JPH081755Y2 - 広がり及びクランプ状態を自己保持するピンチ - Google Patents

広がり及びクランプ状態を自己保持するピンチ

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JPH081755Y2
JPH081755Y2 JP1990103768U JP10376890U JPH081755Y2 JP H081755 Y2 JPH081755 Y2 JP H081755Y2 JP 1990103768 U JP1990103768 U JP 1990103768U JP 10376890 U JP10376890 U JP 10376890U JP H081755 Y2 JPH081755 Y2 JP H081755Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 広がり状態を自己保持し、すでに広がっている物干し
用ピンチのクランプ部に、洗濯物のクランプしたい部分
を差し込み、ピンチの一部分を指でつまむだけで洗濯物
をクランプすることを可能にした、広がり状態及びクラ
ンプ状態を自己保持できるピンチに関する。
(従来の技術) 従来、物干し用ピンチにて洗濯物をクランプして干す
場合には、まず、洗濯物のクランプしたい部分を両手の
間に広げて持ちつつ、ピンチのクランプ部と反対側を片
方の手の指にてつまんで、該ピンチのクランプ部を広
げ、その広げられたピンチのクランプ部に洗濯物のクラ
ンプしたい部分を差し込み、次にクランプ部を広げるた
めにつまんでいた指の力を抜くことにより洗濯物をクラ
ンプしていた。
(考案が解決しようとする課題) 前記、従来の技術のピンチにて洗濯物をクランプする
際の操作手順は、洗濯物を広げた状態にてピンチのクラ
ンプ部と反対側を、指でつまみつづけ、一度クランプ部
を広げ、その広げられたクランプ部の間へ洗濯物のクラ
ンプしたい部分を差し込み、つまみつづけている指の力
を抜き洗濯物をクランプするということになるが、この
1サイクルの操作手順が多いこと、そして、ピンチを指
でつまんだ状態、すなわち指先に力を加えた状態を保持
しつつ洗濯物のクランプしたい部分とピンチのクランプ
部との位置決めを行う必要があること特に、クランプ部
の先端に広幅部を有した(洗濯物をふくらませて干す効
果がある)ピンチにおいては、前記ピンチを指でつまん
だ状態、すなわち指先に力を加えた状態を保持しつつ洗
濯物のクランプしたい部分とピンチのクランプ部と位置
決めする際、広幅部が洗濯物と接触しやすくなるので位
置決めしにくいこと。これらが本考案が解決しようとす
る課題である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係わる広がり及び
クランプ状態を自己保持するピンチは、第1請求項の実
施例では、ピンチ本体1の長手方向の中央付近に、ピン
チ本体1の長手方向に対し、その垂直方向に支点2とア
ーム3をピンチ本体1の両側に設ける。
該アーム3には弾性体をガイドする手段(本例は溝4,
108)と少なくとも一方のアーム3に前記弾性体を固定
する手段(本例は穴5,止め部107,切欠き9,10)を備え
る。以上の構成でなる1対(2つ)のピンチ本体1,1の
支点2,2を回動自在に取り付け、該アーム3,3に、常に引
き合う方向に力が作用するように弾性体(本例ではリン
グ6,スプリング106,線材11)を取り付ける。
さらに、第2請求項の実施例では、ピンチ本体1の長
手方向の一方にはクランプ部42があり、他方には次に説
明するようなピンチ本体1をクランプ方向、あるいは広
がり方向へ操作する操作アーム7を有する。
ピンチ本体1の操作部41には、幅B方向に、厚みが全幅
TOの約半分で片側に偏心させたT1の幅の操作アーム7を
設ける。
該操作アーム7の長さはL1>L2(L1とL2の位置関係は
逆でもよいが図に示す形状の方が操作性がよい)となる
ように段差をつける。
ピンチ本体1,1を操作し弾性体がアーム3,3に作用する
力点12,12と支点2,2が直線となる中立位置のとき、操作
アーム7の長さL1側の押し部7aは、他方のピンチ本体1
の背面21よりLaの長さ外側に突き出し、長さL2側の端部
32は他方のピンチ本体1の押し部1bよりLbの長さ内側に
入るようにする。
また、第3請求項の実施例では、弾性体としてリング
6を使用する。
該リング6の構成する平面は、1対のピンチ本体1,1
が構成する動き面に対して垂直方向としているため、ピ
ンチ本体1,1の支点2,2から操作部41までの長さを短くす
ることができるので操作性の面でも本考案が成り立つ。
第4請求項の実施例では、弾性体をスプリング106と
し、該スプリング106を1対のピンチ本体1,1の内側の空
間に入れ、該スプリング106の端部をアーム3,3の止め部
107,107に取り付ける。
(作用) 以下、前記構成の広がり及びクランプ状態を自己保持
するピンチの作用を説明する。
第1図乃至第6図のそれぞれに示すとおり、1対(2
つ)のピンチ本体1,1は支点2,2を回動自在とし、アーム
3,3に弾性体を取り付け、該アーム3,3には常に引き合う
方向に力が作用する。そしてこの力の作用線が支点より
クランプ部側に作用するとクランプ部が閉じた状態を自
己保持し、クランプ部の反対側に作用するとクランプ部
が開いた状態を自己保持する。
該ピンチの操作方法は、広がり状態からクランプ状態
へ変化させる場合には、ピンチ本体1,1の押し部14を指
でつまみ、クランプ状態から広がり状態へ変化させるに
は、ピンチ本体1,1の押し部15を指でつまむ方法(第6
図)、あるいは広がり状態からクランプ状態へ変化させ
る場合には、操作アーム7の押し部7aをつまみ、クラン
プ状態から広がり状態へ変化させるには、ピンチ本体1
の押し部1bをつまむ方法がある。
本考案のピンチを用いて洗濯物をクランプする際の操
作手順は、広がり力を自己保持しすでに広がっていてい
るクランプ部へ、洗濯物のクランプしたい部分を差し込
み、押し部14あるいは7a部を指でつまむことにより、ピ
ンチは広がり状態からクランプ状態へ変化し、洗濯物を
クランプし、そのクランプ力を自己保持する。
これは、従来のピンチに比べ操作手順が少ないし、ま
た、洗濯物のクランプしたい部分とクランプ部の位置決
めがやりやすい。
洗濯物をはずすときは、押し部15あるいは押し部1bを
指でつまみ洗濯物をはずすと同時にピンチがクランプ状
態から広がり状態へ変化するまでつまみ、ストッパ13,1
3が接する位置でピンチを広がり状態に自己保持させて
おくと、次回洗濯物をクランプする際便利である。
(実施例) 次に実施例を図面に基づき説明する、第6図におい
て、1対(2つ)のピンチ本体1,1には支点2,2とアーム
3,3があり、該アーム3,3には溝4,4及び少くとも一方の
アーム3に穴5がある。
その1対(2つ)のピンチ本体1,1を弾性体のリング
6にて、支点2,2で回動自在に取り付ける。
該リング6は、かぎ状に曲げた端部を一方のアーム3
の穴5に差し込み溝4,4にそって取り付ける。
第12図乃至第15図には、リング6の形状の例を示して
いる。
第12,13図は正面図、第14,15図は下面図を示している。
一方の先端は穴5から容易に抜けないように一度内側に
曲げ、その先端部分を今度はリング6が取り付いたとき
に構成する面に対し垂直方向へ曲げている。
この際、内側に曲げた分の長さは溝4と穴5の梁さを
加えた長さより長く、垂直方向へ曲げた分の長さは穴5
の幅より長くしている。
また、他方の端部は内側へのみ曲げている。
第12図は、ピンチ本体1,1に組付けやすくするために
ラセン状に巻いている例である。第15図は、ピンチ本体
1,1の動き面の垂直方向への出っ張りを少くした例であ
る。
以上のように構成したものが第1実施例である。
第2実施例は、第25,26,27,28図において、アーム3
の先端側にはスプリング106を固定する手段として止め
部107と、スプリング106をガイドする手段として溝108
を設け、さらにスプリング106の脱着作業ができるよう
に切欠き109を設けている。
この1対のピンチ本体1,1を弾性体のスプリング106に
て、支点2,2で回動自在に取り付ける。該スプリング106
は、図示の例では波形とすることで長手方向に伸縮性を
確保している。該スプリング106は、ピンチ本体1,1の空
間部(ピンチ本体1の支点2は、第5図に示すように左
右に分離させ、ピンチ本体1の内側を空間にしてい
る。)に入れ、フック形状の端部をアーム3,3の止め部1
07,107に引っ掛けたものである。
第3実施例は、第1,3,4図において、前述の第1,2実施
例にて説明した構成のものに、次に示す構成を加えたも
のである。
ピンチ本体1の操作部41の幅B方向に厚みが全幅T0の約
半分で、片側に偏心させたT1の厚みの操作アーム7を設
ける。該操作アーム7の長さは、L1<L2(または、L2>
L1でも可)となるように段差をつける。
第4実施例は、第7,8,9,10図に示すように、前述第1,
2あるいは第3実施例にて説明した構造のピンチ本体1,1
