JPH08172014A - 材料の消磁方法 - Google Patents
材料の消磁方法Info
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- JPH08172014A JPH08172014A JP16717995A JP16717995A JPH08172014A JP H08172014 A JPH08172014 A JP H08172014A JP 16717995 A JP16717995 A JP 16717995A JP 16717995 A JP16717995 A JP 16717995A JP H08172014 A JPH08172014 A JP H08172014A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F13/00—Apparatus or processes for magnetising or demagnetising
- H01F13/006—Methods and devices for demagnetising of magnetic bodies, e.g. workpieces, sheet material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性材を完全に消磁する消磁方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 第1極性の磁界を第1の期間の間ワークピー
スに印加することからなるワークピースを少なくとも部
分的に消磁する方法。その後、磁界を、極性を連続的に
逆転し、短い期間印加する。
ことを目的とする。 【構成】 第1極性の磁界を第1の期間の間ワークピー
スに印加することからなるワークピースを少なくとも部
分的に消磁する方法。その後、磁界を、極性を連続的に
逆転し、短い期間印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は材料、特に断面が比較的
厚い強磁性材料の消磁に関する。本方法は物体の大きさ
および形状によって限定されることがなく、すべての磁
性体にその帯磁状態および配向に関わりなく有効であ
る。
厚い強磁性材料の消磁に関する。本方法は物体の大きさ
および形状によって限定されることがなく、すべての磁
性体にその帯磁状態および配向に関わりなく有効であ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、磁性体を消磁するもっとも一般的な方法は振幅が減
少する交番磁気磁力(MMF)を印加することであっ
た。通常、交流(50または60Hzの主電力線から引
くのが一般的である)が流れるコイルを使用し、電流を
徐々にほぼゼロまで減らすか、あるいはコイルから誘起
される磁束の強度が十分に減少するまで相互間の距離を
大きくすることによって、物体とコイルを引き離すかの
いずれかを行う。この従来の方法は小形の物体や薄い材
料には満足できるものであるが、大形の物体や厚い材料
では、部分的な消磁しかもたらさない。詳細にいえば、
この手法は物体からの磁界が小さかったり、ほとんどな
かったりする見かけの消磁をもたらす。しかしながら、
消磁は全体的なものではなく、影響を受けるのは限定さ
れた深さだけである。これによって、内部磁界を分路
し、外部で測定した場合に、見かけ上帯磁をなくする、
物体の表面近傍の包囲領域がもたらされることがよくあ
る。しかしながら、物体を溶接したり、切断したりして
縁部がなくなると、一般に、このようなトラップされた
内部磁界が露出される。
来、磁性体を消磁するもっとも一般的な方法は振幅が減
少する交番磁気磁力(MMF)を印加することであっ
た。通常、交流(50または60Hzの主電力線から引
くのが一般的である)が流れるコイルを使用し、電流を
徐々にほぼゼロまで減らすか、あるいはコイルから誘起
される磁束の強度が十分に減少するまで相互間の距離を
大きくすることによって、物体とコイルを引き離すかの
いずれかを行う。この従来の方法は小形の物体や薄い材
料には満足できるものであるが、大形の物体や厚い材料
では、部分的な消磁しかもたらさない。詳細にいえば、
この手法は物体からの磁界が小さかったり、ほとんどな
かったりする見かけの消磁をもたらす。しかしながら、
消磁は全体的なものではなく、影響を受けるのは限定さ
れた深さだけである。これによって、内部磁界を分路
し、外部で測定した場合に、見かけ上帯磁をなくする、
物体の表面近傍の包囲領域がもたらされることがよくあ
る。しかしながら、物体を溶接したり、切断したりして
縁部がなくなると、一般に、このようなトラップされた
内部磁界が露出される。
【0003】他の従来技術の手法は、等しいが、方向が
逆の磁界が発生し、外部には見かけの磁界がほとんど、
あるいはまったくなくなるように、物体を故意に磁化す
るものである。この手法は特に単純なチューブなどの単
純な形状の物体や、既存の帯磁が一様な場合には満足で
きるものである。しかしながら、物体が形状の不規則な
ものであったり、かなり厚かったり、断面が変化するも
のであったりする場合、あるいは磁化が厚い断面の表面
で一般に生じるような不均一ないし不規則なものである
場合に、適用することは容易ではない。これらの状況に
おいて、もっとも満足できる手法は、関与する材料を完
全に消磁することである。
逆の磁界が発生し、外部には見かけの磁界がほとんど、
あるいはまったくなくなるように、物体を故意に磁化す
