JPH0815741B2 - 模様入プラスチックまな板の製造方法 - Google Patents

模様入プラスチックまな板の製造方法

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JPH0815741B2
JPH0815741B2 JP13656693A JP13656693A JPH0815741B2 JP H0815741 B2 JPH0815741 B2 JP H0815741B2 JP 13656693 A JP13656693 A JP 13656693A JP 13656693 A JP13656693 A JP 13656693A JP H0815741 B2 JPH0815741 B2 JP H0815741B2
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cutting board
pattern
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plastic cutting
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茂範 佐多
賢三 高田
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Saxin Corp
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Saxin Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用合成樹脂まな板
に関し、模様を一体成形により表面に配列させ、表裏を
明確にして料理材料による表裏の使い分けを容易にでき
るようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、単板構造の合成樹脂まな板は、低
密度ポリエチレンを主体とした押出成形または圧縮成形
で成形され、予め所望の形状にデザインされた模様を一
体成形により表面に配列することは不可能であった。
【0003】また、プラスチックまな板に模様をいれる
場合には、単板構造ではなく板状の芯材と該芯材を両面
より、サンドイッチ状に挟む半透明の2枚の合成樹脂板
との間に、芯材と同じ大きさの印刷紙又は印刷フィルム
を挟み込み、それを同じく合成樹脂材よりなるバンドに
よって一体的に成形する方法がある。
【0004】しかし、単板構造のものと異なり、芯材と
印刷紙を被覆する半透明の合成樹脂板が薄いため、キリ
あるいは包丁の尖った部分で大きな外力を加えた場合、
被覆する半透明の樹脂を突き破りその部分よりの水及び
空気の進入を防ぐことはできなかった。
【0005】また、単板構造のまな板に模様を配列する
には、予め模様を印刷したフィルムを熱成形時にまな板
表面に熱圧着したり、あるいは成形後に印刷・塗装や染
色により模様を成形した場合、まな板としての使用用途
から外力によりその模様が消滅したり剥離する恐れがあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯る従来の不
具合を解消するため,まな板基材と同材質の模様材料を
成形型を用いて基材と一体に熱成形し、模様が消滅、欠
落、剥離することのない、安定したプラスチックまな板
を供給することを目的とする。また、本発明は、まな板
基材原料と模様材料の分子量の差により、溶融時の粘度
が異なることを利用して変化のある各種の模様を形成す
ることを目的とする。さらに、本発明は、略同一の模様
入まな板を量産可能にすることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯る本発明は、成形型内
に超高分子量ポリエチレンからなる予め成形された模様
材料を成形型底部に適宜配置して、その上からまな板基
材となる同量あるいは異量の分子量の超高分子量ポリエ
チレンを収容し、まな板の基材原料及び模様材料を同時
に熱成型後、その成形シートより任意の大きさに切断・
切削加工しまな板を製作することを特徴とする(請求項
1)。上記において、超高分子量ポリエチレンというの
は、平均分子量80万以上のものをいう。
【0008】上記模様材料は、予め所望の形状にデザイ
ンされるとともに、模様を形成するための色は、まな板
基材原料の色と異なった色を使用する。上記模様材料の
着色は、一種類とは限らず二種類以上の模様材料を使用
することも任意である。
【0009】また、ポリエチレンはその分子量が広範囲
にわたり存在するが、その分子量の差によって溶融時の
粘度が異なる。そのことを利用するために、模様材料の
分子量は、まな板の基材原料と同量又は異量の分子量か
らなるものを使用する。
【0010】模様材料の分子量がまな板基材原料と同量
の時は、お互いに溶融時の流れがほとんどないため、予
めデザインされた模様材料の形状が、そのまま鮮明に形
成される。
【0011】これに対し、模様材料の分子量がまな板基
材原料よりも小さいものを使用する時は、模様材料とま
な板基材材料との溶融粘度差によって互いの境界面に乱
れが生じ、ぼかし模様あるいは線・区画が鮮明な部分と
流れた部分が組み合わさり、変化に富んだ模様が得られ
る。
【0012】まな板基材原料は、粉状・粒状・切片状な
