JPH08155479A - 水質浄化用濾材及び水質浄化方法 - Google Patents
水質浄化用濾材及び水質浄化方法Info
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- JPH08155479A JPH08155479A JP29962094A JP29962094A JPH08155479A JP H08155479 A JPH08155479 A JP H08155479A JP 29962094 A JP29962094 A JP 29962094A JP 29962094 A JP29962094 A JP 29962094A JP H08155479 A JPH08155479 A JP H08155479A
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- filter medium
- water purification
- water
- fibrous material
- aquatic plants
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 富栄養化の原因となる排水中の窒素や燐及び
栄養塩や重金属類を容易に処理する濾材を提供するこ
と。 【構成】 無機質繊維又は有機質繊維からなる成型物に
水生植物を植栽してなる水質浄化用濾材及び該濾材を網
状体に収納して、河川等に浸漬する水質浄化方法。 【効果】 濾材の表面で好気性微生物が繁殖し、内部で
嫌気性微生物が繁殖して水質浄化を行う。
栄養塩や重金属類を容易に処理する濾材を提供するこ
と。 【構成】 無機質繊維又は有機質繊維からなる成型物に
水生植物を植栽してなる水質浄化用濾材及び該濾材を網
状体に収納して、河川等に浸漬する水質浄化方法。 【効果】 濾材の表面で好気性微生物が繁殖し、内部で
嫌気性微生物が繁殖して水質浄化を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海水、河川、湖沼等の水
質を浄化する濾材に関するものである。
質を浄化する濾材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海水、河川、湖沼等の水質は、家庭から
の生活排水や家畜の糞尿等あるいは農家で使用する化学
肥料、除草剤等を含んだ水が無処理で流入することによ
り汚染されている。そこで、海や湖沼等にそそぐ河川の
途中に、堰を設け、ここで流水を空気に晒したり、水中
に設けた砂、砕石等を層中をとおすことによって、浄化
することが行われている。また、家畜糞尿処理について
は、一般によく使用されているのが、微生物を利用した
浄化処理であり、この中には活性汚泥法、生物膜法、酸
化池法の他、生物膜処理法が知られている。生物膜処理
法は、微生物膜を有する濾材に汚水を接触させて浄化を
行うものであり、濾材に汚水を散布して浄化処理する散
水濾床法、濾材を円板状に成形して汚水内で回転させな
がら反応させて浄化する回転円板法、濾材を汚水中に浸
漬させると共に曝気を行って浄化処理する接触酸化法が
あるが、従来はいずれも濾材として砕石やプラスチック
製充填材を使用し、濾材表面に自然発生した微生物膜を
利用して汚水を分解、浄化する点で共通となっている。
また、この生物膜処理法は好気性微生物群の作用を利用
して汚水中の汚染物質を分解浄化するものであり、汚水
中のアンモニア態窒素はアンモニア酸化菌によって、酸
化された後、亜硝酸酸化細菌によってさらに酸化されて
硝酸態窒素に分解される。
の生活排水や家畜の糞尿等あるいは農家で使用する化学
肥料、除草剤等を含んだ水が無処理で流入することによ
り汚染されている。そこで、海や湖沼等にそそぐ河川の
途中に、堰を設け、ここで流水を空気に晒したり、水中
に設けた砂、砕石等を層中をとおすことによって、浄化
することが行われている。また、家畜糞尿処理について
は、一般によく使用されているのが、微生物を利用した
浄化処理であり、この中には活性汚泥法、生物膜法、酸
化池法の他、生物膜処理法が知られている。生物膜処理
法は、微生物膜を有する濾材に汚水を接触させて浄化を
行うものであり、濾材に汚水を散布して浄化処理する散
水濾床法、濾材を円板状に成形して汚水内で回転させな
がら反応させて浄化する回転円板法、濾材を汚水中に浸
漬させると共に曝気を行って浄化処理する接触酸化法が
あるが、従来はいずれも濾材として砕石やプラスチック
製充填材を使用し、濾材表面に自然発生した微生物膜を
利用して汚水を分解、浄化する点で共通となっている。
また、この生物膜処理法は好気性微生物群の作用を利用
して汚水中の汚染物質を分解浄化するものであり、汚水