るものである。この手法は特に単純なチューブなどの単
純な形状の物体や、既存の帯磁が一様な場合には満足で
きるものである。しかしながら、物体が形状の不規則な
ものであったり、かなり厚かったり、断面が変化するも
のであったりする場合、あるいは磁化が厚い断面の表面
で一般に生じるような不均一ないし不規則なものである
場合に、適用することは容易ではない。これらの状況に
おいて、もっとも満足できる手法は、関与する材料を完
全に消磁することである。
【0004】上記で最初に述べた代替方法をさらに発展
させる、また電源線から、あるいは10Hz以下などの
低い周波数で作動する電子発振器から適宜得られるもの
よりも低い周波数を得るための、消磁界が周期的に逆転
される単向電流の流れるコイルで得られる。この方法は
より厚い断面を消磁できる点で、線路周波数で得られる
ものに比較して満足できるものである。しかしながら、
関与する物体の形状に関しては、同じ制限が存在してい
る。したがって、きわめて厚い、もしくは不規則な断面
に対しては、内部帯磁をマスクする表面効果ないし近表
面効果のため見かけの外部消磁を行うことができる。
させる、また電源線から、あるいは10Hz以下などの
低い周波数で作動する電子発振器から適宜得られるもの
よりも低い周波数を得るための、消磁界が周期的に逆転
される単向電流の流れるコイルで得られる。この方法は
より厚い断面を消磁できる点で、線路周波数で得られる
ものに比較して満足できるものである。しかしながら、
関与する物体の形状に関しては、同じ制限が存在してい
る。したがって、きわめて厚い、もしくは不規則な断面
に対しては、内部帯磁をマスクする表面効果ないし近表
面効果のため見かけの外部消磁を行うことができる。
【0005】電気アークまたは電子ビームによる溶接に
関連して、内部帯磁は受け入れることのできない偏向を
生じる。これは、特に結合される構成要素が嵌合面で溶
融する場合に、キュリー点(ある種の強磁性体の場合、
約700℃)以上に加熱することによって生じ、局部表
面磁界分布を乱し、深い領域にある内部帯磁を露出させ
る。
関連して、内部帯磁は受け入れることのできない偏向を
生じる。これは、特に結合される構成要素が嵌合面で溶
融する場合に、キュリー点(ある種の強磁性体の場合、
約700℃)以上に加熱することによって生じ、局部表
面磁界分布を乱し、深い領域にある内部帯磁を露出させ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、ワークピースを少なくとも部分的に消磁する方法
は、少なくとも、第1の極性の磁界を第1の期間の間ワ
ークピースに印加し、次いで、極性が連続的に逆転さ
れ、期間がより短い磁界を印加する第1の段階からなっ
ている。
ば、ワークピースを少なくとも部分的に消磁する方法
は、少なくとも、第1の極性の磁界を第1の期間の間ワ
ークピースに印加し、次いで、極性が連続的に逆転さ
れ、期間がより短い磁界を印加する第1の段階からなっ
ている。
【0007】それ故、表面領域または近表面領域だけで
はなく、特に磁化された材料が50mmを超えたり、さ
らには150mmを超えるかなりの厚さのものである場
合に、磁化された材料の希望する深さまで消磁する消磁
方法を用いる。本方法は消磁に必要な時間を従来の方法
よりも短縮するような態様で、ワークピースのすべての
領域に完全に侵入することのできる電磁界を発生する。
はなく、特に磁化された材料が50mmを超えたり、さ
らには150mmを超えるかなりの厚さのものである場
合に、磁化された材料の希望する深さまで消磁する消磁
方法を用いる。本方法は消磁に必要な時間を従来の方法
よりも短縮するような態様で、ワークピースのすべての
領域に完全に侵入することのできる電磁界を発生する。
【0008】したがって、まず、単向磁界を物体を包囲
している適切な電磁コイルから、相当の時間T、たとえ
ば100秒の間印加する。厚さに応じて、この時間を1
000秒以上にすることができる。単一のソレノイド・
コイルを使用することも、あるいは物体の形状およびそ
の全体的な大きさに応じて、1つまたは複数のフラット
・コイルを使用することもできる。たとえば、平均直径
がDの2つの円形フラット・コイルを約0.5D離して
設定した場合、自由空間におけるコイルの間の軸方向磁
界は、総励磁が同じで、直径がD、全長がDに等しいL
のソレノイド・コイル1個の軸方向磁界よりも10%以
上少なくなることはない。したがって、物体を2つのコ
イルの間に適宜配置することも、あるいは、内径よりも
小さいものであれば、同等なソレノイド・コイル内に配
置することもできる。
している適切な電磁コイルから、相当の時間T、たとえ
ば100秒の間印加する。厚さに応じて、この時間を1
000秒以上にすることができる。単一のソレノイド・
コイルを使用することも、あるいは物体の形状およびそ
の全体的な大きさに応じて、1つまたは複数のフラット
・コイルを使用することもできる。たとえば、平均直径
がDの2つの円形フラット・コイルを約0.5D離して
設定した場合、自由空間におけるコイルの間の軸方向磁
界は、総励磁が同じで、直径がD、全長がDに等しいL
のソレノイド・コイル1個の軸方向磁界よりも10%以
上少なくなることはない。したがって、物体を2つのコ
イルの間に適宜配置することも、あるいは、内径よりも
小さいものであれば、同等なソレノイド・コイル内に配
置することもできる。
【0009】最初の磁化の後、電流を逆にし、これをp
Tなどの短い時間(ただし、pは1未満の任意の係数、
たとえば、0.5ないし0.99の間の適当な数であ
る)の間印加することによって、磁界を逆にする。時間
の短縮率は材料の磁気特性によって決まるものである
が、ほとんどの強磁性体の場合、p=0.9に任意に設
定することができる。磁界を再度逆転し、pn Tがたと
えば1秒未満になるまで、時間p2 T、p3 Tなどの間
印加する。
Tなどの短い時間(ただし、pは1未満の任意の係数、
たとえば、0.5ないし0.99の間の適当な数であ
る)の間印加することによって、磁界を逆にする。時間
の短縮率は材料の磁気特性によって決まるものである
が、ほとんどの強磁性体の場合、p=0.9に任意に設
定することができる。磁界を再度逆転し、pn Tがたと
えば1秒未満になるまで、時間p2 T、p3 Tなどの間
印加する。
【0010】この時点で、消磁サイクルを第2段階中に
満足できるように終了しなければならない。単独で、あ
るいは組み合わせて使用できる3つの方策が可能であ
る。従来、構成要素と消磁コイルを徐々に引き離し、磁
界を逆転するたびに構成要素に誘起される磁化を減らし
ていた。この技法は周知である。第2に、時間枠を前記
と同様係数pだけさらに短縮することもできる。インダ
クタンスLを有する消磁コイルの電流I(t) の最初の変
化率をpn Tというある値で
満足できるように終了しなければならない。単独で、あ
るいは組み合わせて使用できる3つの方策が可能であ
る。従来、構成要素と消磁コイルを徐々に引き離し、磁
界を逆転するたびに構成要素に誘起される磁化を減らし
ていた。この技法は周知である。第2に、時間枠を前記
と同様係数pだけさらに短縮することもできる。インダ
クタンスLを有する消磁コイルの電流I(t) の最初の変
化率をpn Tというある値で
【数2】 という関係で、電源電圧Vに関連付けた場合、I(t) が
通常値IM に達することはない。pn Tが逐次小さくな
った場合、ピーク電流は無視しうる値、すなわち IM /C (ただし、Cは100である)に達する。この時点で、
消磁サイクルが完了する。これを次式のように表すこと
ができる。
通常値IM に達することはない。pn Tが逐次小さくな
った場合、ピーク電流は無視しうる値、すなわち IM /C (ただし、Cは100である)に達する。この時点で、
消磁サイクルが完了する。これを次式のように表すこと
ができる。
【数3】 インダクタンスLは消磁される構成要素に応じて変化す
るが、結果に大幅な影響を及ぼすことなく、最小値(す
なわち、消磁対象の構成要素がない場合)であると適宜
想定することができる。
るが、結果に大幅な影響を及ぼすことなく、最小値(す
なわち、消磁対象の構成要素がない場合)であると適宜
想定することができる。
【0011】第3の方策においては、小形あるいは薄い
構成要素を消磁する際に一般的なやり方と同様に、実質
的にゼロとなるか、当初の最大磁界電流IM のたとえば
1%未満となるまで、最大磁界電流It の振幅をほぼ一
定の期間(頻度)で減少させる。減少係数は振幅iを公
称で一定に減少させるものであっても、あるいは公称で
一定の比率qであって、公称で一定の期間(頻度)の次
のサイクルにおいて、qn がたとえば0.01未満とな
るまで、ピーク電流をqIM 、q2 IM などとする。
構成要素を消磁する際に一般的なやり方と同様に、実質
的にゼロとなるか、当初の最大磁界電流IM のたとえば
1%未満となるまで、最大磁界電流It の振幅をほぼ一
定の期間(頻度)で減少させる。減少係数は振幅iを公
称で一定に減少させるものであっても、あるいは公称で
一定の比率qであって、公称で一定の期間(頻度)の次
のサイクルにおいて、qn がたとえば0.01未満とな
るまで、ピーク電流をqIM 、q2 IM などとする。
【0012】
【実施例】本発明による方法および装置のいくつかの例
が、以下の説明および図から明らかとなろう。
が、以下の説明および図から明らかとなろう。
【0013】図1はほぼ矩形の単純な線形ソレノイド2
の中心線1に沿った磁界強度の分布を示す。この例にお
いて、直径(D)は5mであり、長さ(L)は4.5m
すなわち0.9Dである。222ターンおよび800A
の電流が一様に分布している場合、中心線1に沿った磁
界強度はソレノイドの端部で約17kA/mであり、中
心で約27kA/mに増加する。この場合、励磁は40
kA/m程度の長さとなる。自由空間におけるこの励磁
および磁界強度は、ソレノイドの空間内に配置された強
磁性体を飽和磁界強度の50%程度まで磁化するのに十
分なものである。
の中心線1に沿った磁界強度の分布を示す。この例にお
いて、直径(D)は5mであり、長さ(L)は4.5m
すなわち0.9Dである。222ターンおよび800A
の電流が一様に分布している場合、中心線1に沿った磁
界強度はソレノイドの端部で約17kA/mであり、中
心で約27kA/mに増加する。この場合、励磁は40
kA/m程度の長さとなる。自由空間におけるこの励磁
および磁界強度は、ソレノイドの空間内に配置された強
磁性体を飽和磁界強度の50%程度まで磁化するのに十
分なものである。
【0014】しかしながら、一般に、包囲空間の存在が
自己消磁につながり、残留磁界が飽和磁界強度の半分以
下程度になるため、強い磁界を印加した単純なブロック
の材料が完全に飽和していることができないことに留意
すべきである。
自己消磁につながり、残留磁界が飽和磁界強度の半分以
下程度になるため、強い磁界を印加した単純なブロック
の材料が完全に飽和していることができないことに留意
すべきである。
【0015】図2は直径が公称5mであり、それぞれ約
4m、3m、2 1/2m、および2m離隔した2つの短い
コイルの中心軸における対応する磁界強度(曲線i、i
i、iiiおよびiv)を示す。この例において、磁界
強度は各々公称111ターンで、800Aの電流が流れ
るコイルについて計算されている。ほぼコイルの直径ま
で離隔した場合、磁界強度が中心線に沿ってほぼ一様と
なり、約23kA/mの量となることがわかる。ソレノ
イド内、または2つの短いコイルの間のいずれかに適宜
おかれるものよりも複雑な形状の物体の場合、他の同様
なコイルを上述のソレノイドまたは一対のフラット・コ
イルの軸に垂直な軸、あるいは適切な方向で利用するこ
とができる。本発明によれば、消磁磁界が厚い材料の深
いところまで十分に浸透するように長い時間枠の間印加
され、その後短い時間の間印加される。この効果を図3
に示すが、同一の磁界強度B0 に対して、材料の深いと
ころで発生する磁界は距離(X)と磁界が印加される期
間(t)両方の関数である。十分な期間により、任意の
深さを印加されたものに近い磁界強度まで磁化すること
ができる。同一の一定値B0 の印加磁界を引き続き逆転
すると、期間は好ましくは公称で一定の割合(p)で短
縮し、以降の時間t2 、t3 、t4 、t5 がpt、p2
t、p3 t、p4 tなどに対応するようにする。図示の
ように、既知の深さXにおいて、これは十分に短い時間
で、距離Xにおける逆転磁界強度が低い値に減少するま
で、強度の減少する逆転磁界をもたらす。
4m、3m、2 1/2m、および2m離隔した2つの短い
コイルの中心軸における対応する磁界強度(曲線i、i
i、iiiおよびiv)を示す。この例において、磁界
強度は各々公称111ターンで、800Aの電流が流れ
るコイルについて計算されている。ほぼコイルの直径ま
で離隔した場合、磁界強度が中心線に沿ってほぼ一様と
なり、約23kA/mの量となることがわかる。ソレノ
イド内、または2つの短いコイルの間のいずれかに適宜
おかれるものよりも複雑な形状の物体の場合、他の同様
なコイルを上述のソレノイドまたは一対のフラット・コ
イルの軸に垂直な軸、あるいは適切な方向で利用するこ
とができる。本発明によれば、消磁磁界が厚い材料の深
いところまで十分に浸透するように長い時間枠の間印加
され、その後短い時間の間印加される。この効果を図3
に示すが、同一の磁界強度B0 に対して、材料の深いと
ころで発生する磁界は距離(X)と磁界が印加される期
間(t)両方の関数である。十分な期間により、任意の
深さを印加されたものに近い磁界強度まで磁化すること
ができる。同一の一定値B0 の印加磁界を引き続き逆転
すると、期間は好ましくは公称で一定の割合(p)で短
縮し、以降の時間t2 、t3 、t4 、t5 がpt、p2
t、p3 t、p4 tなどに対応するようにする。図示の
ように、既知の深さXにおいて、これは十分に短い時間
で、距離Xにおける逆転磁界強度が低い値に減少するま
で、強度の減少する逆転磁界をもたらす。
【0016】第1段階の間、印加励磁電流は当初一定で
あり(関連するコイルの自己インダクタンスによってほ
とんど制御される立ち上がり、および立ち下がりとは別
に)、図4に示すように短縮された時間の間印加され
る。初期時間は通常100秒を超えるか、大形構造の場
合には、1000秒超である。最小時間枠はほとんど
が、コイルの自己インダクタンス、およびコイル内の電
流の立ち上がりの最大速度を制御する印加電源のEMF
によって決定される。第1段階が終了すると、極性の逆
転は第2段階の間、図示のように、周波数を一定とし、
振幅を減少させて継続される。大形コイルの場合、第2
段階の開始時に1秒程度の最大時間を設定し、その後、
制御された増加度または制御された関数のいずれかによ
って、コイル内の電流を公称で初期電流のたとえばわず
か1%になるまで減少させるのが有利である。時間を制
御して減少させ、振幅を制御して減少させるこの順序を
図4に示す。
あり(関連するコイルの自己インダクタンスによってほ
とんど制御される立ち上がり、および立ち下がりとは別
に)、図4に示すように短縮された時間の間印加され
る。初期時間は通常100秒を超えるか、大形構造の場
合には、1000秒超である。最小時間枠はほとんど
が、コイルの自己インダクタンス、およびコイル内の電
流の立ち上がりの最大速度を制御する印加電源のEMF
によって決定される。第1段階が終了すると、極性の逆
転は第2段階の間、図示のように、周波数を一定とし、
振幅を減少させて継続される。大形コイルの場合、第2
段階の開始時に1秒程度の最大時間を設定し、その後、
制御された増加度または制御された関数のいずれかによ
って、コイル内の電流を公称で初期電流のたとえばわず
か1%になるまで減少させるのが有利である。時間を制
御して減少させ、振幅を制御して減少させるこの順序を
図4に示す。
【0017】第1段階の間、磁気特性に変化を生じない
と思われる連続した消磁電流の間の期間の割合は、(1
−logK)2 (ただし、Kは希望する磁界強度の減少
度である)によって与えられる。通常、公称0.95な
いし0.7というKの値に対する比率は1.1ないし約
2の範囲である。実用上、この範囲は1.2ないし1.
3の範囲であることが好ましい。
と思われる連続した消磁電流の間の期間の割合は、(1
−logK)2 (ただし、Kは希望する磁界強度の減少
度である)によって与えられる。通常、公称0.95な
いし0.7というKの値に対する比率は1.1ないし約
2の範囲である。実用上、この範囲は1.2ないし1.
3の範囲であることが好ましい。
【0018】公称1.25の時間比率に対応した0.9
というKに対する期間の典型的な順序を、図5の表に示
す。消磁サイクル・パルス時間(tn )は次式で与えら
れる。
というKに対する期間の典型的な順序を、図5の表に示
す。消磁サイクル・パルス時間(tn )は次式で与えら
れる。
【数4】
【0019】メイン・サイクルの総時間Tは次式で与え
られる。
られる。
【数5】
【0020】サイクルを終了するまでの時間は約5秒で
ある。消磁サイクル(切り替え時間を除く)の総時間は
4.6分である。
ある。消磁サイクル(切り替え時間を除く)の総時間は
4.6分である。
【0021】これが一定の低周波数または長期間のサイ
クルを使用する場合と比較して、時間をかなり節減する
ことに留意すべきである。この例において、任意の12
ステップに対する総時間は、磁界電流を逆転するのに必
要な切り替え時間を無視すれば、関連する最長期間の5
倍程度である。全期間のこの節減は、初期期間が長けれ
ば長いほど顕著となる。それ故、たとえば1000秒の
初期磁化時間を必要とするきわめて厚い材料の場合、全
消磁時間は1日ないし数日間ではなく、わずか数時間と
なる。
クルを使用する場合と比較して、時間をかなり節減する
ことに留意すべきである。この例において、任意の12
ステップに対する総時間は、磁界電流を逆転するのに必
要な切り替え時間を無視すれば、関連する最長期間の5
倍程度である。全期間のこの節減は、初期期間が長けれ
ば長いほど顕著となる。それ故、たとえば1000秒の
初期磁化時間を必要とするきわめて厚い材料の場合、全
消磁時間は1日ないし数日間ではなく、わずか数時間と
なる。
【0022】典型的な制御順序を図6に示すが、これは
プログラム式電源(図7)とともに、提供されたコイル
に必要な消磁システムをもたらす。図7に示すように、
消磁コイル3は、作動が制御コンピュータ5によって制
御されるDC電流極性逆転ユニット4に接続されてい
る。DC電流が電流源6からユニット4に供給される。
図1または図2で説明したソレノイド・コイルが0.1
5H程度の固有インダクタンスを有しており、600V
を供給した場合に、0.2秒程度の立ち上がり時間を有
している。たとえば10秒という最短時間までの長い時
間枠に対するオン/オフ・スイッチとしてだけ3相サイ
リスタ・ブリッジを、ユニット4に利用することができ
る。その後、1秒以下の作動時間に対して適切な位相順
序の切り替えが好ましい。その後、たとえば抵抗溶接の
分野で周知のように、サイリスタ制御での位相遅延によ
って、電流の振幅を減らすことができる。
プログラム式電源(図7)とともに、提供されたコイル
に必要な消磁システムをもたらす。図7に示すように、
消磁コイル3は、作動が制御コンピュータ5によって制
御されるDC電流極性逆転ユニット4に接続されてい
る。DC電流が電流源6からユニット4に供給される。
図1または図2で説明したソレノイド・コイルが0.1
5H程度の固有インダクタンスを有しており、600V
を供給した場合に、0.2秒程度の立ち上がり時間を有
している。たとえば10秒という最短時間までの長い時
間枠に対するオン/オフ・スイッチとしてだけ3相サイ
リスタ・ブリッジを、ユニット4に利用することができ
る。その後、1秒以下の作動時間に対して適切な位相順
序の切り替えが好ましい。その後、たとえば抵抗溶接の
分野で周知のように、サイリスタ制御での位相遅延によ
って、電流の振幅を減らすことができる。
【0023】制御コンピュータ5は図6に示すステップ
を行う。まず、コンピュータ5に、上記で定義した最大
電流値(IM )、初期浸透厚さ(δ)、消磁対象の材料
に関する定数(k)、および初期値(K)を与える(ス
テップ30−33)。コンピュータ5は次いで、ステッ
プ34において次式にしたがって初期期間(t0 )の値
を計算する。 t0 =δ2 /k2
を行う。まず、コンピュータ5に、上記で定義した最大
電流値(IM )、初期浸透厚さ(δ)、消磁対象の材料
に関する定数(k)、および初期値(K)を与える(ス
テップ30−33)。コンピュータ5は次いで、ステッ
プ34において次式にしたがって初期期間(t0 )の値
を計算する。 t0 =δ2 /k2
【0024】操作員は次いでステップ35において、プ
ロセスを開始し、それに引き続いて、コンピュータ5が
ユニット4に電流を最大値IM で電流源6から計算され
た時間t0 の間流させるよう指示する(ステップ3
6)。時間t0 が経過した後、コンピュータ5はユニッ
ト4にコイル3に供給される電流の極性を逆転させ(ス
テップ37)、次式にしたがって新しい期間tn+1 を計
算する。
ロセスを開始し、それに引き続いて、コンピュータ5が
ユニット4に電流を最大値IM で電流源6から計算され
た時間t0 の間流させるよう指示する(ステップ3
6)。時間t0 が経過した後、コンピュータ5はユニッ
ト4にコイル3に供給される電流の極性を逆転させ(ス
テップ37)、次式にしたがって新しい期間tn+1 を計
算する。
【数6】 ただし、当初n=0である。
【0025】ステップ39において、コンピュータ5は
ステップ38で計算した最新の期間tn+1 と、予め設定
した最小時間期間tmin を比較し、計算した期間がt
min よりも短くない場合には、処理はステップ36へ戻
る。
ステップ38で計算した最新の期間tn+1 と、予め設定
した最小時間期間tmin を比較し、計算した期間がt
min よりも短くない場合には、処理はステップ36へ戻
る。
【0026】期間がtmin (たとえば、0.1秒に設定
できる)未満まで短縮された場合、処理はステップ41
へ進み、第2段階(図4に示す)を開始する。ステップ
41において、初期電流I0 が期間tmin の間コイル3
に供給され、次いでステップ42において電流の極性が
ユニット4によって逆転される。コンピュータ5は次式
にしたがって電流の新しい値IM+1 を計算する。 IM+1 =KIM (ステップ43) ただし、当初M=0である。
できる)未満まで短縮された場合、処理はステップ41
へ進み、第2段階(図4に示す)を開始する。ステップ
41において、初期電流I0 が期間tmin の間コイル3
に供給され、次いでステップ42において電流の極性が
ユニット4によって逆転される。コンピュータ5は次式
にしたがって電流の新しい値IM+1 を計算する。 IM+1 =KIM (ステップ43) ただし、当初M=0である。
【0027】計算された最新の値IM+1 をステップ44
で最小電流値Imin (通常、I0 の2%)と比較し、計
算した値がImin 未満である場合には、第2段階が継続
し、処理がステップ41へ戻る。それ以外の場合には、
消磁サイクルが完了し、操作員にはサイクルを繰り返す
のかどうかを指示するよう要求がなされる(ステップ4
5)。反復する場合には、処理はステップ35に戻る
が、それ以外の場合には、ステップ46へ進み、操作員
は新しいパラメータが必要かどうかを指示する。パラメ
ータが必要な場合には、処理はステップ30へ戻るが、
それ以外の場合には、終了する。
で最小電流値Imin (通常、I0 の2%)と比較し、計
算した値がImin 未満である場合には、第2段階が継続
し、処理がステップ41へ戻る。それ以外の場合には、
消磁サイクルが完了し、操作員にはサイクルを繰り返す
のかどうかを指示するよう要求がなされる(ステップ4
5)。反復する場合には、処理はステップ35に戻る
が、それ以外の場合には、ステップ46へ進み、操作員
は新しいパラメータが必要かどうかを指示する。パラメ
ータが必要な場合には、処理はステップ30へ戻るが、
それ以外の場合には、終了する。
【0028】場合によっては、特に、大形の構造の場合
には、関連する構造全体を消磁するのが必要なかった
り、あるいは実用的でないことがある。たとえば、図8
に示すように、大形構造11のボスまたは突出部分10
を消磁するように設計されている場合には、上述のよう
に、ボスの周囲にコイル12を配置することによってボ
スのみに関して消磁を行うことができる。もちろん、構
造の他の部分に存在する磁界のためわずかな自己帯磁が
あるが、一般に、特にボスなどの物体を深いところま
で、および全長にわたって完全に消磁する場合、これは
受け入れられない局部帯磁になることはない。あるい
は、消磁度をさらに下げるために、長い構造を固有磁界
が消磁対象のボスまたは構成要素に関してバイパスされ
るようにする他の磁性体とによって分路し、かつ、必要
に応じ、分路内の構造の一部の残留帯磁を打ち消す他の
磁界コイルを使用することができる。
には、関連する構造全体を消磁するのが必要なかった
り、あるいは実用的でないことがある。たとえば、図8
に示すように、大形構造11のボスまたは突出部分10
を消磁するように設計されている場合には、上述のよう
に、ボスの周囲にコイル12を配置することによってボ
スのみに関して消磁を行うことができる。もちろん、構
造の他の部分に存在する磁界のためわずかな自己帯磁が
あるが、一般に、特にボスなどの物体を深いところま
で、および全長にわたって完全に消磁する場合、これは
受け入れられない局部帯磁になることはない。あるい
は、消磁度をさらに下げるために、長い構造を固有磁界
が消磁対象のボスまたは構成要素に関してバイパスされ
るようにする他の磁性体とによって分路し、かつ、必要
に応じ、分路内の構造の一部の残留帯磁を打ち消す他の
磁界コイルを使用することができる。
【0029】しかしながら、前述のように、構成要素1
4全体の主要部分の各々を図9に示すようにカバーする
1群のコイル13を備えた本発明にしたがって、複雑な
形状の物体を満足できるところまで消磁することができ
る。場合によっては、コイルをすべて一緒に励磁するこ
とができるが、他の場合には、コイルを組にして、ある
いは順次励磁して、構造の離隔した部分に必要な度合い
の磁束および磁束の逆転をもたらすのが好ましい。
4全体の主要部分の各々を図9に示すようにカバーする
1群のコイル13を備えた本発明にしたがって、複雑な
形状の物体を満足できるところまで消磁することができ
る。場合によっては、コイルをすべて一緒に励磁するこ
とができるが、他の場合には、コイルを組にして、ある
いは順次励磁して、構造の離隔した部分に必要な度合い
の磁束および磁束の逆転をもたらすのが好ましい。
【0030】磁界に対して閉路をもたらす構造の場合、
コイル15に印加して、図10に示すように閉路内に磁
界を誘起するのが十分なことがよくある。このようなコ
イルは従来、このような構造の各々に対して個別に巻か
れるのではなく、簡単に結合できるように嵌合する半部
に分割されていた。もちろん、この場合には、自己帯磁
効果がないため、遥かに高い磁束密度が誘起され、また
本発明による消磁サイクルの開始時に材料を飽和させ、
その後、前述のように時間間隔を、したがって磁束レベ
ルを少なくするのが一般に好ましい。
コイル15に印加して、図10に示すように閉路内に磁
界を誘起するのが十分なことがよくある。このようなコ
イルは従来、このような構造の各々に対して個別に巻か
れるのではなく、簡単に結合できるように嵌合する半部
に分割されていた。もちろん、この場合には、自己帯磁
効果がないため、遥かに高い磁束密度が誘起され、また
本発明による消磁サイクルの開始時に材料を飽和させ、
その後、前述のように時間間隔を、したがって磁束レベ
ルを少なくするのが一般に好ましい。
【0031】閉路に関して図示したもの(図10)の代
替構成において、可撓性または積層の消磁機構が図11
に示すように設けられており、ソレノイド・コイル16
が弧状または積層の磁気ヨーク17を励磁する。この積
層ヨーク17は消磁対象の物体19の寸法に合致するよ
うに適切な磁極片18で終了することができ、それ故、
コイル16の寸法よりも大きな物体19を本発明にした
がって処理することができる。
替構成において、可撓性または積層の消磁機構が図11
に示すように設けられており、ソレノイド・コイル16
が弧状または積層の磁気ヨーク17を励磁する。この積
層ヨーク17は消磁対象の物体19の寸法に合致するよ
うに適切な磁極片18で終了することができ、それ故、
コイル16の寸法よりも大きな物体19を本発明にした
がって処理することができる。
【0032】凹状または不規則な形状をした物体の場
合、構成要素の磁気特性と包囲ないし一体空間の間の合
致を改善することが好ましい。このため、親物体と一般
的な特性が同じ細かく分割された強磁性体を可撓性の容
器ないしバッグ20内に適宜吊し、このような不連続性
を満たし、図12aに示すようにより一様な磁路を提供
することができる。あるいは、必要な寸法の加工された
構成要素21をこのような不連続部に挿入し、エア・ギ
ャップおよび低透磁性ないし単位透磁性の関連する空間
を最小限とすることができる(図12b)。
合、構成要素の磁気特性と包囲ないし一体空間の間の合
致を改善することが好ましい。このため、親物体と一般
的な特性が同じ細かく分割された強磁性体を可撓性の容
器ないしバッグ20内に適宜吊し、このような不連続性
を満たし、図12aに示すようにより一様な磁路を提供
することができる。あるいは、必要な寸法の加工された
構成要素21をこのような不連続部に挿入し、エア・ギ
ャップおよび低透磁性ないし単位透磁性の関連する空間
を最小限とすることができる(図12b)。
【0033】図11の成形積層ヨークの変形を使用する
場合、消磁技法の他の変形(図示せず)を実現すること
ができる。
場合、消磁技法の他の変形(図示せず)を実現すること
ができる。
【0034】この変形において、ヨークはヨークの帯磁
を測定する、ホール効果デバイス、サーチ・コイルなど
からなる磁界感知要素を含んでいる。消磁コイル自体は
ACおよびDC両方の電源に接続されており、これらは
単独で、あるいは組み合わせて使用される。この装置は
多くのモードで使用できる。第1のモードにおいて、構
成要素またはその一部に弱い磁界または残留磁界が存在
していることを判定するために使用することができる。
まず、ヨークをワークピースに取り付け、小さいAC信
号を消磁コイルに印加する。ヨークで測定した正味平均
帯磁が大幅に増加した場合、これはワークピースに当初
存在していた弱い磁界または残留磁界の存在を示す。こ
の効果の発生源は図13を検討することによって明らか
になる。第1の点αはヨークの端部間の領域の磁気状態
を表す。わずかなAC電流を印加した場合、これはワー
クピースに±ΔHの小さいAC磁界を生じる。これは初
期帯磁曲線(図13A)の形状により、材料の磁気状態
の軌跡をA’(図13B)を中心とする小ヒステリシス
・ループへ迅速に移動させる。図13Aに示した初期帯
磁曲線の形状は、多くの強磁性スチールで典型的なもの
である。小さい±ΔH磁界を印加した場合に、平均磁界
に正味の増加がない点が初期帯磁曲線に1つしかないこ
とがわかる。これは初期磁気状態Aが点B=H=0にあ
る場合である。磁界感知要素で測定したB磁界での増加
量が当初存在していた残留磁化の程度を示すものである
こともわかる。
を測定する、ホール効果デバイス、サーチ・コイルなど
からなる磁界感知要素を含んでいる。消磁コイル自体は
ACおよびDC両方の電源に接続されており、これらは
単独で、あるいは組み合わせて使用される。この装置は
多くのモードで使用できる。第1のモードにおいて、構
成要素またはその一部に弱い磁界または残留磁界が存在
していることを判定するために使用することができる。
まず、ヨークをワークピースに取り付け、小さいAC信
号を消磁コイルに印加する。ヨークで測定した正味平均
帯磁が大幅に増加した場合、これはワークピースに当初
存在していた弱い磁界または残留磁界の存在を示す。こ
の効果の発生源は図13を検討することによって明らか
になる。第1の点αはヨークの端部間の領域の磁気状態
を表す。わずかなAC電流を印加した場合、これはワー
クピースに±ΔHの小さいAC磁界を生じる。これは初
期帯磁曲線(図13A)の形状により、材料の磁気状態
の軌跡をA’(図13B)を中心とする小ヒステリシス
・ループへ迅速に移動させる。図13Aに示した初期帯
磁曲線の形状は、多くの強磁性スチールで典型的なもの
である。小さい±ΔH磁界を印加した場合に、平均磁界
に正味の増加がない点が初期帯磁曲線に1つしかないこ
とがわかる。これは初期磁気状態Aが点B=H=0にあ
る場合である。磁界感知要素で測定したB磁界での増加
量が当初存在していた残留磁化の程度を示すものである
こともわかる。
【0035】第2モードの作動においては、DC電流が
磁化コイルに流され、残留磁界と逆の磁界を生じる。必
要量はモード1で行われるテストの結果を検討すること
によって見積もられる。電流を十分な時間にわたって印
加して、磁界が材料の希望する深さまで浸透できるよう
にする。電流をゼロまで減少させたら、モード1で他の
テストを行い、残っている残留磁界を評価し、必要に応
じ、プロセスを反復する。
磁化コイルに流され、残留磁界と逆の磁界を生じる。必
要量はモード1で行われるテストの結果を検討すること
によって見積もられる。電流を十分な時間にわたって印
加して、磁界が材料の希望する深さまで浸透できるよう
にする。電流をゼロまで減少させたら、モード1で他の
テストを行い、残っている残留磁界を評価し、必要に応
じ、プロセスを反復する。
【0036】第3モードの作動において、ACおよびD
C電流を制御され、自動化された順序で同時に流し、構
成要素またはその一部を測定可能に消磁された状態に残
しておく。
C電流を制御され、自動化された順序で同時に流し、構
成要素またはその一部を測定可能に消磁された状態に残
しておく。
【0037】このタイプの装置を使用して、i)構成要
素に局部的に存在する残留磁界を測定して、印加AC電
流の周波数を制御することによって測定の有効深さを制
御すること、ii)印加する時間を制御することによっ
て、消磁磁界の深さを再度制御して構成要素を全体的
に、あるいは局部的に消磁すること、ならびにiii)
自動的に制御されるサイクルで測定および消磁の両方を
組み合わせることができる。
素に局部的に存在する残留磁界を測定して、印加AC電
流の周波数を制御することによって測定の有効深さを制
御すること、ii)印加する時間を制御することによっ
て、消磁磁界の深さを再度制御して構成要素を全体的
に、あるいは局部的に消磁すること、ならびにiii)
自動的に制御されるサイクルで測定および消磁の両方を
組み合わせることができる。
【図1】単純なほぼ正方形のソレノイド・コイル(これ
も図示する)の軸方向磁界強度分布の図である。
も図示する)の軸方向磁界強度分布の図である。
【図2】異なる間隔の2つのフラット・コイルの軸方向
磁界強度分布の図である。
磁界強度分布の図である。
【図3】異なる期間における強磁性体への磁界の浸透を
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明による印加磁界(コイル電流)の典型的
な順序を示す図である。
な順序を示す図である。
【図5】期間の典型的な順序の表である。
【図6】適切なコンピュータの流れ制御の図である。
【図7】本発明の一例による全体的なシステムの図であ
る。
る。
【図8】拡張構造の消磁部分の構成を示す図である。
【図9】複雑な形状の構造を消磁するための構成を示す
図である。
図である。
【図10】リング形または箱形の構造を消磁するための
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図11】軟磁性体に組立可撓性積層ヨークを使用した
図である。
図である。
【図12】磁束をより均等に分布するために磁気ブリッ
ジ片を使用した図である。
ジ片を使用した図である。
【図13】AC磁界を印加した場合の見かけのB磁界の
増加の発生源を示す図である。
増加の発生源を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図6】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】期間の典型的な順序の図表である。
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも、第1の極性の磁界を第1の
期間の間ワークピースに印加し、次いで、極性が連続的
に逆転され、期間がより短い磁界を印加する第1の段階
からなるワークピースを少なくとも部分的に消磁する方
法。 - 【請求項2】 各期間の長さがpn T(ただし、nは期
間の番号、pは1未満の係数、Tは最初の期間の長さで
ある)であることを特徴とする、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 pが0.5−0.99の範囲であること
を特徴とする、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 第1段階に引き続き、一定周波数で極性
が連続的に逆転されるが、振幅が連続的に小さくなる磁
界を印加する第2段階をさらに含んでいることを特徴と
する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 第2段階のm+1番目のサイクルの電流
の振幅が Im+1 =KIm (ただし、Kは定数である)によって与えられることを
特徴とする、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 第2段階中の最小電流が第2段階の最大
電流の2%に設定されていることを特徴とする、請求項
4または5のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 磁界が電気コイルによって印加されるこ
とを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項8】 第1の期間が少なくとも100秒である
ことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項9】 第1の期間が少なくとも1000秒であ
ることを特徴とする、請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 第1段階中の各期間(tn+1 )が 【数1】 によって与えられることを特徴とする、請求項1ないし
9のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項11】 第1段階中の最短期間がほぼ0.1秒
であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれ
か一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9411594A GB9411594D0 (en) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | Demagnetisation of materials |
| GB9411594.6 | 1994-06-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08172014A true JPH08172014A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=10756485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16717995A Withdrawn JPH08172014A (ja) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | 材料の消磁方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0686984A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08172014A (ja) |
| GB (1) | GB9411594D0 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9921963D0 (en) * | 1999-09-16 | 1999-11-17 | Redcliffe Magtronics Limited | Demagnetisation of magnetic components |
| ATE522915T1 (de) * | 2002-04-12 | 2011-09-15 | Albert Maurer | Verfahren und vorrichtung zum entmagnetisieren von gegenständen |
| DE102010001999B4 (de) * | 2010-02-16 | 2022-05-05 | Schenck Rotec Gmbh | Auswuchtmaschine mit Entmagnetisiervorrichtung |
| CH708509A2 (de) * | 2013-09-06 | 2015-03-13 | Albert Maurer | Beseitigung von anhysteretischem Magnetismus in ferromagnetischen Körpern. |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3895270A (en) * | 1974-04-29 | 1975-07-15 | Western Electric Co | Method of and apparatus for demagnetizing a magnetic material |
| JPS6199308A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-17 | Hitachi Metals Ltd | 脱磁方法 |
| DE3613714A1 (de) * | 1986-04-21 | 1987-10-22 | Mannesmann Ag | Verfahren und vorrichtung zum entmagnetisieren von staehlen |
-
1994
- 1994-06-09 GB GB9411594A patent/GB9411594D0/en active Pending
-
1995
- 1995-06-08 EP EP95303955A patent/EP0686984A1/en not_active Withdrawn
- 1995-06-09 JP JP16717995A patent/JPH08172014A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0686984A1 (en) | 1995-12-13 |
| GB9411594D0 (en) | 1994-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |