JPH0816941B2 - 検銭装置 - Google Patents

検銭装置

Info

Publication number
JPH0816941B2
JPH0816941B2 JP4216172A JP21617292A JPH0816941B2 JP H0816941 B2 JPH0816941 B2 JP H0816941B2 JP 4216172 A JP4216172 A JP 4216172A JP 21617292 A JP21617292 A JP 21617292A JP H0816941 B2 JPH0816941 B2 JP H0816941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
coin
inspected
denomination
amplitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4216172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0668333A (ja
Inventor
昌一 徳村
Original Assignee
株式会社高見沢サイバネティックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高見沢サイバネティックス filed Critical 株式会社高見沢サイバネティックス
Priority to JP4216172A priority Critical patent/JPH0816941B2/ja
Priority to US08/017,707 priority patent/US5353906A/en
Publication of JPH0668333A publication Critical patent/JPH0668333A/ja
Publication of JPH0816941B2 publication Critical patent/JPH0816941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Coins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨計数や硬貨選別等
の検銭処理を電気的・磁気的な原理に基いて行う検銭装
置に関し、特に、検銭精度の経年変化を補償するように
した検銭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願発明者は、特願平3−346
20号において、新規且つ優れた検銭特性を有する金属
体弁別装置を開示した。かかる金属体弁別装置は、環状
に巻装したコイルとの共振作用によって発振動作する発
振回路を備えると共に、該環状コイルの中空内に発生す
る磁界中を被検銭硬貨が通過する構成とし、被検銭硬貨
が磁界中を通過するときのうず電流の作用で該環状コイ
ルに生じるインピーダンス及びインダクタンスの変化
を、該発振回路の発振信号の周波数及び振幅の変化とし
て検出し、更に、このときの周波数の変化から被検銭硬
貨の材質を検出すると共に、振幅の変化から被検銭硬貨
の外形を検出して、精度の良い検銭を実現することがで
きるようにしたものである。
【0003】又、上記環状コイル及びこれと協動する発
振回路からなるセンサー部分を所定間隔で複数個配置し
て、これらの環状コイルの中空内を被検銭硬貨が通過し
たときに得られる発振信号の周波数及び振幅の変化から
被検銭硬貨の材質を検出すると共に、振幅の変化から被
検銭硬貨の直径及び肉厚をも検出することができるよう
にして、被検銭硬貨の特徴抽出精度を飛躍的に向上させ
たものである。
【0004】尚、このような電気的・磁気的原理を適用
した検銭装置は従来から各種知られているが、かかる発
明の金属体弁別装置は、磁界の発生している環状コイル
の中空内に被検銭硬貨を通過させることによって検銭精
度を飛躍的に向上させるようにしたので、硬貨処理装置
内における設計時の制約が飛躍的に緩和されると共に組
付け精度等の機構的精度にほとんど影響され無いことか
ら、極めて優れた効果を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような基
本的に優れた機能を有していても、装置の設置場所の環
境変化や装置の構成部品の特性変化に伴って、検銭精度
が低下する問題がある。即ち、検銭装置は、一定状態に
保たれた環境内に設置されるとは限らず、例えば、鉄道
の自動券売機や飲料水等の自動販売機等に組込まれて屋
外に設置される場合のように、温度変動や湿度変動等の
環境の変化の大きな場所に設置される場合が少なくな
く、このような環境の変化に伴って検銭装置の構成部品
(電子部品等)の特性が変動することによって検銭精度
が変動するという問題を生じる。又、構成部品の経年変
化に伴って検銭精度が低下する問題も生じる。そして、
検銭精度が変動する度に保守管理者が再調整するは極め
て煩雑であり、信頼性を損ねることとなる。そこで、本
発明は、このような外部環境の変化や内部的要因の変化
があっても、常に装置自身が自動的に検銭精度を維持す
る自動補償機能を有する検銭装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、共振作用を生じさせるインダクタン
スとして機能する環状コイルを有する複数のLC発振回
路と、夫々のLC発振回路の前記夫々の環状コイルを相
互に所定間隔で配置し且つ前記夫々の環状コイルの中空
部内に被検銭硬貨を通過させる構造を有するセンサー部
と、前記環状コイルの中空部内に被検銭硬貨が通過する
ときに夫々の環状コイルからの磁力線によって被検銭硬
貨に発生するうず電流の作用で各環状コイルのインピー
ダンス及びインダクタンスが変化するのに伴う交流信号
の包絡線の最小振幅と最大振幅との差により前記被検銭
硬貨の断面積データ、前記交流信号の包絡線の最小振幅
における周波数により前記被検銭硬貨の材質データ、前
記各環状コイルにおける各交流信号の包絡線の振幅が等
しいときの時間差により前記被検銭硬貨の外径データを
抽出して、これらのデータを前記被検銭硬貨固有の特徴
データとし、該固有の特徴データに基いて被検銭硬貨の
金種を判定する判定手段とを有する検銭装置において、
前記判定手段は、検銭対象となる全ての金種の内の特定
金種を除く他の金種について求められた夫々の特徴デー
タと特定金種について求められた特徴データとの比を示
すデータと、前記特定金種の特徴データを各金種の標準
判定係数データとして予め記憶する第1の記憶手段と、
ある基準時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC発
振器に発生する交流信号の振幅に対する前記特定金種の
特徴データの比をゲージデータとして記憶する第2の記
憶手段と、実際の検銭時に被検銭硬貨が存在しない状態
で前記LC発振器に発生する交流信号の振幅のデータと
前記ゲージデータとの積を演算することによって前記特
定金種の判定基準データを求めると共に、前記特定金種
の判定基準データと前記他の金種の標準判定係数データ
との積を演算することによって前記他の金種の標準判定
データを求め、被検銭硬貨が前記センサー部の環状コイ
ルを通過したときに求まる前記被検銭硬貨の特徴データ
を、前記特定金種の判定基準データ及び他の金種の判定
基準データと比較して、最も一致性を有する判定基準デ
ータについての金種を前記被検銭硬貨の金種と判定する
補正制御手段とを備える構成とした。
【0007】又、前記判断手段は、ある基準時に被検銭
硬貨が存在しない状態で前記LC発振器に発生する交流
信号の振幅に対する全金種の各特徴データの比を各金種
のゲージデータとして記憶する記憶手段と、実際の検銭
時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC発振器に発
生する交流信号の振幅のデータと前記各金種のゲージデ
ータとの積を演算することによって各金種の判定基準デ
ータを求め、被検銭硬貨が前記センサー部の環状コイル
を通過したときに求まる該被検銭硬貨の特徴データを、
前記判定基準データと比較して、最も一致性を有する判
定基準データについての金種を該被検銭硬貨の金種と判
定する補正制御手段とを備える構成とした。
【0008】
【作用】このような構造を有する検銭装置によれば、上
記のある基準時に被検銭硬貨が存在しない状態で上記L
C発振器に発生する交流信号の振幅を第1の基準レベル
データγ1、実際の検銭時に被検銭硬貨が存在しない状
態で上記LC発振器に発生する交流信号の振幅を第2の
基準レベルデータγ2とすると、これらのデータの比が
検銭装置の外部環境の影響や経年変化等に起因する検銭
特性の変化と相関関係があるので、実際の検銭時の基準
レベルデータγ2を標準判定係数データ又はゲージデー
タに重み付け(掛け算)することによって検銭特性の変
化が相殺された判定基準データが得られる。したがっ
て、実際の検銭時において被検銭硬貨が上記センサー部
の環状コイルを通過したときに求まる該被検銭硬貨の特
徴データを、この判定基準データと比較して最も一致性
を有する判定基準データについての金種を該被検銭硬貨
の金種と判定することによって、外部環境の影響や経年
変化の影響を受けることなく、実質的に常に一定の判定
条件の下で検銭判定が実現される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0010】まず、図1に基づいてセンサー部分の構造
を説明すると、同図(a)に示すよに、筒体1には、被
検銭硬貨2を貫通させるための中空孔3が形成され、更
にその外側壁には、所定間隔W1で対向するフランジ部
4,5と、同間隔W2(=W1)で対向するフランジ部
6,7が形成され、フランジ部5,6は所定間隔W3だ
け離れている。そして、この筒体1及びフランジ部4,
5,6,7はプラスチック等で一体成型されている。
【0011】フランジ部4,5に挟まれた筒体1の外側
壁には、絶縁被覆された比較的細い銅線が所定の巻数T
だけ巻装されることによって第1のコイル8が形成さ
れ、その銅線の両端9,10が外部に延びている。更
に、フランジ部6,7に挟まれた筒体1の外側壁にも、
絶縁被覆された比較的細い銅線が所定の巻数Tだけ巻装
されることによって第2のコイル11が形成され、その
銅線の両端12,13が外部に延びている。即ち、第1
のコイル8と第2のコイル11は構造的・電気的に等し
くなるように設計されている。
【0012】フェライト等で形成されたコ字状のコア1
4が、一方からフランジ部4と5を挟むようにして強嵌
合されると共に、同一形状及び材質のコア15が、同方
向からフランジ部6と7を挟むようにして強嵌合されて
いる。更に、図には分解した状態を示すが、コア16,
17もコア14,15と同一形状及び材質から成り、コ
ア14,15に対向するようにして、フランジ部4,5
及び6,7に強嵌合されている。
【0013】ここで、間隔W3は、最も直径の小さな硬
貨のその直径とほぼ等しい間隔に設定されている。例え
ば日本国内で使用される検銭装置では、日本国の1円
玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉そして5
00円玉の金種の内、最も小さな1円玉の直径より若干
狭い間隔に設定されている。
【0014】又、中空孔3の形状は、最も大きな硬貨の
径方向の断面(例えば、図中の斜線部分ARで示す)よ
り若干大きい相似形に設計されている。したがって、同
図(b)に示すように、硬貨は若干の隙間を開けて中空
孔3を通過することができるようになっている。但し、
この中空孔3は、硬貨をコイル8及びコイル11の内側
に通過させるための単なる案内用の孔として設けられた
ものであり、コイル8及びコイル11に対する硬貨の通
過位置を高い機械精度で規定するために設けられたもの
ではない。
【0015】そして、第1のコイル8の両端9,10と
第2のコイル11の両端12,13に、図2に示す発振
回路が接続されることにより、図1(c)の原理図に示
すように、夫々のコイル8,11に予め所定の磁束密度
の磁力線8a,11aを発生させ、被検銭硬貨2が中空
孔3を通過するときに磁力線8a,11aの作用を受け
るようになっている。
【0016】次に、図2に基づいて、第1のコイル8に
付加される検出回路Xと、第2のコイル11に付加され
る検出回路Yを説明する。図示するように、いずれの検
出回路X,Yも等しい回路で構成されている。第1のコ
イル8の両端9,10間にはコンデンサC1x,C2x
が直列に接続されると共に、端子9が比較器18xの非
反転入力接点に接続され、端子10と比較器18xの反
転入力接点がアース接点に接続されている。比較器18
xは所定電圧の電源で作動され、その出力接点が抵抗1
9xを介して所定電圧Vccにバイアスされると共に、帰
還抵抗Rfxを介してコンデンサC1x,C2xの共通
接続接点Pxに接続されている。尚、コイル8のインダ
クタンス及びインピーダンスは、被検銭硬貨2が通過す
るときに発生するうず電流の影響を受けて変化するの
で、図中、インピーダンスの変化を符号R1で等価的に
示している。又、コイル8のインダクタンス(L)は理
論的に次式の関係にしたがって変化する。
【0017】
【数1】
【0018】これらの比較器18x、コンデンサC1
x,C2x、抵抗Rfx,19x及びコイル8から成る
回路はコルピッツ型の発振回路を構成しており、コンデ
ンサC1x,C2x及びコイル8から成る同調回路の回
路定数で決まる周波数及び振幅の交流信号S1xが端子
9に発生することとなる。そして、コイル8が発生する
磁力線中を被検銭硬貨2が通過すると、インダクタンス
及びインピーダンスの変化に応じて、交流信号S1xの
振幅及び周波数が変化することとなり、図3に示すよう
に、被検銭硬貨2の断面積ARと直径の違いに応じて振
幅が変化し〔図3(a)(b)参照〕、被検銭硬貨2の
透磁率の違いに応じて周波数が変化する〔図3(c)参
照〕という特性が得られる。
【0019】周波数検出回路20xは、交流信号S1x
を周波数を変えることなく2値の矩形波信号D1xに波
形整形する波形整形回路201xと、この矩形波信号D
1xの論理“1”と“0”の発生周波数を計測すること
によって交流信号S1xの周波数を検出してその検出結
果を所定周期τ毎にデジタルの周波数データDfxとし
て出力する計測回路202xを備えている。検波回路2
1xは交流信号S1xの正の振幅電圧の包絡線を検波す
る包絡線検波回路211xと、そのアナログの包絡線信
号A1xをA/D変換して所定周期τ毎にデジタルの振
幅データDaxとして出力するA/D変換器212xを
備えている。一方の検出回路Yも検出回路Xと等しい回
路構成から成り、検出回路Xの符号xを符号yで置き換
えて示す部分同志が同一となっている。
【0020】そして、これらの検出回路X,Yから出力
される周波数データDfx,Dfyと振幅データDa
x,,Dayは補正制御部22に入力され、後述する補
正処理と検銭処理によって金種が判定され、その判定結
果Qが出力されるようになっている。尚、センサー部
は、例えば被検銭硬貨が自然落下によって中空孔3内を
通過するように、検銭装置の硬貨投入口に直接又は搬送
機構を介して連設される。次に、検出回路X,Yの動作
を図4に基いて説明する。尚、図1(a)に示すよう
に、被検銭硬貨2がコイル8,11の中空部内を中空孔
3に沿って矢印Aの方向に通過するものとする。更に、
包絡線信号A1xと振幅データDax、包絡線信号A1
yと振幅データDay、矩形波信号D1xの発生周波数
と周波数データDfx、矩形波信号D1yの発生周波数
と周波数データDfyとの夫々の関係は、アナログ信号
とデジタルデータとの関係であるにすぎず実質的に同一
であるので、説明の都合上、アナログの包絡線信号A1
x,A1yと矩形波信号D1x,D1yに基いて説明す
る。
【0021】図4において、ある時点t1以前のよう
に、被検銭硬貨2がコイル8,11のいずれにも挿入し
ていないときは、被検銭硬貨2がいずれの磁力線の影響
も受けない状態での各コイル8,11のインダクタンス
によって一義的に決まる一定周波数及び振幅の交流信号
S1x,S1yが発生する〔図4(b)(c)参照〕。
これに伴って、検波回路21x,21yの包絡線信号A
1x,A1yも一定振幅H0〔図4(d)参照〕、周波
数検出回路20x,20yの矩形波信号D1x,D1y
の発生周波数も一定となる〔図4(e)(f)参照〕。
【0022】次に、ある時点t2に示すように、被検銭
硬貨2の先端部分が第1のコイル8の中空部分に侵入す
ると、磁力線の影響によってその先端部分にうず電流が
発生し、同時にコイル8のインダクタンス及びインピー
ダンスR1が変化して、交流信号S1xの周波数及び振
幅が変化し始め、同時に包絡線信号A1xの振幅が減少
し、矩形波信号D1xの発生周波数も変化し始める。
尚、透磁率が空気よりも高い材質の被検銭硬貨2の場合
には、図3に示するように、被検銭硬貨2とコイル8の
重なり合う面積が大きくなるほど交流信号S1xの周波
数が低くなり、逆に透磁率が空気よりも低い材質の被検
銭硬貨2の場合には、被検銭硬貨2とコイル8の重なり
合う面積が大きくなるほど交流信号S1xの周波数が高
くなる。尚、ここでは、透磁率が空気よりも高い材質の
被検銭硬貨2が通過する場合を示す。
【0023】更に、被検銭硬貨2がコイル8の中空部内
に進行していくと、うず電流の発生が次第に大きくな
り、その変化に応じて交流信号S1xの周波数及び振
幅、包絡線信号A1xの振幅、及び矩形波信号D1xの
発生周波数も変化していく。
【0024】次に、時点t3に示すように、被検銭硬貨
2の中心部分がコイル8の中心部分に一致すると、被検
銭硬貨2中に発生するうず電流が最大となり、交流信号
S1xと包絡線信号A1xの振幅が最小値H1になると
同時に、矩形波信号D1xの発生周波数が最低となる。
【0025】そして、時点t3以後は、被検銭硬貨2が
次第にコイル8から外れるのにともなって、これらの信
号S1x,A1x,D1xの振幅と発生周波数は次第に
時点t1の時のように復帰していく。
【0026】更に、被検銭硬貨2が移動して、被検銭硬
貨2の先端部分が第2のコイル11に重なり合うと、コ
イル11に係わる第2の検出回路Yの信号S1y,A1
y,D1yの振幅と発生周波数が変化し始める。
【0027】そして、時点t5に示すように、被検銭硬
貨2の先端部分とコイル11の重なり部分と、その後端
部分とコイル8の重なり部分の面積が等しくなると、信
号A1xとA1yの包絡線振幅が等しい値H2となる。
【0028】更に、時点t6のように、被検銭硬貨2が
コイル8から完全に離れた時点以後は、第1の検出回路
の信号S1x,A1x,D1xの振幅と周波数は時点t
1の時と同じ状態に次第に復帰する。
【0029】一方、被検銭硬貨2がコイル11内に次第
に進行していき、時点t7に示すように、被検銭硬貨2
とコイル11の重なる部分が最大となると、交流信号S
1yの振幅が最小H1となり、同時に包絡線信号A1x
の振幅と矩形波信号D1xの発生周波数も最低となる。
【0030】そして、時点t7以後は、被検銭硬貨2が
コイル11から次第に外れていくのに伴って信号S1
y,A1yの振幅が伸長していき、矩形波信号D1yの
周波数も時点t1のときの状態に次第に復帰していき、
時点t8で被検銭硬貨2がコイル11から完全に外れた
後は、信号S1y,A1y,D1yは時点t1のときと
同じ状態に復帰する。
【0031】ここで、これらの信号A1x,D1x,A
1y,D1yの振幅の変化や発生周波数の変化は被検銭
硬貨2の金種毎に固有の特性を示す。特に、断面積AR
が大きい被検銭硬貨2ほど包絡線信号A1x,A1yの
最小振幅H1は小さくなり、又、透磁率の大きい被検銭
硬貨2であるほど、包絡線信号A1x,A1yが最小振
幅H1となるときの矩形波信号D1x,D1yの発生周
波数が低くなるという特性を示す。
【0032】そして、本発明者は、実験の結果、最小振
幅H1が被検銭硬貨2の断面積ARと相関関係があり、
図4(d)の時点t5に示すように、包絡線信号A1x
とA1yが交差するときの振幅(以下、交差振幅とい
う)H2が被検銭硬貨2の直径と相関関係があり、更
に、包絡線信号A1x,A1yが最小振幅H1となると
きの発生周波数が被検銭硬貨2の材質(透磁率)と相関
関係があることをつきとめ、これらを被検銭硬貨2の特
徴データとして、後述する補正制御回路22で金種の自
動判定を行わせるようにした。尚、補正制御回路22
は、アースレベルを基準として最小振幅H1と交差振幅
H2を処理するのではなく、被検銭硬貨がコイル8,1
1に挿入されない時の第1,第2の検出回路X,Yに発
生する包絡線信号A1x,A1yの振幅(最大振幅)H
0を基準として、その振幅H0と最小値H1との差(H
0−H1)を断面積の特徴を示す断面積データβ、その
振幅H0と交差振幅H2との差(H0−H2)を直径の
特徴を示す外形データαとして処理する。
【0033】次に、補正制御部22の構成を説明する。
補正制御部22は演算機能を有するマイクロコンピュー
タシステムによって実現されており、検出回路X,Yか
らの周波数データDfx,Dfyと振幅データDax,
Dayを入力して被検銭硬貨の特徴抽出のための演算を
行う演算部23と、演算部23で求められた特徴抽出結
果に基いて金種の判定を行う判定部24と、判定に必要
な標準判定係数データを格納するための読出専用メモリ
(ROM)25と、標準判定係数データから実際に必要
な判定基準データを作成するために必要なゲージデータ
を保持する電気的再書込み可能なメモリ(EEPRO
M)26と、動作タイミングを設定するためのタイミン
グ制御部27を備えている。
【0034】演算部23は、検出回路X,Yからの周波
数データDfx,Dfyと振幅データDax,Dayを
所定周期τ(例えば、1mS)毎に入力し、振幅データ
DayとDaxの差(Day−Dax)を演算する。そ
して、周期τの前後において差(Day−Dax)が0
となる状態が継続するときは、被検銭硬貨がコイル8,
11内を通過していないと判断し、そのときの最新の振
幅データDaxを基準レベルデータγとして保持する。
即ち、図4(d)の最大包絡線振幅H0を計測するのに
相当する。
【0035】そして、差(Day−Dax)が0でなく
なると被検銭硬貨が通過しつつあると判断し、この差
(Day−Dax)が最大値となる時点での振幅データ
Dax[図4(d)の最小振幅H1に相当する]を保持
すると同時に、この時点での周波数データDfxを周波
数データηとして保持する。更に、最小振幅H1を求め
た後、差(Day−Dax)が再び0となった時点での
振幅データDax[図4(d)の交差振幅H2に相当す
る]を保持する。そして、α=H0−H2と、β=H0
−H1の演算により、外形データαと断面積データβを
求める。
【0036】このような処理を繰り返すことにより、被
検銭硬貨がセンサー部を通過しないときは、最新の基準
レベルデータγを保持し、被検銭硬貨が通過すると、外
形データαと断面積データβと周波数データηからなる
特徴データを発生するようになっている。
【0037】ROM25には、対象とすべき金種の外形
と断面積と周波数の特徴に関連する標準判定係数データ
が予め記憶されており、標準判定係数データは例えば次
の統計的手法によって作成される。例えば、複数の金種
a,b,c…を検銭対象とする場合には、各金種につい
て多数個Nずつの硬貨を準備し、標準判定係数データを
作成するためだけの特定の検銭装置に全ての硬貨を通過
させたときの各硬貨についての外形データαa1,αa2
αa3…αaN、αb1,αb2,αb3…αbN、αc1,αc2,α
c3…αcNと、断面積データβa1,βa2,βa3…βaN、β
b1,βb2,βb3…βbN、βc1,βc2,βc3…βcNと、周
波数データηa1,ηa2,ηa3…ηaN、ηb1,ηb2,ηb3
…ηbN、ηc1,ηc2,ηc3…ηcNを測定する。そして、
金種a,b,c…毎に次式の演算によって、外形データ
の平均値αa,αb,αc…と断面積データの平均値β
a,βb,βc…と周波数データの平均値ηa,ηb,
ηc…を求める。
【0038】 αa=(αa1+αa2+αa3+…+αaN)/N αb=(αb1+αb2+αb3+…+αbN)/N αc=(αc1+αc2+αc3+…+αcN)/N … … … … … … βa=(βa1+βa2+βa3+…+βaN)/N βb=(βb1+βb2+βb3+…+βbN)/N βc=(βc1+βc2+βc3+…+βcN)/N … … … … … … ηa=(ηa1+ηa2+ηa3+…+ηaN)/N ηb=(ηb1+ηb2+ηb3+…+ηbN)/N ηc=(ηc1+ηc2+ηc3+…+ηcN)/N … … … … … … 更に、ある特定の金種(以下、基準金種という)aにつ
いての平均値αa,βa,ηaを基準の標準判定係数デ
ータとする。そして、他の金種b,c…の各平均値α
b,βb,ηb、αc,βc,ηc……に対する比(α
b/αa),(βb/βa),(ηb/ηa)、(αc
/αa),(βc/βa),(ηc/ηa)……を他の
金種b,c…の各標準判定係数データとして求め、図6
に示すようなルックアップテーブルの形態でROM25
に格納される。尚、これらの標準判定係数データは各検
銭装置毎に作成されるのではなく、ある特定の検銭装置
を適用して作成され、他の検銭装置のROM25に一律
に適用されるようになっている。
【0039】次に、EEPROM26には、個々の検銭
装置が実際に設置されて初期調整を行う際等において作
成されるゲージデータが記憶され、次の処理手順にした
がって作成される。まず、検銭装置を作動させ基準金種
aと同じ種類の硬貨をセンサー部に投入する。これによ
り、最初に、判定部24が、検銭硬貨をコイル8,11
に挿入しない状態での基準レベルデータγ1[図4
(d)の最大振幅H0に相当する]を演算部23を介し
て入力した後、ROM25に予め記憶されている基準金
種aの断面積に関する標準判定係数データβaと外形に
関する標準判定係数データαaと周波数に関する標準判
定係数データηaの夫々について基準レベルデータγ1
との比を演算し、この演算結果である外形に関するゲー
ジデータGαa=αa/γ1と、断面積に関するゲージ
データGβa=βa/γ1と、周波数に関するゲージデ
ータGηa=ηa/γ1をEEPROM26に記憶させ
る。
【0040】次に、かかる構成の検銭装置の検銭動作を
説明する。
【0041】まず、被検銭硬貨がコイル8,11を通過
しないときは、補正制御部22の演算部23は、検出回
路X,Yから転送されてくる振幅データDax,Day
と周波数データDfx,Dfyに基いて、図4(d)に
示す最大振幅H0に相当する現時点での最新の基準レベ
ルデータγ2を保持する動作を繰り返す。一方、被検銭
硬貨が通過すると、この通過直前に求まる最新の基準レ
ベルデータγ2と、外形データαと断面積データβと周
波数データηを求めた後、ROM25から全金種につい
ての標準判定係数データ、EEPROM26からゲージ
データGαa,Gβa,Gηaを夫々読出し、更に、次
式の演算を行うことによって、基準金種aの外形と断面
積及び周波数の判定基準データRαa,Rβa,Rηa
を算出する。即ち、 Rβa=Gβa×γ2 Rαa=Gαa×γ2 Rηa=Gηa×γ2。
【0042】更に、これらの演算によって求まった判定
基準データRαa,Rβa,Rηaと他の夫々の金種
b,c……の標準判定係数データについて次式の掛け算
を行うことにより、各金種b,c……の外形と断面積及
び周波数の判定基準データRαb,Rβb,Rηb、R
αc,Rβc,Rηc、……を算出する。即ち、 金種bについて、 Rβb=(βb/βa)×Rβa Rαb=(αb/αa)×Rαa Rηb=(ηb/ηa)×Rηa。
【0043】 金種cについて、 Rβc=(βc/βa)×Rβa Rαc=(αc/αa)×Rαa Rηc=(ηc/ηa)×Rηa。
【0044】そして、他の金種についても同様に演算す
る。ここで注目すべき点は、図6の関係から明らかなよ
うに、判定基準データRαa,Rβa,Rηa、Rα
b,Rβb,Rηb、Rαc,Rβc,Rηc、……
は、各金種a,b,c……の外形と断面積と周波数の平
均値αa,βa,ηa、αb,βb,ηb、αc,β
c,ηc、……と一定値(γ2/γ1)と比例関係を有
する関係となっている。
【0045】次に、判定部24は、実測した外形データ
αと断面積データβと周波数データηを判定基準データ
Rαa,Rβa,Rηa、Rαb,Rβb,Rηb、R
αc,Rβc,Rηc、……と比較し、外形と断面積と
周波数の全ての特徴に関して一致性の高い金種を判定
し、センサー部を通過した被検銭硬貨の金種を示す判定
結果のデータQを出力する。
【0046】ここで、標準判定係数データとゲージデー
タ及び実際に検銭処理するときに求めた基準レベルデー
タγ2に基いて判定基準データを作成し、実際に通過し
た被検銭硬貨の種類をこの判定基準データに基いて判定
するようにした理由は、検銭装置の検銭特性が設置場所
の外部環境や経年変化に影響されて変化し、ある固定化
された判定データを基準として判定を行うようにすると
検銭誤りが発生することとなって検銭精度が低下するこ
とを防止するためである。
【0047】即ち、図6に示すようにROM25に予め
記憶されている標準判定係数データ群は、理想的な状態
での判定基準データ(上記各金種の平均値αa,βa,
ηa、αb,βb,ηb、αc,βc,ηc……に相当
する)に対する基準レベルデータγとの比であり、図7
に示すゲージレベルデータは、調整時に求まる基準レベ
ルデータγ1に対する所定の基準金種の判定基準データ
との比であるという性質を有する。そして、実際の検銭
処理時に求まる基準レベルデータγ2は検銭特性の変化
分と相関関係があるので、この基準レベルデータγ2を
ゲージレベルデータに掛け算することによって、検銭特
性の変化分(γ2/γ1)が補正された基準金種aにつ
いての判定基準データRβa,Rαa,Rηaを求め、
更に、この基準金種の補正された判定基準データRβ
a,Rαa,Rηaを他の金種の標準判定係数データに
掛け算することによって、他の金種についての補正され
た判定基準データRαb,Rβb,Rηb、Rαc,R
βc,Rηc、……を求めることで、検銭特性の変化分
が実質的に相殺されるようにしている。即ち、検銭特性
の変化分(γ2/γ1)が、被検銭硬貨の断面と外形と
周波数の特徴の変化とも相関関係があるので、上記の演
算を行うことによって、検銭特性の変化分が補正された
判定基準データが求まるという関係が得られるようにし
た。
【0048】この原理を更に図9に基いて説明すると、
図中のが調整時での基準レベルデータγ1の値であ
り、が同じく調整時での断面積データβ1の値、更
に、が同じく調整時での外形データα1の値であると
する。そして、実際の検銭時には、基準レベルデータγ
2が図中の、断面積データβ2が、外形データα2
がの値に変化したとすると、上記演算を行えば、基準
レベルデータγ1とγ2の比の分だけ断面積データβ2
と外形データα2が重み付けされることによって、相対
的に断面積データβ2と外形データα2が基準の断面積
データβ1と外形データα1に一致するように補正され
ることとなる。又、周波数の判定データも同様に補正さ
れることとなる。そして、実際の検銭時の度にこの演算
によって検銭特性の変化分が補正されるので、実質的に
理想状態と同じ条件で検銭判定を実現することができ
る。
【0049】このように、この実施例によれば、調整時
等の基準時に求まる基準レベルデータγ1と実際の検銭
時に求まる基準レベルデータγ2との比が経年変化等に
よる検銭特性の変化分と相関関係があることに着目し、
基準レベルデータγ2を標準判定係数データに重み付け
することによって実際の検銭時での判定データのずれを
補正し、この補正された判定データに基いて検銭判定を
行うようにしたので、外部環境の影響や経年変化の影響
が無く、実質的に一定の判定条件で検銭判定を行うこと
を可能にしている。
【0050】尚、この実施例では、図7に示すように、
ある特定の基準金種のゲージデータを適用し、残余の金
種の判定基準データをこのゲージデータを介して求める
ようにしたが、これに限らず、EEPROM26に予め
全ての金種についてのゲージデータを記憶させておき、
実際の検銭時に求まる基準レベルデータγ2を夫々のゲ
ージデータに掛け算することによって、直接各金種の判
定基準データを求めるようにしてもよい。即ち、図7に
示すような特定金種のゲージデータに代えて、図8に示
すような全ての金種a,b,c…についてのゲージデー
タGβa,Gαa,Gηa、Gβb,Gαb,Gηb、
Gβc,Gαc,Gηc…をEEPROM26に記憶さ
せ、これらのゲージデータに実際の検銭時に求まる基準
レベルデータγ2を掛け算することによって直接に全て
の金種a,b,c…の判定基準データRβa,Rαa,
Rηa、Rβb,Rαb,Rηb、Rβc,Rαc,R
ηc…を求め、更に、実際の検銭時に求まる被検銭硬貨
の特徴データβ,α、ηとこれらの判定基準データとの
一致性を比較して、最も一致性を有する金種を被検銭硬
貨の金種と判定するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ンサー部に設けられて自励発振によって磁力線を発生す
る環状コイルの中空部内に被検銭硬貨を通過させた時に
生じるうず電流損に起因して生じる交流信号の振幅と周
波数の特定の変化を特徴データとして検出し、この特徴
データに基いて金種の判断を行う検銭装置において、実
際の検銭時に被検銭硬貨が存在しない状態での交流信号
の振幅と予め設定された標準判定係数データ又はゲージ
データとの積の演算よって求まる判定基準データを判定
基準とすると、ある基準時に被検銭硬貨が存在しない状
態での交流信号の振幅と実際の検銭時に被検銭硬貨が存
在しない状態での交流信号の振幅との比が検銭装置の外
部環境の影響や経年変化等に起因する検銭特性の変化と
相関関係があるので、上記積の演算によれば検銭特性の
変化が相殺された判定基準データが求まることとなる。
そして、実際の検銭時において被検銭硬貨が上記センサ
ー部の環状コイルを通過したときに求まる該被検銭硬貨
の特徴データを、この判定基準データと比較して最も一
致性を有する判定基準データについての金種を該被検銭
硬貨の金種と判定するので、外部環境の影響や経年変化
の影響を受けることなく、実質的に常に一定の判定条件
の下で検銭判定が実現され、検銭精度の低下のない優れ
た検銭装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のセンサー部の構成を示
す構成説明図である。
【図2】一実施例の検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】一実施例の検銭原理を説明するための特性図で
ある。
【図4】一実施例の検銭動作を説明するための説明図で
ある。
【図5】検出回路から出力されるデータに基いて補正及
び検銭判定を行う補正制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】補正制御部に設けられているROMに記憶され
る標準判定係数データを示す説明図である。
【図7】補正制御部に設けられているEEPROMに記
憶されるゲージデータを示す説明図である。
【図8】補正制御部に設けられているEEPROMに記
憶されるゲージデータの他の形態を示す説明図である。
【図9】本発明の検銭特性補正原理を説明するための原
理図である。
【符号の説明】
1…筒体、2…被検銭硬貨、3…中空孔、4,5,6,
7…フランジ部、8,11…コイル、14,15,1
6,17…コア、18x,18y…比較器、C1x,C
1y,C2x,C2y…コンデンサ、Rfx,Rfy…
帰還抵抗、20x,20y…周波数検出回路、21x,
21y…検波回路、22…補正制御部、23…演算部、
24…判定部、25…ROM、26…EEPROM。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振作用を生じさせるインダクタンスと
    して機能する環状コイルを有する複数のLC発振回路
    と、 夫々のLC発振回路の前記夫々の環状コイルを相互に所
    定間隔で配置し且つ前記夫々の環状コイルの中空部内に
    被検銭硬貨を通過させる構造を有するセンサー部と、前記 環状コイルの中空部内に被検銭硬貨が通過するとき
    に夫々の環状コイルからの磁力線によって被検銭硬貨に
    発生するうず電流の作用で各環状コイルのインピーダン
    ス及びインダクタンスが変化するのに伴う交流信号の包
    絡線の最小振幅と最大振幅との差により前記被検銭硬貨
    の断面積データ、前記交流信号の包絡線の最小振幅にお
    ける周波数により前記被検銭硬貨の材質データ、前記各
    環状コイルにおける各交流信号の包絡線の振幅が等しい
    ときの時間差により前記被検銭硬貨の外径データを抽出
    して、これらのデータを前記被検銭硬貨固有の特徴デー
    タとし、該固有の特徴データに基いて被検銭硬貨の金種
    を判定する判定手段とを有する検銭装置において、 前記判定手段は、 検銭対象となる全ての金種の内の特定金種を除く他の金
    種について求められた夫々の特徴データと特定金種につ
    いて求められた特徴データとの比を示すデータと、前記
    特定金種の特徴データを各金種の標準判定係数データと
    して予め記憶する第1の記憶手段と、 ある基準時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC発
    振器に発生する交流信号の振幅に対する前記特定金種の
    特徴データの比をゲージデータとして記憶する第2の記
    憶手段と、 実際の検銭時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC
    発振器に発生する交流信号の振幅のデータと前記ゲージ
    データとの積を演算することによって前記特定金種の判
    定基準データを求めると共に、前記特定金種の判定基準
    データと前記他の金種の標準判定係数データとの積を演
    算することによって前記他の金種の標準判定データを求
    め、被検銭硬貨が前記センサー部の環状コイルを通過し
    たときに求まる前記被検銭硬貨の特徴データを、前記
    定金種の判定基準データ及び他の金種の判定基準データ
    と比較して、最も一致性を有する判定基準データについ
    ての金種を前記被検銭硬貨の金種と判定する補正制御手
    段とを備えることを特徴とする検銭装置。
  2. 【請求項2】 共振作用を生じさせるインダクタンスと
    して機能する環状コイルを有する複数のLC発振回路
    と、 夫々のLC発振回路の前記夫々の環状コイルを相互に所
    定間隔で配置し且つ前記夫々の環状コイルの中空部内に
    被検銭硬貨を通過させる構造を有するセンサー部と、前記 環状コイルの中空部内に被検銭硬貨が通過するとき
    に夫々の環状コイルからの磁力線によって被検銭硬貨に
    発生するうず電流の作用で各環状コイルのインピーダン
    ス及びインダクタンスが変化するのに伴う交流信号の包
    絡線の最小振幅と最大振幅との差により前記被検銭硬貨
    の断面積データ、前記交流信号の包絡線の最小振幅にお
    ける周波数により前記被検銭硬貨の材質データ、前記各
    環状コイルにおける各交流信号の包絡線の振幅が等しい
    ときの時間差により前記被検銭硬貨の外径データを抽出
    して、これらのデータを前記被検銭硬貨固有の特徴デー
    タとし、前記固有の特徴データに基いて被検銭硬貨の金
    種を判定する判定手段とを有する検銭装置において、 前記判定手段は、 ある基準時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC発
    振器に発生する交流信号の振幅に対する全金種の各特徴
    データの比を各金種のゲージデータとして記憶する記憶
    手段と、 実際の検銭時に被検銭硬貨が存在しない状態で前記LC
    発振器に発生する交流信号の振幅のデータと前記各金種
    のゲージデータとの積を演算することによって各金種の
    判定基準データを求め、被検銭硬貨が前記センサー部の
    環状コイルを通過したときに求まる前記被検銭硬貨の特
    徴データを、前記判定基準データと比較して、最も一致
    性を有する判定基準データについての金種を該被検銭硬
    貨の金種と判定する補正制御手段と、 を備えることを特徴とする検銭装置。
JP4216172A 1991-02-28 1992-08-13 検銭装置 Expired - Lifetime JPH0816941B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216172A JPH0816941B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 検銭装置
US08/017,707 US5353906A (en) 1991-02-28 1993-01-15 Metal body discriminating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216172A JPH0816941B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 検銭装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0668333A JPH0668333A (ja) 1994-03-11
JPH0816941B2 true JPH0816941B2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=16684418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4216172A Expired - Lifetime JPH0816941B2 (ja) 1991-02-28 1992-08-13 検銭装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0816941B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018055137A (ja) * 2015-02-02 2018-04-05 グローリー株式会社 包装硬貨処理装置および包装硬貨処理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636205B2 (ja) * 1988-11-15 1994-05-11 旭精工株式会社 硬貨選別装置
JP2767278B2 (ja) * 1989-04-10 1998-06-18 株式会社日本コンラックス 硬貨選別装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0668333A (ja) 1994-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191957A (en) Coin discrimination method
US5293979A (en) Coin detection and validation means
EP0155126B1 (en) Self tuning coin recognition system
US5568854A (en) Coin discrimination method
EP0364079A2 (en) Coin validating apparatus and method
US5199545A (en) Metal body discriminating apparatus
US6539083B1 (en) Inductive coin validation system and payphone using such system
US5353906A (en) Metal body discriminating apparatus
EP0203702A2 (en) Moving coin validation
JP4422480B2 (ja) 金属体識別装置
US6640955B1 (en) Coin inspection method and device
US20030102197A1 (en) Coin inspection method and apparatus therefor
JPH0816941B2 (ja) 検銭装置
RU2155381C2 (ru) Устройство для проверки подлинности монет, жетонов и других плоских металлических предметов (варианты)
AU729021B2 (en) Method and apparatus for determining authenticity of coins
KR100282081B1 (ko) 검전장치
US6739444B2 (en) Inductive coin sensor with position correction
JPH11328473A (ja) 硬貨検知方法および装置
US6145646A (en) Device for checking the authenticity of coins, tokens or other flat metal objects
KR0125052Y1 (ko) 주화선별장치
JPS5838446Y2 (ja) 貨幣選別装置
CN113611035A (zh) 反射型磁检测装置、电感式传感器、清分系统及控制方法
JPS5860390A (ja) 硬質選別方法
JP2000105846A (ja) 硬貨識別装置
GB2340681A (en) A dual frequency oscillator for a currency validator

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 17