中のアンモニア態窒素はアンモニア酸化菌によって、酸
化された後、亜硝酸酸化細菌によってさらに酸化されて
硝酸態窒素に分解される。
【0003】しかしながら、排水中には有機物、窒素、
燐等が含まれているが、窒素、燐が多量に含まれている
汚水の浄化処理にとって、BODの低減が図られても、
窒素、燐の除去まで行うことは困難なことが多い。そし
て、排水中に窒素や燐が多量に含まれると下流の河川や
湖沼さらには海が富栄養化の状態となり、生態系の破壊
につながる。ところが、従来の濾材では、分解最終物質
である硝酸態窒素が水溶性であるため、富栄養化の防止
対策とはなっていないことから、好気性微生物分解を経
た汚水をさらに嫌気処理に供し、脱窒菌などの嫌気性微
生物の作用によって窒素ガスにまで分解して大気中に放
出し、排水中の窒素量の減少を図っている。この方法で
は、2段階の処理を必要とすることから、処理時間が長
くなるという問題や汚水は濾材の表面とだけ接触し、濾
材表面に生息する微生物群しか利用できないために、効
率が悪いという問題点があった。そこで、特開平3−8
493号公報では、親水性無機質基材からなる繊維体又
は粒体に畜糞又は堆厩肥等を混合して塊状に成形した濾
材が提案されている。
燐等が含まれているが、窒素、燐が多量に含まれている
汚水の浄化処理にとって、BODの低減が図られても、
窒素、燐の除去まで行うことは困難なことが多い。そし
て、排水中に窒素や燐が多量に含まれると下流の河川や
湖沼さらには海が富栄養化の状態となり、生態系の破壊
につながる。ところが、従来の濾材では、分解最終物質
である硝酸態窒素が水溶性であるため、富栄養化の防止
対策とはなっていないことから、好気性微生物分解を経
た汚水をさらに嫌気処理に供し、脱窒菌などの嫌気性微
生物の作用によって窒素ガスにまで分解して大気中に放
出し、排水中の窒素量の減少を図っている。この方法で
は、2段階の処理を必要とすることから、処理時間が長
くなるという問題や汚水は濾材の表面とだけ接触し、濾
材表面に生息する微生物群しか利用できないために、効
率が悪いという問題点があった。そこで、特開平3−8
493号公報では、親水性無機質基材からなる繊維体又
は粒体に畜糞又は堆厩肥等を混合して塊状に成形した濾
材が提案されている。
【0004】しかしながら、前記濾材は、親水性無機質
基材からなる繊維体又は粒体に畜糞又は堆厩肥等を混合
して塊状に成形するため、成形が面倒であり、濾材自体
が繊維体又は粒体からなることから、使用中に表面の繊
維部分が剥離することや、処理容器等に収納した場合に
は、耐圧縮性がないことから、変形し、長時間の使用に
耐えられない等の問題点があった。
基材からなる繊維体又は粒体に畜糞又は堆厩肥等を混合
して塊状に成形するため、成形が面倒であり、濾材自体
が繊維体又は粒体からなることから、使用中に表面の繊
維部分が剥離することや、処理容器等に収納した場合に
は、耐圧縮性がないことから、変形し、長時間の使用に
耐えられない等の問題点があった。
【0005】本出願人は、これらの問題点を解決するた
めに先に無機質繊維からなる基体に水硬性無機質粉末を
添加して少なくとも表面を結合した汚水浄化用濾材を提
案した(特開平6−495号)。
めに先に無機質繊維からなる基体に水硬性無機質粉末を
添加して少なくとも表面を結合した汚水浄化用濾材を提
案した(特開平6−495号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先の提案はそれなりの
効果を発揮するものであったが、栄養塩及び重金属類の
処理については若干の不満があった。本発明の目的は、
下流の河川や湖沼さらには海が富栄養化の原因となる排
水中の窒素や燐及び処理しきれなかった栄養塩や重金属
類を容易に処理する濾材を提供することにある。
効果を発揮するものであったが、栄養塩及び重金属類の
処理については若干の不満があった。本発明の目的は、
下流の河川や湖沼さらには海が富栄養化の原因となる排
水中の窒素や燐及び処理しきれなかった栄養塩や重金属
類を容易に処理する濾材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる従
来の問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、繊
維質材料からなる成型部の濾材に水生植物を繁茂させる
ことに気付き本発明を完成した。すなわち、本発明は、
無機質繊維又は有機質繊維等の繊維質材料からなる成型
物に水生植物を植栽又はその種子を保持してなる水質浄
化用濾材及びこの濾材を用いた水質浄化方法である。
来の問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、繊
維質材料からなる成型部の濾材に水生植物を繁茂させる
ことに気付き本発明を完成した。すなわち、本発明は、
無機質繊維又は有機質繊維等の繊維質材料からなる成型
物に水生植物を植栽又はその種子を保持してなる水質浄
化用濾材及びこの濾材を用いた水質浄化方法である。
【0008】ここで、無機質繊維としては、ロックウー
ル、セラミックファイバー、ガラスウール、炭素繊維等
が挙げられるが、元来微生物群の付着等によって、水質
浄化作用を有するロックウールがもっとも好ましい。有
機質繊維としては、ヤシ、麻等の天然繊維をそのまま又
は炭化したり、粒状化したもの、更には、ポリエステ
ル、ポリエチレン等々の化学繊維や崩壊性樹脂等が挙げ
られる。この無機質繊維又は有機質繊維等の繊維質材料
からなる成型物の形状としては、ブロック体、板状体、
不織布等の成型体の他に、粒状綿、細粒綿、微粒綿等の
粒状体等が好適に使用できる。無機質繊維の一例である
ロックウールをブロック体、板状体とする方法として
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂等の各種高分子有機接着剤を添加し、加熱圧
縮成形して、各種高分子有機接着剤の接着効果を発現さ
せて、板状体とし、この板状体を適宜の寸法に切断する
ことによって得られるが、好ましくは25〜100mm
程度の正方形、長方形などである。そして、この成型体
の密度としては、60〜200kg/m3 が好ましく、
より好ましくは80〜160kg/m3 である。成型体
の密度を規定したのは、微生物の付着及び汚水の流通を
最適範囲にするためである。ロックウールの粒状体とし
ては、粒状綿、細粒綿、微粉状綿等を使用することがで
きる。これらの綿は単独で用いてもよいし、各種粒度の
ものと混合してもよい。粒状体の粒径及び密度としては
1〜20mm、40〜400kg/m3 が好ましく、よ
り好ましくは3〜10mm、200〜400kg/m3
である。粒状体の密度を規定したのは前記成型体と同様
の理由によるが、併せて粒径を規定したのは、成型体の
場合には各種高分子有機接着剤によりある程度の強度を
有しているが、粒状体の場合には各種高分子有機接着剤
を使用しないことから、網状体等の内部に充填する場合
にその充填量にもよるが、圧縮され密度が高くなること
から、汚水の流通を妨げることが考えられることによ
る。しかしながら、汚水又は海水に長期間浸漬した場合
にも、高分子有機接着剤が汚水又は海水中に溶解するこ
とのないもの又は溶解しても害とならないものを使用す
ることがより好ましい。
ル、セラミックファイバー、ガラスウール、炭素繊維等
が挙げられるが、元来微生物群の付着等によって、水質
浄化作用を有するロックウールがもっとも好ましい。有
機質繊維としては、ヤシ、麻等の天然繊維をそのまま又
は炭化したり、粒状化したもの、更には、ポリエステ
ル、ポリエチレン等々の化学繊維や崩壊性樹脂等が挙げ
られる。この無機質繊維又は有機質繊維等の繊維質材料
からなる成型物の形状としては、ブロック体、板状体、
不織布等の成型体の他に、粒状綿、細粒綿、微粒綿等の
粒状体等が好適に使用できる。無機質繊維の一例である
ロックウールをブロック体、板状体とする方法として
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂等の各種高分子有機接着剤を添加し、加熱圧
縮成形して、各種高分子有機接着剤の接着効果を発現さ
せて、板状体とし、この板状体を適宜の寸法に切断する
ことによって得られるが、好ましくは25〜100mm
程度の正方形、長方形などである。そして、この成型体
の密度としては、60〜200kg/m3 が好ましく、
より好ましくは80〜160kg/m3 である。成型体
の密度を規定したのは、微生物の付着及び汚水の流通を
最適範囲にするためである。ロックウールの粒状体とし
ては、粒状綿、細粒綿、微粉状綿等を使用することがで
きる。これらの綿は単独で用いてもよいし、各種粒度の
ものと混合してもよい。粒状体の粒径及び密度としては
1〜20mm、40〜400kg/m3 が好ましく、よ
り好ましくは3〜10mm、200〜400kg/m3
である。粒状体の密度を規定したのは前記成型体と同様
の理由によるが、併せて粒径を規定したのは、成型体の
場合には各種高分子有機接着剤によりある程度の強度を
有しているが、粒状体の場合には各種高分子有機接着剤
を使用しないことから、網状体等の内部に充填する場合
にその充填量にもよるが、圧縮され密度が高くなること
から、汚水の流通を妨げることが考えられることによ
る。しかしながら、汚水又は海水に長期間浸漬した場合
にも、高分子有機接着剤が汚水又は海水中に溶解するこ
とのないもの又は溶解しても害とならないものを使用す
ることがより好ましい。
【0009】このようにして得た無機質繊維又は有機質
繊維等の繊維質材料からなる成型物に植栽する水生植物
としては、湖沼の水中を浮遊、増殖する植物であり、例
えば、ホテイアオイ、アオウキグサ、シダ、オオクサ、
アリノトウグサ、ヒルモジロ、マツモ、オオカナダモ、
シズユキノシタ、イバラモ、アミミドロ、クロモ等が挙
げられる。これらの植物を成型物に植えてもよいし、そ
の種子をホリビニールアルコール等からなる紐状体の内
部に保持させて、成型物の表面に固定するか、又は、種
子そのものを成型物の内部に圧入等の方法で保持させる
こともできる。これらの水生植物による水質浄化機能
は、水生植物の葉や茎から大気中の酸素や光合成の産物
である酸素を根系に移転し、根系の周囲を好気状態に保
ち好気性の細菌や藻類や小動物の活動を可能にすると共
に、水中の炭酸ガスは光合成のため水生植物に摂取さ
れ、その部分の水のpHは上昇する。つまり、これらの
水生植物においては水面付近の葉は好気状態にあるが、
それにより下の水底までは嫌気状態にあることが多く、
結果として硝化・脱窒に都合のよい環境が形成されてい
る。このように根系や茎には微生物が付着し生物膜を形
成することから天然の濾材となりBOD、SS及び窒素
と燐、重金属その他の有機物の摂取により水生植物によ
っても水質は浄化される。このような特性を持つ水生植
物ではあるが、本発明のように水中に敷設するような場
合には通常行われているような曝気処理ができないこと
から、酸素不足となることが多いため、敷設場所として
は水の停滞する箇所ではなく、流水中であることが好ま
しい。このように、河川、海水等のような大量の流水の
水質を改善する場合には、網状体の内部に収納し、これ
を、河川、海水等の中に浸漬することにより、その効果
を発揮することができる。
繊維等の繊維質材料からなる成型物に植栽する水生植物
としては、湖沼の水中を浮遊、増殖する植物であり、例
えば、ホテイアオイ、アオウキグサ、シダ、オオクサ、
アリノトウグサ、ヒルモジロ、マツモ、オオカナダモ、
シズユキノシタ、イバラモ、アミミドロ、クロモ等が挙
げられる。これらの植物を成型物に植えてもよいし、そ
の種子をホリビニールアルコール等からなる紐状体の内
部に保持させて、成型物の表面に固定するか、又は、種
子そのものを成型物の内部に圧入等の方法で保持させる
こともできる。これらの水生植物による水質浄化機能
は、水生植物の葉や茎から大気中の酸素や光合成の産物
である酸素を根系に移転し、根系の周囲を好気状態に保
ち好気性の細菌や藻類や小動物の活動を可能にすると共
に、水中の炭酸ガスは光合成のため水生植物に摂取さ
れ、その部分の水のpHは上昇する。つまり、これらの
水生植物においては水面付近の葉は好気状態にあるが、
それにより下の水底までは嫌気状態にあることが多く、
結果として硝化・脱窒に都合のよい環境が形成されてい
る。このように根系や茎には微生物が付着し生物膜を形
成することから天然の濾材となりBOD、SS及び窒素
と燐、重金属その他の有機物の摂取により水生植物によ
っても水質は浄化される。このような特性を持つ水生植
物ではあるが、本発明のように水中に敷設するような場
合には通常行われているような曝気処理ができないこと
から、酸素不足となることが多いため、敷設場所として
は水の停滞する箇所ではなく、流水中であることが好ま
しい。このように、河川、海水等のような大量の流水の
水質を改善する場合には、網状体の内部に収納し、これ
を、河川、海水等の中に浸漬することにより、その効果
を発揮することができる。
【0010】本発明では、繊維質材料、特にロックウー
ルからなる成型物による水質浄化作用と水生植物による
水質浄化が同時に行われることからより一層効果を発揮
することができる。繊維質材料からなる成型物の内、板
状体の場合にはこのままの状態で使用することも可能で
はあるが、この場合には汚水等による浸漬作用による板
状体の損耗が起こりやすいことから、金属製等からなる
網状体に収納することが好ましい。一方、粒状体の場合
には粒状体同士を固定していないことから、汚水等によ
って分離してしまうことから、網状体に収納することが
必要である。繊維質材料からなる成型物を内包した網状
体の浸漬場所としては、できるだけ早期に水質を浄化す
ることが好ましいことから、河川、湖沼、海等いずれの
場合においても、生活排水、家畜糞尿排水等の流入口付
近または河川の流入口付近とすることが好ましい。これ
らの場所に設置する方法としては、水中に杭等を打設
し、これに係留するか、或いは、金属製網状体内に石材
と共に水生植物を植栽してなる無機質繊維又は有機質繊
維からなる成型物を収納させて河川、海水等の中に浸漬
して水質を浄化することも好ましい。更に好ましくは、
河川、海水等の中に配置した、金属製網状内に石材を充
填してなる複数の水質浄化用資材を一定間隔で配置し、
その間に繊維質材料からなる成型物をそのまま、或いは
前記した如き水生植物を植栽し、又はその種子を保持さ
せて敷設することによって、水質を浄化することであ
る。ここに使用する網状体としては、内部に収納した無
機質繊維又は有機質繊維からなる成型物が、流水等の圧
力によって網状体から抜け落ちない程度の網目を有する
ものであれば材質にこだわるものではないが、例えば、
金属製、合成繊維製、天然繊維製等のものが使用でき
る。金属製のものとしては、亀甲金網が、合成繊維製、
天然繊維製等としては、ポリエチレンや麻からなる魚網
等が挙げられる。網状体内部に収納する無機質繊維又は
有機質繊維の成型物は、単独で使用することもできる
が、混在して使用することもできる。又、沈降を助ける
ために石材を混在させることもできる。この網状体に収
納された繊維質材料からなる成型物は、定期的に洗浄又
は取り替えることが好ましい。
ルからなる成型物による水質浄化作用と水生植物による
水質浄化が同時に行われることからより一層効果を発揮
することができる。繊維質材料からなる成型物の内、板
状体の場合にはこのままの状態で使用することも可能で
はあるが、この場合には汚水等による浸漬作用による板
状体の損耗が起こりやすいことから、金属製等からなる
網状体に収納することが好ましい。一方、粒状体の場合
には粒状体同士を固定していないことから、汚水等によ
って分離してしまうことから、網状体に収納することが
必要である。繊維質材料からなる成型物を内包した網状
体の浸漬場所としては、できるだけ早期に水質を浄化す
ることが好ましいことから、河川、湖沼、海等いずれの
場合においても、生活排水、家畜糞尿排水等の流入口付
近または河川の流入口付近とすることが好ましい。これ
らの場所に設置する方法としては、水中に杭等を打設
し、これに係留するか、或いは、金属製網状体内に石材
と共に水生植物を植栽してなる無機質繊維又は有機質繊
維からなる成型物を収納させて河川、海水等の中に浸漬
して水質を浄化することも好ましい。更に好ましくは、
河川、海水等の中に配置した、金属製網状内に石材を充
填してなる複数の水質浄化用資材を一定間隔で配置し、
その間に繊維質材料からなる成型物をそのまま、或いは
前記した如き水生植物を植栽し、又はその種子を保持さ
せて敷設することによって、水質を浄化することであ
る。ここに使用する網状体としては、内部に収納した無
機質繊維又は有機質繊維からなる成型物が、流水等の圧
力によって網状体から抜け落ちない程度の網目を有する
ものであれば材質にこだわるものではないが、例えば、
金属製、合成繊維製、天然繊維製等のものが使用でき
る。金属製のものとしては、亀甲金網が、合成繊維製、
天然繊維製等としては、ポリエチレンや麻からなる魚網
等が挙げられる。網状体内部に収納する無機質繊維又は
有機質繊維の成型物は、単独で使用することもできる
が、混在して使用することもできる。又、沈降を助ける
ために石材を混在させることもできる。この網状体に収
納された繊維質材料からなる成型物は、定期的に洗浄又
は取り替えることが好ましい。
【0011】汚水等を浄化処理する好気性微生物、嫌気
性微生物については、事前に培養等の手段によって濾材
に繁殖させることもできるが、事前に繁殖させることな
く、汚水又は海水中にこの濾材を浸漬した場合において
も、処理水の汚濁程度にもよるが、3〜7日程度で基体
の表面部分に好気性微生物が、内部部分に嫌気性微生物
が繁殖することが発明者らの実験によって確認されてい
る。
性微生物については、事前に培養等の手段によって濾材
に繁殖させることもできるが、事前に繁殖させることな
く、汚水又は海水中にこの濾材を浸漬した場合において
も、処理水の汚濁程度にもよるが、3〜7日程度で基体
の表面部分に好気性微生物が、内部部分に嫌気性微生物
が繁殖することが発明者らの実験によって確認されてい
る。
【0012】
実施例1 高炉スラグを主材とした原料をキューポラにて溶融し、
遠心力を利用してロックウール繊維を製綿すると同時
に、有機高分子接着剤としてフェノール樹脂を付着させ
た後、連続的にコンベア上を送りながら、複数層折り畳
んだ。この積層体を上下方向から加圧しながら、250
℃の雰囲気に保持してフェノール樹脂の接着性を発現さ
せ、板状の繊維質マットを成形した。得られた繊維質マ
ットは、厚さ50mm、密度160kg/m3 であっ
た。 実施例2 実施例1で得た繊維質マットを、25mm幅、50mm
