JPH08155644A - アーク溶接モニタ装置 - Google Patents

アーク溶接モニタ装置

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Publication number
JPH08155644A
JPH08155644A JP32967794A JP32967794A JPH08155644A JP H08155644 A JPH08155644 A JP H08155644A JP 32967794 A JP32967794 A JP 32967794A JP 32967794 A JP32967794 A JP 32967794A JP H08155644 A JPH08155644 A JP H08155644A
Authority
JP
Japan
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welding
monitoring
arc
monitoring condition
arc welding
Prior art date
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Application number
JP32967794A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Nakayama
孝良 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyachi Technos Corp
Original Assignee
Miyachi Technos Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的]1台で異なる溶接モードに対応することがで
き、モニタリング機能、操作性およびコスト性を向上さ
せる。 [構成]データ抽出部52および平均値演算部54は平
均化処理部を構成し、比較部56および判定部58は判
定処理部を構成する。平均化処理部で用いる移動ピッチ
δおよび平均化時間Tの設定値は、平均化時間/移動ピ
ッチ記憶部64より与えられる。判定処理部で用いる上
限および下限監視値UM,UL および判定監視値Nの設定
値は、監視値記憶部66より与えられる。監視条件切換
部68は、アーク溶接機のコントローラから送られてく
る切換信号に応動して、平均化時間/移動ピッチ記憶部
64および監視値記憶部66よりそれぞれ平均化処理部
(52,54)および判定処理部(54,58)に与え
られる監視条件データを次の順番に設定されている起動
NO. のものに切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接を監視する
アーク溶接モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接は、溶接電極(アーク溶接
棒)と被溶接材(母材)との間に電圧を印加すると溶接
電極の先端がアーク熱で加熱され溶滴となって母材表面
に移行する現象を利用して、被溶接材を融接する溶接法
であり、自動車、電気・電子部品等の加工に広く活用さ
れている。
【0003】アーク溶接では、溶接電流およびアーク電
圧に溶接状況ないし溶接結果が反映されるが、アークと
いう電離層(気体)が溶接回路の一部を構成するため
に、瞬時値が測定できないほど溶接電流およびアーク電
圧が激しく変動する。そこで、一定時間毎に溶接電流お
よびアーク電圧を平均化し、平均値を測定値とする方法
が行われている。
【0004】本出願人は、先願の特願平2−19891
7で、移動平均法によって平均化測定を行う適応型のア
ーク溶接モニタ装置を開示している。このアーク溶接モ
ニタ装置における移動平均法は、時間軸上で平均化時間
(平均値演算区間)Tを一定のピッチδ(δ<T)で移
動させながら、移動ピッチδ毎に各平均化時間Ti 内の
溶接電流またはアーク電圧の平均値を求める測定法であ
る。このような移動平均法によると、測定対象(溶接電
流、アーク電圧)ないし測定データに含まれるアンダシ
ュートやオーバシュート等の無意味なノイズ、変動を広
い平均化時間Tで除去することができると同時に、実質
的なアーク変動を狭い移動ピッチδで確実に捉えること
が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のアーク
溶接モニタ装置では、平均化処理のための監視条件(平
均化時間、移動ピッチ)および判定処理のための監視条
件(上限および下限監視値)の各値(データ)を任意に
選択することは可能であったが、一時に1組の監視条件
データしか設定できず、アーク溶接の途中で監視条件の
値を他の値に切り替えることができなかった。このた
め、アーク溶接中に被溶接部の形状、板厚、重ね枚数等
が変わるときに不具合が生じた。
【0006】たとえば、図7に示すような形状の2枚の
ワーク100,102を重ね合わせて接合面の縁部10
4をアーク溶接で接合する場合、普通は溶接速度および
溶接電流を直線区間104aでは大きくし、円弧または
曲線区間104bでは小さくするようにしている。図8
に示すように、電気部品の円筒状導電体106に端子金
具108をアーク溶接で接合する場合においても、上記
と同様に被溶接部の直線区間110aと曲線区間110
bとで溶接速度および/または溶接電流を変えるのが普
通である。
【0007】このような場合、平均化時間および移動ピ
ッチは、たとえば溶接速度の速い直線区間104a(1
08a)では細かな測定をする必要が少ないので比較的
大きい値とし、溶接速度の遅い曲線区間104b,10
8bでは細かな測定をするために比較的小さい値にす
る。また、判定用の比較基準値(上限および下限監視
値)も、概して、溶接電流の大きい直線区間104a
(108a)では比較的大きい値が適切であり、溶接電
流の小さい曲線区間104b,108bでは比較的小さ
い値が適切である。
【0008】しかるに、従来のアーク溶接モニタ装置で
は、1回のアーク溶接中はそれら監視条件(平均化時
間、移動ピッチ、上限および下限監視値等)の値がそれ
ぞれ1つの設定値に固定されるため、上記のような溶接
モードまたは溶接条件(溶接速度、溶接電流等)の変化
には対応することができなかった。
【0009】このため、従来は、測定または監視する区
間を1つに絞って、たとえば上記の例では曲線区間10
4b,108bに絞り、その区間について各監視条件の
値を設定し、それらの設定値を基に曲線区間104b,
108のアーク溶接だけを監視するようにしていた。あ
るいは、2台のモニタ装置を用意して、それぞれに直線
区間104a,108aおよび曲線区間104b,10
8bに対応した監視条件データを設定入力し、アーク溶
接中に溶接モードまたは溶接条件が切り替わった時それ
と連動してモニタ装置を切り換えるようなことも行って
いた。しかし、前者のように一部の区間しか監視しない
のではモニタリングの機能が用をなさないことが多く、
そうかといって後者のように複数台の装置を使用するの
ではコスト的な面で不都合であった。
【0010】また、従来のアーク溶接モニタ装置では、
各監視条件の設定値は別の設定値が入力されると消去さ
れるため、操作者にあっては、後に再びその設定値を用
いようとする場合には改めてその設定値を入力しなけれ
ばならず、設定値のデータ管理、入力操作が面倒である
という問題もあった。
【0011】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、1台で異なる溶接モードに対応することがで
き、モニタリング機能、操作性およびコスト性を向上さ
せたアーク溶接モニタ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1のアーク溶接モニタ装置は、アーク溶
接機によるアーク溶接を監視するアーク溶接モニタ装置
において、溶接電極と母材を流れる溶接電流を検出し、
前記溶接電流の電流値を表す信号を出力する溶接電流検
出手段と、予め設定されている平均化処理のための第1
の監視条件データを用いて前記溶接電流検出手段の出力
信号の値から一定時間毎の前記溶接電流の平均値を求め
る溶接電流平均値演算手段と、予め設定されている判定
処理のための第2の監視条件データを用いて前記溶接電
流平均値演算手段で求められた前記溶接電流の平均値か
ら溶接状況ないし溶接結果を判定する判定手段と、予め
設定された各々の起動条件毎に前記第1および第2の監
視条件データを設定する監視条件設定手段と、前記監視
条件設定手段によって設定された起動条件毎の前記第1
および第2の監視条件データを記憶する監視条件記憶手
段と、前記アーク溶接機で実行されるアーク溶接の溶接
条件の切り換えに応動して、前記溶接電流平均値演算手
段および前記判定手段でそれぞれ用いる前記第1および
第2の監視条件データを切り換える監視条件切換手段と
を具備する構成とした。
【0013】また本発明の第2のアーク溶接モニタ装置
は、アーク溶接機によるアーク溶接を監視するアーク溶
接モニタ装置において、溶接電極と母材間のアーク電圧
を検出し、前記アーク電圧の電圧値を表す信号を出力す
るアーク電圧検出手段と、予め設定されている平均化処
理のための第1の監視条件データを用いて前記溶接電流
検出手段の出力信号から一定時間毎の前記アーク電圧の
平均値を求めるアーク電圧平均値演算手段と、予め設定
されている判定処理のための第2の監視条件データを用
いて前記溶接電流平均値演算手段で求められた前記アー
ク電圧の平均値から溶接状況ないし溶接結果を判定する
判定手段と、予め設定された各々の起動条件毎に前記第
1および第2の監視条件データを設定する監視条件設定
手段と、前記監視条件設定手段によって設定された起動
条件毎の前記第1および第2の監視条件データを記憶す
る監視条件記憶手段と、前記アーク溶接機で実行される
アーク溶接の溶接条件の切り換えに応動して、前記アー
ク電圧平均値演算手段および前記判定手段でそれぞれ用
いる前記第1および第2の監視条件データを切り換える
監視条件切換手段とを具備する構成とした。
【0014】
【作用】本発明では、予め監視条件設定手段において、
アーク溶接の溶接モード毎に異なる溶接条件が割り当て
られ、各溶接条件毎に平均化処理用の第1の監視条件デ
ータおよび判定処理用の第2の監視条件データが所望の
値で設定され、それらの設定値が監視条件記憶手段に記
憶(保持)される。そして、アーク溶接中に、溶接条件
が変わると、アーク溶接機側からの所定の信号等に応動
して監視条件切換手段により具備起動条件および監視条
件データが切り換えられ、新たな溶接条件に対応した監
視条件データの下でモニタリング動作(平均化処理、判
定処理)が継続実行される。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の実施例
を説明する。
【0016】図1は、本発明のアーク溶接モニタ装置を
直流アーク溶接機に適用した一実施例の全体構成を示
す。この直流アーク溶接機は、電源装置10より溶接ト
ーチ12側の溶接電極(溶接ワイヤ)14と母材16と
の間に直流電圧を印加し、ガスシールドアーク溶接法に
よりMIG溶接またはMAG溶接を行う。溶接ワイヤ1
4と母材16との間では、不活性ガスまたは炭酸ガス等
からなるシールドガスの雰囲気中でアークが発生し、消
耗性の溶接ワイヤ14は溶融しながら所定の速度で母材
16側へ送給されるようになっている。
【0017】このアーク溶接機において、本実施例のア
ーク溶接モニタ装置は、次のようにアーク電圧および溶
接電流を検出するための手段を備える。
【0018】アーク電圧を検出するために、溶接ワイヤ
14および母材16にアーク電圧検出回路18の一対の
入力端子がそれぞれ接続される。アーク電圧検出回路1
8の出力端子はA/D変換器20の入力端子に接続さ
れ、A/D変換器20の出力端子はCPU24のデータ
端子に接続されている。アーク溶接中、アーク電圧検出
回路18の出力端子には、アーク電圧Eを表すアナログ
の電圧信号VEが得られる。このアナログ電圧信号Eは
A/D変換器20により所定の量子化ビット数(たとえ
ば8ビット)および所定のサンプリング周波数(たとえ
ば5000Hz)でディジタル信号に変換され、このデ
ィジタル信号がCPU24に入力される。
【0019】また、溶接電流を検出するために、電源装
置10と母材16とを接続する導体26に電流検出コイ
ル28が取り付けられ、このコイル28の出力端子に溶
接電流検出回路30の入力端子が接続される。溶接電流
検出回路30の出力端子はA/D変換器32の入力端子
に接続され、A/D変換器32の出力端子はCPU24
のデータ端子に接続されている。アーク溶接中、溶接電
流検出回路30の出力端子には、溶接電流Iを表すアナ
ログの電圧信号VIが得られる。A/D変換器32は、
溶接電流検出回路30からのアナログ電圧信号VIを所
定の量子化ビット数(たとえば8ビット)および所定の
サンプリング周波数(たとえば5000Hz)でディジ
タル信号に変換し、このディジタル信号をCPU24に
与える。
【0020】CPU24は、キーボード34,ROM3
6,RAM38,表示装置40,印字装置42および外
部インタフェース回路44等とも接続しており、ROM
36に格納されているプログラムにしたがって本アーク
溶接モニタ装置における各種の演算,制御を行う。RA
M38には,CPU24で演算されるデータが格納され
るほか、キーボード34を通じて入力された監視条件デ
ータも格納される。表示装置40および印字装置42
は、測定値や判定結果等の出力に用いられる。外部イン
タフェース回路44は、アーク溶接機のコントローラ等
との接続に用いられる。
【0021】図2は、このアーク溶接モニタ装置におい
てCPU24の関係する機能のブロック図である。測定
データ入力部50、データ抽出部52、平均値演算部5
4、比較部56および判定部58の各々は、CPU24
(演算制御部)とROM36(プログラム記憶部)とR
AM38(データ記憶部)とで構成される。出力部60
は、CPU24とROM36とRAM38と表示装置4
0(判定結果表示出力部)または印字装置42(判定結
果印字出力部)とで構成される。監視条件設定部62
は、キーボード34(設定データ入力部)とCPU24
とROM36とRAM38と表示装置40(設定データ
表示部)とで構成される。平均化時間/移動ピッチ記憶
部64および監視値記憶部66の各々は、CPU24と
RAM38とで構成される。監視条件切換部68は、外
部インタフェース回路44(切換信号入力部)とCPU
24とROM36とで構成される。
【0022】図3のタイミング図につき、このアーク溶
接モニタ装置における平均化処理および判定処理の作用
を説明する。
【0023】測定データ入力部50は、A/D変換器2
0または32より、たとえば図3の(A) に示すようなデ
ィジタル値を有する一連のディジタル信号(測定デー
タ)を取り込む。データ間隔tは、A/D変換器20,
26におけるサンプリング周波数に対応している。
【0024】データ抽出部52は、測定データ入力部5
0に取り込まれた一連のデータ(図3の(A) )の中から
図3の(B0),(B1),(B2),(B3),…に示すように移動ピッチ
δ毎に平均化時間Tの演算期間W0,W1,W2,W3,…に含
まれるデータを抽出する。
【0025】平均値演算部54は、データ抽出部56に
より各演算期間W0,W1,W2,W3,…毎に抽出されたデー
タについて移動平均値M0,M1,M2,M3,…を求める(図
3の(C) )。
【0026】比較部56は、平均値演算部54で得られ
た各移動平均値M0,M1,M2,M3,…を上限監視値UM ,
下限監視値UL と比較する(図3の(C) )。
【0027】判定部58は、比較部56からの比較結果
を受け取り、LM ≦Mi ≦UM のときは「適正」、Mi
<LM のときは「下限以下故の不適」、UM <Mi のと
きは「上限以上故の不適」との判定結果を出す(図3の
(D) )。さらに、判定部58は、たとえば1工程毎に全
判定結果を集計し、「不適」の個数が判定監視値Nを越
えているときは「注意」の判定結果を出す。
【0028】判定部58で得られた判定結果は、出力部
60へ送られ、表示装置40のLED表示素子またはラ
ンプ等で表示されたり、あるいは印字装置42でプリン
トアウトされる。
【0029】図4は、このアーク溶接モニタ装置におけ
る移動平均法の作用の一例を示す。図4の(A) は電流検
出回路30、電圧検出回路18の出力信号で表される移
動平均前の溶接電流I、アーク電圧Eの波形図であり、
図4の(B) は移動平均演算部54の演算結果より得られ
る移動平均後の溶接電流I、アーク電圧Eの波形図であ
る。これらの図から明らかなように、アーク溶接中の溶
接電流I、アーク電圧Eに対しては移動平均を求めるこ
とによって、それらの変動をはっきりと解明することが
でき、ひいてはアーク溶接の状況ないし結果を高い精度
で判定することができる。
【0030】上記の移動平均処理において、データ抽出
部52は、各演算期間W0,W1,W2,…に含まれるデータ
を抽出するための監視条件として移動ピッチδおよび平
均化時間Tの設定値を用いる。また、平均値演算部54
は、各演算期間W0,W1,W2,…における移動平均値M0,
M1,M2,…を求めるための監視条件として平均化時間T
の設定値を用いる。これら移動ピッチδおよび平均化時
間Tの設定値は、平均化時間/移動ピッチ記憶部64よ
り与えられる。
【0031】また、上記の判定処理において、比較部5
6は各移動平均値M0,M1,M2,…を評価するための監視
条件として上限および下限監視値UM,UL の設定値を用
い、判定部58は1工程のアーク溶接について良否を判
定するための監視条件として判定監視値Nの設定値を用
いる。これら上限および下限監視値UM,UL および判定
監視値Nの設定値は、監視値記憶部66より与えられ
る。
【0032】監視条件設定部62では、装置側の設定値
入力ルーチンと操作者側のキー入力操作とにより、図5
に示すようなフォーマットで、つまり複数(たとえば最
大15まで)の起動NO. (起動条件)毎に各監視条件
(平均化時間、移動ピッチ、上限および下限監視値なら
びに判定監視値)のそれぞれの所望の値(Ti ,δi ,
UMi,ULi, Ni )が設定される。そして、監視条件設
定部62で設定された監視条件データのうち、平均化時
間および移動ピッチの設定値(Ti ,δi )は平均化時
間/移動ピッチ記憶部64に記憶(保持)され、上限お
よび下限監視値ならびに判定監視値の設定値(UMi,U
Li, Ni )は監視値記憶部66に記憶(保持)される。
【0033】本実施例では、監視条件設定部62におい
て起動NO. の切換順序も設定されるようになっており、
その切換順序の設定値もRAM38内の適当な記憶領域
またはレジスタ等に記憶される。
【0034】監視条件切換部68は、アーク溶接機のコ
ントローラから送られてくる切換信号に応動して、上記
起動NO. 切換順序の設定値を参照し、平均化時間/移動
ピッチ記憶部64および監視値記憶部66よりそれぞれ
平均化処理部(52,54)および判定処理部(54,
58)に与えられる監視条件データ(Ti ,δi )、
(UMi,ULi, Ni )を次の順番に設定されている起動
NO. のもの、たとえば(Ti+2 ,δj+2 )、(UMi+2,
Ui+2j, Ni+2 )に切り換える。
【0035】図6に、平均化時間Tを変えた場合の平均
値測定データの違いを示す。図6の(A) は電流検出回路
30、電圧検出回路18の出力信号で表される移動平均
前の溶接電流I、アーク電圧Eの波形図であり、図6の
(B),(C) は移動ピッチδを20msecとした場合に移
動平均演算部54の演算結果より得られる移動平均後の
溶接電流I、アーク電圧Eの波形図である。ただし、図
6の(B) における平均化時間Tは100msecであ
り、図6の(C) における平均化時間Tは1000mse
cである。
【0036】このように、溶接電流I、アーク電圧Eの
原波形は同じでも、平均化時間Tを変えると、平均値測
定データの値が変わり、監視結果にも違いが出る。した
がって、アーク溶接の態様や溶接条件等に最も適合する
ように平均値測定データ(つまり監視条件データ)が選
択または切り換えられればよい。
【0037】上記したように、本実施例のアーク溶接モ
ニタ装置では、アーク溶接機側からの指令(切換信号)
に応動し、予め設定された起動NO. の順序で各監視条件
データが切り換えられるようになっている。したがっ
て、アーク溶接機においてアーク溶接中に被溶接部の形
状、板厚、重ね枚数等が変わり、それに応じて溶接条件
(溶接速度、溶接電流等)が変わった場合でも、本アー
ク溶接モニタ装置はその変化に対応することが可能であ
る。
【0038】たとえば、図7の場合には、被溶接部の直
線区間104aおよび曲線区間104bに異なる起動N
O. たとえば[1]と[4]を割り当て、各起動NO. 毎
(つまり各区間毎)に最適な監視条件データ(T1,δ1,
UM1, UL1, N1)、(T4,δ4,UM4, UL4, N4)を設定
し、起動NO. の順序を[1]→[4]→[1]と設定す
ればよい。
【0039】そうすると、アーク溶接の被溶接点が直線
区間104aにある間は起動NO. [1]の監視条件デー
タ(T1,δ1,UM1, UL1, N1)で上記のモニタリングが
行われるが、被溶接点が直線区間104aから曲線区間
104bに差し掛かるとアーク溶接機のコントローラか
ら切換信号が発せられることで本アーク溶接モニタ装置
では起動NO. が[4]に切り換えられる。これにより、
被溶接点が曲線区間104bにある間は起動NO. [4]
の監視条件データ(T4,δ4,UM4, UL4, N4)で上記の
モニタリングが行われる。そして、被溶接点が曲線区間
104bを抜けるとアーク溶接機のコントローラから再
び切換信号が発せられることで本アーク溶接モニタ装置
では起動NO. [1]に切り換えられ、再び監視条件デー
タ(T1,δ1,UM1, UL1, N1)が用いられる。
【0040】図8の場合も、各溶接区間108a,10
8bに異なる起動NO. を割り当て、各起動NO. 毎に最適
な監視条件データを設定し、起動NO. の順序を溶接区間
に合った順序に設定することで、上記と同様の動作が行
われる。外にも、たとえば一連の溶接部のうちのある特
定の溶接箇所を重点的に細かく測定・監視したいときな
ど、アーク溶接の実施態様に応じて本アーク溶接モニタ
装置における起動NO.および監視条件データの設定内容
も任意のバリエーションが可能である。
【0041】なお、本実施例のアーク溶接モニタ装置で
は、移動ピッチδの値を平均化時間Tの値に一致させる
ことで、一般的な平均化法、つまり時間軸上で平均化時
間Tを周期的に繰り返して各平均化時間T(演算期間
W)内の平均値を求める測定法を行うことも可能であ
る。
【0042】上記したように、本実施例のアーク溶接モ
ニタ装置では、アーク溶接機の溶接動作と連動して、一
般にはアーク溶接の溶接条件(溶接速度、溶接電流等)
の切り換えと連動して、起動条件を所定の順序で切り換
え、各監視条件データを切換後の新たな溶接条件に対応
したものに切り換えるようにしている。これにより、ア
ーク溶接中に被溶接部の形状、板厚、重ね枚数等が変わ
るようなときでも、本装置1台で全溶接時間にわたりモ
ニタリング動作を中断することなく実行して必要十分な
監視結果を得ることができる。
【0043】また、多数の起動条件が設定可能であり、
各起動条件毎に設定入力した監視条件データはメモリ
(64,66)に保持されるため、各データを一度設定
入力すればよく、同じ入力操作を繰り返す必要がなく、
データ管理の面でも操作性の面でも操作者の負担を著し
く軽減することができる。
【0044】上記した実施例では、アーク溶接モニタ装
置側で起動NO. の順序を予め設定しておいて、溶接実行
時にアーク溶接機のコントローラからの切換信号に応動
してその設定された順次通りに起動NO. を切り換え、監
視条件データを切り換えるようにしていた。しかし、起
動NO. の順序を設定しないでおいて、アーク溶接機のコ
ントローラからの切換信号に起動NO. を指定させ、その
指定通りにアーク溶接モニタ装置側で起動NO. および監
視条件データを切り換えるようにすることも可能であ
る。また、上記実施例における起動NO. は起動条件の一
例であり、数字以外の記号ないし任意の情報を起動条件
とすることが可能である。また、上記実施例における監
視条件データの種類も一例であり、監視機能に合わせて
任意の監視条件を用いることが可能である。
【0045】また、上記した実施例におけるアーク溶接
機はMIG溶接またはMAG溶接を行うものであった
が、TIG溶接を行うアーク溶接機にも本発明のアーク
溶接モニタ装置は適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアーク溶
接モニタ装置によれば、アーク溶接における溶接条件の
切り換えに応動して監視条件データを切り換えて、モニ
タリング動作を継続実行することが可能であり、これに
より、1台で異なる溶接モードに対応可能であり、モニ
タリング機能、操作性およびコスト性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク溶接モニタ装置を直流アーク溶
接機に適用した一実施例の全体構成を示す図である。
【図2】実施例におけるアーク溶接モニタ装置において
CPUの関係する機能の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例のアーク溶接モニタ装置における平均化
処理および判定処理の作用を説明するためのタイミング
図である。
【図4】実施例のアーク溶接モニタ装置における移動平
均法の作用の一例を示す波形図である。
【図5】実施例におけるアーク溶接モニタ装置において
監視条件データ記憶部に記憶されるデータのフォーマッ
トを示す図である。
【図6】実施例におけるアーク溶接モニタ装置において
平均化時間を変えた場合の平均値測定データの違いを示
す波形図である。
【図7】アーク溶接の溶接条件が切り替わる場合の一例
を示す斜視図である。
【図8】アーク溶接の溶接条件が切り替わる場合の別の
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
14 溶接ワイヤ(溶接電極) 16 母材 18 アーク電圧検出回路 24 CPU(マイクロプロセッサ) 28 電流検出コイル 30 溶接電流検出回路 34 キーボード 36 ROM 38 RAM 44 外部インタフェース回路 52 データ抽出部 54 平均値演算部 56 比較部 58 判定部 62 監視条件設定部 64 平均化時間/移動ピッチ記憶部 66 監視値記憶部 68 監視条件切換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク溶接機によるアーク溶接を監視す
    るアーク溶接モニタ装置において、 溶接電極と母材を流れる溶接電流を検出し、前記溶接電
    流の電流値を表す信号を出力する溶接電流検出手段と、 予め設定されている平均化処理のための第1の監視条件
    データを用いて前記溶接電流検出手段の出力信号の値か
    ら一定時間毎の前記溶接電流の平均値を求める溶接電流
    平均値演算手段と、 予め設定されている判定処理のための第2の監視条件デ
    ータを用いて前記溶接電流平均値演算手段で求められた
    前記溶接電流の平均値から溶接状況ないし溶接結果を判
    定する判定手段と、 予め設定された各々の起動条件毎に前記第1および第2
    の監視条件データを設定する監視条件設定手段と、 前記監視条件設定手段によって設定された起動条件毎の
    前記第1および第2の監視条件データを記憶する監視条
    件記憶手段と、 前記アーク溶接機で実行されるアーク溶接の溶接条件の
    切り換えに応動して、前記溶接電流平均値演算手段およ
    び前記判定手段でそれぞれ用いる前記第1および第2の
    監視条件データを切り換える監視条件切換手段と、を具
    備することを特徴とするアーク溶接モニタ装置。
  2. 【請求項2】 アーク溶接機によるアーク溶接を監視す
    るアーク溶接モニタ装置において、 溶接電極と母材間のアーク電圧を検出し、前記アーク電
    圧の電圧値を表す信号を出力するアーク電圧検出手段
    と、 予め設定されている平均化処理のための第1の監視条件
    データを用いて前記溶接電流検出手段の出力信号から一
    定時間毎の前記アーク電圧の平均値を求めるアーク電圧
    平均値演算手段と、 予め設定されている判定処理のための第2の監視条件デ
    ータを用いて前記溶接電流平均値演算手段で求められた
    前記アーク電圧の平均値から溶接状況ないし溶接結果を
    判定する判定手段と、 予め設定された各々の起動条件毎に前記第1および第2
    の監視条件データを設定する監視条件設定手段と、 前記監視条件設定手段によって設定された起動条件毎の
    前記第1および第2の監視条件データを記憶する監視条
    件記憶手段と、 前記アーク溶接機で実行されるアーク溶接の溶接条件の
    切り換えに応動して、前記アーク電圧平均値演算手段お
    よび前記判定手段でそれぞれ用いる前記第1および第2
    の監視条件データを切り換える監視条件切換手段と、を
    具備することを特徴とするアーク溶接モニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の監視条件データには、前記一
    定時間を規定する平均化時間のデータが含まれる請求項
    1または2に記載のアーク溶接モニタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の監視条件データには、移動平
    均法における移動ピッチのデータが含まれる請求項1ま
    たは2に記載のアーク溶接モニタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の監視条件データには、前記平
    均値に対する比較基準値としての上限監視値または下限
    監視値のデータが含まれる請求項1または2に記載のア
    ーク溶接モニタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012110911A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Yaskawa Electric Corp 溶接システム、溶接制御装置及び溶接異常の検出方法
KR101581132B1 (ko) * 2014-10-06 2015-12-31 주식회사 제이지테크윈 아크 용접 모니터링 시스템 및 그 제어 방법
US12459046B2 (en) 2018-01-24 2025-11-04 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Arc welding controlling method

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