JPH08168499A - 歯列矯正器および集団の標準化されたブラケットと歯の矯正のための器具の製作、組立および使用法 - Google Patents
歯列矯正器および集団の標準化されたブラケットと歯の矯正のための器具の製作、組立および使用法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 いろいろの人種集団や歯の不正咬合に特有の
特徴を持つ患者の歯に適合し、歯科医が治療の際にでき
るだけ手直しせずにすむような歯列矯正器の設計法を提
供する。 【解決手段】 個々の患者の個々の解剖学的構造に基づ
く特注の歯列矯正器の計算機化された設計法を用いて、
器具の設計パラメータを統計的に処理し、歯の解剖学的
構造の或る特徴や共通の治療上の問題や同様の望ましい
治療の目標を共有する患者集団用すなわち患者の種類用
の標準化された器具、特に歯列矯正ブラケット(20)
を作る方法。標準化されたブラケット(20)は人種ま
たは他の人類学的集団の患者用にいろいろの組合わせで
供給され、アジア人の患者用および白人の患者用のブラ
ケット(20)の組合わせおよびブラケットの集合を含
む。患者の治療法および集団に特有の器具を患者に供給
する方法も与えられている。
特徴を持つ患者の歯に適合し、歯科医が治療の際にでき
るだけ手直しせずにすむような歯列矯正器の設計法を提
供する。 【解決手段】 個々の患者の個々の解剖学的構造に基づ
く特注の歯列矯正器の計算機化された設計法を用いて、
器具の設計パラメータを統計的に処理し、歯の解剖学的
構造の或る特徴や共通の治療上の問題や同様の望ましい
治療の目標を共有する患者集団用すなわち患者の種類用
の標準化された器具、特に歯列矯正ブラケット(20)
を作る方法。標準化されたブラケット(20)は人種ま
たは他の人類学的集団の患者用にいろいろの組合わせで
供給され、アジア人の患者用および白人の患者用のブラ
ケット(20)の組合わせおよびブラケットの集合を含
む。患者の治療法および集団に特有の器具を患者に供給
する方法も与えられている。
Description
【0001】この出願は、係属中の米国特許出願第08
/141,376号、1993年10月22日出願、
「歯列矯正器の製作法」の部分継続であり、後者は米国
特許出願第07/775,589号、1991年10月
15日出願、現在放棄、の継続であり、更に後者は米国
特許出願第07/467,162号、1990年1月1
9日出願、現在米国特許第5,139,419号の部分
継続である。
/141,376号、1993年10月22日出願、
「歯列矯正器の製作法」の部分継続であり、後者は米国
特許出願第07/775,589号、1991年10月
15日出願、現在放棄、の継続であり、更に後者は米国
特許出願第07/467,162号、1990年1月1
9日出願、現在米国特許第5,139,419号の部分
継続である。
【0002】またこの出願は、係属中の米国特許出願第
07/973,973号、1993年11月9日出願、
「特注の歯列矯正器の設計および製作と歯の矯正のため
の方法と器具」の部分継続であり、後者は上述の放棄さ
れた米国特許出願第07/775,589号の部分継続
であり、また係属中の米国特許出願第07/875,6
63号、1992年4月29日出願の部分継続であり、
後者は上述の米国特許出願第07/467,162号の
継続である。
07/973,973号、1993年11月9日出願、
「特注の歯列矯正器の設計および製作と歯の矯正のため
の方法と器具」の部分継続であり、後者は上述の放棄さ
れた米国特許出願第07/775,589号の部分継続
であり、また係属中の米国特許出願第07/875,6
63号、1992年4月29日出願の部分継続であり、
後者は上述の米国特許出願第07/467,162号の
継続である。
【0003】この出願は、出願人がここに同時に出願し
た、「低輪郭の歯列矯正器」、「調整された歯列矯正ア
ーチワイヤとその製法」、「臼歯の近心回転を与える歯
列矯正器」に関連する。
た、「低輪郭の歯列矯正器」、「調整された歯列矯正ア
ーチワイヤとその製法」、「臼歯の近心回転を与える歯
列矯正器」に関連する。
【0004】上述の米国出願は共有され、またこの出願
の被譲渡人に譲渡されており、全てをこの出願の引例と
して明示する。
の被譲渡人に譲渡されており、全てをこの出願の引例と
して明示する。
【0005】
【産業上の利用分野】この出願は歯を矯正するための歯
列矯正器、特に標準化された歯列矯正ブラケットの集合
や、標準化された歯列矯正ブラケットの部分集合や、患
者用の個々の標準的な歯列矯正ブラケットを含む矯正器
に関し、またこれらの歯列矯正器を設計し、提供し、使
用する方法に関する。
列矯正器、特に標準化された歯列矯正ブラケットの集合
や、標準化された歯列矯正ブラケットの部分集合や、患
者用の個々の標準的な歯列矯正ブラケットを含む矯正器
に関し、またこれらの歯列矯正器を設計し、提供し、使
用する方法に関する。
【0006】
【従来の技術】従来歯列矯正医が希望し、歯列矯正器の
製作者が製作目標としていたのは、患者の個々の歯に取
り付けて歯列矯正アーチワイヤを支持し、患者の治療中
に歯列矯正医がワイヤをできるだけ手で曲げたり形を直
したりせずに済むような、歯列矯正ブラケットなどの矯
正器であった。この目標の追求では、歯列矯正医が理想
的と見なした、歯が自然な歯の位置にある患者の歯の解
剖学的構造の研究が行われた。このような研究の結果、
これまで作られた歯列矯正器は或る標準化された外形の
パラメータに従って作られた歯列矯正ブラケットであっ
て、歯列矯正医が、個々の患者の歯を或る選択された規
範に従って理想的と考えられる仕上げ位置に矯正するの
に最も適したブラケットを選択できるようなものであっ
た。
製作者が製作目標としていたのは、患者の個々の歯に取
り付けて歯列矯正アーチワイヤを支持し、患者の治療中
に歯列矯正医がワイヤをできるだけ手で曲げたり形を直
したりせずに済むような、歯列矯正ブラケットなどの矯
正器であった。この目標の追求では、歯列矯正医が理想
的と見なした、歯が自然な歯の位置にある患者の歯の解
剖学的構造の研究が行われた。このような研究の結果、
これまで作られた歯列矯正器は或る標準化された外形の
パラメータに従って作られた歯列矯正ブラケットであっ
て、歯列矯正医が、個々の患者の歯を或る選択された規
範に従って理想的と考えられる仕上げ位置に矯正するの
に最も適したブラケットを選択できるようなものであっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の矯正器
には、不正咬合の歯を持つ全ての患者の歯の解剖学的構
造に最も適したブラケットまたはその他の器具要素が含
まれていない。この理由の一端は、従来は歯列矯正治療
を行う必要のない患者の歯の形の研究を基にして歯列矯
正ブラケットを設計していたからである。更に、その患
者のほとんどは白人であった。従ってこれまで製作され
歯列矯正医が使用してきたブラケットやその他の器具要
素は、歯の解剖学的構造が理想的でかつ白人の患者には
適していたが、他の人種すなわち人類学的集団には適し
ていなかった。更にこのような標準化された器具要素
は、不正咬合の歯を持つ患者には理想からはほど遠かっ
た。従って、このようなブラケットやその他の器具要素
は、多くの白人の患者にも理想的ではなかった。
には、不正咬合の歯を持つ全ての患者の歯の解剖学的構
造に最も適したブラケットまたはその他の器具要素が含
まれていない。この理由の一端は、従来は歯列矯正治療
を行う必要のない患者の歯の形の研究を基にして歯列矯
正ブラケットを設計していたからである。更に、その患
者のほとんどは白人であった。従ってこれまで製作され
歯列矯正医が使用してきたブラケットやその他の器具要
素は、歯の解剖学的構造が理想的でかつ白人の患者には
適していたが、他の人種すなわち人類学的集団には適し
ていなかった。更にこのような標準化された器具要素
は、不正咬合の歯を持つ患者には理想からはほど遠かっ
た。従って、このようなブラケットやその他の器具要素
は、多くの白人の患者にも理想的ではなかった。
【0008】従来の標準化された歯列矯正ブラケットに
問題があった理由は、異なる集団の異なる歯の解剖学的
構造を持つ患者を十分考慮しなかっただけでなく、患者
の不正咬合の歯を動かす理想的な仕上げ位置を決定する
のに用いる基準が不十分であったためである。この基準
は、例えば個々の歯の指向角の規範を含んでいる。ここ
ではこれらは近心(mesial)(+)または遠心(distal)
(−)方向の水平な唇・舌方向の軸(labial-lingual ax
is) の回りの角形成(angulation)(「先端」)と、唇/
頬(+)または舌(−)方向の近心・遠心軸の回りの歯
の傾斜(「トルク」)と、垂直軸回りの近心(+、顔面
側から)または頬(−)方向の回転を含む。
問題があった理由は、異なる集団の異なる歯の解剖学的
構造を持つ患者を十分考慮しなかっただけでなく、患者
の不正咬合の歯を動かす理想的な仕上げ位置を決定する
のに用いる基準が不十分であったためである。この基準
は、例えば個々の歯の指向角の規範を含んでいる。ここ
ではこれらは近心(mesial)(+)または遠心(distal)
(−)方向の水平な唇・舌方向の軸(labial-lingual ax
is) の回りの角形成(angulation)(「先端」)と、唇/
頬(+)または舌(−)方向の近心・遠心軸の回りの歯
の傾斜(「トルク」)と、垂直軸回りの近心(+、顔面
側から)または頬(−)方向の回転を含む。
【0009】例えばアンドリュース(Andrews) の米国特
許第3,477,128号および第3,660,900
号とクルツ(Kurz)の第4,669,981号に開示され
ているように、歯列矯正の目標は、患者の口の中の個々
の歯の或る統計的な規範に従って、歯の顔面側(「顔面
軸」)の歯の表面の中点で特定の傾斜角を作る、歯の仕
上げ位置を得ることであった。このような規範は196
0年にアンドリュースが初めて発表したもので(ローレ
ンス F.アンドリュース、「矯正ワイヤ、その考え方
と器具」、L.A.ウエルス社、1989年を参照)、
これはほとんどが白人の患者の口の中の白人の歯から得
られた可能性が高くまた一般にそう信じられている統計
に基づいており、望ましいものとされてきた。しかしこ
のような規範からは、必ずしも全ての白人について理想
的な歯の配置は得られない。統計的に確立された顔面傾
斜角になるように歯を置くという考えは、治療や器具の
改善を決定する歯列矯正医に役に立った。というのは、
歯の顔面表面(facial surface)を目で見ることは簡単だ
からである。しかし患者の歯の機能的な突出に関して、
患者の集団内で平均的な歯の表面の形(歯の顔面軸を含
む)からのばらつきがあることは普通なので、顔面の測
定を基準にすると、歯の解剖学的構造が規範からずれて
いる個々の患者の治療の誤差がひどくなる可能性があ
る。
許第3,477,128号および第3,660,900
号とクルツ(Kurz)の第4,669,981号に開示され
ているように、歯列矯正の目標は、患者の口の中の個々
の歯の或る統計的な規範に従って、歯の顔面側(「顔面
軸」)の歯の表面の中点で特定の傾斜角を作る、歯の仕
上げ位置を得ることであった。このような規範は196
0年にアンドリュースが初めて発表したもので(ローレ
ンス F.アンドリュース、「矯正ワイヤ、その考え方
と器具」、L.A.ウエルス社、1989年を参照)、
これはほとんどが白人の患者の口の中の白人の歯から得
られた可能性が高くまた一般にそう信じられている統計
に基づいており、望ましいものとされてきた。しかしこ
のような規範からは、必ずしも全ての白人について理想
的な歯の配置は得られない。統計的に確立された顔面傾
斜角になるように歯を置くという考えは、治療や器具の
改善を決定する歯列矯正医に役に立った。というのは、
歯の顔面表面(facial surface)を目で見ることは簡単だ
からである。しかし患者の歯の機能的な突出に関して、
患者の集団内で平均的な歯の表面の形(歯の顔面軸を含
む)からのばらつきがあることは普通なので、顔面の測
定を基準にすると、歯の解剖学的構造が規範からずれて
いる個々の患者の治療の誤差がひどくなる可能性があ
る。
【0010】更に従来の基準は、歯列矯正治療を必要と
しない患者の歯の解剖学的構造と歯の仕上げ位置を理想
的と考え、これが不正咬合を直すための歯列矯正を行う
基礎になるという仮定に基づいていた。その結果、歯列
矯正器の要素は、歯列矯正を行わなければならない不正
咬合を生じる少なくとも部分的な原因になる歯や顎の形
を持っていない人の統計的集団に適合するように作られ
ていた。
しない患者の歯の解剖学的構造と歯の仕上げ位置を理想
的と考え、これが不正咬合を直すための歯列矯正を行う
基礎になるという仮定に基づいていた。その結果、歯列
矯正器の要素は、歯列矯正を行わなければならない不正
咬合を生じる少なくとも部分的な原因になる歯や顎の形
を持っていない人の統計的集団に適合するように作られ
ていた。
【0011】歯の顔面取り付け表面(歯列矯正治療を行
うときはこれにブラケットを取り付けるのが普通)の望
ましい傾斜が違うなど、母集団の間で歯の解剖学的構造
に差があることを考慮した上で、アンドリュース型の規
範が白人集団以外の患者に拡張された。日本人の患者に
ついてアンドリュースの規範に相当する規範を得るため
の研究が、エツコ・セバタによる研究、「日本人の正常
な咬合に関する歯と歯列弓形の歯列矯正学的研究」、歯
科学報(歯科学雑誌)、第80巻、第7号(1980
年)、11−35ページに報告されている。同様に、韓
国人の患者に対して、ヨン・チェル パク(Yound-Chel
Park) D.D.S.博士、韓国、ソウル、ヨンセイ大学
歯科学カレッジの論文「韓国人用の矯正ワイヤブラケッ
トの形態の研究」も発表されている。
うときはこれにブラケットを取り付けるのが普通)の望
ましい傾斜が違うなど、母集団の間で歯の解剖学的構造
に差があることを考慮した上で、アンドリュース型の規
範が白人集団以外の患者に拡張された。日本人の患者に
ついてアンドリュースの規範に相当する規範を得るため
の研究が、エツコ・セバタによる研究、「日本人の正常
な咬合に関する歯と歯列弓形の歯列矯正学的研究」、歯
科学報(歯科学雑誌)、第80巻、第7号(1980
年)、11−35ページに報告されている。同様に、韓
国人の患者に対して、ヨン・チェル パク(Yound-Chel
Park) D.D.S.博士、韓国、ソウル、ヨンセイ大学
歯科学カレッジの論文「韓国人用の矯正ワイヤブラケッ
トの形態の研究」も発表されている。
【0012】しかし、歯の顔面傾斜角を歯の仕上げ位置
の基準として用いたり、不正咬合でない歯の人を研究し
たりするなど、圧倒的に白人について行われた研究に内
在する同じ限界と仮定のために、これらの研究だけでは
アジア人の患者や、歯列矯正治療を必要とするその他の
集団の患者に適した歯の配置または歯列矯正器の設計を
することはできない。従って治療を必要とする多数の患
者の歯を、歯列矯正医ができるだけワイヤを手で曲げな
いようにして理想的な位置に動かす標準的な歯列矯正器
を作るという目的は、まだ達成されていない。
の基準として用いたり、不正咬合でない歯の人を研究し
たりするなど、圧倒的に白人について行われた研究に内
在する同じ限界と仮定のために、これらの研究だけでは
アジア人の患者や、歯列矯正治療を必要とするその他の
集団の患者に適した歯の配置または歯列矯正器の設計を
することはできない。従って治療を必要とする多数の患
者の歯を、歯列矯正医ができるだけワイヤを手で曲げな
いようにして理想的な位置に動かす標準的な歯列矯正器
を作るという目的は、まだ達成されていない。
【0013】従って、人類学的集団などのいろいろな患
者の集団に、従来の歯列矯正器に比べて彼らの歯の解剖
学的構造に一層理想的に適した標準的な歯列矯正器を提
供する必要がある。特に、異なる集団の患者に一層適し
た個々のまたは組み合わせた標準的な歯列矯正ブラケッ
トの設計法が必要である。
者の集団に、従来の歯列矯正器に比べて彼らの歯の解剖
学的構造に一層理想的に適した標準的な歯列矯正器を提
供する必要がある。特に、異なる集団の患者に一層適し
た個々のまたは組み合わせた標準的な歯列矯正ブラケッ
トの設計法が必要である。
【0014】
【課題を解決するための手段】出願人の判断によると、
理想的な歯の位置決め規範に導く従来の歯列矯正の研究
は、異なる人種集団の患者の間だけでなく、白人種集団
の患者の間でも、解剖学的構造や不正咬合が統計的に有
意な別の集団に分類される患者の間でも、解剖学的構造
のばらつきに十分独立でない基準に基づいている。従っ
て現在用いられている規範を用いると、理想的でない位
置に歯を置くことがしばしばある。例えば出願人の係属
中の特許出願第07/775,589号と第07/97
3,973号に示すように、歯の表面の傾斜を用いて歯
の傾斜角すなわちトルク角の設定の規範にすると、従来
の方法を改善するために前記特許申請において出願人が
提案した基準を用いた場合に比べて、歯の位置が最適で
はなくなる可能性がある。
理想的な歯の位置決め規範に導く従来の歯列矯正の研究
は、異なる人種集団の患者の間だけでなく、白人種集団
の患者の間でも、解剖学的構造や不正咬合が統計的に有
意な別の集団に分類される患者の間でも、解剖学的構造
