JPH0815768B2 - 積層板 - Google Patents
積層板Info
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- JPH0815768B2 JPH0815768B2 JP21519793A JP21519793A JPH0815768B2 JP H0815768 B2 JPH0815768 B2 JP H0815768B2 JP 21519793 A JP21519793 A JP 21519793A JP 21519793 A JP21519793 A JP 21519793A JP H0815768 B2 JPH0815768 B2 JP H0815768B2
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- JP
- Japan
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- resin
- impregnated
- ptfe
- glass cloth
- dispersion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、無線通信分
野の送受信機器に内蔵されるプリント配線基板、或い
は、高速コンピュータ、磁気装置等の情報処理機器に内
蔵されるプリント配線基板として用いられる積層板に関
する。
野の送受信機器に内蔵されるプリント配線基板、或い
は、高速コンピュータ、磁気装置等の情報処理機器に内
蔵されるプリント配線基板として用いられる積層板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の積層板に用いられる基布と
しては、例えば、一般にスタイル#108(厚さ61μ
m、重量48gr/m2 、密度60×47本/25.4m
m)、スタイル#1080(厚さ53μm、重量47gr/
m2 、密度60×47本/25.4mm)、スタイル#1
16(厚さ102μm、重量105gr/m2 、密度60×
58本/25.4mm)等のガラス布が用いられ、図7、
図8に示すように、多数本の経糸9aと緯糸9bとで平
織したガラス布9にPTFE樹脂を含浸してレジンクロ
ス10を形成し、同レジンクロス10を適宜数積層して
なる最外層の樹脂層上に金属箔11を配置して1枚の積
層板12を成形する。
しては、例えば、一般にスタイル#108(厚さ61μ
m、重量48gr/m2 、密度60×47本/25.4m
m)、スタイル#1080(厚さ53μm、重量47gr/
m2 、密度60×47本/25.4mm)、スタイル#1
16(厚さ102μm、重量105gr/m2 、密度60×
58本/25.4mm)等のガラス布が用いられ、図7、
図8に示すように、多数本の経糸9aと緯糸9bとで平
織したガラス布9にPTFE樹脂を含浸してレジンクロ
ス10を形成し、同レジンクロス10を適宜数積層して
なる最外層の樹脂層上に金属箔11を配置して1枚の積
層板12を成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のガラス
布9は、経糸9aと緯糸9bとの間隔が広く、目開き度
が大きいため、PTFE樹脂とガラス繊維との比率が部
分的に大きく異なり、体積方向の誘電率に部分的な変動
が生じ、プリント配線基板として特性の連続均一性に欠
け、波長の短い分野では少なからぬ悪影響を及ぼすこと
がある。且つ、従来品では二次成形時に生じる寸法変形
が大きく、実用に適していないため、その用途は両面プ
リント配線基板にのみに限られる。
布9は、経糸9aと緯糸9bとの間隔が広く、目開き度
が大きいため、PTFE樹脂とガラス繊維との比率が部
分的に大きく異なり、体積方向の誘電率に部分的な変動
が生じ、プリント配線基板として特性の連続均一性に欠
け、波長の短い分野では少なからぬ悪影響を及ぼすこと
がある。且つ、従来品では二次成形時に生じる寸法変形
が大きく、実用に適していないため、その用途は両面プ
リント配線基板にのみに限られる。
【0004】また、ガラス布9の目開き度が大きいと、
樹脂を含浸したときガラス布9の糸隙間に空気を含んだ
ボイドが生じやすく、積層間にボイドが残在すると接合
が不充分となり、ハンダ接着時の熱膨脹により金属箔が
膨れたり、樹脂層間に剥離が生じたりするため、ハンダ
接着時の耐熱性及び熱衝撃性が悪い。また、回路成形時
にメッキを施すとき、メッキ液がボイドに侵入すると、
メッキ液に含まれるCuイオンによりマグレーションが
