JPH08165453A - ポリアミド繊維原着用液状着色剤 - Google Patents
ポリアミド繊維原着用液状着色剤Info
- Publication number
- JPH08165453A JPH08165453A JP6332841A JP33284194A JPH08165453A JP H08165453 A JPH08165453 A JP H08165453A JP 6332841 A JP6332841 A JP 6332841A JP 33284194 A JP33284194 A JP 33284194A JP H08165453 A JPH08165453 A JP H08165453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- polyamide
- polyamide fiber
- weight
- colorant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coloring (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリアミドとの相溶性に優れ、充分な製糸安
定性を有する多色の原着糸の生産に適し、さらに特殊異
形中空断面形成性に優れたポリアミド繊維原着用着色剤
を提供する。 【構成】 顔料および/または染料と、分子鎖末端およ
び/または分子鎖中に−X−M(ここで、−X−Mはス
ルホン酸塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩および
カルボン酸塩の群から選ばれた少なくとも1種のアニオ
ン系親水基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土
類金属を示す)で表される親水基を有する液状ポリエー
テルエステルとを含み、常温で3,000ポイズ以下の
液体であり、かつポリアミドとの相溶性を有するポリア
ミド繊維原着用液状着色剤。
定性を有する多色の原着糸の生産に適し、さらに特殊異
形中空断面形成性に優れたポリアミド繊維原着用着色剤
を提供する。 【構成】 顔料および/または染料と、分子鎖末端およ
び/または分子鎖中に−X−M(ここで、−X−Mはス
ルホン酸塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩および
カルボン酸塩の群から選ばれた少なくとも1種のアニオ
ン系親水基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土
類金属を示す)で表される親水基を有する液状ポリエー
テルエステルとを含み、常温で3,000ポイズ以下の
液体であり、かつポリアミドとの相溶性を有するポリア
ミド繊維原着用液状着色剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアミド繊維の原着
用着色剤に関し、さらに詳細にはポリアミドと相溶性の
良好な原着用液状着色剤に関するものである。
用着色剤に関し、さらに詳細にはポリアミドと相溶性の
良好な原着用液状着色剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、原着糸は、一般衣料用、産業
資材用において、その染色工程が省略できるメリットか
ら従来より重用されてきた。さらに、その耐候堅牢性の
面からも、原着糸が優れていることから、近年、ますま
す市場からの要求が高まっている。ところが、ポリアミ
ド原着糸は、衣料または産業資材用途において、単一の
色のみで用いられることが少ない。このことから、各種
の色の原着糸の製造が要求されるが、従来から用いられ
るマスターバッチ添加法は、色切り換え時の供給系の清
掃、エクストルーダーもしくは導管などの洗浄などを必
要とし、生産性の低下を伴うという大きなデメリットを
有している。
資材用において、その染色工程が省略できるメリットか
ら従来より重用されてきた。さらに、その耐候堅牢性の
面からも、原着糸が優れていることから、近年、ますま
す市場からの要求が高まっている。ところが、ポリアミ
ド原着糸は、衣料または産業資材用途において、単一の
色のみで用いられることが少ない。このことから、各種
の色の原着糸の製造が要求されるが、従来から用いられ
るマスターバッチ添加法は、色切り換え時の供給系の清
掃、エクストルーダーもしくは導管などの洗浄などを必
要とし、生産性の低下を伴うという大きなデメリットを
有している。
【0003】そこで、マスターバッチ添加法ではなく、
液状着色剤をメルターの途中から供給して、エクストル
ーダーは着色剤で汚さずに色切り換え容易な方式が、ポ
リエステル繊維を中心に検討されている(例えば、特開
昭60−45689号公報、特開昭60−45690号
公報、特開昭63−92719号公報、特開昭63−1
17071号公報、特開昭63−120767号公報な
ど)。これらの従来技術に示されているように、常温で
液体であり、ポリアミドやポリエステルの溶融紡糸温度
である250〜300℃の耐熱性を有し、顔料や染料を
分散可能な媒体としては、分子量1,000〜4,00
0の低分子量のポリエステルやポリエーテルが存在する
が、ポリアミドとの相溶性がなく、ポリアミドに混入し
て紡糸すると、吐出時に分離飛散して満足な紡糸ができ
ない。一方、ポリアミドと相溶性のある低分子量ポリア
ミドは、溶融紡糸できる耐熱性を有しておらず採用でき
ない。
液状着色剤をメルターの途中から供給して、エクストル
ーダーは着色剤で汚さずに色切り換え容易な方式が、ポ
リエステル繊維を中心に検討されている(例えば、特開
昭60−45689号公報、特開昭60−45690号
公報、特開昭63−92719号公報、特開昭63−1
17071号公報、特開昭63−120767号公報な
ど)。これらの従来技術に示されているように、常温で
液体であり、ポリアミドやポリエステルの溶融紡糸温度
である250〜300℃の耐熱性を有し、顔料や染料を
分散可能な媒体としては、分子量1,000〜4,00
0の低分子量のポリエステルやポリエーテルが存在する
が、ポリアミドとの相溶性がなく、ポリアミドに混入し
て紡糸すると、吐出時に分離飛散して満足な紡糸ができ
ない。一方、ポリアミドと相溶性のある低分子量ポリア
ミドは、溶融紡糸できる耐熱性を有しておらず採用でき
ない。
【0004】本発明者らは、先にこれらの従来技術の課
