JPH08166048A - 遊星歯車装置 - Google Patents
遊星歯車装置Info
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- JPH08166048A JPH08166048A JP33255294A JP33255294A JPH08166048A JP H08166048 A JPH08166048 A JP H08166048A JP 33255294 A JP33255294 A JP 33255294A JP 33255294 A JP33255294 A JP 33255294A JP H08166048 A JPH08166048 A JP H08166048A
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- JP
- Japan
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- press
- gear
- punched
- planetary gear
- internal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
- F16H1/46—Systems consisting of a plurality of gear trains each with orbital gears, i.e. systems having three or more central gears
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プレス抜きされたプレス抜き板の打抜き積層体
からなる内歯車をハウジング部材として用いることによ
り、部品点数を減じ、生産性を高めうる。 【構成】太陽歯車と、この太陽歯車を囲む内歯車と、キ
ャリヤに前記太陽歯車、内歯車に噛合う遊星歯車を回転
自在かつ一体に支持させた遊星キャリア体とからなる遊
星変速段をハウジング部材に組み立てる遊星歯車装置で
あって、前記内歯車は、内歯部をプレス抜きされたリン
グ状のプレス抜き板を、内歯部を揃えて重ねた打抜き積
層体からなるとともに、この打抜き積層体が前記ハウジ
ング部材の一部を形成することを特徴とする遊星歯車装
置。
からなる内歯車をハウジング部材として用いることによ
り、部品点数を減じ、生産性を高めうる。 【構成】太陽歯車と、この太陽歯車を囲む内歯車と、キ
ャリヤに前記太陽歯車、内歯車に噛合う遊星歯車を回転
自在かつ一体に支持させた遊星キャリア体とからなる遊
星変速段をハウジング部材に組み立てる遊星歯車装置で
あって、前記内歯車は、内歯部をプレス抜きされたリン
グ状のプレス抜き板を、内歯部を揃えて重ねた打抜き積
層体からなるとともに、この打抜き積層体が前記ハウジ
ング部材の一部を形成することを特徴とする遊星歯車装
置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス抜きされたプレ
ス抜き板の打抜き積層体からなる内歯車をハウジング部
材として用いることにより、部品点数を減じ、生産性を
高めうる遊星歯車装置に関する。
ス抜き板の打抜き積層体からなる内歯車をハウジング部
材として用いることにより、部品点数を減じ、生産性を
高めうる遊星歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽歯車、内歯車、およびキャリヤに回
転支持される遊星歯車を用いる内歯車形式の遊星歯車装
置は周知であり、減速、増速のための変速機構として多
用されている。
転支持される遊星歯車を用いる内歯車形式の遊星歯車装
置は周知であり、減速、増速のための変速機構として多
用されている。
【0003】しかし遊星歯車装置に用いる前記内歯車
は、太陽歯車の周囲を転動する遊星歯車のピッチ円の外
縁軌跡と等しいピッチ円径を具えているために、他の歯
車に比して大型となり、しかも内歯車であるために、機
械による歯切り加工も、シェービング盤、ブローチ盤な
どに制約されて高価となり、遊星歯車装置全体のコスト
を上昇させる一つの原因となっている。特に高い増減速
比をうるために、複数の遊星変速段を用いるときには、
その段数ごとに内歯車が必要となり、装置コストが増大
する。
は、太陽歯車の周囲を転動する遊星歯車のピッチ円の外
縁軌跡と等しいピッチ円径を具えているために、他の歯
車に比して大型となり、しかも内歯車であるために、機
械による歯切り加工も、シェービング盤、ブローチ盤な
どに制約されて高価となり、遊星歯車装置全体のコスト
を上昇させる一つの原因となっている。特に高い増減速
比をうるために、複数の遊星変速段を用いるときには、
その段数ごとに内歯車が必要となり、装置コストが増大
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方、遊星歯車装置に
も、大馬力伝達用のものから、0.2Kw以下程度の小
型のものまであり、特に小型のものにおいては低価格化
が必須の条件となる。
も、大馬力伝達用のものから、0.2Kw以下程度の小
型のものまであり、特に小型のものにおいては低価格化
が必須の条件となる。
【0005】このため、小型の遊星歯車装置の内歯車と
して、従来、金属粉を用いた焼結歯車、合成樹脂を用い
た樹脂成形歯車などを用いることが考えられるが、この
ような成形歯車では、成形用の金型が要し、金型コスト
が大となる他、成形に際しての収縮などの変形により歯
部、歯車全体の精度に劣りがちであり、しかも強度も不
十分であって内歯車自体が大きくなり、小容量の遊星歯
車装置においてその小型化を妨げる因子となっている。
して、従来、金属粉を用いた焼結歯車、合成樹脂を用い
た樹脂成形歯車などを用いることが考えられるが、この
ような成形歯車では、成形用の金型が要し、金型コスト
が大となる他、成形に際しての収縮などの変形により歯
部、歯車全体の精度に劣りがちであり、しかも強度も不
十分であって内歯車自体が大きくなり、小容量の遊星歯
車装置においてその小型化を妨げる因子となっている。
【0006】そのため、本発明者らは、特願平6ー24
2265号などによって、内歯車に、プレス抜きにより
内歯部を成形したプレス抜き板の打抜き積層体を用いる
ことを基本として、比較的安価かつ高い精度の内歯車を
有する遊星歯車装置を提案した。
2265号などによって、内歯車に、プレス抜きにより
内歯部を成形したプレス抜き板の打抜き積層体を用いる
ことを基本として、比較的安価かつ高い精度の内歯車を
有する遊星歯車装置を提案した。
【0007】しかしながら、さらなる小型化、簡易化、
低価格化が望まれるところであり、本発明者らは、種々
検討したところ、従来のように、内歯車をハウジング部
材の筒部中に収容したものでは、筒部内での廻り止めの
ために、キーを用いるか、ボルトなどによりハウジング
部材と一体としていたが、その結果、ハウジング部材の
筒部厚さの外径を増し小型化を妨げるとともに、キー加
工、タップ加工などの加工にコストを要することに着眼
した。
低価格化が望まれるところであり、本発明者らは、種々
検討したところ、従来のように、内歯車をハウジング部
材の筒部中に収容したものでは、筒部内での廻り止めの
ために、キーを用いるか、ボルトなどによりハウジング
部材と一体としていたが、その結果、ハウジング部材の
筒部厚さの外径を増し小型化を妨げるとともに、キー加
工、タップ加工などの加工にコストを要することに着眼
した。
【0008】従って、内歯車をハウジング部材内に完全
に収納することなく内歯車自体をハウジング部材として
用いることにより、低価格化とともに加工性、組立性を
向上しうることを見出し、本発明を完成した。
に収納することなく内歯車自体をハウジング部材として
用いることにより、低価格化とともに加工性、組立性を
向上しうることを見出し、本発明を完成した。
【0009】本発明は、プレス抜き板を内歯車として用
いるとともに、この内歯車をハウジング部材として用い
ることにより、簡易化と小型化と低価格化とを図りうる
遊星歯車装置の提供を目的としている。
いるとともに、この内歯車をハウジング部材として用い
ることにより、簡易化と小型化と低価格化とを図りうる
遊星歯車装置の提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、遊
星歯車装置であって、太陽歯車と、この太陽歯車を囲む
内歯車と、キャリヤに前記太陽歯車、内歯車に噛合う遊
星歯車を回転自在かつ一体に支持させた遊星キャリア体
とからなる遊星変速段をハウジング部材に組み立てる遊
星歯車装置であって、前記内歯車は、内歯部をプレス抜
きされたリング状のプレス抜き板を、内歯部を揃えて重
ねた打抜き積層体からなるとともに、この打抜き積層体
が前記ハウジング部材の一部を形成している。
星歯車装置であって、太陽歯車と、この太陽歯車を囲む
内歯車と、キャリヤに前記太陽歯車、内歯車に噛合う遊
星歯車を回転自在かつ一体に支持させた遊星キャリア体
とからなる遊星変速段をハウジング部材に組み立てる遊
星歯車装置であって、前記内歯車は、内歯部をプレス抜
きされたリング状のプレス抜き板を、内歯部を揃えて重
ねた打抜き積層体からなるとともに、この打抜き積層体
が前記ハウジング部材の一部を形成している。
【0011】又請求項2の発明は、前記プレス抜きがフ
アインブランキング加工であることを特徴としている。
アインブランキング加工であることを特徴としている。
【0012】さらに請求項3の発明は、前記プレス抜き
板が、このプレス抜き板のその一面に設けられる凸部
と、他面に設けられる凹部とからなりその嵌合により重
なるプレス打抜き板の内歯部の位相を揃える複数の位相
合わせ嵌合部を具えることを特徴としている。
板が、このプレス抜き板のその一面に設けられる凸部
と、他面に設けられる凹部とからなりその嵌合により重
なるプレス打抜き板の内歯部の位相を揃える複数の位相
合わせ嵌合部を具えることを特徴としている。
【0013】
【作用】内歯車として、プレス抜きされた内歯部を有す
るプレス抜き板の打抜き積層体を用いているために、生
産が能率化でき安価となしうる他、品質が安定する。又
必要な強さに応じて積重ね枚数を変更し歯巾を変化する
ことにより内歯車の強度をも調整しうる。
るプレス抜き板の打抜き積層体を用いているために、生
産が能率化でき安価となしうる他、品質が安定する。又
必要な強さに応じて積重ね枚数を変更し歯巾を変化する
ことにより内歯車の強度をも調整しうる。
【0014】またこのような内歯車自体によってハウジ
ング部材の一部を形成することにより、ハウジング部材
の材料、加工コストを低減するとともに、ハウジングの
厚さをなくしうることにより小型化が可能となり、かつ
ハウジング部材内での内歯車の廻り止めのための加工、
部品を減じ、かつ組立を能率化して生産性を向上する。
ング部材の一部を形成することにより、ハウジング部材
の材料、加工コストを低減するとともに、ハウジングの
厚さをなくしうることにより小型化が可能となり、かつ
ハウジング部材内での内歯車の廻り止めのための加工、
部品を減じ、かつ組立を能率化して生産性を向上する。
【0015】さらに内歯車は、プレス抜き板の打抜き積
層体からなるリング状をなすため、同厚さの一体品の場
合と較べて半径方向の剛性が低下することとなり、半径
方向への可撓性を高め、結果として、遊星歯車と内歯車
などとの歯当たり向上にも役立つ。
層体からなるリング状をなすため、同厚さの一体品の場
合と較べて半径方向の剛性が低下することとなり、半径
方向への可撓性を高め、結果として、遊星歯車と内歯車
などとの歯当たり向上にも役立つ。
【0016】又プレス抜き板には、ブランクの雌型への
打込みに際して歯部の一面に円弧のぬすみ状に変形する
ぬきだれが生じやすい。このようなぬきだれは、プレス
抜き板が重なることによって隣り合うプレス抜き板との
間に小さな凹部を歯部に形成し、この凹部が潤滑油、グ
リース溜りとなって潤滑材の持ちを良好とし、歯車の耐
久性の向上に役立つ。
打込みに際して歯部の一面に円弧のぬすみ状に変形する
ぬきだれが生じやすい。このようなぬきだれは、プレス
抜き板が重なることによって隣り合うプレス抜き板との
間に小さな凹部を歯部に形成し、この凹部が潤滑油、グ
リース溜りとなって潤滑材の持ちを良好とし、歯車の耐
久性の向上に役立つ。
【0017】又請求項2の発明において、プレス抜きは
ファインブランキング加工による精密打抜きとすること
により、歯部を含めて内歯車精度を大幅に向上し、歯当
たりを良好とするなど、製品寿命の増大をもなしうる。
ファインブランキング加工による精密打抜きとすること
により、歯部を含めて内歯車精度を大幅に向上し、歯当
たりを良好とするなど、製品寿命の増大をもなしうる。
【0018】さらに請求項3の発明のように、位相合わ
せ嵌合部を用いることにより、プレス抜き板の内歯部の
軸方向の並び、すなわち位相を揃えることが容易とな
り、かつ誤りのない組立、重ね合わせを可能とする。
せ嵌合部を用いることにより、プレス抜き板の内歯部の
軸方向の並び、すなわち位相を揃えることが容易とな
り、かつ誤りのない組立、重ね合わせを可能とする。
【0019】なお、プレス抜き板のその一面に設けられ
る位相合わせ嵌合部の凸部と、他面の凹部とが表裏同位
置に、かつプレスの半抜きにより形成したときには、生
産性を向上するとともに、その嵌合、位相合わせ精度を
向上できる。
る位相合わせ嵌合部の凸部と、他面の凹部とが表裏同位
置に、かつプレスの半抜きにより形成したときには、生
産性を向上するとともに、その嵌合、位相合わせ精度を
向上できる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜6において遊星歯車装置1は、太陽歯車2
と、内歯車3と、キャリヤ4に遊星歯車5を回転自在か
つ一体に組み込んだ遊星キャリヤ体6とからなる1段以
上の遊星変速段Uをハウジング部材7に組立てており、
かつ本実施例では電動機Mを有するフランジ形式のギヤ
ーモートルとして形成される。
る。図1〜6において遊星歯車装置1は、太陽歯車2
と、内歯車3と、キャリヤ4に遊星歯車5を回転自在か
つ一体に組み込んだ遊星キャリヤ体6とからなる1段以
上の遊星変速段Uをハウジング部材7に組立てており、
かつ本実施例では電動機Mを有するフランジ形式のギヤ
ーモートルとして形成される。
【0021】本例では、遊星変速段Uは、入力側、出力
側の2段の遊星変速段Ui、Uo(i,oは入力側、出
力側を区別するときに要すれば用いる。以下同じ)を具
えている。
側の2段の遊星変速段Ui、Uo(i,oは入力側、出
力側を区別するときに要すれば用いる。以下同じ)を具
えている。
【0022】入力側の遊星変速段Uiは、前記電動機M
のロータ軸、即ち遊星歯車装置1の入力用の軸体11の
先端の太陽歯車2iと、この太陽歯車2iを囲む内歯車
3iと、結合軸21…、支持軸22…により結合される
2枚のキャリヤ4iA,4iB間の複数の前記支持軸2
2に遊星歯車5i…を枢支してなる遊星キャリア体6i
とによって構成される。
のロータ軸、即ち遊星歯車装置1の入力用の軸体11の
先端の太陽歯車2iと、この太陽歯車2iを囲む内歯車
3iと、結合軸21…、支持軸22…により結合される
2枚のキャリヤ4iA,4iB間の複数の前記支持軸2
2に遊星歯車5i…を枢支してなる遊星キャリア体6i
とによって構成される。
【0023】さらに出力側の遊星変速段Uoは、前記キ
ャリヤ4iBの中心孔に固定される太陽歯車2oと、こ
の太陽歯車2oを囲む内歯車3oと、2枚のキャリヤ4
oA,4oB間に同様に遊星歯車5o…を回転自在に支
持させた遊星キャリア体6oとから構成され、かつ出力
側の前記キャリヤ4oBは出力軸12の後端に固定され
ている。
ャリヤ4iBの中心孔に固定される太陽歯車2oと、こ
の太陽歯車2oを囲む内歯車3oと、2枚のキャリヤ4
oA,4oB間に同様に遊星歯車5o…を回転自在に支
持させた遊星キャリア体6oとから構成され、かつ出力
側の前記キャリヤ4oBは出力軸12の後端に固定され
ている。
【0024】又本実施例では、内歯車Ui,内歯車Uo
は、ともにプレス抜きされたプレス抜き板9を積層した
打抜き積層体9Uが用いられ、しかも本例では、この打
抜き積層体9Uは、内歯車3i,内歯車3oを一連に、
遊星歯車5i,5oと噛合しない範囲も連ねる内歯車3
zとして形成されるとともに、この打抜き積層体9Uに
よって、遊星歯車装置1のハウジング部材7の一部が構
成されている。
は、ともにプレス抜きされたプレス抜き板9を積層した
打抜き積層体9Uが用いられ、しかも本例では、この打
抜き積層体9Uは、内歯車3i,内歯車3oを一連に、
遊星歯車5i,5oと噛合しない範囲も連ねる内歯車3
zとして形成されるとともに、この打抜き積層体9Uに
よって、遊星歯車装置1のハウジング部材7の一部が構
成されている。
【0025】なお、本例では、前記入力側の太陽歯車2
iもプレス抜きされたプレス抜き板8を積層した打抜き
積層体8Uが採用されている。なおこの太陽歯車2i
は、軸体11を直接歯切りするにより形成することも、
又は一体成形品、又は歯切り品からなる歯車を用いるこ
ともできる。さらに、出力側の遊星変速段Uoの太陽歯
車2oは、歯切り品を用いることも、一体成形品とする
ことも、図12に示すごとく、前記入力側の太陽歯車2
iと同様なプレス抜き板8oが積層された打抜き積層体
8Uoを用いることができる。
iもプレス抜きされたプレス抜き板8を積層した打抜き
積層体8Uが採用されている。なおこの太陽歯車2i
は、軸体11を直接歯切りするにより形成することも、
又は一体成形品、又は歯切り品からなる歯車を用いるこ
ともできる。さらに、出力側の遊星変速段Uoの太陽歯
車2oは、歯切り品を用いることも、一体成形品とする
ことも、図12に示すごとく、前記入力側の太陽歯車2
iと同様なプレス抜き板8oが積層された打抜き積層体
8Uoを用いることができる。
【0026】又各歯車の歯部を囲む前記ハウジング部材
7は、本例では、前記電動機MのモータハウジングHm
を、通しボルトHbにより固定する入力側のブラケット
B1と、内歯車3i,3oを一連とした前記打抜き積層
体9Uである一体の内歯車3zと、出力側のブラケット
B2とにより形成される。
7は、本例では、前記電動機MのモータハウジングHm
を、通しボルトHbにより固定する入力側のブラケット
B1と、内歯車3i,3oを一連とした前記打抜き積層
体9Uである一体の内歯車3zと、出力側のブラケット
B2とにより形成される。
【0027】前記入力側のブラケットB1はモータハウ
ジングHmの前端と嵌合するとともに、その軸受b1
と、モータハウジングHmの後壁の軸受b2とによって
ロータ軸、即ち入力側の太陽歯車2iを形成する入力軸
である軸体11を支持している。又該入力側のブラケッ
トB1は、例えば角形をなすことによって、モータハウ
ジングHmの外周面から半径方向に突出した透孔26A
を有する突出部を4隅に具える。
ジングHmの前端と嵌合するとともに、その軸受b1
と、モータハウジングHmの後壁の軸受b2とによって
ロータ軸、即ち入力側の太陽歯車2iを形成する入力軸
である軸体11を支持している。又該入力側のブラケッ
トB1は、例えば角形をなすことによって、モータハウ
ジングHmの外周面から半径方向に突出した透孔26A
を有する突出部を4隅に具える。
【0028】さらに、出力側のブラケットB2は、4隅
に、前記透孔26Aと同心な取付用の孔部26B、本例
ではネジ穴を有する角形の外筒部28と、これに同心で
あって出力軸12を軸受b3、b4により支持する内筒
部29とを一体に設けている。又このハウジング部材7
は、入力側のブラケットB1の前記透孔26Aから内歯
車3zの外周面外側を通り、出力側のブラケットB2の
前記孔部26Bに螺合するネジ軸30を用いて一体に結
合されている。又このネジ軸30は、ブラケットB1、
B2を挟む全長さよりも短寸であることによって、出力
側のブラケットB2の前面には、前記孔部26Bからな
る取付け用のネジ穴が形成される。
に、前記透孔26Aと同心な取付用の孔部26B、本例
ではネジ穴を有する角形の外筒部28と、これに同心で
あって出力軸12を軸受b3、b4により支持する内筒
部29とを一体に設けている。又このハウジング部材7
は、入力側のブラケットB1の前記透孔26Aから内歯
車3zの外周面外側を通り、出力側のブラケットB2の
前記孔部26Bに螺合するネジ軸30を用いて一体に結
合されている。又このネジ軸30は、ブラケットB1、
B2を挟む全長さよりも短寸であることによって、出力
側のブラケットB2の前面には、前記孔部26Bからな
る取付け用のネジ穴が形成される。
【0029】なお軸体11、出力軸12はシールS1、
S2によって軸封されている。内歯車3i、3oは、前
記のごとく、プレス抜き板9の打抜き積層体9Uからな
り、このプレス抜き板9は、金属板を、本例ではファイ
ンブランキング加工によりプレス抜きすることによって
形成される。このプレス抜き板9は、本例では図5、図
6に示すように、内歯部3Aを有しその歯先円となる内
周面9aと、外周面9bとを同心に打抜きにより形成し
たリング状をなす。又プレス抜き板9には、一面の凹部
10Aと、この凹部10Aに嵌め合いできかつ他面に設
けた凸部10Bとからなる位相合わせ嵌合部10を形成
している。
S2によって軸封されている。内歯車3i、3oは、前
記のごとく、プレス抜き板9の打抜き積層体9Uからな
り、このプレス抜き板9は、金属板を、本例ではファイ
ンブランキング加工によりプレス抜きすることによって
形成される。このプレス抜き板9は、本例では図5、図
6に示すように、内歯部3Aを有しその歯先円となる内
周面9aと、外周面9bとを同心に打抜きにより形成し
たリング状をなす。又プレス抜き板9には、一面の凹部
10Aと、この凹部10Aに嵌め合いできかつ他面に設
けた凸部10Bとからなる位相合わせ嵌合部10を形成
している。
【0030】ファインブランキング加工とは、周知のよ
うに、1923年にスイス人フリッツ シセス(Fritz
Schicess)氏が提案し、板押えと逆押えとを具え、極め
て小のクリアランスのパンチ・ダイを用いて板材に圧縮
力を作用させて延性を高めることにより割れによる破断
面の発生を抑制したプレス方法であり、金属板が薄板と
するとき、とくに切断面が美麗かつ高精度であることに
着目して、薄板のプレス抜き板9…を重ねて打抜き積層
体とすることにより安価かつ使用に耐える精度の内歯車
3を製造しうることを見出した。前記プレス抜き板9の
板厚は1.5〜3、5mm程度、本例では2.2〜2.8
mm程度とし、かつクロムモリブデン鋼など、強度、靭性
に優れる各種の合金鋼からなる板材が好適に採用されう
る。
うに、1923年にスイス人フリッツ シセス(Fritz
Schicess)氏が提案し、板押えと逆押えとを具え、極め
て小のクリアランスのパンチ・ダイを用いて板材に圧縮
力を作用させて延性を高めることにより割れによる破断
面の発生を抑制したプレス方法であり、金属板が薄板と
するとき、とくに切断面が美麗かつ高精度であることに
着目して、薄板のプレス抜き板9…を重ねて打抜き積層
体とすることにより安価かつ使用に耐える精度の内歯車
3を製造しうることを見出した。前記プレス抜き板9の
板厚は1.5〜3、5mm程度、本例では2.2〜2.8
mm程度とし、かつクロムモリブデン鋼など、強度、靭性
に優れる各種の合金鋼からなる板材が好適に採用されう
る。
【0031】なお、外周面9bの外径は50〜120mm
程度であって、内周面9aの前記内歯部3Aは、モジュ
ール0.5〜1.25程度としている。板厚が小さくな
るに従い打抜き精度も向上するため、小さいモジュール
の打抜きが可能となる。なお板厚2.5mm程度のとき
0.7モジュール程度が可能であることを確かめてい
る。さらに打抜き後、歪取り処理を行うこともでき、ま
たは液浸、窒化、タフトライドなどの適宜の表面、歯部
の硬化処理を行うのもよく、そのとき可能な限り低温短
時間での処理とするなど歪を生成しないものがよい。
程度であって、内周面9aの前記内歯部3Aは、モジュ
ール0.5〜1.25程度としている。板厚が小さくな
るに従い打抜き精度も向上するため、小さいモジュール
の打抜きが可能となる。なお板厚2.5mm程度のとき
0.7モジュール程度が可能であることを確かめてい
る。さらに打抜き後、歪取り処理を行うこともでき、ま
たは液浸、窒化、タフトライドなどの適宜の表面、歯部
の硬化処理を行うのもよく、そのとき可能な限り低温短
時間での処理とするなど歪を生成しないものがよい。
【0032】さらに、このプレス抜き板9の前記位相合
わせ嵌合部10の前記凹部10Aと、凸部10Bとは、
内歯部3Aの歯の位相と関連づけて、即ち凹部10Aと
凸部10Bとを表裏で同位置とすることにより、凹部1
0Aと凸部10Bとが嵌入する重なるプレス抜き板9の
内歯部3A…の歯すじを軸方向に正しく位相を整一させ
て位相合わせし揃えることを容易となる。また、凹部1
0Aと凸部10Bとが表裏で同位置であるときには、プ
レスの半抜きによって形成することができ、加工性を高
める。なおここで半抜きとは、打抜きを完了しない状態
をいい、通常凹部10Aの深さは、凸部10Bが破断に
よって外れてない程度に深くし、例えば板厚の1/3〜
2/3程度とする。
わせ嵌合部10の前記凹部10Aと、凸部10Bとは、
内歯部3Aの歯の位相と関連づけて、即ち凹部10Aと
凸部10Bとを表裏で同位置とすることにより、凹部1
0Aと凸部10Bとが嵌入する重なるプレス抜き板9の
内歯部3A…の歯すじを軸方向に正しく位相を整一させ
て位相合わせし揃えることを容易となる。また、凹部1
0Aと凸部10Bとが表裏で同位置であるときには、プ
レスの半抜きによって形成することができ、加工性を高
める。なおここで半抜きとは、打抜きを完了しない状態
をいい、通常凹部10Aの深さは、凸部10Bが破断に
よって外れてない程度に深くし、例えば板厚の1/3〜
2/3程度とする。
【0033】なお凹部10Aと凸部10Bとの嵌合によ
り、重なり合うプレス抜き板9、9、従って打抜き積層
体9Uの結合強度を保持させるべく、好ましくは凹部1
0Aと凸部10Bとの嵌合を、この嵌着に際してコジレ
が生じない程度の締まり嵌めとする。
り、重なり合うプレス抜き板9、9、従って打抜き積層
体9Uの結合強度を保持させるべく、好ましくは凹部1
0Aと凸部10Bとの嵌合を、この嵌着に際してコジレ
が生じない程度の締まり嵌めとする。
【0034】さらに位相合わせ嵌合部10は、それを通
る半径方向線を挟む角度が不等角(1つの角度のみが他
の角度を異なるのみでもよい)、例えば150°、12
0°、90°とする前記半径線上の3位置、又は180
°とは異なる(歯数が偶数のときは180°でもよい)
2位置に設けられる。その結果、凸部10B,凹部10
Aは、内歯部3Aの位相に対しては、常に一定位置でし
か嵌合しないこととなり、手作業、又は機械的な自動組
立てを容易とし、嵌合誤りをなくす。又3等分位置を中
心として角度をずらせた3位置以上の位置に設けること
により、プレス抜き板9を同芯で重ねることを確実にす
る。
る半径方向線を挟む角度が不等角(1つの角度のみが他
の角度を異なるのみでもよい)、例えば150°、12
0°、90°とする前記半径線上の3位置、又は180
°とは異なる(歯数が偶数のときは180°でもよい)
2位置に設けられる。その結果、凸部10B,凹部10
Aは、内歯部3Aの位相に対しては、常に一定位置でし
か嵌合しないこととなり、手作業、又は機械的な自動組
立てを容易とし、嵌合誤りをなくす。又3等分位置を中
心として角度をずらせた3位置以上の位置に設けること
により、プレス抜き板9を同芯で重ねることを確実にす
る。
【0035】このように、内歯車3として、プレス抜き
された打抜き積層体9Uを用いているために、生産が能
率化でき安価となしうる他、品質が安定化する。さらに
フアインブランイキング加工を採用することによって、
高精度に打抜きでき歯部精度を高め、しかも必要な強さ
に応じて積重ね枚数を変更し内歯車3の強度をも調整し
うる。
された打抜き積層体9Uを用いているために、生産が能
率化でき安価となしうる他、品質が安定化する。さらに
フアインブランイキング加工を採用することによって、
高精度に打抜きでき歯部精度を高め、しかも必要な強さ
に応じて積重ね枚数を変更し内歯車3の強度をも調整し
うる。
【0036】又、内歯車3は打抜き積層体9Uからなる
リング状をなすため、同厚さの一体品の場合と較べて半
径方向の剛性が低下することとなり、半径方向への可撓
性を高め、歯当たりの改善にも役立つ。又図4に誇張し
て一点鎖線で示すように、ブランクの雌型への打込みに
際して生じるぬきだれmは、潤滑油、グリース溜りとな
って潤滑材の持ちを良好とし、内歯車3の耐久性を向上
しうる。
リング状をなすため、同厚さの一体品の場合と較べて半
径方向の剛性が低下することとなり、半径方向への可撓
性を高め、歯当たりの改善にも役立つ。又図4に誇張し
て一点鎖線で示すように、ブランクの雌型への打込みに
際して生じるぬきだれmは、潤滑油、グリース溜りとな
って潤滑材の持ちを良好とし、内歯車3の耐久性を向上
しうる。
【0037】さらに図1、4に示すごとく、打抜き積層
体9Uの入力方向で最も外側のプレス抜き板9の外面の
凹部10Aは、入力側のブラケットB1の向き合う面に
形成した凸部10Cに嵌合させる。又打抜き積層体9U
の出力側で最も外側のプレス抜き板9の外面の凸部10
Bは、第2のブラケットB2の向き合う面に形成した凹
部10Dに嵌入させる。
体9Uの入力方向で最も外側のプレス抜き板9の外面の
凹部10Aは、入力側のブラケットB1の向き合う面に
形成した凸部10Cに嵌合させる。又打抜き積層体9U
の出力側で最も外側のプレス抜き板9の外面の凸部10
Bは、第2のブラケットB2の向き合う面に形成した凹
部10Dに嵌入させる。
【0038】これにより、内歯車3、ブラケットB1,
B2は凹部10A、10D、凸部10B、10Cが互い
に嵌合し、全体を廻り止めして一体化し周方向、半径方
向の相対位置ずれを防止する。又凹部10A、10D、
凸部10B、10Cを前記のように、締め代を有する締
り嵌めとすることによって軸方向にも一体化させること
ができる。
B2は凹部10A、10D、凸部10B、10Cが互い
に嵌合し、全体を廻り止めして一体化し周方向、半径方
向の相対位置ずれを防止する。又凹部10A、10D、
凸部10B、10Cを前記のように、締め代を有する締
り嵌めとすることによって軸方向にも一体化させること
ができる。
【0039】なお凹部、凸部は図示の向きとは逆でもよ
く、又隣合う面で嵌合できさえすれば、凸部、凹部は、
所謂円形の他、四角形などの非円形状など種々な形状を
採用しうる。又ブラケットB1、B2などの場合におい
て、プレス成形、ダイキャスト成形など成形品としない
ときには、全て凹部とし、図4に一点鎖線で示す位置合
わせピンPを介して嵌着してもよい。
く、又隣合う面で嵌合できさえすれば、凸部、凹部は、
所謂円形の他、四角形などの非円形状など種々な形状を
採用しうる。又ブラケットB1、B2などの場合におい
て、プレス成形、ダイキャスト成形など成形品としない
ときには、全て凹部とし、図4に一点鎖線で示す位置合
わせピンPを介して嵌着してもよい。
【0040】なお、各プレス抜き板9の一方の面には、
図5に示すごとく、V字などの周方向にのびるシール取
付溝17が中心廻りに周方向に設けられ、このシール取
付け溝17に、本例ではOリングである例えばゴム(耐
油ゴム)からなるシール材18を夫々配することによ
り、重ね合わされるプレス抜き板9、9間を油密にシー
ルしている。又このましくは、シール取付け溝17が面
しないブラケットB1,B2(本例では出力側のブラケ
ットB2)にもその向き合う面に同様なシール取付け溝
17を設けるのがよい。
図5に示すごとく、V字などの周方向にのびるシール取
付溝17が中心廻りに周方向に設けられ、このシール取
付け溝17に、本例ではOリングである例えばゴム(耐
油ゴム)からなるシール材18を夫々配することによ
り、重ね合わされるプレス抜き板9、9間を油密にシー
ルしている。又このましくは、シール取付け溝17が面
しないブラケットB1,B2(本例では出力側のブラケ
ットB2)にもその向き合う面に同様なシール取付け溝
17を設けるのがよい。
【0041】なおこのシール材18は、断面円形の他、
三角状、星状など各種の非円形状、さらには管状とする
こともできる。又シール材18は、シール取付け溝17
と予め接着させてもよく、またその深さは、ゴムの半径
方向高さの1/2より大、2/3以下程度と、嵌入深さ
を比較的大きくし、プレス抜き板9、9自体を互いに密
接させるのがよい。
三角状、星状など各種の非円形状、さらには管状とする
こともできる。又シール材18は、シール取付け溝17
と予め接着させてもよく、またその深さは、ゴムの半径
方向高さの1/2より大、2/3以下程度と、嵌入深さ
を比較的大きくし、プレス抜き板9、9自体を互いに密
接させるのがよい。
【0042】その結果、プレス抜き板9、9間を油密に
シールし、油洩れを防ぐとともに、プレス抜き板9の打
抜き積層体9Uである内歯車3には緩衝機能を付与さ
れ、遊星歯車5との噛み合いに際しての衝撃の伝達緩和
に役立ち、振動、音の外部への発散を防止し、装置の低
騒音化、低振動化が可能となる。
シールし、油洩れを防ぐとともに、プレス抜き板9の打
抜き積層体9Uである内歯車3には緩衝機能を付与さ
れ、遊星歯車5との噛み合いに際しての衝撃の伝達緩和
に役立ち、振動、音の外部への発散を防止し、装置の低
騒音化、低振動化が可能となる。
【0043】前記のごとく、前記入力側の遊星変速段U
iの太陽歯車2iは、前記軸体11と、打抜き積層体8
Uとから構成され、この打抜き積層体8Uは、内歯車と
同様に、金属板をプレス抜きされかつ処理されたプレス
抜き板8を積層することにより形成される。
iの太陽歯車2iは、前記軸体11と、打抜き積層体8
Uとから構成され、この打抜き積層体8Uは、内歯車と
同様に、金属板をプレス抜きされかつ処理されたプレス
抜き板8を積層することにより形成される。
【0044】前記軸体11は、本例ではロータ軸であっ
て、図1、図7、図10、図11に示すように、ロータ
部分からのびる基部11Aと、この基部11Aに連なり
かつ軸方向に先端まで続く連続した平面からなる切欠き
部14を形成する歯車取付部分11Bとからなる。また
基部11Aと歯車取付部分11Bとの間には軸方向と直
角な段差面11Cが形成されかつこの段差面11Cに
は、前記切欠き部14周方向中心から半径方向外方の位
置において、本例では円穴からなる陥没部11Dが設け
られる。
て、図1、図7、図10、図11に示すように、ロータ
部分からのびる基部11Aと、この基部11Aに連なり
かつ軸方向に先端まで続く連続した平面からなる切欠き
部14を形成する歯車取付部分11Bとからなる。また
基部11Aと歯車取付部分11Bとの間には軸方向と直
角な段差面11Cが形成されかつこの段差面11Cに
は、前記切欠き部14周方向中心から半径方向外方の位
置において、本例では円穴からなる陥没部11Dが設け
られる。
【0045】この切欠き部14は、平面の他、曲面、折
り曲げ面により切り欠くことによって形成してもよく、
また歯車取付部分11Bは、図10に示すごとく、1つ
の切欠き部14を設けた断面D型とすることも、図11
に示すように、両側に2つの平行な切欠き部14、14
を設けた長円状とすることも、より以上の個数の切欠き
部を設けた、例えばおむすび状断面とすることもでき
る。なお先端に歯車抜け止め用の止め輪溝11Eなどを
形成するのもよい。
り曲げ面により切り欠くことによって形成してもよく、
また歯車取付部分11Bは、図10に示すごとく、1つ
の切欠き部14を設けた断面D型とすることも、図11
に示すように、両側に2つの平行な切欠き部14、14
を設けた長円状とすることも、より以上の個数の切欠き
部を設けた、例えばおむすび状断面とすることもでき
る。なお先端に歯車抜け止め用の止め輪溝11Eなどを
形成するのもよい。
【0046】さらに前記陥没部11Dも、円穴、非円穴
などの凹状穴の他、図11に示すように、切欠き部14
から半径方向に外周面までのびるU字溝、角溝からなる
溝状とすることもできる。又段差面11Cには1つの陥
没部11Dを形成することも、各切欠き部14毎にそれ
ぞれ陥没部11Dを形成することも可能である。
などの凹状穴の他、図11に示すように、切欠き部14
から半径方向に外周面までのびるU字溝、角溝からなる
溝状とすることもできる。又段差面11Cには1つの陥
没部11Dを形成することも、各切欠き部14毎にそれ
ぞれ陥没部11Dを形成することも可能である。
【0047】前記太陽歯車2iは本例では、前記のよう
にプレス抜き板8の打抜き積層体8Uを用いている。こ
のプレス抜き板8は、金属板を、ファインブランキング
加工によりプレス抜きすることによって形成される。こ
のプレス抜き板8は、図7、図8、図9に示すように、
外歯部2Aを有しその歯先円となる外周面8aと、中心
孔8bとを同心に打抜きにより形成した小径のリング状
をなし、又プレス抜き板8には、一面に設けた凹部15
A、この凹部15Aに嵌め合いできかつ他面に設けた凸
部15Bとからなる位相合わせ嵌合部15を形成してい
る。
にプレス抜き板8の打抜き積層体8Uを用いている。こ
のプレス抜き板8は、金属板を、ファインブランキング
加工によりプレス抜きすることによって形成される。こ
のプレス抜き板8は、図7、図8、図9に示すように、
外歯部2Aを有しその歯先円となる外周面8aと、中心
孔8bとを同心に打抜きにより形成した小径のリング状
をなし、又プレス抜き板8には、一面に設けた凹部15
A、この凹部15Aに嵌め合いできかつ他面に設けた凸
部15Bとからなる位相合わせ嵌合部15を形成してい
る。
【0048】前記中心孔8bは、前記軸体11の前記切
欠き部14に一致する形状の欠円部16を有し、前記歯
車取付部分11Bの断面形状と等しく、かつ止まり嵌
め、乃至好ましくは、この歯車取付部分11Bに嵌着し
うる程度の締まり嵌め交差とした打ち抜き孔とすること
により、前記打抜き積層体8Uは、前記歯車取付部分1
1Bへの取付とともに保持されかつ廻り止めされる。
欠き部14に一致する形状の欠円部16を有し、前記歯
車取付部分11Bの断面形状と等しく、かつ止まり嵌
め、乃至好ましくは、この歯車取付部分11Bに嵌着し
うる程度の締まり嵌め交差とした打ち抜き孔とすること
により、前記打抜き積層体8Uは、前記歯車取付部分1
1Bへの取付とともに保持されかつ廻り止めされる。
【0049】また、前記位相合わせ嵌合部15を構成す
る前記凹部15Aと、凸部15Bとは、この欠円部16
の半径方向外方であって、しかも外歯部2Aの歯底円よ
りも半径方向内側の領域に形成される。この領域は、前
記中心孔8aと、前記歯底円との間の距離が大きい部分
となるため、比較的容易に、かつできるだけ大きい前記
位相合わせ嵌合部15を形成しうることとなる。
る前記凹部15Aと、凸部15Bとは、この欠円部16
の半径方向外方であって、しかも外歯部2Aの歯底円よ
りも半径方向内側の領域に形成される。この領域は、前
記中心孔8aと、前記歯底円との間の距離が大きい部分
となるため、比較的容易に、かつできるだけ大きい前記
位相合わせ嵌合部15を形成しうることとなる。
【0050】さらに、凹部15Aと凸部15Bとは表裏
で同位置、同形であり、プレスの半抜きによって形成さ
れている。その結果、凸部15B,凹部15Aは、外歯
部2Aの位相に対しては、常に一定位置でしか嵌合しな
いこととなり、手作業、又は機械的な自動組立てを容易
とし、嵌合誤りをなくすとともに、中心孔8bと協働し
て、プレス抜き板8を同芯で重ねることを確実にする。
で同位置、同形であり、プレスの半抜きによって形成さ
れている。その結果、凸部15B,凹部15Aは、外歯
部2Aの位相に対しては、常に一定位置でしか嵌合しな
いこととなり、手作業、又は機械的な自動組立てを容易
とし、嵌合誤りをなくすとともに、中心孔8bと協働し
て、プレス抜き板8を同芯で重ねることを確実にする。
【0051】また、凹部15Aと凸部15Bとの嵌合に
より、重なり合うプレス抜き板8、8の結合強度を保持
させるべく、好ましくは凹部15Aと凸部15Bとの嵌
合を、この嵌合に際してコジレが生じない程度の締まり
嵌めとする。
より、重なり合うプレス抜き板8、8の結合強度を保持
させるべく、好ましくは凹部15Aと凸部15Bとの嵌
合を、この嵌合に際してコジレが生じない程度の締まり
嵌めとする。
【0052】さらに、プレス抜き板8は、前記凹部15
Aを出力側に向けて積層され、これにより、凸部15B
は入力側に向くとともに、最入力側のプレス抜き板8の
外面に形成される凸部15Bを、前記軸体11の段差面
11Cに設けた前記陥没部11Dに嵌合させる。この陥
没部11Dは、前記凸部15Bを嵌入できかつコジレが
生じない程度の締まり嵌めとする寸法に予め形成されて
いる。
Aを出力側に向けて積層され、これにより、凸部15B
は入力側に向くとともに、最入力側のプレス抜き板8の
外面に形成される凸部15Bを、前記軸体11の段差面
11Cに設けた前記陥没部11Dに嵌合させる。この陥
没部11Dは、前記凸部15Bを嵌入できかつコジレが
生じない程度の締まり嵌めとする寸法に予め形成されて
いる。
【0053】この陥没部11Dと、前記凸部15Bとの
嵌まり合いによって、打抜き積層体8Uの前記歯車取付
部分11Bへの取付けとともに、凸部15Bの剪断強さ
に半径を乗じたトルクを、伝達可能トルクに付加でき、
かつ軸方向への抜け抵抗力を発揮できる。
嵌まり合いによって、打抜き積層体8Uの前記歯車取付
部分11Bへの取付けとともに、凸部15Bの剪断強さ
に半径を乗じたトルクを、伝達可能トルクに付加でき、
かつ軸方向への抜け抵抗力を発揮できる。
【0054】他方、図1において、前記遊星キャリア体
6iのキャリヤ4iA、4iB、及び遊星キャリア体6
oのキャリヤ4oA、4oBは、ともに両端段付きの複
数の前記結合軸21…、及び結合軸21と同形の複数の
支持軸22…により互いに一体に結合されるとともに、
支持軸22…には、円筒軸受35、スラスト軸受36、
36(図1、図4に示す。)を介在させて、夫々前記遊
星歯車5i,5oを可回転に支持させる。
6iのキャリヤ4iA、4iB、及び遊星キャリア体6
oのキャリヤ4oA、4oBは、ともに両端段付きの複
数の前記結合軸21…、及び結合軸21と同形の複数の
支持軸22…により互いに一体に結合されるとともに、
支持軸22…には、円筒軸受35、スラスト軸受36、
36(図1、図4に示す。)を介在させて、夫々前記遊
星歯車5i,5oを可回転に支持させる。
【0055】また、入力側の遊星キャリア体6iの出力
側のキャリヤ4iBは、その中心部に出力側に向いて突
出するボス部39の中心孔によって、出力側の遊星変速
段Uoの太陽歯車2oを、その後端の小径部分2oA
(図4に示す)で嵌入し固定している。
側のキャリヤ4iBは、その中心部に出力側に向いて突
出するボス部39の中心孔によって、出力側の遊星変速
段Uoの太陽歯車2oを、その後端の小径部分2oA
(図4に示す)で嵌入し固定している。
【0056】また遊星キャリア体6iは、キャリヤ4i
Aが前記入力側のブラケットB1に形成した内孔の軸受
40で支持され、かつ出力側の前記太陽歯車2oが、出
力軸12から入力側にのびる突出部12Aに軸受を介し
て支持されることにより、キャリヤ4iBが間接的に突
出部12Aに支持され、ハウジング部材7に同芯に可回
転に保持されることになる。
Aが前記入力側のブラケットB1に形成した内孔の軸受
40で支持され、かつ出力側の前記太陽歯車2oが、出
力軸12から入力側にのびる突出部12Aに軸受を介し
て支持されることにより、キャリヤ4iBが間接的に突
出部12Aに支持され、ハウジング部材7に同芯に可回
転に保持されることになる。
【0057】この遊星歯車段Uiは、キャリヤ体6iの
遊星歯車5iが、ロータ軸である軸体11の太陽歯車2
i、前記内歯車3iと噛合することにより、軸体11の
回転数を歯数比に応じて定まる周知の減速比で減速した
遊星歯車5iの公転速度で、遊星変速段Uoの太陽歯車
2oを回転させることとなる。
遊星歯車5iが、ロータ軸である軸体11の太陽歯車2
i、前記内歯車3iと噛合することにより、軸体11の
回転数を歯数比に応じて定まる周知の減速比で減速した
遊星歯車5iの公転速度で、遊星変速段Uoの太陽歯車
2oを回転させることとなる。
【0058】同様に、遊星キャリア体6oは、出力側の
キャリヤ4oBが前記出力軸12の後端で固定されるこ
とにより同心に保持され、回転する結果、歯数比に応じ
て定まる周知の減速比でさらに減速した遊星歯車5oの
公転速度で、キャリヤ4oBを介して前記出力軸12を
回転させる。
キャリヤ4oBが前記出力軸12の後端で固定されるこ
とにより同心に保持され、回転する結果、歯数比に応じ
て定まる周知の減速比でさらに減速した遊星歯車5oの
公転速度で、キャリヤ4oBを介して前記出力軸12を
回転させる。
【0059】図12は、内歯車3i、3oを別体の抜打
ち積層体9Ui、9Uoにより形成するとともに、その
間に1つの非歯車のスペーサ13を介在し、このスペー
サ13もこの内歯車3i、3oとともにハウジング部材
7を形成する他の実施例を示している。本例では、出力
側の太陽歯車2oも打抜き積層体8Uoを用いており、
かつ入力側の遊星キャリヤ体6iのキャリヤ4iAは、
入力側ブラケットB1に嵌着した軸受筒43の突出部4
4で支持し、他方のキャリヤ4iBは、出力軸側の遊星
キャリヤ体6oのキャリヤ4oAに設けたボス部に軸受
45を介して回転支持されている。
ち積層体9Ui、9Uoにより形成するとともに、その
間に1つの非歯車のスペーサ13を介在し、このスペー
サ13もこの内歯車3i、3oとともにハウジング部材
7を形成する他の実施例を示している。本例では、出力
側の太陽歯車2oも打抜き積層体8Uoを用いており、
かつ入力側の遊星キャリヤ体6iのキャリヤ4iAは、
入力側ブラケットB1に嵌着した軸受筒43の突出部4
4で支持し、他方のキャリヤ4iBは、出力軸側の遊星
キャリヤ体6oのキャリヤ4oAに設けたボス部に軸受
45を介して回転支持されている。
【0060】このように、本発明の遊星歯車装置は種々
変形でき、例えば、電動機Mを用いない所謂減速、増速
装置とし、またフランジ型に変えて脚付とし、さらには
1又は3以上の遊星変速段を用いることもできる。ま
た、キャリヤをスペーサで支持するなどの変形も可能で
ある。
変形でき、例えば、電動機Mを用いない所謂減速、増速
装置とし、またフランジ型に変えて脚付とし、さらには
1又は3以上の遊星変速段を用いることもできる。ま
た、キャリヤをスペーサで支持するなどの変形も可能で
ある。
【0061】
【発明の効果】このように、本発明の遊星歯車装置は、
プレス抜きされたプレス抜き板の打抜き積層体からなる
内歯車を採用し、かつ内歯車をハウジング部材として用
いることにより、部品点数を減じ、コストの低減、小型
化に役立つ。また打抜き積層体を用いることにより、品
質が安定し、かつ歯部精度を高めうる。又必要な強さに
応じて積重ね枚数を変更し強さも調整しうるとともに、
プレス抜きにさいして生じるダレによる小さな凹部が潤
滑油、グリース溜りとなって潤滑材の持ちを良好とし耐
摩耗性の向上をも図りうる。
プレス抜きされたプレス抜き板の打抜き積層体からなる
内歯車を採用し、かつ内歯車をハウジング部材として用
いることにより、部品点数を減じ、コストの低減、小型
化に役立つ。また打抜き積層体を用いることにより、品
質が安定し、かつ歯部精度を高めうる。又必要な強さに
応じて積重ね枚数を変更し強さも調整しうるとともに、
プレス抜きにさいして生じるダレによる小さな凹部が潤
滑油、グリース溜りとなって潤滑材の持ちを良好とし耐
摩耗性の向上をも図りうる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】その外形を例示する側面図である。
【図3】その正面図である。
【図4】その要部を拡大して示す断面図である。
【図5】内歯車に用いるプレス抜き板を例示する断面図
である。
である。
【図6】その正面図である。
【図7】太陽歯車の組立を例示する拡大断面図である。
【図8】太陽歯車に用いるプレス抜き板を例示する正面
図である。
図である。
【図9】他の例を示す正面図である。
【図10】軸体を例示する斜視図である。
【図11】軸体の他の例を示す斜視図である。
【図12】他の実施例を例示する断面図である。
1 遊星歯車装置 2、2i、2o 太陽歯車 3、3i、3o 内歯車 4、4iA、4iB、4oA、4oB キャリヤ 5、5i、5o 遊星歯車 6、6i、6o 遊星キャリア体 7 ハウジング部材 8 太陽歯車のプレス抜き板 9 内歯車のプレス抜き板 10 内歯車の位相合わせ嵌合部 10A 凹部 10B 凸部 11 軸体 11A 基部 11B 歯車取付部分 11C 段差面 11D 陥没部 12 出力軸 Ui,Uo 遊星変速段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮古 道雄 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 大原 均 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内
Claims (3)
- 【請求項1】太陽歯車と、この太陽歯車を囲む内歯車
と、キャリヤに前記太陽歯車、内歯車に噛合う遊星歯車
を回転自在かつ一体に支持させた遊星キャリア体とから
なる遊星変速段をハウジング部材に組み立てる遊星歯車
装置であって、 前記内歯車は、内歯部をプレス抜きされたリング状のプ
レス抜き板を、内歯部を揃えて重ねた打抜き積層体から
なるとともに、 この打抜き積層体が前記ハウジング部材の一部を形成す
ることを特徴とする遊星歯車装置。 - 【請求項2】前記プレス抜きがフアインブランキング加
工であることを特徴する請求項1記載の遊星歯車装置。 - 【請求項3】前記プレス抜き板が、このプレス抜き板の
その一面に設けられる凸部と、他面に設けられる凹部と
からなりその嵌合により、重なるプレス打抜き板の内歯
部の位相を揃える複数の位相合わせ嵌合部を具えること
を特徴とする請求項1記載の遊星歯車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33255294A JPH08166048A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33255294A JPH08166048A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166048A true JPH08166048A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18256204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33255294A Pending JPH08166048A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08166048A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007078035A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Oriental Motor Co Ltd | 遊星歯車装置 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP33255294A patent/JPH08166048A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007078035A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Oriental Motor Co Ltd | 遊星歯車装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040130 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040217 |
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|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |