JPH08155272A - 純水製造装置 - Google Patents
純水製造装置Info
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- JPH08155272A JPH08155272A JP32141294A JP32141294A JPH08155272A JP H08155272 A JPH08155272 A JP H08155272A JP 32141294 A JP32141294 A JP 32141294A JP 32141294 A JP32141294 A JP 32141294A JP H08155272 A JPH08155272 A JP H08155272A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】陰陽の両イオン交換樹脂膜を交互に積層して希
釈室と濃縮室を形成し、希釈室にシ−ト状の陰陽両イオ
ン交換体を混合、収容し且つ希釈室と濃縮室の厚さを
0.1mm〜1.1mmとした純水製造装置。 【効果】処理水の流れが安定し、イオン交換樹脂膜及び
イオン交換体を傷つけることなく、長時間にわたり安定
した純水が得られる。特に希釈室を構成するガスケット
の形状が簡易であり、大型化が可能である等優れた効果
が得られる。
釈室と濃縮室を形成し、希釈室にシ−ト状の陰陽両イオ
ン交換体を混合、収容し且つ希釈室と濃縮室の厚さを
0.1mm〜1.1mmとした純水製造装置。 【効果】処理水の流れが安定し、イオン交換樹脂膜及び
イオン交換体を傷つけることなく、長時間にわたり安定
した純水が得られる。特に希釈室を構成するガスケット
の形状が簡易であり、大型化が可能である等優れた効果
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品の製造、半導体
の製造、原子炉用水などとして使用される純水もしくは
超純水の製造装置に関し、より具体的には、陰陽のイオ
ン交換膜を使用するとともに、合わせて陰陽の両イオン
交換体を使用してなる純水製造装置に関する。
の製造、原子炉用水などとして使用される純水もしくは
超純水の製造装置に関し、より具体的には、陰陽のイオ
ン交換膜を使用するとともに、合わせて陰陽の両イオン
交換体を使用してなる純水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、純水を製造する方法の一つとし
て、陰陽のイオン交換樹脂を用いて被処理水中に含まれ
る不純イオンを吸着除去する方法が広く採用されてい
る。この方法は、基本的には水素形イオン交換樹脂と水
酸形イオン交換樹脂の充填層(床)に陰陽の各種イオン
を含む被処理水を通して純水を得るものであるが、この
イオン交換処理に使用して吸着能力が低下した樹脂は再
生剤として酸やアルカリを用いて再生を行う必要があ
り、このためその再生操作が煩雑であるばかりでなく、
多量の酸やアルカリ再生廃液が排出されるという欠点が
ある。
て、陰陽のイオン交換樹脂を用いて被処理水中に含まれ
る不純イオンを吸着除去する方法が広く採用されてい
る。この方法は、基本的には水素形イオン交換樹脂と水
酸形イオン交換樹脂の充填層(床)に陰陽の各種イオン
を含む被処理水を通して純水を得るものであるが、この
イオン交換処理に使用して吸着能力が低下した樹脂は再
生剤として酸やアルカリを用いて再生を行う必要があ
り、このためその再生操作が煩雑であるばかりでなく、
多量の酸やアルカリ再生廃液が排出されるという欠点が
ある。
【0003】そのように再生を要し、これに伴う上述欠
点を解消するため、陰イオン交換体及び陽イオン交換体
を陰イオン交換膜及び陽イオン交換膜と組み合わせた純
水製造装置が提案され、注目されているが、この例とし
ては例えば特開平3−224688号、特公平4−72
567号、特公平6−20513号等を挙げることがで
きる。図1は、このうち特開平3−224688号で提
案されているその純水製造装置の態様を示すものであ
る。
点を解消するため、陰イオン交換体及び陽イオン交換体
を陰イオン交換膜及び陽イオン交換膜と組み合わせた純
水製造装置が提案され、注目されているが、この例とし
ては例えば特開平3−224688号、特公平4−72
567号、特公平6−20513号等を挙げることがで
きる。図1は、このうち特開平3−224688号で提
案されているその純水製造装置の態様を示すものであ
る。
【0004】図1中、1は陽極、2は陰極であり、これ
ら両極1、2はそれぞれ陽極室3及び陰極室4内に配置
されている。図示のとおりこの陽極室3及び陰極室4の
間には複数個の陰イオン交換膜Aと陽イオン交換膜Kと
が交互に配列、設置され、陽極1側の陰イオン交換膜A
とこれと相対する陰極2側の陽イオン交換膜Kとの間に
脱塩室5が構成され、この脱塩室5には再生形の陽イオ
ン交換体(粒子状)と再生形の陰イオン交換体(粒子
状)との混合体が収容、充填されている。また陽極1側
の陽イオン交換膜Kとこれと相対する陰極2側の陰イオ
ン交換膜Aとの間には濃縮室6が構成されている。
ら両極1、2はそれぞれ陽極室3及び陰極室4内に配置
されている。図示のとおりこの陽極室3及び陰極室4の
間には複数個の陰イオン交換膜Aと陽イオン交換膜Kと
が交互に配列、設置され、陽極1側の陰イオン交換膜A
とこれと相対する陰極2側の陽イオン交換膜Kとの間に
脱塩室5が構成され、この脱塩室5には再生形の陽イオ
ン交換体(粒子状)と再生形の陰イオン交換体(粒子
状)との混合体が収容、充填されている。また陽極1側
の陽イオン交換膜Kとこれと相対する陰極2側の陰イオ
ン交換膜Aとの間には濃縮室6が構成されている。
【0005】この装置の操作に際しては、陽極室3及び
陰極室4中に電導性をもつ適当な電解質溶液を流通さ
せ、脱塩室5に被処理水を流し、また濃縮室6には適宜
の電解質水溶液を流しながら陽極板1及び陰極板2間に
直流電流を通ずると、脱塩室5では被処理水中の不純物
イオンが陰陽両イオン交換体により吸着除去され、純水
が得られるとともに、イオン交換体に吸着された不純物
イオンはイオン交換膜により電気透析されて濃縮室6に
移動し、この濃縮室6から濃縮水として排出される。
陰極室4中に電導性をもつ適当な電解質溶液を流通さ
せ、脱塩室5に被処理水を流し、また濃縮室6には適宜
の電解質水溶液を流しながら陽極板1及び陰極板2間に
直流電流を通ずると、脱塩室5では被処理水中の不純物
イオンが陰陽両イオン交換体により吸着除去され、純水
が得られるとともに、イオン交換体に吸着された不純物
イオンはイオン交換膜により電気透析されて濃縮室6に
移動し、この濃縮室6から濃縮水として排出される。
【0006】概略、以上のような陰陽のイオン交換体及
びイオン交換膜を組み合わせた純水製造装置によれば、
高い純度の純水を有効に得ることができるが、脱塩室
(=イオン分離室=希釈室)は、その中に陰イオン交換
体粒子及び陽イオン交換体粒子を収容、充填しておくも
のであるため、その形状が複雑であり、その保守管理が
煩雑であるばかりでなく、大型化が難かしいという欠点
があり、またその脱塩室の厚さはどうしても厚くならざ
るを得ず、このため被処理水の流れに乱れが生じやす
く、これによって陰陽の両イオン交換膜及びイオン交換
物質を損傷させ、脱塩性能が経時的に低下するという欠
点があった。
びイオン交換膜を組み合わせた純水製造装置によれば、
高い純度の純水を有効に得ることができるが、脱塩室
(=イオン分離室=希釈室)は、その中に陰イオン交換
体粒子及び陽イオン交換体粒子を収容、充填しておくも
のであるため、その形状が複雑であり、その保守管理が
煩雑であるばかりでなく、大型化が難かしいという欠点
があり、またその脱塩室の厚さはどうしても厚くならざ
るを得ず、このため被処理水の流れに乱れが生じやす
く、これによって陰陽の両イオン交換膜及びイオン交換
物質を損傷させ、脱塩性能が経時的に低下するという欠
点があった。
【0007】この点、特公平4−72567号及び特公
平6−20513号においては、前記のような純水製造
装置(両公報では電気脱イオン化装置と称している)に
おいて、脱塩室(=イオン分離室=希釈室)の幅を約
0.762〜10.16cm(0.3〜4インチ)、厚
さを約0.127〜0.635cm(0.05〜0.2
5インチ)とし、その陰陽両イオン交換体(固体のイオ
ン交換物質)としては「フアイバまたはビ−ドまたは同
等物」を使用するとしている。
平6−20513号においては、前記のような純水製造
装置(両公報では電気脱イオン化装置と称している)に
おいて、脱塩室(=イオン分離室=希釈室)の幅を約
0.762〜10.16cm(0.3〜4インチ)、厚
さを約0.127〜0.635cm(0.05〜0.2
5インチ)とし、その陰陽両イオン交換体(固体のイオ
ン交換物質)としては「フアイバまたはビ−ドまたは同
等物」を使用するとしている。
【0008】しかし、この場合にもその厚さは約0.1
27〜0.635cm(約1.27〜6.35mm)で
あり、その下限値でも1.27mm(0.05インチ)
と可成り厚いため、被処理水の流れに乱れが生じやす
く、程度の差はあれ、これによって陰陽の両イオン交換
膜及びイオン交換物質を損傷させ、脱塩性能が経時的に
低下するという点に変わりはない。
27〜0.635cm(約1.27〜6.35mm)で
あり、その下限値でも1.27mm(0.05インチ)
と可成り厚いため、被処理水の流れに乱れが生じやす
く、程度の差はあれ、これによって陰陽の両イオン交換
膜及びイオン交換物質を損傷させ、脱塩性能が経時的に
低下するという点に変わりはない。
【0009】本発明者は、電気透析を利用した純水製造
装置における以上のような事情ないし問題点に鑑み、各
種側面から鋭意、実験、検討を重ねたところ、上記従来
のように粒子状、或いはフアイバ、ビ−ドのような陰イ
オン交換体及び陽イオン交換体を用いるのではなく、こ
れに代えて陰イオン基及び陽イオン交換基を含むシ−ト
状のイオン交換体を使用することにより、上記諸欠点を
一挙に解決し得ることを見い出し、本発明に到達するに
至ったものである。
装置における以上のような事情ないし問題点に鑑み、各
種側面から鋭意、実験、検討を重ねたところ、上記従来
のように粒子状、或いはフアイバ、ビ−ドのような陰イ
オン交換体及び陽イオン交換体を用いるのではなく、こ
れに代えて陰イオン基及び陽イオン交換基を含むシ−ト
状のイオン交換体を使用することにより、上記諸欠点を
一挙に解決し得ることを見い出し、本発明に到達するに
至ったものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
陰陽の両イオン交換膜を用いた電気透析を利用するとと
もに、陰イオン交換体及び陽イオン交換体を用いる純水
製造装置において、そのイオン交換体として陰イオン交
換基(OH形)及び陽イオン交換基(H形)を含むシ−
ト状のイオン交換体を使用することにより、従来技術が
有する前述の諸欠点を有せず、長期にわたり安定して純
水を得ることができる純水製造装置を提供することを目
的とするものである。
陰陽の両イオン交換膜を用いた電気透析を利用するとと
もに、陰イオン交換体及び陽イオン交換体を用いる純水
製造装置において、そのイオン交換体として陰イオン交
換基(OH形)及び陽イオン交換基(H形)を含むシ−
ト状のイオン交換体を使用することにより、従来技術が
有する前述の諸欠点を有せず、長期にわたり安定して純
水を得ることができる純水製造装置を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽極を備える
陽極室と陰極を備える陰極室との間に、複数枚の陽イオ
ン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に配列して構成した
電気透析槽内に、陽極側が陰イオン交換膜で区画され、
陰極側が陽イオン交換膜で区画された希釈室と陰極側が
陽イオン交換膜で区画され、陽極側が陰イオン交換膜で
区画された濃縮室とを交互に形成し、該希釈室内に陽イ
オン交換体と陰イオン交換体とを収容してなる純水製造
装置において、該希釈室における陽イオン交換体と陰イ
オン交換体をシ−ト状とするとともに、該希釈室、好ま
しくは該希釈室と該濃縮室の厚さを0.1mm〜1.1
mm、好ましくは0.4〜1.0mmとしてなることを
特徴とする純水製造装置を提供する。
陽極室と陰極を備える陰極室との間に、複数枚の陽イオ
ン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に配列して構成した
電気透析槽内に、陽極側が陰イオン交換膜で区画され、
陰極側が陽イオン交換膜で区画された希釈室と陰極側が
陽イオン交換膜で区画され、陽極側が陰イオン交換膜で
区画された濃縮室とを交互に形成し、該希釈室内に陽イ
オン交換体と陰イオン交換体とを収容してなる純水製造
装置において、該希釈室における陽イオン交換体と陰イ
オン交換体をシ−ト状とするとともに、該希釈室、好ま
しくは該希釈室と該濃縮室の厚さを0.1mm〜1.1
mm、好ましくは0.4〜1.0mmとしてなることを
特徴とする純水製造装置を提供する。
【0012】ここでシ−ト状イオン交換体としては、そ
の中に水素形(H形)の陽イオン交換基と水酸形(OH
形)の陰イオン交換基とを有し、純水を得る上で必要な
所期の浄化能(イオン交換能)を有するものであれば、
無機系、有機系を問わず何れも使用可能であり、その形
状としては多孔性又は無孔性シ−ト、織布又は不織布な
どの何れのシ−ト状でも適用することができる。これに
よって、本発明においては、特にその希釈室の厚さを小
さくすることができ、その厚さを上記のとおり0.1m
m〜1.1mm、好ましくは0.4〜1.0mmとして
も、その性能上支障を来すことがないものである。
の中に水素形(H形)の陽イオン交換基と水酸形(OH
形)の陰イオン交換基とを有し、純水を得る上で必要な
所期の浄化能(イオン交換能)を有するものであれば、
無機系、有機系を問わず何れも使用可能であり、その形
状としては多孔性又は無孔性シ−ト、織布又は不織布な
どの何れのシ−ト状でも適用することができる。これに
よって、本発明においては、特にその希釈室の厚さを小
さくすることができ、その厚さを上記のとおり0.1m
m〜1.1mm、好ましくは0.4〜1.0mmとして
も、その性能上支障を来すことがないものである。
【0013】そのシ−ト状の好ましい具体的形態として
は、短繊維状のカチオン交換体と短繊維状のアニオン
交換体を均一に混合して必要に応じて適宜のバインダ−
を使用して不織布としたもの、単繊維状のカチオン交
換体とアニオン交換体を各々不織布状にし、積層したも
の、長繊維状のカチオン交換体と長繊維状のアニオン
交換体を布状にしたもの、長繊維状のカチオン交換体
とアニオン交換体を各々布状にし、適宜の順序で積層し
組み合せたもの、カチオン交換体とアニオン交換体を
均一に混合し多孔性のシ−トとしたもの、カオン交換
体とアニオン交換体を各々多孔性シ−ト状とし積層し組
み合わせたもの、以上〜を併用してシ−ト状イオ
ン交換体としたもの、等として使用することができる。
は、短繊維状のカチオン交換体と短繊維状のアニオン
交換体を均一に混合して必要に応じて適宜のバインダ−
を使用して不織布としたもの、単繊維状のカチオン交
換体とアニオン交換体を各々不織布状にし、積層したも
の、長繊維状のカチオン交換体と長繊維状のアニオン
交換体を布状にしたもの、長繊維状のカチオン交換体
とアニオン交換体を各々布状にし、適宜の順序で積層し
組み合せたもの、カチオン交換体とアニオン交換体を
均一に混合し多孔性のシ−トとしたもの、カオン交換
体とアニオン交換体を各々多孔性シ−ト状とし積層し組
み合わせたもの、以上〜を併用してシ−ト状イオ
ン交換体としたもの、等として使用することができる。
【0014】また、本発明における純水製造装置は、
陰、陽のイオン交換膜を室枠(枠体又はガスケットとも
いう)を介して陰陽の両極間に締付けて構成された既知
のフィルタ−プレス(締付け)型電解透析装置(上記し
た特開平3−224688号など)である。上記室枠の
材質としては好ましくは耐水性があり、不純物の溶出が
ない素材であれば何れも使用することができる。この点
特にポリプロピレン及びポリエチレン系の材料の場合
は、加工性やシ−ル性にも優れているという点で望まし
い。
陰、陽のイオン交換膜を室枠(枠体又はガスケットとも
いう)を介して陰陽の両極間に締付けて構成された既知
のフィルタ−プレス(締付け)型電解透析装置(上記し
た特開平3−224688号など)である。上記室枠の
材質としては好ましくは耐水性があり、不純物の溶出が
ない素材であれば何れも使用することができる。この点
特にポリプロピレン及びポリエチレン系の材料の場合
は、加工性やシ−ル性にも優れているという点で望まし
い。
【0015】以下、図面に基づき本発明をさらに具体的
に説明する。図2は、本発明に係る純水製造装置の概略
図であり、全体を締付ける前の状態を示す。図2中、1
は陽極、2は陰極、3は陽極室、4は陰極室であり、5
は濃縮室、6は、希釈室である。また、Aは複数枚の陰
イオン交換膜、Kは複数枚の陰イオン交換膜Aに対して
交互に配置された複数枚の陽イオン交換膜であり、図示
のとおり濃縮室5は、陽極側が陽イオン交換膜Kで、陰
極側が陰イオン交換膜で区画されて形成され、希釈室6
は、陽極側が陰イオン交換膜Aで、陰極側が陽イオン交
換膜Kで区画されて構成されている。
に説明する。図2は、本発明に係る純水製造装置の概略
図であり、全体を締付ける前の状態を示す。図2中、1
は陽極、2は陰極、3は陽極室、4は陰極室であり、5
は濃縮室、6は、希釈室である。また、Aは複数枚の陰
イオン交換膜、Kは複数枚の陰イオン交換膜Aに対して
交互に配置された複数枚の陽イオン交換膜であり、図示
のとおり濃縮室5は、陽極側が陽イオン交換膜Kで、陰
極側が陰イオン交換膜で区画されて形成され、希釈室6
は、陽極側が陰イオン交換膜Aで、陰極側が陽イオン交
換膜Kで区画されて構成されている。
【0016】また、7は、希釈室6内に収容された本発
明に係るシ−ト状イオン交換体であり、H形イオン交換
基を有する陽イオン交換体とOH形イオン交換基を有す
る陰イオン交換体とをシ−ト状で前述〜のような形
態で適用するが、図2ではそのシ−ト状イオン交換体7
を希釈室を形成する室枠(ガスケット)8の開口部に充
填した態様を示している。また図2中、9は濃縮室5を
形成する室枠(ガスケット)である。なお、図2では、
陽イオン交換膜Kを5枚、陰イオン交換膜Aを4枚用
い、濃縮室及び希釈室をそれぞれともに4個備える場合
を示しているが、純水の所望製造量、そのための装置の
規模その他の条件如何により適宜の数を設置することが
できる。
明に係るシ−ト状イオン交換体であり、H形イオン交換
基を有する陽イオン交換体とOH形イオン交換基を有す
る陰イオン交換体とをシ−ト状で前述〜のような形
態で適用するが、図2ではそのシ−ト状イオン交換体7
を希釈室を形成する室枠(ガスケット)8の開口部に充
填した態様を示している。また図2中、9は濃縮室5を
形成する室枠(ガスケット)である。なお、図2では、
陽イオン交換膜Kを5枚、陰イオン交換膜Aを4枚用
い、濃縮室及び希釈室をそれぞれともに4個備える場合
を示しているが、純水の所望製造量、そのための装置の
規模その他の条件如何により適宜の数を設置することが
できる。
【0017】次に、図3(a)は希釈室6を構成する室
枠(ガスケット)の一例を、図3(b)は濃縮室5を構
成する室枠(ガスケット)の一例を示すものである。図
3(a)中、10は被処理水供給用導管、11は純水排
出用導管であり、12、13はディストリビュ−タ−で
ある。このうち純水排出用導管11側のディストリビュ
−タ−13は、希釈室6で脱イオンされた純水を収集す
る役目をする。
枠(ガスケット)の一例を、図3(b)は濃縮室5を構
成する室枠(ガスケット)の一例を示すものである。図
3(a)中、10は被処理水供給用導管、11は純水排
出用導管であり、12、13はディストリビュ−タ−で
ある。このうち純水排出用導管11側のディストリビュ
−タ−13は、希釈室6で脱イオンされた純水を収集す
る役目をする。
【0018】また図3(a)中、Sはガスケットの開口
部であり、この開口部S中に、前記シ−ト状イオン交換
体7が配置、固定される。また図3(b)のとおり、濃
縮室5を構成するガスケットにはネット16(図2参
照、この大きさは通常ガスケットの開口部Sと同じくす
る)が挿入、配置されており、図3(b)中、14は濃
縮水の流通導管、15はその集配を行うディストリビュ
−タ−を示している。
部であり、この開口部S中に、前記シ−ト状イオン交換
体7が配置、固定される。また図3(b)のとおり、濃
縮室5を構成するガスケットにはネット16(図2参
照、この大きさは通常ガスケットの開口部Sと同じくす
る)が挿入、配置されており、図3(b)中、14は濃
縮水の流通導管、15はその集配を行うディストリビュ
−タ−を示している。
【0019】以上は、本発明に係る純水製造装置におけ
る基本的態様であるが、これら構成(特に希釈室におい
てシ−ト状イオン交換体を使用する点)を備えている限
り、フィルタ−プレス型(圧濾器型)やユニットセル型
(水槽型)の何れでも適用可能であり、また陰陽の各イ
オン交換膜としては、不均一系や不均一系、また縮合系
や重合系を問わず使用することができるものである。な
お図2中、各室への被処理水の導入、排出用の導管等は
図示していないが(一部導管については、図3参照)、
従来採られている手法により構成することができる。
る基本的態様であるが、これら構成(特に希釈室におい
てシ−ト状イオン交換体を使用する点)を備えている限
り、フィルタ−プレス型(圧濾器型)やユニットセル型
(水槽型)の何れでも適用可能であり、また陰陽の各イ
オン交換膜としては、不均一系や不均一系、また縮合系
や重合系を問わず使用することができるものである。な
お図2中、各室への被処理水の導入、排出用の導管等は
図示していないが(一部導管については、図3参照)、
従来採られている手法により構成することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
がこの実施例に限定されないことは勿論である。本実施
例では、以上図2〜図3に示した装置を用いて純水の製
造試験を行った。
がこの実施例に限定されないことは勿論である。本実施
例では、以上図2〜図3に示した装置を用いて純水の製
造試験を行った。
【0021】陽イオン交換膜KとしてはセレミオンCM
V〔強酸性陽イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品
名〕、陰イオン交換膜AとしてはセレミオンAMV〔強
塩基性陰イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品名〕を
使用し、シ−ト状イオン交換体7としては、短繊維状
(太さ約50μm、長さ約3cm)の陽イオン交換体と
短繊維状(上記と同じ)の陰イオン交換体とを混合して
形成した厚さ約2mmのフェルト状布を使用した。
V〔強酸性陽イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品
名〕、陰イオン交換膜AとしてはセレミオンAMV〔強
塩基性陰イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品名〕を
使用し、シ−ト状イオン交換体7としては、短繊維状
(太さ約50μm、長さ約3cm)の陽イオン交換体と
短繊維状(上記と同じ)の陰イオン交換体とを混合して
形成した厚さ約2mmのフェルト状布を使用した。
【0022】また、各希釈室を構成する室枠としては、
図3(a)に示す形状のものを使用し、その大きさは縦
180mm、横100mm、厚さ0.75mmとし、各
希釈室6には、上記フェルト状のイオン交換布をその厚
みを圧縮して充填した。一方各濃縮室5を構成するガス
ケットの大きさは、希釈室6の場合と同じく縦180m
m、横100mm、厚さ0.75mmとし、図3(b)
のようにネット16を挿入、配置した。
図3(a)に示す形状のものを使用し、その大きさは縦
180mm、横100mm、厚さ0.75mmとし、各
希釈室6には、上記フェルト状のイオン交換布をその厚
みを圧縮して充填した。一方各濃縮室5を構成するガス
ケットの大きさは、希釈室6の場合と同じく縦180m
m、横100mm、厚さ0.75mmとし、図3(b)
のようにネット16を挿入、配置した。
【0023】以上の各構成部分を図2のように配置し、
フィルタ−プレス形式により、常法に従い純水製造装置
としてセットする一方、蒸留水に対してNaClを溶解
して電気伝導度8μs/cmの試験用原水を作成し、こ
の試験水を希釈室に流速8l/h、濃縮室に流速1l/
hで流し、各極室には水道水を流速200ml/hで流
した。両電極に直流電圧を30V印加し、希釈室出口か
ら流出する純水の電気伝導度を経時的に測定した。図4
はその結果を示すものである。
フィルタ−プレス形式により、常法に従い純水製造装置
としてセットする一方、蒸留水に対してNaClを溶解
して電気伝導度8μs/cmの試験用原水を作成し、こ
の試験水を希釈室に流速8l/h、濃縮室に流速1l/
hで流し、各極室には水道水を流速200ml/hで流
した。両電極に直流電圧を30V印加し、希釈室出口か
ら流出する純水の電気伝導度を経時的に測定した。図4
はその結果を示すものである。
【0024】《比較例1》また、希釈室5及び濃縮室6
の厚みを1.5mmとした以外は、上記実施例と同じ装
置構成及び操作条件で試験を行った。その結果を同じく
図4に示した。
の厚みを1.5mmとした以外は、上記実施例と同じ装
置構成及び操作条件で試験を行った。その結果を同じく
図4に示した。
【0025】図4のとおり、本発明の実施例では希釈室
6から得られる水は、運転当初から僅か0.1μs/c
m弱程度の電気伝導度を示し、30日に及ぶ運転を続け
ても高い純度が得られる。これに対して、比較例で希釈
室6から得られる水の電気伝導度は、4日目前後から徐
々に増大して行き、30日経過の時点で2.5μs/c
mもの値を示しており、このように本発明によればきわ
めて有効な効果が得られることは明らかである。また本
実験終了後、解体して両イオン交換樹脂膜及びイオン交
換体の表面を目視により観察したが、実施例の場合には
何らの傷も認められなかった。
6から得られる水は、運転当初から僅か0.1μs/c
m弱程度の電気伝導度を示し、30日に及ぶ運転を続け
ても高い純度が得られる。これに対して、比較例で希釈
室6から得られる水の電気伝導度は、4日目前後から徐
々に増大して行き、30日経過の時点で2.5μs/c
mもの値を示しており、このように本発明によればきわ
めて有効な効果が得られることは明らかである。また本
実験終了後、解体して両イオン交換樹脂膜及びイオン交
換体の表面を目視により観察したが、実施例の場合には
何らの傷も認められなかった。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、陰陽の
両イオン交換樹脂をシ−ト状とすることにより長時間に
わたり安定して純水を得ることができる。特に室枠を通
じて希釈室の厚さを0.1mm〜1.1mmとすること
により、処理水の流れを安定させ、イオン交換膜及びイ
オン交換体を傷つけることが少ない等優れた効果が得ら
れる。また、希釈室の形状構造がきわめて簡易であるた
め、煩鎖な保守管理を必要とせず、また大型化が容易に
可能であり、室枠自体を安価かつ大量に生産することが
できる。
両イオン交換樹脂をシ−ト状とすることにより長時間に
わたり安定して純水を得ることができる。特に室枠を通
じて希釈室の厚さを0.1mm〜1.1mmとすること
により、処理水の流れを安定させ、イオン交換膜及びイ
オン交換体を傷つけることが少ない等優れた効果が得ら
れる。また、希釈室の形状構造がきわめて簡易であるた
め、煩鎖な保守管理を必要とせず、また大型化が容易に
可能であり、室枠自体を安価かつ大量に生産することが
できる。
【図1】従来の純水製造装置の一例を示す図。
【図2】本発明に係る純水製造装置の概略図。
【図3】図2で用いる希釈室及び濃縮室を構成する室枠
を示す図。
を示す図。
【図4】実施例と比較例で得られた純水の電気電導度の
経時的変化を示す図。
経時的変化を示す図。
1 陽極 2 陰極 3 陽極室 4 陰極室 5 希釈室 6 濃縮室 A 陰イオン交換膜 K 陽イオン交換膜 7 イオン交換体(シ−ト状) 8 希釈室室枠(ガスケット) 9 濃縮室室枠(ガスケット) 10 被処理水供給用導管 11 純水排出用導管 12、13、15 ディストリビュ−タ− S 開口部 14 濃縮水の流通導管 16 ネット
Claims (2)
- 【請求項1】陽極を備える陽極室と陰極を備える陰極室
との間に、複数枚の陽イオン交換膜と陰イオン交換膜と
を交互に配列して構成した電気透析槽内に、陽極側が陰
イオン交換膜で区画され、陰極側が陽イオン交換膜で区
画された希釈室と陰極側が陽イオン交換膜で区画され、
陽極側が陰イオン交換膜で区画された濃縮室とを交互に
形成し、該希釈室内に陽イオン交換体と陰イオン交換体
とを収容してなる純水製造装置において、該希釈室にお
ける陽イオン交換体と陰イオン交換体をシ−ト状とする
とともに、該希釈室の厚さを0.1mm〜1.1mmの
範囲としてなることを特徴とする純水製造装置。 - 【請求項2】濃縮室の厚さが0.1mm〜1.1mmで
