JPH08155500A - 汚泥脱水剤 - Google Patents

汚泥脱水剤

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JPH08155500A
JPH08155500A JP6331779A JP33177994A JPH08155500A JP H08155500 A JPH08155500 A JP H08155500A JP 6331779 A JP6331779 A JP 6331779A JP 33177994 A JP33177994 A JP 33177994A JP H08155500 A JPH08155500 A JP H08155500A
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sludge
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meth
mol
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正幸 村野
Shoji Matsushima
尚司 松島
Michiyo Kubo
美智代 久保
Shigeru Sato
茂 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アミジン単位及びポリマー中の全構造単位中5
〜46モル%の(メタ)アクリル酸単位を有する両性ポ
リマーからなることを特徴とする汚泥脱水剤。 【効果】本発明の汚泥脱水剤を使用すると、凝集力が高
く汚泥の処理量が上がり、含水率の低い脱水ケーキを得
ることができ、さらに、ろ布からのケーキ剥離性がよい
ので圧搾圧力を高くすることができ、その結果からもケ
ーキ含水率を下げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚泥脱水剤に関する。
さらに詳しくは、本発明は、凝集性及びろ過性に優れ、
機械脱水後、含水率の低い脱水ケーキを得ることができ
る汚泥脱水剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、汚泥の脱水処理には、高分子
量のカチオン性ポリマーが広く用いられている。このよ
うな高分子量のカチオン性ポリマーとしては、例えば、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートの3級塩、
または4級アンモニウム塩のホモポリマー又はアクリル
アミドなどとのコポリマーが挙げられる。しかしなが
ら、近年、下水道の整備などにより、汚泥発生量が増加
し、汚泥中の有機物量の増加、腐敗などの汚泥性状の悪
化が進んでいる。そのために、現在主として使用されて
いる上記のようなカチオン性ポリマーには以下のような
問題があり、処理方法の改善が求められている。すなわ
ち、(1)凝集フロックは大きいが、強度が弱い。そのた
め、重力ろ過性が悪く汚泥の処理量が上がらず、汚泥の
SSが分離液にリークし、ろ布からのケーキの剥離性が
悪く脱水機の運転トラブルを起こしやすい。(2)ケーキ
含水率が下がらない。そのため、ケーキの埋め立て処分
の場合には、ケーキの運搬費用が嵩み、焼却の場合に
は、焼却炉のトラブルを起こしやすく、焼却のための燃
料費が嵩む。(3)汚泥の脱水処理が安定しない。これら
の問題を解決するため、特開平5−192513号公報
にはアミジン系ポリマーが提案されているが、ケーキ含
水率は従来より低下するものの、凝集力が弱いため、汚
泥の処理量が上がらず、脱水処理が安定しないという欠
点を有している。また、特開昭62−205112号公
報には、ポリマー中にアクリル酸単位を有する両性ポリ
マーが提案されているが、カチオン性単位はジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレートであり、上記問題は若
干改善されるが、ケーキ含水率は下がらず、さらなる改
善が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ろ過性の良
好な強度の大きい凝集フロックを形成し、ろ過に際し
て、含水率が低くろ布からの剥離性の良好なケーキが得
られ、安定して汚泥の脱水処理を行うことができる汚泥
