって反時計方向に回転す
る力を受けると共に、バネ42の反力によって時計方向
に回転する力を受けている。すなわち、レバー41は、
圧電アクチュエータ53の直動変位を回転変位に変換
し、差動増幅器40によって変位を大きな増幅率で増幅
するようにしたものである。
【0009】またこれらとは別の従来の技術として特開
平4−255919号公報に示されるものがある。それ
は図7に示すように、光学ヘッドアクチュエータに用い
られるガルバノミラー110は、光ビームを偏向させる
反射ミラー101が連結部102に連設されたアーム1
03および104のそれぞれの支点A,Bで支持され、
前記アーム103および104の駆動により変位するよ
うになっている。前記連結部102とアーム103およ
び104とはそれぞれ弾性ヒンジ103a,104aを
介して連結され、これらの弾性ヒンジ103a,104
aを中心にして、アーム103および104がそれぞれ
回動可能に構成されている。
平4−255919号公報に示されるものがある。それ
は図7に示すように、光学ヘッドアクチュエータに用い
られるガルバノミラー110は、光ビームを偏向させる
反射ミラー101が連結部102に連設されたアーム1
03および104のそれぞれの支点A,Bで支持され、
前記アーム103および104の駆動により変位するよ
うになっている。前記連結部102とアーム103およ
び104とはそれぞれ弾性ヒンジ103a,104aを
介して連結され、これらの弾性ヒンジ103a,104
aを中心にして、アーム103および104がそれぞれ
回動可能に構成されている。
【0010】また、連結部102の内側には、電圧を印
加することによって長手方向に伸縮する固体変位素子と
しての圧電素子105が設けられ、この圧電素子105
の上端部に前記アーム103および104に弾性ヒンジ
103b,104bを介して連結された伝達部106
a,106bが前記圧電素子105の伸縮に応じて変位
するように接続されている。また、前記アーム103お
よび104、伝達部106a,106b、弾性ヒンジ1
03a,103b,104a,104bは、連結部10
2によって一体の部品となっており、これらにより変位
拡大・伝達機構が構成されている。
加することによって長手方向に伸縮する固体変位素子と
しての圧電素子105が設けられ、この圧電素子105
の上端部に前記アーム103および104に弾性ヒンジ
103b,104bを介して連結された伝達部106
a,106bが前記圧電素子105の伸縮に応じて変位
するように接続されている。また、前記アーム103お
よび104、伝達部106a,106b、弾性ヒンジ1
03a,103b,104a,104bは、連結部10
2によって一体の部品となっており、これらにより変位
拡大・伝達機構が構成されている。
【0011】前記反射ミラー101は、例えば、図8に
示すような支持機構でも支持される。前記支持点A,B
にそれぞれ弾性ヒンジ107a,107bが設けられ、
この弾性ヒンジ107a,107bを介して、アーム1
03および104とミラー台108とが連設され、この
ミラー台108上に反射ミラー101が配設されてい
る。前記アーム103および104の駆動により、ミラ
ー台108および反射ミラー101が変形することな
く、弾性ヒンジ107a,107bのみが回動し、反射
ミラー101が変位するようになっており、すなわち、
反射ミラー101が支持点A,Bで支持され、駆動され
るようになっている。これにより、反射ミラー101
は、図7に示すような架空の回転軸O中心に回動し、記
録媒体面に照射される光ビーム109を偏向させる光学
ヘッドアクチュエータが知られている。
示すような支持機構でも支持される。前記支持点A,B
にそれぞれ弾性ヒンジ107a,107bが設けられ、
この弾性ヒンジ107a,107bを介して、アーム1
03および104とミラー台108とが連設され、この
ミラー台108上に反射ミラー101が配設されてい
る。前記アーム103および104の駆動により、ミラ
ー台108および反射ミラー101が変形することな
く、弾性ヒンジ107a,107bのみが回動し、反射
ミラー101が変位するようになっており、すなわち、
反射ミラー101が支持点A,Bで支持され、駆動され
るようになっている。これにより、反射ミラー101
は、図7に示すような架空の回転軸O中心に回動し、記
録媒体面に照射される光ビーム109を偏向させる光学
ヘッドアクチュエータが知られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
図4〜図6に示した光ビーム偏向器は、部品点数が多く
且つ摺動部分を含んでいるために、高精度に作成された
部品が必要となってしまうことからコスト高を招いてし
まう。また、これらの光ビーム偏向器は変位の拡大率を
大きくすることから、ハーモニックギアを変位増幅機構
に利用していることからもそのコスト高を招いている。
そして、これらの光ビーム偏向器は機械式であることか
ら、応答速度の改善により得られる効果の程度は、従来
の技術によるものと比較してせいぜい2〜3倍が限度に
ならざるを得ず、高速応答性能を目指す上で問題になっ
ている。
図4〜図6に示した光ビーム偏向器は、部品点数が多く
且つ摺動部分を含んでいるために、高精度に作成された
部品が必要となってしまうことからコスト高を招いてし
まう。また、これらの光ビーム偏向器は変位の拡大率を
大きくすることから、ハーモニックギアを変位増幅機構
に利用していることからもそのコスト高を招いている。
そして、これらの光ビーム偏向器は機械式であることか
ら、応答速度の改善により得られる効果の程度は、従来
の技術によるものと比較してせいぜい2〜3倍が限度に
ならざるを得ず、高速応答性能を目指す上で問題になっ
ている。
【0013】それから、前記の図7および図8に示す光
学ヘッドアクチュエータは、2組の拡大伝達機構をもつ
ために、その作製には2組の拡大伝達機構の間で高精度
の仕上げ加工が要求される。このために、これらの光学
ヘッドアクチュエータは要求品質が高精度になるに従
い、次第に製造に要する期間が増大し、良品の生産も困
難さを増す。その結果、コスト高を招いてしまうという
問題点がある。それから、これらの光学ヘッドアクチュ
エータは、支持点C,Dにおけるミラーの支持、固定す
る部分の製造は容易ではなく、そのうえに光ビームを使
用した描画のような高速応答を必要とする機器には適さ
ないという問題点もある。
学ヘッドアクチュエータは、2組の拡大伝達機構をもつ
ために、その作製には2組の拡大伝達機構の間で高精度
の仕上げ加工が要求される。このために、これらの光学
ヘッドアクチュエータは要求品質が高精度になるに従
い、次第に製造に要する期間が増大し、良品の生産も困
難さを増す。その結果、コスト高を招いてしまうという
問題点がある。それから、これらの光学ヘッドアクチュ
エータは、支持点C,Dにおけるミラーの支持、固定す
る部分の製造は容易ではなく、そのうえに光ビームを使
用した描画のような高速応答を必要とする機器には適さ
ないという問題点もある。
【0014】本発明は従来の技術が抱える前記問題点に
鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところ
は、構造が簡素であり、組立が容易であり、小型・低コ
ストであり、しかも高速応答性にも優れている光ビーム
偏向器を提供することにあり、そして第2の目的は、第
1の目的を満足させた、しかもビームシフトの問題も解
