JPH08155629A - 誘導コイルを備えた鋳造装置及び誘導コイル - Google Patents

誘導コイルを備えた鋳造装置及び誘導コイル

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JPH08155629A
JPH08155629A JP30110194A JP30110194A JPH08155629A JP H08155629 A JPH08155629 A JP H08155629A JP 30110194 A JP30110194 A JP 30110194A JP 30110194 A JP30110194 A JP 30110194A JP H08155629 A JPH08155629 A JP H08155629A
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JP
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induction coil
molten metal
coil
mold
gold plating
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Application number
JP30110194A
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English (en)
Inventor
Masaru Yasufuku
勝 安福
Toyoji Mukoyama
東洋治 向山
Tsujihiko Yasuda
辻彦 安田
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Chubu Sukegawa Kogyo Kk
I C DENKI KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Chubu Sukegawa Kogyo Kk
I C DENKI KK
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誘導コイル3の高温酸化を回避することによ
り、誘導コイル3の耐久性の向上、長寿命化に有利な鋳
造装置を提供する。 【構成】製品を形成するキャビティを備えた金型1と、
溶湯を保持する溶湯容器と、溶湯を金型1のキャビティ
に供給するストーク28と、誘導コイル配置室20とを
具備する鋳造装置において、ストーク28の回りを略同
軸的に巻回する誘導コイル3を設け、誘導コイル2とス
トーク28との間に断熱スリーブ5を略同軸的に配置
し、誘導コイル配置室20に外気を供給する貫通孔2
1、22を設ける。誘導コイル3は、銅パイプ製のコイ
ル本体30に金メッキ層、セラミックス層を順に積層し
て構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導コイルを備えた鋳造
装置、及び、誘導コイルに関する。本発明は例えば低圧
鋳造装置、重力鋳造装置、高圧鋳造装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋳造装置においては金型等を
加熱する形態として、ガスバーナ方式や電気抵抗ヒータ
方式が採用されている。しかしながらガスバーナ方式で
は、燃焼ガスが燃焼した後の排気ガスにより作業環境を
悪化する問題がある。更に、不完全燃焼によってススや
一酸化炭素が発生する問題がある。更に安定したHi−
Lo制御による温度調節は難しい。また電気抵抗ヒータ
方式によれば、電気を動力として用いるので、不必要な
排気ガスがでない、温度調整が容易等という利点があ
る。しかし鋳造装置に利用するには必ずしも充分ではな
い。
【0003】更に誘導コイルにより誘導加熱する方式が
考えられる。しかし誘導コイルは雰囲気温度が高温であ
ると、高温酸化し易い問題がある。高温酸化した場合に
は誘導コイルの所要の性能を確保するのに不利となる。
更に、誘導コイルの表層が酸化した酸化層が使用期間が
長くなると次第に剥落してくる。この場合、剥落した酸
化層を介して誘導コイルにおける短絡の問題が生じる。
更に、剥落した酸化層を介して誘導コイルが鋳造装置の
マシンダイベースに接触して漏電するおそれも生じる。
【0004】また従来より、冷却水で誘導コイルを冷却
する技術も開示されている(実開平6−34858号公
報)。これによれば誘導コイルの高温化が抑えられる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし誘導コイルの水
冷が不利な場合もある。例えば、図6は低圧鋳造装置に
誘導コイルを適用した例を示す。図6において、溶湯1
