JPH08163694A - 一体型スピーカ振動板 - Google Patents

一体型スピーカ振動板

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JPH08163694A
JPH08163694A JP29606894A JP29606894A JPH08163694A JP H08163694 A JPH08163694 A JP H08163694A JP 29606894 A JP29606894 A JP 29606894A JP 29606894 A JP29606894 A JP 29606894A JP H08163694 A JPH08163694 A JP H08163694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil bobbin
reinforcing plate
fixed
speaker diaphragm
lead wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP29606894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takenouchi
研一 竹之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造容易でローリングが生じない固有音の少
ない広帯域再生の可能な一体型スピーカ振動板を得る。 【構成】 コイルボビン部(22)とコーン部(21)とを一体
に成形し、コイルボビン部(22)とコーン部(21)との境界
部に突起状の補強板(23)を円周方向に所定間隔おいて複
数個設け、これら補強板(23)の稜線上に溝(23a)を設
け、これら補強板(23)の内の一部の溝(23a)内に、ボイ
スコイルワイヤの引出線(7)を挿入固定するとともに、
引出線(7)を溝内に挿入固定した補強板(23)と相対向す
る反対側位置の補強板(23)の溝(23a)内に、引出線(7)の
重量と平衡するバランス用部材(24)を固着した。 【効果】 振動系の質量バランスを取ることができるの
で、ローリング現象が抑制され、固有音の少ない広帯域
再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコイルボビン部とコー
ン部とを一体に成形してなる一体型スピーカ振動板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のコーンスピーカを示す断面
図で、図において、(1)は裁頭円錐形のコーン、(2)はコ
ーン(1)の中央円孔に挿入接着された円筒形のコイルボ
ビン、(3)はコイルボビン(2)に巻回されワニス等で固着
されたボイスコイルワイヤ、(4)はフレーム、(5)はコー
ン(1)の周縁をフレーム(4)に支持するエッジ、(6)はコ
イルボビン(2)をフレーム(4)に支持するスパイダー、
(7)はボイスコイルワイヤ(3)の引出し線、(8)はフレー
ム(4)に設けられた引出し線(7)の接続端子、(9)はトッ
ププレート、(10)はマグネット、(11)はポールピース、
(12)はダストキャップである。
【0003】端子(8)に入力信号を加えることにより、
入力信号に対応する電流が引出し線(7)を介してボイス
コイルワイヤ(3)に流れ、この電流により、トッププレ
ート(9)とポールピース(11)との挟い空隙に納められて
いるコイルボビン(2)に駆動力が作用し、コイルボビン
(2)に接着されたコーン(1)が前後に振動し音圧として空
気中に放射される。
【0004】また、コーン(1)とコイルボビン(2)との接
着層による振動の損失をなくし、音圧−周波数特性の優
れたスピーカ振動板を得るために、コーンとコイルボビ
ンとを比弾性率が大きく適度の内部損失を有する熱可塑
性材料を射出成形法で一体化した構造の振動板の採用が
従来から行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来のスピ
ーカ振動板においては、ボイスコイルワイヤ(3)の引出
し線(7)が直接コイルボビン(2)から取出されているの
で、取出し口から接続端子(8)迄の自由に配線される引
出し線(7)の振動やコイルボビン(2)の振動及びボイスコ
イルワイヤ(3)の発熱等により、ボイスコイルワイヤ(3)
がコイルボビン(2)から音剥離して特性に悪影響を与え
る恐れがあった。さらに、剥離によりボイスコイルワイ
ヤ(3)とコイルボビン(2)が擦れて焼損にいたる恐れもあ
る。また、この引出し線(7)の重量により振動系ラジア
ル方向の質量アンバランスを生じ、コイルボビン(2)の
振動時に片側に引張られボイスコイルワイヤ(3)がポー
ルピース(11)に接触する所謂コイルタッチや、接触しな
いまでもローリング現象が発生し、それらにより異常音
が発生しやすい等の欠点があった。
【0006】また、コーンとコイルボビンとを熱可塑性
材料を射出成形法で一体化した構造の振動板では、紙な
どの材料に比べて密度が大きいため、音圧レベルを確保
するための薄肉化が可能であるが、偏肉等で変形が生じ
機械的な強度の点からも薄肉化にはおのずから限界があ
った。
【0007】さらに、射出成形法による熱可塑性樹脂を
材料にした場合、ボイスコイルワイヤや引出線とボイス
コイルボビン部を固着するワニス等接着剤によっては、
それとの接着性が悪く、高入力によるボイスコイルワイ
ヤの発熱により軟化しボイスコイルボビン部から剥が
れ、ずれを発生し焼損に至ることがあった。
【0008】この発明は以上の問題点を解消するために
なされたもので、耐久性が大で広再生帯域特性を有する
一体型スピーカ振動板を得ることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の一体型スピー
カ振動板は、コイルボビン部とコーン部との境界部に、
放射方向の溝を備えた補強板を円周方向に所定間隔おい
て複数個設け、これら補強板の内の一部の溝内に、上記
コイルボビン部に巻回されるボイスコイルワイヤの引出
線を挿入固定したものである。また、上記補強板のコイ
ルボビン部側端部にボイスコイルワイヤの位置決め用段
差を設けたものである。
【0010】また、引出線を溝内に挿入固定した補強板
と相対向する反対側位置の補強板に、上記引出線の重量
と平衡するバランス用部材を固着したものである。さら
に、上記バランス用部材を、反対側位置の補強板の溝内
に挿入固着された棒状体としたものである。さらにま
た、上記バランス用部材を、コイルボビン部表面から離
れこの表面と平行となるよう、複数の補強板に橋架固着
された棒状体としたものである。
【0011】
【作用】この発明の一体型スピーカ振動板は、コイルボ
ビン部とコーン部との境界部に設けられた複数の補強板
の一部の溝内に、ボイスコイルワイヤの引出線を挿入固
定することにより、引出線の引き出し角度は概略振動板
形状の角度に近く無理なく引き回しが可能となり、かつ
自由に配線される引出し線の長さも短くなるので、引出
線が切断しににくなる。また、補強板のコイルボビン部
側端部の段差により、コイルボビン部にボイスコイルワ
イヤを巻回する場合のボイスコイルワイヤの位置決めが
容易になり、高入力時のボイスコイルワイヤの位置ずれ
が防止される。
【0012】また、引出線を溝内に挿入固定した補強板
と相対向する反対側位置の補強板の溝内等に引出線の重
量と平衡する棒状体のようなバランス用部材を固着した
ので、引出線の重量による質量アンバランスが解除さ
れ、ローリングが起こらず固有音の少ない再生が可能と
なる。さらに、バランス用部材としての棒状体を、複数
の反対側位置の補強板のコイルボビン部表面から離れた
位置に橋架したので、より軽い棒状体で重量引出線の重
量と平衡をとることができる。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1〜図4はこの発明の実施例1を示し、図1は
正面図、図2は図1のII−II線から見た断面図、図3は
図2のIII−III線から見た部分断面図、図4は図2のI
V−IV線から見た部分断面図である。
【0013】図において、(20)は射出成形等で一体に成
形された振動板、(21)はそれの裁頭円錐形のコーン部、
(22)は円筒形のコイルボビン部、(3)はコイルボビン部
(22)に巻回されワニス等で固着されたボイスコイルワイ
ヤ、(7)はボイスコイルワイヤ(3)の引出し線、(23)は、
コーン部(21)とコイルボビン部(22)との境界部に、これ
らと一体に円周方向に所定間隔おいて設けられた複数の
突起状の補強板、(23a)はこれら補強板(23)に設けられ
た放射方向の溝で、一部の補強板(23)の溝(23a)内に引
出し線(7)が挿入固着されている。(23b)は補強板(23)の
下端部をコイルボビン部(22)へのボイスコイルワイヤ
(3)の巻始め位置まで延長して設けられた段差、(24)
は、この引出し線(7)が挿入固着された補強板(23)と相
対向する反対側位置の補強板(23)の溝(23a)内に固着さ
れた金属棒で棒状体のバランス用部材を構成する。
【0014】次にその動作について説明する。外部から
ボイスコイルワイヤ(3)に引出し線(7)を介して音響信号
が引加されると、振動板(20)のコイルボビン部(22)が前
後に駆動され、コーン部(21)とともに振動し音として放
射される。この時補強板(23)により、コーン部(21)とコ
イルボビン部(22)の接続部が補強されているので、振動
板(20)の薄型化が容易となる。また、溝(23a)内に挿入
固定され、フレーム(4)に設けられた図示されない接続
端子迄配線された引出し線(7)の重量が、円筒形コイル
ボビン部(22)の軸対称位置にある補強板(23)の溝(23a)
内に固着された金属棒(24)の重量とバランスし、振動系
の質量バランスが均一となり、低い周波数帯域から高い
周波数帯域迄のローリング現象が防止され、固有音のな
い広帯域再生が可能となる。
【0015】引出し線(7)が、補強板(23)の溝(23a)内に
固定されたそれのボイスコイルワイヤ(3)との接続部か
ら、その引出し角度のままコーン部(21)表面に沿って屈
曲されることなく無理なく引出されるので、高入力時で
も引出し線(7)が折損するおそれが非常に少ない。ま
た、補強板(23)の下端部に設けられた段差(23b)により
ボイスコイルワイヤ(3)のコイルボビン部(22)への巻回
時の位置決めが行なわれ、正確かつ容易に巻線作業がで
きる。さらに、コイルボビン部(22)からボイスコイルワ
イヤ(3)が振動や発熱等でずれたり剥離したりするのが
防止され、特に大きな信号入力による位置ずれを防止す
ることができ、耐高入力高品質のスピーカが得られる。
なお、この実施例1ではバランス用部材として金属棒(2
4)を用いたが、対応する補強板を大きくしてバランスを
とるようにしてもよい。
【0016】実施例2.図5、図6はこの発明の実施例
2を示し、図5は正面図、図6は図5のVI−VI線から
見た断面図である。図において、(3)はボイスコイルワ
イヤ、(7)は引出し線、(20)は振動板、(21)はコーン
部、(22)はコイルボビン部、(23)は複数の補強板、(23
a)は溝で、以上は実施例1と同様のものである。(25)
は、引出し線(7)が挿入固着された補強板(23)と相対向
する反対側位置の相隣れる2つの補強板(23)間に、コイ
ルボビン部(22)表面から離れてこの表面と平行となるよ
う、端部を補強板(23)側面に設けられた小穴に挿入させ
て橋架固着された円弧状金属棒で、棒状体のバランス用
部材を構成する。
【0017】以上のように構成することにより、バラン
ス用部材である金属棒(25)がコイルボビン部(22)表面か
ら離れているためモーメントが大きくなり、実施例1と
比べて軽い重量物で済む。加えてこの金属棒(25)がコイ
ルボビン部(22)表面と平行に設置されているので実施例
1より横方向に広く質量バランスをとることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、コイル
ボビン部とコーン部との境界部に設けられた複数の補強
板の一部の溝内に、ボイスコイルワイヤの引出線を挿入
固定することにより、引出線の引き出し角度は概略振動
板形状の角度に近く無理なく引き回しが可能となり、か
つ自由に配線される引出し線の長さも短くなるので、引
出線の機械的切断が防止でき、耐久性が大なる一体型ス
ピーカ振動板を安価に得られる効果がある。
【0019】また、補強板のコイルボビン部側端部にボ
イスコイルワイヤの位置決め用段差を設けたので、コイ
ルボビン部にボイスコイルワイヤを巻回する場合のボイ
スコイルワイヤの位置決めが容易になり製造コストが低
減されるとともに、高入力時のボイスコイルワイヤの位
置ずれが防止される効果がある。
【0020】また、引出線を溝内に挿入固定した補強板
と相対向する反対側位置の補強板に引出線の重量と平衡
するバランス用部材を固着したので、引出線の重量によ
る質量アンバランスが解除され、ローリングの起こらず
固有音の少ない広帯域再生が可能な本来の性能を最大限
発揮できる高品質の一体型スピーカ振動板が得られる効
果がある。
【0021】さらに、棒状体のバランス用部材を補強板
に設けられた溝内に固着したので、バランス用部材取付
け用に特別な構成を必要とせず、安価に構成できる効果
がある。
【0022】さらにまた、バランス用部材としての棒状
体を、複数の反対側位置の補強板のコイルボビン部表面
から離れた位置に、この表面と平行となるよう橋架した
ので、より軽い棒状体で引出線の重量と平衡をとること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4はこの発明の実施例1を示し、図1は正面
図、図2は図1のII−II線から見た断面図、図3は図2
のIII−III線から見た部分断面図、図4は図2のIV−I
V線から見た部分断面図である。
【図1】この発明の実施例1を示す正面図。
【図2】図1のII−II線から見た断面図。
【図3】図2のIII−III線から見た部分断面図。
【図4】図2のIV−IV線から見た部分断面図。
【図5】この発明の実施例2を示す正面図。
【図6】図5のVI−VI線から見た断面図。
【図7】従来のコーンスピーカを示す断面図。
【符号の説明】
3 ボイスコイルワイヤ、7 引出し線、20 振動
板、21 コーン部、22 コイルボビン部、23 補
強板、23a 溝、23b 段差、24、25金属棒
(バランス用部材)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形のコイルボビン部と裁頭円錐形の
    コーン部とを一体に成形してなる一体型スピーカ振動板
    において、上記コイルボビン部とコーン部との境界部
    に、放射方向の溝を備えた補強板を円周方向に所定間隔
    おいて複数個設け、これら補強板の内の一部の溝内に、
    上記コイルボビン部に巻回されるボイスコイルワイヤの
    引出線を挿入固定したことを特徴とする一体型スピーカ
    振動板。
  2. 【請求項2】 補強板のコイルボビン部側端部にボイス
    コイルワイヤの位置決め用段差を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の一体型スピーカ振動板。
  3. 【請求項3】 引出線を溝内に挿入固定した補強板と相
    対向する反対側位置の補強板に、上記引出線の重量と平
    衡するバランス用部材を固着したことを特徴とする請求
    項1記載の一体型スピーカ振動板。
  4. 【請求項4】 バランス用部材は、補強板の溝内に挿入
    固着された棒状体である請求項3記載の一体型スピーカ
    振動板。
  5. 【請求項5】 バランス用部材は、コイルボビン部表面
    から離れこの表面と平行となるよう、複数の補強板に橋
    架固着された棒状体である請求項3記載の一体型スピー
    カ振動板。
JP29606894A 1994-11-30 1994-11-30 一体型スピーカ振動板 Pending JPH08163694A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998058520A1 (en) * 1997-06-19 1998-12-23 Goodmans Loudspeakers Limited Loudspeakers
JP2007166261A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Star Micronics Co Ltd スピーカ
JP2008532403A (ja) * 2005-03-02 2008-08-14 ケーエイチ・テクノロジー・コーポレーション 電気音響変換器
US7567684B2 (en) 2004-09-21 2009-07-28 Onkyo Corporation Speaker diaphragm and speaker using the same

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