消でること、これら第1と第2の目的を満足することが
実現可能な光ビーム偏向器を提供することにある。
鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところ
は、構造が簡素であり、組立が容易であり、小型・低コ
ストであり、しかも高速応答性にも優れている光ビーム
偏向器を提供することにあり、そして第2の目的は、第
1の目的を満足させた、しかもビームシフトの問題も解
消でること、これら第1と第2の目的を満足することが
実現可能な光ビーム偏向器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明が提供する手段は、まず請求項1に記載してあ
るように、光ビームの方向を反射により変える反射ミラ
ーを備えた光ビーム偏向器において、(イ)反射域の中
央部を回動中心として反射域を回動可能に支持する機構
を持つ反射部、(ロ)該反射部を回動させる駆動源とな
る変位を発生させる圧電素子、(ハ)前記圧電素子に信
号を送信し、圧電素子の変位を制御する圧電素子制御
部、(ニ)該圧電素子の変位を拡大して該反射部に伝達
する変位拡大・伝達機構、以上の(イ)から(ニ)のそ
れぞれを具備することを特徴とする光ビーム偏向器であ
る。。
に本発明が提供する手段は、まず請求項1に記載してあ
るように、光ビームの方向を反射により変える反射ミラ
ーを備えた光ビーム偏向器において、(イ)反射域の中
央部を回動中心として反射域を回動可能に支持する機構
を持つ反射部、(ロ)該反射部を回動させる駆動源とな
る変位を発生させる圧電素子、(ハ)前記圧電素子に信
号を送信し、圧電素子の変位を制御する圧電素子制御
部、(ニ)該圧電素子の変位を拡大して該反射部に伝達
する変位拡大・伝達機構、以上の(イ)から(ニ)のそ
れぞれを具備することを特徴とする光ビーム偏向器であ
る。。
【0016】そして好ましくは、請求項2に記載してあ
るように、前記変位拡大・伝達機構は、アーム状の伝達
部材があり、該伝達部材はそのアームの変位拡大率で分
割された位置に支点を持ち、該伝達部材の一方の端部寄
りに圧電素子が設けられ、該伝達部材の他方の端部側は
前記反射ミラーの一方の端部近傍に接触可能に/又は接
続して設けられてあることを特徴とする請求項1記載の
光ビーム偏向器である。
るように、前記変位拡大・伝達機構は、アーム状の伝達
部材があり、該伝達部材はそのアームの変位拡大率で分
割された位置に支点を持ち、該伝達部材の一方の端部寄
りに圧電素子が設けられ、該伝達部材の他方の端部側は
前記反射ミラーの一方の端部近傍に接触可能に/又は接
続して設けられてあることを特徴とする請求項1記載の
光ビーム偏向器である。
【0017】また好ましくは、請求項3に記載してある
ように、前記変位拡大・伝達機構は、前記反射ミラーの
支持部近傍に圧電素子が直接連設されてあり、その変位
を伝達することにより変位を拡大することを特徴とする
請求項1又は2のいずれかに記載の光ビーム偏向器であ
る。
ように、前記変位拡大・伝達機構は、前記反射ミラーの
支持部近傍に圧電素子が直接連設されてあり、その変位
を伝達することにより変位を拡大することを特徴とする
請求項1又は2のいずれかに記載の光ビーム偏向器であ
る。
【0018】さらに好ましくは、請求項4に記載してあ
るように、前記反射ミラーの端部近傍に、反射ミラーと
支持台とによって挟持されたダンパーを具備することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ビーム
偏向器である。
るように、前記反射ミラーの端部近傍に、反射ミラーと
支持台とによって挟持されたダンパーを具備することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ビーム
偏向器である。
【0019】さらに好ましくは、請求項5記載してある
ように、前記反射ミラーの支持部に歪ゲージが備えてあ
り、検出したそこの変位量データを前記圧電素子制御部
に送信するフィードバック部を具備することを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれかに記載の光ビーム偏向器で
ある。
ように、前記反射ミラーの支持部に歪ゲージが備えてあ
り、検出したそこの変位量データを前記圧電素子制御部
に送信するフィードバック部を具備することを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれかに記載の光ビーム偏向器で
ある。
【0020】あるいは好ましくは請求項6に記載してあ
るように、前記変位拡大・伝達機構は、反射ミラーの固
定台と共に回動する回転軸を持つ伝達部材があり、該回
転軸の中心から外側に向かう半径上であり且つ変位拡大
・伝達機構の変位拡大率により決定される距離に位置す
る箇所に該伝達部材の力点があり、該力点には圧電素子
が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の光ビー
ム偏向器である。
るように、前記変位拡大・伝達機構は、反射ミラーの固
定台と共に回動する回転軸を持つ伝達部材があり、該回
転軸の中心から外側に向かう半径上であり且つ変位拡大
・伝達機構の変位拡大率により決定される距離に位置す
る箇所に該伝達部材の力点があり、該力点には圧電素子
が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の光ビー
ム偏向器である。
【0021】また好ましくは請求項7に記載してあるよ
うに、前記伝達部材の回転軸の回転中心が必ず該反射ミ
ラー表面の面内に位置するよう、該反射ミラーの固定台
を凹型に設けてあることを特徴とする請求項1又は6の
いずれかに記載の光ビーム偏向器である。
うに、前記伝達部材の回転軸の回転中心が必ず該反射ミ
ラー表面の面内に位置するよう、該反射ミラーの固定台
を凹型に設けてあることを特徴とする請求項1又は6の
いずれかに記載の光ビーム偏向器である。
【0022】また好ましくは請求項8に記載してあるよ
うに、前記反射板の両端または一方の端に、反射板と支
持台とによって挟持されたダンパーを具備することを特
徴とする請求項1、6又は7のいずれかに記載の光ビー
ム偏向器である。
うに、前記反射板の両端または一方の端に、反射板と支
持台とによって挟持されたダンパーを具備することを特
徴とする請求項1、6又は7のいずれかに記載の光ビー
ム偏向器である。
【0023】また好ましくは請求項9に記載してあるよ
うに、歪ゲージが前記伝達部材の回転軸の湾曲するねじ
りヒンジ部に備えてあり、これにより検出した変位量デ
ータを前記圧電素子制御部に送信するフィードバック部
を具備することを特徴とする請求項1又は、6乃至8の
いずれかに記載の光ビーム偏向器である。
うに、歪ゲージが前記伝達部材の回転軸の湾曲するねじ
りヒンジ部に備えてあり、これにより検出した変位量デ
ータを前記圧電素子制御部に送信するフィードバック部
を具備することを特徴とする請求項1又は、6乃至8の
いずれかに記載の光ビーム偏向器である。
【0024】また好ましくは請求項10に記載してある
ように、ロードセルが前記圧電素子に重ねて備えてあ
り、これにより検出した圧力データを前記圧電素子制御
部に送信するフィードバック部を具備することを特徴と
する請求項1又は、6乃至9のいずれかに記載の光ビー
ム偏向器である。
ように、ロードセルが前記圧電素子に重ねて備えてあ