00を保持した炉等の保持容器102に給湯管としての
ストーク104が浸漬され、ストーク104の回りに誘
導コイル106がほぼ同軸的に配置されている。そし
て、加圧口102aから空気を送給して保持容器102
の気圧を増加し、これによりストーク104内の溶湯を
押し上げ、その押し上げた溶湯を金型のキャビティに供
給することにしている。図6から理解できる様にかかる
低圧鋳造装置では、誘導コイル106の下に溶湯100
が位置している。そのため誘導コイル106を冷却水で
水冷することは、水蒸気爆発を誘発する可能性があるた
め、好ましくない。
【0006】この様な場合には、熱輻射や熱伝導等によ
り誘導コイル106は高温となり易い。従って使用に伴
い、誘導コイル106の高温酸化が発生し易い。本発明
は上記した実情に鑑みなされたものであり、各請求項の
共通課題は、誘導コイルの高温酸化を回避することによ
り、誘導コイルの耐久性の向上、長寿命化に有利な鋳造
装置、誘導コイルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導コイルを備
えた鋳造装置は、製品を形成するキャビティを備えた鋳
型と、溶湯状金属を保持する溶湯容器と、溶湯容器に保
持されている溶湯状金属を鋳型のキャビティに供給する
給湯通路を備えた給湯管と、給湯管を包囲する誘導コイ
ル配置室とを具備する鋳造装置において、誘導コイル配
置室に保持され給湯管の回りを巻回する誘導コイルと、
誘導コイルと給湯管との間に配置された断熱部材と、誘
導コイル配置室に冷却用気体を供給して誘導コイル配置
室の誘導コイルに冷却用気体を接触させる気体供給手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0008】本発明の誘導コイルは、導電材料で形成さ
れたコイル本体と、コイル本体の外面に積層された金メ
ッキ層と、金メッキ層の外面に積層されたセラミックス
層とで構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の鋳造装置によれば、溶湯容器に保持さ
れている溶湯状金属は、給湯管を経て鋳型のキャビティ
に供給される。キャビティに供給された溶湯状金属は、
固化して製品となる。誘導コイルに交番電流が通電され
ると、給湯管の溶湯状金属に誘導電流が流れたり、ある
いは、給湯管が導電性を有する場合には給湯管に誘導電
流が流れたりする。かかる誘導電流に伴なうジュール熱
で、給湯管を経てキャビティに供給される溶湯状金属の
温度は、維持される。
【0010】高温の溶湯状金属からの熱輻射や熱伝導
は、断熱部材により抑えられ、誘導コイルの過熱は抑え
られる。気体供給手段から誘導コイル配置室に送られた
冷却用気体は、誘導コイルに接触するので、この意味で
も誘導コイルの過熱は抑えられる。本発明の誘導コイル
によれば、コイル本体に金メッキ層が積層されているの
で、コイル本体と空気との直接接触は抑えられる。更に
金メッキ層は熱伝導性が優れているため、コイル本体に
おける局部的な熱ムラは回避される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。この例で
は誘導コイルの水冷を止めて空冷することにしている。
本実施例に係る全体構成は、図6に示す形態と基本的に
は同様な形態である。図1は本実施例に係る鋳造装置の
要部を模式的に示す。鋳型としての金型1は、鋳造装置
の鋼製のマシンダイベース2に固定されている。金型1
は、製品を形成するキャビティを備えている。金型1の
下方には、図6に示す従来技術の溶湯容器102と同様
な溶湯容器が配置されている。金型1の下部に位置する
マシンダイベース2には、誘導コイル配置室20が盤体
20xで区画されて形成されている。誘導コイル配置室
20を通過する様に、給湯管としてのストーク28が縦
向きに配置されている。ストーク28は鋼製であり、溶
湯容器のアルミ系の溶湯を金型1のキャビティに供給す
る給湯通路28tをもつ。場合によってはストーク28
は、耐火材料のみ或いは耐火材料を主体として構成され
ていても良い。
【0012】誘導コイル配置室20には、誘導コイル3
がストーク28とほぼ同軸的に配置されている。誘導コ
イル3とストーク28との間には、断熱部材としての断
熱スリーブ5がほぼ同軸的に配置されている。従ってス
トーク28から誘導コイル3への熱輻射等の熱伝達は、
抑えられる。断熱スリーブ5は、アルミナ等のセラミッ
クス繊維の集合体をバインダで結合して構成されてい
る。
【0013】前記した誘導コイル3は、導電材料(例え
ば銅、銅系合金)で形成されたパイプをコイル状に巻回
したコイル本体30を用いて構成されている。ここで、
コイル本体30を構成するパイプのパイプ直径D1は6
〜10mm程度、コイル本体30のコイル直径D2は1
50〜200mm程度、上下に隣設するコイル部分の間
隔L1は3〜10mm程度に設定されている。但し、こ
れらの値は鋳造装置等の種類に応じて適宜変更されるも
のであり、上記した値に限定されるものではない。本実
施例では、誘導コイル3を構成するパイプのパイプ孔3
fに冷却水を流す水冷形態を廃止し、パイプ孔3fに圧
縮空気を図略の圧送手段(例えば工場エア源、コンプレ
ッサ、ポンプ等)から送り、これにより誘導コイル3を
強制空冷することにしている。
【0014】誘導コイル3に高周波電流が通電される
と、交番磁束が発生し、これによりストーク28やスト
ーク28内の溶湯に誘導電流が発生し、ストーク28や
ストーク28内の溶湯が誘導加熱される。なお誘導コイ
ル3と金型1との位置関係を所定に規定すれば、金型1
の誘導加熱も期待できる。マシンダイベース2には、誘
導コイル配置室20と外気とを連通する貫通孔21、2
2が形成されている。貫通孔21は誘導コイル配置室2
0の上側に、貫通孔22は誘導コイル配置室20の下側
に位置している。貫通孔21、22を利用して上下方向
での熱対流性を確保し、誘導コイル配置室20の熱気を
外方に放出するためである。貫通孔21、22は、外気
を誘導コイル配置室20に供給する気体供給手段として
機能する。上側の貫通孔21は、熱対流の関係で排気孔
として機能し易いので、複数個形成されている。貫通孔
22も複数個形成しても良い。
【0015】図2及び図3に示す様に、誘導コイル3を
構成するコイル本体30の全域には金メッキ層33が積
層されている。金メッキ層33は電気メッキ処理で被覆
されている。金メッキ層33の厚みは適宜選択できる
が、例えば0.5μm以上程度にできる。電気メッキ処
理のため、コイル本体30のパイプ孔3fの内面にも金
メッキ層33は被覆されている。但し、価格などを考慮
し、マスキング等によりパイプ孔3fの内面に金メッキ
層33を被覆しない形態でも良い。
【0016】通常の金メッキ処理によれば、前処理とし
て、ニッケルメッキ等の中間メッキ層を積層し、その後
に金メッキ処理して金メッキ層33を積層し、金メッキ
層33の強度アップを図るが、本実施例ではニッケル等
の中間メッキ層の高温酸化を避けるため、中間メッキ層
を積層することなく、金メッキ層33をコイル本体30
に直接積層した。
【0017】金メッキ層33の強度アップを図るため
に、金メッキ処理前にコイル本体30の表出面に粗面化
処理としてのサンドブラスト処理を行い、金メッキ層3
3の密着性を向上させた。サンドブラスト処理に代え
て、ショットやグリッドによるブラスト処理を行っても
良い。金メッキ層33よりコイル本体30の高温酸化を
防止することができるが、金メッキ層33はキズ付きや
すいという不具合がある。更にコイル本体30を構成す
るパイプ同士の短絡、漏電を回避するため、金メッキ層
33の外周面上に、熱伝導率が低く電気抵抗の大きいセ
ラミック層35を積層している。
【0018】この場合には次の様にして行った。即ち、
ケイ素系のバインダ(チラノポリマ−:宇部興産株式会
社製)を主要成分とする耐熱塗料(チラノコート:宇部
興産株式会社製)を用い、熱伝導率が低いセラミックス
粉末粒子とこの耐熱塗料とを混合した混合物を金メッキ
層33に刷毛塗り方式で塗布し、これを乾燥処理、焼成
処理(300°C程度において30分間)することによ
りセラミックス層35とした。なおコイル本体30のパ
イプ孔3fの内面には、混合物は塗られていない。
【0019】一般的に熱伝導率が低い材料は物性上電気
抵抗が大きいものであり、金属酸化物がこれに該当す
る。そのため上記セラミックス粉末粒子として、ZrO
2 、SiO2 、TiO2 、Al2 3 、MgO、CaO
の単品または、それらの複合酸化物を採用するのが良
い。なおチラノポリマーは、ポリカルボシラン骨格の主
鎖がチタン有機化合物によって架橋結合された網目状の
有機ケイ素ポリマーであるところで上記耐熱塗料(チラ
ノコート)を誘導コイル3に直接塗布して被膜を積層し
た場合には、その被膜は約300℃から軟化し始めるた
め、単独で使用すると被膜が破れるおそれがある。また
チラノコート被膜は一般的に0.1〜0.3mmと薄く
しか出来ないので、依然キズが付きやすく、また断熱性
もさほど大きくならない。しかし上記耐熱塗料(チラノ
コート)は、誘導コイル3への良好な密着性と粘着性を
有しているので、バインダーとして使用することを本発
明者は考えた。そこでキズ付き防止と断熱性の確保のた
め、本実施例ではwt%でチラノコート10〜30%に
対して、上述のセラミック粉末粒子を70〜90%配合
し、セラミックス層35となる混合物を形成した。
【0020】本実施例では混合物の積層は、1回の刷毛
塗りで行った。1回の刷毛塗りで一般的に0.3〜0.
