JPH08173719A - セメント付着物の除去方法 - Google Patents

セメント付着物の除去方法

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JPH08173719A
JPH08173719A JP7181862A JP18186295A JPH08173719A JP H08173719 A JPH08173719 A JP H08173719A JP 7181862 A JP7181862 A JP 7181862A JP 18186295 A JP18186295 A JP 18186295A JP H08173719 A JPH08173719 A JP H08173719A
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Japan
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cement
filter
container
deposits
hydrochloric acid
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Application number
JP7181862A
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English (en)
Inventor
Masaharu Katsumata
正治 勝又
Hideki Shimizu
英樹 清水
Akihiko Yasuda
昭彦 安田
Kenichi Takiguchi
健一 滝口
Masanori Fukuyama
雅典 福山
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/53After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone involving the removal of at least part of the materials of the treated article, e.g. etching, drying of hardened concrete
    • C04B41/5315Cleaning compositions, e.g. for removing hardened cement from ceramic tiles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セメント付着物の除去を確実に行なうことの
できるセメント付着物の除去方法を提供することを目的
とする。 【構成】 物体に付着したセメントを除去するための除
去方法であって、前記付着セメントに洗浄水を吹き付け
て予備洗浄を行なったのちに、残存する付着セメントに
酸性液体を吹き付け、ついで、前記物体にさらに洗浄水
を吹き付けて残存する付着セメントを除去することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体に付着したセ
メント付着物を除去するための方法に係わり、特に、セ
メントが混入された汚水の脱水処理装置のフィルターに
好適に用いられるセメント付着物の除去方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セメントやセメント混入物を取
り扱う機器においては、その機能低下を防止するため
に、付着したセメントを除去することが行なわれてい
る。このような機器として、たとえば、図1に示すよう
に、セメントが混入された汚水用の脱水処理装置が知ら
れている。
【0003】この脱水処理装置1は、セメントが混入さ
れた汚水が圧送される供給管路2と、この供給管路2の
下流側の端部に連設された処理室3と、この処理室3の
対向する一対の壁部に配設された一対のフィルター4
と、各フィルター4の、前記処理室3の反対側に設けら
れた脱水路5と、これらの脱水路5に連設されて除去さ
れた水分を装置外へ排出する排水管路6とによって構成
されており、前記排水管路6には、その内部を真空状態
とすることにより、前記処理室3内の汚水から水分を吸
引する真空ポンプ(図示略)が連設されている。
【0004】このような脱水処理装置1においては、セ
メントが混入された汚水が、図1の矢印(イ)で示すよ
うに、供給管路2を経て処理室3へ送り込まれるととも
に、脱水路5や排水管路6が真空状態に保持される。こ
れによって、前記汚水が各フィルター4を通過させられ
て、図1に矢印(ロ)で示すように、脱水路5や排水管
