JPH08166558A - 光点アレイ投影装置 - Google Patents

光点アレイ投影装置

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JPH08166558A
JPH08166558A JP6109594A JP10959494A JPH08166558A JP H08166558 A JPH08166558 A JP H08166558A JP 6109594 A JP6109594 A JP 6109594A JP 10959494 A JP10959494 A JP 10959494A JP H08166558 A JPH08166558 A JP H08166558A
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light spot
array
light
spot array
optical system
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JP6109594A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nagata
信一 永田
Yasuo Kurusu
康雄 来栖
Masahiro Yukanami
雅宏 床並
Katsuki Fukuyama
克樹 福山
Yoshizo Hashimoto
佳三 橋本
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般的な光点アレイを使用しながら、スペー
スを犠牲にすることなく、一括高密度記録ができる光点
アレイ投影装置を提供すること。 【構成】 この光点アレイ投影装置は、それぞれ1次元
配列された光点列を形成するK(K≧2)個の光点アレ
イ10a〜10dと、K個の光点アレイ10a〜10d
の各光点列からの光をそれぞれ個別に縮小するK個の単
位縮小光学手段とK個の光点アレイのうち少なくとも
(K−1)個の光点アレイの各光点列からの光をそれぞ
れ異なる角度でアレイ方向に垂直な面内で折り曲げる少
なくとも(K−1)個の単位光路転換素子と有する投影
光学系12a〜12dとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像記録装置に用いる
光記録光学系である光点アレイ投影装置に関し、特に光
点アレイを用いて一括高密度記録を行う画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】画像記
録装置を構成する画像記録光学系には、円筒外面走査装
置や円筒内面走査装置、あるいは平面走査装置がある
が、これらに比し光点アレイ投影装置は省スペースで一
括記録が可能であるという特長がある。
【0003】図12は、従来の一般的な光点アレイ投影
装置の構造を示す。LEDアレイ等からなる光点アレイ
2からの記録光が、複眼光学系4によって伝達され、記
録媒体上に等倍の記録画像6として投影される。
【0004】ここで、光点アレイとは、光の点滅が独立
に制御可能な素子を1列または2列以上並べたものをい
う。素子自身が発光する例として、LEDアレイ、EL
アレイ(特開平2−194976号公報参照)等があ
る。素子が発光せず背景光の透過光量を制御する例とし
て、液晶シャッタアレイや、PLZTアレイ等がある。
【0005】複眼光学系とは、少なくとも1方向で正立
等倍結像が可能な光学素子を、多数その方向に並べたも
のであり、2列以上並べたものを含む。具体的には、屈
折率分布型レンズアレイ、ダハミラーレンズアレイ(特
開昭59−123818号公報参照)、マイクロレンズ
アレイなどがある。
【0006】光記録媒体には、電子写真に用いられる感
光体、銀塩感光媒体、ジアゾ感光媒体、拡散転写媒体、
フォトレジスト、感光性マイクロカプセルなど各種の記
録媒体が含まれる。
【0007】しかし、この種の光点アレイ投影装置で
は、光点アレイ2を構成するLEDアレイ等の光記録素
子の配列密度が記録画像6の画素密度を決定してしま
い、このような光記録素子の最大配列密度以上に記録画
像の解像度を上げることができないという問題があっ
た。
【0008】このような問題を解決するために、特開平
4−367879号公報には、LEDアレイからの記録
光を一括縮小投影する縮小光学系からなる画像記録装置
が開示されている。
【0009】また、特開平2−219075号公報に
は、LEDアレイ等の光記録素子からの記録光をシリン
ドリカルレンズを用いて記録紙の搬送方向に集束させ、
アレイパターンの解像力を搬送方向に関してのみ向上さ
せる画像記録装置が開示されている。
【0010】ところが、前者の装置では、現状の光記録
素子の配列密度を前提にした上でこれを超える高密度の
一括記録を達成することができるものの、LEDアレイ
と縮小光学系の幅が光記録幅(記録画像の幅)に比較し
て著しく大型化し、省スペースで記録できるという光点
アレイ投影器の特長が充分に生かせないという問題があ
る。
【0011】また、後者の装置では、搬送方向のみであ
るがスペースを犠牲にすることなく光記録素子の配列密
度を上回る高密度の一括記録を達成することができるも
のの、ここで使用できる光LEDアレイ等の光記録素子
は細く平行なビームを発生するものに限られる点で問題
がある。すなわち、高密度に集積されかつ平行ビームを
発生し得るLEDアレイ等の光記録素子は現存しない
か、あるいは現存してもきわめて高価だからである。
【0012】なお、特開平2−210442号公報に
は、光記録素子であるLEDの行列を互い違いに、いわ
ゆるスタガ配列とした露光用のビーム発生装置が開示さ
れている。この装置では、光点アレイであるLED列の
配列密度を上回る密度で記録することができる。しかし
ながら、このような装置では、各LEDを基板上で近接
して配置したままでこれらに電気配線を施さなければな
らないという制約があるので、LEDを2次元配列でき
るのは6行4列程度となる。したがって、この程度のL
ED数で広い面積の露光を行うには、数多くの走査の繰
り返しが必要となり、一括露光できるという光点アレイ
投影装置の基本的な特長が生かせない。
【0013】そこで、この発明は、一般的な光点アレイ
を使用しながら、スペースを犠牲にすることなく、一括
高密度記録ができる光点アレイ投影装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の光点アレイ投
影装置は、各光点が所定間隔をおいてそれぞれ1次元配
列されたK(K≧2)個の光点アレイと;K個の光点ア
レイの各光点列をそれぞれ個別に縮小するK個の単位縮
小光学手段と、K個の光点アレイのうち少なくとも(K
−1)個の光点アレイの各光点列からの光をそれぞれ異
なる角度で光点配列方向に垂直な面内で折り曲げる少な
くとも(K−1)個の単位光路転換手段とを有する投影
光学系とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項2の光点アレイ投影装置は、投影光
学系は、開口絞りの位置に前側焦点が合致するフィール
ドレンズをさらに備え、光点配列方向に関して隣接する
2個の光点アレイのうち少なくとも1個の光点アレイに
対して単位光路転換手段が複数個設けられることを特徴
とする。
【0016】請求項3の光点アレイ投影装置は、各光点
が所定間隔をおいて1次元配列された光点アレイと;光
点をそれぞれ等倍に結像する複眼光学系と、この複眼光
学系の光点アレイ側に配置されるとともに光点アレイか
らの光を光点配列方向に直交する方向にのみ発散させて
複眼光学系に入射させる第1光学素子と、複眼光学系の
投影像側に配置されるとともに複眼光学系からの光を光
点配列方向に直交する方向にのみ集束させる第2光学素
子とを有するアナモルフィック投影光学系とを備えるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項4の光点アレイ投影装置は、アナモ
ルフィック投影光学系が、複眼光学系と第1光学素子と
の第1間隔及び複眼光学系と第2光学素子との第2間隔
のうちの少なくとも一方の間隔が変更可能であることを
特徴とする。
【0018】請求項5の光点アレイ投影装置は、光点ア
レイを光点配列方向に直交する方向にN(N≧2)行配
置してなる2次元光点アレイと、アナモルフィック投影
光学系を光点配列方向に直交する方向にN行配置してな
る複合投影光学系とを備え、複合光点アレイ中の光点ア
レイの行数Nが、光記録媒体に十分な変化を与える最小
限の露光量Hと光記録媒体に最小の変化を与える最小限
の露光量Lとに対して、関係N<H/(H−L)を満た
し、2次元光点アレイ中の各光点アレイが、光点のピッ
チをPとした場合に2次元光点アレイの一端から順に光
点配列方向にP/Nだけずらして配置されており、2次
元光点アレイからの光が複合投影光学系を経て光記録媒
体上に投影される露光量Eが、関係H/N≦E<L/
(N−1)を満たすことを特徴とする。
【0019】請求項6の光点アレイ投影装置は、露光量
Eが、ほぼ{H/N+L/(N−1)}÷2であること
を特徴とする。
【0020】単位縮小光学手段には、屈折レンズ、屈折
率分布型レンズ、ミラー、回析素子、あるいはこれらの
組み合わせを含む。
【0021】単位光路転換素子とは、光軸(光路)を折
り曲げるためのもので、それ自体で結像作用を持たず、
光点アレイからの主光線の進行方向を変化させる光学素
子をいう。具体的には、プリズム、ミラー等がこれに該
当する。
【0022】光点アレイからの光を光点アレイの延びる
方向に直交する方向にのみ発散または集束させる第1ま
たは第2光学素子には、シリンドリカルレンズの他、シ
リンドリカルミラー(円筒反射面を有するミラーであ
り、シリンダーミラーや円筒ミラーともいう)、リニア
ゾーンプレート(媒体に不当間隔で直線状の特定構造を
付加して、一方向へのみ回析による集光作用を持たせた
素子)、リニアフレネルレンズ(媒体に不当間隔で直線
状の階段構造を付加して、一方向へのみ屈折による集光
作用を持たせた素子)等が含まれる。
【0023】
【作用】請求項1記載の光点アレイ投影装置では、投影
光学系に含まれる各単位縮小光学手段により、各光点ア
レイの光点列を縮小した投影像を形成することができ
る。しかも、投影光学系に含まれる単位光路転換手段に
よって、各光点アレイからの光の折り曲げ角度を適宜調
節することにより、隣接光点アレイ相互の間隔を光点配
列方向に垂直な方向に関して所定距離以上に保って機械
的干渉の問題を避けつつ、投影像を光点配列方向に一直
線に並べることができる。
【0024】請求項2記載の光点アレイ投影装置では、
投影光学系にフィールドレンズをさらに備えたことによ
り、投影像側でテレセントリックな光学系となる。
【0025】請求項3記載の光点アレイ投影装置では、
アナモルフィック投影光学系に含まれる複眼光学系によ
り、光点列は投影面上に光点配列方向に関して等倍で結
像される。一方、第1及び第2光学素子の正負屈折力を
適宜調節することにより、光軸を含む光点配列方向に平
行な面内の結像面と、この面に垂直で光軸を含む面内の
結像面とが合致されて、しかも光点配列方向に垂直な方
向に関して縮小された像となる。
【0026】請求項4記載の光点アレイ投影装置では、
第1および第2間隔のうちの少なくとも一方の間隔を変
更すると、アナモルフィック投影光学系全体としての非
点隔差が変更される。
【0027】請求項5記載の光点アレイ投影装置では、
2次元光点アレイと、複合投影光学系とを備えるので、
投影面上に、光点配列方向に等倍でこれに垂直な方向に
縮小された投影像をN行形成することができる。さら
に、2次元光点アレイ中の各光点アレイが、光点配列方
向にP/Nだけずらして配置されているので、光記録媒
体を光点配列方向に垂直な方向に定速で移動しつつ各光
点アレイの発光タイミングを調節することにより、N行
の光点列がP/N単位でずれて同一線上に投影される。
そして、2次元光点アレイから光記録媒体上に投影され
る露光量Eが、H/N≦E<L/(N−1)の関係を満
たす範囲内にあるので、N行の光点アレイの全てから露
光が与えられた光記録媒体の部分は、記録に必要かつ十
分な変化を受ける一方、N行の光点アレイのいずれか1
行でも露光が与えられない光記録媒体の部分は、記録に
必要な最低限の変化すら受けない。したがって、光記録
媒体への記録の有無は、光点アレイの光点のピッチPの
1/Nの単位で制御できる。
【0028】請求項6記載の光点アレイ投影装置では、
露光量Eがほぼ{H/N+L/(N−1)}÷2である
ので、N行の光点アレイの全てから露光が与えられた光
記録媒体の部分が記録に必要な最低限の変化を受けない
といった問題や、N行の光点アレイのいずれか1行でも
露光が与えられない光記録媒体の部分が記録に必要かつ
十分な変化を受けてしまうといった問題が生じにくい。
【0029】
【実施例】以下、本発明の第1実施例である光点アレイ
投影装置について説明する。この光点アレイ投影装置
は、画像記録装置に組み込まれる。画像記録装置とは、
文字、図形、画像等の2次元情報を特定媒体に記録する
装置であり、具体的には、プリンタ、プロッター、製版
出力装置等がこれに該当する。
【0030】図1は、第1実施例の光点アレイ投影装置
の構成を示す図である。第1実施例の光点アレイ投影装
置は、請求項1に係る発明をK=4で実施した例であ
り、一次元の光点列をそれぞれ形成する4個の光点アレ
イ10a、10b、10c、10dと、これら光点アレ
イ10a〜10dからの記録光をそれぞれ個別に集束す
るとともに、光点アレイ10a〜10dからの記録光を
それぞれ異なる角度でこの光点が配列された方向(以
下、アレイ方向)に垂直な面内で折り曲げる縮小投影器
12とを備える。
【0031】各光点アレイ10a〜10dは、150DP
IのPLZTシャッタアレイが1/50インチ離間して
2列並べられたもので、実質的に300DPIのPLZT
シャッタアレイとなっている。ここで、DPI(Dots Per
Inch)とは、記録密度の単位であり、1インチ長に記録
可能な画素の数を示す。各光点アレイ10a〜10dの
アレイ長、すなわちアレイ方向に関する各光点アレイ1
0a〜10dの光点列の長さは、全て20mmである。
また、各光点アレイ10a〜10dは、アレイ方向に5
mmづつずらして配置されており、アレイ方向に垂直な
方向に関して適宜離間して配置されている。なお、光源
としては、図示を省略しているが、4個のハロゲンラン
プが使用されており、各光点アレイ10a〜10dの図
面上方側に近接配置されている。また、縮小投影器12
の光学系の色収差の影響を低減するため、各ハロゲンラ
ンプと各光点アレイ10a〜10dとの間にフィルタ
(図示省略)を配置し、このフィルタで青色単色のみを
取り出して背景光としている。
【0032】縮小投影器12は、ガラスモールド法によ
り一体成形された光学素子である。なお、ガラスモール
ド法とは、ガラスを成形することによってレンズ、プリ
ズム等の光学素子またはこれらの組み合わせを一体的に
製造する方法である。この縮小投影器12は、機能上は
4個の単位光学素子12a、12b、12c、12dよ
り成り立っている。
【0033】図2は、各単位光学素子12a〜12dの
アレイ方向に垂直な断面構造を示す図である。各単位光
学素子12a〜12dの光学面は、それぞれ、凸の入射
面121a、121b、121c、121dと、反射面
122a、122b、122c、122dと、凸の出射
面123a、123b、123c、123dとである。
これら以外の面の形状は、本来任意であるが、ガラスモ
ールド法による製造に適するようにように丸みをつけて
いる。なお、このような光学面以外の部分(図2の斜線
部)は、ゴースト防止のため粗面になっている。
【0034】各単位光学素子12a〜12dは、ほぼ同
様の構造を有するが、各入射面121a〜121dの法
線と各出射面123a〜123dの法線との成す角度が
異なる。すなわち、一点鎖線で示した光軸から明らかな
ように、単位光学素子12a、12b、12c、12d
の順に、入射面の法線と出射面の法線との成す角が増大
している。
【0035】図3は、図2(a)に示す単位光学素子1
2aの機能を説明するための図である。単位光学素子1
2aは、入射面121aと全反射面122aと出射面1
23aの3つ光学面を持つ。すなわち、思想上、単位光
学素子12aは、光軸折り曲げのための光偏向手段たる
直角プリズム122Aに、縮小光学手段たる一対の平凸
球面レンズ121A、123Aを接合し、さらにガラス片
124Aを接合したものであるが、実際には一体になっ
ている。
【0036】単位光学素子12aの光学系のデータは表
1の通りである。
【0037】
【表1】
【0038】この表でβは横倍率を示す。また、No.
0面は光点アレイの光点列101を、No.1、2面は
凸面121a、123aを表す。なお、単位光学素子1
2aのアレイ方向の幅は5mmである。表から明らかな
ように、単位光学素子12aは、20mm長の光点アレ
イ10aの光点列を1/4に縮小投影する。なお、光点
アレイ10aの光が入射面121a以外の入射面に進入
しないように、光点アレイ10aと単位光学素子12b
との間に適宜遮光板を配置するのが好ましい。他の光点
アレイについても同様である。
【0039】他の単位光学素子12b、12c、12d
は、図3の単位光学素子12aと同様の構造を有する
が、直角プリズム122Aの代わりに、陵の角度が各々
80度、70度、60度になるプリズムを用いる点で異
なる。
【0040】図1に戻って動作について説明すると、各
単位光学素子12a、12b、12c、12dは、光点
アレイ10a、10b、10c、10dの各光点列の縮
小投影像をそれぞれ光記録媒体上に形成する。この光記
録媒体は、適当な搬送装置(図示省略)によって、アレ
イ方向に垂直な方向に一定速度で搬送される。したがっ
て、光点アレイ10a、10b、10c、10dの各光
点を独立制御することにより、一度の搬送で、光記録媒
体上に所望の画像を一括記録することができる。
【0041】この場合、各単位光学素子12a〜12d
は、20mm長の各光点アレイ10a〜10dを1/4
に縮小投影し、しかも各投影像14a、14b、14
c、14dを光記録媒体上のアレイ方向の一直線上に切
れ目や重なりなく合成するので、記録長20mmの部分
に全光点アレイからの1次元投影像14を形成すること
ができる。したがって、光点アレイ自体は300DPIで
あるにもかかわらず、光記録媒体上に1200DPIで記
録することができる。光源の波長λ=436±10nm
に対するMTFは50本/mmで30%あり、十分に1
200DPIでの記録が可能である。
【0042】さらに、縮小投影器12の個々の単位光学
素子12a〜12dにつき、その出射面123a〜12
3dの法線方向を一致させる一方、反射面122a〜1
22dの角度設定を徐々に変化させ、入射面121a〜
121dの法線方向も所定角度以上で徐々に変化させて
あるので、各光点アレイ10a〜10dを縮小投影して
投影像をアレイ方向に一直線につないだ場合にも、各光
点アレイ10a〜10dをアレイ方向に垂直な方向に所
定間隔(光点アレイのアレイ方向に垂直な方向の幅)以
上変位させて、これらが互いに機械的に干渉することの
ないように配置することができる。しかも、このように
配置された光点アレイ10a〜10d全体のアレイ方向
の幅は、20×(1+3/4)=35mmとなり、光点
アレイを一直線上に並べて単に縮小する場合(この場
合、光点アレイ全体のアレイ方向の幅=20×4=80
mm)に比較して、光源側を省スペースなものとするこ
とができる。
【0043】なお、縮小投影器12の単位光学素子12
a〜12dのうち、いずれか1組、例えば単位光学素子
12dについては、光軸折り曲げのための光路転換手段
である反射面122dを省略することができる。この場
合、対応する光点アレイ10dを折り曲げのない光軸上
に配置する。
【0044】以下、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0045】図4は、第2実施例の光点アレイ投影装置
の構成を示す図である。第2実施例の光点アレイ投影装
置は、一次元の光点列をそれぞれ形成する4行の光点ア
レイからなる光点アレイの行列210と、これら光点ア
レイの行列210からの記録光をそれぞれ個別に集束し
て、光記録媒体上のアレイ方向の一直線上に切れ目の無
く1次元投影像214を形成する縮小投影器212とを
備える。
【0046】光点アレイの行列210は、図1の光点ア
レイ10a〜10dをアレイ方向に4組配置したもので
ある。また、縮小投影器212は、図1の縮小投影器1
2をアレイ方向に4個接続したものである。
【0047】第2実施例のように、単位となる光点アレ
イ投影装置をアレイ方向に複数1列に並べることによ
り、1次元投影像214の接続を図りながら必要な記録
幅を得ることができる。第2の実施例の光点アレイ投影
装置では、光記録媒体上の記録幅(20×4=80m
m)と光点アレイ投影装置の幅(20×(4+3/4)
=95mm)がほとんど等しくなるので、1次元投影像
214の記録幅を所望の値に設定した場合にも、光点ア
レイ投影装置自体をこの記録幅程度の横幅とすることが
できる。例えば、図1のような単位となる光点アレイ投
影装置をアレイ方向に15組並べることによって、A3
サイズ(幅297mm)の記録幅が得られる。
【0048】以下、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0049】図5は、第3実施例の光点アレイ投影装置
の構成を示す図である。第3実施例の光点アレイ投影装
置は、請求項2に係る発明を実施したものであり、一次
元の光点列をそれぞれ形成する4個の光点アレイ310
a、310b、310c、310dと、これら光点アレ
イ310a〜310dからの記録光をそれぞれ個別に集
束するとともに、光点アレイ310a〜310dからの
記録光をそれぞれ異なる角度でアレイ方向に垂直な面内
で折り曲げる素子312a、312bと、各素子312
a、312bからの集束光を合成するビームスプリッタ
360とを備える。
【0050】光点アレイ310a〜310dとしては、
400DPIのLEDアレイが用いられている。各LED
アレイのアレイ長は8mmである。
【0051】各素子312a、312bは、それぞれ凸
の入射面321a、321b、321c、321dと、
反射面322a、322b、322c、322dと、凸
の出射面323a、323b、323c、323dとを
備える。それぞれの働きは、図1の単位光学素子12a
〜12dの場合同様であるので、詳細な説明は省略す
る。
【0052】ビームスプリッタ360は、アレイ方向に
延びる3角柱のプリズムを接合したものである。このビ
ームスプリッタ360によって、各素子312a、31
2bからの集束光が合成される。ビームスプリッタ36
0の図面上方側と図面右側の面には、互い違いにフィー
ルドレンズとしての凸面360a、360b、360
c、360dが形成されている。それぞれの凸面360
a、360b、360c、360dは、縮小投影器31
2a、312bの出射面323a、323b、323
c、323dにそれぞれ対向している。
【0053】図6は、図5の光点アレイ投影装置の一部
を示す側面図である。光点アレイ310aから出射した
記録光は、素子312aを構成する一方の光学素子の入
射面321aに入射する。この入射面321aは、縮小
投影のための縮小光学手段であるとともに、開口絞りと
しても機能している。そして、この入射面321aに入
射した記録光は、反射面322aで反射された後、出射
面323aから射出する。この場合、反射面322a
は、光軸折り曲げのための光路変換手段として機能し、
入射面321a及び出射面323aは、縮小投影のため
の縮小光学手段として機能する。出射面323aから出
射した記録光は、ビームスプリッタ360上の凸面36
0aに入射する。凸面360aの前側焦点は、開口絞り
である入射面321aに合致する。したがって、この第
3実施例の光学系は、像側でテレセントリックになる。
凸面360aに入射した記録光は、ビームスプリッタ3
60内の接合面を透過して、平面361より射出し、光
記録媒体300上に縮小投影像を形成する。この際、倍
率を1/4に設定しているので、光記録媒体300上の
縮小投影像のアレイ方向の長さは2mmとなっている。
【0054】また、光点アレイ310dから出射した記
録光は、縮小投影器312bを構成する一方の光学素子
の入射面321dに入射し、反射面322dで反射され
た後、出射面323dから射出する。出射面323dか
ら出射した記録光は、ビームスプリッタ360上の凸面
360dに入射する。凸面360dに入射した記録光
は、ビームスプリッタ360内の接合面で反射されて、
平面361より射出し、光記録媒体300上に縮小投影
像を形成する。光記録媒体300上の縮小投影像のアレ
イ方向の長さは2mmとなっている。
【0055】さらに、光点アレイ310b、310cか
ら出射した記録光も詳細な説明は省略するが、それぞれ
素子312a、312bの他方の光学素子に入射し、こ
こで集束・光路転換された後、ビームスプリッタ360
に入射し、ここで合成された後、光記録媒体300上に
縮小投影像を形成する。光記録媒体300上の各縮小投
影像のアレイ方向の長さはそれぞれ2mmとなってい
る。
【0056】光学系のデータは表2の通りである。
【0057】
【表2】
【0058】表中のNo.0面は、光点アレイの光点列
を、以下順次No.1,2,3,4面は、それぞれ入射
面321a〜321dと、出射面323a〜323d
と、凸面360a〜360dと、平面361とを表す。
【0059】図5に戻って動作について説明すると、一
対の縮小投影器312a、312bは、8mm長の各光
点アレイ310a〜310dを光記録媒体300上に1
/4の縮小率で投影し、しかも各投影像314a〜31
4dを光記録媒体上のアレイ方向の一直線上に切れ目や
重なりなく合成するので、記録長8mmの部分に全光点
アレイからの1次元投影像を形成することができる。し
たがって、光点アレイ自体は400DPIであるにもかか
わらず、光記録媒体上に1600DPIで記録することが
できる。LEDアレイの発光波長λ=660±30nm
に対するMTFは50本/mmで60%あり、十分に1
600DPIでの記録が可能である。
【0060】さらに、第3実施例の光学系は、像側でテ
レセントリックであるため、何らかの原因でデフォーカ
スが生じても、各光点アレイ310a〜310dからの
記録光の投影像の継ぎ目が重複したり離れたりするとい
った問題が生じにくい。なお、光学系が像側でテレセン
トリックであるため、凸面360a〜360d及び平面
361の有効径は、記録幅2mmより大きくする必要が
あり、実際には3.8mmとなっているが、ビームスプ
リッタ360で合成される前の記録光を1つ置きに入射
させる構成(具体的には、アレイ方向に関して奇数番目
の記録光をビームスプリッタ360の側面側から入射さ
せ、偶数番目の記録光をビームスプリッタ360の上面
側から入射させる互い違いの光路)としているので、隣
接するレンズが互いに機械的に干渉してしまうという支
障が生じない。そして、合成後の光が透過する平面36
1は、平坦面であるので隣接する有効面の重複は許容さ
れる。
【0061】ここで、本実施例においては、ビームスプ
リッタ360が光点アレイ310b及び310dに対し
て光路転換手段としての機能を有していることになり、
光点アレイ310b及び310dに関しては光路転換手
段が2個設けられていることになる。また、光点アレイ
310a及び310b、光点アレイ310b及び310
c、光点アレイ310c及び310dはそれぞれアレイ
方向に関して隣接しており、本実施例の光点アレイ投影
装置は、それら隣接する光点アレイの一方に対して光路
転換手段が複数個設けられた構成になっている。
【0062】以下、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0063】図7は、第4実施例の光点アレイ投影装置
の構成を示す図である。以下の説明において、アレイ方
向にY軸を、光軸方向にZ軸を、これらと直交方向にX
軸をとる。第4実施例の光点アレイ投影装置は、請求項
3または4に係る発明を実施したものであり、1次元の
光点列を形成する光点アレイ410と、光点アレイ41
0の光点列の各光点からの記録光をそれぞれ集束して投
影像を形成するアナモルフィック投影光学系412とを
備える。このアナモルフィック投影光学系412は、光
点アレイ410の光点列の各光点からの記録光をそれぞ
れ集束する複眼光学系422と、光点アレイ410から
の記録光をアレイ方向に直交する方向(X方向)に関し
てのみ発散させて複眼光学系422に入射させる第1シ
リンドリカルレンズ432と、アレイ方向に直交する方
向(X方向)に関してのみ集束させる第2シリンドリカ
ルレンズ442とを備える。なお、シリンドリカルレン
ズとは、円筒屈折面を有するレンズであり、シリンダー
レンズや円筒レンズともいう。
【0064】光点アレイ410としては、400DPIの
ELアレイが使用されている。このELアレイの光点列
を構成する各光点は、x方向及びy方向の幅が1/40
0インチ、すなわち64μmである。なお、図面では、
説明の便宜のため、光点アレイ410の光点列が8個の
光点のみからなるように示してあるが、実際は微細加工
によって形成された多数のEL素子に対応する多数個の
光点からなっている。
【0065】第1シリンドリカルレンズ432は、その
シリンドリカル面432aがY軸に平行な母線を有する
凹シリンドリカルレンズで、光点アレイ410と複眼光
学系422との間で複眼光学系422に密着して配置さ
れ、シリンドリカル面432aが光点アレイ410と対
向している。第2シリンドリカルレンズ442は、その
シリンドリカル面442bがY軸に平行な母線を有する
凸シリンドリカルレンズで、複眼光学系422と光記録
媒体上に投影される投影像414との間で複眼光学系4
22側に近接して配置され、シリンドリカル面442b
が光記録媒体と対向している。
【0066】複眼光学系422は、正立等倍結像が可能
な屈折率分布レンズを1列アレイ状に並べたものであ
る。
【0067】光学系のデータは表3の通りである。
【0068】
【表3】
【0069】表中No.0面は、光点アレイ410であ
るELアレイの発光面である。No.1面は第1シリン
ドリカルレンズ432の凹シリンドリカル面432aで
ある。No.2面は第1シリンドリカルレンズ432と
複眼光学系422の接合面452である。複眼光学系4
22を構成する屈折率分布レンズの長さは20mmで、
その終端面422b(No.3面)から、0.5mmを
隔てて第2シリンドリカルレンズ442の入射平面44
2a(No.4面)が配置される。この0.5mmの間
隔は、開口絞りを設置するとともに、この間隔を微小に
調整することによって非点収差の最終的な調整を可能に
するために使用される。No.5面は第2シリンドリカ
ルレンズ442の凸シリンドリカル面442bである。
なお、常数Kは、複眼光学系422を構成する屈折率分
布レンズの屈折率分布を示し、その光軸から半径Rの位
置での屈折率nは、光軸上の屈折率をn0として、n=
0(1−KR2)で表される。
【0070】図8は、アナモルフィック投影光学系41
2のY−Z面内での光路を模式的に表した図である。こ
の場合、凹シリンドリカル面432aと凸シリンドリカ
ル面442bとは、この断面に関して共にパワーがない
ので、複眼光学系422の屈折率分布レンズ422uの
み結像用の光学系としてが機能し、その中央414p
(図中、点線で示した位置)に倒立した等倍中間像が形
成された後、最終像面である光記録媒体上に正立等倍の
投影像414が形成される。なお、太い実線の光路は、
光点アレイ410からの光線のうち、屈折率分布レンズ
422uの光軸の延長線上から放射されるものの光路を
模式的に示す。
【0071】図9は、アナモルフィック投影光学系41
2のX−Z面内での光路を模式的に表した図である。こ
の場合、凹シリンドリカル面432aの機能で、屈折率
分布レンズ4222u中の像面に近い側の位置414
p’(図中、点線で示した位置)に倒立した縮小中間像
が形成された後、凸シリンドリカル面442bの機能で
非点隔差が補償され、最終像面である光記録媒体上に1
/4倍の正立縮小の投影像414が形成される。
【0072】より詳細に説明すると、発散作用を持つ凹
シリンドリカル面432aの存在によって、光点アレイ
410の光点列と屈折率分布レンズ422u中に形成さ
れる中間像(位置414p’に形成される)との間の光
学系の合成主点の位置が光点アレイ410から遠ざか
る。その結果、中間像は縮小される。一方、中間像と投
影像414との間の光学系は、収束作用を持つ凸シリン
ドリカル面442bの存在によって、アナモルフィック
投影光学系412としての非点隔差が補償される。以上
をまとめると、図7のようなアナモルフィック投影光学
系412によって、Y方向には縮小されないが、X方向
には1/4に縮小された正立像が形成されることとな
る。
【0073】したがって、第4実施例のアナモルフィッ
ク投影光学系412により、Y方向においては、400
DPIのままであるが、X方向においては、1600DPIに
密度を高めた記録が可能になる。ELアレイの発光波長
であるλ=588±10nmに対するMTFは50本/
mmで30%あり、十分に1600DPIでの記録が可能
である。
【0074】なお、第4実施例の光点アレイ投影装置で
は、光点アレイ410からの記録光として発散光ビーム
を用いたが、このような記録光として平行光ビーム等も
使用できる。
【0075】また、第1及び第2シリンドリカルレンズ
432、442の焦点距離及び位置は、良好な結像を得
るため、一方によって生じる非点隔差を他方が補償する
関係になるように調節する。したがって、第1及び第2
シリンドリカルレンズ432、442のいずれか一方の
みの使用によっては、大きな非点隔差が残留してしま
い、良好な結像を得ることができず、縮小像形成が困難
となる。
【0076】さらに、第4実施例では、第2シリンドリ
カルレンズ442の位置を調整することにより非点隔差
を調節したが、第1シリンドリカルレンズ432の位置
調整や両方の位置調整によって非点隔差を調節すること
ができる。
【0077】以下、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0078】図10は、第5実施例の光点アレイ投影装
置の構成を示す図である。第5実施例の光点アレイ投影
装置は、請求項5または6に係る発明を実施したもので
あり、図7に示す第4実施例の光点アレイ410と同様
の光点アレイ510K、510L、510Mをそのアレ
イ方向に直角なX方向に等間隔Dで3行配置した2次元
配列の光点アレイ群510と、図7に示す第4実施例の
アナモルフィック投影光学系412と同様のアナモルフ
ィック投影光学系512K、512L、512MをX方
向に等間隔Dで3行配置してなり、各光点アレイ510
K、510L、510Mの投影像514K、514L、
514Mを光記録媒体500上に形成する複合投影光学
系512とを備える。この光点アレイ投影装置は、光記
録媒体500を−X方向に搬送する画像記録装置に組み
込まれる。
【0079】各光点アレイ510K、510L、510
Mは、Y方向に関して1/1200インチ、すなわち2
1μmずつ互いにずらして配置されている。このよう
に、ピッチP(この場合、1/400インチ)の光点ア
レイをN列(この場合、3列)並べ、アレイ方向に順次
P/N(この場合、1/1200インチ)だけずらした
2次元的配置をスタガ配列を呼ぶ。
【0080】各アナモルフィック投影光学系512K、
512L、512Mは、Y方向に関してずれなく配置さ
れている。各アナモルフィック投影光学系512K、5
12L、512Mは、各光点アレイ510K、510
L、510Mからの記録光をそれぞれ個別に集束する複
眼光学系522K、522L、522Mと、各光点アレ
イ510K、510L、510Mからの記録光をX方向
に関してのみ発散させて各複眼光学系522K、522
L、522Mに入射させる第1シリンドリカルレンズ5
32K、532L、532Mと、X方向に関してのみ集
束させる第2シリンドリカルレンズ542K、542
L、542Mとを備える。
【0081】光記録媒体500には、銀塩リスフィルム
が使用される。その感光特性は図11に示す通りであ
り、露光量0.9mμJ/cm2でフィルムの濃度変化
が始まり、露光量1.3μJ/cm2でフィルム濃度は
3.5に達することがわかる。製版分野においては濃度
3.5は十分な黒化量といわれており、これらのことか
ら、銀塩リスフィルムに十分な変化を与える最小限の露
光量Hと銀塩リスフィルムに最小の変化を与える最小限
の露光量Lとは、 H=1.3μJ/cm2、 L=0.9μJ/cm2、 と定められる。したがって、H/(H−L)=3.25
であり、光点アレイの列数Nに対して、関係式N<H/
(H−L)が満たされており、この関係式を変形した関
係式H/N<L/(N−1)の両辺の値は、 H/N=0.43μJ/cm2、 L/(N−1)=0.45μJ/cm2、 である。ここで、各光点アレイ510K、510L、5
10Mから光記録媒体500上に投影される露光量E
は、関係式H/N≦E<L/(N−1)を満たすよう
に、0.43μJ/cm2≦E<0.45mJ/cm2
範囲で定められる。この実施例では、この範囲の中間値
であるE={(H/N)+L/(N−1)}/2=0.
44μJ/cm2の露光が与えられる。
【0082】このような露光量Eで銀塩リスフィルムを
感光させる場合において、露光量Eで三重に露光される
部分の全露光量は、1.32μJ/cm2に達し、銀塩
リスフィルムが濃度3.5以上に十分に黒化して銀塩リ
スフィルムへの記録・書込を達成することができる。一
方、同一露光量Eで二重以下に露光される部分の全露光
量は、0.88μJ/cm2以下であり、銀塩リスフィ
ルムがほとんど黒化せず、銀塩リスフィルムへの記録・
書込は行われない。
【0083】以下、第5実施例の光点アレイ投影装置を
組み込んだ画像記録装置の動作について説明する。
【0084】各光点アレイ510K、510L、510
Mを適宜点滅させ、光点アレイ投影器と光記録媒体50
0とをX方向に関して相対的に変位させる搬送走査を行
う。
【0085】この際、X方向に関する光記録密度ρx
は、ρx=1/(Wx+v×t)で表される。ただし、W
xは光点像のX方向の幅、vは光記録媒体のX方向への
相対的搬送速度、tは光点の単位点灯時間である。とこ
ろで、各光点アレイ510K、510L、510Mとし
て、この第5実施例では第4実施例同様に400DPIの
ものを使用しており、かくアナモルフィック投影光学系
512K,512L,512MのX方向の投影倍率はβ
x=1/4である。したがって、Wx=1/1600イン
チである。そして、v=20インチ/sec、t=10
μsecの露光条件で露光するので、ρx=1/(Wx+
v×t)=1200DPIの光情報書き込み密度が得られ
る。
【0086】一方、Y方向の記録密度に関しては、スタ
ガ配列された光点列を備える各光点アレイ510K、5
10L、510Mの点滅の組み合わせを利用する。図1
0の合成像514Qに示すように、各光点アレイ510
K、510L、510Mの各光点列からの光点の投影像
をX方向に3つの重畳(すなわちN重畳)して、Y方向
に関して同一の位置にあるもの同士でまとめる。
【0087】なお、図10に示すように、各光点アレイ
510K、510L、510Mのスタガ列の像はX方向
に離間しているが、これは各光点アレイ510K、51
0L、510Mの点灯、すなわちこれらの記録タイミン
グに所定の間隔をおくことで補償される。このような間
隔をおくべき記録タイミング差Δは、Δ=s/vで表さ
れる。ここで、sは各光点アレイ510K、510L、
510Mの投影像514K、514L、514Mの光記
録媒体500上でのX方向の離間距離である。この実施
例においては、s=1インチとしたので、各光点アレイ
510K、510L、510Mの点滅に記録タイミング
差Δ=50msecをおいた。記録タイミングに所定の
間隔をおく手段は各種公知であり、例えば、遅延回路の
利用、バッファの利用、記録情報を記録媒体から読み出
す際のアドレスの調整等がある。
【0088】このようなタイミング調整によって、各光
点アレイ510K、510L、510Mの各光点列から
の記録光が三重に投影される部分については、光記録媒
体500である銀塩リスフィルムに記録・書込が行われ
るが、各光点アレイ510K、510L、510Mの各
光点列からの記録光が二重以下に投影される部分につい
ては、光記録媒体500である銀塩リスフィルムに記録
・書込が行われない。
【0089】より詳細に説明すると、各光点アレイ51
0K、510L、510Mの光点列からの露光量E(=
0.44μJ/cm2)をH/N=0.43μJ/cm2
以上に設定したので、3列(すなわちN列)とも露光が
与えられた投影部分は全露光量がH以上となって光記録
媒体が十分変化する一方、露光量EをL/(N−1)=
0.45μJ/cm2未満に設定してあるので、1列で
も露光が与えられない光記録媒体は全露光量がL未満と
なって最低限の変化すら受けないこととなる。
【0090】以上から明らかなように、各光点アレイ5
10K、510L、510Mのスタガ配列の光点列のう
ち、Y軸方向にP/N(光点アレイの素子配列ピッチの
Pの1/N)づつずれてX方向に並ぶ光点列から光記録
媒体500上に投影される記録・書込の有無の変化は、
このP/Nの単位で制御できる。換言するならば、この
実施例では、X、Y両方向とも1200DPIの光情報の
記録が可能になる。
【0091】但し、非記録部分のY方向の最小長を光点
アレイの単位露光長、すなわち1/400インチ以下に
はできない。なぜならば、非記録部分の両端に記録部分
を設ける必要があり、この記録部分への十分な露光によ
って、非記録部分のY方向の長さが光点アレイの単位露
光長未満となっている場合、この非記録部分が論理的に
つぶされてしまうからである。したがって、非記録部分
のY方向の最小長を1/400インチ以下とする条件下
で記録すべき情報は調整される。
【0092】なお、従来のスタガ配列では、記録密度を
光点像のピッチよりも向上させることはできるが、光点
像の幅よりも向上させることはできない。これに対し
て、第5実施例の光点アレイ投影装置は、スタガ配列の
列数と適正露光量とを適宜設定し、重複露光によっても
記録密度の低下を防止することとしたので、光点のピッ
チのみならず、光点の幅が特に微細でないありふれた光
点アレイの使用が可能となった。
【0093】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1記載の光点
アレイ投影装置では、複数の一般的な光点アレイに対し
て投影光学系を備えたことにより、光点列が縮小された
投影像が形成され、しかも各光点アレイが互いに機械的
に干渉することなく配置されるので、特別な光点アレイ
を使用することなく、かつスペースを犠牲にすることな
く画像の記録密度を高めることができる。
【0094】請求項2記載の光点アレイ投影装置では、
投影光学系が投影像側でテレセントリックな光学系とな
り、投影面の変位等によって投影像にデフォーカスが生
じた場合にも、一直線に並べられた投影像の継目で重複
や分離が生じ難い。
【0095】請求項3記載の光点アレイ投影装置では、
一般的な光点アレイに対してアナモルフィック投影光学
系を備えたことにより、投影面上の投影像は、光点配列
方向に等倍でこれに垂直な方向に縮小されたものとな
り、特別な光点アレイを使うことなく、かつスペースを
犠牲にすることなく光点配列方向に垂直な方向に関して
記録密度を高めることができる。
【0096】請求項4記載の光点アレイ投影装置では、
第1及び第2間隔のうちの少なくとも一方を変更するこ
とにより、アナモルフィック投影光学系全体としての非
点隔差を調整することができる。
【0097】請求項5記載の光点アレイ投影装置では、
複数の一般的な光点アレイをそれぞれ光点配列方向にP
/NずらしてN行配置し、このN行の光点アレイに対し
て複合投影光学系を備え、さらに露光量を特定の関係を
満たす範囲内に限定したことにより、光点配列方向に垂
直な方向に関してだけでなく、光点配列方向に関しても
記録密度を高めることができる。
【0098】請求項6記載の光点アレイ投影装置では、
画像の記録部分には必要かつ十分な露光量が与えられ、
非記録部分には必要な露光量が与えられないので、記録
時の誤動作発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の光点アレイ投影装置の斜視図であ
る。
【図2】図1の光点アレイ投影装置を構成する縮小投影
器の断面構造を示す図である。
【図3】図2(a)の縮小投影器の機能を示す図であ
る。
【図4】第2実施例の光点アレイ投影装置の斜視図であ
る。
【図5】第3実施例の光点アレイ投影装置の斜視図であ
る。
【図6】図5の光点アレイ投影装置の側面図である。
【図7】第4実施例の光点アレイ投影装置の斜視図であ
る。
【図8】図7の光点アレイ投影装置の結像を説明する図
である。
【図9】図7の光点アレイ投影装置の結像を説明する図
である。
【図10】第5実施例の光点アレイ投影装置の斜視図で
ある。
【図11】光記録媒体(銀塩リスフィルム)の感光特性
を示す図である。
【図12】従来の光点アレイ投影装置の斜視図である。
【符号の説明】
10a〜10d 光点アレイ 12 縮小投影器 210 光点アレイ 212 縮小投影器 310a〜310d 光点アレイ 312a、312b 縮小投影器 360a、360d フィールドレンズとして機能する
凸面 410 光点アレイ 412 アナモルフィック投影光学系 422 複眼光学系 432 第1シリンドリカルレンズ 442 第2シリンドリカルレンズ 510 光点アレイ 512 複合投影光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/32 Z G03G 15/04 111 H04N 1/036 A (72)発明者 床並 雅宏 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 福山 克樹 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 橋本 佳三 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各光点が所定間隔をおいてそれぞれ1次
    元配列されたK(K≧2)個の光点アレイと;前記K個
    の光点アレイの各光点列をそれぞれ個別に縮小するK個
    の単位縮小光学手段と、前記K個の光点アレイのうち少
    なくとも(K−1)個の光点アレイの各光点列からの光
    をそれぞれ異なる角度で光点配列方向に垂直な面内で折
    り曲げる少なくとも(K−1)個の単位光路転換手段と
    を有する投影光学系と;を備えることを特徴とする光点
    アレイ投影装置。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系は、開口絞りの位置に前
    側焦点が合致するフィールドレンズをさらに備え、前記
    光点配列方向に関して隣接する2個の光点アレイのうち
    少なくとも1個の光点アレイに対して前記単位光路転換
    手段が複数個設けられることを特徴とする請求項1記載
    の光点アレイ投影装置。
  3. 【請求項3】 各光点が所定間隔をおいて1次元配列さ
    れた光点アレイと;前記光点をそれぞれ等倍に結像する
    複眼光学系と、この複眼光学系の光点アレイ側に配置さ
    れるとともに光点アレイからの光を光点配列方向に直交
    する方向にのみ発散させて前記複眼光学系に入射させる
    第1光学素子と、前記複眼光学系の投影像側に配置され
    るとともに当該複眼光学系からの光を前記光点配列方向
    に直交する方向にのみ集束させる第2光学素子とを有す
    るアナモルフィック投影光学系と;を備えることを特徴
    とする光点アレイ投影装置。
  4. 【請求項4】 前記アナモルフィック投影光学系は、前
    記複眼光学系と前記第1光学素子との第1間隔及び前記
    複眼光学系と前記第2光学素子との第2間隔のうちの少
    なくとも一方の間隔が変更可能であることを特徴とする
    請求項3記載の光点アレイ投影装置。
  5. 【請求項5】 前記光点アレイを前記光点配列方向に直
    交する方向にN(N≧2)行配置してなる2次元光点ア
    レイと、 前記アナモルフィック投影光学系を前記光点配列方向に
    直交する方向にN行配置してなる複合投影光学系とを備
    え、 前記2次元光点アレイ中の光点アレイの行数Nは、光記
    録媒体に十分な変化を与える最小限の露光量Hと光記録
    媒体に最小の変化を与える最小限の露光量Lとに対し
    て、以下の関係 N<H/(H−L) を満たし、 前記2次元光点アレイ中の各光点アレイは、光点のピッ
    チをPとした場合に、前記2次元光点アレイの一端から
    順に、光点配列方向にP/Nだけずらして配置されてお
    り、 前記2次元光点アレイからの光が前記複合投影光学系を
    経て光記録媒体上に投影される露光量Eは、以下の関係 H/N≦E<L/(N−1) を満たすことを特徴とする請求項3または4記載の光点
    アレイ投影装置。
  6. 【請求項6】 露光量Eは、ほぼ{H/N+L/(N−
    1)}÷2であることを特徴とする請求項5記載の光点
    アレイ投影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201123A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Seiko Epson Corp 印刷ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008201123A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Seiko Epson Corp 印刷ヘッド及びそれを用いた画像形成装置

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