JPH0815704B2 - 機械の運動精度測定装置 - Google Patents

機械の運動精度測定装置

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JPH0815704B2
JPH0815704B2 JP643191A JP643191A JPH0815704B2 JP H0815704 B2 JPH0815704 B2 JP H0815704B2 JP 643191 A JP643191 A JP 643191A JP 643191 A JP643191 A JP 643191A JP H0815704 B2 JPH0815704 B2 JP H0815704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械や三次元測定
機等の機械加工現場や測定現場で使用される機械の主軸
とワークが設置されるテーブルとの間の相対的な2軸移
動による円運動の精度を測定する機械の運動精度測定装
置に関し、特に、機械の小半径から比較的大きな半径に
渡る種々の設定半径Rの円運動の運動精度を測定可能で
あると共に測定装置自体に内在する測定誤差要因を補正
値として予め摘出して運動精度の測定を補正して機械の
運動精度を高精度で測定し得るようにする運動精度測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械や三次元測定機等では主軸とこ
れに対向したテーブルとの間で相対的な2軸移動による
円運動を遂行させることにより、ワークの円筒孔加工又
は加工品の真円度や円筒度の測定等が遂行される。従っ
て、機械の円運動精度が直接、加工品の加工精度や測定
精度に影響する。故に、従来より機械の主軸とテーブル
間における相対的な2軸移動による円運動の精度を高精
度で測定せんとする測定装置が種々、提供されている。
【0003】例えば、円板法として周知の方法では、リ
ング形状をしたマスター円を被測定体である機械のテー
ブルに搭載して同テーブルの2次元方向の合成移動によ
りマスター円に円運動を付与し、このとき、同マスター
円に2次元変位センサのプローブを定圧下で接触させて
同プローブにも2次元の円運動を行わせ、真円に対する
プローブの円運動の誤差を測定、検出することにより、
機械の円運動精度を検出する方法がある。
【0004】また、2個の高精度な球を一本のバーの両
端に保持した所謂ダブルボールバーを機械の主軸とテー
ブルとに設けた球面座にて受承し、主軸とテーブルとに
2次元平面内で相対的な円運動を行わせたとき、ダブル
ボールバーのバー内に組み込んだ歪み計等の1次元変位
センサで円運動のラジアル方向変位を検出して円運動の
半径の変動を測定することにより、機械の主軸とテーブ
ルとの相対的な円運動の精度を測定するようにしたDB
B( Double Ball Bar )法として周知にされた方法があ
る。
【0005】然しながら、上述した円板法は機械の円運
動の精度測定に当たり、測定する円運動の径の大小に応
じて所要個数分のマスター円を準備しておく必要があり
煩瑣であると共に高価になる問題点がある。又、マスタ
ー円と2次元変位センサのプローブとが一定の接触圧下
で接触しているために、接触部における摩擦の影響で測
定精度がやや劣化し、しかも測定環境の影響を受けて摩
擦力が変動するために測定精度に対する影響が益々大き
くなる問題点がある。例えば、空中の浮遊粉塵がマスタ
ー円とプローブとの間に入り込んだだけで測定誤差とな
り、円運動の高精度な測定には改善の余地があると言う
欠点がある。
【0006】更に、後者のダブルボールバーを用いた方
法では、当該ダブルボールバー自体の製作に当たり、2
つの高精度球の中心間を一本のバーで接続し、しかも、
そのバーに変位測定手段を組み込む製作作業が難しく、
機能面では、円運動の径が小さな領域の運動測定では運
動変位自体が小さいためにダブルボールバー内に組み込
