JPH08166551A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH08166551A
JPH08166551A JP31175494A JP31175494A JPH08166551A JP H08166551 A JPH08166551 A JP H08166551A JP 31175494 A JP31175494 A JP 31175494A JP 31175494 A JP31175494 A JP 31175494A JP H08166551 A JPH08166551 A JP H08166551A
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JP
Japan
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scanning
reference signal
waveform
laser light
amplitude
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JP31175494A
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English (en)
Inventor
Kenichi Funayama
健一 船山
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】fθ誤差の電気的補正を行うものにおいて、低
い周波数の基準信号を使用して精度の高いfθ誤差補正
を行う。 【構成】sin波とcos波の基準信号を発生する基準
信号発生回路31と、1走査中の各ドットのパルス幅を
決定するための補正データを記憶する記憶装置32と、
補正データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ
341,342と、基準信号発生回路からの基準信号を
D/Aコンバータからのアナログ信号に従って振幅制御
する電圧制御増幅器351,352と、振幅制御した2
つの信号を加算合成する加算合成回路36と、加算合成
した信号を波形整形して基準画像クロックVclk を出力
する波形整形回路37を設け、レーザドライバ38は基
準画像クロックVclk に同期して画像データをレーザダ
イオード11aに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、レー
ザファクシミリ、デジタル複写機等に適用するレーザ光
を使用した光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタに使用する光走
査装置は、レーザ光を偏向走査して感光体の感光面に照
射して露光を行い、画像情報を静電潜像として感光体に
記録する作用を為すが、このような光走査装置では主走
査・副走査像面湾曲、走査線湾曲、fθ補正、面倒れ等
の各光学収差の補正を純光学的に行うことが一般的で、
複数枚のfθレンズと面倒れ補正シリンダー状レンズを
組合わせる構造が知られている。また光学系を簡単にす
るため、fθレンズの1面をトーニック面にして面倒れ
補正までfθレンズで行うものも知られている。
【0003】しかし、fθレンズは大きく、またコスト
も高く、このためfθレンズを使用せず楕円形ポリゴン
ミラーと両面非球面補正レンズの組合わせで光学収差補
正を行うものも知られている。
【0004】また、光学収差のうち、fθ誤差(レーザ
光を一定角速度で走査した場合に走査面上でのレーザ光
の走査速度が走査位置によって変化するため、画素の間
隔が一定にならないという誤差)については電気的補正
により行い、その他の収差を光学的に補正するものも知
られている。
【0005】例えば特開平2−131212号公報のも
のは、図13に示すように、半導体レーザ1からの発散
レーザ光をコリメータレンズ2で収束又は平行光束に修
正し、その修正したレーザ光をシリンドリカルレンズ3
を介してポリゴンミラー4に照射して偏向走査し、その
偏向光をトロイダルレンズ5を介して折り返しミラー
6,7で反射させて感光ドラム8上に集光させている。
【0006】そして、偏向光が主走査ライン9上を走査
する場合に、この主走査ライン9において中心部から端
部にわたって走査速度に差が生じるため、すなわち、中
央部に比べて端部の走査速度が大きくなるため、等時的
なタイミングで露光したのではドットピッチにばらつき
が生じる。
【0007】そこで主走査ライン9の全領域を中央で二
分し、それぞれの領域を図14に示すようにa〜gの7
ブロックに分割し、各ブロックa〜gにおいて印字クロ
ックの10倍の基準クロックの10パルス分で1ドット
を構成する部分と9パルス分で1ドットを構成する部分
との比率を変化させて、端部になるに従ってドット印字
タイミングを早め、それにより巨視的に中央部から端部
にわたって印字間隔が一定になるようにし電気的にfθ
誤差の補正を行うようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように1
0パルス分で1ドットを構成する部分と9パルス分で1
ドットを構成する部分との比率を変化させるものでは、
印字クロックの10倍の基準クロックを使用するため、
1ドットの1/10のパルス幅の誤差が生じる。また、
プリンタの仕様を600DPI、A3版、6ppmと
し、ポリゴンミラーの反射面を4面とすると、印字クロ
ックは14MHz程度なるので、使用する基準クロック
はその10倍の140MHzとなってしまい、このよう
に周波数の高い基準クロックを発生するには回路構成が
複雑化し、また放射ノイズ対策も考慮しなければならず
製造が困難となる問題があった。
【0009】そこで本発明は、電気的にfθ誤差の補正
を行うものにおいて、低い周波数の基準信号を使用して
精度の高いfθ誤差補正ができ、製造が容易な光走査装
置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
記録情報に基づいてオン、オフするレーザ光を偏向走査
し、結像面にレーザ光を集光してドット単位で情報を記
録する光走査装置において、レーザ光の1走査中におけ
る走査速度の変化により発生するfθ誤差を補正するた
めに、位相関係が一定の関係にある2つの正弦波又はこ
れに準ずる2つの波形の基準信号を発生する基準信号発
生手段と、1走査中の各ドットのパルス幅を決定するた
めのデータを記憶する記憶手段と、基準信号発生手段か
らの2つの基準信号を記憶手段から読出した各ドットに
対応したデータに従って振幅制御する振幅制御手段と、
この振幅制御手段により振幅制御した2つの信号を加算
合成する加算合成手段とを設け、加算合成手段により加
算合成した信号に基づいてレーザ光をオン、オフ制御す
るものである。
【0011】請求項2対応の発明は、記録情報に基づい
てオン、オフするレーザ光を偏向走査し、結像面にレー
ザ光を集光してドット単位で情報を記録する光走査装置
において、レーザ光の1走査中における走査速度の変化
により発生するfθ誤差を補正するために、位相関係が
一定の関係にある2つの正弦波又はこれに準ずる2つの
波形の基準信号を発生する基準信号発生手段と、1走査
中における走査速度の変化に対応した波形を発生する波
形発生手段と、この波形発生手段からの波形に従って基
準信号発生手段からの2つの基準信号をそれぞれ振幅制
御する振幅制御手段と、この振幅制御手段により振幅制
御した2つの信号を加算合成する加算合成手段とを設
け、加算合成手段により加算合成した信号に基づいてレ
ーザ光をオン、オフ制御するものである。
【0012】
【作用】請求項1対応の発明においては、基準信号発生
手段が発生する位相関係が一定の関係にある2つの基準
信号を記憶手段から読出した各ドットのパルス幅を決定
するためのデータに従って振幅制御する。そして振幅制
御した2つの信号を加算合成し、この加算合成した信号
に基づいてレーザ光をオン、オフ制御する。
【0013】請求項2対応の発明においては、基準信号
発生手段が発生する位相関係が一定の関係にある2つの
基準信号を波形発生手段が発生する1走査中における走
査速度の変化に対応した波形に従って振幅制御する。そ
して振幅制御した2つの信号を加算合成し、この加算合
成した信号に基づいてレーザ光をオン、オフ制御する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1の実施例)この実施例は請求項1に対応した実施
例である。
【0015】図1及び図2に示すように、半導体レーザ
発振器11からのレーザ光を収束レンズ12で発散気味
の光束に変換させた後スリット13で円形のビームに整
形し、そのビームを反射ミラー14に反射させ直角に光
路を変更させた後、スキャナモータ15のロータ15a
の回転軸15b上に配置されている直角反射プリズム1
6の2つの45度反射面に照射させている。
【0016】前記直角プリズム16は、互いに直交する
単辺側の2つの面を反射面とし、かつこの2つの反射面
と対向した長辺側の面の中心をスキャナモータ15の回
転軸15bに合わせて配置し、前記反射ミラー14から
の反射光をスキャナモータ15の回転軸15bから数mm
程度離れてその回転軸15bに平行に入射している。
【0017】前記スキャナモータ15は、ロータ15a
にマグネット15cを一体に取付けている。前記回転軸
15bは、ベース部も兼ねるステータ部材15dにボー
ルベアリング15eを介して回転自在に取付けている。
前記ステータ部材15dには、スペーサ15fを介して
回路基板15gを固定し、この回路基板15gの前記マ
グネット15cと対向した部位の裏面側にコイル15h
を取付けている。
【0018】前記反射ミラー14からの反射光は前記ス
キャナモータ15で回転駆動する直角反射プリズム16
の反射面で反射してスキャナモータ15の回転軸15b
に直角な平面方向に偏向走査する偏向光に変換した後、
近傍に配置した入射面よりも出射面の曲率半径が小さ
く、結像面側に向かって凸のメニスカスレンズ17に入
射し、図5に示すように、結像面である例えば感光ドラ
ムの感光面21に結像するようになっている。
【0019】前記半導体レーザ発振器11、収束レンズ
12及びスリット13は光出射ユニット18として一体
化している。また、前記メニスカスレンズ17はケース
19に組み込んである。
【0020】そして、前記光出射ユニット18を例えば
合成樹脂等からなり装置全体を包囲するハウジング20
の上部後方に嵌め込み、前記反射ミラー14を前記ハウ
ジング20の上部前方の傾斜部に埋設し、前記ケース1
9を前記ハウジング20の前部開口部に嵌合してネジ止
めしている。
【0021】前記ハウジング20は下端にフランジ部を
有し、このフランジ部を前記スキャナモータ15のステ
ータ部材15dの周縁部にネジ止めしている。図3は前
記半導体レーザ発振器11を駆動する制御部の構成を示
すブロック図で、31は、基準信号発生手段としての基
準信号発生器で、この基準信号発生器31は、例えばク
ワドラチャ発振器からなり、レーザ光の1走査中におけ
る走査速度の変化により発生するfθ誤差を補正するた
めに、位相関係が一定の関係にあるsin波及びcos
波の2つの基準信号を発生するようになっている。
【0022】32は、例えばRAMやROMなどからな
る記憶手段としての記憶装置で、この記憶装置32は、
1走査中の各ドットのパルス幅を決定するための補正デ
ータを記憶している。
【0023】33は、前記記憶装置32から補正データ
を読み出す時の読出し位置を指定するアドレスカウン
タ、341,342は、前記記憶装置32から読み出さ
れたデジタル信号である補正データを正負のアナログ値
に変換するD/A(デジタル/アナログ)コンバータ、
351,352は、前記基準信号発生器31からの2つ
の基準信号をそれぞれ前記D/Aコンバータ341,3
42からのアナログ値に従って振幅制御する振幅制御手
段としての例えば4象限動作の乗算器などからなる電圧
制御増幅器である。
【0024】36は、前記電圧制御増幅器351,35
2で振幅制御した2つの信号を加算合成する、例えば演
算増幅器などからなる加算合成回路、37はこの加算合
成回路36からの合成信号を波形整形してデジタルのク
ロック信号に変換する波形整形回路である。
【0025】前記波形整形回路37は、例えばゼロクロ
ス検出回路などからなり、この出力が基準画像クロック
Vclk となる。前記アドレスカウンタ33はこの基準画
像クロックVclk によりカウントアップしてアドレスを
切替えるようになっている。
【0026】38は、レーザドライバで、このレーザド
ライバ38は画像データを前記基準画像クロックVclk
に同期させて前記半導体レーザ発振器11を構成するレ
ーザダイオード11aに出力するようになっている。
【0027】Sは、前記感光面21における書出し位置
を決めるタイミング信号である書出し位置検出信号で、
この書出し位置検出信号Sにより、前記基準信号発生器
31及びアドレスカウンタ33は1走査毎に初期化され
るようになっている。
【0028】この制御部は、図4に示すタイミングで動
作する。図中(a) は書出し位置検出信号S、(b) 、(c)
は前記基準信号発生器31から出力する基準信号である
sin波とcos波、(d) は前記アドレスカウンタ33
の出力、(e) 、(f) は前記アドレスカウンタ33により
アドレス指定されて前記記憶装置32から読み出された
各ドット位置に対応した補正データ、(g) はsin波の
基準信号(b) を補正データ(e) によって振幅制御した信
号、(h) はcos波の基準信号(c) を補正データ(f) に
よって振幅制御した信号、(i) は信号(g) 及び(h) を加
算合成した前記加算合成回路36の出力信号、(j) は信
号(i) を波形整形した前記波形整形回路37の出力信号
である。
【0029】この制御部では、図4の(a) に示すタイミ
ングで書出し位置検出信号Sが発生すると、1走査の先
頭となり、基準信号発生器31及びアドレスカウンタ3
3がが初期化される。その結果、図4の(d) に示すよう
にアドレスカウンタ33の出力が「0」となる。
【0030】これにより記憶装置32からは1走査の最
初のドットデータ「Ds0」と「Dc0」が読み出される。
このデータをそれぞれD/Aコンバータ341と342
でアナログ信号に変換して電圧制御増幅器351と35
2に供給する。
【0031】電圧制御増幅器351、352ではD/A
コンバータ341、342からのアナログ信号を元に基
準信号を振幅制御して図4の(g) 及び(h) に示す2つの
信号を出力する。
【0032】この2つの信号を加算合成回路36で加算
合成して図4の(i) に示すような走査速度に対応して周
期の変化する波形を出力する。すなわち、1走査の先頭
部から中央部に向かってt0 <t1 <t2 <t3 <t4
<…のように、徐々に周期が長くなって行き、中央部か
らは対称的に徐々に短くなって行く関係になる。
【0033】これを波形整形回路37で波形整形するこ
とで図4の(j) に示すような走査速度に対応してパルス
幅の変化する信号、すなわち、基準画像クロックVclk
を出力する。
【0034】次に記憶装置32に記憶する補正データの
作成方法について述べる。図5に示すように、直角反射
プリズム16の反射面からの偏向光は、メニスカスレン
ズ17を介して感光ドラムの感光面21に結像するが、
この結像面での走査スピードは図6に示すように、中央
部から端部へ行くに従って速くなる。
【0035】例えば、直角反射プリズム16による偏向
利用角を90度、メニスカスレンズ17の厚さを7m
m、入射面の曲率半径を−67.0mm、出射面の曲率
半径を−25.8mm、スキャナモータ15の回転軸1
5bから結像面(感光面21)までの距離を168.1
mmとした場合に、偏向光の走査範囲は中央を0として
±110mm程度となる。
【0036】そこで中央から110mm程度離れた位置
で最大画角となるようにクロックを決めると、走査位置
65mm付近での速度が平均(基準)走査速度なり、こ
れを基準に印字クロックを決めると中央部では正規ドッ
ト位置より中央部に縮まり、端部では徐々に正規位置に
近付き110mmの位置で正規位置と重なるようにな
る。すなわち、走査位置と最大位置誤差の関係は図6の
グラフ(イ)に示すようになる。
【0037】これは、端部では印字クロックが速くな
り、中央部に向かって印字クロックが遅くなり、再び端
部に向かって印字クロックは速くなることになる。今、
基準信号発生器31から発生する2つの基準信号を振幅
及び周波数の等しいsin波とcos波とし、その周期
をTs、電圧制御増幅器351,352の振幅制御係数
をKs0、Kc0、1走査の最初のドットのクロック幅をt
0 、経過時刻をTとすると、
【0038】
【数1】
【0039】従って、次の関係が成り立つ。 2π・t0 /Ts−Tan-1(Kc0/Ks0)=0 …(2) となるから、Ks0、Kc0は、 Kc0/Ks0=Tan(2π・t0 /Ts) で求めることができる(但し、Ks0とTan(Ts−t
0 )の符号を合わせる。)から、この比を満たすように
Ks0、Kc0を決めて、それをデジタル信号に置き換えた
値を前記記憶装置32に記憶すればよい。但し、これを
満たすKs0、Kc0の値は無限に存在するので、ここで仮
に、
【0040】
【数2】 を満たすようにKs0、Kc0を関係付けると、Kc0=co
s(A0 )、Ks0=sin(A0 )となるので、上記
(1) 式は、 cos(A0 )・cos(2πT/Ts)+sin(A0 )・sin(2πT /Ts) =cos(2πT/Ts−A0 ) =sin(2π(T−t0 )/Ts) と簡略される。従って、 A0 =2π・t0 /Ts+π/2 となり、より簡単にKs0、Kc0を求めることができる。
【0041】但し、Ks0、Kc0をこのようにしなければ
ならない訳ではないが、こうした方がその後の加算合成
回路36や波形整形回路37の安定動作を見込める。こ
の動作はsin波を時刻0ではなく、時刻(π/2−A
0 )から始めるようにKs0、Kc0でオフセットをかけて
いる。
【0042】また、次のドットのための補正係数Kc1、
Ks1は、最初のドットで(π/2−A0 )だけずれてい
るので、それが加算されて A1 =2π・t1 /Ts+π−A0 となり、これからA1 を求め、これによってKc1、Ks1
を求め、これをデジタル化した値を記憶装置32に記憶
すればよい。同様にnドット目の振幅制御値の設定値
は、 An =2π・tn /Ts+π/2+(π/2−A0 )+(π/2−A1 )+… +(π/2−An-1 ) を用いて順次求めることができ、これによって求めたK
c1、Ks1をデジタル化した値を記憶装置32に記憶すれ
ばよい。
【0043】このようにして記憶装置32に記憶したf
θ誤差の補正データを順次読出して基準信号発生器31
からの2つの基準信号を電圧制御増幅器351,352
で順次振幅制御し、加算合成回路36で加算合成した
後、波形整形回路37で波形整形することで、基準画像
クロックVclk を得ることができる。
【0044】この基準画像クロックVclk はアドレスカ
ウンタ33への入力となっているので、これによりアド
レスカウンタ33のカウント値が1つ増え、これにより
記憶装置32から次の補正データが読み出されてD/A
コンバータ341,342に供給されることになる。
【0045】このようにすることで、基準信号発生器3
1からの2つの基準信号の周波数は印字クロックの最も
周期の長い周波数に合わせればよく、従って、例えばプ
リンタの仕様を600DPI、A3版、6ppmとし、
ポリゴンミラーの反射面を4面とすると、印字クロック
は14MHz程度になるが基準信号の周波数も14MH
z程度で済むので、従来に比べて低い周波数の基準信号
を使用して精度の高いfθ誤差補正ができる。従って、
回路構成も複雑化せず、また、放射ノイズ対策も容易で
あり、製造が容易となる。
【0046】なお、ここで装置全体のコストを下げるた
めなどの目的で補正データを記憶する記憶装置32の容
量を減らし、D/AコンバータD/Aコンバータ34
1,342の精度を下げるとすれば、実際に得られる基
準画像クロックVclk の周期は本来得たい値から微妙に
ずれることになる。これは印刷画像に縦線のすじが現れ
モアレを引き起こす原因となる。
【0047】そこで記憶装置32に2走査分の補正デー
タを持たせる。そして、これを交互に切替えて使用して
fθ誤差の電気的補正を行うことでモアレの発生を低減
できる。
【0048】すなわち、記憶装置32に図7に示すよう
に補正パターン(1) と補正パターン(2) の2つの補正パ
ターンを別けて記憶する。例えば、300DPIで走査
幅220mm、2598ドット印字するとすれば、補正
パターン(1) は、最初のドットの補正データがDs00 、
Dc00 で、次のドットの補正データがDs01 、Dc01
で、最後のドットの補正データがDs02987、Dc02987と
なる。また、補正パターン(2) は、最初のドットの補正
データがDs10 、Dc10 で、次のドットの補正データが
Ds11 、Dc11 で、最後のドットの補正データがDs129
87、Dc12987となる。
【0049】Ds00 とDs10 、Dc00 とDc10 はそれぞ
れ同じドット位置における補正データであるが、Ds00
=Ds10 +α、Dc00 =Dc10 +α、の関係があり、補
正パターン(1) による補正結果と補正パターン(2) によ
る補正結果は一致していない。この結果、主走査方向n
ドット目の補正パターン(1) のデータDs0n 、Dc0nと
補正パターン(2) のデータDs1n 、Dc1n は異なる。
【0050】さらに、アドレスカウンタ33は書出し位
置検出信号Sをカウントし、記憶装置32に記憶されて
いる補正データを1走査毎に交互に読み出す。このとき
の動作タイミングを示すと図8に示すようになる。な
お、図中(a) は書出し位置検出信号S、(b) 、(c) は基
準信号発生器31から出力する基準信号であるsin波
とcos波、(d) はアドレスカウンタ33の出力、(e)
、(f) はアドレスカウンタ33によりアドレス指定さ
れて記憶装置32から読み出された各ドット位置に対応
した補正データ、(g) はsin波の基準信号(b) を補正
データ(e) によって振幅制御した信号、(h) はcos波
の基準信号(c) を補正データ(f) によって振幅制御した
信号、(i) は信号(g) 及び(h) を加算合成した加算合成
回路36の出力信号、(j) は信号(i) を波形整形した波
形整形回路37の出力信号である。
【0051】また、別の方法として、記憶装置32に例
えば1走査に必要な補正データよりも数ドット多いデー
タを記憶する。そして各走査毎に記憶装置32からの補
正データの読出し開始位置をずらすようにしてfθ誤差
の電気的補正を行うことでモアレの発生を低減できる。
【0052】例えば、1走査に必要な補正データのドッ
ト数2598ドットよりも1ドット多い2599ドット
分のデータを記憶装置32のアドレス0〜2598に記
憶しておき、1走査毎に読出しアドレスを0〜2597
と1〜2598に交互に切替えて補正データを使用する
場合の動作タイミングを示すと図9に示すようになる。
なお、図中(a) は書出し位置検出信号S、(b) 、(c) は
基準信号発生器31から出力する基準信号であるsin
波とcos波、(d) はアドレスカウンタ33の出力、
(e) 、(f) はアドレスカウンタ33によりアドレス指定
されて記憶装置32から読み出された各ドット位置に対
応した補正データ、(g) はsin波の基準信号(b) を補
正データ(e) によって振幅制御した信号、(h) はcos
波の基準信号(c) を補正データ(f) によって振幅制御し
た信号、(i) は信号(g) 及び(h) を加算合成した加算合
成回路36の出力信号、(j) は信号(i) を波形整形した
波形整形回路37の出力信号である。 (第2の実施例)この実施例は請求項2に対応した実施
例である。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0053】前記実施例ではドット位置を求めるアドレ
スカウンタの値を用いて補正データを記憶装置から読出
し、その値をD/Aコンバータによりアナログ信号に変
換してからその変換した信号を用いて基準信号の振幅制
御を行うようにしたが、この実施例では図10に示すよ
うに、アドレスカウンタ、記憶装置、D/Aコンバータ
の代わりに1走査中における走査速度の変化に対応した
波形を発生する波形発生手段として波形発生回路40を
設け、この波形発生回路40からの波形を用いて基準信
号の振幅制御を行うようにしている。
【0054】前記波形成形回路40は、図11に示すよ
うに、2つのスロープ波形発生回路41,42と、4つ
の折れ線近似回路43,44,45,46と、2つの加
算合成回路47,48とで構成している。
【0055】前記スロープ波形発生回路41,42は、
例えば定電流回路とコンデンサを組み合わせて構成し、
書出し位置検出信号Sにより初期化し、スロープ波形発
生回路41の方は、図12の(a) に示すように時間の経
過と共に電圧が減少する出力を発生し、スロープ波形発
生回路42の方は、図12の(b) に示すように時間の経
過と共に電圧が増大する出力を発生する。
【0056】前記折れ線近似回路43,44,45,4
6は、例えばダイオード、抵抗、演算増幅器などを組み
合わせて構成し、前記スロープ波形発生回路41から発
生する波形が折れ線近似回路43を通過することで図1
2の(c) に示す波形となり、また、前記スロープ波形発
生回路41から発生する波形が折れ線近似回路45を通
過することで図12の(f) に示す波形となり、前記スロ
ープ波形発生回路42から発生する波形が折れ線近似回
路44を通過することで図12の(d) に示す波形とな
り、また、前記スロープ波形発生回路42から発生する
波形が折れ線近似回路46を通過することで図12の
(g) に示す波形となる。
【0057】前記加算合成回路47,48は、演算増幅
器などからなり、加算合成回路47は前記折れ線近似回
路43,44を通過した波形を加算合成して図12の
(e) に示す波形を出力し、加算合成回路48は前記折れ
線近似回路45,46を通過した波形を加算合成して図
12の(h) に示す波形を出力する。
【0058】そして、前記加算合成回路47の出力波形
が前記電圧制御増幅器351に供給し、前記加算合成回
路48の出力波形が前記電圧制御増幅器352に供給す
るようになっている。
【0059】このように基準信号発生器31から発生す
るsin波の基準信号を電圧制御増幅器351において
波形発生回路40から発生する1走査中における走査速
度の変化に対応した波形、すなわち図12の(e) に示す
波形を用いて振幅制御し、また、基準信号発生器31か
ら発生するcos波の基準信号を電圧制御増幅器352
において波形発生回路40から発生する1走査中におけ
る走査速度の変化に対応した波形、すなわち図12の
(h) に示す波形を用いて振幅制御し、この振幅制御した
2つの信号を加算合成回路36で加算合成し、さらに波
形整形回路37で波形整形して基準画像クロックVclk
を得るようにしても精度の高いfθ誤差補正ができる。
従って、この実施例においても前記実施例と同様の効果
が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上、本発明によれば、電気的にfθ誤
差の補正を行うものにおいて、低い周波数の基準信号を
使用して精度の高いfθ誤差補正ができ、製造が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すハウジングを省い
た状態の平面図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】同実施例の要部ブロック図。
【図4】図3の各部の動作を説明するための図。
【図5】同実施例の感光ドラムの感光面に結像する偏向
光を示す図。
【図6】同実施例の走査位置と走査スピード及び最大位
置誤差との関係を示す図。
【図7】同実施例においてモアレを低減する1つの方法
の補正データの記憶例を示す図。
【図8】図7の補正データを使用したときの各部の動作
を説明するための図。
【図9】同実施例においてモアレを低減する他の方法を
使用したときの各部の動作を説明するための図。
【図10】本発明の第2の実施例の要部ブロック図。
【図11】同実施例の波形発生回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図12】同実施例の波形発生回路の動作を説明するた
めの図。
【図13】従来例を示す斜視図。
【図14】同従来例における走査位置に対するレーザ制
御信号の周期を示す図。
【符号の説明】
11…半導体レーザ発振器 15…スキャナモータ 16…直角反射プリズム 31…基準信号発生器 32…記憶装置 33…アドレスカウンタ 341,342…D/Aコンバータ 351,352…電圧制御増幅器 36…加算合成回路 37…波形整形回路 38…レーザドライバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録情報に基づいてオン、オフするレー
    ザ光を偏向走査し、結像面にレーザ光を集光してドット
    単位で情報を記録する光走査装置において、 レーザ光の1走査中における走査速度の変化により発生
    するfθ誤差を補正するために、位相関係が一定の関係
    にある2つの正弦波又はこれに準ずる2つの波形の基準
    信号を発生する基準信号発生手段と、1走査中の各ドッ
    トのパルス幅を決定するためのデータを記憶する記憶手
    段と、前記基準信号発生手段からの2つの基準信号を前
    記記憶手段から読出した各ドットに対応したデータに従
    って振幅制御する振幅制御手段と、この振幅制御手段に
    より振幅制御した2つの信号を加算合成する加算合成手
    段とを設け、前記加算合成手段により加算合成した信号
    に基づいてレーザ光をオン、オフ制御することを特徴と
    する光走査装置。
  2. 【請求項2】 記録情報に基づいてオン、オフするレー
    ザ光を偏向走査し、結像面にレーザ光を集光してドット
    単位で情報を記録する光走査装置において、 レーザ光の1走査中における走査速度の変化により発生
    するfθ誤差を補正するために、位相関係が一定の関係
    にある2つの正弦波又はこれに準ずる2つの波形の基準
    信号を発生する基準信号発生手段と、1走査中における
    走査速度の変化に対応した波形を発生する波形発生手段
    と、この波形発生手段からの波形に従って前記基準信号
    発生手段からの2つの基準信号をそれぞれ振幅制御する
    振幅制御手段と、この振幅制御手段により振幅制御した
    2つの信号を加算合成する加算合成手段とを設け、前記
    加算合成手段により加算合成した信号に基づいてレーザ
    光をオン、オフ制御することを特徴とする光走査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018146648A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 株式会社半導体エネルギー研究所 表示システム及び電子機器

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