JPH08157207A - 珪弗化ソーダの製造方法 - Google Patents
珪弗化ソーダの製造方法Info
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- JPH08157207A JPH08157207A JP6301994A JP30199494A JPH08157207A JP H08157207 A JPH08157207 A JP H08157207A JP 6301994 A JP6301994 A JP 6301994A JP 30199494 A JP30199494 A JP 30199494A JP H08157207 A JPH08157207 A JP H08157207A
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- sodium sulfate
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 工場廃液として排出される硫酸ナトリウ
ムを主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを珪弗化
水素酸1モルに対して、硫酸ナトリウム0.8〜1.3
モルとなるような量で反応させる方法であり、その際の
珪弗化水素酸水溶液の濃度が10〜30重量%で、廃液
中の硫酸ナトリウム濃度が5〜30重量%である。 【効果】 工場廃液として排出される硫酸ナトリウ
ムを主成分とする廃液を有効に利用できしかも、純度が
高く、粒度が揃った、固結しにくい、ハンドリング性が
良好な珪弗化ソーダを製造できる。
ムを主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを珪弗化
水素酸1モルに対して、硫酸ナトリウム0.8〜1.3
モルとなるような量で反応させる方法であり、その際の
珪弗化水素酸水溶液の濃度が10〜30重量%で、廃液
中の硫酸ナトリウム濃度が5〜30重量%である。 【効果】 工場廃液として排出される硫酸ナトリウ
ムを主成分とする廃液を有効に利用できしかも、純度が
高く、粒度が揃った、固結しにくい、ハンドリング性が
良好な珪弗化ソーダを製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場廃液として排出さ
れる硫酸ナトリウムを主成分とする廃液を有効に利用し
て、珪弗化ソーダを製造する方法に関するものである。
さらに詳しくは、無機化学工業を始めとする化学工業、
例えば重クロム酸ソーダ、過塩素酸アンモニウム、ほう
酸、蟻酸、肥料、レーヨン製造などにおいて副生する硫
酸ナトリウムを主成分とした廃液を有効に利用して、珪
弗化ソーダを極めて安価に、工業的レベルで製造する方
法を提供するものである。
れる硫酸ナトリウムを主成分とする廃液を有効に利用し
て、珪弗化ソーダを製造する方法に関するものである。
さらに詳しくは、無機化学工業を始めとする化学工業、
例えば重クロム酸ソーダ、過塩素酸アンモニウム、ほう
酸、蟻酸、肥料、レーヨン製造などにおいて副生する硫
酸ナトリウムを主成分とした廃液を有効に利用して、珪
弗化ソーダを極めて安価に、工業的レベルで製造する方
法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、珪弗化ソーダの工業的な製造方法
としては、例えば、湿式燐酸液をベースに、含有する弗
素分を水に吸収させて、珪弗化水素酸水溶液としたもの
と、市販の苛性ソーダ、炭酸ソーダ、岩塩あるいは海水
からの塩化ナトリウムの利用などの無機ナトリウム化合
物と反応させて珪弗化ソーダを得る方法が一般に用いら
れている。
としては、例えば、湿式燐酸液をベースに、含有する弗
素分を水に吸収させて、珪弗化水素酸水溶液としたもの
と、市販の苛性ソーダ、炭酸ソーダ、岩塩あるいは海水
からの塩化ナトリウムの利用などの無機ナトリウム化合
物と反応させて珪弗化ソーダを得る方法が一般に用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は、ナトリ
ウム源として、市販の無機ナトリウム化合物が必要であ
ること、また珪弗化ソーダに対して余分なアニオンをも
たらさない苛性ソーダや炭酸ソーダなどの特定の化合物
に限定せざるを得ないので、更に安価なナトリウム源が
望まれていた。
ウム源として、市販の無機ナトリウム化合物が必要であ
ること、また珪弗化ソーダに対して余分なアニオンをも
たらさない苛性ソーダや炭酸ソーダなどの特定の化合物
に限定せざるを得ないので、更に安価なナトリウム源が
望まれていた。
【0004】また反応した際の珪弗化ソーダの収率につ
いても、可性ソーダや炭酸ソーダなどを用いると、発熱
反応のため反応温度がアップすることにより、珪弗化ソ
ーダの溶解ロスがアップし、歩留まりが悪かった。
いても、可性ソーダや炭酸ソーダなどを用いると、発熱
反応のため反応温度がアップすることにより、珪弗化ソ
ーダの溶解ロスがアップし、歩留まりが悪かった。
【0005】さらに、工業的に見ると、反応槽、攪拌
機、ポンプ及び配管等への珪弗化ソーダのスケーリング
が発生し、詰まり等によるトラブルが生じ、その結果定
期的に、スケール除去等の保守作業を実施しなければ、
運転が不可能であった。
機、ポンプ及び配管等への珪弗化ソーダのスケーリング
が発生し、詰まり等によるトラブルが生じ、その結果定
期的に、スケール除去等の保守作業を実施しなければ、
運転が不可能であった。
【0006】一方出願人等が提示した方法として、岩塩
や海水などの塩化ナトリウムを利用する方法は、ナトリ
ウム源としては安価ではあるが、珪弗化ソーダ製造の際
に、塩酸が副生するため、廃液処理及び配管などに耐食
性のある材質が必要となり、経済的にコストアップし、
工業的に好ましくないという問題があった。
や海水などの塩化ナトリウムを利用する方法は、ナトリ
ウム源としては安価ではあるが、珪弗化ソーダ製造の際
に、塩酸が副生するため、廃液処理及び配管などに耐食
性のある材質が必要となり、経済的にコストアップし、
工業的に好ましくないという問題があった。
【0007】また、従来の方法で製造した珪弗化ソーダ
をそのまま袋詰めして、堆積放置しておくと10日間程
度で固結してしまい、製品価値が無くなってしまうた
め、固結防止剤などの添加剤を添加する必要があった。
をそのまま袋詰めして、堆積放置しておくと10日間程
度で固結してしまい、製品価値が無くなってしまうた
め、固結防止剤などの添加剤を添加する必要があった。
【0008】一方、工場廃液として排出されている硫酸
ナトリウムを主成分とする廃液は、有害物の除去あるい
はpH調整等の所定の処理を施し、廃液として処理され
ており、あまり付加価値のないことから殆ど有効利用さ
れていない状況であった。
ナトリウムを主成分とする廃液は、有害物の除去あるい
はpH調整等の所定の処理を施し、廃液として処理され
ており、あまり付加価値のないことから殆ど有効利用さ
れていない状況であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を鑑み研究の結果、ナトリウム源として硫酸ナトリウ
ムを主成分とする廃液を使用することにより、有意に珪
弗化ソーダを製造できることを見出し、本発明の完成に
至った。
点を鑑み研究の結果、ナトリウム源として硫酸ナトリウ
ムを主成分とする廃液を使用することにより、有意に珪
弗化ソーダを製造できることを見出し、本発明の完成に
至った。
【0010】即ち、本発明に於ける珪弗化ソーダの製造
方法とは、工場廃液として排出される硫酸ナトリウムを
主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを珪弗化水素
酸1モルに対して、硫酸ナトリウム0.8〜1.3モル
となるような量で反応させて、珪弗化ソーダを製造する
ことを特徴とし、該珪弗化水素酸水溶液の濃度が10〜
30重量%であり、該廃液中の硫酸ナトリウム濃度が5
〜30重量%であることを特徴とするものである。
方法とは、工場廃液として排出される硫酸ナトリウムを
主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを珪弗化水素
酸1モルに対して、硫酸ナトリウム0.8〜1.3モル
となるような量で反応させて、珪弗化ソーダを製造する
ことを特徴とし、該珪弗化水素酸水溶液の濃度が10〜
30重量%であり、該廃液中の硫酸ナトリウム濃度が5
〜30重量%であることを特徴とするものである。
【0011】この方法における反応式は、(1)式によ
って表される。 H2SiF6+Na2SO4 → Na2SiF6↓+H2SO4 (1)
って表される。 H2SiF6+Na2SO4 → Na2SiF6↓+H2SO4 (1)
【0012】本発明の硫酸ナトリウムを主成分とする廃
液は、無機化学工業を始めとする化学工業、例えば重ク
ロム酸ソーダ、過塩素酸アンモニウム、ほう酸、蟻酸、
肥料、レーヨン製造などにおいて副生する硫酸ナトリウ
ムを主成分とした廃液であり、特に限定はないが、主成
分である硫酸ナトリウム(Na2SO4)として、ドライ
ベースにて純度80%程度であれば充分であり、不純物
としては、廃液中に懸濁物がなく、例えば硫酸マグネシ
ウムや燐酸ナトリウム等の水溶性の無機化合物であり、
廃液中に溶解していれば、珪弗化ソーダを固液分離し、
付着する硫酸分を洗浄除去することで、一緒に処理され
るため、得られる珪弗化ソーダの純度には殆ど影響しな
い。
液は、無機化学工業を始めとする化学工業、例えば重ク
ロム酸ソーダ、過塩素酸アンモニウム、ほう酸、蟻酸、
肥料、レーヨン製造などにおいて副生する硫酸ナトリウ
ムを主成分とした廃液であり、特に限定はないが、主成
分である硫酸ナトリウム(Na2SO4)として、ドライ
ベースにて純度80%程度であれば充分であり、不純物
としては、廃液中に懸濁物がなく、例えば硫酸マグネシ
ウムや燐酸ナトリウム等の水溶性の無機化合物であり、
廃液中に溶解していれば、珪弗化ソーダを固液分離し、
付着する硫酸分を洗浄除去することで、一緒に処理され
るため、得られる珪弗化ソーダの純度には殆ど影響しな
い。
【0013】一方、珪弗化水素酸水溶液としては、市販
品を用いても良いが、出願人等が先に提示した方法にあ
る、珪弗化水素酸を工業的に大量に得られる燐酸や燐酸
肥料製造等において副生する弗素含有ガスより珪弗化水
素酸を回収すれば、より経済的である。
品を用いても良いが、出願人等が先に提示した方法にあ
る、珪弗化水素酸を工業的に大量に得られる燐酸や燐酸
肥料製造等において副生する弗素含有ガスより珪弗化水
素酸を回収すれば、より経済的である。
【0014】本発明の方法においては、工場廃液として
排出されている硫酸ナトリウムを主成分とする廃液と珪
弗化水素酸水溶液を反応させるのであるが、両者を反応
せしめた場合、直ちに珪弗化ソーダの結晶が生成、析出
するため、該反応条件として、両者の濃度、モル比が、
得られる珪弗化ソーダの純度、粒径、結晶へき、収率及
び濾過、洗浄性に大きく影響を与える。
排出されている硫酸ナトリウムを主成分とする廃液と珪
弗化水素酸水溶液を反応させるのであるが、両者を反応
せしめた場合、直ちに珪弗化ソーダの結晶が生成、析出
するため、該反応条件として、両者の濃度、モル比が、
得られる珪弗化ソーダの純度、粒径、結晶へき、収率及
び濾過、洗浄性に大きく影響を与える。
【0015】すなわち、本発明の方法では、珪弗化水素
酸水溶液の濃度を10〜30重量%の範囲が好ましく、
15〜25重量%の範囲が特に好適である。
酸水溶液の濃度を10〜30重量%の範囲が好ましく、
15〜25重量%の範囲が特に好適である。
【0016】珪弗化水素酸水溶液の濃度が30重量%を
超えると得られる珪弗化ソーダの粒子径が非常に小さく
なり、固液分離が非常に困難となる。また必要に応じ
て、製品を乾燥する場合、結晶への母液の付着量増加に
よる乾燥能力低下、乾燥に要するエネルギーの増加、製
品中の付着水分の増加などの悪影響を招く。また珪弗化
水素酸水溶液の濃度が10重量%未満では、珪弗化ソー
ダの溶解度分の排水ロス量がアップしてしまい、珪弗化
ソーダの収率が低下して、好ましくない。
超えると得られる珪弗化ソーダの粒子径が非常に小さく
なり、固液分離が非常に困難となる。また必要に応じ
て、製品を乾燥する場合、結晶への母液の付着量増加に
よる乾燥能力低下、乾燥に要するエネルギーの増加、製
品中の付着水分の増加などの悪影響を招く。また珪弗化
水素酸水溶液の濃度が10重量%未満では、珪弗化ソー
ダの溶解度分の排水ロス量がアップしてしまい、珪弗化
ソーダの収率が低下して、好ましくない。
【0017】硫酸ナトリウム濃度については、5〜30
重量%の範囲が好ましく、10〜20重量%の範囲が最
適である。
重量%の範囲が好ましく、10〜20重量%の範囲が最
適である。
【0018】硫酸ナトリウムの濃度が30重量%を超え
ると、冬場の液温低下時期に、硫酸ナトリウム結晶の析
出による配管等へのスケーリングの問題が発生する。ま
た得られる珪弗化ソーダの粒子径が非常に小さくなると
ともに、珪弗化ソーダ中に硫酸ナトリウムの成分が残
り、純度低下などの悪影響を招く。また硫酸ナトリウム
の濃度が5重量%未満では、珪弗化水素酸水溶液の濃度
が10重量%未満の場合と同様、珪弗化ソーダの収率が
低下して、好ましくない。また反応により副生する硫酸
の濃度も低下してしまい、このままでは利用価値がな
く、後工程で濃縮等の操作が必要となるなどの問題が生
じる。
ると、冬場の液温低下時期に、硫酸ナトリウム結晶の析
出による配管等へのスケーリングの問題が発生する。ま
た得られる珪弗化ソーダの粒子径が非常に小さくなると
ともに、珪弗化ソーダ中に硫酸ナトリウムの成分が残
り、純度低下などの悪影響を招く。また硫酸ナトリウム
の濃度が5重量%未満では、珪弗化水素酸水溶液の濃度
が10重量%未満の場合と同様、珪弗化ソーダの収率が
低下して、好ましくない。また反応により副生する硫酸
の濃度も低下してしまい、このままでは利用価値がな
く、後工程で濃縮等の操作が必要となるなどの問題が生
じる。
【0019】次に珪弗化水素酸に対する硫酸ナトリウム
の反応モル比は0.8〜1.3の範囲になるようにする
のが好ましく、さらには、1.0〜1.2が好適であ
る。モル比が0.8未満では弗素回収率の著しい低下を
招くとともに、珪弗化ソーダの純度が低下する。モル比
1.3以上でも同様に得られる珪弗化ソーダの純度が低
下して、製品としての価値が低下する。
の反応モル比は0.8〜1.3の範囲になるようにする
のが好ましく、さらには、1.0〜1.2が好適であ
る。モル比が0.8未満では弗素回収率の著しい低下を
招くとともに、珪弗化ソーダの純度が低下する。モル比
1.3以上でも同様に得られる珪弗化ソーダの純度が低
下して、製品としての価値が低下する。
【0020】また反応温度については、5〜40℃の範
囲が好ましく、さらには20〜30℃の範囲が好適であ
る。反応温度が40℃を越えると、工業的に見ると、反
応槽や配管への珪弗化ソーダ結晶のスケーリングが増加
するとともに、珪弗化ソーダの溶解ロスがアップし、収
率が低下する傾向となる。反応温度が5℃未満となる
と、凍結や硫酸ナトリウム結晶の析出等により珪弗化ソ
ーダの純度が低下することがある。
囲が好ましく、さらには20〜30℃の範囲が好適であ
る。反応温度が40℃を越えると、工業的に見ると、反
応槽や配管への珪弗化ソーダ結晶のスケーリングが増加
するとともに、珪弗化ソーダの溶解ロスがアップし、収
率が低下する傾向となる。反応温度が5℃未満となる
と、凍結や硫酸ナトリウム結晶の析出等により珪弗化ソ
ーダの純度が低下することがある。
【0021】しかしながら、本発明においては、反応熱
が殆ど発生しない結果として、温度上昇が殆どないこと
から、原料である珪弗化水素酸及び硫酸ナトリウムが5
〜40℃の範囲外であったとしても、反応に用いる液
を、所定の方法で、冷却または加熱することで、溶解度
を低下せしめたり、凍結防止をすることにより、収率及
び純度をアップすることが可能である。
が殆ど発生しない結果として、温度上昇が殆どないこと
から、原料である珪弗化水素酸及び硫酸ナトリウムが5
〜40℃の範囲外であったとしても、反応に用いる液
を、所定の方法で、冷却または加熱することで、溶解度
を低下せしめたり、凍結防止をすることにより、収率及
び純度をアップすることが可能である。
【0022】反応時間としては、工業的に要求される粒
径やハンドリング上良好な状態、例えば粒径の揃った粒
子と言われている20〜80μにするためには、5〜9
0分の範囲が好ましく、さらには、15〜40分の範囲
が好適である。さらには必要に応じて、所定の反応時間
をコントロールすることで、容易に粒径がコントロール
できることも本発明の特徴である。
径やハンドリング上良好な状態、例えば粒径の揃った粒
子と言われている20〜80μにするためには、5〜9
0分の範囲が好ましく、さらには、15〜40分の範囲
が好適である。さらには必要に応じて、所定の反応時間
をコントロールすることで、容易に粒径がコントロール
できることも本発明の特徴である。
【0023】図1に、本発明を実施するにあたり好適な
方法のフローを示す。図1において、硫酸ナトリウムを
主成分とする廃液1と珪弗化水素酸水溶液2を攪拌機付
き反応槽3に、それぞれ所定の流量で導き、所定の反応
時間及び反応温度にて反応せしめた後、得られた珪弗化
ソーダスラリーの濃縮を行うために、例えば沈降分離槽
5に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽5下部から抜
き出した珪弗化ソーダスラリー6を、水平ベルト式フィ
ルターやドラム式フィルター、遠心分離機等の固液分離
装置7を用いて、珪弗化ソーダ製造の際に副生する硫酸
分と固液分離をするとともに、得られた珪弗化ソーダに
付着している硫酸分を洗浄水8を用いて洗浄除去し、珪
弗化ソーダ9を得る。
方法のフローを示す。図1において、硫酸ナトリウムを
主成分とする廃液1と珪弗化水素酸水溶液2を攪拌機付
き反応槽3に、それぞれ所定の流量で導き、所定の反応
時間及び反応温度にて反応せしめた後、得られた珪弗化
ソーダスラリーの濃縮を行うために、例えば沈降分離槽
5に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽5下部から抜
き出した珪弗化ソーダスラリー6を、水平ベルト式フィ
ルターやドラム式フィルター、遠心分離機等の固液分離
装置7を用いて、珪弗化ソーダ製造の際に副生する硫酸
分と固液分離をするとともに、得られた珪弗化ソーダに
付着している硫酸分を洗浄水8を用いて洗浄除去し、珪
弗化ソーダ9を得る。
【0024】尚、該硫酸分の洗浄除去方法については、
リパルプタンク等を設けて、洗浄操作を行い、再び固液
分離する等の方法を用いても充分可能であるが、ケーキ
洗浄ができる機構の装置であれば、固液分離装置が一台
で充分対応することが可能であり、より好ましい。さら
に濾過及び洗浄した後、必要であれば所定の方法にて乾
燥し、製品とする。
リパルプタンク等を設けて、洗浄操作を行い、再び固液
分離する等の方法を用いても充分可能であるが、ケーキ
洗浄ができる機構の装置であれば、固液分離装置が一台
で充分対応することが可能であり、より好ましい。さら
に濾過及び洗浄した後、必要であれば所定の方法にて乾
燥し、製品とする。
【0025】硫酸分を除去する際の洗浄水量について
は、用いる固液分離装置の機種によって異なるが、本発
明者らの研究によれば得ようとする珪弗化ソーダ(ドラ
イベース)1Kgあたり約0.3Kg程度で付着する硫
酸分を充分除去できるものである。
は、用いる固液分離装置の機種によって異なるが、本発
明者らの研究によれば得ようとする珪弗化ソーダ(ドラ
イベース)1Kgあたり約0.3Kg程度で付着する硫
酸分を充分除去できるものである。
【0026】一方、固液分離した際の濾液は、溶存する
少量の珪弗化ソーダを含む、副生した硫酸分の水溶液か
らなるものであるが、該水溶液は、炭酸カルシウム、塩
化カルシウム、消石灰及び/又は生石灰等の無機カルシ
ウム化合物と反応させて、工業的に用途の多い石膏とし
て回収することも可能である。
少量の珪弗化ソーダを含む、副生した硫酸分の水溶液か
らなるものであるが、該水溶液は、炭酸カルシウム、塩
化カルシウム、消石灰及び/又は生石灰等の無機カルシ
ウム化合物と反応させて、工業的に用途の多い石膏とし
て回収することも可能である。
【0027】
【作用】本発明においては、これまで珪弗化ソーダ製造
の際に、発生した珪弗化ソーダのスケールが反応槽や配
管の内壁や固液分離機等に固着するといった問題が、従
来のナトリウム源である、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、岩
塩あるいは海水からの塩化ナトリウムなどの無機ナトリ
ウム化合物等を用いる場合と比較して、反応熱が殆ど発
生しないこと及び反応時間が長く、常温に近い穏和な反
応をするためか、スケール発生が少なく、その量として
は用いる材質、装置によって異なるが本発明者等の研究
によれば、例えば従来の苛性ソーダや炭酸ソーダ等を用
いた場合と比較して、少なくとも約10分の1程度と大
幅に減少するものである。
の際に、発生した珪弗化ソーダのスケールが反応槽や配
管の内壁や固液分離機等に固着するといった問題が、従
来のナトリウム源である、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、岩
塩あるいは海水からの塩化ナトリウムなどの無機ナトリ
ウム化合物等を用いる場合と比較して、反応熱が殆ど発
生しないこと及び反応時間が長く、常温に近い穏和な反
応をするためか、スケール発生が少なく、その量として
は用いる材質、装置によって異なるが本発明者等の研究
によれば、例えば従来の苛性ソーダや炭酸ソーダ等を用
いた場合と比較して、少なくとも約10分の1程度と大
幅に減少するものである。
【0028】また本発明により生成した珪弗化ソーダの
粒子形状は球状となり、かつ粒径が揃っており、ハンド
リング上取扱いが良好である。更に、極めて、固結しに
くい珪弗化ソーダ粒子を得ることが可能となった。
粒子形状は球状となり、かつ粒径が揃っており、ハンド
リング上取扱いが良好である。更に、極めて、固結しに
くい珪弗化ソーダ粒子を得ることが可能となった。
【0029】さらに反応熱が殆ど発生しないため、工業
的に見ると、反応の際の温度上昇がなく、珪弗化ソーダ
の溶解度アップによる収率低下は殆どなくなるととも
に、得られる珪弗化ソーダの純度は99.5%以上で、
なおかつ粒子径も20〜80μ程度の粒径の揃ったもの
が得られる。
的に見ると、反応の際の温度上昇がなく、珪弗化ソーダ
の溶解度アップによる収率低下は殆どなくなるととも
に、得られる珪弗化ソーダの純度は99.5%以上で、
なおかつ粒子径も20〜80μ程度の粒径の揃ったもの
が得られる。
【0030】
【実施例】以下に実施例及び比較例で本発明を詳細に説
明する。尚、以下において、%及びppmは特記する以
外は重量基準である。
明する。尚、以下において、%及びppmは特記する以
外は重量基準である。
【0031】実施例1 図2において、5.5KW、4枚タービン翼の攪拌機1
2を有する有効容積4.0m3の材質SUS−329J
4Lからなる反応槽13に、湿式燐酸濃縮工程において
発生した弗素含有排ガスを水に吸収させた珪弗化水素酸
水溶液11(H 2SiF6濃度19.8%)3.5m3/
Hと肥料製造の際に発生した表1に示す組成の硫酸ナト
リウム(硫酸ナトリウム濃度15.0%)を主成分とし
た廃液10を硫酸ナトリウム分を珪弗化水素酸1モルに
対して1.0になるように流量4.5m3/Hで連続的
に導き、反応時間30分、反応温度30℃にて反応させ
る。その後、該反応液をオーバーフローにて導管14を
通して、有効容積20m3の沈降分離槽15に導き、沈
降分離を行い、該沈降分離槽15の下部から連続的に抜
き出した珪弗化ソーダスラリー17を有効濾過面積1.
8m2の水平ベルト式フィルターに導き、洗浄水0.5
t/Hで、連続的に濾過及びケーキ洗浄を行った後、気
流乾燥機にて乾燥して、純度99.8〜99.9%、平
均粒径40〜60μの珪弗化ソーダを平均930kg/
H得た。尚、製造は約400時間実施した。
2を有する有効容積4.0m3の材質SUS−329J
4Lからなる反応槽13に、湿式燐酸濃縮工程において
発生した弗素含有排ガスを水に吸収させた珪弗化水素酸
水溶液11(H 2SiF6濃度19.8%)3.5m3/
Hと肥料製造の際に発生した表1に示す組成の硫酸ナト
リウム(硫酸ナトリウム濃度15.0%)を主成分とし
た廃液10を硫酸ナトリウム分を珪弗化水素酸1モルに
対して1.0になるように流量4.5m3/Hで連続的
に導き、反応時間30分、反応温度30℃にて反応させ
る。その後、該反応液をオーバーフローにて導管14を
通して、有効容積20m3の沈降分離槽15に導き、沈
降分離を行い、該沈降分離槽15の下部から連続的に抜
き出した珪弗化ソーダスラリー17を有効濾過面積1.
8m2の水平ベルト式フィルターに導き、洗浄水0.5
t/Hで、連続的に濾過及びケーキ洗浄を行った後、気
流乾燥機にて乾燥して、純度99.8〜99.9%、平
均粒径40〜60μの珪弗化ソーダを平均930kg/
H得た。尚、製造は約400時間実施した。
【0032】また珪弗化ソーダによる反応系内のスケー
ル付着量について該付着状況の評価方法として、直径3
0mm、長さ500mm、材質SUSー329J2Lの
丸棒を反応槽上部より吊り下げて、120時間後のスケ
ール付着量を測定したところ、85gであった。また珪
弗化ソーダの固結評価方法として、得られた珪弗化ソー
ダ700gを幅140mm、長さ140mm、厚み20
mmになるようにビニール袋に複数個充填して、この上
に60kgの重石を乗せ、経時的に固結の有無を見る試
験を実施したところ、5ケ月間以上固結しない結果が得
られた。
ル付着量について該付着状況の評価方法として、直径3
0mm、長さ500mm、材質SUSー329J2Lの
丸棒を反応槽上部より吊り下げて、120時間後のスケ
ール付着量を測定したところ、85gであった。また珪
弗化ソーダの固結評価方法として、得られた珪弗化ソー
ダ700gを幅140mm、長さ140mm、厚み20
mmになるようにビニール袋に複数個充填して、この上
に60kgの重石を乗せ、経時的に固結の有無を見る試
験を実施したところ、5ケ月間以上固結しない結果が得
られた。
【0033】
【表1】
【0034】実施例2 図2において、6.5KW、4枚プロペラ翼の攪拌機1
2を用いる以外実施例1と同様な反応槽1を用い、市販
の珪弗化水素酸を希釈して25.0%とした水溶液11
を2.8m3/Hと重クロム酸ソーダ製造の際に発生し
た表2に示す組成の硫酸ナトリウム(硫酸ナトリウム濃
度20.0%)を主成分とした廃液10を硫酸ナトリウ
ム分を珪弗化水素酸1モルに対して1.0になるように
流量3.3m3/Hで連続的に導き、反応時間40分、
反応温度25℃にて反応せしめた後、該反応液をオーバ
ーフローにて導管14を通して、有効容積20m3の沈
降分離槽15に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽1
5の下部から連続的に抜き出した珪弗化ソーダスラリー
17を有効濾過面積1.0m2のドラム式フィルターに
導き濾過した後、有効容積5m3のタンクにて、1.0
t/Hの水でリパルプし、さらに有効濾過面積1.0m
2のドラムフィルターに導き再度濾過した後、気流乾燥
機にて、乾燥して純度99.8〜99.9%、平均粒径
35〜65μの珪弗化ソーダを平均970kg/H得
た。尚、製造は約250時間実施した。
2を用いる以外実施例1と同様な反応槽1を用い、市販
の珪弗化水素酸を希釈して25.0%とした水溶液11
を2.8m3/Hと重クロム酸ソーダ製造の際に発生し
た表2に示す組成の硫酸ナトリウム(硫酸ナトリウム濃
度20.0%)を主成分とした廃液10を硫酸ナトリウ
ム分を珪弗化水素酸1モルに対して1.0になるように
流量3.3m3/Hで連続的に導き、反応時間40分、
反応温度25℃にて反応せしめた後、該反応液をオーバ
ーフローにて導管14を通して、有効容積20m3の沈
降分離槽15に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽1
5の下部から連続的に抜き出した珪弗化ソーダスラリー
17を有効濾過面積1.0m2のドラム式フィルターに
導き濾過した後、有効容積5m3のタンクにて、1.0
t/Hの水でリパルプし、さらに有効濾過面積1.0m
2のドラムフィルターに導き再度濾過した後、気流乾燥
機にて、乾燥して純度99.8〜99.9%、平均粒径
35〜65μの珪弗化ソーダを平均970kg/H得
た。尚、製造は約250時間実施した。
【0035】また珪弗化ソーダによる反応系内のスケー
ル付着量については、実施例1と同様な操作を行い測定
した結果、92gであった。固結試験については、実施
例1と同様な操作を行ったところ、7ケ月間以上固結し
ない結果が得られた。
ル付着量については、実施例1と同様な操作を行い測定
した結果、92gであった。固結試験については、実施
例1と同様な操作を行ったところ、7ケ月間以上固結し
ない結果が得られた。
【0036】
【表2】
【0037】実施例3 実施例1と同様な反応槽を用い、弗酸に珪砂を反応して
得られた珪弗化水素酸水溶液(H2SiF6濃度15.0
%)5.5m3/Hとほう酸製造の際に発生した表3に
示す組成の硫酸ナトリウム(硫酸ナトリウム濃度10.
0%)を主成分とした廃液10を硫酸ナトリウム分を珪
弗化水素酸1モルに対して1.0になるように流量7.
6m3/Hで連続的に導き、反応時間18分、反応温度
35℃にて反応せしめた後、該反応液をオーバーフロー
にて導管14を通して、有効容積50m3の沈降分離槽
15に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽15の下部
から連続的に抜き出した珪弗化ソーダスラリー17を有
効濾過面積2.0m2の水平ベルトフィルターに導き、
洗浄水0.5t/Hで、連続的に濾過及びケーキ洗浄を
行った後、気流乾燥機にて乾燥して、純度99.7〜9
9.9%、平均粒径40〜70μの珪弗化ソーダを平均
1025kg/H得た。尚、製造は約800時間実施し
た。
得られた珪弗化水素酸水溶液(H2SiF6濃度15.0
%)5.5m3/Hとほう酸製造の際に発生した表3に
示す組成の硫酸ナトリウム(硫酸ナトリウム濃度10.
0%)を主成分とした廃液10を硫酸ナトリウム分を珪
弗化水素酸1モルに対して1.0になるように流量7.
6m3/Hで連続的に導き、反応時間18分、反応温度
35℃にて反応せしめた後、該反応液をオーバーフロー
にて導管14を通して、有効容積50m3の沈降分離槽
15に導き、沈降分離を行い、該沈降分離槽15の下部
から連続的に抜き出した珪弗化ソーダスラリー17を有
効濾過面積2.0m2の水平ベルトフィルターに導き、
洗浄水0.5t/Hで、連続的に濾過及びケーキ洗浄を
行った後、気流乾燥機にて乾燥して、純度99.7〜9
9.9%、平均粒径40〜70μの珪弗化ソーダを平均
1025kg/H得た。尚、製造は約800時間実施し
た。
【0038】また珪弗化ソーダによる反応系内のスケー
ル付着量については、実施例1と同様な操作を行い測定
した結果、88gであった。固結試験については、実施
例1と同様な操作を行ったところ、5ケ月間以上固結し
ない結果が得られた。
ル付着量については、実施例1と同様な操作を行い測定
した結果、88gであった。固結試験については、実施
例1と同様な操作を行ったところ、5ケ月間以上固結し
ない結果が得られた。
【0039】
【表3】
【0040】比較例1 ナトリウム源として、市販の苛性ソーダに水を加え、1
0%に希釈した水溶液4.5m3/Hを用いる以外は実
施例1と同様な操作を行った。但し反応の際、発熱した
ため、反応温度としては、70℃となった。得られた珪
弗化ソーダは純度99.5%、平均粒径20〜100μ
であり、収量は平均840kg/Hであった。
0%に希釈した水溶液4.5m3/Hを用いる以外は実
施例1と同様な操作を行った。但し反応の際、発熱した
ため、反応温度としては、70℃となった。得られた珪
弗化ソーダは純度99.5%、平均粒径20〜100μ
であり、収量は平均840kg/Hであった。
【0041】またスケール付着テストについては、実施
例1と同様な操作を行い、スケール付着量を測定したと
ころ、920gであり、非常に多かった。また、運転開
始150時間後に、スケールで配管が閉塞してしまい運
転不可能となった。固結試験については、実施例1と同
様な操作を行ったところ、試験開始後3日目で固結現象
が生じ、製品価値がなくなった。
例1と同様な操作を行い、スケール付着量を測定したと
ころ、920gであり、非常に多かった。また、運転開
始150時間後に、スケールで配管が閉塞してしまい運
転不可能となった。固結試験については、実施例1と同
様な操作を行ったところ、試験開始後3日目で固結現象
が生じ、製品価値がなくなった。
【0042】比較例2 実施例1と同じ珪弗化水素酸水溶液に水5.0m3/H
を混合(H2SiF6濃度8.2%)、希釈する以外は実
施例1と全く同様な操作を行った。得られた珪弗化ソー
ダは純度99.7%、平均粒径30〜60μであり、収
量は平均770kg/Hであり、非常に少なかったた
め、運転は20時間で中止した。
を混合(H2SiF6濃度8.2%)、希釈する以外は実
施例1と全く同様な操作を行った。得られた珪弗化ソー
ダは純度99.7%、平均粒径30〜60μであり、収
量は平均770kg/Hであり、非常に少なかったた
め、運転は20時間で中止した。
【0043】比較例3 実施例1と同じ硫酸ナトリウムを主成分とした廃液に水
10.0m3/Hを混合、希釈(硫酸ナトリウム濃度
4.7%)する以外は実施例1と全く同様な操作を行っ
た。得られた珪弗化ソーダは純度99.8%、平均粒径
30〜60μであり、収量は平均720kg/Hであ
り、非常に少なかったため、運転は15時間で中止し
た。
10.0m3/Hを混合、希釈(硫酸ナトリウム濃度
4.7%)する以外は実施例1と全く同様な操作を行っ
た。得られた珪弗化ソーダは純度99.8%、平均粒径
30〜60μであり、収量は平均720kg/Hであ
り、非常に少なかったため、運転は15時間で中止し
た。
【0044】比較例4 実施例1と同じ珪弗化水素酸水溶液を濃縮し、H2Si
F6濃度33.6%にした水溶液2.0m3/Hと実施例
1と同じ硫酸ナトリウム水溶液を4.5m3/Hで反応
させ、実施例1と同様な操作を行ったところ、反応開始
5時間後、粒子が小さくゲル化してしまい、運転を中止
した。得られた珪弗化ソーダの純度は99.4%、平均
粒径0.1〜3μであり、収量については測定不能であ
った。
F6濃度33.6%にした水溶液2.0m3/Hと実施例
1と同じ硫酸ナトリウム水溶液を4.5m3/Hで反応
させ、実施例1と同様な操作を行ったところ、反応開始
5時間後、粒子が小さくゲル化してしまい、運転を中止
した。得られた珪弗化ソーダの純度は99.4%、平均
粒径0.1〜3μであり、収量については測定不能であ
った。
【0045】比較例5 実施例1と同じ硫酸ナトリウムを主成分とした廃液を濃
縮し、表4の組成の水溶液(硫酸ナトリウム濃度34.
4%)を得た。この水溶液2.0m3/Hと実施例1と
同じ珪弗化水素酸水溶液を3.5m3/Hで反応させ、
実施例1と同様な操作を行ったところ、得られた珪弗化
ソーダの純度は97.8%と低下したとともに、平均粒
径が1〜20μと小さくなったためか濾過性が悪化し、
運転は約10時間で中止した。
縮し、表4の組成の水溶液(硫酸ナトリウム濃度34.
4%)を得た。この水溶液2.0m3/Hと実施例1と
同じ珪弗化水素酸水溶液を3.5m3/Hで反応させ、
実施例1と同様な操作を行ったところ、得られた珪弗化
ソーダの純度は97.8%と低下したとともに、平均粒
径が1〜20μと小さくなったためか濾過性が悪化し、
運転は約10時間で中止した。
【0046】
【表4】
【0047】比較例6 反応槽を有効容積5.0m3、珪弗化水素酸水溶液を
5.5m3/Hに変更し、珪弗化水素酸1モルに対し
て、硫酸ナトリウム0.63モルになるように導く以外
は実施例1と全く同様の操作を行い平均粒径10〜13
0μの珪弗化ソーダを得たが、純度は97.1%と悪化
したため、運転は8時間で中止した。
5.5m3/Hに変更し、珪弗化水素酸1モルに対し
て、硫酸ナトリウム0.63モルになるように導く以外
は実施例1と全く同様の操作を行い平均粒径10〜13
0μの珪弗化ソーダを得たが、純度は97.1%と悪化
したため、運転は8時間で中止した。
【0048】比較例7 反応槽を有効容積5.0m3、硫酸ナトリウムを主成分
とした廃液を6.5m3/Hに変更し、珪弗化水素酸1
モルに対して、硫酸ナトリウム1.4モルになるように
導く以外は実施例1と全く同様の操作を行い平均粒径は
20〜150μの珪弗化ソーダを得たが、純度が94.
0%と大幅に低下したことより、運転は約5時間で中止
した。
とした廃液を6.5m3/Hに変更し、珪弗化水素酸1
モルに対して、硫酸ナトリウム1.4モルになるように
導く以外は実施例1と全く同様の操作を行い平均粒径は
20〜150μの珪弗化ソーダを得たが、純度が94.
0%と大幅に低下したことより、運転は約5時間で中止
した。
【0049】
【発明の効果】本発明は、苛性ソーダや炭酸ソーダのよ
うな市販の原料を使用することなく、工場廃液として排
出される硫酸ナトリウムを主成分とする廃液を有効に利
用して珪弗化水素酸水溶液と反応させて、純度が高く、
粒度が揃った、固結しにくい、ハンドリング性が良好な
珪弗化ソーダを安価に製造するものであって、その工業
的な有用性は、極めて大きいものである。
うな市販の原料を使用することなく、工場廃液として排
出される硫酸ナトリウムを主成分とする廃液を有効に利
用して珪弗化水素酸水溶液と反応させて、純度が高く、
粒度が揃った、固結しにくい、ハンドリング性が良好な
珪弗化ソーダを安価に製造するものであって、その工業
的な有用性は、極めて大きいものである。
【図1】本発明を実施するに好適なフローを示す。
【図2】本発明を実施するに好適な反応装置の一例を示
す。
す。
1 硫酸ナトリウムを主成分とする廃液 2 珪弗化水素酸水溶液 3 攪拌機付き反応槽 4 沈降分離槽 5 廃液 6 珪弗化ソーダスラリー 7 洗浄水 8 固液分離装置 9 珪弗化ソーダ 10 硫酸ナトリウムを主成分とする廃液 11 珪弗化水素酸水溶液 12 攪拌機 13 反応槽 14 導管 15 沈降分離槽 16 レーキ 17 珪弗化ソーダスラリー 18 廃液
Claims (2)
- 【請求項1】 工場廃液として排出される硫酸ナトリ
ウムを主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを珪弗
化水素酸1モルに対して、硫酸ナトリウム0.8〜1.
3モルとなるような量で反応させて、珪弗化ソーダを製
造することを特徴とし、該珪弗化水素酸水溶液の濃度が
10〜30重量%であり、該廃液中の硫酸ナトリウム濃
度が5〜30重量%である珪弗化ソーダの製造方法。 - 【請求項2】 工場廃液として排出される硫酸ナトリ
ウムを主成分とする廃液と珪弗化水素酸水溶液とを反応
させる際、反応温度5〜40℃、反応時間5〜90分の
条件下で反応させる請求項1記載の珪弗化ソーダの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301994A JPH08157207A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 珪弗化ソーダの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301994A JPH08157207A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 珪弗化ソーダの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08157207A true JPH08157207A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17903609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6301994A Pending JPH08157207A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 珪弗化ソーダの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08157207A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102923713A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-02-13 | 瓮福(集团)有限责任公司 | 一种氟硅酸钠清洁生产的方法 |
| RU2604236C1 (ru) * | 2015-08-28 | 2016-12-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Башкирский государственный университет" | Способ получения кремнефторида натрия |
| CN106745969A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-31 | 甘肃瓮福化工有限责任公司 | 钠离子回滴应用于氟硅酸钠生产进行废水处理的系统及方法 |
| WO2024197510A1 (zh) * | 2023-03-27 | 2024-10-03 | 广东邦普循环科技有限公司 | 利用湿法磷酸副产氟硅酸制备氟硅酸钠的方法及其装置 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6301994A patent/JPH08157207A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102923713A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-02-13 | 瓮福(集团)有限责任公司 | 一种氟硅酸钠清洁生产的方法 |
| RU2604236C1 (ru) * | 2015-08-28 | 2016-12-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Башкирский государственный университет" | Способ получения кремнефторида натрия |
| CN106745969A (zh) * | 2016-12-06 | 2017-05-31 | 甘肃瓮福化工有限责任公司 | 钠离子回滴应用于氟硅酸钠生产进行废水处理的系统及方法 |
| WO2024197510A1 (zh) * | 2023-03-27 | 2024-10-03 | 广东邦普循环科技有限公司 | 利用湿法磷酸副产氟硅酸制备氟硅酸钠的方法及其装置 |
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