JPH08167980A - 撮像素子光学ユニットの調整用チャート、及び調整方法 - Google Patents

撮像素子光学ユニットの調整用チャート、及び調整方法

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JPH08167980A
JPH08167980A JP6310713A JP31071394A JPH08167980A JP H08167980 A JPH08167980 A JP H08167980A JP 6310713 A JP6310713 A JP 6310713A JP 31071394 A JP31071394 A JP 31071394A JP H08167980 A JPH08167980 A JP H08167980A
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mark
image pickup
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JP6310713A
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Inventor
Nobuyuki Kato
信之 加藤
Ayumi Hirono
歩 広野
Hideaki Munakata
英明 宗像
Kazushi Arake
一志 荒毛
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、副走査方向の位置ずれ量が小さい
範囲においても基準位置マークの計測値の変化率を大に
し、且つ、ピント調整におけるVblack とVG の差V
dif の影響をなくすことを目的とする。 【構成】 本発明の撮像素子光学ユニットの調整用チャ
ートは、副走査方向に直線的に変化する幅を有する位置
調整マーク14と、撮像素子3の受光範囲に対して異な
った幅を有する少なくとも2つの基準位置マーク24、
25と、黒の基準信号を発生する十分な幅の黒マーク2
6を有し、また、本発明の撮像素子光学ユニットの調整
方法は、この調整用チャート34の反射光を撮像素子ユ
ニットで受光することにより、これらマークの画像信号
の中から撮像素子ユニットの副走査方向の位置ずれ量と
画像信号のレベルが比例関係にある1つのマークの画像
信号を選択し、これに基づいて副走査方向の位置ずれを
調整すると共に、黒マーク26の画像信号を黒基準信号
としてピント算出の演算に用いてピント調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電荷結合素子
(CCD:Charge Coupled Device)等を副走査方向に配
置した撮像素子とその撮像面上に画像を結像させる光学
系を有する撮像素子光学ユニットの調整用チャート、及
び調整方法に関し、特に、撮像素子光学ユニットの副走
査方向の位置調整とピント調整を高精度に行えるように
した撮像素子光学ユニットの調整用チャート、及び調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ等の画像読取装置
として、CCD等の画素を一次元的に配置した撮像素子
と結像レンズを組み合わせた撮像素子光学ユニットが広
く用いられている。この撮像素子光学ユニットにおいて
は、原稿の画像が結像レンズを介して撮像素子に正しく
結像するように、像面のピント、結像倍率、及び撮像素
子の結像レンズに対する主走査方向と副走査方向の位置
等の調整を行う必要がある。
【0003】従来の撮像素子光学ユニットの調整装置と
して、例えば、特開平5−75797号に開示されるも
のがある。図9には、この種の撮像素子光学ユニットの
調整装置が示されており、像面のピント、結像倍率、及
び撮像素子の主及び副走査方向の位置ずれ量をそれぞれ
計測するための種々のマークが付された調整用チャート
1と、基板4に搭載され、調整用チャート1の各マーク
を結像レンズ2を介して読み取る撮像素子3と、撮像素
子3から出力される画像信号を入力して所定の演算処理
を行う演算装置5と、調整用チャート1を照射する照明
装置6と、演算装置5の演算結果を表示する表示装置7
を備えて構成されている。
【0004】演算装置5は、撮像素子3から出力される
出力信号波形をA/D変換した後、信号処理を行う波形
処理回路8と、波形処理回路8から出力されるディジタ
ルの画像信号に基づいて、像面のピント、結像倍率、及