8mmの被膜が確保でき、重ね塗りによって1.5〜
2.0mmと厚肉化でき、断熱性、耐久性のあるセラミ
ックス層35を形成することができた。この厚みは、上
記値に限定されるものではない。なお必要に応じて、チ
ラノコートとセラミック粉末粒子との混合比、セラミッ
ク粉末粒子の粒度を選択することができる。セラミック
ス層35となる混合物の積層手段は、刷毛塗りに限定さ
れず、スプレー方式、浸漬方式など適宜変更できるもの
である。
【0021】誘導コイル3の取付構造を図4に示す。図
4に示す様に、パイプ孔をもつパイプを巻回した誘導コ
イル3の取付部3iを、電気絶縁材料(例えば窒化珪素
やアルミナ等の焼結体)からなるコイル支持具70の保
持孔70aに嵌めると共に、そのコイル保持具70を金
属製の取付盤72の取付孔72hに嵌め、その状態で鋼
製の圧着端子74を取付盤72に宛てがい、更に鋼製の
ボルト76を螺着することにより、コイル保持具70を
金属製の取付盤72に取付け、これにより誘導コイル3
を取付盤72に保持している。従って取付盤72は、誘
導コイル保持手段として機能する。
【0022】この状態では給電手段として機能する給電
線39は、誘導コイル3に電気接続されており、給電装
置から誘導コイル3に給電可能とされている。なお本実
施例では、誘導コイル3と給電線39との接続領域等に
おいても、上記混合物を塗布することにより、回路全体
の安全性を向上させている。ところで、従来より誘導コ
イル配置室20の空間20rの雰囲気温度は約500°
C程度であり、前述の様に誘導コイル3は溶湯の熱輻
射、熱伝導等により高温となる。ストーク28内の高温
の溶湯、高温のストーク28自体からの熱輻射、熱伝導
等の影響を受けるためである。更に本実施例では誘導コ
イル3を水冷する水冷形態を廃止し、誘導コイル3を空
冷する空冷形態に切り替えているため、誘導コイル配置
室20の空間20rは一層高温化し易い。そのため本実
施例では誘導コイル3における熱負荷は厳しい条件とな
る。
【0023】そこで本実施例では図1から理解できる様
に、前述の様にストーク28と誘導コイル3の間に断熱
スリーブ5を配置しており、ストーク28やストーク2
8の溶湯からの熱伝導や熱輻射の遮断性を高めている。
これにより、断熱スリーブ5の外側の空間20rの雰囲
気温度は約350°Cまで低下した。さらに本実施例で
は、マシンダイベース2の上下に貫通穴21、22を設
けている。従って、熱を帯びた空気は熱対流現象により
上側の貫通孔21から排気され易い。排気されると、温
度が低い新鮮な外気が下側の貫通孔22から誘導コイル
配置室20に進入するので、誘導コイル配置室20の高
温化が抑えられると共に、温度が低い外気が誘導コイル
3に接触するので、誘導コイル3の高温化を抑えること
ができる。
【0024】この様に本実施例では、貫通孔21、22
を利用した熱対流現象を積極的に行うことにより、断熱
スリーブ5の外側の空間20rの雰囲気温度は、約30
0°Cまで低下することができた。従って誘導コイル3
の高温酸化を抑え、長寿命化を図るのに有利である。更
に本実施例では、透磁率が低い断熱スリーブ5は誘導コ
イル3と略同軸的に配置されているので、断熱スリーブ
5と誘導コイル3とは略平行となる。従って、誘導コイ
ル3で発生した磁束を断熱スリーブ5が遮ることを抑制
でき、ストーク28等の誘導加熱に有利である。
【0025】加えて本実施例では次の効果も期待でき
る。過酷な条件にある低圧鋳造や重力鋳造に誘導加熱が
適用できるようになったことにより、鋳造装置及び金型
1の保温や加熱を必要とする部分で、安定した金型の温
度条件と金型の温度設定が調節できるようになった。こ
のことにより、品質の向上(不良率の低下、従来発生し
ていた特定不良がなくなった)が図られる。
【0026】また誘導コイル3による誘導加熱により金
型1の加熱も達成できるので、鋳造工程開始前の金型予
熱工程において、誘導コイル3による誘導加熱と予熱バ
ーナとを併用することによって、金型1の予熱時間が約
60%短縮された。さらに、金型1に被覆する塗型の塗
布作業時の予熱にも利用することにより、金型1の表面
の酸化も抑制でき、金型1のキャビティ型面に塗布した
塗型の寿命を約2倍に延長することができた。これらに
より稼働率の向上を図ることができた。
【0027】(他の実施例)本実施例では誘導コイル3
の短絡、漏電対策として、銅パイプ製からなるコイル本
体30に耐熱塗料(チラノコート)とセラミック粉末と
の混合物を塗布してセラミックス層35を形成している
が、これに限定されるものではなく、コイル本体30に
耐熱セメント層を積層する形態でも良い。場合によって
は耐熱樹脂層を積層する形態も考えられる。この場合で
も、金メッキ層33は有効である。
【0028】更に図5に示す他の実施例の様に、マシン
ダイベース2の誘導コイル配置室20に冷却用気体を送
給する給気装置81を装備すると共に、誘導コイル配置
室20を排気する排気装置82を装備しても良い。給気
装置81や排気装置82により誘導コイル配置室20の
熱気の放出性を向上でき、誘導コイル3の高温酸化防止
に一層貢献できる。冷却用気体としては、空気、場合に
よっては窒素やアルゴンガス等の不活性ガスを採用でき
る。不活性ガスを用いれば、誘導コイル3の高温酸化防
止に一層貢献できる。給気装置81及び排気装置82
は、冷却用気体を誘導コイル配置室20に供給する気体
供給手段としても機能する。給気装置81及び排気装置
82の少なくとも一方を装備すれば良い。
【0029】さらに、誘導コイル3による加熱条件のほ
かに、貫通路21、22を介しての冷却用気体による冷
却条件を適宜組合わせれば、きめ細かい金型温度制御を
実施することが可能となる。上記した誘導コイル3は、
低圧鋳造に用いられる鋳造装置に限らず、重力鋳造装
置、高圧鋳造装置等にも適用できる。更に高周波焼入装
置の様な誘導加熱による熱処理装置、誘導加熱による溶
接装置や熱間鍛造装置などにも適用できるなど、誘導加
熱装置の誘導コイル一般に適用できるものである。
【0030】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施例のみに限定されるものではなく、例えば溶湯はア
ルミ系に限らず、鋳鉄、鋳鋼、マグネシウム系等にも適
用でき、鋳型は砂型でも良く、またコイル本体の材質は
銅系に限らず、鋼系などの様に他の導電材料でも良く、
更にコイル本体はパイプ状に限らず、パイプ孔をもたな
い中実状の形態でも良く、更にまた金メッキ層の密着性
向上のためにコイル本体に施す粗面化処理はエッチング
処理でも良い等、要旨を逸脱しない範囲内で必要に応じ
て適宜選択できるものである。
【0031】(付記)上記した実施例から次の技術的思
想も把握できる。 誘導コイルのコイル本体はパイプ孔をもち、パイプ孔
の内周面にも金メッキ層が積層されている請求項2に記
載の誘導コイル。これによればパイプ孔の内周面におけ
る高温酸化の防止性も向上する。よってパイプ孔の内周
面の損耗が軽減、回避される。そのため、パイプ孔に圧
縮空気等の気体を流して誘導コイルを冷却する場合にお
いて、気体の流過抵抗の低減に有利である。更に金メッ
キ層を構成する金は熱良導体であるため、パイプ孔を流
れる気体による誘導コイルの内面からの冷却性の確保に
も貢献できる。 パイプ孔の内周面に積層された金メッキ層にはセラミ
ックス層が積層されてない上記に記載の誘導コイル。
【0032】これによれば、パイプ孔を流れる気体の流