路6を経て装置外へ排出され、前記各フィルター4を通
過させられる時点で、混入されているセメントや他の固
形物Wが除去されるようになっている。
【0005】そして、この脱水処理装置1においては、
汚水の脱水処理の進行に伴って、脱水されたセメントの
混入した固形物Wが、前記処理室3内において凝縮さ
れ、この固形物Wの除去が行なわれたのちに、前記フィ
ルター4の洗浄水による洗浄が行なわれ、このような脱
水処理と洗浄処理とが繰り返し行なわれる。
【0006】ところで、前述したフィルター4では、固
形物Wの洗浄処理後においても、混入されているセメン
トの接着力により固形物Wが付着しており、前述した脱
水処理および洗浄処理の繰り返しによって、前記固形物
Wが累積付着し、図2に示すように、フィルター4の網
目が詰まって、濾過機能の低下を招いている。
【0007】そこで、従来においては、洗浄処理に併せ
てフィルター4をブラシで擦る等の処理を行なうことに
より、フィルター4から付着した固形物Wを取り除くこ
とが試みられている。
【0008】ところで、前述した脱水処理おいては、排
水管路6側を大気圧近くに保持しておき、供給管路2か
ら汚水を所定圧力で圧入することにより、前記汚水をフ
ィルター4に通すようにすることも考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の処理方法によって固形物Wの除去処理を
行なった場合においても、図3に示すように、網目が見
えるほどには固形物Wを除去することができるものの、
その除去効果が十分でなく、その再使用可能な回数が制
限されるといった問題点が残されている。このようなセ
メント付着物によって発生する不具合は、前述した脱水
処理装置1のみに限らず、セメントを取り扱う機器、た
とえば、コンクリートポンプやミキサ車等においても同
様に発生する。
【0010】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、セメント付着物の除去を確実に行なう
ことのできるセメント付着物の除去方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のセメント付着物の除去方法は、前述した目的を達成す
るために、物体に付着したセメント付着物を除去するた
めの除去方法であって、前記セメント付着物に洗浄水を
吹き付けて予備洗浄を行なったのちに、残存するセメン
ト付着物に酸性液体を吹き付け、ついで、前記物体にさ
らに洗浄水を吹き付けて残存するセメント付着物を除去
することを特徴とする。ここで、前記酸性液体として
は、希塩酸が好適に用いられる。
【0012】本発明の請求項1に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、洗浄水による予備洗浄により、大
まかなセメント付着物が除去され、つづく、酸性液体の
吹き付けにより、セメントのCa成分と酸との反応によ
りセメントが溶解され、これによってセメント付着物と
物体との接着力がなくなり、セメント付着物が容易に除
去される。
【0013】また、本発明の請求項2に記載のセメント
付着物の除去方法は、容器内に装填された物体に付着し
たセメント付着物を除去するための除去方法であって、
前記容器に酸性液体を前記物体が浸る程度に充填して所
定時間漬け置き、次いで、前記酸性液体を前記容器から
抜き出した後、前記容器に洗浄水を流通させることによ
り、前記物体に付着したセメント付着物を除去すること
を特徴とする。前記容器としては、例えば、セメントが
混入された汚水用の脱水処理装置の容器等が挙げられ
る。
【0014】本発明の請求項2に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液体にセ
メント付着物が付着した物体を所定時間漬け置くことに
より、セメントのCa成分と酸との反応によりセメント
が溶解され、これによってセメント付着物と物体との接
着力が無くなるか、あるいはかなり弱くなり、次いで、
容器に洗浄水を流通させることにより、物体からセメン
ト付着物が容易に除去される。
【0015】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法は、請求項2において、前記物体を前記セメ
ント付着物を捕捉するフィルターとしたものである。こ
のフィルターは、前記セメント付着物を捕捉可能な大き
さの目を有するステンレス製の金網であり、セメントが
混入された汚水用の脱水処理装置の容器内に設置され
る。
【0016】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液体にセ
メント付着物が付着したフィルターを所定時間漬け置く
ことにより、セメントのCa成分と酸との反応によりセ
メントが溶解され、これによってセメント付着物とフィ
ルターとの接着力が無くなるか、あるいはかなり弱くな
り、次いで、容器に洗浄水を流通させることにより、こ
の洗浄水がフィルターの表面を流れるとともに、フィル
ターの目を通過するので、フィルターからセメント付着
物が容易に除去される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、前
述したセメントが混入された汚水用の脱水処理装置1の
フィルター4に適用した例について説明する。
【0018】まず、脱水処理装置1における汚水の脱水
処理および洗浄水による洗浄が繰り返し行なわれて、濾
過能力が許容範囲以下に低下したフィルター4を、前記
脱水処理装置1から取り外す。この状態において、フィ
ルター4には、図2に示すように、多量のセメント付着
物(固形物W)がある。
【0019】これより、前記フィルター4に洗浄水を吹
き付けて予備洗浄を行なうことにより、図3に示すよう
に、付着力の弱い部分の固形物Wを除去する。これによ
って、大まかな固形物Wの除去が行なわれる。
【0020】ついで、前記洗浄水中に酸性液体として塩
酸を添加して希塩酸を生成しつつ、この希塩酸を前記予
備洗浄が完了したフィルター4へ吹き付けたのちに、前
記物体にさらに洗浄水を吹き付ける。このような処理を
行なった結果、フィルター4に付着している固形物W
が、図4に示すように、その殆どが除去され、良好な結
果が得られた。これは、セメントの成分であるCaイオ
ンと塩酸との反応により、セメントが溶解されて、固形
物Wとフィルター4との接着力がなくなることによるも
のと考えられる。
【0021】また、希塩酸の吹き付け後における洗浄水
による洗浄により、未反応の希塩酸によってフィルター
4が犯されることが防止される。
【0022】なお、前記処理に用いられる洗浄水の吹き
付け圧力、あるいは、酸性液体の種類や濃度等は、処理
する汚水の性質やフィルター4の材質等に基づき種々変
更可能である。
【0023】次に、本発明の実施の形態の他の例とし
て、前記フィルター4を脱水処理装置1の容器7に設置
したままで、該フィルター4に付着した固形物Wを除去
する方法について説明する。なお、脱水処理装置1の容
器7とは、前記処理室3と脱水路5を形成する容器であ
り、該容器7内に処理室3と脱水路5が設けられてい
る。そして、この容器7の上部に前記供給管路2が連設
され、下部に排水管路6が連設されている。
【0024】まず、脱水処理装置1における汚水の脱水
処理が繰り返し行われて、濾過能力が許容範囲以下に達
した際に、つまりフィルター4に固形物Wが付着して目
詰まりが生じた際に、前記排水管路6から希塩酸を流入
して、図5に示すように、容器7内にフィルター4が浸
る程度に充填する。なお、希塩酸を充填する前に、処理
室3内に凝縮された固形物Wは除去しておく。そして、
前記フィルター4が希塩酸中に浸った状態で、該フィル
ター4を所定時間漬け置く。すると、セメントの成分で
あるCaイオンと塩酸との反応により、セメントが溶解
されて、固形物Wとフィルター4との接着力が無くなる
か、あるいはかなり弱くなって、該固形物Wの一部がフ
ィルター4から剥がれ落ち、残りが剥がれ易い状態にな
ったままフィルター4に付着している。
【0025】次に、前記容器7内に充填されている希塩
酸を前記排水管路6から抜き出す。この際、フィルター
4から剥がれ落ちた固形物Wは、処理室3に堆積する。
その後、図6に示すように、該排水管路6から前記容器
7に洗浄水を流入して、供給管路2から流出させること
により、容器7内に矢印で示すように洗浄水を下から上
に流通させる。この際、前記洗浄水は、脱水路5からフ
ィルター4の目を通過し、処理室3を通って供給管路2
から流出していくが、フィルター4に弱く付着している
固形物Wは、フィルター4の内面に付着しているので、
洗浄水がフィルター4を外側から内側に通過するとき
に、該フィルター4に弱く付着している固形物Wが剥が
れて前記洗浄水の流れに乗って供給管路2から排出さ
れ、同時に前記処理室3に堆積している固形物Wも洗浄
水の流れに乗って供給管路2から排出され、これによっ
て、フィルター4に付着していた固形物Wの殆どが除去
されるとともに、該フィルター4が洗浄される。
【0026】このようにして、固形物Wをフィルター4
から除去すれば、フィルター4を、前記脱水処理装置1
から取り外す必要がないので、固形物Wの除去作業が簡
単であり、また自動化を図ることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のセメント付着物の除去方法は、物体に付着した