んだ変位センサでは充分に検知できない難点があると言
う欠点もある。また、任意の半径が測定できないと言う
問題点もある。
【0007】上述した周知の2つの円運動精度測定方法
の問題点を解消すべく、本出願人による鋭意、研究の成
果の一端として既に特願平1ー255281号として提
案されている機械の運動測定装置がある。即ち、同運動
測定装置を概説すると、主軸とテーブルとの間の相対的
な2軸移動による円運動の運動精度を測定するに当た
り、主軸に設けた回転軸と、該回転軸に略平行にテーブ
ル側に設けた回転軸との間に一方の回転軸が他方の回転
軸周りに常に同一点が向き合って相対的に円運動を行う
ように一方の回転軸に固定され、他方の回転軸とはラジ
アル方向にのみ移動可能に係合された姿勢制御軸とを設
け、また、姿勢制御軸または同姿勢制御軸が固定された
側の回転軸に変位測定手段又は基準ブロックを設け、他
方の回転軸側には前者の変位測定手段と協働するマスタ
ーゲージを装着するか、または後者の基準ブロックを検
知する変位測定手段を設けた構成としたもの、或いは逆
に、姿勢制御軸または同姿勢制御軸がラジアル方向に移
動可能に係合した側の回転軸に変位検出手段を設け、そ
のとき、他方の姿勢制御軸が固定された側の回転軸に変
位検出手段と協働するマスターゲージを設けるか又は上
記姿勢制御軸が固定された側の回転軸ないし姿勢制御軸
自体に基準ブロックを設けた構成としたもので、主軸と
テーブルとの相対的な2軸移動による円運動の間に、そ
の運動精度を上記変位検出手段を介して外部に変位出力
として取り出し、解析処理可能にしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
既に提案の機械の運動精度検出装置においても、なお、
解決すべき問題点がある。つまり、機械の主軸とテーブ
ルとの間で2軸方向の移動による相対的な円運動を遂行
させたとき、機械の送り制御系における制御動作の精度
に起因した円運動誤差は円運動の径を小さく設定してと
きに顕著に発生するが、そのような制御系に起因した誤
差を測定すべく円運動の径を小さく設定しようとする
と、同一の姿勢制御軸が機械の主軸側とテーブル側との
両者に係合しているために、主軸側に設けた回転軸の軸
心とテーブル側に設けた回転軸の軸心との間のラジアル
方向の距離を漸減させて円運動の径を縮小化させて行く
と、やがて回転軸同士の干渉が発生し、一定値以下の径
の円運動、つまり、微少円運動の領域の運動精度を測定
することは不可能になると言う問題が発生した。
【0009】しかも、上述した微少円運動の径を更に縮
小化して径をゼロ値に設定し得るなら、運動精度測定装
置自体の測定精度が検出でき、従って検出値を補正値と
して用いるなら、機械の運動精度の測定精度が益々高精
度化することを察知し、円運動の径を限りなくゼロ値に
接近させ得る機械の運動精度測定装置の開発に取り組ん
だのである。
【0010】即ち、本発明の目的は、機械の主軸とテー
ブルとの間で相対的な2軸移動による円運動を行う場合
の運動精度の測定に当たり、小径の円運動から比較的大
径の円運動までの広い径範囲の円運動の運動精度を測定
可能にして機械の制御系に起因した運動誤差と送り機構
等の機械的要因による運動誤差とを分離して測定、検出
可能にする機械の運動精度測定装置を提供せんとするも
のである。
【0011】本発明の他の目的は、測定装置自体に起因
した真円度誤差を検出、測定して機械の運動精度の測定
に補正を加え、高精度の運動精度測定を可能にする機械
の運動精度測定装置を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は上述の発
明目的の解決に当たり、機械の主軸に装着される回転軸
と機械のテーブルに装着される回転軸との間に介挿され
る姿勢制御治具として一本の軸体で形成することなく、
何れか一方の回転軸に装着される運動半径調節桿と他方
の回転軸にラジアル方向にのみ摺動可能なスライド桿と
の2つの桿を一体かつ段違い形状の治具に形成し、運動
半径調節桿で上記2つの回転軸の軸心を相互に接近させ
て主軸とテーブル間の円運動径をゼロ値を含む小径値か
ら比較的大きな径までに適宜に設定可能にし、同時にス
ライ桿を円運動過程で回転軸に対して円運動のラジア
ル方向にのみ摺動変位可能にして一方の回転軸が他方の
回転軸周りに常に同一点が向き合った状態で相対的に円
運動を行う間に変位測定手段と測定子との協動により円
運動の運動精度を測定するように構成し、以て主軸及び
テーブルに装着された回転軸同士が円運動の径設定時に
機械的干渉を起こすことの無い運動精度の測定装置を実
現したのである。故に、機械の主軸、テーブル等の可動
要素をサーボ系を介して制御する制御系の制御誤差と機
械の送り機構の機械的誤差とを分離して機械の運動精度
を測定できると共に測定装置自体の誤差を検出して機械
の運動精度の測定データに補正を加え、高精度の運動精
度の測定を遂行し得る運動精度測定装置が得られたので
ある。
【0013】本発明の一つの観点によれば、機械の主軸
に装着可能な第1の回転軸と該機械のテーブルに装着可
能な第2の回転軸とを有し、前記主軸とテーブルとの間
の軸心距離を所定の距離値Rに設定した場合の該主軸と
テーブルとの間の相対的な2軸移動による円運動の運動
精度を測定する運動精度測定装置において、前記第1と
第2の回転軸の何れか一方の回転軸に装着され、かつ前
記円運動の径方向に長さを有した運動半径調節桿および
該運動半径調節桿と一体にかつ段違い形状に形成され、
他方の回転軸に前記円運動の径方向に移動可能に係合す
るスライド桿を有して前記距離値Rをゼロを含む任意の
値に設定可能にし、前記第1と第2の回転軸の一方の回
転軸が他方の回転軸の周りに常に同一点が向き合った姿
勢で相対的に前記距離値Rを半径とする円運動を行うよ
うにする姿勢制御治具と、前記一方の回転軸に装着され
た姿勢制御治具のスライド桿の一端に保持された測定子
と、前記姿勢制御治具のスライド桿が移動可能に係合す
る前記他方の回転軸に固定され、前記測定子と協働して
前記円運動の径変位に応じた測定出力を発生する変位測
定手段と、を具備して構成された機械の運動精度測定装
置が提供される。本発明の他の観点によれば、機械の主
軸に装着可能な第1の回転軸と機械のテーブルに装着可
能な第2の回転軸とを有し、前記主軸とテーブルとの間
の軸心距離を所定の距離値Rに設定した場合の該主軸と
テーブルとの間の相対的な2軸移動による円運動の運動
精度を測定する運動精度測定装置において、前記第1と
第2の回転軸の何れか一方の回転軸に装着され、かつ前
記円運動の径方向に長さを有した運動半径調節桿および
該運動半径調節桿と一体にかつ段違い形状に形成され、
他方の回転軸に前記円運動の径方向に移動可能に係合す
るスライド桿を有して前記距離値Rをゼロを含む任意の
値に設定可能にし、前記第1と第2の回転軸の一方の回
転軸が他方の回転軸の周りに常に同一点が向き合った姿
勢で相対的に前記距離値Rを半径とする円運動を行うよ
うにする姿勢制御治具と、前記姿勢制御治具のスライド
桿が移動可能に係合する前記他方の回転軸に固定された
測定子と、前記一方の回転軸に装着された姿勢制御治具
のスライド桿の一端に保持され、前記測定子と協働して
前記円運動の径変位に応じた測定出力を発生する変位測
定手段と、を具備して構成された機械の運動精度測定装
置が提供される。以下、本発明を添付図面に示す実施例
に基づいて更に詳細に説明する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明による機械の運動精度測定装
置の縦断面図、図2と図3は、本発明による機械の運動
精度測定装置を姿勢制御治具と測定子とで構成した実施
例を示す正面図及び3ー3線から見た側面図、図4は、
図1の4ー4線から見た側面図、図5は、図2、図3に
示した姿勢制御治具と測定子とから成る運動精度測定装
置を機械の主軸に装着した第1の回転軸と機械のテーブ
ルに装着した第2の回転軸との間に介挿して主軸、テー
ブル間の円運動の半径をゼロ値に設定して運動精度を測
定し、測定装置自体の真円度誤差を測定可能にした場合
の設定状態を示した正面図、図6は、本発明による運動
精度測定装置を用いて運動精度の測定を測定装置自体の
真円度誤差による補正を印加して実施する場合の測定解
析過程を示したフローチャート、図7は本発明による機
械の運動精度測定装置を姿勢制御治具と変位測定手段と
で構成した他の実施例を示す正面図である。
【0015】図2、図3を参照すると、本発明による機
械の運動精度測定装置の第1の実施例における必須の構
成要素である姿勢制御治具と測定子とが図示されてい
る。姿勢制御治具10は、運動半径調節桿12、スペー
サ部材14、スライド桿16とを具備して構成された測
定用治具として形成され、後述の如く、機械の主軸に装
着された第1の回転軸と機械のテーブルに装着された第
2の回転軸との間に介挿される。ここで、上記運動半径
調節桿12、スペーサ部材14、スライド桿16は締め
付けボルト18(図2には1本の締め付けボルト18だ
けが図示されているが、実際には必要に応じて2本又は
3本の締め付けボルト18を用いる。)を運動半径調節
桿12に形成した孔からスペーサ部材14を貫通してス
ライド桿16に形成したねじ孔に係合させて締め付け固
定することによって3者が一体に形成され、かつ、運動
半径調節桿12とスライド桿16とはスペーサ部材14
が介在することにより、軸心が略平行な段違い配置の二
本の軸体形状に形成されている。なお、本実施例では、
運動半径調節桿12とスライド桿16は図2から明らか
なように、夫々円筒軸の形状を有し、スペーサ部材14
は両桿12、16の間に所定の距離を設けた段違い配置
にするために、所定の厚を有した角棒形状を有してい
る。又、運動半径調節桿12は、その側面に軸方向に充
分な長さを有した平坦面12aを有し、回転軸に取付
け、固定される時に、回転軸側の固定ねじが係止する面
を成している。
【0016】また、姿勢制御治具10のスライド桿16
の後端側には板状部材として形成されたブラケット部材
20が止めねじ22で固定され、このブラケット部材2
0に運動精度の測定作用を後述する変位測定手段と協働
して遂行可能にする測定子24が保持されている。測定
子24は、ねじ軸26を有し、ブラケット部材20から
前方に突出したねじ軸部分の先端面26aを変位測定手
段と協働する被測定面として有し、後端側には調節環2
6bを有してブラケット部材20にねじ係合されてい
る。また、同測定子24は、ブラケット部材20の側面
からねじ軸26の側面に向けて螺合された回動環28a
付きの止めねじ28により、ブラケット部材20に対し
て不動に固定される構成で設けられている。
【0017】次に、上述した姿勢制御治具10と測定子
24とから成る運動精度測定装置を用いることにより、
機械の主軸とテーブル間の相対的な円運動の運動精度を
測定する測定方法に就いて図1と図4とを参照して説明
する。さて、図1を参照すると、機械の主軸30とテー
ブル32が図示されており、前者の主軸30には回転軸
ホルダー34を介して第1の回転軸40が着脱自在に装
着され、また、後者のテーブル32には第2の回転軸6
0が同じく適宜のクランプ部材(図示略)を介して着脱
自在に装着されている。上記の第1、第2の回転軸4
0、60の構造は、既述した本出願人の提案による機械
の運動精度測定装置(特願平1ー255281号)に必
須の要素として設けられた回転軸と同構造を有してお
り、前者の第1の回転軸40は、ハウジング42内に2
つの回転軸受44、44を介して中心軸線回りに回転自
在に支持された回転軸本体46を有し、この回転軸本体
46の下端に水平な治具保持孔46aを形成する2股構
造部が設けられ、図4にも図示の如く、クランプねじ4
8により同治具保持孔46aに差し込まれた被保持体を
締付け固定するように形成されている。
【0018】他方、第2の回転軸60は、テーブル32
に固定される台座62を下端に有するハウジング64内
に2つの回転軸受66、66を介して回転自在に支持さ
れた回転軸本体68を有し、この回転軸本体68の上端
に水平な円形孔状の摺動溝68aが形成されている。そ
して、同回転軸本体68の中心孔内に延設された変位計
70の検出端70aが回転軸本体68の側面から外方に
臨み、他端は回転軸本体68の下端に設けられたロータ
リーコネクタ72に接続されて、測定出力を外部に送出
し得るように形成されている。この変位計70は、例え
ば、周知のうず電流形センサ又は静電容量形センサから
形成されるもので、後述のように運動精度測定装置の測
定子24(図2参照)と協動して円運動の運動精度測定
するために設けられている。なお、この第2の回転軸6
0のハウジング64内には更に、位相検出用近接スイッ
チ74が設けられ、回転軸本体68の下端に固定された
位相検出板76に等間隔配置で形成された4つの検出孔
76aを検出して主軸30の2軸(X,Y)平面におけ
る円運動の象限切り換りの回転位置を検出できるように
成っている。
【0019】さて、主軸30とテーブル32の相対的な
円運動の運動精度を測定する場合には、上述した2つの
回転軸40、60の間に図2、図3に図示した本発明に
よる運動精度測定装置を介挿、設定して測定が実行され
る。即ち、図1に示すように例えば、第1の回転軸40
における回転軸本体46の下端の治具保持孔46a内に
姿勢制御治具10の運動半径調節桿12を水平に差し込
んでクランプねじ48で固定し、スペーサ部材14を介
して段違いに設けられたスライド桿16を第2の回転軸
60における回転軸本体68の水平な摺動溝68a内に
係合、挿入する。このとき、運動半径調節桿12は、第
1、第2の回転軸40、60の軸心間距離を円運動の所
望の半径値Rに合わせて設定される。つまり、主軸3
0、テーブル32の間の2軸移動による円運動の半径を
所望値Rに設定して測定する場合に、その所望値Rに等
しい距離を運動半径調節桿12の差し込み時に設定する
のである。同設定は、主軸側の回転軸本体46の中心と
対向するテーブル側の回転軸本体68の中心との間の距
離が設定所望値Rに等しくなるように、運動半径調節桿
12に沿って第1の回転軸40側を調節移動させ、設定
距離Rが得られたとき、クランプねじ48を運動半径調
節桿12の側面の平坦面12aに係止させて固定すれば
良いのである。
【0020】ここで注目すべき点として、本発明に係る
姿勢制御治具10は、運動半径調節桿12とスライド桿
16がスペーサ部材14の介在により対向する主軸30
側の第1回転軸40の下端とテーブル側の第2回転軸6
0との間に所定の間隔を確保しているために、第1の回
転軸40の中心軸線を第2の回転軸60の中心軸線に一
致させる得る位置まで相互に接近させ得るから、円運動
の径を縮小して微小径の円運動を遂行させる状態を実現
できるのである。更に、円運動の半径Rを実質的にゼロ
にする状態を実現可能に成っているのである。上記の姿
勢制御治具10の運動半径調節桿12とスライド桿16
との設定が終了すると、次に測定子24のねじ軸26の
先端に形成された先端面26aが変位計70の検出端7
0aに微小間隙を介して対向するように設定する。この
測定子24の設定は、ねじ軸26を変位計70の検出端
70aに対して進退させることにより設定し、所定の間
隙値が確立されたとき止めねじ28でブラケット20に
クランプすることで達成される。
【0021】上述した姿勢制御治具10と測定子24の
設定が終了すると、主軸30とテーブル32との間の円
運動の運動精度を測定する準備は完了する。次に、例え
ば、テーブル32を直交する2軸(X軸,Y軸)平面内
で補間法による円運動を遂行させると、第2の回転軸6
0の中心軸回りに第1の回転軸40の中心線が半径Rに
よる円運動を遂行する。このとき、姿勢制御治具10が
両回転軸40、60間に介在するから、第1の回転軸4
0が第2の回転軸60の回りに常に同一点が向き合った
状態、即ち測定子24の先端面26aと変位計70の検
出端70aとが向き合った状態を維持しながら相対的な
円運動が行われるのである。故に、このとき、同円運動
の運動精度が変動すると、姿勢制御治具10のスライド
桿16が第2の回転軸60の摺動溝68a内で摺動変位
し、その変位量が測定子24と変位計70との協動測定
作用で検出され、測定データとして変位計70から出力
される。依って、この測定データを解析することによ
り、上記円運動の運動精度を測定することができるので
ある。なお、測定データは、本出願人による既述の特願
平1ー255281号に開示された測定データと同様に
真円度測定データとして検出されるので、同様の解析法
により運動精度の測定結果を得ることが可能であた、ま
た、真円度測定データの解析方法に就いては、例えば文
献(コロナ社発行の『精密測定(2)、第5章、(1)
真円度の測定』)等に解説されているように円中心に対
する半径変位の最大値と最小値との差値を演算して求め
ればよいので、ここでは詳述しない。
【0022】さて、本発明に依れば、上述から理解でき
るように、姿勢制御治具10の運動半径調節桿12によ
り、機械の主軸とテーブルとの間の2軸移動による相対
的な円運動の半径Rを略ゼロ値に近い微小値に設定する
ことも可能である。このことは、機械の送り機構に起因
した機械的誤差の影響が小さくなる微小円運動の運動精
度を測定することにより、特に、マシニングセンタやコ
ンピューター制御された三次元測定機等の送りサーボ系
を有した自動機械類の制御系に起因して発生する2軸移
動の誤差を検出、測定することが可能になり、以て、機
械的誤差と制御系による誤差を分離して測定でき、斯か
る制御系に起因した誤差を解析することにより、機械の
送り制御系の改善等に利用することも可能となるのであ
る。
【0023】また、本発明によれば、図5に示すよう
に、機械の主軸30とテーブル32との間の相対的な円
運動の半径Rを実質的にゼロに設定することも可能であ
る。このように半径Rをゼロに設定した状態、つまり、
機械の主軸30側の第1の回転軸40の中心とテーブル
32側の第2の回転軸60の中心とを一致させた状態を
得れば、主軸30及びテーブル32は共に半径ゼロの円
運動を行うことを意味し、実際には両者が静止状態にな
る。この結果、外部手段、例えば、図5に図示した回転
モータ80と、小径プーリ82、大径プーリ84、ベル
ト86を有したベルト・プーリ機構88と、大径プーリ
84から垂下させた駆動腕90を介して姿勢制御治具1
0に回転駆動力を付与し、第1、第2の回転軸40、6
0の両回転軸本体46、68の一定速度の回転を生起さ
せて測定子24と変位計70との間で変位測定を実行す
れば、本発明に係る運動精度測定装置自体の回転時にお
ける真円度誤差を測定することができる。
【0024】このように、測定装置自体の真円度誤差を
検出、測定することが可能であれば、機械の主軸30と
テーブル32との間の種々の半径Rによる円運動の運動
精度を測定する過程で、測定装置自体の真円度誤差を予
め検出、測定し、その測定結果のデータを用いて機械の
運動精度の測定解析時に測定装置誤差分の補正を施すこ
とが可能になる。図6は、このような運動精度測定装置
自体の真円度誤差を測定し、次いで半径Rの円運動を機
械に実行させて運動精度を測定する場合に前者の測定デ
ータで後者の測定データを補正して真の運動精度測定を
実行する場合の処理フローを示したフローチャートであ
る。図6において、左側の測定工程は、本発明に係る運
動精度測定装置の真円度誤差測定フローを示し、この測
定工程により得た真円度誤差データをコンピューターの
データメモリーに一旦記憶し、次いで、同図の右側に図
示した実際の機械の円運動における運動精度の測定を遂
行するフローを実行し、得られた測定データを先にデー
タメモリーに記憶した装置の真円度誤差の測定データに
より補正する測定誤差補正処理を行い、機械の円運動に
おける真の運動精度の測定データを得るようにするもの
である。なお、図6のフローチャートにおいて、左側の
測定装置及び右側の機械の夫々の精度測定工程で心ずれ
演算、心ずれ補正の工程は、既述した周知の真円度測定
データの解析過程で、真円度測定段階における偏心に対
する補正を行う周知の演算式に従って遂行される既知工
程である。
【0025】図7は本発明に係る機械の運動精度測定装
置の他の実施例を示した正面図であり、同実施例が図
2、図3に示した実施例と異なる点は、姿勢制御治具1
0のスライド桿16にブラケット20を介して保持され
た測定子24を変位測定計100に替え、代わりに第2
の回転軸60に設けられた変位計70に替えて測定子1
02やマスターリングを装着し、変位測定計100から
変位測定データを得るようにした点である。本実施例の
変位測定計100は測定出力を付属のアンテナから無線
で送信し、測定器本体104で受信する無線式マイクロ
メータを示している。
【0026】なお、上述した本発明に係る機械の運動精
度測定装置の2つの実施例においては、姿勢制御治具1
0の運動半径調節桿12を機械の主軸側の第1の回転軸
40に固定し、スライド桿16をテーブル側の第2の回
転軸60に円運動の径方向、即ち、(ラジアル方向)に
摺動可能に装着した構成で運動精度の測定を実施するよ
うに説明したが、逆に、運動半径調節桿12をテーブル
側の第2の回転軸60に固定し、スライド桿16を主軸
側の第1の回転軸40にラジアル方向に摺動可能に装着
する構成で実施することも可能であり、その場合には、
変位計と測定子との配置、構成を対応的に変更すること
が必要になる。また、実施例の姿勢制御治具10におい
ては、運動半径調節桿12、スライド桿16を円筒軸体
で構成した実施例としたが、必ずしも円筒軸体に形成す
る必要は無く、当業者なら角軸体で運動半径調節桿、ス
ライド桿を形成することも可能である。なお、円筒軸体
に形成すれば、加工が容易になることは事実である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、機械の運動、特に半径Rに設定した円運動の
運動精度を測定する場合に、半径Rをゼロ値から微小半
径値を経て大きな半径値に到る広い範囲の機械の円運動
の運動精度を測定可能であり、特に微小円運動の運動測
定によって、機械が有する機械的要因に起因した運動精
度誤差と機械の送り制御系に起因した運動精度誤差を分
離して検出、測定できるので、機械の運動精度の誤差要
因を適格に追求、把握して機械の保守点検に寄与し、
又、機械の運動精度の改善を図ることも可能になる。
【0028】また、本発明によれば、姿勢制御治具の運
動半径調節桿により、半径Rを実質的にゼロ値に設定す
ることも可能になるので、運動精度測定装置自体の測定
工程における真円度誤差を検出、測定し、その測定デー
タを補正分として実際の機械の運動精度測定工程で測定
データに補正を施し、機械の運動精度測定値から測定値
誤差を除去して測定の高精度化を図ることも可能になっ
たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械の運動精度測定装置本発明に
よる機械の運動精度測定装置を機械の主軸に装着した第
1の回転軸と機械のテーブルに装着した第2の回転軸と
の間に介挿して主軸、テーブル間に半径Rの相対的な円
運動を行わせて運動精度を測定する場合の設定状態を示
した縦断面図である。
【図2】本発明による機械の運動精度測定装置を姿勢制
御治具と測定子とで構成した実施例を示す正面図であ
る。
【図3】本発明による機械の運動精度測定装置を姿勢制
御治具と測定子とで構成した実施例を示す図2の3ー3
線から見た側面図である。
【図4】図1の4ー4線から見た側面図である。
【図5】図2、図3に示した運動精度測定装置の姿勢制
御治具と測定子とを円運動の半径がゼロ値になるように
設定して運動精度を測定し、測定装置自体の真円度誤差
を測定可能にする場合の設定状態を示した正面図であ
る。
【図6】本発明による運動精度測定装置を用いて運動精
度の測定を測定装置自体の真円度誤差による補正を印加
して実施する場合の測定解析過程を示したフローチャー
トである。
【図7】本発明による機械の運動精度測定装置を姿勢制
御治具と変位測定手段とで構成した他の実施例を示す正
面図である。
【符号の説明】
10…姿勢制御治具 12…運動半径調節桿 14…スペーサ部材 16…スライド桿 20…ブラケット 24…測定子 26…ねじ軸 26a…先端面 30…主軸 32…テーブル 40…第1の回転軸 60…第2の回転軸 70…変位計 70a…検出端 80…回転モータ 88…ベルト・プーリ機構 100…変位測定計 102…測定子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械の主軸に装着可能な第1の回転軸と
    機械のテーブルに装着可能な第2の回転軸とを有し、前
    記主軸とテーブルとの間の軸心距離を所定の距離値Rに
    設定した場合の前記主軸とテーブルとの間の相対的な2
    軸移動による円運動の運動精度を測定する運動精度測定
    装置において、 前記第1第2の回転軸の何れか一方の回転軸に装着さ
    れ、かつ前記円運動の径方向に長さを有した運動半径調
    節桿および該運動半径調節桿と一体にかつ段違い形状に
    形成され、他方の回転軸に前記円運動の径方向に移動可
    能に係合するスライド桿を有して前記距離値Rをゼロを
    含む任意の値に設定可能にし、前記第1第2の回転軸
    の一方の回転軸が他方の回転軸周りに常に同一点が向
    き合った姿勢で相対的に前記距離値Rを半径とする円運
    動を行うようにする姿勢制御治具と、前記一方の回転軸に装着された姿勢制御治具のスライド
    桿の一端に保持された測定子と前記姿勢制御治具のスライド桿が移動可能に係合する前
    記他方の回転軸に固定され、前記測定子と協働して前記
    円運動の径変位に応じた測定出力を発生する変位測定手
    段と 具備して構成されたことを特徴とする機械の運動精度
    測定装置。
  2. 【請求項2】 機械の主軸に装着可能な第1の回転軸と
    機械のテーブルに装着可能な第2の回転軸とを有し、前
    記主軸とテーブルとの間の軸心距離を所定の距離値Rに
    設定した場合の前記主軸とテーブルとの間の相対的な2
    軸移動による円運動の運動精度を測定する運動精度測定
    装置において、 前記第1第2の回転軸の何れか一方の回転軸に装着さ
    れ、かつ前記円運動の径方向に長さを有した運動半径調
    節桿および該運動半径調節桿と一体にかつ段違い形状に
    形成され、他方の回転軸に前記円運動の径方向に移動可
    能に係合するスライド桿を有して前記距離値Rをゼロを
    含む任意の値に設定可能にし、前記第1第2の回転軸
    の一方の回転軸が他方の回転軸周りに常に同一点が向
    き合った姿勢で相対的に前記距離値Rを半径とする円運
    動を行うようにする姿勢制御治具と、前記姿勢制御治具のスライド桿が移動可能に係合する前
    記他方の回転軸に固定された測定子と 、 前記一方の回転軸に装着された姿勢制御治具のスライド
    桿の一端に保持され、前記測定子と協働して前記円運動
    の径変位に応じた測定出力を発生する変位測定手段と、 を具備して構成されたことを特徴とする機械の運動精度
    測定装置。
  3. 【請求項3】 前記距離値Rをゼロに設定したとき、前
    記第1の回転軸又は第2の回転軸を一定速度で回転駆動
    する回転駆動手段を有した請求項1又は2に記載の機械
    の運動精度測定装置。
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