JPH08167652A - Lsiのレイアウト設計方法およびその装置 - Google Patents

Lsiのレイアウト設計方法およびその装置

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JPH08167652A
JPH08167652A JP6308508A JP30850894A JPH08167652A JP H08167652 A JPH08167652 A JP H08167652A JP 6308508 A JP6308508 A JP 6308508A JP 30850894 A JP30850894 A JP 30850894A JP H08167652 A JPH08167652 A JP H08167652A
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cells
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典子 四宮
Masahiko Toyonaga
昌彦 豊永
Masahiro Fukui
正博 福井
Toshirou Akinou
俊郎 秋濃
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路ブロック面積を小さくするために、配線
領域面積を削減するセル変更処理を備えたLSIのレイ
アウト設計方法を提供する。 【構成】 回路設計情報とセルライブラリとを入力する
入力処理S1と、複数のセル列からなるセルのレイアウ
トを設計するセル配置処理S2と、セル列間に必要とな
る配線領域の高さを推定する配線領域高さの見積り処理
S3と、セル上配線領域以外の配線領域を削減するため
に、配置されたセルを、同一仕様であり且つ形状または
端子位置が異なるセルに変更するセル変更処理S4と、
セル間の配線のレイアウトを設計する配線処理S5と、
以上の処理により得られたレイアウトに基づきマスクパ
ターンを作成して出力する出力処理S6とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模集積回路(LS
I)のレイアウト設計を行う方法および装置に関するも
のであり、特に、機能および性能が同一仕様であり且つ
形状またはセル端子位置の異なるセル群を備えたセルラ
イブラリと多層配線技術とを前提として、回路ブロック
面積を最小にすることを目的とするレイアウト設計方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体基板上に多数の回路が構成
されたいわゆる大規模集積回路(LSI)が、様々な分
野において利用されている。また、微細加工等の製造技
術の進歩により、その集積度は益々向上している。
【0003】LSIの集積度の向上に伴い、回路設計を
効率よく行うための設計支援技術が発達してきた。論理
設計の結果に従って、LSI製造のマスク原画となるマ
スクパターンを作成するレイアウト設計においても、様
々なデザインオートメーション(DA)技術が実現され
ている。また、製造コストを下げるために回路ブロック
面積をできるだけ小さくすることを目的とするレイアウ
ト設計手法もいくつか提案されている。
【0004】図17は、従来のレイアウト設計方法の基
本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【0005】入力処理S1は、論理設計により得られた
セル間の結線データとセルライブラリデータとを入力
し、計算機のメモリ上に格納する処理である。
【0006】セル間の結線データは、論理設計終了後、
論理回路データベースなどからネットリストとして出力
される。ネットリストとは、論理シミュレータVeri
log(市販品)における回路入力形式などにあるよう
に、セル名、端子名および信号名を記述してセル間の結
線情報を表現するものである。同一の信号名が記述され
ている端子同志は、レイアウト設計において配線により
結線されなければならない。
【0007】また、セルライブラリデータとは、LSI
設計において用意される論理機能とそれを実現するトラ
ンジスタレイアウトの組(セル)の情報のことであり、
通常、特定の論理機能を持つセルは一種類だけ用意され
る。また、同一論理機能を持ちながらトランジスタ駆動
能力の異なるセルが、それぞれ用意される場合もある。
【0008】セル配置処理S2は、ネットリストに記載
されているセルをセルライブラリから選択して、複数の
セル列からなる配置領域を設計する処理である。セル配
置の方法については、すでに従来から多くの技術が提供
されている。
【0009】ここでは、ペア交換法を例にとって説明す
る。ペア交換法とは、セルの位置をランダムに入れ替え
ながら、セルの配置の質を数値化する配置評価関数の値
が最も小さくなるようなレイアウトを求める方法であ
る。
【0010】図18は、ペア交換法の処理の流れを示す
フローチャートである。まず、ステップa1において、
セルをランダムに配置し初期配置とする。次に、ステッ
プa2において、初期配置における配置評価関数の値を
計算しその値をE0とする。また、繰り返し回数は1と
しておく。
【0011】次に、ステップa3において、セルをラン
ダムに2つ選択し、その2つのセルの配置位置を入れ替
える。ステップa4において、ステップa3において実
行した配置変更に対して配置評価関数の値を計算しその
値をE1とする。ステップa5において、E0<E1な
らば、ステップa6へ進み、セル配置をステップa3に
おける配置変更前の状態にもどし、ステップa8へ進
む。E0≧E1ならば、ステップa7へ進み、E0にE
1を代入し、繰り返し回数を1にして、ステップa3へ
もどる。
【0012】ステップa8において、繰り返し回数が指
定回数以上であれば処理を終了する。そうでなければ、
ステップa9へ進み、繰り返し回数に1を加えてステッ
プa3へもどる。
【0013】以上のような処理により、配置評価関数の
値が最小となるセルのレイアウトが得られる。
【0014】配線処理S5は、配置されたセル群に対し
て詳細な配線設計を行いセル間の配線のレイアウトを求
める処理である。
【0015】マスクパターン作成処理S6は、セルおよ
びセル間の配線のレイアウトに基づきマスクパターンを
作成する処理であり、作成されたマスクパターンは半導
体製造のための後処理にわたされる。
【0016】図19は、従来のレイアウト設計方法によ
る設計結果の一例である。図19において、100はセ
ル、101はセル端子、201は第1層金属配線、20
2は第2層金属配線、230はコンタクト、240は純
配線領域である。純配線領域240とは、配線の下にセ
ル100が配置されていない配線のみの領域を示す。ま
たここでは、配線は2層までしか重ねられない、いわゆ
る2層配線によるレイアウト設計を前提にしている。
【0017】2層配線を前提にした場合、セルを構成す
る段階で配線がすでに使用されるため、セル100上に
おいては、利用できる配線層数が限定される。そのた
め、図19に示すように、純配線領域240においての
み配線を行っている。
【0018】一方、配線を3層以上重ねることができ
る、いわゆる多層配線技術の利用を前提にしたレイアウ
ト設計方法も、従来からいくつか実現されている。
【0019】図20は、多層配線技術の利用を前提にし
た場合の従来のレイアウト設計方法による設計結果の一
例である。図20において、100はセル、101はセ
ル端子、150はセル上配線領域、201は第1層金属
配線、202は第2層金属配線、203は第3層金属配
線、230はコンタクト、240は純配線領域、301
は第1の配線領域、302は第2の配線領域である。こ
こでは、多層配線技術の利用により3層以上の配線が可
能なので、セル100が1層配線で構成されていると
し、セル100上においても残りの2層の配線は自由に
利用可能であるとみなして設計を行っている。第1の配
線領域301はセル上配線領域150と純配線領域24
0とで構成され、第2の配線領域302はセル上配線領
域150のみで構成されている。
【0020】図20に示すような配線のレイアウトは、
例えば、配線処理S5において、2層配線による詳細配
線を行った後に2層配線への多層割り付けを行い、さら
にコンパクションにより、セル上配線領域150、純配
線領域240を含めて設計仕様を満足する最小の配線領
域を実現する配線形状を生成することによって、設計さ
れる。
【0021】図19においては、全配線が純配線領域2
40において実現されている。これに対し、図20にお
いては、配線は純配線領域240およびセル上配線領域
150において実現されているので、図19と比べると
純配線領域240は格段に小さくなる。したがって、全
体の回路ブロック面積も小さくできる。このような、多
層配線技術を用いて回路ブロック面積を小さくする方法
については、例えば、B.Wu等の著した「Over-the-Cell
Routers for New Cell Model」(29-th ACM/IEEE Desig
n Automation Conference, pp604-607, 1992年)におい
て、報告されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のレ
イアウト設計方法において、以下のような問題がある。
【0023】図20から明らかなように、多層配線技術
を前提としてレイアウト設計を行っても、配線が集中す
る領域においては純配線領域240は必ずしもなくなら
ない場合がある。
【0024】純配線領域240をさらに削減するために
は、例えば、配線が集中する領域において各セルをセル
上配線領域150の大きな形状を持つセルに変更するよ
うなセル変更方法を備えたレイアウト設計方法が必要と
なる。
【0025】レイアウト設計方法におけるセル変更方法
としては、特開平4−354353により、回路の特性
保証を目的としてトランジスタの大きさを変更するため
の方法およびセル列の長さの均等化を目的とする方法
が、報告されている。
【0026】しかしながら、前記のセル変更方法は、多
層配線技術の利用を前提にしておらず、セル上配線領域
150の大きさに着目したものでもない。また、セル変
更に伴うセル上スルー配線長の増加によって発生する配
線遅延の問題についても考慮がなされていない。
【0027】本発明の目的は、多層配線技術の利用を前
提として、回路ブロック面積を小さくするために、回路
特性への影響を最小限に押さえつつセル間配線のための
純配線領域を大幅に削減することのできるセル変更処理
を備えた、LSIレイアウト設計方法およびその装置を
提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明が講じた解決手段は、LSIの設計
工程において、回路設計情報に従い半導体基板上のセル
およびセル間の配線のレイアウトを設計し、該レイアウ
トに基づきマスクパターンを作成するLSIのレイアウ
ト設計方法を対象とし、前記回路設計情報と配置可能な
セル群の情報とを入力する入力処理と、前記回路設計情
報に従い前記配置可能なセル群の中からセルを選択して
平面上に二次元的に配置し、並列状態の複数のセル列か
らなるセルのレイアウトを設計するセル配置処理と、前
記セル配置処理により設計されたセルのレイアウトにお
いて、配線のためにセル列とセル列との間に必要となる
必要配線領域の、セル列と垂直をなす方向の長さである
配線領域高さを推定する配線領域高さの見積り処理と、
セル上における配線可能な領域であるセル上配線領域以
外に前記必要配線領域の配線領域高さを確保するのに必
要となる、配線のみの領域である純配線領域の面積を低
減するために、前記セル配置処理により設計されたセル
のレイアウト上に配置されているセルを前記配置可能な
セル群の中にある同一仕様であり且つ形状またはセル端
子位置の異なるセルに変更することによりセルのレイア
ウトを修正するセル変更処理と、前記セル変更処理によ
り修正されたセルのレイアウトおよび前記回路設計情報
に従いセル間の配線のレイアウトを設計する配線処理
と、以上の各処理により設計されたセルおよびセル間の
配線のレイアウトに基づきマスクパターンを作成するマ
スクパターン作成処理とを備えている構成とするもので
ある。
【0029】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記セル変更処理は、前記必要配線領域の配線領域
高さの最大値を求める処理と、前記セル配置処理により
配置された全てのセルを、同一仕様であり且つセル上配
線領域の配線領域高さが前記必要配線領域の配線領域高
さの最大値以上となる形状を持つセルに変更する処理と
からなる構成を付加するものである。
【0030】請求項3の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記セル変更処理は、前記セル配置処理により配置
された各セル列における、セル列を挟む2つの必要配線
領域の配線領域高さの平均値を求める処理と、前記セル
配置処理により配置された各セル列に対して、セル列を
構成する全てのセルを、同一仕様であり且つセル上配線
領域の配線領域高さが前記平均値以上となる形状を持つ
セルに変更する処理とからなる構成を付加するものであ
る。
【0031】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
に、前記セル配置処理は、配線長と、配線集中の度合
と、セル列の長さのばらつきの度合とを表す配置評価関
数の値が最小になるようにセルのレイアウトを設計する
処理である構成を付加するものである。
【0032】請求項5の発明は、請求項1〜4の発明の
構成に、前記セル変更処理は、セル列を挟む第1の必要
配線領域および第2の必要配線領域の配線領域高さを求
め、前記セル列を構成する全てのセルを、同一仕様であ
り且つ前記第1の必要配線領域の配線領域高さと前記第
2の必要配線領域の配線領域高さとの比にセル上配線領
域を分割する位置にセル端子を持つセルに変更する処理
を、前記セル配置処理により配置された各セル列に対し
て行う処理を有する構成を付加するものである。 請求
項6の発明は、LSIの設計工程において、回路設計情
報に従い半導体基板上のセルおよびセル間の配線のレイ
アウトを設計し、該レイアウトに基づきマスクパターン
を作成するLSIのレイアウト設計装置を対象とし、前
記回路設計情報と配置可能なセル群の情報とを入力する
入力手段と、前記入力手段により入力された回路設計情
報に従い、前記入力手段により入力された配置可能なセ
ル群の中からセルを選択して平面上に二次元的に配置
し、並列状態の複数のセル列からなるセルのレイアウト
を設計するセル配置手段と、前記セル配置手段により設
計されたセルのレイアウトにおいて、配線のためにセル
列とセル列との間に必要となる必要配線領域の、セル列
と垂直な方向の長さである配線領域高さを推定する配線
領域高さ見積り手段と、セル上における配線可能な領域
であるセル上配線領域以外に前記必要配線領域の配線領
域高さを確保するのに必要となる、配線のみの領域であ
る純配線領域の面積を低減するために、前記セル配置手
段により設計されたセルのレイアウト上に配置されてい
るセルを前記配置可能なセル群の中にある同一仕様であ
り且つ形状またはセル端子位置の異なるセルに変更する
ことによりセルのレイアウトを修正するセル変更手段
と、前記セル変更手段により修正されたセルのレイアウ
トおよび前記回路設計情報に従いセル間の配線のレイア
ウトを設計する配線手段と、以上の各手段により設計さ
れたセルおよびセル間の配線のレイアウトに基づきマス
クパターンを作成するマスクパターン作成手段とを備え
ている構成とするものである。
【0033】請求項7の発明は、請求項6の発明の構成
に、前記セル変更手段は、前記必要配線領域の配線領域
高さの最大値を求める手段と、前記セル配置手段により
配置された全てのセルを、同一仕様であり且つセル上配
線領域の配線領域高さが前記必要配線領域の配線領域高
さの最大値以上となる形状を持つセルに変更する手段と
からなる構成を付加するものである。
【0034】請求項8の発明は、請求項6の発明の構成
に、前記セル変更手段は、前記セル配置手段により配置
された各セル列におけるセル列を挟む2つの必要配線領
域の配線領域高さの平均値を求める手段と、前記セル配
置手段により配置された各セル列に対して、セル列を構
成する全てのセルを同一仕様であり且つセル上配線領域
の配線領域高さが前記平均値以上である形状を持つセル
に変更する手段とからなる構成を付加するものである。
【0035】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
に、前記セル配置手段は、配線長と、配線集中の度合
と、セル列の長さのばらつきの度合とを表す配置評価関
数の値が最小になるようにセルのレイアウトを設計する
手段である構成を付加するものである。
【0036】請求項10の発明は、請求項6〜9の発明
の構成に、前記セル変更手段は、セル列を挟む第1の必
要配線領域および第2の必要配線領域の配線領域高さを
求め、前記セル列を構成する全てのセルを同一仕様であ
り且つ前記第1の必要配線領域の配線領域高さと前記第
2の必要配線領域の配線領域高さとの比にセル上配線領
域を分割する位置にセル端子を持つセルに変更する処理
を、前記セル配置手段により配置された各セル列に対し
て行う手段を有している構成を付加するものである。
【0037】
【作用】請求項1の発明の構成により、セル配置処理に
おいて一旦配置されたセルを、セル変更処理において、
配置可能なセル群の中にある同一仕様であり且つ形状ま
たはセル端子位置の異なるセルに適宜変更することによ
り配線のみの領域である純配線領域を大幅に削減するこ
とができるので、従来よりも回路ブロック面積が格段に
小さくてすむ、セルおよびセル間の配線のレイアウトが
設計できる。
【0038】請求項2の発明の構成により、セル変更処
理において、配置されたセルを、同一仕様であり且つ必
要配線領域の配線領域高さの最大値以上の高さのセル上
配線領域を持つセルに変更するので、配線のみの領域で
ある純配線領域を確実に削減することができる。
【0039】請求項3の発明の構成により、セル変更処
理において、配置されたセルを、同一仕様であり且つ、
そのセルが属するセル列を挟む2つの必要配線領域の配
線領域高さの平均値以上の高さのセル上配線領域を持つ
セルに変更するので、配線のみの領域である純配線領域
を、確実に、無駄無く削減することができる。
【0040】請求項4の発明の構成により、セル変更処
理の前に、セル配置処理において、セル列の長さのばら
つきが最小になるようなセルのレイアウトが得られてい
るので、セル変更処理に伴う回路ブロック面積の増大や
セル上を通過する配線長さの増加等の影響を抑制するこ
とができる。
【0041】請求項5の発明の構成により、セル変更処
理において、配置されたセルを、同一仕様であり且つ、
そのセルが属するセル列を挟む2つの必要配線領域の配
線領域高さの比にセル上配線領域を分割する位置にセル
端子を持つセルに変更するので、セル上配線領域を効率
よく利用することができ、配線のみの領域である純配線
領域を、さらに削減することができる。
【0042】請求項6の発明の構成により、セル配置手
段において一旦配置されたセルを、セル変更手段におい
て、配置可能なセル群の中にある同一仕様であり且つ形
状またはセル端子位置の異なるセルに適宜変更すること
により配線のみの領域である純配線領域を大幅に削減す
ることができるので、従来よりも回路ブロック面積が格
段に小さくてすむ、セルおよびセル間の配線のレイアウ
トが設計できる。
【0043】請求項7の発明の構成により、セル変更手
段において、配置されたセルを、同一仕様であり且つ必
要配線領域の配線領域高さの最大値以上の高さのセル上
配線領域を持つセルに変更するので、配線のみの領域で
ある純配線領域を確実に削減することができる。
【0044】請求項8の発明の構成により、セル変更手
段において、配置されたセルを、同一仕様であり且つ、
そのセルが属するセル列を挟む2つの必要配線領域の配
線領域高さの平均値以上の高さのセル上配線領域を持つ
セルに変更するので、配線のみの領域である純配線領域
を、確実に、無駄無く削減することができる。
【0045】請求項9の発明の構成により、セル変更手
段においてセル変更を行う前に、セル配置手段により、
セル列の長さのばらつきが最小になるようなセルのレイ
アウトが得られているので、セル変更に伴う回路ブロッ
ク面積の増大やセル上を通過する配線長さの増加等の影
響を抑制することができる。
【0046】請求項10の発明の構成により、セル変更
手段において、配置されたセルを、同一仕様であり且
つ、そのセルが属するセル列を挟む2つの必要配線領域
の配線領域高さの比にセル上配線領域を分割する位置に
セル端子を持つセルに変更するので、セル上配線領域を
効率よく利用することができ、配線のみの領域である純
配線領域を、さらに削減することができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るLSIのレイア
ウト設計方法および装置について、図面を参照しながら
説明する。
【0048】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例に係るLSIのレイアウト設計方法および装置に
ついて、基本的な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0049】入力処理S1は、論理設計により得られた
セル間の結線データとセルライブラリデータとを入力
し、計算機のメモリに格納する処理である。本実施例に
おいて特徴的なことは、セルライブラリが、同一仕様で
且つ形状の異なる複数のセルの情報を備えていることで
ある。
【0050】従来は、セルを設計するためには膨大な工
数が必要であった。しかし、近年のセル自動合成技術の
発達により、同一論理および同一トランジスタ駆動能力
のセルを、形状を変化させて生成することが容易になっ
た。
【0051】図2は、2種類のセル形状100aおよび
100bの概略構造を示す平面図である。図2におい
て、101はセル端子、150はセル上配線領域、15
1はセル上配線領域150において横方向に配線可能で
あることを示す配線仮想線である。セル形状100aは
横長の形であり、セル形状100bは縦長の形である。
同一層の配線間の距離ピッチをw0 としたとき、セル上
配線領域150内に横方向に並列して配置可能となる配
線の数を、そのセル形状の配線高さと呼ぶ。図2におい
て、セル形状100aは配線高さが2であり、セル形状
100bは配線高さが4である。
【0052】また、セルの面積は、形状変化に伴ってト
ランジスタ間の配線図形が変化するために若干の増減は
予想されるが、大きく変わることはない。図2におい
て、セル形状100aは、論理回路仕様に対して最小の
面積で実現されているとし、セル形状100bは100
aよりも微小量δだけ面積が大きいとする。
【0053】第1の実施例において、図2に示している
2つのセル形状が利用可能であるとする。
【0054】セル配置処理S2は、セルライブラリから
セルを選択して平面上に配置し、複数のセル列からなる
セルのレイアウトを設計する処理である。従来の方法と
同様に、ペア交換法などによって行われる。またここで
は、セル形状として、最も面積の小さなセル形状100
aを選択する。
【0055】ここで、セル配置処理S2において用いら
れる配置評価関数について説明する。
【0056】高性能なLSIを設計するためには、ま
ず、信号遅延を最小にするために配線長をできるだけ短
くする必要がある。したがって、配置評価関数として、
セル位置とネットリストから配線長を推定する式を用い
る。
【0057】また、通常、配線集中が生じると配線が困
難になり、必要となる配線領域の面積が増加するので、
配線集中はできるだけ避ける必要がある。したがって、
配置評価関数として、セル列間の配線領域に仮想的に格
子線を設けて、各格子線で囲まれた格子領域毎に通過す
る配線数を求めてその自乗の和をとることにより配線集
中の度合を表す式を用いる。
【0058】具体例として、配置評価関数は以下のよう
になる。
【0059】 C(φ)=Σ1 Σ2 {|X(i)−X(j)|+|Y(i)−Y(j)|} +Σ3 {dens(p)}2 …(1) ただし、X(i)、Y(i)は、i番目のセルの座標で
あり、|X(i)−X(j)|+|Y(i)−Y(j)
|は、i番目のセルとj番目のセルとの距離の近似値を
表す。Σ2 は、ネットリストに記述された同一配線で結
線される端子を持つセルiとセルjとの距離の総和を求
めることを表し、Σ1 は、ネットリストにおいて全セル
iについてΣ2 の総和を求めることを表す。すなわち、
第1項は配線長を推定する式である。また、dens
(p)は、格子点pを通る配線通過数を表し、Σ3 は、
全ての格子点における配線通過数の自乗の和を求めるこ
とを表す。すなわち、第2項は配線集中の度合を表す式
である。また、φは、配置状況を表す変数とする。
【0060】前記の配置評価関数を用いて、従来例で説
明したペア交換法などによってセル配置処理S2は行わ
れる。
【0061】次に、配線領域高さの見積もり処理S3を
行う。この処理は、セル配置処理S2により設計された
セルのレイアウトにおいて、セル列とセル列との間にセ
ル列と平行に配置する必要のある配線の本数(以下、配
線通過本数と呼ぶ)を求め、求めた配線通過本数に基づ
いて、必要となる配線領域の、セル列と垂直をなす方向
の長さである配線領域高さを見積もるものである。
【0062】同一層の配線間の距離ピッチをw0 とする
と、i番目の配線領域の高さh(i)は、次式で求めら
れる。
【0063】 h(i)=w0 ×n(i) …(2) ただし、n(i)はi番目の配線領域における配線通過
本数である。配線通過本数n(i)は、セル配置に対し
て実際に詳細配線を行うことにより求めても良いし、式
(1)のdens(p)を利用して算出することも可能
である。本実施例においては、w0 =1とし、配線領域
の高さh(i)は配線通過本数n(i)に等しいものと
する。このとき、配線領域の高さh(i)と先に説明し
たセル形状における配線高さとは対応することになる。
【0064】次に、セル変更処理S4を行う。セル変更
処理S4は、図3に示したように、2つの処理から成
る。
【0065】まず、配線領域の高さの最大値Hを求める
処理S41aを行う。処理S41aは、以下の式により
容易に実現することができる。
【0066】 H=MAX(h(i))(i=1,2,..,配線領域数) …(3) ここでMAX()は、与えられた数値の中で最大値を求
める関数である。
【0067】続いて、処理S41bを行う。従来のレイ
アウト設計方法において、図4に示すようなレイアウト
が得られる場合を考える。図4において、100はセ
ル、101はセル端子、201は第1層金属配線、20
2は第2層金属配線、203は第3層金属配線、230
はコンタクト、301は第1の配線領域、302は第2
の配線領域である。また、セル100として、セル形状
100aが利用されている。
【0068】この処理では、全セルを、同一仕様であり
且つ配線高さHcが、 Hc ≧ H …(4) を満足する形状のセルに変更する。図4に示すレイアウ
トにおいて、第1の配線領域301における配線通過本
数は4本、第2の配線領域302における配線通過本数
は2本であるので、 n(1)=4、n(2)=2 となる。したがって、式(2)、(3)および(4)か
ら、 h(1)=1×4=4、h(2)=1×2=2、 ∴ H=Max{h(1),h(2)}=4 ∴ Hc ≧ 4 となり、配線高さHcが4以上であるセル形状に変更す
れば良いことになる。図2に示すセル形状100bは配
線高さが4であるから、全セルの形状を100bに変更
する。
【0069】次に、配線処理S5において、従来の方法
と同様に、多層配線技術を前提とした詳細な配線設計が
行われる。
【0070】最後に、マスクパターン作成処理S6にお
いて、セルおよびセル間の配線のレイアウトに基づきマ
スクパターンが作成される。
【0071】図5は、本実施例に係るレイアウト設計方
法による設計結果の一例である。図5において、100
はセル、101はセル端子、202は第2層金属配線、
203は第3層金属配線、230はコンタクトである。
図4と比べると、セル100の形状を100bに変更し
たことにより、純配線領域がなくなっていることがわか
る。
【0072】セル100の形状を100aから100b
に変更したことにより、各セル面積はδだけ増加する。
しかし、通常、δは非常に小さいので全セル面積はほと
んど増加しない。したがって、純配線領域が削減された
ことにより、回路ブロック面積は格段に小さくなる。
【0073】また、式(4)を満足させる形状を持つセ
ルがセルライブラリに存在しない場合でも、同一仕様を
持つセル群の中で最も大きな配線高さを持つセルに変更
するることにより、純配線領域を削減することができ
る。
【0074】また、セル列の長さは全セル列について同
様に増減することになるので、ばらつきの発生は少な
い。したがって、セル列の長さのばらつきに起因する空
き領域発生による回路ブロック面積の増加は生じない。
【0075】さらに、図6に示すようなセル変更処理S
4を行っても、前記と同様の効果が得られる。処理S4
1cにおいて、各セル列をはさむ2つの配線領域の高さ
U(i)およびhd (i)を求め、処理S41dにお
いて、各セル列を構成するセルを、hU (i)およびh
d (i)の平均値HM 以上の配線高さをもつセルに変更
する。
【0076】なお、本実施例においてセル形状は2種類
であるとしたが、本発明はこれに限るものでなく、ま
た、完全自動による可変セルを用いて行っても同等以上
の効果が得られる。
【0077】(第2の実施例)基本的な処理の流れは、
第1の実施例と同じであり、図1に示しているフローチ
ャートに従う。
【0078】入力処理S1は、第1の実施例と同様に行
われる。第2の実施例において特徴的なことは、セルラ
イブラリが、仕様および形状は等しいが、セル端子位置
の異なる複数のセルの情報を備えていることである。
【0079】図7は、3種類のセル端子位置100A、
100Bおよび100Cの概略構造を示す平面図であ
る。図7において、101はセル端子、150はセル上
配線領域、151はセル上配線領域150において配線
が通過することが可能であることを示す配線仮想線であ
る。図7に示すセルの配線高さはいずれも2である。セ
ル端子位置100Aは、セル端子101がセル上配線領
域を1:1に分割するように置かれている。セル端子位
置100Bは、セル端子101がセル上配線領域を0:
2に分割するように置かれている。セル端子位置100
Cは、セル端子101がセル上配線領域を2:0に分割
するように置かれている。第2の実施例において、図7
に示すような3つのセル端子位置が利用可能であるとす
る。
【0080】セル配置処理S2および配線領域高さの見
積り処理S3は、第1の実施例と同様に行われる。
【0081】次に、セル変更処理S4を行う。セル変更
処理S4は、図8に示すように、各セル列ごとに2つの
処理を実行することにより実現される。
【0082】従来のレイアウト設計方法において、図9
に示すようなレイアウトが得られる場合を考える。図9
において、100はセル、101はセル端子、201は
第1層金属配線、202は第2層金属配線、203は第
3層金属配線、230はコンタクト、301は第1の配
線領域、302は第2の配線領域である。また、セル1
00には、図7におけるセル端子位置100Aが利用さ
れている。
【0083】まず、処理S42aにおいて、i番目のセ
ル列をはさむ2つの配線領域の高さhu (i)およびh
d (i)を求める。配線領域の高さは、配線領域高さの
見積もり処理S3においてすでに求められている。図9
において、中央すなわち2番目のセル列に着目したと
き、第1の配線領域301の高さは4、第2の配線領域
302の高さは1であるので、 hu (2)=4、hd (2)=1 となる。
【0084】次に、処理S42bにおいて、セル上配線
領域150をhu (i):hd (i)の比に分割する位
置にセル端子101があるセルに変更する。
【0085】hu (2):hd (2)=4:1 となるので、2番目のセル列のセルを、セル上配線領域
150を4:1に分割する位置にセル端子101がある
ようなセルに変更する。いま、セルライブラリには、セ
ル上配線領域150を4:1に分割する位置にセル端子
101を持つセルはないので、図7に示す3種類のセル
端子位置の中から最も適切なものを選択するようにす
る。この場合、セル端子位置100Cを選択し、2番目
のセル列のセルをセル端子位置100Cのセルに変更す
る。
【0086】配線処理S5および出力処理S6は、第1
の実施例と同様に行われる。
【0087】図10は、本実施例に係るレイアウト設計
方法による設計結果の一例である。図10において、1
00はセル、101はセル端子、201は第1層金属配
線、202は第2層金属配線、203は第3層金属配
線、230はコンタクト、240は純配線領域である。
図9と比べると、セル100を端子位置の異なるセルに
置き替えたことにより、純配線領域が削減されているこ
とがわかる。
【0088】なお、本実施例においてセル端子位置は3
種類としたが、さらに多くの種類のセル端子位置を準備
した場合や、端子位置をパラメータにより可変にした場
合も、本発明により同等以上の効果が得られる。
【0089】(第3の実施例)基本的な処理の流れは、
第1および第2の実施例と同じであり、図1に示してい
るフローチャートに従う。
【0090】入力処理S1は、第1および第2の実施例
と同様に行われる。第3の実施例において、セルライブ
ラリは、同一仕様であり且つ形状の異なる複数のセルの
情報を備えており、また、仕様および形状は等しいがセ
ル端子位置の異なる複数のセルの情報も備えているもの
とする。
【0091】セル配置処理S2は、実施例1とほぼ同様
に行われるが、配置評価関数として以下のような式を用
いる。
【0092】 Z(φ)=Σ1 Σ2 {|X(i)−X(j)|+|Y(i)−Y(j)|} +Σ3 {dens(p)}2 +Σ4 {Ss (i)/[{hu (i)+hd (i)}/2]}2 …(5) ただし、X(i)およびY(i)は、i番目のセルの座
標であり、dens(p)は、ある格子領域pにおける
配線通過数を示している。また、Ss (i)は、i番目
のセル列の面積であり、hu (i)およびhd (i)
は、i番目のセル列の上下に必要な配線領域の高さであ
る。
【0093】前記の配置評価関数において、第1項およ
び第2項は、実施例1において式(1)で示した配置評
価関数と同じであり、配線長および配線集中の度合を表
している。また、第3項において、Σ4 は、全てのセル
列に対してセル列の長さの自乗和を求めることを表し、
セル変更に対するセル列の長さのばらつきを最小限にす
る評価が加えられている。図11は、式(5)を配置評
価関数として用いた場合のセル配置処理S2の流れを示
している。式(5)の第1項は処理S21に相当し、第
2項は処理S22に相当し、第3項は処理S23に相当
する。処理S24は、式(5)の値がより小さくなるよ
うにセルの配置を改善する処理である。
【0094】配線領域高さの見積り処理S3は、第1の
実施例と同様に行われる。
【0095】次に、セル変更処理S4を行う。セル変更
処理S4は、図12に示すように、各セル列ごとに3つ
の処理を実行することにより実現される。
【0096】まず、処理S43aにおいて、i番目のセ
ル列の上下に必要な配線領域の高さhu (i)およびh
d (i)を求める。配線領域の高さは、配線領域見積も
り処理S3においてすでに求められているので、その値
を用いる。
【0097】次に、処理S43bにおいて、i番目のセ
ル列のセルを、hu (i)およびhd (i)の平均値H
M 以上の配線高さを持つセル形状に変更する。図13
は、この処理の終了時におけるセルのレイアウトを示
す。図13において、100はセル、101はセル端
子、151はセル上配線領域において配線可能であるこ
とを示す配線仮想線、241は純配線領域において必要
な配線本数を示す配線仮想線である。中央すなわち2番
目のセル列に着目したとき、 hu (2)=5、hd (2)=2 ∴ HM =3.5 となるので、中央のセル列のセルの配線高さは4以上に
する必要がある。この段階で配線を行ったとすると、図
14のようになる。図14において、100はセル、1
01はセル端子、201は第1層金属配線、202は第
2層金属配線、203は第3層金属配線、230はコン
タクト、240は純配線領域である。純配線領域240
が、わずかに残っているのがわかる。
【0098】さらに、処理S43cにおいて、i番目の
セル列のセルを、セル上配線領域をhu (i):h
d (i)の比に分割する位置にセル端子101があるセ
ルに変更する。図15は、この処理の終了時におけるセ
ルのレイアウトを示す。図15において、100はセ
ル、101はセル端子、151はセル上配線領域におい
て配線可能であることを示す配線仮想線、241は純配
線領域において必要な配線本数を示す配線仮想線であ
る。中央すなわち2番目のセル列に着目したとき、中央
のセル列のセルの配線高さは4であるので、 hu (2):hd (2)=5:2 =4×5/(5+2):4×2/(5+2) =2.86:1.14 となる。したがって、中央のセル列のセルを、セル上配
線領域を3:1の比に分割する位置にセル端子101が
あるセルに変更する。
【0099】このとき、セル列の長さのばらつきは、セ
ル配置処理S2において式(5)で示された配置評価関
数を用いることによりすでに最小限に押さえられている
ので、セル変更処理S4においてセル列の長さに多少の
変化が生じても、それに起因する空き領域発生による面
積増加はほとんど生じない。
【0100】また、セル形状の変更は、あるセル列の上
下に必要な配線領域の高さの平均値が、セル上配線領域
の高さよりも大きいときにしか発生しないので、セル上
スルー配線長の増加やセル形状変更に伴うセル面積増加
を最小限に抑えることが可能である。
【0101】配線処理S5および出力処理S6は、第1
の実施例と同様に行われる。
【0102】図16は、本実施例に係るレイアウト設計
方法による設計結果の一例である。図16において、1
00はセル、101はセル端子、202は第2層金属配
線、203は第3層金属配線、230はコンタクトであ
る。図14と比べると、純配線領域240がなくなった
ことがわかる。
【0103】なお、本実施例において、端子の位置およ
び形状をパラメータにより可変にした場合も、同様の効
果が得られる。
【0104】また、本実施例において、セル配置処理S
2、配線領域高さ見積り処理S3および配線処理S5を
分けて行ったが、同時に実施したとしても本実施例と同
様の効果が得られる。また、本実施例で採用したセル配
置技術および配線技術は、説明のための一例であり、他
のセル配置技術および配線技術を利用しても、本実施例
と同様の効果が得られる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るLSIのレイアウト設計方法によると、セル変更処
理において、配線のみの領域である純配線領域を大幅に
削減することができるので、従来よりも回路ブロック面
積が格段に小さくてすむ、セルおよびセル間の配線のレ
イアウトが設計できる。したがって、回路ブロック面積
に応じて増加するLSIの製造コストを削減することが
できる。
【0106】請求項2の発明に係るLSIのレイアウト
設計方法によると、配線のみの領域である純配線領域を
確実に削減することができる。また、形状の異なるセル
の情報を追加入力するだけで、従来のレイアウト設計環
境をそのまま利用して回路ブロック面積の小さいレイア
ウトを設計できる。
【0107】請求項3の発明に係るLSIのレイアウト
設計方法によると、配線のみの領域である純配線領域
を、確実に、無駄無く削減することができる。また、形
状の異なるセルの情報を追加入力するだけで、従来のレ
イアウト設計環境をそのまま利用して回路ブロック面積
の小さいレイアウトを設計できる。
【0108】請求項4の発明に係るLSIのレイアウト
設計方法によると、セル変更処理に伴う回路ブロック面
積の増大やセル上を通過する配線長さの増加等の影響を
抑制することができる。
【0109】請求項5の発明に係るLSIのレイアウト
設計方法によると、セル上配線領域を効率よく利用する
ことができ、配線のみの領域である純配線領域を、さら
に削減することができる。
【0110】また、請求項6の発明に係るLSIのレイ
アウト設計装置によると、セル変更手段において、配線
のみの領域である純配線領域を大幅に削減することがで
きるので、従来よりも回路ブロック面積が格段に小さく
てすむ、セルおよびセル間の配線のレイアウトが設計で
きる。したがって、回路ブロック面積に応じて増加する
LSIの製造コストを削減することができる。
【0111】請求項7の発明に係るLSIのレイアウト
設計装置によると、配線のみの領域である純配線領域を
確実に削減することができる。また、形状の異なるセル
の情報を追加入力するだけで、従来のレイアウト設計環
境をそのまま利用して回路ブロック面積の小さいレイア
ウトを設計できる。
【0112】請求項8の発明に係るLSIのレイアウト
設計装置によると、配線のみの領域である純配線領域
を、確実に、無駄無く削減することができる。また、形
状の異なるセルの情報を追加入力するだけで、従来のレ
イアウト設計環境をそのまま利用して回路ブロック面積
の小さいレイアウトを設計できる。
【0113】請求項9の発明に係るLSIのレイアウト
設計装置によると、セル変更手段に伴う回路ブロック面
積の増大やセル上を通過する配線長さの増加等の影響を
抑制することができる。
【0114】請求項10の発明に係るLSIのレイアウ
ト設計装置によると、セル上配線領域を効率よく利用す
ることができ、配線のみの領域である純配線領域を、さ
らに削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るLSIのレイアウト設計方法の基
本的な処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】2種類のセル形状の概略構造を示す平面図であ
る。
【図3】第1の実施例におけるセル変更処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】従来技術によるレイアウト設計結果のレイアウ
ト図である。
【図5】第1の実施例によるレイアウト設計結果のレイ
アウト図である。
【図6】第1の実施例におけるセル変更処理の流れを示
すフローチャートである。
【図7】3種類のセル端子位置の概略構造を示す平面図
である。
【図8】第2の実施例におけるセル変更処理の流れを示
すフローチャートである。
【図9】従来技術によるレイアウト設計結果のレイアウ
ト図である。
【図10】第2の実施例によるレイアウト設計結果のレ
イアウト図である。
【図11】第3の実施例に係るセル配置処理の流れを示
すフローチャートである。
【図12】第3の実施例に係るセル変更処理の流れを示
すフローチャートである。
【図13】第3の実施例に係るセル変更処理の中途にお
けるセル配置のレイアウト図である。
【図14】図13のセル配置に配線処理を行った場合の
レイアウト設計結果のレイアウト図である。
【図15】第3の実施例に係るセル変更処理の終了時に
おけるセル配置のレイアウト図である。
【図16】第3の実施例によるレイアウト設計結果のレ
イアウト図である。
【図17】従来のレイアウト設計方法の基本的な処理の
流れを示すフローチャートである。
【図18】ペア交換法の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図19】2層配線を前提にした場合の従来技術におけ
るレイアウト設計結果のレイアウト図である。
【図20】多層配線技術を前提にした場合の従来技術に
おけるレイアウト設計結果のレイアウト図である。
【符号の説明】
100 セル 101 セル端子 150 セル上配線領域 151 セル上配線仮想線 201 第1層金属配線 202 第2層金属配線 203 第3層金属配線 230 コンタクト 240 純配線領域 241 純配線領域上配線仮想線 301 第1の配線領域 302 第2の配線領域
フロントページの続き (72)発明者 秋濃 俊郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIの設計工程において、回路設計情
    報に従い半導体基板上のセルおよびセル間の配線のレイ
    アウトを設計し、該レイアウトに基づきマスクパターン
    を作成するLSIのレイアウト設計方法であって、 前記回路設計情報と配置可能なセル群の情報とを入力す
    る入力処理と、 前記回路設計情報に従い前記配置可能なセル群の中から
    セルを選択して平面上に二次元的に配置し、並列状態の
    複数のセル列からなるセルのレイアウトを設計するセル
    配置処理と、 前記セル配置処理により設計されたセルのレイアウトに
    おいて、配線のためにセル列とセル列との間に必要とな
    る必要配線領域の、セル列と垂直な方向の長さである配
    線領域高さを推定する配線領域高さ見積り処理と、 セル上における配線可能な領域であるセル上配線領域以
    外に前記必要配線領域の配線領域高さを確保するのに必
    要となる、配線のみの領域である純配線領域の面積を低
    減するために、前記セル配置処理により設計されたセル
    のレイアウト上に配置されているセルを前記配置可能な
    セル群の中にある同一仕様であり且つ形状またはセル端
    子位置の異なるセルに変更することによりセルのレイア
    ウトを修正するセル変更処理と、 前記セル変更処理により修正されたセルのレイアウトお
    よび前記回路設計情報に従いセル間の配線のレイアウト
    を設計する配線処理と、 以上の各処理により設計されたセルおよびセル間の配線
    のレイアウトに基づきマスクパターンを作成するマスク
    パターン作成処理とを備えていることを特徴とするLS
    Iのレイアウト設計方法。
  2. 【請求項2】 前記セル変更処理は、 前記必要配線領域の配線領域高さの最大値を求める処理
    と、 前記セル配置処理により配置された全てのセルを、同一
    仕様であり且つセル上配線領域の配線領域高さが前記必
    要配線領域の配線領域高さの最大値以上となる形状を持
    つセルに変更する処理とからなることを特徴とする請求
    項1に記載のLSIのレイアウト設計方法。
  3. 【請求項3】 前記セル変更処理は、 前記セル配置処理により配置された各セル列における、
    セル列を挟む2つの必要配線領域の配線領域高さの平均
    値を求める処理と、 前記セル配置処理により配置された各セル列に対して、
    セル列を構成する全てのセルを、同一仕様であり且つセ
    ル上配線領域の配線領域高さが前記平均値以上である形
    状を持つセルに変更する処理とからなることを特徴とす
    る請求項1に記載のLSIのレイアウト設計方法。
  4. 【請求項4】 前記セル配置処理は、 配線長と、配線集中の度合と、セル列の長さのばらつき
    の度合とを表す配置評価関数の値が最小になるようにセ
    ルのレイアウトを設計する処理であることを特徴とする
    請求項3に記載のLSIのレイアウト設計方法。
  5. 【請求項5】 前記セル変更処理は、 セル列を挟む第1の必要配線領域および第2の必要配線
    領域の配線領域高さを求め、前記セル列を構成する全て
    のセルを、同一仕様であり且つ前記第1の必要配線領域
    の配線領域高さと前記第2の必要配線領域の配線領域高
    さとの比にセル上配線領域を分割する位置にセル端子を
    持つセルに変更する処理を、前記セル配置処理により配
    置された各セル列に対して行う処理を有していることを
    特徴とする請求項1〜4に記載のLSIのレイアウト設
    計方法。
  6. 【請求項6】 LSIの設計工程において、回路設計情
    報に従い半導体基板上のセルおよびセル間の配線のレイ
    アウトを設計し、該レイアウトに基づきマスクパターン
    を作成するLSIのレイアウト設計装置であって、 前記回路設計情報と配置可能なセル群の情報とを入力す
    る入力手段と、 前記入力手段により入力された回路設計情報に従い、前
    記入力手段により入力された配置可能なセル群の中から
    セルを選択して平面上に二次元的に配置し、並列状態の
    複数のセル列からなるセルのレイアウトを設計するセル
    配置手段と、 前記セル配置手段により設計されたセルのレイアウトに
    おいて、配線のためにセル列とセル列との間に必要とな
    る必要配線領域の、セル列と垂直な方向の長さである配
    線領域高さを推定する配線領域高さ見積り手段と、 セル上における配線可能な領域であるセル上配線領域以
    外に前記必要配線領域の配線領域高さを確保するのに必
    要となる、配線のみの領域である純配線領域の面積を低
    減するために、前記セル配置手段により設計されたセル
    のレイアウト上に配置されているセルを前記配置可能な
    セル群の中にある同一仕様であり且つ形状またはセル端
    子位置の異なるセルに変更することによりセルのレイア
    ウトを修正するセル変更手段と、 前記セル変更手段により修正されたセルのレイアウトお
    よび前記回路設計情報に従いセル間の配線のレイアウト
    を設計する配線手段と、 以上の各手段により設計されたセルおよびセル間の配線
    のレイアウトに基づきマスクパターンを作成するマスク
    パターン作成手段とを備えていることを特徴とするLS
    Iのレイアウト設計装置。
  7. 【請求項7】 前記セル変更手段は、 前記必要配線領域の配線領域高さの最大値を求める手段
    と、 前記セル配置手段により配置された全てのセルを、同一
    仕様であり且つセル上配線領域の配線領域高さが前記必
    要配線領域の配線領域高さの最大値以上となる形状を持
    つセルに変更する手段とからなることを特徴とする請求
    項6に記載のLSIのレイアウト設計装置。
  8. 【請求項8】 前記セル変更手段は、 前記セル配置手段により配置された各セル列における、
    セル列を挟む2つの必要配線領域の配線領域高さの平均
    値を求める手段と、 前記セル配置手段により配置された各セル列に対して、
    セル列を構成する全てのセルを、同一仕様であり且つセ
    ル上配線領域の配線領域高さが前記平均値以上である形
    状を持つセルに変更する手段とからなることを特徴とす
    る請求項6に記載のLSIのレイアウト設計装置。
  9. 【請求項9】 前記セル配置手段は、 配線長と、配線集中の度合と、セル列の長さのばらつき
    の度合とを表す配置評価関数の値が最小になるようにセ
    ルのレイアウトを設計する手段であることを特徴とする
    請求項8に記載のLSIのレイアウト設計装置。
  10. 【請求項10】 前記セル変更手段は、 セル列を挟む第1の必要配線領域および第2の必要配線
    領域の配線領域高さを求め、前記セル列を構成する全て
    のセルを、同一仕様であり且つ前記第1の必要配線領域
    の配線領域高さと前記第2の必要配線領域の配線領域高
    さとの比にセル上配線領域を分割する位置にセル端子を
    持つセルに変更する処理を、前記セル配置手段により配
    置された各セル列に対して行う手段を有していることを
    特徴とする請求項6〜9に記載のLSIのレイアウト設
    計装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6336207B2 (en) 1997-05-27 2002-01-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for designing LSI layout, cell library for designing LSI layout and semiconductor integrated circuit
JP2011060015A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Fujitsu Semiconductor Ltd 設計方法

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