どいずれの形状でもよいが、粉状のものを使用し、また
模様材料に予め成形された固形状のものを使用すること
が製造上好ましい(請求項2)。
【0013】また、上記模様材料は、まな板基材原料の
厚み方向に対して、部分的あるいは全部のいずれ、換言
すれば、得られるまな板基材シートに模様が厚み方向の
一部に埋設された状態に形成され(請求項3)、あるい
は厚み方向全部にわたり埋設された状態に形成されるい
ずれでもよい(請求項4)。
【0014】さらに、まな板基材シートの製造工程とし
ては成形型を用いた一回の熱成形型で一枚のシートを製
造する手段、あるいは前記シートを厚めのプレートに製
造し、該シートを厚み方向に所定の厚さごとにスライス
して、まな板を切削加工する前のシートを製造する手段
があり、この後者手段を前記請求項4に適用することに
よって(請求項5)、同一の模様入まな板の量産が可能
となる。
【0015】また、まな板基材原料を先に成形型に収容
し、その上部に模様材料を適宜配置、同時成形してもよ
い(請求項6)。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2により説
明すれば、図1において1,2は加熱手段1a,2aを
備えた熱板兼用の成形金型であって、その1は下型、2
は上型である。
【0017】模様材料3は、赤色に着色した平均分子量
520万の超高分子量ポリエチレンを使用して、予め成
形された厚さ6mmのシートを直径50mmにポンチで
打ち抜いて製作された。この模様材料3を位置決め治具
を用い下型1の内寸法と同じ大きさの耐熱樹脂フィルム
(PETフィルム)4上に両面粘着テープにて配列、固
定し、PETフィルム4ごと下型1の中に収容した(図
1a)。
【0018】この模様材料3の上より、まな板基材原料
5の超高分子量ポリエチレンを厚さ18mmになるよう
に前記下型1内に投入し、その上面を平坦になるように
ならした(図1b)。この場合、まな板基材原料は白に
着色した模様材料と同量の分子量を持つ超高分子量ポリ
エチレンを使用した。
【0019】そしてその後、上型2を閉じて熱成形した
(図1c)。成形後、金型を開き図2に示すような模様
入シート5aを取り出し、付着したPETフィルムを除
去した。
【0020】上記工程より得られたシート5aは、模様
材料3が一体に埋設されて表面に輪郭の鮮明な赤色の水
玉模様3aが形成され、裏面は白色である。
【0021】次にこのシート表面に付着した金型内の異
物、又は成形時に発生する微小な気泡穴を除去するた
め、プレーナーによりシート両面をまな板の設計厚16
mmまで切削加工した。
【0022】その後、まな板の設計寸法にNC工作機を
用い寸法切断し、さらに切断面を滑らかにするため端面
処理を実施した。
【0023】次に図3〜図5は発明の第2実施例を示
す。
【0024】本実施例においては、まな板基材原料15
として、紺色に着色した平均分子量520万の超高分子
量ポリエチレンの粉状を使用し、模様材料13には平均
分子量80万の高分子量ポリエチレン(白色)を使用し
た。
【0025】上記まな板基材原料15は、厚さ50mm
のシートとなるように下型1内に投入し、その上面を平
坦にならす(図3a)。模様材料13は、前記材料のポ
リエチレン板から図5に示すように井型状に高さ50m
mに加工したものであり、この模様材料13を前記下型
1内のまな板基材原料15にその表面から押し込むこと
によって、適宜個数を規則的あるいは不規則に配列させ
る(図3b)。なお、この模様材料13は、第一実施例
と同様、まな板基材原料15を投入する前に下型1内に
PETフィルムごと配列させ、その後まな板基材原料1
5を投入するようにしてもよい。
【0026】その後、上型2を閉じて第1実施例と同様
に成形に入る。まな板基材原料15は、成型時の加熱と
加圧により粉体から溶融体となり体積が縮小し、冷却成
形完了後は模様材料13とほぼ同じ厚みになり、模様入
プレートが製造される(図4a)。
【0027】次いで、このプレート15aを厚み方向へ
所定の厚さ毎(例えば18mm)にスライスして、複数
枚の同一模様シート15bが製造される(図4b)。
【0028】上記工程より得られたシート15bは、模
様材料13が一体に埋設されて表裏両面に模様13aが
形成され、該模様材料13の分子量がまな板基材原料1
5より低いので、熱成形による溶融時に端部が流動して
輪郭に凹凸の乱れのあるかすり模様となる。
【0029】なお、上述した第1実施例において模様材
料3の厚さをまな板基材厚さと同じ18mm、すなわち
まな板基材原料5の表面から裏面にわたる厚さとするこ
ともよく、それにより表裏両面に輪郭が鮮明な水玉のあ
るシートを製造することができる。また、第1実施例に
おいて、模様材料3を第2実施例のように、まな板基材
原料と異なる分子量の高分子量ポリエチレンを選定する
こともでき、それにより輪郭に凹凸の乱れのある模様入
シートを製造することができる。また、上述した第2実
施例において、模様材料13を第1実施例のように、ま
な板基材原料と同じ分子量の超高分子量ポリエチレンを
選定することもでき、それにより輪郭の鮮明な模様入シ
ートが得られる。
【0030】さらに、各実施例における模様材料の形状
は、所望により各種形状のものを選定することができ
る。
【0031】上記工程より得られたシートは、第1実施
例のようにまな板の設計寸法にNC工作機を用い寸法切
断し、さらに切断面を滑らかにするため端面処理を実施
する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、まな板基材原料と同質
の模様材料を成形金型を用いてまな板基材原料と一体に
熱成形するので、まな板基材に形成された模様が表面摩
擦により消滅したり、使用環境により欠落、剥離したり
することのない安定した模様入プラスチックまな板を提
供することができる。
【0033】また、模様材料は、まな板基材シートの表
面から所定の深さに配列されることを利用し(請求項
3)まな板の片側表面だけに配列されるので、材料によ
る表裏の使い分けを目的とする表裏を明確にした、まな
板を提供することができる。
【0034】さらに、模様材料は、まな板基材原料と同
量又は異量の分子量からなるものを使用するので、輪郭
が鮮明な模様、輪郭の乱れのある模様など各種所望に模
様を形成するすることができデザイン的に優れたまな板
を提供できる。
【0035】また、模様材料が、まな板基材シートの表
面から裏面にわたり配列される(請求項4)厚めのプレ
ートに製造し該プレートを厚み方向へ所定の厚さ毎にス
ライスし、まな板用シートを製造する(請求項5)の
で、同一模様入のまな板が量産可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の製造工程を説明する断面図
である。
【図2】第1実施例により製造されたまな板の一部切欠
せる斜視図である。
【図3】本発明第2実施例の製造工程を説明する断面図
である。
【図4】図3に続く製造工程の断面図である。
【図5】第2実施例で使用する模様材料の斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 下型 2 上型 3,13 模様材料 5,15 まな板基材原料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型内に超高分子量ポリエチレンから
    なる予め成形された模様材料を成形型底部に適宜配置し
    て、その上からまな板基材となる同量あるいは異量の分
    子量の超高分子量ポリエチレンを収容し、まな板の基材
    原料及び模様材料を同時に熱成形後、その成形シートよ
    り任意の大きさに切断・切削加工し製作するプラスチッ
    クまな板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記まな板基材原料が粉状であり、模様
    材料が固形状である請求項1記載の模様入プラスチック
    まな板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記模様材料が、まな板基材表面より所
    定の深さに配列される請求項1記載の模様入プラスチッ
    クまな板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記模様材料が、まな板基材表面より裏
    面にわたり配列される請求項1記載の模様入プラスチッ
    クまな板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項4より製造された模様入プラ
    スチックまな板を、さらに厚み方向へ所定の厚さにスラ
    イスすることを特徴とする、模様入プラスチックまな板
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 成形型内に超高分子量ポリエチレンから
    なるまな板基材原料を成形型内に収容し、その上から模
    様材料となる同量あるいは異量の分子量の超高分子量ポ
    リエチレンを配置し、まな板の基材原料及び模様材料を
    同時に熱成形後、その成形シートより任意の大きさに切
    断・切削加工し製作するプラスチックまな板の製造方
    法。
JP13656693A 1993-05-14 1993-05-14 模様入プラスチックまな板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0815741B2 (ja)

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JPH06320560A JPH06320560A (ja) 1994-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003025353A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Sks Engineering Kk 表示入り超高分子量ポリエチレン成形物およびその成形方法
MX393003B (es) * 2016-02-03 2025-03-24 Adler Pelzer Holding Gmbh Metodo de produccion de pelicula, disposicion de produccion de pelicula y pelicula de plastico.

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