JPH08175229A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH08175229A JPH08175229A JP6322092A JP32209294A JPH08175229A JP H08175229 A JPH08175229 A JP H08175229A JP 6322092 A JP6322092 A JP 6322092A JP 32209294 A JP32209294 A JP 32209294A JP H08175229 A JPH08175229 A JP H08175229A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スロットルを閉じることによって低・中速段
から高速段に変速する際のエンジン出力トルクの低下に
よりギヤのかたずめによる異音の発生を防ぐ。 【構成】 変速パターンが低・中速段から高速段に変速
しているとATCU10により判断された場合、AAC
バルブ13を開放し、燃料噴射を行うようにする。これ
により、低・中速段から高速段に変速する際にアクセル
操作とは独立してエンジントルクアップされるため、こ
の際に発生するエンジン出力トルクの低下を防ぐことが
できる。
から高速段に変速する際のエンジン出力トルクの低下に
よりギヤのかたずめによる異音の発生を防ぐ。 【構成】 変速パターンが低・中速段から高速段に変速
しているとATCU10により判断された場合、AAC
バルブ13を開放し、燃料噴射を行うようにする。これ
により、低・中速段から高速段に変速する際にアクセル
操作とは独立してエンジントルクアップされるため、こ
の際に発生するエンジン出力トルクの低下を防ぐことが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦締結要素を選択的
に締結することにより変速段が決定される自動変速機を
制御する自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
に締結することにより変速段が決定される自動変速機を
制御する自動変速機の変速制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、クラッチやレバー等の複
数の摩擦締結要素を選択的に油圧により締結させて所定
の変速段を選択し、締結させる摩擦締結要素を切り換え
ることにより他の変速段への変速を行うようにしてい
る。
数の摩擦締結要素を選択的に油圧により締結させて所定
の変速段を選択し、締結させる摩擦締結要素を切り換え
ることにより他の変速段への変速を行うようにしてい
る。
【0003】このような自動変速機を変速する自動変速
機の変速制御装置としてこれまで種々のものが提案され
ており、例えば、特開昭58-65355号公報に記載された自
動変速機の変速制御装置では、締結摩擦要素の回転数の
同期を検出し、これに基づいて油圧制御を行うことによ
り変速ショック悪化を防ぐことが提案されている。
機の変速制御装置としてこれまで種々のものが提案され
ており、例えば、特開昭58-65355号公報に記載された自
動変速機の変速制御装置では、締結摩擦要素の回転数の
同期を検出し、これに基づいて油圧制御を行うことによ
り変速ショック悪化を防ぐことが提案されている。
【0004】また、特開昭58-77960号公報に記載された
自動変速機の変速制御装置では、エンジンブレーキ不要
時に締結摩擦要素制御圧を低圧にすることによりコース
ト力を遮断することが提案されている。
自動変速機の変速制御装置では、エンジンブレーキ不要
時に締結摩擦要素制御圧を低圧にすることによりコース
ト力を遮断することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭58-65355号公報に記載された自動変速機の変速制御
装置では、アクセルから足を離すことにより低・中速段
から高速段に変速すると、図12(b)に示すように、
エンジン出力トルクの低下に対して、高速段達成のため
に解放すべき締結摩擦要素の制御圧の抜き側応答時間が
遅いためにコースト力が伝達され、変速フィーリングの
悪化を招き、ギヤのがたずめによる異音が発生する。
開昭58-65355号公報に記載された自動変速機の変速制御
装置では、アクセルから足を離すことにより低・中速段
から高速段に変速すると、図12(b)に示すように、
エンジン出力トルクの低下に対して、高速段達成のため
に解放すべき締結摩擦要素の制御圧の抜き側応答時間が
遅いためにコースト力が伝達され、変速フィーリングの
悪化を招き、ギヤのがたずめによる異音が発生する。
【0006】また、上記特開昭58-77960号公報に記載さ
れた自動変速機の変速制御装置では、摩擦締結要素の引
きずりによりコースト力が伝達され、エンジンブレーキ
不要時にもエンジンブレーキがかかる不都合がある。
れた自動変速機の変速制御装置では、摩擦締結要素の引
きずりによりコースト力が伝達され、エンジンブレーキ
不要時にもエンジンブレーキがかかる不都合がある。
【0007】本発明の目的は、スロットルを閉じること
によって低・中速段から高速段に変速する際のエンジン
出力トルクの低下によりギヤのがたずめによる異音が発
生するおそれのない自動変速機の変速制御装置を提供す
ることである。
によって低・中速段から高速段に変速する際のエンジン
出力トルクの低下によりギヤのがたずめによる異音が発
生するおそれのない自動変速機の変速制御装置を提供す
ることである。
【0008】本発明の他の目的は、エンジンブレーキ不
要時にエンジンブレーキがかからない自動変速機の変速
制御装置を提供することである。
要時にエンジンブレーキがかからない自動変速機の変速
制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1の
自動変速機の変速制御装置は、摩擦締結要素を選択的に
締結することにより変速段が決定される自動変速機を制
御する自動変速機の変速制御装置において、イナーシャ
フェーズ開始時を検出するイナーシャフェーズ開始時検
出手段と、スロットルを閉じることによって低・中速段
から高速段に変速する際に、変速を開始してから前記イ
ナーシャフェーズ開始時検出手段によってイナーシャフ
ェーズ開始時が検出されるまでの間アクセル操作とは独
立してエンジントルクアップを行うエンジントルクアッ
プ制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
自動変速機の変速制御装置は、摩擦締結要素を選択的に
締結することにより変速段が決定される自動変速機を制
御する自動変速機の変速制御装置において、イナーシャ
フェーズ開始時を検出するイナーシャフェーズ開始時検
出手段と、スロットルを閉じることによって低・中速段
から高速段に変速する際に、変速を開始してから前記イ
ナーシャフェーズ開始時検出手段によってイナーシャフ
ェーズ開始時が検出されるまでの間アクセル操作とは独
立してエンジントルクアップを行うエンジントルクアッ
プ制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0010】本発明による請求項2の自動変速機の変速
制御装置は、摩擦締結要素を選択的に締結することによ
り変速段が決定される自動変速機を制御する自動変速機
の変速制御装置において、エンジンブレーキが必要か否
かを判断するエンジンブレーキ判断手段と、このエンジ
ンブレーキ判断手段によってエンジンブレーキが不要で
あると判断された場合摩擦締結要素に供給する油圧を締
結要素すべり臨界圧に保持するように制御する油圧制御
手段と、この油圧制御手段によって摩擦締結要素に供給
する油圧が締結要素すべり臨界圧に保持されている間ア
クセル操作とは独立してエンジントルクアップを行うエ
ンジントルクアップ制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
制御装置は、摩擦締結要素を選択的に締結することによ
り変速段が決定される自動変速機を制御する自動変速機
の変速制御装置において、エンジンブレーキが必要か否
かを判断するエンジンブレーキ判断手段と、このエンジ
ンブレーキ判断手段によってエンジンブレーキが不要で
あると判断された場合摩擦締結要素に供給する油圧を締
結要素すべり臨界圧に保持するように制御する油圧制御
手段と、この油圧制御手段によって摩擦締結要素に供給
する油圧が締結要素すべり臨界圧に保持されている間ア
クセル操作とは独立してエンジントルクアップを行うエ
ンジントルクアップ制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】本発明による請求項1の自動変速機の変速制御
装置では、図1(a)の概念図に示すように、スロット
ルを閉じることによって低・中速段から高速段に変速す
る際に、変速開始後イナーシャフェーズ開始時検出手段
によってイナーシャフェーズ開始時が検出されるまでの
間、エンジントルクアップ制御手段によりアクセル操作
とは独立してエンジントルクアップが行われる。したが
って、スロットルを閉じることによって低・中速段から
高速段に変速する際のエンジン出力トルクの低下が防止
されるため、ギヤのがたづめによる異音が発生するおそ
れがなくなる。
装置では、図1(a)の概念図に示すように、スロット
ルを閉じることによって低・中速段から高速段に変速す
る際に、変速開始後イナーシャフェーズ開始時検出手段
によってイナーシャフェーズ開始時が検出されるまでの
間、エンジントルクアップ制御手段によりアクセル操作
とは独立してエンジントルクアップが行われる。したが
って、スロットルを閉じることによって低・中速段から
高速段に変速する際のエンジン出力トルクの低下が防止
されるため、ギヤのがたづめによる異音が発生するおそ
れがなくなる。
【0012】本発明による請求項2の自動変速機の変速
制御装置では、エンジンブレーキ判断手段によってエン
ジンブレーキが不要であると判断された場合、摩擦締結
要素に供給する油圧が油圧制御手段により締結要素すべ
り臨界圧に保持される。摩擦締結要素に供給する油圧が
締結要素すべり臨界圧に保持されている間、エンジント
ルクアップ制御手段によりアクセル操作とは独立してエ
ンジントルクアップを行う。したがって、エンジンブレ
ーキ不要時にはエンジンブレーキがかからないように制
御することができる。
制御装置では、エンジンブレーキ判断手段によってエン
ジンブレーキが不要であると判断された場合、摩擦締結
要素に供給する油圧が油圧制御手段により締結要素すべ
り臨界圧に保持される。摩擦締結要素に供給する油圧が
締結要素すべり臨界圧に保持されている間、エンジント
ルクアップ制御手段によりアクセル操作とは独立してエ
ンジントルクアップを行う。したがって、エンジンブレ
ーキ不要時にはエンジンブレーキがかからないように制
御することができる。
【0013】
【実施例】本発明による自動変速機の変速制御装置の実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
による自動変速機の変速制御装置の第1実施例の構成を
示す図である。図2において、入力軸1と出力軸2との
入出力軸間に第1遊星歯車組3及び第2遊星歯車組4を
介装し、締結・解放切換えにより変速を行うクラッチ、
ブレーキ等を設ける。
施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
による自動変速機の変速制御装置の第1実施例の構成を
示す図である。図2において、入力軸1と出力軸2との
入出力軸間に第1遊星歯車組3及び第2遊星歯車組4を
介装し、締結・解放切換えにより変速を行うクラッチ、
ブレーキ等を設ける。
【0014】本例では、第1遊星歯車組3を、第1サン
ギヤ3S、第1リングギヤ3R、第1ピニオン3P及び
第1キャリヤ3Cから成る単純遊星歯車組とし、第2遊
星歯車組4を、第2サンギヤ4S、第2リングギヤ4
R、第2ピニオン4P及び第2キャリヤ4Cから成る単
純遊星歯車組とする。
ギヤ3S、第1リングギヤ3R、第1ピニオン3P及び
第1キャリヤ3Cから成る単純遊星歯車組とし、第2遊
星歯車組4を、第2サンギヤ4S、第2リングギヤ4
R、第2ピニオン4P及び第2キャリヤ4Cから成る単
純遊星歯車組とする。
【0015】入力軸1はトルクコンバータT/Cを経て
車両のエンジン(図示せず)からの動力が入力され、こ
の入力軸1を第2サンギヤ4Sに結着する。この場合、
入力軸1は更に、ハイクラッチH/Cにより第1キャリ
ヤ3Cに結合可能にするとともに、リバースクラッチR
/Cにより第1サンギヤ3Sに結合可能とする。第1サ
ンギヤ3Sは更にバンドブレーキB/Bにより固定可能
とし、第1キャリヤ3Cは更にローリバースブレーキL
R/Bにより固定可能にするとともにフォワードクラッ
チFWD/Cにより第2リングギヤ4Rに結合可能とす
る。また、第1リングギヤ3R及び第2キャリヤ4Cを
相互に駆動結合し、これらを出力軸2に結合する。
車両のエンジン(図示せず)からの動力が入力され、こ
の入力軸1を第2サンギヤ4Sに結着する。この場合、
入力軸1は更に、ハイクラッチH/Cにより第1キャリ
ヤ3Cに結合可能にするとともに、リバースクラッチR
/Cにより第1サンギヤ3Sに結合可能とする。第1サ
ンギヤ3Sは更にバンドブレーキB/Bにより固定可能
とし、第1キャリヤ3Cは更にローリバースブレーキL
R/Bにより固定可能にするとともにフォワードクラッ
チFWD/Cにより第2リングギヤ4Rに結合可能とす
る。また、第1リングギヤ3R及び第2キャリヤ4Cを
相互に駆動結合し、これらを出力軸2に結合する。
【0016】このようなギヤトレーンにおいて、摩擦要
素H/C,R/C,B/B,LR/B,FWD/Cの締
結(○印で示す)、解放(無印)と、選択変速段との関
係を示すと、表1のようになる。
素H/C,R/C,B/B,LR/B,FWD/Cの締
結(○印で示す)、解放(無印)と、選択変速段との関
係を示すと、表1のようになる。
【表1】
【0017】上記自動変速機の変速制御のため、エンジ
ン回転数Neを検出するエンジン回転センサ5、タービ
ン回転数(変速機入力回転数)Ntを検出するタービン
回転センサ6、出力軸回転数(変速機出力回転数)No
を検出する出力軸回転センサ7、スロットル開度TVO
を検出するスロットル開度センサ8及び自動変速機油温
(AT油温)Tatを検出する油温センサ9からのそれ
ぞれの信号を変速制御用コントロールユニット(以下
「ATCU」という)10に入力する。また場合に応じ
て車速センサ(図示せず)からの車速情報や、スイッチ
信号によりアイドルスイッチのオンオフ情報を入力する
ことができる。ATCU10は、図3を用いて後に説明
する制御プログラムを実行することにより変速制御を行
う。
ン回転数Neを検出するエンジン回転センサ5、タービ
ン回転数(変速機入力回転数)Ntを検出するタービン
回転センサ6、出力軸回転数(変速機出力回転数)No
を検出する出力軸回転センサ7、スロットル開度TVO
を検出するスロットル開度センサ8及び自動変速機油温
(AT油温)Tatを検出する油温センサ9からのそれ
ぞれの信号を変速制御用コントロールユニット(以下
「ATCU」という)10に入力する。また場合に応じ
て車速センサ(図示せず)からの車速情報や、スイッチ
信号によりアイドルスイッチのオンオフ情報を入力する
ことができる。ATCU10は、図3を用いて後に説明
する制御プログラムを実行することにより変速制御を行
う。
【0018】オートアップ時(Dレンジ選択中のアップ
シフト時)の情報ギヤトレーンの変速制御により1→2
変速を行う場合、上記表1から明らかなようにローリバ
ースブレーキLR/Bを解放するとともにバンドブレー
キB/Bを締結する。2→3変速を行う場合、バンドブ
レーキB/Bを解放するとともにハイクラッチH/Cを
締結する。また、3→4変速を行う場合、フォワードク
ラッチFWD/Cを解放するとともにバンドブレーキB
/Bを締結する。
シフト時)の情報ギヤトレーンの変速制御により1→2
変速を行う場合、上記表1から明らかなようにローリバ
ースブレーキLR/Bを解放するとともにバンドブレー
キB/Bを締結する。2→3変速を行う場合、バンドブ
レーキB/Bを解放するとともにハイクラッチH/Cを
締結する。また、3→4変速を行う場合、フォワードク
ラッチFWD/Cを解放するとともにバンドブレーキB
/Bを締結する。
【0019】変速制御は、操作可能なアクチュエータ1
2に対して、対応変速段に応じた摩擦要素を締結・解放
するよう油圧を制御することにより行われる。アクチュ
エータ12は、変速段選択用のシフトソレノイドなどを
有する変速制御油圧回路を形成するコントロールバルブ
部を具え、このコントロールバルブ部はATCU10の
制御下で必要な作動圧を制御圧として生成し、該当する
クラッチ及びブレーキの締結・解放の切換えを行う。
2に対して、対応変速段に応じた摩擦要素を締結・解放
するよう油圧を制御することにより行われる。アクチュ
エータ12は、変速段選択用のシフトソレノイドなどを
有する変速制御油圧回路を形成するコントロールバルブ
部を具え、このコントロールバルブ部はATCU10の
制御下で必要な作動圧を制御圧として生成し、該当する
クラッチ及びブレーキの締結・解放の切換えを行う。
【0020】ここで、例えば1→2変速の場合には、締
結側はバンドブレーキB/Bを締結して2速を実現し、
それと同時に1速で締結しているローリバースブレーキ
LR/Bを解放する必要がある。2→3変速及び3→4
変速の場合も同様に、締結されることになった締結側摩
擦要素を締結させるとともに、解放されることになった
解放側摩擦要素を解放しなければインターロックが発生
する。また、解放が早すぎれば空吹けが発生するが、こ
れは後に説明するような制御によって抑制される。また
本例では締結側の制御量の切換えも考慮されている。
結側はバンドブレーキB/Bを締結して2速を実現し、
それと同時に1速で締結しているローリバースブレーキ
LR/Bを解放する必要がある。2→3変速及び3→4
変速の場合も同様に、締結されることになった締結側摩
擦要素を締結させるとともに、解放されることになった
解放側摩擦要素を解放しなければインターロックが発生
する。また、解放が早すぎれば空吹けが発生するが、こ
れは後に説明するような制御によって抑制される。また
本例では締結側の制御量の切換えも考慮されている。
【0021】さらに後に説明するように、締結側油圧操
作が行えない締結側油圧中込め中(締結動作が開始され
てから実際に締結が開始するまでの間)のみ運転者のア
クセル操作とは独立してエンジン出力トルクを増大を防
止するために、エンジントルクの制御を実行する。この
制御では好ましくは、変速開始から締結に必要な作動流
体を制御圧室に満たすまでの間すなわち締結側中込め終
了判断までの間にスロットルが踏み込まれたとき、エン
ジントルクを変速開始時の出力トルク以下に制御する。
作が行えない締結側油圧中込め中(締結動作が開始され
てから実際に締結が開始するまでの間)のみ運転者のア
クセル操作とは独立してエンジン出力トルクを増大を防
止するために、エンジントルクの制御を実行する。この
制御では好ましくは、変速開始から締結に必要な作動流
体を制御圧室に満たすまでの間すなわち締結側中込め終
了判断までの間にスロットルが踏み込まれたとき、エン
ジントルクを変速開始時の出力トルク以下に制御する。
【0022】この場合好ましくは、エンジントルクをア
クセル操作とは独立して制御可能な制御装置、各クラッ
チ及びブレーキ制御圧室に作動流体が満たされたことを
検出する装置、変速制御開始を検出する装置とを用いて
制御を行い、変速中でのこのような制御を、アクセルペ
ダル踏み込みかかわらずエンジン出力トルクを一定にし
又はカットすることによって行う。
クセル操作とは独立して制御可能な制御装置、各クラッ
チ及びブレーキ制御圧室に作動流体が満たされたことを
検出する装置、変速制御開始を検出する装置とを用いて
制御を行い、変速中でのこのような制御を、アクセルペ
ダル踏み込みかかわらずエンジン出力トルクを一定にし
又はカットすることによって行う。
【0023】さらに好ましくは、このようなエンジン出
力トルクの維持又はダウンを、例えばエンジン(図示せ
ず)の点火時期制御、フュエールカット制御(気筒数制
御を含む)、吸入空気量の低減又はこれらの制御を組み
合わせたりすることにより行う。本例では、一定条件の
下でATCU10からエンジン制御用のエンジンコント
ローラ11にリタード信号を供給して吸入空気量低減指
令を行うことにより、後に説明する図7のステップ51
8でこの制御を実行する。
力トルクの維持又はダウンを、例えばエンジン(図示せ
ず)の点火時期制御、フュエールカット制御(気筒数制
御を含む)、吸入空気量の低減又はこれらの制御を組み
合わせたりすることにより行う。本例では、一定条件の
下でATCU10からエンジン制御用のエンジンコント
ローラ11にリタード信号を供給して吸入空気量低減指
令を行うことにより、後に説明する図7のステップ51
8でこの制御を実行する。
【0024】図3は、第1実施例において信号計測処理
を実行するフローチャートである。ここでは変速制御に
当たり計測すべき信号の計測処理を示し、この処理を一
定時間Δt(例えば10msec)ごとの定時割込みに
より実行する。
を実行するフローチャートである。ここでは変速制御に
当たり計測すべき信号の計測処理を示し、この処理を一
定時間Δt(例えば10msec)ごとの定時割込みに
より実行する。
【0025】ステップ21において、エンジン回転セン
サ5、タービン回転センサ6、出力軸回転センサ7、ス
ロットル開度センサ8及び変速機油温センサ9を用い
て、エンジン回転数Ne、タービン回転数Nt(変速機
入力回転数)、変速機出力軸回転数No、スロットル開
度TVO及び変速機油温Tatを計測する。また、ステ
ップ21において車速や、スイッチ信号からアイドルス
イッチのオンオフをATCU10に取り込むようにして
もよい。
サ5、タービン回転センサ6、出力軸回転センサ7、ス
ロットル開度センサ8及び変速機油温センサ9を用い
て、エンジン回転数Ne、タービン回転数Nt(変速機
入力回転数)、変速機出力軸回転数No、スロットル開
度TVO及び変速機油温Tatを計測する。また、ステ
ップ21において車速や、スイッチ信号からアイドルス
イッチのオンオフをATCU10に取り込むようにして
もよい。
【0026】ステップ22においてタービン回転数Nt
及び変速機出力軸回転数Noから変速機のギヤ比gr=
Nt/Noを演算し、ステップ23においてエンジン回
転数Ne及びタービン回転数Ntからトルクコンバータ
回転比(速度比)e=Nt/Neを演算する。
及び変速機出力軸回転数Noから変速機のギヤ比gr=
Nt/Noを演算し、ステップ23においてエンジン回
転数Ne及びタービン回転数Ntからトルクコンバータ
回転比(速度比)e=Nt/Neを演算する。
【0027】ステップ24において、ギヤ比の今回の計
算値grを記憶して次回の処理において前回値(1回前
の計算値)gr(OLD)として用いるようにする。ま
た、前回値gr(OLD)も記憶して今回の処理で適用
する前回値gr(OLD)を、次回の処理において更に
前々回値(2回前の計算値)gr(OLD2)として用
いるようにする。したがって、前回、前々回の実行時に
ステップ22で算出されたギヤ比を格納する。
算値grを記憶して次回の処理において前回値(1回前
