JPH08174576A - パッド付きプラスチック成形品およびその製造方法 - Google Patents

パッド付きプラスチック成形品およびその製造方法

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JPH08174576A
JPH08174576A JP6336003A JP33600394A JPH08174576A JP H08174576 A JPH08174576 A JP H08174576A JP 6336003 A JP6336003 A JP 6336003A JP 33600394 A JP33600394 A JP 33600394A JP H08174576 A JPH08174576 A JP H08174576A
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pad
skin
core
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浩 鈴木
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    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視部となるパッドとコアとの合わせ部に隙
間がなく、軽量かつ外観の良好なパッド付きプラスチッ
ク成形品を提供する。 【構成】 コア11はパッド設置面12と、該パッド設
置面周縁の可視部に対応する位置に形成した側壁13と
を有し、パッドの表皮22は、縁に側面部23を有して
前記パッド設置面に蓋をするように被さり、前記パッド
の発泡体27は、前記表皮とパッド設置面間を満たして
当該表皮およびパッド設置面と接着するとともに、前記
表皮側面部23aを前記パッド設置面の側壁との間で挟
持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コアの所定部にパッ
ドを有するパッド付きプラスチック成形品およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体表面に表皮が接着したパッドをコ
アの表面に有するパッド付きプラスチック成形品は、自
動車の内装部品、あるいは家具等、各種の分野に用いら
れている。たとえば、自動車のインストルメントパネル
にあっては、自動車のデザイン等に応じて図11に示す
ように、コア81の表面にパッド83を部分的に設けた
もの、あるいはコアの表面全面にパッドを設けたものが
用いられている。
【0003】ところで、従来、前記パッドを部分的に設
けたパッド付きプラスチック成形品としては、図12に
示すように、あらかじめ金属インサート84と発泡体8
6と表皮87とからなるパッド83を形成し、そのパッ
ド83を後工程でコア81の表面所定部に取り付けたも
のがある。なお、前記パッドの取り付けは、金属インサ
ートに形成した取り付けピン(爪)85をコアに形成し
た取り付け孔82に挿入し、折り曲げることにより、あ
るいはクリップまたはビス止めなどによりなされる。
【0004】しかし、前記成形品は、後工程でパッドを
コアに組み付けねばならないため、その工数が多くなる
問題がある。また、金属インサートに形成したピン等で
パッドをコアに組み付けるため、パッドとコアとの合わ
せ部に隙間を生じ易く、成形品の外観が損なわれる問題
がある。特に、パッド付きプラスチック成形品を相手物
に取り付けた後も露出して可視部となる、パッドとコア
との合わせ部における隙間、たとえば、図示のインスト
ルメントパネルにおける88,89の隙間は、成形品の
装飾性を大きく低下させる。また、前記パッド付きプラ
スチック成形品は、パッド裏面に存在する金属インサー
トによって成形品が重くなる問題もある。
【0005】一方、パッドをコア表面の全面に設けたパ
ッド付きプラスチック成形品としては、従来次のように
して製造されたものが用いられている。すなわち、製品
部外周にスカート部と称される周縁部を有する表皮を、
そのスカート部が成形型のキャビティ外周に位置するよ
うに成形型の一方の型面に配置し、一方他方の型面には
コアを配置して前記表皮のスカート部を型面間で挟み、
その状態で表皮とコア間で液状発泡原料を発泡させ、そ
の後に表皮のスカート部を切除したものである。
【0006】しかし、前記製造方法による場合は、液状
発泡原料が表皮の製品部の縁から外部へ漏出してバリを
生じ易く、しかも、前記表皮のスカート部をその後切除
しなければならないため後工程が煩わしい問題がある。
なお、前記液状発泡原料の漏出を防ぐため、スカート部
と接するコアの縁表面に弾性シール材を貼着することも
あるが、その場合には面倒な弾性シール材貼着作業が必
要となり、作業が煩わしくなる。また、その製造方法に
より得られるパッド付きプラスチック成形品は、表皮の
縁が、前記発泡成形時における発泡体の自己接着性によ
り発泡体に接着しているだけであり、表皮の劣化等によ
る収縮で表皮の縁が発泡体から剥離するおそれもあっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、可
視部となるパッドとコアとの合わせ部に隙間がなく、軽
量かつ外観の良好なパッド付きプラスチック成形品を提
供しようとするものである。また、前記軽量かつ外観の
良好なパッド付きプラスチック成形品を、液状発泡原料
の漏出をなくして、かつ簡単に製造できる方法を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】パッド付きプラスチック
成形品の発明は、発泡体が表皮で覆われたパッドをコア
の表面に有し、前記パッドとコアとの合わせ部に、相手
物への取り付け後も露出する可視部と前記取り付けによ
り隠れる非可視部とを有するパッド付きプラスチック成
形品において、前記コアはパッド設置面と、該パッド設
置面周縁の前記可視部に対応する位置に形成した側壁と
を有し、一方、前記パッドの表皮は、縁に側面部を有し
て前記パッド設置面に蓋をするように被さり、また前記
パッドの発泡体は、前記表皮とパッド設置面間を満たし
て当該表皮およびパッド設置面と接着するとともに、前
記表皮側面部を前記パッド設置面の側壁との間で挟持し
ていることを特徴とする。
【0009】また、パッド付きプラスチック成形品の製
造方法は、発泡体が表皮で覆われたパッドをコアの表面
に有し、前記パッドとコアとの合わせ部に、相手物への
取り付け後も露出する可視部と前記取り付けにより隠れ
る非可視部とを有するパッド付きプラスチック成形品の
製造方法において、パッド設置面と、該パッド設置面周
縁の前記可視部に対応する位置に形成した側壁とを有す
るコアを、分割式成形型の一方の型面に配置するととも
に、側面部を縁に有する表皮を、当該表皮の側面部が前
記パッド設置面の側壁と略接するようにして他方の型面
に配置し、前記表皮とパッド設置面間に注入した液状発
泡原料を発泡させて、生成する発泡体を前記表皮および
コアと一体化することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明のパッド付きプラスチック成形
品の一実施例の断面図、図2はその可視部側となるコア
の側壁とパッドとの合わせ部付近の拡大断面図、図3は
同じく非可視部側の拡大断面図である。
【0011】また、図4はこの発明のパッド付きプラス
チック成形品の製造方法の一実施例を示す成形型の断面
図、図5は同実施例における発泡途中の成形型の一部を
拡大して示す断面図、図6は同実施例における成形型の
他部を拡大して示す断面図、図7は液状発泡原料が表皮
とコア間に充満した状態の成形型の一部を示す断面図、
図8はその成形型の他部を示す断面図である。さらに図
9はこの発明の製造方法の他の実施例を示す成形型の部
分断面図、図10はさらに他の実施例を示す成形型の部
分断面図である。
【0012】図1ないし図3に示すこの発明の一実施例
のパッド付きプラスチック成形品10は、自動車のイン
ストルメントパネルとして用いられるもので、コア11
の一部にパッド21を有し、車体への取り付け後も露出
して外部から眺められる可視部31と、前記取り付けに
よって隠れる非可視部32を、前記パッド21とコア1
1との合わせ部Aに有するものである。なお、以下の説
明ではインストルメントパネルを例にして説明するが、
この発明の成形品および製造方法はインストルメントパ
ネルに限るものではなく、用途に応じて各種の成形品に
適用される。
【0013】前記コア11は、ABS樹脂(アクリルニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂)、ポリプロピレン
等の硬質プラスチック、あるいは繊維強化プラスチック
等のような形状保持性の高いプラスチックからなり、そ
の所定部がパッド設置面12となっている。パッド設置
面12は、パッド21が配置される部分に、成形品のデ
ザイン、用途等に応じた大きさ、形状等で設けられる。
【0014】前記パッド設置面12周縁の一部には側壁
13が形成されている。この側壁13は、前記パッド2
1との合わせ部Aにおける可視部31に対応する位置に
設けられる。この側壁13には、パッド21の側面が密
着して前記合わせ部Aの可視部31に隙間が生じないよ
うにされている。
【0015】また、この実施例では、前記合わせ部Aの
非可視部32に対応するパッド設置面12の周縁は、パ
ッド21とは反対側へ屈曲して非可視部側端部15を構
成している。このコアの非可視部側端部15は、発泡成
形品の形状等によってはパッド設置面12の略延長面で
構成してもよい。符号16は、液状発泡原料の注入孔で
ある。
【0016】一方、前記パッド21は、表皮22と発泡
体27とよりなる。前記表皮22は、スラッシュ成形等
により成形されたプラスチックレザー等からなり、その
成形時に形成された側面部23を縁に有し、前記パッド
設置面12に蓋をするように被さっている。符号23a
は前記可視部31側となる表皮側面部、23bは非可視
部32側となる表皮側面部である。また、前記発泡体2
7は、表皮22とパッド設置面12間で発泡成形された
ポリウレタン樹脂等よりなり、表皮22とパッド設置面
12間を満たして表皮22およびパッド設置面12に接
着し、かつ前記可視部31側の表皮側面部23aをコア
の側壁13とで挟持している。
【0017】前記表皮側面部23aの挟持は、前記発泡
体27成形時における発泡体(液状発泡原料)の体積増
および発泡ガスの圧力により、表皮側面部23aがコア
の側壁13に押圧され、その状態で発泡体27が硬化す
ることによりなされる。そのため、表皮側面部23aが
側壁13に密着し、その合わせ部に隙間を生じない。し
たがって、このパッド付きプラスチック成形品10は、
前記可視部31となるパッド設置面の側壁13と表皮側
面部23aとの合わせ部において、外観が損なわれるこ
とがない。
【0018】また、この実施例では、前記パッド設置面
の側壁13と発泡体27で挟持される表皮側面部23a
には、内側へくぼんだ内方突出凹溝24が形成されてい
る。この内方突出凹溝24によって発泡体27と表皮側
面部23aが係合した状態となり、前記接着との相乗効
果により表皮側面部23aが確実に発泡体27に固定さ
れる。そのため、劣化等により表皮22が収縮しても、
外観に大きな影響を与える可視部31側では、表皮側面
部23aが発泡体27から剥離するおそれがなく、長期
にわたって良好な外観を維持できる。
【0019】さらに、前記表皮側面部23aの内方突出
凹溝24は、このパッド付きプラスチック成形品10の
製造時に、前記表皮側面部23aの剛性を高めて、表皮
側面部23aに不要な波打ち等を防ぎ、表皮側面部23
aとコアの側壁13間でシール不良を生じるのを防止す
る作用もある。また、その内方突出凹溝24は、表皮側
面部23aとコアの側壁13間に万一発泡体(発泡原
料)が侵入した場合にも、その侵入発泡体を収容して表
皮22の表面まで漏出しないようにする作用もある。
【0020】なお、この表皮22は、前記コア11の非
可視部側端部15に対応する表皮側面部23bの縁に重
合用端部25が形成され、その重合用端部25がコア1
1の非可視部側端部15に重なっている。このコアの非
可視部側端部15と表皮22の重合用端部25の合わせ
部は、このパッド付きプラスチック成形品の取り付け
後、相手物によって隠れるため、隙間あるいは発泡体の
バリ等があっても外観上問題にならない。符号26は、
前記表皮の重合用端部25に形成された外側へくぼんだ
外方突出凹溝で、重合用端部25の剛性を増大させてい
る。
【0021】このようにしてなるパッド付きプラスチッ
ク成形品10は相手物、この実施例では車体に取り付け
られる。その際、前記パッド21とコア11との合わせ
部の可視部31では、表皮側面部23aが発泡体27と
側壁13によって挟持され、隙間なく密着しているた
め、外観が良好である。また、このパッド付きプラスチ
ック成形品10は、パッド21取り付け用の金属インサ
ートが存在しないため、軽量である。
【0022】次にこの発明の製造方法の実施例について
図を用いて説明する。図4に示した成形型40は、分割
型41,43よりなり、内部に成形用のキャビティ44
を有する。また一方の分割型41には発泡成形装置の注
入ノズルNを挿入するためのノズル孔42が形成されて
いる。前記一方の分割型41の型面には、その型面に設
けたクリップ等を利用して前記コア11が配置される。
その際、前記コア11のパッド設置面12が他の分割型
43側を向くようにされる。また、前記パッド設置面1
2と対向する他方の分割型43の型面には、前記表皮2
2がその側面部23をパッド設置面12に向け、かつ前
記内方突出凹溝24のある表皮側面部23aをコア11
の側壁13側となるようにして配置される。
【0023】なお、前記表皮の重合用端部25が配置さ
れる分割型43の型面には、図6からよりよく理解され
るように弾性材45が埋設され、その弾性材45表面の
凹部46に前記重合用端部25の外方突出凹溝26が嵌
まって保持されるようになっている。
【0024】そして分割型41,43を閉型する。この
閉型により、前記表皮22はパッド設置面12に蓋をす
るように被さり、また内方突出凹溝24のある表皮側面
部23aがコア11の側壁13と略接するようになる。
この閉型時および前記表皮22の配置時、表皮側面部2
3aは内方突出凹溝24により剛性が高くなっており、
波打ち等による不規則な隙間を側壁13との間に生じる
おそれがない。また、前記閉型により、表皮22の重合
用端部25がコア11の非可視部側端部15と重なっ
て、両分割型41,43の型面間で挟持され、シールさ
れる。
【0025】ついで、前記分割型41のノズル孔42に
挿入された注入ノズルNから、ポリウレタン原料等の液
状発泡原料Pが、コア11の注入孔16を介してコアの
パッド設置面12と表皮22間に注入される。
【0026】注入された液状発泡原料Pは、発泡反応を
開始して発泡体を形成しながらパッド設置面12と表皮
22間を満たす。そして、発泡体(液状発泡原料P)
が、図5に示す鎖線のように前記可視部側の表皮側面部
23aに到ると、その表皮側面部23aをコア11の側
壁13側へ押圧して、その側壁13に圧着させ側壁13
と表皮側面部23a間をシールする。その際、前記表皮
側面部23aは内方突出凹溝24により波打等がない状
態にあるため、側壁13に確実に密着しシールする。そ
のシールにより、発泡体が表皮側面部23aと側壁13
間から前記合わせ部の可視部31に漏出するのが防止さ
れ、外観良好な可視部31が得られる。しかも、図7に
示すように、発泡体27が前記表皮側面部23aと側壁
13間に侵入することがあっても、その侵入発泡体27
aが前記表皮側面部23aの内方突出凹溝24内に収容
され、表皮側面部23aと側壁13間から露出するのが
防止される。そのため、この場合でも外観良好な可視部
31を得ることができる。
【0027】一方、前記非可視部32となる表皮22と
コア11との合わせ部では、表皮22の重合用端部25
とコア11の非可視部側端部15が両分割型41,43
の型面で挟持されてシールされ、発泡体の漏出が防がれ
る。しかも、図8に示すように、表皮22の重合用端部
25とコア11の非可視部側端部15間に発泡体27が
侵入した場合でも、その侵入発泡体27bが重合用端部
25に形成された外方突出凹溝26内に収容されるため
発泡体の漏出が防止される。なお、この非可視部側で発
泡体が多少漏出してバリ等を形成することがあっても、
この非可視部はパッド付きプラスチック成形品の取り付
けによって隠れるため、外観上問題となることはない。
したがって、この製造方法によれば、シール材を表皮2
2またはコア11に貼る必要がなくなり、製造作業が容
易になる。
【0028】前記表皮22とパッド設置面12間を満た
した発泡体(液状発泡原料)は、その発泡時に生じる自
己接着性により表皮と接着してパッドを形成し、またコ
ア11のパッド設置面12とも接着する。その後、成形
型を開いて成形品を取り出せば、図1に示した所望のパ
ッド付きプラスチック成形品が得られる。
【0029】図9には、前記製造方法の他の例を示す。
なお、前記実施例と同一部材については同一符号で示
す。この実施例では、表皮側面部23aの内方突出凹溝
24と対向するコア51の側壁53に、内外を連通する
貫通孔54が形成されている。そのため、前記表皮側面
部23aと側壁53間に侵入する発泡体の量が多い場合
でも、その侵入発泡体27aが側壁53の貫通孔54を
通ってコアの側壁53外へ流出するので、表皮22の表
面側へ漏出するのを確実に防ぐことができる。
【0030】また図10には、さらに他の実施例の製造
方法を示す。この実施例では、コア61の側壁63に表
皮側面部23aの内方突出凹溝24と対向する凹溝64
を形成したものである。そのため、表皮22側面部23
aの内方突出凹溝24とそれと対向する凹溝64とによ
って構成される大なる空間が、表皮側面部23aとコア
の側壁63間に形成される。その結果、表皮側面部23
aと側壁63間に侵入する発泡体27aの量が多くて
も、前記内方突出凹溝24とそれと対向する凹溝64に
よって形成される大なる空間に前記侵入発泡体27aを
収容できるので、侵入発泡体27aが表皮22の表面側
へ漏出するおそれがない。
【0031】さらに、前記側壁63の凹溝64に側壁6
3の内外を連通する貫通孔65を設ければ、前記侵入発
泡体27aの量がより多くなってもその貫通孔65を通
って侵入発泡体27aがコアの側壁63外へ流出するた
め、表皮22表面に発泡体が漏出するのを確実に防止で
きる。
【0032】なお、前記各実施例においてはパッドをコ
アの一部に設ける場合について示したが、この発明のパ
ッド付きプラスチック成形品および製造方法は、パッド
をコアの全面に設ける場合にも適用される。その場合に
はコアの縁に側壁が設けられる。また、前記液状発泡原
料の注入は、分割型を開いて行なうオープン注入でもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
パッド付きプラスチック成形品は、可視部となるパッド
とコアとの合わせ部において、コアに形成した側壁に表
皮側面部が隙間なく密着しているため、外観が良好であ
る。しかも、パッド取り付け用の金属インサートが不要
なため、軽量である。さらに、コアの側壁と発泡体との
間で挟持される表皮側面部に、内側へくぼむ凹溝を設け
た場合には、可視部側の表皮側面部が発泡体と強固に固
着するため、剥離するおそれがなく、長期にわたって良
好な外観を維持できる。
【0034】また、この発明の製造方法によれば、前記
のように可視部となるパッドとコアとの合わせ部の外観
が良好で、かつ軽量なパッド付きプラスチック成形品
を、シール材をコア等に貼ることなく、簡単に製造する
ことができる。そのため、製造作業を合理化でき、経済
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパッド付きプラスチック成形品の一
実施例の断面図である。
【図2】その可視部側となるコアの側壁とパッドとの合
わせ部付近の拡大断面図である。
【図3】同じく非可視部側の拡大断面図である。
【図4】この発明のパッド付きプラスチック成形品の製
造方法の一実施例を示す成形型の断面図である。
【図5】同実施例における発泡途中の成形型の一部を拡
大して示す断面図である。
【図6】同実施例における成形型の他部を拡大して示す
断面図である。
【図7】その液状発泡原料が表皮とコア間に充満した状
態の成形型の一部を示す断面図である。
【図8】その際の成形型の他部を示す断面図である。
【図9】この発明の製造方法の他の実施例を示す成形型
の部分断面図である。
【図10】さらに他の実施例を示す成形型の部分断面図
である。
【図11】インストルメントパネル用成形品の従来例を
示す斜視図である。
【図12】従来の成形品の部分断面図である。
【符号の説明】
11:コア 12:パッド設置面 13:側壁 21:パッド 22:表皮 23,23a,23b:表皮の側面部 24:内方突出凹溝 31:可視部 32:非可視部 40:成形型 P:液状発泡原料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡体が表皮で覆われたパッドをコアの
    表面に有し、前記パッドとコアとの合わせ部に、相手物
    への取り付け後も露出する可視部と前記取り付けにより
    隠れる非可視部とを有するパッド付きプラスチック成形
    品において、 前記コアはパッド設置面と、該パッド設置面周縁の前記
    可視部に対応する位置に形成した側壁とを有し、 一方、前記パッドの表皮は、縁に側面部を有して前記パ
    ッド設置面に蓋をするように被さり、 また前記パッドの発泡体は、前記表皮とパッド設置面間
    を満たして当該表皮およびパッド設置面と接着するとと
    もに、前記表皮側面部を前記パッド設置面の側壁との間
    で挟持していることを特徴とするパッド付きプラスチッ
    ク成形品。
  2. 【請求項2】 請求項1において、パッド設置面の側壁
    と発泡体とで挟持される表皮側面部に、内側へ窪んだ内
    方突出凹溝を有することを特徴とするパッド付きプラス
    チック成形品。
  3. 【請求項3】 発泡体が表皮で覆われたパッドをコアの
    表面に有し、前記パッドとコアとの合わせ部に、相手物
    への取り付け後も露出する可視部と前記取り付けにより
    隠れる非可視部とを有するパッド付きプラスチック成形
    品の製造方法において、 パッド設置面と、該パッド設置面周縁の前記可視部に対
    応する位置に形成した側壁とを有するコアを、分割式成
    形型の一方の型面に配置するとともに、側面部を縁に有
    する表皮を、当該表皮の側面部が前記パッド設置面の側
    壁と略接するようにして他方の型面に配置し、 前記表皮とパッド設置面間に注入した液状発泡原料を発
    泡させて、生成する発泡体を前記表皮およびコアと一体
    化することを特徴とするパッド付きプラスチック成形品
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、パッド設置面の側壁
    側となる表皮側面部に内側へ窪んだ内方突出凹溝を設け
    たことを特徴とするパッド付きプラスチック成形品の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4または5において、パッド設置
    面の側壁に前記表皮側面部の内方突出凹溝と対向する凹
    溝を形成したことを特徴とするパッド付きプラスチック
    成形品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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