題を解決すべく、顔料および/または染料と、末端また
は中間部に−X−M(ここで、−X−Mはスルホン酸
塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩およびカルボン
酸塩の群から選ばれた少なくとも1種のアニオン系親水
基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属を
示す)で表される親水基を有する、液状ポリエステルお
よび/または液状ポリエーテルとからなるポリアミド繊
維原着用液状着色剤を提案した(特開平2−14580
8号公報)。しかしながら、この液状ポリエステルや液
状ポリエーテルを用いて、ポリアミドを溶融紡糸する
と、未だに口金汚れが生じる場合があり、特に特殊な中
空断面の糸や、異形断面糸の場合、ポリマーの流れが変
わったりして、断面変形が生じたり、製糸中にドリップ
や断糸が多発したりして、操業性が不調になることが多
い。
題を解決すべく、顔料および/または染料と、末端また
は中間部に−X−M(ここで、−X−Mはスルホン酸
塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩およびカルボン
酸塩の群から選ばれた少なくとも1種のアニオン系親水
基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属を
示す)で表される親水基を有する、液状ポリエステルお
よび/または液状ポリエーテルとからなるポリアミド繊
維原着用液状着色剤を提案した(特開平2−14580
8号公報)。しかしながら、この液状ポリエステルや液
状ポリエーテルを用いて、ポリアミドを溶融紡糸する
と、未だに口金汚れが生じる場合があり、特に特殊な中
空断面の糸や、異形断面糸の場合、ポリマーの流れが変
わったりして、断面変形が生じたり、製糸中にドリップ
や断糸が多発したりして、操業性が不調になることが多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、ポリアミドとの相溶
性に優れ、充分な製糸安定性を有する多色の原着糸の生
産に適し、さらに異形断面糸や中空断面糸でも操業性に
優れたポリアミド繊維原着用着色剤を提供することを目
的とする。
術の課題を背景になされたもので、ポリアミドとの相溶
性に優れ、充分な製糸安定性を有する多色の原着糸の生
産に適し、さらに異形断面糸や中空断面糸でも操業性に
優れたポリアミド繊維原着用着色剤を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料および/
または染料と、分子鎖末端および/または分子鎖中に−
X−M(ここで、−X−Mはスルホン酸塩、リン酸エス
テル塩、硫酸エステル塩およびカルボン酸塩の群から選
ばれた少なくとも1種のアニオン系親水基であり、Mは
アルカリ金属またはアルカリ土類金属を示す)で表され
る親水基を有する液状ポリエーテルエステルとを含み、
常温で3,000ポイズ以下の液体であり、かつポリア
ミドとの相溶性を有することを特徴とするポリアミド繊
維原着用液状着色剤である。
または染料と、分子鎖末端および/または分子鎖中に−
X−M(ここで、−X−Mはスルホン酸塩、リン酸エス
テル塩、硫酸エステル塩およびカルボン酸塩の群から選
ばれた少なくとも1種のアニオン系親水基であり、Mは
アルカリ金属またはアルカリ土類金属を示す)で表され
る親水基を有する液状ポリエーテルエステルとを含み、
常温で3,000ポイズ以下の液体であり、かつポリア
ミドとの相溶性を有することを特徴とするポリアミド繊
維原着用液状着色剤である。
【0007】本発明に用いられる顔料および/または染
料は、特に限定されるものではなく通常使用されてい
る、例えばアゾ系、フタロシアニン系、ペリノン系、ペ
リレン系、アンスラキノン系などの有機顔料;カーボン
ブラック、群青、ベンガラ、酸化チタンなどの無機顔
料;およびアゾ系、ペリノン系、アンスラキノン系など
の染料を挙げることができる。本発明の着色剤として
は、顔料のみ、あるいは顔料と染料とを併用することが
好ましい。
料は、特に限定されるものではなく通常使用されてい
る、例えばアゾ系、フタロシアニン系、ペリノン系、ペ
リレン系、アンスラキノン系などの有機顔料;カーボン
ブラック、群青、ベンガラ、酸化チタンなどの無機顔
料;およびアゾ系、ペリノン系、アンスラキノン系など
の染料を挙げることができる。本発明の着色剤として
は、顔料のみ、あるいは顔料と染料とを併用することが
好ましい。
【0008】本発明は、前記顔料および/または染料
と、特定の親水基を有する分散媒である液状ポリエーテ
ルエステルとを配合してなるものである。一般に、常温
で液状であり、高濃度の顔料を分散できる分散媒として
は、特開昭60−45689号公報に記載のように二塩
基有機酸と2価アルコールとを反応させて得られる分子
量1,000〜4,000の低分子量ポリエステル、例
えばアジピン酸と1,3−ブチレングリコール、アジピ
ン酸とエチレングリコール、セバシン酸とプロピレング
リコールとから合成されたものが存在する。また同様
に、特開昭63−120767号公報に記載のように、
ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポ
リエチレングリコールなどの液状ポリエーテルが存在す
る。ところが、これらのものは、常温で液体であり、高
濃度の顔料を分散でき、分散剤としての特性は有してい
るが、ポリアミドとの相溶性に欠け、ポリアミド繊維用
液状原着剤としては適していないのが現状である。
と、特定の親水基を有する分散媒である液状ポリエーテ
ルエステルとを配合してなるものである。一般に、常温
で液状であり、高濃度の顔料を分散できる分散媒として
は、特開昭60−45689号公報に記載のように二塩
基有機酸と2価アルコールとを反応させて得られる分子
量1,000〜4,000の低分子量ポリエステル、例
えばアジピン酸と1,3−ブチレングリコール、アジピ
ン酸とエチレングリコール、セバシン酸とプロピレング
リコールとから合成されたものが存在する。また同様
に、特開昭63−120767号公報に記載のように、
ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポ
リエチレングリコールなどの液状ポリエーテルが存在す
る。ところが、これらのものは、常温で液体であり、高
濃度の顔料を分散でき、分散剤としての特性は有してい