び撮像素子の位置ずれ量を演算する演算回路9と、照明
装置6、及び表示装置7を駆動する駆動回路10と、波
形処理回路8、演算回路9、及び駆動回路10を制御す
る制御回路11より構成されている。
【0005】調整用チャート1は、図10に示すよう
に、主走査方向の原稿位置の左側の基準を示す基準位置
マーク13と、副走査方向の略中央に基準位置14Aを
有し、幅の変化によって副走査方向のずれ量を示す位置
調整マーク14と、位置調整マーク14で得たずれ量の
方向を示す方向マーク15と、副走査方向の基準を示す
基準位置マーク16と、結像倍率を算出するための倍率
検出マーク17と、ピントを算出するためのラダー部1
8を有している。
【0006】以下、撮像素子光学ユニットの調整方法を
説明する。まず、適当な入力装置から制御回路11に指
令を送り、撮像素子光学ユニットの調整動作を開始する
と、制御回路11によって制御された駆動回路10が照
明装置6を駆動して照明装置6が調整用チャート1を照
射し、調整用チャート1の各マークが結像レンズ2を経
て撮像素子3の撮像面上に結像する。撮像素子3のCC
Dは調整用チャート1の各マークに応じた画像信号を波
形処理回路8に出力する。波形処理回路8はその画像信
号に所定の信号処理を施し、その画像信号を演算回路9
に出力する。演算回路9では、その画像信号に基づいて
所定の演算を行って、像面のピント、結像倍率、及び撮
像素子の主走査方向と副走査方向の位置ずれ量を算出す
る。
【0007】例えば、撮像素子光学ユニットの副走査方
向の位置を測定する場合、調整用チャート1の位置調整
マーク14の幅を検出することにより、それと対応した
位置を算出することができる。位置調整マーク14は、
基準位置14Aの部分で幅が細く、十分な測定精度が得
られないため、基準位置マーク16の計測値によって副
走査方向の位置を算出する。これは図11に示すよう
に、撮像素子3の受光範囲19と基準位置マーク16の
重なり度に応じた撮像素子3の出力波形に基づく基準位
置マーク16の計測値から副走査方向のずれを検出する
ものである。
【0008】図12には、横軸の基準位置マーク16の
計測値と縦軸に示した撮像素子光学ユニットの副走査方
向の位置ずれZの関係が示されている。これより基準位
置マーク16の計測値と副走査方向の位置の関係式を導
出し、位置調整マーク14で求められない基準位置14
Aの近傍の範囲Yで、副走査方向の位置を高精度に算出
することが可能となる。すなわち、副走査方向の位置
は、基準位置14Aの近傍のマーク幅が狭い位置では基
準位置マーク16の計測値を、基準位置14Aから離れ
たマーク幅が広い位置では位置調整マーク14の計測値
を用いて求める。
【0009】一方、像面のピントの計測は、調整用チャ
ート1のラダー部18の投影波形である図13のモワレ
波形を用いて、以下の演算を行って算出している。ここ
で、Vmax はモワレ波形の最大電圧値、Vmin はモワレ
波形の最小電圧値である。 ピントM=(Vmax −Vmin )/(Vmax +Vmin ) ──(1)
【0010】演算回路9でこのような演算が行われる
と、制御回路11が駆動回路10を制御し、演算回路9
の演算結果を表示装置7に表示させる。作業者は表示装
置7に表示された演算結果を見ながら移動装置によって
撮像素子3の基板4をシフト、或いは回転させて撮像素
子3を適切な位置に固定する。
【0011】また、図14に示すように、検出した像面
のピントに基づいて、駆動回路9が移動装置12を駆動
させ、撮像素子3の基板4を自動的にシフトさせる調節
方法も、例えば、特開平4−120506公報で提案さ
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の調整用
チャートを用いた撮像素子光学ユニットの調整方法によ
ると、図12に示す副走査方向の位置ずれが小さい領域
Wでは、撮像素子の受光範囲が基準位置マーク中央の領
域に含まれてしまうので、位置ずれ量に応じた基準位置
マークの計測値の変化が小さく、このため、正確な計測
ができず、撮像素子光学ユニットの副走査方向の高精度
な調整が不可能であった。これを改善するために、基準
位置マークの線幅を細くすれば、基準位置マークの計測
値の変化が小さい領域Wを狭くできるが、副走査方向の
位置を高精度で求められる範囲Yが狭くなり、高精度の
位置調整に時間がかかるという問題がある。
【0013】また、ピント計測において、上記(1) 式中
のVmax 、Vmin の基準となる電圧VG は、チャートの