脱水剤を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アミジン単位と
(メタ)アクリル酸単位を有する両性ポリマーが、ろ過
性の良好な凝集フロックを形成することを見いだし、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)アミジン単位及びポリマー中の全
構造単位中5〜46モル%の(メタ)アクリル酸単位を
有する両性ポリマーからなり、アミジン単位が一般式
[1]又は[2]の構造を有し、(メタ)アクリル酸単
位が一般式[3]の構造を有することを特徴とする汚泥
脱水剤、
【化3】 (ただし、式中、R1、R2及びR3は水素又はメチル基
であり、X-は塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ン、硝酸イオン又は酢酸イオンである。)、及び、
(2)アミジン単位及びポリマー中の全構造単位中5〜
46モル%の(メタ)アクリル酸単位を有する両性ポリ
マーからなり、アミジン単位が一般式[4]又は[5]
の構造を有し、(メタ)アクリル酸単位が一般式[6]
の構造を有することを特徴とする汚泥脱水剤、
【化4】 (ただし、式中、R1、R2及びR3は水素又はメチル基
であり、M+はアルカリ金属イオン又はアンモニウムイ
オンである。)、を提供するものである。さらに、本発
明の好ましい態様として、(3)アミジン単位が全構造
単位中5〜80モル%である第(1)〜(2)項記載の汚泥
脱水剤、(4)1N塩化ナトリウム水溶液を溶媒として
30℃で測定した固有粘度が、1dl/g以上である第
(1)〜(3)項記載の汚泥脱水剤、(5)両性ポリマー
が、アクリロニトリル、N−ビニルホルムアミド及びア
クリル酸又はその塩のコポリマーより得られたものであ
る第(1)〜(4)項記載の汚泥脱水剤、及び、(6)加水
分解及びアミジン化反応を塩酸を用いて行ったものであ
る第(1)項及び第(3)〜(5)項記載の汚泥脱水剤、を挙
げることができる。
【0005】本発明において、アミジン単位及び(メ
タ)アクリル酸単位を有するポリマーは、 (1)(メタ)アクリロニトリル CH2=CR1CN (ただし、式中、R1は水素又はメチル基である。)、 (2)N−ビニルカルボン酸アミド、N−イソプロペニル
カルボン酸アミド、N−ビニルカルボン酸イミド又はN
−イソプロペニルカルボン酸イミド
【化5】 (ただし、式中、R2は水素又はメチル基、R4は水素又
は炭素数1〜4のアルキル基、R5は炭素数2〜3のア
ルキレン基である。)、 (3)(メタ)アクリル酸 CH2=CR3COOH (ただし、式中、R3は水素又はメチル基である。)又
はその塩、及び、必要に応じて、 (4)他の共重合可能なビニルモノマー、 を共重合し、得られたコポリマーを加水分解及びアミジ
ン化することにより得ることができる。本発明に用いる
N−ビニルカルボン酸アミドとしては、例えば、N−ビ
ニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニ
ルプロピオンアミド、N−ビニルブチルアミド、N−ビ
ニルバレルアミドなどを挙げることができる。N−イソ
プロペニルカルボン酸アミドとしては、例えば、N−イ
ソプロペニルホルムアミド、N−イソプロペニルアセト
アミド、N−イソプロペニルプロピオンアミド、N−イ
ソプロペニルブチルアミド、N−イソプロペニルバレル
アミドなどを挙げることができる。N−ビニルカルボン
酸イミドとしては、例えば、N−ビニルこはく酸イミ
ド、N−ビニルグルタルイミドなどを、また、N−イソ
プロペニルカルボン酸イミドとしては、例えば、N−イ
ソプロペニルこはく酸イミド、N−イソプロペニルグル
タルイミドなどを挙げることができる。本発明に用いる
上記の他の共重合可能なモノマーとしては、適当なモノ
マー反応性比を有するものであれば制限なく使用するこ
とができ、例えば、(メタ)アクリルアミド、スチレ
ン、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドンなどのノ
ニオン性単量体、ビニルスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン
酸などのスルホン基を有する単量体又はそのアルカリ金
属塩などのアニオン性単量体、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミドなどの3級塩若しくは4級アンモニ
ウム塩などのカチオン性単量体を挙げることができる。
【0006】本発明において、重合方法には特に制限は
なく、使用するモノマー及び生成するポリマーの溶解性
などに応じて、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などを選
ぶことができる。例えば、使用するモノマーも生成する
ポリマーも水溶性であれば、水溶液重合が可能であり、
モノマーを水に溶解し、不活性ガスをバブリングし、所
定温度まで昇温したのち水溶性重合開始剤を添加するこ
とによってポリマーを得ることができる。水溶液重合に
より得られたポリマーは、そのまま又は単離したのち、
加水分解及びアミジン化反応に供することができる。ま
た、使用するモノマーの水への溶解度が小さいときは、
懸濁重合、乳化重合などを用いることができる。乳化重
合においては、水中にモノマー、乳化剤、水溶性の重合
開始剤などを加え、不活性ガス雰囲気中で撹拌下に加熱
することによりポリマーを得ることができる。重合開始
剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、
2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩な
ど、一般的な開始剤を用いることができるが、アゾ系化
合物が特に好ましい。本発明において、上記のポリマー
の水溶液を酸又はアルカリの存在下に加熱することによ
り、ポリマー中の酸アミド単位又は酸イミド単位を加水
分解してアミン単位とし、さらにアミン単位と隣接する
ニトリル単位の反応により一般式[1]、[2]、
[4]又は[5]で表されるアミジン単位を生成するア
ミジン化反応を行う。加水分解及びアミジン化反応は2
段階で行うことができるが、通常は1段階で行うことが
好ましい。ポリマーの構造と目的の加水分解率及びアミ
ジン化率に応じて、反応条件を選択することが可能であ
る。通常は上記のポリマーを5〜80重量%の水溶液又
は水分散液とし、酸アミド単位又は酸イミド単位に対し
1〜5当量倍の酸、又は酸アミド単位に対し1〜5当量
倍のアルカリ若しくは酸イミド単位に対し2〜10当量
倍のアルカリを加え、40〜100℃に加熱することに
より加水分解及びアミジン化反応を行うことができる。
なお、前記の共重合可能なビニルモノマーのうち、(メ
タ)アクリルアミド類及び(メタ)アクリレート類に由
来するポリマー中の構造単位は、加水分解によって一部
が一般式[3]又は[6]で示される(メタ)アクリル
酸単位に変化する。本発明の汚泥脱水剤において、一般
式[3]又は[6]で示される(メタ)アクリル酸単位
は、ポリマー中の全構造単位の5〜46モル%、好まし
くは5〜30モル%である。ポリマーの構造単位とは、
一般式[1]、[2]、[4]又は[5]で表されるア
ミジン単位並びに一般式[3]又は[6]で表される
(メタ)アクリル酸単位は、これらの構造式で表される
単位が1構造単位であり、酸アミド単位、酸イミド単位
若しくは(メタ)アクリロニトリル単位又はこれらの加
水分解により生成した構造単位であってアミジン化反応
に関与しなかったものは、それぞれが1構造単位であ
り、また、他の共重合可能なモノマーに由来する構造単
位は、1モノマー単位が1構造単位である。一般式
[3]又は[6]で示される(メタ)アクリル酸単位
が、全構造単位の5モル%未満であっても、46モル%
を超えても、汚泥脱水剤としての凝集性能が低下する。
本発明の汚泥脱水剤において、一般式[1]、[2]、
[4]又は[5]で示されるアミジン単位は、ポリマー
中の全構造単位の5〜80モル%であることが好まし
く、20〜80モル%であることがさらに好ましい。
【0007】本発明の汚泥脱水剤は、高分子量であるこ
とが好ましく、分子量の指標となる1N塩化ナトリウム
水溶液を溶媒として30℃で測定した固有粘度が1dl/
g以上であることが好ましく、3dl/g以上であること
がさらに好ましい。本発明の汚泥脱水剤は、アミジン化
反応を終了した水溶液のまま又は濃縮若しくは希釈した
