JPH08164775A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

車両用駆動装置の制御装置

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JPH08164775A
JPH08164775A JP6332888A JP33288894A JPH08164775A JP H08164775 A JPH08164775 A JP H08164775A JP 6332888 A JP6332888 A JP 6332888A JP 33288894 A JP33288894 A JP 33288894A JP H08164775 A JPH08164775 A JP H08164775A
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正宏 早渕
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両停止時に、エンジンへの燃料の供給を絶
ちながら、エンジンの回転状態を維持し、発進時のもた
つきを防止しながら燃費の向上と排ガスの低減を図る。 【構成】 車両用駆動装置は、エンジン10の出力軸1
2に、電流の供給により出力軸12を駆動する駆動モー
タ40を有し、エンジン10、自動変速機構20及び駆
動モータ40を制御する制御装置50を備える。制御装
置50の停止状態検出手段53で停止状態が検出された
ときに、油圧制御手段52は、油圧サーボ22への油圧
の供給を低下させ、発進クラッチ21の動力伝達を遮断
し、燃料制御手段51は、燃料供給装置11に燃料の供
給を停止させ、駆動制御手段54は、駆動モータ40に
電流を供給して駆動モータ40を駆動状態にし、エンジ
ン10の回転をアイドリング回転数に維持する制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用駆動装置に関
し、特に、車両用駆動装置を車両停止時に再始動に即応
可能な状態に維持する制御を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを動力源とする車両用駆
動装置における、燃料消費の削減と、排出ガスの低減を
狙って、短時間の車両停止時にも、自動的にエンジンへ
の燃料供給を断って、エンジンを停止させる制御を行う
ことが手動変速機付の一部の車両において実施されてい
る。さらに、特開昭60−125738号公報におい
て、こうしたエンジンの自動停止及び始動を自動変速機
において実現する技術の提案もなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、エンジンを停止させることにより、燃料消費
の削減及び排出ガスの低減を行うことができる反面、車
両の再発進のときに、通常のエンジン稼働状態からの発
進に比して、発進がもたつくことを避けがたい。これ
は、エンジンが始動されてから所定のアイドリング回転
若しくはスロットル開度に応じた回転に達するまでに所
定の時間が必要であることによる。さらに、自動変速機
の場合には、エンジンの回転によりオイルポンプを駆動
させ、それにより発生する油圧で前進用クラッチを含む
変速段達成用の油圧サーボを動作させるのが通例である
が、上記の制御によりエンジンを一旦停止させてしまう
と、再始動後のエンジン回転の上昇に対して、油圧の立
ち上がりは少し遅れて生じるため、油圧伝達のタイムラ
グにより、発進のもたつきはさらに大きくなってしま
う。
【0004】そこで、本発明は、車両停止時に、エンジ
ンへの燃料の供給を絶ちながら、エンジンの回転状態を
維持することにより、上記のような発進時のもたつきを
防止しながら燃費の向上と排ガスの低減を図ることがで
きる車両用駆動装置の制御装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、車両の走行条件に応じて必要とされる燃
料の供給を行う燃料供給装置を備えるエンジンと、該エ
ンジンの出力軸に流体伝動装置を介して連結され、エン
ジンからの動力を車輪に伝達する発進クラッチと、該発
進クラッチを係合させる油圧サーボとを有する自動変速
機構と、前記エンジンの出力軸に連結され、電流の供給
により前記出力軸を駆動する駆動モータと、前記エンジ
ン、前記自動変速機構及び前記駆動モータを制御する制
御装置とを備える車両用駆動装置において、前記制御装
置は、エンジンがアイドリング状態で車両が停止状態に
あるかを検出する停止状態検出手段と、前記油圧サーボ
への油圧の供給を制御する油圧制御手段と、前記燃料供
給装置による燃料の供給を制御する燃料制御手段と、前
記駆動モータへの電流の供給を制御する駆動制御手段と
を有し、前記停止状態検出手段により停止状態が検出さ
れたときに、前記油圧制御手段は、前記油圧サーボへの
油圧の供給を低下させ、前記発進クラッチの動力伝達を
遮断し、前記燃料制御手段は、前記燃料供給装置による
燃料の供給を停止させ、前記駆動制御手段は、前記駆動
モータに電流を供給して前記駆動モータを駆動状態にす
ることにより前記エンジンの回転をアイドリング回転数
に維持することを特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明では、エンジンがアイド
リング状態で車両が停止状態のときには、燃料の供給が
停止されるが、駆動モータによりエンジンがアイドリン
グ回転数に維持されて回転を続けているので、発進時の
燃料供給の再開により、速やかにエンジンを稼働状態に
復帰させることができる。また、このようにエンジンが
回転状態にあれば、自動変速機構の油圧は発生している
状態にあるので、油圧の立ち上がりも遅れることはな
い。また、エンジンによる駆動を再開する際には、エン
ジンは既に回転しており、従来のようなエンジン再始動
時における余分な燃料の消費も防ぐことができる。
【0007】さらに、本発明では、上記の停止状態にお
いて、自動変速機構の発進クラッチを動力遮断状態とし
ているため、発進クラッチが係合しているときのよう
に、該クラッチより出力側の負荷の引きずりや流体伝動
装置のスリップが生じないため、その分だけ駆動モータ
の駆動力が低減され、エンジン回転維持のための電力消
費を必要最小限に抑えることができるので、駆動モータ
のために格別電力源を大きくする必要はない。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例を説明す
る。図1に概念的に示すように、この車両用駆動装置
は、車両の走行条件に応じて必要とされる燃料の供給を
行う燃料供給装置11を備えるエンジン(E/G)10
を有する。エンジン10の出力軸12には、エンジン1
0からの動力を図示しない車輪に伝達する発進クラッチ
21と、発進クラッチ21を係合させる油圧サーボ22
とを有する自動変速機構20とが、本例においてポンプ
インペラ31、タービンランナ32及びステータ33か
らなるトルクコンバータとした流体伝動装置30を介し
て連結されている。また、エンジン10の出力軸12に
は、電流の供給により出力軸12を駆動する駆動モータ
40が連結されている。さらにこの駆動装置は、エンジ
ン10、自動変速機構20及び駆動モータ40を制御す
る制御装置50を備えている。
【0009】制御装置50は、エンジン10がアイドリ
ング状態で車両が停止状態にあるかを検出する停止状態
検出手段53と、油圧サーボ22への油圧の供給を制御
する油圧制御手段52と、燃料供給装置11による燃料
の供給を制御する燃料制御手段51と、駆動モータ40
への電流の供給を制御する駆動制御手段54とを有す
る。
【0010】図2に車両用駆動装置の実体に則した構成
をブロックで示すように、制御装置50は、マイクロコ
ンピュータ(ECU)で構成されており、上記停止状態
検出手段53、油圧制御手段52、燃料制御手段51及
び駆動制御手段54をそのプログラムとして備えてい
る。停止状態検出手段53の入力手段を構成する各種セ
ンサは、エンジン10の吸気系においてスロットルの開
度(θ)を検出するスロットル開度センサ14、ブレー
キペダルの踏込みによりオン動作するブレーキスイッチ
70、エンジンの出力軸回転数(NE )を検出するエン
ジン回転センサ13、バッテリ60の電圧(VE )を検
出する電圧センサ61、自動変速機構20のシフト装置
における選択レンジを検出するシフトポジションセンサ
24、自動変速機構20の出力軸回転から車速(V)を
検出する車速センサ25から構成されている。
【0011】駆動モータ40は、永久磁石のロータ41
と、複数のスロットが形成され、コイルが巻付けられた
ステータ42からなり、ロータ41を出力軸12に固定
し、ステータ42を自動変速機機構20のケース29に
固定して配設されている。また、自動変速機構20は、
駆動モータ40のロータ41に連結されて油圧を自動変
速機構20の油圧制御装置26に供給するオイルポンプ
23を有し、発進クラッチ21より出力側に、前記シフ
ト装置によるレンジ選択に応じて複数の変速段を達成す
る変速機構27を有する。なお、図において、符号80
は燃料タンクを示す。
【0012】次に、上記制御装置50による制御の詳細
を図2を参照しつつ、図3のフローチャートに基づき説
明する。制御開始後、最初のステップS1でイグニショ
ンが始めてオンされたか否かを判別する。この判定で、
初めてオンされたと判定された場合、通常のエンジン始
動を行うステップS2に進み、既にオンされていたと判
定された場合、ステップS5に進む。
【0013】ステップS2では、初期設定として、本発
明の主題とする自動エンジン停止及び始動制御(以下、
本制御という)を識別するフラグFを0にする。次に、
ステップS3で、エンジン(E/G)10を始動するた
めに、駆動モータ40をエンジン10が始動するまでバ
ッテリ60に接続し、スタータとしてエンジン10を駆
動させる。この際、燃料供給装置11からスロットル開
度(θ)に応じた燃料がエンジン10の吸気系に燃料噴
射等で供給される。こうしてエンジン10の始動が終了
すれば、ステップS4で駆動モータ40を発電機として
使用し、発電された電力をバッテリ60に充電する。
【0014】ステップS5〜ステップS9は、本発明の
主題とする自動エンジン停止及び始動制御(以下、本制
御という)を実行するか否かの条件を判別するプロセス
である。先ず、ステップS5で、バッテリ電圧が規定値
(通常、乗用車等においては12V)以上あることの確
認を行う。この電圧が規定値に満たないときには、バッ
テリ60の充電が不十分と見なして本制御は行わない。
以降のステップS6〜ステップS9では、それぞれシフ
ト位置がDレンジか、車速Vは0か、スロットル開度θ
は0か、ブレーキスイッチ70はオンか、の判定を行
い、これらの条件が全て満たされたときに、車両が停止
状態にあると見なし、本制御を実行するためにステップ
S10へ進み、そうでなければ、ステップS15に進
む。
【0015】ステップS10では、本制御を実行中か否
かをフラグFで判定する。当初は当然フラグFは0であ
るから、次のステップS11によりフラグFを1にセッ
トする。ステップS12以降で本制御による操作に入
り、ステップS12で、発進クラッチ21を係脱する油
圧サーボ22の油圧を低下させて、動力伝達を遮断する
ように、油圧制御装置26へ信号を出力する。そして、
ステップS13で駆動モータ40を発電状態から駆動状
態に切換える。さらに、エンジン回転センサ13から回
転数(NE )を検出し、目標のエンジン回転数(アイド
リング回転数)となるように制御し、こうした制御は本
制御が終了されるまで継続される。ステップS14で燃
料供給を停止するように燃料供給装置11に信号を出力
する。
【0016】これに対して、ステップS5〜ステップS
9による判定で否、即ち車両走行状態と判定された場
合、ステップS15で、それまで本制御が実行されてい
たか否かをフラグFが1か否かで判別し、本制御が実行
されていたならば、ステップS16〜ステップS19に
よる制御終了処理を行い、そうでなければ、以後の処理
をスキップしてリターンする。
【0017】ステップS16では、フラグを0にする。
そして、ステップS17で燃料の供給を再開し、通常の
スロットル開度等に応じた供給状態に戻す。さらに、ス
テップS18で駆動モータ40を駆動状態から発電状態
に戻す。最後にステップS19で油圧サーボ22の油圧
を通常の状態に戻し、発進クラッチ21による動力伝達
が可能な状態とする。
【0018】以上、要するに、この制御装置では、停止
状態検出手段53により停止状態が検出されたときに、
油圧制御手段52は、油圧サーボ22への油圧の供給を
低下させ、発進クラッチ21の動力伝達を遮断し、燃料
制御手段51は、燃料供給装置11に燃料の供給を停止
させ、駆動制御手段54は、駆動モータ40に電流を供
給して駆動モータ40を駆動状態にすることによりエン
ジン10の回転をアイドリング回転数に維持する制御を
行う。
【0019】かくして、本例によれば、エンジン10が
アイドリング状態で車両が停止状態のときには、燃料の
供給が停止されるが、駆動モータ40によりエンジン1
0がアイドリング回転数に維持される。それにより、車
両の発進時にはエンジン10の回転が維持されているの
で、燃料供給の再開で、速やかにエンジン駆動の状態に
移行することができる。また、このようにエンジン10
が回転状態にあれば、自動変速機構20の油圧は発生し
ている状態にあるので、油圧の立ち上がりも遅れること
はない。また、エンジン10による駆動を再開する際に
は、エンジン10は回転を続けているため、従来のよう
な、再始動時に始動を容易にするめに燃料供給量を一時
的に増加させる制御は不要となり、これによる余分な燃
料の消費も防止することができる。
【0020】さらに、本例では、上記の停止状態におい
て、自動変速機構20の発進クラッチ21を動力遮断状
態としているため、発進クラッチ21が係合していると
きのように流体伝動装置30をスリップさせるための駆
動力が必要とされず、その分だけ駆動力が低減され、電
力消費を抑えることができので、駆動モータ40のため
に格別電力源を大きくする必要はない。
【0021】以上、本発明を実施例に基づき詳説した
が、本発明は、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で
種々に細部の具体的な構成を変更して実施することがで
きる。また、上記実施例では、駆動モータ40を車両停
止状態でエンジン回転をアイドリング回転に維持する動
力源として使用し、車両の走行当初のエンジン始動時に
はスタータとして機能させ、走行中のエンジン駆動時に
は発電機として機能させているが、流体伝動装置30を
ロックアップクラッチを備えるものとした場合には、さ
らにエンジン逆駆動時の回生ブレーキとして機能させる
制御を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用駆動装置の構成を概念
的に示すブロック図である。
【図2】上記実施例の構成を実体に則して示すブロック
図である。
【図3】上記実施例における制御プロセスを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 エンジン 11 燃料供給装置 12 出力軸 20 自動変速機構 21 発進クラッチ 22 油圧サーボ 30 流体伝動装置 40 駆動モータ 50 制御装置 51 燃料制御手段 52 油圧制御手段 53 停止状態検出手段 54 駆動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 義久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 西田 正明 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行条件に応じて必要とされる燃
    料の供給を行う燃料供給装置を備えるエンジンと、 該エンジンの出力軸に流体伝動装置を介して連結され、
    エンジンからの動力を車輪に伝達する発進クラッチと、
    該発進クラッチを係合させる油圧サーボとを有する自動
    変速機構と、 前記エンジンの出力軸に連結され、電流の供給により前
    記出力軸を駆動する駆動モータと、 前記エンジン、前記自動変速機構及び前記駆動モータを
    制御する制御装置とを備える車両用駆動装置において、 前記制御装置は、エンジンがアイドリング状態で車両が
    停止状態にあるかを検出する停止状態検出手段と、前記
    油圧サーボへの油圧の供給を制御する油圧制御手段と、
    前記燃料供給装置による燃料の供給を制御する燃料制御
    手段と、前記駆動モータへの電流の供給を制御する駆動
    制御手段とを有し、 前記停止状態検出手段により停止状態が検出されたとき
    に、前記油圧制御手段は、前記油圧サーボへの油圧の供
    給を低下させ、前記発進クラッチの動力伝達を遮断し、
    前記燃料制御手段は、前記燃料供給装置による燃料の供
    給を停止させ、前記駆動制御手段は、前記駆動モータに
    電流を供給して前記駆動モータを駆動状態にすることに
    より前記エンジンの回転をアイドリング回転数に維持す
    ることを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
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