ある請求項1記載の純水製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32141294A JPH08155272A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 純水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32141294A JPH08155272A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 純水製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155272A true JPH08155272A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18132266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32141294A Pending JPH08155272A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 純水製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08155272A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001259646A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Japan Organo Co Ltd | 電気式脱イオン水製造装置 |
| JP2001259645A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水製造方法 |
| JP2001276835A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水の製造方法 |
| JP2001276836A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水の製造方法 |
| JP2004507342A (ja) * | 2000-08-11 | 2004-03-11 | イオニックス,インコーポレーテッド | 電気透析用の装置および方法 |
| EP1069079A4 (en) * | 1998-03-24 | 2006-05-10 | Ebara Corp | ELECTRIC DESSALING DEVICE |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32141294A patent/JPH08155272A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1069079A4 (en) * | 1998-03-24 | 2006-05-10 | Ebara Corp | ELECTRIC DESSALING DEVICE |
| JP2001259646A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Japan Organo Co Ltd | 電気式脱イオン水製造装置 |
| JP2001259645A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-25 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水製造方法 |
| JP2001276835A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水の製造方法 |
| JP2001276836A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Japan Organo Co Ltd | 脱イオン水の製造方法 |
| JP2004507342A (ja) * | 2000-08-11 | 2004-03-11 | イオニックス,インコーポレーテッド | 電気透析用の装置および方法 |
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