の計算値)gr(OLD)として用いるようにする。ま
た、前回値gr(OLD)も記憶して今回の処理で適用
する前回値gr(OLD)を、次回の処理において更に
前々回値(2回前の計算値)gr(OLD2)として用
いるようにする。したがって、前回、前々回の実行時に
ステップ22で算出されたギヤ比を格納する。
【0028】ステップ25において、トルクコンバータ
性能データを基に回転比eに対応したトルク比t(e)
及びトルク容量係数τ(e)をルックアップするととも
に、これらの乗算によりタービントルク(変速機入力ト
ルク)
性能データを基に回転比eに対応したトルク比t(e)
及びトルク容量係数τ(e)をルックアップするととも
に、これらの乗算によりタービントルク(変速機入力ト
ルク)
【数1】Tt=t(e)×τ(e) を演算する。以上の手順で変速制御に必要なデータをサ
ンプリングれたデータから算出する。
ンプリングれたデータから算出する。
【0029】図4は、第1実施例において解放要素及び
締結要素の油圧を出力する制御信号出力のフローチャー
トである。この処理も一定時間Δt(例えば10mse
c)ごとの定時割込みにより実行する。
締結要素の油圧を出力する制御信号出力のフローチャー
トである。この処理も一定時間Δt(例えば10mse
c)ごとの定時割込みにより実行する。
【0030】ステップ31において、後に説明するよう
にして演算した解放要素(解放されることになった摩擦
要素)の油圧PL (解放側油圧)及び締結要素(締結さ
れることになった摩擦要素)の油圧PH (締結側油圧)
を出力する。
にして演算した解放要素(解放されることになった摩擦
要素)の油圧PL (解放側油圧)及び締結要素(締結さ
れることになった摩擦要素)の油圧PH (締結側油圧)
を出力する。
【0031】図5は、第1実施例において解放要素の油
圧PL 及び締結要素の油圧PH を決定する変速制御を実
行するフローチャートである。この処理も一定時間Δt
(例えば10msec)ごとの定時割込みにより実行す
る。
圧PL 及び締結要素の油圧PH を決定する変速制御を実
行するフローチャートである。この処理も一定時間Δt
(例えば10msec)ごとの定時割込みにより実行す
る。
【0032】ステップ41において、例えばスロットル
開度TVO及び出力軸回転数No(又は車速)から予め
記憶された変速パターンを基に好適変速段を求め、求め
られた好適変速段と現在の選択変速段とを比較して変速
を行うべきか否かを判断し、また変速を行うべきならい
かなる変速を行うかを判断する。変速制御開始判断をこ
こで行うことができる。
開度TVO及び出力軸回転数No(又は車速)から予め
記憶された変速パターンを基に好適変速段を求め、求め
られた好適変速段と現在の選択変速段とを比較して変速
を行うべきか否かを判断し、また変速を行うべきならい
かなる変速を行うかを判断する。変速制御開始判断をこ
こで行うことができる。
【0033】ステップ42において、変速の種類に応じ
て解放すべき摩擦要素の油圧を低下させるとともに、締
結すべき摩擦要素の油圧を上昇させることにより変速を
進行させる。この際の両者の油圧の制御を図6〜図9の
フローチャートにより実行する。
て解放すべき摩擦要素の油圧を低下させるとともに、締
結すべき摩擦要素の油圧を上昇させることにより変速を
進行させる。この際の両者の油圧の制御を図6〜図9の
フローチャートにより実行する。
【0034】この場合、ステップ42において、ATC
U10(図2)は、自動変速機の変速時に回転の空吹け
量が適正値となるように解放側摩擦要素を制御する際、
ギヤ比の状態によって締結側摩擦要素の締結力(一定
値、又はランプ制御)を切り換える。
U10(図2)は、自動変速機の変速時に回転の空吹け
量が適正値となるように解放側摩擦要素を制御する際、
ギヤ比の状態によって締結側摩擦要素の締結力(一定
値、又はランプ制御)を切り換える。
【0035】なおこの場合、締結側摩擦要素の締結力
(一定値、又はランプ制御)の切換え制御を、運転条
件、例えばスロットル開度TVO、変速機油温Tat、
変速機入力軸トルクTtのうちの少なくとも一つにより
実行するのが好ましく、更に好ましくは、制御対象摩擦
要素ごとに切り換えるように制御する。
(一定値、又はランプ制御)の切換え制御を、運転条
件、例えばスロットル開度TVO、変速機油温Tat、
変速機入力軸トルクTtのうちの少なくとも一つにより
実行するのが好ましく、更に好ましくは、制御対象摩擦
要素ごとに切り換えるように制御する。
【0036】ランプ制御の切換えを行うときは、ATC
U10は、トルクフェーズでは第1のランプに基づき締
結し、イナーシャフェーズでは第1のランプと異なる第
2のランプに基づLて締結制御を行うことができ、トル
クフェーズフィードバック終了時に締結側ランプ速度を
運転条件に応じて変化させる。第2のランプはこの場
合、スロットル開度TVOが大きくなるほど増加するよ
うに制御することができる。
U10は、トルクフェーズでは第1のランプに基づき締
結し、イナーシャフェーズでは第1のランプと異なる第
2のランプに基づLて締結制御を行うことができ、トル
クフェーズフィードバック終了時に締結側ランプ速度を
運転条件に応じて変化させる。第2のランプはこの場
合、スロットル開度TVOが大きくなるほど増加するよ
うに制御することができる。
【0037】図6は第1実施例の変速制御の一部を示す
フローチャートである。ステップ501において、変速
制御プログラム実行回数が1回目であるか否か判断す
る。一回目であると判断した場合、ステップ502にお
いて上記エンジントルク制御のための指令制御などの制
御に必要な定数の算出などを行う。
フローチャートである。ステップ501において、変速
制御プログラム実行回数が1回目であるか否か判断す
る。一回目であると判断した場合、ステップ502にお
いて上記エンジントルク制御のための指令制御などの制
御に必要な定数の算出などを行う。
【0038】すなわち、解放要素の油圧換算必要締結容
量(解放側必要締結容量)Popを演算する。油圧換算
必要締結容量Popを演算するに当たり、解放要素の摩
擦係数をμ、摩擦板の枚数をN、摩擦面積をA、摩擦板
平均有効径をRとすると、
量(解放側必要締結容量)Popを演算する。油圧換算
必要締結容量Popを演算するに当たり、解放要素の摩
擦係数をμ、摩擦板の枚数をN、摩擦面積をA、摩擦板
平均有効径をRとすると、
【数2】k=μ×2×N×A×R で表される係数kをまず求め、この係数kと、解放要素
のトルク分担率Tbと、タービントルクTtとから、油
圧換算必要締結容量Popを、
のトルク分担率Tbと、タービントルクTtとから、油
圧換算必要締結容量Popを、
【数3】Pop=Tt×Tb/k により演算する。
【0039】締結要素側はプリ棚圧Pprを指令し、締
結要素プリ棚圧指令値Pprをマップから読み込む。さ
らに、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr、締結要素中込
め指令値Ppe及び締結要素中込め圧制御時間Tpeを
それぞれ対応するマップから読み込む。
結要素プリ棚圧指令値Pprをマップから読み込む。さ
らに、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr、締結要素中込
め指令値Ppe及び締結要素中込め圧制御時間Tpeを
それぞれ対応するマップから読み込む。
【0040】上記締結要素プリ棚圧制御時間Tprは、
後に説明するように、変速開始後の時間経過を監視する
ステップ513(図8)の判別に用いられ、また、締結
要素中込め圧制御時間Tpeは、後に説明するように同
様に、ステップ515(図8)において締結制御圧室油
圧中込め終了判断のために変速開始からの時間経過を監
視するのに用いることができる。
後に説明するように、変速開始後の時間経過を監視する
ステップ513(図8)の判別に用いられ、また、締結
要素中込め圧制御時間Tpeは、後に説明するように同
様に、ステップ515(図8)において締結制御圧室油
圧中込め終了判断のために変速開始からの時間経過を監
視するのに用いることができる。
【0041】また、締結要素中込め圧指令値Ppeにつ
いては、締結要素プリ棚圧指令値Ppr適用中の締結要
素プリ棚圧制御時間Tpr経過後に引き続く締結要素中
込め圧制御時間Tpe経過まで、後に説明するステップ
516(図8)での締結側要素の油圧制御に適用され、
該当するクラッチ、ブレーキ制御圧室への作動流体の中
込めがこのタイミングで行われる。
いては、締結要素プリ棚圧指令値Ppr適用中の締結要
素プリ棚圧制御時間Tpr経過後に引き続く締結要素中
込め圧制御時間Tpe経過まで、後に説明するステップ
516(図8)での締結側要素の油圧制御に適用され、
該当するクラッチ、ブレーキ制御圧室への作動流体の中
込めがこのタイミングで行われる。
【0042】またステップ502では、解放側油圧のラ
ンプ制御のため予めマップに記憶されたスロットル開度
TVOに応じた解放ランプ時間TMRrel (TVO)を
マップから読み込み、上記油圧換算必要締結容量Pop
の値とこの解放ランプ時間TMRrel (TVO)の値と
の比Pop/TMRrel (TVO)を解放ランプ量Pr
mp(rel)値として算出する。この解放ランプ量P
rmp(rel)値は、後に説明するステップ512
(図8)で解放側要素の油圧の低減制御を行う場合に用
いられるランプ時のステップ量である。
ンプ制御のため予めマップに記憶されたスロットル開度
TVOに応じた解放ランプ時間TMRrel (TVO)を
マップから読み込み、上記油圧換算必要締結容量Pop
の値とこの解放ランプ時間TMRrel (TVO)の値と
の比Pop/TMRrel (TVO)を解放ランプ量Pr
mp(rel)値として算出する。この解放ランプ量P
rmp(rel)値は、後に説明するステップ512
(図8)で解放側要素の油圧の低減制御を行う場合に用
いられるランプ時のステップ量である。
【0043】さらに、スロットル開度TVO及び変速機
油温Tatの関数として予めマップに記憶されている締
結側要素のランプ制御のための締結ランプ時間(第1)
TMRap1 (TVO,Tat)をマップから読み込み、
スロットル開度TVOの関数である必要締結棚圧Pc
(TVO)をマップから読み込む。この時点でのスロッ
トル開度TVO、変速機油温Tatに応じて読み込まれ
たこれらの値から比
油温Tatの関数として予めマップに記憶されている締
結側要素のランプ制御のための締結ランプ時間(第1)
TMRap1 (TVO,Tat)をマップから読み込み、
スロットル開度TVOの関数である必要締結棚圧Pc
(TVO)をマップから読み込む。この時点でのスロッ
トル開度TVO、変速機油温Tatに応じて読み込まれ
たこれらの値から比
【数4】Pc(TVO)/TMRap1 (TVO,Ta
t)=Prmp(ap1) を求め、この比を、締結要素の油圧制御において後に説
明するトルクフェーズ中にランプ制御(第1のランプ制
御)する場合の締結油圧ステップ量(制御量)として設
定する。
t)=Prmp(ap1) を求め、この比を、締結要素の油圧制御において後に説
明するトルクフェーズ中にランプ制御(第1のランプ制
御)する場合の締結油圧ステップ量(制御量)として設
定する。
【0044】さらに、解放要素の油圧制御において後に
説明するステップ511(図7)でギヤ比フィードバッ
ク(F/B)制御をするのに用いるフィードバックゲイ
ン比例分Kp 、フィードバックゲイン積分分Ki 及びフ
ィードバックゲイン微分分K d をマップから読み込み、
F/B制御で適用される目標ギヤ比grtrg (所定の空
吹け量相当量)をマップから読み込む。
説明するステップ511(図7)でギヤ比フィードバッ
ク(F/B)制御をするのに用いるフィードバックゲイ
ン比例分Kp 、フィードバックゲイン積分分Ki 及びフ
ィードバックゲイン微分分K d をマップから読み込み、
F/B制御で適用される目標ギヤ比grtrg (所定の空
吹け量相当量)をマップから読み込む。
【0045】また、F/B制御終了値としてのフィード
バック終了ギヤ比grmin の読み込みもステップ502
で実行することができる。なお、ステップ502による
1回目の読込みデータ等は、基本的に変速種類ごとに持
つものとすることができる。
バック終了ギヤ比grmin の読み込みもステップ502
で実行することができる。なお、ステップ502による
1回目の読込みデータ等は、基本的に変速種類ごとに持
つものとすることができる。
【0046】このようにステップ502で制御に必要な
定数を算出、またはデータベースを参照することにより
与え、ステップ503において締結油圧PH 及び解放油
圧P L を与える。
定数を算出、またはデータベースを参照することにより
与え、ステップ503において締結油圧PH 及び解放油
圧P L を与える。
【0047】ステップ501において2回目以降である
と判断された場合、図7中のステップ504で変速開始
からの時間Tstの算出を行う。この内容は、図5のス
テップ41において変速制御を開始すべきタイミングで
あると判断され、それが検出された場合において、この
変速制御プログラムの実行に伴い起動する計測カウンタ
によるものとすることができる。このようにして、次の
ステップ505でFLAGの値が1であるか否かの判別
を行う。
と判断された場合、図7中のステップ504で変速開始
からの時間Tstの算出を行う。この内容は、図5のス
テップ41において変速制御を開始すべきタイミングで
あると判断され、それが検出された場合において、この
変速制御プログラムの実行に伴い起動する計測カウンタ
によるものとすることができる。このようにして、次の
ステップ505でFLAGの値が1であるか否かの判別
を行う。
【0048】FLAGの値が1でない場合、ステップ5
06において目標ギヤ比grtrg と、ステップ22(図
3)において算出されたギヤ比grとの大小の比較を行
う。このとき、算出されたギヤ比grが目標ギヤ比gr
trg よりも大きい場合、図7中のステップ512におい
て解放側油圧PL (前回指令値)から解放ランプ量Pr
mp(rel) を差し引き、差し引いた値を今回指令値の解
放側油圧PL として与える。
06において目標ギヤ比grtrg と、ステップ22(図
3)において算出されたギヤ比grとの大小の比較を行
う。このとき、算出されたギヤ比grが目標ギヤ比gr
trg よりも大きい場合、図7中のステップ512におい
て解放側油圧PL (前回指令値)から解放ランプ量Pr
mp(rel) を差し引き、差し引いた値を今回指令値の解
放側油圧PL として与える。
【0049】このようにして、変速制御プログラム実行
回数が2回目以後の解放要素側については、解放要素油
圧PL をステップ量である解放ランプ量Prmp(rel)
をずつ減少させる。解放要素油圧PL をこのように低下
させることにより、該当する解放側クラッチ又はブレー
キの締結力が適切に減少される。
回数が2回目以後の解放要素側については、解放要素油
圧PL をステップ量である解放ランプ量Prmp(rel)
をずつ減少させる。解放要素油圧PL をこのように低下
させることにより、該当する解放側クラッチ又はブレー
キの締結力が適切に減少される。
【0050】この際、結合要素側では、プリ棚圧制御
(ステップ514)、中込め圧制御(ステップ516)
を含む制御がなされ、また、エンジントルク制御のため
の指令制御(ステップ518)がなされる。
(ステップ514)、中込め圧制御(ステップ516)
を含む制御がなされ、また、エンジントルク制御のため
の指令制御(ステップ518)がなされる。
【0051】ステップ513において、ステップ504
(図7)において算出された変速開始からの経過時間T
stとステップ502(図6)において与えられた締結
要素プリ棚圧制御時間Tprとの大小比較を行い、変速
開始からの経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間
Tprより小さい場合、すなわち変速開始時から締結要
素プリ棚圧制御時間Tpr経過していない場合には、ス
テップ514において、締結側油圧PH として、ステッ
プ502(図6)で与えられたプリ棚圧指令値Pprを
引き続き与える。
(図7)において算出された変速開始からの経過時間T
stとステップ502(図6)において与えられた締結
要素プリ棚圧制御時間Tprとの大小比較を行い、変速
開始からの経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間
Tprより小さい場合、すなわち変速開始時から締結要
素プリ棚圧制御時間Tpr経過していない場合には、ス
テップ514において、締結側油圧PH として、ステッ
プ502(図6)で与えられたプリ棚圧指令値Pprを
引き続き与える。
【0052】なお、変速開始からの経過時間Tstがカ
ウンタ値である場合、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr
も、変速開始からの経過時間Tstと対比比較すること
ができるように予め所要のカウンタ値として与えること
ができる。この点は、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr
と大小比較される締結要素中込め制御時間Tre(これ
については後に説明する。)についても同様に行うこと
ができる。
ウンタ値である場合、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr
も、変速開始からの経過時間Tstと対比比較すること
ができるように予め所要のカウンタ値として与えること
ができる。この点は、締結要素プリ棚圧制御時間Tpr
と大小比較される締結要素中込め制御時間Tre(これ
については後に説明する。)についても同様に行うこと
ができる。
【0053】ステップ513において、変速開始からの
経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間Tprより
大きいと判断されると、すなわち変速制御の開始後締結
要素プリ棚圧制御時間Tpr経過した後は、ステップ5
15において、変速開始からの経過時間Tstとステッ
プ502(図6)で与えられた締結要素中込め制御時間
Treとの大小比較を行う。
経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間Tprより
大きいと判断されると、すなわち変速制御の開始後締結
要素プリ棚圧制御時間Tpr経過した後は、ステップ5
15において、変速開始からの経過時間Tstとステッ
プ502(図6)で与えられた締結要素中込め制御時間
Treとの大小比較を行う。
【0054】ステップ515において、変速開始からの
経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間Tprより
大きいと判断されると、すなわち変速を開始してから締
結要素プリ棚圧制御時間Tpr経過したが、設定された
締結要素中込め制御時間Tre経過する前である場合、
ステップ516において、締結側油圧PH を、ステップ
502において与えられた締結要素中込め圧指令圧Pr
eとする。
経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御時間Tprより
大きいと判断されると、すなわち変速を開始してから締
結要素プリ棚圧制御時間Tpr経過したが、設定された
締結要素中込め制御時間Tre経過する前である場合、
ステップ516において、締結側油圧PH を、ステップ
502において与えられた締結要素中込め圧指令圧Pr
eとする。
【0055】ステップ515において、締結要素中込め
制御時間Treが変速開始からの経過時間Tstより小
さいと判断されると、ステップ517において、締結側
油圧PH を、前回指令圧PH に、締結側油圧ステップ量
(第1のランプ制御量)Prmp(rel) を加算したもの
とする。
制御時間Treが変速開始からの経過時間Tstより小
さいと判断されると、ステップ517において、締結側
油圧PH を、前回指令圧PH に、締結側油圧ステップ量
(第1のランプ制御量)Prmp(rel) を加算したもの
とする。
【0056】この場合、ステップ518のエンジントル
ク制御のための指令制御は禁止される。すなわち、ステ
ップ518が実行されるのは、ステップ513において
変速開始からの経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御
時間Tprより小さいと判断された場合と、ステップ5
15において変速開始からの経過時間Tstが締結要素
プリ棚圧制御時間Tprより大きいと判断された場合、
すなわち変速制御を開始してから締結側中込めを終了す
るまでの間である。
ク制御のための指令制御は禁止される。すなわち、ステ
ップ518が実行されるのは、ステップ513において
変速開始からの経過時間Tstが締結要素プリ棚圧制御
時間Tprより小さいと判断された場合と、ステップ5
15において変速開始からの経過時間Tstが締結要素
プリ棚圧制御時間Tprより大きいと判断された場合、
すなわち変速制御を開始してから締結側中込めを終了す
るまでの間である。
【0057】変速中、ステップ518が実行されるとき
にはエンジントルク制御のための指令制御を行いつつ変
速制御が進行していくが、ステップ518によるエンジ
ントルク制御処理を含む図7のフローチャートから脱す
るのは、図7のステップ506からステップ507に進
行する場合、すなわち算出されたギヤ比grが目標ギヤ
比grtrg よりも大きい場合である。
にはエンジントルク制御のための指令制御を行いつつ変
速制御が進行していくが、ステップ518によるエンジ
ントルク制御処理を含む図7のフローチャートから脱す
るのは、図7のステップ506からステップ507に進
行する場合、すなわち算出されたギヤ比grが目標ギヤ
比grtrg よりも大きい場合である。
【0058】この際、ステップ507を一度実行してF
LAG=1とするとともに、上記油圧換算必要締結容量
Popの値をPstckへスイッチタックし、以後のフィー
ドバック制御中のオープン値(ステップ511参照)と
して用いる。
LAG=1とするとともに、上記油圧換算必要締結容量
Popの値をPstckへスイッチタックし、以後のフィー
ドバック制御中のオープン値(ステップ511参照)と
して用いる。
【0059】すなわち、FLAG=1である場合には、
ステップ505からステップ508にスキップし、ステ
ップ508〜511を実行することにより、解放要素側
ではギヤ比フィードバック制御が、締結要素側ではラン
プ制御が行われる。
ステップ505からステップ508にスキップし、ステ
ップ508〜511を実行することにより、解放要素側
ではギヤ比フィードバック制御が、締結要素側ではラン
プ制御が行われる。
【0060】ステップ508において、ギヤ比grがフ
ィードバック終了ギヤ比grmin よりも小さいか否かを
判断する。ギヤ比grがフィードバック終了ギヤ比gr
minよりも小さくない場合、ステップ509以降を選択
する。
ィードバック終了ギヤ比grmin よりも小さいか否かを
判断する。ギヤ比grがフィードバック終了ギヤ比gr
minよりも小さくない場合、ステップ509以降を選択
する。
【0061】ステップ509において、締結側油圧PH
指令が必要締結棚圧Pc(TVO)以上であるか否かを