黒色の部分をセンサが受光した時の電圧値Vblack と一
致している必要があるが、通常VG はグランド電位や暗
電流値を用いており、チャートの黒色の部分の反射率が
0でないため、図13に示すように、VG とVblack
dif だけ異なっている。このため、(2) 式のように2
dif の影響により計測値Mが実際の値より小さくなっ
てしまい、正確なピントの計測が困難であるという不都
合がある。 ピントM=(V’max −V’min )/(V’max +V’min ) =(Vmax −Vmin )/(Vmax +Vmin +2Vdif ) ──(2)
【0014】従って、本発明の目的は副走査方向の位置
ずれ量が小さい範囲においても基準位置マークの計測値
の変化率を大にすることができる撮像素子光学ユニット
の調整用チャート、及び調整方法を提供することであ
る。
【0015】本発明の他の目的はピント調整におけるV
black とVG の差Vdif の影響をなくすことができる撮
像素子光学ユニットの調整用チャート、及び調整方法を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、副走査方向の位置ずれが小さい範囲においても基準
位置マークの計測値の変化率を大にするため、副走査方
向の基準位置の上下に伸び、副走査方向に直線的に変化
する幅を有する第1のマークと、基準位置上に設けら
れ、所定の第1の幅を有して主走査方向に伸びる第2の
マークと、基準位置上に設けられ、第1の幅より狭い所
定の第2の幅を有して主走査方向に伸びる第3のマーク
を備えた調整用チャートを提供するものである。
【0017】また、本発明はピント調整におけるV
black とVG の差Vdif の影響をなくすため、副走査方
向に伸び、所定の幅と所定の間隔を有して並列に配置さ
れた複数の直線より成るラダー状の第1のマークと、撮
像素子に黒色受光時のセンサ電圧を出力させる幅を有
し、第1のマークに並列に設けられた第2のマークを備
えた調整用チャートを提供するものである。ここで、第
2のマークは主走査方向における中央に位置しているこ
とが好ましい。
【0018】更に、本発明は上記目的を実現するため、
副走査方向の基準位置の上下に伸び、副走査方向に直線
的に変化する幅を有する第1のマークと、基準位置上に
設けられ、所定の第1の幅を有して主走査方向に伸びる
第2のマークと、基準位置上に設けられ、第1の幅より
狭い所定の第2の幅を有して主走査方向に伸びる第3の
マークを備えた調整用チャートを照射し、第1より第3
のマークの反射光を撮像素子ユニットで受光することに
より第1より第3の画像信号を生成し、第1より第3の
マークの画像信号の中から撮像素子ユニットの副走査方
向の位置ずれ量と画像信号のレベルが比例関係にある1
つのマークの画像信号を選択し、1つのマークの画像信
号のレベルに基づいて副走査方向の位置ずれ量を算出し
て撮像素子ユニットの位置ずれ量を調整するようにした
撮像素子光学ユニットの調整方法を提供するものであ
る。
【0019】更にまた、本発明は上記目的を実現するた
め、ラダーマーク、及び黒の基準信号を発生するのに十
分な幅を有し、前記ラダーマークに並列に配置された黒
マークを有した調整用チャートを照射し、ラダーマー
ク、及び黒マークの反射光を撮像素子ユニットで受光す
ることによりそれぞれの画像信号を生成し、黒マークの
画像信号を基準にして得られたラダーマークの画像信号
の最大値と最小値に基づいてピントを算出して撮像素子
ユニットのピントを調整するようにした撮像素子光学ユ
ニットの調整方法を提供するものである。
【0020】
【作用】副走査方向の位置調整において、第1のマーク
である位置調整マークの幅が十分である位置では、その
幅の変化を検出して副走査方向の位置ずれ量を検出す
る。第1のマークである位置調整マークの幅が小さい位
置では、第2のマークである主走査方向に伸びる基準位
置マークと撮像素子の受光範囲の重なり度(第2のマー
クの計測値)に応じて副走査方向の位置ずれ量を検出す
る。撮像素子の受光範囲が第2のマークの幅に完全に含
まれてしまう位置では、第2のマークより幅の狭い第3
のマークである主走査方向に伸びる基準位置マークを使
用し、第3のマークと撮像素子の受光範囲の重なり度
(第3のマークの計測値)に応じて副走査方向の位置ず
れ量を検出する。
【0021】ピント調整において、ラダー部の反射光の
max (最大電圧値)とVmin (最小電圧値)の基準電
