JPH08157369A - トリグリセライド低下剤 - Google Patents

トリグリセライド低下剤

Info

Publication number
JPH08157369A
JPH08157369A JP7256283A JP25628395A JPH08157369A JP H08157369 A JPH08157369 A JP H08157369A JP 7256283 A JP7256283 A JP 7256283A JP 25628395 A JP25628395 A JP 25628395A JP H08157369 A JPH08157369 A JP H08157369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optionally substituted
agent according
lowering agent
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7256283A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Sugiyama
泰雄 杉山
Hidefumi Yukimasa
秀文 行正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP7256283A priority Critical patent/JPH08157369A/ja
Publication of JPH08157369A publication Critical patent/JPH08157369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トリグリセリド低下剤を提供する。 【解決手段】式(I) 【化1】 〔式中、R1は水素または置換されていてもよい炭化水
素基を、R2およびR3は同一または異なって水素,置換
されていてもよい炭化水素基あるいは置換されていても
よい複素環基を、X'はエステル化されていてもよいカ
ルボキシル基,置換されていてもよいカルバモイル基,
置換されていてもよい水酸基,置換されていてもよいア
ミノ基あるいは脱プロトン化しうる水素原子を有する置
換されていてもよい複素環残基から構成される置換基
を、環Aは置換されていてもよいベンゼン環または置換
されていてもよい複素環を、環J'は環構成原子として
3個以下のヘテロ原子を含有する7ないし8員の複素環
を、環J'はR1,R2,R3及びX'以外にさらに置換基
を有していてもよい〕で表わされる化合物またはその薬
理学的に許容し得る塩を含有してなるトリグリセライド
低下剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高トリグリセライ
ド血症または高脂血症の予防または治療に有用なトリグ
リセライド低下剤に関する。
【0002】
【従来の技術】血清脂質濃度の異常増加を高脂質血症
(hyperlipidemia)または高脂血症(hyperlipemia)と
呼ぶ。血清脂質にはコレステロール(コレステロールエ
ステル,遊離コレステロール)、リン脂質(レシチン,
スフィンゴミエリンなど)、トリグリセライド(中性脂
肪)、遊離脂肪酸、その他のステロール類などがある
が、とくに臨床的に問題となるのは、コレステロール,
トリグリセライドの増加である(COMMON DISEASE SERIE
S No.19 高脂血症 中村治雄編集 1991年10月10日発行南
江堂)。したがって、血中脂質値の適切なコントロール
は、虚血性心疾患、脳梗塞などに代表される動脈硬化に
関連した諸疾患の予防または治療に極めて重要である。
また、高トリグリセライド血症は、膵障害を併発すると
考えられている。
【0003】血中コレステロール値を低下させる薬剤と
しては、コレスチラミン(Cholestyramine)、コレスチ
ポール(Colestipol)等の胆汁酸を捕捉してその吸収を
阻害するもの(例,米国特許第4027009号)、メ
リナミド(Melinamide)(フランス特許第147656
9号)等のアシルコエンザイムAコレステロールアシル
転移酵素(ACAT)を阻害してコレステロールの腸管
吸収を抑制するもの等の他、コレステロールの生合成を
抑制する薬剤が注目されている。コレステロール生合成
抑制薬剤として、特に3−ヒドロキシ−3−メチルグル
タリルコエンザイムA(HMG−CoA)還元酵素を阻
害するロバスタチン(Lovastatin)(米国特許第423
1938号)、シンバスタチン(Simvastatin)(米国
特許第4444784号)、プラバスタチン(Pravasta
tin)(米国特許第4346227号)等が医薬に供さ
れている。しかし、HMG−CoA還元酵素を阻害する
とコレステロールの生合成以外に、ユビキノン、ドリコ
ールやヘムAの様な、その他の生体に必要な成分の生合
成も阻害されるため、それらに起因する副作用が懸念さ
れている。またトリグリセライド低下剤としては、フィ
ブリン酸系化合物、例えば、クロフィブラート(英国特
許第860303号),フェノフィブラート(ドイツ特
許第2250327号)などが医薬に供されているが、
スタチン系化合物との併用は肝毒性のため禁忌となって
いる。
【0004】高脂血症は、高リポ蛋白血症(hyperlipop
roteinemia)とも呼ばれ、リポ蛋白の面から次のように
6つの型(WHO分類)に分類されている。 I型:カイロマイクロンの増加を示す高カイロマイクロ
ン血症、 IIa型:低比重リポ蛋白(LDL)の増加を示す高LD
L血症(高コレステロール血症)、 IIb型:LDLと超低比重リポ蛋白(VLDL)の増加
を示す複合型高脂血症、 III型:β超低比重リポ蛋白(βVLDL)の存在を示
す異常βリポ蛋白血症、 IV型:VLDLの増加を示す内因性高トリグリセライド
血症、 V型:VLDLとカイロマイクロンの増加を示す混合型
高脂血症。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高脂血症の
予防または治療に有用なトリグリセライド低下剤とりわ
け、新しい作用機序による高トリグリセライド血症予防
・治療用のトリグリセライド低下剤を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定の縮合環化合物が予
想外にも優れたトリグリセライド低下作用を有すること
を見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、(1)式(I)
【化7】 〔式中、R1は水素または置換されていてもよい炭化水
素基を、R2およびR3は同一または異なって水素,置換
されていてもよい炭化水素基あるいは置換されていても
よい複素環基を、X'はエステル化されていてもよいカ
ルボキシル基,置換されていてもよいカルバモイル基,
置換されていてもよい水酸基,置換されていてもよいア
ミノ基あるいは脱プロトン化しうる水素原子を有する置
換されていてもよい複素環残基から構成される置換基
を、環Aは置換されていてもよいベンゼン環または置換
されていてもよい複素環を、環J'は環構成原子として
3個以下のヘテロ原子を含有する7ないし8員の複素環
を、環J'はR1,R2,R3及びX'以外にさらに置換基
を有していてもよい〕で表わされる化合物またはその薬
理学的に許容し得る塩を含有してなるトリグリセライド
低下剤、とりわけ(2)R1が脂肪族非環状炭化水素基
である上記(1)記載のトリグリセライド低下剤、
【0007】(3)式(I')
【化8】 〔式中、R1は水素または置換されていてもよい炭化水
素基を、R2およびR3は同一または異なって水素,置換
されていてもよい炭化水素基あるいは置換されていても
よい複素環基を、X1は結合手あるいは2価の原子鎖
を、Yはエステル化されていてもよいカルボキシル基,
置換されていてもよいカルバモイル基,置換されていて
もよい水酸基,置換されていてもよいアミノ基あるいは
脱プロトン化しうる水素原子を有する置換されていても
よい複素環残基を、環Bは置換されていてもよいベンゼ
ン環を示す〕で表わされる化合物またはその薬理学的に
許容し得る塩を含有してなる上記(1)記載のトリグリ
セライド低下剤、および(4)高脂血症とりわけ高トリ
グリセライド血症の予防または治療用である上記
(1),(2)または(3)記載のトリグリセライド低
下剤などに関する。
【0008】式(I)および(I')において、R1で示さ
れる「置換されていてもよい炭化水素基」の炭化水素基
としては、脂肪族鎖式(非環式)炭化水素基、脂環式炭
化水素基およびアリール基などが挙げられるが、なかで
も脂肪族鎖式炭化水素基が好ましい。該炭化水素基の脂
肪族鎖式炭化水素基としては、直鎖状または分枝鎖状の
脂肪族炭化水素基、例えば、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基などが挙げられる。なかでも分枝状ア
ルキル基が好ましい。該アルキルとしては、例えばメチ
ル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチ
ル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペ
ンチル,イソペンチル,ネオペンチル,1−メチルプロ
ピル,n−ヘキシル,イソヘキシル,1,1−ジメチル
ブチル,2,2−ジメチルブチル,3,3−ジメチルブ
チル,3,3−ジメチルプロピル,2−エチルブチル,
n−ヘプチルなどのC1-7アルキルが挙げられ、なかで
も、n−プロピル,イソプロピル,イソブチル,ネオペ
ンチルなどのC3-5アルキルが好ましく、特にイソブチ
ル,ネオペンチルなどが好ましい。該アルケニル基とし
ては、例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、2−
メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロ
ペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ブテニル、
2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニ
ル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテ
ニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニ
ル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1
−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2-6アルケニルが挙
げられ、なかでも、ビニル、アリル、イソプロペニル、
2−メチルアリル、2−メチル−1−プロペニル、2−
メチル−2−プロペニル、3−メチル−2−ブテニル等
が特に好ましい。該アルキニル基としては、例えば、エ
チニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2
−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−
ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘ
キシニル、5−ヘキシニル等のC2-6アルキニルが挙げ
られ、中でもエチニル、1−プロピニル、2−プロピニ
ル等が特に好ましい。
【0009】該炭化水素基の脂環式炭化水素基として
は、飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、例えば、シ
クロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジ
エニル基等が挙げられる。該シクロアルキル基としては
炭素数3〜9個のシクロアルキル基が好ましく、例え
ば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シ
クロノニル等が挙げられ、中でも、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3-6シクロアルキル基が好ましい。該シクロアルケニル
基としては、例えば、2−シクロペンテン−1−イル、
3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−
1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロ
ブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等の
5-6シクロアルケニル基が挙げられる。該シクロアル
カジエニル基としては、例えば、2,4−シクロペンタ
ジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−
イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イルのC5-6
シクロアルカジエニル基などが挙げられる。該炭化水素
基のアリール基としては、炭素数6〜16の単環式また
は縮合多環式芳香族炭化水素基が挙げられ、例えば、フ
ェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセ
ナフチレニル等が挙げられ、なかでもフェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル等のC6-10のアリール基が特に好
ましい。
【0010】R1で示される「置換されていてもよい炭
化水素基」の置換基としては、置換されていてもよいア
リール基、置換されていてもよいシクロアルキル基もし
くはシクロアルケニル基、置換されていてもよい複素環
基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていても
よい水酸基、置換されていてもよいチオール基、ハロゲ
ン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、オキソ等が挙
げられ、該炭化水素基はこれらの任意の置換基で置換可
能な位置に1〜5個(好ましくは1〜3個)置換されて
いてもよい。該置換されていてもよいアリール基のアリ
ール基としては、フェニル、ナフチル、アントリル、フ
ェナントリル、アセナフチレニル等のC6-16のアリール
基が挙げられ、なかでもフェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル等のC6-10のアリール基が好ましい。該置換さ
れていてもよいアリールの置換基としては、炭素数1〜
3個のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素)、炭素数1〜3個のアルキル基(例、メチル、エ
チル、プロピル等)等が挙げられ、該アリール基はこれ
らの任意の置換基で1〜2個置換されていてもよい。該
置換されていてもよいシクロアルキル基のシクロアルキ
ル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等のC3-7
シクロアルキル基等が挙げられる。該置換されていても
よいシクロアルキル基の置換基とその置換数としては、
前記置換されていてもよいアリール基における置換基と
同様な種類と個数が挙げられる。該置換されていてもよ
いシクロアルケニル基のシクロアルケニル基としては、
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニ
ル、シクロヘキセニル等のC3-6シクロアルケニル基等
が挙げられる。該置換されていてもよいシクロアルケニ
ル基の置換基とその置換数としては、前記置換されてい
てもよいアリール基における置換基と同様な種類と個数
が挙げられる。該置換されていてもよい複素環基の複素
環基としては、環系を構成する原子(環原子)として、
酸素、硫黄、窒素のうち少なくとも1個好ましくは1〜
4個のヘテロ原子をもつ芳香族複素環基及び飽和あるい
は不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)が挙げ
られるが、好ましくは芳香族複素環基である。該芳香族
複素環基としては、5〜6員の芳香族単環式複素環基
(例、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダ
ゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、
1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジア
ゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、
1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾ
リル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリア
ゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリ
ミジニル、ピラジニル、トリアジニル等)及び5〜6員
環が2〜3個縮合した芳香族縮合複素環基(例:ベンゾ
フラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ〔〕チエニ
ル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリ
ル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2
−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1,2
−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、
キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニ
ル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、
プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボリ
ニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、アクリジ
ニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジ
ニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、フェナト
リジニル、フェナトロリニル、インドリジニル、ピロロ
〔1,2−〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,5−
ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリジル、イミダゾ
〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリ
ダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピリミジニル、1,
2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリジル、1,2,
4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニル等)が挙げ
られるが、なかでもフリル、チエニル、インドリル、イ
ソインドリル、ピラジニル、ピリジル、ピリミジニルな
どの5〜6員芳香族単環式複素環基が好ましい。該非芳
香族複素環基としては、例えば、オキシラニル、アゼチ
ジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テ
トラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラヒ
ドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペ
ラジニル等4〜8員非芳香族複素環基が挙げられる。該
置換されていてもよい複素環基は1〜4個好ましくは1
〜2個の置換基を有していてもよく、このような置換基
としては、炭素数1〜3個のアルキル基(例:メチル、
エチル、プロピル等)等が挙げられる。該置換されてい
てもよいアミノ基(アミノ基、モノ−又はジ−置換アミ
ノ基が含まれる),置換されていてもよい水酸基、及び
置換されていてもよいチオール基における置換基として
は、例えば低級(C1-3)アルキル(例、メチル、エチ
ル、プロピル等)等が挙げられる。また、R1で表わさ
れる置換されていてもよい炭化水素基における炭化水素
基が脂環式炭化水素基又はアリール基である場合、置換
基としては、さらに炭素数1〜3個のアルキル基(例、
メチル,エチル,プロピルなど)でもよい。さらに、上
述のように、R1はオキソ基と置換基として有していて
もよく、R1としては、このようなオキソ置換されて炭
化水素基であるカルボン酸アシル基も含まれる。このよ
うな例としては例えば置換基を有していてもよい炭素数
1〜6のアシル基(例、ホルミル,アセチル,プロピオ
ニル,ブチリル,イソブチリル,バレリル,イソバレリ
ル,ピバロイル,ヘキサノイル,ジメチルアセチル,ト
リメチルアセチルなど)が挙げられる。また該アシル基
は、置換可能な位置に1〜5個の置換基を有していても
よく、該置換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩
素,臭素)が挙げられる。
【0011】式(I)および(I')において、R2および
3で示される「置換されていてもよい炭化水素基とし
ては、R1で示される「置換されていてもよい炭化水素
基」として述べた基が挙げられる。但し、アルキル基と
アリール基とそれらの置換基としては下記のものであっ
てもよい。すなわち「置換されていてもよいアルキル
基」のアルキル基としては炭素数1〜6個の低級アルキ
ル基(例:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキ
シル、イソヘキシル等)が挙げられ、好ましくはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブ
チル等のC1-4アルキル基が挙げられ、例えばこの様な
置換されていてもよいアルキル基は1〜4個の置換基を
有していてもよく、このような置換基としては、ハロゲ
ン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、炭素数1〜4
個の低級アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ等)
等が挙げられる。「置換されていてもよいアリール基」
としては、単環式または縮合多環式芳香族炭化水素基が
挙げられ、例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、
フェナントリル、アセナフチレニル等があげられ、なか
でもフェニルが特に好ましい。「置換されていてもよい
アリール基」の置換基としては、ハロゲン(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など),置換されていてよい低
級アルキル,置換されていてよい低級アルコキシ,置換
されていてもよい水酸基,ニトロ,シアノなどが挙げら
れ、これらの置換基の同一又は異なる1〜3個(好まし
くは1〜2個)で置換されていてもよい。該低級アルキ
ルとしては、例えば、メチル,エチル,n−プロピル,
イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチ
ル,tert−ブチル等の炭素数1〜4のアルキル基が挙げ
られるが、特にメチル,エチルが好ましい。該低級アル
コキシとしては、メトキシ,エトキシ,n−プロポキ
シ,イソプロポキシ,n−ブトキシ,イソブトキシ,se
c−ブトキシ,tert−ブトキシ等の炭素数1〜4のアル
コキシ基が挙げられるが、特にメトキシ,エトキシが好
ましい。該置換されていてもよい低級アルキル基又は置
換されていてもよい低級アルコキシ基の置換基として
は、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
等)等が挙げられ、任意の位置に1〜5個置換されてい
てもよい。該置換されていてもよい水酸基における置換
基としては、例えば低級(C1-4)アルキル基(例、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−
ブチル等)、C3-6シクロアルキル基(シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
等)、C6-10アリール基(例、フェニル、1−ナフチ
ル、2−ナフチル等)、C7-12アラルキル基(例、ベン
ジル、フェネチルなど)などが挙げられる。また、これ
らの置換基は、隣接する置換基同志で環を形成していて
もよく、R2またはR3で示される「置換されていてもよ
いアリール基」のアリール基がフェニル基である場合例
えば、
【化9】 で示されるものが用いられていてもよく、さらにこの様
な基は低級(C1-3)アルキル基(例、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル等)などで1〜4個置換さ
れていてもよい。
【0012】R2およびR3で示される「置換されていて
もよい複素環基」の複素環基としては、R1で表される
「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基としてあ
げた「置換されていてもよい複素環基」に関連して詳述
されている複素環基が挙げられるが、なかでもフリル,
チエニル,インドリル,イソインドリル,ピラジニル,
ピリジル,ピリミジル,イミダゾリルなどの5〜6員芳
香族単環式複素環が特に好ましい。該複素環基の置換基
としては、炭素数1〜3個のアルキル(例、メチル,エ
チル,プロピルなど)などが挙げられ、これらの置換基
を1〜4個有していてもよい。上記した中でも、R2
よびR3としては、置換されていてもよいフェニル基が
好ましく、さらに好ましくは、置換されたフェニル基、
特に、塩素、臭素等のハロゲン,低級(C1-3)アルコ
キシなどで1〜3個、好ましくは1〜2個置換されたフ
ェニル基が好ましい。またR2,R3のいずれか一方は水
素が好ましい。
【0013】式(I)において、X'で示される「エステ
ル化されていてもよいカルボキシル基から構成される置
換基」としては、エステル化されていてもよいカルボキ
シル基およびエステル化されていてもよいカルボキシル
基を有している置換基が挙げられる。該エステル化され
ていてもよいカルボキシル基としては、下記Yで定義さ
れるエステル化されていてもよいカルボキシル基で挙げ
られるものと同様なものが挙げられる。X'で示される
「置換されていてもよいカルバモイル基から構成される
置換基」としては、置換されていてもよいカルバモイル
基および置換されていてもよいカルバモイル基を有して
いる置換基が挙げられる。該置換されていてもよいカル
バモイル基としては、下記Yで定義される置換されてい
てもよいカルバモイル基で挙げられるものと同様なもの
が挙げられる。X'で示される「置換されていてもよい
水酸基から構成される置換基」としては、置換されてい
てもよい水酸基および置換されていてもよい水酸基を有
している置換基が挙げられる。該置換されていてもよい
水酸基としては、下記Yで定義される置換されていても
よい水酸基で挙げられるものと同様なものが挙げられ
る。X'で示される「置換されていてもよいアミノ基か
ら構成される置換基」としては、置換されていてもよい
アミノ基および置換されていてもよいアミノ基を有して
いる置換基が挙げられる。該置換されていてもよいアミ
ノ基としては、下記Yで定義される置換されていてもよ
いアミノ基で挙げられるものと同様なものが挙げられ
る。X'で示される「脱プロトン化しうる水素原子を有
する、置換されていてもよい複素環残基から構成される
置換基」としては、脱プロトン化しうる水素原子を有す
る(すなわち活性プロトンを有する)、置換されていて
もよい複素環残基および脱プロトン化しうる水素原子を
有する、置換されていてもよい複素環残基を有している
置換基が挙げられる。該置換されていてもよい複素環残
基としては、下記Yで定義される脱プロトン化しうる水
素原子を有する、置換されていてもよい複素環残基で挙
げられるものと同様なものが挙げられる。X'として
は、例えば、式(a)
【化10】 〔式中、Xは結合手または2価もしくは3価の原子鎖
を、Yはエステル化されていてもよいカルボキシル基,