り、これにより検出した圧力データを前記圧電素子制御
部に送信するフィードバック部を具備することを特徴と
する請求項1又は、6乃至9のいずれかに記載の光ビー
ム偏向器である。
【0025】また好ましくは請求項11に記載してある
ように、リニアゲージセンサーが前記反射ミラーの固定
台の反射面と相対する面にセンサー先端が接触するよう
に備えてあり、これにより検出した反射ミラーの回転の
変位量データを前記圧電素子制御部に送信するフィード
バック部を具備することを特徴とする請求項1又は、6
乃至10のいずれかに記載の光ビーム偏向器である。
ように、リニアゲージセンサーが前記反射ミラーの固定
台の反射面と相対する面にセンサー先端が接触するよう
に備えてあり、これにより検出した反射ミラーの回転の
変位量データを前記圧電素子制御部に送信するフィード
バック部を具備することを特徴とする請求項1又は、6
乃至10のいずれかに記載の光ビーム偏向器である。
【0026】尚、反射板と支持台の間にダンパーを具備
したことは、起動、停止時の加速、減速による反射板の
振動を抑制し、高速駆動が可能なようにダンピング機構
としての役割を果たしている。加えて、圧電素子は、比
較的大きなヒステリシスを持っているので、反射板の湾
曲する支点部に歪ゲージを備えるか、圧電素子に重ねて
ロードセルを備える、または、反射ミラーの固定台に反
射面と相対する面にセンサー先端を接触させたリニアゲ
ージセンサーを備えたことは、変位量を検出する手段で
あり、この検出信号を制御部にフィードバックすること
で反射ミラーが回動して向かう方向を精度良く制御させ
る役割を果たすためである。
したことは、起動、停止時の加速、減速による反射板の
振動を抑制し、高速駆動が可能なようにダンピング機構
としての役割を果たしている。加えて、圧電素子は、比
較的大きなヒステリシスを持っているので、反射板の湾
曲する支点部に歪ゲージを備えるか、圧電素子に重ねて
ロードセルを備える、または、反射ミラーの固定台に反
射面と相対する面にセンサー先端を接触させたリニアゲ
ージセンサーを備えたことは、変位量を検出する手段で
あり、この検出信号を制御部にフィードバックすること
で反射ミラーが回動して向かう方向を精度良く制御させ
る役割を果たすためである。
【0027】
【作用】変位発生のための圧電素子が反射板の支点の近
傍に直接連結されてその変位を拡大・伝達する変位拡大
・伝達機構によって、反射ミラーを駆動する構成である
ので変位拡大率が大きくとることが出来、さらに変位拡
大・伝達機構が1組のみで済むことによって、小型化が
容易であるので低コスト化が実現できる。
傍に直接連結されてその変位を拡大・伝達する変位拡大
・伝達機構によって、反射ミラーを駆動する構成である
ので変位拡大率が大きくとることが出来、さらに変位拡
大・伝達機構が1組のみで済むことによって、小型化が
容易であるので低コスト化が実現できる。
【0028】また、反射板の支点つまり、回転中心を、
反射板の中央に持ち反射ミラーの表面中心を回転中心と
して反射ミラーの反射面が回動するように構成されてい
るので、光ビームを反射ミラー中心に入射させること
で、光ビームの偏向中心が反射ミラー面上に位置し、反
射板の一端に支点を持つ偏向器のようなミラー面の移動
による光路差を生じない。さらに、反射板と支持台の間
にダンパーを具備し、ダンピング機構を備えることで、
起動・停止時の加速・減速による反射板の振動を抑制
し、高速駆動が可能になる。
反射板の中央に持ち反射ミラーの表面中心を回転中心と
して反射ミラーの反射面が回動するように構成されてい
るので、光ビームを反射ミラー中心に入射させること
で、光ビームの偏向中心が反射ミラー面上に位置し、反
射板の一端に支点を持つ偏向器のようなミラー面の移動
による光路差を生じない。さらに、反射板と支持台の間
にダンパーを具備し、ダンピング機構を備えることで、
起動・停止時の加速・減速による反射板の振動を抑制
し、高速駆動が可能になる。
【0029】加えて、圧電素子は、比較的大きなヒステ
リシスを持っているので、反射板の湾曲する支点部に歪
ゲージを備えるか、圧電素子に重ねてロードセルを備え
る、または、反射ミラーの固定台に反射面と相対する面
にセンサー先端を接触させたリニアゲージセンサーを備
えることで変位量を検出し、検出信号を制御部にフィー
ドバックして反射板の回転角度を制御することができ、
ヒステリシスの影響を受けない光ビーム偏向ができる。
リシスを持っているので、反射板の湾曲する支点部に歪
ゲージを備えるか、圧電素子に重ねてロードセルを備え
る、または、反射ミラーの固定台に反射面と相対する面
にセンサー先端を接触させたリニアゲージセンサーを備
えることで変位量を検出し、検出信号を制御部にフィー
ドバックして反射板の回転角度を制御することができ、
ヒステリシスの影響を受けない光ビーム偏向ができる。
【0030】
<実施例1>図9に示すように、本発明に用いられる光
ビーム偏向器10は、光ビームLBを反射させる反射ミ
ラー1が偏向台2と弾性ヒンジ部3を介して連結された
反射部4上に固着されている。電圧を印加すると長手方
向に伸縮する圧電アクチュエータであるピエゾ素子5が
偏向台2の内部をくり貫いて、このピエゾ素子5の上端
部が反射部4の弾性ヒンジ部3の近傍に配置・接続され
ている。ここで、ピエゾ素子5に電圧を印加し、ピエゾ
素子5が長手方向に伸縮すると、反射部4の固着された
反射ミラー1は弾性ヒンジ部3を支点として回動して光
ビームLBを偏向する。このとき、ピエゾ素子5の上端
部が反射部4の弾性ヒンジ部3の近傍に配置、接続した
ことで変位拡大・伝達機構が形成され、ピエゾ素子5の
数十ミクロンの変位が数度の回動角度となるような支点
である弾性ヒンジ部3と力点であるピエゾ素子5と反射
部4の接続点を設定している。尚、この方式の欠点は、
ミラー1を固着した反射部4の長さを変位拡大のアーム
としているので、変位拡大率が反射部4の大きさに制限
されることである。
ビーム偏向器10は、光ビームLBを反射させる反射ミ
ラー1が偏向台2と弾性ヒンジ部3を介して連結された
反射部4上に固着されている。電圧を印加すると長手方
向に伸縮する圧電アクチュエータであるピエゾ素子5が
偏向台2の内部をくり貫いて、このピエゾ素子5の上端
部が反射部4の弾性ヒンジ部3の近傍に配置・接続され
ている。ここで、ピエゾ素子5に電圧を印加し、ピエゾ
素子5が長手方向に伸縮すると、反射部4の固着された
反射ミラー1は弾性ヒンジ部3を支点として回動して光
ビームLBを偏向する。このとき、ピエゾ素子5の上端
部が反射部4の弾性ヒンジ部3の近傍に配置、接続した
ことで変位拡大・伝達機構が形成され、ピエゾ素子5の
数十ミクロンの変位が数度の回動角度となるような支点
である弾性ヒンジ部3と力点であるピエゾ素子5と反射
部4の接続点を設定している。尚、この方式の欠点は、
ミラー1を固着した反射部4の長さを変位拡大のアーム
としているので、変位拡大率が反射部4の大きさに制限
されることである。
【0031】一方、光ビーム偏向器10の偏向台2の四
隅には、4個のダンパー6a乃至6dが偏向台2の内部
に孔を開けて設けられている。ダンパー6a乃至6dの
一端は、反射部4の外周部に接続されている。ダンパー
6a乃至6dの他の一端は、ピエゾ素子5とともに偏向
台2に平板の剛体である固定台7を固着させることで固
定される。これらのダンパー6a乃至6dは、反射ミラ
ー1がピエゾ素子5の駆動により回動したときの加速、
減速による振動を防止するために設けられている。
隅には、4個のダンパー6a乃至6dが偏向台2の内部
に孔を開けて設けられている。ダンパー6a乃至6dの
一端は、反射部4の外周部に接続されている。ダンパー
6a乃至6dの他の一端は、ピエゾ素子5とともに偏向
台2に平板の剛体である固定台7を固着させることで固
定される。これらのダンパー6a乃至6dは、反射ミラ
ー1がピエゾ素子5の駆動により回動したときの加速、
減速による振動を防止するために設けられている。
【0032】但し、ここではダンパーの数を4個とした
が、本発明では決して4個のみに限定するものではな
く、4個以外の個数であっても全く支障は無い。例え
ば、ダンパーを、反射部の左右両端それぞれ1個を設け
てもよいし、左右3個ずつ設けてもよい。一体型のダン
パーを図面と垂直な方向に左右両端に1つずつ設けるの
もよい。尚、応答性のバランスを考慮すると、反射部の
両端付近のそれぞれにトータルで同等の減衰特性をもつ
ダンパーを設けるのが好ましく、結果的には数は不問で
ある。尚、それから、特に走査速度が遅くてもよい応用
例の場合には、あえてこれらのようなダンパーを設けな
くてもよい。
が、本発明では決して4個のみに限定するものではな
く、4個以外の個数であっても全く支障は無い。例え
ば、ダンパーを、反射部の左右両端それぞれ1個を設け
てもよいし、左右3個ずつ設けてもよい。一体型のダン
パーを図面と垂直な方向に左右両端に1つずつ設けるの
もよい。尚、応答性のバランスを考慮すると、反射部の
両端付近のそれぞれにトータルで同等の減衰特性をもつ
ダンパーを設けるのが好ましく、結果的には数は不問で
ある。尚、それから、特に走査速度が遅くてもよい応用
例の場合には、あえてこれらのようなダンパーを設けな
くてもよい。
【0033】さて、弾性ヒンジ部3の側面には、歪ゲー
ジ8が固着されている。反射ミラー1が弾性ヒンジ部3
を支点として回動すると、弾性ヒンジ部3は変形し、弾
性ヒンジ部3の側面に固着された歪ゲージ8も変形さ
れ、歪ゲージ8が接続されている(図示しない)変形量
検出回路で変形量が回路の応答時間内で計測される。結
果として、この変形量検出回路で検出された(図示しな
い)変形量検出信号を、(同じく図示しない)ピエゾ素
子5の駆動回路にフィードバックすることにより、反射
ミラー1の回動角度を制御できる。この理由から、ピエ
ゾ素子5のヒステリシスの影響を受けずに光ビームを偏
向できる。変形量の検出は、反射部の移動量をリニアゲ
ージで直接に行っても良いし、あるいは圧電素子にロー
ドセル等の圧力センサを設ける方法でも良い。
ジ8が固着されている。反射ミラー1が弾性ヒンジ部3
を支点として回動すると、弾性ヒンジ部3は変形し、弾
性ヒンジ部3の側面に固着された歪ゲージ8も変形さ
れ、歪ゲージ8が接続されている(図示しない)変形量
検出回路で変形量が回路の応答時間内で計測される。結
果として、この変形量検出回路で検出された(図示しな
い)変形量検出信号を、(同じく図示しない)ピエゾ素
子5の駆動回路にフィードバックすることにより、反射
ミラー1の回動角度を制御できる。この理由から、ピエ
ゾ素子5のヒステリシスの影響を受けずに光ビームを偏
向できる。変形量の検出は、反射部の移動量をリニアゲ
ージで直接に行っても良いし、あるいは圧電素子にロー
ドセル等の圧力センサを設ける方法でも良い。
【0034】<実施例2>さて、まず請求項1〜5に記
載した発明に係る一実施例について、図2を用いて説明
する。図2(a)に示すように、偏向部11は、台1
8、弾性ヒンジ部9a,9bおよび反射板4からなり、
変位拡大・伝達機構部12は、支持台13、伝達部1
4、弾性ヒンジ部9c,9d、アーム15からなる。
(図示しない)光ビームLBを反射させる反射ミラー1
は、偏向部11の台18と弾性ヒンジ部9a,9bを介
して連結された反射板4上に固着されている。ここで
は、反射ミラー1を固着した反射板4の片方の端(図で
右端部)で支持台13と弾性ヒンジ部9cを介して回動
可能に連結されたアーム15が支持点Aで支持され、前
記アーム15の駆動により反射ミラー1が変位し、弾性
ヒンジ部9a,9bを支点にして反射ミラー1が回動す
るようになっている。
載した発明に係る一実施例について、図2を用いて説明
する。図2(a)に示すように、偏向部11は、台1
8、弾性ヒンジ部9a,9bおよび反射板4からなり、
変位拡大・伝達機構部12は、支持台13、伝達部1
4、弾性ヒンジ部9c,9d、アーム15からなる。
(図示しない)光ビームLBを反射させる反射ミラー1
は、偏向部11の台18と弾性ヒンジ部9a,9bを介
して連結された反射板4上に固着されている。ここで
は、反射ミラー1を固着した反射板4の片方の端(図で
右端部)で支持台13と弾性ヒンジ部9cを介して回動
可能に連結されたアーム15が支持点Aで支持され、前
記アーム15の駆動により反射ミラー1が変位し、弾性
ヒンジ部9a,9bを支点にして反射ミラー1が回動す
るようになっている。
【0035】アーム15の先端部は、L字型に整形され
る。そして、前記伝達部14、アーム15、弾性ヒンジ
部9c,9dは支持台13と一体部品となっており、こ
れによって変位拡大・伝達機構部12が構成されてい
る。また、偏向部11の台18と変位拡大・伝達機構部
12の支持台13との間に、電圧を印加すると長手方向
に伸縮する圧電アクチュエータであるピエゾ素子5が設
けられ、このピエゾ素子5の上端部に前記アーム15に
弾性ヒンジ部9dを介して連結された伝達部14が前記
ピエゾ素子5の伸び/または収縮の変形に応じて変位す
るように接続されている。
る。そして、前記伝達部14、アーム15、弾性ヒンジ
部9c,9dは支持台13と一体部品となっており、こ
れによって変位拡大・伝達機構部12が構成されてい
る。また、偏向部11の台18と変位拡大・伝達機構部
12の支持台13との間に、電圧を印加すると長手方向
に伸縮する圧電アクチュエータであるピエゾ素子5が設
けられ、このピエゾ素子5の上端部に前記アーム15に
弾性ヒンジ部9dを介して連結された伝達部14が前記
ピエゾ素子5の伸び/または収縮の変形に応じて変位す
るように接続されている。
【0036】ここで、ピエゾ素子5に電圧を印加し、ピ
エゾ素子5が長手方向に伸縮すると、その変位は、伝達
部14から弾性ヒンジ部9dを介してアーム15に伝達
される。すると、ピエゾ素子5の伸縮による変位は、弾
性ヒンジ部9cの両側のアームの長さに比例して拡大さ
れ、アーム15は弾性ヒンジ部9cを支点として回動
し、支持点Aで接続された反射板4の固着された反射ミ
ラー1が、弾性ヒンジ部9a,9bを支点として回動し
て光ビームLBを偏向する。平板の剛体である基板17
の上に、偏向台11、変位拡大・伝達機構部12、ピエ
ゾ素子を固定して、偏向器10が形成されるというもの
である。
エゾ素子5が長手方向に伸縮すると、その変位は、伝達
部14から弾性ヒンジ部9dを介してアーム15に伝達
される。すると、ピエゾ素子5の伸縮による変位は、弾
性ヒンジ部9cの両側のアームの長さに比例して拡大さ
れ、アーム15は弾性ヒンジ部9cを支点として回動
し、支持点Aで接続された反射板4の固着された反射ミ
ラー1が、弾性ヒンジ部9a,9bを支点として回動し
て光ビームLBを偏向する。平板の剛体である基板17
の上に、偏向台11、変位拡大・伝達機構部12、ピエ
ゾ素子を固定して、偏向器10が形成されるというもの
である。
【0037】但し、前記の図2を用いて説明した発明に
係る光ビーム偏向器では、反射面が反射ミラーの厚さの
ぶんだけ反射ミラーの回転軸の回転中心から「ズレ」て
しまうことになる。この為に、これだけの発明では、ビ
ームシフトの問題は完全には解消できていないという欠
点を抱えている。
係る光ビーム偏向器では、反射面が反射ミラーの厚さの
ぶんだけ反射ミラーの回転軸の回転中心から「ズレ」て
しまうことになる。この為に、これだけの発明では、ビ
ームシフトの問題は完全には解消できていないという欠
点を抱えている。
【0038】<実施例3>さて、実施例1や実施例2で
示したように、単に請求項1〜5に記載した発明だけで
は前記ビームシフトの問題については、完全には解消で
きていない。そこで、請求項1及び、6〜11の発明に
よりビームシフトの問題も解消するものであり、この発
明に係る他の一実施例について図1を用いて以下に述べ
る。
示したように、単に請求項1〜5に記載した発明だけで
は前記ビームシフトの問題については、完全には解消で
きていない。そこで、請求項1及び、6〜11の発明に
よりビームシフトの問題も解消するものであり、この発
明に係る他の一実施例について図1を用いて以下に述べ
る。
【0039】図1に示すように、本発明に用いられる偏
向器10は、光ビームLBを反射させる反射ミラー1が
偏向台2と偏向台2と両端を締結された回転軸20の弾
性ヒンジ部3a、3bを介して連結された反射板4上に
固着されている。反射板4は、反射板4と一体に製作さ
れた回転軸19に連結され回転軸9に反射板4の回動を
可能とするねじり弾性ヒンジ部3a,3bが形成されて
いる。そして、電圧を印加すると長手方向に伸縮する圧
電アクチュエータであるピエゾ素子5が、偏向台2の台
18上のピエゾ素子フレーム19内部に設けられてい
る。
向器10は、光ビームLBを反射させる反射ミラー1が
偏向台2と偏向台2と両端を締結された回転軸20の弾
性ヒンジ部3a、3bを介して連結された反射板4上に
固着されている。反射板4は、反射板4と一体に製作さ
れた回転軸19に連結され回転軸9に反射板4の回動を
可能とするねじり弾性ヒンジ部3a,3bが形成されて
いる。そして、電圧を印加すると長手方向に伸縮する圧
電アクチュエータであるピエゾ素子5が、偏向台2の台
18上のピエゾ素子フレーム19内部に設けられてい
る。
【0040】ピエゾ素子5の固定及び反射ミラー1の回
転角度の調整は、微調ネジ21によって行われる。この
ピエゾ素子5の上端部は、回転軸20の一方の近傍に設
けられた力点である伝達部14で接続されている。そし
て、回転軸20にピエゾ素子5の変位を伝達する為に設
けられた力点である伝達部14と回転軸20の間は弾性
ヒンジ3cで結合されている。
転角度の調整は、微調ネジ21によって行われる。この
ピエゾ素子5の上端部は、回転軸20の一方の近傍に設
けられた力点である伝達部14で接続されている。そし
て、回転軸20にピエゾ素子5の変位を伝達する為に設
けられた力点である伝達部14と回転軸20の間は弾性
ヒンジ3cで結合されている。
【0041】ここで、図1で明らかなように、反射板4
の反射ミラー1の接合面は、反射ミラー1の厚さ分回転
軸中心からずれて設けられており、回転中心が反射ミラ
ー1の表面になるように構成されている。この結果、反
射ミラー1の反射面の中央を回転中心として光ビームを
偏向するので、ビームシフトは解消される。
の反射ミラー1の接合面は、反射ミラー1の厚さ分回転
軸中心からずれて設けられており、回転中心が反射ミラ
ー1の表面になるように構成されている。この結果、反
射ミラー1の反射面の中央を回転中心として光ビームを
偏向するので、ビームシフトは解消される。
【0042】この様な構成において、ピエゾ素子5に電
圧を印加することによって、ピエゾ素子5が長手方向に
伸縮すると、反射板4の固着された反射ミラー1は回転
軸19の中心を回転中心として回動して光ビームLBを
偏向する。このとき、ピエゾ素子5の上端部が回転軸の
中心から所定の変位拡大率で指定された半径位置に設け
られた伝達部14と接続されたことで変位拡大・伝達機
構が形成され、ピエゾ素子5の数十ミクロンの変位が数
度の回動角度となるよう力点であるピエゾ素子5と反射
板4の伝達部14の回転中心からの距離を設定してい
る。
圧を印加することによって、ピエゾ素子5が長手方向に
伸縮すると、反射板4の固着された反射ミラー1は回転
軸19の中心を回転中心として回動して光ビームLBを
偏向する。このとき、ピエゾ素子5の上端部が回転軸の
中心から所定の変位拡大率で指定された半径位置に設け
られた伝達部14と接続されたことで変位拡大・伝達機
構が形成され、ピエゾ素子5の数十ミクロンの変位が数
度の回動角度となるよう力点であるピエゾ素子5と反射
板4の伝達部14の回転中心からの距離を設定してい
る。
【0043】一方、偏向器10の偏向台2と反射板4の
一方の間には、ダンパー6が設けられている。そのダン
パー6の一端は反射板4に接続されている。そのダンパ
ー6の他の一端は偏向台2に固定される。このダンパー
6は、反射ミラー1がピエゾ素子5の駆動により回動し
たときの加速・減速による振動を防止するために設けら
れている。ここで、ダンパーの数を1としたが、本発明
では決して1個のみに限定するものではなく、複数個を
備えても全く支障はない。例えば、ダンパーを反射板の
左右両端それぞれ1個を設けても良いし、それ以上の個
数でも良い。尚、応答性のバランスを考慮すると、反射
部の両端付近のそれぞれにトータルで同等の減衰特性を
持つダンパーを設けるのが好ましく、結果的には、個数
は不問である。また、特に走査速度が遅くてもよい応用
例の場合には、必ずしもこのようなダンパーを設けなく
てもよい。
一方の間には、ダンパー6が設けられている。そのダン
パー6の一端は反射板4に接続されている。そのダンパ
ー6の他の一端は偏向台2に固定される。このダンパー
6は、反射ミラー1がピエゾ素子5の駆動により回動し
たときの加速・減速による振動を防止するために設けら
れている。ここで、ダンパーの数を1としたが、本発明
では決して1個のみに限定するものではなく、複数個を
備えても全く支障はない。例えば、ダンパーを反射板の
左右両端それぞれ1個を設けても良いし、それ以上の個
数でも良い。尚、応答性のバランスを考慮すると、反射
部の両端付近のそれぞれにトータルで同等の減衰特性を
持つダンパーを設けるのが好ましく、結果的には、個数
は不問である。また、特に走査速度が遅くてもよい応用
例の場合には、必ずしもこのようなダンパーを設けなく
てもよい。
【0044】さて、弾性ヒンジ部3aの側面には歪ゲー
ジ8が固着されている。ピエゾ素子5の伸縮により発生
した変位が伝達部14から弾性ヒンジ部3cを介して回
転軸20に伝達されることで反射ミラー1が弾性ヒンジ
部3a,3bを支点として回動すると、弾性ヒンジ部3
a,3bはねじり変形を受け、弾性ヒンジ部3aの側面
に固着された歪ゲージ8も変形され、(図示しない)歪
ゲージ8が接続された変形量検出回路で変形量が計測さ
れる。この変形量検出回路で検出された(図示しない)
変形量検出信号を(同じく図示しない)ピエゾ素子5の
駆動回路にフィードバックすることで反射ミラー1の回
動角度を制御できる。このことで、ピエゾ素子5のヒス
テリシスの影響を受けずに光ビームを偏向できる。ここ
で、歪ゲージ8は弾性ヒンジ部3aのみならず、弾性ヒ
ンジ部3bにも設けてもよい。
ジ8が固着されている。ピエゾ素子5の伸縮により発生
した変位が伝達部14から弾性ヒンジ部3cを介して回
転軸20に伝達されることで反射ミラー1が弾性ヒンジ
部3a,3bを支点として回動すると、弾性ヒンジ部3
a,3bはねじり変形を受け、弾性ヒンジ部3aの側面
に固着された歪ゲージ8も変形され、(図示しない)歪
ゲージ8が接続された変形量検出回路で変形量が計測さ
れる。この変形量検出回路で検出された(図示しない)
変形量検出信号を(同じく図示しない)ピエゾ素子5の
駆動回路にフィードバックすることで反射ミラー1の回
動角度を制御できる。このことで、ピエゾ素子5のヒス
テリシスの影響を受けずに光ビームを偏向できる。ここ
で、歪ゲージ8は弾性ヒンジ部3aのみならず、弾性ヒ
ンジ部3bにも設けてもよい。
【0045】尚、別の変位量検出手段としては、図1に
示すようにロードセル22をピエゾ素子5に重ねて配設
するものがある。ロードセル22は偏向台2の台18を
くり貫いて組み込まれる。ロードセル22とピエゾ素子
5の固定及び反射ミラー1の回転角度の調整は、微調ネ
ジ21によって行われる。ピエゾ素子5に電圧を印加す
ることでピエゾ素子5の寸法が変化すると伸縮方向への
圧力が変化する。そこで、ロードセル22をピエゾ素子
5に重ねて配設することで、圧力変化として変位量を検
出することができる。
示すようにロードセル22をピエゾ素子5に重ねて配設
するものがある。ロードセル22は偏向台2の台18を
くり貫いて組み込まれる。ロードセル22とピエゾ素子
5の固定及び反射ミラー1の回転角度の調整は、微調ネ
ジ21によって行われる。ピエゾ素子5に電圧を印加す
ることでピエゾ素子5の寸法が変化すると伸縮方向への
圧力が変化する。そこで、ロードセル22をピエゾ素子
5に重ねて配設することで、圧力変化として変位量を検
出することができる。
【0046】さらに、別の変位量検出手段として、リニ
アゲージ23を用いて反射ミラー1の回動による変位を
直接検出する方法がある。図1に示すように、反射板4
の裏面でダンパー6とは反射ミラー1の回転中心の対称
位置にリニアゲージ23を配設して、反射ミラー1の回
動による反射ミラー1の変位を検出してフィードバック
制御するものである。図1では、説明のために3種類の
変位検出手段を1つの光ビーム偏向器に組み込んでいる
が、変位検出手段は、それらのうち1つでよい。
アゲージ23を用いて反射ミラー1の回動による変位を
直接検出する方法がある。図1に示すように、反射板4
の裏面でダンパー6とは反射ミラー1の回転中心の対称
位置にリニアゲージ23を配設して、反射ミラー1の回
動による反射ミラー1の変位を検出してフィードバック
制御するものである。図1では、説明のために3種類の
変位検出手段を1つの光ビーム偏向器に組み込んでいる
が、変位検出手段は、それらのうち1つでよい。
【0047】本発明において、弾性ヒンジ3a,3bに
代えてコイルバネや板バネをもちいて回動可能とし、復
元力を与える手段としても良い。さらに、変位拡大率を
増大させるために、図2(b)に示したアーム構造を組
み入れることも本発明の請求範囲に含まれる。
代えてコイルバネや板バネをもちいて回動可能とし、復
元力を与える手段としても良い。さらに、変位拡大率を
増大させるために、図2(b)に示したアーム構造を組
み入れることも本発明の請求範囲に含まれる。
【0048】
【発明の効果】本発明のうちまず請求項1〜5について
は、変位発生のための圧電素子が反射部の支点近傍に直
接連結されてあり、(i)その変位を拡大・伝達する1
組のみの変位拡大・伝達機構または(ii)圧電素子と反
射部との変位伝達のために中間に支点を持つアームを備
え、そのアームの一方の端に圧電素子が設けられ、他方
は、反射板の一方の端に連結されて、アームの支点位置
による変位拡大率で変位拡大・伝達する1組のみの変位
拡大・伝達機構のいずれかによって、反射ミラーを駆動
する構成であり、この為に大きな変位拡大率を達成出来
る。しかもこれは小型化が容易であるので、低コスト化
も実現できる。
は、変位発生のための圧電素子が反射部の支点近傍に直
接連結されてあり、(i)その変位を拡大・伝達する1
組のみの変位拡大・伝達機構または(ii)圧電素子と反
射部との変位伝達のために中間に支点を持つアームを備
え、そのアームの一方の端に圧電素子が設けられ、他方
は、反射板の一方の端に連結されて、アームの支点位置
による変位拡大率で変位拡大・伝達する1組のみの変位
拡大・伝達機構のいずれかによって、反射ミラーを駆動
する構成であり、この為に大きな変位拡大率を達成出来
る。しかもこれは小型化が容易であるので、低コスト化
も実現できる。
【0049】また、反射部の支点つまり回転中心を反射
部の中央に持ち、反射ミラーの中心を回転中心として反
射ミラーの反射面が回動するように構成されているの
で、光ビームを反射ミラー中心に入射させてやることに
より、光ビームの偏向中心を反射ミラー面上に位置させ
ることが出来、しかも反射部の一端に支点を持つ前記の
光ビーム偏向器のように、ミラー面の移動により生じる
ビームシフトを生じたりしない。
部の中央に持ち、反射ミラーの中心を回転中心として反
射ミラーの反射面が回動するように構成されているの
で、光ビームを反射ミラー中心に入射させてやることに
より、光ビームの偏向中心を反射ミラー面上に位置させ
ることが出来、しかも反射部の一端に支点を持つ前記の
光ビーム偏向器のように、ミラー面の移動により生じる
ビームシフトを生じたりしない。
【0050】さらに、反射ミラーがピエゾ素子の駆動に
より回動したときの加速・減速による振動を防止するた
めに、ダンパーが反射部の縁に設けられているので、ダ
ンピングを改善でき、応答性の向上もできるという効果
がある。それから、ピエゾ素子が偏向台の内部をくり貫
いて、このピエゾ素子の上端部が反射部の弾性ヒンジ部
の近傍に配置、接続されて変位を伝達する構成では、構
造が簡素であり、低コスト化も達成できる。
より回動したときの加速・減速による振動を防止するた
めに、ダンパーが反射部の縁に設けられているので、ダ
ンピングを改善でき、応答性の向上もできるという効果
がある。それから、ピエゾ素子が偏向台の内部をくり貫
いて、このピエゾ素子の上端部が反射部の弾性ヒンジ部
の近傍に配置、接続されて変位を伝達する構成では、構
造が簡素であり、低コスト化も達成できる。
【0051】また、一体構成の支持台、伝達部、弾性ヒ
ンジ部そしてアームからなる変位拡大・伝達機構部、こ
れらが偏向部とは別個に独立して、偏向部の中央部が
(コの字型に)くり貫かれた空間内に配置されてあり、
そのうえで反射部を駆動する構成によると、反射ミラー
の大きさに制限されることなく変位拡大率が設定でき
る。
ンジ部そしてアームからなる変位拡大・伝達機構部、こ
れらが偏向部とは別個に独立して、偏向部の中央部が
(コの字型に)くり貫かれた空間内に配置されてあり、
そのうえで反射部を駆動する構成によると、反射ミラー
の大きさに制限されることなく変位拡大率が設定でき
る。
【0052】それから、圧電素子は比較的大きなヒステ
リシスを持っているので、反射部の湾曲する支点域には
歪ゲージを備えておき、これにより支点部に変位量を検
出させ、その検出信号を制御部にフィードバックしてや
ることによって、反射板の回転角度を精度よく制御する
ことができ、ヒステリシスの影響を受けない(若しくは
その影響が少ない)光ビーム偏向を可能にする効果があ
る。総じて以上のことから、本発明によると、簡素な構
造であり、組立も容易であり、小型で低コストであり、
しかも高速応答性も実現できる光ビーム偏向器を提供す
ることが出来た。
リシスを持っているので、反射部の湾曲する支点域には
歪ゲージを備えておき、これにより支点部に変位量を検
出させ、その検出信号を制御部にフィードバックしてや
ることによって、反射板の回転角度を精度よく制御する
ことができ、ヒステリシスの影響を受けない(若しくは
その影響が少ない)光ビーム偏向を可能にする効果があ
る。総じて以上のことから、本発明によると、簡素な構
造であり、組立も容易であり、小型で低コストであり、
しかも高速応答性も実現できる光ビーム偏向器を提供す
ることが出来た。
【0053】次に、本発明のうち請求項1及び、請求項
6〜11によると、変位発生のための圧電素子が反射板
の回転中心近傍に直接連結されてあり、その変位を拡大
・伝達する1組のみの変位拡大・伝達機構によって、反
射ミラーを駆動する構成であり、このために大きな変位
拡大率が達成できる。しかもこれは小型化が容易である
ので、低コスト化も実現できる。
6〜11によると、変位発生のための圧電素子が反射板
の回転中心近傍に直接連結されてあり、その変位を拡大
・伝達する1組のみの変位拡大・伝達機構によって、反
射ミラーを駆動する構成であり、このために大きな変位
拡大率が達成できる。しかもこれは小型化が容易である
ので、低コスト化も実現できる。
【0054】また、反射回転軸つまり、回転中心を、反
射板の中央に持ち反射ミラー表面の中央を回転中心とし
て反射ミラーの反射面が回動するように構成されている
ので、光ビームを反射ミラー中心に入射させることによ
り、光ビームの偏向中心を反射ミラー面上に位置させる
ことができ、しかも反射部の一端に支点を持つ偏向器の
ようなミラー面の移動によるビームシフトを生じたりし
ない。
射板の中央に持ち反射ミラー表面の中央を回転中心とし
て反射ミラーの反射面が回動するように構成されている
ので、光ビームを反射ミラー中心に入射させることによ
り、光ビームの偏向中心を反射ミラー面上に位置させる
ことができ、しかも反射部の一端に支点を持つ偏向器の
ようなミラー面の移動によるビームシフトを生じたりし
ない。
【0055】さらに、反射ミラーがピエゾ素子の駆動に
より回動したときの加速、減速による振動を防止するた
めに、ダンパーが反射板の縁に設けられているので、ダ
ンピングを改善でき、応答性の向上もできるという効果
がある。それから、ピエゾ素子が支持体上にフレームで
支持され、このピエゾ素子の上端部が反射板の弾性ヒン
ジ部の近傍に配置、接続されて変位を伝達する構成で
は、構造が簡素であり、低コスト化ができる。
より回動したときの加速、減速による振動を防止するた
めに、ダンパーが反射板の縁に設けられているので、ダ
ンピングを改善でき、応答性の向上もできるという効果
がある。それから、ピエゾ素子が支持体上にフレームで
支持され、このピエゾ素子の上端部が反射板の弾性ヒン
ジ部の近傍に配置、接続されて変位を伝達する構成で
は、構造が簡素であり、低コスト化ができる。
【0056】それから、圧電素子は比較的大きなヒステ
リシスを持っているので、反射板の湾曲する支点域に歪
ゲージを備えておき、これにより変位量を検出し、その
検出信号を制御部にフィードバックしてやることによっ
て、反射板の回転角度を精度良く制御することができ、
ヒステリシスの影響を受けない(若しくはその影響が少
ない)光ビーム偏向を可能にする効果がある。
リシスを持っているので、反射板の湾曲する支点域に歪
ゲージを備えておき、これにより変位量を検出し、その
検出信号を制御部にフィードバックしてやることによっ
て、反射板の回転角度を精度良く制御することができ、
ヒステリシスの影響を受けない(若しくはその影響が少
ない)光ビーム偏向を可能にする効果がある。
【0057】総じて本発明によると、簡素な構造であ
り、組立も容易であり、小型で低コストであり、しかも
高速応答性やビームシフト解消も実現できること、これ
らを満たす光ビーム偏向器を提供することができた。
り、組立も容易であり、小型で低コストであり、しかも
高速応答性やビームシフト解消も実現できること、これ
らを満たす光ビーム偏向器を提供することができた。
【図1】本発明の一実施例に係る光ビーム偏向器の概略
の構成を示す説明図である。 (a)光ビーム偏向器10の構成の反射ミラー1側から
の透視図。 (b)光ビーム偏向器10の構成の側面側からの透視
図。
の構成を示す説明図である。 (a)光ビーム偏向器10の構成の反射ミラー1側から
の透視図。 (b)光ビーム偏向器10の構成の側面側からの透視
図。
【図2】本発明の他の一実施例に係る光ビーム偏向器の
概略の構成を示す説明図である。 (a)光ビーム偏向器10の構成の反射ミラー1側から
の透視図。 (b)光ビーム偏向器10の構成の側面側からの透視
図。
概略の構成を示す説明図である。 (a)光ビーム偏向器10の構成の反射ミラー1側から
の透視図。 (b)光ビーム偏向器10の構成の側面側からの透視
図。
【図3】従来の技術に係わるビームシフトの様子を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】従来の技術に係わる光ビーム偏向器の第1の例
について、その機構部の概略を示す説明図である。
について、その機構部の概略を示す説明図である。
【図5】従来の技術に係わる光ビーム偏向器の第2の例
について、その機構部の概略を示す説明図である。
について、その機構部の概略を示す説明図である。
【図6】従来の技術に係わる光ビーム偏向器の第2の例
について、その機構部の概略の構成を示す説明図であ
る。
について、その機構部の概略の構成を示す説明図であ
る。
【図7】従来の技術に係わる光ビーム偏向器の第2の例
について、概略の構成を示す説明図である。
について、概略の構成を示す説明図である。
【図8】従来の技術に係わる光ビーム偏向器の第2の例
について、反射ミラーの支持機構の概略を示す説明図で
ある。
について、反射ミラーの支持機構の概略を示す説明図で
ある。
【図9】本発明の別の一実施例に係る光ビーム偏向器の
概略の構成を示す説明図である。
概略の構成を示す説明図である。
1・・・反射ミラー 2・・・偏向台 3,3a,3b,3c・・・弾性ヒンジ部 4・・・反射板 4’・・・反射部 5・・・ピエゾ素子 6a,6b,6c,6d・・・ダンパー 7・・・固定台 8・・・歪ゲージ LB・・・光ビーム 9a,9b,9c,9d・・・弾性ヒンジ部 10・・・偏向器 11・・・偏向部 12・・・変位拡大・伝達機構部 13・・・支持台 14・・・伝達部 15・・・アーム 16a,16b・・・ダンパー 17・・・基板 18・・・台 19・・・フレーム 20・・・回転軸 21・・・微調ネジ 22・・・ロードセル 23・・・リニアゲージ 40・・・差動増幅機 41・・・レバー 42・・・反力ばね 43・・・ブラケット 45・・・低速入力軸 46・・・ピストン 47・・・高速出力軸 51・・・偏向ミラー 52・・・ボールスクリュウ 53・・・圧電アクチュエータ 54・・・非接触式位置センサ 56・・・ボールねじ溝 57・・・シャフト 58・・・案内軸 59・・・孔 60,61・・・ベアリング 101・・・反射ミラー 102・・・連結部 103,104・・・アーム 103a,103b,104a,104b・・・弾性ヒ
ンジ 105・・・圧電素子 106a,106b・・・伝達部 107a,107b・・・弾性ヒンジ 108・・・ミラー台 109・・・光ビーム 110・・・ガルバノミラー
ンジ 105・・・圧電素子 106a,106b・・・伝達部 107a,107b・・・弾性ヒンジ 108・・・ミラー台 109・・・光ビーム 110・・・ガルバノミラー
Claims (11)
- 【請求項1】光ビームの方向を反射により変える反射ミ
ラーを備えた光ビーム偏向器において、(イ)反射域の
中央部を回動中心として反射域を回動可能に支持する機
構を持つ反射部、(ロ)該反射部を回動させる駆動源と
なる変位を発生させる圧電素子、(ハ)前記圧電素子に
信号を送信し、圧電素子の変位を制御する圧電素子制御
部、(ニ)該圧電素子の変位を拡大して該反射部に伝達
する変位拡大・伝達機構、以上の(イ)から(ニ)のそ
れぞれを具備することを特徴とする光ビーム偏向器。 - 【請求項2】前記変位拡大・伝達機構は、アーム状の伝
達部材があり、該伝達部材はそのアームの変位拡大率で
分割された位置に支点を持ち、該伝達部材の一方の端部
寄りに圧電素子が設けられ、該伝達部材の他方の端部側
は前記反射ミラーの一方の端部近傍に接触可能に/又は
接続して設けられてあることを特徴とする請求項1又は
2のいずれかに記載の光ビーム偏向器。 - 【請求項3】前記変位拡大・伝達機構は、前記反射ミラ
ーの支持部近傍に圧電素子が直接連設されてあり、その
変位を伝達することにより変位を拡大することを特徴と
する請求項1に記載の光ビーム偏向器。 - 【請求項4】前記反射ミラーの端部近傍に、反射ミラー
と支持台とによって挟持されたダンパーを具備すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ビー
ム偏向器。 - 【請求項5】前記反射ミラーの支持部に歪ゲージが備え
てあり、検出したそこの変位量データを前記圧電素子制
御部に送信するフィードバック部を具備することを特徴
とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光ビーム偏向
器。 - 【請求項6】前記変位拡大・伝達機構は、反射ミラーの
固定台と共に回動する回転軸を持つ伝達部材があり、該
回転軸の中心から外側に向かう半径上であり且つ変位拡
大・伝達機構の変位拡大率により決定される距離に位置
する箇所に該伝達部材の力点があり、該力点には圧電素
子が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の光ビ
ーム偏向器。 - 【請求項7】前記伝達部材の回転軸の回転中心が必ず該
反射ミラー表面の面内に位置するよう、該反射ミラーの
固定台を凹型に設けてあることを特徴とする請求項1又
は6のいずれかに記載の光ビーム偏向器。 - 【請求項8】前記反射板の両端または一方の端に、反射
板と支持台とによって挟持されたダンパーを具備するこ
とを特徴とする請求項1、6又は7のいずれかに記載の
光ビーム偏向器。 - 【請求項9】歪ゲージが前記伝達部材の回転軸の湾曲す
るねじりヒンジ部に備えてあり、これにより検出した変
位量データを前記圧電素子制御部に送信するフィードバ
ック部を具備することを特徴とする請求項1又は、6乃
至8のいずれかに記載の光ビーム偏向器。 - 【請求項10】ロードセルが前記圧電素子に重ねて備え
てあり、これにより検出した圧力データを前記圧電素子
制御部に送信するフィードバック部を具備することを特
徴とする請求項1又は、6乃至9のいずれかに記載の光
ビーム偏向器。 - 【請求項11】リニアゲージセンサーが前記反射ミラー
の固定台の反射面と相対する面にセンサー先端が接触す
るように備えてあり、これにより検出した反射ミラーの
回転の変位量データを前記圧電素子制御部に送信するフ
ィードバック部を具備することを特徴とする請求項1又
は、6乃至10のいずれかに記載の光ビーム偏向器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1277395A JPH08152575A (ja) | 1994-09-30 | 1995-01-30 | 光ビーム偏向器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-236470 | 1994-09-30 | ||
| JP23647094 | 1994-09-30 | ||
| JP1277395A JPH08152575A (ja) | 1994-09-30 | 1995-01-30 | 光ビーム偏向器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08152575A true JPH08152575A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=26348437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1277395A Pending JPH08152575A (ja) | 1994-09-30 | 1995-01-30 | 光ビーム偏向器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08152575A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7138748B2 (en) * | 2003-03-31 | 2006-11-21 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Method of enlarging a travel of piezoelectric sensor and MEMS switch employing the same |
| JP2007228782A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ngk Insulators Ltd | 圧電/電歪デバイス |
| JP2014508971A (ja) * | 2011-03-08 | 2014-04-10 | ポステク アカデミー−インダストリー ファウンデイション | ミラーの曲率調整装置及びこれを備えたミラー調整システム |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1277395A patent/JPH08152575A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7138748B2 (en) * | 2003-03-31 | 2006-11-21 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Method of enlarging a travel of piezoelectric sensor and MEMS switch employing the same |
| JP2007228782A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ngk Insulators Ltd | 圧電/電歪デバイス |
| JP2014508971A (ja) * | 2011-03-08 | 2014-04-10 | ポステク アカデミー−インダストリー ファウンデイション | ミラーの曲率調整装置及びこれを備えたミラー調整システム |
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