判断する。締結側油圧PH 指令が必要締結棚圧Pc(T
VO)以上でない場合、したがって、ギヤ比grがフィ
ードバック終了ギヤ比grmin よりも大きく、かつ、締
結側油圧PH 指令が必要締結棚圧Pc(TVO)よりも
小さい場合、ステップ509からステップ510に進ん
だ後、ステップ511に進む。ステップ510では、ス
テップ517と同様に、締結側油圧PH を、前回指令圧
PH に、締結側油圧ステップ量(第1のランプ制御量)
Prmp(rel)を加算したものとする。
指令が必要締結棚圧Pc(TVO)以上であるか否かを
判断する。締結側油圧PH 指令が必要締結棚圧Pc(T
VO)以上でない場合、したがって、ギヤ比grがフィ
ードバック終了ギヤ比grmin よりも大きく、かつ、締
結側油圧PH 指令が必要締結棚圧Pc(TVO)よりも
小さい場合、ステップ509からステップ510に進ん
だ後、ステップ511に進む。ステップ510では、ス
テップ517と同様に、締結側油圧PH を、前回指令圧
PH に、締結側油圧ステップ量(第1のランプ制御量)
Prmp(rel)を加算したものとする。
【0062】このような第1のランプ制御は、基本的に
ギヤ比フィードバック制御期間中(ステップ511)行
われるが、その途中すなわちステップ509において油
圧指令値PH が必要締結棚圧Pc(TVO)に到達した
場合には、油圧指令値PH の増加制御はその時点で打ち
切られ、ステップ510はスキップされる。
ギヤ比フィードバック制御期間中(ステップ511)行
われるが、その途中すなわちステップ509において油
圧指令値PH が必要締結棚圧Pc(TVO)に到達した
場合には、油圧指令値PH の増加制御はその時点で打ち
切られ、ステップ510はスキップされる。
【0063】解放要素側のギヤ比フィードバック制御は
ステップ511において行われ、解放要素は、ギヤ比g
rが規定空吹けとなるように、解放要素油圧の低下の進
行をフィードバック制御される。
ステップ511において行われ、解放要素は、ギヤ比g
rが規定空吹けとなるように、解放要素油圧の低下の進
行をフィードバック制御される。
【0064】この場合、PID(比例、微分、積分)制
御によってギヤ比フィードバック制御を行い、ステップ
511を実行する度に、比例分、積分分及び微分分をそ
れぞれ、
御によってギヤ比フィードバック制御を行い、ステップ
511を実行する度に、比例分、積分分及び微分分をそ
れぞれ、
【数5】grerr =gr−gr(OLD)
【数6】grint =gr−grtrg
【数7】grdeg =gr+gr(OLD2)−2×gr
(OLD) により算出し、これらを用いてフィードバック油圧値P
fbを、
(OLD) により算出し、これらを用いてフィードバック油圧値P
fbを、
【数8】Pfb=grerr ×Kp +grint ×Ki +gr
deg ×Kd により得るとともに、これと前記ステップ507で設定
されたPstck値とにより解放要素油圧PL を、
deg ×Kd により得るとともに、これと前記ステップ507で設定
されたPstck値とにより解放要素油圧PL を、
【数9】PL =Pfb+Pstck により求めてPID制御を行う。したがってトルクフェ
ーズ中は、解放がこのように制御される解放要素により
微小の空吹けをし続ける制御が行われる。
ーズ中は、解放がこのように制御される解放要素により
微小の空吹けをし続ける制御が行われる。
【0065】このようにして、変速時に回転の空吹け量
が適正値となるよう解放要素の解放が進行制御される。
一方、この過程において、締結要素側は前記第1のラン
プ制御により設定締結油圧ステップ量Prmp(ap1) に
応じたランプ速度をもって斬増が継続され、締結要素の
実油圧は増加する。
が適正値となるよう解放要素の解放が進行制御される。
一方、この過程において、締結要素側は前記第1のラン
プ制御により設定締結油圧ステップ量Prmp(ap1) に
応じたランプ速度をもって斬増が継続され、締結要素の
実油圧は増加する。
【0066】前記ステップ508は、この間、ギヤ比g
rをフィードバック終了ギヤ比grmin をもって監視し
ており、ギヤ比grがフィードバック終了ギヤ比grmi
n よりも小さいと判断した場合、ステップ508Aにお
いて解放要素油圧指令をゼロ指令とし、図9のフローチ
ャートに進行する。すなわち、トルクフェーズ中のギヤ
比フィードバック制御をここで解除して解放要素を解放
させ、また、締結要素側についてもトルクフェーズフィ
ードバック制御終了時に、それまでの第1のランプ制御
は解除し、イナーシャフェーズでの第2のランプ制御に
切り換える。
rをフィードバック終了ギヤ比grmin をもって監視し
ており、ギヤ比grがフィードバック終了ギヤ比grmi
n よりも小さいと判断した場合、ステップ508Aにお
いて解放要素油圧指令をゼロ指令とし、図9のフローチ
ャートに進行する。すなわち、トルクフェーズ中のギヤ
比フィードバック制御をここで解除して解放要素を解放
させ、また、締結要素側についてもトルクフェーズフィ
ードバック制御終了時に、それまでの第1のランプ制御
は解除し、イナーシャフェーズでの第2のランプ制御に
切り換える。
【0067】イナーシャフェーズでの締結要素制御は図
9のフローチャートに基づいて行われ、まずステップ7
1において本ルーチンが1回目であると判断される場
合、ステップ72を1回だけ実行する。ステップ72で
は、締結要素側のランプ制御を2段階とするため、スロ
ットル開度TVOと変速機油温Tatに応じて第2のラ
ンプ制御のための解放ランプ時間TMRap2 (TVO,T
at)をマップから読み込むとともに、スロットル開度
TVOに応じた必要締結棚圧Pc(TVO)をマップか
ら読み込み、これら必要締結棚圧Pc(TVO)と解放
ランプ時間TMRap 2 (TVO,Tat)との比Pc(T
VO)/TMRap2 (TVO,Tat)を、以後のステッ
プ75で新たにランプ制御する場合の締結ランプステッ
プ量Pprm(ap2) (制御量)として設定する。
9のフローチャートに基づいて行われ、まずステップ7
1において本ルーチンが1回目であると判断される場
合、ステップ72を1回だけ実行する。ステップ72で
は、締結要素側のランプ制御を2段階とするため、スロ
ットル開度TVOと変速機油温Tatに応じて第2のラ
ンプ制御のための解放ランプ時間TMRap2 (TVO,T
at)をマップから読み込むとともに、スロットル開度
TVOに応じた必要締結棚圧Pc(TVO)をマップか
ら読み込み、これら必要締結棚圧Pc(TVO)と解放
ランプ時間TMRap 2 (TVO,Tat)との比Pc(T
VO)/TMRap2 (TVO,Tat)を、以後のステッ
プ75で新たにランプ制御する場合の締結ランプステッ
プ量Pprm(ap2) (制御量)として設定する。
【0068】ここで、締結ランプステップ量Pprm
(ap2) を、スロットル開度TVOに伴って増加するよう
に設定することができる。スロットル開度TVOが小さ
くなるのに応じて締結ランプステップ量Pprm(ap2)
の値を小さくするように設定すると、イナーシャフェー
ズ初期において、締結要素油圧PH (及び出力軸トル
ク)の推移は、立上がりが緩い変化を示すようなものに
することができ、それに対して、スロットル開度TVO
が大きくなるのに応じて締結ランプステップ量Pprm
(ap2) の値を大きくするように設定すると、締結要素油
圧PH (及び出力軸トルク)の推移は、立上がりの急な
変化を示すようなものにすることができる。
(ap2) を、スロットル開度TVOに伴って増加するよう
に設定することができる。スロットル開度TVOが小さ
くなるのに応じて締結ランプステップ量Pprm(ap2)
の値を小さくするように設定すると、イナーシャフェー
ズ初期において、締結要素油圧PH (及び出力軸トル
ク)の推移は、立上がりが緩い変化を示すようなものに
することができ、それに対して、スロットル開度TVO
が大きくなるのに応じて締結ランプステップ量Pprm
(ap2) の値を大きくするように設定すると、締結要素油
圧PH (及び出力軸トルク)の推移は、立上がりの急な
変化を示すようなものにすることができる。
【0069】締結側ランプを1段とする場合の方式で
は、トルクの引き込みを小さくしようとするとランプ速
度を上げることができないため、その分の変速ラグが大
きくなるが、このフローチャートでは2段階としてトル
クフェーズフィードバック制御中のランプ速度を上げら
れるので、変速のラグも小さくすることができ、変速ラ
グと引き込みトルクの点での両立も図ることができ、し
たがってこれらの間の制約も緩和することができる。
は、トルクの引き込みを小さくしようとするとランプ速
度を上げることができないため、その分の変速ラグが大
きくなるが、このフローチャートでは2段階としてトル
クフェーズフィードバック制御中のランプ速度を上げら
れるので、変速のラグも小さくすることができ、変速ラ
グと引き込みトルクの点での両立も図ることができ、し
たがってこれらの間の制約も緩和することができる。
【0070】プリチャージ時間(締結側第1ランプ増圧
波形期間)を短くしたいときは、第1のランプ制御の傾
きを大きくすることによってこれを行うことができ、し
かも、トルクの引き込みを、ランプが1段の場合よりも
小さい状態で実現することができる。
波形期間)を短くしたいときは、第1のランプ制御の傾
きを大きくすることによってこれを行うことができ、し
かも、トルクの引き込みを、ランプが1段の場合よりも
小さい状態で実現することができる。
【0071】また、締結ランプを2段階にすることがで
きることは、第2のランプ制御でイナーシャフェーズ開
始からの引き込みトルク波形を自在にできることとなる
ため、1段の方式のものに対して、イナーシャフェーズ
初期の引き込み間を自在に制御することができる。
きることは、第2のランプ制御でイナーシャフェーズ開
始からの引き込みトルク波形を自在にできることとなる
ため、1段の方式のものに対して、イナーシャフェーズ
初期の引き込み間を自在に制御することができる。
【0072】さらに、ランプ制御の切換えにおいてラン
プ速度を運転条件に応じて変化させるようにすると、よ
りきめの細かな制御を実現することができる。特に、第
2のランプ速度を設定するに当たり、スロットル開度T
VOに応じて第2のランプ速度が増加するようにすれ
ば、スロットル開度TVOが小さい状態ではイナーシャ
フェーズでのランプ速度を小さくして滑らかな締結を狙
いつつ変速ラグが長くなるのも回避し、スロットル開度
TVOが大きい状態では引き込みトルクが大きくなるの
を避けるとともにイナーシャフェーズでのランプ速度を
大きくして空吹けを防止したいという要求にも容易に答
えることができ、より適切な制御を行うことができる。
プ速度を運転条件に応じて変化させるようにすると、よ
りきめの細かな制御を実現することができる。特に、第
2のランプ速度を設定するに当たり、スロットル開度T
VOに応じて第2のランプ速度が増加するようにすれ
ば、スロットル開度TVOが小さい状態ではイナーシャ
フェーズでのランプ速度を小さくして滑らかな締結を狙
いつつ変速ラグが長くなるのも回避し、スロットル開度
TVOが大きい状態では引き込みトルクが大きくなるの
を避けるとともにイナーシャフェーズでのランプ速度を
大きくして空吹けを防止したいという要求にも容易に答
えることができ、より適切な制御を行うことができる。
【0073】この場合、上記スロットルによらないエン
ジントルク制御(ステップ518)は、上述したように
変速初期のトルクフェーズの一定条件下でのみ実行され
るように設定されており、したがってここではスロット
ルによらないエンジントルク制御は既に解除されてお
り、その結果スロットルの踏み込みに応じた適切なもの
にすることも確保できる。
ジントルク制御(ステップ518)は、上述したように
変速初期のトルクフェーズの一定条件下でのみ実行され
るように設定されており、したがってここではスロット
ルによらないエンジントルク制御は既に解除されてお
り、その結果スロットルの踏み込みに応じた適切なもの
にすることも確保できる。
【0074】またステップ72では、その後のステップ
73の判断に用いる変速終了ギヤ比grend (例えば変
速後ギヤ比の1.02倍程度の値)を読み込むものとす
る。
73の判断に用いる変速終了ギヤ比grend (例えば変
速後ギヤ比の1.02倍程度の値)を読み込むものとす
る。
【0075】本ルーチンが2回目以降である場合にはス
テップ73に進み、ギヤ比grが変速終了ギヤ比gren
d よりも小さいか否かを判断する。ギヤ比grが変速終
了ギヤ比grend よりも小さくない場合ステップ74に
進み、油圧指令値PH が必要締結棚圧Pc(TVO)以
上であるか否か判断する。油圧指令値PH が必要締結棚
圧Pc(TVO)より小さい場合、ステップ75におい
て上記第2のランプ制御を行う。
テップ73に進み、ギヤ比grが変速終了ギヤ比gren
d よりも小さいか否かを判断する。ギヤ比grが変速終
了ギヤ比grend よりも小さくない場合ステップ74に
進み、油圧指令値PH が必要締結棚圧Pc(TVO)以
上であるか否か判断する。油圧指令値PH が必要締結棚
圧Pc(TVO)より小さい場合、ステップ75におい
て上記第2のランプ制御を行う。
【0076】ステップ75を実行する度に、油圧指令値
PH に上記締結ランプステップ油圧Prmp(ap2) を加
算し、トルクフェーズとは異なるランプ量で締結ランプ
ステップ油圧Prmp(ap2) づつ締結要素油圧PH を上
昇させる。
PH に上記締結ランプステップ油圧Prmp(ap2) を加
算し、トルクフェーズとは異なるランプ量で締結ランプ
ステップ油圧Prmp(ap2) づつ締結要素油圧PH を上
昇させる。
【数10】PH ≧Pc(TVO) が成立した後には、ステップ75をスキップして処理を
戻し、棚圧制御を継続する。この間、ステップ73にお
いては、棚圧制御の継続に伴って斬減するギヤ比grを
監視し、ギヤ比grが値grend を下回った時点でステ
ップ76を実行し、締結要素油圧PH をライン圧まで上
昇させるよう最高値Pmax に指令して締結要素を完全締
結させ、変速制御を終了する。
戻し、棚圧制御を継続する。この間、ステップ73にお
いては、棚圧制御の継続に伴って斬減するギヤ比grを
監視し、ギヤ比grが値grend を下回った時点でステ
ップ76を実行し、締結要素油圧PH をライン圧まで上
昇させるよう最高値Pmax に指令して締結要素を完全締
結させ、変速制御を終了する。
【0077】図10は第1実施例によるエンジントルク
制御のフローチャートである。この制御ルーチンはステ
ップ518(図8)において行われるものであり、例え
ば10msecごとに実行される。
制御のフローチャートである。この制御ルーチンはステ
ップ518(図8)において行われるものであり、例え
ば10msecごとに実行される。
【0078】ステップ901においてアイドルスイッチ
がオンされているか否か判断する。オンされていない場
合、ステップ902において、エンジンコントローラ1
1(図2)の制御下でアシストエアコントロール(AA
C)バルブ13を全閉状態にし、この制御ルーチンを終
了する。
がオンされているか否か判断する。オンされていない場
合、ステップ902において、エンジンコントローラ1
1(図2)の制御下でアシストエアコントロール(AA
C)バルブ13を全閉状態にし、この制御ルーチンを終
了する。
【0079】アイドルスイッチがオンされている場合、
ステップ903において変速パターンが1→4、2→
4、3→4に変速しているか否かをATCU10(図
2)により判断する。変速していないと判断された場
合、ステップ902において、エンジンコントローラ1
1(図2)の制御下でアシストエアコントロール(AA
C)バルブ13を全閉状態にし、この制御ルーチンを終
了する。
ステップ903において変速パターンが1→4、2→
4、3→4に変速しているか否かをATCU10(図
2)により判断する。変速していないと判断された場
合、ステップ902において、エンジンコントローラ1
1(図2)の制御下でアシストエアコントロール(AA
C)バルブ13を全閉状態にし、この制御ルーチンを終
了する。
【0080】ステップ903において変速パターンが1
→4、2→4、3→4に変速していると判断された場
合、ステップ904においてAACバルブ13(図2)
の開度を算出し、この制御ルーチンを終了する。
→4、2→4、3→4に変速していると判断された場
合、ステップ904においてAACバルブ13(図2)
の開度を算出し、この制御ルーチンを終了する。
【0081】図11は、第1実施例におけるAACバル
ブの開度を算出するフローチャートである。この制御ル
ーチンはステップ903(図10)において行われるも
のであり、例えば10msecごとに実行される。
ブの開度を算出するフローチャートである。この制御ル
ーチンはステップ903(図10)において行われるも
のであり、例えば10msecごとに実行される。
【0082】ステップ1001において、変速開始時の
エンジン回転数Nesをエンジン回転センサ5(図2)か
ら検出する。その後ステップ1002において、変速開
始時のエンジン回転数Nesと正常時アイドル回転数Nid
l との差ΔNeoを計算する。
エンジン回転数Nesをエンジン回転センサ5(図2)か
ら検出する。その後ステップ1002において、変速開
始時のエンジン回転数Nesと正常時アイドル回転数Nid
l との差ΔNeoを計算する。
【0083】次に、ステップ1003において、目標エ
ンジン回転数Neobj(t)を計算する。この計算は、t
を時間、Δtを微小時間、Treを締結側プリチャージ所
要時間、ΔTをプログラム作動周期とすると、
ンジン回転数Neobj(t)を計算する。この計算は、t
を時間、Δtを微小時間、Treを締結側プリチャージ所
要時間、ΔTをプログラム作動周期とすると、
【数11】Neobj(t)=Neobj(t−Δt)−ΔNeo
/Tre・ΔT に基づいて計算される。
/Tre・ΔT に基づいて計算される。
【0084】次に、ステップ1004において、バルブ
開度aを計算し、このバルブ開度aに応じた信号をAT
CU10(図2)からエンジンコントローラ11(図
2)に供給する。エンジンコントローラ11(図2)は
この信号に基づいてAACバルブ13を制御する。この
際、現在のエンジン回転数Neに対するマップを読み込
むことによりバルブ開度aを決定してもよく、また、エ
ンジン回転数Neと目標エンジン回転数Neobj(t)と
も用いてフィードバック制御を行ってバルブ開度aを決
定してもよい。
開度aを計算し、このバルブ開度aに応じた信号をAT
CU10(図2)からエンジンコントローラ11(図
2)に供給する。エンジンコントローラ11(図2)は
この信号に基づいてAACバルブ13を制御する。この
際、現在のエンジン回転数Neに対するマップを読み込
むことによりバルブ開度aを決定してもよく、また、エ
ンジン回転数Neと目標エンジン回転数Neobj(t)と
も用いてフィードバック制御を行ってバルブ開度aを決
定してもよい。
【0085】図13は本発明による自動変速機の変速制
御装置の第2実施例の構成を示す図である。自動変速機
21は、本願出願人が既に開発使用中のもので、同出願
人が昭和62年3月に発行した「RE4R01A型オー
トマチックトランスミッション整備要領書」(A261
07)に詳細に記載されているものと同一の自動変速機
とする。この自動変速機21はトルクコンバータ22の
を介してエンジン23の回転を入力され、選択変速段に
応じたギヤ比で入力回転を変速して出力軸24に伝達
し、この出力軸24から図示しない車両の駆動車輪を回
転する。
御装置の第2実施例の構成を示す図である。自動変速機
21は、本願出願人が既に開発使用中のもので、同出願
人が昭和62年3月に発行した「RE4R01A型オー
トマチックトランスミッション整備要領書」(A261
07)に詳細に記載されているものと同一の自動変速機
とする。この自動変速機21はトルクコンバータ22の
を介してエンジン23の回転を入力され、選択変速段に
応じたギヤ比で入力回転を変速して出力軸24に伝達
し、この出力軸24から図示しない車両の駆動車輪を回
転する。
【0086】ここで自動変速機21は、コントロールバ
ルブ25内におけるシフトソレノイド26,27のオン
オフの組合せに応じて対応する摩擦要素を選択的に油圧
作動(締結)させることにより選択変速段を決定し、シ
フトソレノイド26,27のオンオフを切り替えること
により他の変速段への変速を行うものとする。なお、自
動変速機2の変速を含む全ての作動はエンジン23によ
って駆動されるオイルポンプからの作動油をもとに行わ
れ、この作動油は、コントロールバルブ25内における
ライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL に応じた
ライン圧に調圧する。また、コントロールバルブ25内
のアキュムレータ背圧ソレノイド29は上記文献に記載
された現在の自動変速機に存在しないものであるが、個
々の摩擦要素に関連するアキュムレータの背圧を調圧可
能にするよう設けられたもので、このアキュムレータ背
圧は、上記ライン圧とともに個々の摩擦要素の締結進行
速度を決定する。またアキュムレータ背圧ソレノイド2
9は、アキュムレータ背圧を駆動デューティDA に応じ
た値に自由に調圧するものとする。
ルブ25内におけるシフトソレノイド26,27のオン
オフの組合せに応じて対応する摩擦要素を選択的に油圧
作動(締結)させることにより選択変速段を決定し、シ
フトソレノイド26,27のオンオフを切り替えること
により他の変速段への変速を行うものとする。なお、自
動変速機2の変速を含む全ての作動はエンジン23によ
って駆動されるオイルポンプからの作動油をもとに行わ
れ、この作動油は、コントロールバルブ25内における
ライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL に応じた
ライン圧に調圧する。また、コントロールバルブ25内
のアキュムレータ背圧ソレノイド29は上記文献に記載
された現在の自動変速機に存在しないものであるが、個
々の摩擦要素に関連するアキュムレータの背圧を調圧可
能にするよう設けられたもので、このアキュムレータ背
圧は、上記ライン圧とともに個々の摩擦要素の締結進行
速度を決定する。またアキュムレータ背圧ソレノイド2
9は、アキュムレータ背圧を駆動デューティDA に応じ
た値に自由に調圧するものとする。
【0087】シフトソレノイド26,27のオンオフ及
びライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL 並びに
アキュムレータ背圧ソレノイド29の駆動デューティD
A はそれぞれ、ATCU30によりこれらを制御する。
ATCU30には、エンジン23のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ31からの信号と、
エンジン23のアクセルペダルを釈放したアイドル運転
を検出するアイドルスイッチ32からの信号(Idle sw
)と、エンジン始動用のセルモータをオンオフするセ
ルモータスイッチ33からの信号と、エンジン回転数N
eを検出するエンジン回転センサ34からの信号と、ト
ルクコンバータ出力回転数(タービン回転数)Ntを検
出するタービン回転センサ35からの信号と、変速機出