の少くとも一方(図示は両方)のクランプ部に洗濯物を
ふくらませて干すのに有効な広幅部8を設けたものであ
る。
図示している広幅部8の構造は、洗濯物とのなじみを持
たせるために曲面とし、クランプする面の反対側へ曲げ
ている。
この広幅部8は真っすぐとしてもよいし、また、第16
図に示すように真っすぐな広幅部8の全域をクランプ面
43としてもよいし、第17図に示すように真っすぐな広幅
部8の数箇所をクランプ面43としてもよい。
第5実施例は、弾性体に伸縮可能な線材11(あるいは
バネ等)を使用したものである。
第18,19,20図は、第3,4図に示すアーム3の先端の溝
4に切欠き9を構成 し、線材11の端部を固定するよう
にしたものである。
線材11は、片側づつ合計2本としてもよいし、1本の線
材11を巻いても構成できる。
また、第21,22,23,24図は、アーム3の構造を図示の
ように、先端をピンチ本体1の幅の外側に曲げ、その端
部に線材11を固定するための切欠き10、および線材11を
ガイドするための溝4を設けている。
線材11は、ピンチ本体1の幅の外側に片側づつ合計2
本としてもよいし、1本を巻いてもよい。
次に、操作アーム7の構造と力の作用の関係について
第1,3図にて説明する。
ピンチ本体1に作用するクランプ力F1,および広がり
力F2は、弾性体のリング6(他の図に示線材11,スプリ
ング106も同様)にて発生する力Fi,長さLと角度α,β
によって、決定される。
ピンチ本体1に作用するクランプ力F1から広がり力F2
へ変化させる場合、あるいは、その逆の場合、Fα=Fi
・L・sinα=0あるいは、Fβ=Fi・L・sinβ=0の
中立位置、および、Fα,Fβが微小な力の状態をへるこ
とになる。
その場合指にて前記操作アーム7の押し部7aをつまむ
か、あるいは、押し部1bをつまむかにより、いずれかの
状態を決定する。
押し部7aは前記中立位置でLaの長さだけ他方のピンチ
本体1の背面21より外側へ出ている。また、端部32はLb
の長さだけ他方のピンチ本体1の押し部1bより内側に入
っている。
すなわち、ピンチ本体1,1を広がり力F2を保持してい
る状態からクランプ力F1を保持する状態へ変化させるに
は、まず押し部7aを指でつまみつづける、すると角度β
がだんだん減少し中立位置(β=0,α=0)をへて、今
度は角度αがだんだん大きくなり、Fα=Fi・L・sin
αが大きくなり、ピンチ本体1はFαの力にてクランプ
方向へ動き、最終的にはFα(MAX)=F1の力にて、ク
ランプ力を保持することができる。また、ピンチ本体1,
1をクランプ力F1を保持している状態から広がり力F2を
保持する状態へ変化させるには、まず押し部1bを指でつ
まみつづける、すると、角度αがだんだん減少し中立位
置(α=0,β=0)をへて、今度は角度βがだんだん大
きくなり、Fβ=Fi・L・sinβが大きくなって、ピン
チ本体1,1はFβの力にて広がり方向へ動き、最終的に
はFβ(MAX)=F2の力にて、広がり力を保持すること
ができる。
前述の説明から操作アーム7の長さL1とL2には差があ
り、ピンチ本体1,1が中立位置のとき押し部7aは他方の
ピンチ本体1の背面21より長さLa外側へでるようにし、
端部32は他方のピンチ本体1の押し部1bから長さLb内側
へ入るようにしている。
また、押し部7aあるいは押し部1bをつまみつづけると
ピンチ本体1,1は中立位置を過ぎて角度αあるいはβが
増加することにより力FαあるいはFβが増加するが、
外力をゼロにしてもそれぞれの力FαあるいはFβによ
り、それぞれの力の作用方向に動きつづけるに十分な初
期(押し部7aあるいは押し部1bを押しつづけることがで
きなくなる位置)の角度α,βが得られるように長さL
1,L2は決められている。
ところで、本考案のピンチは物干し用ピンチ,特に枠
にピンチを吊りさげたものとしての利用にとどまらず、
例えば、ズボンを吊り下げるハンガとしての活用等、可
能である。
(考案の効果) この考案のピンチは、以上のような仕組みになってい
て、ピンチのクランプ部と洗濯物のクランプしたい部分
の位置決めが大変やりやすく、また洗濯物を吊りさげる
サイクルタイムが短かいので洗濯物を吊りさげる作業
が、早くしかも楽にできる。
特にクランプ部先端の幅を広くしたピンチにおいての差
は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1,3図は本考案の主たる構造を示す正面図、第2図は
第1図の下面図、第4図はZから一方のピンチ本体を見