幅に切断して、25mm角、50mm角のブロック体を
得た。このブロック体に水生植物としてホテイアオイを
繁茂させ、水質浄化用濾材として汚水が川に流入する箇
所を囲むように設置した。その結果、耐圧縮性に問題は
なく、水質浄化効果を発揮した。 実施例3 また、実施例1で得た繊維質マットを、長さ900m
m、幅600mmに切断し、板状体とした。この板状体
を鉄製の金網で覆い、別途汚水が川に流入する箇所を囲
むように石を鉄製の金網内に充填して配置した枠体の間
に該板状体を介在させて、敷設した。その結果、耐圧縮
性に問題はなく、水質浄化効果を発揮することが確かめ
られた。
遠心力を利用してロックウール繊維を製綿すると同時
に、有機高分子接着剤としてフェノール樹脂を付着させ
た後、連続的にコンベア上を送りながら、複数層折り畳
んだ。この積層体を上下方向から加圧しながら、250
℃の雰囲気に保持してフェノール樹脂の接着性を発現さ
せ、板状の繊維質マットを成形した。得られた繊維質マ
ットは、厚さ50mm、密度160kg/m3 であっ
た。 実施例2 実施例1で得た繊維質マットを、25mm幅、50mm
幅に切断して、25mm角、50mm角のブロック体を
得た。このブロック体に水生植物としてホテイアオイを
繁茂させ、水質浄化用濾材として汚水が川に流入する箇
所を囲むように設置した。その結果、耐圧縮性に問題は
なく、水質浄化効果を発揮した。 実施例3 また、実施例1で得た繊維質マットを、長さ900m
m、幅600mmに切断し、板状体とした。この板状体
を鉄製の金網で覆い、別途汚水が川に流入する箇所を囲
むように石を鉄製の金網内に充填して配置した枠体の間
に該板状体を介在させて、敷設した。その結果、耐圧縮
性に問題はなく、水質浄化効果を発揮することが確かめ
られた。
【0013】実施例4 ロックウールからなる成型体を通常の爬取り機で小塊状
とし、この小塊に水を噴霧しつつ造粒機にかけて、粒状
化した。得られた粒状綿は、粒径7mm、密度350k
g/m3 であった。この粒状綿を直径500mmのポリ
エチレン製の筒状の網体内に充填し、水生植物としてホ
テイアオイを繁茂させ、水質浄化用濾材として汚水が川
に流入する箇所を囲むように設置した。その結果、耐圧
縮性に問題はなく、水質浄化効果を発揮することが確か
められた。
とし、この小塊に水を噴霧しつつ造粒機にかけて、粒状
化した。得られた粒状綿は、粒径7mm、密度350k
g/m3 であった。この粒状綿を直径500mmのポリ
エチレン製の筒状の網体内に充填し、水生植物としてホ
テイアオイを繁茂させ、水質浄化用濾材として汚水が川
に流入する箇所を囲むように設置した。その結果、耐圧
縮性に問題はなく、水質浄化効果を発揮することが確か
められた。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、無機質
繊維又は有機質繊維等の繊維質材料からなる成型物に水
生植物を繁茂させてなることを特徴とする汚水浄化用濾
材であり、網状体の内部に収納した汚水浄化用濾材を、
排水又は海水に浸漬することを特徴とする汚水の浄化方
法であるから、濾材の表面部分で好気性微生物が繁殖
し、内部部分で嫌気性微生物が繁殖し、好気性処理能
力、嫌気性処理能力の双方を有していることは勿論であ
るが、耐剥離性、耐圧縮性を有することから、汚水、海
水中に浸漬して長期間使用することができるという効果
を発揮する。また、濾材に繁茂させた水生植物の光合成
作用による好気性、嫌気性が発生することから、ここで
も、汚水、海水の浄化作用が起こるという効果を発揮す
る。
繊維又は有機質繊維等の繊維質材料からなる成型物に水
生植物を繁茂させてなることを特徴とする汚水浄化用濾
材であり、網状体の内部に収納した汚水浄化用濾材を、
排水又は海水に浸漬することを特徴とする汚水の浄化方
法であるから、濾材の表面部分で好気性微生物が繁殖
し、内部部分で嫌気性微生物が繁殖し、好気性処理能
力、嫌気性処理能力の双方を有していることは勿論であ
るが、耐剥離性、耐圧縮性を有することから、汚水、海
水中に浸漬して長期間使用することができるという効果
を発揮する。また、濾材に繁茂させた水生植物の光合成
作用による好気性、嫌気性が発生することから、ここで
も、汚水、海水の浄化作用が起こるという効果を発揮す
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 繊維質材料からなる成型物に水生植物を
植栽してなる水質浄化用濾材。 - 【請求項2】 繊維質材料の成型物の表面又は内部に水
生植物の種子を保持させたものである水質浄化用濾材。 - 【請求項3】 繊維質材料からなる成型物が粒状化した
ものである請求項1又は請求項2記載の水質浄化用濾
