JPH08159586A - フリーピストン式ヴィルミエサイクル機関 - Google Patents

フリーピストン式ヴィルミエサイクル機関

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JPH08159586A
JPH08159586A JP31954394A JP31954394A JPH08159586A JP H08159586 A JPH08159586 A JP H08159586A JP 31954394 A JP31954394 A JP 31954394A JP 31954394 A JP31954394 A JP 31954394A JP H08159586 A JPH08159586 A JP H08159586A
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heat exchanger
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清人 小林
Eiju Fukuda
栄寿 福田
Hiroshi Sekiya
弘志 関谷
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータのような特殊構造の加振機を必
要としないで、始動および適切な定常運転を実現できる
VM機関を提供する。 【構成】 中温作動空間17に形成される作動ガスの所
定圧力をリザーバ28、32に蓄積し、このリザーバに
蓄積された圧力ガスをこのVM機関の少なくとも始動時
に駆動源として使用するように構成した。この場合、中
温作動区間17の所定位置と低温ディスプレーサ19内
のガスばね室22Bとを連通する第1のガス流路24を
設け、この第1のガス流路24に少なくともガスばね室
側を開閉自在に形成した最高圧力リザーバ28を設け、
また、中温作動区間17の所定位置とガスばね室22B
とを連通する第2のガス流路25を設け、この第2のガ
ス流路25に少なくともガスばね室側を開閉自在に形成
した最低圧力リザーバ32を設け、さらに、第3のガス
流路26を設ける等の各種変形が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機、冷凍機等に使用
されるフリーピストン式ヴィルミエサイクル機関(Fre
e Piston Vuillermiercycle Machine)の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフリーピストン式ヴィルミエサイ
クル機関(以下VM機関と略称する)の要部断面図を図
2に示し、その構造、作動について説明する。高温ディ
スプレーサ1は直径aのロッド2と直径bのロッド3と
が直列になった段違いロッドを有し、ロッド3の端部は
加振器(図示せず)により強制的に図で上下に駆動され
る。一方、円筒形のスリーブ4a、4bの外側には図で
上から順に高温側高温部熱交換器5、高温側再生器6、
高温側中温部熱交換器7、低温側中温部熱交換器8、低
温側再生器9及び低温側低温部熱交換器10が配設さ
れ、また高温側中温部熱交換器7と低温側中温部熱交換
器8とはリング形部11を介して一体となっている。さ
らに、高温側再生器6、高温側中温部熱交換器7、低温
側中温部熱交換器8の外側には夫々高温側円筒形シエル
12、中温側円筒形シエル13a、13bが配設され、
又、低温側再生器9及び低温側低温部熱交換器10の外
側には低温側円筒形シエル14が配設されて外部と隔離
される。
【0003】高温側円筒形シエル12の頭部には電気ヒ
ータ15が設けられ、暖房用として高温側中温部熱交換
器7及び低温側中温部熱交換器8から熱を取り出し、冷
房用として低温側低温部熱交換器10から冷熱を与えら
れる。搬送用媒体としては水が夫々の熱交換器の外側に
配置される。また、ロッド3の下部には加振機(図示せ
ず)を結合し、始動及び定常運転のための高温ディスプ
レーサ1の加振に使用する。ここで電気ヒータ15によ
り加熱された高温作動空間16及び中温作動空間17内
のヘリウム等の作動ガスによって、高温側中温部熱交換
器7を介して外側の水を加熱し、一方、低温作動空間1
8及び中温作動空間17内の作動ガスは低温側中温部熱
交換器8を介して外側の水を加熱すると共に、低温側低
温部熱交換器10を介して外側の水から熱を奪う。この
とき、前記高温ディスプレーサ1の上下運動は作動ガス
を高温作動空間16と中温作動空間17との間を、高温
側高温部熱交換器5、高温側再生器6及び高温側中温部
熱交換器7を通って交番させる。また、低温作動空間1
8と中温作動空間17とを分ける低温ディスプレーサ1
9の上下運動は作動ガスを低温作動空間18及び中温作
動空間17の間を、低温側低温部熱交換器10、低温側
再生器9及び低温側中温部熱交換器8を通って交番させ
る。その際、高温の作動ガスと低温の作動ガスの割合が
変化することにより圧力変動を生じるが、ロッド2及び
3の各直径a及びbの違いにより低温ディスプレーサ1
9に加振力を生じ、従って、高温ディスプレーサ1とは
ある一定の位相差を保つように低温ディスプレーサ19
が作動する。このとき、各再生器6及び9の蓄熱作用に
より各作動空間は温度が一定に保たれる。このVM機関
としての出力を、各熱交換器5、7、8及び10の熱の
放出、吸収を暖房、冷房として利用するものである。
【0004】VM機関に関する技術文献には、“Devel
opment of a Free PistonVuilleumier Machine for
Cooling Purposes”(ISCE-91060 P.15)や本発明者
による「フリーピストン式ヴィルミエサイクルヒートポ
ンプの基礎的研究」(日本機械学会71期通常総会講演
会発表)がある。前者には、本発明の対象となるVM機
関と同様構造の試験機が紹介され、また後者には、筆者
らが開発したVMヒートポンプが紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の構
成においては、始動及び運転制御のために、図2に示し
たロッド3の先端に何らかのタイプの加振機、例えば、
リニアモータを結合する必要がある。そのために、VM
機関の長さ(高さ)が長くなると共に、価格が高価にな
るという問題があった。さらに、低温ディスプレーサの
振動状態を外部から制御できなかった。本発明は従来の
ものの上記課題(問題点)を解決し、VM機関の特質を
活かし、従来のリニアモータのような特殊構造の加振機
を必要としないで始動及び適切な定常運転を実現できる
フリーピストン式ヴィルミエサイクル機関(VM機関)
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に基づくVM機関
においては、上記課題を解決するために、高温ディスプ
レーサと低温ディスプレーサとの間に形成される中温作
動空間に、このVM機関の稼働に伴い形成される作動ガ
スの所定圧力をリザーバに蓄積し、このリザーバに蓄積
された圧力ガスをこのVM機関の少なくとも始動時に駆
動源として使用するように構成した。即ち、中温作動空
間位置と低温ディスプレーサ内のガスばね室とを連通す
る第1のガス流路を設け、この第1のガス流路に少なく
ともガスばね室側を開閉自在に形成した最高圧力リザー
バを形成した。また、中温作動空間位置とガスばね室と
を連通する第2のガス流路を設け、この第2のガス流路
に少なくともガスばね室側を開閉自在に形成した最低圧
力リザーバを形成しても良い。さらに、最高圧力リザー
バと最低圧力リザーバの両者をVM機関に備えるのが望
ましい。また、中温作動空間位置とガスばね室とを連通
する所定値以上の抵抗を有するようにした第3のガス流
路を設け、この第3のガス流路には開閉弁を形成した。
VM機関には前述した最高圧力リザーバ、または/及
び、最低圧力リザーバを設けると共に中温作動空間位置
とガスばね室とを連通する第1または第2のガス流路と
第3のガス流路を設けるか、或いは第1、第2及び第3
の各ガス流路を設け、これらの各ガス流路には開閉弁を
形成するのが、さらに望ましい。上記の最高圧力リザー
バは、第1のガス流路に中温作動空間からガスばね室に
向けてガスが流通する向きに結合した逆止弁と所定容積
を備えたガスタンクとによって形成し、この最高圧力リ
ザーバの少なくともガスばね室側に開閉弁を設けるのが
望ましい。また、上記の最低圧力リザーバは、第2のガ
ス流路にガスばね室から中温作動空間に向けてガスが流
通する向きに結合した逆止弁と所定容積を備えたガスタ
ンクとによって形成し、この最低圧力リザーバの少なく
ともガスばね室側に開閉弁を設けるのが望ましい。
【0007】
【作用】本発明に基づくVM機関においては、上記のよ
うに高温ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に
形成される中温作動空間に、VM機関の稼働に伴い形成
される作動ガスの所定圧力をリザーバに蓄積し、このリ
ザーバサに蓄積された圧力ガスをこのVM機関の少なく
とも始動時に駆動源として使用することにより、始動時
等に使用する駆動機能の設備を不要にした。即ち、最高
圧力リザーバを形成する第1のガス流路を設けることに
より、最高圧力リザーバに蓄積した高圧ガスによって駆
動機能なしに、VM機関の始動をすることができる。同
様に、最低圧力リザーバを形成する第2のガス流路を設
けることによっても駆動機能なしに、VM機関の始動を
することができる。最高圧力リザーバと最低圧力リザー
バの両者を設けた場合には、低温ディスプレーサに両方
向の駆動力が与えられるので、より容易に始動すること
ができる。また、第3のガス流路を開閉可能にして設け
ると、中温作動空間とガスばね室との間の圧力差が調整
できるので、VM機関の出力調整が容易に実現できる。
さらに、最高圧力リザーバを形成する第1のガス流路ま
たは/及び最低圧力リザーバを形成する第2のガス流路
と上述した開閉可能に形成した第3のガス流路を設ける
と、制御性の良いVM機関がコンパクトに構成できる。
所定容積を備えたガスタンクより成る最高圧力リザーバ
は、中温作動空間とガスばね室との間に形成したガス流
路に中温作動空間からガスばね室に向けてガスが流通す
る向きに結合した逆止弁と連携して、その最高圧力リザ
ーバとしての機能が発揮される。また、所定容積を備え
たガスタンクより成る最低圧力リザーバは、中温作動空
間とガスばね室との間に形成したガス流路にガスばね室
から中温作動空間に向けてガスが流通する向きに結合し
た逆止弁と連携して、最低圧力リザーバとしての機能が
発揮される。さらに、最高圧力リザーバ及び最低圧力リ
ザーバの各ガスばね室側に夫々開閉弁を設けることによ
って、このVM機関の始動時等の必要な時に、この開閉
弁を操作(制御)して最高圧力リザーバ及び最低圧力リ
ザーバに蓄積した圧力ガスによってVM機関が始動さ
れ、また、定常運転時には、低温ディスプレーサ内のガ
スばね室と、最高圧力リザーバまたは最低圧力リザーバ
との接続を適切に行うことによって、高温及び低温ディ
スプレーサの振動状態を外部から制御できる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示する一実施例により詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例を示す制御流路も含
めて記載した縦断正面図で、同図中、従来のものと対応
するものについては、図2と同一の符号を使用し、その
詳細な説明は省略する。図1において、ロッド3の下部
先端はバッファ室20内部で高温ディスプレーサ用機械
ばね21によってバッファ室20の天井面に固定されて
いる。バッファ室20と低温側円筒形シエル14との間
には第1のガスばね室22Aを形成している。低温ディ
スプレーサ内に第2のガスばね室22Bを設け、第1の
ガスばね室22Aと第2のガスばね室22Bとはロッド
3内部に形成したガス流路22Cによって連通し、一体
のガスばね室を形成している。第2のガスばね室22B
内においてロッド2と第2のガスばね室22B天井部と
の間に低温ディスプレーサ用機械ばね23を装着してい
る。
【0009】中温作動空間17の所定位置と第1のガス
ばね室22Aとの間には3本のガス流路24、25及び
26を設けている。第1のガス流路24には、中温作動
空間17から第1のガスばね室22Aの方向に作動ガス
が流れる方向に逆止弁27を挿入すると共に、後述する
機能を満足する容量と耐圧構造のガスタンクより成る最
高圧力リザーバ28を設け、この最高圧力リザーバ28
の両側のガス流路24に開閉弁29及び30を夫々挿入
する。第2のガス流路25には、第1のガスばね室22
Aから中温作動空間17に作動ガスが流れる方向に逆止
弁31を挿入すると共に後述する機能を満足する容量と
耐圧構造のガスタンクより成る最低圧力リザーバ32を
設け、最低圧力リザーバ32の両側のガス流路25に開
閉弁33及び34を夫々挿入する。第3のガス流路26
には開閉弁35が挿入される。なお、これらの開閉弁3
3、34及び35は夫々遠隔(操作)制御を可能とする
のが望ましい。また、この開閉弁35としては、流量調
節機能を備えた電磁弁等を使用し、または、ガス流路2
6に図示しない絞り弁を挿入する等の手段によって、後
述するように対象VM機関の必要性能等に対応して、開
閉弁35の開時に第3のガス流路26を流れる作動ガス
の流量を制御できる手段を設けるのが望ましい。
【0010】次に、上述した構成における最高圧力リザ
ーバ28、最低圧力リザーバ32及び第3のガス流路2
6の働きを説明する。このVM機関を組み立て、所定の
作動ガスを封入するときに、開閉弁29と30を閉鎖し
て最高圧力リザーバ28に所定圧力の作動ガスを蓄え
る。同様に、開閉弁33と34を閉鎖して最低圧力リザ
ーバ32に所定圧力の作動ガスを蓄える。
【0011】このVM機関の始動時に、図示しない制御
装置によって開閉弁29を閉じたまま開閉弁30を開く
と、最高圧力リザーバ28内の高圧ガスは、中温作動空
間17内の最高圧力値よりも低くなっている低温ディス
プレーサ19内のガスばね室22Bに第1のガスばね室
22Aを経由して供給される。従って、ガスばね室22
Bに生じるガスばね力によって低温ディスプレーサ19
を作動させる。その後、制御装置(図示せず)によって
所定タイミングで開閉弁30を閉じると、VM機関内部
の構成とその機能の働きによって低温ディスプレーサ1
9の動きは、逆転してもとの方向に動く。上記制御装置
によって再度、開閉弁30を開くと低温ディスプレーサ
19を再び作動させる。この作用が開閉弁30を締め切
りにするか、または最高圧力リザーバ28内の作動ガス
の圧力がガスばね室内の圧力値に等しくなるまで継続さ
れる。よって、低温ディスプレーサ19を加振してVM
機関を円滑に始動できる。なお、このように始動したV
M機関の運転サイクルにおいては、VM機関の稼働中に
図示しない制御装置によって適切なタイミングで開閉弁
29を開いてガスばね室22B内の最低圧力を上昇させ
るように開閉弁30を開閉すると、所要の運転サイクル
に調節できると共に、このとき最高圧力リザーバ28に
は作動空間側からガスが供給されるので、最高圧力が維
持される。
【0012】また、始動時に、上記制御装置によって開
閉弁34を閉じたまま開閉弁33を上記制御装置によっ
て開くと、最低圧力リザーバ32内の低圧ガスは、中温
作動空間17内の最低圧力値よりも高くなっている低温
ディスプレーサ19内のガスばね室22Bに第1のガス
ばね室22Aを経由して供給される。従って、ガスばね
力によって低温ディスプレーサ19を作動させる。その
後、上記制御装置によって所定タイミングで開閉弁33
を閉じると、VM機関内部の構成とその機能の働きで低
温ディスプレーサ19の動きが逆転して、もとの方向に
動く。上記制御装置によって再度、開閉弁33を開くと
低温ディスプレーサ19を再び作動させる。この作用が
開閉弁33を締め切りにするか、または最低圧力リザー
バ32内の作動ガスの圧力がガスばね室内の圧力値に等
しくなるまで継続される。よって、低温ディスプレーサ
19を加振してVM機関を円滑に始動できる。なお、こ
のように始動したVM機関の運転サイクルにおいては、
VM機関の稼働中に上記制御装置によって適切なタイミ
ングで開閉弁34を開いてガスばね室22B内の最高圧
力を降下させるように開閉弁33を開閉すると、所要の
運転サイクルに調節できると共に、このとき最低圧力リ
ザーバ32から作動空間側へガスが放出されるので、最
低圧力が維持される。
【0013】高温ディスプレーサ1の位置に対応して、
上記制御装置によって最高圧力リザーバ28に接続する
開閉弁30と最低圧力リザーバ32に接続する開閉弁3
3を交互に適切にタイミングを合わせて開閉することに
よって低温ディスプレーサ19を加振し、上述よりもよ
り容易にVM機関を始動できる。
【0014】このVM機関が始動した後、図示しない制
御装置によって開閉弁29を開いて開閉弁30を閉じる
と、中温作動空間17のガス圧が最高圧力リザーバ28
内のガス圧よりも高くなると、逆止弁27を経由して中
温作動空間17内の作動ガスが最高圧力リザーバ28に
流入する。逆に、中温作動空間17のガス圧が最高圧力
リザーバ28内のガス圧よりも低くなると、逆止弁27
の働きで作動ガスはどちらの方にも流れない。従って、
最高圧力リザーバ28内には中温作動空間17に発生す
る最高ガス圧で作動ガスが蓄積される。最高圧力リザー
バ28に圧力センサ(図示せず)を設け、この圧力セン
サの計測値が所定値になると、上記制御装置の働きで開
いていた開閉弁29を閉じるようにしても良い。最高圧
力リザーバ28内に所定圧力以上の作動ガスが蓄積され
るので、次回の始動時等に、前述したように利用でき
る。
【0015】このVM機関が始動した後、上記制御装置
によって開閉弁34を開いて開閉弁33を閉じると、中
温作動空間17のガス圧が最低圧力リザーバ32内のガ
ス圧よりも低くなると、逆止弁31を経由して最低圧力
リザーバ32に蓄積された作動ガスが中温作動空間17
内に流入する。逆に、中温作動空間17のガス圧が最低
圧力リザーバ32内のガス圧よりも高くなると、逆止弁
31の働きで作動ガスはどちらの方にも流れない。従っ
て、最低圧力リザーバ32内には中温作動空間17に発
生する最低ガス圧で作動ガスが蓄積される。この場合
も、最低圧力リザーバ32に圧力センサ(図示せず)を
設け、この圧力センサの計測値が所定値になると、上記
制御装置の働きで開いていた開閉弁34を閉じるように
しても良い。最低圧力リザーバ32内に所定圧力以下の
作動ガスが蓄積されるので、次回の始動時等に、前述し
たように利用できる。
【0016】このVM機関が始動し、運転中に、上記制
御装置によって開閉弁35を開くと中温作動空間17と
第1のガスばね室22Aとの間にガス流路が形成され、
ガス圧の高い方からガス圧の低い方向にこの圧力差とガ
ス流路26の抵抗値に対応した流量で作動ガスが流れ
る。従って、中温作動空間17内のガス圧と,第1のガ
スばね室22Aと連通する低温ディスプレーサ19内の
第2のガスばね室22Bのガス圧との偏差が減少される
ので、このVM機関の出力が縮小される。また、開閉弁
35を操作して、前述したように最高圧力リザーバ2
8、または、最低圧力リザーバ32からの圧力ガスによ
って強制的に変動させた低温ディスプレーサ19内の第
2ガスばね室22B内のガス圧力と中温作動空間17内
のガス圧力との圧力差を最適値になるように調節する。
即ち、VM機関の負荷条件等に対応して図示しない制御
装置によって開閉弁35を適宜開閉するか、開閉弁35
に流量制御機能を備えた開閉弁を使用して制御するか、
この第3のガス流路26に流量制御弁を挿入して制御す
る等の手段によって、このVM機関の出力を適切に制御
することができる。また、第3のガス流路26に絞り弁
を挿入して中温作動空間と低温ディスプレーサとの圧力
差が大なる場合にも過大な流量が流れて急激にVM機関
の出力が低下するのを防止することができる。即ち、こ
のVM機関の作動状況と必要性能に対応して適切・経済
的な流量制御機能を設ければ良い。
【0017】上述の実施例は本発明の技術思想を実現す
る一例を示したものであって、そのVM機関の構成とそ
の用途に対応して適切に応用改変しても良いことは当然
である。例えば、最高圧力リザーバ、最低圧力リザーバ
等は配管によってガス流路を形成して従来のVM機関本
体の外部に付設するようにしも良いし、VM機関本体と
一体に構成するようにしても良い。また、最高圧力リザ
ーバと最低圧力リザーバとは図1に示すように両方設け
るのが望ましいが、どちらか一方のみを設けるようにし
ても良い。また、上述した第3のガス流路26は単独に
設けても、最高圧力リザーバまたは最低圧力リザーバ或
いは最高圧力リザーバ及び最低圧力リザーバに並列にし
て設けても良い。また、最低圧力リザーバ及び最高圧力
リザーバは逆止弁を介して接続したガスタンクによって
構成するように説明したが、その他任意のガス流路の構
成によっても所望されるように必要な容量で必要なガス
圧力が得られるようにすれば良いことは当然である。ま
た、各開閉弁もそのVM機関の必要機能/性能及び制御
装置の機能等に対応して適切な機種を選定すれば良く、
開閉弁29と34はこのVM機関の条件に対応して除去
しても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明に基づくフリーピストン式ヴィル
ミエサイクル機関(VM機関)は、上述のように構成し
作動するようにしたので、次のような優れた効果を有す
る。 中温作動空間にこのフリーピストン式ヴィルミエサイ
クル機関の稼働に伴い形成される作動ガスの所定圧力を
リザーバに蓄積し、このリザーバサに蓄積された圧力ガ
スを少なくとも始動時に駆動源として使用するように構
成することにより、リニアモータ等の特殊構造の専用駆
動機能の設備が不要になる。 最高圧力リザーバを形成することにより、この最高圧
力リザーバに蓄積した高圧ガスによって駆動機能なし
に、このVM機関を始動することができる。また、ヒー
トサイクルの運転制御を可能にできる。 最低圧力リザーバを形成することによっても同様に駆
動機能なしに、このVM機関を始動することができる。
また、ヒートサイクルの運転制御を可能にできる。 最高圧力リザーバと最低圧力リザーバを両方設けた場
合は、より容易に始動し、また、ヒートサイクルの運転
制御をすることができる。 開閉弁を設けたガス流路を設けると、このVM機関の
出力調整が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、制御流路を含
めて示したフリーピストン式ヴィルミエサイクル機関の
縦断正面図である。
【図2】従来例のフリーピストン式ヴィルミエサイクル
機関の縦断正面図である。
【符号の説明】
1:高温ディスプレーサ 5:高温側高温部熱交換器 6:高温側再生器 7:高温側中温部熱交換器 8:低温側中温部熱交換器 9:低温側再生器 10:低温側低温部熱交換器 12:高温側円筒形シエル 13a、13b:中温側円筒形シエル 14:低温側円筒形シエル 16:高温作動空間 17:中温作動空間 18:低温作動空間 19:低温ディスプレーサ 20:バッファ室 22A、22B:ガスばね室 22C:ガス流路 24、25、26:ガス流路 27、31:逆止弁 28:最高圧力リザーバ 29、30、33、34、35:開閉弁 32:最低圧力リザーバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温側高温部熱交換器、高温側再生器、
    高温側中温部熱交換器、低温側中温部熱交換器、低温側
    再生器及び低温側低温部熱交換器を有し、さらに、高温
    ディスプレーサ及び低温ディスプレーサを有するフリー
    ピストン式ヴィルミエサイクル機関において、上記高温
    ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に形成され
    る中温作動空間に当該フリーピストン式ヴィルミエサイ
    クル機関の稼働に伴い形成される作動ガスの所定圧力を
    リザーバに蓄積し、該リザーバに蓄積された圧力ガスを
    当該フリーピストン式ヴィルミエサイクル機関の少なく
    とも始動時に駆動源として使用するように構成したこと
    を特徴とするフリーピストン式ヴィルミエサイクル機
    関。
  2. 【請求項2】 高温側高温部熱交換器、高温側再生器、
    高温側中温部熱交換器、低温側中温部熱交換器、低温側
    再生器及び低温側低温部熱交換器を有し、さらに、高温
    ディスプレーサ及び低温ディスプレーサを有するフリー
    ピストン式ヴィルミエサイクル機関において、上記高温
    ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に形成され
    る中温作動空間位置と低温ディスプレーサ内に形成され
    るガスばね室とを連通する第1のガス流路を設け、この
    第1のガス流路に少なくとも上記ガスばね室側を開閉自
    在に形成した最高圧力リザーバを形成した請求項1記載
    のフリーピストン式ヴィルミエサイクル機関。
  3. 【請求項3】 高温側高温部熱交換器、高温側再生器、
    高温側中温部熱交換器、低温側中温部熱交換器、低温側
    再生器及び低温側低温部熱交換器を有し、さらに、高温
    ディスプレーサ及び低温ディスプレーサを有するフリー
    ピストン式ヴィルミエサイクル機関において、上記高温
    ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に形成され
    る中温作動空間位置と低温ディスプレーサ内に形成され
    るガスばね室とを連通する第2のガス流路を設け、この
    第2のガス流路に少なくとも上記ガスばね室側を開閉自
    在に形成した最低圧力リザーバを形成した請求項1記載
    のフリーピストン式ヴィルミエサイクル機関。
  4. 【請求項4】 高温側高温部熱交換器、高温側再生器、
    高温側中温部熱交換器、低温側中温部熱交換器、低温側
    再生器及び低温側低温部熱交換器を有し、さらに、高温
    ディスプレーサ及び低温ディスプレーサを有するフリー
    ピストン式ヴィルミエサイクル機関において、上記高温
    ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に形成され
    る中温作動空間位置と低温ディスプレーサ内に形成され
    るガスばね室とを連通する第1及び第2の各ガス流路を
    設け、上記第1のガス流路に少なくとも上記ガスばね室
    側を開閉自在に形成して最高圧力リザーバを形成し、上
    記第2のガス流路に少なくとも上記ガスばね室側を開閉
    自在に形成して最低圧力リザーバを形成した請求項1記
    載のフリーピストン式ヴィルミエサイクル機関。
  5. 【請求項5】 高温側高温部熱交換器、高温側再生器、
    高温側中温部熱交換器、低温側中温部熱交換器、低温側
    再生器及び低温側低温部熱交換器を有し、さらに、高温
    ディスプレーサ及び低温ディスプレーサを有するフリー
    ピストン式ヴィルミエサイクル機関において、上記高温
    ディスプレーサと低温ディスプレーサとの間に形成され
    る中温作動空間位置と低温ディスプレーサ内に形成され
    るガスばね室とを連通する第3のガス流路を設け、この
    第3のガス流路には開閉弁を形成したことを特徴とする
    フリーピストン式ヴィルミエサイクル機関。
  6. 【請求項6】 上記最高圧力リザーバ、または/及び最
    低圧力リザーバを設けたフリーピストン式ヴィルミエサ
    イクル機関の上記高温ディスプレーサと低温ディスプレ
    ーサとの間に形成される中温作動空間位置と低温ディス
    プレーサ内に形成されるガスばね室とを連通する第1ま
    たは第2のガス流路と上記第3のガス流路を設けるか、
    或いは第1、第2及び第3の各ガス流路を設け、上記各
    ガス流路には開閉弁を形成した請求項1、2または3或
    いは4のいずれかに記載のフリーピストン式ヴィルミエ
    サイクル機関。
  7. 【請求項7】 上記最高圧力リザーバは、上記ガス流路
    に所定性能を備え上記中温作動空間から上記ガスばね室
    に向けてガスが流通する向きに結合した逆止弁と連携し
    て作動し、当該最高圧力リザーバの少なくとも上記ガス
    ばね室側に開閉弁を備えるようにした請求項1、2また
    は4或いは6のいずれかに記載のフリーピストン式ヴィ
    ルミエサイクル機関。
  8. 【請求項8】 上記最低圧力リザーバは、上記ガス流路
    に所定性能を備え上記ガスばね室側から上記中温作動空
    間に向けてガスが流通する向きに結合した逆止弁と連携
    して作動し、当該最低圧力リザーバの少なくとも上記ガ
    スばね室側に開閉弁を備えるようにした請求項1、3ま
    たは4或いは6記載のフリーピストン式ヴィルミエサイ
    クル機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777044A1 (en) * 1995-11-30 1997-06-04 SANYO ELECTRIC Co., Ltd. Free piston vuillermier machine
CN102889152A (zh) * 2012-10-26 2013-01-23 成都宇能通能源开发有限公司 采用蓄热式加热器、环型间隙冷却器和直线驱动配气活塞的斯特林发动机
JP2014526012A (ja) * 2011-08-03 2014-10-02 プレッシャー・ウェーブ・システムズ・ゲーエムベーハー 圧縮機デバイス、圧縮機デバイスを備える冷却デバイス、および圧縮機デバイスを備える冷却ユニット
KR20170043713A (ko) * 2015-10-13 2017-04-24 경북대학교 산학협력단 가스 스프링을 이용한 벌마이어 히트 펌프
KR20170043722A (ko) * 2015-10-13 2017-04-24 경북대학교 산학협력단 벌마이어 히트 펌프

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