JPH08163075A - Ofdm変調方式通信装置 - Google Patents

Ofdm変調方式通信装置

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JPH08163075A
JPH08163075A JP6329708A JP32970894A JPH08163075A JP H08163075 A JPH08163075 A JP H08163075A JP 6329708 A JP6329708 A JP 6329708A JP 32970894 A JP32970894 A JP 32970894A JP H08163075 A JPH08163075 A JP H08163075A
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JP
Japan
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data
signal
synchronization
part signal
fft
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JP6329708A
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English (en)
Inventor
Tomonori Tanaka
友教 田中
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各シンボルごとに同期調整を行うことがで
き、且つ音声データの伝送効率を向上させることができ
るOFDM変調方式の通信装置を提供すること。 【構成】 符号化器2によって各シンボルごとに2bi
tの同期データを付加したデータを、IFFT処理装置
3によってOFDM変調し、D/A変換手段4によって
アナログ変換し、直交変調手段5、RF変調手段6によ
って送信する。受信部17で、直交復調手段7、RF変
調手段8によってベースバンドのOFDM信号に復調
し、A/D変換手段9によってディジタル変換し、FF
T処理装置10によって元のデータにOFDM復調す
る。同期制御手段12によって、同期データ受信機11
によって抽出された、OFDM復調された同期データの
値と予め記憶してある正規の同期データの値を比較し、
FFT処理における位相差を算出し、当該位相差を補正
することによって同期調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直交周波数分割多重
(以下、単にOFDMと称する)変調方式によって送受
信を行うOFDM変調方式通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OFDM変調方式はその名前が示す通
り、周波数成分が互いに直交関係にある多数の搬送波を
用いる変調方式で、データを符号化し、符号化されたデ
ータを各搬送波に割り当てることにより、各搬送波を変
調し、変調された各搬送波から成る周波数領域のディジ
タル信号を、逆フーリエ変換(IFFT)によって時間
領域のディジタル信号に変換し、当該ディジタル信号を
D/A変換することによって実行される変調方式であ
る。復調時は、A/D変換し、フーリエ変換(FFT)
を行えば、各搬送波に割り当てられた、符号化されたデ
ータが得られる。
【0003】このようなOFDM変調方式を採用した通
信システムとしては、主に欧州等を中心に開発が進めら
れているデジタル音声放送(以下、単にDABと称す
る)が上げられる。
【0004】DABにおけるOFDM変調方式では、2
bitデータに1つの搬送波を割り当てることにより、
各搬送波はQPSK(quadrature phase shift keying
)変調されるのでQPSK−OFDM変調方式と称す
る。この他にディジタルテレビ放送において、8値PS
K−OFDM、64値QAM−OFDM等も実験されて
いる。
【0005】OFDM変調方式では、FFTのポイント
数が搬送波の本数になる。前記DAB規格では搬送波は
512本である。従って、一度に512×2=1024
bitの伝送が可能である。この伝送単位をシンボルと
称している。またシンボルが数百個程度集まったものを
フレームと呼んでいる。
【0006】同期調整は通常、同期調整用のデータから
成る同期シンボル数個を1フレームの先頭に付加するこ
とによって行われる。前記DAB規格では300シンボ
ル中3シンボル程度を同期シンボルとして使用してい
る。そして、受信側において、FFTされた同期データ
の実数部および虚数部の振幅と予め保持されている正規
の同期データの振幅(実際に送信側においてセットされ
た同期データの振幅)を比較し、FFTの際の同期位相
差を算出し、当該同期位相差に応じてFFTタイミング
を調整することにとって同期をとる。具体的には、同期
位相差をθ、実際に送信された同期データの実数部振幅
を|SYNC(real)|、虚数部振幅を|SYNC(imag
e) |、またFFTされた同期データの実数部振幅を|
SYNC´(real)|、虚数部振幅を|SYNC´(imag
e) |とすると、 |SYNC´(real)|=|SYNC(real)|cosθ−
|SYNC(image) |sinθ |SYNC´(image) |=|SYNC(image) |cos
θ+|SYNC(real)|sinθ となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなOFDM変調方式通信装置によれば、同期シンボ
ルを1フレームの先頭に付加しているため、フレーム単
位でしか同期調整ができず、各フレームの先頭にある同
期シンボルが入力されるまで受信を開始することができ
ないという問題があった。もしも、各シンボルごとに同
期調整を行おうとした場合は、受信した各シンボルのデ
ータから位相差を推測するための、大規模な回路を用い
た複雑なアルゴリズムを必要としていた。
【0008】また、同期シンボル中のデータは全て同期
用のデータで構成されるため、同期データの1フレーム
に占める割合は無視できないほど大きく、全体のデータ
伝送レートを一定と考えると同期シンボルを付加した
分、音声データの伝送レートが低下してしまうという問
題があった。1シンボルを構成するデータ数が多いほど
音声データ伝送レートの低下は著しくなるが、現在の技
術動向としてはIFFTの処理能力を上げることによ
り、1シンボル中のデータ数を多くする傾向にあり、こ
の問題は今後益々顕著になることが予想される。例えば
DABにおいては、1シンボルは1024ビットのデー
タで構成され、300シンボル中に3シンボル程度を同
期シンボルとして使用しているので、1フレーム中3×
1024ビットを同期用に使用し、伝送データ全体に占
める同期データの比率は3%程度と大きな値になってし
まう。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複雑なアルゴリズム
を用いること無くシンボルごとに同期調整ができ、同期
データを付加することによる音声データの伝送効率劣化
を低減することができるOFDM変調方式通信装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、音声データに同期データを付加たシリアル
データをパラレルデータに変換して出力する符号化器
と、当該パラレルデータを実数部信号および虚数部信号
に変換するIFFT処理装置と、当該実数部信号および
虚数部信号をそれぞれアナログ変換するD/A変換手段
と、当該アナログ変換された実数部信号および虚数部信
号をOFDM変調信号に直交変調する直交変調手段と、
当該OFDM変調信号を送信するRF変調手段とを有す
る送信部、並びに、送信されたOFDM変調信号を受信
するRF復調手段と、当該受信されたOFDM変調信号
を実数部信号および虚数部信号に直交復調する直交復調
手段と、当該直交復調された実数部信号および虚数部信
号をそれぞれディジタル変換するA/D変換手段と、当
該ディジタル変換された実数部信号および虚数部信号を
パラレルデータに変換するFFT処理装置と、当該パラ
レルデータから同期データを抽出する同期データ受信器
と、当該抽出された同期データと予め保持してある正規
の同期データに基づいて前記FFT処理装置における同
期位相差を算出し、当該同期位相差をゼロにするように
当該FFT処理装置に同期制御信号を与える同期制御手
段と、前記同期データ受信器を介したパラレルデータを
音声データに復号化する音声データ復号化器とを有する
受信部によって構成されている。
【0011】
【作用】このような構成を有する本発明のOFDM変調
方式通信装置によれば、符号化器は音声データに2bi
tの同期データを加えて1シンボルのシリアルデータを
作成し、1シンボルのデータを隣り合う2bitずつの
組に分け、各組に周波数の異なる搬送波を割り当てるこ
とにより、1シンボルのシリアルデータをパラレルデー
タに変換してIFFT処理装置に与え、IFFT処理装
置はパラレルデータから周波数系列の実数部信号および
虚数部信号をセットし、当該周波数系列の実数部信号お
よび虚数部信号にIFFT処理を施すことによって時系
列の実数部信号と虚数部信号に変換してD/A変換手段
に与える。
【0012】当該時系列の実数部信号と虚数部信号は、
D/A変換手段によってアナログ信号に変換され、不要
な高調波成分が除去されて直交変調手段に与えられ、直
交変調手段によって直交変調されて中間周波数のOFD
M変調信号としてRF変調手段に与えられ、RF変調手
段によって送信周波数(RF)のOFDM変調信号に変
換されて送信される。
【0013】当該送信されたOFDM変調信号はRF復
調手段によって受信されて中間周波数のOFDM変調信
号に復調され、直交復調手段によって実数部信号と虚数
部信号に直交復調されてA/D変換手段に与えられ、当
該直交復調された実数部信号および虚数部信号はA/D
変換手段よって不要な高調波成分を除去され、それぞれ
ディジタル信号に変換され、FFT処理装置に与えられ
る。
【0014】FFT処理装置は当該ディジタル変換され
た実数部信号および虚数部信号にFFT処理を施すこと
によって、パラレルデータに変換して同期データ受信器
に与える。同期データ受信器は当該パラレルデータから
同期データを抽出して同期制御手段に与えるとともに、
音声データのみとなったパラレルデータを音声データ復
号化器に与える。音声データ復号化器は当該音声データ
のみとなったパラレルデータを音声データに復号化す
る。
【0015】同期制御手段は、当該抽出された同期デー
タと予め保持してある正規の同期データに基づいて前記
FFT処理装置における同期位相差を算出し、当該同期
位相差をゼロにするように当該FFT処理装置に同期制
御信号を与える。当該同期制御信号に応じて、FFT処
理装置においてFFTタイミングを調整することにより
同期をとることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明のOFDM変調
方式通信装置のDABにおける実施例について説明す
る。
【0017】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1において当該OFDM変調方式通
信装置は、音声データをQPSK−OFDM変調して送
信する送信部1と、送信部1から送信されたQPSK−
OFDM変調信号を復調して音声データを得る受信部1
7から構成されている。
【0018】送信部1は、図示しない音声データ出力部
より入力された音声データに同期データを付加し、音声
データと同期データから成る1シンボル分のデータを、
隣り合う2bitずつの組に分け、各組に周波数の異な
る搬送波を割り当てることによりパラレルデータに変換
して出力する符号化器2と、当該パラレルデータに応じ
て、各搬送波から成る周波数系列の実数部信号および虚
数部信号をセットし、当該周波数系列の実数部信号およ
び虚数部信号を時系列の実数部信号および虚数部信号に
変換するIFFT処理装置3と、当該時系列の実数部信
号および虚数部信号をアナログ信号に変換し、補間処理
を行うD/A変換手段4と、当該アナログ変換された実
数部信号および虚数部信号を直交変調することにより、
中間周波数のOFDM変調信号を出力する直交変調手段
5と、当該中間周波数のOFDM変調信号を、送信周波
数に変換して送信するRF変調手段6とを有している。
【0019】D/A変換手段4は、IFFT処理装置3
より入力された時系列の実数部信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器21と、当該アナログ変換された実
数部信号に補間処理を与えて出力するLPF23と、I
FFT処理装置3より入力された時系列の虚数部信号を
アナログ信号に変換するD/A変換器22と、当該アナ
ログ変換された虚数部信号に補間処理を与えて出力する
LPF24によって構成されている。
【0020】直交変調手段5は、中間周波(IF)正弦
波を出力するIF発信器25と、当該IF正弦波の位相
を90度遅相させて出力する90度移相器26と、D/
A変換手段4より入力された実数部信号とIF発信器2
5より入力されたIF正弦波を乗算して出力する乗算器
27と、D/A変換手段4より入力された虚数部信号と
90度移相器26より入力されたIF正弦波を乗算して
出力する乗算器28と、乗算器27より入力された信号
と乗算器28より入力された信号を加算して出力する加
算器29によって構成されている。
【0021】RF変調手段6は、RF正弦波を出力する
RF発信器30と、当該RF正弦波と直交変調手段5よ
り入力されたOFDM変調信号を乗算して出力する乗算
器31と、乗算器31より入力された信号に送信帯域以
外を制限する帯域制限を与えるBPF32によって構成
されている。
【0022】受信部17は、送信されたOFDM変調信
号を受信し、中間周波数に変換して出力するRF復調手
段7と、当該中間周波数のOFDM変調信号を直交復調
し、実数部信号と虚数部信号を出力する直交復調手段8
と、当該実数部信号と虚数部信号から不要な高調波成分
を除去し、それぞれの信号をディジタル信号に変換する
A/D変換手段9と、当該ディジタル変換された時系列
の実数部信号および虚数部信号を周波数系列の実数部信
号および虚数部信号に変換するFFT処理を行い、当該
周波数系列の実数部信号および虚数部信号に基づいてパ
ラレルデータを出力し、当該FFT処理のタイミングを
後述する同期制御手段12から入力される同期制御信号
に応じて可変するFFT処理装置10と、FFT処理装
置10より入力されたパラレルデータから同期データを
抽出することにより同期データと音声データを別々に出
力する同期データ受信器11と、当該抽出された同期デ
ータと予め保持してある正規の同期データとを比較する
ことにより、正規の同期データに対する受信された同期
データの位相差、つまりFFT処理装置10における同
期位相差を算出し、当該同期位相差をゼロにするように
FFTを行うタイミングを制御する同期制御信号をFF
T処理装置10に送る同期制御手段12と、同期データ
受信器11より入力された音声データを復号化し、図示
しない音声出力部に送る音声データ復号化器13とを有
している。
【0023】RF復調手段7は、送信周波数帯域の信号
のみ通過させることによって、送信されたOFDM変調
信号を出力するBPF33と、RF正弦波を出力するR
F発信器34と、BPF33より入力されたOFDM変
調信号とRF発信器34から入力されたRF正弦波を乗
算することにより、中間周波数のOFDM変調信号を出
力する乗算器35によって構成されている。
【0024】直交復調手段8は、IF正弦波を出力する
IF発信器36と、IF発信器25より入力されたIF
正弦波の位相を90度遅相させて出力する90度移相器
37と、RF復調手段7から入力された中間周波数のO
FDM変調信号とIF発信器36から入力されたIF正
弦波を乗算することにより、実数部信号を出力する乗算
器38と、RF復調手段7から入力された中間周波数の
OFDM変調信号と90度移相器37から入力されたI
F正弦波を乗算することにより、虚数部信号を出力する
乗算器39によって構成されている。
【0025】A/D変換手段9は、直交復調手段8より
入力された実数部信号から不要な高調波成分を除去する
LPF40と、LPF40より入力された実数部信号を
ディジタル信号に変換するA/D変換器42と、直交復
調手段8より入力された虚数部信号から不要な高調波成
分を除去するLPF41と、LPF41より入力された
虚数部信号をディジタル信号に変換するA/D変換器4
3によって構成されている。
【0026】同期制御手段12はデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)によって構成することができ、送信部
1においてセットされた同期データの値が正規の同期デ
ータとして予め図示しない内部ROMに記憶されてい
る。
【0027】次に動作について説明する。符号化器2は
図示しない音声データ出力部より入力された音声データ
を下記のように符号化する。前述のように1024bi
tのデータを1シンボルとしてOFDM変調の単位とす
るので、シリアルに入力される音声データに2bitの
同期データを加え、2bitの同期データと1022b
itの音声データによって1シンボルのシリアルデータ
を作成する。次に1シンボルの各データを隣り合う2b
itずつ512組に分け、各組に512本の周波数の異
なる搬送波を割り当てることにより、1シンボルのシリ
アルデータを1024本のパラレルデータに変換しIF
FT処理装置3に送る。尚この際前記2bitの同期デ
ータは1組となっており、1つの搬送波が割り当てられ
る。
【0028】1シンボル分の各データをd(n)、d
(n+1)(ここでn、n+1はデータ配列番号でn=
1、3、5…1023、またd(n)およびd(n+
1)は“0”または“1”の値を取る1bitのデータ
である)とおくと、1シンボル分のシリアルデータは、 d(1) d(2)…d(n) d(n+1) …d(1023) d(1024) と表すことができ、これを d(1)とd(2)、 d(n)とd(n+1)、 d(1023)とd(1024)、 という具合に512組の2bitデータに分ける。搬送
波番号をm(m=1〜512)として、n番目の2bi
tデータの組にm番目の搬送波を割り当てる。例えば、 d(1)とd(2) に1番目の搬送波、 d(n)とd(n+1) にn番目の搬送波、 d(1023)とd(1024) に512番目の搬送
波、 というように。
【0029】さらに各組の2bitデータすなわち“0
0”、“01”、“10”または“11”を、割り当て
られた搬送波をQPSK変調するためのデータ、すなわ
ち搬送波の位相を表すデータに変換する。QPSK変調
における位相は実数部および虚数部の位相振幅によって
表すことができるので、実数部の振幅をAr、虚数部の
振幅Ai(ArおよびAiは例えば、−1(逆相)、0
または1(正相)という値をとる)とすると、 d(n)とd(n+1)=“00”のとき Ar= 1、Ai= 0、 =“01”のとき Ar= 0、Ai= 1、 =“10”のとき Ar=−1、Ai= 0、 =“11”のとき Ar= 0、Ai=−1 のように対応させる。
【0030】このようにして、d(n)とd(n+1)
の2bitデータは Dr(m、Ar)、 Di(m、Ai) という、割り当てられた搬送波の番号mと当該搬送波の
実数部の振幅Arまたは虚数部の振幅Aiから成る各1
6bitの2本のパラレルデータに変換される。ここ
で、Drは実数部のデータ、Diは虚数部のデータであ
ることを示す。従ってm番目の搬送波は、 Dr(m、Ar)+jDi(m、Ai) と表すことができる。
【0031】IFFT処理装置3は、符号化器2から入
力された1024本のパラレルデータに基づいて512
本の搬送波から成る周波数系列の実数部信号および虚数
部信号をセットし、当該周波数系列の実数部信号および
虚数部信号にIFFT処理を施すことによって、周波数
系列から時系列に変換された実数部信号と虚数部信号を
D/A変換手段4に送る。
【0032】図2は512本の搬送波によるOFDM変
調信号波形の一例を示すもので、わかり易くするため、
アナログ信号に直したものある。図2(a)は512本
の搬送波をセットした周波数系列の信号波形、図2
(b)は図2(a)に示す周波数系列の信号波形をIF
FTした時系列の信号波形である。
【0033】図3は周波数fcの搬送波に着目してその
周波数系列の信号波形を示すもので、わかり易くするた
め、アナログ信号に直したものある。図3(a)は2b
itデータが“00”のときの周波数波形、図3(b)
は2bitデータが“01”のときの周波数波形、図3
(c)は2bitデータが“10”のときの周波数波
形、図3(d)は2bitデータが“11”のときの周
波数波形をそれぞれ示すものである。図4は周波数fc
の搬送波の時系列の信号波形を示すもので、分かり易く
するため、アナログ信号に直してある。図4(a)は図
3(a)に示す周波数波形をIFFTした時間波形、図
4(b)は図3(b)に示す周波数波形をIFFTした
時間波形をそれぞれ示す。尚図3(c)に示す周波数波
形をIFFTすると図4(a)に示す波形の位相を反転
させたものとなり、図3(d)に示す周波数波形をIF
FTすると図4(b)に示す波形の位相を反転させたも
のとなる。
【0034】D/A変換手段4は、時系列の実数部信号
と虚数部信号をアナログ信号に変換し、不要な高調波成
分を除去して直行変調手段5に送る。実数部信号は、D
/A変換器21によってアナログ信号に変換され、LP
F23によって不要な高調波成分が除去される。同様に
虚数部信号は、D/A変換器22によってアナログ信号
に変換され、LPF24によって不要な高調波成分が除
去される。
【0035】直交変調手段5は、D/A変換手段4より
入力された実数部信号および虚数部信号を直交変調する
ことにより、中間周波数のOFDM変調信号をRF変調
手段6に送る。実数部信号は乗算器27によって、IF
発信器25から出力されたIF正弦波と乗算されて加算
器29に送られる。また虚数部信号は乗算器28によっ
て、90度移相器26から出力されたIF正弦波(IF
発信器25から出力されたIF正弦波に対して90度遅
相されている)と乗算されて加算器29に送られる。加
算器29によって、乗算器27と乗算器28から出力さ
れた信号を加算することにより、中間周波数のOFDM
変調信号を得る。
【0036】RF変調手段6は、直交変調手段5から入
力されたOFDM変調信号を、送信周波数に変換して送
信する。中間周波数のOFDM変調信号とRF発信器3
0より入力されたRF正弦波を乗算器31によって乗算
して送信周波数のOFDM変調信号を得、当該送信周波
数のOFDM変調信号にBPF32によって送信帯域以
外を制限する帯域制限を与えた後送信する。
【0037】受信部17において、RF復調手段7は、
送信されたOFDM変調信号を受信して中間周波数のO
FDM変調信号に復調して直交復調手段8に送り、直交
復調手段8は当該中間周波数のOFDM変調信号を実数
部信号と虚数部信号に直交復調してA/D変換手段9に
送る。送信されたOFDM変調信号は、BPF33を介
してRF発信器34から出力されるRF正弦波と乗算器
35によって乗算されて元の中間周波数のOFDM変調
信号にRF復調され、RF復調されたOFDM変調信号
とIF発信器36から出力されたIF正弦波を乗算器3
8によって乗算し、またRF復調されたOFDM変調信
号と90度移相器37から出力されたIF正弦波を乗算
器39によって乗算することによりOFDM変調信号を
直行復調し、元の実数部信号と虚数部信号を得る。
【0038】A/D変換手段9は、直交復調手段8より
入力された実数部信号および虚数部信号から不要な高調
波成分を除去し、それぞれディジタル信号に変換してF
FT処理装置10に送る。実数部信号はLPF40によ
って不要な高調波成分を除去されてA/D変換器42に
よってディジタル信号に変換され、虚数部信号はLPF
41によって不要な高調波成分を除去されてA/D変換
器43によってディジタル信号に変換される。
【0039】FFT処理装置10は、A/D変換手段9
より入力された時系列の実数部信号および虚数部信号に
FFT処理を施すことにより周波数系列の実数部信号お
よび虚数部信号に変換し、当該周波数系列の実数部信号
および虚数部信号に基づいて搬送波番号および搬送波の
実数部または虚数部の位相振幅のデータから成る102
4本のパラレルデータを同期データ受信器11に送る。
【0040】この際、同期のとれた状態でFFTが行わ
れていれば元の周波数系列の信号波形が得られるが、同
期がずれた場合は元の周波数系列の信号波形と異なるも
のにFFTされてしまう。図5および図6はFFT処理
前後のOFDM信号波形を示すものであり、わかり易く
するため、アナログ信号に直したものある。図5(a)
および図6(a)はいずれも図2(b)に示すOFDM
時間波形が伝送されてFFT処理装置10に入力された
ものであり、図5(b)は図5(a)に示すOFDM時
間波形を同期のとれたt1 〜t2 (期間Ts)のタイミ
ングでFFT処理したときのOFDM周波数波形を示
し、図6(b)は図6(a)に示すOFDM時間波形を
同期のずれたt3 〜t4 (期間Ts)のタイミングでF
FT処理したときのOFDM周波数波形を示す。Tsは
シンボル期間であり、FFTの際はTsの期間データ取
り込みを行う。図5(b)は元の周波数波形(図2
(a)に示す周波数波形)と同一であるが、図6(b)
は元の周波数波形と異なる周波数波形である。
【0041】この様子を再び図3および図4に示す周波
数fcの搬送波に着目して説明する。図7はFFT処理
前後の周波数fcの搬送波の信号波形を示すものであ
り、わかり易くするため、アナログ信号に直したものあ
る。図7(a)はFFT処理装置10に入力された図4
(a)に示す時間波形であり、図4(b)は図4(a)
に示す時間波形を同期のとれたt1 〜t2 (期間Ts)
のタイミングでFFT処理したときの周波数波形を示
し、図7(c)は図7(a)に示すOFDM時間波形を
同期のずれたt3 〜t4 (期間Ts)のタイミングでF
FT処理したときの周波数波形を示す。同期のとれた期
間t1 〜t2 のタイミングでFFTされた時は、図3
(a)に示す元の周波数波形が得られるが、同期のずれ
た期間t3 〜t4 のタイミングでFFTされると図3
(b)に示す周波数波形に変換されてしまう。この同期
のずれ、すなわち同期位相差をθ[deg](図7
(a)に示すt(θ)はθを時間換算したものである)
とし、周波数fcの搬送波に同期データ
【0042】をセットしたと仮定し、送信される信号の
実数部の振幅を|SYNCr|(虚数部の振幅はゼ
ロ)、受信されてFFTされた信号の実数部の振幅を|
SYNCr´|、虚数部の振幅を|SYNCi´|する
と、 |SYNCr|sinθ=|SYNCr´| |SYNCr|cosθ=|SYNCi´| によって求められ、この場合は、 θ=90
[deg]である。従って位相差θを求めてFFTタイ
ミングを同期制御手段12より入力される同期制御信号
に応じて補正すれば同期をとることができる。
【0043】同期データ受信器11は、FFT処理装置
10から出力された1024本のパラレルデータから同
期データを抽出し、同期制御手段12に送る。
【0044】同期制御手段12は、同期データ受信器1
1より入力された同期データの実数部および虚数部の振
幅と予め保持してある正規の同期データ(符号化器2か
ら出力された同期データと同じもの)の振幅とを比較す
ることにより、上記の位相差θを算出し、当該位相差を
ゼロにするように、FFT処理装置10にFFTを行う
タイミングを調整する同期制御信号を与える。
【0045】このタイミング調整を図8を用いて説明す
る。図8(a)はFFT処理装置10に入力されるデー
タのタイム・チャート、図8(b)は同期がとれている
ときのFFTタイミング、図8(c)は同期がずれたと
きの同期調整の様子をそれぞれ示す。図8(a)に示す
ようにFFT処理のデータ取り込み期間はシンボル期間
Tsに等しく、1シンボルの期間はTsにガードインタ
ーバル期間Tgを加えた期間であり、図8(b)に示す
ように同期がとれているときはFFT処理装置10は演
算処理をガードインターバル期間に行っている。同期位
相差がθであったとすると、同期制御手段12は位相差
θを算出し、時間換算することにより図8(c)に示す
同期位相差t(θ)を求める。さらに、図8(c)に示
す同期調整期間τを、 τ=(Ts+T
g)−t(θ)によって求め、同期制御信号によって、
次のデータ取り込み期間をτだけ遅延させる。これによ
って、シンボル(3)以降は同期のとれたFFTを行う
ことができる。
【0046】同期データ受信器11より出力された、符
号化された音声データは音声データ復号化器13によっ
て復号化され、図示しない音声出力部に送られる。
【0047】従って上記第1実施例によれば、各シンボ
ルに2bitの同期データを付加し、当該同期データに
よって同期調整を行うことにより音声データの伝送効率
を従来例に比べて向上させ、尚かつシンボルごとに同期
調整を行うことができる。
【0048】図9は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図である。尚、図1に示す第1実施例と重複する
ものには、同一符号を付すと同時に、その構成および動
作の説明を省略する。
【0049】図9において、データ遅延手段14はメモ
リーおよびその駆動回路によって構成され、A/D変換
手段9から入力された時系列の実数部信号と虚数部デー
タを時間遅延させてFFT処理装置10に送る。データ
遅延時間は、同期制御手段12から入力される同期制御
信号に応じて可変できる。同期制御手段16は、FFT
処理装置10における同期位相差を算出し、当該同期位
相差をゼロにするようにデータ遅延時間を制御する同期
制御信号を、データ遅延手段14に送る。
【0050】次にデータ遅延手段14および同期制御手
段16の動作を図10を用いて説明する。図10(a)
はFFT処理装置10におけるFFTタイミング、図1
0(b)同期がとれているときのデータ遅延手段14か
ら出力されるデータのタイムチャート、図6(c)は同
期がずれたときの同期調整の様子をそれぞれ示す。図6
(c)に示す同期位相差t(θ)から、同期制御手段1
5は同期調整期間τを第1実施例と同様に求め、同期制
御信号によって、シンボル(2)をτだけ遅延させて、
データ遅延手段14から出力させる。これによって、シ
ンボル(2)以降は同期のとれたFFTを行うことがで
きる。
【0051】
【発明の効果】このように本発明のOFDM変調方式通
信装置によれば、各シンボルに2bitの同期データを
付加し、当該同期データによって各シンボルごとに同期
調整を行うことにより、複雑なアルゴリズムを用いずに
フレームの途中でも同期調整を行うことができ、且つ同
期データによる音声データの転送レートの低下が小さい
という優れた効果が得られる。具体的にDABを例にと
ると、従来1フレーム(=300シンボル、1シンボル
=1024bit)において1024×3=3072b
itを同期用に使用していたが、本発明によれば、同期
用には2×300=600bitすなわち従来の1/5
で済み、その分音声データ転送レートを上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるOFDM変調方式
通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】IFFT前後のOFDM変調信号波形の一例で
ある。 (a) IFFT前のOFDM周波数波形である。 (b) IFFT後のOFDM時間波形である。
【図3】周波数fcの搬送波の周波数波形(IFFT
前)である。 (a) 2bitデータが“00”のときの周波数波形
である。 (b) 2bitデータが“01”のときの周波数波形
である。 (c) 2bitデータが“10”のときの周波数波形
である。 (d) 2bitデータが“11”のときの周波数波形
である。
【図4】周波数fcの搬送波の時間波形(IFFT後)
である。 (a) 2bitデータが“00”のときの時間波形で
ある。 (b) 2bitデータが“01”のときの時間波形で
ある。
【図5】同期がとれているときのFFT前後のOFDM
変調信号波形の一例である。 (a) FFT前のOFDM時間波形とFFTタイミン
グ(期間t1 〜t2 )である。 (b) 期間t1 〜t2 でFFTしたときのOFDM
周波数波形である。
【図6】同期がずれたときのFFT前後のOFDM変調
信号波形の一例である。 (a) FFT前のOFDM時間波形とFFTタイミン
グ(期間t3 〜t4 )である。 (b) 期間t1 〜t2 でFFTしたときのOFDM周
波数波形である。
【図7】周波数fcの搬送波のFFT前後の信号波形で
ある。 (a) FFT前の時間波形(2bitデータ“0
0”)とFFTタイミングである。 (b) 同期のとれたタイミング(期間t1 〜t2 )で
FFTしたときのFFT後の周波数波形である。 (c) 同期のずれたタイミング(期間t3 〜t4 )で
FFTしたときのFFT後の周波数波形である。
【図8】本発明の第1実施例におけるFFT同期調整タ
イムチャートである。 (a) 入力データのタイムチャートである。 (b) 同期がとれているときのFFTタイミングを示
すタイムチャートである。 (c) 同期がずれたときのFFTタイミングによる同
期調整の様子を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第2実施例におけるOFDM変調方式
通信装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施例におけるFFT同期調整
タイムチャートである。 (a) FFTタイミングを示すタイムチャートであ
る。 (b) 同期がとれているときの入力データのタイムチ
ャートである。 (c) 同期がずれたときの入力データによる同期調整
の様子を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 送信部 2 符号化器 3 IFFT処理装置 4 D/A変換手段 5 直交変調手段 6 RF変調手段 7 RF復調手段 8 直交復調手段 9 A/D変換手段 10 FFT処理装置 11 同期データ受信器 12 同期制御手段 13 音声データ復号器 14 データ遅延手段 16 同期制御手段 17 受信部 21、22 D/A変換器 23、24 LPF 25 IF発信器 26 90度移相器 27、28 乗算器 29 加算器 30 RF発信器 31 乗算器 32,33 BPF 34 RF発信器 35 乗算器 36 IF発信器 37 90度移相器 38、39 乗算器 40、41 LPF 42、43 A/D変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM変調方式によって送受信を行う
    通信装置であって、 音声データに同期データを付加たシリアルデータをパラ
    レルデータに変換して出力する符号化器と、 当該パラレルデータを実数部信号および虚数部信号に変
    換するIFFT処理装置と、 当該実数部信号および虚数部信号をそれぞれアナログ変
    換するD/A変換手段と、 当該アナログ変換された実数部信号および虚数部信号を
    OFDM変調信号に直交変調する直交変調手段と、 当該OFDM変調信号を送信するRF変調手段とを有す
    る送信部、 並びに、送信されたOFDM変調信号を受信するRF復
    調手段と、 当該受信されたOFDM変調信号を実数部信号および虚
    数部信号に直交復調する直交復調手段と、 当該直交復調された実数部信号および虚数部信号をそれ
    ぞれディジタル変換するA/D変換手段と、 当該ディジタル変換された実数部信号および虚数部信号
    をパラレルデータに変換するFFT処理装置と、 当該パラレルデータから同期データを抽出する同期デー
    タ受信器と、 当該抽出された同期データと予め保持してある正規の同
    期データに基づいて前記FFT処理装置における同期位
    相差を算出し、当該同期位相差をゼロにするように当該
    FFT処理装置に同期制御信号を与える同期制御手段
    と、 前記同期データ受信器を介したパラレルデータを音声デ
    ータに復号化する音声データ復号化器とを有する受信部
    を具備することを特徴とするOFDM変調方式通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段より入力された実数
    部信号および虚数部信号を遅延して前記FFT処理装置
    に与えるデータ遅延手段を有し、且つ前記同期制御手段
    は前記同期データ受信器によって抽出された同期データ
    と予め保持してある正規の同期データに基づいて前記F
    FT処理装置における同期位相差を算出し、当該同期位
    相差をゼロにするように前記データ遅延手段に同期制御
    信号を与える同期制御手段である請求項1記載のOFD
    M変調方式通信装置。
JP6329708A 1994-12-02 1994-12-02 Ofdm変調方式通信装置 Pending JPH08163075A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101219663B1 (ko) * 2008-12-05 2013-01-18 한국전자통신연구원 다중 반송파를 이용한 가시광 무선통신 시스템 및 그 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101219663B1 (ko) * 2008-12-05 2013-01-18 한국전자통신연구원 다중 반송파를 이용한 가시광 무선통신 시스템 및 그 방법

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