JPH08158275A - 高強度ワイヤロープ - Google Patents
高強度ワイヤロープInfo
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- JPH08158275A JPH08158275A JP29169894A JP29169894A JPH08158275A JP H08158275 A JPH08158275 A JP H08158275A JP 29169894 A JP29169894 A JP 29169894A JP 29169894 A JP29169894 A JP 29169894A JP H08158275 A JPH08158275 A JP H08158275A
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- rope core
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- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/16—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
- D07B1/165—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber inlay
-
- D—TEXTILES; PAPER
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2015—Strands
- D07B2201/2036—Strands characterised by the use of different wires or filaments
- D07B2201/2037—Strands characterised by the use of different wires or filaments regarding the dimension of the wires or filaments
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2047—Cores
- D07B2201/2052—Cores characterised by their structure
- D07B2201/2059—Cores characterised by their structure comprising wires
- D07B2201/2061—Cores characterised by their structure comprising wires resulting in a twisted structure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 IWRCの先行断線を抑制することによりク
レーン等の荷役機械用ロープに適した細く軽量な高強度
ワイヤロープを提供する。 【構成】 引張強度が230〜250kgf/mm2 の
素線を撚り合せてなるロープ心と、このロープ心を0.
30〜0.90mmの厚さで被覆し、かつロープ心内部
にも含浸された熱可塑性高分子樹脂からなる樹脂被覆層
と、引張強度が250〜270kgf/mm2 の素線を
多層撚りしてなり、前記樹脂被覆層で覆われたロープ心
の外周に撚り合わされた複数本の側ストランドとを有
し、前記ロープ心の伸び率を5.0%以上とした。
レーン等の荷役機械用ロープに適した細く軽量な高強度
ワイヤロープを提供する。 【構成】 引張強度が230〜250kgf/mm2 の
素線を撚り合せてなるロープ心と、このロープ心を0.
30〜0.90mmの厚さで被覆し、かつロープ心内部
にも含浸された熱可塑性高分子樹脂からなる樹脂被覆層
と、引張強度が250〜270kgf/mm2 の素線を
多層撚りしてなり、前記樹脂被覆層で覆われたロープ心
の外周に撚り合わされた複数本の側ストランドとを有
し、前記ロープ心の伸び率を5.0%以上とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン等の荷役機械
用ロープに適した細径で軽量の高強度ワイヤロープに関
する。
用ロープに適した細径で軽量の高強度ワイヤロープに関
する。
【0002】
【従来の技術】クレーンに代表される荷役機械において
は、ワイヤロープは貨物の吊り上げ吊り下ろし要素とし
