JPH08166863A - マルチウインドウシステム及びその制御方法 - Google Patents

マルチウインドウシステム及びその制御方法

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JPH08166863A
JPH08166863A JP6332692A JP33269294A JPH08166863A JP H08166863 A JPH08166863 A JP H08166863A JP 6332692 A JP6332692 A JP 6332692A JP 33269294 A JP33269294 A JP 33269294A JP H08166863 A JPH08166863 A JP H08166863A
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window
windows
display
display screen
layer
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JP6332692A
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Kiyoshi Oka
潔 岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチウインドウシステムにおいて多くのウ
インドウを一度に表示し、入力装置の占有権の移行をす
る際に、できる限りオペレータの操作回数を減らし、瞬
時に入力占有権の移行を行うことができるマルチウイン
ドウシステム及びその制御方法を提供する。 【構成】 4つのウインドウA,B,C,Dを深さに応
じて3つの層に分割し、一時的な層毎の表示を行う。所
望のウインドウが表示されているときにマウスでクリッ
クすると、そのウインドウに入力占有権が移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータのディス
プレイ上に複数のウインドウを重ねて表示するマルチウ
インドウシステム及びその制御方法に関し、特に複数の
異なるサイズのウインドウ間で入力占有権を頻繁に移動
させるようなシステム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの表示画面上に複数のウィ
ンドウを表示するマルチウィンドウシステムでは、複数
のウィンドウが互いに重なり合うことで他のウィンドウ
に覆い隠されたウィンドウの内容がオペレータから見え
なくなってしまうことが頻繁に発生するため、従来は図
13に示すように、表示画面の座標を大きくすることに
より、仮想的に表示画面を大きくし、実際に表示される
ものはその仮想画面の一部であるような設計をすること
によって、ウィンドウの重なり合いを極力少なくするこ
とを行なっていた。図13の例では仮想表示画面を10
24x768の大きさにし、その一部を実際の表示画面
(640x480)に表示している。仮想表示画面上の
他の部分を表示したいのであれば、仮想表示画面を前後
左右に移動することによって見ることができる。しかし
この方法を用いると、仮想表示画面上の他の部分を表示
するために複数な操作を必要とし、仮想表示画面が大き
くなると、見たいウィンドウを大きな空間から捜さなく
てはならないので時間がかかった。
【0003】また表示画面とその画面上の各ウィンドウ
に対するマウス、キーボードなどの入力装置の占有権の
制御については、情報処理学会第32回全国大会講論文
集(1986年、p1757〜p1758「高機能仮想
端末群の仕様開発」と題する論文)に示されているよう
に、占有権を保持しているウィンドウAからウィンドウ
Bに占有権を移す場合において、二つの方法が知られて
いる。第1の方法はマウスをウィンドウBの上に移動
し、ボタンを押すことによってウィンドウBへの占有権
の移動を要求する方法であり、第2の方法はウィンドウ
Bが他のウィンドウによって覆い隠されている場合に
は、占有しているウィンドウAの「めくり部」と呼ぶ部
分をマウスボタンで指定することによって、ウィンドウ
Aは一番奥に移動し、そのすぐ奥に位置していたウィン
ドウBが占有権を持つことになるものである。この第2
の方法を用いれば、表示画面上のどのウィンドウにでも
占有権を移すことが可能である。
【0004】しかし、この制御方法では、瞬時に占有権
を持つことのできるウィンドウは、表示画面上でマウス
ボタンで指せる可視なウィンドウか、現在占有権を持っ
ているウィンドウのすぐ下に位置するウィンドウのみな
ので、占有権を移したいウィンドウが画面上の奥深く位
置し、不可視な位置に存在した場合には、占有権の移動
に手間がかかる。
【0005】このような問題点を解決するために、表示
画面に存在する全ウィンドウのウィンドウ名のリストを
表示し、マウスボタンで占有権を移したいウィンドウを
指定する方法や、各ウィンドウに番号を割りつけキーボ
ードから特定のウィンドウの番号を入力することによっ
て占有権を移動できる方法も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案に係る従来例では以下のような欠点があった。
【0007】すなわち、入力占有権を与えるウィンドウ
名を覚えておかなければならず、またターミナルアプリ
ケーションのウィンドウの場合はウィンドウ名が「tt
yp0」、「ttyp1」のようなデバイス名なので、
ウィンドウ名と実際に行なわれている処理の内容との関
連づけが困難である。またオペレータに不可視なウィン
ドウに入力占有権を与えるには、キーボードを用いるた
め、複数の入力デバイスを制御する必要があり、操作が
複雑であった。
【0008】このように表示画面上になるべく多くのウ
ィンドウを表示し、ウィンドウ同士の重なり合いによっ
て生じた不可視なウィンドウに入力占有権を移行するた
めの提案は行なわれてきたが、それと同時に操作がより
複雑になり、オペレータに対して無用な負担をかけるこ
とになった。
【0009】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、マルチウィンドウシステムにおいて多くのウィン
ドウを一度に表示し、入力装置の占有権の移行をする際
に、できるかぎりオペレータの操作回数を減らし、瞬時
に入力占有権を移行を行なうことができるマルチウィン
ドウシステム及びその制御方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数のウインドウを1つの画面上に重ねて表
示するマルチウインドウシステムにおいて、前記複数の
ウインドウを複数の層に分割する層分割手段と、一時的
に前記複数の層毎の表示を行う層表示手段とを設けるよ
うにしたものである。
【0011】また前記層分割手段は、前記複数のウイン
ドウの深さデータに基づいて分割を行うことが望まし
く、前記層表示手段は、所定時間毎に表示する層を変更
することが望ましい。
【0012】また前記層表示手段は、画面上のカーソル
が所定領域に位置するときに、前記所定時間毎の表示層
の変更を行うことが望ましい。
【0013】さらに使用者が表示されたウインドウから
所望のウインドウを選択するための選択手段を備え、該
選択手段により選択されたウインドウは入力待ちの状態
とすることが望ましい。
【0014】同じ目的を達成するため本発明は、複数の
ウインドウを1つの画面上に重ねて表示するマルチウイ
ンドウシステムの制御方法において、前記複数のウイン
ドウを複数の層に分割し、一時的に前記複数の層毎の表
示を行うようにしたものである。
【0015】また前記複数のウインドウは、該複数のウ
インドウの深さデータに基づいて複数の層に分割される
ことが望ましく、前記一時的に表示される層は、所定時
間毎に変更されることが望ましい。
【0016】また画面上のカーソルが所定領域に位置す
るときに、前記所定時間毎の表示層の変更を行うことが
望ましい。
【0017】さらに、使用者により選択されたウインド
ウは入力待ちの状態とすることが望ましい。
【0018】
【作用】複数のウインドウが複数の層に分割され、一時
的に複数の層毎の表示が行われる。
【0019】複数のウインドウは、該複数のウインドウ
の深さデータに基づいて複数の層に分割され、一時的に
表示される層は、所定時間毎に変更される。
【0020】また、画面上のカーソルが所定領域に位置
するときに、前記所定時間毎の表示層の変更が行われ
る。
【0021】また、使用者により選択されたウインドウ
は入力待ちの状態とされる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0023】[第1の実施例]この実施例では例えば図
4で示すように、ウィンドウが4つの存在する表示画面
を想定して説明する。この表示画面では入力機器の占有
権はウィンドウAが持っており、ウィンドウCにその占
有権を移動したい場合には、マウスボタンでウィンドウ
Cを選択(クリック)することによって達成できる。ウ
ィンドウCに入力占有権が与えられると、ウィンドウC
が表示画面の最上位部に移動し、ウィンドウAはウィン
ドウCの直下に移動する。その結果、ウィンドウAの右
下部の一部がウィンドウCの左上部によって覆い隠され
ている。マウスボタンで選択出来るウィンドウであれ
ば、このように容易に入力占有権の移行が行える。そこ
でこの実施例では、マウスボタンで選択できないウィン
ドウへの入力占有権の移行時の処理、具体的には、ウィ
ンドウCによって覆い隠されてオペレータからは見えな
くなっているウィンドウDに入力機器の占有権を与える
ときの処理を中心に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例に係るウィンドウ
システムの構成図である。同図においてプロセス1〜n
は計算機上で処理が行なわれているプロセスであって、
各々のプロセスに一つのウィンドウが割り当てられてい
る。図4の例では上記プロセスは、4つ存在し、表示画
面上にはウィンドウAからDが表示されている。入力要
求管理部6は各プロセスの入力占有権の有無を保持し、
入力占有権を持つプロセスに対してマウス8からの入力
をウィンドウ状態管理テーブル制御部2及び表示画面生
成部3に伝え、占有権の移行が発生した時点で新しく占
有権を持ったプロセスの実行を再開させ、占有権を失っ
たプロセスを実行休止状態にする機能を有する。
【0025】ウィンドウ状態管理テーブル制御部2は、
入力要求管理部6から入力されるマウス8からの入力に
基づいて、例えば図2に示すようなウィンドウ状態管理
テーブル1の参照及び内容の変更を行うとともに表示画
面生成部3に必要な指示を出力する。表示管理部5は、
出力制御部9を介して表示画面の内容を記憶するフレー
ムメモリ10へのデータの書き込み及び読み出しを行
う。入力制御部7は、マウス8からの入力情報を入力占
有権管理部4へ伝達する。
【0026】なお、上述したプロセス1〜n及び入力要
求管理部6、ウィンドウ状態管理テーブル制御部4、入
力占有権決定部4、表示画面生成部2、表示管理5等に
おける処理は、具体的にはCPUにより実行され、ウィ
ンドウ状態管理テーブル1やフレームメモリ10はRA
Mによって構成される。さらに、本実施例ウィンドウシ
ステムは、図示しない処理プログラム等を記憶するRO
M、ハードディスクドライブ(HDD)、入力装置とし
てのキーボード、表示用ディスプレイ等から構成されて
いる。
【0027】このウィンドウシステムは、ウィンドウ状
態管理テーブル1の内容に新しい情報をつけ加えたこと
と、表示画面生成部2と入力占有権決定部3を設けたこ
とと、表示管理部4の制御の内容を変更したことを特徴
としており、以下これらについて更に詳しく説明する。
【0028】図2は、ウィンドウ状態管理テーブル1の
構成を示している。このテーブルの先頭には現在入力占
有権を持つウィンドウのウィンドウ名が格納されてい
る。図4に示す状態では、この項目には「ウィンドウ
A」が入っている。次に表示画面の最奥部の深さが格納
されている。次にウィンドウ状態管理テーブル1には、
表示画面上に存在する全ウィンドウについて各々のウィ
ンドウに関する情報が入っている。まずウィンドウ名が
あり、これは自ウィンドウの名前を表わしている。親ウ
ィンドウ名とは、自ウィンドウを作成したウィンドウの
ことを指し、自ウィンドウに占有権を最後に与えたウィ
ンドウ名とは、占有権の取り消し等の時に戻るウィンド
ウ先を指定する。
【0029】ウィンドウの初期表示位置座標は、ウィン
ドウが最初に表示画面上に生成された時の座標を意味す
る。(x0,y0)はウィンドウの左上端の座標、(x
1,y1)は右下端の座標を表わす。現在表示位置座標
も同様に(x0,y0)と(x1,y1)の座標をも
つ。ウィンドウの表示画面上の深さとは、表示画面上の
自ウィンドウの仮想的な深さを示す。図4の例では、現
在入力占有権を持っているウィンドウは表示画面上の最
上位部に位置しているので深さ0とし、他のウィンドウ
でウィンドウAと重なり合いを持たないウィンドウBも
深さ0だが、重なり合いをもつウィンドウCは深さ1と
する。またウィンドウDのように深さ1のウィンドウの
下に位置するウィンドウは深さ2とする。このように、
ウィンドウが奥に位置するに従って深さの値は増加す
る。また図4の例ではウィンドウDが最奥部に位置する
ので、上記に述べたウィンドウ状態管理テーブル1の項
目である「表示画面の最奥部の深さ」は、“2”とな
る。
【0030】ウィンドウ状態管理テーブル1の各ウィン
ドウについての項目の最後にあるアイコン化フラグと
は、そのウィンドウが表示画面上でアイコンの形として
存在しているかどうかを表わし、“0”なら通常のサイ
ズ、“1”ならアイコンとして表現されていることを意
味する。図4の例ではアイコン化されているウィンドウ
は存在しないので、全ウィンドウのこの項目は“0”に
設定される。
【0031】最後に「深さの変更を示すフラグ」とは、
前記「ウィンドウの表示画面の上の深さ」に変更が生じ
たかどうかを表わすものである。入力占有権の移行の際
に、ウィンドウの深さが変更された場合に、その変更が
他のウィンドウの深さ情報にも影響を及ぼす場合がある
ので、変更がおきた場合には、このフラグを“1”に設
定し、変更が起こったことを他のウィンドウに伝える。
その他の場合にはこの値は“0”とする。またウィンド
ウ情報管理テーブル1の各ウィンドウについての状態情
報は、表示画面上で深さの浅い位置に表示されているウ
ィンドウから格納されている。図4の例では、ウィンド
ウAとウィンドウBが深さが“0”なので、エントリの
先頭に格納され、深さが“1”のウィンドウC、そして
深さが“2”のウィンドウDの順に格納されている。ま
たこのテーブルは各ウィンドウの深さの状態が変化する
度に、格納されるウィンドウの順序が変化し、現在入力
占有権を持っているウィンドウは、図4の例のウィンド
ウAのように、常にエントリの先頭に置かれる。
【0032】図5は、ウィンドウ状態管理テーブル制御
部2の処理を示すフローチャートであり、図6は図5中
の処理68の詳細な内容を示すフローチャートである。
ウィンドウ状態管理テーブル制御部2は、ウィンドウ間
で入力占有権の移行が行われた場合やウィンドウの移動
などに伴ってウィンドウ状態管理テーブル1への変更の
必要が生じた時に処理を遂行する。
【0033】図5の処理61では、マウスボタンで選択
されたウィンドウのウィンドウ名を取出し、処理62に
おいて現在入力占有権を保持しているウィンドウのウィ
ンドウ名を取出す。次に処理63で処理61において取
出されたウィンドウ名と処理62で取出されたウィンド
ウ名が同じかどうかを判断する。この処理はマウスボタ
ンで選択されたウィンドウが現在入力占有権を持ってい
るウィンドウかどうかを確かめるものである。例えば現
在入力占有権を持つウィンドウの移動などを行った場合
には、処理61と処理62のウィンドウは同じものにな
る。図4の例では、ウィンドウAが入力占有権を持って
いるが、マウスボタンでウィンドウAを操作した場合に
は、処理61と処理62のウィンドウ名がそれぞれ「ウ
ィンドウA」となるので処理63の答は「YES」とな
り、処理69に進む。逆にウィンドウA以外のウィンド
ウが選択された場合には、入力占有権の移行が必要なの
で処理63の答は「NO」となり、処理64へ進む。
【0034】処理69に進んだ場合には、入力占有権の
移行が発生しないので、選択されたウィンドウについて
の状態の変化のみを処理69において行い、このウィン
ドウ状態管理テーブル制御部2の処理を終了する。
【0035】一方入力占有権の移行が必要ならば、処理
64に進み、処理61のウィンドウ、つまり入力占有権
を与えるウィンドウがウィンドウ状態管理テーブル1の
エントリとして存在するかどうかを判断する。ウィンド
ウが新しく生成された場合には、当然表示画面上にはま
だ存在しないので、ウィンドウ状態管理テーブル1には
含まれていない。ウィンドウ状態管理テーブル1にエン
トリがないウィンドウが占有権を与えられる場合には、
処理65において新しいウィンドウのエントリをウィン
ドウ状態管理テーブル1に登録する。その後、処理66
において、占有権を与えるウィンドウ名を上記のウィン
ドウ状態管理テーブル1の先頭に設けてある「現在入力
占有権を持つウィンドウ名」のエントリ枠に記述する。
また占有権を与えるウィンドウはウィンドウ状態管理テ
ーブル内のウィンドウ状態情報の先頭になければならな
いので、入力占有権を与えるウィンドウの状態情報をエ
ントリの先頭へ移動する。
【0036】次に処理67において、占有権を与えるウ
ィンドウの状態情報を変更する。処理67で行う処理
は、具体的にはウィンドウ状態管理テーブル1内の当該
ウィンドウの「自ウィンドウに占有権を与えたウィンド
ウ名」と「ウィンドウの表示画面の深さ」と「深さの変
更を示すフラグ」の変更である。最初の「自ウィンドウ
に占有権を与えたウィンドウ名」は、処理62で取出し
たウィンドウ名がこれに相当するウィンドウであり、
「ウィンドウの表示画面の深さは、入力占有権を持つウ
ィンドウは必然的に表示画面の最上位部に位置するので
ウィンドウの深さは“0”となる。最後に、該ウィンド
ウの深さの変更に伴って起こる、他のウィンドウの深さ
の変更のために、「深さの変更を示すフラグ」を“1”
に設定し、深さの変更が生じたことを明示する。
【0037】図4の例においては、ウィンドウAが現在
入力占有権を持っているが、例えばウィンドウDへ入力
占有権の移行が行われた場合には、処理67のウィンド
ウDの「自ウィンドウに占有権を与えたウィンドウ」は
ウィンドウAとなり、選択されたウィンドウDの深さは
“0”となる。そしてウィンドウDの深さが“0”にな
ったことによって、他のウィンドウA〜Cの深さの変更
が必要な場合もあるので「深さの変更を示すフラグ」を
“1”にして他の3ウィンドウに変更の発生を伝える。
【0038】入力占有権の移行が生じると、入力占有権
を与えたウィンドウのみならず、表示画面上の他のウィ
ンドウの深さについても変更を伴う場合がある。そこで
処理68においては、入力占有権を与えたウィンドウ以
外のウィンドウについての状態、特に深さに関しての状
態を変更する。
【0039】図6は、図5で述べた処理68の「他のウ
ィンドウの深さ情報の変更」の処理内容を詳細に示して
いる。図6の処理では、入力占有権を保持していないウ
ィンドウを表示画面上で上位にあるものから順次に検討
していき、深さの変更を行ったウィンドウと表示画面上
で重なっているかどうかを判断する。重なっていた場合
には、規則に則ってウィンドウの深さを変更する。
【0040】先ず処理681では、深さの変更を検討す
るウィンドウの現在表示位置を取出す。図4の例で、ウ
ィンドウDに入力占有権を与えたとすると、ウィンドウ
状態管理テーブル1の内容は、既に図2から図3のよう
に変化している。つまり処理681ではウィンドウAか
ら深さ変更の検討を行う。次に処理682において、該
ウィンドウより上位に位置するウィンドウの中で深さの
変更を既に行ったウィンドウと該ウィンドウがお互いに
重なり合っているかどうかを判断する。図4の例でウィ
ンドウDに入力占有権を与えたときは、ウィンドウAは
ウィンドウDと重なり合っていないかどうかを検討する
が、重なり合いはないので、深さの変更を行わず処理6
85に移る。つまりウィンドウAの深さは“0”のまま
である。またウィンドウCについては、テーブル内のウ
ィンドウCの前にあるウィンドウの中で深さの変更を行
ったウィンドウとの重なり合いを調べる。この例ではウ
ィンドウAは深さ変更を行わなかったので、ウィンドウ
CはウィンドウDのみと重なり合いを調べ、実際にお互
いに重なり合っているので処理683に進む。
【0041】処理683では、該ウィンドウの深さの変
更を行う。深さの変更の方法は、該ウィンドウと重なる
ウィンドウ(単数又は複数)の中から一番深位置にある
ウィンドウの深さの次の層に深さを変更する。図4の例
(変更後)では、ウィンドウCはウィンドウDと重な
り、図3に示すようにウィンドウDの深さ“0”なの
で、ウィンドウCは、“0”の次の層、つまり“1”と
なる。次に処理684において、該ウィンドウの深さ変
更フラグを“1”として、深さの変更が行われたことを
明示する。ここまでで該ウィンドウの深さの変更に関す
る処理が終了する。
【0042】続いて処理685では、該ウィンドウがウ
ィンドウ状態管理テーブル1の最後のウィンドウかどう
かを判断する。この処理は表示画面上の全ウィンドウに
対して深さの変更処理が行われたかどうかを判断するも
のである。ここでテーブル内に未処理のウィンドウが存
在するならば、処理688で次のウィンドウへ移り処理
682へもどって、残りのウィンドウについて前記処理
を行う。一方、処理685において全ウィンドウの処理
が終了したと判断した場合には、処理686に移り、ウ
ィンドウ状態管理テーブル1が表示画面上で上位に表示
されているウィンドウから順次格納されるようにウィン
ドウ状態情報の置き換えを行う。この時に表示している
ウィンドウの最奥部が上記一連の処理で変化した場合に
は、ウィンドウ状態管理テーブルの「最奥部の深さ」の
エントリに反映させる。最後に処理687で全ウィンド
ウの「深さの変更を示すフラグ」を“0”に戻すことに
よって入力占有権を移動する前の状態に戻し、図6の処
理を終了する。
【0043】図7は、表示画面生成部3における処理の
フローチャートである。表示画面生成部3では、処理8
1において前記ウィンドウ状態管理テーブル1より表示
画面の最奥部の深さを取出す。これによって処理82に
おいて表示画面上をウィンドウの層の数だけ分割するこ
とができ、各層が均一に画面上で表現される。例えば図
4の例では表示画面上に4つのウィンドウが存在し、最
奥部の深さは2なので、ウィンドウの層は3層あること
を意味する。そこで三次元的に表現するために表示画面
を副走査方向に三分割する。次に処理83においてウィ
ンドウ状態管理テーブル1の最初のウィンドウを取得す
る。
【0044】更に処理84〜87において各ウィンドウ
について前記の仮想的に三分割した画面上に表示する。
即ち、処理84では、表示に必要な情報をウィンドウ状
態管理テーブル1から取出す。それらの情報には現在処
理するウィンドウ名、現在の表示位置(x0,y0)、
(x1,y1)、ウィンドウの深さ(z0)がある。次
に処理85において該ウィンドウのクライアントエリア
及びオペレータの入力が表示されるエリアのスナップシ
ョットを撮り、処理86において処理85のスナップシ
ョットを三次元的な画面上に表示できるようにサイズの
調整と表示位置の変更を行う。
【0045】例えば図4の例においては、処理82で3
分割されたので各層のウィンドウのサイズを1/3くら
いに縮小する必要がある。つまりウィンドウAを例にと
ると、現在表示位置は(13,64)、(286,40
0)なので副走査の大きさを1/3につまり(400−
64)/3=112にする。またこれに伴って処理82
の結果に基づいて、三次元画面上の該当する層にウィン
ドウAを表示するのでその表示位置も変化する。さらに
このウィンドウのクライアントエリアには、テキストで
「これはウィンドウAのテキストです。」と表示されて
いるのでこれを1/3に縮小し、次に処理87におい
て、該ウィンドウの表示をを行う。ここまでで一つのウ
ィンドウの三次元画像の生成を終了する。
【0046】この一連の処理を表示画面上に存在する各
ウィンドウについて行うが、処理88において直前に処
理したウィンドウがウィンドウエントリの最後である場
合には、全ウィンドウについて処理を行ったことになる
ので表示画面生成処理を終了する。またまだ処理するウ
ィンドウが存在する場合には、処理89で次のウィンド
ウに移り、前記処理84にもどって同じ処理をくり返
す。図4の例では、4つのウィンドウについて処理を行
い、表示画面生成後の表示画面は図8に示すようにな
る。深さ0であるウィンドウAとウィンドウBは同じ層
に表示される。また図4ではウィンドウAによって一部
覆い隠されていたウィンドウCは図8では2番目の層
に、そしてウィンドウCに完全に隠されていたウィンド
ウDは3番目の層に表現することによって全ウィンドウ
をオペレータが見ることができる。
【0047】次に入力占有権決定部4と表示管理部5の
説明をする。マウスからの命令により入力占有権の移行
のために全ウィンドウを三次元に表現するためには、上
記に述べたウィンドウ状態管理テーブル1を用いて、表
示画面生成部3が仮想的に三次元画面を生成し、表示管
理部5において表示モードを変え画面上に全ウィンドウ
を表示する。ここで表示管理部5はオペレータがマウス
ボタンによって入力占有権を移行するウィンドウを選択
するまで三次元画面を表示するモードで表示を続ける。
この時点で入力要求管理部6は、現在表示されている画
面は仮想的に三次元的に表現されたものであることを把
握し、三次元画面上で次にマウスボタンが押された位置
に存在するウィンドウに占有権を移すように入力占有権
決定部4に要求を送る。
【0048】またオペレータは三次元的に表示されてい
るウィンドウの中からウィンドウ名やウィンドウのクラ
イアントエリアの内容を元にして、占有権を移行したい
ウィンドウの上にマウスを移動し、マウスボタンを押す
ことによって選択する。マウスボタンで選択が生じる
と、表示管理部5は画面表示を通常のものに戻す。
【0049】図9はオペレータが占有権を与えるウィン
ドウをマウスボタンで選択した後の入力占有権決定部4
の処理を示すフローチャートである。
【0050】まず処理31においてオペレータの入力し
たマウスボタンの座標を取出す。次に処理31からの座
標を元に三次元画面上でどの層に含まれているのかを計
算する。例えば、表示画面が3層を表現しているのであ
れば、画面の副走査方向の大きさに対してボタン入力の
位置をみれば、どの層を指しているのかがわかる。そし
て、処理33において主走査方向の位置を元に処理32
で判断した層に含まれているウィンドウの中からオペレ
ータが選択したウィンドウを決定する。しかし処理33
において該当するウィンドウがない場合が考えられる。
つまりオペレータが画面上のウィンドウの存在しない場
所をマウスで選択した時である。そこで処理34におい
て処理31でのマウスボタンの座標がウィンドウの存在
する位置を指しているかどうかを判定し、もし該当する
ウィンドウがないのであれば、処理36に移り表示を三
次元のものから通常の表示モードすことによって通常の
状態に戻す。当然入力占有権は、直前に占有権を持って
いたウィンドウに返される。また処理34で該当するウ
ィンドウが存在すれば、処理35に移り入力占有権の変
更を行う。占有権の移行についての処理は前記ウィンド
ウ状態管理テーブル制御部2で詳しく説明したとおりで
ある。処理35が終了すると処理36において入力要求
管理部2と表示管理部5のそれぞれに入力モードと表示
モードを通常のものに戻すための処理を要求する。
【0051】以上のように本実施例では、複数のウィン
ドウを層毎に表示できるようにしたので、オペレータは
マウス操作のみで出力表示画面上の全ウィンドウの配置
を視覚的に一望できる。その結果、ウィンドウの名前な
どを記憶するといった操作面での負担がなく、素早く的
確に入力占有権の移行を行うことができる。
【0052】[第2の実施例]上述した第1の実施例で
は、ウィンドウの存在する階層数に対応して表示画面を
分割することによって三次元的な表示を実現しているた
め、階層数が多くなると一階層に割り振られる幅が少な
くなり、クライアントエリアが小さくなって見づらくな
る可能性がある。そこで本実施例ではマウスのポインタ
を表示ウィンドウの端点に移動すると、表示画面の上の
層から順にスクロールして、次の層を表示画面の中心に
表示させるようにしている。この場合には、表示画面生
成処理を変更する必要があるので、その詳細を図10及
び図11を参照して説明する。図10は表示画面生成部
3における処理のフローチャートを示し、図11は実際
の画面変化の例を示す。本実施例でも通常の出力表示画
面は図4に示すように二次元で表現されている。図11
(a)に示すようにマウスボタンを押しながら、マウス
のポインタ(矢印A)を表示画面の外に移動することに
より、表示画面の表示モードが変わり、層毎に表示され
る。オペレータは通常では他のウィンドウに覆い隠され
ていて見えないウィンドウまで見ることができ、入力占
有権を与えるウィンドウをマウスボタンで選択すると、
表示モードは従来の図4のような表示画面に戻る。
【0053】図10の処理101ではマウスポインタが
表示画面の端点に位置すると、表示モードをウィンドウ
の層毎に表現できるような表示モードに変更する。この
モードは、マウスボタンで入力占有権を与えるウィンド
ウが選択されるまで続く。図11(a)ではマウスポイ
ンタ(矢印A)は640x480の表示画面上で(64
0,150)の位置の端点に移動した状態を示してい
る。またマウスポインタが表示画面の端にどのくらい滞
在しているかによって、どの層を最上位に表示するかを
決定する。図10の例ではマウスポインタが1秒端点に
滞在すると、最上位層を画面上から取り去る。つまり処
理102で端点にマウスポインタが置かれた時点でタイ
マーをスタートさせ、処理103で入力占有権を与える
ウィンドウが選択されているかを判断する。
【0054】処理103においてまだ選択されていない
と判断された場合には、処理104に移りタイマーがス
タートしてから1秒経過したかどうか判断する。ここで
まだ1秒経過していないのなら、処理103に戻り、逆
に経過したのであれば処理105において、現在表示し
ている層がウィンドウ状態管理テーブル1の最奥部の層
かどうかを判断する。もし最奥部の層であれば、処理1
11に移り、表示を最初の画面、つまり処理102の時
点で表示していた状態に戻し、オペレータがウィンドウ
を選択するまで各層を順次表示する。
【0055】また処理105において最上位部に表示し
ている層が最奥部の層ではなかった場合は、処理106
に移り、現在最上位部に表示されている層のウィンドウ
を表画面から除去する。この処理により図11(a)の
状態が1秒後には同図(b)のように、ウィンドウAと
ウィンドウBが画面上から消え、その直ぐ下に表示され
ていた第2層のウィンドウCが表示画面の最上位部に表
示される。また図11(a)の状態がもう1秒続くと、
ウィンドウCは画面上から消え、ウィンドウDが画面に
現れる。そしてもう1秒同じ状態が続くと図11(a)
の画面に再び戻り、オペレータの入力があるまで、以上
の処理をもう一度くり返す。
【0056】処理107においてタイマーをリセットす
ることによって、新たに1秒間の計測を行う。処理10
3において、ウィンドウが選択されると、処理108に
進み、タイマーをストップさせ、処理109で入力占有
権の移行を行い、最後に処理110で表示モードを従来
の2次元の表示に戻すことにより、一連の処理を終了す
る。これによってオペレータはマウス操作のみで表示画
面上の全ウィンドウを大きさや位置を変更することなく
順次に見ることができるので、入力占有権を与えるウィ
ンドウの選択を簡単且つ高速に行うことができる。
【0057】なお上述した実施例の他にも図4の例を図
12(a)のように表示画面を階層ごとに分け、各層を
カスケード状にして表示する方法や図12(b)に示す
ように画面を前から見た図、左右から見た図、上から見
た図の4分割の画像で表現する方法を用いても、他のウ
ィンドウで覆い隠されたウィンドウも見ることが可能に
なる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数のウインドウが複数の層に分割され、一時的に複数の
層毎の表示が行われるので、オペレータはマウス操作の
みで出力表示画面上の全ウインドウの配置を視覚的に一
望でき、ウインドウの名前等を記憶するといった操作面
での負担がなく、素早く且つ的確に入力占有権の移行を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるマルチウインドウシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】ウインドウ状態管理テーブルの内容を示す図で
ある。
【図3】ウインドウ状態管理テーブルの内容を示す図で
ある。
【図4】表示画面の一例を示す図である。
【図5】ウインドウ状態管理テーブル制御部における処
理を示すフローチャートである。
【図6】図5の処理の一部を詳細に示すフローチャート
である。
【図7】表示画面生成部における処理のフローチャート
である。
【図8】すべてのウインドウを一望できるような表示画
面の一例を示す図である。
【図9】入力占有権決定部における処理のフローチャー
トである。
【図10】表示画面生成部における処理のフローチャー
トである。
【図11】表示画面の変更操作を説明するための図であ
る。
【図12】複数のウインドウを一望できる表示画面の例
を示す図である。
【図13】従来の表示画面を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ウインドウ状態管理テーブル 2 ウインドウ状態管理テーブル制御部 3 表示画面生成部 4 入力占有権決定部 5 表示管理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウインドウを1つの画面上に重ね
    て表示するマルチウインドウシステムにおいて、 前記複数のウインドウを複数の層に分割する層分割手段
    と、 一時的に前記複数の層毎の表示を行う層表示手段とを設
    けたことを特徴とするマルチウインドウシステム。
  2. 【請求項2】 前記層分割手段は、前記複数のウインド
    ウの深さデータに基づいて分割を行うことを特徴とする
    請求項1記載のマルチウインドウシステム。
  3. 【請求項3】 前記層表示手段は、所定時間毎に表示す
    る層を変更することを特徴とする請求項1記載のマルチ
    ウインドウシステム。
  4. 【請求項4】 前記層表示手段は、画面上のカーソルが
    所定領域に位置するときに、前記所定時間毎の表示層の
    変更を行うことを特徴とする請求項3記載のマルチウイ
    ンドウシステム。
  5. 【請求項5】 使用者が表示されたウインドウから所望
    のウインドウを選択するための選択手段を備え、該選択
    手段により選択されたウインドウは入力待ちの状態とす
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    マルチウインドウシステム。
  6. 【請求項6】 複数のウインドウを1つの画面上に重ね
    て表示するマルチウインドウシステムの制御方法におい
    て、 前記複数のウインドウを複数の層に分割し、 一時的に前記複数の層毎の表示を行うことを特徴とする
    マルチウインドウシステムの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のウインドウは、該複数のウイ
    ンドウの深さデータに基づいて複数の層に分割されるこ
    とを特徴とする請求項6記載のマルチウインドウシステ
    ムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記一時的に表示される層は、所定時間
    毎に変更されることを特徴とする請求項1記載のマルチ
    ウインドウシステム制御方法。
  9. 【請求項9】 画面上のカーソルが所定領域に位置する
    ときに、前記所定時間毎の表示層の変更を行うことを特
    徴とする請求項3記載のマルチウインドウシステム制御
    方法。
  10. 【請求項10】 使用者により選択されたウインドウは
    入力待ちの状態とすることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のマルチウインドウシステムの制御方
    法。
JP6332692A 1994-12-12 1994-12-12 マルチウインドウシステム及びその制御方法 Pending JPH08166863A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019020833A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 大陽日酸株式会社 画像生成方法及び画像生成装置
CN115220826A (zh) * 2021-04-15 2022-10-21 华为技术有限公司 窗口显示的方法和电子设备

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JP2019020833A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 大陽日酸株式会社 画像生成方法及び画像生成装置
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