置換されていてもよいカルバモイル基,置換されていて
もよい水酸基,置換されていてもよいアミノ基または脱
プロトン化しうる水素原子を有する、置換されていても
よい複素環残基を、破線部分は単結合または二重結合を
示す〕で表される基が挙げられる。
【0014】式(a)中、Xで示される「2価の原子
鎖」としては、好ましくは、直鎖部分を構成する原子数
が1〜7個、さらに好ましくは1〜4個である2価の鎖
であればいずれでもよく、側鎖を有していてもよい。例
えば、
【化11】 で表わされるものが挙げられ、式中、m、nは独立して
0、1、2又は3を表わし、Eは結合手または酸素原
子、イオウ原子、スルホキシド、スルホン、−N(R5)
−、−NHCO−、−CON(R6)−あるいは−NHC
ONH−を表わす。ここでR4及びR6は水素、置換され
ていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよいア
ラルキル基、置換されていてもよいフェニル基を示す。
また、R5は水素、低級アルキル基、アラルキル基又は
アシル基を示す。R4及びR6で示される「置換されてい
てもよい低級アルキル基」のアルキル基としては、炭素
数1〜6個の直鎖もしくは分枝状の低級アルキル基
(例:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペン
チル、イソペンチル、ネオペンチル等)が挙げられる。
該置換されていてもよい低級アルキル基は1〜4個好ま
しくは1〜2個の置換基をもっていてもよく、これらの
置換基としては、芳香族複素環基(例、フリル、チエニ
ル、インドリル、イソインドリル、ピラジニル、ピリジ
ル、ピリミジル、イミダゾリルなどN、O、Sのヘテロ
原子を1〜4個含む5〜6員芳香族複素環)、置換され
ていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、
置換されていてもよいチオール基、エステル化されてい
てもよいカルボキシル基、ハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)などが挙げられる。該置換されて
いてもよいアミノ基(アミノ基又はモノ−又はジ置換ア
ミノ基)、置換されていてもよい水酸基、及び置換され
ていてもよいチオール基における置換基としては、低級
(C 1-3)アルキル(例、メチル、エチル、プロピルな
ど)などが挙げられる。該エステル化されていてもよい
カルボキシル基としては、例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、フェノキ
シカルボニル、1−ナフトキシカルボニルなどC2-5
ルコキシカルボニル及びC7-11アリールオキシカルボニ
ルが挙げられるが、好ましくはメトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニルである。
【0015】R4及びR6で示される「置換されていても
よいアラルキル基」のアラルキル基としてはベンジル、
ナフチルメチル、フェニルプロピル、フェニルブチル等
7〜C15アラルキル基が挙げられる。該置換されてい
てもよいアラルキル基は1〜4個好ましくは1〜2個の
置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、ハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、炭素
数1〜3個のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ基)、水酸基、アミノ基、カルボキシル基、
スルフヒドリル基等が挙げられる。R4及びR6で示され
る「置換されていてもよいフェニル基」の置換基として
は、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素)、C1-3アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシなど)、C1-3アルキル(例、メチル、エチ
ル、プロピル)などが挙げられる。ただし、R4はメチ
レン鎖ごとに異なっていてもよい。また、R5で示され
る「低級アルキル基」及び「アラルキル基」としては、
炭素数1〜4個の低級アルキル基(例、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、tert−ブチル等)、炭素数
7〜15個のアラルキル基(例、ベンジル、フェネチ
ル、フェニルプロピル、フェニルブチル、ナフチルメチ
ル等)がそれぞれ挙げられる。
【0016】R5で示される「アシル基」としては、低
級(C1-6)アルカノイル基(例、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリ
ル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイルなど)、
低級(C3-7)アルケノイル基(例、アクリロイル、メ
タクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイルな
ど)、C 4-7シクロアルカンカルボニル基(例、シクロ
プロパンカルボニル基、シクロブタンカルボニル基、シ
クロペンタンカルボニル基、シクロヘキサンカルボニル
基など)、低級(C1-4)アルカンスルホニル基(例、
メシル、エタンスルホニル、プロパンスルホニルな
ど)、C7-14アロイル基(例、ベンゾイル、p−トルオ
イル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなど)、C6-10
アリール低級(C2-4)アルカノイル基(例、フェニル
アセチル、フェニルプロピオニル、ヒドロアトロポイ
ル、フェニルブチリルなど)、C6-10アリール低級(C
3-5)アルケノイル基(例、シンナモイル、アトロポイ
ルなど)、C6-10アレーンスルホニル基(例、ベンゼン
スルホニル、p−トルエンスルホニル基など)などが挙
げられる。さらに、Xとしては、二重結合を含んでいる
炭素鎖または−L−CH(OH)−(Lは結合手または直
鎖状もしくは分枝状のアルキレン鎖を示す)でもよい。
該「二重結合を含んでいる炭素鎖」としては、好ましく
は、直鎖部分を構成する炭素数が1〜7個、さらに好ま
しくは1〜4個であるものが挙げられ、側鎖を有してい
てもよい。該炭素鎖における二重結合は、直鎖部分ある
いは分枝鎖部分のいずれか一方または両方に含まれるも
のであるが、好ましくは直鎖部分に含まれるものが挙げ
られる。また、該炭素鎖に含まれる二重結合の数は可能
な限り特に限定されないが、1〜2個が好ましい。
【0017】該二重結合を含んでいる炭素鎖としては、
例えば、メチン,ビニレン,プロペニレン,ブテニレ
ン,ブタジエニレン,メチルプロペニレン,エチルプロ
ペニレン,プロピルプロペニレン,メチルブテニレン,
エチルブテニレン,プロピルブテニレン,メチルブタジ
エニレン,エチルブタジエニレン,プロピルブタジエニ
レン,ペンテニレン,ヘキセニレン,ヘプテニレン,ペ
ンタジエニレン,ヘキサジエニレン,ヘプタジエニレン
などが挙げられるが、好ましくは、メチン,ビニレン,
プロペニレン,ブテニレン,ブタジエニレンが挙げられ
る。ここで、該炭素鎖が3価である場合、該炭素鎖は、
環J’の環上の置換可能な炭素原子と二重結合で結ばれ
ている。Lで示される「直鎖状もしくは分枝状のアルキ
レン鎖」としては、例えば、直鎖状もしくは分枝状の炭
素数1〜6個のアルキレン鎖が挙げられ、例えば、メチ
レン,エチレン,トリメチレン,テトラメチレン,ペン
タメチレン,ヘキサメチレン,ヘプタメチレン,プロピ
レン,エチルメチレン,エチルエチレン,プロピルエチ
レン,ブチルエチレン,メチルテトラメチレン,メチル
トリメチレンなどの2価基が挙げられるが、好ましく
は、メチレン,エチレン,トリメチレン,プロピレンな
どの炭素数1〜3個のものが挙げられる。
【0018】上記した中でも、X'としては、式(b)
【化12】 〔式中、X1は結合手または2価の原子鎖を、Yはエス
テル化されていてもよいカルボキシル基,置換されてい
てもよいカルバモイル基,置換されていてもよい水酸
基,置換されていてもよいアミノ基または脱プロトン化
しうる水素原子を有する、置換されていてもよい複素環
残基を示す〕で表される基が好ましい。式(b)中、X1
で示される2価の原子鎖としては、前記Xで定義された
2価の原子鎖と同様なものが挙げられる。式(a)およ
び(b)中、XまたはX1で示される「2価の原子鎖」と
しては、好ましくは、直鎖部分を構成する炭素数が1〜
7個(より好ましくは1〜4個)である直鎖状あるいは
分枝鎖状のアルキレン鎖が挙げられる。該アルキレン鎖
としては、例えば、メチレン,エチレン,トリメチレ
ン,テトラメチレン,ペンタメチレン,ヘキサメチレ
ン,ヘプタメチレン,プロピレン,エチルメチレン,エ
チルエチレン,プロピルエチレン,ブチルエチレン,メ
チルテトラメチレン,メチルトリメチレンなどの2価基
が挙げられるが、好ましくは、メチレン,エチレン,ト
リメチレン,プロピレンなどの炭素数1〜4個のものが
挙げられる。式(a)および(b)において、Yで示され
る「エステル化されていてもよいカルボキシル基」とし
ては、炭素数2−7の低級アルコキシカルボニル(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカル
ボニル、tert−ブトキシカルボニル、sec−ブトキシカ
ルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオ
キシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニルな
ど)、C7-14アリールオキシカルボニル(例、フェノキ
シカルボニル、1−ナフトキシカルボニル)、C8-12
ラルキルオキシカルボニル(例、ベンジルオキシカルボ
ニルなど)などが挙げられる。なかでもカルボキシル
基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルが好まし
い。
【0019】Yで示される「置換されていてもよいカル
バモイル基」の置換基としては、置換されていてもよい
低級(C1-6)アルキル(例、メチル,エチル,n−プ
ロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,sec−ブ
チル,tert−ブチル,ペンチル,イソペンチル,ネオペ
ンチル,ヘキシル,イソヘキシル等)、置換されていて
もよいC3-6シクロアルキル(例、シクロプロピル,シ
クロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシルなど)、
置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フェニ
ル,1−ナフチル,2−ナフチルなど)、置換されてい
てもよいC7-11アラルキル基(例、ベンジル,フェネチ
ルなど)などが挙げられ、これらの置換基は同一又は異
なって1個又は2個置換されていてもよい。該置換され
ていてもよい低級(C1-6)アルキルおよび置換されて
いてもよいC3-6シクロアルキルにおける置換基として
は、低級(C1-5)アルキル(例、メチル,エチル,プ
ロピル,イソプロピル,ブチル,t−ブチル,ペンチ
ル,イソペンチル,ネオペンチル)でエステル化されて
いてもよいカルボキシル基、ヘテロ原子を1〜4個含む
5〜6員芳香族複素環基(例、フリル,チエニル,イン
ドリル,イソインドリル,ピラジニル,ピリジル,ピリ
ミジル,イミダゾリルなど),アミノ基,水酸基,フェ
ニル基などが挙げられ、これらの置換基は、同一または
異なって1〜3個置換していてもよい。該置換されてい
てもよいアリール基および置換されていてもよいアラル
キル基の置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素,
塩素,臭素,ヨウ素),低級(C1-4)アルキル基
(例、メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,t-ブチルなど)でエステル化されていてもよいカル
ボキシル基などが挙げられる。 また、該置換されていて
もよいカルバモイル基において、2個の窒素原子上の置
換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形成して
いてもよく、このような環状アミノ基の例としては、1
−アゼチジニル,1−ピロリジニル,ピペリジノ,モル
ホリノ,1−ピペラジニルなどが挙げられる。
【0020】Yで示される「置換されていてもよい水酸
基」の置換基としては、例えば低級(C1-4)アルキル
(例、メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,t−ブチルなど)、C3-6シクロアルキル基(例、シ
クロプロピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロ
ヘキシルなど)、置換されていてもよいC6-10アリール
基(例、フェニル,1−ナフチル,2−ナフチルな
ど)、置換されていてもよいC7-11アラルキル基(例、
ベンジル,フェネチルなど)などが挙げられる。該置換
されていてもよいアリール基および置換されていてもよ
いアラルキル基の置換基としては、ハロゲン原子(例、
フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),低級(C1-4)アルキ
ル基(例、メチル,エチル,プロピル,イソプロピル,
ブチル,t-ブチルなど)でエステル化されていてもよい
カルボキシル基などが挙げられる。Yで示される「置換
されていてもよいアミノ基」としてはモノ置換及びジ置
換アミノ基を含み、これらの置換基としては、例えば低
級(C1-4)アルキル(例、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,t−ブチルなど)、C3-6
クロアルキル基(例、シクロプロピル,シクロブチル,
シクロペンチル,シクロヘキシルなど)、置換されてい
てもよいC6-10アリール基(例、フェニル,1−ナフチ
ル,2−ナフチルなど)、置換されていてもよいC7-11
アラルキル基(例、ベンジル,フェネチルなど)などが
挙げられる。該置換されていてもよいアリール基および
置換されていてもよいアラルキル基の置換基としては、
ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素),低
級(C1-4)アルキル基(例、メチル,エチル,プロピ
ル,イソプロピル,ブチル,t-ブチルなど)でエステル
化されていてもよいカルボキシル基などが挙げられこれ
らの置換基を1〜4個好ましくは1〜2個有していても
よい。また、2個の窒素原子上の置換基が窒素原子と一
緒になって環状アミノ基を形成していてもよく、このよ
うな環状アミノ基の例としては、1−アゼチジニル,1
−ピロリジニル,ピペリジノ,モルホリノ,1−ピペラ
ジニルなどが挙げられる。
【0021】Yで示される「脱プロトン化しうる水素原
子を有する、置換されていてもよい複素環残基」の複素
環残基としては、N,S,Oのうちの少なくとも1個を
含む5〜7員(好ましくは5員)の単環状の複素環残基
(好ましくは、含窒素複素環残基)が挙げられ、これら
が脱離してプロトンを形成しうる水素原子を有している
のがよい。例えば、テトラゾール−5−イルまたは式
【化13】 〔式中、iは−O−または−S−を、jは>C=O,>
C=Sまたは>S(O)2を示す〕で表される基(なかで
も、2,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,2,4−オキ
サジアゾール−3−イル,2,5−ジヒドロ−5−チオ
キソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル,2,
5−ジヒドロ−5−オキソ−1,2,4−チアジアゾー
ル−3−イルが好ましい)などが挙げられる。上記複素
環残基は、置換されていてもよい低級アルキル基(好ま
しくはC1-4アルキル)またはアシル基などで保護され
ていてもよい。該置換されていてもよい低級アルキル基
としては、C1-3アルキル,ニトロ,C1-3アルコキシで
置換されていてもよいフェニル又はC1-3アルコキシで
置換されていてもよいC1-4アルキル(メチル,トリフ
ェニルメチル,メトキシメチル,エトキシメチル,p−
メトキシベンジル,p−ニトロベンジルなど)などが挙
げられる。該アシル基としては、低級(C2-5)アルカ
ノイル,ベンゾイルなどが挙げられる。上記した中で
も、X'としては、エステル化されていてもよいカルボ
キシル基で置換されているアルキル基、脱プロトン化し
うる水素原子を有する置換されていてもよい複素環残基
で置換されているアルキル基または置換されていてもよ
いカルバモイル基で置換されているアルキル基が好まし
い。式(I)において、環Aで示される複素環として
は、R1で表わされる炭化水素基の置換基に関連して詳
述されている複素環基が挙げられるが、なかでも
【化14】 で表されるものが好ましい。
【0022】環Aで示される「置換されていてもよいベ
ンゼン環」および「置換されていてもよい複素環」の置
換基としては、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素)、炭素数1〜4個の置換されていてもよい低級ア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、ブチル、te
rt−ブチル等)、炭素数1〜4個の置換されていてもよ
い低級アルコキシ基(例:メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ
等)、水酸基、ニトロ基、シアノなどが挙げられる。環
Aはこれらの置換基を1〜3個、好ましくは1〜2個有
していてもよい。また、これらの置換基は、隣接する置
換基同志で環を形成してもよい。該置換されていてもよ
い低級アルキル基又は置換されていてもよい低級アルコ
キシ基の置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)等が挙げられ、任意の位置に1〜
3個置換されていてもよい。環Aとしてはメトキシもし
くは塩素原子で置換されたものが好ましく、特に塩素原
子で置換されたものが好ましい。式(I')において、環
Bで示される「置換されていてもよいベンゼン環」の置
換基としては、ハロゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨ
ウ素)、炭素数1〜4個の置換されていてもよい低級ア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、ブチル、te
rt−ブチル等)、炭素数1〜4個の置換されていてもよ
い低級アルコキシ基(例:メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ
等)、水酸基、ニトロ基、シアノなどが挙げられる。環
Bはこれらの置換基を1〜3個、好ましくは1〜2個有
していてもよい。また、これらの置換基は、隣接する置
換基同志で環を形成してもよい。該置換されていてもよ
い低級アルキル基又は置換されていてもよい低級アルコ
キシ基の置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素)等が挙げられ、任意の位置に1〜
3個置換されていてもよい。環Bとしてはメトキシもし
くは塩素原子で置換されたものが好ましく、特に塩素原
子で置換されたものが好ましい。
【0023】式(I)において、環J'で示される「環構
成原子として3個以下のヘテロ原子を含有する7ないし
8員の複素環」における複素環としては、例えば、O,
S(O)q(qは0,1または2を示す)およびNのうち
の少なくとも1個を含む7〜8員の飽和もしくは不飽和
の複素環が挙げられる。ただし、該複素環の環を構成す
る原子(環構成原子)におけるヘテロ原子は3個以下で
ある。また、環J'は、R1,R2,R3,X'で示される
基以外に、さらに置換基を置換可能な位置に、1〜2個
有していてもよい。該置換基としては、該置換基が環
J'上の窒素原子に結合する場合、アルキル基(例、メ
チル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチ
ル,イソブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,イソペ
ンチル,ネオペンチル等のC1-6アルキルなど),アシ
ル基(例、フォルミル,アセチル,プロピオニル,ブチ
ロイル等のC1-4アシル基)などが挙げられる。該アル
キル基またはアシル基は、さらにハロゲン原子(例、フ
ッ素,塩素,臭素,ヨウ素)で1〜5個置換されていて
もよい。また、該置換基が環J'上の炭素原子に結合す
る場合、該置換基としては、オキソ,チオキソ,置換さ
れていてもよい水酸基,置換されていてもよいアミノ基
などが挙げられる。該置換されていてもよい水酸基およ
び置換されていてもよいアミノ基としては、前記Yで定
義された「置換されていてもよい水酸基」および「置換
されていてもよいアミノ基」と同様なものが挙げられ
る。環J'としては、R1,R2,R3,X'で示される基
以外に、置換可能な位置に、オキソまたはチオキソが置
換しているものが好ましい。
【0024】環Aと環J'とからなる縮合環としては、
例えば
【化15】 などが挙げられる。
【0025】式(I)としては、式(Ia)
【化16】 〔式中、R1,R2,R3,X',環Aは前記と同意義を示
す。環J1は7員の複素環を、Z1は−N(R7)−(R7
水素,アルキル基またはアシル基を示す),−S(O)q
−(qは0,1または2を示す),−CH2−または−
O−を、KはCまたはNを、GはOまたはSを示す。〕
で表わされるものが好ましい。
【0026】上記式(Ia)中、R7で示されるアルキル
基としては、炭素数1〜6個の直鎖もしくは分枝状の低
級アルキル基(例、メチル,エチル,n−プロピル,イ
ソプロピル,n−ブチル,イソブチル,tert−ブチル,
n−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチルなど)が挙
げられ、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素)などで1〜5個置換されていてもよい。R7で示さ
れるアシル基としては、C1-4アシル基(例、フォルミ
ル,アセチル,プロピオニル,ブチロイルなど)が挙げ
られ、ハロゲン原子(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素)などで1〜5個置換されていてもよい。式(Ia)
中、Z1としては、S(O)q(qは0,1または2を示
す),Oが好ましい。またKとしてはCが、Gとしては
Oが好ましい。式(Ia)としては、さらに好ましくは、
式(Ib)
【化17】 〔式中、R1,R2,R3,X1,Y,環Aは前記と同意義
を示す。Z2はS(O)q(qは0,1または2を示す)ま
たはOを示す〕で表わされるものが好ましい。
【0027】式(I)としては、特に前記式(I')で表
されるものが好ましい。式(I')としては、さらに好ま
しくは、式(I'')
【化18】 〔式中、R1,環Bは前記と同意義を示す。Qは水素ま
たは金属イオンを、環Cは置換されていてもよいフェニ
ル基を示す〕で表されるものが挙げられる。式中、7員
環の面に対して、3位と5位の置換基が逆方向を向いて
いるトランスを示し、(R)はR−配置を示す。上記式
(I'')において、Qで示される金属イオンとしては、
ナトリウムイオン,カリウムイオン,カルシウムイオ
ン,アルミニウムイオンなどが挙げられるが、なかでも
ナトリウムイオン,カリウムイオンが好ましい。環Cで
示される「置換されていてもよいフェニル基」の置換基
としては、前記R2およびR3で定義された「置換されて
いてもよい炭化水素基」の例として述べた「置換されて
いてもよいアリール基」の置換基としてあげたものと同
様なものが挙げられる。
【0028】式(I),(Ia),(Ib),(I')および
(I'')で表わされる化合物の塩としては、例えば塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機
塩、例えば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマール酸
塩、マレイン酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスル
ホン酸塩等の有機酸塩、例えばナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、アルミニウム塩等の金属塩、例えば
トリエチルアミン塩、グアニジン塩、アンモニウム塩、
ヒドラジン塩、キニーネ塩、シンコニン塩等の塩基の塩
等の薬理学的に許容されうる塩が挙げられる。とりわけ
ナトリウム塩が好ましい。本化合物を以下に具体的に例
示すると、
【0029】(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,
3−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オ
キソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ
オキサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シアノ
−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−ネオペン
チル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5
S)−7−シアノ−5−(2,3−メチレンジオキシフ
ェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,
3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−
3−酢酸、(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,3
−エチレンジオキシフェニル)−1−ネオペンチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シ
アノ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−イソ
ブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5
S)−7−シアノ−5−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−
テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢
酸、
【0030】(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)−1−イソブチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シ
アノ−5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)−1
−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒ
ドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3
R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフ
ェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,
3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−
3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4
−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキ
ソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオ
キサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−
5−(2,3−メチレンジオキシフェニル)−1−ネオ
ペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ
−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5
S)−7−クロロ−5−(2,3−エチレンジオキシフ
ェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,
3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−
3−酢酸、
【0031】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,
3−ジメトキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキ
ソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオ
キサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−
5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−イソブチル
−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1
−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7
−クロロ−5−(2,3−メチレンジオキシフェニル)
−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テト
ラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、
(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−エチレン
ジオキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサ
ゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シアノ−5−
(2,3−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シ
アノ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−ネオ
ペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ
−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
【0032】(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)−1−ネオペンチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シ
アノ−5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)−1
−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3
R,5S)−7−シアノ−5−(2,3−ジメトキシフ
ェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,
5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢
酸、(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,4−ジメ
トキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,
2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン
−3−酢酸、(3R,5S)−7−シアノ−5−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)−1−イソブチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シア
ノ−5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)−1−
イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒド
ロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
【0033】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,
3−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オ
キソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾ
チアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−
5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチ
ル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,
1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7
−クロロ−5−(2,3−メチレンジオキシフェニル)
−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テ
トラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−エチレン
ジオキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼ
ピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−
(2,3−ジメトキシフェニル)−1−イソブチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロ
ロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−イソブ
チル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
【0034】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,
3−メチレンジオキシフェニル)−1−イソブチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロ
ロ−5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)−1−
イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒド
ロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5
S)−7−シアノ−5−(2−クロロフェニル)−1−
ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒ
ドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3
R,5S)−7−シアノ−5−(2−クロロフェニル)
−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テト
ラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、
(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−クロロフェニ
ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5
−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢
酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−クロロフ
ェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,
5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−
酢酸、
【0035】(3R,5S)−7−シアノ−5−(2−
クロロフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼ
ピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−シアノ−5−
(2−クロロフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ
−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチア
ゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−
(2−クロロフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキ
ソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチ
アゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5
−(2−クロロフェニル)−1−イソブチル−2−オキ
ソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチ
アゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5
−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)−1−ネオ
ペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ
−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸、(3R)−
7−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−2,3−ジ
ヒドロ−1−イソブチル−2−オキソ−1H−1,4−
ベンゾジアゼピン−3−酢酸、
【0036】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−
クロロフェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
−イソブチル−2−オキソ−1H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−3−酢酸、N−〔(3R,5S)−7−クロロ
−5−(2−クロロフェニル)−1−ネオペンチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンゾチアゼピン−3−アセチル〕グリシン、(3R,5
S)−7−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−3−
ジメチルアミノカルボニルメチル−1−ネオペンチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンゾチアゼピン、7−クロロ−5−(2−クロロフェ
ニル)−1−イソブチル−2−オキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−〔1〕−ベンズアゼピン−3−
酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−クロロ
フェニル)−1−ネオペンチル−1,2,3,5−テト
ラヒドロ−2−チオキソ−4,1−ベンゾオキサゼピン
−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−
クロロフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−チエノ〔2,
3−e〕オキサゼピン−3−酢酸、
【0037】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−
メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−チエノ〔2,
3−e〕オキサゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7
−クロロ−1−イソブチル−5−(2−メトキシフェニ
ル)−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−チエノ〔2,3−e〕オキサゼピン−3−酢
酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(3−ヒドロキ
シ−2−メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−
オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベン
ゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ
−5−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1
−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3
R,5S)−7−クロロ−5−(3−ヒドロキシ−2−
メトキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼ
ピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−
(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−1−イソ
ブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
【0038】(3R,5S)−7−クロロ−5−(3−
エトキシ−2−メトキシフェニル)−1−ネオペンチル
−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1
−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−
クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)
−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テ
トラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、
(3R,5S)−7−クロロ−5−(3−エトキシ−2
−メトキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼ
ピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−
(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)−1−イソブ
チル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)
−7−クロロ−5−(2−クロロ−3−メトキシフェニ
ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5
−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢
酸、
【0039】(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−
クロロ−4−メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−ク
ロロ−5−(2−クロロ−3−メトキシフェニル)−1
−イソブチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒ
ドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,
5S)−7−クロロ−5−(2−クロロ−4−メトキシ
フェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,2,
3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3
−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−クロ
ロ−3−ヒドロキシフェニル)−1−ネオペンチル−2
−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベ
ンゾチアゼピン−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロ
ロ−5−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1
−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン−3−酢酸、(3
R,5S)−7−クロロ−5−(2−クロロ−3−ヒド
ロキシフェニル)−1−イソブチル−2−オキソ−1,
2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチアゼピン
−3−酢酸、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−
クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−イソブチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンゾチアゼピン−3−酢酸、及びこれら塩などが挙げ
られる。
【0040】上記一般式(I),(Ia),(Ib),(I')お
よび(I'')で表される化合物及びこれらの塩〔以下、
これらの塩も含めて単に化合物(I),(Ia),(I
b),(I′)および(I″)と略称することがある。〕
は、例えば、EPA567026号、WO95/218
34(特願平6−15531号)、EPA645377
(特願平6−229159号)、EPA645378
(特願平6−229160号)などで開示され、これら
の公報の開示にしたがって製造することができる。
【0041】本発明における化合物(I),(Ia),(I
b),(I')および(I'')は、低毒性で安全であり、ト
リグリセライド低下作用を有するので、哺乳動物(例、
マウス、ラット、ウサギ、犬、ネコ、牛、豚、サル、ヒ
ト等)の高トリグリセライド血症等高脂血症の予防又は
治療に有用であり、また腎炎,腎症などの腎疾患、動脈
硬化、虚血性疾患、心筋梗塞、狭心症、動脈瘤、脳動脈
硬化、末梢動脈硬化症、脳梗塞、血栓症、糖尿病(例え
ば、インスリン抵抗性に基づく型など)、膵障害,経皮
的冠動脈形成術(PTCA)後の再狭搾の予防または治
療に有用である。化合物(I),(Ia),(Ib),(I')
および(I'')は、トリグリセライド低下作用を有する
ので、トリグリセライドの増加にともなう高脂血症、例
えば高トリグリセライド血症の治療または予防に有利に
使用される。
【0042】式(I)の化合物のトリグリセライド低下
作用及びコレステロール低下作用並びにそれらの生物学
的性質を考えると、高脂血症、特に高トリグリセライド
血症、高リポタンパク血症および高コレステロール血症
並びにそれから生じるアテローム性動脈硬化血管病変お
よびそれらの続発症、例えば、冠動脈疾患、脳虚血、間
欠性跛行、壊疽等の治療および予防に特に適している。
これらの疾患の治療において、一般式(I)の化合物は
単独で治療のために使用されてもよく、またはその他の
脂質低下薬またはコレステロール低下薬を含む他の医薬
成分と共に使用されてもよく、この場合、これらの化合
物は経口製剤として投与されることが好ましく、また必
要により直腸製剤として坐薬の形態で投与されてもよ
い。この場合の可能な組み合わせ成分は、例えばフィブ
レート類〔例、クロフィブレート、ベンザフィブレー
ト、ジェムフィプロジル等〕,ニコチン酸、その誘導体
および類縁体〔例、アシピモックスおよびプロブコー
ル〕,胆汁酸結合樹脂〔例、コレスチラミン、コレスチ
ポール等〕,コレステロール吸収を抑制する化合物
〔例、シトステロールやネオマイシン等〕,コレステロ
ール生合成を阻害する化合物〔例、ロバスタチン、シン
バスタチン、プラバスタチン等のHMG−CoA還元酵
素阻害薬〕,スクアレンエポキシダーゼ阻害薬〔例、N
B−598および類縁化合物等〕が挙げられる。更に別
の可能な組み合わせ成分は、オキシドスクアレン−ラノ
ステロールサイクラーゼ、例えばデカリン誘導体、アザ
デカリン誘導体およびインダン誘導体である。
【0043】加えて、一般式(I)の化合物は、高カイ
ロミクロン血症に関連する疾患、例えば、急性膵炎の治
療に適している。膵炎発症の機序については、カイロミ
クロンによって膵毛細血管に微小塞栓がおこる、あるい
は高カイロミクロン血症のため膵リパーゼによってトリ
グリセライドが分解されて生成する遊離脂肪酸が増加し
局所を強く刺激するためにおこるともいわれている。し
たがって、本発明の式(I)の化合物はトリグリセライ
ド低下作用を有するので膵炎の治療が可能であり、単独
で、または既知の治療法と組み合わせて膵炎の治療に使
用し得る。本疾患の治療のために、式(I)の化合物は
経口投与または局所投与でき、またはそれらは単独であ
るいは既知の活性化合物と組み合わせて使用し得る。こ
の場合の可能な組み合わせ成分は、例えば抗酵素療用に
アプロチニン(トラジロール),メシル酸ガベキサート
(エフオーワイFOY),メシル酸ナファモスタット
(フサン),シチコリン(ニコリン),ウリナスタチン
(ミラクリッド)等があげられる。又疼痛の除去の目的
で、抗コリン作動薬、非麻薬性鎮痛薬、麻薬も使用され
る。一般式(I)の化合物の更に注目に値する適用例と
して、続発性高脂血症がある。これには、糖尿病、甲状
腺機能低下症、ネフローゼ症候群あるいは慢性腎不全な
どが含まれ、これらの疾患によって高脂血症が発症する
が多くの場合、高脂血症がこれらの疾患を憎悪させる、
いわゆる悪循環を形成しているといわれている。脂質低
下作用から考えて、一般式(I)の化合物はこれらの疾
患の治療および進展予防にも適しており、その際それら
は単独で、または以下に挙げる医薬と組み合わせて投与
できる。
【0044】糖尿病治療薬:キネダック,ベンフィル,
ヒューマリン,オイグルコン,グリミクロン,ダオニー
ル,ノボリン,モノタード,インシュリン類,グルコバ
イ,ジメリン,ラスチノン,バシルコン,デアメリン
S,イスジリン類; 甲状腺機能低下症治療薬:乾燥甲状腺(チレオイド),
レボチロキシンナトリウム(チラージンS),リオチロ
ニジンナトリウム(サイロニン、チロミン); ネフローゼ症候群治療薬:通常、第一選択として採用さ
れるステロイド療法には、プレドニゾロン(プレドニ
ン),コハク酸プレドニゾロンナトリウム(プレドニ
ン),コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム(ソル
・メドロール),ベタメタゾン(リンデロン)等が用い
られる。又抗凝固療法にはジピリダモール(ベルサンチ
ン),塩酸ジラゼプ(コメリアン)等の抗血小板薬が用
いられる; 慢性腎不全治療薬:利尿薬〔例、フロセミド(ラシック
ス),ブメタニド(ルネトロン),アゾセミド(ダイア
ート)〕,降圧薬(例、ACE阻害薬、(マレイン酸エ
ナラプリル(レニベース))及びCa 拮抗薬(マニンヒ
ロン)、α受容体遮断薬などと組み合わせて、投与する
際、好ましくは経口投与で使用し得る。
【0045】本発明の一般式(I)の化合物の更に可能
な用途は、血栓形成の抑制である。血中トリグリセライ
ド値と血液凝固に関与する第VII因子とは正相関し、ω
−3系脂肪酸の摂取によりトリグリセライドが低下する
と共に、凝固は抑制されることから、高TG血症が血栓
形成を促進するとも考えられている。また、正脂血症者
よりも高脂血症患者のVLDLが血管内皮細胞からのプ
ラスミノーゲンアクチベータインヒビター分泌を強く増
加させたことから、トリグリセライド(以下TG)が線
溶能を低下させるとも考えられる。それゆえ、TG低下
作用から考えて、一般式(I)の化合物は血栓形成の予
防および治療に適している。その際それらは単独で、ま
たは既知の下記治療薬と組み合わせて、好ましくは経口
投与で使用し得る。 血栓形成予防治療薬:血液凝固阻止薬〔例、ヘパリンナ
トリウム,ヘパリンカルシウム,ワルファリンカルシウ
ム(ワーファリン)〕,血栓溶解薬〔例、ウロキナー
ゼ〕,抗血小板薬〔例、アスピリン,スルフィンピラゾ
ロ(アンツーラン),ジピリダモール(ペルサンチ
ン),チクロピジン(パナルジン),シロスタゾール
(プレタール)〕 化合物(I)は経口的に、あるいは非経口的に、注射、
点滴、吸入法、直腸投入、あるいは局所投与により用い
ることができ、そのま、あるいは医薬品組成物の製剤
(例えば、粉末、顆粒、錠剤、ピル剤、カプセル剤、注
射剤、シロップ剤、エマルジョン剤、エリキシル剤、懸
濁剤、溶液剤など)として用いることができる。すなわ
ち少なくとも一つの本発明の化合物を単独で、あるいは
医薬として許容される担体(アジュバンド剤、賦形剤、
補形剤及び/又は希釈剤など)と混合して用いることが
できる。
【0046】医薬用の組成物は通常の方法に従って製剤
化することができる。かかる製剤は通常活性成分を賦型
剤、希釈剤,担体等の添加剤と混合/練合することによ
り製造することができる。本明細書において、非経口と
は、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射あ
るいは点滴法などを含むものである。注射用調剤、例え
ば、無菌注射用水性懸濁物あるいは油性懸濁物は、適当
な分散化剤または湿化剤及び懸濁化剤を用いて当該分野
で知られた方法で調製されうる。その無菌注射用調剤
は、また、例えば水溶液などの非毒性の非経口投与する
ことのできる希釈剤あるいは溶剤中の無菌の注射のでき
る溶液または懸濁液であってよい。使用することのでき
るベーヒクルあるいは溶剤として許されるものとして
は、水、リンゲル液、等張食塩液などがあげられる。さ
らに、通常溶剤または懸濁化溶媒として無菌の不揮発性
油も用いられうる。このためには、いかなる不揮発性油
も脂肪酸も使用でき、天然あるいは合成あるいは半合成
の脂肪性油又は脂肪酸、そして天然あるいは合成あるい
は半合成のモノあるいはジあるいはトリグリセリド類も
含められる。直腸投与用の座剤は、その薬物と適当な非
刺激性の補形剤、例えば、ココアバターやポリエチレン
グリコール類といった常温では固体であるが腸管の温度
では液体で、直腸内で融解し、薬物を放出するものなど
と混合して製造されることができる。
【0047】経口投与用の固形投与剤型としては、粉
剤、顆粒剤、錠剤、ピル剤、カプセル剤などの上記した
ものがあげられる。そのような剤型の製剤は、活性成分
化合物と、少なくとも一つの添加物、例えば、ショ糖、
乳糖(ラクトース)、セルロース糖、マンニトール(D
−マンニトール)、マルチトール、デキストラン、デン
プン類(例、コーンスターチ)、微結晶セルロース、寒
天、アルギネート類、キチン類、キトサン類、ペクチン
類、トラガントガム類、アラビアゴム類、ゼラチン類、
コラーゲン類、カゼイン、アルブミン、合成又は半合成
のポリマー類又はグリセリド類とを混合及び/又は練合
することにより製造することができる。そのような剤型
物はまた、通常の如く、さらなる添加物を含むことがで
き、例えば不活性希釈剤、ステアリン酸マグネシウムな
どの滑沢剤、パラベン類、ソルビン酸などの保存剤、ア
スコルビン酸、α−トコフェロール、システインなどの
抗酸化剤、崩壊剤(例、クロスカルメロースナトリウ
ム)、結合剤(例、ヒドロキシプロピルセルロース)、
増粘剤、緩衝化剤、甘味付与剤、フレーバー付与剤、パ
ーフューム剤などがあげられる。錠剤及びピル剤はさら
にエンテリックコーティングされて製造されることもで
きる。経口投与用の液剤は、医薬として許容されるエマ
ルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤、懸濁剤、溶液
剤などがあげられ、それらは当該分野で普通用いられる
不活性希釈剤、例えば水及び必要により添加物を含んで
いてよい。これら経口用液剤は、活性成分化合物と不活
性希釈剤、及び必要により他の添加剤を混合する等慣用
方法に従い製造することができる。経口投与剤では、剤
形にもよるが、通常0.01〜99W%、好ましくは0.
1〜90W%通常0.5〜50W%の本発明の活性成分
化合物を配合するのがよい。
【0048】ある特定の患者の投与量は、年令、体重、
一般的健康状態、性別、食事、投与時間、投与方法、排
泄速度、薬物の組み合わせ、患者のその時に治療を行っ
ている病状の程度に応じ、それらあるいはその他の要因
を考慮して決められる。本発明の化合物(I),(Ia),
(Ib),(I')および(I'')を含有してなるトリグリセ
ライド低下剤は、低毒性で安全に使用することができ、
その1日の投与量は患者の状態や体重、化合物の種類、
投与経路等によって異なるが、例えば、高脂血症予防・
治療剤として使用する場合、成人(体重約60kgとし
て)1日当たりの投与量は、経口剤の場合、有効成分と
して約1〜500mg、好ましくは約10〜200mgであ
り、非経口剤の場合、有効成分として約0.1〜100m
g、好ましくは約1〜50mg、通常約1〜20mgであ
り、この範囲では何ら毒性は見られない。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に実施例をあげて本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。尚、以下の製剤例及び試験例で用いる(3
R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフ
ェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,
3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−
3−酢酸(以下、化合物A′と称することがある)、そ
のナトリウム塩(以下、化合物Aと称することがあ
る)、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジ
メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサ
ゼピン−3−酢酸(以下、化合物B′と称することがあ
る)、そのナトリウム塩(以下、化合物Bと称すること
がある)、(3R,5S)−7−クロロ−5−(2−ク
ロロフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,
2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピ
ン−3−酢酸(以下、化合物C′と称することがあ
る)、そのナトリウム塩(以下、化合物Cと称すること
がある)、(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エ
トキシ−2−メトキシフェニル)−1−ネオペンチル−
2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
ベンズオキサゼピン−3−酢酸(以下、化合物D′と称
することがある)、そのナトリウム塩(以下、化合物D
と称することがある)は上記EPA567026及びW
O95/21834(特願平6−15531)に記載の
方法に従って製造した例えば化合物Aは、上記EPA5
67026に記載の実施例2に従って得た化合物11を
同実施例74に従って加水分解して得られる化合物12
をWO95/21834(特願平6−15531)に記
載の実施例2に従い、光学分割し、さらに同実施例5に
従いナトリウム塩に変えることにより製造した。化合物
A′,B,B′,C,C′,D及びD′も同様にして製
造した。
【0050】製剤例 本発明でいう化合物(I),(Ia),(Ib),(I')およ
び(I'')またはその塩を有効成分として含有する高脂
血症剤は、たとえば、次の様な処方によって製造するこ
とができる。 1.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物A) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。 2.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物A) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。
【0051】 3.注射剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物A) 10mg (2)イノシット 100mg (3)ベンジルアルコール 20mg 1アンプル 130mg (1),(2),(3)を全量2mlになるように、注射
用蒸留水に溶かし、アンプルに封入する。全工程は無菌
状態で行う。 4.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物B) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。
【0052】 5.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物B) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。 6.注射剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物B) 10mg (2)イノシット 100mg (3)ベンジルアルコール 20mg 1アンプル 130mg (1),(2),(3)を全量2mlになるように、注射
用蒸留水に溶かし、アンプルに封入する。全工程は無菌
状態で行う。
【0053】 7.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニ ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1 −ベンズオキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物D) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。 8.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニ ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1 −ベンズオキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物D) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。
【0054】 9.注射剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニ ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1 −ベンズオキサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物D) 10mg (2)イノシット 100mg (3)ベンジルアルコール 20mg 1アンプル 130mg (1),(2),(3)を全量2mlになるように、注射
用蒸留水に溶かし、アンプルに封入する。全工程は無菌
状態で行う。 10.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸(化合物A′) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。
【0055】 11.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸(化合物A′) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。 12.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸(化合物B′) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。
【0056】 13.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1 −ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズ オキサゼピン−3−酢酸(化合物B′) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。 14.カプセル剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニ ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1 −ベンズオキサゼピン−3−酢酸(化合物D′) 10mg (2)ラクトース 90mg (3)微結晶セルロース 70mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10mg 1カプセル 180mg (1),(2)と(3)および(4)の1/2を混和し
た後、顆粒化する。これに残りの(4)を加えて全体を
ゼラチンカプセルに封入する。
【0057】 15.錠剤 (1)(3R,5S)−7−クロロ−5−(4−エトキシ−2−メトキシフェニ ル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1 −ベンズオキサゼピン−3−酢酸(化合物D′) 10mg (2)ラクトース 35mg (3)コーンスターチ 150mg (4)微結晶セルロース 30mg (5)ステアリン酸マグネシウム 5mg 1錠 230mg (1)(2),(3),(4)の2/3および(5)の1
/2を混和後、顆粒化する。残りの(4)および(5)
をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成形する。
【0058】16.錠剤 下記の組成に従い、化合物A175g、D−マンニトー
ル175g、コーンスターチ118.65gおよびクロ
スカルメロースナトリウム105gからなる混合物を、
バーチカルグラニュレーター(FM−VG−10型、パ
ウレックス社製)で充分混合後、ヒドロキシプロピルセ
ルロース19.25gを溶解した水溶液で練合した(練
合条件:400rpm,10分間)。白色の練合物を流動
乾燥機(FD−3S,パウレックス社製)を用い送風温
度60℃で30分間乾燥後、パワーミル(P−3型,昭
和化学機械工作所製)を用い1.5mmφパンチングスク
リーンで篩過して顆粒とした。この顆粒525.14
g、クロスカルメロースナトリウム31gおよびステア
リン酸マグネシウム1.86gを加え、混合機(TM−
15型,昭和化学機械工作所製)で5分間混合し打錠用
顆粒とした。この顆粒を錠剤機(Correct 19K,菊水
製作所製)で8.0mmφの隅角平面杵を用いて180m
g、圧力0.7ton/cm2 で打錠し、錠剤2,350錠を得
た。 化合物A 50mg D−マンニトール 50mg コーンスターチ 33.9mg クロスカルメロースナトリウム 40mg ヒドロキシプロピルセルロース 5.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.6mg 計 180.0mg (1錠当り)
【0059】試験例 本発明でいう化合物(I),(Ia),(Ib),(I')およ
び(I'')またはその塩の生物活性について、試験例を
挙げて説明する。 試験例1(マーモセットにおける血漿脂質低下作用) 〔方法〕雄性のコモンマーモセット(19−68ヶ月
齢、日本EDM株式会社から入手)に、(3R,5S)
−7−クロロ−5−(2,3−ジメトキシフェニル)−
1−ネオペンチル−2−オキソ−1,2,3,5−テト
ラヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸 ナ
トリウム塩(化合物A)、(3R,5S)−7−クロロ
−5−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−ネオペン
チル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−
4,1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸ナトリウム塩
(化合物B)および(3R,5S)−7−クロロ−5−
(2−クロロフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキ
ソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオ
キサゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物C)の水
溶液を4日間胃ゾンデにて投与した。非絶食下で大腿静
脈から採血し、血漿中の総コレステロール、HDL(高
密度リポ蛋白)−コレステロール、トリグリセリドをキ
ット(和光純薬工業(株))を用いて酵素法にて測定し
た。また、非HDL−コレステロールは総コレステロー
ルからHDL−コレステロールを差し引いて求めた。
【0060】〔結果〕結果を〔表1〕に示す。
【表1】 血漿中の総コレステロール、非HDL−コレステロール
およびトリグリセリドは試験化合物の用量に依存して有
意に低下した。
【0061】試験例2(Wistar fattyラットにおける血
漿脂質低下作用) 〔方法〕雄性のWistar fattyラット(30週齢、Ikeda,
H., Shino, A., Matsuo,T., Iwatsuka,H., and Suzuok
i,Z.: Diabetes, 30, 1045 (1981))に、試験化合物と
して(3R,5S)−7−クロロ−5−(2,3−ジメ
トキシフェニル)−1−ネオペンチル−2−オキソ−
1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンズオキサ
ゼピン−3−酢酸 ナトリウム塩(化合物A)の0.5
%メチルセルロース溶液を2週間胃ゾンデにて投与し
た。非絶食下で眼窩静脈そうから採血し、血漿中の総コ
レステロールとHDL−コレステロールをキット(和光
純薬工業(株))を用いて酵素法にて測定した。非HD
L−コレステロールは総コレステロールからHDL−コ
レステロールを差し引いて求めた。またトリグリセリド
をキット(ヤトロン株式会社)を用いて酵素法にて測定
した。
【0062】〔結果〕結果を〔表2〕に示す。
【表2】 血漿中の総コレステロール、非HDL−コレステロール
およびトリグリセライドは試験化合物の用量に依存して
有意に低下した。
【0063】
【発明の効果】本発明における化合物(I),(Ia),
(Ib),(I')および(I'')を含有するトリグリセライ
ド低下剤は、すぐれたトリグリセライド低下作用を有す
るので、哺乳動物(例、マウス、ラット、ウサギ、犬、
ネコ、牛、豚、サル、ヒト等)の高トリグリセライド血
症等の高脂血症の予防又は治療に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 ACJ ACV // C07D 243/04 243/14 243/24 508 255/04 267/06 267/14 281/10 Z 403/04 223 243 413/04 223 243 257 271 317 413/14 319 417/04 223 243 257 271 317 319 491/048 7019−4C 498/04 108 116

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、R1は水素または置換されていてもよい炭化水
    素基を、R2およびR3は同一または異なって水素,置換
    されていてもよい炭化水素基あるいは置換されていても
    よい複素環基を、X'はエステル化されていてもよいカ
    ルボキシル基,置換されていてもよいカルバモイル基,
    置換されていてもよい水酸基,置換されていてもよいア
    ミノ基あるいは脱プロトン化しうる水素原子を有する置
    換されていてもよい複素環残基から構成される置換基
    を、環Aは置換されていてもよいベンゼン環または置換
    されていてもよい複素環を、環J'は環構成原子として
    3個以下のヘテロ原子を含有する7ないし8員の複素環
    を、環J'はR1,R2,R3及びX'以外にさらに置換基
    を有していてもよい〕で表わされる化合物またはその薬
    理学的に許容し得る塩を含有してなるトリグリセライド
    低下剤。
  2. 【請求項2】R1が脂肪族非環状炭化水素基である請求
    項1記載のトリグリセライド低下剤。
  3. 【請求項3】脂肪族非環状炭化水素基が分枝状アルキル
    基である請求項2記載のトリグリセライド低下剤。
  4. 【請求項4】R2またはR3が置換されていてもよいフェ
    ニル基である請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
  5. 【請求項5】X'がエステル化されていてもよいカルボ
    キシル基で置換されているアルキル基である請求項1記
    載のトリグリセライド低下剤。
  6. 【請求項6】X'が脱プロトン化しうる水素原子を有す
    る置換されていてもよい複素環残基で置換されているア
    ルキル基である請求項1記載のトリグリセライド低下
    剤。
  7. 【請求項7】複素環残基が 【化2】 である請求項6記載のトリグリセライド低下剤。
  8. 【請求項8】X’が置換されていてもよいカルバモイル
    基で置換されたアルキル基である請求項1記載のトリグ
    リセライド低下剤。
  9. 【請求項9】置換されていてもよいカルバモイル基が環
    状アミノカルボニル基である請求項8記載のトリグリセ
    ライド低下剤。
  10. 【請求項10】アルキル基が直鎖状の炭素数1ないし4
    のアルキル基である請求項5,6または8記載のトリグ
    リセライド低下剤。
  11. 【請求項11】環Aで示される複素環が 【化3】 である請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
  12. 【請求項12】環J'の置換基がオキソまたはチオキソ
    である請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
  13. 【請求項13】環Aと環J'とからなる縮合環が 【化4】 である請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
  14. 【請求項14】R2及びR3がそれぞれ、水素原子,置換
    されていてもよいアルキル基,置換されていてもよいフ
    ェニール基又は置換されていてもよい芳香族複素環基で
    ある請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
  15. 【請求項15】式 【化5】 〔式中、R1は水素または置換されていてもよい炭化水
    素基を、R2およびR3は同一または異なって水素,置換
    されていてもよい炭化水素基あるいは置換されていても
    よい複素環基を、X1は結合手または2価の原子鎖を、
    Yはエステル化されていてもよいカルボキシル基,置換
    されていてもよいカルバモイル基,置換されていてもよ
    い水酸基,置換されていてもよいアミノ基またはプロト
    ン化しうる水素原子を有する置換されていてもよい複素
    環残基を、環Bは置換されていてもよいベンゼン環を示
    す〕で表わされる化合物またはその薬理学的に許容し得
    る塩を含有してなる請求項1記載のトリグリセライド低
    下剤。
  16. 【請求項16】R1が脂肪族非環状炭化水素基である請
    求項15記載のトリグリセライド低下剤。
  17. 【請求項17】脂肪族非環状炭化水素基が分枝状アルキ
    ル基である請求項16記載のトリグリセライド低下剤。
  18. 【請求項18】R2またはR3が置換されていてもよいフ
    ェニル基である請求項15記載のトリグリセライド低下
    剤。
  19. 【請求項19】X1が直鎖状または分枝状のアルキレン
    鎖である請求項15記載のトリグリセライド低下剤。
  20. 【請求項20】アルキレン鎖が直鎖状の炭素数1ないし
    4のアルキレン鎖である請求項19記載のトリグリセラ
    イド低下剤。
  21. 【請求項21】Yがエステル化されていてもよいカルボ
    キシル基である請求項15記載のトリグリセライド低下
    剤。
  22. 【請求項22】Yが脱プロトン化しうる水素原子を有す
    る置換されていてもよい複素環残基である請求項15記
    載のトリグリセライド低下剤。
  23. 【請求項23】複素環残基が 【化6】 である請求項22記載のトリグリセライド低下剤。
  24. 【請求項24】(3R,5S)−7−クロロ−5−
    (2,3−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−
    2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
    ベンズオキサゼピン−3−酢酸またはその薬理学的に許
    容し得る塩を含有してなる請求項1記載のトリグリセラ
    イド低下剤。
  25. 【請求項25】(3R,5S)−7−クロロ−5−
    (2,4−ジメトキシフェニル)−1−ネオペンチル−
    2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−
    ベンズオキサゼピン−3−酢酸またはその薬理学的に許
    容し得る塩を含有してなる請求項1記載のトリグリセラ
    イド低下剤。
  26. 【請求項26】(3R,5S)−7−クロロ−5−(4
    −エトキシ−2−メトキシフェニル)−1−ネオペンチ
    ル−2−オキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−4,
    1−ベンズオキサゼピン−3−酢酸またはその薬理学的
    に許容し得る塩を含有してなる請求項1記載のトリグリ
    セライド低下剤。
  27. 【請求項27】薬理学的に許容し得る塩がナトリウム塩
    である請求項24、25または26記載のトリグリセラ
    イド低下剤。
  28. 【請求項28】高脂血症の予防または治療用である請求
    項1記載のトリグリセライド低下剤。
  29. 【請求項29】高トリグリセライド血症の予防または治
    療用である請求項1記載のトリグリセライド低下剤。
JP7256283A 1994-10-07 1995-10-03 トリグリセライド低下剤 Pending JPH08157369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7256283A JPH08157369A (ja) 1994-10-07 1995-10-03 トリグリセライド低下剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24413694 1994-10-07
JP6-244136 1994-10-07
JP7256283A JPH08157369A (ja) 1994-10-07 1995-10-03 トリグリセライド低下剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08157369A true JPH08157369A (ja) 1996-06-18

Family

ID=26536590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7256283A Pending JPH08157369A (ja) 1994-10-07 1995-10-03 トリグリセライド低下剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08157369A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003503483A (ja) * 1999-07-06 2003-01-28 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング ジヒドロベンゾジアゼピンおよび異脂肪血症におけるそれらの使用
WO2007055093A1 (ja) * 2005-10-21 2007-05-18 Daiichi Sankyo Company, Limited 三環性化合物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003503483A (ja) * 1999-07-06 2003-01-28 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング ジヒドロベンゾジアゼピンおよび異脂肪血症におけるそれらの使用
WO2007055093A1 (ja) * 2005-10-21 2007-05-18 Daiichi Sankyo Company, Limited 三環性化合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU703422B2 (en) Antihypertriglyceridemic composition
US20080132483A1 (en) Agent for preventing or treating organ functional disorders and organ dysfunction
EP0645377A1 (en) Benzoxazepine derivatives useful as squalene synthetase inhibitors
US20080058310A1 (en) High-density lipoprotein-cholesterol level elevating agent
EP1097928A1 (en) 5-(2,3-Dialkoxyphenyl)-4,1-benzoxazepin-2-ones as anti-hyperlipidemics
US20080113965A1 (en) Skeletal muscle protecting agent
JPH08157369A (ja) トリグリセライド低下剤
JP2008542191A (ja) 高脂血症の新規治療方法
JP3479796B2 (ja) ベンゾオキサゼピン化合物
JP4138299B2 (ja) 高密度リポタンパク−コレステロール上昇剤
JP2003081873A (ja) 臓器機能障害および臓器不全の予防治療剤
JPH0987260A (ja) 縮合環化合物とその用途
JP3764180B2 (ja) 縮合環化合物とその用途
JP4021612B2 (ja) ベンゾオキサゼピン化合物
WO2004091628A1 (ja) 受容体拮抗剤
JP2004315500A (ja) 骨格筋保護剤
CN101189005A (zh) 用于治疗高脂血症的角鲨烯合酶抑制剂和HMG-CoA还原酶抑制剂的组合
JP2007332154A (ja) ベンゾオキサゼピン化合物
KR20080015395A (ko) 황색종 치료제
JP2004331659A (ja) 受容体拮抗剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070320