生じやすく、基板の絶縁性が劣化する。さらには、積層
板12全体の密度低下により、エッチング時に薬液の浸
込みが発生する問題点があった。
樹脂を含浸したときガラス布9の糸隙間に空気を含んだ
ボイドが生じやすく、積層間にボイドが残在すると接合
が不充分となり、ハンダ接着時の熱膨脹により金属箔が
膨れたり、樹脂層間に剥離が生じたりするため、ハンダ
接着時の耐熱性及び熱衝撃性が悪い。また、回路成形時
にメッキを施すとき、メッキ液がボイドに侵入すると、
メッキ液に含まれるCuイオンによりマグレーションが
生じやすく、基板の絶縁性が劣化する。さらには、積層
板12全体の密度低下により、エッチング時に薬液の浸
込みが発生する問題点があった。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、従来の積層板
が持つ欠点を改善し、樹脂含有率の均一化が図れると共
に、低誘電率、高周波特性、寸法安定性に優れ、線膨脹
係数の小さい積層板の提供を目的とする。
が持つ欠点を改善し、樹脂含有率の均一化が図れると共
に、低誘電率、高周波特性、寸法安定性に優れ、線膨脹
係数の小さい積層板の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、経緯糸間の目開きを約0.004mm2 以下に
開繊偏平化し、厚さを約0.03mm〜約0.12mmに形
成したガラス布にPTFE樹脂のディスパージョンを含
浸して乾燥処理した後、該ガラス布に含浸したPTFE
樹脂を融点よりも高温で加熱して焼成処理し、上記含
浸、乾燥、焼成の処理を繰返して所定の樹脂含有率に形
成した後、最外層に含浸したPTFE樹脂を融点よりも
低温で乾燥処理して未焼成のまま保持し、上記未焼成の
樹脂層上にPFA樹脂又はFEP樹脂のディスパージョ
ンを含浸して乾燥処理した後、PTFE樹脂の融点より
も高温で加熱して上下樹脂層を同時焼成してなるレジン
クロスを形成し、上記レジンクロスを1枚以上重合して
なる積層体の片面又は両面に金属箔を配置した後、PT
FE樹脂の融点よりも高温で加熱して加圧成形した積層
板であることを特徴とする。
の発明は、経緯糸間の目開きを約0.004mm2 以下に
開繊偏平化し、厚さを約0.03mm〜約0.12mmに形
成したガラス布にPTFE樹脂のディスパージョンを含
浸して乾燥処理した後、該ガラス布に含浸したPTFE
樹脂を融点よりも高温で加熱して焼成処理し、上記含
浸、乾燥、焼成の処理を繰返して所定の樹脂含有率に形
成した後、最外層に含浸したPTFE樹脂を融点よりも
低温で乾燥処理して未焼成のまま保持し、上記未焼成の
樹脂層上にPFA樹脂又はFEP樹脂のディスパージョ
ンを含浸して乾燥処理した後、PTFE樹脂の融点より
も高温で加熱して上下樹脂層を同時焼成してなるレジン
クロスを形成し、上記レジンクロスを1枚以上重合して
なる積層体の片面又は両面に金属箔を配置した後、PT
FE樹脂の融点よりも高温で加熱して加圧成形した積層
板であることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記の
請求項1記載の構成と併せて、上記ガラス布に含浸する
1回目のPTFE樹脂のディスパージョンを除き、2回
目以降に含浸するPTFE樹脂のディスパージョンに無
機質物を5 vol%〜25 vol%配合した積層板であるこ
とを特徴とする。
請求項1記載の構成と併せて、上記ガラス布に含浸する
1回目のPTFE樹脂のディスパージョンを除き、2回
目以降に含浸するPTFE樹脂のディスパージョンに無
機質物を5 vol%〜25 vol%配合した積層板であるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、開繊偏平化したガラ
ス布にPTFE樹脂を含浸し、最外層に含浸した未焼成
の樹脂層上にPFA樹脂又はFEP樹脂を含浸してレジ
ンクロスを形成し、適宜枚数のレジンクロスを重合して
なる積層体の片面又は両面に金属箔を配置して積層板を
加圧成形しているので、単位面積当たりの樹脂含有率が
全体的に均一化し、体積方向の誘電率が一定となる。且
つ、高周波領域に於いて、低誘電率、低誘電正接とな
り、特性の連続均一性が得られると共に、回路の誘電効
率を最大にする回路設計が行え、高周波帯域で高性能を
要求される分野に適用することができる。
ス布にPTFE樹脂を含浸し、最外層に含浸した未焼成
の樹脂層上にPFA樹脂又はFEP樹脂を含浸してレジ
ンクロスを形成し、適宜枚数のレジンクロスを重合して
なる積層体の片面又は両面に金属箔を配置して積層板を
加圧成形しているので、単位面積当たりの樹脂含有率が
全体的に均一化し、体積方向の誘電率が一定となる。且
つ、高周波領域に於いて、低誘電率、低誘電正接とな
り、特性の連続均一性が得られると共に、回路の誘電効
率を最大にする回路設計が行え、高周波帯域で高性能を
要求される分野に適用することができる。
【0009】しかも、成形時の寸法安定性に優れ、厚さ
方向の線膨張係数が小さいため、積層間の接合力が強
く、ハンダ接着時の耐熱性及び熱衝撃性が向上し、薬液
の浸込みを防止できると共に、積層間にボイドが発生す
ることがなく、ハンダ接着時の金属箔の膨れ、層間クラ
ック、層間剥離を確実に防止することができる。
方向の線膨張係数が小さいため、積層間の接合力が強
く、ハンダ接着時の耐熱性及び熱衝撃性が向上し、薬液
の浸込みを防止できると共に、積層間にボイドが発生す
ることがなく、ハンダ接着時の金属箔の膨れ、層間クラ
ック、層間剥離を確実に防止することができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はプリント配線基板として用いられる積層
板を示し、図1及び図2に於いて、この積層板1は、例
えば、多数本のガラスファイバーを集合してなる経糸2
a(縦糸)と緯糸2a(横糸)とでガラス布2を平織
し、各糸2a,2b間の目開きが約0.004mm2 以下
となるように水圧成形又はロール成形して糸のよりを無
くした状態に開繊偏平化し、厚さを約0.03mm〜約
0.12mmに形成したガラス布2にPTFE樹脂(ポリ
テトラフルオロエチレン)のディスパージョンを含浸し
て乾燥処理し、同ガラス布2に含浸したPTFE樹脂を
融点(約327℃)よりも高温(約380℃)で加熱し
て焼成処理することで、ガラス布2にPTFE樹脂を含
浸した第1樹脂層3を形成する。
述する。図面はプリント配線基板として用いられる積層
板を示し、図1及び図2に於いて、この積層板1は、例
えば、多数本のガラスファイバーを集合してなる経糸2
a(縦糸)と緯糸2a(横糸)とでガラス布2を平織
し、各糸2a,2b間の目開きが約0.004mm2 以下
となるように水圧成形又はロール成形して糸のよりを無
くした状態に開繊偏平化し、厚さを約0.03mm〜約
0.12mmに形成したガラス布2にPTFE樹脂(ポリ
テトラフルオロエチレン)のディスパージョンを含浸し
て乾燥処理し、同ガラス布2に含浸したPTFE樹脂を
融点(約327℃)よりも高温(約380℃)で加熱し
て焼成処理することで、ガラス布2にPTFE樹脂を含
浸した第1樹脂層3を形成する。
【0011】上述の含浸、乾燥、焼成の処理を何回も繰
返して樹脂含有率が63 vol%になるように形成した
後、図3に示すように、最外層に含浸したPTFE樹脂
のディスパージョンを、PTFE樹脂の融点(約327
℃)よりも低温(例えば、約305℃)で乾燥処理する
ことで、未焼成のPTFE樹脂を保持した第2樹脂層4
を形成する。
返して樹脂含有率が63 vol%になるように形成した
後、図3に示すように、最外層に含浸したPTFE樹脂
のディスパージョンを、PTFE樹脂の融点(約327
℃)よりも低温(例えば、約305℃)で乾燥処理する
ことで、未焼成のPTFE樹脂を保持した第2樹脂層4
を形成する。
【0012】次に、図4に示すように、未焼成のPTF
E樹脂を保持した第2樹脂層4上にPFA樹脂(テトラ
フルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)又はFEP樹脂(テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)のディスパージ
ョンを含浸(コーティング)して乾燥処理し、PTFE
樹脂の融点(約327℃)よりも高温(約380℃)で
加熱して、未焼成のPTFE樹脂層で形成した第2樹脂
層4と、PFA樹脂層又はFEP樹脂層で形成した第3
樹脂層5とを同時焼成してレジンクロス6を形成する。
E樹脂を保持した第2樹脂層4上にPFA樹脂(テトラ
フルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体)又はFEP樹脂(テトラフルオロエチレン
・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)のディスパージ
ョンを含浸(コーティング)して乾燥処理し、PTFE
樹脂の融点(約327℃)よりも高温(約380℃)で
加熱して、未焼成のPTFE樹脂層で形成した第2樹脂
層4と、PFA樹脂層又はFEP樹脂層で形成した第3
樹脂層5とを同時焼成してレジンクロス6を形成する。
【0013】又は、ガラス布2に含浸する1回目のPT
FE樹脂のディスパージョンを除き、2回目以降に含浸
するPTFE樹脂のディスパージョンに、例えば、ガラ
スビーズ、ガラスミルドファイバー等の無機質物を5 v
ol%〜25 vol%の範囲配合してレジンクロス6を形成
する。
FE樹脂のディスパージョンを除き、2回目以降に含浸
するPTFE樹脂のディスパージョンに、例えば、ガラ
スビーズ、ガラスミルドファイバー等の無機質物を5 v
ol%〜25 vol%の範囲配合してレジンクロス6を形成
する。
【0014】次に、図5に示すように、レジンクロス6
を1枚以上(例えば、3枚)重合して積層体7を形成し
た後、同積層体7の両面(又は、片面)に金属箔8を配
置して、PTFE樹脂の融点(約327℃)よりも高温
(約380℃)で加熱して一体的に加圧成形し、厚さ約
0.4mmの積層板1を成形する。
を1枚以上(例えば、3枚)重合して積層体7を形成し
た後、同積層体7の両面(又は、片面)に金属箔8を配
置して、PTFE樹脂の融点(約327℃)よりも高温
(約380℃)で加熱して一体的に加圧成形し、厚さ約
0.4mmの積層板1を成形する。
【0015】上述のガラス布2は、厚さ約0.03mm〜
約0.12mmが最適であり、厚さが約0.03mm未満に
なると生地が柔らかくなり、成形時に於ける取扱いが悪
くなる。厚さが約0.12mmを越えるとPTFE樹脂の
浸透性が悪くなり、均一に含浸させることが不可能であ
る。
約0.12mmが最適であり、厚さが約0.03mm未満に
なると生地が柔らかくなり、成形時に於ける取扱いが悪
くなる。厚さが約0.12mmを越えるとPTFE樹脂の
浸透性が悪くなり、均一に含浸させることが不可能であ
る。
【0016】偏平度は、ヤーンの幅w 、ヤーンの厚さt
、偏平度y としたとき、y=w/t =8〜20が最適で
あり、y<8の関係になると必要以上に目開き度が大き
くなり市販品のガラス布は適用できない、y>20に関
係になるとヤーンが太すぎてガラス布2を平織するのが
困難である。
、偏平度y としたとき、y=w/t =8〜20が最適で
あり、y<8の関係になると必要以上に目開き度が大き
くなり市販品のガラス布は適用できない、y>20に関
係になるとヤーンが太すぎてガラス布2を平織するのが
困難である。
【0017】目開き度(隙間)は、ヤーン間の隙間δ
と、ヤーンの厚さt との関係がδ<tとなるのが好まし
く、所定の偏平度y を保持して、必要以上に隙間δが大
きくなるのを防止できる。
と、ヤーンの厚さt との関係がδ<tとなるのが好まし
く、所定の偏平度y を保持して、必要以上に隙間δが大
きくなるのを防止できる。
【0018】無機質物は、5 vol%〜20 vol%の範囲
で配合するのが適当であり、25 vol%を越えて配合す
るとメッキ液の浸込み性や耐熱性が悪くなり、5 vol%
未満になると配合による効果が期待できなくなる。
で配合するのが適当であり、25 vol%を越えて配合す
るとメッキ液の浸込み性や耐熱性が悪くなり、5 vol%
未満になると配合による効果が期待できなくなる。
【0019】上述のように形成した積層板1の比較例と
して、例えば、表1に示すように、経糸が60本、緯糸
が56本、ヤーン偏平度y=8、目開き度約0.001
mm2に開繊偏平化し、厚さ約0.1mmに形成したガラス
布(図1参照)にPTFE樹脂のディスパージョンを含
浸及び乾燥後、最外層に未焼成のPFA樹脂層を形成し
て樹脂保持率が63 vol%となるレジンクロスを形成
し、同レジンクロスを6枚重合してなる積層体の上下両
面に厚さ約18μmの金属箔(例えば、銅箔)を配置し
た後、成形温度を380℃に設定し、成形圧力を35kg
f/cm2 に設定して、厚さ約0.8mmに加圧成形した実施
例の積層板Aを製造する。
して、例えば、表1に示すように、経糸が60本、緯糸
が56本、ヤーン偏平度y=8、目開き度約0.001
mm2に開繊偏平化し、厚さ約0.1mmに形成したガラス
布(図1参照)にPTFE樹脂のディスパージョンを含
浸及び乾燥後、最外層に未焼成のPFA樹脂層を形成し
て樹脂保持率が63 vol%となるレジンクロスを形成
し、同レジンクロスを6枚重合してなる積層体の上下両
面に厚さ約18μmの金属箔(例えば、銅箔)を配置し
た後、成形温度を380℃に設定し、成形圧力を35kg
f/cm2 に設定して、厚さ約0.8mmに加圧成形した実施
例の積層板Aを製造する。
【0020】一方、図7及び図8に示すように、経糸が
62本、緯糸が59本、ヤーン偏平度y=7、目開き度
約0.008mm2 、厚さ約0.1mmに形成したガラス布
(図7参照)にPTFE樹脂のディスパージョンを含浸
乾燥後、最外層にPFA樹脂層を形成して樹脂保持率が
63 vol%となるレジンクロスを形成し、同レジンクロ
スを6枚重合してなる積層体の上下両面に厚さ約18μ
mの金属箔(例えば、銅箔)を配置した後、成形温度を
380℃に設定し、成形圧力を35kgf/cm2 に設定し
て、厚さ約0.8mmに加圧成形した比較例の積層板Bを
製造する。
62本、緯糸が59本、ヤーン偏平度y=7、目開き度
約0.008mm2 、厚さ約0.1mmに形成したガラス布
(図7参照)にPTFE樹脂のディスパージョンを含浸
乾燥後、最外層にPFA樹脂層を形成して樹脂保持率が
63 vol%となるレジンクロスを形成し、同レジンクロ
スを6枚重合してなる積層体の上下両面に厚さ約18μ
mの金属箔(例えば、銅箔)を配置した後、成形温度を
380℃に設定し、成形圧力を35kgf/cm2 に設定し
て、厚さ約0.8mmに加圧成形した比較例の積層板Bを
製造する。
【0021】上記実施例の積層板Aと、比較例の積層板
Bとを同一条件で試験した結果を次の表1に示す。
Bとを同一条件で試験した結果を次の表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】また、実施例の積層板Aと、比較例の積層
板Bとの誘電率を比較する場合、下記の数式[数1]で
求める(Dr,Newtonの複合則を引用)。
板Bとの誘電率を比較する場合、下記の数式[数1]で
求める(Dr,Newtonの複合則を引用)。
【0024】
【数1】
【0025】上述の表1から明らかなように、比較例の
積層板Bは、ヤーンの交差する部分と、目開き部分とに
於いて測定値に大きな差があるが、実施例の積層板A
は、何れの部分に於いても測定値に差が殆ど無く安定し
ている。
積層板Bは、ヤーンの交差する部分と、目開き部分とに
於いて測定値に大きな差があるが、実施例の積層板A
は、何れの部分に於いても測定値に差が殆ど無く安定し
ている。
【0026】且つ、積層板Bは、図8に示すように、P
TFE樹脂とガラス繊維との比率が部分的に大きく異な
り、単位面積当たりの樹脂含有率が不均一であるため、
A回路直下と、B回路直下とに於いて誘電率εrに大き
な差が生じる。
TFE樹脂とガラス繊維との比率が部分的に大きく異な
り、単位面積当たりの樹脂含有率が不均一であるため、
A回路直下と、B回路直下とに於いて誘電率εrに大き
な差が生じる。
【0027】一方、積層板Aは、図6に示すように、単
位面積当たりの樹脂含有率が全体的に均一であるため、
A回路直下と、B回路直下とに於いて誘電率εrが一定
しており、比較例の積層板Bよりも実施例Aの方が低誘
電率となる。
位面積当たりの樹脂含有率が全体的に均一であるため、
A回路直下と、B回路直下とに於いて誘電率εrが一定
しており、比較例の積層板Bよりも実施例Aの方が低誘
電率となる。
【0028】以上のように、積層板1を構成するガラス
布2を開繊偏平化しているので、単位面積当たりの樹脂
含有率が全体的に均一化し、体積方向の誘電率が一定と
なる。且つ、高周波領域に於いて、低誘電率、低誘電正
接となり、特性の連続均一性が得られると共に、回路の
誘電効率を最大にする回路設計が行え、高周波帯域で高
性能を要求される分野に適用することができる。
布2を開繊偏平化しているので、単位面積当たりの樹脂
含有率が全体的に均一化し、体積方向の誘電率が一定と
なる。且つ、高周波領域に於いて、低誘電率、低誘電正
接となり、特性の連続均一性が得られると共に、回路の
誘電効率を最大にする回路設計が行え、高周波帯域で高
性能を要求される分野に適用することができる。
【0029】しかも、成形時の寸法安定性に優れ、厚さ
方向の線膨張係数が小さいため、積層間の接合力が強
く、ハンダ接着時の耐熱性及び熱衝撃性が向上し、薬液
の浸込みを防止できると共に、積層間にボイドが発生す
ることがなく、ハンダ接着時の金属箔の膨れ、層間クラ
ック、層間剥離を確実に防止することができる。
方向の線膨張係数が小さいため、積層間の接合力が強
く、ハンダ接着時の耐熱性及び熱衝撃性が向上し、薬液
の浸込みを防止できると共に、積層間にボイドが発生す
ることがなく、ハンダ接着時の金属箔の膨れ、層間クラ
ック、層間剥離を確実に防止することができる。
【0030】且つ、積層板1を構成するPTFE樹脂に
ガラスビーズやガラスミルドファイバー等の微粒子を適
宜量配合することで、更に、線膨脹係数を低減すること
ができ、プリント配線基板に電子部品を表面実装したい
両面板や多層板に適用することができる。
ガラスビーズやガラスミルドファイバー等の微粒子を適
宜量配合することで、更に、線膨脹係数を低減すること
ができ、プリント配線基板に電子部品を表面実装したい
両面板や多層板に適用することができる。
【0031】この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
定されるものではない。
【図1】本発明の積層板を構成するガラス布の平織状態
を示す平面図。
を示す平面図。
【図2】第1樹脂層の積層状態を示すガラス布の縦断側
面図。
面図。
【図3】第2樹脂層の積層状態を示すガラス布の縦断側
面図。
面図。
【図4】第2樹脂層及び第3樹脂層の積層状態を示すレ
ジンクロスの縦断側面図。
ジンクロスの縦断側面図。
【図5】レジンクロスの重合状態を示す積層板の縦断側
面図。
面図。
【図6】実施例の積層板Aを示す縦断側面図。
【図7】比較例の積層板Bに用いられるガラス布の平織
状態を示す平面図。
状態を示す平面図。
【図8】比較例の積層板Bを示す縦断側面図。
1…積層板 2…ガラス布 2a…経糸 2b…緯糸 3…第1樹脂層 4…第2樹脂層 5…第3樹脂層 6…レジンクロス 7…積層体 8…金属箔
Claims (2)
- 【請求項1】経緯糸間の目開きを約0.004mm2 以下
に開繊偏平化し、厚さを約0.03mm〜約0.12mmに
形成したガラス布にPTFE樹脂のディスパージョンを
含浸して乾燥処理した後、該ガラス布に含浸したPTF
E樹脂を融点よりも高温で加熱して焼成処理し、上記含
浸、乾燥、焼成の処理を繰返して所定の樹脂含有率に形
成した後、最外層に含浸したPTFE樹脂を融点よりも
低温で乾燥処理して未焼成のまま保持し、上記未焼成の
樹脂層上にPFA樹脂又はFEP樹脂のディスパージョ
ンを含浸して乾燥処理した後、PTFE樹脂の融点より
も高温で加熱して上下樹脂層を同時焼成してなるレジン
クロスを形成し、上記レジンクロスを1枚以上重合して
なる積層体の片面又は両面に金属箔を配置した後、PT
FE樹脂の融点よりも高温で加熱して加圧成形した積層
板。 - 【請求項2】上記ガラス布に含浸する1回目のPTFE
樹脂のディスパージョンを除き、2回目以降に含浸する
PTFE樹脂のディスパージョンに無機質物を5 vol%
〜25 vol%配合したことを特徴とする請求項1記載の
積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21519793A JPH0815768B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21519793A JPH0815768B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0747635A JPH0747635A (ja) | 1995-02-21 |
| JPH0815768B2 true JPH0815768B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=16668299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21519793A Expired - Fee Related JPH0815768B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0815768B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4831937B2 (ja) * | 2003-01-31 | 2011-12-07 | 帝人株式会社 | リチウムイオン二次電池用セパレータ及びリチウムイオン二次電池 |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP21519793A patent/JPH0815768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0747635A (ja) | 1995-02-21 |
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