力回転数Noを検出する変速機出力回転センサ36から
の信号と、外気温T3 を検出する外気温センサ37から
の信号と、自動変速機作動油温Tatf を検出する変速機
油温センサ38からの信号をそれぞれ入力する。
びライン圧ソレノイド28の駆動デューティDL 並びに
アキュムレータ背圧ソレノイド29の駆動デューティD
A はそれぞれ、ATCU30によりこれらを制御する。
ATCU30には、エンジン23のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ31からの信号と、
エンジン23のアクセルペダルを釈放したアイドル運転
を検出するアイドルスイッチ32からの信号(Idle sw
)と、エンジン始動用のセルモータをオンオフするセ
ルモータスイッチ33からの信号と、エンジン回転数N
eを検出するエンジン回転センサ34からの信号と、ト
ルクコンバータ出力回転数(タービン回転数)Ntを検
出するタービン回転センサ35からの信号と、変速機出
力回転数Noを検出する変速機出力回転センサ36から
の信号と、外気温T3 を検出する外気温センサ37から
の信号と、自動変速機作動油温Tatf を検出する変速機
油温センサ38からの信号をそれぞれ入力する。
【0088】変速機コントローラ30はこれらの入力情
報に基づき、図14〜17の制御プログラムを実行して
自動変速機21を変速制御し、これにより本発明の目的
を達成するようにする。
報に基づき、図14〜17の制御プログラムを実行して
自動変速機21を変速制御し、これにより本発明の目的
を達成するようにする。
【0089】図14は、第2実施例の制御のフローチャ
ートである。ステップ1101において、アイドルスイ
ッチ32(図13)からアイドル運転の信号(Idle sw
)を、エンジン回転センサ34(図13)からエンジ
ン回転数Neを、タービン回転センサ35(図13)か
らタービン回転数Ntを、自動変速機21(図13)か
ら変速段gpをそれぞれ検出する。
ートである。ステップ1101において、アイドルスイ
ッチ32(図13)からアイドル運転の信号(Idle sw
)を、エンジン回転センサ34(図13)からエンジ
ン回転数Neを、タービン回転センサ35(図13)か
らタービン回転数Ntを、自動変速機21(図13)か
ら変速段gpをそれぞれ検出する。
【0090】次に、ステップ1102において、アイド
ルスイッチ33(図13)がオンされているか否か判断
する。オンされていないと判断された場合、ステップ1
103において、締結要素側を制御圧を高圧に制御して
この制御ルーチンを終了する。
ルスイッチ33(図13)がオンされているか否か判断
する。オンされていないと判断された場合、ステップ1
103において、締結要素側を制御圧を高圧に制御して
この制御ルーチンを終了する。
【0091】ステップ1102において、アイドルスイ
ッチ33(図13)がオンされていると判断された場
合、ステップ1104において、変速段gpが2又は3
であるか否か判断する。変速段gpが2又は3でないと
判断された場合、ステップ1103において、締結要素
側を制御圧を高圧に制御してこの制御ルーチンを終了す
る。
ッチ33(図13)がオンされていると判断された場
合、ステップ1104において、変速段gpが2又は3
であるか否か判断する。変速段gpが2又は3でないと
判断された場合、ステップ1103において、締結要素
側を制御圧を高圧に制御してこの制御ルーチンを終了す
る。
【0092】ステップ1104において、変速段gpが
2又は3であると判断された場合、ステップ1105に
おいて、ソレノイド弁及び減圧弁を用いて締結要素への
供給油圧を締結摩擦要素すべり臨界圧(RTN)にする
ように制御する。
2又は3であると判断された場合、ステップ1105に
おいて、ソレノイド弁及び減圧弁を用いて締結要素への
供給油圧を締結摩擦要素すべり臨界圧(RTN)にする
ように制御する。
【0093】次に、ステップ1106において、エンジ
ン回転数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であ
るか否か判断する。0以下でないと判断された場合、ス
テップ1103において、締結要素側を制御圧を高圧に
制御してこの制御ルーチンを終了する。
ン回転数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であ
るか否か判断する。0以下でないと判断された場合、ス
テップ1103において、締結要素側を制御圧を高圧に
制御してこの制御ルーチンを終了する。
【0094】ステップ1106において、エンジン回転
数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であると判
断された場合、ステップ1107においてエンジントル
クアップ制御を行い、この制御ルーチンを終了する。
数Neとタービン回転数Ntとの差が0以下であると判
断された場合、ステップ1107においてエンジントル
クアップ制御を行い、この制御ルーチンを終了する。
【0095】図15は第2実施例のエンジントルクアッ
プ制御をAACバルブの通路の開閉により行った場合の
フローチャートである。この制御ルーチンはステップ1
107(図14)において行われるものであり、例えば
10msecごとに実行される。
プ制御をAACバルブの通路の開閉により行った場合の
フローチャートである。この制御ルーチンはステップ1
107(図14)において行われるものであり、例えば
10msecごとに実行される。
【0096】ステップ1201において、エンジン回転
センサ34(図13)からエンジン回転数Neを、ター
ビン回転センサ35(図13)からタービン回転数Nt
をそれぞれ検出する。
センサ34(図13)からエンジン回転数Neを、ター
ビン回転センサ35(図13)からタービン回転数Nt
をそれぞれ検出する。
【0097】次に、ステップ1202においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1203に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1203に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
【0098】ステップ1203において、差Δが0以下
でないと判断された場合、ステップ1204においてA
ACバルブ13(図3)を閉鎖して燃料噴射を行わない
ように制御し、この制御ルーチンを終了する。
でないと判断された場合、ステップ1204においてA
ACバルブ13(図3)を閉鎖して燃料噴射を行わない
ように制御し、この制御ルーチンを終了する。
【0099】ステップ1203において、差Δが0以下
であると判断された場合、ステップ1205においてA
ACバルブ13(図3)を開放して燃料噴射を行うよう
に制御し、この制御ルーチンを終了する。
であると判断された場合、ステップ1205においてA
ACバルブ13(図3)を開放して燃料噴射を行うよう
に制御し、この制御ルーチンを終了する。
【0100】図16は第2実施例のエンジントルクアッ
プ制御を電子制御スロットルの制御により行った場合の
フローチャートである。この制御ルーチンもステップ1
107(図14)において行われるものであり、例えば
10msecごとに実行される。
プ制御を電子制御スロットルの制御により行った場合の
フローチャートである。この制御ルーチンもステップ1
107(図14)において行われるものであり、例えば
10msecごとに実行される。
【0101】ステップ1301において、エンジン回転
センサ34(図13)からエンジン回転数Neを、ター
ビン回転センサ35(図13)からタービン回転数Nt
をそれぞれ検出する。
センサ34(図13)からエンジン回転数Neを、ター
ビン回転センサ35(図13)からタービン回転数Nt
をそれぞれ検出する。
【0102】次に、ステップ1302においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1303に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
回転数Neとタービン回転数Ntとの差Δを計算した後
ステップ1303に進み、差Δが0以下であるか否か判
断する。
【0103】ステップ1303において、差Δが0以下
でないと判断された場合、ステップ1304において電
子制御スロットルの制御を行わないように制御し、この
制御ルーチンを終了する。
でないと判断された場合、ステップ1304において電
子制御スロットルの制御を行わないように制御し、この
制御ルーチンを終了する。
【0104】ステップ1303において、差Δが0以下
であると判断された場合、ステップ1305において電
子制御スロットルの制御を行い、この制御ルーチンを終
了する。
であると判断された場合、ステップ1305において電
子制御スロットルの制御を行い、この制御ルーチンを終
了する。
【0105】図17は第2実施例における電子制御スロ
ットルの制御のフローチャートである。この制御ルーチ
ンはステップ1305(図16)において行われるもの
であり、例えば10msecごとに実行される。
ットルの制御のフローチャートである。この制御ルーチ
ンはステップ1305(図16)において行われるもの
であり、例えば10msecごとに実行される。
【0106】ステップ1401において、エンジン回転
数Neとタービン回転数Ntとの差e1 として前のルー
チンで計算した差eを、前回値e2 として前のルーチン
で記憶された差e1 を、前々回値e3 として前のルーチ
ンで記憶された前回値e2 をそれぞれ記憶する。
数Neとタービン回転数Ntとの差e1 として前のルー
チンで計算した差eを、前回値e2 として前のルーチン
で記憶された差e1 を、前々回値e3 として前のルーチ
ンで記憶された前回値e2 をそれぞれ記憶する。
【0107】次に、ステップ1402においてエンジン
回転数Neとタービン回転数Ntとの差eを計算した後
ステップ1403に進み、次のステップ1404でスロ
ットル開度TVOに加算する値ΔTVOを計算する。デ
ルタTVOは、上記フィードバックゲイン比例分Kp 、
フィードバックゲイン積分分Ki 及びフィードバックゲ
イン微分分Kd を用いると、
回転数Neとタービン回転数Ntとの差eを計算した後
ステップ1403に進み、次のステップ1404でスロ
ットル開度TVOに加算する値ΔTVOを計算する。デ
ルタTVOは、上記フィードバックゲイン比例分Kp 、
フィードバックゲイン積分分Ki 及びフィードバックゲ
イン微分分Kd を用いると、
【数12】ΔTVO=Kp ( e1-e)+Ki (2e1-e
1-e2 )+Kd (e0-e) により計算することができる。なお、e0 を直前の今回
の制御ルーチンで求めたエンジン回転数Neとタービン
回転数Ntとの差とする。
1-e2 )+Kd (e0-e) により計算することができる。なお、e0 を直前の今回
の制御ルーチンで求めたエンジン回転数Neとタービン
回転数Ntとの差とする。
【0108】次に、ステップ1404において、スロッ
トル開度TVOにΔTVOを加算した後ステップ140
5に進み、ステップ1404で計算されたスロットル開
度TVOの値が0より小さいか否か判断する。スロット
ル開度TVOの値が0より小さいと判断された場合、ス
テップ1406においてステップ1404で計算したス
ロットル開度TVOが最低値であると判断し、この制御
ルーチンを終了する。
トル開度TVOにΔTVOを加算した後ステップ140
5に進み、ステップ1404で計算されたスロットル開
度TVOの値が0より小さいか否か判断する。スロット
ル開度TVOの値が0より小さいと判断された場合、ス
テップ1406においてステップ1404で計算したス
ロットル開度TVOが最低値であると判断し、この制御
ルーチンを終了する。
【0109】スロットル開度TVOの値が0より大きい
と判断された場合、ステップ1406をスキップしてこ
の制御ルーチンを終了する。
と判断された場合、ステップ1406をスキップしてこ
の制御ルーチンを終了する。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による請求
項1の自動変速機の変速制御装置によれば、スロットル
を閉じることによって低・中速段から高速段に変速する
際に、変速開始後イナーシャフェーズ開始時検出手段に
よってイナーシャフェーズ開始時が検出されるまでの
間、エンジントルクアップ制御手段によりアクセル操作
とは独立してエンジントルクアップが行われるため、ス
ロットルを閉じることによって低・中速段から高速段に
変速する際のエンジン出力トルクの低下が防止され、ギ
ヤのがたづめによる異音が発生するおそれがなくなる。
したがってアクセルペダルを離すことによるアップシフ
ト時の変速フィーリングを良好にし、かつ、良好な乗り
心地を確保することができる。
項1の自動変速機の変速制御装置によれば、スロットル
を閉じることによって低・中速段から高速段に変速する
際に、変速開始後イナーシャフェーズ開始時検出手段に
よってイナーシャフェーズ開始時が検出されるまでの
間、エンジントルクアップ制御手段によりアクセル操作
とは独立してエンジントルクアップが行われるため、ス
ロットルを閉じることによって低・中速段から高速段に
変速する際のエンジン出力トルクの低下が防止され、ギ
ヤのがたづめによる異音が発生するおそれがなくなる。
したがってアクセルペダルを離すことによるアップシフ
ト時の変速フィーリングを良好にし、かつ、良好な乗り
心地を確保することができる。
【0111】本発明による請求項2の自動変速機の変速
制御装置によれば、エンジンブレーキ判断手段によって
エンジンブレーキが不要であると判断された場合、不要
なエンジンブレーキがかからないように制御することが
できる。
制御装置によれば、エンジンブレーキ判断手段によって
エンジンブレーキが不要であると判断された場合、不要
なエンジンブレーキがかからないように制御することが
できる。
【図1】(a)は本発明による請求項1の自動変速機の
変速制御装置を示す概念図であり、(b)は本発明によ
る請求項2の自動変速機の変速制御装置を示す概念図で
ある。
変速制御装置を示す概念図であり、(b)は本発明によ
る請求項2の自動変速機の変速制御装置を示す概念図で
ある。
【図2】本発明による自動変速機の変速制御装置の第1
実施例の構成を示す図である。
実施例の構成を示す図である。
【図3】第1実施例において信号計測処理を実行するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】第1実施例において解放要素及び締結要素の油
圧を出力する制御信号出力のフローチャートである。
圧を出力する制御信号出力のフローチャートである。
【図5】第1実施例において解放要素の油圧PL 及び締
結要素の油圧PH を決定する変速制御を実効するフロー
チャートである。
結要素の油圧PH を決定する変速制御を実効するフロー
チャートである。
【図6】第1実施例の変速制御の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】第1実施例の変速制御の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】第1実施例の変速制御の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図9】第1実施例の変速制御の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図10】第1実施例におけるエンジントルク制御のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図11】第1実施例におけるAACバルブの開度を算
出するフローチャートである。
出するフローチャートである。
【図12】(a)は本発明による自動変速機の変速制御
装置の出力軸トルク、エンジン回転数及びスロットル開
度の時間変化を示す図であり、(b)は従来の自動変速
機の変速制御装置の出力軸トルク、エンジン回転数及び
スロットル開度の時間変化を示す図である。
装置の出力軸トルク、エンジン回転数及びスロットル開
度の時間変化を示す図であり、(b)は従来の自動変速
機の変速制御装置の出力軸トルク、エンジン回転数及び
スロットル開度の時間変化を示す図である。
【図13】本発明による自動変速機の変速制御装置の第
2実施例の構成を示す図である。
2実施例の構成を示す図である。
【図14】第2実施例の制御のフローチャートである。
【図15】第2実施例のエンジントルクアップ制御をA
AC通路の開閉により行った場合のフローチャートであ
る。
AC通路の開閉により行った場合のフローチャートであ
る。
【図16】第2実施例のエンジントルクアップ制御を電
子制御スロットルの制御により行った場合のフローチャ
ートである。
子制御スロットルの制御により行った場合のフローチャ
ートである。
【図17】第2実施例における電子制御スロットルの制
御のフローチャートである。
御のフローチャートである。
1 入力軸 2,24 出力軸 3 第1遊星歯車組 3C 第1キャリヤ 3P 第1ピニオン 3R 第1リングギヤ 3S 第1サンギヤ 4 第2遊星歯車組 4C 第2キャリヤ 4P 第2ピニオン 4R 第2リングギヤ 4S 第2サンギヤ 5,34 エンジン回転センサ 6,35 タービン回転センサ 7,36 出力軸回転センサ 8,31 スロットル開度センサ 9,38 変速機油温センサ 10,30 ATCU 11 エンジンコントローラ 12 アクチュエータ 13 ACCバルブ 21 自動変速機 22,T/C トルクコンバータ 23 エンジン 25 コントロールバルブ 26,27 シフトソレノイド 28 ラインソレノイド 29 アキュムレータ背圧ソレノイド 32 アイドルスイッチ 33 セルモータスイッチ 37 外気温センサ B/B バンドブレーキ FWD/C フォワードクラッチ H/C ハイクラッチ LR/B ローアンドリバースクラッチ R/C リバースクラッチ Ne エンジン回転数 No 出力軸回転数 Nt タービン回転数 TVO スロットル開度 Tat AT油温 DA ,DL 駆動デューティ
Claims (2)
- 【請求項1】 摩擦締結要素を選択的に締結することに
より変速段が決定される自動変速機を制御する自動変速
機の変速制御装置において、 イナーシャフェーズ開始時を検出するイナーシャフェー
ズ開始時検出手段と、 スロットルを閉じることによって低・中速段から高速段
に変速する際に、変速を開始してから前記イナーシャフ
ェーズ開始時検出手段によってイナーシャフェーズ開始
時が検出されるまでの間アクセル操作とは独立してエン
ジントルクアップするエンジントルクアップ制御手段と
を設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】 摩擦締結要素を選択的に締結することに
より変速段が決定される自動変速機を制御する自動変速
機の変速制御装置において、 エンジンブレーキが必要か否かを判断するエンジンブレ
ーキ判断手段と、 このエンジンブレーキ判断手段によってエンジンブレー
キが不要であると判断された場合摩擦締結要素に供給す
る油圧を締結要素すべり臨界圧に保持するように制御す
る油圧制御手段と、 この油圧制御手段によって摩擦締結要素に供給する油圧
が締結要素すべり臨界圧に保持されている間アクセル操
作とは独立してエンジントルクアップするエンジントル
クアップ制御手段とを設けたことを特徴とする自動変速
機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32209294A JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32209294A JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175229A true JPH08175229A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3206346B2 JP3206346B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18139832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32209294A Expired - Fee Related JP3206346B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206346B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7686738B2 (en) | 2007-01-10 | 2010-03-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Powertrain control apparatus and method |
| US7731628B2 (en) | 2006-08-10 | 2010-06-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle and method of controlling vehicle |
| JP2013174263A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Aisin Aw Co Ltd | 変速機の制御装置および制御方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10154773B1 (en) | 2017-11-02 | 2018-12-18 | Chinh Duy Pham | Adhesive cleaning system |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP32209294A patent/JP3206346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7731628B2 (en) | 2006-08-10 | 2010-06-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle and method of controlling vehicle |
| US7686738B2 (en) | 2007-01-10 | 2010-03-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Powertrain control apparatus and method |
| JP2013174263A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Aisin Aw Co Ltd | 変速機の制御装置および制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3206346B2 (ja) | 2001-09-10 |
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