JPH08154841A - 食材送出装置 - Google Patents

食材送出装置

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Publication number
JPH08154841A
JPH08154841A JP30047194A JP30047194A JPH08154841A JP H08154841 A JPH08154841 A JP H08154841A JP 30047194 A JP30047194 A JP 30047194A JP 30047194 A JP30047194 A JP 30047194A JP H08154841 A JPH08154841 A JP H08154841A
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JP
Japan
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hand
heating device
tray
food
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP30047194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimimichi Kuboyama
久保山  公道
Katsuji Yokoyama
勝治 横山
Yoshinori Miyakoshi
嘉則 宮腰
Hironari Taniguchi
宏也 谷口
Kazuhiro Tsuruta
和博 鶴田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/566,178 priority patent/US5699655A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取扱いや保守を容易にし、かつ搬送時間の短縮
や把持動作の信頼性向上、加熱装置の断熱効果向上を図
る。 【構成】食材1を積層収納するトレイ10は、上下方向に
配置された3つの棚枠15の上にネジ締結される。その下
方に設置される加熱装置20は、下部熱板21と上部熱板2
2、断熱ケース23および挿入口を開閉する断熱扉24から
なる。断熱扉24は上部熱板22と一体化され昇降軸25によ
って昇降する。加熱後に下方に押し出す押出具26A は押
出軸27によって昇降する。食材保持用のハンド31は、吸
着パッド34を具備するビーム33からなり、2方向直進機
構40にアーム30を介して着脱可能に取り付けられ、下か
ら上に並設される工程集合体としての加熱装置20、押出
具26A およびトレイ10の後ろ側で、前後・垂直の2方向
に直進しながら食材1を搬送する。受皿36は、搬送中の
食材1がなんらかの原因で脱落したとき、これを受け取
り一時収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、柔軟な円盤状食材、
たとえばタコスや、クレープ、ピザ、お好み焼きなどの
基材を、トレイに積層収納しておき、1枚ずつ取り出し
て加熱装置で加熱した後にV字形に折り曲げながら押し
出して送り出す装置であって、とくに装置内部ユニット
の取扱いや保守を容易にするとともに、搬送時間の短縮
や吸着動作の信頼性向上、加熱装置の断熱効果向上など
が図れるように改善した食材送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例では、加熱後に下方に押し出され
る食材が、前面の近くに位置するように、前面の上部に
食材を収納するトレイが多段に配置され、その下方に加
熱装置および押出装置が配置され、これらの後ろに食材
を搬送する機構が設置される、という構成がとられた。
順にトレイから食材を1枚ずつ搬送機構の吸着ハンドに
よって取り出し、この食材を加熱装置に挿入セットして
加熱した後に、押出装置によって下方に押し出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例には、いくつか
の問題点があった。その最大のものは、内部ユニットの
配置のために、前面から見たスペースが小さくなる利点
はあるものの、前面側から各装置内部ユニットの取扱い
や保守がし難いことである。その他に、搬送時間をもっ
と短縮したい点や、吸着動作の信頼性を十分にする、加
熱装置の断熱効果を高めたい等の点がある。などがあ
る。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、従来
の技術がもつ以上の問題点を解消して、装置内部ユニッ
トの取扱いや保守を容易にするとともに、搬送時間の短