過抵抗の低減、パイプ孔の流路断面積の確保に有利であ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の鋳造装置によれば、溶湯状金属
からの熱輻射や熱伝導による誘導コイルの過熱は、断熱
部材により抑えられる。更に気体供給手段からの冷却用
気体が誘導コイル配置室に送られ、誘導コイルに接触す
るので、誘導コイルの過熱は抑えられる。そのため誘導
コイルの高温酸化を軽減、回避でき、誘導コイルの耐久
性の向上、長寿命化に有利である。
【0034】本発明の誘導コイルによれば、コイル本体
に積層されている金メッキ層は、コイル本体と高温空気
との直接接触を抑えることができ、誘導コイルの高温酸
化を軽減、回避できる。更に金メッキ層を構成する金は
熱良導体であり、熱伝導性が優れているので、コイル本
体の局部的な熱ムラを回避するのに有利であり、コイル
本体の局部的過熱を抑えるのに有利である。従ってコイ
ル本体における高温酸化を抑えるのに一層有利である。
【0035】更に金メッキ層を構成する金は電気良導体
でもあるので、誘導コイルの導電性の確保、誘導コイル
による誘導加熱性の確保に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造装置の要部を模式的に示す拡大断面図であ
る。
【図2】誘導コイルの平面形態を示す図である。
【図3】誘導コイルの主要部の断面図である。
【図4】誘導コイルの取付構造を示す構成図である。
【図5】他の例に係る鋳造装置の要部を模式的に示す拡
大断面図である。
【図6】従来技術に係る鋳造装置を模式的に示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
図中、1は金型(鋳型)、102は溶湯容器、20は誘
導コイル配置室、21、22は貫通孔(気体供給手
段)、28はストーク(給湯管)、3は誘導コイル、3
0はコイル本体、33は金メッキ層、35はセラミック
ス層、5は断熱スリーブ(断熱部材)を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 6/42 (72)発明者 向山 東洋治 静岡県浜松市本郷町254番地 アイシー電 気株式会社内 (72)発明者 安田 辻彦 愛知県名古屋市中村区沖田町230番地 中 部助川興業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品を形成するキャビティを備えた鋳型
    と、溶湯状金属を保持する溶湯容器と、該溶湯容器に保
    持されている溶湯状金属を該鋳型のキャビティに供給す
    る給湯通路を備えた給湯管と、該給湯管を包囲する誘導
    コイル配置室とを具備する鋳造装置において、 該誘導コイル配置室に保持され該給湯管の回りを巻回す
    る誘導コイルと、 該誘導コイルと該給湯管との間に配置された断熱部材
    と、 該誘導コイル配置室に冷却用気体を供給して該誘導コイ
    ル配置室の誘導コイルに冷却用気体を接触させる気体供
    給手段と、 を具備することを特徴とする誘導コイルを備えた鋳造装
    置。
  2. 【請求項2】導電材料で形成されたコイル本体と、 該コイル本体の外面に積層された金メッキ層と、 該金メッキ層の外面に積層されたセラミックス層とで構
    成されている誘導コイル。
JP30110194A 1994-12-05 1994-12-05 誘導コイルを備えた鋳造装置及び誘導コイル Pending JPH08155629A (ja)

Priority Applications (1)

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