のばらつきに十分独立でない基準に基づいている。従っ
て現在用いられている規範を用いると、理想的でない位
置に歯を置くことがしばしばある。例えば出願人の係属
中の特許出願第07/775,589号と第07/97
3,973号に示すように、歯の表面の傾斜を用いて歯
の傾斜角すなわちトルク角の設定の規範にすると、従来
の方法を改善するために前記特許申請において出願人が
提案した基準を用いた場合に比べて、歯の位置が最適で
はなくなる可能性がある。
【0015】出願人の米国特許出願第07/973,9
73号とその中に含めた出願において、出願人が提供し
たのは、個々の患者の解剖学的構造に基づいて個々に理
想的な結果を得る特注のブラケットを含む特注の歯列矯
正器を設計し製作する方法である。更に、個別に器具を
設計することを考慮して、出願人は、従来の方法で用い
られた規範とは異なる規範に従えば歯をよりよい位置に
置くことができると結論した。例えば出願人の結論で
は、歯の本体の傾斜は患者の間の解剖学的構造の違いに
よるというよりは歯の顔面傾斜による。これはこのよう
な違いが、異なる集団の患者の歯の間に起こるか同じ集
団の患者の間に起こるかによらない。
73号とその中に含めた出願において、出願人が提供し
たのは、個々の患者の解剖学的構造に基づいて個々に理
想的な結果を得る特注のブラケットを含む特注の歯列矯
正器を設計し製作する方法である。更に、個別に器具を
設計することを考慮して、出願人は、従来の方法で用い
られた規範とは異なる規範に従えば歯をよりよい位置に
置くことができると結論した。例えば出願人の結論で
は、歯の本体の傾斜は患者の間の解剖学的構造の違いに
よるというよりは歯の顔面傾斜による。これはこのよう
な違いが、異なる集団の患者の歯の間に起こるか同じ集
団の患者の間に起こるかによらない。
【0016】上述の米国特許において、出願人は従来の
技術より優れた改善案を提供した。特に、歯の傾斜の出
発値を用いて、個々の患者から得た歯の形のデータから
理想的な歯の仕上げ位置を自動的に計算する、歯列矯正
パラメータの改善案を提供した。計算機化されたパラメ
ータの改善により、出願人は歯の傾斜角が治療を受ける
特定の患者にとって理想的な角になるように最適化す
る。計算機化された方法を用いることにより出願人が特
に発見したことは、白人の患者にもアジア人の患者にも
またその他の人種や人類学的集団の患者にも、従来歯の
配置に用いられた規範やブラケットはかなり改善を必要
とする、ということであった。その結果、従来受け入れ
られた基準に従って与えられた標準化されたブラケット
は改善することができる。更に、特定の人種または他の
集団の患者用に標準化されたブラケットを与えることに
より、機能のより優れた、標準化された器具が得られ
る。
技術より優れた改善案を提供した。特に、歯の傾斜の出
発値を用いて、個々の患者から得た歯の形のデータから
理想的な歯の仕上げ位置を自動的に計算する、歯列矯正
パラメータの改善案を提供した。計算機化されたパラメ
ータの改善により、出願人は歯の傾斜角が治療を受ける
特定の患者にとって理想的な角になるように最適化す
る。計算機化された方法を用いることにより出願人が特
に発見したことは、白人の患者にもアジア人の患者にも
またその他の人種や人類学的集団の患者にも、従来歯の
配置に用いられた規範やブラケットはかなり改善を必要
とする、ということであった。その結果、従来受け入れ
られた基準に従って与えられた標準化されたブラケット
は改善することができる。更に、特定の人種または他の
集団の患者用に標準化されたブラケットを与えることに
より、機能のより優れた、標準化された器具が得られ
る。
【0017】従ってこの発明の目的は、理想的な歯の配
置を早く決め、またこの器具を用いれば歯列矯正医がア
ーチワイヤを曲げたり作り直したりするなどの手作業の
調整をできるだけ少なくするという、歯列矯正の目的を
達成するのに役立つ、標準化された歯列矯正器、特に歯
列矯正器の標準化された歯列矯正ブラケットを提供する
ことである。
置を早く決め、またこの器具を用いれば歯列矯正医がア
ーチワイヤを曲げたり作り直したりするなどの手作業の
調整をできるだけ少なくするという、歯列矯正の目的を
達成するのに役立つ、標準化された歯列矯正器、特に歯
列矯正器の標準化された歯列矯正ブラケットを提供する
ことである。
【0018】この発明の特定の目的は、歯列矯正医がで
きるだけ手直しせずにその集団の患者の歯の配置を最適
にし、かつ集団の構成員が共通に持ちまた他の集団の構
成員から区別する歯の解剖学的構造の特徴に適合させる
のに適した、いろいろの人種集団の患者のための別個の
標準化された歯列矯正器、特に矯正器の歯列矯正ブラケ
ットやブラケットの集合やブラケットの部分集合を提供
することである。ここで用いる「ブラケット」という語
は標準的なタイウィング(tie wing)ブラケットと呼ぶも
のを含み、タイウィングブラケットは歯に結合されたベ
ース面から突き出た、中に長方形の断面のアーチワイヤ
スロットを持つ1個または対になったアーチワイヤ支持
ウィングを含む。またここで用いる「ブラケット」とい
う語は、アーチワイヤを支持しかつアーチワイヤと患者
の歯の間を接続する頬管などの、他の型の歯列矯正器要
素を含む。
きるだけ手直しせずにその集団の患者の歯の配置を最適
にし、かつ集団の構成員が共通に持ちまた他の集団の構
成員から区別する歯の解剖学的構造の特徴に適合させる
のに適した、いろいろの人種集団の患者のための別個の
標準化された歯列矯正器、特に矯正器の歯列矯正ブラケ
ットやブラケットの集合やブラケットの部分集合を提供
することである。ここで用いる「ブラケット」という語
は標準的なタイウィング(tie wing)ブラケットと呼ぶも
のを含み、タイウィングブラケットは歯に結合されたベ
ース面から突き出た、中に長方形の断面のアーチワイヤ
スロットを持つ1個または対になったアーチワイヤ支持
ウィングを含む。またここで用いる「ブラケット」とい
う語は、アーチワイヤを支持しかつアーチワイヤと患者
の歯の間を接続する頬管などの、他の型の歯列矯正器要
素を含む。
【0019】この発明の更に特定の目的は、白人種の患
者用や、アジア人種、特に同様な歯の解剖学的構造を持
つ日本人、中国人、韓国人、その他の国民を含むアジア
人種の患者用の、歯列矯正歯の配置という目的を達する
のに特に適した、標準的な歯列矯正器、特にそのブラケ
ットを提供することである。
者用や、アジア人種、特に同様な歯の解剖学的構造を持
つ日本人、中国人、韓国人、その他の国民を含むアジア
人種の患者用の、歯列矯正歯の配置という目的を達する
のに特に適した、標準的な歯列矯正器、特にそのブラケ
ットを提供することである。
【0020】この発明の別の目的は、上述のような歯列
矯正器を提供し、またいろいろな人種集団の患者に、こ
れらの集団に最も適した器具を適合させる方法を提供す
ることである。
矯正器を提供し、またいろいろな人種集団の患者に、こ
れらの集団に最も適した器具を適合させる方法を提供す
ることである。
【0021】この発明の追加の目的は、アジア人、白
人、その他の人種的にまたは他の解剖学的に識別可能な
集団であってその集団の構成員を他の集団の構成員から
識別することのできる特徴的な歯の解剖学的構造を持つ
集団など、識別可能な人種集団の患者の治療を容易にす
るよう適切に標準化された、歯列矯正器具の設計法を提
供することである。
人、その他の人種的にまたは他の解剖学的に識別可能な
集団であってその集団の構成員を他の集団の構成員から
識別することのできる特徴的な歯の解剖学的構造を持つ
集団など、識別可能な人種集団の患者の治療を容易にす
るよう適切に標準化された、歯列矯正器具の設計法を提
供することである。
【0022】この発明の更に別の目的は、特定の人種集
団の患者に正しく適合させると、いろいろの人種集団の
構成員に最も広く適用できる統計的な規範に従う基準を
基にして患者の歯を矯正する、標準化された歯列矯正器
を提供することである。
団の患者に正しく適合させると、いろいろの人種集団の
構成員に最も広く適用できる統計的な規範に従う基準を
基にして患者の歯を矯正する、標準化された歯列矯正器
を提供することである。
【0023】この発明の一般的な目的は、共通の解剖学
的構造または共通の不正咬合の特徴を持つ、いろいろに
定義される患者の集団の構成員である患者に特に適し
た、標準化された歯列矯正器と、そのような標準的な歯
列矯正器を設計し製作する方法を提供することである。
的構造または共通の不正咬合の特徴を持つ、いろいろに
定義される患者の集団の構成員である患者に特に適し
た、標準化された歯列矯正器と、そのような標準的な歯
列矯正器を設計し製作する方法を提供することである。
【0024】出願人はこの発明の方法を用いることによ
り、平均的な患者の、特に人種的集団および他の一般的
に歯列矯正治療を受ける集団の平均的な患者の、歯の全
体の形は、広く仮定されている一般的な歯の形とは異な
っているということを発見したが、この発明の或る態様
は部分的にこの事実に基づいている。更に、このような
平均的な患者にとっての理想的な歯の仕上げ位置は、理
想的であると広く見なされていた位置とも異なってい
る。従って、平均的な患者に、特に一般的に治療を受け
る患者の集団の平均的な患者に最適な標準化された器具
は、広く仮定されているものとは異なる。
り、平均的な患者の、特に人種的集団および他の一般的
に歯列矯正治療を受ける集団の平均的な患者の、歯の全
体の形は、広く仮定されている一般的な歯の形とは異な
っているということを発見したが、この発明の或る態様
は部分的にこの事実に基づいている。更に、このような
平均的な患者にとっての理想的な歯の仕上げ位置は、理
想的であると広く見なされていた位置とも異なってい
る。従って、平均的な患者に、特に一般的に治療を受け
る患者の集団の平均的な患者に最適な標準化された器具
は、広く仮定されているものとは異なる。
【0025】この発明の或る原理に従って、いろいろの
患者の集団用の標準化された器具を設計する方法が与え
られる。いろいろの患者に最適に設計された歯列矯正器
の設計構成データを蓄積することによりいろいろの集団
用の設計が確立され、次にこのデータと、機器設計の対
象となる患者が構成員である集団のデータとを相関させ
て、その集団に最適な標準化された設計に達する。上に
引用した米国特許出願第07/973,973号とこれ
に含まれている出願および特許において出願人が提案し
た方法に従って、特注の歯列矯正器の計算機化された設
計から統計を蓄積することが望ましい。
患者の集団用の標準化された器具を設計する方法が与え
られる。いろいろの患者に最適に設計された歯列矯正器
の設計構成データを蓄積することによりいろいろの集団
用の設計が確立され、次にこのデータと、機器設計の対
象となる患者が構成員である集団のデータとを相関させ
て、その集団に最適な標準化された設計に達する。上に
引用した米国特許出願第07/973,973号とこれ
に含まれている出願および特許において出願人が提案し
た方法に従って、特注の歯列矯正器の計算機化された設
計から統計を蓄積することが望ましい。
【0026】出願人の特注の機器設計法では、歯列矯正
治療を必要とする患者の口の形に関する歯の解剖学的な
ディジタルデータをとり、この患者の理想的な歯の仕上
げ位置を自動的に計算し、歯に取り付けるブラケットな
どの器具の接続点や、アーチワイヤやブラケットの形な
どの器具の外形を自動的に得る。この発明ではこのよう
な統計と、患者がその構成員でありまた患者の歯の解剖
学的構造が似ている集団を識別するデータとを組み合わ
せる。この統計を用いて、その集団の最大数の構成員に
最も適していると思われる統計的に平均的な設計が得ら
れる。
治療を必要とする患者の口の形に関する歯の解剖学的な
ディジタルデータをとり、この患者の理想的な歯の仕上
げ位置を自動的に計算し、歯に取り付けるブラケットな
どの器具の接続点や、アーチワイヤやブラケットの形な
どの器具の外形を自動的に得る。この発明ではこのよう
な統計と、患者がその構成員でありまた患者の歯の解剖
学的構造が似ている集団を識別するデータとを組み合わ
せる。この統計を用いて、その集団の最大数の構成員に
最も適していると思われる統計的に平均的な設計が得ら
れる。
【0027】更にこの発明の原理を用いると、複数の患
者集団用の標準化された器具設計が可能である。特に、
人類学的すなわち人種的な類似性に基づいて一般に分類
された患者用の標準化された器具が与えられる。ここで
特に与えられるのは、白人の患者用の標準化された歯列
矯正器と、アジア人の患者用の標準化された器具であ
る。器具の設計は、従来の技術により他の方法で使用可
能な器具よりも、その集団の実質的に全ての構成員に一
層適した歯列矯正ブラケットの集合を含むことが望まし
い。
者集団用の標準化された器具設計が可能である。特に、
人類学的すなわち人種的な類似性に基づいて一般に分類
された患者用の標準化された器具が与えられる。ここで
特に与えられるのは、白人の患者用の標準化された歯列
矯正器と、アジア人の患者用の標準化された器具であ
る。器具の設計は、従来の技術により他の方法で使用可
能な器具よりも、その集団の実質的に全ての構成員に一
層適した歯列矯正ブラケットの集合を含むことが望まし
い。
【0028】更に、標準化された器具の設計法を用い
て、ここでは特にアジア人および白人集団の部分集団を
含む、他の集団または部分集団用の標準化された器具を
作ることができる。例えば改善され標準化された器具
を、マレーシア人やインドネシア人の部分集団の患者用
に別個に設計することができ、これは日本人や中国人や
韓国人などのアジア人の患者の部分集団を含むアジア人
の患者用に特に適した標準化された器具より、上記の部
分集団に一層適していると考えられる。
て、ここでは特にアジア人および白人集団の部分集団を
含む、他の集団または部分集団用の標準化された器具を
作ることができる。例えば改善され標準化された器具
を、マレーシア人やインドネシア人の部分集団の患者用
に別個に設計することができ、これは日本人や中国人や
韓国人などのアジア人の患者の部分集団を含むアジア人
の患者用に特に適した標準化された器具より、上記の部
分集団に一層適していると考えられる。
【0029】標準化されたブラケットの各集合は、患者
の臼歯の前部すなわち近心の上側の10本の歯用の上側
の10個のブラケットの部分集合と、患者の臼歯の近心
の下側の10本の歯用の下側の10個のブラケットの部
分集合とを含む、20個または24個または28個のブ
ラケットの集合を含むことが望ましい。また各部分集合
は、それぞれの第1臼歯用の2個のブラケットを含んで
もよく、またそれぞれの第2臼歯用の2個のブラケット
を更に含んでもよい。上側および下側の各部分集合は、
中央部と側部と犬歯と第1および第2双頭歯を含む歯の
1つのために特に設計された構成をそれぞれが持つ、5
個のブラケットから成る右半分の部分集合と、また望ま
しくは患者の口の各側の第1および第2臼歯を含む。各
歯列弓の片側にある各歯用のブラケットは、同じ歯列弓
の向かい側にある対応する歯用のブラケットの鏡像であ
ることが望ましい。
の臼歯の前部すなわち近心の上側の10本の歯用の上側
の10個のブラケットの部分集合と、患者の臼歯の近心
の下側の10本の歯用の下側の10個のブラケットの部
分集合とを含む、20個または24個または28個のブ
ラケットの集合を含むことが望ましい。また各部分集合
は、それぞれの第1臼歯用の2個のブラケットを含んで
もよく、またそれぞれの第2臼歯用の2個のブラケット
を更に含んでもよい。上側および下側の各部分集合は、
中央部と側部と犬歯と第1および第2双頭歯を含む歯の
1つのために特に設計された構成をそれぞれが持つ、5
個のブラケットから成る右半分の部分集合と、また望ま
しくは患者の口の各側の第1および第2臼歯を含む。各
歯列弓の片側にある各歯用のブラケットは、同じ歯列弓
の向かい側にある対応する歯用のブラケットの鏡像であ
ることが望ましい。
【0030】更にこの発明では、各集合のブラケットは
それぞれ特定の集団の患者の特定の歯用の、特定の標準
化された外形を持つ。各ブラケットやバンドやその他の
要素は与えられた特定の設計から幾分ずれることがある
が、1つの集合のブラケットの間および特に隣りの歯の
ブラケットの間の相対的な寸法のパラメータは、いろい
ろの患者集団用のブラケットの標準化のために確立され
る。
それぞれ特定の集団の患者の特定の歯用の、特定の標準
化された外形を持つ。各ブラケットやバンドやその他の
要素は与えられた特定の設計から幾分ずれることがある
が、1つの集合のブラケットの間および特に隣りの歯の
ブラケットの間の相対的な寸法のパラメータは、いろい
ろの患者集団用のブラケットの標準化のために確立され
る。
【0031】この発明の望ましい実施態様では、特定の
集団の患者の特定の歯に特に適したユニークで新規な外
形を持つブラケットが、特に患者の他の歯の他の特定の
ブラケット、より詳しくは隣の歯のブラケットと、組み
合わされて与えられる。
集団の患者の特定の歯に特に適したユニークで新規な外
形を持つブラケットが、特に患者の他の歯の他の特定の
ブラケット、より詳しくは隣の歯のブラケットと、組み
合わされて与えられる。
【0032】更にこの発明の諸態様のブラケットの外形
は、低輪郭の弓形のアーチワイヤと組み合わせて、やは
り実用的な最低輪郭の全体の歯列矯正器を作るように設
計される。更に、この発明が提供するブラケットを用い
て作る器具は、仕上げ位置に歯を動かす規範に従って歯
を動かす設計であり、また歯冠長さ軸(crown long axe
s) 方向に基づいた歯のトルク角すなわち傾斜角の基準
に従って、ブラケットを標準化する対象の患者の集団用
に最適化された設計である。
は、低輪郭の弓形のアーチワイヤと組み合わせて、やは
り実用的な最低輪郭の全体の歯列矯正器を作るように設
計される。更に、この発明が提供するブラケットを用い
て作る器具は、仕上げ位置に歯を動かす規範に従って歯
を動かす設計であり、また歯冠長さ軸(crown long axe
s) 方向に基づいた歯のトルク角すなわち傾斜角の基準
に従って、ブラケットを標準化する対象の患者の集団用
に最適化された設計である。
【0033】またこの発明では、この発明のブラケット
設計と、患者がその構成員である集団に対応するデータ
とを相関させることにより、特定の人種や他の集団の患
者の特定の歯に用いる個々のブラケットやブラケットの
組合わせや他の器具部品を選択する。
設計と、患者がその構成員である集団に対応するデータ
とを相関させることにより、特定の人種や他の集団の患
者の特定の歯に用いる個々のブラケットやブラケットの
組合わせや他の器具部品を選択する。
【0034】更にこの発明の原理では、標準化された器
具のブラケットまたはバンドのアーチワイヤ支持は、一
般に患者の歯に取り付けたブラケットや他の要素と理想
的に作用し、歯の咬合面から間隔をとったアーチワイヤ
平面内のアーチワイヤを支持して、治療中の干渉を避け
て最適に機能するように作られる。
具のブラケットまたはバンドのアーチワイヤ支持は、一
般に患者の歯に取り付けたブラケットや他の要素と理想
的に作用し、歯の咬合面から間隔をとったアーチワイヤ
平面内のアーチワイヤを支持して、治療中の干渉を避け
て最適に機能するように作られる。
【0035】この発明の標準化された器具は歯列矯正配
置をより速くより正確に行うことができ、またこの発明
に従う指定の人種または他の治療集団の患者に与える
と、歯列矯正医が必要とする時間と手作業とワイヤの曲
げを最小にする。特にこの発明は、従来の技術のブラケ
ットより一層広いアジア人集団の患者用として一層適し
た、指定されたアジア人用のブラケットの集合に属する
ブラケットを与え、また従来の技術のブラケットより一
層広い白人集団の患者用として一層適した、指定された
白人用のブラケットの集合に属するブラケットを与え
る。
置をより速くより正確に行うことができ、またこの発明
に従う指定の人種または他の治療集団の患者に与える
と、歯列矯正医が必要とする時間と手作業とワイヤの曲
げを最小にする。特にこの発明は、従来の技術のブラケ
ットより一層広いアジア人集団の患者用として一層適し
た、指定されたアジア人用のブラケットの集合に属する
ブラケットを与え、また従来の技術のブラケットより一
層広い白人集団の患者用として一層適した、指定された
白人用のブラケットの集合に属するブラケットを与え
る。
【0036】この発明のこれらの目的や利点は、図面や
望ましい実施態様の以下の詳細な説明から容易に明らか
になる。
望ましい実施態様の以下の詳細な説明から容易に明らか
になる。
【0037】
【実施例】この発明に従って歯列矯正器の標準化され
た、集団に特定のブラケットを設計するには、その集団
の人の歯の形の非常に正確なデータが必要である。従っ
て出願人は、上に引例として用いた米国特許出願第07
/973,973号、1993年11月9日出願、「特
注の歯列矯正器の設計および製作と歯の矯正のための方
法と装置」に開示されている発明を使用する際にデータ
を作った。上記出願は、個々の患者の解剖学的構造に基
づいて特注の歯列矯正器を設計する方法の詳細を説明し
ている。このような器具の設計において、出願人はこの
発明のために、特注の歯列矯正器のブラケットとアーチ
ワイヤの外形のデータと、患者が属する集団を決定する
ことができるデータとを生成し、得られた理想的なブラ
ケットおよびアーチワイヤの外形と相関させた。理想的
な特注器具の設計法は前記出願に詳細に記述されてお
り、その中でこの発明に直接関係する部分の概要をここ
に述べる。
た、集団に特定のブラケットを設計するには、その集団
の人の歯の形の非常に正確なデータが必要である。従っ
て出願人は、上に引例として用いた米国特許出願第07
/973,973号、1993年11月9日出願、「特
注の歯列矯正器の設計および製作と歯の矯正のための方
法と装置」に開示されている発明を使用する際にデータ
を作った。上記出願は、個々の患者の解剖学的構造に基
づいて特注の歯列矯正器を設計する方法の詳細を説明し
ている。このような器具の設計において、出願人はこの
発明のために、特注の歯列矯正器のブラケットとアーチ
ワイヤの外形のデータと、患者が属する集団を決定する
ことができるデータとを生成し、得られた理想的なブラ
ケットおよびアーチワイヤの外形と相関させた。理想的
な特注器具の設計法は前記出願に詳細に記述されてお
り、その中でこの発明に直接関係する部分の概要をここ
に述べる。
【0038】図1の流れ図は、プログラムされたディジ
タル計算機と幾つかの手動段階で実行される段階を含む
方法(100)を示すもので、段階番号は以下の関連す
る説明において括弧をつけて示す。この方法では、集団
の標準化された器具の設計と製作と使用は、特注の歯列
矯正器の計算機化された設計と製作で始まる。まず(1
02)で分類データを記憶する。これは患者が構成員で
ある集団を識別するのに用いることができるデータで、
人種や性別や患者が属する人種集団を決定するのに役立
つその他のデータである。この集団は患者の歯の解剖学
的構造のデータの相関に基づいて後で決定され、その患
者が属する集団と、例えば同様な歯や顎の形を持つ他の
患者が属する集団を定義する。また集団は、歯が不正咬
合であって歯列矯正を必要とする患者や、特定の不正咬
合を持つ患者や、例えば抜歯などの特定の治療を必要と
する患者の集団と定義してもよい。どちらにしても、咬
合が理想的な人からではなくて、器具を設計する対象で
ある歯列矯正治療を必要とする患者からの解剖学的形状
のデータを集める(104)ことが望ましいと出願人は
結論した。
タル計算機と幾つかの手動段階で実行される段階を含む
方法(100)を示すもので、段階番号は以下の関連す
る説明において括弧をつけて示す。この方法では、集団
の標準化された器具の設計と製作と使用は、特注の歯列
矯正器の計算機化された設計と製作で始まる。まず(1
02)で分類データを記憶する。これは患者が構成員で
ある集団を識別するのに用いることができるデータで、
人種や性別や患者が属する人種集団を決定するのに役立
つその他のデータである。この集団は患者の歯の解剖学
的構造のデータの相関に基づいて後で決定され、その患
者が属する集団と、例えば同様な歯や顎の形を持つ他の
患者が属する集団を定義する。また集団は、歯が不正咬
合であって歯列矯正を必要とする患者や、特定の不正咬
合を持つ患者や、例えば抜歯などの特定の治療を必要と
する患者の集団と定義してもよい。どちらにしても、咬
合が理想的な人からではなくて、器具を設計する対象で
ある歯列矯正治療を必要とする患者からの解剖学的形状
のデータを集める(104)ことが望ましいと出願人は
結論した。
【0039】分類データを集めた個々の患者について、
患者の個々の歯をそしてまた望ましくは患者の下顎骨の
形を、ディジタルで表現することから器具の設計が始ま
る。ディジタル化は完全な三次元モデルの形でもよく、
またデータの収集は選択的でもよい。どちらにしても、
データを処理して患者の歯の簡単化したモデルを作る
(106)ことが望ましい。このような簡単化したモデ
ルは、近心・遠心方向で見た、すなわち歯の近心側から
各顎の歯列弓に沿って遠心の方に見た、患者の歯の輪郭
の形であることが望ましい。臼歯に対して近心の歯のこ
のような輪郭の例を、図2Aに示す。
患者の個々の歯をそしてまた望ましくは患者の下顎骨の
形を、ディジタルで表現することから器具の設計が始ま
る。ディジタル化は完全な三次元モデルの形でもよく、
またデータの収集は選択的でもよい。どちらにしても、
データを処理して患者の歯の簡単化したモデルを作る
(106)ことが望ましい。このような簡単化したモデ
ルは、近心・遠心方向で見た、すなわち歯の近心側から
各顎の歯列弓に沿って遠心の方に見た、患者の歯の輪郭
の形であることが望ましい。臼歯に対して近心の歯のこ
のような輪郭の例を、図2Aに示す。
【0040】図2Aのように、患者の歯のそれぞれにつ
いてこのような輪郭PFを作る。この輪郭は、患者の上
顎と下顎のモールドから作った患者の歯の型を機械的に
走査することにより、または垂直な唇・舌平面内の歯の
計算機化されたモデルをディジタルで走査することによ
り、または口の中で歯が適合している様子および異なる
歯の咬合の様子を示すのに最も適した歯の突出を他の方
法で取り出すことにより、生成することができる。得ら
れた輪郭は、歯を2分する垂直の唇・舌平面内の歯の断
面であるが、複数の咬頭を持つ歯では、それぞれがこの
面上の投影に似ていて、歯の舌側と頬側の咬頭の先端(l
ingual and buccal cusp tips)や、中央の溝および/ま
たは周辺の隆起の位置や、歯冠の頬側と舌側の歯肉の接
触点の位置などを含む、記号的な輪郭であることが望ま
しい。
いてこのような輪郭PFを作る。この輪郭は、患者の上
顎と下顎のモールドから作った患者の歯の型を機械的に
走査することにより、または垂直な唇・舌平面内の歯の
計算機化されたモデルをディジタルで走査することによ
り、または口の中で歯が適合している様子および異なる
歯の咬合の様子を示すのに最も適した歯の突出を他の方
法で取り出すことにより、生成することができる。得ら
れた輪郭は、歯を2分する垂直の唇・舌平面内の歯の断
面であるが、複数の咬頭を持つ歯では、それぞれがこの
面上の投影に似ていて、歯の舌側と頬側の咬頭の先端(l
ingual and buccal cusp tips)や、中央の溝および/ま
たは周辺の隆起の位置や、歯冠の頬側と舌側の歯肉の接
触点の位置などを含む、記号的な輪郭であることが望ま
しい。
【0041】主として計算の目的のために輪郭PFを簡
単化した数学モデルの形にし、多くの計算において歯を
唇・舌方向に延び、歯の近心・遠心幅を2分し、歯冠長
さ軸と定義される線を含む、垂直な二次元のものとして
扱う。輪郭は、図2Bは下側の臼歯すなわち双頭歯の
例、図2Cは下側の切歯すなわち犬歯の例、図2Dを上
側の臼歯すなわち双頭歯の例、図2Eは上部の側部(la
terals) または中央部(centrals)の例の略図を示す。こ
れらの輪郭は、各歯形のディジタル化された情報から計
算機で作る。
単化した数学モデルの形にし、多くの計算において歯を
唇・舌方向に延び、歯の近心・遠心幅を2分し、歯冠長
さ軸と定義される線を含む、垂直な二次元のものとして
扱う。輪郭は、図2Bは下側の臼歯すなわち双頭歯の
例、図2Cは下側の切歯すなわち犬歯の例、図2Dを上
側の臼歯すなわち双頭歯の例、図2Eは上部の側部(la
terals) または中央部(centrals)の例の略図を示す。こ
れらの輪郭は、各歯形のディジタル化された情報から計
算機で作る。
【0042】作った後、(108)唇・舌方向に延びる
平面内の歯の輪郭の本体中心を表す、歯冠長さ軸CLA
を表す線が得られる。CLAは輪郭上の4点を定義する
ことにより得られる。前歯では(図2Cと図2E)、ゴ
ム質を持つ歯冠の輪郭上の舌の接触点P1 と、切縁の先
端の舌側の点P2 と、切縁の先端の唇側のほぼ同じ高さ
にある対応する点P3 と、ゴム質を持つ歯冠の輪郭上の
唇の接触点P4 である。次に点P2 とP3 の間に線L1
を引き、点P1 とP4 を結ぶ線L2 を引き、線L1 とL
2 の中点を決定して、それぞれ切縁の中点ICPと歯肉
の中点GCPと定義する。CLAはGCPとICPを通
る線と定義する。
平面内の歯の輪郭の本体中心を表す、歯冠長さ軸CLA
を表す線が得られる。CLAは輪郭上の4点を定義する
ことにより得られる。前歯では(図2Cと図2E)、ゴ
ム質を持つ歯冠の輪郭上の舌の接触点P1 と、切縁の先
端の舌側の点P2 と、切縁の先端の唇側のほぼ同じ高さ
にある対応する点P3 と、ゴム質を持つ歯冠の輪郭上の
唇の接触点P4 である。次に点P2 とP3 の間に線L1
を引き、点P1 とP4 を結ぶ線L2 を引き、線L1 とL
2 の中点を決定して、それぞれ切縁の中点ICPと歯肉
の中点GCPと定義する。CLAはGCPとICPを通
る線と定義する。
【0043】後歯でも、輪郭PF上の4点を定義するこ
とにより、歯冠長さ軸CLAを表す線が同様にして得ら
れる。図2Bと図2Dを参照して、これらの点はゴム質
を持つ歯冠の輪郭PF上の舌の接触点P1 と、最も突出
した舌側の咬頭の先端P2 と、最も突出した頬側の咬頭
の先端P3 と、ゴム質を持つ歯冠の輪郭PF上の唇の接
触点P4 を含む。次に点P2 とP3 の間に線L1 を引
き、点P1 とP4 を結ぶ線L2 を引き、線L1 とL2 の
中点を決定して、それぞれ実質上の中点P2-3 と歯肉の
中心点GCPとして定義する。CLAは、GCPとP
2-3 を通る線として定義される。
とにより、歯冠長さ軸CLAを表す線が同様にして得ら
れる。図2Bと図2Dを参照して、これらの点はゴム質
を持つ歯冠の輪郭PF上の舌の接触点P1 と、最も突出
した舌側の咬頭の先端P2 と、最も突出した頬側の咬頭
の先端P3 と、ゴム質を持つ歯冠の輪郭PF上の唇の接
触点P4 を含む。次に点P2 とP3 の間に線L1 を引
き、点P1 とP4 を結ぶ線L2 を引き、線L1 とL2 の
中点を決定して、それぞれ実質上の中点P2-3 と歯肉の
中心点GCPとして定義する。CLAは、GCPとP
2-3 を通る線として定義される。
【0044】特注器具の設計法において、出願人は上に
定義したCLAを、歯の理想的な仕上げ位置の計算で、
従ってこれらの理想的な仕上げ位置を作る特注器具の設
計で、歯の傾斜角すなわちトルク角を設定する標準また
は基準として用いる。従来歯列矯正医が実施した治療で
は、CLAの傾斜ではなくて、歯の顔面表面の傾斜を用
いていた。図2Eでよく理解できるように、この2つの
方法はどの歯でも関係がある。この関係は統計的に平均
的な歯に関して有効であり、引き出すことができる。
定義したCLAを、歯の理想的な仕上げ位置の計算で、
従ってこれらの理想的な仕上げ位置を作る特注器具の設
計で、歯の傾斜角すなわちトルク角を設定する標準また
は基準として用いる。従来歯列矯正医が実施した治療で
は、CLAの傾斜ではなくて、歯の顔面表面の傾斜を用
いていた。図2Eでよく理解できるように、この2つの
方法はどの歯でも関係がある。この関係は統計的に平均
的な歯に関して有効であり、引き出すことができる。
【0045】図2Eは上側の前歯、例えば犬歯であっ
て、近心側から遠心方向に見た、上側の歯と下側の歯の
咬合面を表すと考えてよい平面に平行な線LOPで表され
る、名目上の水平な平面に関して理想的な仕上げ位置に
ある歯を表す。1960年にアンドリュースが発表した
研究において、また彼の米国特許第3,477,128
号および第3,660,900号において、歯の理想的
な傾斜角すなわちトルク角は顔面傾斜角FAIとして定
義された。アンドリュースによれば、傾斜角FAIは歯
の顔面軸を決定することにより定義される。歯の顔面軸
は、切歯の中心すなわち歯の先端ICと出願人がP4 で
表す歯肉の中心点の間の、歯の垂直な方向の中点FCに
おいて歯の唇側または頬側の表面に垂直な線FAであ
る。
て、近心側から遠心方向に見た、上側の歯と下側の歯の
咬合面を表すと考えてよい平面に平行な線LOPで表され
る、名目上の水平な平面に関して理想的な仕上げ位置に
ある歯を表す。1960年にアンドリュースが発表した
研究において、また彼の米国特許第3,477,128
号および第3,660,900号において、歯の理想的
な傾斜角すなわちトルク角は顔面傾斜角FAIとして定
義された。アンドリュースによれば、傾斜角FAIは歯
の顔面軸を決定することにより定義される。歯の顔面軸
は、切歯の中心すなわち歯の先端ICと出願人がP4 で
表す歯肉の中心点の間の、歯の垂直な方向の中点FCに
おいて歯の唇側または頬側の表面に垂直な線FAであ
る。
【0046】点FCを通って、歯の表面に接して線FA
に垂直に線LFAを定義する。アンドリュースは線LFAと
線LOPで形成する顔面傾斜角FAIを、歯が本来理想的
と考えられる位置にある患者について表にした。アンド
リュースは、彼が言う120の最適な咬合から取ったデ
ータから、これらの角FAIを表にした。歯列矯正医は
この表の角を用いて、歯列矯正治療を必要とする患者の
不正咬合の歯を理想的に配置する基準とした。更に、ア
ンドリュースのデータは、はっきりと分類されてはいな
いが、米国の恐らく圧倒的に白人の患者から取られたと
一般に信じられている。
に垂直に線LFAを定義する。アンドリュースは線LFAと
線LOPで形成する顔面傾斜角FAIを、歯が本来理想的
と考えられる位置にある患者について表にした。アンド
リュースは、彼が言う120の最適な咬合から取ったデ
ータから、これらの角FAIを表にした。歯列矯正医は
この表の角を用いて、歯列矯正治療を必要とする患者の
不正咬合の歯を理想的に配置する基準とした。更に、ア
ンドリュースのデータは、はっきりと分類されてはいな
いが、米国の恐らく圧倒的に白人の患者から取られたと
一般に信じられている。
【0047】各歯の理想的な角FAIから、任意の所定
の角FAIに対して線LFAに対するCLAの傾斜角の値
が、輪郭と点P1 からP4 に基づいて計算できることが
図2Eから理解される。従って出願人は、多数の特注器
具の設計法の例を分析して得たデータから、平均的な歯
の輪郭を統計的に得てCLAとLFAの関係を各歯につい
て決定した。次に出願人は、角FAIを用いて前に説明
した歯の理想的な傾斜を、統計的に平均的な不正咬合の
歯の角LAIを用いて表にした。この角は、出願人が前
に引例として用いた以前の米国特許出願第07/77
5,589号および第07/973,973号に記述さ
れている。
の角FAIに対して線LFAに対するCLAの傾斜角の値
が、輪郭と点P1 からP4 に基づいて計算できることが
図2Eから理解される。従って出願人は、多数の特注器
具の設計法の例を分析して得たデータから、平均的な歯
の輪郭を統計的に得てCLAとLFAの関係を各歯につい
て決定した。次に出願人は、角FAIを用いて前に説明
した歯の理想的な傾斜を、統計的に平均的な不正咬合の
歯の角LAIを用いて表にした。この角は、出願人が前
に引例として用いた以前の米国特許出願第07/77
5,589号および第07/973,973号に記述さ
れている。
【0048】別のところで説明したように、(112)
CLAを用いて理想的な傾斜角を計算する前に、出願人
は輪郭の形の類似によって輪郭データを分類し、このデ
ータを患者の人種または他の集団に基づくデータと相関
させて、解剖学的に患者を集団によって分類した。従っ
て以下に説明するように、(114)出願人はこのよう
な集団毎に別個の傾斜角LAIを与えた。この角を、白
人の患者とアジア人の患者という人類学的すなわち人種
的集団について以下に示す。
CLAを用いて理想的な傾斜角を計算する前に、出願人
は輪郭の形の類似によって輪郭データを分類し、このデ
ータを患者の人種または他の集団に基づくデータと相関
させて、解剖学的に患者を集団によって分類した。従っ
て以下に説明するように、(114)出願人はこのよう
な集団毎に別個の傾斜角LAIを与えた。この角を、白
人の患者とアジア人の患者という人類学的すなわち人種
的集団について以下に示す。
【0049】出願人の特注器具の設計法ではいろいろの
歯列矯正基準に基づいて個々の患者の歯の理想的な仕上
げ位置を正確に決定することができるので、予め計算さ
れた理想的なCLAは、特注器具の設計法のソフトウエ
アが調整を行って改善するための出発値としてだけ用い
てよい。出願人の特注器具の設計法が持つ、CLA傾斜
角などのパラメータを最適化する能力は、別の態様では
自動的に実施することができる。また別の態様では、こ
の方法は計算機が示した傾斜角の最適のデータを蓄積
し、オペレータが経験と判断に基づいて命令することに
より、この値を定期的に変えることができる。自動的な
計算機最適化は、咬合や歯の適合の機能を最適化し、ま
たはアルゴリズムとして表すことのできる他の歯の配置
の目的を達成する有効な方法である。
歯列矯正基準に基づいて個々の患者の歯の理想的な仕上
げ位置を正確に決定することができるので、予め計算さ
れた理想的なCLAは、特注器具の設計法のソフトウエ
アが調整を行って改善するための出発値としてだけ用い
てよい。出願人の特注器具の設計法が持つ、CLA傾斜
角などのパラメータを最適化する能力は、別の態様では
自動的に実施することができる。また別の態様では、こ
の方法は計算機が示した傾斜角の最適のデータを蓄積
し、オペレータが経験と判断に基づいて命令することに
より、この値を定期的に変えることができる。自動的な
計算機最適化は、咬合や歯の適合の機能を最適化し、ま
たはアルゴリズムとして表すことのできる他の歯の配置
の目的を達成する有効な方法である。
【0050】出願人がLAIやオペレータの最適化によ
る歯の傾斜を用いることは、FAIを用いて美的考慮を
行うのと同様に効果的である。通常、異なる集団の顔面
の特徴は、特定の集団にとって何が理想的な歯の傾斜で
あるかを決定するのに用いる基準に影響を与える。出願
人が与えた傾斜角は、正確に平均的な形の歯を持つ患者
を除けば、従来のFAI値を単に歯の対応するLAI角
で置き換えた結果とは通常同じではない。計算された傾
斜角や個々の事例分析から得た他のデータを収集して、
人類学的またはその他の定義された集団に相関させる。
る歯の傾斜を用いることは、FAIを用いて美的考慮を
行うのと同様に効果的である。通常、異なる集団の顔面
の特徴は、特定の集団にとって何が理想的な歯の傾斜で
あるかを決定するのに用いる基準に影響を与える。出願
人が与えた傾斜角は、正確に平均的な形の歯を持つ患者
を除けば、従来のFAI値を単に歯の対応するLAI角
で置き換えた結果とは通常同じではない。計算された傾
斜角や個々の事例分析から得た他のデータを収集して、
人類学的またはその他の定義された集団に相関させる。
【0051】しかし、その歯にとって必要な傾斜を決定
するいかなる方法においても、出願人の器具の外形は幾
つかの他の点で従来のものとは異なる。このように違う
理由は、出願人がブラケットを歯の上の点に取り付ける
方法がアンドリュースの研究で考えられ望ましいとされ
たものと異なるからである。もう1つは、歯の傾斜の設
定以外の歯の位置決め基準の違いによる。出願人は、傾
斜角を決める基準を含む改善された歯の位置決め規範を
作った。これは従来の方法とは非常に異なるものであ
る。また出願人が作った器具も異なる。白人およびアジ
ア人の患者集団用の出願人の器具について、以下に説明
する。
するいかなる方法においても、出願人の器具の外形は幾
つかの他の点で従来のものとは異なる。このように違う
理由は、出願人がブラケットを歯の上の点に取り付ける
方法がアンドリュースの研究で考えられ望ましいとされ
たものと異なるからである。もう1つは、歯の傾斜の設
定以外の歯の位置決め基準の違いによる。出願人は、傾
斜角を決める基準を含む改善された歯の位置決め規範を
作った。これは従来の方法とは非常に異なるものであ
る。また出願人が作った器具も異なる。白人およびアジ
ア人の患者集団用の出願人の器具について、以下に説明
する。
【0052】出願人は、従来の方法のようにFAIによ
るのではなく、特に上に定義したCLAに基づいて歯を
トルク角に傾斜させることにより、歯列矯正治療を行う
方法を提供する。出願人の上に説明した統計から、これ
が優れていて、またどの集団の患者も歯の厚さが平均か
らずれていることに影響されにくいことが分かった。従
って優れた歯列矯正治療結果が得られる。最適化された
CLA値と個別の患者集団用の統計的に平均した輪郭を
用いて、以下に説明する白人のブラケットの集合に属す
るブラケットで具体化される、集団で標準化された器具
を設計することができる。
るのではなく、特に上に定義したCLAに基づいて歯を
トルク角に傾斜させることにより、歯列矯正治療を行う
方法を提供する。出願人の上に説明した統計から、これ
が優れていて、またどの集団の患者も歯の厚さが平均か
らずれていることに影響されにくいことが分かった。従
って優れた歯列矯正治療結果が得られる。最適化された
CLA値と個別の患者集団用の統計的に平均した輪郭を
用いて、以下に説明する白人のブラケットの集合に属す
るブラケットで具体化される、集団で標準化された器具
を設計することができる。
【0053】個々の特注器具の設計および製作の各事例
は、(116)患者の特定の個々の解剖学的構造に基づ
いて特定の個々の患者の歯のための理想的な仕上げ位置
を計算することを含み、計算されディジタル的に定義さ
れた、その患者に理想的な弓形に関して、患者の個々の
歯の位置と方向の幾つかのデータが得られる。理想的な
標準化されたブラケットを設計する場合、これらのデー
タは、CLAに関するトルク角すなわち傾斜角の仕様に
加えて、望ましくは少なくとも4つの他のパラメータを
確立することを含む。この追加のパラメータは、歯の
「先端」角すなわち角形成と、歯の「回転」角と、スロ
ットの内外寸法と、ブラケットベースの曲率を含む。更
に、歯の上のブラケット設置位置のパラメータも与えら
れる。
は、(116)患者の特定の個々の解剖学的構造に基づ
いて特定の個々の患者の歯のための理想的な仕上げ位置
を計算することを含み、計算されディジタル的に定義さ
れた、その患者に理想的な弓形に関して、患者の個々の
歯の位置と方向の幾つかのデータが得られる。理想的な
標準化されたブラケットを設計する場合、これらのデー
タは、CLAに関するトルク角すなわち傾斜角の仕様に
加えて、望ましくは少なくとも4つの他のパラメータを
確立することを含む。この追加のパラメータは、歯の
「先端」角すなわち角形成と、歯の「回転」角と、スロ
ットの内外寸法と、ブラケットベースの曲率を含む。更
に、歯の上のブラケット設置位置のパラメータも与えら
れる。
【0054】歯の先端角は、図3を参照することにより
最もよく理解できる。図3は、下顎の歯用の理想的な歯
の仕上げ位置の計算機化された数学モデルの斜視図の例
である。このモデルは、弓形の式の或る形、例えば出願
人が最適合の頬側の咬頭の式すなわちBFBCEと呼ぶ
式を含む。この式は、出願人の理論では理想的には、下
顎の前歯の切歯の先端や、下顎の双頭歯の頬側の咬頭の
先端や、下顎の臼歯の近心の頬側の咬頭の先端を通るこ
とが望ましい滑らかな弓形の曲線である。式BFBCE
に関連して、下顎の切歯の先端や近心の頬側の歯の咬頭
の先端を、上に確立したLAIだけ歯を傾斜させて式B
FBCE上に置くことにより、歯の仕上げ位置を定義し
てよい。
最もよく理解できる。図3は、下顎の歯用の理想的な歯
の仕上げ位置の計算機化された数学モデルの斜視図の例
である。このモデルは、弓形の式の或る形、例えば出願
人が最適合の頬側の咬頭の式すなわちBFBCEと呼ぶ
式を含む。この式は、出願人の理論では理想的には、下
顎の前歯の切歯の先端や、下顎の双頭歯の頬側の咬頭の
先端や、下顎の臼歯の近心の頬側の咬頭の先端を通るこ
とが望ましい滑らかな弓形の曲線である。式BFBCE
に関連して、下顎の切歯の先端や近心の頬側の歯の咬頭
の先端を、上に確立したLAIだけ歯を傾斜させて式B
FBCE上に置くことにより、歯の仕上げ位置を定義し
てよい。
【0055】これは図3において、個々の歯のモデルに
より各歯を定義することができると仮定することにより
行う。ただし個々の歯のモデルは垂直な唇・舌平面内の
歯の断面を表す歯の輪郭から成り、この輪郭は歯と式B
FBCEで定義される弓に沿った隣の歯との接触点から
歯の近心・遠心幅MDWの1/2の間隔をとっている。
上顎の歯に関しては、BFBCE上にある下顎の歯の部
分と咬合する点に上顎の歯を置くことにより、BFBC
Eに関して同様に配置される。
より各歯を定義することができると仮定することにより
行う。ただし個々の歯のモデルは垂直な唇・舌平面内の
歯の断面を表す歯の輪郭から成り、この輪郭は歯と式B
FBCEで定義される弓に沿った隣の歯との接触点から
歯の近心・遠心幅MDWの1/2の間隔をとっている。
上顎の歯に関しては、BFBCE上にある下顎の歯の部
分と咬合する点に上顎の歯を置くことにより、BFBC
Eに関して同様に配置される。
【0056】図3に、歯の先端角を理想的な角TAIで
示す。角TAIは第2双頭歯に関して示すように、輪郭
を含む平面と垂直線Z0 との角を表す。これはCLAを
含む輪郭平面を歯の水平な唇・舌軸LLA回りに旋回し
たものと見てよい。この先端角は歯冠長さ軸の角形成角
と呼ぶことがあるが、これは歯の先端角を設定する確立
された基準である。出願人は、多くの歯の理想的な先端
角として、以下のデータに示す幾つかの例外はあるが、
上に参照したアンドリュースなどの研究から得られた角
を用いる。
示す。角TAIは第2双頭歯に関して示すように、輪郭
を含む平面と垂直線Z0 との角を表す。これはCLAを
含む輪郭平面を歯の水平な唇・舌軸LLA回りに旋回し
たものと見てよい。この先端角は歯冠長さ軸の角形成角
と呼ぶことがあるが、これは歯の先端角を設定する確立
された基準である。出願人は、多くの歯の理想的な先端
角として、以下のデータに示す幾つかの例外はあるが、
上に参照したアンドリュースなどの研究から得られた角
を用いる。
【0057】上の説明からこれまで定義したパラメータ
は、輪郭平面内の水平面と歯冠長さ軸の間の測定された
歯のトルク角すなわち傾斜角と、水平面と輪郭平面の間
の測定された角形成角すなわち先端角を含む。これらの
角は歯のパラメータであり、これらの角からブラケット
のスロットのトルク角と先端角を得なければならない。
第3の角、すなわちブラケット内のスロットの回転角に
関しては、計算はより直接的である。
は、輪郭平面内の水平面と歯冠長さ軸の間の測定された
歯のトルク角すなわち傾斜角と、水平面と輪郭平面の間
の測定された角形成角すなわち先端角を含む。これらの
角は歯のパラメータであり、これらの角からブラケット
のスロットのトルク角と先端角を得なければならない。
第3の角、すなわちブラケット内のスロットの回転角に
関しては、計算はより直接的である。
【0058】歯の仕上げ位置決定では、歯は一般にその
垂直軸すなわち歯冠軸の方に向いており、図2B−図2
Eに示すようにその輪郭は弓形の式BFBCEに垂直で
あり、それぞれの近心および遠心の接触点MCPおよび
DCPは、それぞれ同じ弓の隣の歯の近心および遠心の
接触点と接触している。例外として、各弓の中央部の近
点接触点は、互いにその弓の中心線MLで接触してい
る。歯の仕上げ位置はこの中心線MLに対して対称であ
ることが望ましい。
垂直軸すなわち歯冠軸の方に向いており、図2B−図2
Eに示すようにその輪郭は弓形の式BFBCEに垂直で
あり、それぞれの近心および遠心の接触点MCPおよび
DCPは、それぞれ同じ弓の隣の歯の近心および遠心の
接触点と接触している。例外として、各弓の中央部の近
点接触点は、互いにその弓の中心線MLで接触してい
る。歯の仕上げ位置はこの中心線MLに対して対称であ
ることが望ましい。
【0059】臼歯の回転の決定は、出願人の同時継続米
国特許出願、「臼歯の近心回転を与える歯列矯正器」に
示す方法で決定することが望ましい。この方法では、上
顎の第1臼歯をまず上側の歯列弓上に最小の空間を占め
るようにして置く。このため、鼓形歯冠狭隙線が歯列弓
形に垂直になるように歯を回転する。次に近心の周辺の
隆起と遠心の舌側の咬頭を定義して、その弓形との角を
測定する。
国特許出願、「臼歯の近心回転を与える歯列矯正器」に
示す方法で決定することが望ましい。この方法では、上
顎の第1臼歯をまず上側の歯列弓上に最小の空間を占め
るようにして置く。このため、鼓形歯冠狭隙線が歯列弓
形に垂直になるように歯を回転する。次に近心の周辺の
隆起と遠心の舌側の咬頭を定義して、その弓形との角を
測定する。
【0060】下側の第1臼歯の近心の頬側の咬頭の先端
と遠心の舌側の溝を通る線をこの角に置くことにより、
この角を用いて下側の第1臼歯の回転を設定する。次に
下側の第2臼歯を、その頬側の咬頭が両方とも弓形の式
の上に来るように回転して置く。次に弓形の式と、下側
の第2臼歯の近心の頬側の咬頭と遠心の舌側の溝とを結
ぶ線との間の、第2角を測定する。この第2角は、最後
の歯すなわち上側の第2臼歯を置く回転角を決定する。
すなわちその近心の周辺の隆起と遠心の舌側の咬頭を通
る線を、弓形の式に対してこの第2角に設定する。
と遠心の舌側の溝を通る線をこの角に置くことにより、
この角を用いて下側の第1臼歯の回転を設定する。次に
下側の第2臼歯を、その頬側の咬頭が両方とも弓形の式
の上に来るように回転して置く。次に弓形の式と、下側
の第2臼歯の近心の頬側の咬頭と遠心の舌側の溝とを結
ぶ線との間の、第2角を測定する。この第2角は、最後
の歯すなわち上側の第2臼歯を置く回転角を決定する。
すなわちその近心の周辺の隆起と遠心の舌側の咬頭を通
る線を、弓形の式に対してこの第2角に設定する。
【0061】上に説明したようにして歯を置くことによ
り、(120)出願人の自動化された特注器具の設計お
よび製作法は、計算された歯の仕上げ位置決めを行う器
具を生成する。患者の歯を理想的な計算された仕上げ位
置に動かすという治療結果を得るため、(122)スロ
ットトルク角すなわち傾斜角、スロット先端角すなわち
角形成角、スロット回転角、スロットの内外寸法、ブラ
ケットベース曲率、ブラケット配置位置などのパラメー
タを、ハードウエアの外形の決定版として定義しなけれ
ばならない。これらのパラメータは、計算された歯の仕
上げ位置やディジタル化された歯の形や出願人のアーチ
ワイヤの形を考慮に入れる。
り、(120)出願人の自動化された特注器具の設計お
よび製作法は、計算された歯の仕上げ位置決めを行う器
具を生成する。患者の歯を理想的な計算された仕上げ位
置に動かすという治療結果を得るため、(122)スロ
ットトルク角すなわち傾斜角、スロット先端角すなわち
角形成角、スロット回転角、スロットの内外寸法、ブラ
ケットベース曲率、ブラケット配置位置などのパラメー
タを、ハードウエアの外形の決定版として定義しなけれ
ばならない。これらのパラメータは、計算された歯の仕
上げ位置やディジタル化された歯の形や出願人のアーチ
ワイヤの形を考慮に入れる。
【0062】ブラケットスロット回転角は、理想的な仕
上げ位置に置いた歯の平面図である図4を参照すればよ
く理解できる。各ブラケットの回転角は、各個別の患者