縮や吸着動作の信頼性向上、加熱装置の断熱効果向上な
どが図れる食材送出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、収納した柔
軟な円盤状食材を1個ずつ取り出し加熱した後、下方に
送り出す装置であって、食材を積層して収納する一個ま
たは複数個の垂直方向に並設されたトレイと;挿入セッ
トされた食材を加熱する加熱装置と;この加熱装置に挿
入セットされた状態の食材をその直径に沿って折り曲げ
ながら下方に押し出すための昇降駆動される押出具と;
食材を真空吸着するハンド、および、このハンドを一端
に具備するアームと;このアームをその他端で着脱可能
に保持し、垂直と水平の各方向に直進させる2方向直進
機構と;ハンドの水平直進範囲に対応して下方位置に設
置され、脱落食材を受け止め収容する受皿と;を備え、
加熱装置、押出具およびトレイが順に下から上に並設さ
れてなる工程集合体と、2方向直進機構とが、正面から
見て一方と他方の各側に配置されるとともに、アームの
水平直進が前後方向であり、そのハンドの垂直と前後の
各直進によって、食材のトレイからの取り出しおよび加
熱装置への挿入セットがおこなわれる構成である。
【0006】ここで、ハンドは、食材載置用の水平な
片持梁と、その下面に設けられた吸着パッドを備え、ト
レイは、ハンドの片持梁が垂直方向に通過可能なスリッ
トを有する基板と、ハンドの片持梁の昇降を妨げないよ
うに基板に直立して設けられた食材積層収納用の周壁を
備え、ハンドの片持梁が垂直方向に通過可能な、積層食
材の一時載置用載置台が、加熱装置の近くに設置される
第1の搬送方式の構成をとるか、またはハンドは、食
材載置用の水平な片持梁と、その上面に設けられたトレ
イ用位置決め具と、同じくその下面に設けられた吸着パ
ッドとを備え、ハンドの片持梁が垂直方向に通過可能
な、食材を収納したトレイの一時載置用載置台が、加熱
装置の近くに設置される第2の搬送方式の構成をとるこ
とが好ましい。
【0007】また、吸着パッドは、食材の一直径両端箇
所に対応して配置される2個を単位として、その一また
は複数単位からなり、各単位がそれぞれ異なる真空ポン
プに接続されるのが好ましく、さらにまた、加熱装置
は、固定の下部熱板と;昇降駆動される上部熱板と;下
部と上部の各熱板を食材挿入口を除いて囲う固定の断熱
周壁と;上部熱板に設けられ、その昇降に応じて食材挿
入口を開閉する可動の断熱扉と;を備えるのが好まし
い。
【0008】
【作用】この発明では、トレイに積層収納された食材
が、真空吸着ハンドによって1個ずつ取り出され、加熱
装置に挿入セットされて加熱される。食材は、加熱装置
に挿入セットされた状態で加熱後に昇降駆動される押出
具によって、食材の直径に沿って折り曲げられながら下
方に押し出される形で外部に送り出される。ハンドは、
アームを介して2方向直進機構に着脱可能に保持され、
これによって垂直と水平の各方向に直進し、トレイから
の食材取出しと、加熱装置への挿入セットとがおこなわ
れる。加熱装置、押出具およびトレイからなる工程集合
体と、2方向直進機構とが、正面から見て一方と他方の
各側に配置されるから、そのいずれにも接近が容易であ
る。アームは、ハンドを取り付けた状態で2方向直進機
構から外すことができ、また、食材が搬送中に誤ってハ
ンドから脱落したら、受皿によって受け止められ収容さ
れる。
【0009】また、食材をトレイから加熱装置へ搬送方
式として、ハンドの片持梁上面に載せて、トレイに積
層収納された食材だけを加熱装置の近くの載置台に一括
移動させた後、ハンドの吸着パッドによって、食材の1
個ずつを加熱装置に挿入セットする第1の搬送方式と、
ハンドの片持梁上面に載せて、トレイとともに食材を
加熱装置の近くの載置台に一括移動させた後、ハンドの
吸着パッドによって、食材の1個ずつを加熱装置に挿入
セットし、終了後にトレイを復帰させる第2の搬送方式
とがある。
【0010】また、吸着パッドは、2個を1単位とする
複数単位からなり、各単位がそれぞれ異なる真空ポンプ
に接続され、さらにまた、加熱装置は、食材挿入口だけ
を除いて断熱周壁で囲われ、その挿入口が食材挿入時に
だけ上部熱板と一体の可動断熱扉によって昇降・開閉さ
れる。
【0011】
【実施例】この発明に係る食材送出装置の実施例につい
て、以下に図を参照しながら説明する。図1は実施例の
正面図、図2は実施例の側面図である。この実施例で
は、トレイに積層して収納したタコスなどの柔軟な円盤
状の食材を、1枚ずつ取り出して加熱装置に挿入セット
して加熱し、終わったら押出装置によって下方にV字形
に折り曲げながら押し出して次の加工工程に送り出す、
という処理がおこなわれる。
【0012】図1,図2において、食材1がトレイ11に
積層して収納される。このトレイ11は、第6(b) に示す
ように、方形の基板13に、2個の円弧状の側壁14が相対
して立設される。図1,図2に戻り、このトレイ11は、
上下方向に配置された3つの棚枠15の上にネジ締結さ
れ、3段に並べて設置される。トレイ11の下方に、加熱
装置20が設置されている。なお、トレイ11に対し、食材
1の搬送方式の違いに基づく、図4に示す変形例のトレ
イ10があるが、これについては後述する。図7,図8を
参照して、加熱装置20は、下部熱板21と上部熱板22、全
体を包む断熱ケース23および挿入口を開閉する断熱扉24
からなる。断熱扉24は上部熱板22と一体化され、昇降軸
25で代表した第1の昇降装置( 図示してない) によっ
て、上部熱板22とともに昇降する。加熱後に食材1を下
方に押し出す押出具26A (図9参照)は、長手方向を水
平にして直立姿勢をとる帯板状部材で、押出軸27で代表
した第2の昇降装置( 図示してない) によって昇降す
る。なお、押出具26A に対し、押出軸27との着脱機構の
違う、図10に示す押出具26B があるが、これについては
後述する。
【0013】積層収納した食材1を1枚ずつ取り出し所
定箇所で解放するのは真空吸着形のハンド31(図4(a)
参照) で、吸着パッド34と、これを具備する片持梁とし
てのビーム33とからなる。このハンド31は、2方向直進
機構40にアーム30を介して着脱可能に取り付けられ、下
から上に並設される工程集合体としての加熱装置20、押
出具26A およびトレイ11の後ろ側で、前後・垂直の2方
向に直進しながら食材1を搬送する。ここで、ハンド31
に対し、食材1の搬送方式の違いに基づく、図6に示す
変形例のハンド32( 前に述べた収納トレイ11に対応す
る) がある。受皿36は、搬送中の食材1がなんらかの原
因で脱落したとき、これを受け取る。
【0014】2方向直進機構40は、上下台42を上下に昇
降させる上下部41と、前後台46を前後に水平移動させる
前後部45とからなる。上下部41は、上下台42を垂直に直
進案内する一対の案内軸43と、上下台42を垂直駆動する
ボールねじ44と、符号を付けてないフレームからなる。
また、前後部45は、前後台46を垂直に直進案内する一対
の案内軸47と、前後台46を前後駆動するボールねじ48
と、符号を付けてないフレームからなる。上下台42には
アーム30が着脱可能に固定され、また前後台46には上下
部41が全体として固定される。なお、各ボールねじ44,4
8 をそれぞれ支える軸受や、回転駆動するモータについ
ては説明を省略した。
【0015】以上の構成によって、3段のトレイ10にそ
れぞれ積層収納された食材1が、真空吸着形のハンド31
によって1枚ずつ取り出され、加熱装置20に挿入セット
されて加熱される。食材1は、加熱装置20に挿入セット
されたまま加熱後に押出装置を代表する昇降可能な押出
具26A によって下方に押し出される形で外部に送り出さ
れる。正面から見て(図1参照)、下から上に順に並設
される加熱装置20、図示してない押出装置、およびトレ
イ10からなる工程集合体が右側に、また2方向直進機構
40が左側に配置されるから、そのいずれにも人の接近が
容易で、アーム30は、ハンド31を取り付けた状態で2方
向直進機構40から外すことができる。したがって、取扱
いや保守が容易になる。また、食材1が搬送中に誤って
ハンド31から脱落したら、受皿36によって受け止められ
収容される。
【0016】また、食材1を収納したトレイから加熱装
置20へ搬送する方式として、上記の他に次の二つがあ
る。図3は第1の食材搬送方式を示す経路図、図4はそ
の第1の搬送方式に関し、(a) はハンドの斜視図、(b)
はトレイの斜視図である。図4(a) において、アーム30
の先端に設けられたハンド31は、水平面内に平行配置さ
れた一対の帯板状のビーム33と、その下面に設けられた
合計4個の吸着パッド34とからなる。同図(b) におい
て、トレイ10は、ビーム33が通過できるスリットが切ら
れた基板12と、一対の相対する円弧状の側壁14とからな
り、ここには図示してない棚枠15(図1参照)にねじ締
結される。
【0017】第1の搬送方式で、ビーム33が搬送される
経路は、図3に示すように、一つのトレイ10に積層収納
された全ての食材1を、トレイ10の基板12の下方から掬
う形で、ビーム33上面に載せる上昇動作、後方への引
きの水平動作、全ての食材1を加熱装置20の近くの崩
れ防止枠付きで、ビーム33が通過きるスリットをもつ載
置台29A に一括移動させる下降動作、からなる前段が
ある。後段として、ビーム33の吸着パッド34によって、
載置台29A 上の食材1の1枚ずつを吸着して加熱装置40
に挿入セットする、上昇動作(1) および前方への水平動
作(2) がある。1回だけの長い距離の前段搬送と、食材
1の枚数だけの小刻みな後段搬送とからなるから、実施
例で最初に述べたように食材1を枚数だけトレイ11から
加熱装置20に挿入セットする長い距離の繰返し搬送に比
べて時間的に短縮される。
【0018】一方、図5は第2の食材搬送方式を示す経
路図、図6はその第2の搬送方式に関し、(a) はハンド
の斜視図、(b) はトレイの斜視図である。図6(a) にお
いて、アーム30の先端に設けられたハンド32は、第1の
搬送方式と同様に、一対の帯板状のビーム33、および、
その下面の合計4個の吸着パッド34を備えることに加
え、ビーム33の上面に立設された位置決め用のピン35が
ある。また同図(b) において、トレイ11は、基板13と、
一対の相対する円弧状の側壁14とからなるが、基板13
は、ビーム33が通過できる第1の搬送方式でのスリット
がなく、代わりにピン35に対応する位置決め用穴13a
と、ここには図示してないトレイ11設置用の位置決めピ
ン付き棚枠16(図5参照)に位置決めされる穴13b とが
ある。
【0019】第2搬送方式で、ビーム33が搬送される経
路は、図5に示すように、食材1を積層収納した状態の
トレイ11を、その基板13の下方から持ち上げるビーム33
の上昇動作、後方への引きの水平動作、全ての食材
1をトレイ11ごと、加熱装置20の近くの位置決めピン付
きで、ビーム33が通過できるスリットをもつ載置台29B
に一括移動させる下降動作、からなる前段がある。後
段として、第1搬送方式と同様に、ビーム33の吸着パッ
ド34によって、載置台29B 上の食材1の1枚ずつを吸着
して加熱装置40に挿入セットする、上昇動作(1) および
前方への水平動作(2) がある。この場合には、空になっ
たトレイ11を元の棚枠16に戻す動作が必要になる。この
戻し動作が必要であっても、実施例で最初に述べた搬送
動作に比べて時間的に短縮される他に、先に述べた第1
の搬送方式に比べて、食材1の前段搬送中に積層された
食材1が崩れる恐れがなく、また一時載置台29B に崩れ
防止枠が不要で、一時載置台の構造が簡単になるという
利点がある。
【0020】次に、加熱装置20と押出装置について、図
7の斜視図、図8の側面図を参照しながら説明する。図
7において、加熱装置20は、それぞれヒータ埋設形の固
定の下部熱板21および昇降可能な上部熱板22の組と、こ
の組を断熱的に囲って熱の有効利用を図るための、一点
鎖線で示した断熱ケース23、断熱扉24および断熱材21a
とからなる。断熱ケース23は、食材1の挿入口 (断熱扉
24の側) を除く形で、下部熱板21および上部熱板22を全
体的に囲う直方体状である。断熱扉24は、下端が昇降移
動される上部熱板22の端面に固着され、断熱ケース23の
右 (図1では後面側)開口部である挿入口を開閉する。
また断熱材21a は、下部熱板21の右端面に固着される。
下部熱板21および上部熱板22は、それぞれ押出具26A が
貫通するための長方形の穴があけられる。断熱ケース23
には、底壁に押出具26A が貫通するための長方形の穴が
あけられ、上壁には、押出具26A とこれに固着された案
内軸27a とが貫通するための長方形の穴と、押出具26A
に固着された押出軸27および上部熱板22に固着された昇
降軸25が貫通するための2種類の丸穴とがあけられる。
昇降軸25と押出軸27とは、それぞれに対応する昇降装置
である空気圧操作シリンダの出力軸である。押出具26A
は、一箇所に上方への突起部をもつ帯板状部材(図9参
照)で、食材1をその直径に沿ってV形に折り曲げなが
ら押し出すことができる。押出具26A の突起部は食材1
がV形に折り曲げられやすいようにする。また、この突
起部には案内軸27a が固着され、押出具26A の昇降にし
たがって、下部熱板21および上部熱板22の長方形穴に嵌
まって押出具26A の横触れを防止する。断熱ケース23の
上面には、押出具26A および案内軸27a を保護するため
の断熱カバー23a が取り付けられる。図8の側面図によ
って、以上に述べたことがより明確になる。要するに、
加熱装置20は、直方体状の断熱ケース23の一方の端面で
ある食材挿入口だけを除いて断熱周壁で囲われ、その挿
入口が食材挿入時にだけ上部熱板22と一体に可動の断熱
扉24によって昇降・開閉されるから、断熱効果の向上が
図れる。
【0021】ここで、押出具26A と押出軸27とは、取扱
いと保守のために容易に着脱可能なように工夫されてい
る。その着脱機構について、二つの例を説明する。図9
は第1の着脱機構を示す斜視図である。図において、押
出軸27の下端部に逆U字形で各脚部が凹部とバネ性をも
つ連結具28A と、凸部をもつ位置決め具28とが一体的に
固着される。押出具26A の右端部の溝付き矩形断熱の挿
入部は、図の矢印のように移動し、その溝に連結具28A
の脚部の凹部が嵌まって姿勢を一定にして連結具28A に
装着され、しかも符号を付けてない凹部が位置決め具28
の凸部に嵌まることで位置決めされる。
【0022】別の着脱機構例について、図10の第2の着
脱機構を示す斜視図を参照しながら説明する。図におい
て、押出軸27の下端部に、矩形の筒状をなす連結具28B
と、第1着脱機構におけると同じ凸部をもつ位置決め具
28とが一体的に固着される。この場合の押出具26B の右
端部の矩形断面をなす挿入部は、図の矢印のように移動
し、姿勢を一定にして連結具28B に装着され、同様に位
置決め具28によって位置決めされる。
【0023】吸着パッドの信頼性向上策について、図11
を参照しながら説明する。図11はハンドの吸着パッドの
配管系統図である。図において、平面図的に示されたハ
ンド31は、アーム30の先端にビーム33の一対が平行に設
けられ、それぞれに2個、合計4個の吸着パッド34が設
置される。上側のビーム33の吸着パッド34をA,B、下
側のビーム33の吸着パッド34をC,Dとすると、一方の
2個の吸着パッドA,Bの組は、食材1の一直径両端近
くの一箇所を吸着し、同時に他方の2個の吸着パッド
C,Dも、食材1の他の直径両端近くの別の箇所を吸着
し、両直径つまりA,Dを結ぶ直線とB,Cを結ぶ直線
とは直交する。ここで、吸着パッドA,Dを、図示して
ない一つの真空ポンプに実線表示の配管を介して接続
し、吸着パッドB,Cを、図示してない他の真空ポンプ
に破線表示の配管を介して接続する。こうすることによ
って、いずれかの真空ポンプが故障しても最低でも吸着
パッドの1組が正常に吸着することができるから、それ
だけ信頼性が高くなる。一般的には、吸着パッドの2個
の組の複数組を配設することになるが、その組数に応じ
て吸着の信頼性は向上し、経済性は低下する。その折衷
的判断によって、実際には実施例の2組、合計4個の吸
着パッドの形式が採用された。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、次のような優れた効
果が期待できる。 (1) 加熱装置、押出装置およびトレイからなる工程集合
体と、2方向直進機構とが、正面から見て一方と他方の
各側に配置されるから、そのいずれにも接近が容易であ
り、また、アームはハンドを取り付けた状態で2方向直
進機構から外すことができるから、装置全体の取扱い,
保守が容易になる。 (2) 食材をトレイから加熱装置へ搬送方式として、ハ
ンドの梁状体上面に載せて、トレイに積層収納された食
材だけを加熱装置の近くの載置台に一括移動させた後、
ハンドの吸着パッドによって、食材の1枚ずつを加熱装
置に挿入セットする第1の搬送方式と、ハンドの梁状
体上面に載せて、トレイとともに食材を加熱装置の近く
の載置台に一括移動させた後、ハンドの吸着パッドによ
って、食材の1枚ずつを加熱装置に挿入セットし、終了
後にトレイを復帰させる第2の搬送方式とのいずれかを
採用することによって、食材の搬送時間の大幅の短縮が
図れる。とくに第2搬送方式では、トレイを復帰させる
動作が余分に必要になるが、一括移動時の食材の崩れの
恐れが無くなり、かつ一時載置台が簡素化される。 (3) 吸着パッドは、2個を1単位とする複数単位からな
り、各単位がそれぞれ異なる真空ポンプに接続されるか
ら、真空ポンプの故障による吸着把持の信頼性の低下が
防止できる。また、食材が搬送中に誤ってハンドから脱
落しても、受皿によって受け止められ収容されるから、
動作信頼性の低下を補助,支援する。 (4) 加熱装置は、食材挿入口だけを除いて断熱周壁で囲
われ、その挿入口が食材挿入時にだけ上部熱板と一体の
可動断熱扉によって昇降・開閉されるから、断熱効果の
向上つまり上部,下部熱板の熱放散が抑制され、熱の有
効利用が図れるとともに、装置内部の他のユニットに対
する熱影響が低く抑えられる。 (5) 実施例によれば、食材をV形に折り曲げながら押し
出す押出具と、押出具の簡単な着脱機構の採用によっ
て、狭いスペースの加熱装置内での押出具の交換が容易
になり、取扱い,保守の容易化を支援する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例の正面図
【図2】実施例の側面図
【図3】実施例における第1の食材搬送方式を示す経路
【図4】実施例における第1の食材搬送方式に関し、
(a) はハンドの斜視図、(b) はトレイの斜視図
【図5】実施例における第2の食材搬送方式を示す経路
【図6】実施例における第2の食材搬送方式に関し、
(a) はハンドの斜視図、(b) はトレイの斜視図
【図7】実施例における加熱装置と押出装置の斜視図
【図8】実施例における加熱装置と押出装置の側面図
【図9】実施例における押出具の第1の着脱機構を示す
斜視図
【図10】実施例における押出具の第2の着脱機構を示
す斜視図
【図11】実施例におけるハンドの吸着パッドの配管系
統図
【符号の説明】
1 食材 10,11 トレイ 12,13 基板 14 側壁 15 棚枠(ねじ締結) 16 棚枠(ピン付き) 20 加熱装置 21 下部熱板 21a 断熱材 22 上部熱板 23 断熱ケース 23a 断熱カバー 24 断熱扉 25 昇降軸 26A,26B 押出具 27 押出軸 27a 案内軸 28 位置決め具 28A,28B 連結具 29A,29B 載置台 30 アーム 31,32 ハンド 33 ビーム 34 吸着パッド 35 ピン 36 受皿 40 2方向直進機構 41 上下部 42 上下台 43 案内軸 44 ボールねじ 45 前後部 46 前後台 47 案内軸 48 ボールねじ
フロントページの続き (72)発明者 谷口 宏也 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 鶴田 和博 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納した柔軟な円盤状食材を1個ずつ取り
    出し加熱した後、下方に送り出す装置であって、食材を
    積層して収納する一個または複数個の垂直方向に並設さ
    れたトレイと;挿入セットされた食材を加熱する加熱装
    置と;この加熱装置に挿入セットされた状態の食材をそ
    の直径に沿って折り曲げながら下方に押し出すための昇
    降駆動される押出具と;食材を真空吸着するハンド、お
    よび、このハンドを一端に具備するアームと;このアー
    ムをその他端で着脱可能に保持し、垂直と水平の各方向
    に直進させる2方向直進機構と;ハンドの水平直進範囲
    に対応して下方位置に設置され、脱落食材を受け止め収
    容する受皿と;を備え、加熱装置、押出具およびトレイ
    が順に下から上に並設されてなる工程集合体と、2方向
    直進機構とが、正面から見て一方と他方の各側に配置さ
    れるとともに、アームの水平直進が前後方向であり、そ
    のハンドの垂直と前後の各直進によって、食材のトレイ
    からの取り出しおよび加熱装置への挿入セットがおこな
    われる構成であることを特徴とする食材送出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、ハンド
    は、食材載置用の水平な片持梁と、その下面に設けられ
    た吸着パッドとを備え、トレイは、ハンドの片持梁が垂
    直方向に通過可能なスリットを有する基板と、ハンドの
    片持梁の昇降を妨げないように基板に直立して設けられ
    た食材積層収納用の周壁とを備え、加熱装置の近くに設
    置され、ハンドの片持梁が垂直方向に通過可能な、積層
    食材の一時載置用載置台を備えることを特徴とする食材
    送出装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、ハンド
    は、食材載置用の水平な片持梁と、その上面に設けられ
    たトレイ用位置決め具と、同じくその下面に設けられた
    吸着パッドとを備え、加熱装置の近くに設置され、ハン
    ドの片持梁が垂直方向に通過可能な、食材を収納したト
    レイの一時載置用載置台を備えることを特徴とする食材
    送出装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかの項に記載の
    装置において、吸着パッドは、食材の一直径両端箇所に
    対応して配置される2個を単位として、その一または複
    数単位からなり、各単位がそれぞれ異なる真空ポンプに
    接続されることを特徴とする食材送出装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3のいずれかの項に記載の
    装置において、加熱装置は、固定の下部熱板と;昇降駆
    動される上部熱板と;下部と上部の各熱板を食材挿入口
    を除いて囲う固定の断熱周壁と;上部熱板に設けられ、
    その昇降に応じて食材挿入口を開閉する可動の断熱扉
    と;を備えることを特徴とする食材送出装置。
JP30047194A 1994-12-05 1994-12-05 食材送出装置 Pending JPH08154841A (ja)

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