材。 - 【請求項4】 成型物は網状体の内部に収納されてなる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記
載の水質浄化用濾材。 - 【請求項5】 水中において金属製網状内に石材を充填
した複数の水質浄化用資材を一定間隔で配置し、その間
に繊維質材料からなる成型物を敷設することを特徴とす
る水質浄化方法。 - 【請求項6】 繊維質材料からなる成型物には、水生植
物を植栽し、又は、その種子を保持させた水質浄化用濾
材である請求項5記載の水質浄化方法。 - 【請求項7】 繊維質材料からなる成型物は網状体の内
部に収納して敷設させることを特徴とする請求項5又は
請求項6記載の水質浄化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29962094A JPH08155479A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 水質浄化用濾材及び水質浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29962094A JPH08155479A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 水質浄化用濾材及び水質浄化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155479A true JPH08155479A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17874973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29962094A Pending JPH08155479A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 水質浄化用濾材及び水質浄化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08155479A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002238400A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Nisshoku Corp | 疑似藻場の造成基体 |
| JP2004167471A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-17 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 水処理材、硝酸性窒素処理材及びその製造方法 |
| KR100491002B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-05-24 | 주식회사 포스코 | 크롬 및 질산을 함유하는 폐수처리방법 |
| CN106587496A (zh) * | 2016-12-07 | 2017-04-26 | 浙江通天星集团股份有限公司 | 一种基于植物过滤池的污水处理方法 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29962094A patent/JPH08155479A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100491002B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-05-24 | 주식회사 포스코 | 크롬 및 질산을 함유하는 폐수처리방법 |
| JP2002238400A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-27 | Nisshoku Corp | 疑似藻場の造成基体 |
| JP2004167471A (ja) * | 2002-11-05 | 2004-06-17 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 水処理材、硝酸性窒素処理材及びその製造方法 |
| CN106587496A (zh) * | 2016-12-07 | 2017-04-26 | 浙江通天星集团股份有限公司 | 一种基于植物过滤池的污水处理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030819 |