JPH08168970A - トルクレンチとアタッチメントおよび締結方法 - Google Patents

トルクレンチとアタッチメントおよび締結方法

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JPH08168970A
JPH08168970A JP1499794A JP1499794A JPH08168970A JP H08168970 A JPH08168970 A JP H08168970A JP 1499794 A JP1499794 A JP 1499794A JP 1499794 A JP1499794 A JP 1499794A JP H08168970 A JPH08168970 A JP H08168970A
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JP
Japan
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fastener
head
torque wrench
fastening
driving body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1499794A
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English (en)
Inventor
Toshinobu Miyazaki
俊宣 宮崎
Nobukatsu Chiba
信勝 千葉
Yasuharu Nagaki
康晴 永木
Mitsuharu Honma
光春 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagaki Seiki Co Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Nagaki Seiki Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締結作業に便利でこれを容易に能率よく達成
できるようにする。 【構成】 締結具駆動体1を回転自在に支持するととも
に、これとの往復相対回動により締結具駆動体1を所定
の方向に刻み回転させるラチェット機構を備えたヘッド
2と、このヘッド2に連結されるとともに、前記ラチェ
ット機構を介して締結具駆動体1を所定方向に刻み回転
させるエア式駆動源5と、前記ヘッド2に連結されてこ
れを締結具駆動体1との間で往復相対回動操作してラチ
ェット機構を介し締結具駆動体1を所定方向に刻み回転
させるとともに、前記往復相対回動操作時のトルクが所
定値を上回ったときに操作に所定の遊びを与える遊び機
構を装備したハンドル6とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクレンチとアタッ
チメントおよび締結方法に関し、詳しくは、トルクレン
チと、このトルクレンチと組合せ使用されるアタッチメ
ントと、これらトルクレンチ、あるいはトルクレンチお
よびアタッチメントを使用した締結方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、エア式のトルクレンチと手動式の
トルクレンチとが提供されている。どちらのタイプのも
のも、ボルト等の締結具の頭部に直接または間接に嵌め
合わせてこれを回転させる締結具駆動体をヘッドに備え
ている。
【0003】エア式のトルクレンチは、ヘッドに連結さ
れたエア式駆動源によって締結具駆動体をラチェット機
構を介し所定方向に刻み回転させながら、締結具を自動
的に締結方向に回転させることにより、自動的に締結を
行い、また締結具駆動体を逆の方向に回転させることに
より締結を自動的に解くようになっている。
【0004】手動式のトルクレンチは、ヘッドに連結さ
れたハンドルの操作によりヘッドを締結具駆動体に対し
往復相対回動させて、ラチェット機構を介し締結具駆動
体を所定方向に刻み回転させながら、締結具を締結方向
に回転させていって手動にて締結を行い、また締結具駆
動体を逆の方向に回転させて手動にて締結を解くように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エア式のト
ルクレンチは自動的に締結および締結解除を行うことが
できるので便利である。しかし、エア式駆動の圧力の限
界から高い締結トルクは得られない。したがって、安全
上所定の締結トルクが必要な場合等、これを満足できな
いことが多々ある。
【0006】また手動式のトルクレンチはハンドルによ
る手操作にて締結を行うので、必要な締結トルクは十分
に得られる。しかし一回の締結や締結解除のためにハン
ドルを繰り返し何回も操作しなければならない不便があ
り、作業能率が悪い上に、多数箇所を締結したり締結を
解除したりすると作業者が疲労しやすい。
【0007】そこで、高トルクが必要な締結終了段階と
締結解除初期段階とに手動式のトルクレンチを一時的に
使用し、他の大半の作業をエア式のトルクレンチを使用
して自動的に行うことが考えられる。
【0008】しかしこれを行うには、前記2つのトルク
レンチを用意する必要があるので高価につく。またこれ
ら2つのトルクレンチの双方を携帯して使い分けなけれ
ばならないので、工具の取扱いや収納、運搬等に不便で
ある。一人が2つのトルクレンチを使い分ける必要のあ
るときは特に不便であるし、持ち替えに時間が掛かる。
作業位置が高所である場合、トルクレンチを持ち替える
のに作業者がバランスを崩したりして危険回数の増大を
招く。
【0009】本発明は、上記のような問題を解消するこ
とができるトルクレンチやこれを利用した締結方法、お
よび前記トルクレンチと組合せ使用してロック処理を含
む締結作業に便利にしたアタッチメントや、これを使用
したロック処理付き締結方法を提供することを課題とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクレンチは
上記のような課題を達成するために、締結具駆動体を回
転自在に支持するとともに、これとの往復相対回動によ
り締結具駆動体を所定の方向に刻み回転させるラチェッ
ト機構を備えたヘッドと、このヘッドに連結されるとと
もに、前記ラチェット機構を介して締結具駆動体を所定
方向に刻み回転させるエア式駆動源と、前記ヘッドに連
結されてこれを締結具駆動体との間で往復相対回動操作
してラチェット機構を介し締結具駆動体を所定方向に刻
み回転させるとともに、前記往復相対回動操作トルクが
所定値を上回ったときに操作に所定の遊びを与える遊び
機構を装備したハンドルとを備えたことを特徴とするも
のである。
【0011】また本発明の締結方法は、前記トルクレン
チのヘッドに備える締結具駆動体をボルト類の締結具に
直接または間接に嵌め合わせた後、ヘッドに連結された
エア式駆動源を働かせることにより、ラチェット機構を
介し前記締結具駆動体を所定方向に刻み回転させなが
ら、締結具を締結方向に回転させ、エア式駆動源が駆動
限界に達した時点でこれの動作を停止させた後、ハンド
ルによりヘッドを往復回動させることにより、ラチェッ
ト機構を介し締結具駆動体を所定方向に刻み回転させな
がら、締結具を締結方向にさらに回転させていき、往復
回動操作時のトルクが所定トルクに達してハンドルに装
備した遊び機構に遊びが生じたとき往復回動操作を終
え、締結具を所定トルク値にて締結することを特徴とす
るものである。
【0012】本発明のあタッチメントは、前記のトルク
レンチと組合せ備えられ、これの締結具駆動体と連結で
きる連結軸と、この連結軸と軸線が位置ズレするととも
にこの連結軸からこの連結軸と逆方向の回転が伝達され
る締結具駆動体とを装備したことを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明のロック処理付き締結方法は、前記
締結方法を終えた後、トルクレンチの締結具駆動体を、
締結を終えた締結具から外した後、この外した締結具駆
動体に請求項4に記載のアタッチメントの連結軸を連結
するとともに、アタッチメントの締結具駆動体を前記締
結を終えた締結具に施したロック部材に直接または間接
に嵌め合わせ、次いでトルクレンチのエア式駆動源を働
かせることにより、トルクレンチの締結駆動体およびア
タッチメントの連結軸を介しアタッチメントの締結駆動
体を所定の方向に回転駆動して、ロック部材をロック側
に回転させロックを行うことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明のトルクレンチの上記構成では、ヘッド
に有する締結具駆動体を、このヘッドに連結されたエア
式駆動源の働きによりラチェット機構を介して所定方向
に刻み回転させることができるし、前記ヘッドに連結さ
れたハンドルでヘッドを締結具駆動体に対し往復相対回
動させる操作によって、前記ラチェット機構を介し締結
具駆動体を所定方向に刻み回転させることができるの
で、1つのトルクレンチによって、これのヘッドに備え
る1つの締結具駆動体およびラチェット機構、およびヘ
ッドに連結した1つのハンドルを共用して、エア式の駆
動による自動的な締結、締結解除作業と、手動式の駆動
による締結、締結解除作業とを選択的に行うことがで
き、しかも1つの締結作業でも締結トルクの要否に応じ
て、エア式による作業の簡便化機能と、手動式による締
結トルク保証機能とを活かして使い分けることができ
る。
【0015】本発明の締結方法の上記構成では、前記ト
ルクレンチのヘッドに備える締結具駆動体をボルト類の
締結具に直接または間接に嵌め合わせた後、最初はエア
式駆動源を働かせて締結具を締結方向に回転させるの
で、エア式駆動源が駆動限界に達するまでの大半の締結
作業を自動的に遂行し、エア式駆動源が駆動限界に達し
た後は、ハンドルによりヘッドを往復回動させて締結具
を締結方向にさらに回転させながら残りの締結作業を手
動式に行い、手動式の締結作業を往復回動操作時のトル
クが所定トルクに達してハンドルに装備した遊び機構に
遊びが生じたときに終えるので、締結具を所定トルク値
に達するまで過剰締結なしに確実に締結することができ
る。
【0016】本発明のアタッチメントの上記構成では、
前記トルクレンチの締結具駆動体に連結軸を連結するこ
とにより、この連結軸にトルクレンチのエア式の駆動力
および手動式の駆動力を選択的に受け、これを連結軸と
は軸線が位置ズレしたアタッチメント側の締結具駆動体
に、トルクレンチ側の締結具駆動体とは逆方向の回転と
して伝達するので、アタッチメント側の締結具駆動体を
前記連結軸に邪魔されることなく前記締結に係る締結具
のロック部材に直接または間接に嵌め合わせてこれをロ
ック方向に回転させることによりロックを行うことがで
きる。
【0017】本発明のロック処理付き締結方法の上記構
成では、前記トルクレンチによる締結を終えた後、前記
トルクレンチの締結具駆動体を、アタッチメントの連結
軸に連結し直すとともに、アタッチメントの締結具駆動
体を前記締結を終えた締結具に施したロック部材に直接
または間接に嵌め合わせて、トルクレンチのエア式駆動
源を働かせ、トルクレンチの締結具駆動体およびアタッ
チメントの連結軸を介しアタッチメントの締結具駆動体
を所定の方向に回転駆動して、ロック部材をロック側に
自動的に回転させるので、締結具を所定トルクにまで締
結する締結終了段階の作業を除く他の作業をトルクレン
チのエア式駆動源を利用して自動的に行って、ロック処
理付きの締結を達成することができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の各実施例について図を参照しな
がら説明する。
【0019】図1〜図3は本発明に係るトルクレンチの
一実施例を示している。このトルクレンチは図1に示す
ように、ボルト等の締結具を間接に回転させる締結具駆
動体1を回転自在に支持するヘッド2を有し、このヘッ
ド2の基部3に、前記締結具駆動体1を図2に示すよう
なラチェット機構4を介して刻み回転させる、エア式駆
動部5および手動操作式のハンドル6とが連結されてい
る。
【0020】締結具回転体1は図1、図2に示すよう
に、ヘッド2の一側面から突出した駆動軸1aに締結し
ようとする締結具の種類に応じた各種の締結工具7が着
脱できるように装着され、所望の締結具を締結し、また
締結解除する。図の13は抜け止め用のクリックストッ
パを示し、駆動軸1aに設けられている。
【0021】ラチェット機構4は図2に示すように、ヘ
ッド2の中央割り溝内で締結具回転体1のまわりに位置
し、かつこれと同軸上で揺動できるように支持されたラ
チェットヨーク8と、締結具回転体1側に支持され、揺
動により両端部のラチェット歯9a、9bが前記ラチェ
ットヨーク8の内周のラチェット歯8aと択一的に噛み
合うラチェットポウル9と、このラチェットポウル9を
前記各端部ラチェット歯9a、9bのどちらか一方がラ
チェット歯8aに噛み合うように切換え付勢するロック
ピン11と、これの付勢方向を切り換える切換操作部材
12とを備え、前記付勢方向の切換によって、ヘッド2
およびラチェットヨーク8が締結具回転体1に対して往
復相対回動するときの一方向の動きのみが締結具回転体
1に伝達され、他方の動きは伝達されないようにして、
前記刻み回転を行わせる。この機構は公知のものである
ので、詳細な説明は省略する。
【0022】エア式駆動部5は、図2に示すように前記
ヘッド2の基部3に連結したケース15内にロータ16
を有し、これがエア式駆動部5の後端部に接続される給
気源からの圧縮空気が給気弁17を経て給気路18を通
過するときに回転駆動される。ロータ16の回転は減速
遊星歯車機構19を介してクランクシャフト20に伝達
される。クランクシャフト20の先端に設けられたクラ
ンクピン21が前記ラチェットヨーク8の揺動端に設け
られた二股部8b内に位置しており、前記クランクシャ
フト20の回転によりクランクピン21および二股部8
bを介しラチェットヨーク8を往復揺動させる。
【0023】そしてこのラチェットヨーク8の往復揺動
によって、前記ラチェット機構4を介しロックピン11
の切換付勢方向に応じた方向に締結具回転体1を刻み回
転させる。図の14は給気弁の操作レバーであり、矢印
の方向に給気弁17を押動してこれを開く。
【0024】ハンドル6は図1、図3に示すように、ヘ
ッド2に基部3を介し連結されていいることにより、ヘ
ッド2を締結具回転体1のまわりに往復回動させること
ができ、このヘッド2の動きにラチェットヨーク8が追
従することにより、ラチェットヨーク8がエア式駆動部
5によって揺動される場合と同様に、ラチェット機構4
を介しロックピン11の切換付勢方向に応じた方向に締
結具回転体1を刻み回転させることができる。
【0025】またハンドル6は図3に示すように、ヘッ
ド2側に連結された基部ロッド21と、この基部ロッド
21に遊びを持って被さるとともにピン22で前記遊び
の範囲内で揺動できるように連結したハンドルケース2
3と、このハンドルケース23内で前記基部ロッド21
とリンク24で連結されるとともに、背部にハンドルケ
ース23の後端部との間に働かせたバネ25による押圧
された押圧スライダ26を有し、基部ロッド21とハン
ドルケース23との間に操作の遊び機構27を構成して
いる。
【0026】これにより、ハンドルケース23を把持し
てハンドル6を操作し、ラチェット機構4を介して締結
具回転体1を刻み回転させていく場合、操作トルクが前
記バネ25の押圧力に見合う所定範囲内である間、前記
基部ロッド21とハンドルケース23とは一体物として
操作力を伝達するが、所定トルクを上回ると前記バネ2
5の押圧力に打ち勝って基部ロッド21がリンク24を
介し押圧スライダ26を後退させながらハンドルケース
23に対する傾き姿勢が反対方向に切り換わる。
【0027】そしてこの切り換わり動作の間、ハンドル
6による操作に遊び機構27による遊びができて締結具
回転体1に回転させることはできずに操作が一瞬軽くな
るのと、前記基部ロッド21の前記姿勢が切り換わって
ハンドルケース23の反対側内面に当たって停止すると
きの音等とによって、前記切り換わりが操作者側で容易
かつ確実に確認されるので、この時点で締結操作を終わ
れば、締結具回転体1による締結具の締結を所定トルク
にて正確に達成することができる。この機構も既に公知
のものであるので、詳細な説明は省略する。
【0028】なお、ハンドルケース23の後端部には、
前記バネ25を受けるバネ座29の位置を調節するネジ
30が設けられ、これによるバネ座29の位置調節によ
ってバネ25の押圧スライダ26に対する押圧力を適宜
変更し、遊び機構27に遊びを生じさせる締結トルク値
を自由に設定できるようにしてある。
【0029】本実施例のトルクレンチは上記のような構
成であるので、ヘッド2に有する締結具駆動体1を、こ
のヘッド2に連結されたエア式駆動部5の働きによりラ
チェット機構4を介して所定方向に刻み回転させること
ができるし、前記ヘッド2に連結されたハンドル6でヘ
ッド2を締結具駆動体1に対し往復相対回動させる操作
によって、前記ラチェット機構4を介し締結具駆動体1
を所定方向に刻み回転させることができるので、1つの
トルクレンチによって、これのヘッド2に備える1つの
締結具駆動体1およびラチェット機構4、およびヘッド
2に連結した1つのハンドル6を共用して、エア式の駆
動による自動的な締結、締結解除作業と、手動式の駆動
による締結、締結解除作業とを選択的に行うことができ
る。
【0030】したがって、従来のように2種類のトルク
レンチを用意する場合のように高価につかないし、これ
ら2つのトルクレンチの双方を携帯して使い分けなける
のに比し工具の取扱いや収納、運搬等に便利である。そ
して一人が2つのトルクレンチを使い分ける場合のよう
な、持ち替えに時間が掛かったり、作業位置が高所で、
トルクレンチを持ち替えるのに作業者がバランスを崩し
たりして危険回数が増大すると言ったことも解消するこ
とができる。
【0031】なお、ハンドルケース23のグリップ部6
aにはハンドル6がグリップ6aを握る手から脱落する
のを防止するグリップガイド28が設けられている。
【0032】次に、前記トルクレンチを利用した本発明
の締結方法の一実施例につき、図4に示すような鉄道の
架線工事の場合を例に説明する。
【0033】図4は支持架線31に一定間隔ごとに取り
付けたハンガーイヤー32によってトロリー線33を吊
持する工事の場合を示し、作業車34上の作業者35は
工事における締結作業のために前記トルクレンチ36を
持っている。
【0034】この締結作業は、図5に示すようにハンガ
ーイヤー32の下端に設けられている取付け金具37が
利用され、この挟持片37a、37bの一方のばか穴を
通じて他方のネジ穴に、締結具としてのボルト38をネ
ジ込み、挟持片37a、37b間にトロリー線33を所
定の強度で確固に挟み付ける作業である。
【0035】このため作業者は、図5に示すようにハン
ドル6を片手に把持してトルクレンチ36を取扱い、締
結工具7の連結部7aを締結具である穴付きボルト38
の穴38aに矢印の方向から嵌め合わせる。
【0036】次いでハンドル6を把持した手の指等にて
操作レバー14を操作して給気弁17を開き、ヘッド2
に連結されたエア式駆動部5を働かせることにより、ラ
チェット機構4を介し前記締結具駆動体1および締結工
具7を必要方向、例えば右回転方向に刻み回転させなが
ら、ボルト38を締結方向に回転させる。
【0037】そして、エア式駆動部5が駆動限界に達し
た時点でこれの動作を停止させた後、ハンドル6により
ヘッド2を往復回動させることにより、ラチェット機構
4を介し締結具駆動体1および締結工具7を所定方向に
刻み回転させながら、ボルト38を締結方向にさらに回
転させていき、往復回動操作時のトルクが所定トルクに
達してハンドル6に装備した遊び機構27に遊びが生じ
たとき往復回動操作を終え、ボルト38を所定トルク値
まで締結する。
【0038】このような締結方法では、前記トルクレン
チ36をこれに備えるハンドル6を把持して取扱い、ト
ルクレンチ36のヘッド2に備える締結具駆動体1の締
結工具7をボルト38類の締結具に嵌め合わせた後、最
初はエア式駆動部5を働かせてボルト38等を締結方向
に回転させるので、エア式駆動部5が駆動限界に達する
までの大半の締結作業を自動的に遂行し、エア式駆動部
5が駆動限界に達した後は、ハンドル6によりヘッド2
を往復回動させてボルト38等を締結方向にさらに回転
させながら残りの締結作業を手動式に行い、手動式の締
結作業を往復回動操作時のトルクが所定トルクに達して
ハンドル6に装備した遊び機構27に遊びが生じたとき
に終えるので、ボルト38等を所定トルク値まで確実に
締結することができ、必要十分な締結作業を容易に達成
することができる。
【0039】なお図5において、ボルト38の挟持片3
7bのネジ穴から突出した部分にロックナット41を嵌
め合わせて働かせ、ボルト38を締結状態にロックする
ようにしている。このロック作業は、ロックナット41
をボルト38とは逆の方向に回転させることにより行う
が、本発明のアタッチメントは、これを前記トルクレン
チ36の駆動力を利用して簡易に達成できるようにす
る。
【0040】このアタッチメントの一実施例につき図6
を参照しながら以下説明する。図に示すように、ハンド
ル51を持ったヘッド52の両側板間に、前記のトルク
レンチ36の締結具駆動体1と連結できる連結軸53
と、この連結軸53と軸線が位置ズレするとともにこの
連結軸53からギヤ機構54を介して、連結軸53と逆
方向の回転が伝達される締結具駆動体55とを装備して
いる。
【0041】締結具駆動体55は、直接ロックナット4
1に嵌まり合いこれに回転を伝達できるようにした角ソ
ケットをなしているが、締結具回転体1のようにロック
ナット41やこれに代わる各種のロック部材の種類に応
じたものを連結して用いるようにすることもできる。
【0042】このようなアタッチメント56では、前記
トルクレンチ36の締結具駆動体1に連結軸53を図7
に矢印で示すように側方から連結することにより、この
連結軸53にトルクレンチ36のエア式の駆動力および
手動式の駆動力を選択的に受け、これを連結軸53とは
軸線が並行なアタッチメント56側の締結具駆動体55
に、トルクレンチ36側の締結具駆動体1とは逆方向の
回転として伝達するので、アタッチメント56側の締結
具駆動体55を前記連結軸53に邪魔されることなく前
記締結に係るボルト38のロックナット41に嵌め合わ
せてこれをロック方向、本実施例では右回転方向に回転
させることによりロックを行うことができる。
【0043】したがってこれらアタッチメント56と前
記トルクレンチ36を組合せ備えて使用し、ロック処理
付きの締結を行うと、より安全な締結作業を簡易に行う
ことができる。
【0044】本発明のロック処理付き締結方法の一実施
例につき、図7を参照して以下に説明する。
【0045】前記トルクレンチ36による本発明の締結
方法を終えた後、トルクレンチ36の締結具駆動体1
を、締結を終えたボルト38等から外した後、この外し
た締結具駆動体1に前記アタッチメント56の連結軸5
3を前記したように連結する。
【0046】そして、アタッチメント56の締結具駆動
体55を前記締結を終えたボルト38等に施したロック
ナット41に嵌め合わせる。次いでトルクレンチ36の
エア式駆動部5を働かせることにより、トルクレンチ3
6の締結具回転体1およびアタッチメント56の連結軸
53を介しアタッチメント56の連結具回転体55を所
定の方向に回転駆動して、ロックナット41をロック側
に回転させロックを行い、ロック処理付き締結を終了す
る。
【0047】これにより、前記トルクレンチ36による
締結を終えた後、前記トルクレンチ36の締結具駆動体
1を、アタッチメント56の連結軸53に連結し直すと
ともに、アタッチメント41の締結具駆動体55を前記
締結を終えたボルト38に施すロックナット41に嵌め
合わせて、トルクレンチ36のエア式駆動部5を働かせ
ることにより、アタッチメント56の締結具駆動体55
を所定の方向に回転駆動して、ロックナット41をロッ
ク側に自動的に回転させられるので、ボルト38を所定
トルクにまで締結する締結終了段階の作業を除く他の作
業をトルクレンチのエア式駆動源を利用して自動的に行
い、ロック処理付き締結を簡易に達成することができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明のトルクレンチによれば、1つの
トルクレンチによって、これのヘッドに備える1つの締
結具駆動体およびラチェット機構、およびヘッドに連結
した1つのハンドルを共用して、エア式の駆動による自
動的な締結、締結解除作業と、手動式の駆動による締
結、締結解除作業とを選択的に行うことができるので、
従来のように2種類のトルクレンチを用意する場合のよ
うに高価につかないし、これら2つのトルクレンチの双
方を携帯して使い分けなけるのに比し工具の取扱いや収
納、運搬等に便利である。そして一人が2つのトルクレ
ンチを使い分ける場合のような、持ち替えに時間が掛か
ったり、作業位置が高所で、トルクレンチを持ち替える
のに作業者がバランスを崩したりして危険回数が増大す
ると言ったことも解消することができる。しかも1つの
締結作業でもエア式による作業の簡便化機能と、手動式
による締結トルク保証機能とを活かして使い分け、締結
作業をより有利に遂行することができる。
【0049】本発明の締結方法によれば、前記トルクレ
ンチにより、エア式駆動源が駆動限界に達するまでの大
半の締結作業を自動的に遂行し、エア式駆動源が駆動限
界に達した後は、ハンドル操作による手動式の締結作業
を操作トルクが所定トルクに達して遊び機構に遊びが生
じたときに終えるようにして締結具を所定トルク値にて
締結するので、十分なトルクでの締結を人手の締結操作
少なく容易かつ短時間で確実に達成することができる。
【0050】本発明のアタッチメントによれば、前記ト
ルクレンチのエア式の駆動力および手動式の駆動力を選
択的に受け、これのためのトルクレンチ側との連結構造
に邪魔されることなくトルクレンチによる締結に係る締
結具に働かせたロック部材に嵌め合わせた締結具駆動体
に前記駆動力を与えてロック部材をロック方向に回転さ
せられるので、トルクレンチおよびアタッチメントを順
次使用して行うロック処理付き締結方法とともに、ロッ
ク処理したより安全な締結作業を作業性よく簡易に達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクレンチの一実施例を示す斜
視図斜視図である。
【図2】図1のトルクレンチのヘッドおよびエア式駆動
部を示す縦断面図である。
【図3】図1のトルクレンチのハンドル部を示す縦断面
図である。
【図4】図1のトルクレンチを使用する鉄道の架線工事
例を示す説明図である。
【図5】図4に示す工事での図1のトルクレンチを利用
した本発明に係る締結方法の作業例を説明する斜視図で
ある。
【図6】図1のトルクレンチと組合せ使用される本発明
に係るアタッチメントを示す斜視図および横断面図であ
る。
【図7】図1のトルクレンチおよび図6のアタッチメン
トを利用した本発明に係るロック処理付き締結方法の一
実施例についての説明用の斜視図である。
【符号の説明】
1 締結具駆動体 2 ヘッド 4 ラチェット機構 5 エア式駆動部 6 ハンドル 11 ロックピン 12 切換操作部材 14 操作レバー 36 トルクレンチ 38 ボルト 41 ロックナット 53 連結軸 54 ギヤ機構 55 締結具駆動体 56 アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永木 康晴 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内 (72)発明者 本間 光春 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結具駆動体を回転自在に支持するとと
    もに、これとの往復相対回動により締結具駆動体を所定
    の方向に刻み回転させるラチェット機構を備えたヘッド
    と、このヘッドに連結されるとともに、前記ラチェット
    機構を介して締結具駆動体を所定方向に刻み回転させる
    エア式駆動源と、前記ヘッドに連結されてこれを締結具
    駆動体との間で往復相対回動操作してラチェット機構を
    介し締結具駆動体を所定方向に刻み回転させるととも
    に、前記往復相対回動操作トルクが所定値を上回ったと
    きに操作に所定の遊びを与える遊び機構を装備したハン
    ドルとを備えたことを特徴とするトルクレンチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトルクレンチのヘッド
    に備える締結具駆動体をボルト類の締結具に直接または
    間接に嵌め合わせた後、ヘッドに連結されたエア式駆動
    源を働かせることにより、ラチェット機構を介し前記締
    結具駆動体を所定方向に刻み回転させながら、締結具を
    締結方向に回転させ、エア式駆動源が駆動限界に達した
    時点でこれの動作を停止させた後、ハンドルによりヘッ
    ドを往復回動させることにより、ラチェット機構を介し
    締結具駆動体を所定方向に刻み回転させながら、締結具
    を締結方向にさらに回転させていき、往復回動操作時の
    トルクが所定トルクに達してハンドルに装備した遊び機
    構に遊びが生じたとき往復回動操作を終え、締結具を所
    定トルク値まで締結することを特徴とする締結方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトルクレンチと組合せ
    備えられ、このトルクレンチの締結具駆動体と連結でき
    る連結軸と、この連結軸と軸線が位置ズレするとともに
    この連結軸からこの連結軸と逆方向の回転が伝達される
    締結具駆動体とを装備したことを特徴とするアタッチメ
    ント。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の締結方法を終えた後、
    トルクレンチの締結具駆動体を、締結を終えた締結具か
    ら外した後、この外した締結具駆動体に請求項4に記載
    のアタッチメントの連結軸を連結するとともに、アタッ
    チメントの締結具駆動体を前記締結を終えた締結具に施
    したロック部材に直接または間接に嵌め合わせ、次いで
    トルクレンチのエア式駆動源を働かせることにより、ト
    ルクレンチの締結具回転体およびアタッチメントの連結
    軸を介しアタッチメントの締結具回転体をトルクレンチ
    の締結具駆動体と逆な所定の方向に回転駆動して、ロッ
    ク部材をロック側に回転させロックを行うことを特徴と
    するロック処理付き締結方法。
JP1499794A 1994-02-09 1994-02-09 トルクレンチとアタッチメントおよび締結方法 Pending JPH08168970A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114952262A (zh) * 2022-06-06 2022-08-30 苏州协鑫新能源运营科技有限公司 一种可视光伏组件螺栓紧固器

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