用のアーチワイヤとブラケットの外形を計算する、上記
の特注器具の設計法と低輪郭器具を使って収集したデー
タから得ることが望ましい。特注ブラケットと同様に、
(124)標準化された最適なアーチワイヤの形のデー
タは、計算された形と、各特注設計の器具が対象とする
各患者が属する人種集団とを相関させることにより統計
的に得られる。ブラケットについては、図4に示すよう
に、図3の歯列弓形の式BFBCEに関連する弓形の式
の形の、得られた標準化されたアーチワイヤAWが各輪
郭平面PFPと交差する。輪郭平面PFPは、輪郭平面
との交差点でアーチワイヤに垂直な法線AWNとの間に
或る回転角RAを形成する。
上げ位置に置いた歯の平面図である図4を参照すればよ
く理解できる。各ブラケットの回転角は、各個別の患者
用のアーチワイヤとブラケットの外形を計算する、上記
の特注器具の設計法と低輪郭器具を使って収集したデー
タから得ることが望ましい。特注ブラケットと同様に、
(124)標準化された最適なアーチワイヤの形のデー
タは、計算された形と、各特注設計の器具が対象とする
各患者が属する人種集団とを相関させることにより統計
的に得られる。ブラケットについては、図4に示すよう
に、図3の歯列弓形の式BFBCEに関連する弓形の式
の形の、得られた標準化されたアーチワイヤAWが各輪
郭平面PFPと交差する。輪郭平面PFPは、輪郭平面
との交差点でアーチワイヤに垂直な法線AWNとの間に
或る回転角RAを形成する。
【0063】アーチワイヤAWは、アーチワイヤ平面A
WP内にあるといってよい。一般に、各歯の輪郭平面P
FPはアーチワイヤ平面内の歯の表面に垂直であると考
えてよく、またアーチワイヤと歯の表面との角度はアー
チワイヤと、輪郭平面PFPとアーチワイヤ平面AWP
の交差点で歯の表面に取り付けたブラケット20のベー
スとの間の角度と同じである。しかし、収集したデータ
が或る歯の垂直方向から一般にずれていることを示すと
ころでは、角RAを得る際に、その歯の表面と弓形との
間の任意の統計的に一般的な角を、アーチワイヤと輪郭
平面PFPとの間の角に加えてもよい。これは或る臼歯
に起こる。
WP内にあるといってよい。一般に、各歯の輪郭平面P
FPはアーチワイヤ平面内の歯の表面に垂直であると考
えてよく、またアーチワイヤと歯の表面との角度はアー
チワイヤと、輪郭平面PFPとアーチワイヤ平面AWP
の交差点で歯の表面に取り付けたブラケット20のベー
スとの間の角度と同じである。しかし、収集したデータ
が或る歯の垂直方向から一般にずれていることを示すと
ころでは、角RAを得る際に、その歯の表面と弓形との
間の任意の統計的に一般的な角を、アーチワイヤと輪郭
平面PFPとの間の角に加えてもよい。これは或る臼歯
に起こる。
【0064】図4に示すように、角RAはブラケット2
0のベース25の水平な接線からの、ブラケットスロッ
ト22のベース21の回転角である(図7参照)。ブラ
ケット20は、アーチワイヤ平面AWPと歯の表面の輪
郭平面PFPとの交差点で歯の表面上に平行に取り付け
られている。スロットベース21は、直線またはアーチ
ワイヤの形に合うようにやや湾曲しており、この場合角
RAは輪郭平面PFPでの曲線に接する線に関して測定
する。
0のベース25の水平な接線からの、ブラケットスロッ
ト22のベース21の回転角である(図7参照)。ブラ
ケット20は、アーチワイヤ平面AWPと歯の表面の輪
郭平面PFPとの交差点で歯の表面上に平行に取り付け
られている。スロットベース21は、直線またはアーチ
ワイヤの形に合うようにやや湾曲しており、この場合角
RAは輪郭平面PFPでの曲線に接する線に関して測定
する。
【0065】或る人種集団用の標準化されたアーチワイ
ヤAWの理想的な形を決定する際は、米国特許申請第0
7/973,973号の特注の歯列矯正器設計法と、同
時に出願された出願人の米国特許出願「最適な低輪郭歯
列矯正器」に更に記述されている低輪郭器具の決定とを
用いて、この形を得てよい。このようなアーチワイヤは
ブラケット20の設計に関連して計算された最適な形に
設計されており、ワイヤは歯の表面のできるだけ近くに
あって、最小隙間の約0.33mm(0.013イン
チ)以上であり、またアーチワイヤAWの形の曲率の変
化と湾曲は最小である。ブラケットスロット22内の回
転角RAは、低輪郭器具を作るのに寄与する。
ヤAWの理想的な形を決定する際は、米国特許申請第0
7/973,973号の特注の歯列矯正器設計法と、同
時に出願された出願人の米国特許出願「最適な低輪郭歯
列矯正器」に更に記述されている低輪郭器具の決定とを
用いて、この形を得てよい。このようなアーチワイヤは
ブラケット20の設計に関連して計算された最適な形に
設計されており、ワイヤは歯の表面のできるだけ近くに
あって、最小隙間の約0.33mm(0.013イン
チ)以上であり、またアーチワイヤAWの形の曲率の変
化と湾曲は最小である。ブラケットスロット22内の回
転角RAは、低輪郭器具を作るのに寄与する。
【0066】最適な低輪郭器具のアーチワイヤは、歯の
仕上げ位置によって定義される理想的な歯列弓形と数学
的に同様すなわち平行である必要は必ずしもない。アー
チワイヤは、各点でこの歯列弓形に平行ではない。この
アーチワイヤは、患者の歯列弓形の対応するセグメント
とは異なる曲率と中心を持つセグメントによって数学的
に定義できることが望ましい。低輪郭器具は、小さい歯
に取り付けられるものであっても、最適な低輪郭を持つ
ブラケットを含む。従って、低輪郭ブラケットは前歯、
特に下側の前歯に与えられ、器具のアーチワイヤ部分は
対応する歯列弓形に集束する弓形に適合し、また患者の
口の前面の患者の歯に接近している。
仕上げ位置によって定義される理想的な歯列弓形と数学
的に同様すなわち平行である必要は必ずしもない。アー
チワイヤは、各点でこの歯列弓形に平行ではない。この
アーチワイヤは、患者の歯列弓形の対応するセグメント
とは異なる曲率と中心を持つセグメントによって数学的
に定義できることが望ましい。低輪郭器具は、小さい歯
に取り付けられるものであっても、最適な低輪郭を持つ
ブラケットを含む。従って、低輪郭ブラケットは前歯、
特に下側の前歯に与えられ、器具のアーチワイヤ部分は
対応する歯列弓形に集束する弓形に適合し、また患者の
口の前面の患者の歯に接近している。
【0067】アーチワイヤと歯列弓形を集束させるに
は、ブラケットを歯に取り付けて水平方向に、患者の歯
列弓形に垂直に延ばすが、これは必ずしもアーチワイヤ
に垂直ではない。従って、ブラケットのスロットの底部
は、歯へのブラケット取り付け面に対して或る角度で傾
斜している。歯列矯正学の慣習により、この角度をここ
ではブラケットのアーチワイヤスロットの「回転」角と
呼ぶ。ブラケット内のスロット底部はアーチワイヤ平面
内で湾曲して、個々のブラケットとの各接触の長さに沿
って、アーチワイヤの曲率と合致することが望ましい。
は、ブラケットを歯に取り付けて水平方向に、患者の歯
列弓形に垂直に延ばすが、これは必ずしもアーチワイヤ
に垂直ではない。従って、ブラケットのスロットの底部
は、歯へのブラケット取り付け面に対して或る角度で傾
斜している。歯列矯正学の慣習により、この角度をここ
ではブラケットのアーチワイヤスロットの「回転」角と
呼ぶ。ブラケット内のスロット底部はアーチワイヤ平面
内で湾曲して、個々のブラケットとの各接触の長さに沿
って、アーチワイヤの曲率と合致することが望ましい。
【0068】ブラケットスロット回転角などのパラメー
タを定義する際に、ブラケットスロット内に支持されて
いるアーチワイヤの角度に対して、またはブラケット内
のスロット自体の境界に関して角度を定義してよい。ぴ
ったり合ったアーチワイヤ、すなわちブラケット内のア
ーチワイヤスロットと公称寸法が同じアーチワイヤを用
いると、この角はほぼ同じである。上述の出願人の特注
器具の設計および製作法ではこのような正確な寸法のワ
イヤを用いており、歯列矯正医が治療する特定の患者用
の器具を自信を持って設計するために望ましいものであ
る。
タを定義する際に、ブラケットスロット内に支持されて
いるアーチワイヤの角度に対して、またはブラケット内
のスロット自体の境界に関して角度を定義してよい。ぴ
ったり合ったアーチワイヤ、すなわちブラケット内のア
ーチワイヤスロットと公称寸法が同じアーチワイヤを用
いると、この角はほぼ同じである。上述の出願人の特注
器具の設計および製作法ではこのような正確な寸法のワ
イヤを用いており、歯列矯正医が治療する特定の患者用
の器具を自信を持って設計するために望ましいものであ
る。
【0069】正確な寸法のワイヤの公称は、0.46m
m(0.018インチ)のブラケットスロットに用いる
ワイヤは0.46mmであり、0.56mm(0.02
2インチ)のスロットに用いるワイヤは0.56mmで
ある。または、歯列矯正医は現寸ワイヤまたは小寸法ワ
イヤと呼ぶ、幾分小さい断面のワイヤを好んで用いる場
合がある。現寸ワイヤの公称は、0.46mmのブラケ
ットスロットに用いるワイヤは0.43mm(0.01
7インチ)であり、0.56mmのブラケットスロット
に用いるワイヤは0.53mm(0.021インチ)で
ある。小寸法ワイヤは、それぞれ0.41mm(0.0
16インチ)および0.48mm(0.019インチ)
である。ワイヤの断面は長方形である。現寸ワイヤの寸
法は一般にそれぞれ0.43x0.64mm(0.01
7x0.025インチ)および0.53x0.64mm
(0.021x0.025インチ)であり、また小寸法
ワイヤはそれぞれ0.41x0.56mm(0.016
x0.022インチ)および0.48x0.64mm
(0.019x0.025インチ)である。
m(0.018インチ)のブラケットスロットに用いる
ワイヤは0.46mmであり、0.56mm(0.02
2インチ)のスロットに用いるワイヤは0.56mmで
ある。または、歯列矯正医は現寸ワイヤまたは小寸法ワ
イヤと呼ぶ、幾分小さい断面のワイヤを好んで用いる場
合がある。現寸ワイヤの公称は、0.46mmのブラケ
ットスロットに用いるワイヤは0.43mm(0.01
7インチ)であり、0.56mmのブラケットスロット
に用いるワイヤは0.53mm(0.021インチ)で
ある。小寸法ワイヤは、それぞれ0.41mm(0.0
16インチ)および0.48mm(0.019インチ)
である。ワイヤの断面は長方形である。現寸ワイヤの寸
法は一般にそれぞれ0.43x0.64mm(0.01
7x0.025インチ)および0.53x0.64mm
(0.021x0.025インチ)であり、また小寸法
ワイヤはそれぞれ0.41x0.56mm(0.016
x0.022インチ)および0.48x0.64mm
(0.019x0.025インチ)である。
【0070】普通より小さい寸法のワイヤを用いるの
で、ブラケットスロットの角度は必ずしも支持するワイ
ヤの角度と同じではない。しかし、標準化された器具を
用いるので、或る歯はほとんど必ず同じ方向に不正咬合
していて通常その仕上げ位置と同じ方向に押されること
が分かり、或るブラケットスロットの角度に或る角度を
加えることにより、普通より小さい寸法のワイヤを支持
するブラケットを、正確な寸法のワイヤを支持する所定
の外形のスロットと同等のものにすることができる。ス
ロット回転角にとって、この追加の角度は、2翼(bi-wi
ng) ブラケットに堅く縛りつけたワイヤでは余り大きく
ないかも知れないが、臼歯に取り付けられることの多い
頬管では相当大きい場合がある。この追加の角は現寸の
ワイヤでは−2゜でよく、このため歯からスロットの近
心端までの間隔は正確な寸法のワイヤに比べて密にな
る。
で、ブラケットスロットの角度は必ずしも支持するワイ
ヤの角度と同じではない。しかし、標準化された器具を
用いるので、或る歯はほとんど必ず同じ方向に不正咬合
していて通常その仕上げ位置と同じ方向に押されること
が分かり、或るブラケットスロットの角度に或る角度を
加えることにより、普通より小さい寸法のワイヤを支持
するブラケットを、正確な寸法のワイヤを支持する所定
の外形のスロットと同等のものにすることができる。ス
ロット回転角にとって、この追加の角度は、2翼(bi-wi
ng) ブラケットに堅く縛りつけたワイヤでは余り大きく
ないかも知れないが、臼歯に取り付けられることの多い
頬管では相当大きい場合がある。この追加の角は現寸の
ワイヤでは−2゜でよく、このため歯からスロットの近
心端までの間隔は正確な寸法のワイヤに比べて密にな
る。
【0071】上述の傾斜角すなわちトルク角LAIは、
輪郭面内の歯のトルク角すなわち歯の傾斜角と定義され
た。ブラケットスロット22の外形を決定するため、図
5に示すように、対応するスロット傾斜角SAIを考え
る。スロット傾斜角SAIは、歯の表面に取り付けるブ
ラケットのベースに対するスロットの角を表す。従って
角SAIは、歯の集団平均の歯の長さ軸傾斜角LAIと
関係があり、LAIに90゜と、輪郭面内の垂直線とL
AIとの間の角とを加えたものである。ただし前記輪郭
平面内の垂直線は、その理想的な仕上げ位置にあるとき
の歯の輪郭とアーチワイヤ平面AWPとの交差点で歯の
表面すなわち輪郭に接する。従来の方法が示すように、
ブラケットを顔面軸点に置いた場合は、この接線は例え
ば図2Eに示したように、図1のアーチワイヤ平面AW
Pに対して角FAIだけ傾斜している線LFAである。
輪郭面内の歯のトルク角すなわち歯の傾斜角と定義され
た。ブラケットスロット22の外形を決定するため、図
5に示すように、対応するスロット傾斜角SAIを考え
る。スロット傾斜角SAIは、歯の表面に取り付けるブ
ラケットのベースに対するスロットの角を表す。従って
角SAIは、歯の集団平均の歯の長さ軸傾斜角LAIと
関係があり、LAIに90゜と、輪郭面内の垂直線とL
AIとの間の角とを加えたものである。ただし前記輪郭
平面内の垂直線は、その理想的な仕上げ位置にあるとき
の歯の輪郭とアーチワイヤ平面AWPとの交差点で歯の
表面すなわち輪郭に接する。従来の方法が示すように、
ブラケットを顔面軸点に置いた場合は、この接線は例え
ば図2Eに示したように、図1のアーチワイヤ平面AW
Pに対して角FAIだけ傾斜している線LFAである。
【0072】しかし、下側のアーチワイヤ面AWPの位
置を出願人の特注器具の設計法により統計的に決定され
たようにすることにより、器具が歯に力とモーメントを
効果的に与える程度に歯の上で十分高いが、歯がその仕
上げ位置に近づくにつれて器具と上側の重なる歯と間の
隙間が十分小さくなるようにすることが望ましい。従っ
て、歯の輪郭とアーチワイヤ平面AWPの交差点での垂
直な接線は、FAIとは異なる角であってよい。更にア
ーチワイヤ平面は、図2Eの例えば線LOPで表す咬合平
面にほぼ平行であることが望ましい。上側のアーチワイ
ヤ平面AWPUの位置は、臼歯と双頭歯の周辺の隆起の
レベルにある咬合平面および上側の中央部のFA点から
ワイヤを離すようにすることが望ましい。これにより一
般に、上側のアーチワイヤ面は前面で約5゜の角UAだ
け咬合平面に向かって傾斜する。
置を出願人の特注器具の設計法により統計的に決定され
たようにすることにより、器具が歯に力とモーメントを
効果的に与える程度に歯の上で十分高いが、歯がその仕
上げ位置に近づくにつれて器具と上側の重なる歯と間の
隙間が十分小さくなるようにすることが望ましい。従っ
て、歯の輪郭とアーチワイヤ平面AWPの交差点での垂
直な接線は、FAIとは異なる角であってよい。更にア
ーチワイヤ平面は、図2Eの例えば線LOPで表す咬合平
面にほぼ平行であることが望ましい。上側のアーチワイ
ヤ平面AWPUの位置は、臼歯と双頭歯の周辺の隆起の
レベルにある咬合平面および上側の中央部のFA点から
ワイヤを離すようにすることが望ましい。これにより一
般に、上側のアーチワイヤ面は前面で約5゜の角UAだ
け咬合平面に向かって傾斜する。
【0073】更に、特注器具の設計法から得られる統計
は、歯とブラケットの接続点であるアーチワイヤ平面A
WPと歯の輪郭の交差点での、歯の曲率のための輪郭曲
線データを与える。この曲率は、その特定の患者集団用
の標準化されたブラケットの理想的な曲率となる。この
接続点での輪郭の曲率は、図5の曲率半径RV で定義さ
れる、垂直方向のブラケットベースの曲率になる。これ
は、水平半径と垂直半径が等しい球曲線でもよいし、ま
たは例えば水平面すなわちアーチワイヤ平面の曲率と垂
直な輪郭平面の曲率とが異なる複合曲線でもよい。曲率
の水平半径は、図4に示すように半径RH で表してよ
い。
は、歯とブラケットの接続点であるアーチワイヤ平面A
WPと歯の輪郭の交差点での、歯の曲率のための輪郭曲
線データを与える。この曲率は、その特定の患者集団用
の標準化されたブラケットの理想的な曲率となる。この
接続点での輪郭の曲率は、図5の曲率半径RV で定義さ
れる、垂直方向のブラケットベースの曲率になる。これ
は、水平半径と垂直半径が等しい球曲線でもよいし、ま
たは例えば水平面すなわちアーチワイヤ平面の曲率と垂
直な輪郭平面の曲率とが異なる複合曲線でもよい。曲率
の水平半径は、図4に示すように半径RH で表してよ
い。
【0074】このブラケットベースの曲率は、平らなベ
ースでは半径RV もRH も無限大である。円筒形のベー
スでは、一方の半径は無限大で、他方は12.7mm
(0.5インチ)以下である。12.7mmよりかなり
大きい半径は実質的に無限大である。更に或る患者集団
の或る歯は、ブラケット接続点での歯の表面は凹面であ
り、従って半径は負である。ここの説明の目的では、約
12.7mmよりかなり小さく(−12.7mm<R<
0)ない限り、ある場合には或る大きな正の値、例えば
12.7mm「より大きい」凸面半径と同等と考えてよ
い。
ースでは半径RV もRH も無限大である。円筒形のベー
スでは、一方の半径は無限大で、他方は12.7mm
(0.5インチ)以下である。12.7mmよりかなり
大きい半径は実質的に無限大である。更に或る患者集団
の或る歯は、ブラケット接続点での歯の表面は凹面であ
り、従って半径は負である。ここの説明の目的では、約
12.7mmよりかなり小さく(−12.7mm<R<
0)ない限り、ある場合には或る大きな正の値、例えば
12.7mm「より大きい」凸面半径と同等と考えてよ
い。
【0075】更に図4と図5に示すように、ブラケット
スロットの内外寸法10は、望ましくは出願人の特注器
具の設計法で得たデータから統計的に得られるもので、
患者集団によるスロット深さの限界を更に定義する。
スロットの内外寸法10は、望ましくは出願人の特注器
具の設計法で得たデータから統計的に得られるもので、
患者集団によるスロット深さの限界を更に定義する。
【0076】以上のことから、(124)各患者集団に
ついて、標準化されたブラケットを設計する5つのパラ
メータが与えられる。これは、ブラケットスロットの内
外寸法10と、2つの異なる成分RV とRH を持つブラ
ケットベース曲率Rと、3つのスロット角、すなわちス
ロット傾斜角すなわちトルク角SAIと、スロット角形
成角すなわち先端角TAIと、スロット回転角RAを含
む。この5つのパラメータにより、標準化されたブラケ
ットの各集合のブラケットの外形は、複数の患者の人類
学的集団のそれぞれについて定義される。
ついて、標準化されたブラケットを設計する5つのパラ
メータが与えられる。これは、ブラケットスロットの内
外寸法10と、2つの異なる成分RV とRH を持つブラ
ケットベース曲率Rと、3つのスロット角、すなわちス
ロット傾斜角すなわちトルク角SAIと、スロット角形
成角すなわち先端角TAIと、スロット回転角RAを含
む。この5つのパラメータにより、標準化されたブラケ
ットの各集合のブラケットの外形は、複数の患者の人類
学的集団のそれぞれについて定義される。
【0077】図5と図6と図7は一般的な標準化された
ブラケットで、例として上側の側部ブラケットを示す。
これらの図で、gは歯肉(ゴム)の方向を、oは咬合
(歯の先端)の方向を、mは近心の方向を、dは遠心の
方向を示す。スロット回転角RAと、水平のベース曲率
半径RH と、スロットの内外寸法10を図7に示す。ス
ロット先端角TAIを図6に示す。スロットトルク角S
AIと、垂直平面内のベース曲率半径RV を図5に示
す。スロット回転角RAは、スロットがブラケットの近
心の末端で歯またはブラケットベースからの間隔が一層
大きくなる場合は正である。スロットトルク角すなわち
傾斜角は、スロットがベースに対してブラケット上の咬
合方向に傾斜している場合は正である。先端角は、スロ
ットがブラケットの近心の末端でより咬合するよう傾斜
している場合は正である。
ブラケットで、例として上側の側部ブラケットを示す。
これらの図で、gは歯肉(ゴム)の方向を、oは咬合
(歯の先端)の方向を、mは近心の方向を、dは遠心の
方向を示す。スロット回転角RAと、水平のベース曲率
半径RH と、スロットの内外寸法10を図7に示す。ス
ロット先端角TAIを図6に示す。スロットトルク角S
AIと、垂直平面内のベース曲率半径RV を図5に示
す。スロット回転角RAは、スロットがブラケットの近
心の末端で歯またはブラケットベースからの間隔が一層
大きくなる場合は正である。スロットトルク角すなわち
傾斜角は、スロットがベースに対してブラケット上の咬
合方向に傾斜している場合は正である。先端角は、スロ
ットがブラケットの近心の末端でより咬合するよう傾斜
している場合は正である。
【0078】ブラケットが特定のブラケット配置高さで
歯に取り付けられている場合はパラメータは最も効果的
であり、この高さは歯の最大突出からの距離であって、
ブラケットの中心はこの最大突出部に置かなければなら
ない。これらの高さは、普通の寸法の歯の最高の歯先端
からの距離を表す。異常に大きい歯または異常に小さい
歯を持つ少数派の患者については、ブラケットの配置は
咬合をそれぞれより多くまたはより少なく、最大0.2
5−0.35mmまでに、また上部切歯については0.
50から0.60mmにしなければならない。
歯に取り付けられている場合はパラメータは最も効果的
であり、この高さは歯の最大突出からの距離であって、
ブラケットの中心はこの最大突出部に置かなければなら
ない。これらの高さは、普通の寸法の歯の最高の歯先端
からの距離を表す。異常に大きい歯または異常に小さい
歯を持つ少数派の患者については、ブラケットの配置は
咬合をそれぞれより多くまたはより少なく、最大0.2
5−0.35mmまでに、また上部切歯については0.
50から0.60mmにしなければならない。
【0079】設計が完了すると、(130)異なる各患
者集団について標準化されたブラケットおよびアーチワ
イヤを製作する。アジア人と白人の集団用のブラケット
のパラメータは以下のように設定する。
者集団について標準化されたブラケットおよびアーチワ
イヤを製作する。アジア人と白人の集団用のブラケット
のパラメータは以下のように設定する。
【0080】アジア人集団の患者用に設計される標準化
されたブラケットとしては、上記のパラメータは次の値
が望ましい。 上側の中央部用: スロットの内外寸法: 1.27mm(0.050イン
チ) ベース曲率半径: 無限大から−12.7mm(−0.
5インチ)(凹面) スロットトルク(傾斜)角: ワイヤを11−12゜に
保持するため18゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.6mm 上側の側部用: スロットの内外寸法: 1.37mm(0.054イン
チ) ベース曲率半径: 12.7mm(0.5インチ)から
無限大 スロット傾斜角: ワイヤを9゜に保持するため16゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: −3゜ 配置高さ: 3.9mm
されたブラケットとしては、上記のパラメータは次の値
が望ましい。 上側の中央部用: スロットの内外寸法: 1.27mm(0.050イン
チ) ベース曲率半径: 無限大から−12.7mm(−0.
5インチ)(凹面) スロットトルク(傾斜)角: ワイヤを11−12゜に
保持するため18゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.6mm 上側の側部用: スロットの内外寸法: 1.37mm(0.054イン
チ) ベース曲率半径: 12.7mm(0.5インチ)から
無限大 スロット傾斜角: ワイヤを9゜に保持するため16゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: −3゜ 配置高さ: 3.9mm
【0081】上側の犬歯用: スロットの内外寸法: 0.94mm(0.037イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm(0.25イン
チ)、水平=3.18mm(0.125インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜から−3゜に保持す
るため0゜ スロット先端角: 8゜ スロット回転角: −4゜ 配置高さ: 4.7mm 上側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.07mm(0.042イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm(0.125イ
ンチ)、水平=2.79mm(0.110インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜に保持するため2゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: −2゜ 配置高さ: 4.2mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm(0.25イン
チ)、水平=3.18mm(0.125インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜から−3゜に保持す
るため0゜ スロット先端角: 8゜ スロット回転角: −4゜ 配置高さ: 4.7mm 上側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.07mm(0.042イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm(0.125イ
ンチ)、水平=2.79mm(0.110インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜に保持するため2゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: −2゜ 配置高さ: 4.2mm
【0082】上側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.32mm(0.052イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=2.7
9mm スロット傾斜角: ワイヤを−3゜に保持するため1゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.6mm 上側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角: ワイヤを−9゜に保持するため−1
0゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 3.1mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=2.7
9mm スロット傾斜角: ワイヤを−3゜に保持するため1゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.6mm 上側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角: ワイヤを−9゜に保持するため−1
0゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 3.1mm
【0083】上側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −10゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の中央部用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 垂直=15.88mm(0.625
インチ)、水平=6.99mm(0.275インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−6゜に保持するため−2
゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
インチ)、水平=6.99mm(0.275インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−6゜に保持するため−2
゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
【0084】下側の側部用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 垂直=15.88mm、水平=6.
99mm スロット傾斜角: ワイヤを−4゜に保持するため0゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の犬歯用: スロットの内外寸法: 0.97mm(0.038イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.99mm(0.275イ
ンチ)、水平=3.18mm(0.125インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−1゜に保持するため0゜ スロット先端角: 2゜ スロット回転角: −6゜ 配置高さ: 4.8mm
99mm スロット傾斜角: ワイヤを−4゜に保持するため0゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の犬歯用: スロットの内外寸法: 0.97mm(0.038イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.99mm(0.275イ
ンチ)、水平=3.18mm(0.125インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−1゜に保持するため0゜ スロット先端角: 2゜ スロット回転角: −6゜ 配置高さ: 4.8mm
【0085】下側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.14mm(0.045イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.99mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを−11゜に保持するため−
8゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 垂直=6.99mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを−10゜から−11゜に保
持するため−8゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.99mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを−11゜に保持するため−
8゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 垂直=6.99mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを−10゜から−11゜に保
持するため−8゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
【0086】下側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: ワイヤを−12゜から−13゜に保
持するため−10゜ スロット回転角: 2゜から4゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −7゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
持するため−10゜ スロット回転角: 2゜から4゜ 配置高さ: 4.0mm 下側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −7゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.0mm
【0087】アジア人集団の患者用のパラメータは上述
の通りが望ましいが、上述の値とほぼ等しい値、すなわ
ち上述の値からややずれた値でもよい。しかし上述の値
からのずれは、次のようでなければならない。スロット
傾斜角については+/−1から2゜以内、スロット先端
角については+/−1゜以内、スロット回転角について
は+/−1゜以内、スロット内外寸法については、+/
−定数0.51mm(0.020インチ)以内で、これ
は全てのブラケットについて+/−0.13mm(0.
005インチ)以内で同じ、また上側の側部と第2双頭
歯ブラケット用は、器具の任意の上側の第1双頭歯と上
側の中央部ブラケット用より少なくとも0.25mm
(0.010インチ)大きく、また下側の側部ブラケッ
ト用は、器具の任意の下側の犬歯ブラケット用より少な
くも0.25mm大きく、また下側の第1双頭歯ブラケ
ット用は、器具の任意の下側の犬歯と下側の第2双頭歯
ブラケット用の平均と少なくとも同じ大きさで、またベ
ース曲率半径用は、上述の値の1/2から2倍の間であ
って、絶対値が少なくとも12.5mmの半径は全て無
限大と定義する。
の通りが望ましいが、上述の値とほぼ等しい値、すなわ
ち上述の値からややずれた値でもよい。しかし上述の値
からのずれは、次のようでなければならない。スロット
傾斜角については+/−1から2゜以内、スロット先端
角については+/−1゜以内、スロット回転角について
は+/−1゜以内、スロット内外寸法については、+/
−定数0.51mm(0.020インチ)以内で、これ
は全てのブラケットについて+/−0.13mm(0.
005インチ)以内で同じ、また上側の側部と第2双頭
歯ブラケット用は、器具の任意の上側の第1双頭歯と上
側の中央部ブラケット用より少なくとも0.25mm
(0.010インチ)大きく、また下側の側部ブラケッ
ト用は、器具の任意の下側の犬歯ブラケット用より少な
くも0.25mm大きく、また下側の第1双頭歯ブラケ
ット用は、器具の任意の下側の犬歯と下側の第2双頭歯
ブラケット用の平均と少なくとも同じ大きさで、またベ
ース曲率半径用は、上述の値の1/2から2倍の間であ
って、絶対値が少なくとも12.5mmの半径は全て無
限大と定義する。
【0088】白人種集団の患者用に設計された標準化さ
れたブラケットについては、パラメータは次の値が望ま
しい。 上側の中央部用 スロットの内外寸法: 1.12mm(0.044イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=12.70mm、水平=1
2.70mm スロット傾斜角:ワイヤを7゜または8゜に保持するた
めに15゜ スロット先端角: 5゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.3mm 上側の側部用: スロットの内外寸法: 1.45mm(0.057イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=12.70mm、水平=6.
35mm スロット傾斜角: ワイヤを1゜または2゜に保持する
ため9゜ スロット先端角: 9゜ スロット回転角: 4.5゜ 配置高さ: 3.7mm
れたブラケットについては、パラメータは次の値が望ま
しい。 上側の中央部用 スロットの内外寸法: 1.12mm(0.044イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=12.70mm、水平=1
2.70mm スロット傾斜角:ワイヤを7゜または8゜に保持するた
めに15゜ スロット先端角: 5゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.3mm 上側の側部用: スロットの内外寸法: 1.45mm(0.057イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=12.70mm、水平=6.
35mm スロット傾斜角: ワイヤを1゜または2゜に保持する
ため9゜ スロット先端角: 9゜ スロット回転角: 4.5゜ 配置高さ: 3.7mm
【0089】上側の犬歯用: スロットの内外寸法: 0.94mm(0.037イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを6゜に保持するため−3゜ スロット先端角: 10゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.6mm 上側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.12mm(0.044イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm(0.250イ
ンチ)、水平=2.79mm(0.110インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜に保持するため−6
゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.2mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm、水平=3.1
8mm スロット傾斜角: ワイヤを6゜に保持するため−3゜ スロット先端角: 10゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.6mm 上側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.12mm(0.044イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=6.35mm(0.250イ
ンチ)、水平=2.79mm(0.110インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−2゜に保持するため−6
゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 4.2mm
【0090】上側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 垂直=6.35mm、水平=2.7
9mm スロット傾斜角: ワイヤを−4゜に保持するため−8
゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.6mm 上側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角:ワイヤを−12゜または−13゜に保
持するため−15゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 3.1mm
9mm スロット傾斜角: ワイヤを−4゜に保持するため−8
゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.6mm 上側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角:ワイヤを−12゜または−13゜に保
持するため−15゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 3.1mm
【0091】上側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −15゜ スロット回転角: 15゜ 配置高さ: 3.0mm 下側の中央部用: スロットの内外寸法: 1.14mm(0.045イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=15.88mm(0.625
インチ)、水平=6. 99mm(0.275イ
ンチ) スロット傾斜角: ワイヤを−1゜に保持するため−5
゜ スロット先端角: 2゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=15.88mm(0.625
インチ)、水平=6. 99mm(0.275イ
ンチ) スロット傾斜角: ワイヤを−1゜に保持するため−5
゜ スロット先端角: 2゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm
【0092】下側の側部用: スロットの内外寸法: 1.14mm ベース曲率半径: 垂直=15.88mm、水平=6.
99mm スロット傾斜角: ワイヤを−3゜に保持するため−5
゜ スロット先端角: 4゜および スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の犬歯用: スロットの内外寸法: 1.14mm ベース曲率半径: 垂直=3.18mm(0.125イ
ンチ)、水平=6.35mm(0.250インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−8゜に保持するため−6
゜ スロット先端角: 6゜および スロット回転角: −4.5゜ 配置高さ: 4.7mm
99mm スロット傾斜角: ワイヤを−3゜に保持するため−5
゜ スロット先端角: 4゜および スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の犬歯用: スロットの内外寸法: 1.14mm ベース曲率半径: 垂直=3.18mm(0.125イ
ンチ)、水平=6.35mm(0.250インチ) スロット傾斜角: ワイヤを−8゜に保持するため−6
゜ スロット先端角: 6゜および スロット回転角: −4.5゜ 配置高さ: 4.7mm
【0093】下側の第1双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.17mm(0.046イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=6.3
5mm スロット傾斜角: ワイヤを−10゜または−11゜に
保持するため−7゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.24mm(0.049イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=6.3
5mm スロット傾斜角: ワイヤを−11゜に保持するため−
9゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=6.3
5mm スロット傾斜角: ワイヤを−10゜または−11゜に
保持するため−7゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の第2双頭歯用: スロットの内外寸法: 1.24mm(0.049イン
チ) ベース曲率半径: 垂直=3.18mm、水平=6.3
5mm スロット傾斜角: ワイヤを−11゜に保持するため−
9゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 配置高さ: 3.9mm
【0094】下側の第1臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角: ワイヤを−17゜に保持するため−
12゜ スロット回転角: 0゜から2゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −12゜ スロット回転角: 4゜ 配置高さ: 3.9mm
チ) スロット傾斜角: ワイヤを−17゜に保持するため−
12゜ スロット回転角: 0゜から2゜ 配置高さ: 3.9mm 下側の第2臼歯用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −12゜ スロット回転角: 4゜ 配置高さ: 3.9mm
【0095】白人集団の患者用のパラメータは上述の通
りが望ましいが、上述の値とほぼ等しい値、すなわち上
述の値からややずれた値でもよい。すなわち前記値に上
述のアジア人集団の器具で述べたのと同じ量を加えまた
は減じた値でもよい。
りが望ましいが、上述の値とほぼ等しい値、すなわち上
述の値からややずれた値でもよい。すなわち前記値に上
述のアジア人集団の器具で述べたのと同じ量を加えまた
は減じた値でもよい。
【0096】アジア人および白人患者用の上記のパラメ
ータは、スロットより公称25.4μm(1ミル)小さ
いワイヤ用のブラケットスロットを表す。これを一般に
現寸ワイヤという。小さい寸法のワイヤを用いる場合
や、歯を治療して動かす方向がほとんどの患者について
一般に予測できる場合は、或るパラメータを、特にスロ
ット傾斜角を変えることができる。白人患者用では、そ
の値は次の通りである。
ータは、スロットより公称25.4μm(1ミル)小さ
いワイヤ用のブラケットスロットを表す。これを一般に
現寸ワイヤという。小さい寸法のワイヤを用いる場合
や、歯を治療して動かす方向がほとんどの患者について
一般に予測できる場合は、或るパラメータを、特にスロ
ット傾斜角を変えることができる。白人患者用では、そ
の値は次の通りである。
【0097】更に、幾つかの歯について上に表示した傾
斜角の数字は、ゴムバンド治療やその他の幾つかの予想
される治療の段階に起因するモーメントにより与えられ
る傾斜などの治療技巧の或る効果を補償する成分を含
む。例えば、アジア人用および白人用のブラケットで
は、スロットトルク角すなわち傾斜角に上側の切歯用は
約4゜、上側の犬歯用は約1゜、下側の犬歯用は約2゜
が加えられた。
斜角の数字は、ゴムバンド治療やその他の幾つかの予想
される治療の段階に起因するモーメントにより与えられ
る傾斜などの治療技巧の或る効果を補償する成分を含
む。例えば、アジア人用および白人用のブラケットで
は、スロットトルク角すなわち傾斜角に上側の切歯用は
約4゜、上側の犬歯用は約1゜、下側の犬歯用は約2゜
が加えられた。
【0098】上記のデータおよびデータ範囲は、最も可
能性のある治療法で治療する場合に、その患者集団のほ
とんどの患者に適した標準化された器具を作るのに有効
である。
能性のある治療法で治療する場合に、その患者集団のほ
とんどの患者に適した標準化された器具を作るのに有効
である。
【0099】上に述べたブラケットやブラケットの集合
や器具や設計法に加えて、この発明の重要な点は、特定
の人類学的集団の患者用に適した器具を提供することに
ある。出願人がその米国特許出願第07/973,97
3号に述べているように、出願人の特注器具の設計法を
用いて任意の特定の患者用として理想的な特注器具を製
作することができるが、この発明は、患者と患者が属す
る人類学的集団との相関に基づき、患者の解剖学的特徴
と標準化された器具の適当な分類とを適合させることに
基づいて、患者に特に適した歯列矯正器を提供する方法
を含む。
や器具や設計法に加えて、この発明の重要な点は、特定
の人類学的集団の患者用に適した器具を提供することに
ある。出願人がその米国特許出願第07/973,97
3号に述べているように、出願人の特注器具の設計法を
用いて任意の特定の患者用として理想的な特注器具を製
作することができるが、この発明は、患者と患者が属す
る人類学的集団との相関に基づき、患者の解剖学的特徴
と標準化された器具の適当な分類とを適合させることに
基づいて、患者に特に適した歯列矯正器を提供する方法
を含む。
【0100】この発明の望ましい一実施態様では、歯列
矯正器の製作者は特定の人類学的集団の患者の治療用に
特に設計された標準化されたブラケットの集合を提供す
る。このような標準化された器具は、アーチワイヤとブ
ラケット、特に上述の個々のブラケットとブラケットの
集合および部分集合を含むアジア人と白人の集団に特有
の器具を含み、また上述の統計の収集と標準化された器
具設計法に従って設計された他の集団に特有の器具を含
む。
矯正器の製作者は特定の人類学的集団の患者の治療用に
特に設計された標準化されたブラケットの集合を提供す
る。このような標準化された器具は、アーチワイヤとブ
ラケット、特に上述の個々のブラケットとブラケットの
集合および部分集合を含むアジア人と白人の集団に特有
の器具を含み、また上述の統計の収集と標準化された器
具設計法に従って設計された他の集団に特有の器具を含
む。
【0101】更にこのような製作者は、(142)或る
患者をその集団に特有の標準化された器具のグループの
1つと適合させることのできる情報をその集団の患者用
の器具と相関させることにより、このような集団に特有
の標準化された器具を利用できるようにする。このよう
にして、その特定の集団に属する患者に、また集団に特
有の標準化された器具の設計の際にデータをとった患者
と実質的に同じ歯および関連する解剖学的構造を持つ患
者に集団に特有の標準化された適切な器具を提供する。
患者をその集団に特有の標準化された器具のグループの
1つと適合させることのできる情報をその集団の患者用
の器具と相関させることにより、このような集団に特有
の標準化された器具を利用できるようにする。このよう
にして、その特定の集団に属する患者に、また集団に特
有の標準化された器具の設計の際にデータをとった患者
と実質的に同じ歯および関連する解剖学的構造を持つ患
者に集団に特有の標準化された適切な器具を提供する。
【0102】この発明に従って、このような器具を患者
に提供する方法は幾つかある(150)。考えられる1
つの方法として、器具の供給者、例えば製作者や製作者
の製品の販売者などが、患者治療用の器具を必要とする
歯列矯正医や他の開業医から注文を受ける。歯列矯正医
は注文と同時にまたは別個に供給者に関連情報を提供し
て、歯列矯正医の患者と、歯列矯正医の患者の歯の解剖
学的構造を持つ集団用の標準化された器具として設計さ
れた器具または器具要素とを適合できるようにする。適
合がとれると、適当な器具が歯列矯正医に供給される。
に提供する方法は幾つかある(150)。考えられる1
つの方法として、器具の供給者、例えば製作者や製作者
の製品の販売者などが、患者治療用の器具を必要とする
歯列矯正医や他の開業医から注文を受ける。歯列矯正医
は注文と同時にまたは別個に供給者に関連情報を提供し
て、歯列矯正医の患者と、歯列矯正医の患者の歯の解剖
学的構造を持つ集団用の標準化された器具として設計さ
れた器具または器具要素とを適合できるようにする。適
合がとれると、適当な器具が歯列矯正医に供給される。
【0103】また,このような器具を供給する別の方法
は、供給者が資料またはその他の情報の編集物を提供
し、この中から歯列矯正医は、歯列矯正医が患者集団に
ついて利用できる情報に基づいて器具を選択することで
ある。例えば製作者は、名を明示した集団の患者に特に
適したいろいろの標準化された歯列矯正器を識別できる
カタログを提供してもよい。例えば、特定の外形を持つ
ブラケットが適しているのは、アジア人の患者か白人の
患者か、または特定の型の不正咬合や抜歯やその他の特
定の治療を必要とする患者かを識別することができる。
は、供給者が資料またはその他の情報の編集物を提供
し、この中から歯列矯正医は、歯列矯正医が患者集団に
ついて利用できる情報に基づいて器具を選択することで
ある。例えば製作者は、名を明示した集団の患者に特に
適したいろいろの標準化された歯列矯正器を識別できる
カタログを提供してもよい。例えば、特定の外形を持つ
ブラケットが適しているのは、アジア人の患者か白人の
患者か、または特定の型の不正咬合や抜歯やその他の特
定の治療を必要とする患者かを識別することができる。
【0104】適合性と仕様とを組み合わせれば、そうす
ることが望ましいが、ブラケットをその集団の患者の特
定の歯に適切に取り付けることができる。適合性と情報
とを組み合わせれば、そうすることが望ましいが、他の
特定のブラケットまたは特定のアーチワイヤと組み合わ
せて、ブラケットをその集団患者の歯に適切に取り付け
ることができる。または医者や医者のために器具を調達
する主体が、その集団の構成員に適した標準化された器
具の特定の外形の情報を利用できる場合は、供給者は器
具の外形のパラメータに関する情報を提供し、必要な外
形のパラメータ情報を持っている人は、対応する集団の
患者に適した標準化された器具をこの中から選択するこ
とができる。
ることが望ましいが、ブラケットをその集団の患者の特
定の歯に適切に取り付けることができる。適合性と情報
とを組み合わせれば、そうすることが望ましいが、他の
特定のブラケットまたは特定のアーチワイヤと組み合わ
せて、ブラケットをその集団患者の歯に適切に取り付け
ることができる。または医者や医者のために器具を調達
する主体が、その集団の構成員に適した標準化された器
具の特定の外形の情報を利用できる場合は、供給者は器
具の外形のパラメータに関する情報を提供し、必要な外
形のパラメータ情報を持っている人は、対応する集団の
患者に適した標準化された器具をこの中から選択するこ
とができる。
【0105】または供給者は、適当な器具や器具の要素
が、例えばブラケットが、他の器具の要素と共に使える
ように設計されていることを知らせてもよい。ここに述
べた方法に限らず、この発明の利点を患者に与えること
のできる、またはこの発明を実施することのできる方法
は多数ある。
が、例えばブラケットが、他の器具の要素と共に使える
ように設計されていることを知らせてもよい。ここに述
べた方法に限らず、この発明の利点を患者に与えること
のできる、またはこの発明を実施することのできる方法
は多数ある。
【0106】上述の、特にこの発明の詳細な説明から、
この発明の原理から逸れることなく、この発明の修正や
追加や変形が可能なことは当業者に明らかである。
この発明の原理から逸れることなく、この発明の修正や
追加や変形が可能なことは当業者に明らかである。
【図1】この発明の原理による最適化され標準化された
人類学的集団に特有の歯列矯正器の設計法の流れ図。
人類学的集団に特有の歯列矯正器の設計法の流れ図。
【図2】Aは図1の方法において、患者の歯の形の特徴
をそれぞれ表す20個の垂直な唇・舌方向の輪郭図。B
は下側の後部の歯の、図2Aの図からの歯の輪郭図。C
は下側の前部の歯の、図2Bと同様な図。Dは上側の後
部の歯の、図2Bと同様な図。Eは上側の前部の歯の、
図2Bと同様な図。
をそれぞれ表す20個の垂直な唇・舌方向の輪郭図。B
は下側の後部の歯の、図2Aの図からの歯の輪郭図。C
は下側の前部の歯の、図2Bと同様な図。Dは上側の後
部の歯の、図2Bと同様な図。Eは上側の前部の歯の、
図2Bと同様な図。
【図3】数学的弓形に配列した下顎の歯を記号的に表す
斜視図。
斜視図。
【図4】標準化された歯列矯正器を取り付けた、弓形に
列んだ下顎の歯の平面図。
列んだ下顎の歯の平面図。
【図5】この発明の或る実施態様での、標準化された歯
列矯正ブラケットとブラケットの外形のパラメータを示
す側面図。
列矯正ブラケットとブラケットの外形のパラメータを示
す側面図。
【図6】図5のブラケットの前面立面図。
【図7】図6のブラケットの線7−7に沿う断面図。
10 スロットの内外寸法 20 ブラケット 21 ブラケットスロットベース 22 ブラケットスロット 25 ブラケットベース CLA 歯冠長さ軸 LFA 歯の表面に接する平面 LOP 歯の咬合面に平行な線 FAI 従来の歯の顔面傾斜角 LAI この発明の歯の傾斜角 R ブラケットベース曲線立半径 SAI スロット傾斜角 TAI スロット先端角 RA スロット回転角
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月11日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (22)
- 【請求項1】所定の人種の患者を治療するための複数の
ブラケットであって、前記各ブラケットはベース部と、
前記ベース部に固定されたアーチワイヤ支持部を備え、
前記各ベース部は前記所定の人種の人々の特定の歯に取
り付けるよう構成され、各アーチワイヤ支持部はアーチ
ワイヤを受ける溝を備え、前記溝の深さと方向は前記所
定の人種の人々用に特に選択されたものである複数のブ
ラケット。 - 【請求項2】前記各ベース部と各アーチワイヤ支持部の
溝の深さと方向の構成は、特定の人種用に確立された数
学的弓形モデルから得られる請求項1記載の複数のブラ
ケット。 - 【請求項3】前記各ベース部と各アーチワイヤ支持部の
溝の深さと方向の構成は、患者と同じ人種の各個人の歯
の形の測定値から得られる請求項1記載の複数のブラケ
ット。 - 【請求項4】前記各ベース部と各アーチワイヤ支持溝の
深さと方向の構成は、前記所定の人種の人々の理想的な
歯冠長さ軸の傾斜角と顎の形の特徴に基づく前記請求項
のいずれか記載の複数のブラケット。 - 【請求項5】前記ブラケットは不正咬合の歯を持つ前記
所定の人種の人々の歯に合うように、また不正咬合を直
すように作られ、前記各アーチワイヤ支持溝は、前記所
定の人種の人々の歯の不正咬合を直すよう特に選択され
た深さと角形成を持つ請求項1−3のいずれか記載の複
数のブラケット。 - 【請求項6】前記ブラケットは、所定の人種の人々の前
記特定の歯にそれぞれ取り付けて前記歯の不正咬合を直
すよう設計されたブラケットの製作を制御するためにプ
ログラムされた、特にプログラムされたディジタル計算
機の助力により製作される請求項5記載の複数のブラケ
ット。 - 【請求項7】共通の歯の解剖学的構造に基づいて分類さ
れるアジア人種集団の構成員である患者を治療するため
の複数のブラケットであって、歯の顔面側に取り付ける
ことのできるアーチワイヤ支持部を備え、またその内部
にアーチワイヤスロットを持つ少なくとも1個の上側の
第1双頭歯ブラケットを含み、外形パラメータは、スロ
ットの内外寸法が1.07+/−0.10mm(0.0
42+/−0.004インチ)、ベース曲線立半径が
6.35mm(1/4インチ)から1.59mm(1/
16インチ)まで、スロット傾斜角が−3゜+/−2
゜、スロット先端角が約4゜+/−1゜、スロット回転
角が約−2゜+/−1゜である複数のブラケット。 - 【請求項8】その構成員が統計的に共通な歯の解剖学的
構造の特徴の類似性を持つ、アジア人種患者に属する患
者の治療用の歯列矯正器のブラケットの組合わせであっ
て、 請求項1記載の複数の歯列矯正器ブラケットを備え、前
記所定の人種はアジア人であり、各ブラケットはスロッ
トの内外寸法と、ブラケットベースの曲率と、スロット
傾斜角と、スロット先端角と、スロット回転角を含む寸
法パラメータに従って構成され、前記複数は、寸法パラ
メータの異なる組合わせを持ち、以下のほぼ等しい寸法
パラメータ、すなわち、 上側の中央部ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.27mm(0.050イン
チ) ベース曲率半径: 無限大 スロットトルク(傾斜)角: 18゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: 0゜ 上側の側部ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.37mm(0.054イン
チ) ベース曲率半径: 12.7mm(0.5インチ) スロット傾斜角: 16゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: −3゜ 上側の犬歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 0.94mm(0.037イン
チ) ベース曲率半径: 6.35mm(0.25インチ) スロット傾斜角: 0゜ スロット先端角: 8゜ スロット回転角: −4゜ 上側の第1双頭歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.07mm(0.042イン
チ) ベース曲率半径: 3.18mm(0.125インチ) スロット傾斜角: 2゜ スロット先端角: 4゜ スロット回転角: −2゜ 上側の第2双頭歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.32mm(0.052イン
チ) ベース曲率半径: 3.18mm スロット傾斜角: 1゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ 下側の中央部ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 無限大 スロット傾斜角: −2゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 下側の側部ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 無限大 スロット傾斜角: 0゜ スロット先端角: 0゜ スロット回転角: 0゜ 下側の犬歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 0.97mm(0.038イン
チ) ベース曲率半径: 6.35mm(0.25インチ) スロット傾斜角: 0゜ スロット先端角: 2゜ スロット回転角: −6゜ 下側の第1双頭歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.14mm(0.045イン
チ) ベース曲率半径: 3.18mm スロット傾斜角: −8゜ スロット先端角: 3゜ スロット回転角: 0゜ 下側の第2双頭歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.27mm ベース曲率半径: 3.18mm スロット傾斜角: −8゜ スロット先端角: 6゜ スロット回転角: 0゜ ただし、次のパラメータについては「ほぼ等しい」は、 スロット傾斜角については+/−2゜以内 スロット先端角については+/−1゜以内 スロット回転角については+/−1゜以内 スロット内外寸法については、+/−定数0.51mm
(0.020インチ)以内で、これは全てのブラケット
について+/−0.13mm(0.005インチ)以内
では同じであり、 ベース曲率半径については上述の値の1/2倍から2倍
の間であって、少なくとも12.7mm(0.5イン
チ)の絶対値を持つ半径は全て無限大と定義される、を
持つブラケットから成る集団から選択された、少なくと
も2個のブラケットを備えるブラケットの組合わせ。 - 【請求項9】各ブラケットはスロットの内外寸法と、ス
ロット傾斜角と、スロット回転角を含む寸法パラメータ
に従って構成され、以下のほぼ等しい寸法パラメータ、
すなわち、 上側の第1臼歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.04mm(0.041イン
チ) スロット傾斜角: −10゜ スロット先端角: 15゜ 上側の第2臼歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: 10゜ スロット先端角: 15゜ 下側の第1臼歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −10゜ スロット回転角: 4゜ 下側の第2臼歯ブラケット用: スロットの内外寸法: 1.04mm スロット傾斜角: −7゜ スロット回転角: 0゜ を持つブラケットを備える集団から選択された臼歯ブラ
ケットを更に備え、前記臼歯ブラケットは望ましくは取
り付けバンドを持つ頬管を備える請求項8記載の歯列矯
正器の組合わせ。 - 【請求項10】前記複数のブラケットはブラケットの左
の半部分集合とブラケットの右の半部分集合を備え、各
半部分集合のブラケットはそれぞれ他の半部分集合の対
応するブラケットの鏡像である、対応する歯のブラケッ
トを備え、各半部分集合は、スロットの内外寸法と、ベ
ース曲率半径と、スロット傾斜角と、スロット先端角
と、スロット回転角を含む寸法パラメータを持つ上側の
中央部ブラケットと、上側の側部ブラケットと、上側の
犬歯ブラケットと、上側の第1双頭歯ブラケットと、上
側の第2双頭歯ブラケットを備え、ブラケットの前記組
合わせはこのようにして前記人種の患者の上側の歯列弓
用のブラケットの部分集合を形成する請求項8または9
記載の歯列矯正ブラケットの組合わせ。 - 【請求項11】前記複数のブラケットは、ブラケットの
左の半部分集合とブラケットの右の半部分集合を備え、
各半部分集合のブラケットは、それぞれ他の半部分集合
の対応するブラケットの鏡像である、対応する歯のブラ
ケットを備え、各半部分集合は、スロットの内外寸法
と、ベース曲率半径と、スロット傾斜角と、スロット先
端角と、スロット回転角を含む寸法パラメータを持つ下
側の中央部ブラケットと、下側の側部ブラケットと、下
側の犬歯ブラケットと、下側の第1双頭歯ブラケット
と、下側の第2双頭歯ブラケットを備え、ブラケットの
前記組合わせはこのようにして前記人種の患者の下側の
歯列弓用のブラケットの部分集合を形成する請求項8ま
たは9記載の歯列矯正ブラケットの組合わせ。 - 【請求項12】前記複数のブラケットは少なくとも1つ
の部分集合を含み、各部分集合は一対の中央部ブラケッ
トと、一対の側部ブラケットと、一対の犬歯ブラケット
と、一対の第1双頭歯ブラケットと、一対の第2双頭歯
ブラケットを備え、ブラケットの各対は隣の歯に取り付
ける寸法パラメータを持ち、また前記複数は同じブラケ
ットの部分集合に少なくとも4個のブラケットを備え、
前記部分集合は、上側のブラケットの上側の部分集合と
下側のブラケットの下側の部分集合から成る部分集合の
集団から選択され、また前記少なくとも4個のブラケッ
トは少なくとも二対のブラケットを含み、各対のブラケ
ットは患者の口の反対側の対応する歯に互いに鏡像で配
置される請求項8または9記載の歯列矯正ブラケットの
組合わせ。 - 【請求項13】前記少なくとも4個のブラケットは、同
じブラケットの部分集合からの少なくとも6個のブラケ
ットを含み、前記少なくとも6個のブラケットは少なく
とも三対のブラケットを含み、各対のブラケットは患者
の口の反対側の対応する歯に互いに鏡像で配置され、ま
た前記少なくとも三対のブラケットは隣の歯に取り付け
るよう設計された外形パラメータを持つ請求項12記載
の歯列矯正ブラケットの組合わせ。 - 【請求項14】前記複数のブラケットは、2個の隣の歯
用の少なくとも2個のブラケットを、望ましくは3個の
隣の歯用の少なくとも3個のブラケットを備える請求項
8または9記載のブラケットの組合わせ。 - 【請求項15】前記複数のブラケットは、 a) 前記集団から選択された上側の双頭歯ブラケッ
ト、 b) 前記集団から選択された上側の双頭歯ブラケット
と、上側の犬歯ブラケットと上側の第2双頭歯ブラケッ
トから成る部分集団から選択された少なくとも1個のブ
ラケット、 c) 上側の犬歯ブラケットと、上側の第1双頭歯ブラ
ケットと、上側の第2双頭歯ブラケット、 d) 上側の中央部ブラケットと、上側の第2双頭歯ブ
ラケットと、また上側の側部ブラケット、上側の犬歯ブ
ラケット、上側の第1双頭歯ブラケットから成る部分集
団から選択された少なくとも1個のブラケット、 e) 上側の中央部ブラケットと、上側の第2双頭歯ブ
ラケットと、また上側の側部ブラケット、上側の犬歯ブ
ラケット、上側の第1双頭歯ブラケットから成る部分集
団から選択された少なくとも2個の異なるブラケット、 f) 下側の犬歯ブラケット、 g) 下側の犬歯ブラケットと、下側の中央部ブラケッ
トと下側の側部ブラケットから成る第1部分集団から選
択されたブラケットと、下側の第1双頭歯ブラケットと
下側の第2双頭歯ブラケットから成る第2部分集団から
選択されたブラケット、 h) 下側の犬歯ブラケットと、下側の中央部ブラケッ
トと下側の側部ブラケットから成る第1部分集団から選
択された第1前部ブラケットと、下側の第1双頭歯ブラ
ケットと下側の第2双頭歯ブラケットから成る第2部分
集団から選択された第1後部ブラケットと、前記第1前
部および第1後部ブラケットとは異なりかつ前記第1お
よび第2部分集団のブラケットから成る第3部分集団か
ら選択された少なくとも1個のブラケット、 i) 下側の中央部ブラケットと、下側の側部ブラケッ
トと、下側の犬歯ブラケットと、下側の第1双頭歯ブラ
ケットと、下側の第2双頭歯ブラケットの1つを含む、
請求項8または9記載のブラケット組合わせ。 - 【請求項16】請求項8または9記載の歯列矯正ブラケ
ットの組合わせを含み、またアーチワイヤまたは請求項
9記載の歯列矯正器を更に備える歯列矯正器であって、
前記アーチワイヤは1つの中点と2つの端を持ち、前記
アーチワイヤは前記中点に関して対称的であり、また中
点から遠心的に端に向かって、中点に隣接する第1区分
と、第1区分に隣接する第2区分と、第2区分に隣接す
る第3区分と、第3区分に隣接する第4区分と、第4区
分に隣接する第5区分を含む、少なくとも隣接5区分で
前記中点の各側に定義することができ、ただし複数の各
ブラケットは患者の特定の1本の歯に接続するよう作ら
れたベースと、アーチワイヤに沿った特定の相対的位置
で接続するよう作られたスロットとを持ち、前記複数の
ブラケットは少なくとも二対のブラケットを含む少なく
とも4個のブラケットを含み、各対は異なる歯用に作ら
れ、また各対は互いに鏡像であって患者の歯列弓の向か
い合う右側と左側の対応する歯に接続するよう作られた
2個のブラケットを含み、また各ブラケットは、スロッ
トの内外寸法と、ベース曲率半径と、スロット傾斜角
と、スロット先端角と、スロット回転角を含む寸法パラ
メータに従って作られる歯列矯正器。 - 【請求項17】治療を受ける患者はアジア人種であり、
前記アーチワイヤの断面寸法の公称は、前記少なくとも
1個のブラケット内のスロットの高さより0.025m
m(0.001インチ)狭く、また前記少なくとも1個
のブラケット内のスロットは以下の傾斜角、すなわち 上側の中央部ブラケットについては18゜ 上側の側部ブラケットについては16゜ 上側の犬歯ブラケットについては0゜ 上側の第1双頭歯ブラケットについては2゜ 上側の第2双頭歯ブラケットについては1゜ 下側の中央部ブラケットについては−2゜ 下側の側部ブラケットについては0゜ 下側の犬歯ブラケットについては0゜ 下側の第1双頭歯ブラケットについては−8゜ 下側の第2双頭歯ブラケットについては−8゜ で傾斜している請求項16記載の歯列矯正器。 - 【請求項18】その構成員が統計的に共通な歯の解剖学
的構造の特徴の類似性を持つ、アジア人種患者に属する
患者の治療用の歯列矯正器を提供する方法であって、請
求項8または9記載の複数の歯列矯正ブラケットを提供
することを含む方法。 - 【請求項19】前記患者の異なる1本の歯にそれぞれ対
応する複数の歯列矯正ブラケットから多数のブラケット
を選択し、また各選択されたブラケットを前記患者の対
応する1本の歯に固定し、また前記固定する段階は、各
個々の選択されたブラケットを対応する1本の歯に、歯
の最も咬合する点から垂直に次のようにほぼ等しい間
隔、すなわち、 上側の中央部ブラケットについては4.6mm 上側の側部ブラケットについては3.9mm 上側の犬歯ブラケットについては4.7mm 上側の第1双頭歯ブラケットについては3.2mm、 上側の第2双頭歯ブラケットについては3.6mm、 下側の中央部ブラケットについては4.0mm、 下側の側部ブラケットについては4.0mm、 下側の犬歯ブラケットについては4.8mm、 下側の第1双頭歯ブラケットについては4.0mm、 下側の第2双頭歯ブラケットについては4.0mm、 ただし「ほぼ等しい」は+/−0.2mm以内、をあけ
て固定する段階を含む請求項18記載の方法。 - 【請求項20】歯列矯正器を用いて患者の不正咬合を直
す歯列矯正法であって、取り付けるために特に構成した
歯列矯正ブラケットと歯列矯正アーチワイヤの集合を製
作し、また患者の人種を決定し、その患者が前記所定の
人種であるという決定に応じてその患者の歯に取り付け
るブラケットを選択し、このブラケットに取り付けるア
ーチワイヤを選択することにより、所定の人種の人の歯
の不正咬合を直すことを含む方法。 - 【請求項21】定義された型の患者用の標準化された歯
列矯正器を製作する段階を含む方法であって、前記製作
段階は、 前記定義された型の患者を含む複数の個々の各患者毎
に、特にプログラムされたディジタル計算機を用いて特
注の歯列矯正器を設計し、前記設計段階は、 複数の各患者毎に個々の患者の複数の各歯の形のデータ
をディジタル化し、 前記ディジタル化されたデータを処理して、個々の患者
の歯の理想的な仕上げ位置を計算し、 前記計算された仕上げ位置と歯の形のデータから、前記
個々の患者の歯を前記計算された仕上げ位置に動かすた
めの特注の歯列矯正器を設計し、 前記定義された型の個々の患者毎に、前記設計された特
注の歯列矯正器の外形パラメータのディジタル化された
記録を生成し、 プログラムされたディジタル計算機では、前記定義され
た型の患者用のディジタル化された記録からの外形パラ
メータのデータを統計的に処理し、またそこから前記定
義された型の患者の歯を矯正するのに適した歯列矯正器
の標準化された設計を生成する、部分的設計段階を含
み、 前記標準化された設計に従って標準化された歯列矯正器
を製作し、 前記製作された標準化された歯列矯正器が前記定義され
た型の患者の歯を矯正するのに特に適していることを効
果的に識別するのに十分な情報の記録を作る製作段階を
含む請求項20記載の方法。 - 【請求項22】標準化された器具を用いて治療を受ける
患者が前記定義された型の患者かどうかを決定する前記
段階と、 標準化された器具を用いて治療を受ける患者が前記定義
された型の患者であると決定すると、前記情報記録から
前記標準化された器具を選択し、これにより治療を受け
る患者の治療用の前記標準化された器具を提供する段階
を更に含む請求項21記載の方法。
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