セメントを除去するための除去方法であって、前記付着
セメントに洗浄水を吹き付けて予備洗浄を行なったのち
に、残存する付着セメントに酸性液体を吹き付け、つい
で、前記物体にさらに洗浄水を吹き付けて残存する付着
セメントを除去することを特徴とするもので、つぎのよ
うな優れた効果を奏する。
【0028】洗浄水による予備洗浄により、大まかなセ
メント付着物を除去し、つづく、酸性液体の吹き付けに
より、セメント付着物と物体との接着力をなくして、セ
メント付着物を容易に除去することができる。
【0029】さらに、再度の洗浄水による洗浄により、
未反応の酸性液体による物体への悪影響を防止して、物
体の腐食等の不具合の発生を防止することができる。
【0030】また、本発明の請求項2に記載のセメント
付着物の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液
体にセメント付着物が付着した物体を所定時間漬け置く
ことにより、セメント付着物と物体との接着力が無くな
るか、あるいはかなり弱くなり、次いで、容器に洗浄水
を流通させることにより、物体からセメント付着物を容
易に除去することができ、しかも、このセメント付着物
の除去は、物体を容器から取り出すことなく設置したま
まの状態で行うことができるので、固形物の除去作業が
簡単であり、また自動化を図ることもできる。
【0031】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、請求項2において、物体がフィル
ターであるので、容器に洗浄水を流通させる際に、この
洗浄水がフィルターの表面を流れるとともに、フィルタ
ーの目を通過するので、該フィルターからセメント付着
物を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セメントを取り扱う機器の一例を示すもので、
セメントが混入された汚水の脱水処理装置の要部の縱断
面図である。
【図2】図1に示す脱水処理装置に用いられているフィ
ルターを示すもので、セメント付着物の除去処理を行な
う前の状態を示す要部の正面図である。
【図3】図1に示す脱水処理装置に用いられているフィ
ルターを示すもので、従来の方法によってセメント付着
物の除去処理を行なった状態を示す要部の正面図であ
る。
【図4】図1に示す脱水処理装置に用いられているフィ
ルターを示すもので、本発明の除去方法によりセメント
付着物の除去処理を行なった状態を示す要部の正面図で
ある。
【図5】図1に示す脱水処理装置の要部を示すもので、
容易に希塩酸を充填した状態を示す縱断面図である。
【図6】図1に示す脱水処理装置の要部を示すもので、
容易に洗浄水を流通させている状態を示す縱断面図であ
る。
【符号の説明】
1 脱水処理装置 2 供給管路 3 処理室 4 フィルター 5 脱水路 6 排水管路 7 容器 W 固形物(セメント付着物)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体に付着したセ
メント付着物を除去するための方法に係わり、特に、セ
メントが混入された汚泥の脱水処理装置のフィルターに
好適に用いられるセメント付着物の除去方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セメントやセメント混入物を取
り扱う機器においては、その機能低下を防止するため
に、付着したセメントを除去することが行なわれてい
る。このような機器として、たとえば、図1に示すよう
に、セメントが混入された汚泥用の脱水処理装置が知ら
れている。
【0003】この脱水処理装置1は、セメントが混入さ
れた汚泥が圧送される供給管路2と、この供給管路2の
下流側の端部に連設された処理室3と、この処理室3の
対向する一対の壁部に配設された一対のフィルター4
と、各フィルター4の、前記処理室3の反対側に設けら
れた脱水路5と、これらの脱水路5に連設されて除去さ
れた水分を装置外へ排出する排水管路6とによって構成
されており、前記排水管路6には、その内部を真空状態
とすることにより、前記処理室3内の汚泥から水分を吸
引する真空ポンプ(図示略)が連設されている。
【0004】このような脱水処理装置1においては、セ
メントが混入された汚泥が、図1の矢印(イ)で示すよ
うに、供給管路2を経て処理室3へ送り込まれるととも
に、脱水路5や排水管路6が真空状態に保持される。こ
れによって、前記汚泥が各フィルター4を通過させられ
て、図1に矢印(ロ)で示すように、脱水路5や排水管
路6を経て装置外へ排出され、前記各フィルター4を通
過させられる時点で、混入されているセメントや他の固
形物Wが除去されるようになっている。
【0005】そして、この脱水処理装置1においては、
汚泥の脱水処理の進行に伴って、脱水されたセメントの
混入した固形物Wが、前記処理室3内において凝縮さ
れ、この固形物Wの除去が行なわれたのちに、前記フィ
ルター4の洗浄水による洗浄が行なわれ、このような脱
水処理と洗浄処理とが繰り返し行なわれる。
【0006】ところで、前述したフィルター4では、固
形物Wの洗浄処理後においても、混入されているセメン
トの接着力により固形物Wが付着しており、前述した脱
水処理および洗浄処理の繰り返しによって、前記固形物
Wが累積付着し、図2に示すように、フィルター4の網
目が詰まって、濾過機能の低下を招いている。
【0007】そこで、従来においては、洗浄処理に併せ
てフィルター4をブラシで擦る等の処理を行なうことに
より、フィルター4から付着した固形物Wを取り除くこ
とが試みられている。
【0008】ところで、前述した脱水処理おいては、排
水管路6側を大気圧近くに保持しておき、供給管路2か
汚泥を所定圧力で圧入することにより、前記汚泥をフ
ィルター4に通すようにすることも考えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の処理方法によって固形物Wの除去処理を
行なった場合においても、図3に示すように、網目が見
えるほどには固形物Wを除去することができるものの、
その除去効果が十分でなく、その再使用可能な回数が制
限されるといった問題点が残されている。このようなセ
メント付着物によって発生する不具合は、前述した脱水
処理装置1のみに限らず、セメントを取り扱う機器、た
とえば、コンクリートポンプやミキサ車等においても同
様に発生する。
【0010】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、セメント付着物の除去を確実に行なう
ことのできるセメント付着物の除去方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のセメント付着物の除去方法は、前述した目的を達成す
るために、物体に付着したセメント付着物を除去するた
めの除去方法であって、前記セメント付着物に洗浄水を
吹き付けて予備洗浄を行なったのちに、残存するセメン
ト付着物に酸性液体を吹き付け、ついで、前記物体にさ
らに洗浄水を吹き付けて残存するセメント付着物を除去
することを特徴とする。ここで、前記酸性液体として
は、希塩酸が好適に用いられる。
【0012】本発明の請求項1に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、洗浄水による予備洗浄により、大
まかなセメント付着物が除去され、つづく、酸性液体の
吹き付けにより、セメントのCa成分と酸との反応によ
りセメントが溶解され、これによってセメント付着物と
物体との接着力がなくなり、セメント付着物が容易に除
去される。
【0013】また、本発明の請求項2に記載のセメント
付着物の除去方法は、容器内に装填された物体に付着し
たセメント付着物を除去するための除去方法であって、
前記容器に酸性液体を前記物体が浸る程度に充填して所
定時間漬け置き、次いで、前記酸性液体を前記容器から
抜き出した後、前記容器に洗浄水を流通させることによ
り、前記物体に付着したセメント付着物を除去すること
を特徴とする。前記容器としては、例えば、セメントが
混入された汚泥用の脱水処理装置の容器等が挙げられ
る。
【0014】本発明の請求項2に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液体にセ
メント付着物が付着した物体を所定時間漬け置くことに
より、セメントのCa成分と酸との反応によりセメント
が溶解され、これによってセメント付着物と物体との接
着力が無くなるか、あるいはかなり弱くなり、次いで、
容器に洗浄水を流通させることにより、物体からセメン
ト付着物が容易に除去される。
【0015】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法は、請求項2において、前記物体を前記セメ
ント付着物を捕捉するフィルターとしたものである。こ
のフィルターは、前記セメント付着物を捕捉可能な大き
さの目を有するステンレス製の金網であり、セメントが
混入された汚泥用の脱水処理装置の容器内に設置され
る。
【0016】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液体にセ
メント付着物が付着したフィルターを所定時間漬け置く
ことにより、セメントのCa成分と酸との反応によりセ
メントが溶解され、これによってセメント付着物とフィ
ルターとの接着力が無くなるか、あるいはかなり弱くな
り、次いで、容器に洗浄水を流通させることにより、こ
の洗浄水がフィルターの表面を流れるとともに、フィル
ターの目を通過するので、フィルターからセメント付着
物が容易に除去される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、前
述したセメントが混入された汚泥用の脱水処理装置1の
フィルター4に適用した例について説明する。
【0018】まず、脱水処理装置1における汚泥の脱水
理が繰り返し行なわれて、濾過能力が許容範囲以下に
低下する。この状態において、フィルター4には、図2
に示すように、多量のセメント付着物(固形物W)があ
る。
【0019】これより、前記フィルター4に洗浄水を吹
き付けて予備洗浄を行なうことにより、図3に示すよう
に、付着力の弱い部分の固形物Wを除去する。これによ
って、大まかな固形物Wの除去が行なわれる。
【0020】ついで、前記洗浄水中に酸性液体として塩
酸を添加して希塩酸を生成しつつ、この希塩酸を前記予
備洗浄が完了したフィルター4へ吹き付けたのちに、前
記物体にさらに洗浄水を吹き付ける。このような処理を
行なった結果、フィルター4に付着している固形物W
が、図4に示すように、その殆どが除去され、良好な結
果が得られた。これは、セメントの成分であるCaイオ
ンと塩酸との反応により、セメントが溶解されて、固形
物Wとフィルター4との接着力がなくなることによるも
のと考えられる。
【0021】また、希塩酸の吹き付け後における洗浄水
による洗浄により、未反応の希塩酸によってフィルター
4が犯されることが防止される。
【0022】なお、前記処理に用いられる洗浄水の吹き
付け圧力、あるいは、酸性液体の種類や濃度等は、処理
する汚泥の性質やフィルター4の材質等に基づき種々変
更可能である。
【0023】次に、本発明の実施の形態の他の例とし
て、前記フィルター4を脱水処理装置1の容器7に設置
したままで、該フィルター4に付着した固形物Wを除去
する方法について説明する。なお、脱水処理装置1の容
器7とは、前記処理室3と脱水路5を形成する容器であ
り、該容器7内に処理室3と脱水路5が設けられてい
る。そして、この容器7の上部に前記供給管路2が連設
され、下部に排水管路6が連設されている。
【0024】まず、脱水処理装置1における汚泥の脱水
処理が繰り返し行われて、濾過能力が許容範囲以下に達
した際に、つまりフィルター4に固形物Wが付着して目
詰まりが生じた際に、前記排水管路6から希塩酸を流入
して、図5に示すように、容器7内にフィルター4が浸
る程度に充填する。なお、希塩酸を充填する前に、処理
室3内に凝縮された固形物Wは除去しておく。そして、
前記フィルター4が希塩酸中に浸った状態で、該フィル
ター4を所定時間漬け置く。すると、セメントの成分で
あるCaイオンと塩酸との反応により、セメントが溶解
されて、固形物Wとフィルター4との接着力が無くなる
か、あるいはかなり弱くなって、該固形物Wの一部がフ
ィルター4から剥がれ落ち、残りが剥がれ易い状態にな
ったままフィルター4に付着している。
【0025】次に、前記容器7内に充填されている希塩
酸を前記排水管路6から抜き出す。この際、フィルター
4から剥がれ落ちた固形物Wは、処理室3に堆積する。
その後、図6に示すように、該排水管路6から前記容器
7に洗浄水を流入して、供給管路2から流出させること
により、容器7内に矢印で示すように洗浄水を下から上
に流通させる。この際、前記洗浄水は、脱水路5からフ
ィルター4の目を通過し、処理室3を通って供給管路2
から流出していくが、フィルター4に弱く付着している
固形物Wは、フィルター4の内面に付着しているので、
洗浄水がフィルター4を外側から内側に通過するとき
に、該フィルター4に弱く付着している固形物Wが剥が
れて前記洗浄水の流れに乗って供給管路2から排出さ
れ、同時に前記処理室3に堆積している固形物Wも洗浄
水の流れに乗って供給管路2から排出され、これによっ
て、フィルター4に付着していた固形物Wの殆どが除去
されるとともに、該フィルター4が洗浄される。
【0026】このようにして、固形物Wをフィルター4
から除去すれば、フィルター4を、前記脱水処理装置1
から取り外す必要がないので、固形物Wの除去作業が簡
単であり、また自動化を図ることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のセメント付着物の除去方法は、物体に付着した
セメントを除去するための除去方法であって、前記付着
セメントに洗浄水を吹き付けて予備洗浄を行なったのち
に、残存する付着セメントに酸性液体を吹き付け、つい
で、前記物体にさらに洗浄水を吹き付けて残存する付着
セメントを除去することを特徴とするもので、つぎのよ
うな優れた効果を奏する。
【0028】洗浄水による予備洗浄により、大まかなセ
メント付着物を除去し、つづく、酸性液体の吹き付けに
より、セメント付着物と物体との接着力をなくして、セ
メント付着物を容易に除去することができる。
【0029】さらに、再度の洗浄水による洗浄により、
未反応の酸性液体による物体への悪影響を防止して、物
体の腐食等の不具合の発生を防止することができる。
【0030】また、本発明の請求項2に記載のセメント
付着物の除去方法によれば、容器内に充填された酸性液
体にセメント付着物が付着した物体を所定時間漬け置く
ことにより、セメント付着物と物体との接着力が無くな
るか、あるいはかなり弱くなり、次いで、容器に洗浄水
を流通させることにより、物体からセメント付着物を容
易に除去することができ、しかも、このセメント付着物
の除去は、物体を容器から取り出すことなく設置したま
まの状態で行うことができるので、固形物の除去作業が
簡単であり、また自動化を図ることもできる。
【0031】本発明の請求項3に記載のセメント付着物
の除去方法によれば、請求項2において、物体がフィル
ターであるので、容器に洗浄水を流通させる際に、この
洗浄水がフィルターの表面を流れるとともに、フィルタ
ーの目を通過するので、該フィルターからセメント付着
物を容易に除去することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】セメントを取り扱う機器の一例を示すもので、
セメントが混入された汚泥の脱水処理装置の要部の縦断
面図である。
フロントページの続き (72)発明者 滝口 健一 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 福山 雅典 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体に付着したセメント付着物を除去す
    るための除去方法であって、前記セメント付着物に洗浄
    水を吹き付けて予備洗浄を行なったのちに、残存するセ
    メント付着物に酸性液体を吹き付け、ついで、前記物体
    にさらに洗浄水を吹き付けて残存するセメント付着物を
    除去することを特徴とするセメント付着物の除去方法。
  2. 【請求項2】 容器内に装填された物体に付着したセメ
    ント付着物を除去するための除去方法であって、前記容
    器に酸性液体を前記物体が浸る程度に充填して所定時間
    漬け置き、次いで、前記酸性液体を前記容器から抜き出
    した後、前記容器に洗浄水を流通させることにより、前
    記物体に付着したセメント付着物を除去することを特徴
    とするセメント付着物の除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のセメント付着物の除去方
    法において、前記物体が前記セメント付着物を捕捉する
    フィルターであることを特徴とするセメント付着物の除
    去方法。
JP7181862A 1994-10-28 1995-07-18 セメント付着物の除去方法 Pending JPH08173719A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100723628B1 (ko) * 2006-04-07 2007-06-04 주식회사 서울아이씨 거푸집의 잔류 콘크리트 제거제
JP2012096508A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Shintosangyo Co Ltd 未硬化セメント組成物取扱機器の洗浄方法及び未硬化セメント組成物取扱機器の洗浄装置
JP2016199458A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 株式会社竹中工務店 セメント硬化体除去方法

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JP2012096508A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Shintosangyo Co Ltd 未硬化セメント組成物取扱機器の洗浄方法及び未硬化セメント組成物取扱機器の洗浄装置
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