て重要な位置を占めており、高い強度(引張強さ)が要
求される。このような荷役機械用ワイヤロープとして
は、旧来の6×37及び6×19構造のロープに代わっ
てIWRCロープが多く用いられるようになっており、
IWRC6×Fi(29)及びIWRC6×WS(3
1)等の構造が主として使用されている。またロープ径
は8〜20mmφのものが中心である。
は、ワイヤロープは貨物の吊り上げ吊り下ろし要素とし
て重要な位置を占めており、高い強度(引張強さ)が要
求される。このような荷役機械用ワイヤロープとして
は、旧来の6×37及び6×19構造のロープに代わっ
てIWRCロープが多く用いられるようになっており、
IWRC6×Fi(29)及びIWRC6×WS(3
1)等の構造が主として使用されている。またロープ径
は8〜20mmφのものが中心である。
【0003】従来からワイヤロープの強度Tを大きくす
る方法として、高炭素鋼の線材を採用することにより素
線の引張強さを大きくする方法がとられてきた。素線の
引張強さを大きくする方法としては高炭素鋼の原料線材
を用いて伸線行程で線材の加工度を大きくする方法が採
られている。
る方法として、高炭素鋼の線材を採用することにより素
線の引張強さを大きくする方法がとられてきた。素線の
引張強さを大きくする方法としては高炭素鋼の原料線材
を用いて伸線行程で線材の加工度を大きくする方法が採
られている。
【0004】一般に、ワイヤロープの強度Tは下式
(1)によって与えられる。ただし、式中のσw は素線
の引張強さを、Sはロープの断面積を、ρはより減り率
を示す。 T=ρ×(σw ×S) …(1)
(1)によって与えられる。ただし、式中のσw は素線
の引張強さを、Sはロープの断面積を、ρはより減り率
を示す。 T=ρ×(σw ×S) …(1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高炭素
鋼の原料線材を過大な加工度で伸線すると素線の靭性が
低下しやすい。また、素線を撚り合わせた場合に、より
減り率(ρ)が通常のものよりも大きくなり、結果的に
ロープ強度が低下しやすい。
鋼の原料線材を過大な加工度で伸線すると素線の靭性が
低下しやすい。また、素線を撚り合わせた場合に、より
減り率(ρ)が通常のものよりも大きくなり、結果的に
ロープ強度が低下しやすい。
【0006】また、素線の引張強さσw を過大にしたロ
ープを引張試験すると、IWRCロープではIWRCの
伸びが少ないために、側ストランドよりもIWRCのほ
うが先に断線する傾向にある。とくに従来のワイヤロー
プでは、図4に示すように側ストランド9に接している
素線δ11が先行断線する傾向が強く、そのため目標破断
荷重に達しないことが多い。
ープを引張試験すると、IWRCロープではIWRCの
伸びが少ないために、側ストランドよりもIWRCのほ
うが先に断線する傾向にある。とくに従来のワイヤロー
プでは、図4に示すように側ストランド9に接している
素線δ11が先行断線する傾向が強く、そのため目標破断
荷重に達しないことが多い。
【0007】このようなことから従来のワイヤロープで
は、素線の引張強さを高くしたとしても目標のロープ強
度を得ることができない場合が多い。このため、クレー
ン等においては小型化及び軽量化を図るべくワイヤロー
プとして細径であるとともに高強度であるという2つの
特性が要望されている。
は、素線の引張強さを高くしたとしても目標のロープ強
度を得ることができない場合が多い。このため、クレー
ン等においては小型化及び軽量化を図るべくワイヤロー
プとして細径であるとともに高強度であるという2つの
特性が要望されている。
【0008】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであって、その目的とするとことろは、IWRCの
先行断線を抑制することによりクレーン等の荷役機械用
ロープに適した細く軽量な高強度ワイヤロープを提供す
ることにある。
ものであって、その目的とするとことろは、IWRCの
先行断線を抑制することによりクレーン等の荷役機械用
ロープに適した細く軽量な高強度ワイヤロープを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明に係る高強度ワイヤロー
プは、複数本の多層撚りストランドを撚り合せたロープ
心入りのワイヤロープであって、引張強度が230〜2
50kgf/mm2 の素線を撚り合せてなるロープ心
と、このロープ心を0.30〜0.90mmの厚さで被
覆し、かつロープ心内部にも含浸された熱可塑性高分子
樹脂からなる樹脂被覆層と、引張強度が250〜270
kgf/mm2 の素線を多層撚りしてなり、前記樹脂被
覆層で覆われたロープ心の外周に撚り合わされた複数本
の側ストランドと、を有し、前記ロープ心の伸び率を
5.0%以上としたことを特徴とする。
プは、複数本の多層撚りストランドを撚り合せたロープ
心入りのワイヤロープであって、引張強度が230〜2
50kgf/mm2 の素線を撚り合せてなるロープ心
と、このロープ心を0.30〜0.90mmの厚さで被
覆し、かつロープ心内部にも含浸された熱可塑性高分子
樹脂からなる樹脂被覆層と、引張強度が250〜270
kgf/mm2 の素線を多層撚りしてなり、前記樹脂被
覆層で覆われたロープ心の外周に撚り合わされた複数本
の側ストランドと、を有し、前記ロープ心の伸び率を
5.0%以上としたことを特徴とする。
【0010】なお、ロープ心内部への樹脂の浸透率は5
0%以上であることが望ましい。樹脂にはポリエチレン
やポリプロピレン等の熱可塑性高分子樹脂を用いること
が望ましい。
0%以上であることが望ましい。樹脂にはポリエチレン
やポリプロピレン等の熱可塑性高分子樹脂を用いること
が望ましい。
【0011】また、素線の原材料としては炭素含有量
0.79〜0.95重量%の高炭素鋼材を用いることが
望ましい。また、ロープ心は、心部に繊維心を有し、外
周部に6×7構造のワイヤストランドを有することが好
ましい。さらに、ロープ心は、ブルーイング処理された
素線を短ピッチ撚りしたストランドからなることが好ま
しい。
0.79〜0.95重量%の高炭素鋼材を用いることが
望ましい。また、ロープ心は、心部に繊維心を有し、外
周部に6×7構造のワイヤストランドを有することが好
ましい。さらに、ロープ心は、ブルーイング処理された
素線を短ピッチ撚りしたストランドからなることが好ま
しい。
【0012】
【作用】本発明に係る高強度ワイヤロープにおいては、
側ストランドの素線よりもロープ心の素線のほうを強度
レベルを低くしているので、ロープ全体に引張荷重を印
加したときにロープ心の伸び率が5.0%以上となる。
このため、より減り率は20%以下に低減する。さら
に、ロープ心を所定厚さの樹脂で被覆しているので、ロ
ープ心の側ストランドに対するフレッティング摩耗が低
減され、早期断線が防がれる。
側ストランドの素線よりもロープ心の素線のほうを強度
レベルを低くしているので、ロープ全体に引張荷重を印
加したときにロープ心の伸び率が5.0%以上となる。
このため、より減り率は20%以下に低減する。さら
に、ロープ心を所定厚さの樹脂で被覆しているので、ロ
ープ心の側ストランドに対するフレッティング摩耗が低
減され、早期断線が防がれる。
【0013】樹脂被覆層の被覆厚さを0.30〜0.9
0mmとする理由は次の通りである。被覆厚さが0.3
0mmを下回ると、緩衝材としての機能が十分に発揮さ
れず、より減りを低減する効果が乏しくなる。一方、被
覆厚さが0.9mmを上回ると、ロープの断面積Sが大
きくなり、単位断面積当たりのロープ強度が低下する。
0mmとする理由は次の通りである。被覆厚さが0.3
0mmを下回ると、緩衝材としての機能が十分に発揮さ
れず、より減りを低減する効果が乏しくなる。一方、被
覆厚さが0.9mmを上回ると、ロープの断面積Sが大
きくなり、単位断面積当たりのロープ強度が低下する。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら本発明の種
々の実施例について説明する。図1に示すロープ心3が
入ったフィラー型ワイヤロープを5種類作製した。その
内訳は、比較例1(IWRC6×Fi(29) O/O
20mm)と実施例2,3,4(IWRC+PE+6
×Fi(29) O/O 16mm)及び5(6×7+
PE+6×Fi(29) O/O 16mm)である。
諸特性につき実施例2〜5を比較例1と比べて評価し
た。
々の実施例について説明する。図1に示すロープ心3が
入ったフィラー型ワイヤロープを5種類作製した。その
内訳は、比較例1(IWRC6×Fi(29) O/O
20mm)と実施例2,3,4(IWRC+PE+6
×Fi(29) O/O 16mm)及び5(6×7+
PE+6×Fi(29) O/O 16mm)である。
諸特性につき実施例2〜5を比較例1と比べて評価し
た。
【0015】側ストランド9の素線にはC含有量が0.
92重量%でCrを有する高炭素鋼の線材を熱処理し、
強度σF が138kgf/mm2 の線材を直冷伸線をお
こなうことで、最終的に引張強さσw を265kgf/
mm2 としたものを使用した。
92重量%でCrを有する高炭素鋼の線材を熱処理し、
強度σF が138kgf/mm2 の線材を直冷伸線をお
こなうことで、最終的に引張強さσw を265kgf/
mm2 としたものを使用した。
【0016】ロープ心3の素線にはJIS G 350
6 SWRH 82B材を使用し、強度σF が130k
gf/mm2 の線材を伸線を行うことで、最終的に引張
強さσw を245kgf/mm2 としたものを使用し
た。
6 SWRH 82B材を使用し、強度σF が130k
gf/mm2 の線材を伸線を行うことで、最終的に引張
強さσw を245kgf/mm2 としたものを使用し
た。
【0017】ストランドを構成する素線は次のようにし
て製造される。線材をパテンティング処理をした後に、
5〜12回のダイス引きにより減面率80〜95%の冷
間伸線加工を行うことによって所定の素線を得る。ま
た、必要に応じて同加工を繰り返し行う。
て製造される。線材をパテンティング処理をした後に、
5〜12回のダイス引きにより減面率80〜95%の冷
間伸線加工を行うことによって所定の素線を得る。ま
た、必要に応じて同加工を繰り返し行う。
【0018】ワイヤロープのロープ心3は素線δ00,δ
10及びδ01,δ11を撚り合わせたものであり、樹脂被覆
層7により覆われ、その外周に6本の側ストランド9が
撚り合わされている。これら6本の側ストランド9はそ
れぞれがフィラー型29本の素線δ0 ,δ1 ,δ2 ,δ
3 を撚り合わせたものである。例えば、ロープ径が16
mmの場合はロープ心3の撚りピッチは39mmであり
側ストランド9の撚りピッチは42mmである。
10及びδ01,δ11を撚り合わせたものであり、樹脂被覆
層7により覆われ、その外周に6本の側ストランド9が
撚り合わされている。これら6本の側ストランド9はそ
れぞれがフィラー型29本の素線δ0 ,δ1 ,δ2 ,δ
3 を撚り合わせたものである。例えば、ロープ径が16
mmの場合はロープ心3の撚りピッチは39mmであり
側ストランド9の撚りピッチは42mmである。
【0019】ロープ心3は素線δ00,δ10及びδ01,δ
11からなる1×7のストランドを7本撚り合わせて形成
したものである。このようなロープ心3は次のようにし
てつくられる。
11からなる1×7のストランドを7本撚り合わせて形成
したものである。このようなロープ心3は次のようにし
てつくられる。
【0020】心部にあたる1×7ストランドを送り出し
部のリールから巻き解きながら巻取り部の巻取機へ向か
って所定速度で送給する。送給路にはボイスが設けられ
ており、このストランドの他に、ボイスに向かって送り
出し部のスイフトから6本の1×7ストランドを送給す
る。これらのストランドは、それぞれがZ撚りに撚り合
わされてロープ心3が形成される。
部のリールから巻き解きながら巻取り部の巻取機へ向か
って所定速度で送給する。送給路にはボイスが設けられ
ており、このストランドの他に、ボイスに向かって送り
出し部のスイフトから6本の1×7ストランドを送給す
る。これらのストランドは、それぞれがZ撚りに撚り合
わされてロープ心3が形成される。
【0021】被覆用の熱可塑性高分子樹脂としてポリエ
チレンを使用した。ポリエチレンでロープ心3を覆うだ
けでなく、ロープ心3の内部までポリエチレンを浸透さ
せた。ロープ心3への樹脂浸透率は50%以上である。
樹脂被覆層の平均厚さは0.7mmとしたが、厚さは、
0.3〜0.9mmの範囲内であることが望ましい。
チレンを使用した。ポリエチレンでロープ心3を覆うだ
けでなく、ロープ心3の内部までポリエチレンを浸透さ
せた。ロープ心3への樹脂浸透率は50%以上である。
樹脂被覆層の平均厚さは0.7mmとしたが、厚さは、
0.3〜0.9mmの範囲内であることが望ましい。
【0022】IWRCの先行断線を防ぐためには、IW
RCの伸びを5%以上とすればよい。その手段例として
IWRCのブルーイング処理による方法、及びIWRC
のよりピッチのショートピッチ化等があり、さらに構造
を6×7にすることもあげられる。
RCの伸びを5%以上とすればよい。その手段例として
IWRCのブルーイング処理による方法、及びIWRC
のよりピッチのショートピッチ化等があり、さらに構造
を6×7にすることもあげられる。
【0023】熱可塑性高分子樹脂がロープに浸透した構
造を得るために、ロープ心を作製した後に樹脂被覆装置
(エクストルーダ)を用いてロープ心の内部に熱可塑性
高分子樹脂が50%以上浸透するように樹脂被覆する。
このような樹脂被覆層および樹脂浸透層の存在によっ
て、より減りが低減されると共に、素線同志が擦れ合う
フレッティング摩耗を有効に防ぐことができる。
造を得るために、ロープ心を作製した後に樹脂被覆装置
(エクストルーダ)を用いてロープ心の内部に熱可塑性
高分子樹脂が50%以上浸透するように樹脂被覆する。
このような樹脂被覆層および樹脂浸透層の存在によっ
て、より減りが低減されると共に、素線同志が擦れ合う
フレッティング摩耗を有効に防ぐことができる。
【0024】次に、図2を参照しながらコーティング装
置によりロープ心に樹脂を被覆させる場合について説明
する。ロープ心3を押出し機11に下部キャスト部15
に挿通させ、ロープ心3をキャスト部15から引き抜き
ながら溶融した樹脂7aをロープ心3の外周に付着させ
る。押出し機11は、シリンダ12内にスパイラル状の
押出しロッド14を有し、シリンダ12内の溶融樹脂7
aをキャスト部に加圧供給されるようになっている。
置によりロープ心に樹脂を被覆させる場合について説明
する。ロープ心3を押出し機11に下部キャスト部15
に挿通させ、ロープ心3をキャスト部15から引き抜き
ながら溶融した樹脂7aをロープ心3の外周に付着させ
る。押出し機11は、シリンダ12内にスパイラル状の
押出しロッド14を有し、シリンダ12内の溶融樹脂7
aをキャスト部に加圧供給されるようになっている。
【0025】キャスト部15の出口17は入り口16よ
り径が少し大きく、キャスト部15からロープ心3を引
き抜くと、所望量の溶融樹脂7aがロープ心3の周囲に
付着して、所望厚さの樹脂被覆層7が形成される。本実
施例では引き抜き速度、出口17の径、樹脂温度を調節
することにより平均厚さ0.7mmの樹脂被覆層7をロ
ープ心3の周囲に付着形成し、樹脂被覆のコア部3aと
した。
り径が少し大きく、キャスト部15からロープ心3を引
き抜くと、所望量の溶融樹脂7aがロープ心3の周囲に
付着して、所望厚さの樹脂被覆層7が形成される。本実
施例では引き抜き速度、出口17の径、樹脂温度を調節
することにより平均厚さ0.7mmの樹脂被覆層7をロ
ープ心3の周囲に付着形成し、樹脂被覆のコア部3aと
した。
【0026】次に、図3を参照しながら撚り線機により
複数本のストランドを撚合してロープを製造する場合に
ついて説明する。撚り線機20は送り出し部のスイフト
から巻取り部の巻取機までの間に設けられ、連続送給さ
れる各ストランドに所定の張力が印加されるように張力
制御されている。撚り線機20の鏡板22にはプレフォ
ーム装置23が取り付けられている。プレフォーム装置
23のすぐ下流側には固定フレーム24にボイス25が
取り付けられている。
複数本のストランドを撚合してロープを製造する場合に
ついて説明する。撚り線機20は送り出し部のスイフト
から巻取り部の巻取機までの間に設けられ、連続送給さ
れる各ストランドに所定の張力が印加されるように張力
制御されている。撚り線機20の鏡板22にはプレフォ
ーム装置23が取り付けられている。プレフォーム装置
23のすぐ下流側には固定フレーム24にボイス25が
取り付けられている。
【0027】撚り線機20の中心に樹脂被覆コア部3a
となるロープ心を通すとともにプレフォーム装置23に
より側ストランド9を形付け(プレフォーム)し、これ
らをボイス25によってコア部3aに上撚りする。撚り
方向はZ撚りである。
となるロープ心を通すとともにプレフォーム装置23に
より側ストランド9を形付け(プレフォーム)し、これ
らをボイス25によってコア部3aに上撚りする。撚り
方向はZ撚りである。
【0028】ここで型付けとは、ボイス25で撚られる
前に各ストランドに弾性限以上の応力を与えて、撚られ
たストランドをスパイラル形状になるように予め成形す
る事を云う。
前に各ストランドに弾性限以上の応力を与えて、撚られ
たストランドをスパイラル形状になるように予め成形す
る事を云う。
【0029】ボイス25を出ると、6ストランドロープ
2となる。ロープ2の最終仕上げ径は16mmである。
実施例2のロープは心ロープに樹脂被覆したものであ
る。実施例3のロープは心ロープに400℃でブルーイ
ング処理を施した後に樹脂被覆したものである。実施例
4のロープは心ロープのストランドピッチのピッチ係数
を7.95から6.50と短くしたものである。実施例
5のロープは心ロープの中心をポリプロピレンの繊維心
(P心)に変えたものである。
2となる。ロープ2の最終仕上げ径は16mmである。
実施例2のロープは心ロープに樹脂被覆したものであ
る。実施例3のロープは心ロープに400℃でブルーイ
ング処理を施した後に樹脂被覆したものである。実施例
4のロープは心ロープのストランドピッチのピッチ係数
を7.95から6.50と短くしたものである。実施例
5のロープは心ロープの中心をポリプロピレンの繊維心
(P心)に変えたものである。
【0030】次に、表1及び表2を参照しながら実施例
のロープを比較例のものと比べて説明する。表1に示す
ように、実施例2,3,4,5としてIWRC6×Fi
(29)O/O 16mmのロープを試供し、比較例1
としてIWRC6×Fi(29)O/O 20mmのロ
ープを試供した。
のロープを比較例のものと比べて説明する。表1に示す
ように、実施例2,3,4,5としてIWRC6×Fi
(29)O/O 16mmのロープを試供し、比較例1
としてIWRC6×Fi(29)O/O 20mmのロ
ープを試供した。
【0031】表2に示すように、実施例2のワイヤロー
プでは、破断荷重が27.9tf、より減り率が16%
で、IWRCの破断時伸びが6%という結果が得られ
た。同様に実施例3のワイヤロープ(ブルーイング処
理)では、破断荷重が27.0tf、より減り率が18
%で、IWRCの破断時伸びが8%という結果が得られ
た。
プでは、破断荷重が27.9tf、より減り率が16%
で、IWRCの破断時伸びが6%という結果が得られ
た。同様に実施例3のワイヤロープ(ブルーイング処
理)では、破断荷重が27.0tf、より減り率が18
%で、IWRCの破断時伸びが8%という結果が得られ
た。
【0032】同様に実施例4のワイヤロープ(ショート
ピッチ)では、破断荷重が26.7tf、より減り率が
19%で、IWRCの破断時伸びが4%という結果が得
られた。
ピッチ)では、破断荷重が26.7tf、より減り率が
19%で、IWRCの破断時伸びが4%という結果が得
られた。
【0033】同様に実施例5のワイヤロープでは、破断
荷重が27.7tf、より減り率が15%、IWRCの
破断時伸びが7%という結果が得られた。比較例1のワ
イヤロープでは、破断荷重が27.6tf、より減り率
が23%、IWRCの破断時伸びが4%という結果が得
られた。
荷重が27.7tf、より減り率が15%、IWRCの
破断時伸びが7%という結果が得られた。比較例1のワ
イヤロープでは、破断荷重が27.6tf、より減り率
が23%、IWRCの破断時伸びが4%という結果が得
られた。
【0034】実施例のロープにおいては、ポリエチレン
被覆層の緩衝作用によって素線の引張強さTが高くても
より減り率σが大幅に軽減されていることがわかる。加
圧により樹脂を心ストランド内に50%以上浸透させ、
かつ被覆厚さを0.7とすることにより撚り減り率を2
0%以下にすることを可能とした。また心ロープを、ブ
ルーイング処理、ショートピッチ化、6×7構造とする
事によっても、心ロープの伸びを5%以上とすることを
可能とした。これによって従来20mm径のRBS2
7.6tf(IWRC6×Fi(29) O/O 20
mm JIS B種のRBS)に匹敵する強度をロープ
径16mmで達成することができた。 なお、上記実施
例では6ストランドのワイヤロープを製造する場合につ
いて説明したが、フラット型ストランドロープ又は多層
ストランドロープ等の他のワイヤロープを製造する事も
できる。
被覆層の緩衝作用によって素線の引張強さTが高くても
より減り率σが大幅に軽減されていることがわかる。加
圧により樹脂を心ストランド内に50%以上浸透させ、
かつ被覆厚さを0.7とすることにより撚り減り率を2
0%以下にすることを可能とした。また心ロープを、ブ
ルーイング処理、ショートピッチ化、6×7構造とする
事によっても、心ロープの伸びを5%以上とすることを
可能とした。これによって従来20mm径のRBS2
7.6tf(IWRC6×Fi(29) O/O 20
mm JIS B種のRBS)に匹敵する強度をロープ
径16mmで達成することができた。 なお、上記実施
例では6ストランドのワイヤロープを製造する場合につ
いて説明したが、フラット型ストランドロープ又は多層
ストランドロープ等の他のワイヤロープを製造する事も
できる。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明の高強度ワイヤロープは、IWR
Cの伸び率を5%以上とし、より減り率を20%以下に
低減しているので、強度レベルが同等の従来品に比べて
約36%もの断面積減少率を得ることができる。このよ
うな高強度ワイヤロープは、クレーン等の荷役機械用ロ
ープに適しており、超高強度で、かつ細く軽量である。
本発明の高強度ワイヤロープを採用することによって荷
役機械装置を大幅に軽量化し、小型化することができ
る。
Cの伸び率を5%以上とし、より減り率を20%以下に
低減しているので、強度レベルが同等の従来品に比べて
約36%もの断面積減少率を得ることができる。このよ
うな高強度ワイヤロープは、クレーン等の荷役機械用ロ
ープに適しており、超高強度で、かつ細く軽量である。
本発明の高強度ワイヤロープを採用することによって荷
役機械装置を大幅に軽量化し、小型化することができ
る。
【図1】本発明の実施例に係る高強度ワイヤロープを示
す横断面図。
す横断面図。
【図2】ロープ心に樹脂を被覆するコーティング装置の
主要部を示す部分断面図。
主要部を示す部分断面図。
【図3】樹脂被覆されたロープ心に側ストランドを撚り
合わせる撚り線機の主要部を示す図。
合わせる撚り線機の主要部を示す図。
【図4】従来のワイヤロープを示す横断面図。
3…ロープ心、7…樹脂被覆層、9…側ストランド。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数本の多層撚りストランドを撚り合せ
たロープ心入りのワイヤロープであって、 引張強度が230〜250kgf/mm2 の素線を撚り
合せてなるロープ心と、 このロープ心を0.30〜0.90mmの厚さで被覆
し、かつロープ心内部にも含浸された熱可塑性高分子樹
脂からなる樹脂被覆層と、 引張強度が250〜270kgf/mm2 の素線を多層
撚りしてなり、前記樹脂被覆層で覆われたロープ心の外
周に撚り合わされた複数本の側ストランドと、を有し、 前記ロープ心の伸び率を5.0%以上としたことを特徴
とする高強度ワイヤロープ。 - 【請求項2】 ロープ心は、心部に繊維心を有し、外周
部に6×7構造のワイヤストランドを有することを特徴
とする請求項1記載の高強度ワイヤロープ。 - 【請求項3】 ロープ心は、ブルーイング処理された素
線を短ピッチ撚りしたストランドからなることを特徴と
する請求項1記載の高強度ワイヤロープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29169894A JPH08158275A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 高強度ワイヤロープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29169894A JPH08158275A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 高強度ワイヤロープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08158275A true JPH08158275A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17772249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29169894A Pending JPH08158275A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 高強度ワイヤロープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08158275A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-11-25 JP JP29169894A patent/JPH08158275A/ja active Pending
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