た図、第5図はAA断面図、第6図は正面図、第7図は正
面図、第8図は第7図の下面図、第9図は正面図、第10
図はYから一方のピンチ本体を見た図、第11図はBB断面
図、第12,13図はリングの正面図、第14,15図はリングの
下面図、第16,17図は広幅部の部分図、第18図は正面
図、第19図は第18図の下面図、第20図はWから一方のピ
ンチ本体を見た図、第21図は正面図、第22図はXから見
た図、第23図はCC断面図、第24図はDD断面図、第25,26
図は本考案の主たる構造を示す正面図、第27図は第26図
の下面図、第28図はVから一方のピンチ本体を見た図を
示す。 1:ピンチ本体、1b:押し部、2:支点 3:アーム、4:溝、5:穴、6:リング 7:操作アーム、7a:押し部、8:広幅部 9:切欠き、10:切欠き、11:線材 12:力点、13:ストッパ、14:押し部 15:押し部、21:背面、32:端部 41:操作部、42:クランプ部 43:クランプ面、106:スプリング 107:止め部、108:溝 109:切欠き

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピンチ本体1の長手方向の中央付近にピン
    チ本体1の長手方向に対し、その垂直方向に支点2とア
    ーム3をピンチ本体1の両側に設け、該アーム3には弾
    性体をガイドする手段と、少くとも一方のアーム3に前
    記弾性体を固定する手段を備えた1対(2つ)のピンチ
    本体1,1の支点2,2を回動自在に取り付け、前記アーム3,
    3には常に引き合方向に力が作用するように弾性体を取
    り付け、この力の作用線が支点よりクランプ部側に作用
    するとクランプ部が閉じた状態を自己保持し、クランプ
    部の反対側に作用するとクランプ部が開いた状態を自己
    保持することを特徴とする、広がり及びクランプ状態を
    自己保持するピンチ。
  2. 【請求項2】ピンチ本体1の操作部41に操作アーム7を
    設け、該操作アーム7の長さはL1>L2となるように段差
    を設け、1対のピンチ本体1,1の力点12,12と支点2,2が
    直線となる中立位置で、長さL1側の押し部7aは他方のピ
    ンチ本体1の背面21より外側に突き出し、長さL2側の端
    部32は他方のピンチ本体1の押し部1bより内側に入るよ
    うにした請求項(1)記載の広がり及びクランプ状態を
    自己保持するピンチ。
  3. 【請求項3】弾性体をリング6とし、リング6を、該リ
    ング6の構成する平面が、1対のピンチ本体1,1が構成
    する動き面に対して、垂直方向となるように取り付け
    た、請求項(1)あるいは(2)記載の広がり及びクラ
    ンプ状態を自己保持するピンチ。
  4. 【請求項4】弾性体をスプリング106とし、該スプリン
    グ106を、1対のピンチ本体1,1の内側の空間に入れ、該
    スプリング106の端部をアーム3,3の止め部107,107に取
    り付けた、請求項(1)あるいは(2)記載の広がり及
    びクランプ状態を自己保持するピンチ。
  5. 【請求項5】ピンチ本体1,1の少くとも一方のクランプ
    部42に広幅部8を設た請求項(1),(2),(3)あ
    るいは(4)記載の広がり及びクランプ状態を自己保持
    するピンチ。
JP1990103768U 1990-08-22 1990-10-01 広がり及びクランプ状態を自己保持するピンチ Expired - Lifetime JPH081755Y2 (ja)

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JP2-87073 1990-08-22
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JPH0473387U JPH0473387U (ja) 1992-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4888228U (ja) * 1972-01-26 1973-10-25
JPS517426U (ja) * 1974-07-05 1976-01-20
JPS5672588U (ja) * 1979-11-06 1981-06-15

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