JPH08171075A - 光スイッチ - Google Patents
光スイッチInfo
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- JPH08171075A JPH08171075A JP6334408A JP33440894A JPH08171075A JP H08171075 A JPH08171075 A JP H08171075A JP 6334408 A JP6334408 A JP 6334408A JP 33440894 A JP33440894 A JP 33440894A JP H08171075 A JPH08171075 A JP H08171075A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical axis
- analyzer
- lens
- optical
- polarizer
- Prior art date
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- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏波分散と挿入損失の偏波依存性を抑制し、
挿入損失及び遮断特性を改善する。 【構成】 入力ファイバ10、第1のレンズ12、偏光
子14、45度ファラデー回転子16、検光子18、第
2のレンズ20、出力ファイバ22を光軸上に設け、フ
ァラデー回転子を双方向に磁化させる電磁石24を設け
る。偏光子と検光子は同一の楔形複屈折板からなり、テ
ーパ方向が180度異なり、対向面が平行で、各光学軸
は平行で且つ光軸から見て45度をなしている。第1及
び第2のレンズ間の光軸上に複屈折平行平板からなる補
償板30を挿入する。補償板の光学軸とそれに隣接する
偏光子又は検光子の光学軸とは光軸から見て90度をな
し、ビームシフト量を一致させると共に遅延を相殺する
ように、光軸に対して傾け、補償板の光学軸をその平面
に対して斜めに設計する。
挿入損失及び遮断特性を改善する。 【構成】 入力ファイバ10、第1のレンズ12、偏光
子14、45度ファラデー回転子16、検光子18、第
2のレンズ20、出力ファイバ22を光軸上に設け、フ
ァラデー回転子を双方向に磁化させる電磁石24を設け
る。偏光子と検光子は同一の楔形複屈折板からなり、テ
ーパ方向が180度異なり、対向面が平行で、各光学軸
は平行で且つ光軸から見て45度をなしている。第1及
び第2のレンズ間の光軸上に複屈折平行平板からなる補
償板30を挿入する。補償板の光学軸とそれに隣接する
偏光子又は検光子の光学軸とは光軸から見て90度をな
し、ビームシフト量を一致させると共に遅延を相殺する
ように、光軸に対して傾け、補償板の光学軸をその平面
に対して斜めに設計する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楔形複屈折板とファラ
デー回転子とを組み合わせ、電磁石でファラデー回転子
に印加する磁界の方向を反転させることにより光の透過
・遮断を制御する光スイッチに関するものである。更に
詳しく述べると本発明は、複屈折平行平板からなる補償
板を挿入することにより、楔形複屈折板で生じる常光と
異常光とのビームシフト量を一致させるとともに、伝播
速度差による遅延を相殺した偏光無依存の光スイッチに
関するものである。この光スイッチは、例えば遠距離、
高速、大容量の光通信などの分野で有用である。
デー回転子とを組み合わせ、電磁石でファラデー回転子
に印加する磁界の方向を反転させることにより光の透過
・遮断を制御する光スイッチに関するものである。更に
詳しく述べると本発明は、複屈折平行平板からなる補償
板を挿入することにより、楔形複屈折板で生じる常光と
異常光とのビームシフト量を一致させるとともに、伝播
速度差による遅延を相殺した偏光無依存の光スイッチに
関するものである。この光スイッチは、例えば遠距離、
高速、大容量の光通信などの分野で有用である。
【0002】
【従来の技術】光通信システムや光学測定装置などにお
いては、光の進行方向を空間的に切り換えるための光ス
イッチが必要である。偏光無依存性の1×1型光スイッ
チとしては、例えば特公平4−2934号に開示されて
いるものがある。
いては、光の進行方向を空間的に切り換えるための光ス
イッチが必要である。偏光無依存性の1×1型光スイッ
チとしては、例えば特公平4−2934号に開示されて
いるものがある。
【0003】この種の光スイッチは、例えば図6に示す
ような構成である。即ち、入力ファイバ10と、該入力
ファイバ10から出射された光を平行ビームとする第1
のレンズ12と、楔形複屈折板からなる偏光子14と、
90度偏光回転をおこすファラデー回転子15と、楔形
複屈折板からなる検光子18と、平行ビームを出力ファ
イバ22に集光させる第2のレンズ20と、出力ファイ
バ22とがこの順序で光軸上に設置されている。またフ
ァラデー回転子15の近傍には、それを所定の向きに磁
化させる電磁石23が配置されている。前記偏光子14
と検光子18とは、同一の複屈折物質からなり、そのテ
ーパ角が同一で且つテーパ方向が180度異なり、対向
する面が互いに平行で、各光学軸は平行で且つ光軸から
見て45度をなすような関係にある。
ような構成である。即ち、入力ファイバ10と、該入力
ファイバ10から出射された光を平行ビームとする第1
のレンズ12と、楔形複屈折板からなる偏光子14と、
90度偏光回転をおこすファラデー回転子15と、楔形
複屈折板からなる検光子18と、平行ビームを出力ファ
イバ22に集光させる第2のレンズ20と、出力ファイ
バ22とがこの順序で光軸上に設置されている。またフ
ァラデー回転子15の近傍には、それを所定の向きに磁
化させる電磁石23が配置されている。前記偏光子14
と検光子18とは、同一の複屈折物質からなり、そのテ
ーパ角が同一で且つテーパ方向が180度異なり、対向
する面が互いに平行で、各光学軸は平行で且つ光軸から
見て45度をなすような関係にある。
【0004】偏光子14により常光oと異常光eが分離
するが、無バイアス状態では(図6のA参照)、検光子
18でそのままの偏光状態を保つため、常光oと異常光
eは平行であり、第2のレンズ20によって出力ファイ
バ22に集光する。これがオン状態である。電磁石に電
流を供給して磁界Hを印加した状態では(図6のB参
照)、ファラデー回転子15により偏光面が90度回転
するので、検光子18では常光oと異常光eが逆転し、
常光oと異常光eは更に広がって進むため、第2のレン
ズ20があっても出力ファイバ22に集光させることが
できない。これがオフ状態である。このようにして、電
磁石23によって光の透過・遮断をスイッチング制御で
きる。
するが、無バイアス状態では(図6のA参照)、検光子
18でそのままの偏光状態を保つため、常光oと異常光
eは平行であり、第2のレンズ20によって出力ファイ
バ22に集光する。これがオン状態である。電磁石に電
流を供給して磁界Hを印加した状態では(図6のB参
照)、ファラデー回転子15により偏光面が90度回転
するので、検光子18では常光oと異常光eが逆転し、
常光oと異常光eは更に広がって進むため、第2のレン
ズ20があっても出力ファイバ22に集光させることが
できない。これがオフ状態である。このようにして、電
磁石23によって光の透過・遮断をスイッチング制御で
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで複屈折板は、
その光学軸に対して平行な振動方向をもつ偏光と垂直な
振動方向をもつ偏光との間で屈折率差があり、常光oと
異常光eとで屈折角が異なるために、順方向から光を入
力すると、偏波分散とビームシフトが生じる。負の一軸
性結晶の場合、異常光の屈折率が常光の屈折率に比べて
大きいため、図7に示すように、入力光に対してシフト
量が大きく、伝播速度も遅い。そのため、2本の光線の
ビームシフト距離sと遅延δが大きく、レンズ系でファ
イバコリメート結合を行うときに、挿入損失に偏光依存
性が起こる。
その光学軸に対して平行な振動方向をもつ偏光と垂直な
振動方向をもつ偏光との間で屈折率差があり、常光oと
異常光eとで屈折角が異なるために、順方向から光を入
力すると、偏波分散とビームシフトが生じる。負の一軸
性結晶の場合、異常光の屈折率が常光の屈折率に比べて
大きいため、図7に示すように、入力光に対してシフト
量が大きく、伝播速度も遅い。そのため、2本の光線の
ビームシフト距離sと遅延δが大きく、レンズ系でファ
イバコリメート結合を行うときに、挿入損失に偏光依存
性が起こる。
【0006】光アイソレータのようにファラデー回転子
に永久磁石で磁界を印加できる場合には、永久磁石は小
形にできるので、偏光子と検光子との間隔を狭くでき、
常光と異常光とのビームシフト量は小さい。このように
シフト量の小さな2光線は、波面収差の小さなレンズを
用いれば損失なくファイバに集光できる。しかし、光ス
イッチの場合は、スイッチングさせるために図8に示す
ように電磁石24を使用する必要があり、起磁力を効率
よく利用するために、ギャップgを小さくし、ファラデ
ー回転子15のみを挿入するようにしている。そのた
め、偏光子14と検光子18はヨーク25の外に配置さ
れることになり、偏光子14と検光子18の間隔Lはか
なり長くなる(具体的には、L=10mm程度)。なお符
号27はコイルを示す。このため、常光と異常光とのビ
ームシフト距離sは大きくなり、汎用レンズでは収差等
の影響で損失なしにファイバに集光することができず、
常光と異常光の集光比率が偏光依存性として現れる。
に永久磁石で磁界を印加できる場合には、永久磁石は小
形にできるので、偏光子と検光子との間隔を狭くでき、
常光と異常光とのビームシフト量は小さい。このように
シフト量の小さな2光線は、波面収差の小さなレンズを
用いれば損失なくファイバに集光できる。しかし、光ス
イッチの場合は、スイッチングさせるために図8に示す
ように電磁石24を使用する必要があり、起磁力を効率
よく利用するために、ギャップgを小さくし、ファラデ
ー回転子15のみを挿入するようにしている。そのた
め、偏光子14と検光子18はヨーク25の外に配置さ
れることになり、偏光子14と検光子18の間隔Lはか
なり長くなる(具体的には、L=10mm程度)。なお符
号27はコイルを示す。このため、常光と異常光とのビ
ームシフト距離sは大きくなり、汎用レンズでは収差等
の影響で損失なしにファイバに集光することができず、
常光と異常光の集光比率が偏光依存性として現れる。
【0007】またファラデー回転子は、磁界が印加され
ていない状態(上記の例では無バイアスのオン状態)で
は消光比が劣化し、挿入損失あるいは遮断特性が劣化す
る問題もある。
ていない状態(上記の例では無バイアスのオン状態)で
は消光比が劣化し、挿入損失あるいは遮断特性が劣化す
る問題もある。
【0008】本発明の目的は、偏波分散と挿入損失の偏
波依存性を抑制し、挿入損失及び遮断特性を改善した光
スイッチを提供することである。
波依存性を抑制し、挿入損失及び遮断特性を改善した光
スイッチを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力ファイバ
と、該入力ファイバから出射された光を平行ビームとす
る第1のレンズと、楔形複屈折板からなる偏光子と、4
5度偏光回転をおこすファラデー回転子と、楔形複屈折
板からなる検光子と、平行ビームを出力ファイバに集光
させる第2のレンズと、出力ファイバとが、この順序で
光軸上に設置され、前記ファラデー回転子の近傍に、該
ファラデー回転子を双方向に磁化させる電磁石が配置さ
れていて、前記偏光子と検光子とが同一の複屈折物質か
らなり、そのテーパ角が同一で且つテーパ方向が180
度異なり、対向する面が互いに平行で、各光学軸は平行
で且つ光軸から見て45度をなして配置されている光ス
イッチである。そして本発明の特徴は、前記第1のレン
ズと第2のレンズとの間の上記の光学部品間の光軸上に
複屈折平行平板からなる補償板が挿入され、該補償板
は、その光学軸と補償板に隣接する偏光子あるいは検光
子の光学軸とは光軸から見て90度をなし、且つ楔形複
屈折板通過後に生じる常光と異常光とのビームシフト量
を一致させると共に伝播速度の差による遅延を相殺する
ように光軸に対して傾けられ、補償板の光学軸がその平
面に対して斜めに設計されている点である。
と、該入力ファイバから出射された光を平行ビームとす
る第1のレンズと、楔形複屈折板からなる偏光子と、4
5度偏光回転をおこすファラデー回転子と、楔形複屈折
板からなる検光子と、平行ビームを出力ファイバに集光
させる第2のレンズと、出力ファイバとが、この順序で
光軸上に設置され、前記ファラデー回転子の近傍に、該
ファラデー回転子を双方向に磁化させる電磁石が配置さ
れていて、前記偏光子と検光子とが同一の複屈折物質か
らなり、そのテーパ角が同一で且つテーパ方向が180
度異なり、対向する面が互いに平行で、各光学軸は平行
で且つ光軸から見て45度をなして配置されている光ス
イッチである。そして本発明の特徴は、前記第1のレン
ズと第2のレンズとの間の上記の光学部品間の光軸上に
複屈折平行平板からなる補償板が挿入され、該補償板
は、その光学軸と補償板に隣接する偏光子あるいは検光
子の光学軸とは光軸から見て90度をなし、且つ楔形複
屈折板通過後に生じる常光と異常光とのビームシフト量
を一致させると共に伝播速度の差による遅延を相殺する
ように光軸に対して傾けられ、補償板の光学軸がその平
面に対して斜めに設計されている点である。
【0010】
【作用】光スイッチとしての動作は、原理的には補償板
無しで実現でき、従来のものと同様である。電磁石に順
バイアスを印加したオン状態では、常光と異常光とは検
光子を出る時に平行となり、レンズによって出力ファイ
バに向かって結合する方向に出射するが、電磁石に逆バ
イアスを印加したオフ状態では、常光と異常光とは検光
子を出る時に拡がるようになり、出力ファイバには結合
しない。本発明で挿入した補償板は、その光学軸の向き
と傾きを調整することで、順バイアス時に常光と異常光
の光路を変えて1本の光線に変換させるためのシフト量
補償板として機能し、同時に分散補正の機能も果たす。
これによって偏波分散と挿入損失の偏波依存性が改善さ
れる。
無しで実現でき、従来のものと同様である。電磁石に順
バイアスを印加したオン状態では、常光と異常光とは検
光子を出る時に平行となり、レンズによって出力ファイ
バに向かって結合する方向に出射するが、電磁石に逆バ
イアスを印加したオフ状態では、常光と異常光とは検光
子を出る時に拡がるようになり、出力ファイバには結合
しない。本発明で挿入した補償板は、その光学軸の向き
と傾きを調整することで、順バイアス時に常光と異常光
の光路を変えて1本の光線に変換させるためのシフト量
補償板として機能し、同時に分散補正の機能も果たす。
これによって偏波分散と挿入損失の偏波依存性が改善さ
れる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る光スイッチの一実施例を
示す全体構成図である。この光スイッチは、入力ファイ
バ10と、該入力ファイバ10から出射された光を平行
ビームとする第1のレンズ12と、楔形複屈折板からな
る偏光子14と、45度偏光回転をおこすファラデー回
転子16と、楔形複屈折板からなる検光子18と、平行
ビームを出力ファイバ22に集光させる第2のレンズ2
0と、出力ファイバ22とがこの順序で光軸上に設置さ
れ、前記ファラデー回転子16の近傍に、該ファラデー
回転子16を双方向に磁化させる電磁石24が配置され
ている。前記偏光子14と検光子18とは同一の複屈折
物質からなり、そのテーパ角が同一で且つテーパ方向が
180度異なり、対向する面が互いに平行で、各光学軸
は平行で且つ光軸から見て45度をなして配置されてい
る。
示す全体構成図である。この光スイッチは、入力ファイ
バ10と、該入力ファイバ10から出射された光を平行
ビームとする第1のレンズ12と、楔形複屈折板からな
る偏光子14と、45度偏光回転をおこすファラデー回
転子16と、楔形複屈折板からなる検光子18と、平行
ビームを出力ファイバ22に集光させる第2のレンズ2
0と、出力ファイバ22とがこの順序で光軸上に設置さ
れ、前記ファラデー回転子16の近傍に、該ファラデー
回転子16を双方向に磁化させる電磁石24が配置され
ている。前記偏光子14と検光子18とは同一の複屈折
物質からなり、そのテーパ角が同一で且つテーパ方向が
180度異なり、対向する面が互いに平行で、各光学軸
は平行で且つ光軸から見て45度をなして配置されてい
る。
【0012】ここで本発明の特徴は、前記第1のレンズ
12と第2のレンズ20との間の上記の光学部品間の光
軸上に複屈折平行平板からなる補償板30が挿入されて
いる点である。この補償板30は、その光学軸と補償板
に隣接する偏光子あるいは検光子の光学軸とは光軸から
見て90度をなし、且つ検光子通過後に生じる常光と異
常光とのビームシフト量を一致させると共に伝播速度差
による遅延を相殺するように、光軸に対して傾けられ、
補償板の光学軸がその平面に対して斜めに設計されてい
る。この実施例では、補償板30は、検光子18の後
段、即ち検光子18と第2のレンズ20との間に挿入さ
れている。
12と第2のレンズ20との間の上記の光学部品間の光
軸上に複屈折平行平板からなる補償板30が挿入されて
いる点である。この補償板30は、その光学軸と補償板
に隣接する偏光子あるいは検光子の光学軸とは光軸から
見て90度をなし、且つ検光子通過後に生じる常光と異
常光とのビームシフト量を一致させると共に伝播速度差
による遅延を相殺するように、光軸に対して傾けられ、
補償板の光学軸がその平面に対して斜めに設計されてい
る。この実施例では、補償板30は、検光子18の後
段、即ち検光子18と第2のレンズ20との間に挿入さ
れている。
【0013】電磁石24は、ほぼC型平板状のヨーク2
6と、該ヨーク26に巻線したコイル28とからなり、
ヨーク26のギャップgに、ギャップ長の方向に対して
垂直にファラデー回転子16を挿入した構成である。フ
ァラデー回転子16は、その一部がギャップから外側へ
はみ出す大きさとなっており、そのはみ出し部分を光線
が通過するようになっている。起磁力を効率よく利用す
るために、ギャップgを小さくしてファラデー回転子1
6のみを挿入し、偏光子14及び検光子18はヨーク2
6の外に配置する。ファラデー回転子16としては、L
PE法によるビスマス置換鉄ガーネット単結晶膜が好ま
しい。その理由は、ビスマス置換鉄ガーネット単結晶
は、ファラデー回転係数が大きく、そのため比較的薄い
膜構造にできるし、またLPE法は生産性が高い利点を
有するからである。
6と、該ヨーク26に巻線したコイル28とからなり、
ヨーク26のギャップgに、ギャップ長の方向に対して
垂直にファラデー回転子16を挿入した構成である。フ
ァラデー回転子16は、その一部がギャップから外側へ
はみ出す大きさとなっており、そのはみ出し部分を光線
が通過するようになっている。起磁力を効率よく利用す
るために、ギャップgを小さくしてファラデー回転子1
6のみを挿入し、偏光子14及び検光子18はヨーク2
6の外に配置する。ファラデー回転子16としては、L
PE法によるビスマス置換鉄ガーネット単結晶膜が好ま
しい。その理由は、ビスマス置換鉄ガーネット単結晶
は、ファラデー回転係数が大きく、そのため比較的薄い
膜構造にできるし、またLPE法は生産性が高い利点を
有するからである。
【0014】動作状態の概略を図2に示す。電磁石24
に順バイアスの磁界HONを印加したオン状態では、図2
のAに示すように、異常光eは常光oより屈折率が大き
く、また電磁石を用いる関係で偏光子14と検光子18
との間隔が広いため、検光子18を通過した時点で異常
光eと常光oとのビームシフト距離sは大きい。また異
常光eと常光oとは伝播速度に差があるため常光oに対
して異常光eは遅延する(遅延量δ)。この点は従来同
様である。本発明では、補償板30が挿入されており、
この補償板30によって異常光eは常光oに、また常光
oは異常光eに変換され、異常光eの屈折率が大きいた
めにビームシフト量が大きく、伝播速度が遅いため、補
償板30から出射する時に、両方の光線でビームシフト
量を一致させ、遅延を零にすることができる。そして補
償板30からは1本の光線となって出射する。逆に言う
と、このようになるように、補償板30を光軸上で配置
する際の傾き、光学軸の角度などが決定されているので
ある。
に順バイアスの磁界HONを印加したオン状態では、図2
のAに示すように、異常光eは常光oより屈折率が大き
く、また電磁石を用いる関係で偏光子14と検光子18
との間隔が広いため、検光子18を通過した時点で異常
光eと常光oとのビームシフト距離sは大きい。また異
常光eと常光oとは伝播速度に差があるため常光oに対
して異常光eは遅延する(遅延量δ)。この点は従来同
様である。本発明では、補償板30が挿入されており、
この補償板30によって異常光eは常光oに、また常光
oは異常光eに変換され、異常光eの屈折率が大きいた
めにビームシフト量が大きく、伝播速度が遅いため、補
償板30から出射する時に、両方の光線でビームシフト
量を一致させ、遅延を零にすることができる。そして補
償板30からは1本の光線となって出射する。逆に言う
と、このようになるように、補償板30を光軸上で配置
する際の傾き、光学軸の角度などが決定されているので
ある。
【0015】電磁石24に逆バイアスの磁界を印加した
オフ状態では、図2のBに示すように、偏光子14での
常光oは検光子18では異常光e、補償板30では常光
oに変換され、偏光子14での異常光eは検光子18で
は常光o、補償板30では異常光eに変換され、補償板
30を通過した後、常光oと異常光eの2本の光線は平
行とならず、第2のレンズで出力ファイバに集光させる
ことはできない。
オフ状態では、図2のBに示すように、偏光子14での
常光oは検光子18では異常光e、補償板30では常光
oに変換され、偏光子14での異常光eは検光子18で
は常光o、補償板30では異常光eに変換され、補償板
30を通過した後、常光oと異常光eの2本の光線は平
行とならず、第2のレンズで出力ファイバに集光させる
ことはできない。
【0016】本発明に係る補償板30は、上記のように
光軸に対して傾けて配置し光路を変化させて、常光oと
異常光eとのビームシフト量を一致させる(ビームシフ
ト距離を零にする)と共に、伝播速度差に起因する遅延
も零になるように調整している。なお、光アイソレータ
でも補償板を設ける例はあるが、その場合は、単に伝播
速度差に起因する遅延を小さくするように、即ち偏波分
散を補正するためだけに利用されているにすぎない。
光軸に対して傾けて配置し光路を変化させて、常光oと
異常光eとのビームシフト量を一致させる(ビームシフ
ト距離を零にする)と共に、伝播速度差に起因する遅延
も零になるように調整している。なお、光アイソレータ
でも補償板を設ける例はあるが、その場合は、単に伝播
速度差に起因する遅延を小さくするように、即ち偏波分
散を補正するためだけに利用されているにすぎない。
【0017】次に、実際の設計例について述べる。図3
及び図4に示すように各光学部品を配置する。各光学部
品の向き及び光学軸の方向は、それぞれ図示の通りであ
る。偏光子14と検光子18に用いる楔形複屈折板はル
チル単結晶からなり、中心厚0.48mm、4度テーパ、
屈折率no =2.543,ne =2.709である。ま
た偏光子14と検光子18の間隔Lは10mmである。フ
ァラデー回転子16はビスマス置換鉄ガーネット単結晶
であり、厚さ0.536mm、屈折率2.38である。電
磁石24は、半硬質磁性材料からなるC型状のヨーク2
6にコイル28を巻装したものであり、ギャップ中央に
ファラデー回転子16を挿入してある。複屈折平行平板
からなる補償板30もルチル単結晶であり、検光子18
の後段に光軸に対して14.8度傾けて配置し、その光
学軸は平面内から44.4度傾いている。この補償板3
0の厚みは1.769mmである。
及び図4に示すように各光学部品を配置する。各光学部
品の向き及び光学軸の方向は、それぞれ図示の通りであ
る。偏光子14と検光子18に用いる楔形複屈折板はル
チル単結晶からなり、中心厚0.48mm、4度テーパ、
屈折率no =2.543,ne =2.709である。ま
た偏光子14と検光子18の間隔Lは10mmである。フ
ァラデー回転子16はビスマス置換鉄ガーネット単結晶
であり、厚さ0.536mm、屈折率2.38である。電
磁石24は、半硬質磁性材料からなるC型状のヨーク2
6にコイル28を巻装したものであり、ギャップ中央に
ファラデー回転子16を挿入してある。複屈折平行平板
からなる補償板30もルチル単結晶であり、検光子18
の後段に光軸に対して14.8度傾けて配置し、その光
学軸は平面内から44.4度傾いている。この補償板3
0の厚みは1.769mmである。
【0018】この光スイッチについて光線追跡を行った
結果を図5に示す。順バイアス磁界(オン状態)では、
図5のAに示すように、検光子18を通過した後、常光
oと異常光eとのビームシフト距離は179μmであ
り、異常光eが0.71ps遅延している。しかし補償
板30を通過後は、ビームシフト距離及び遅延は共に零
となる。逆バイアス磁界(オフ状態)では、検光子18
を通過した時点で、常光oと異常光eとの開き角は2.
05度であり、補償板30を通過した後も、そのまま
2.05度で開くのでレンズがあっても出力ファイバに
は集光しない。
結果を図5に示す。順バイアス磁界(オン状態)では、
図5のAに示すように、検光子18を通過した後、常光
oと異常光eとのビームシフト距離は179μmであ
り、異常光eが0.71ps遅延している。しかし補償
板30を通過後は、ビームシフト距離及び遅延は共に零
となる。逆バイアス磁界(オフ状態)では、検光子18
を通過した時点で、常光oと異常光eとの開き角は2.
05度であり、補償板30を通過した後も、そのまま
2.05度で開くのでレンズがあっても出力ファイバに
は集光しない。
【0019】上記の実施例では、補償板を検光子の後段
に配置しているが、本発明はその構成に限らず、第1の
レンズと第2のレンズとの間であれば、どの光学部品間
に挿入してもよい。
に配置しているが、本発明はその構成に限らず、第1の
レンズと第2のレンズとの間であれば、どの光学部品間
に挿入してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように、第1のレンズと
第2のレンズとの間の光学部品間に、複屈折平行平板か
らなる補償板を光軸に対して所定の角度傾けて配置する
と共にその光学軸の向きと傾きを適切な値となるように
設定したことにより、オン状態の時に、常光と異常光の
光路を変えて1本の光線に変換させ、同時に遅延を相殺
することができる。そのため偏波分散と挿入損失の偏波
依存性を抑制できる。またファラデー回転子は無磁化の
状態では消光比が劣化し、挿入損失あるいは遮断特性が
劣化するが、本発明ではオン状態とオフ状態ともに磁界
を印加しているので、挿入損失及び遮断特性が向上す
る。
第2のレンズとの間の光学部品間に、複屈折平行平板か
らなる補償板を光軸に対して所定の角度傾けて配置する
と共にその光学軸の向きと傾きを適切な値となるように
設定したことにより、オン状態の時に、常光と異常光の
光路を変えて1本の光線に変換させ、同時に遅延を相殺
することができる。そのため偏波分散と挿入損失の偏波
依存性を抑制できる。またファラデー回転子は無磁化の
状態では消光比が劣化し、挿入損失あるいは遮断特性が
劣化するが、本発明ではオン状態とオフ状態ともに磁界
を印加しているので、挿入損失及び遮断特性が向上す
る。
【図1】本発明に係る光スイッチの一実施例を示す説明
図。
図。
【図2】その動作説明図。
【図3】試作した光スイッチの主要光学部品の配置を示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】試作した光スイッチの主要光学部品の配置を示
す平面図。
す平面図。
【図5】その光線追跡線図。
【図6】従来技術の一例を示す説明図。
【図7】主要光学部品でのビームシフト距離と遅延の説
明図。
明図。
【図8】電磁石と主要光学部品との配置関係の説明図。
10 入力ファイバ 12 第1のレンズ 14 偏光子 15,16 ファラデー回転子 18 検光子 20 第2のレンズ 22 出力ファイバ 23,24 電磁石 25,26 ヨーク 27,28 コイル 30 補償板
Claims (1)
- 【請求項1】 入力ファイバと、該入力ファイバから出
射された光を平行ビームとする第1のレンズと、楔形複
屈折板からなる偏光子と、45度偏光回転をおこすファ
ラデー回転子と、楔形複屈折板からなる検光子と、平行
ビームを出力ファイバに集光させる第2のレンズと、出
力ファイバとが、この順序で光軸上に設置され、前記フ
ァラデー回転子の近傍に、該ファラデー回転子を双方向
に磁化させる電磁石が配置されていて、 前記偏光子と検光子とが同一の複屈折物質からなり、そ
のテーパ角が同一で且つテーパ方向が180度異なり、
対向する面が互いに平行で、各光学軸は平行で且つ光軸
から見て45度をなして配置されている光スイッチであ
って、 前記第1のレンズと第2のレンズとの間の上記の光学部
品間の光軸上に複屈折平行平板からなる補償板が挿入さ
れ、該補償板は、その光学軸と補償板に隣接する偏光子
あるいは検光子の光学軸とは光軸から見て90度をな
し、且つ楔形複屈折板通過後に生じる常光と異常光との
ビームシフト量を一致させると共に伝播速度差による遅
延を相殺するように光軸に対して傾けられ、補償板の光
学軸がその平面に対して斜めに設計されていることを特
徴とする光スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334408A JPH08171075A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334408A JPH08171075A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 光スイッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08171075A true JPH08171075A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18277043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6334408A Pending JPH08171075A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 光スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08171075A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2332066A (en) * | 1997-12-08 | 1999-06-09 | Samsung Electronics Co Ltd | Optical modulator and transmitter using isolator |
| WO2004092790A1 (en) * | 2003-04-17 | 2004-10-28 | Raymond Hesline | Optical isolator, attenuator, circulator and switch |
| US6839170B2 (en) * | 2002-10-15 | 2005-01-04 | Oplink Communications, Inc. | Optical isolator |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6334408A patent/JPH08171075A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2332066A (en) * | 1997-12-08 | 1999-06-09 | Samsung Electronics Co Ltd | Optical modulator and transmitter using isolator |
| US6839170B2 (en) * | 2002-10-15 | 2005-01-04 | Oplink Communications, Inc. | Optical isolator |
| WO2004092790A1 (en) * | 2003-04-17 | 2004-10-28 | Raymond Hesline | Optical isolator, attenuator, circulator and switch |
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