水溶液として、排水の凝集剤、汚泥の脱水剤、紙用添加
剤などに使用することができ、あるいは、両性ポリマー
の水溶液をアセトンなどの有機溶媒と混合し、両性ポリ
マーを沈殿せしめた後、分離、乾燥して粉末化し、ある
いはエマルションなどとして使用することができる。本
発明の汚泥脱水剤を使用する対象となる汚泥には特に制
限はなく、下水、し尿、一般産業排水処理で生じる有機
性汚泥、凝集汚泥を含む混合汚泥などに対し好適に使用
することができる。本発明の汚泥脱水剤を、0.1〜1
重量%水溶液として汚泥に添加し凝集することができ
る。本発明の汚泥脱水剤は、他のカチオン性ポリマー、
アニオン性ポリマー、両性ポリマーなどと併用すること
ができ、これらを溶解の際にブレンドし、あるいは各々
を別々に汚泥に添加して脱水に用いることができる。ま
た、本発明の汚泥脱水剤は無機凝集剤と併用することが
でき、さらに必要に応じて、スルファミン酸などの酸性
物質を添加することができる。併用する無機凝集剤とし
ては、例えば、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩
化第二鉄、硫酸第一鉄、ポリ硫酸鉄などを挙げることが
できる。本発明の汚泥脱水剤により凝集した汚泥の脱水
に用いる脱水機には特に制限はなく、通常の汚泥処理に
使用される機器を使用することができる。このような脱
水機としては、例えば、ベルトプレス脱水機、遠心脱水
機、フィルタープレス脱水機、スクリュープレス脱水
機、真空脱水機などを挙げることができる。本発明の汚
泥脱水剤によれば、アミジン単位のカチオン性により汚
泥の凝集が起こり、それに加え、(メタ)アクリル酸単
位のアニオン性により、締まったフロックを形成し、ケ
ーキからの水抜けが良く、低含水率の脱水ケーキを得る
ことができる。
【0008】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 製造例1(アミジン系両性ポリマー) 撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管をつけた5
00mlフラスコに、N−ビニルホルムアミド35.5g
(0.5モル)、アクリロニトリル21.2g(0.4モ
ル)、アクリル酸ナトリウム9.4g(0.1モル)及び
水310gを入れ、雰囲気を窒素で置換した。撹拌しつ
つ60℃に昇温し、2,2'−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)二塩酸塩の10%水溶液1.0gを添加し、6
0℃を保ったまま5時間重合を続けた。水中にポリマー
が析出した懸濁液に濃塩酸98.1g(塩化水素として
1.0モル)を加え、加熱して還流しつつ4時間反応
し、ポリマーをアミジン化した。得られたポリマー溶液
をアセトン中に添加し、析出したポリマーを真空乾燥し
た。この両性ポリマーの、1N塩化ナトリウム水溶液を
溶媒として30℃で測定した固有粘度は、4.2dl/g
であった。また、この両性ポリマーのコロイド当量は、
pH=3において5.7であり、pH=10において0.6で
あった。 製造例2(アミジン系両性ポリマー) 使用するモノマーを、N−ビニルホルムアミド32.0
g(0.45モル)、アクリロニトリル21.2g(0.
4モル)及びアクリル酸ナトリウム14.1g(0.15
モル)とした以外は、製造例1と全く同じ操作を繰り返
して両性ポリマーを得た。この両性ポリマーの、1N塩
化ナトリウム水溶液を溶媒として30℃で測定した固有
粘度は、4.7dl/gであった。また、この両性ポリマ
ーのコロイド当量は、pH=3において3.5であり、pH
=10において−1.2であった。 製造例3(アミジン系両性ポリマー) 使用するモノマーを、N−ビニルホルムアミド35.5
g(0.5モル)、アクリロニトリル10.6g(0.2
モル)及びアクリル酸ナトリウム28.2g(0.3モ
ル)とした以外は、製造例1と全く同じ操作を繰り返し
て両性ポリマーを得た。この両性ポリマーの、1N塩化
ナトリウム水溶液を溶媒として30℃で測定した固有粘
度は、5.3dl/gであった。また、この両性ポリマー
のコロイド当量は、pH=3において5.2であり、pH=
10において−2.4であった。 参考例1(カチオン性ポリマー) 撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管をつけた5
00mlフラスコに、ジメチルアミノエチルメタクリレー
トのメチルクロライド四級化物103.8g(0.5モ
ル)及び水310gを入れ、雰囲気を窒素で置換した。
撹拌しつつ60℃に昇温し、2,2'−アゾビス(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩の10%水溶液1.0gを添
加し、60℃を保ったまま5時間重合を続けた。得られ
たポリマー溶液をアセトン中に添加し、析出したポリマ
ーを真空乾燥した。このカチオン性ポリマーの、1N塩
化ナトリウム水溶液を溶媒として30℃で測定した固有
粘度は、5.0dl/gであった。また、このカチオン性
ポリマーのコロイド当量は、pH=3において4.8であ
った。 参考例2(両性ポリマー) 使用するモノマーを、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ートのメチルクロライド四級化物51.9g(0.25モ
ル)、アクリルアミド10.7g(0.15モル)、及び
アクリル酸7.2g(0.1モル)とした以外は、参考例
1と全く同じ操作を繰り返して両性ポリマーを得た。こ
の両性ポリマーの、1N塩化ナトリウム水溶液を溶媒と
して30℃で測定した固有粘度は、10dl/gであっ
た。また、この両性ポリマーのコロイド当量は、pH=3
において2.5であり、pH=10において−1.2であっ
た。 参考例3(アミジン系両性ポリマー) 使用するモノマーを、N−ビニルホルムアミド21.3
g(0.3モル)、アクリロニトリル15.9g(0.3
モル)及びアクリル酸ナトリウム37.6g(0.4モ
ル)とした以外は、製造例1と全く同じ操作を繰り返し
て両性ポリマーを得た。この両性ポリマーの、1N塩化
ナトリウム水溶液を溶媒として30℃で測定した固有粘
度は、5.5dl/gであった。また、この両性ポリマー
のコロイド当量は、pH=3において2.1であり、pH=
10において−4.3であった。 参考例4(アミジン系ポリマー) 使用するモノマーを、N−ビニルホルムアミド35.5
g(0.5モル)及びアクリロニトリル26.5g(0.
5モル)とした以外は、製造例1と全く同じ操作を繰り
返してアミジン系ポリマーを得た。このアミジン系ポリ
マーの、1N塩化ナトリウム水溶液を溶媒として30℃
で測定した固有粘度は、3.3dl/gであった。また、
このポリマーのコロイド当量は、pH=3において6.1
であった。製造例1〜3及び参考例1〜4で得たポリマ
ーの特性を第1表に示す。
【0009】
【表1】
【0010】[注] 1)1N塩化ナトリウム水溶液を溶媒として30℃で測
定 2)ビニルホルムアミド 3)アクリロニトリル 4)アクリル酸ナトリウム 5)ジメチルアミノエチルメタクリレートのメチルクロ
ライド四級化物のホモポリマー 6)ジメチルアミノエチルメタクリレートのメチルクロ
ライド四級化物/アクリルアミド/アクリル酸=50/
30/20(モル%)のコポリマー 実施例1〜3及び比較例1〜4 下水・混合生汚泥を用いて凝集及びろ過試験を行った。
用いた汚泥の性状は、pH6.1、SS1.36重量%、V
SS/SS78.7重量%、繊維分/SS18.6重量
%、電導度1.42mS/cmであった。上記の汚泥20
0mlを、300mlポリビーカーに採り、0.2重量%に
調製したポリマー溶液をポリマーの添加率が汚泥中のS
Sに対して0.6重量%になるよう、シリンジを用いて
汚泥に加え、タービン羽根を備えた撹拌機で250rp
m、30秒撹拌を行った。その時のフロック径を測定し
た後、ナイロンろ布を敷いたヌッチェロートに内径50
mmの塩化ビニル樹脂製の円筒を置き、その中へ凝集した
汚泥を注ぎ込み、メスシリンダーを用いて10秒後のろ
液量を測定した。次にろ布上に残った凝集汚泥をベルト
プレス用のポリエステルろ布にとり、1.0kg/cm2で6
0秒圧搾した。次にろ布上のケーキをヘラでかきとり、
含水率を測定した。ろ布に付着した汚泥は高圧水で洗い
落とし、固形物量を測定することにより、ろ布からの剥
離性を評価した。結果を第2表に示す。
【0011】
【表2】
【0012】本発明の汚泥脱水剤を使用した実施例1〜
3においては、10秒後のろ液量が多く重力ろ過性が良
好であり、圧搾テストにおいてもケーキの含水率は74
〜75重量%と低く、かつ99重量%以上がろ布から剥
離している。これに対して、カチオン性ポリマーを用い
た比較例1及び従来の両性ポリマーを用いた比較例2で
は、ろ過性、ケーキの含水率、剥離性ともに実施例1〜
3に比べ劣っている。また、アミジン系両性ポリマーで
あってもアクリル酸単位の量が多すぎるものを用いた比
較例3では、重力ろ過性が著しく劣り、ケーキ含水率が
高く、剥離性も不良である。アクリル酸単位を有しない
アミジン系ポリマーを用いた比較例4は、比較例1〜4
の中では良好な結果を与えているが、実施例1〜3と比
較すると、重力ろ過性、ケーキの含水率及び剥離性のす
べての点で劣っている。 実施例4〜6及び比較例5〜8 し尿・余剰汚泥+3次処理混合汚泥を用いて凝集及びろ
過試験を行った。用いた汚泥の性状は、pH7.0、SS
2.3重量%、VSS/SS72.7重量%、繊維分/S
S3.4重量%、電導度2.16mS/cmであった。な
お、試験は実施例1〜3及び比較例1〜4と全く同じ方
法により行った。結果を第3表に示す。
【0013】
【表3】
【0014】本発明の汚泥脱水剤を使用した実施例4〜
6においては、10秒後のろ液量が多く重力ろ過性が良
好であり、圧搾テストにおいてもケーキの含水率は約8
0重量%と低く、かつ99重量%以上がろ布から剥離し
ている。これに対して、カチオン性ポリマーを用いた比
較例5では、凝集フロックが小さく、ろ過性が著しく劣
り、ケーキの含水率が高く、剥離性も不良である。従来
の両性ポリマーを用いた比較例6は、比較例5〜8の中
では良好な結果を与えているが、実施例4〜6と比較す
ると、重力ろ過性及びケーキの含水率において劣ってい
る。また、アミジン系両性ポリマーであってもアクリル
酸単位の量が多すぎるものを用いた比較例3及びアクリ
ル酸単位を有しないアミジン系ポリマーを用いた比較例
4は、いずれも、重力ろ過性、ケーキの含水率及び剥離
性において、実施例4〜6に比べ劣っている。
【0015】
【発明の効果】本発明の汚泥脱水剤を使用すると、凝集
力が高く汚泥の処理量が上がり、含水率の低い脱水ケー
キを得ることができ、さらに、ろ布からのケーキ剥離性
がよいので圧搾圧力を高くすることができ、その結果か
らもケーキ含水率を下げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 茂 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗田 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミジン単位及びポリマー中の全構造単位
    中5〜46モル%の(メタ)アクリル酸単位を有する両
    性ポリマーからなり、アミジン単位が一般式[1]又は
    [2]の構造を有し、(メタ)アクリル酸単位が一般式
    [3]の構造を有することを特徴とする汚泥脱水剤。 【化1】 (ただし、式中、R1、R2及びR3は水素又はメチル基
    であり、X-は塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
    ン、硝酸イオン又は酢酸イオンである。)
  2. 【請求項2】アミジン単位及びポリマー中の全構造単位
    中5〜46モル%の(メタ)アクリル酸単位を有する両
    性ポリマーからなり、アミジン単位が一般式[4]又は
    [5]の構造を有し、(メタ)アクリル酸単位が一般式
    [6]の構造を有することを特徴とする汚泥脱水剤。 【化2】 (ただし、式中、R1、R2及びR3は水素又はメチル基
    であり、M+はアルカリ金属イオン又はアンモニウムイ
    オンである。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094739A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Daiyanitorikkusu Kk 汚泥脱水剤およびこれを用いた有機汚泥の脱水処理方法
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