圧として隣接する白部分の反射光によって影響されない
十分な幅を有した黒マークの反射信号に基づくVblack
を使用してピントを求める。
【0022】
【実施例】以下、本発明の撮像素子光学ユニットの調整
用チャート、及び調整方法について添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0023】図1には、本発明の一実施例の撮像素子光
学ユニットの調整装置が示されている。この撮像素子光
学ユニットの調整装置は、像面のピント、結像倍率、及
び撮像素子3の主走査方向、及び副走査方向の位置ずれ
量をそれぞれ計測するための種々のマークが付された調
整用チャート34と、調整用チャート34の反射光に基
づく画像を倍率1/R(R≒4.54)に縮小する結像
レンズ2と、図示しない移動装置によって位置調整可能
な基板4に搭載され、調整用チャート34の各マークを
結像レンズ2を介して読み取る撮像素子3と、撮像素子
3から出力される出力信号を入力して所定の演算処理を
行う演算装置23と、調整用チャート34を照射する照
明装置6と、演算装置5の演算結果を表示する表示装置
7を備えて構成されている。
【0024】調整用チャート34は、図2に示すよう
に、主走査方向の原稿位置の左右の基準を示す基準位置
マーク13と、副走査方向の略中央に基準位置14Aを
有し、幅の変化によって副走査方向のずれ量を示す位置
調整マーク14と、位置調整マーク14で得たずれ量の
方向を示す方向マーク15と、副走査方向の基準を示す
第1の基準位置マーク24と、同じように副走査方向の
基準を示し、第1の基準位置マーク24より細い線幅の
第2の基準位置マーク25と、結像倍率を算出するため
の倍率検出マーク17と、ピントを算出するためのラダ
ー部18、主走査方向の中央に位置し、ラダー部18と
協働してピントを算出させる基準黒マーク26を有して
構成されている。
【0025】第1、及び第2の基準位置マーク24,2
5は、図3に示すように、中心が主走査方向に伸びる同
一線上に位置するように並列に設けられており、第1の
基準位置マーク24の副走査方向の幅をT1 、第2の基
準位置マーク25の副走査方向の線幅をT2 としたと
き、T2 =T1 −0.2mmの関係を有している。
【0026】また、基準黒マーク26は、撮像素子3で
読み取った時、その投影(読取)波形の両側のエッジ部
に相当する立ち下がりと立ち上がりが認識できる十分な
幅、換言すれば、正確なVblack が得られる幅を有して
いる。
【0027】演算装置23は、撮像素子3から出力され
る出力信号をA/D変換した後、信号処理を行って調整
用チャート34の各マークに応じた計測値を出力する波
形処理回路8と、波形処理回路8から出力される計測値
に基づいて、像面のピント、結像倍率、及び撮像素子3
の主走査方向と副走査方向の位置ずれ量を演算する演算
回路22と、照明装置6、及び表示装置7を駆動する駆
動回路10と、波形処理回路8、演算回路22、及び駆
動回路10を制御する制御回路11を有して構成されて
いる。
【0028】演算回路22は、波形処理回路8から出力
される調整用チャート34の位置調整マーク14の計測
値、第1の基準位置マーク24の計測値、及び第2の基
準位置マーク25の計測値を入力し、どのマークの計測
値を演算に用いるか選択するマーク選択部20と、マー
ク選択部20が選択した計測値に基づいて所定の演算を
行って、撮像素子3の副走査方向の位置のずれ量を算出
する位置算出部21と、波形処理回路8から出力される
調整用チャート34のラダー部18の計測値、及び基準
黒マーク26の計測値を入力して、ピントを算出するピ
ント算出部35を有して構成されている。演算回路22
は、他の演算、例えば、主走査方向の位置ずれ量の演算
や、結像倍率の演算も行うが、ここでは省略する。
【0029】以下、本発明の撮像素子光学ユニットの調
整方法を説明する。まず、適当な入力装置から制御回路
11に指令を送り、撮像素子光学ユニットの調整動作を
開始すると、制御回路11によって制御された駆動回路
10が照明装置6を駆動して調整用チャート34を照射
し、調整用チャート34の各マークが結像レンズ2を経
て撮像素子3の撮像面上に結像する。
【0030】撮像素子3は調整用チャート34の画像に
応じた出力信号を波形処理回路8に出力する。図4はそ
の出力波形を示し、27は位置調整マーク14に対応し
た波形を、28は方向マーク15に対応した波形を、2
9は第1の基準位置マーク24に対応した波形を、30
は第2の基準位置マーク25に対応した波形を、31は
ラダー部18に対応した波形を、32は基準黒マーク2
6に対応した波形を、32Aは基準黒マーク26の両側
の白い部分に対応した波形をそれぞれ示す。
【0031】波形処理回路8が撮像素子3から画像信号
を入力すると、A/D変換した後、所定の信号処理を施
すことにより、調整用チャート34の各マークの計測値
を演算回路22に出力する。
【0032】演算回路22では、この計測値のうち位置
調整マーク14に基づく波形27、第1の基準位置マー
ク24に基づく波形29、及び第2の基準位置マーク2
5に基づく波形30に対応した計測値がマーク選択部2
0に入力すると共に、ラダー部18に基づく波形31、
基準黒マーク26に基づく波形32、及び基準黒マーク
26の両側の白部分に基づく波形32Aに対応した計測
値がピント算出部35に入力する。
【0033】マーク選択部20は、位置調整マーク14
の計測値、第1の基準位置マーク24の計測値、及び第
2の基準位置マーク25の計測値を入力すると、それぞ
れの計測値の中から撮像素子3の副走査方向の位置と最
も比例関係にあるマークの計測値を選択して位置算出部
21に出力する。換言すると、位置ずれ量に対して一番
大きな変化率を有するマークの計測値を選択する。
【0034】ここで、マーク選択部20の計測値の選択
方法について、図5,及び図6を参照しながら説明す
る。
【0035】図5の(a),(b),(c) は、位置調整マーク1
4、第1の基準位置マーク24、及び第2の基準位置マ
ーク25の計測値と撮像素子3の副走査方向の位置の関
係をそれぞれ示す。この図において、マーク選択部20
は、まず、図6のS1 において計測した各マークの計測
値VP (位置調整マーク14の計測値)、Vn1(第1の
基準位置マーク24の計測値)、Vn2(第2の基準位置
マーク25の計測値)を入力すると、S2 において位置
調整マーク14の計測値VP の絶対値がk1 以上である
かを判定し、計測値VP の絶対値がk1 以上であれば位
置調整マーク14の計測値VP を選択する。計測値VP
の絶対値がk1 未満である場合には、S 3 において第1
の基準位置マーク24の計測値Vn1の絶対値がk2 以上
であるかを判定し、計測値Vn1の絶対値がk2 以上であ
れば第1の基準位置マーク24の計測値Vn1を選択し、
計測値Vn1の絶対値がk2 未満である場合には第2の基
準位置マーク25の計測値Vn2を選択する。
【0036】ここで、Vn1が|k1'|≧Vn1≧|k2
の範囲では、Vn1は副走査方向の位置ずれ量Zと比例関
係にあり、且つ、位置ずれ量Zに対して最も高い変化率
を有するので、計測値Vn1から位置ずれ量Zを正確に算
出でき、また、Vn2がk2'≧Vn2の範囲では、Vn2は副
走査方向の位置ずれ量と比例関係にあり、且つ、位置ず
れ量Zに対して最も高い変化率を有するので計測値Vn2
から正確に位置ずれ量Zを算出できる。つまり、図5の
(b) では、計測値と撮像素子3の副走査方向の位置が比
例関係にある領域は、撮像素子3の副走査方向の位置が
−55〜−30μm、30〜55μmであるから、図5
の(a) における−k1 、k1 はそれぞれ撮像素子3の副
走査方向の位置の−55μm、55μmに相当する位置
調整マーク14の計測値である。また、図5の(c) で
は、計測値と撮像素子3の副走査方向の位置が比例関係
にある領域は、撮像素子3の副走査方向の位置が−35
〜−10μm、10〜35μmであり、図5の(b) にお
ける−k2 、k2 はそれぞれ−35μm、35μmに相
当する第1の基準位置マーク24の計測値である。
【0037】このようにして位置算出部21がマーク選
択部20で選択した計測値を入力すると、選択したマー
クの計測値に応じて図5の(a),(b),(c) の関係の1つか
ら撮像素子3の副走査方向の位置を算出する。すなわ
ち、マーク選択部20が位置調整マーク14の計測値を
選択したときには図5の(a) の関係より、マーク選択部
20が第1の基準位置マーク24を選択したときには図
5の(b) の関係より、マーク選択部20が第2の基準位
置マーク25を選択したときには図5の(c) の関係より
それぞれ選択した計測値に応じた撮像素子3の副走査方
向の位置を算出し、これに基づいて位置ずれ量や副走査
方向に対する傾き等を算出する。
【0038】一方、ピント算出部35は、ラダー部18
に基づく波形31、及び基準黒マーク26に基づく波形
32に対応した計測値を入力すると、ラダー部18の白
部分の電圧Vmax 、ラダー部18の実線部の電圧
min 、及び基準黒マーク26の電圧black に基づい
て、(1) 式の演算を行ってピントMを算出する。
【0039】このようにして演算装置22によって演算
が行われると、表示装置7に演算結果が表示され、作業
者は表示結果を見ながら移動装置によって撮像素子3の
基板4をシフト、或いは回転させて撮像素子3を適切な
位置に固定する。なお、この移動装置によるシフト、或
いは回転を、図14に示すように、制御回路11によっ
て制御して自動調整することもできる。
【0040】以上説明した通り、調整用チャート34に
位置調整マーク14と第1の基準位置マーク24、及び
それより線幅が細い第2の基準位置マーク25を設け、
これらのマークの計測値から撮像素子3の副走査方向の
位置が比例関係の領域にある計測値を選択して、そのマ
ークと撮像素子3の副走査方向の位置の関係から選択し
た計測値に応じた撮像素子3の副走査方向の位置を算出
するため、撮像素子3の副走査方向の位置の計測精度を
向上させることができる。具体的には、特開平5−75
797号公報に開示されているように、幅0.4mmの
基準位置マーク1つで調整した場合と、本実施例による
0.4mmと0.2mmの幅の2種類の基準位置マーク
で調整した場合では、従来の調整が基準位置に対して約
±30μmの範囲で計測可能であったのに対し、本実施
例では約±10μmの範囲で計測可能となった。
【0041】また、ピント計測にあっては、調整用チャ
ート34の基準黒マーク26の電圧Vblack の計測値を
黒色の基準電圧として用いることで、(2) 式におけるV
difを0にすることが可能となる。このため、正確なピ
ント計測可能となる。また、ピントの他の算出方法とし
て、調整用チャート34の基準黒マーク26の両側の白
部分の電圧Vwhite を用いて以下のような演算を行うよ
うにしても良い。この場合においても、従来はVG で代
用していた黒色の基準電圧の値を測定により求めること
から正確なピント測定が可能となる。 ピントM=(Vmax −Vmin )/(Vwhite −Vblack ) ──(3)
【0042】基準黒マーク26の形状は、ピント計測時
に撮像素子3と調整用チャート34の位置関係がどのよ
うになっていても基準黒マーク26を検出できるよう
に、副走査方向の位置に依存しないで常に一定の幅をも
つ必要がある。この幅は、ピントが小さい場合にも安定
して検出できる必要がある。ピントが小さい場合((1)
式の計算結果が10%以下)、基準黒マーク26の撮像
素子3上の投影波形は図7に示すようになり、これより
判るように、基準黒マーク26のエッジ部は幅X=0.
7mmにわたって鈍っており、この幅Xを考慮した幅、
つまり、1.4mm以上の幅をもたせる必要がある。ま
た、基準黒マーク26は調整用チャート34の主走査方
向の中央に設けられているので、主走査方向の大きな位
置ずれがある状態でも検出可能となる。
【0043】以上の実施例では、第2の基準位置マーク
25の幅T2 を第1の基準位置マーク24の副走査方向
の幅T1 に対して、T2 =T1 −0.2mmにしたが、
図5の(b),(c) において計測値と撮像素子3の副走査方
向の位置がほぼ比例関係にある領域が連続して得られる
幅になっていれば、特にこれに限定するものではない。
計測値と撮像素子3の副走査方向の位置がほぼ比例関係
にある領域は、基準位置マークの幅に関係なく一定であ
り、図5の(b),(c) から判るように、基準位置マーク2
4、25の上下端に相当する副走査方向の位置、つま
り、基準位置マーク24、25の幅T1 、T2 と縮小率
1/Rより求まる位置で、図5の(b) では±44μm、
図5の(c) では±22μmの撮像素子3の副走査方向の
位置を中心として25μm程度である。また、比例関係
にある領域はピントによって異なるが、通常の画素が撮
像素子3に結像されている状態ではほぼ一定である。従
って、第1の基準位置マーク24の幅T1 を0.4mm
としたとき、第2の基準位置マーク25は以下の手順で
決まる。
【0044】第1の基準位置マーク24で計測値と副走
査方向位置が比例関係にある領域Pの下限値Pmin は、
【数1】 連続して計測できるようにするためには、第2の基準位
置マーク25で計測値と副走査方向位置が比例関係にあ
る領域Pの上限値が大きい必要がある。Pの上限値P
max は、領域Pの中央値をPcen とすると、
【数2】 よって、
【数3】 より、 Pcen >19〔μm〕 と求まる。これに倍率Rを乗じ、調整用チャート34上
の幅に換算すると、 19〔μm〕×R×2≒0.17〔mm〕 R: 倍率(≒4.54) となる。本実施例では、余裕をもたせるためこの値に
1.2を乗じた0.2〔mm〕と設計している。
【0045】以上より、連続した計測ができるための第
1の基準位置マーク24の幅T1 と第2の基準位置マー
ク25の幅T2 の関係は、比例関係にある範囲Pが決ま
れば、次式より求まる。 (T1 /2−P/2)<(T2 /2+P/2) これを整理すると、 T2 >T1 −2P P:計測値と副走査方向位置が比例関係にある副走査方
向範囲 ここで、第1の基準位置マーク24の幅T1 より第2の
基準位置マーク25の幅T2 は小さいことから、 T1 >T2 >T1 −2P となる。
【0046】また、上記の条件を満たすようにすれば、
2つ以上の基準位置マークを設けることもできる。図8
は、その一例を示し、第1、及び第2の基準位置マーク
24、25の他に第3の基準位置マーク33を設けてい
る。このような構成では、2つの基準位置マークを用い
たものより更に基準位置に近くなる調整を行うことがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像素子
光学ユニットの調整用チャート、及び調整方法による
と、撮像素子の受光範囲に対して異なった幅を有する少
なくとも2つの基準位置マークを設けたので、位置調整
マークの幅が狭くなる検出精度の低い範囲においても、
副走査方向の位置ずれ量と少なくとも2つの基準位置マ
ークの計測値の間に比例関係を維持することができる。
その結果、小さな値の副走査方向の位置ずれであっても
適確に検出することができる。
【0048】また、本発明の撮像素子光学ユニットの調
整用チャート、及び調整方法によると、黒の基準信号を
発生するのに十分な幅の黒マークをラダーマークに隣接
して設けたので、ピント計測値からグランド電位と黒基
準信号の差に基づく精度の低下要因を省くことが可能に
なり、高い精度のピント計測値を得ることができる。そ
の結果、撮像素子ユニットのピントを高い精度で調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】一実施例の調整用チャートを示す説明図。
【図3】調整用チャートの基準位置マークを示す説明
図。
【図4】調整用チャート読取時の撮像素子光学ユニット
の画像信号を示す波形図。
【図5】マーク計測値と撮像素子の副走査方向位置の関
係を表すグラフ。
【図6】マーク選択部による計測値の選択方法を示すフ
ローチャート。
【図7】撮像素子の基準黒マークに対応した画像信号を
示す波形図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す説明図。
【図9】従来の撮像素子光学ユニットの調整装置を示す
ブロック図。
【図10】従来の撮像素子光学ユニットの調整用チャー
トを示す説明図。
【図11】撮像素子のラインセンサにおける基準位置マ
ークの受光範囲を示す説明図。
【図12】基準位置マークの計測値と撮像素子の副走査
方向の位置の関係を表すグラフ。
【図13】ピント調整に用いる出力信号波形を示す説明
図。
【図14】従来の他の撮像素子光学ユニットの調整装置
を示すブロック図。
【符号の説明】
1 調整用チャート 2 結像レンズ 3 撮像素子 4 基板 5 演算装置 6 照明装置 7 表示装置 8 波形処理回路 9 演算回路 10 駆動回路 11 制御回路 12 移動装置 13 基準位置マーク 14 位置調整マーク 14A 基準位置 15 方向マーク 16 基準位置マーク 17 倍率検出マーク 18 ラダー部 19 受光範囲 20 マーク選択部 21 位置算出部 22 演算回路 23 演算装置 24 第1の基準位置マーク 25 第2の基準位置マーク 26 基準黒マーク 27 位置調整マークに対応する波形 28 方向マークに対応する波形 29 第1の基準位置マークに対応する波形 30 第2の基準位置マークに対応する波形 31 ラダー部に対応する波形 32 基準黒マークに対応する波形 32A 基準黒マークの両側の白部に対応する波形 33 第3の基準位置マーク 34 調整用チャート 35 ピント算出部
フロントページの続き (72)発明者 荒毛 一志 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に一次元的に配置された撮像
    素子を有し、複写機、ファクシミリ等の原稿を読み取る
    撮像素子ユニットの副走査方向の位置ずれ量を調整する
    撮像素子光学ユニットの調整用チャートにおいて、 副走査方向の基準位置の上下に伸び、副走査方向に直線
    的に変化する幅を有する第1のマークと、 前記基準位置上に設けられ、所定の第1の幅を有して主
    走査方向に伸びる第2のマークと、 前記基準位置上に設けられ、前記第1の幅より狭い所定
    の第2の幅を有して主走査方向に伸びる第3のマークを
    備えていることを特徴とする撮像素子光学ユニットの調
    整用チャート。
  2. 【請求項2】 主走査方向に一次元的に配置された撮像
    素子を有し、複写機、ファクシミリ等の原稿を読み取る
    撮像素子ユニットのピントを調整する撮像素子光学ユニ
    ットの調整用チャートにおいて、 副走査方向に伸び、所定の幅と所定の間隔を有して並列
    に配置された複数の直線より成るラダー状の第1のマー
    クと、 前記撮像素子に黒の基準信号を発生させるのに十分な幅
    を有し、前記第1のマークに並列に設けられた第2のマ
    ークを備えていることを特徴とする撮像素子光学ユニッ
    トの調整用チャート。
  3. 【請求項3】 前記第2のマークは、主走査方向におけ
    る中央に位置する構成を有する請求項2の撮像素子光学
    ユニットの調整用チャート。
  4. 【請求項4】 主走査方向に一次元的に配置された撮像
    素子を有し、複写機、ファクシミリ等の原稿を読み取る
    撮像素子ユニットの副走査方向の位置ずれ量を調整する
    撮像素子光学ユニットの調整方法において、 副走査方向の基準位置の上下に伸び、副走査方向に直線
    的に変化する幅を有する第1のマークと、前記基準位置
    上に設けられ、所定の第1の幅を有して主走査方向に伸
    びる第2のマークと、前記基準位置上に設けられ、前記
    第1の幅より狭い所定の第2の幅を有して主走査方向に
    伸びる第3のマークを備えた調整用チャートを照射し、 前記第1より第3のマークの反射光を前記撮像素子ユニ
    ットで受光することにより前記第1より第3のマークの
    画像信号を生成し、 前記第1より第3のマークの画像信号の中から前記撮像
    素子ユニットの副走査方向の位置ずれ量と前記画像信号
    のレベルが最も比例関係にある1つのマークの画像信号
    を選択し、 前記1つのマークの画像信号のレベルに基づいて前記副
    走査方向の位置ずれ量を算出して前記撮像素子ユニット
    の位置ずれを調整することを特徴とする撮像素子光学ユ
    ニットの調整方法。
  5. 【請求項5】 主走査方向に一次元的に配置された撮像
    素子を有し、複写機、ファクシミリ等の原稿を読み取る
    撮像素子ユニットのピントを調整する撮像素子光学ユニ
    ットの調整方法において、 ラダーマーク、及び黒の基準信号を発生するのに十分な
    幅を有し、前記ラダーマークに並列に配置された黒マー
    クを有した調整用チャートを照射し、 前記ラダーマーク、及び前記黒マークの反射光を前記撮
    像素子ユニットで受光することによりそれぞれの画像信
    号を生成し、 前記黒マークの前記画像信号を基準にして得られた前記
    ラダーマークの前記画像信号の最大値と最小値に基づい
    てピントを算出して前記撮像素子ユニットのピントを調
    整することを特徴とする撮像素子光学ユニットの調整方
    法。
JP6310713A 1994-12-14 1994-12-14 撮像素子光学ユニットの調整用チャート、及び調整方法 Pending JPH08167980A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010256471A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Aiphone Co Ltd フォーカス調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256471A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Aiphone Co Ltd フォーカス調整装置

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