JPH08164473A - 鋳造用取り鍋及びその製造方法 - Google Patents

鋳造用取り鍋及びその製造方法

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JPH08164473A
JPH08164473A JP31091894A JP31091894A JPH08164473A JP H08164473 A JPH08164473 A JP H08164473A JP 31091894 A JP31091894 A JP 31091894A JP 31091894 A JP31091894 A JP 31091894A JP H08164473 A JPH08164473 A JP H08164473A
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JP
Japan
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molten metal
ladle
iron shell
gap
casting
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JP31091894A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kawaguchi
正敏 川口
Yuji Imamura
祐二 今村
Harumitsu Kimura
晴光 木村
Yukio Iijima
幸雄 飯島
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】金型鋳造に用いる取り鍋として、製造後乾燥工
程を必要とせず、且つ補修等が容易なものを提供する。 【構成】鉄皮21の内側にクランプネジ25…を介して
黒鉛、耐火性セラミックス等の溶湯溜め部材(坩堝)2
3を位置決め固定し、鉄皮21と溶湯溜め部材23との
間に断熱部材である乾燥砂22を充填した後、乾燥砂2
2の開口端部側を粘度質耐火物等からなる目止め部材2
4によって目止めする。そして、溶湯溜め部材23の溶
損等を補修する時は、目止め部材24を外して乾燥砂2
2を排出すれば作業容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型鋳造等に用いられ
る取り鍋とその製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造に用いられる取り鍋及びその
製造方法として、特開昭61−269968号公報或い
は特開昭62−179863号公報に示される技術が知
られている。そして前者の場合は、鉄皮の内張り構造と
して、場所によって適切な材質の耐火レンガを組合せて
積層することで耐熱強度を向上させるようにしており、
また後者の場合は、鉄皮の底部に耐火レンガを積層し、
この耐火レンガの上にキャスタブル耐火物と呼ばれる耐
火性骨材にセメント又は硬化剤を混合した水和性の耐火
物を流し込むことで内張り作業の簡略化を図るようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に前者の場合はレンガを積み重ねて内張り形成した後、
後者の場合はキャスタブル耐火物を流し込んだ後、それ
ぞれ自然乾燥、或いは自然乾燥後加熱乾燥等の処置によ
って水分を除去しなければならず、水分が残ったままで
あると溶湯に入り込んで鋳造品に悪影響を与えるという
問題があった。また、溶損等によって部分的に補修をす
る必要が生じた場合には小規模に破壊する必要があり、
また、寿命がきた時等には全面的に破壊する必要がある
が、前者の場合は耐火レンガ同士が強固に結合され、後
者の場合もキャスタブル耐火物が強固に固まっているた
め破壊が困難であり、しかも廃材の処分が必要になると
いう問題がある。
【0004】また、本出願人は鋳造効率を高める鋳造法
として、熱伝導率の高い銅金型によって溶湯の表層に殻
状の凝固層を形成し、内部が未凝固の段階で型開きして
払い出す方法を提案しているが、この方法の場合には、
1つの金型内に注湯する量だけ取り鍋に入れ、1ショッ
ト毎に取り鍋に溶湯を供給するようにしており、従来に
比べて取り鍋に溶湯を供給する回数が格段に増加し、そ
の分、取り鍋の損傷も激しくなり、頻繁に補修を行わな
ければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、取り鍋の構造を、鉄皮の内側に隙間をもって
耐火物からなる溶湯溜め部材が配置され、この溶湯溜め
部材と鉄皮との間の隙間には粉体からなる断熱材が充填
され、更に前記隙間の開口端には、前記断熱材を目止め
する目止め部材が設けらたものとした。ここで、前記断
熱材を乾燥粉体とし、且つ溶湯溜め部材の組成成分を黒
鉛、又は窒化珪素、又は窒化ホウ素のいずれか1つとす
ることが可能である。
【0006】また本発明に係る取り鍋の製造方法として
は、鉄皮の内側に位置決め部材を介して耐火物である溶
湯溜め部材を位置決めし、この鉄皮と溶湯溜め部材との
間の隙間に断熱材を充填した後、隙間の開口端を目止め
するようにした。
【0007】
【作用】外層の鉄皮と内層の溶湯溜め部材との間に粉体
からなる断熱材を設け、この断熱材によって鉄皮への熱
的影響を遮断する。そして断熱材の開口端部側に目止め
部材を設けて目止めしているため、補修等が必要な場合
には目止め部材を外して断熱材を排出すれば簡単に補修
等が行える。そして、このような取り鍋の製造において
は、鉄皮の内側にやや小型の溶湯溜め部材を位置決め
し、鉄皮と溶湯溜め部材の隙間に粉体の断熱材を充填し
た後、目止め部材で目止めすれば作業容易である。この
際、鉄皮と溶湯溜め部材を位置決め部材で位置決め固定
した後、断熱材を充填するようにすれば作業容易であ
る。また、溶湯溜め部材は予め所定形状に成形しておく
ため、爾後の自然乾燥或いは熱的乾燥を必要としない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る鋳造用取り鍋を
組込んだ鋳造システム全体を示すシステム図、図2は同
取り鍋の縦断面図、図2は取り鍋の製造方法を説明する
工程図である。
【0009】鋳造システムは、例えば自動車の構成部品
であるステアリングナックルを全自動で鋳造するシステ
ムとして構成されている。このシステムでは、熱伝導率
の高い銅金型によって溶湯の表層に殻状の凝固層を形成
し、内部が未凝固の段階で型開きして払い出すいわゆる
QC(クイック・キャスチング)プロセスを採用してい
る。
【0010】上記の鋳造システムの略中央には鋳造装置
1が配置され、この鋳造装置1は固定金型2と可動金型
3から構成され、また鋳造装置1の上流側には固定金型
2と可動金型3とを閉じた際に形成される製品キャビテ
ィ内に溶湯を注湯するための注湯ステーション4を設け
ている。
【0011】この注湯ステーション4は加圧注湯炉5、
ロードセル6、及び加圧注湯炉5から出湯する溶湯を受
け取って鋳造装置1に該溶湯を注湯する取り鍋7を備
え、ロードセル6によって取り鍋7内の溶湯量を一定量
にセットした後、取り鍋7を鋳造装置1上に移動させ、
湯口から製品キャビティ内に注湯するようにしている。
【0012】また、前記加圧注湯炉5には、更に上流側
に配置した溶解炉8で生成した溶湯を搬送取り鍋9で供
給するようにしている。更に、鋳造装置1の上方には、
黒鉛を球状化させるマグネシウム等の添加剤を溶湯に添
加するための添加剤計量装置10が設けられ、また、こ
の添加剤計量装置10に隣接して、キャビティ面に離型
剤を塗布するブロースモーク装置11が上下移動自在に
設けられている。
【0013】また、鋳造装置1の下流側上方には、型開
きした金型から鋳造品を取り出すワーク取出ロボット1
2が水平方向に移動自在に設けられ、取り出した鋳造品
を矯正・切断装置13に移送する。
【0014】そしてこの矯正・切断装置13でトリミン
グ等を行った後、移載ロボット14で熱処理炉15に向
けて移送する。尚、図中、16はフィルタ交換装置であ
り、湯道の途中に配設したスラグ等の除去用フィルタを
例えば毎ショットごとに交換する。
【0015】一方、取り鍋7は図2に示すように、最外
層の鉄皮21と、その内側の断熱材としての乾燥砂22
と、その内側の耐火物からなる溶湯溜め部材23と、乾
燥砂22を目止めする目止め部材24を備え、鉄皮21
と溶湯溜め部材23との間には相互間位置を位置決め固
定する位置決め部材としての複数のクランプネジ25…
が設けられている。
【0016】そして鉄皮21と、この鉄皮21より一回
り小さい溶湯溜め部材(坩堝)23は、予め所定形状に
成形されており、溶湯溜め部材23は黒鉛、セラミック
ス、或いは陶器等の耐火物から成形されている。そし
て、黒鉛製の場合は、例えば粒径の小さい原料を用いて
静水圧成形した後、焼成、黒鉛化処理して等方性高密度
黒鉛材料とし、また、例えば素材をハロゲンガス中で高
温処理することで高純度とする。また、セラミックスの
場合は、例えば窒化珪素(Si3N4)セラミックス、或
いは窒化ボロン(BN)、セラミックス等で成形し、こ
れらセラミックスは例えば原料粉末に焼結助剤を添加し
て不活性雰囲気下で焼結するか、或いはホットプレス等
で焼結して高密度化を図る。
【0017】また、断熱材としての乾燥砂22は、鉄皮
21への熱的影響を遮断するとともに、溶湯溜め部材2
3が損傷等を起こした時の湯洩れに対してバックアップ
的な作用を果たすものであり、熱により凝集しない粉体
ならば乾燥砂22に限られることはなく、例えば耐熱性
のあるアルミナ粉、ジルコニア粉、カルシア粉等を使用
しても良い。
【0018】また、目止め部材24は粘度質耐火物であ
り、例えばシリカ(SiO2)系、アルミナ(Al
2O3)系、マグネシア(MgO)系、シャモット(Al
2O3-SiO2)系、ジルコニア(ZrO2)系等からな
る。
【0019】以上のような取り鍋の製造方法について、
図2に基づき説明する。まず、(A)に示すような鉄皮
21の内側に、(B)に示すようにクランプネジ25を
介して溶湯溜め部材23を位置決めする。そして、
(C)に示すように、鉄皮21と溶湯溜め部材23の隙
間に乾燥砂22を充填し、充填が完了すると(D)に示
すように鉄皮21と溶湯溜め部材23の隙間の開口端部
に目止め部材24を固定する。そしてこのようにして製
造した取り鍋は、内張り等の乾燥工程が不必要である。
【0020】以上のように構成した取り鍋において、例
えば溶湯溜め部材23が部分的に熱損傷を受けたような
場合、目止め部材24を外して内部の乾燥砂22を排出
し、クランプネジ25を外して補修、或いは交換作業を
行う。そして補修等が完了すると、上記手順によって組
立れば容易に組み付けることができる。また、寿命によ
り処分する時も、鉄皮21と乾燥砂22と溶湯溜め部材
23に容易に分解できるので、処理が簡単である。
【0021】ところで、図4はクランプネジ25を廃止
して、溶湯溜め部材23にクランプ突起23aを設け、
鉄皮21にクランプ凹部21aを設けた構成例を示す部
分断面図である。すなわち、予め鉄皮21にクランプ凹
部21aを、溶湯溜め部材23にクランプ突起23aを
夫々設けておき、溶湯溜め部材23を位置決めする際
は、クランプ突起23aとクランプ凹部21aを嵌め込
むだけで位置決め固定がなされる。従って、この場合は
更に作業容易となり、しかも部品点数の削減が図られ
る。
【0022】次に、図5は溶湯溜め部材23を分割線a
で分割可能にした構成例である。すなわち、(A)は縦
に分割し、(B)は横に分割した例であるが、この場合
は溶湯溜め部材23に部分的な損傷が起きた時は、その
部分の分割体だけを交換することができ、より経済的で
ある。尚、この分割線aは例えばペースト状の耐熱性結
合剤で埋めるようにする。勿論、分割線aの方向、位置
は任意である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の取り鍋は鉄皮と溶
湯溜め部材を位置決めした後、両者の隙間内に粉体の断
熱材を充填するようにしたため、製造容易であり且つ補
修作業等が簡単に行える。しかも、製造後に乾燥工程を
必要としないので、その管理、及び作業時間、手間等を
省くことができる。しかも、残った水分等によって製造
品質に悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳造用取り鍋を組込んだ鋳造シス
テム全体を示すシステム図
【図2】同取り鍋の縦断面図
【図3】同取り鍋の製造方法を示す工程図
【図4】位置決め部材を溶湯溜め部材に設けた構成例を
示す部分断面図
【図5】溶湯溜め部材を分割可能にした構成例を示し、
(A)は縦に分割したもの、(B)は横に分割したもの
を示す
【符号の説明】
7…取り鍋、21…鉄皮、21a…クランプ凹部、22
…乾燥砂、23…溶湯溜め部材、23a…クランプ突
起、24…目止め部材、25…クランプネジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 幸雄 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 本田 技研工業株式会社埼玉製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注湯炉から出湯する溶湯を受け取って鋳
    型に該溶湯を注湯する取り鍋において、この取り鍋は、
    鉄皮の内側に隙間をもって耐火物からなる溶湯溜め部材
    が配置され、この溶湯溜め部材と鉄皮との間の隙間には
    粉体からなる断熱材が充填され、更に前記隙間の開口端
    には、前記断熱材を目止めする目止め部材が設けられて
    いることを特徴とする鋳造用取り鍋。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取り鍋において、前記
    鉄皮と溶湯溜め部材とは位置決め部材にて位置決めされ
    ていることを特徴とする鋳造用取り鍋。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の取り鍋
    において、前記断熱材は乾燥粉体であり、且つ前記溶湯
    溜め部材の組成成分は黒鉛、又は窒化珪素、又は窒化ホ
    ウ素のいずれか1つであることを特徴とする鋳造用取り
    鍋。
  4. 【請求項4】 鉄皮の内側に位置決め部材を介して耐火
    物である溶湯溜め部材を位置決めして溶湯溜め部材と鉄
    皮との間に隙間を形成する工程と、この鉄皮と溶湯溜め
    部材との間の隙間に断熱材を充填する工程と、前記隙間
    の開口端を目止め部材によって目止めする工程とからな
    ることを特徴とする鋳造用取り鍋の製造方法。
JP31091894A 1994-12-14 1994-12-14 鋳造用取り鍋及びその製造方法 Withdrawn JPH08164473A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110899682A (zh) * 2019-10-28 2020-03-24 张家港宏昌钢板有限公司 一种提高引流砂自开率的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110899682A (zh) * 2019-10-28 2020-03-24 张家港宏昌钢板有限公司 一种提高引流砂自开率的方法

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