るが、ポリアミドとの相溶性に欠け、ポリアミド繊維用
液状原着剤としては適していないのが現状である。
【0009】そこで、常温で液状であり、高濃度の顔料
または染料を分散でき、しかもポリアミドとの相溶性が
ある分散媒として、本発明者らが鋭意検討の結果、常温
で液体である特性および耐熱性、顔料分散性を、基本成
分である低分子量ポリエーテルエステルで保持しつつ、
その分子鎖末端および/または分子鎖中にスルホン酸
塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩、カルボン酸塩
などのアニオン系の親水基を導入すれば、前記特開平2
−145808号公報に比べて、さらに分散媒とポリア
ミドとの相互作用が増大し、相溶性が向上できることを
見出したものである。かくて、本発明に使用される液状
ポリエーテルエステルは、特定の2種の親水基、すなわ
ちスルホン酸などのアルカリ金属塩あるいはアルカリ土
類金属塩と、ポリオキシアルキレン成分とを分子内に併
せ持つ分散媒である。
または染料を分散でき、しかもポリアミドとの相溶性が
ある分散媒として、本発明者らが鋭意検討の結果、常温
で液体である特性および耐熱性、顔料分散性を、基本成
分である低分子量ポリエーテルエステルで保持しつつ、
その分子鎖末端および/または分子鎖中にスルホン酸
塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩、カルボン酸塩
などのアニオン系の親水基を導入すれば、前記特開平2
−145808号公報に比べて、さらに分散媒とポリア
ミドとの相互作用が増大し、相溶性が向上できることを
見出したものである。かくて、本発明に使用される液状
ポリエーテルエステルは、特定の2種の親水基、すなわ
ちスルホン酸などのアルカリ金属塩あるいはアルカリ土
類金属塩と、ポリオキシアルキレン成分とを分子内に併
せ持つ分散媒である。
【0010】一般に、ポリアミドは、その基本構造から
水素結合を形成し易く、水との親和性が強い、すなわち
親水性的性質を有している。そこで、疎水的成分である
ポリエステル成分を含有する液状ポリエーテルエステル
にアニオン系の親水性基を導入すれば、ポリアミドとの
相溶性が向上するのである。しかも、液状ポリエーテル
エステル中には、親水基であるポリオキシアルキレン成
分を有するので、ポリアミドとの相溶性がさらに向上す
る。
水素結合を形成し易く、水との親和性が強い、すなわち
親水性的性質を有している。そこで、疎水的成分である
ポリエステル成分を含有する液状ポリエーテルエステル
にアニオン系の親水性基を導入すれば、ポリアミドとの
相溶性が向上するのである。しかも、液状ポリエーテル
エステル中には、親水基であるポリオキシアルキレン成
分を有するので、ポリアミドとの相溶性がさらに向上す
る。
【0011】本発明に用いられる液状ポリエーテルエス
テルは、ポリエステル成分とポリオキシアルキレン成分
とからなり、かつその分子鎖末端および/または分子鎖
中に−X−Mで表される親水基を有するものである。こ
の液状ポリエーテルエステルを合成するには、ジカルボ
ン酸またはそのエステル形成性誘導体、ジオール、ポリ
オキシアルキレングリコールまたはその誘導体、−X−
M基を有するエステル形成性単量体を、常法に従い、重
縮合する方法、あるいはこれら4種の単量体から−X−
M基を有するエステル形成性単量体のみを除いて、あら
かじめ常法による重縮合によって、ポリエーテルエステ
ルを得、後から分子鎖末端などに−X−M基を有するエ
ステル形成性単量体を付加する方法などが挙げられる。
テルは、ポリエステル成分とポリオキシアルキレン成分
とからなり、かつその分子鎖末端および/または分子鎖
中に−X−Mで表される親水基を有するものである。こ
の液状ポリエーテルエステルを合成するには、ジカルボ
ン酸またはそのエステル形成性誘導体、ジオール、ポリ
オキシアルキレングリコールまたはその誘導体、−X−
M基を有するエステル形成性単量体を、常法に従い、重
縮合する方法、あるいはこれら4種の単量体から−X−
M基を有するエステル形成性単量体のみを除いて、あら
かじめ常法による重縮合によって、ポリエーテルエステ
ルを得、後から分子鎖末端などに−X−M基を有するエ
ステル形成性単量体を付加する方法などが挙げられる。
【0012】ここで、液状ポリエーテルエステルに用い
られるジカルボン酸あるいはそのエステル形成性誘導体
の具体例としては、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジ
カルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸類が挙げられる。また、オキシカルボン酸あるいは
そのエステル形成性誘導体の具体例としては、p−2−
ヒドロキシエトキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナ
フタレンカルボン酸などのオキシカルボン酸誘導体が挙
げられる。
られるジカルボン酸あるいはそのエステル形成性誘導体
の具体例としては、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジ
カルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸類が挙げられる。また、オキシカルボン酸あるいは
そのエステル形成性誘導体の具体例としては、p−2−
ヒドロキシエトキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナ
フタレンカルボン酸などのオキシカルボン酸誘導体が挙
げられる。
【0013】これらのジカルボン酸と反応するジオール
の具体例としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族ジオー
ル、ビス−p−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、
ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)ビスフェノール−A
などの芳香族ジオールが挙げられる。
の具体例としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族ジオー
ル、ビス−p−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、
ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)ビスフェノール−A
などの芳香族ジオールが挙げられる。
【0014】また、ポリオキシアルキレングリコールの
具体例としては、種々の分子量のポリエチレングリコー
ル類、ポリプロピレングリコール類、さらにエチレンオ
キシドとプロピレンオキシドとをブロックあるいはラン
ダム共重合したポリエーテル類、メタノール、ブタノー
ル、ラウリルアルコール、オレイルアルコールなどの1
価アルコールあるいはフェノール、ノニルフェノールな
どの1価フェノールなどの1官能性化合物に炭素数2〜
3のアルキレンオキシドを単独あるいはブロックまたは
ランダムに付加重合したモノオール型ポリオキシアルキ
レン化合物類、エチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、ポリテトラメチル
グリコールなどのジオール類、あるいはハイドロキノ
ン、ビスフェノール−Aなどの2価フェノール類などの
2官能性化合物に同様にアルキレンオキシドを付加した
ジオール型ポリオキシアルキレン化合物類などが有利に
使用することができる。
具体例としては、種々の分子量のポリエチレングリコー
ル類、ポリプロピレングリコール類、さらにエチレンオ
キシドとプロピレンオキシドとをブロックあるいはラン
ダム共重合したポリエーテル類、メタノール、ブタノー
ル、ラウリルアルコール、オレイルアルコールなどの1
価アルコールあるいはフェノール、ノニルフェノールな
どの1価フェノールなどの1官能性化合物に炭素数2〜
3のアルキレンオキシドを単独あるいはブロックまたは
ランダムに付加重合したモノオール型ポリオキシアルキ
レン化合物類、エチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、ポリテトラメチル
グリコールなどのジオール類、あるいはハイドロキノ
ン、ビスフェノール−Aなどの2価フェノール類などの
2官能性化合物に同様にアルキレンオキシドを付加した
ジオール型ポリオキシアルキレン化合物類などが有利に
使用することができる。
【0015】さらに、−X−M基を有する単量体、例え
ばスルホン酸金属塩基を有する単量体の具体例として
は、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム、5−
スルホイソフタル酸リチウム、3−スルホ安息香酸ナト
リウム、スルホ−2,6−ナフタレンジカルボン酸ナト
リウムなどの芳香族カルボン酸スルホネート金属塩、ビ
ス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホン酸ナト
リウム、β−ヒドロキシエトキシナフタレン−α−スル
ホン酸カリウムなどの1級アルコール性水酸基含有スル
ホン酸類のほか、POE(10)モノ(p−スルホフェ
ニル)エーテルナトリウムなどが挙げられる。
ばスルホン酸金属塩基を有する単量体の具体例として
は、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム、5−
スルホイソフタル酸リチウム、3−スルホ安息香酸ナト
リウム、スルホ−2,6−ナフタレンジカルボン酸ナト
リウムなどの芳香族カルボン酸スルホネート金属塩、ビ
ス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンスルホン酸ナト
リウム、β−ヒドロキシエトキシナフタレン−α−スル
ホン酸カリウムなどの1級アルコール性水酸基含有スル
ホン酸類のほか、POE(10)モノ(p−スルホフェ
ニル)エーテルナトリウムなどが挙げられる。
【0016】なお、本発明の液状ポリエーテルエステル
の製造には、3価以上の多価カルボン酸あるいは多価ア
ルコールを限られた少量の範囲で使用できる。これらの
具体例としては、トリメリット酸、1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸などの多価カルボン酸類、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
などの多価アルコール類、およびこれの化合物に炭素数
2〜3のアルキレンオキシドを単独あるいはブロックあ
るいはランダムに付加重合した多価アルコール型ポリア
ルキレンオキシド誘導体類が挙げられる。これらの3価
以上の単量体は、使用する全単量体の4モル%以下が好
ましい。
の製造には、3価以上の多価カルボン酸あるいは多価ア
ルコールを限られた少量の範囲で使用できる。これらの
具体例としては、トリメリット酸、1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸などの多価カルボン酸類、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
などの多価アルコール類、およびこれの化合物に炭素数
2〜3のアルキレンオキシドを単独あるいはブロックあ
るいはランダムに付加重合した多価アルコール型ポリア
ルキレンオキシド誘導体類が挙げられる。これらの3価
以上の単量体は、使用する全単量体の4モル%以下が好
ましい。
【0017】本発明の液状ポリエーテルエステルは、公
知の重合触媒を用いて、公知の重合法、例えば溶融重合
により製造することができる。例えば、反応容器内に、
ジカルボン酸、ジオール、およびポリオキシアルキレン
グリコール、さらに重合触媒としてジブチルチンラウレ
ート、ジブチルチンジオクタノエート、テトラブチルチ
タネートなどを添加し、窒素気流下で発生するアルコー
ル類を除去しながら溶融重合することによってポリエー
テルエステルを得ることができる。
知の重合触媒を用いて、公知の重合法、例えば溶融重合
により製造することができる。例えば、反応容器内に、
ジカルボン酸、ジオール、およびポリオキシアルキレン
グリコール、さらに重合触媒としてジブチルチンラウレ
ート、ジブチルチンジオクタノエート、テトラブチルチ
タネートなどを添加し、窒素気流下で発生するアルコー
ル類を除去しながら溶融重合することによってポリエー
テルエステルを得ることができる。
【0018】本発明に使用できるポリエーテルエステル
は、上記のような単量体から適宜選択して製造される
が、その分子内に−X−Mで表される親水基と−(Cm
H2mO)n で表される親水基(ポリオキシアルキレン成
分)との両者を導入することにより、はじめて本発明の
高度な目的を達成できる。分子内に導入する−X−M基
は、使用されるジカルボン酸成分に対して1〜10モル
%の範囲が好ましく、1〜6モル%の範囲がさらに好ま
しい。1モル%未満では、本発明の効果が得られにく
く、一方10モル%を超えると、親水性が高くなりすぎ
て、製造された糸や製品でのトラブルを生じやすい。ま
た、ポリオキシアルキレン成分−(Cm H2mO)n −
は、ポリエーテルエステル中の3〜30重量%、好まし
くは5〜25重量%であり、3重量%未満では本発明の
目的の効果が得られず、一方30重量%を超えると親水
性が高くなり過ぎて製品使用時にトラブルを起こした
り、耐熱性が不足して製糸時に発煙を生じたりして好ま
しくない。
は、上記のような単量体から適宜選択して製造される
が、その分子内に−X−Mで表される親水基と−(Cm
H2mO)n で表される親水基(ポリオキシアルキレン成
分)との両者を導入することにより、はじめて本発明の
高度な目的を達成できる。分子内に導入する−X−M基
は、使用されるジカルボン酸成分に対して1〜10モル
%の範囲が好ましく、1〜6モル%の範囲がさらに好ま
しい。1モル%未満では、本発明の効果が得られにく
く、一方10モル%を超えると、親水性が高くなりすぎ
て、製造された糸や製品でのトラブルを生じやすい。ま
た、ポリオキシアルキレン成分−(Cm H2mO)n −
は、ポリエーテルエステル中の3〜30重量%、好まし
くは5〜25重量%であり、3重量%未満では本発明の
目的の効果が得られず、一方30重量%を超えると親水
性が高くなり過ぎて製品使用時にトラブルを起こした
り、耐熱性が不足して製糸時に発煙を生じたりして好ま
しくない。
【0019】前記アニオン系の親水性基を示すもののな
かでも、特に常温で液体である低分子量ポリエーテルエ
ステルの−OH基に、例えば有機スルホン酸の金属塩末
端を有するカルボン酸を反応させて有機スルホン酸の金
属塩を導入すると、−R−SO3 M基(ここで、Rは有
機基で、芳香族または脂肪族の炭化水素基で置換基を有
していてもよい)とポリアミドとの電気陰性度や本体ポ
リエーテルエステルの遮蔽効果などによりポリアミドと
の相溶性が向上する。このスルホン酸塩−R−SO3 M
は、芳香族モノもしくはジカルボン酸スルホネートナト
リウム塩またはそのエステル形成性誘導体である。−S
O3 M基は、ポリアミドとの相互作用を有効に生かし、
低分子量ポリエーテルエステル主鎖とポリアミド主鎖と
の立体的、電子的距離を考慮した場合、Mとしてはアル
カリ金属およびアルカリ土類金属が有効であり、特にナ
トリウム原子が好適である。また、Rとしては、有機
基、すなわち芳香族または脂肪族の炭化水素を骨格に持
つものが有効であるが、その遮蔽効果および立体障害効
果より、芳香族はより有効であり、メタ位にカルボメト
キシ基を有するベンゼンスルホン酸ナトリウムが好適で
ある。
かでも、特に常温で液体である低分子量ポリエーテルエ
ステルの−OH基に、例えば有機スルホン酸の金属塩末
端を有するカルボン酸を反応させて有機スルホン酸の金
属塩を導入すると、−R−SO3 M基(ここで、Rは有
機基で、芳香族または脂肪族の炭化水素基で置換基を有
していてもよい)とポリアミドとの電気陰性度や本体ポ
リエーテルエステルの遮蔽効果などによりポリアミドと
の相溶性が向上する。このスルホン酸塩−R−SO3 M
は、芳香族モノもしくはジカルボン酸スルホネートナト
リウム塩またはそのエステル形成性誘導体である。−S
O3 M基は、ポリアミドとの相互作用を有効に生かし、
低分子量ポリエーテルエステル主鎖とポリアミド主鎖と
の立体的、電子的距離を考慮した場合、Mとしてはアル
カリ金属およびアルカリ土類金属が有効であり、特にナ
トリウム原子が好適である。また、Rとしては、有機
基、すなわち芳香族または脂肪族の炭化水素を骨格に持
つものが有効であるが、その遮蔽効果および立体障害効
果より、芳香族はより有効であり、メタ位にカルボメト
キシ基を有するベンゼンスルホン酸ナトリウムが好適で
ある。
【0020】本発明に使用される液状ポリエーテルエス
テルは、常温で液状であり、使用時の耐熱性や粘度の要
求から、その分子量は1,000〜5,000の範囲が
好ましい。
テルは、常温で液状であり、使用時の耐熱性や粘度の要
求から、その分子量は1,000〜5,000の範囲が
好ましい。
【0021】顔料および/または染料と、液状ポリエー
テルエステルとの重量比は、顔料および/または染料1
00重量部に対して、液状ポリエーテルエステル30〜
5,000重量部である。
テルエステルとの重量比は、顔料および/または染料1
00重量部に対して、液状ポリエーテルエステル30〜
5,000重量部である。
【0022】以上のポリアミドに用いる液状着色剤とし
ては、その粘度が3,000ポイズ以下が必要である。
その理由は、産業資材用あるいは一般衣料用に用いるポ
リアミドの通常使用する条件での溶融粘度は、800〜
4,000ポイズ、特に1,500〜3,000ポイズ
が多く、該ポリアミドに混入する液状着色剤の粘度が高
すぎると分散し難いためである。
ては、その粘度が3,000ポイズ以下が必要である。
その理由は、産業資材用あるいは一般衣料用に用いるポ
リアミドの通常使用する条件での溶融粘度は、800〜
4,000ポイズ、特に1,500〜3,000ポイズ
が多く、該ポリアミドに混入する液状着色剤の粘度が高
すぎると分散し難いためである。
【0023】なお、本発明の液状着色剤には、前記顔料
および/または染料100重量部に対し、銅化合物を1
0〜100重量部含有させておくことが好ましい。ポリ
アミド繊維原着糸の優れた耐候堅牢性を生かすべく原着
化しても、銅化合物が存在しないとポリアミド自体が光
により劣化して強力劣化が著しくなり、耐候堅牢度向上
効果(変褪色性向上)を発揮できないことになる。この
銅化合物は、液状着色剤側に混入しておかなくても、ポ
リアミド側に混入しておいてもよいが、液状着色剤添加
装置でともにポリアミド側に添加する方が、生産プロセ
ス的に簡略化できるので好ましい。
および/または染料100重量部に対し、銅化合物を1
0〜100重量部含有させておくことが好ましい。ポリ
アミド繊維原着糸の優れた耐候堅牢性を生かすべく原着
化しても、銅化合物が存在しないとポリアミド自体が光
により劣化して強力劣化が著しくなり、耐候堅牢度向上
効果(変褪色性向上)を発揮できないことになる。この
銅化合物は、液状着色剤側に混入しておかなくても、ポ
リアミド側に混入しておいてもよいが、液状着色剤添加
装置でともにポリアミド側に添加する方が、生産プロセ
ス的に簡略化できるので好ましい。
【0024】この銅化合物としては、ハロゲン化銅、硫
酸銅、酢酸銅などが用いられるが、好ましくはハロゲン
化第一銅、特に好ましくはヨウ化第一銅である。さら
に、銅析出防止剤として、ヨウ化カリウム、2−メルカ
プトベンゾイミダゾールなどを、銅化合物と当量以上、
好ましくは2〜5倍量、前記銅化合物と同時に添加する
ことが好ましい。
酸銅、酢酸銅などが用いられるが、好ましくはハロゲン
化第一銅、特に好ましくはヨウ化第一銅である。さら
に、銅析出防止剤として、ヨウ化カリウム、2−メルカ
プトベンゾイミダゾールなどを、銅化合物と当量以上、
好ましくは2〜5倍量、前記銅化合物と同時に添加する
ことが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例中における評価基準は、次のと
おりである。液状物の滲み出し 口金面の液状物の滲み出しを肉眼観察し、以下のように
評価した。 ◎;全く認められない。 ○;ごく僅か認められる。 △;少量だが明確に認められる。 ×;大量に認められる。
説明する。なお、実施例中における評価基準は、次のと
おりである。液状物の滲み出し 口金面の液状物の滲み出しを肉眼観察し、以下のように
評価した。 ◎;全く認められない。 ○;ごく僅か認められる。 △;少量だが明確に認められる。 ×;大量に認められる。
【0026】口金汚れ 口金面の汚れを肉眼観察し、以下のように評価した。 ◎;全く認められない。 ○;ごく僅か認められる。 △;少量だが明確に認められる。 ×;大量に認められる。
【0027】異形断面形成性(中空断面形成性) 紡糸24時間後の糸の断面形状を写真に撮り、以下のよ
うに評価した。 ◎;良好(変形、口割れなし) ○;ごく少量の断面形状の崩れが認められる。 △;断面形状の異常、崩れが少量だが、明確に認められ
る(1〜20%)。 ×;断面形状の異常、崩れが大量に認められる(20%
を超える量)。
うに評価した。 ◎;良好(変形、口割れなし) ○;ごく少量の断面形状の崩れが認められる。 △;断面形状の異常、崩れが少量だが、明確に認められ
る(1〜20%)。 ×;断面形状の異常、崩れが大量に認められる(20%
を超える量)。
【0028】参考例1〔液状ポリエーテルエステル
(A)の合成〕 攪拌機、温度計、精留管、窒素導入管を付けた内容積2
リットルの反応容器に、ジメチルアジペート626g
(3.6モル)、5−スルホイソフタル酸ジメチルナト
リウム118g(0.4モル)、プロピレングリコール
428g(5.6モル)、POP(ポリオキシプロピレ
ン)/POE(ポリオキシエチレン)(付加モル数=1
5/10)モノメチルエーテル322g(0.24モ
ル)、ジブチルチンジラウレート0.5gを仕込み、少
量の窒素を流しながら、攪拌・加熱し、内温200〜2
20℃にて発生するメタノール、プロピレングリコール
を除去しながら、10時間反応を行った。得られた淡黄
色液状の生成物は、粘度250ポイズ(30℃)、分子
量3,500(GPCによるポリスチレン換算分子量)
のポリエーテルエステルであった。
(A)の合成〕 攪拌機、温度計、精留管、窒素導入管を付けた内容積2
リットルの反応容器に、ジメチルアジペート626g
(3.6モル)、5−スルホイソフタル酸ジメチルナト
リウム118g(0.4モル)、プロピレングリコール
428g(5.6モル)、POP(ポリオキシプロピレ
ン)/POE(ポリオキシエチレン)(付加モル数=1
5/10)モノメチルエーテル322g(0.24モ
ル)、ジブチルチンジラウレート0.5gを仕込み、少
量の窒素を流しながら、攪拌・加熱し、内温200〜2
20℃にて発生するメタノール、プロピレングリコール
を除去しながら、10時間反応を行った。得られた淡黄
色液状の生成物は、粘度250ポイズ(30℃)、分子
量3,500(GPCによるポリスチレン換算分子量)
のポリエーテルエステルであった。
【0029】参考例2〔液状ポリエーテルエステル
(B)〜(I)、(P)〜(T)の合成〕 参考例1と同様の重合操作により、表1〜2に示すモノ
マー組成のポリエーテルエステル(B)〜(I)、
(P)〜(T)を得た。
(B)〜(I)、(P)〜(T)の合成〕 参考例1と同様の重合操作により、表1〜2に示すモノ
マー組成のポリエーテルエステル(B)〜(I)、
(P)〜(T)を得た。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】実施例1 参考例1で得られたポリエーテルエステル(A)を28
0重量部、フタロシアニングリーン95重量部、カーボ
ンブラック5重量部およびヨウ化第一銅20重量部から
なる液状着色剤を用いて、ポリアミド原着糸を製糸し
た。ここで、ポリアミドとしてm−クレゾール35℃の
〔η〕=1.34のナイロン6ポリマーを用い、ポリア
ミド100重量部に対して液状着色剤を2重量部、4重
量部または8重量部を、ポリマー導入管の溶融ナイロン
部分へ計量注入し、下流側からスタティックミキサー
(ケニックスタイプ)を30段組み込んで混合し、トラ
イローバルタイプの口金より吐出し、紡糸、延伸、捲縮
加工を行い、ワインダーに巻き取った。紡糸温度は、2
55℃で行った。なお、紡糸に用いた口金は、特公平2
−8044号公報に示す特殊異形中空糸となる形状のも
ので、そのデニール/フィラメント数は、1,000d
e/68filであった。このときの液状着色剤を用い
た製糸状況を表3に示す。
0重量部、フタロシアニングリーン95重量部、カーボ
ンブラック5重量部およびヨウ化第一銅20重量部から
なる液状着色剤を用いて、ポリアミド原着糸を製糸し
た。ここで、ポリアミドとしてm−クレゾール35℃の
〔η〕=1.34のナイロン6ポリマーを用い、ポリア
ミド100重量部に対して液状着色剤を2重量部、4重
量部または8重量部を、ポリマー導入管の溶融ナイロン
部分へ計量注入し、下流側からスタティックミキサー
(ケニックスタイプ)を30段組み込んで混合し、トラ
イローバルタイプの口金より吐出し、紡糸、延伸、捲縮
加工を行い、ワインダーに巻き取った。紡糸温度は、2
55℃で行った。なお、紡糸に用いた口金は、特公平2
−8044号公報に示す特殊異形中空糸となる形状のも
ので、そのデニール/フィラメント数は、1,000d
e/68filであった。このときの液状着色剤を用い
た製糸状況を表3に示す。
【0033】実施例2〜9 実施例1と同様にして、ポリエーテルエステル(B)〜
(I)を用いて液状着色剤を調製し、これを用いてポリ
アミド原着糸を製糸した。結果を表3〜5に示す。
(I)を用いて液状着色剤を調製し、これを用いてポリ
アミド原着糸を製糸した。結果を表3〜5に示す。
【0034】比較例1〜7 比較のため、従来の液状着色剤などを用い、実施例1と
同様にして実験を行った結果を表5〜6に示す。
同様にして実験を行った結果を表5〜6に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】*)トリデシルトリメリテート **)ポリエチレングリコール(400)ジラウレート 本発明の着色剤は、ナイロン6ポリマーとの相溶性を有
しているため、ナイロン6ポリマー100重量部に対し
て2〜8重量部混入しても、製糸、延伸、捲縮加工時に
断糸は見られず、口金ノズル周辺にも経時的に汚れるこ
ともなく、断面形状の変形もなく、安定した製糸が可能
であった。
しているため、ナイロン6ポリマー100重量部に対し
て2〜8重量部混入しても、製糸、延伸、捲縮加工時に
断糸は見られず、口金ノズル周辺にも経時的に汚れるこ
ともなく、断面形状の変形もなく、安定した製糸が可能
であった。
【0040】比較例8 アジピン酸、n−ペンタンジオールおよびエチレングリ
コールから合成された平均分子量2,200の低分子量
液状ポリエステルポリオールに3,5−ジカルボメトキ
シスルホン酸ナトリウムを減圧下で加熱反応させた液状
ポリエステルポリオールを280重量部、フタロシアニ
ングリーン95重量部、カーボンブラック5重量部およ
びヨウ化第一銅20重量部からなる液状着色剤を用い
て、実施例1と同様にポリアミド原着糸を製糸した。
コールから合成された平均分子量2,200の低分子量
液状ポリエステルポリオールに3,5−ジカルボメトキ
シスルホン酸ナトリウムを減圧下で加熱反応させた液状
ポリエステルポリオールを280重量部、フタロシアニ
ングリーン95重量部、カーボンブラック5重量部およ
びヨウ化第一銅20重量部からなる液状着色剤を用い
て、実施例1と同様にポリアミド原着糸を製糸した。
【0041】その結果、ナイロン6ポリマー100重量
部に対し1重量部以下の添加域では、そこそこの紡糸調
子、延伸調子(断糸=0回/10時間)が得られた。し
かしながら、1重量部添加でも、1日後に口割れや変形
などの断面形状の異常が68フィラメント中、6個もあ
り、2日後では、28個にもなった。また、濃色を得る
ため、添加量を2、3、4、8重量部と増すに従って、
異形中空の形状が崩れ、口割れやベンディングが生じ、
2重量部で3回/10時間、3重量部で9回/10時間
の紡糸断糸が生じた。さらに、4重量部、あるいは8重
量部では、1時間でも連続紡糸することが不可能であっ
た。
部に対し1重量部以下の添加域では、そこそこの紡糸調
子、延伸調子(断糸=0回/10時間)が得られた。し
かしながら、1重量部添加でも、1日後に口割れや変形
などの断面形状の異常が68フィラメント中、6個もあ
り、2日後では、28個にもなった。また、濃色を得る
ため、添加量を2、3、4、8重量部と増すに従って、
異形中空の形状が崩れ、口割れやベンディングが生じ、
2重量部で3回/10時間、3重量部で9回/10時間
の紡糸断糸が生じた。さらに、4重量部、あるいは8重
量部では、1時間でも連続紡糸することが不可能であっ
た。
【0042】
【発明の効果】従来の液状着色剤では、紡糸口金付近に
液状着色剤が分離して滲み出したり、口金をひどく汚し
紡糸糸切れを起こすなど、安定した生産が不可能であっ
たが、本発明の液状着色剤を用いてポリアミド原着糸を
製造すると、紡糸口金部分での液状着色剤の分離や口金
汚れ、紡糸性不良などの不良状態は発生せず、安定して
ポリアミド原着糸を生産でき、さら特殊異形中空断面の
糸でも安定した断面形状が得られる。また、得られた原
着糸は、耐候堅牢度、耐候強力劣化も良好である。
液状着色剤が分離して滲み出したり、口金をひどく汚し
紡糸糸切れを起こすなど、安定した生産が不可能であっ
たが、本発明の液状着色剤を用いてポリアミド原着糸を
製造すると、紡糸口金部分での液状着色剤の分離や口金
汚れ、紡糸性不良などの不良状態は発生せず、安定して
ポリアミド原着糸を生産でき、さら特殊異形中空断面の
糸でも安定した断面形状が得られる。また、得られた原
着糸は、耐候堅牢度、耐候強力劣化も良好である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 1/62 1/653 3/04 E
Claims (8)
- 【請求項1】 顔料および/または染料と、分子鎖末端
および/または分子鎖中に−X−M(ここで、−X−M
はスルホン酸塩、リン酸エステル塩、硫酸エステル塩お
よびカルボン酸塩の群から選ばれた少なくとも1種のア
ニオン系親水基であり、Mはアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属を示す)で表される親水基を有する液状ポリ
エーテルエステルとを含み、常温で3,000ポイズ以
下の液体であり、かつポリアミドとの相溶性を有するこ
とを特徴とするポリアミド繊維原着用液状着色剤。 - 【請求項2】 親水基−X−Mがスルホン酸塩−R−S
O3 M(ここで、Rは有機基で、芳香族または脂肪族の
炭化水素基で置換基を有していてもよい)である請求項
1記載のポリアミド繊維原着用液状着色剤。 - 【請求項3】 スルホン酸塩−R−SO3 Mが芳香族モ
ノもしくはジカルボン酸スルホネートナトリウム塩また
はそのエステル形成性誘導体である請求項1または2記
載のポリアミド繊維原着用液状着色剤。 - 【請求項4】 液状ポリエーテルエステルが、−(Cm
H2mO)n −(式中、mは2または3、nは5〜100
の整数を示す)で表されるポリオキシアルキレン成分を
有する請求項1記載のポリアミド繊維原着用液状着色
剤。 - 【請求項5】 液状ポリエーテルエステル中のポリオキ
シアルキレン成分−(Cm H2mO)n −の含有量が3〜
30重量%である請求項4記載のポリアミド繊維原着用
液状着色剤。 - 【請求項6】 顔料および/または染料100重量部に
対し、液状ポリエーテルエステル30〜5,000重量
部を含有する請求項1記載のポリアミド繊維原着用液状
着色剤。 - 【請求項7】 銅化合物を含む請求項1〜6いずれか1
項記載のポリアミド繊維原着用液状着色剤。 - 【請求項8】 銅化合物がハロゲン化第一銅である請求
項7記載のポリアミド繊維原着用液状着色剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6332841A JPH08165453A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ポリアミド繊維原着用液状着色剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6332841A JPH08165453A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ポリアミド繊維原着用液状着色剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08165453A true JPH08165453A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18259397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6332841A Pending JPH08165453A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ポリアミド繊維原着用液状着色剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08165453A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014506940A (ja) * | 2010-12-21 | 2014-03-20 | カラーマトリックス ホールディングス インコーポレイテッド | ポリマー材料 |
| WO2022262696A1 (zh) * | 2021-06-15 | 2022-12-22 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 液体色油及有色聚酰胺纤维 |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP6332841A patent/JPH08165453A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014506940A (ja) * | 2010-12-21 | 2014-03-20 | カラーマトリックス ホールディングス インコーポレイテッド | ポリマー材料 |
| US10053545B2 (en) | 2010-12-21 | 2018-08-21 | Colormatrix Holdings, Inc. | Polymeric materials |
| WO2022262696A1 (zh) * | 2021-06-15 | 2022-12-22 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 液体色油及有色聚酰胺纤维 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN118702903A (zh) | 用于纺织品应用的改性聚酯母料及其制备方法 | |
| JP2585841B2 (ja) | ポリアミド原着用リキッド顔料およびそれを用いたポリアミド原着糸 | |
| US4001190A (en) | Acid-dyeable fibers of polyester modified with tetramethylpiperidine polyether glycols | |
| JP3131100B2 (ja) | ポリエステル組成物およびその繊維 | |
| KR910001688B1 (ko) | 착색제 및 그것으로 원료착색된 폴리에스테르 성형물품 | |
| US3663509A (en) | Sulphonated polyethers | |
| JPH08165453A (ja) | ポリアミド繊維原着用液状着色剤 | |
| US3825620A (en) | Aba block polymers of polyester and polyethers | |
| GB1598655A (en) | Polyester filaments and fibres having dye receptivity | |
| US3823117A (en) | Tribenzylamine moiety containing polyesters | |
| JPH09151306A (ja) | ポリエステル組成物およびその製造方法 | |
| JPH06104927B2 (ja) | ポリアミド繊維原着用液状着色剤 | |
| JPS6134053A (ja) | ポリエステル成形物の製造方法 | |
| US3725352A (en) | Aba block polymers of polyesters and polyethers | |
| JPH08199428A (ja) | 二酸化チタン含有ポリエステル繊維の製造方法 | |
| JP3824905B2 (ja) | 制電性繊維用ポリエステル | |
| CN1534114A (zh) | 改质聚酯纤维及其制法 | |
| KR100539424B1 (ko) | 이염성 폴리올레핀계 섬유 및 그 제조방법 | |
| JP4727368B2 (ja) | ポリプロピレン繊維及び織編物 | |
| JP2989681B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物及びポリエステル繊維 | |
| JP2503989B2 (ja) | 改質ポリエステル繊維 | |
| JPH06279658A (ja) | 改質ポリエステル組成物 | |
| KR870000614B1 (ko) | 공중합 폴리에스테르의 제조방법 | |
| JP3345173B2 (ja) | 改質ポリエステルおよび改質ポリエステル繊維 | |
| JP2905559B2 (ja) | ポリエステル系繊維 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040412 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |