JPH0816176A - 騒音キャンセルシステム - Google Patents

騒音キャンセルシステム

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JPH0816176A
JPH0816176A JP6152241A JP15224194A JPH0816176A JP H0816176 A JPH0816176 A JP H0816176A JP 6152241 A JP6152241 A JP 6152241A JP 15224194 A JP15224194 A JP 15224194A JP H0816176 A JPH0816176 A JP H0816176A
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noise
signal
canceling
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adaptive
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Masaichi Akiyasu
政一 秋保
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望 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出センサが複数存在しても騒音キャンセル
処理部を独立の騒音源数だけ設けるだけで良くし、シス
テムの大型化及びコストアップを防止する。 【構成】 複数の検出センサー(101a,101b)
から出力される信号を自己回帰モデルによる白色化フィ
ルタ(102a,102b)でそれぞれ白色化し、各白
色化フィルタから出力される白色化信号を合成し、合成
信号を参照信号として適応信号処理部(104)に入力
し、適応信号処理部は騒音をキャンセルするように騒音
キャンセル信号を出力してスピーカ(105)より騒音
キャンセル音を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は騒音キャンセルシステム
に係わり、特に、適応信号処理部(騒音キャンセル処理
部)の数を独立の騒音源の数と一致させることができる
騒音キャンセルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】騒音対策としては、従来より吸音材を用
いる方法(パッシブ制御)が知られている。しかし、吸
音材を用いる方法では、騒音が小さい静音エリアを形成
するのが面倒であると共に、低音を効果的に消せない問
題がある。特に、自動車の車室内の騒音を防止するに
は、自動車の重量が増大すると共に、騒音を効果的に消
せない問題がある。このため、騒音と逆位相の騒音キャ
ンセル音をスピ−カから放射して騒音を低減する方法
(アクティブ制御)が脚光を浴び、工場やオフィスなど
の室内空間の一部に実用化されつつある。又、自動車の
車室内においてもアクティブ制御により騒音を低減する
方式が提案されている。
【0003】図9はエンジン音をキャンセルする従来の
騒音キャンセル装置の構成図である。11は騒音源であ
るエンジン、12はエンジン回転数Rを検出する回転数
センサ、13はエンジン回転数Rに応じた周波数を有す
る一定振幅の正弦波信号を参照信号x(n)として発生す
る参照信号発生部である。騒音源がエンジンの場合、エ
ンジン回転により発生するノイズは周期性を有し、その
周波数はエンジン回転数に依存する。例えば、4気筒エ
ンジンの場合、車室内に発生する周期性ノイズはエンジ
ン回転数の2次高調波が支配的であり、回転数が600
rpm(10rps)の時、車室内に発生するノイズの
周波数は20Hz、回転数が6000rpm(100r
ps)の時、車室内に発生するノイズの周波数は200
Hzである。参照信号発生部13は、2次高調波の正弦
波データをROMに記憶しておき、そのデータを必要に
応じて読み出して出力することにより参照信号x(n)を
生成する。尚、このデータの読み出し/出力タイミング
はエンジン回転数Rに応じてコントロールされ、これに
よりエンジン回転数Rに応じて発生する周期性ノイズの
周波数を有する参照信号が出力されるようになってい
る。
【0004】14は騒音キャンセルコントローラであ
り、参照信号発生部13から発生する参照信号x(n)を
入力されると共に、車室内の騒音キャンセル位置(観測
点であり例えば運転者の耳元近傍)における騒音Sn(n)
とキャンセル音Sc(n)の合成音信号をエラ−信号e(n)
として入力され、該エラ−信号が最小となるように適応
信号処理を行って騒音キャンセル信号y(n)を出力す
る。騒音キャンセルコントローラ14は、適応信号処理
部14aと、デジタルフィルタ構成の適応フィルタ14
bと、参照信号x(n)にスピーカから騒音キャンセル点
までのキャンセル音伝搬系の伝搬特性(伝達関数)を畳
み込んでフィルタードX信号(信号処理用参照信号)r
(n)を作成するフィルタードX信号作成用フィルタ14
cを有している。15は適応フィルタ出力(騒音キャン
セル信号y(n))をアナログの騒音キャンセル信号に変
換するDAコンバータ、16は騒音キャンセル信号を増
幅するパワ−アンプ、17は騒音キャンセル音Sc(n)を
放射するキャンセルスピ−カ、18は騒音キャンセル点
に配置され、騒音Sn(n)とキャンセル音Sc(n)の合成音
を検出し、合成音信号をエラ−信号e(n)として出力す
るエラ−マイク、19はエラー信号e(n)を増幅するア
ンプ、20はエイリアスを除去するローパスフィルタ、
21はローパスフィルタ出力をデジタルに変換するAD
コンバータである。
【0005】適応信号処理部14aは騒音キャンセル点
におけるエラー信号e(n)とフィルタ14cを介して入
力される信号処理用参照信号(フィルタードX信号)r
(n)を入力され、これら信号を用いて騒音キャンセル点
における騒音をキャンセルするように適応信号処理を行
って適応フィルタ14bの係数を決定する。例えば適応
信号処理部14aは周知のフィルタードX LMS(Leas
t Mean Square)適応アルゴリズムに従って、エラ−マイ
ク18から入力されたエラ−信号e(n)が最小となるよ
うに適応フィルタ14bの係数を決定する。適応フィル
タ14bは適応信号処理部14aにより決定された係数
に従って参照信号x(n)にデジタルフィルタ処理を施し
て騒音キャンセル信号y(n)を出力し、騒音をキャンセ
ルする。尚、参照信号x(n)は、消去したい騒音Sn(n)
と相関の高い信号でなくてはならず、参照信号と相関の
ない音は消去されない。
【0006】適応フィルタ14bは図10に示すよう
に、FIR型デジタルフィルタで構成され、例えば、入
力信号を順次1サンプリング時間遅延する遅延要素D
L,DL・・・と、各遅延要素出力に係数w1(n),w
2(n),w3(n)・・・wN(n)を乗算する乗算部ML,M
L,・・・と、各乗算部出力を順次加算する加算部A
D,AD・・・で実現される。すなわち、現時刻n・T
sにおける参照信号をx(n)、その時の各乗算機の係数を
1(n),w2(n),w3(n)・・・wN(n)、出力(騒音キャ
ンセル信号)をy(n)とすれば、適応フィルタ14bは次
式 y(n)=Σwi(n)・x(n-i+1) (i=1〜N) ・・(1) の演算を実行し、騒音キャンセル信号y(n)を出力す
る。
【0007】フィルタードX信号作成用フィルタ14c
は図11に示すように、FIR型デジタルフィルタで構
成され、例えば、入力信号を順次1サンプリング時間遅
延する遅延要素DL,DL・・・と、各遅延要素出力に
係数c1,c2,c3・・・cMを乗算する乗算部ML,ML,
・・・と、各乗算部出力を順次加算する加算部AD,A
D・・・で実現される。係数c1,c2,c3・・・cMは二次
音伝搬系(スピーカから観測点までの系)の伝搬特性を
模擬するように決定されている。時刻n・Tsにおける
参照信号をx(n)、出力(フィルタードX信号)をr(n)と
すれば、フィルタ14cは次式 r(n)=Σci・x(n-i+1) (i=1〜M) ・・(2) の演算を実行してフィルタードX信号r(n)を出力する。
【0008】適応信号処理部14aは、1サンプリング
時刻Ts後の次の時刻(n+1)・Tsにおける適応フィルタ
14bの係数w1(n+1),w2(n+1),w3(n+1)・・・w
N(n+1)を、現時刻n・Tにおける係数とエラー信号e
(n)とフィルタードX信号r(n)を用いて次式(係数更新
式) wj(n+1)=wj(n)+μ・r(n-j+1)・e(n) (3) により決定する(但し、j=1,2,・・・N)。(3)
式において、(n)は現サンプリング時刻の値、(n+1)は1
サンプリング時刻後の値、(n-1)は1サンプリング時刻
前の値、(n-2)は2サンプリング時刻前の値、・・・を意味
している。又、μは適応フィルタの係数を更新するステ
ップを決める1以下の定数(ステップサイズパラメー
タ)であり、騒音キャンセルシステムに応じて適当な値
に設定される。
【0009】以上はエンジン回転数の高調波成分、例え
ば2次高調波成分をキャンセルする場合であるが、自動
車内ではエンジン音に加えてロードノイズも発生する。
ロードノイズは路面の凹凸によりタイヤ→サスペンショ
ン→サスペンション支持部の経路を介して車体全体が振
動し、車室内に伝搬することにより発生する。かかるロ
ードノイズを適応信号処理によりキャンセルするために
は、車室内における該ロードノイズとコヒーレントな参
照信号を得る必要がある。ところで、ロードノイズはエ
ンジン回転数の高調波ノイズのように周期性を有さず、
しかも、騒音源を唯一つに特定することが困難である。
このため、サスペンション支持部に複数の加速度センサ
を取り付け、各加速度センサ出力をそれぞれロードノイ
ズキャンセル用の参照信号とする。そして、参照信号毎
に騒音キャンセルコントローラを設け、各騒音キャンセ
ルコントローラは所定の参照信号と合成音信号を用いて
適応信号処理を行って騒音キャンセル信号を出力し、各
騒音キャンセル信号を合成してスピーカに入力して騒音
キャンセル音を発生するようにしている。
【0010】図12は従来のロードノイズの騒音キャン
セルシステムの構成図である。図中、31a,31b,
31cは車体振動を検出してロードノイズに応じた信号
1(n),x2(n),x3(n)を発生する加速度センサであ
る。ロードノイズは路面の凹凸によりタイヤ→サスペン
ション→サスペンション支持部の経路を介して車体全体
が振動し、車室内に伝搬することにより発生する。かか
るロードノイズの騒音源は唯一つに特定することができ
ない。このため、複数の加速度センサ31a〜31cを
サスペンション支持部の各部に取付け、全体で車体振動
を検出するようにしている。
【0011】32a,32b,32cは加速度センサー
の出力信号をそれぞれ参照信号x1(n),x2(n),x3(n)
として入力され、LMS適応アルゴリズムに従った騒音
キャンセル処理(適応信号処理)を行う適応信号処理部
(騒音キャンセルコントローラ)である。各適応信号処
理部32a〜32cは同一の構成を有しており、従来の
騒音キャンセルコントローラ(図9参照)と同様に適応
信号処理部LMS、適応フィルタADF、フィルタード
X信号作成用のフィルタFXFを備えている。各適応信
号処理部LMSは騒音キャンセル点におけるエラー信号
(騒音キャンセル音と騒音の合成音信号)e(n)とフィ
ルタFXFより出力される信号処理用参照信号(フィル
タードX信号)r1(n),r2(n),r3(n)を入力され、こ
れら信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャ
ンセルするように適応信号処理を行って適応フィルタA
DFの係数を決定する。各適応フィルタADFは適応信
号処理部LMSにより決定された係数に従って参照信号
1(n),x2(n),x3(n)にデジタルフィルタ処理を施し
て騒音キャンセル信号y1(n),y2(n),y3(n)を出力す
る。
【0012】33は各騒音キャンセル処理部32a〜3
2cから出力される騒音キャンセル信号y1(n),y
2(n),y3(n)を合成し、ロードノイズをキャンセルする
ための騒音キャンセル信号y(n)を出力する加算器であ
る。34は騒音キャンセル信号y(n)をアナログの騒音
キャンセル信号に変換するDAコンバータ(DAC)、
35は騒音キャンセル信号を増幅するパワ−アンプ、3
6は騒音キャンセル音Sc(n)を放射するキャンセルスピ
−カで、スピーカから出力されたキャンセル音は2次音
伝搬系(キャンセル音伝搬系)37を介して騒音キャン
セル点に到る。38は騒音キャンセル点(観測点)に配
置され、騒音Sn(n)とキャンセル音Sc(n)の合成音を検
出し、合成音信号をエラ−信号e(n)として出力するエ
ラ−マイク、39はエラー信号e(n)を増幅するマイク
アンプ、40はマイクアンプ出力をデジタルに変換する
ADコンバータ(ADC)である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】適応信号処理では低減
対象騒音(例えばロードノイズ)と相関のある信号いわ
ゆるコヒーレントな参照信号x(n)を発生しないと、該
騒音を効果的にキャンセルできない。換言すれば、ロー
ドノイズの消音性能は、各加速度センサ出力(参照信
号)と騒音(ロードノイズ)とのマルチプルコヒーレン
スの大きさに依存する。そこで、従来は前述のようにマ
ルチプルコヒーレンスの大きさを確保するために、加速
度センサ数を多くしている。尚、マルチプルコヒーレン
スとは、各センサ出力と騒音とのコヒーレンス(相関
度)から計算される多重関連度関数である。しかし、セ
ンサ数が増加するとその分騒音キャンセル処理部が必要
になり、このため従来システムでは大型化及びコストア
ップを招来する問題があった。以上から、本発明は、騒
音キャンセル処理部の数を独立の騒音源の数と一致さ
せ、システムの大型化及びコストアップを防止できる騒
音キャンセルシステムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、複数の検出センサーと、各検出センサーから出力さ
れる信号を部分白色化する部分白色化フィルタと、各部
分白色化フィルタから出力される信号を合成し、完全に
白色化された信号を参照信号として出力する合成部と、
該参照信号を用いて適応信号処理を行う適応信号処理部
と、適応信号処理部の出力信号を騒音キャンセル信号と
して入力され、騒音キャンセル音を出力するキャンセル
音発生部と、観測点における騒音と騒音キャンセル音と
の合成音を検出して適応信号処理部にフィードバックす
る騒音検出部を備えた騒音キャンセルシステムにより達
成される。
【0015】
【作用】複数の検出センサー(加速度センサー等)から
出力される信号を自己回帰モデルによる部分白色化フィ
ルタでそれぞれ部分白色化し、各部分白色化フィルタか
ら出力される部分白色化信号を合成し、完全に白色化さ
れた信号を参照信号として適応信号処理部に入力する。
適応信号処理部は参照信号とエラー信号(観測点におけ
る騒音と騒音キャンセル音との合成音信号)を用いて適
応信号処理を行い、エラー信号が零となるように騒音キ
ャンセル信号を出力し、スピーカより騒音キャンセル音
を出力する。又、n個のセンサー検出信号より独立のm
(<n)個の騒音源における騒音信号を作成する変換フ
ィルタを設け、該変換フィルタから出力されるm個の信
号をそれぞれ参照信号として適応信号処理を行なって騒
音キャンセル音を出力して騒音をキャンセルする。以上
のようにすれば、検出センサー数nが増加しても,騒音
キャンセル処理部の数を独立の騒音源の数m(<n)と
一致させ、システムの大型化及びコストアップを防止で
きる。
【0016】
【実施例】
(A) 第1実施例 (a) 発明の原理 独立な騒音源の数をm個とすると、センサー数は最低m
個あればすべての騒音源を検出することが可能となる
が、現実には騒音源からセンサー取り付け点間において
所定の伝達特性を持ち、しかもその伝達特性に零点が存
在するなどの理由からセンサー数はn個(n>m)必要
となってくる。このような構成のセンサーから得られる
信号の相互スペクトルはn×nの行列で表わされるが、
騒音源はm個である。S.M.PriceとR.J.Bernhardは、「n
個の測定された入力を持つが、m個のインコヒーレント
な騒音源しか持たないシステムは、線形変換によりm個
のインコヒーレントな仮想(Virtual)入力の集まりで表
現できる」ことを証明している(S.M. Price and R.J.Be
rnhard. "Virtual Coherence: A Digital Signal Proce
ssing Technique for Incoherent Source Identificati
on;Proceedings of4th Inter- national Modal Analysi
s Conference, page 1256〜1262、 1986参照)。従っ
て、m個の独立の騒音源、n個の騒音検出センサーを有
するシステムに、この文献で示される一連の処理を施す
ことによって、m個のバーチャルコヒーレンス(インコ
ヒーレントの仮想入力)を求めることができる。実際に
は、n個のバーチャルコヒーレンスが計算されるが、n
−m個のバーチャルコヒーレンスはほとんど0になり、
出力に影響を及ぼさないことが確認されている。
【0017】以上から、図1に示すように、1つの独立
の騒音源NSから未知の伝達系G1,G2を介して伝搬
してきた信号を検出センサーDS1,DS2で検出し、
検出信号x1(n),x2(n)を所定の変換フィルタA1,A
2を介して出力して合成すれば、独立の騒音源に応じた
インコヒーレントの仮想入力(参照信号)x(n)が得ら
れる。ただし、仮想入力x(n)を得るためには、変換フ
ィルタA1,A2を特定する必要がある。さて、図1の点
線で囲んだ部分では、どのようなメカニズムで検出信号
1(n),x2(n)が発生するかは不明である。そこで、騒
音源NSから検出センサー迄の伝達系G1,G2を、図
2に示すように白色雑音w(n)を入力信号、検出信号x1
(n),x2(n)を出力信号とする自己回帰モデル(ARモ
デル)1,2でモデル化する。
【0018】自己回帰モデルは図3に示すように、前向
き線形予測器5と、予測器出力と白色雑音w(n)を加算
する加算器6で構成されている。予測器5は、加算器6
の出力信号x(n)を順次1サンプリング時間遅延する遅
延素子5a1〜5aMと、各遅延素子の出力信号x(n-1),
x(n-2),・・・,x(n-M)に予測係数h0(1),h0(2),
・・・h0(M)を乗算する乗算器5b1〜5bMと、各乗算
器出力信号を加算する加算器5c1〜5cM-1を備えてい
る。従って、時刻nにおけるサンプリングx(n)は次式 x(n)=Σh0(k)x(n-k)+w(n) 但し、k=1〜M (4) で与えられる。前向き線形予測器5の伝達関数H0(z)と
すれば、 H0(z)=Σh0(k)z-K (5) となる。この伝達関数を用いると白色雑音w(n)は次式 w(n)=x(n)(1−H0(z)) (6) で与えられる。従って、自己回帰モデルにおける予測器
のM個の予測係数h0(k)(k=1〜M)が求まれば、上
式より白色雑音w(n)が求まる。
【0019】図2における3、4は(1−H0(z))によ
り作成した変換フィルタ(部分白色化フィルタ)であ
る。ところで、検出センサーがm個(図2ではm=2)
存在する場合にはm個の部分白色化フィルタ3,4より
白色雑音w(n)が求まる。そこで、それぞれに重みw1
2,・・・wm(但し、Σwi=1である)を付けて各
部分白色化フィルタ3,4より出力し、加算器7で加算
すれば、全検出センサーより唯一の白色雑音w(n)を得
ることができる。この白色雑音w(n)が騒音源から発生
する唯一の騒音信号と成り、適応信号処理における参照
信号とすることができる。予測係数h0(k)(k=1〜
M)は、予測残差に最小二乗法を適用して求めることが
できる。予測残差ε(n)の二乗の総和は次式 Ep=Σε2(n)=Σ{x(n)+Σh0(k)x(n-k)}2 (7) 但し、n=−∞〜+∞,k=1〜M で与えられ、Epを最小にする予測係数h0(k)は ∂Ep/∂h0(k)=0 (8) を満たすものである。従って、各予測係数について上式
が成立し、h0(k)(k=1〜M)を未知数とするM個の
式より各予測係数を求める。
【0020】図4は部分白色化フィルタの構成図であ
り、センサーの出力信号x(n)を順次1サンプリング時
間遅延する遅延素子8a1〜8aMと、各遅延素子の出力
信号x(n-1),x(n-2),・・・,x(n-M)に予測係数h
0(1),h0(2),・・・h0(M)を乗算する乗算器8b1
8bMと、各乗算器出力信号を加算する加算器8c1〜8
M -1と、加算器8c1の出力とセンサー出力x(n)を加
算する加算器8dと、重み付け乗算器8eを有してい
る。
【0021】(b) 第1実施例の全体の構成 図5は本発明にかかわる騒音キャンセルシステムの構成
図である。尚、独立の騒音源は1個であるとする。10
1a〜101bはs個(設例ではs=2)の検出センサ
ー、102a〜102bは検出信号x1(n),x2(n)を部
分白色化雑音w1(n),w2(n)にする部分白色化フィル
タ、103は各部分白色化フィルタの出力を合成して信
号x(n)を出力する合成部、104は合成部103から
出力される信号x(n)を参照信号として適応信号処理を
行う適応信号処理装置、105は適応信号処理装置から
出力される騒音キャンセル信号y(n)を入力されて騒音
キャンセル音を音響空間SSPに放射するキャンセル音
発生部(スピーカ)、106は観測点における騒音Sn
(n)と騒音キャンセル音Sc(n)との合成音を検出して適
応信号処理装置104にフィードバックする騒音検出部
(マイク)である。適応信号処理装置104は、適応信
号処理部104aと、デジタルフィルタ構成の適応フィ
ルタ104bと、参照信号x(n)にスピーカから騒音キ
ャンセル点までのキャンセル音伝搬系の伝搬特性(伝達
関数)を畳み込んでフィルタードX信号(信号処理用参
照信号)r(n)を作成するフィルタードX信号作成用フ
ィルタ104cを有している。
【0022】(c) 全体の動作 騒音検出センサー101a〜101bは検出信号x
1(n),x2(n)を部分白色化フィルタ102a〜102b
に入力し、部分白色化フィルタ102a〜102bはそ
れぞれ検出信号を部分白色化し、合成部103は各部分
白色化フィルタの出力信号w1(n),w2(n)を合成して白
色化された参照信号x(n)を発生する。適応信号処理装
置104は参照信号x(n)とマイク106より出力され
るエラー信号e(n)を用いて、該エラ−信号が最小とな
るように適応信号処理を行って騒音キャンセル信号y
(n)を出力する。すなわち、信号処理部104aは騒音
キャンセル点におけるエラー信号e(n)とフィルタ10
4cより入力される信号処理用参照信号(フィルタード
X信号)r(n)を用いてエラ−信号e(n)が最小となるよ
うに適応信号処理を行って適応フィルタ104bの係数
を決定する。適応フィルタ104bは適応信号処理部1
04aにより決定された係数に従って参照信号x(n)に
デジタルフィルタ処理を施して騒音キャンセル信号y
(n)を出力し騒音をキャンセルする。上記適応信号処理
が繰り返されると適応フィルタの係数が所定値に収束
し、雑音が効果的にキャンセルされる。
【0023】(B) 本発明の第2実施例 (a) 本発明の原理 図6に示すような入力数n、出力数nの多入力多出力系
を考察する。それぞれ周波数fの関数として入力Xn
(f)、出力Yn(f)、周波数応答特性Hnn(f)とすると、 Y1=H111+H122+・・・H1nXn Y2=H211+H222+・・・H2nXn (9) ・・・・・・ Yn=Hn11+Hn22+・・・HnnXn と表すことができる。ベクトルX,Y,行列Hを以下の
ように表現すると、 X=[X1,X2,・・・,XnT Y=[Y1,Y2,・・・,YnT
【0024】
【数1】 (9)式は、 Y=HX (10) と表される。ここで、入力信号X1〜Xn間のパワースペ
クトラムSxij(i番目の入力Xiからj番目の入力Xj
への相互スペクトラム)は、次式 Sxij=XiXj′ で求められる。(ここで ′は複素共役を表す)。これを
ベクトルと行列を用いて書き替えると
【0025】
【数2】 となる。ただし、Sxx(f)は相互スペクトル密度関数、
11,S22,・・・Snnはパワースペクトラム、Sij
(i≠j)は相互スペクトラムを表す。各入力信号間に
いかなる関連性を持たないものとすると、相互スペクト
ラムはすべて零となり、Sxxは対角行列となる。又、出
力信号Y1〜Yn間のパワースペクトラムSyij(i番目
の出力Yiからj番目の出力Yjへの相互スペクトラム)
は、次式 Syij=YiYj′ で求められる。これをベクトルと行列を用いて書き替え
ると
【0026】
【数3】 となる。ここで、肩添字のHは共役転置を表す。又、Sx
xは前述のように入力信号間のクロスパワースペクトラ
ム行列であり、Syyは出力信号間のクロスパワースペク
トラム行列である。対角線上の要素はパワースペクトラ
ム、それ以外の要素は相互スペクトラムを表す。
【0027】現実のシステムとして、自動車の走行時に
おいて車室内に発生するロードノイズを例として考えて
みると、ロードノイズの発生は路面の状態によりサスペ
ンションが加振され、その振動が騒音源となって車室内
に伝搬される。ここで、LMSなどの適応アルゴリズム
を用いた騒音キャンセルシステムを実現するためには車
室内における騒音とコヒーレンスな参照信号を得る必要
がある。ロードノイズの騒音源はサスペンション、ボデ
ィを経由して車室内に伝搬されるが、この騒音源を唯一
に特定することは難しく、複数の加速度センサーをサス
ペンションの各部に貼り付け、その出力と車室内騒音と
の多重コヒーレンスを評価することで騒音キャンセルシ
ステムに最適な参照信号を得ることになる。この時、各
センサー出力間の相互スペクトルは(11)式のn×nの行
列で表すことができる。尚、nはセンサー数である。
【0028】今、独立な騒音源の数をm個とすると、セ
ンサー数は最低m個あればすべての騒音源を検出するこ
とが可能となるが、現実には騒音源からセンサー取り付
け点間において所定の伝達特性を持ち、しかもその伝達
特性に零点が存在するなどの理由からセンサー数はn個
(n>m)必要となってくる。このような構成のセンサ
ーから得られる信号の相互スペクトルは(11)式で示すよ
うにn×nの行列で表わされるが、騒音源はm個であ
る。前述のように、S.M.PriceとR.J.Bernhardは、「n個
の測定された入力を持つが、m個のインコヒーレントな
騒音源しか持たないシステムは、線形変換によりm個の
インコヒーレントな仮想入力(バーチャルコヒーレンス)
の集まりで表現できる」ことを証明している。従って、
上記システム(m個の独立の騒音源、n個の騒音検出セ
ンサーを有するシステム)に、この文献で示される一連
の処理を施すことによって、m個のバーチャルコヒーレ
ンス(m個の独立騒音源の騒音信号)を求めることがで
きる。実際には、n個のバーチャルコヒーレンスが計算
されるが、n−m個のバーチャルコヒーレンスはほとん
ど0になり、出力に影響を及ぼさないことが確認されて
いる。
【0029】出力端に影響を及ぼすm個の騒音源(仮想
騒音源)における騒音のパワースペクトラムVnnは次式 Vnn=QnnHSxxQnn (13) により求められる。ただし、Qnnは、SxxSxxHの固有
ベクトルを列として求められるマトリクスである。マト
リクスVnnは以下のように対角化された行列となり、m
個(互いに独立な列の数=独立な騒音源の数)の対角要
素だけが値を持ち、
【0030】
【数4】 m個の独立な騒音源の騒音パワーV11〜Vmmは(14)式に
おける対角要素として与えられる。
【0031】以上より、マトリクスVnnを求めることで
出力端に影響を及ぼしているm個の騒音源の騒音パワー
11〜Vmmを特定することが可能となる。ここで、V11
〜Vmmをそれぞれ独立な騒音源のパワースペクトラムと
みなしてきた。これは、QH=Hとおけば、(13)式が入
力Sxxから出力Syyを求める(12)式に等しくなることで
簡単に理解できることである(HとQは共にn次の正方
行列)。従って、ここまでの演算でセンサーの出力がn
個からm(<n)に集約されたことになる。しかし、実
際のシステムにおいては、パワースペクトラムではなく
時系列のデータとして求めることが必要である。周波数
軸上での伝達特性マトリクスHはH=QHとして与えら
れているので、H=QHの各要素を逆フーリエ変換する
ことでFIR型フィルタの係数として求めることができ
る。そして、FIR型フィルタにセンサー出力を入力す
ることによりm個の騒音源の騒音信号が得られる。m個
の独立の騒音信号が求まれば、それぞれを参照信号とし
てm個の適応信号処理部で適応信号処理を行い、各適応
信号処理部の出力信号を合成して騒音キャンセル信号を
作成し、該騒音キャンセル信号をスピーカに入力して観
測点における騒音をキャンセルするように騒音キャンセ
ル音を出力する。
【0032】(b) 本発明の概略 図7は本発明の概略説明図である。まず、入力x(t)=
[x1(t),x2(t),・・・xn(t)]をフーリエ変換してX
=[X1,X2,・・・Xn]を求める(ステップ1)。つい
で、入力信号間の相互スペクトル密度関数Sxxを(11)式
により求める(ステップ2)。相互スペクトル密度関数
Sxxが求まれば、(14)式より対角化された騒音源のパワ
ースペクトラムVnnを求める(ステップ3)。この対角
化されたパワースペクトルVnnより騒音源のパワースペ
クトラムを計算し、かつ、独立の騒音源数mを求める
(ステップ4)。尚、独立の騒音源数は0でないパワー
スペクトラムVii(i=1〜m)の数である。
【0033】しかる後、現実のn個の入力(センサー出
力)からm個の騒音源の騒音信号を作り出す変換フィル
タh1,h2,・・・hmを決定する(ステップ5)。例
えば、x1(t),x2(t),x3(t)の3入力に対して騒音源を
求めた結果、2つの独立した騒音源があることが判断さ
れたとする。このとき、x1(t),x2(t),x3(t)の3入力
から1つの出力y1(t)を求める変換フィルタをh1とす
る。変換フィルタh1の出力y1(t)をフーリエ変換して
パワースペクトラムY1(f)を求めV1とする。このV1
騒音源の騒音パワーV11と等しくなるようにh1を決定
すれば、x1(t),x2(t),x3(t)の3入力を第1の騒音源
の騒音信号に変換するための第1変換フィルタh1が求
まったことになる。同様に、V2が騒音源の騒音パワー
22と等しくなるようにh2を決定すれば、x1(t),x
2(t),x3(t)の3入力を第2の騒音源の騒音信号に変換
するための第2変換フィルタh2が求まったことにな
る。この変換フィルタh1,h2は実時間内にその都度求
める必要は無く、予め決定した固定フィルタとすること
ができる。
【0034】以上により、変換フィルタが求まれば、図
8に示すように騒音キャンセルシステムを構成し、各変
換フィルタ出力のそれぞれを参照信号としてm個の適応
信号処理部で適応信号処理を行い、各適応信号処理部の
出力信号を合成して騒音キャンセル信号を作成し、該騒
音キャンセル信号をスピーカに入力して観測点における
騒音をキャンセルするようにキャンセル音を出力する
(ステップ6)。
【0035】(c) 第2実施例の騒音キャンセルシステム ・構成 図8は本発明の騒音キャンセルシステムの構成図であ
る。図中、101a,101b,101cは騒音源から
出力される騒音に応じた信号x1n,x2n,x3nを発生す
るセンサー(例えば車体振動を検出してロードノイズに
応じた信号を発生する加速度センサ)である。102
a,102bはセンサー検出信号x1n,x2n,x3nを入
力され、第1、第2の2つのインコヒーレントな仮想騒
音源の騒音x 1n′,x2n′を出力する変換フィルタ、1
03a,103b変換フィルタ102a,102bの出
力信号x1n′,x2n′をそれぞれ参照信号として入力さ
れ、LMS適応アルゴリズムに従った騒音キャンセル処
理(適応信号処理)を行う適応信号処理部である。各適
応信号処理部103a〜103bは同一の構成を有して
おり、従来の騒音キャンセルコントローラと同様に適応
信号処理部LMS、適応フィルタADF、フィルタード
X信号作成用のフィルタFXFを備えている。各適応信
号処理部LMSは騒音キャンセル点におけるエラー信号
enとフィルタFXFより出力される信号処理用参照信
号(フィルタードX信号)r1n,r2nを入力され、これら
信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャンセ
ルするように適応信号処理を行って適応フィルタADF
の係数を決定する。各適応フィルタADFは適応信号処
理部LMSにより決定された係数に従って参照信号x
1n′,x2n′にデジタルフィルタ処理を施して騒音キャ
ンセル信号y1n,y2nを出力する。
【0036】104は各騒音キャンセル処理部103a
〜103bから出力される騒音キャンセル信号y1n,y
2nを合成し、騒音(例えばロードノイズ)をキャンセル
するための騒音キャンセル信号ynを出力する加算器で
ある。105は騒音キャンセル信号ynをアナログの騒
音キャンセル信号に変換するDAコンバータ(DA
C)、106は騒音キャンセル信号を増幅するパワ−ア
ンプ、107は騒音キャンセル音Scを放射するキャン
セルスピ−カで、スピーカから出力されたキャンセル音
は2次音伝搬系(キャンセル音伝搬系)108を介して
騒音キャンセル点に到る。109は騒音キャンセル点
(観測点)に配置され、騒音Snとキャンセル音Scの合
成音を検出し、合成音信号をエラ−信号enとして出力
するエラ−マイク、110はエラー信号enを増幅する
マイクアンプ、111はマイクアンプ出力をデジタルに
変換するADコンバータ(ADC)である。
【0037】・動作 センサー101a〜101cの検出信号x1n,x2n,x
3nをそれぞれ変換フィルタ102a,102bに入力す
る。変換フィルタ102a,102bはこれらセンサー
検出信号x1n,x2n,x3nに所定のフィルタ処理を施し
て仮想騒音源の騒音x1n′,x2n′を作成して出力す
る。適応信号処理部103a,103bは変換フィルタ
102a,102bの出力信号(仮想騒音)x1n′,x
2n′をそれぞれ参照信号としてLMS適応アルゴリズム
に従った騒音キャンセル処理(適応信号処理)を行い、
騒音キャンセル信号y1n,y2nを出力する。加算器10
4は各騒音キャンセル処理部103a,103bから出
力される騒音キャンセル信号y1n,y2nを合成して騒音
(例えばロードノイズ)をキャンセルするための騒音キ
ャンセル信号ynを出力する。DAコンバータ105は
騒音キャンセル信号ynをアナログの騒音キャンセル信
号に変換し、パワーアンプ106は騒音キャンセル信号
を増幅してスピーカ107に入力し、該スピーカより騒
音キャンセル音Scを放射する。
【0038】スピーカから出力されたキャンセル音は2
次音伝搬系(キャンセル音伝搬系)108を介して騒音
キャンセル点(観測点)に到り、観測点における騒音を
キャンセルする。エラ−マイク109は騒音Snとキャ
ンセル音Scの合成音を検出し、合成音信号をエラ−信
号enとして、マイクアンプ、ADコンバータを介して
各適応信号処理部にフィードバックする。以後、上記動
作が繰り返されて最終的に観測点における騒音が相当量
キャンセルされる。以上、本発明を実施例により説明し
たが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従
い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除する
ものではない。
【0039】
【発明の効果】以上本発明によれば、複数の検出センサ
ーから出力される信号を部分白色化フィルタでそれぞれ
部分白色化し、各部分白色化フィルタから出力される部
分白色化信号を合成し、合成信号を参照信号として適応
信号処理部に入力し、適応信号処理部は騒音をキャンセ
ルするように騒音キャンセル信号を出力してスピーカよ
り騒音キャンセル音を出力するから、検出センサが複数
存在しても騒音キャンセル処理部を独立の騒音源数だけ
設けるだけで良く、システムの大型化及びコストアップ
を防止することができる。又、本発明によれば、n個の
センサー検出信号より独立のm(<n)個の騒音源にお
ける騒音信号を作成する変換フィルタを設け、該変換フ
ィルタから出力されるm個の信号をそれぞれ参照信号と
して適応信号処理を行なって騒音キャンセル音を出力し
て騒音をキャンセルするようにしたから、検出センサが
複数存在しても騒音キャンセル処理部を独立の騒音源数
だけ設けるだけで良く、システムの大型化及びコストア
ップを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの検出出力から1つの独立の騒音源の参照
信号を発生する構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の原理説明図である。
【図3】自己回帰モデル(ARモデル)の構成図であ
る。
【図4】白色化フィルタの構成図である。
【図5】本発明の第1実施例の騒音キャンセルシステム
の構成図である。
【図6】第2実施例の原理説明図である。
【図7】本発明の第2実施例の概略説明図である。
【図8】本発明の第2実施例の騒音キャンセルシステム
の構成図である。
【図9】従来の騒音キャンセル装置の構成図(周期性ノ
イズをキャンセルする場合)である。
【図10】適応フィルタの構成図である。
【図11】信号処理用フィルタの構成図である。
【図12】従来のロードノイズをキャンセルするための
騒音キャンセルシステムの構成図である。
【符号の説明】
101a,101b・・検出センサ 102a,102b・・部分白色化フィルタ 104・・適応信号処理部 105・・スピーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音をキャンセルする騒音キャンセルシ
    ステムにおいて、 複数の検出センサーと、 各検出センサーから出力される信号を部分白色化する部
    分白色化フィルタと、 各部分白色化フィルタから出力される信号を合成し、完
    全に白色化された信号を参照信号として出力する合成部
    と、 該参照信号を用いて適応信号処理を行う適応信号処理部
    と、 適応信号処理部の出力信号を騒音キャンセル信号として
    入力され、騒音キャンセル音を出力するキャンセル音発
    生部と、 観測点における騒音と騒音キャンセル音との合成音を検
    出して前記適応信号処理部にフィードバックする騒音検
    出部を有する騒音キャンセルシステム。
  2. 【請求項2】 m個の騒音源から発生する観測点におけ
    る騒音をキャンセルする騒音キャンセルシステムにおい
    て、 n(n>m)個の騒音検出センサーと、 n個のセンサー検出信号を入力され独立のm個の騒音源
    における騒音信号を作成する変換フィルタと、 変換フィルタから出力されるm個の信号をそれぞれ参照
    信号として適応信号処理を行うm個の適応信号処理部
    と、 各適応信号処理部の出力信号を合成した騒音キャンセル
    信号を入力されて騒音キャンセル音を出力するキャンセ
    ル音発生部と、 観測点における騒音と騒音キャンセル音との合成音を検
    出して前記適応信号処理部にフィードバックする騒音検
    出部を有する騒音キャンセルシステム。
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