JPH08162145A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH08162145A
JPH08162145A JP6302561A JP30256194A JPH08162145A JP H08162145 A JPH08162145 A JP H08162145A JP 6302561 A JP6302561 A JP 6302561A JP 30256194 A JP30256194 A JP 30256194A JP H08162145 A JPH08162145 A JP H08162145A
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gas
solid polymer
hole group
polymer electrolyte
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Hiroshi Kusunoki
啓 楠
Saneji Otsuki
実治 大槻
Yoshihiko Shindo
義彦 新藤
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Kansai Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単電池を積層してスタックを形成する際の押圧
が均一且つ安定である固体高分子電解質型燃料電池を得
る。 【構成】加圧板13と合体して加圧ガス室17を形成し
所定圧力のガスが内蔵される位置固定の加圧板保持器1
4と、しゅう動自在且つ気密に加圧板保持器に取り付け
られ加圧ガス室のガス圧によりスタックの端部をスタッ
クの積層方向に全体加圧する加圧板13を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固体高分子電解質型燃
料電池の構造に係り、特にスタックの積層および冷却の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】固体高分子電解質型燃料電池は固体高分
子電解質膜の二つの主面にそれぞれ電極であるアノード
とカソードを配して形成される。アノードまたはカソー
ドの各電極は電極基材上に電極触媒層を配している。固
体高分子電解質膜はスルホン酸基を持つポリスチレン系
の陽イオン交換膜をカチオン導電性膜として使用したも
の、フロロカーボンスルホン酸とポリビニリデンフロラ
イドの混合膜、あるいはフロロカーボンマトリックスに
トリフロロエチレンをグラフト化したものなどが知られ
ているが最近ではパーフロロカーボンスルホン酸膜を用
いて燃料電池の長寿命化を図ったものが知られるに至っ
た。
【0003】固体高分子電解質膜は分子中にプロトン
(水素イオン)交換基を有し、飽和に含水させることに
より常温で20Ω・cm以下の比抵抗を示しプロトン導
電性電解質として機能する。飽和含水量は温度によって
可逆的に変化する。電極基材は多孔質体で燃料電池の反
応ガス供給手段または反応ガス排出手段および集電体と
して機能する。アノード(燃料極)またはカソード(空
気極)の電極においては三相界面が形成され電気化学反
応が起こる。
【0004】アノードでは(1)式の反応が起こる。 H2 =2H+ +2e (1) カソードでは(2)式の反応が起こる。 1/2O2 +2H+ +2e=H2 O (2) つまりアノードにおいては系の外部より供給された水素
がプロトンと電子を生成する。生成したプロトンはイオ
ン交換膜中をカソードに向かって移動し電子は外部回路
を通ってカソードに移動する。一方カソードにおいては
系の外部より供給された酸素とイオン交換膜中をアノー
ドより移動してきたプロトンと外部回路より移動してき
た電子が反応し、水を生成する。
【0005】図8は従来の固体高分子電解質型燃料電池
の単電池を示す平面図である。アノード2およびカソー
ド3は厚さ100μmの固体高分子電解質膜1の両主面
に接して積層される。電極の厚さは300μmである。
電極は前述のように電極基材上に電極触媒層を配して構
成されるがこの電極触媒層は一般に微小な粒子状の白金
触媒と水に対する撥水性を有するフッ素樹脂から構成さ
れており、三相界面と反応ガスの効率的な拡散を維持す
るための細孔とが十分形成される。電極基材は前記触媒
層を支持する。
【0006】電極の配置された固体高分子電解質膜の外
側には反応ガスを外部から導いてアノードまたはカソー
ドに供給する一対の例えばカーボンからなるセパレータ
板5が設けられる。セパレータ板はその一方の主面に反
応ガスを導くガス流通溝4を備えるガス不透過性板であ
る。ガス流通溝の寸法は深さ1mm,幅員1mmであ
る。
【0007】図9は従来の固体高分子電解質型燃料電池
のスタックを示す側面図である。積層された単電池6は
その3枚毎に冷却板7により冷却される。集電板8は上
記電池集合体の電流を取り出す。電池集合体は締めつけ
板10と締めつけボルト11を用いて組み立てられる。
絶縁板9が集電板8と締めつけ板10との電気的絶縁を
図る。単電池6内では反応ガスは鉛直方向に流れる。
【0008】固体高分子電解質型燃料電池の運転温度は
固体高分子電解質膜の電気抵抗を小さくして発電効率を
高めるために通常50ないし100℃の温度で運転され
る。この単電池の発生する電圧は1V以下であるので、
実用上は電圧を高めるために前記単電池を複数個直列に
積層してスタックとして使用される。燃料電池では、一
般に発生電力にほぼ相当する熱量を熱として発生し、こ
の熱により単電池を多数積層したスタックにおいてはス
タック内に温度の分布が生じる。そこで、スタックで
は、冷却板を内蔵してスタックの温度を単電池の面方
向,積層方向にできるだけ均一になるようにする。ここ
で一般に冷却媒体としては水、空気等が用いられる。冷
却板は冷却媒体を供給することで余剰熱を除去して冷却
をする。
【0009】前述のとおり固体高分子電解質型燃料電池
では、電解質保持層である固体高分子電解質膜1を飽和
に含水させることにより膜の比抵抗が小さくなり、膜は
プロトン導電性電解質として機能する。したがって、固
体高分子電解質型燃料電池の発電効率を高く維持するた
めには、膜の含水状態を飽和状態に維持することが必要
である。膜の乾燥を防いで発電効率を維持するために、
反応ガスには水蒸気が添加され、膜からガスへの水の蒸
発が抑えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の固体高分子電解質型燃料電池にあってはカーボ
ンからなるセパレータ板は機械的に脆弱であるためにス
タックを形成して締めつけ板10と締めつけボルト11
を用いて単電池とセパレータ板を締めつけたときにセパ
レータ板に亀裂が発生し易く反応ガスがリークし易いと
いう問題があった。そこでセパレータ板を金属材料で構
成しようとすると軽量かつコンパクトな構造を達成する
ためには曲げ剛性の小さい金属を使用しなければならず
高い寸法精度の加工が困難となり、加工工数が増大して
製造コストが増すという問題があった。
【0011】また従来の固体高分子電解質型燃料電池で
は複数個の単電池毎に冷却板が設けられているために単
電池毎の温度の均一化を図ることは困難であった。さら
に従来の固体高分子電解質型燃料電池では締めつけ板1
0と締めつけボルト11を用いて単電池とセパレータ板
を締めつけたときに締めつけボルト11の締結が一様で
ないために固体高分子電解質膜1とアノード2またはカ
ソード3の両電極を均一に加圧できない上に長時間の運
転ではクリープにより締めつけボルト11の加圧力が低
下するという問題があった。
【0012】この発明は上述の点に鑑みてなされその目
的はスタックの締めつけ構造,セパレータ構造に改良を
加え、安定且つ均一なスタックの締めつけが可能であ
り、さらにスタックの温度分布が均一で経済性にも優れ
る固体高分子電解質型燃料電池を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的は第一の発明
によれば固体高分子電解質膜とその両面に配設された電
極からなる固体高分子膜/電極接合体を反応ガス流路群
を備えた二つのセパレータで挟んで単電池を構成すると
ともに該単電池を複数個積層してスタックを形成し、前
記スタックに燃料ガスと酸化剤ガスの反応ガスおよび冷
却水を供給する固体高分子電解質型燃料電池において、
加圧板と合体して加圧ガス室を形成し所定圧力のガスが
内蔵される位置固定の加圧板保持器と、しゅう動自在且
つ気密に加圧板保持器に取り付けられ加圧ガス室のガス
圧によりスタックの端部をスタックの積層方向に全体加
圧する加圧板を備えるとすることにより達成される。
【0014】また第二の発明によれば固体高分子電解質
膜とその両面に配設された電極からなる固体高分子膜/
電極接合体を反応ガス流路群を備えた二つのセパレータ
で挟んで単電池を構成するとともに該単電池を複数個積
層してスタックを形成し、前記スタックに燃料ガスと酸
化剤ガスの反応ガスおよび冷却水を供給する固体高分子
電解質型燃料電池において、凹凸の波形成型により金属
板の中央部に設けられた波形溝と、該波形溝の周辺に設
けられた酸化剤ガスと燃料ガスと冷却水の各導入孔群
と、反応ガス流路群の周辺に設けられた酸化剤ガスと燃
料ガスと冷却水の各排出孔群を有する金属セパレータ
と、前記金属セパレータの導入孔群と排出孔群に対応し
て導入孔群と排出孔群が設けられるとともに燃料ガス導
入孔と燃料ガス排出孔にセパレータの波形溝に連通する
切り欠き溝を備え、金属セパレータの波形溝の周辺にお
いて、固体高分子膜/電極接合体と第一の金属セパレー
タの間に、導入孔群と排出孔群をセパレータのものと一
致させて介挿される第一のガスパッキンと、前記金属セ
パレータの導入孔群と排出孔群に対応して導入孔群と排
出孔群が設けられるとともに酸化剤ガス導入孔と酸化剤
ガス排出孔にセパレータの波形溝に連通する切り欠き溝
を備え、金属セパレータの波形溝の周辺において、固体
高分子膜/電極接合体と第二の金属セパレータの間に、
導入孔群と排出孔群をセパレータのものと一致させて介
挿される第二のガスパッキンと、前記金属セパレータの
導入孔群と排出孔群に対応して導入孔群と排出孔群が設
けられるとともに冷却水導入孔と冷却水排出孔にセパレ
ータの波形溝に連通する切り欠き溝を備え、金属セパレ
ータの波形溝の周辺において、第二の金属セパレータと
前記第二のセパレータに隣接する単電池を構成する第三
の金属セパレータの間に、導入孔群と排出孔群をセパレ
ータのものと一致させて介挿される冷却水パッキンを備
えるとすることにより達成される。
【0015】上述の第二の発明において金属セパレータ
は表面が金メッキまたは銀メッキされていること、金属
セパレータは周辺部がガスパッキンまたは冷却水パッキ
ン保持用に突起を有していること、またはパッキンの切
り欠き溝は凹部に膜加圧弁を装着するとすることが有効
である。
【0016】
【作用】加圧板は加圧ガス室のガス圧により押圧されて
しゅう動するからスタックは均等に加圧される。またガ
ス圧はガス室の体積変動に比例するから締結棒のクリー
プがあってもガス圧の変動は僅少でありスタックは安定
に押圧される。金属板に凹凸の波形溝を設ける構造にす
ると波形成型により高精度,コンパクト且つ安価な金属
セパレータが製造できる。
【0017】金属セパレータの中央部に波形溝を設ける
構造とすると、金属セパレータの波形溝の一方の主面に
は反応ガスを、他方の主面には冷却水を流すことができ
単電池毎の冷却が可能となる。金属セパレータは表面が
金メッキまたは銀メッキされていると他の金属パッキン
との間,金属パッキンと固体高分子膜/電極接合体との
間または金属パッキンと膜押さえ弁との間の接触抵抗が
小さくなる。
【0018】金属セパレータは周辺部がガスパッキンま
たは冷却水パッキン保持用に突起を有しているとガスパ
ッキンや冷却水パッキンを金属セパレータの間に保持す
ることが容易になる。パッキンの切り欠き溝は凹部に膜
加圧弁を装着するとスタックを加圧板により押圧すると
きに切り欠き溝の流体流路が閉塞することを防止する。
【0019】
【実施例】次にこの発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1はこの発明の実施例に係る固体高分子電解質型
燃料電池を示す断面図である。単電池6の複数個が集電
板8,絶縁板9,分配板18を介して加圧板13により
押圧されスタックを形成する。加圧板13はOリング1
6を介して加圧板保持器14に気密に且つしゅう動自在
に取り付けられる。加圧板保持器14と加圧板13は加
圧ガス室17を形成する。加圧ガス室17の加圧板保持
器14は締結棒15により所定の位置に固定される。
【0020】分配板18には燃料ガス入口19A,酸化
剤ガス入口20A,冷却水入口21Aが設けられ、スタ
ック内の燃料ガス導入孔19C,酸化剤ガス導入孔20
C,冷却水導入孔21Cにそれぞれ連通する。同様に分
配板18には燃料ガス出口19B,酸化剤ガス出口20
B,冷却水出口21Bが設けられ、スタック内の燃料ガ
ス排出孔19D,酸化剤ガス排出孔20D,冷却水排出
孔21Dにそれぞれ連通する。
【0021】スタック内の燃料ガス導入孔19C,酸化
剤ガス導入孔20C,冷却水導入孔21Cはそれぞれ単
電池のアノード半電池,カソード半電池,単電池と単電
池の間を介してスタック内の燃料ガス排出孔19D,酸
化剤ガス排出孔20D,冷却水排出孔21Dに連通す
る。単電池の詳細は次図以下に示される。
【0022】加圧ガス室17内のガス圧は所定値に保持
される。加圧板13はガス圧に応じて加圧板保持器14
の内部をしゅう動する。加圧板13はスタックの端部の
全体をその積層方向に均等に押圧する。図2はこの発明
の実施例に係る固体高分子電解質型燃料電池につき積層
された単電池を示す金属セパレータに関する透視図であ
る。
【0023】図3はこの発明の実施例に係る固体高分子
電解質型燃料電池につき図2に示す積層された単電池の
A―A矢視断面図である。図4はこの発明の実施例に係
る固体高分子電解質型燃料電池につき図2に示す積層さ
れた単電池のB―B矢視断面図である。金属セパレータ
28は金属薄板を用い波形のプレス成型により中央部に
波形溝22を設けて高精度,コンパクト且つ安価に作成
される。二つの金属セパレータ28の間にガスパッキン
25Aと固体高分子膜/電極接合体27とガスパッキン
25Bが挟まれて一つの単電池が構成される。C×Cの
部分に固体高分子膜/電極接合体27の電極が存在す
る。一つの金属セパレータ28とガスパッキン25Aと
固体高分子膜/電極接合体27はカソード半電池を構成
し、他の金属セパレータ28とガスパッキン25Bと固
体高分子膜/電極接合体27はアノード半電池を構成す
る。ガスパッキン25A,ガスパッキン25Bは波形溝
22の周辺部に配置される。ガスパッキン25Aはガス
パッキンの切り欠き溝24A,24Dを備えカソード半
電池のシールとカソード半電池に対する酸化剤ガスの分
配と排出を行う。ガスパッキン25Bはガスパッキンの
切り欠き溝24B,24Eを備えアノード半電池のシー
ルとアノード半電池に対する燃料ガスの分配と排出を行
う。
【0024】前記単電池と異なる単電池が前記単電池に
積層される。この単電池の積層によりスタックが形成さ
れる。複数の単電池相互の間には冷却水パッキン25C
が配置される。冷却水パッキン25Cには冷却水パッキ
ンの切り欠き溝24C,24Fが設けられ、単電池相互
間のシールと単電池相互間への冷却水の分配と排出を行
う。
【0025】金属セパレータ28とガスパッキン25A
とガスパッキン25Bと冷却水パッキン25Cにはそれ
ぞれ酸化剤ガス導入孔20C,燃料ガス導入孔19C,
冷却水導入孔21Cおよび酸化剤ガス排出孔20D,燃
料ガス排出孔19D,冷却水排出孔21Dが金属セパレ
ータ28,ガスパッキン25A,ガスパッキン25B,
冷却水パッキン25C間で穿孔位置を一致させて形成さ
れる。
【0026】波形溝の周辺に設けられた酸化剤ガス,燃
料ガス,冷却水の各導入孔群は、波形溝の周辺の異なる
位置に設けられた酸化剤ガス,燃料ガス,冷却水の各排
出孔群とマニホルド23A、波形溝22の転じた酸化剤
ガス流路30,燃料ガス流路29または冷却水流路31
の各流路、マニホルド23Bを介して連通する。各単電
池の金属セパレータは固定ピン26により結合される。
【0027】図5はこの発明の実施例に係る固体高分子
電解質型燃料電池の膜押さえ弁を示す斜視図である。ガ
スパッキン25A,25B,冷却水パッキン25Cの各
切り欠き溝には膜押さえ弁35が載置される。膜押さえ
弁35は金属セパレータ接触面38と固体高分子膜/電
極接合体接触面37を持ち流体流路36を持つ。膜押さ
え弁35は切り欠き溝が加圧ガス室の加圧により閉塞さ
れるのを防止し反応ガスまたは冷却水の自由な流通を確
保する。またガスパッキン25A,25Bの周辺にはス
ペーサ34が配置される。スペーサ34は固体高分子膜
/電極接合体27を所定の厚さに保持する。
【0028】図6はこの発明の異なる実施例に係る固体
高分子電解質型燃料電池のガスパッキンを示す平面図で
ある。このガスパッキンはアノード半電池用である。図
7はこの発明の異なる実施例に係る固体高分子電解質型
燃料電池のガスパッキンを示す平面図である。このガス
パッキンはカソード半電池用である。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば加圧板保持器と、加圧
板により形成される加圧ガス室のガス圧により加圧板を
スタックの積層方向に全体的にしゅう動させるので、ス
タックが均一且つ安定に押圧され、スタック積層におけ
る接触抵抗に起因する内部抵抗の低減、反応ガスや冷却
水のシールの確実化がもたらされ特性と信頼性に優れる
固体高分子電解質型燃料電池が得られる。
【0030】また凹凸の波形成型により金属板の中央部
に波形溝を有する金属セパレータの一方の面に反応ガス
を他方の面に冷却水を流通させるので、スタックの単電
池毎に冷却が可能となり、温度分布が良好で且つ経済性
にも優れる固体高分子電解質型燃料電池が得られる。金
属セパレータは表面が金メッキまたは銀メッキされてい
ると他の金属パッキンとの間,金属パッキンと固体高分
子膜/電極接合体との間または金属パッキンと膜押さえ
弁との間の接触抵抗が小さくなり内部抵抗の小さい固体
高分子電解質型燃料電池が得られる。
【0031】金属セパレータは周辺部がガスパッキンま
たは冷却水パッキン保持用に突起を有しているとガスパ
ッキンや冷却水パッキンを金属セパレータの間に保持す
ることが容易になり反応ガスや冷却水のシールが確実な
固体高分子電解質型燃料電池が得られる。パッキンの切
り欠き溝は凹部に膜加圧弁を装着するとスタックを加圧
板により押圧するときに切り欠き溝の流体流路が閉塞す
ることを防止し所要の反応ガスや冷却水の流通が確実と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る固体高分子電解質型燃
料電池を示す断面図
【図2】この発明の実施例に係る固体高分子電解質型燃
料電池につき積層された単電池を示す金属セパレータに
関する透視図
【図3】この発明の実施例に係る固体高分子電解質型燃
料電池につき図2に示す積層された単電池のA―A矢視
断面図
【図4】この発明の実施例に係る固体高分子電解質型燃
料電池につき図2に示す積層された単電池のB―B矢視
断面図
【図5】この発明の実施例に係る固体高分子電解質型燃
料電池の膜押さえ弁を示す斜視図
【図6】この発明の異なる実施例に係る固体高分子電解
質型燃料電池のガスパッキンを示す平面図
【図7】この発明の異なる実施例に係る固体高分子電解
質型燃料電池のガスパッキンを示す平面図
【図8】従来の固体高分子電解質型燃料電池の単電池を
示す平面図
【図9】従来の固体高分子電解質型燃料電池のスタック
を示す側面図
【符号の説明】
1 固体高分子電解質型燃料電池 2 アノード 3 カソード 4 ガス流通孔 5 セパレータ板 6 単電池 7 冷却板 8 集電板 9 絶縁板 10 締めつけ板 11 締めつけボルト 12 スタック 13 加圧板 14 加圧板保持器 15 締結棒 16 Oリング 17 加圧ガス室 18 分配板 19A 燃料ガス入口 19B 燃料ガス出口 19C 燃料ガス導入孔 19D 燃料ガス排出孔 20A 酸化剤ガス入口 20B 酸化剤ガス出口 20C 酸化剤ガス導入孔 20D 酸化剤ガス排出孔 21A 冷却水入口 21B 冷却水出口 21C 冷却水導入孔 21D 冷却水排出孔 22 波形溝 23A マニホルド 23B マニホルド 24A ガスパッキンの切り欠き溝 24B ガスパッキンの切り欠き溝 24C 冷却水パッキンの切り欠き溝 24D ガスパッキンの切り欠き溝 24E ガスパッキンの切り欠き溝 24F 冷却水パッキンの切り欠き溝 25A ガスパッキン 25B ガスパッキン 25C 冷却水パッキン 26 固定ピン 27 固体高分子膜/電極接合体 28 金属セパレータ 29 燃料ガス流路 30 酸化剤ガス流路 31 冷却水流路 34 スペーサ 35 膜押さえ弁 36 流体流路 37 固体高分子膜/電極接合体接触面 38 金属セパレータ接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新藤 義彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体高分子電解質膜とその両面に配設され
    た電極からなる固体高分子膜/電極接合体を反応ガス流
    路群を備えた二つのセパレータで挟んで単電池を構成す
    るとともに該単電池を複数個積層してスタックを形成
    し、前記スタックに燃料ガスと酸化剤ガスの反応ガスお
    よび冷却水を供給する固体高分子電解質型燃料電池にお
    いて、加圧板と合体して加圧ガス室を形成し所定圧力の
    ガスが内蔵される位置固定の加圧板保持器と、しゅう動
    自在且つ気密に加圧板保持器に取り付けられ加圧ガス室
    のガス圧によりスタックの端部をスタックの積層方向に
    全体加圧する加圧板を備えることを特徴とする固体高分
    子電解質型燃料電池。
  2. 【請求項2】固体高分子電解質膜とその両面に配設され
    た電極からなる固体高分子膜/電極接合体を反応ガス流
    路群を備えた二つのセパレータで挟んで単電池を構成す
    るとともに該単電池を複数個積層してスタックを形成
    し、前記スタックに燃料ガスと酸化剤ガスの反応ガスお
    よび冷却水を供給する固体高分子電解質型燃料電池にお
    いて、凹凸の波形成型により金属板の中央部に設けられ
    た波形溝と、該波形溝の周辺に設けられた酸化剤ガスと
    燃料ガスと冷却水の各導入孔群と、波形溝の周辺の異な
    る位置に設けられた酸化剤ガスと燃料ガスと冷却水の各
    排出孔群を有する金属セパレータと、前記金属セパレー
    タの導入孔群と排出孔群に対応して導入孔群と排出孔群
    が設けられるとともに燃料ガス導入孔と燃料ガス排出孔
    にセパレータの波形溝に連通する切り欠き溝を備え、金
    属セパレータの波形溝の周辺において、固体高分子膜/
    電極接合体と第一の金属セパレータの間に、導入孔群と
    排出孔群をセパレータのものと一致させて介挿される第
    一のガスパッキンと、 前記金属セパレータの導入孔群と排出孔群に対応して導
    入孔群と排出孔群が設けられるとともに酸化剤ガス導入
    孔と酸化剤ガス排出孔にセパレータの波形溝に連通する
    切り欠き溝を備え、金属セパレータの波形溝の周辺にお
    いて、固体高分子膜/電極接合体と第二の金属セパレー
    タの間に、導入孔群と排出孔群をセパレータのものと一
    致させて介挿される第二のガスパッキンと、 前記金属セパレータの導入孔群と排出孔群に対応して導
    入孔群と排出孔群が設けられるとともに冷却水導入孔と
    冷却水排出孔にセパレータの波形溝に連通する切り欠き
    溝を備え、金属セパレータの波形溝の周辺において、第
    二の金属セパレータと前記第二のセパレータに隣接する
    単電池を構成する第三の金属セパレータの間に、導入孔
    群と排出孔群をセパレータのものと一致させて介挿され
    る冷却水パッキンを備えることを特徴とする固体高分子
    電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】請求項2記載の燃料電池において、金属セ
    パレータは表面が金メッキまたは銀メッキされてなるこ
    とを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
  4. 【請求項4】請求項2記載の燃料電池において、金属セ
    パレータは周辺部がガスパッキンまたは冷却水パッキン
    保持用に突起を有することを特徴とする固体高分子電解
    質型燃料電池。
  5. 【請求項5】請求項2記載の燃料電池において、パッキ
    ンの切り欠き溝は凹部に膜加圧弁を装着してなることを
    特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
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