JPH08173389A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JPH08173389A
JPH08173389A JP6324913A JP32491394A JPH08173389A JP H08173389 A JPH08173389 A JP H08173389A JP 6324913 A JP6324913 A JP 6324913A JP 32491394 A JP32491394 A JP 32491394A JP H08173389 A JPH08173389 A JP H08173389A
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Hiroshi Koizumi
浩 小泉
Toshihiro Okashita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光剤の吸収波長の変化時期の個人差や静注
するスピードに拘りなく、常に鮮明な蛍光像を得ること
のできる眼底カメラを提供する。 【構成】 複数のエキサイタフィルタの内選択した特定
波長域のエキサイタフィルタを照明光路に挿入して、選
択した特定波長域の照明光で被検眼眼底を照明する照明
光学系と、複数のバリアフィルタの内選択した特定波長
域のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を
蛍光撮影する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおい
て、蛍光を受光する撮像素子CCDと、この受光素子C
CDの受光に基づいて静注した蛍光剤の吸収波長の変化
時期を判断する演算制御回路62と、この演算制御回路
62が変化時期であると判断したとき、ソレノイド駆動
回路65,66を動作させて光路に挿入されているエキ
サイタフィルタおよびバリアフィルタを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蛍光撮影が可能な眼
底カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光撮影が可能な眼底カメラとし
て特開平6−114009号公報に記載されているもの
が知られている。
【0003】かかる眼底カメラは、780nmの波長の赤
外光を透過するエキサイタフィルタF1と、805nmの
波長の赤外光を透過するエキサイタフィルタF2と、8
20nmの波長の赤外光を透過するバリアフィルタB1
と、835nmの波長の赤外光を透過するバリアフィルタ
B2とを備えている。
【0004】蛍光撮影する場合には、先ずエキサイタフ
ィルタF1およびバリアフィルタB1を照明光路および撮
影光路に挿入して、780nmの波長の赤外光で眼底を照
明し、該眼底から発する820nmの波長の赤外蛍光で眼
底を撮影する。そして、所定時間経過後には、エキサイ
タフィルタF2およびバリアフィルタB2に交換して80
5nmの波長の赤外光で眼底を照明し、該眼底から発する
835nmの波長の赤外蛍光で眼底を撮影している。
【0005】これは、被検者に蛍光剤であるICG(イ
ンドシアグリーン)を静注すると、所定時間経過後に血
液中のアルブミンとICGが結合し、この結果、眼底に
流入してきた蛍光剤の吸収波長が780nmから805nm
に変化するとともに眼底から発する赤外蛍光の波長が8
20nmから835nmに変化するからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICG
が血液中のアルブミンと結合するまでの時間は個人差が
あり、また、静注するスピードによっても血液中のアル
ブミンと結合するまでの時間は異なる。このため、静注
してからの経過時間をタイマで測定し、このタイマの測
定時間に基づいてエキサイタフィルタF1およびバリア
フィルタB1を交換して撮影しても、蛍光剤の吸収波長
の変化時期とフィルタF1,B1の交換時期とが必ずしも
一致しない。このため、蛍光剤の吸収波長の変化時期の
前後で鮮明な蛍光像を得ることができないという問題が
あった。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、蛍光剤の吸収波長の変化時期の個
人差や静注するスピードに拘りなく、常に輝度の高い鮮
明な蛍光像を得ることのできる眼底カメラを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、波長域が異なる複数の照明光
の内選択した波長域の照明光を被検眼眼底に照明する照
明光学系と、透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる
複数のバリアフィルタの内選択した特定波長域のバリア
フィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影す
る撮影光学系とを備えた眼底カメラにおいて、前記被検
眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段と、この
受光手段の受光に基づいて、前記照明光を切り換えると
ともに前記撮影光路に挿入されているバリアフィルタを
切り換える切換手段とを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、透過する光の特定波
