JPH08175891A - セラミック基板の粗面化法 - Google Patents
セラミック基板の粗面化法Info
- Publication number
- JPH08175891A JPH08175891A JP32444294A JP32444294A JPH08175891A JP H08175891 A JPH08175891 A JP H08175891A JP 32444294 A JP32444294 A JP 32444294A JP 32444294 A JP32444294 A JP 32444294A JP H08175891 A JPH08175891 A JP H08175891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- ceramic substrate
- base plate
- ceramic base
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強酸性の溶液等の作業環境面で問題のある危
険な薬品を使用せず、かつ、熱処理に高温を要しない方
法であって、セラミック基板表面に形成するメタライズ
層の密着力を向上できる、セラミック基板の粗面化法を
提供する。 【構成】セラミック基板の表面にバナジウム及び銅を含
有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で450〜
620℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸化銅を
エッチングして除去する。又は、セラミック基板の表面
にビスマス及び銅を含有する層を形成し、次いで、酸化
性雰囲気中で600〜880℃で熱処理した後、セラミ
ック基板上の酸化銅をエッチングして除去する。
険な薬品を使用せず、かつ、熱処理に高温を要しない方
法であって、セラミック基板表面に形成するメタライズ
層の密着力を向上できる、セラミック基板の粗面化法を
提供する。 【構成】セラミック基板の表面にバナジウム及び銅を含
有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で450〜
620℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸化銅を
エッチングして除去する。又は、セラミック基板の表面
にビスマス及び銅を含有する層を形成し、次いで、酸化
性雰囲気中で600〜880℃で熱処理した後、セラミ
ック基板上の酸化銅をエッチングして除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子部品として
利用されるセラミック基板を使用したプリント配線板の
製造の際等に使用されるセラミック基板の粗面化法に関
する。
利用されるセラミック基板を使用したプリント配線板の
製造の際等に使用されるセラミック基板の粗面化法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セラミック基板を使用したプリ
ント配線板には、セラミック基板とその表面に形成する
メタライズ層の密着力が強いこと、及び、メタライズ層
のシート抵抗が低いことが要求される。
ント配線板には、セラミック基板とその表面に形成する
メタライズ層の密着力が強いこと、及び、メタライズ層
のシート抵抗が低いことが要求される。
【0003】金属ペーストを用いたメタライズ法の場
合、密着力を強くするために、金属ペースト中に焼成温
度で溶解し、セラミック基板に融着するガラスを含ませ
ている。そのため純金属に比べ、ガラスが含まれる分だ
けシート抵抗が高くなる欠点がある。
合、密着力を強くするために、金属ペースト中に焼成温
度で溶解し、セラミック基板に融着するガラスを含ませ
ている。そのため純金属に比べ、ガラスが含まれる分だ
けシート抵抗が高くなる欠点がある。
【0004】一方、めっき法、蒸着法、スパッタ法等の
方法で得られるメタライズ層は、不純物の含有量が少な
いため、シート抵抗は純金属と同レベルである。しか
し、これらの場合メタライズ層は物理的にセラミック基
板に接合しているだけであり、密着力は一般的に低い。
そこで、メタライズ処理する前に、予め、フッ酸、リン
酸、水酸化ナトリウムなどの高温溶液にセラミック基板
を浸漬して、セラミック基板表面をエッチングして粗面
化し、いわゆるアンカー効果により、セラミック基板と
メタライズ層の密着力を向上させる方法が採用されてい
る。
方法で得られるメタライズ層は、不純物の含有量が少な
いため、シート抵抗は純金属と同レベルである。しか
し、これらの場合メタライズ層は物理的にセラミック基
板に接合しているだけであり、密着力は一般的に低い。
そこで、メタライズ処理する前に、予め、フッ酸、リン
酸、水酸化ナトリウムなどの高温溶液にセラミック基板
を浸漬して、セラミック基板表面をエッチングして粗面
化し、いわゆるアンカー効果により、セラミック基板と
メタライズ層の密着力を向上させる方法が採用されてい
る。
【0005】しかし、セラミック基板表面をエッチング
して粗面化するには高温で、かつ、強アルカリ性又は強
酸性の溶液を使用する必要があるため、作業環境面での
問題があった。
して粗面化するには高温で、かつ、強アルカリ性又は強
酸性の溶液を使用する必要があるため、作業環境面での
問題があった。
【0006】そこで、強酸性の溶液等を使用せずにメタ
ライズ層の密着力を向上させる方法として、特公平4−
82043号公報で開示されているように、セラミック
基材表面に、金属薄膜層を形成し、次いで900〜12
00℃で熱処理した後、該金属薄膜層を化学的にエッチ
ングして除去することで、セラミック基材表面を粗面化
する方法が知られている。しかし、この場合900〜1
200℃という高温での熱処理が必須であり、この温度
範囲を外れる条件では十分な効果が得られない(特公平
4−82043号の実施例参照)。そして、900〜1
200℃という高温での熱処理は、エネルギーコスト等
の点で高コストとなるので、もっと低温で熱処理しても
十分な効果が得られる方法の開発が望まれていた。
ライズ層の密着力を向上させる方法として、特公平4−
82043号公報で開示されているように、セラミック
基材表面に、金属薄膜層を形成し、次いで900〜12
00℃で熱処理した後、該金属薄膜層を化学的にエッチ
ングして除去することで、セラミック基材表面を粗面化
する方法が知られている。しかし、この場合900〜1
200℃という高温での熱処理が必須であり、この温度
範囲を外れる条件では十分な効果が得られない(特公平
4−82043号の実施例参照)。そして、900〜1
200℃という高温での熱処理は、エネルギーコスト等
の点で高コストとなるので、もっと低温で熱処理しても
十分な効果が得られる方法の開発が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は、強酸性の溶液等の作業環境面で問題のある危険
な薬品を使用することなく、かつ、熱処理に高温を要し
ない方法であって、セラミック基板表面に形成するメタ
ライズ層の密着力を向上できる、セラミック基板の粗面
化法を提供することを目的としている。
発明は、強酸性の溶液等の作業環境面で問題のある危険
な薬品を使用することなく、かつ、熱処理に高温を要し
ない方法であって、セラミック基板表面に形成するメタ
ライズ層の密着力を向上できる、セラミック基板の粗面
化法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のセ
ラミック基板の粗面化法は、セラミック基板の表面にバ
ナジウム及び銅を含有する層を形成し、次いで、酸化性
雰囲気中で450〜620℃で熱処理した後、セラミッ
ク基板上の酸化銅をエッチングして除去することを特徴
としている。
ラミック基板の粗面化法は、セラミック基板の表面にバ
ナジウム及び銅を含有する層を形成し、次いで、酸化性
雰囲気中で450〜620℃で熱処理した後、セラミッ
ク基板上の酸化銅をエッチングして除去することを特徴
としている。
【0009】請求項2に係る発明のセラミック基板の粗
面化法は、セラミック基板の表面にビスマス及び銅を含
有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で600〜
880℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸化銅を
エッチングして除去することを特徴としている。
面化法は、セラミック基板の表面にビスマス及び銅を含
有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で600〜
880℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸化銅を
エッチングして除去することを特徴としている。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用するセラミック基板の材質としては、例えば、アル
ミナ、ジルコニア、コージェライト、チタン酸バリウム
等の酸化物系のセラミックや窒化アルミニウム、窒化珪
素等の窒化物系のセラミックや炭化珪素等の炭化物系の
セラミック等があり、特に限定はない。ただし、窒化物
系及び炭化物系のセラミックの場合、後の熱処理工程で
基板表面が若干酸化される場合がある。
使用するセラミック基板の材質としては、例えば、アル
ミナ、ジルコニア、コージェライト、チタン酸バリウム
等の酸化物系のセラミックや窒化アルミニウム、窒化珪
素等の窒化物系のセラミックや炭化珪素等の炭化物系の
セラミック等があり、特に限定はない。ただし、窒化物
系及び炭化物系のセラミックの場合、後の熱処理工程で
基板表面が若干酸化される場合がある。
【0011】本発明では、セラミック基板の表面にバナ
ジウム及び銅を含有する層、又はビスマス及び銅を含有
する層を形成するが、その形成手段については特に限定
はなく、ペースト法、めっき法、蒸着法、スパッタ法等
の方法で形成できる。
ジウム及び銅を含有する層、又はビスマス及び銅を含有
する層を形成するが、その形成手段については特に限定
はなく、ペースト法、めっき法、蒸着法、スパッタ法等
の方法で形成できる。
【0012】次に、バナジウム及び銅を含有する層又は
ビスマス及び銅を含有する層を表面に形成したセラミッ
ク基板を酸化性雰囲気で熱処理する。バナジウム及び銅
を含有する層を形成した場合には、熱処理温度は450
〜620℃とすることが望ましい。450℃未満では熱
量が足りず、銅−バナジウム系化合物が十分に形成され
ないため、メタライズ層の密着力を向上する効果が少な
い。一方、620℃を越える温度では熱処理中に形成さ
れる酸化バナジウムが飛散し、銅−バナジウム系化合物
が十分に形成されないため、やはりメタライズ層の密着
力を向上する効果が少ない。
ビスマス及び銅を含有する層を表面に形成したセラミッ
ク基板を酸化性雰囲気で熱処理する。バナジウム及び銅
を含有する層を形成した場合には、熱処理温度は450
〜620℃とすることが望ましい。450℃未満では熱
量が足りず、銅−バナジウム系化合物が十分に形成され
ないため、メタライズ層の密着力を向上する効果が少な
い。一方、620℃を越える温度では熱処理中に形成さ
れる酸化バナジウムが飛散し、銅−バナジウム系化合物
が十分に形成されないため、やはりメタライズ層の密着
力を向上する効果が少ない。
【0013】また、ビスマス及び銅を含有する層をセラ
ミック基板表面に形成した場合には、熱処理温度は60
0〜880℃とすることが望ましい。600℃未満では
熱量が足りず、銅−ビスマス系化合物が十分に形成され
ないため、メタライズ層の密着力を向上する効果が少な
い。一方、880℃を越える温度での熱処理は、本発明
の目的である低温での熱処理による方法という目的が達
成されず、エネルギーコスト等の点で高コストとなり望
ましくない。なお、さらに高温(1100℃程度以上)
での熱処理では、熱処理中に形成される酸化ビスマスが
飛散し、銅−ビスマス系化合物が十分に形成されないた
め、メタライズ層の密着力を向上する効果が少なくな
る。
ミック基板表面に形成した場合には、熱処理温度は60
0〜880℃とすることが望ましい。600℃未満では
熱量が足りず、銅−ビスマス系化合物が十分に形成され
ないため、メタライズ層の密着力を向上する効果が少な
い。一方、880℃を越える温度での熱処理は、本発明
の目的である低温での熱処理による方法という目的が達
成されず、エネルギーコスト等の点で高コストとなり望
ましくない。なお、さらに高温(1100℃程度以上)
での熱処理では、熱処理中に形成される酸化ビスマスが
飛散し、銅−ビスマス系化合物が十分に形成されないた
め、メタライズ層の密着力を向上する効果が少なくな
る。
【0014】次に、本発明ではセラミック基板上の酸化
銅をエッチングして除去する。酸化銅のエッチャントと
して、例えば、塩化第二銅、塩化第二鉄、過硫酸塩類、
過酸化水素/硫酸、アルカリエッチャント等からなる水
溶液を用いることによって、酸化銅は容易に溶解除去さ
れる。酸化銅が除去されたセラミック基板表面には、銅
−バナジウム系化合物又は銅−ビスマス系化合物よりな
るハニカム状の層が形成される。このハニカム状の層が
基板表面に粗度を付与し、後に形成するメタライズ層の
密着力を向上させる。
銅をエッチングして除去する。酸化銅のエッチャントと
して、例えば、塩化第二銅、塩化第二鉄、過硫酸塩類、
過酸化水素/硫酸、アルカリエッチャント等からなる水
溶液を用いることによって、酸化銅は容易に溶解除去さ
れる。酸化銅が除去されたセラミック基板表面には、銅
−バナジウム系化合物又は銅−ビスマス系化合物よりな
るハニカム状の層が形成される。このハニカム状の層が
基板表面に粗度を付与し、後に形成するメタライズ層の
密着力を向上させる。
【0015】
【作用】請求項1に係る発明の作用を説明する。セラミ
ック基板の表面にバナジウム及び銅を含有する層を形成
し、次いで、酸化性雰囲気中で450〜620℃で熱処
理することにより、酸化銅及び酸化バナジウムが形成さ
れる。この酸化バナジウムはセラミックとの濡れ性がよ
く、拡散してセラミック基板に対する密着材として作用
する。また、酸化銅と酸化バナジウムは化合物を形成す
るので、それら同士の密着は強固なものになる。さら
に、酸化バナジウムのセラミック基板側への拡散速度は
酸化銅に比べて速いことから、表面には酸化銅が現れ
る。すなわち、図1に模式的に示すように、セラミック
基板3上に形成された酸化銅1は、銅−バナジウム系化
合物2(酸化銅と酸化バナジウムの化合物)内に埋め込
まれた構造となる。そして、この酸化銅1をエッチング
して除去することにより、図2に模式的に示すように、
セラミック基板3上に銅−バナジウム系化合物2がハニ
カム状の層として形成される。このハニカム状の層がセ
ラミック基板3表面に粗度を付与することになる。
ック基板の表面にバナジウム及び銅を含有する層を形成
し、次いで、酸化性雰囲気中で450〜620℃で熱処
理することにより、酸化銅及び酸化バナジウムが形成さ
れる。この酸化バナジウムはセラミックとの濡れ性がよ
く、拡散してセラミック基板に対する密着材として作用
する。また、酸化銅と酸化バナジウムは化合物を形成す
るので、それら同士の密着は強固なものになる。さら
に、酸化バナジウムのセラミック基板側への拡散速度は
酸化銅に比べて速いことから、表面には酸化銅が現れ
る。すなわち、図1に模式的に示すように、セラミック
基板3上に形成された酸化銅1は、銅−バナジウム系化
合物2(酸化銅と酸化バナジウムの化合物)内に埋め込
まれた構造となる。そして、この酸化銅1をエッチング
して除去することにより、図2に模式的に示すように、
セラミック基板3上に銅−バナジウム系化合物2がハニ
カム状の層として形成される。このハニカム状の層がセ
ラミック基板3表面に粗度を付与することになる。
【0016】請求項2に係る発明の作用を説明する。セ
ラミック基板の表面にビスマス及び銅を含有する層を形
成し、次いで、酸化性雰囲気中で600〜880℃で熱
処理することにより、酸化銅、酸化ビスマスが形成され
る。この酸化ビスマスは先に述べた酸化バナジウムと同
様の作用をする。従って、熱処理の後でセラミック基板
上の酸化銅をエッチングして除去することにより、銅−
ビスマス系化合物がハニカム状の層として形成される。
このハニカム状の層がセラミック基板表面に粗度を付与
することになる。
ラミック基板の表面にビスマス及び銅を含有する層を形
成し、次いで、酸化性雰囲気中で600〜880℃で熱
処理することにより、酸化銅、酸化ビスマスが形成され
る。この酸化ビスマスは先に述べた酸化バナジウムと同
様の作用をする。従って、熱処理の後でセラミック基板
上の酸化銅をエッチングして除去することにより、銅−
ビスマス系化合物がハニカム状の層として形成される。
このハニカム状の層がセラミック基板表面に粗度を付与
することになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
説明する。
説明する。
【0018】(実施例1)96%アルミナ基板を用意
し、該基板表面にPd核付けを行い、感受性化した後、
基板全面に無電解銅めっきを施し、0.5μmの厚みの
銅薄膜を形成した。次いで、バナジウムレジネートペー
スト(エヌ・イー・ケムキャット社製、品名#51−
F)を基板の全面にスクリーン印刷法により塗布し、1
25℃で10分間乾燥処理した後、550℃で1時間、
酸化性雰囲気中で熱処理を施して、アルミナ基板表面に
酸化銅と酸化バナジウムを形成した。このとき、酸化銅
と酸化バナジウムの化合物が形成され、かつ、最表面に
は酸化銅が現れていた。
し、該基板表面にPd核付けを行い、感受性化した後、
基板全面に無電解銅めっきを施し、0.5μmの厚みの
銅薄膜を形成した。次いで、バナジウムレジネートペー
スト(エヌ・イー・ケムキャット社製、品名#51−
F)を基板の全面にスクリーン印刷法により塗布し、1
25℃で10分間乾燥処理した後、550℃で1時間、
酸化性雰囲気中で熱処理を施して、アルミナ基板表面に
酸化銅と酸化バナジウムを形成した。このとき、酸化銅
と酸化バナジウムの化合物が形成され、かつ、最表面に
は酸化銅が現れていた。
【0019】次いで、塩化第2銅水溶液を用いて、最表
面の酸化銅を溶解除去して、アルミナ基板表面に銅−バ
ナジウム系化合物(酸化銅と酸化バナジウムの化合物)
からなる微細なハニカム状の層を形成した。得られた基
板の粗面化の程度の優劣については、上記で得られた粗
面化基板に無電解めっき法によりメタライズ層(銅層)
を形成し、その接着強度を測定することにより行った。
面の酸化銅を溶解除去して、アルミナ基板表面に銅−バ
ナジウム系化合物(酸化銅と酸化バナジウムの化合物)
からなる微細なハニカム状の層を形成した。得られた基
板の粗面化の程度の優劣については、上記で得られた粗
面化基板に無電解めっき法によりメタライズ層(銅層)
を形成し、その接着強度を測定することにより行った。
【0020】なお、接着強度の測定は図3に示すよう
に、セラミック基板3上に形成した2mm角のメタライ
ズ層4に0.7mmφのスズめっき銅線5をはんだ6に
より接合した試験片を用いて行った。なお、図3中の矢
印は引張試験の引張方向を示す。得られた接着強度の測
定結果は、5.0kg/4mm2 であった。
に、セラミック基板3上に形成した2mm角のメタライ
ズ層4に0.7mmφのスズめっき銅線5をはんだ6に
より接合した試験片を用いて行った。なお、図3中の矢
印は引張試験の引張方向を示す。得られた接着強度の測
定結果は、5.0kg/4mm2 であった。
【0021】(比較例1)前記の実施例1におけるバナ
ジウムレジネートペーストを基板への塗布を行わないよ
うにした以外は、実施例1と同様の工程、手順で接着強
度測定用の試験片を作製し、その接着強度を測定したと
ころ、接着強度はゼロであり、密着力は極めて低いこと
が確認された。
ジウムレジネートペーストを基板への塗布を行わないよ
うにした以外は、実施例1と同様の工程、手順で接着強
度測定用の試験片を作製し、その接着強度を測定したと
ころ、接着強度はゼロであり、密着力は極めて低いこと
が確認された。
【0022】(実施例2〜実施例5)セラミック基板の
種類を表1に示すものに代え、かつ、酸化銅のエッチン
グ液として塩化第2銅水溶液に代えて銅アンモニウム錯
イオンアルカリエッチング液を用いた以外は、実施例1
と同様の工程、手順で接着強度測定用の試験片を作製
し、その接着強度を測定し、得られた結果を表1に示
す。表1の結果から種々のセラミック基板に対して、良
好な接着強度が得られることが確認できた。
種類を表1に示すものに代え、かつ、酸化銅のエッチン
グ液として塩化第2銅水溶液に代えて銅アンモニウム錯
イオンアルカリエッチング液を用いた以外は、実施例1
と同様の工程、手順で接着強度測定用の試験片を作製
し、その接着強度を測定し、得られた結果を表1に示
す。表1の結果から種々のセラミック基板に対して、良
好な接着強度が得られることが確認できた。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例6〜実施例9)平均粒径1μmの
銅粉1.05重量部とビスマスレジネートペースト(エ
ヌ・イー・ケムキャット社製、品名H93E−1B1)
2重量部とを混合したものを、96%アルミナ基板の全
面にスクリーン印刷法により塗布し、125℃で10分
間乾燥処理した後、表2に示す熱処理温度で、それぞれ
1時間、酸化性雰囲気中で熱処理を施して、アルミナ基
板表面に酸化銅と酸化ビスマスを形成した。このとき、
酸化銅と酸化ビスマスの化合物が形成され、かつ、最表
面には酸化銅が現れていた。
銅粉1.05重量部とビスマスレジネートペースト(エ
ヌ・イー・ケムキャット社製、品名H93E−1B1)
2重量部とを混合したものを、96%アルミナ基板の全
面にスクリーン印刷法により塗布し、125℃で10分
間乾燥処理した後、表2に示す熱処理温度で、それぞれ
1時間、酸化性雰囲気中で熱処理を施して、アルミナ基
板表面に酸化銅と酸化ビスマスを形成した。このとき、
酸化銅と酸化ビスマスの化合物が形成され、かつ、最表
面には酸化銅が現れていた。
【0025】次いで、過硫酸ナトリウムの水溶液を用い
て、最表面の酸化銅を溶解除去して、アルミナ基板表面
に銅−ビスマス系化合物(酸化銅と酸化ビスマスの化合
物)からなる微細なハニカム状の層を形成した。得られ
た基板の粗面化の程度の優劣については、実施例1と同
様に得られた粗面化基板に無電解めっき法によりメタラ
イズ層(銅層)を形成し、その接着強度を測定すること
により行った。得られた結果を表2に示す。表2の結果
から熱処理温度が600〜880℃の場合には、良好な
接着強度が得られることが確認できた。
て、最表面の酸化銅を溶解除去して、アルミナ基板表面
に銅−ビスマス系化合物(酸化銅と酸化ビスマスの化合
物)からなる微細なハニカム状の層を形成した。得られ
た基板の粗面化の程度の優劣については、実施例1と同
様に得られた粗面化基板に無電解めっき法によりメタラ
イズ層(銅層)を形成し、その接着強度を測定すること
により行った。得られた結果を表2に示す。表2の結果
から熱処理温度が600〜880℃の場合には、良好な
接着強度が得られることが確認できた。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、強酸性の溶液等の作業
環境面で問題のある危険な薬品を使用することなく、か
つ、熱処理に高温を要しない方法であって、セラミック
基板表面に形成するメタライズ層の密着力の向上が可能
なセラミック基板の粗面化を行うことができる。
環境面で問題のある危険な薬品を使用することなく、か
つ、熱処理に高温を要しない方法であって、セラミック
基板表面に形成するメタライズ層の密着力の向上が可能
なセラミック基板の粗面化を行うことができる。
【図1】請求項1に係る発明における、熱処理後の状態
を模式的に示す断面図である。
を模式的に示す断面図である。
【図2】請求項1に係る発明における、エッチングによ
り酸化銅を除去した後の状態を模式的に示す断面図であ
る。
り酸化銅を除去した後の状態を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】セラミック基板とメタライズ層との接着強度の
測定法を示す断面図である。
測定法を示す断面図である。
1 酸化銅 2 銅−バナジウム系化合物 3 セラミック基板 4 メタライズ層 5 スズめっき銅線 6 はんだ
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック基板の表面にバナジウム及び
銅を含有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で4
50〜620℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸
化銅をエッチングして除去することを特徴とするセラミ
ック基板の粗面化法。 - 【請求項2】 セラミック基板の表面にビスマス及び銅
を含有する層を形成し、次いで、酸化性雰囲気中で60
0〜880℃で熱処理した後、セラミック基板上の酸化
銅をエッチングして除去することを特徴とするセラミッ
ク基板の粗面化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32444294A JPH08175891A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | セラミック基板の粗面化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32444294A JPH08175891A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | セラミック基板の粗面化法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175891A true JPH08175891A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18165864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32444294A Withdrawn JPH08175891A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | セラミック基板の粗面化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08175891A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014192494A1 (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-04 | タツタ電線株式会社 | 電磁波シールドフィルム、それを用いたプリント配線板、及び圧延銅箔 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32444294A patent/JPH08175891A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014192494A1 (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-04 | タツタ電線株式会社 | 電磁波シールドフィルム、それを用いたプリント配線板、及び圧延銅箔 |
| US10757849B2 (en) | 2013-05-29 | 2020-08-25 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | Electromagnetic wave shield film, printed wiring board using same, and rolled copper foil |
| US11317548B2 (en) | 2013-05-29 | 2022-04-26 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | Electromagnetic wave shield film, printed wiring board using same, and rolled copper foil |
| US11497152B2 (en) | 2013-05-29 | 2022-11-08 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | Electromagnetic wave shield film, printed wiring board using same, and rolled copper foil |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN103238380B (zh) | 金属化基板、金属糊剂组合物、以及金属化基板的制造方法 | |
| EP0681322A2 (en) | Bonded ceramic metal composite substrates and circuit boards constructed therewith | |
| EP0115158A2 (en) | Substrate for semiconductor module | |
| CN102742370A (zh) | 金属化陶瓷基板的制造方法 | |
| JPH0463838B2 (ja) | ||
| JP2989975B2 (ja) | 窒化アルミニウム質基板の製造方法 | |
| JP4770628B2 (ja) | キャパシタの製造方法 | |
| JP4770627B2 (ja) | キャパシタの製造方法 | |
| JPH08175891A (ja) | セラミック基板の粗面化法 | |
| JP3208438B2 (ja) | 金属層を備えたセラミックス基板とその製造方法 | |
| JP4222001B2 (ja) | 銅被覆プラスチック基板 | |
| JPH0891969A (ja) | セラミック基材へのNiメタライズ法 | |
| JPH0726205B2 (ja) | 窒化アルミセラミック配線基板の製法 | |
| JP3089961B2 (ja) | セラミック基板の銅メタライズ法 | |
| JP4595183B2 (ja) | セラミック電子部品およびその製造方法ならびに積層型セラミック電子部品およびその製造方法 | |
| JP3460167B2 (ja) | 金属回路を有する窒化アルミニウム回路基板の製造方法 | |
| JP3284868B2 (ja) | セラミック基板の銅メタライズ法 | |
| JP2001024296A (ja) | セラミック回路基板 | |
| JP2000252611A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
| JPS61151081A (ja) | セラミツク配線基板の製法 | |
| JPH09315879A (ja) | セラミック基板のメタライズ法 | |
| JP3152089B2 (ja) | セラミック配線板の製法 | |
| JPH1065294A (ja) | セラミックス配線基板およびその製造方法 | |
| JP3152090B2 (ja) | セラミック配線板の製造方法 | |
| JPH06169150A (ja) | セラミック配線板及びその製法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |