JPH08154687A - アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤 - Google Patents

アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤

Info

Publication number
JPH08154687A
JPH08154687A JP6332126A JP33212694A JPH08154687A JP H08154687 A JPH08154687 A JP H08154687A JP 6332126 A JP6332126 A JP 6332126A JP 33212694 A JP33212694 A JP 33212694A JP H08154687 A JPH08154687 A JP H08154687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oligomer
residue
rna
oligonucleotide
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6332126A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takaku
洋 高久
Kazuyuki Takai
和幸 高井
Kazumi Hosono
和美 細野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6332126A priority Critical patent/JPH08154687A/ja
Publication of JPH08154687A publication Critical patent/JPH08154687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 核酸分解酵素に抵抗性をもつアンチセンスオ
リゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤を提供する。 【構成】 オリゴヌクレオチドは、ヘアピンループを形
成することができ、ヌクレオチドの少なくとも1つが
2’−O−メチルリボヌクレオチドであり、標的DNA
又はRNAに相補的な配列を含む。 【効果】 標的となるDNA又はRNAとの間に安定し
た塩基対を形成し、生体内に存在するヌクレアーゼの分
解活性に対して抵抗性をもつ。更に、ウイルスの増殖を
阻害することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチセンスオリゴヌ
クレオチド及び抗ウイルス剤に関する。
【0002】
【従来の技術】一本鎖RNAを遺伝子とするレトロウイ
ルスは、宿主細胞内で複製し増殖する寄生体であり、宿
主細胞の働きを利用して増殖に必要なタンパク質を合成
する。レトロウイルスが宿主細胞に感染すると、逆転写
酵素(Reverse Transcriptase;
以下、revタンパク質と称する)の働きによりRNA
からDNAが合成される。後天性免疫不全症候群(AI
DS)を引き起こすHIV(Human Immuno
deficiency Virus)もレトロウイルス
に属し、T4リンパ球を宿主細胞とし、その細胞内で複
製し増殖する。レトロウイルスの代表例として、HIV
のライフサイクルを図1に示す。HIVの親ウイルスが
宿主細胞に吸着すると、ウイルスRNAが逆転写酵素に
より一本鎖DNAに転写され、二本鎖DNAになって染
色体DNAに組み込まれる。このプロウイルスDNA
は、潜伏期間中に宿主の染色体DNAとともに複製され
る。このDNAは様々な機能を有し、何らかの刺激が加
わると、RNAへの転写が行なわれ、HIVの子ウイル
スが発生する。
【0003】従って、宿主細胞のタンパク質合成系にお
いてmRNAからタンパク質が合成されるステップで、
アンチセンスオリゴヌクレオチドを投入し、ウイルス特
異的遺伝子の翻訳を阻害することができれば、特に、H
IVのrevタンパク質をコードするmRNAの部位を
ターゲットとし、その領域に対して相補的なアンチセン
スオリゴヌクレオチドを結合させることができれば、ウ
イルス増殖を効果的に阻止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターゲ
ット遺伝子の特定領域の塩基配列に相補的な塩基配列を
有するだけのアンチセンスオリゴヌクレオチドを生体内
に導入しても、生体内に存在する種々の核酸分解酵素に
より簡単に分解されてしまい、ターゲット遺伝子と結合
する前に消失し、目的とする効果を得ることは事実上不
可能であるか、あるいは極めて困難である。本発明者
は、生体内で安定に存在し、しかもターゲット領域の遺
伝子に結合することのできるアンチセンスオリゴヌクレ
オチドを得るべく鋭意検討した結果、2’−O−メチル
リボヌクレオチドとヘアピンループとを有するオリゴヌ
クレオチドによって、前記の目的を達成することができ
ることを見出した。本発明は、こうした知見に基づくも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、
(1)ヘアピンループを形成することができ、(2)ヌ
クレオチドの少なくとも1つが2’−O−メチルリボヌ
クレオチドであり、(3)標的DNA又はRNAに相補
的な配列を含むことを特徴とするオリゴヌクレオチドに
関する。更に、本発明は、前記のオリゴヌクレオチドを
含むことを特徴とする、抗ウイルス剤にも関する。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のオリゴヌクレオチドは、標的DNA又は標的RN
Aに対して相補的な塩基配列からなるアンチセンス領域
を含むことにより、標的DNA又は標的RNAと結合し
て2本鎖を形成することができる。標的となるDNA又
はRNAは、DNA遺伝子若しくはRNA遺伝子、又は
mRNAの内、本発明のオリゴヌクレオチドと結合させ
てDNA又はRNAの複製、DNAからmRNAへの転
写及び/又はmRNAからタンパク質への翻訳、更には
RNAからDNAへの逆転写を妨害し、それらDNA又
はRNAが有する正常な機能を発揮させないようにされ
る対象となるDNA又はRNAである。
【0007】標的DNAとしては、例えば、DNAウイ
ルス又は癌遺伝子の部分塩基配列を挙げることができ
る。DNAウイルスは、特に限定されず、例えば、ヘル
ペスウイルス、アデノウイルス又はワクシニアウイルス
を挙げることができ、癌遺伝子も特に限定されず、例え
ば、慢性骨髄性白血病を挙げることができる。標的DN
Aとしては、前記DNA遺伝子の部分配列、例えば、タ
ンパク質合成開始コドンAUG近傍の塩基配列を選択す
ることができる。また、標的RNAとしては、例えば、
RNAウイルス、例えば、インフルエンザウイルス、ラ
イノウイルス、ポリオウイルス、HIV、HTLV−1
などのRNA遺伝子の部分塩基配列、例えば、タンパク
質合成開始部位を選択することができる。また、前記D
NA遺伝子からのmRNAや前記RNAウイルスのプロ
ウイルスDNAから転写されるmRNAの全配列又は部
分配列、特にはrevタンパク質をコードするrev領
域又はその部分配列を挙げることができる。
【0008】本発明のオリゴヌクレオチドにおいて、ア
ンチセンス領域を構成する塩基数は特に限定されるもの
ではないが、一般的には15〜30塩基、好ましくは2
0〜28塩基からなる。15塩基よりも少ないと標的D
NA又はRNAと二重鎖を形成することが困難になり、
30塩基よりも多くなると非特異的結合が起き、膜透過
が困難となるからである。標的DNA又はRNAに対す
る相補的塩基配列は、本発明のオリゴヌクレオチド内に
おいて連続して存在する必要はなく、標的DNA又はR
NAと二重鎖を形成することができる限り、非相補的塩
基1又はそれ以上が1又はそれ以上の箇所で相補的塩基
配列内に介在していてもよい。
【0009】本発明のオリゴヌクレオチドは、ヘアピン
ループ構造を形成することができる塩基配列を含む。ヘ
アピンループ構造は、環状一本鎖のループ領域と、その
ループ領域端部から始まる二本鎖のステム領域とからな
る。ヘアピンループ構造は、本発明のオリゴヌクレオチ
ドの5’末端側、3’末端側又は内部領域のいずれの領
域に形成されてもよい。また、ヘアピンループ構造又は
ループ領域は、1つに限らず、複数個形成されてもよ
い。生体内に多く含まれる3’−エキソヌクレアーゼに
対する抵抗性を高めるためには、ヘアピンループ構造は
3’側にあることが好ましい。本発明のオリゴヌクレオ
チドにおけるヘアピンループ構造を構成する塩基数は特
に限定されるものではないが、一般的にはループ領域は
3〜8塩基、好ましくは4〜5塩基からなり、ステム領
域は5〜15塩基対、好ましくは10〜13塩基からな
る。
【0010】本発明によるオリゴヌクレオチドにおいて
は、ヌクレオチドの少なくとも1つが2’−O−メチル
リボヌクレオチドである。「2’−O−メチルリボヌク
レオチド」とは、リボヌクレオチドの糖部分の2’−水
酸基の水素原子をメチル基で置換したものである。その
構造式を、DNA及びRNAと共に図2に示す。図2に
示す2’−O−メチルリボヌクレオチドの構造式中、円
で囲んだ「−OCH3」が置換した部分である。図2に
おいて、各オリゴヌクレオチドの糖部分に結合している
「B」は、どれも塩基を示しているが、2’−O−メチ
ルリボヌクレオチドの構造式に含まれる二重活字の
「B」は、それを含むオリゴヌクレオチドが2’−O−
メチルリボヌクレオチドであることを示している。な
お、後述する図3及び図5において用いる二重活字の
「B」も同じ意味である。前記の2’−O−メチルリボ
ヌクレオチドを導入すると、標的DNA又はRNAとの
結合安定性が向上するので、2個以上の2’−O−メチ
ルリボヌクレオチドを導入することが好ましい。また、
ヘアピンループのステム領域を構成することができるヌ
クレオチドの少なくとも1つが2’−O−メチルリボヌ
クレオチドであることが好ましく、ステム領域の二本鎖
の内の一方の一本鎖をすべて2’−O−メチルリボヌク
レオチドから構成するのが特に好ましい。更に、オリゴ
ヌクレオチドの5’末端が2’−O−メチルリボヌクレ
オチドであると、オリゴヌクレオチドの安定性が向上す
るので、より好ましい。
【0011】更に、本発明のオリゴヌクレオチドにおい
て、各リン酸エステル結合のうち少なくとも1か所にホ
スホロチオエート結合を導入するのが好ましい。ホスホ
ロチオエート結合とは、リン酸ジエステル結合の酸素原
子をイオウ原子で置換したものであり、その構造式を図
2に示す。図2に示すホスホロチオエート結合の構造式
中、円で囲んだ「−S」が、置換した部分である。な
お、図2には、円で囲んだ「−OCH3 」をヌクレオチ
ド中に含む2’−O−メチルリボヌクレオチドにホスホ
ロチオエート結合を導入した例のみを示すが、通常のリ
ボヌクレオチド又はデオキシリボヌクレオチドにホスホ
ロチオエート結合を導入してもよい。ホスホロチオエー
ト結合を導入した部位は、ヌクレアーゼに対する分解抵
抗性が向上するので、ホスホロチオエート結合の導入数
は多いほど好ましく、本発明のオリゴヌクレオチド全体
に導入するのが特に好ましい。
【0012】本発明の好ましいオリゴヌクレオチドは、
式 GmGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCmAmAmAmGmCmCm UmUmAm (式中、Aはアデノシン残基であり、Cはシチジン残基
であり、Gはグアノシン残基であり、Tはチミジン残基
であり、Amは2’−O−メチルアデノシン残基であ
り、Cmは2’−O−メチルシチジン残基であり、Um
は2’−O−メチルウリジン残基であり、Gmは2’−
O−メチルグアノシン残基であり、各ヌクレオシド間の
結合は、ホスホジエステル結合であるかホスホロチオエ
ート結合であるものとする)で表される塩基配列をもつ
オリゴヌクレオチドである。
【0013】本発明のオリゴヌクレオチドは、前記の標
的DNA又はRNAと結合することができ、しかも2’
−O−メチルリボヌクレオチドを含む前記要件を満足す
る限り、デオキシヌクレオシド、リボヌクレオシド、及
び/又はそれらの修飾体から形成することができ、塩基
数は特に限定されるものではないが、一般的には20〜
68塩基、特には30〜59塩基であるのが好ましい。
また、本発明のオリゴヌクレオチドにおいて、アンチセ
ンス領域は、前記のヘアピンループ構造と別個に形成さ
れていてもよく、あるいは、アンチセンス領域の全体又
は一部が、ヘアピンループ構造の全体又は一部と一致し
ていてもよい。特には、アンチセンス領域の末端(好ま
しくは3’末端)に、ステム領域を形成することのでき
る相補的塩基配列を連結した構造が好ましい。
【0014】本発明のオリゴヌクレオチドは、2’−O
−メチルリボヌクレオチド又はホスホロチオエート結合
を導入する部位を除いては、通常のホスホジエステル法
又はホスホトリエステル法、例えば、H−ホスホネート
法、又はホスホロアミダイト法によるDNA/RNA自
動合成機を利用して合成することができる。2’−O−
メチルリボヌクレオチドを有するオリゴヌクレオチド
は、5’−ジメトキシトリチル−2’−O−メチルリボ
ヌクレオシド−3’−〔(2−シアノエチル)−(N,
N−ジイソプロピル)〕─ホスホロアミダイトユニット
を用いて、ホスホロアミダイト法によるDNA/RNA
自動合成機を利用して合成することができる。ホスホロ
チオエート結合を有するオリゴヌクレオチドは、通常の
ポリヌクレオチド合成に用いられる酸化剤である水/ヨ
ウ素/ピリジン溶液の代わりに、15%N,N,N’,
N’−テトラエチルチオラムジスルフィド/アセトニト
リル溶液を用いて合成することができる。
【0015】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
を細胞内に存在させると、例えば、図1に示すように、
宿主細胞の核からウイルスのゲノムRNA(又はDN
A)が放出された場合に、そのゲノムRNA(又はDN
A)にアンチセンスオリゴヌクレオチドが結合し、細胞
質内の酵素によってゲノムRNA(又はDNA)が分解
されるので、子ウイルスの発生を防止することができ
る。また、宿主細胞の染色体DNAに取り込まれたウイ
ルスDNAから転写されたmRNAが、宿主細胞の核か
ら細胞質に放出された場合にも、そのmRNAにアンチ
センスオリゴヌクレオチドが結合し、タンパク質への翻
訳をブロックするか、あるいは細胞質内の酵素によって
mRNAが分解されので、この場合も子ウイルスの発生
を防止することができる。従って、本発明によるアンチ
センスオリゴヌクレオチドを抗ウイルス剤として使用す
ることができる。
【0016】更に、本発明によるアンチセンスオリゴヌ
クレオチドは、(1)標的となるDNA又はRNA(例
えば、mRNA)との間に安定した塩基対を形成するこ
とができ、更に(2)生体内に存在するヌクレアーゼの
分解活性に対して抵抗性をもつので安定である。標的と
なるmRNAとオリゴヌクレオチドとが形成する塩基対
の安定性の指標としては、例えば、融解温度(以下、T
mと称する)を用いることができる。一般に、オリゴヌ
クレオチドをホスホロチオエート型にすると、Tm値は
下がり(後述の実施例2参照)、塩基対の安定性は低下
するが、2’−O−メチルリボヌクレオチドを(好まし
くはステム領域に)導入したオリゴヌクレオチドでは、
Tm値が上昇する。この場合、ホスホロチオエート型で
あっても2’−O−メチルリボヌクレオチドを導入する
ことにより(例えば、図5のオリゴマー6)、相当する
単純なヘアピンループ構造のもの(例えば、図5のオリ
ゴマー2)よりも、Tm値が上昇する。従って、本発明
のオリゴヌクレオチドは、安定した塩基対を形成するこ
とが可能である。
【0017】一方、生体内には種々の酵素が存在する。
例えば、前記の3’エキソヌクレアーゼの他にも、5’
方向から切断するエキソヌクレアーゼや、中ほどから切
断するエンドヌクレアーゼ、更にDNA又はRNAの二
重鎖を認識してDNA又はRNAだけを切断する酵素
(例えば、RNaseH)もある。後述の実施例で示す
ように、本発明のオリゴヌクレオチドは、3’エキソヌ
クレアーゼ(例えば、ヘビ毒ホスホジエステラーゼ、ク
レノウフラグメント)の分解活性に対して抵抗性をも
つ。また、細胞培養などの培地に用いる牛血清には種々
の核酸分解酵素が含まれているが、本発明のオリゴヌク
レオチドは牛血清に対しても抵抗性をもつため、牛血清
を含む培地からオリゴヌクレオチドを細胞に導入するこ
とが可能である。
【0018】更に、アンチセンス核酸法において重要な
作用に、標的となるmRNAに結合して形成される細胞
内のDNA/RNA二重鎖のうち、RNAを特異的に切
断するリボヌクレアーゼ(RNaseH)の働きがあ
る。これを利用すれば、細胞内のタンパク質合成を阻害
し、ウイルスの増殖を防ぐことができる。本発明のオリ
ゴヌクレオチドは、標的RNAと二重鎖を形成し、RN
aseHによる標的RNAの分解活性を有効に利用する
ことができる。また、本発明のオリゴヌクレオチドの抗
HIV活性は、後述の実施例に示すように、非常に高
い。すなわち、本発明のオリゴヌクレオチドは、mRN
Aとの結合力又は安定性が高いことから、他のアンチセ
ンスDNAよりも有効な薬剤となり得る。
【0019】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1:オリゴヌクレオチドの合成 本実施例では、HIVのrevタンパク質をコードする
mRNAに対する6種のアンチセンスオリゴヌクレオチ
ドを合成した。それらの構造を図5に示す。図5におい
て、Aはアデノシン残基であり、Tはチミジン残基であ
り、Gはグアノシン残基であり、Cはシチジン残基であ
り、A、U、G及びCの「二重活字」は、それぞれ2’
−O−メチルリボヌクレオシドであり、sはホスホロチ
オエート結合である。オリゴマー1は、コントロール用
の未修飾のオリゴヌクレオチド(23mer)である
〔配列表の配列番号1の配列を有する〕。オリゴマー2
は、3’側をヘアピンループ状にしてステム領域を10
塩基にした比較用のオリゴヌクレオチド(33mer)
である〔配列表の配列番号2の配列を有する〕。
【0020】オリゴマー3は、オリゴマー1のリン酸ジ
エステル結合の酸素原子部分をイオウ原子で置換したホ
スホロチオエート型の比較用のオリゴヌクレオチド(2
3mer)である〔配列表の配列番号3の配列を有す
る〕。オリゴマー4は、オリゴマー2のリン酸ジエステ
ル結合の酸素原子部分をイオウ原子で置換したホスホロ
チオエート型の比較用のオリゴヌクレオチド(33me
r)である〔配列表の配列番号4の配列を有する〕。オ
リゴマー5は、オリゴマー2のステム領域の3’側1本
鎖を2’−O−メチルリボヌクレオチドから形成したキ
メラ体であり、更に5’末端が2’−O−メチルグアノ
シン残基である、本発明によるオリゴヌクレオチド(3
3mer)である〔配列表の配列番号5の配列を有す
る〕。オリゴマー6は、オリゴマー5のリン酸ジエステ
ル結合の酸素原子部分をイオウ原子で置換したホスホロ
チオエート型の、本発明によるオリゴヌクレオチド(3
3mer)であって、ステム領域の3’側1本鎖を2’
−O−メチルリボヌクレオチドから形成したキメラ体で
あり、更に5’末端が2’−O−メチルグアノシン残基
である〔配列表の配列番号6の配列を有する〕。
【0021】オリゴマー1及びオリゴマー2は、ホスホ
ロアミダイト法によるDNA/RNA自動合成機(AB
I社)を用いて合成した。ホスホロチオエート型のオリ
ゴマー3、オリゴマー4及びオリゴマー6は、通常のポ
リヌクレオチド合成に用いられる酸化剤である水/ヨウ
素/ピリジン溶液の代わりに、15%N,N,N’,
N’−テトラエチルチオラムジスルフィド/アセトニト
リル溶液を用いて合成した。2’−O−メチルリボヌク
レオチドを含むキメラ体であるオリゴマー5及びオリゴ
マー6は、5’−ジメトキシトリチル−2’−O−メチ
ルリボヌクレオシド−3’−〔(2−シアノエチル)−
(N,N−ジイソプロピル)〕−ホスホロアミダイトユ
ニットを用いて、ホスホロアミダイト法によるDNA/
RNA自動合成機(ABI社)により10量体をまず合
成し、その後すぐに、DNA合成用β−シアノエチルホ
スホロアミダイトユニットを用いて、次の22量体を合
成し、最後に、再度5’−ジメトキシトリチル−2’−
O−メチルリボヌクレオシド−3’−〔(2−シアノエ
チル)−(N,N−ジイソプロピル)〕−ホスホロアミ
ダイトユニットを用いて合成した。2’−O−メチルリ
ボヌクレオチドを含むキメラ体オリゴマーの合成法の概
略を図3に示す。図3において、●は固相法の担体であ
り、DMTrはジメトキシトリチル基であり、iPrは
イソプロピル基である。
【0022】実施例2:RNAを用いたオリゴヌクレオ
チドのTm値測定 本実施例においては、標的RNAとアンチセンスオリゴ
ヌクレオチドとにより塩基対を形成させた後、温度を上
昇させて吸光度曲線の極大値を求め、塩基対が剥がれる
温度(Tm値)を指標として塩基対の安定性を評価し
た。HIVプロウイルスDNAから転写されるmRNA
のrevタンパク質をコードする領域を含む45mer
RNAを化学合成し、これを標的とした。標的RNAの
塩基配列を図5に示す。前記実施例1で調製したオリゴ
マー1〜6のそれぞれについて、オリゴマー0.2OD
260 及び標的である45merRNA0.2OD260
を、10mM−Na2 HPO4 及び100mM−NaC
l(pH7.4)から調製した緩衝液0.7mlに加
え、90℃で5分間加熱した後、室温になるまで徐々に
冷却して、よりきれいに塩基対を形成させた。反応液を
UVセルに移し替え、2分間に1℃ずつ温度を上昇させ
ていきながら、UV測定器(島津製作所製UV−220
0A)で波長260nmにおける吸光度を測定した。得
られた吸光度曲線より一次微分を行なって極大値を算出
し、これをTm値とした。温度(℃)と変性度(%)と
の関係を図4に示す。図4において、吸光度曲線1はオ
リゴマー1、吸光度曲線2はオリゴマー2、吸光度曲線
3はオリゴマー3、吸光度曲線4はオリゴマー4、吸光
度曲線5はオリゴマー5、吸光度曲線6はオリゴマー6
のそれぞれの結果を示す。また、図4の吸光度曲線より
算出したTm値を以下の表1に示す。
【0023】
【表1】 アンチセンスオリゴヌクレオチド Tm値(℃) オリゴマー1 60.8 オリゴマー2 51.7 オリゴマー3 49.9 オリゴマー4 40.1 オリゴマー5 70.6 オリゴマー6 60.2
【0024】オリゴマー1及びオリゴマー3、又はオリ
ゴマー2及びオリゴマー4を比較すると、ホスホロチオ
エート結合の導入によりTm値が下がり、塩基対の安定
性が低下することが分かる。ところが、ステム領域に
2’−O−メチルリボヌクレオチドを導入したオリゴマ
ー6は、ホスホロチオエート型であっても、オリゴマー
2に比べ、Tm値が上がっており、2’−O−メチルリ
ボヌクレオチドは、標的RNAとオリゴヌクレオチドと
の塩基対形成の安定化に寄与していることが分かる。
【0025】実施例3:ヘビ毒ホスホジエステラーゼを
用いたオリゴヌクレオチドの耐酵素活性試験 本実施例では、オリゴマーを3’方向から順に切断して
いく3’エキソヌクレアーゼ活性を示す核酸分解酵素と
してヘビ毒ホスホジエステラーゼ(以下、SVPDと称
する)を用いて、核酸分解酵素に対する耐性試験を行な
った。SVPDは、通常の未修飾のオリゴマーであれ
ば、速やかに分解する。前記実施例1で調製したオリゴ
マー1〜6について、10mM−Tris(pH8.
5)、10mM−MgCl2 及び100mM−NaCl
から調製した緩衝液0.5mlに、オリゴマー0.2O
260 を入れ、SVPD(ベーリンガーマンハイム社)
0.025μg(6units)を加えて、37℃で保
温しながら、タイムコースを取った。吸光度は、UV測
定器(島津製作所製UV−2200A)により波長26
0nmで測定した。SVPD添加から1000秒経過後
のオリゴマー1の分解度を100%として、各オリゴマ
ーの分解度を表した。結果を図6に示す。図6におい
て、直線1はオリゴマー1、直線2はオリゴマー2、そ
して直線3−6はオリゴマー3〜6の結果を示す。
【0026】未修飾のオリゴマー1は、時間を追うごと
に、指数関数的に素早く切断された。しかし、オリゴマ
ー2は、未修飾であるが、ヘアピンループを有し、ステ
ム領域が10塩基あるため、抵抗性を示した。オリゴマ
ー3〜6には、全く切断された様子は見当たらなかっ
た。オリゴマー3及び4は、ホスホロチオエート型であ
るために切断されなかった。また、オリゴマー5は、オ
リゴマー2と同じようにステム領域が10塩基あり、
2’−O−メチルリボヌクレオチドを導入したために切
断されなかった。オリゴマー6は、更に、オリゴマー5
のホスホロチオエート型であるので切断されなかった。
【0027】実施例4:ウシ血清を用いたオリゴヌクレ
オチドの耐性試験 オリゴマー1〜6のそれぞれについて、オリゴマー0.
1OD260 (1μl)、10倍濃縮T4キナーゼ緩衝液
1μl、〔γ−32P〕ATP1μl、滅菌水6μl、及
びT4ポリヌクレオチドキナーゼ(東洋紡績社)0.5
μlをチューブに取り、37℃で、30分間反応させ
た。反応終了後、フェノール/クロロホルム10μlを
加えて、水層を抽出し、20%ポリアクリルアミドゲル
電気泳動により切出しを行ない、エタノール沈殿を行な
い、乾燥させて、5’末端に32Pでラベル化したオリゴ
マー1〜6を得た。この5’末端を32Pでラベル化した
オリゴマー1〜6のそれぞれについて、50pmol量
(約1×105 cpm量)を、10%牛血清を含むダル
ベッコ変法イーグル培地(DMEM培地)200μlに
加え、37℃で16時間保温した後、電気泳動(3時
間)を行ない比較した。結果を図7に示す。オリゴマー
1は、痕跡もなく切断されたのに対して、オリゴマー2
〜6は、切断されずに残っていた。前記実施例3のSV
PD耐性試験と同様に、ヘアピン構造をとったり、2’
−O−メチルリボヌクレオチドを導入したり、ホスホロ
チオエート型にすることにより、切断されなくなること
がわかる。
【0028】実施例5:DNAポリメラーゼIを用いた
耐酵素活性試験 前記実施例4で調製した5’末端を32Pでラベル化した
オリゴマー1〜6のそれぞれについて、オリゴマー0.
1pmolとDNAポリメラーゼI(東洋紡績社)0.
5μl(5units)を、50mM−Tris−HC
l(pH7.2)2μl、100mM−MgSO4 2μ
l、1mMジチオトレイトール(以下、DTTと称す
る)2μl、1mg/ml牛血清アルブミン(以下、B
SAと称する。)1μl、及び滅菌水10μlの緩衝液
に溶かし、37℃で反応させた。反応開始から、0分、
30分、60分、90分、120分及び240分毎に、
反応溶液6μlを取り出した。取り出した反応液に、フ
ェノール/クロロホルム10μlを加えて、水層を抽出
し、抽出液を20%ポリアクリルアミドゲルで3時間電
気泳動させた。結果を図8(オリゴマー1及び2)及び
図9(オリゴマー3〜6)に示す。
【0029】未修飾のオリゴマー1は、30分後にはそ
のほとんどが切断された。しかし、ヘアピンループを有
するオリゴマー2は、90分後にはそのほとんどが切断
されたが、60分経過した時点ではかなりの量が残留し
ていた。オリゴマー3及びオリゴマー4に関しては、ホ
スホロチオエート型なので安定である。しかし、オリゴ
マー3については、チオエート化が完全ではなかったの
で、切断が観測される。ところで、ヘアピンループを有
し、2’−O−メチルリボヌクレオチドを導入したオリ
ゴマー5は、120分後にほとんど消失し、240分後
にすべて消失した。それに対して、更にホスホロチオエ
ート型としてオリゴマー6は切断はされなかった。な
お、オリゴマー5が分解された理由は、大腸菌由来のD
NAポリメラーゼIには複数の酵素活性を示す特徴(例
えば、一本鎖DNAに対する3’エキソヌクレアーゼ活
性、二本鎖DNAに対する5’エキソヌクレアーゼ活
性、DNA/RNAハイブリットに対してRNAを特異
的に切断するRNaseH活性等)があるので、厳密な
意味で3’エキソヌクレアーゼ活性のみを純粋に評価し
ていることにはならないためである。
【0030】実施例6:クレノウフラグメントを用いた
耐酵素活性試験 前記実施例5で述べたように、大腸菌由来のDNAポリ
メラーゼIを用いた耐酵素活性試験では、2’−O−メ
チルリボヌクレオチドを導入したオリゴマー5は耐酵素
抵抗性を示さなかった。そこで、クレノウフラグメント
を用いることによって、オリゴマー5の有する耐3’エ
キソヌクレアーゼ活性を評価した。前記実施例4で調製
した5’末端を32Pでラベルしたオリゴマー2及び5の
それぞれについて、40pmolを、緩衝液〔50mM
−Tris(pH7.2)、10mM−MgSO4
0.1mM−DTT、0.5mg/ml−BSA〕20
μlに溶かし、クレノウフラグメント(東洋紡績社)
(5units)を加えて、37℃で反応させた。その
反応液を一定時間ごとに取り出し、その取り出した反応
液に、フェノール/クロロホルム10μlを加えて、水
層を抽出し、電気泳動を行ない、ラジオオートグラフィ
ーを行なった。結果を図10に示す。オリゴマー5につ
いて、前記実施例5では大腸菌由来のDNAポリメラー
ゼIによる切断反応が観察されたのに対して、クレノウ
フラグメントでは切断反応が観察されなかった。従っ
て、生体内に多く含まれる3’エキソヌクレアーゼに対
しては、ホスホロチオエート型にしなくても、強い抵抗
性を示すことが明らかになった。
【0031】実施例7:RNaseH活性 HIV−1のrev領域に相当する45merRNAを
用いて、オリゴマー1、5及び6についてRNaseH
による標的RNAの分解活性について評価した。オリゴ
マー1、5又は6のそれぞれについて、10pmolを
取り出し、5’末端を32Pでラベルした45merRN
A(1pmol)と緩衝液〔20mM−Tris−HC
l(pH7.5)、10mM−MgCl2 、100mM
−KCl、0.1mM−DTT〕30mlとを加え、6
0℃で加熱した後、室温になるまで徐々に冷却させ、更
にRNasin(プロメガ社)(40units)及び
RNaseH(プロメガ社)0.5unitsを加え
て、37℃で反応させた。その反応溶液を0分、15
分、及び30分ごとに取り出し、抽出後に電気泳動を行
ない、ラジオオートグラフィーを行なった。結果を図1
1に示す。オリゴマー5及び6については反応時間が遅
いが、オリゴマー1、5及び6は、どれも同じ部位で切
断されていることがわかった。これにより、ヘアピン構
造をとっていてもRNaseHによる標的RNAの分解
活性があることがわかった。
【0032】実施例8:抗HIV活性 HIVのrevタンパク質をコードするmRNAのスプ
ライシングアクセプター(以下、saと称する)をター
ゲットとするオリゴマー6は、非常にmRNAとの結合
が強く(前記実施例2)、またエキソヌクレアーゼに対
して安定で(前記実施例5)、更には10%ウシ血清中
でも安定である(前記実施例4)ことがわかったので、
次にオリゴマー6の抗HIV活性を測定した。オリゴマ
ー6は、rev領域のスプライシングアクセプターのH
IV−1mRNA(塩基番号5526位〜5548位)
に相補的なオリゴマーである。抗HIV活性の測定に
は、成人T細胞白血病の原因ウイルスHTLV−1によ
りトランスフォームされたヒト細胞株MT−4細胞(山
梨医科大学中島氏より分与)を標的細胞とし、HIVの
一種であるHTLV−III Bを使用した。各種濃度の試
験物質を添加した培養液(非働化牛胎児血清10%、ペ
ニシリン100IU/ml及びストレプトマイシン10
0μg/mlを含むRPMI1640培地)を96穴マ
イクロタイタープレートに分注し、HIV感染MT−4
細胞(2.5×104 細胞/well、96穴、MO
I:0.01)を感染直後に加えた。MT−4細胞に及
ぼす試験物質の細胞障害性をみるために、同様に種々の
濃度の試験物質を含む培養液を調製し、ウイルス非感染
MT−4細胞を加えた。両者をCO2 インキュベーター
で37℃5日間培養した後、生細胞をテトラゾリウム
(MTT)法(Pauwels,R.et al.,
J.Virol.Methods,20,309−32
1,1989)を用いて染色し、HIV感染細胞及び非
感染細胞それぞれの生細胞数(×104 /ml)を測定
した。結果を図12及び表2に示す。抗ウイルス活性
は、HIV感染による細胞障害を試験物質が50%保護
する濃度〔EC50:50%有効濃度(effecti
ve concentration)〕で表した。表2
において、CC50は50%細胞障害濃度の意味であ
る。オリゴマー6は、EC50=0.16μMと非常に
高い活性を示した。
【0033】
【表2】 試験薬剤 CC50 EC50 オリゴマー6 (μM) > 8.00 = 0.16 AZT (μM) = 201.74 = 0.013 ddC (μM) =2985.46 = 0.78 ddI (μM) >5000.00 =17.01
【0034】
【発明の効果】本発明のオリゴヌクレオチドは、標的と
なるDNA又はRNAとの間に安定した塩基対を形成
し、生体内の各種ヌクレアーゼの分解活性に対して抵抗
性をもつ。更に、このオリゴヌクレオチドからなる本発
明の抗ウイルス剤は、ウイルスの増殖を阻害することが
できる。
【0035】
【配列表】
【0036】配列番号:1 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TAT 23
【0037】配列番号:2 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:Yes 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCAAAGCC TTA 33
【0038】配列番号:3 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成オリゴヌクレオチド アンチセンス:Yes 配列の特徴 存在位置:1..23 特徴を決定した方法:E 他の情報:ヌクレオシド間の結合はホスホロチオエート
結合である。 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TAT 23
【0039】配列番号:4 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成オリゴヌクレオチド アンチセンス:Yes 配列の特徴 存在位置:1..33 特徴を決定した方法:E 他の情報:ヌクレオシド間の結合はホスホロチオエート
結合である。 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCAAAGCC TTA 33
【0040】配列番号:5 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成オリゴヌクレオチド アンチセンス:Yes 配列の特徴 特徴を表す記号: modified base 存在位置:1 特徴を決定した方法:E 他の情報:Gはgmである。 特徴を表す記号: modified base 存在位置:24..33 特徴を決定した方法:E 他の情報:Cはcmであり、Gはgmであり、Uはum
であり、Aは2′−O−メチルアデノシンである。 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCAAAGCC UUA 33
【0041】配列番号:6 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成オリゴヌクレオチド アンチセンス:Yes 配列の特徴 特徴を表す記号: modified base 存在位置:1 特徴を決定した方法:E 他の情報:Gはgmである。 特徴を表す記号: modified base 存在位置:24..33 特徴を決定した方法:E 他の情報:Cはcmであり、Gはgmであり、Uはum
であり、Aは2′−O−メチルアデノシンである。 存在位置:1..33 特徴を決定した方法:E 他の情報:ヌクレオシド間の結合はホスホロチオエート
結合である。 配列 GGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCAAAGCC UUA 33
【0042】配列番号:7 配列の長さ:45 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成RNA アンチセンス:No 配列 AUAACAAAGC CUUAGGCAUC UCCUAUGGCA GGAAGAAGCG GAGAC 45
【図面の簡単な説明】
【図1】HIVのライフサイクル及びアンチセンスオリ
ゴヌクレオチドの作用を模式的に示す説明図である。
【図2】2’−O−メチルリボヌクレオチド、DNA、
RNA及びホスホロチオエート結合の化学構造を示す説
明図である。
【図3】2’−O−メチルリボ/デオキシリボキメラオ
リゴヌクレオチドの合成方法を示す説明図である。
【図4】実施例2で行った、標的RNAと各種アンチセ
ンスオリゴヌクレオチドとが形成する二重鎖の熱安定性
の差異を示すグラフである。
【図5】実施例1で合成した各種アンチセンスオリゴヌ
クレオチドの塩基配列及び標的RNAの塩基配列を示す
説明図である。
【図6】実施例3で行った、SVPDによるオリゴマー
1〜6の分解経過を示すグラフである。
【図7】実施例4で行った、ウシ血清存在下で分解させ
たオリゴマー1〜6の電気泳動の結果を示す図面に代わ
る写真である。
【図8】実施例5で行った、大腸菌DNAポリメラーゼ
Iを作用させたオリゴマー1及び2の電気泳動の結果を
示す図面に代わる写真である。
【図9】実施例5で行った、大腸菌DNAポリメラーゼ
Iを作用させたオリゴマー3〜6の電気泳動の結果を示
す図面に代わる写真である。
【図10】実施例6で行った、クレノウフラグメントを
作用させたオリゴマー2及び5のの電気泳動の結果を示
す図面に代わる写真である。
【図11】実施例7で行った、オリゴマー1、5及び6
と結合した標的RNAのRNaseHによる特異的分解
活性を、電気泳動の結果によって示す図面に代わる写真
である。
【図12】実施例8で行った、HIV感染細胞及びHI
V非感染細胞に対するオリゴマー6の抗HIV活性を示
すグラフである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)ヘアピンループを形成することが
    でき、(2)ヌクレオチドの少なくとも1つが2’−O
    −メチルリボヌクレオチドであり、(3)標的DNA又
    はRNAに相補的な配列を含むことを特徴とするオリゴ
    ヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 ヘアピンループのステム領域を構成する
    ことができるヌクレオチドの少なくとも1つが2’−O
    −メチルリボヌクレオチドである請求項1に記載のオリ
    ゴヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ヘアピンループを3’側に形成すること
    ができる請求項1又は2に記載のオリゴヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つのホスホロチオエート結
    合を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のオリゴヌ
    クレオチド。
  5. 【請求項5】 ウイルスの遺伝子に対して相補的である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のアンチセンスオリ
    ゴヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 ウイルスがHIVである請求項5に記載
    のアンチセンスオリゴヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 式 GmGAGATGCCT AAGGCTTTGT TATCmAmAmAmGmCmCm UmUmAm (式中、Aはアデノシン残基であり、Cはシチジン残基
    であり、Gはグアノシン残基であり、Tはチミジン残基
    であり、Amは2’−O−メチルアデノシン残基であ
    り、Cmは2’−O−メチルシチジン残基であり、Um
    は2’−O−メチルウリジン残基であり、Gmは2’−
    O−メチルグアノシン残基であり、各ヌクレオシド間の
    結合は、ホスホジエステル結合であるかホスホロチオエ
    ート結合であるものとする)で表される塩基配列をもつ
    請求項1に記載のオリゴヌクレオチド。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のオリゴヌクレオチドを
    含むことを特徴とする、抗ウイルス剤。
JP6332126A 1994-12-12 1994-12-12 アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤 Pending JPH08154687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332126A JPH08154687A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332126A JPH08154687A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08154687A true JPH08154687A (ja) 1996-06-18

Family

ID=18251448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6332126A Pending JPH08154687A (ja) 1994-12-12 1994-12-12 アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08154687A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6776986B1 (en) 1996-06-06 2004-08-17 Novartis Ag Inhibition of HIV-1 replication by antisense RNA expression
JP2007530049A (ja) * 2004-03-24 2007-11-01 アキリオン ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド 無細胞系における新規に合成されたrnaの検出およびrna合成阻害剤の同定のための定量的アッセイ
US9381208B2 (en) 2006-08-08 2016-07-05 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Structure and use of 5′ phosphate oligonucleotides
US9399658B2 (en) 2011-03-28 2016-07-26 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn Purification of triphosphorylated oligonucleotides using capture tags
WO2016011324A3 (en) * 2014-07-18 2016-11-03 Oregon Health & Science University 5'-triphosphate oligoribonucleotides
US9738680B2 (en) 2008-05-21 2017-08-22 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn 5′ triphosphate oligonucleotide with blunt end and uses thereof
US10059943B2 (en) 2012-09-27 2018-08-28 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn RIG-I ligands and methods for producing them
US11530409B2 (en) 2016-01-26 2022-12-20 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide
US11555188B2 (en) 2017-07-26 2023-01-17 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide
US11572558B2 (en) 2017-02-06 2023-02-07 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6776986B1 (en) 1996-06-06 2004-08-17 Novartis Ag Inhibition of HIV-1 replication by antisense RNA expression
JP2007530049A (ja) * 2004-03-24 2007-11-01 アキリオン ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド 無細胞系における新規に合成されたrnaの検出およびrna合成阻害剤の同定のための定量的アッセイ
US9381208B2 (en) 2006-08-08 2016-07-05 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Structure and use of 5′ phosphate oligonucleotides
US10238682B2 (en) 2006-08-08 2019-03-26 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn Structure and use of 5′ phosphate oligonucleotides
US10196638B2 (en) 2008-05-21 2019-02-05 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn 5′ triphosphate oligonucleotide with blunt end and uses thereof
US9738680B2 (en) 2008-05-21 2017-08-22 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn 5′ triphosphate oligonucleotide with blunt end and uses thereof
US10036021B2 (en) 2008-05-21 2018-07-31 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn 5′ triphosphate oligonucleotide with blunt end and uses thereof
US9399658B2 (en) 2011-03-28 2016-07-26 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn Purification of triphosphorylated oligonucleotides using capture tags
US9896689B2 (en) 2011-03-28 2018-02-20 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn Purification of triphosphorylated oligonucleotides using capture tags
US11142763B2 (en) 2012-09-27 2021-10-12 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn RIG-I ligands and methods for producing them
US10072262B2 (en) 2012-09-27 2018-09-11 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn RIG-I ligands and methods for producing them
US10059943B2 (en) 2012-09-27 2018-08-28 Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn RIG-I ligands and methods for producing them
WO2016011324A3 (en) * 2014-07-18 2016-11-03 Oregon Health & Science University 5'-triphosphate oligoribonucleotides
US11530409B2 (en) 2016-01-26 2022-12-20 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide
US11572558B2 (en) 2017-02-06 2023-02-07 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide
US11555188B2 (en) 2017-07-26 2023-01-17 Nissan Chemical Corporation Single-stranded oligonucleotide

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5739311A (en) Enzymatic synthesis of phosphorothioate oligonucleotides using restriction endonucleases
US5932450A (en) Enzymatic synthesis of oligonucleotides using digestible templates
Iwai et al. Recognition of the high affinity binding site in rev-response element RNA by the human immunodeficiency virus type-1 rev protein
AU669250B2 (en) Method of cleaving specific strands of RNA
US5532130A (en) Methods and compositions for sequence-specific hybridization of RNA by 2'-5' oligonucleotides
US5916777A (en) Enzymatic synthesis of oligonucleotides using 3'-ribonucleotide primers
Gryaznov Oligonucleotide N3′→ P5′ phosphoramidates as potential therapeutic agents
Tang et al. Self-stabilized antisense oligodeoxynucleotide phosphorothioates: properties and anti-HIV activity
US5714320A (en) Rolling circle synthesis of oligonucleotides and amplification of select randomized circular oligonucleotides
EP0552178B1 (en) Modified ribozymes
AU692143B2 (en) Oligonucleotides modified to improve stability at acid pH
JP2022523302A (ja) アッシャー症候群の処置のためのrna編集オリゴヌクレオチド
DE69934227T2 (de) Auf Beta-Arabinose und dessen Analoga basierte Antisense-Oligonukleotide
AU2003284323A2 (en) Double-stranded RNA structures and constructs, and methods for generating and using the same
EP1572964A2 (en) Double-stranded rna structures and constructs, and methods for generating and using the same
JPH08508714A (ja) オリゴヌクレオチド・アルキルホスホネートおよびアルキルホスホノチオエート
Egli Nucleic acid crystallography: current progress
WO1994007367A9 (en) Anti-viral oligomers that bind polypurine tracts of single-stranded rna or rna-dna hybrids
Stein et al. Phosphorothioate oligodeoxynucleotide analogues
JPH08154687A (ja) アンチセンスオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤
Adah et al. Chemistry and biochemistry of 2', 5'-oligoadenylate-based antisense strategy
EP0747479A1 (en) Template and primer based synthesis of enzymatically cleavable oligonucleotides
AU782555B2 (en) Compositions and methods for enhanced sensitivity and specificity of nucleic acid synthesis
JPH09110894A (ja) ハイブリッドdna/rnaオリゴヌクレオチド及び抗ウイルス剤
US5652126A (en) Use of restriction endonuclease sequences for cleaving phosphorothioate oligonucleotides

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316