長域がそれぞれ異なる複数のエキサイタフィルタの内選
択した特定波長域のエキサイタフィルタを照明光路に挿
入して、選択した特定波長域の照明光で被検眼眼底を照
明する照明光学系と、透過する光の特定波長域がそれぞ
れ異なる複数のバリアフィルタの内選択した特定波長域
のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍
光撮影する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおいて、
前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
と、この受光手段の受光に基づいて、光路に挿入されて
いるエキサイタフィルタおよびバリアフィルタを切り換
える切換手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、波長域が異なる複数
の照明光の内選択した波長域の照明光を被検眼眼底に照
明する照明光学系と、透過する光の特定波長域がそれぞ
れ異なる複数のバリアフィルタの内選択した特定波長域
のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底を蛍
光撮影する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおいて、
前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
と、この受光手段の受光に基づいて静注した蛍光剤の吸
収波長の変化時期を判断する判断手段と、この判断手段
が吸収波長の変化時期であることを判断したとき、前記
照明光を切り換えるとともに前記撮影光路に挿入されて
いるバリアフィルタを切り換える切換手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項6の発明によれば、透過する光の特
定波長域がそれぞれ異なる複数のエキサイタフィルタの
内選択した特定波長域のエキサイタフィルタを照明光路
に挿入して、選択した特定波長域の照明光で被検眼眼底
を照明する照明光学系と、透過する光の特定波長域がそ
れぞれ異なる複数のバリアフィルタの内選択した特定波
長域のバリアフィルタを撮影光路に挿入して被検眼眼底
を蛍光撮影する撮影光学系とを備えた眼底カメラにおい
て、前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光
手段と、この受光手段の受光に基づいて静注した蛍光剤
の吸収波長の変化時期を判断する判断手段と、この判断
手段が吸収波長の変化時期であることを判断したとき、
光路に挿入されているエキサイタフィルタおよびバリア
フィルタを切り換える切換手段とを設けたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、受光手段が被検眼眼
底から発せられる蛍光を受光し、 この受光手段の受光
に基づいて切換手段が照明光を切り換えるとともに撮影
光路に挿入されているバリアフィルタを切り換える。
【0013】請求項2の発明によれば、受光手段が被検
眼眼底から発せられる蛍光を受光し、この受光手段の受
光に基づいて切換手段が光路に挿入されているエキサイ
タフィルタおよびバリアフィルタを切り換える。
【0014】請求項3の発明によれば、受光手段が検眼
眼底から発せられる蛍光を受光し、この受光手段の受光
に基づいて判断手段が静注した蛍光剤の吸収波長の変化
時期を判断し、この判断手段が吸収波長の変化時期であ
ることを判断したとき、切換手段が照明光を切り換える
とともに撮影光路に挿入されているバリアフィルタを切
り換える。
【0015】請求項6の発明によれば、受光手段が被検
眼眼底から発せられる蛍光を受光し、この受光手段の受
光に基づいて判断手段が静注した蛍光剤の吸収波長の変
化時期を判断し、この判断手段が吸収波長の変化時期で
あることを判断したとき、切換手段が光路に挿入されて
いるエキサイタフィルタおよびバリアフィルタを切り換
える。
【0016】
【実施例】以下、この発明に係る眼底カメラの実施例を
図面に基づいて説明する。
【0017】図1において、10は眼底カメラの照明光
学系、40は眼底カメラの観察・撮影光学系である。
【0018】[照明光学系10]照明光学系10は、観
察用光源(例えば、ハロゲンランプ)11、コンデンサ
レンズ12、撮影光源(例えばキセノンランプ)31、
光軸O1で示す照明光路に挿脱可能な蛍光撮影用エキサ
イタフィルター32,32´、コンデンサレンズ13、
小径遮光板14、リング状絞り15、小径遮光板16、
リレーレンズ17、反射ミラー18、リレーレンズ1
9、黒点板20、リレーレンズ21、孔空きミラー2
2、対物レンズ23で構成されている。
【0019】エキサイタフィルター32は、ICGが吸
収するピーク波長である780nmの近傍の波長の赤外光
を透過し、それより長波長の光をカットする。エキサイ
タフィルター32´は、805nmの近傍の波長の赤外光
を透過し、それより長波長の光をカットするものであ
る。これらエキサイタフィルタ32,32´の透過特性
を図2に示す。なお、Aがエキサイタフィルタ32の透
過曲線であり、Bがエキサイタフィルタ32´の透過曲
線である。
【0020】エキサイタフィルタ32,32´の照明光
路への挿入や交換はソレノイド(図示せず)によって行う
ものである。
【0021】観察用光源11からの観察用の照明光は、
コンデンサレンズ12から対物レンズ23までの各光学
部品を介して眼底EFに投影される。また、撮影用光源
31からの撮影用の照明光は、コンデンサレンズ13か
ら対物レンズ23までの各光学部品を介して眼底EFに
投影される。
【0022】小径遮光板14は角膜ECと共役であり、
リング状絞り15は瞳孔EPと共役であり、小径遮光板
16は水晶体ELの後面と共役である。また、黒点板2
0は対物レンズ23の表面での反射光が孔空きミラー2
2の孔部22aを通過するのを防止するためのものであ
る。
【0023】[観察・撮影光学系40]観察・撮影光学
系40は、被検眼Eに臨む対物レンズ23、孔空きミラ
ー22の孔部22a、図1の光軸O2で示す観察・撮影
光路に挿脱可能なバリアフィルター41,41´、合焦
レンズ42、結像レンズ43、反射ミラー44、マスク
45、フィールドレンズ46、反射ミラー47、リレー
レンズ48、テレビカメラ(ビデオカメラ)49で構成
されている。反射ミラー44の右側の光軸02の延長上
には、通常肉眼観察用の光学系や35mmカメラ等が配置
されるが説明を簡単にするため省略する。なお、反射ミ
ラー44は肉眼観察時や35mmカメラでの撮影時には跳
ね上がるようになっている。
【0024】バリアフィルター41は、ICGが780
nmの波長の赤外光を吸収して発する赤外蛍光のピーク波
長である820nmの近傍の光を透過し、それより短波長
の光をカットする。バリアフィルター41´は、アルブ
ミンと結合したICGが805nmの波長の赤外光を吸収
して発する赤外蛍光のピーク波長である835nmの近傍
の光を透過し、それより短波長の光をカットする。これ
らバリアフィルタ41,41´の透過特性を図2に示
す。なお、Cがバリアフィルタ41の透過曲線であり、
Dがバリアフィルタ41´の透過曲線である。
【0025】バリアフィルタ41,41´の撮影光路へ
の挿入や交換はソレノイド(図示せず)によって行うもの
である。
【0026】眼底EFからの反射光による像は、対物レ
ンズ23、孔空きミラー22の孔部22a、合焦レンズ
42、結像レンズ43を経て反射ミラー44、マスク4
5、フィールドレンズ46、反射ミラー47、リレーレ
ンズ48を介してテレビカメラ49の撮像素子である例
えばCCD49a(受光手段)上に結像される。CCD
49a上に結像された像の映像信号は、制御部60を介
してモニタ等の表示手段61に入力されて、表示手段6
1に眼底像Fがリアルタイムで映し出される。
【0027】[制御部]制御部60は、図3に示すよう
に、演算制御回路62と、エキサイタフィルター32,
32´の挿入を行うソレノイド(図示せず)を駆動するソ
レノイド駆動回路65と、バリアフィルター41,41
´の挿入を行うソレノイド(図示せず)を駆動するソレノ
イド駆動回路66と、観察用光源11を点灯させる発光
回路67と、撮影光源31を発光させる発光回路68
と、撮影した眼底像等を記録する記録装置81と、各種
のデータ等を記憶する記憶部80等を有する。
【0028】演算制御回路62は、操作部69の操作に
よる各種条件(例えば、合焦操作や撮影操作)等に応じ
てソレノイド駆動回路65,66に駆動信号を出力し、
発光回路67,68へ発光信号を出力する。
【0029】また、演算制御回路62は、蛍光撮影モー
ドの場合、CCD49aから出力される映像信号から眼
底像の各画素の輝度値の平均や総和を求め、これら平均
輝度や総和輝度の時間的変化を記憶部80に記憶させる
とともに、この記憶した平均輝度や総和輝度の時間的変
化からピーク値を求め、このピーク値と現時点の平均輝
度や総和輝度とを比較してピーク値に対する割合を求
め、この割合が例えば50%まで低下したと判断したと
き、すなわち、蛍光剤の吸収波長の変化時期であると判
断したとき、ソレノイド駆動回路65,66を作動させ
て光路に挿入されているフィルタ32,41をフィルタ
32´,41´に切り換える。そして、演算制御回路6
2とソレノイド駆動回路65,66とでフィルタを切り
換える切換手段として機能する。
【0030】そして、演算制御回路62は、蛍光剤の吸
収波長の変化時期を判断する判断手段として機能とを有
している。
【0031】さらに、演算制御回路62は、CCD49
aに撮像された眼底像を記録装置81に記録したり、記
録装置81に記録した眼底像を表示手段61に表示させ
たりするための制御を行う。
【0032】[可視撮影]眼底カメラ本体の電源(共に
図示せず)をONさせると、先ず、演算制御回路62は
発光回路67を作動させて観察用光源11を点灯させ
る。この状態から、眼底EFに対するアライメントを含
めた合焦作業を行い、この合焦作業が完了すると、観察
用光源11からの照明光が観察照明光学系10の各光学
部品を介して眼底EFに投影されて反射する。
【0033】一方、眼底EFからの反射光は、観察・撮
影光学系40の対物レンズ23から結像レンズ43まで
の光学部品、反射ミラー44、マスク45、フィールド
レンズ46、反射ミラー47、リレーレンズ48等を介
してテレビカメラ49のCCD49aに案内され、これ
により、眼底像FがCCD49aに結像され、眼底像F
が表示手段61に表示されるとともに記録装置81に記
録される。
【0034】[赤外蛍光撮影]眼底EFの赤外蛍光撮影
を行なう場合には、先ず、ICG(インドシアニングリ
ーン)を静注する。一方、操作部69の操作によって蛍
光撮影モードを設定する。この設定により、演算制御回
路62はソレノイド駆動回路65,66を作動させてエ
キサイタフィルター32とバリアフィルタ41を照明光
路と撮影光路に挿入する。
【0035】エキサイタフィルタ32の挿入により眼底
に780nmの近傍の波長の赤外光が投影され、眼底EF
の血管に蛍光剤が現れてくるとその赤外光が吸収されて
眼底EFから820nmの近傍の波長の赤外蛍光が発せら
れる。この赤外蛍光が観察・撮影光学系40を介してテ
レビカメラ49のCCD49aに達し、CCD49a上に
蛍光像が結像される。そして、蛍光像は表示手段61に
表示される。蛍光像は、血管に入った蛍光剤の流動に応
じてその明るさが変化していく。
【0036】一方、演算制御回路62は、CCD49a
から出力される映像信号に基づいて蛍光像の各画素の平
均輝度等を求め、この平均輝度等を記憶部80に記憶さ
せていく。平均輝度は例えば0.1秒毎に求めていき、
これを記憶部80に順次記憶させていく。そして、演算
制御回路62は、記憶部80に記憶された平均輝度の時
間的変化から平均輝度のピーク値を求め、このピーク値
と現時点の平均輝度とを比較していく。
【0037】ICGを静注してから所定時間経過する
と、血液中のアルブミンとICGが結合し、蛍光剤の吸
収波長が780nmから805nmに変化するとともに眼底
EFから発する赤外蛍光の波長が820nmから835nm
に変化するので、蛍光像の輝度は低くなってくる。そし
て、蛍光像の平均輝度がピーク値の50%まで低下した
とき、すなわち、蛍光剤の吸収波長の変化時期に演算制
御回路62はソレノイド駆動回路65,66を作動させ
て、照明光路および撮影光路に挿入されているエキサイ
タフィルタ32およびバリアフィルタ41をエキサイタ
フィルタ32´およびバリアフィルタ41´に切り換え
る。
【0038】これにより、眼底EFから発せられる83
5nmの赤外蛍光はバリアフィルタ41´を透過するの
で、CCD49a上に結像される蛍光像の輝度は高くな
っていく。
【0039】この結果、血液中のアルブミンとICGが
結合しても輝度の高い鮮明な蛍光像を観察・撮影するこ
とができる。
【0040】しかも、820nmの赤外光による蛍光像の
平均輝度がピーク値の50%まで低下しとき、演算制御
回路62はソレノイド駆動回路65,66を作動させる
ので、個人差によって蛍光剤の吸収波長の変化時期が異
なっていても、また、静注するスピードが異なっていて
も、蛍光剤の吸収波長の変化時期にフィルタを切り換え
てエキサイタフィルタ32´およびバリアフィルタ41
´は確実に光路に挿入されることとなる。この結果、蛍
光剤の吸収波長の変化時期の前後であっても常に輝度の
明るい鮮明な蛍光像を得ることができる。
【0041】図4は第2実施例を示したものであり、こ
の実施例では、受光素子(受光手段)53が受光する受
光量に基づいてエキサイタフィルタ32´およびバリア
フィルタ41´に切り換えるものである。51はビーム
スプリッタ、52は集光レンズである。
【0042】図5は、エキサイタフィルタ32,32´
を使用せずに、単波長光源であるレーザ光源91,92
を使用した例を示したものである。レーザ光源91は7
80nmの赤外光を発光し、レーザ光源92は805nmの
赤外光を発光するものである。93は780nmの赤外光
を反射し、805nmの赤外光を透過するダイクロイック
ミラーである。
【0043】この実施例では、初期の段階ではレーザ光
源91を発光させ、820nmの赤外光による蛍光像の平
均輝度がピーク値の50%まで低下しとき、レーザ光源
91の発光を停止させるとともにレーザ光源92を発光
させるものである。レーザ光源91,92の切り換えは
演算制御回路(切換手段)62によっておこなう。
【0044】上記実施例は、いずれも、蛍光剤であるI
CGを静注し、吸収波長の変化が780nm(短波長側)
から805nm(長波長側)に変化する場合について説明
したが、この逆に、他の蛍光剤を使用して吸収波長の変
化が長波長側から短波長側へ変化する場合であってもよ
いことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、個人差によって蛍光
剤の吸収波長の変化時期が異なっていても、また、静注
するスピードが異なっていても、蛍光剤の吸収波長の変
化時期の前後において常に輝度の明るい鮮明な蛍光像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る眼底カメラの実施例の光学系を
示した光学配置図である。
【図2】各フィルタの透過特性を示したグラフである。
【図3】眼底カメラの制御系の構成を示したブロック図
である。
【図4】他の実施例の構成を示した光学配置図である。
【図5】2つのレーザ光源を使用した例を示した説明図
である。
【符号の説明】 10…照明光学系 32…エキサイタフィルタ 32´…エキサイタフィルタ 40…撮影光学系 41…バリアフィルタ 41´…バリアフィルタ 49…ビデオカメラ 49a…撮像素子 62…演算制御回路 65…ソレノイド駆動回路 66…ソレノイド駆動回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長域が異なる複数の照明光の内選択した
    波長域の照明光を被検眼眼底に照明する照明光学系と、
    透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリア
    フィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮
    影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系
    とを備えた眼底カメラにおいて、 前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
    と、 この受光手段の受光に基づいて、前記照明光を切り換え
    るとともに前記撮影光路に挿入されているバリアフィル
    タを切り換える切換手段とを設けたことを特徴とする眼
    底カメラ。
  2. 【請求項2】透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる
    複数のエキサイタフィルタの内選択した特定波長域のエ
    キサイタフィルタを照明光路に挿入して、選択した特定
    波長域の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、
    透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリア
    フィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮
    影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系
    とを備えた眼底カメラにおいて、 前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
    と、 この受光手段の受光に基づいて、光路に挿入されている
    エキサイタフィルタおよびバリアフィルタを切り換える
    切換手段とを設けたことを特徴とする眼底カメラ。
  3. 【請求項3】波長域が異なる複数の照明光の内選択した
    波長域の照明光を被検眼眼底に照明する照明光学系と、
    透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリア
    フィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮
    影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系
    とを備えた眼底カメラにおいて、 前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
    と、 この受光手段の受光に基づいて静注した蛍光剤の吸収波
    長の変化時期を判断する判断手段と、 この判断手段が吸収波長の変化時期であることを判断し
    たとき、前記照明光を切り換えるとともに前記撮影光路
    に挿入されているバリアフィルタを切り換える切換手段
    とを設けたことを特徴とする眼底カメラ。
  4. 【請求項4】撮影初期の段階において短波長側の波長域
    の照明光と、短波長側の特定波長域のバリアフィルタと
    が選択され、 前記切換手段は、短波長側の波長域の照明光から長波長
    側の波長域の照明光に切り換えるとともに、短波長側の
    特定波長域のバリアフィルタから長波長側の特定波長域
    のバリアフィルタに切り換えることを特徴とする請求項
    1又は3の眼底カメラ。
  5. 【請求項5】前記受光手段は、眼底を撮像するビデオカ
    メラの撮像素子であることを特徴とする請求項1又は請
    求項3ないし請求項4の眼底カメラ。
  6. 【請求項6】透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる
    複数のエキサイタフィルタの内選択した特定波長域のエ
    キサイタフィルタを照明光路に挿入して、選択した特定
    波長域の照明光で被検眼眼底を照明する照明光学系と、
    透過する光の特定波長域がそれぞれ異なる複数のバリア
    フィルタの内選択した特定波長域のバリアフィルタを撮
    影光路に挿入して被検眼眼底を蛍光撮影する撮影光学系
    とを備えた眼底カメラにおいて、 前記被検眼眼底から発せられる蛍光を受光する受光手段
    と、 この受光手段の受光に基づいて静注した蛍光剤の吸収波
    長の変化時期を判断する判断手段と、 この判断手段が吸収波長の変化時期であることを判断し
    たとき、光路に挿入されているエキサイタフィルタおよ
    びバリアフィルタを切り換える切換手段とを設けたこと
    を特徴とする眼底カメラ。
  7. 【請求項7】撮影初期の段階において短波長側の特定波
    長域のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタが選択
    され、 前記切換手段は、短波長側の特定波長域のエキサイタフ
    ィルタおよびバリアフィルタから長波長側の特定波長域
    のエキサイタフィルタおよびバリアフィルタに切り換え
    ることを特徴とする請求項6の眼底カメラ。
  8. 【請求項8】前記受光手段は、眼底を撮像するビデオカ
    メラの撮像素子であることを特徴とする請求項6ないし
    請求項7の眼底カメラ。
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